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hewhome-blog · 6 years
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『わんわんお』
621 :本当にあった怖い名無し:2009/06/29(月) 04:08:52 ID:j9L2V81e0
つい2日前の話。
オカ板ながめてそろそろ寝ようかなと思った。
時間は午前3時を過ぎてた。
下の部屋で犬がわんわんおと騒ぎやがった。
オレ「おーい、何時だとおもってんだようるせーよ」
?「・・・ねぇ」
あれっ、なに今の声?
確かに今、犬を叱ったあとに同意のような相槌をうった声がした。
オカ板みていたせいもあって、ちょっとびびりながら網戸になってる窓をみた。
特に異常なし。
気のせいかなと思いベッドに横になると、また犬が騒いだ。
オレ「こらこらー、静かにしなさい」
?「うるさいねぇ」
ハッキリ聞こえた!
なになに?隣の部屋かな?
集合住宅なので隣に迷惑かけたかな?
こんな時間にやばいなと思いつつ、ベッドの横の壁に耳をつけてみた。
その瞬間、驚きのあまり固まるオレ。
622 :本当にあった怖い名無し:2009/06/29(月) 04:11:27 ID:j9L2V81e0
顔が下になるような体勢(ベッドにうつ伏せ)で壁に耳をつけてみたのだが、
目の前に人の顔が見えていることにすぐに気付いた。
ベッドと壁の隙間はわずか2cmほどしかない。でも普通の形で人の顔がそこにあった。
その顔は女性で、明らかに怒った顔をしていた。
数秒だったと思うが、その顔とにらめっこ状態で硬直していると顔は消えた。
ガクブルだったが怖さを振り払おうと勢いよく起き上がり、階段を転がるように降りて犬のほうを目指す。
(一人暮らしなのでこんな時に頼れるのは犬しかない)
下に降りて犬がいるほうをみると、さっきの女が立ってる!
立ってるというより、浮いてるような状態。首を吊ってぶらさがってる状態にもみえる。
うおーーーーーーーー!
ガクブルだったがその女のほうにいる犬を拾い上げて2階へ猛ダッシュした。
朝まで犬を抱えて震えてましたよ、ええ。
ちなみに犬は20キロ以上ある大型犬なんだが、犬を抱えて2階へダッシュした速さは異常だったと思うw
625 :本当にあった怖い名無し:2009/06/29(月) 09:05:55 ID:sNQvUAlI0
バカ犬や無駄吠え犬する犬じゃなければ、何か不審があって吠えてると思わない?
自分だったら何かあったんだろうと思うけどなー。
627 :621:2009/06/29(月) 09:27:30 ID:ty2YkPTK0
>>625
無駄吠えは無いんだが、おもちゃとかで盛り上がっちゃうとわんわんおってなる。
勝手に盛り上がったかと思った。
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hewhome-blog · 8 years
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一家心中
225 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/27(金) 15:03:14 ID:kMV+DRwb0 爺ちゃんの体験談だそうで。所々うる覚えだけど
爺ちゃんは消防士で、その頃はちょっと田舎の詰め所みたいな消防署で待機してたんだと そしたら警官がその詰め所に飛び込んできた 「すまん、(爺ちゃんの名前)さん! ちょっと手伝ってくれんか!」 「どうしたのね」 「一家心中だわ。揃って首吊り」 「わかった」 職業柄か単に肝が太いのか、元々そういうことにも慣れっこだったみたいで、 言われたまま飛び出した 道中聞いた話では、その一家心中した家族の親戚っていう人がその家を訪ねたら揃って軒先で吊っていたようで、 電話連絡を受けて警官も一回見に行ったんだと まあ人数が人数で、一家揃って並んでるのを見てちょっとビビったらしく、親戚に人を呼んでくると言って、 爺ちゃんに助けを頼んだらしい んで二人して家に着いたら、警官が腰を抜かして驚いた 「どうしたね?」
「ひ、一人増えとる!」
軒先に、一家と一緒に、通報した親戚がぶら下がっていたそうだ
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hewhome-blog · 8 years
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ごあいさつ
おかげさまでHe,Who,Meも4年目です。
2015年は更新をさぼり気味だったせいで、収集した話は12編。 合わせて90編になりました。
記念すべき100編目にはなにを入れようか迷いますが、そこはおいおいで。 もしも最凶に怖い話を��っている方がいらしたら情報をください。お待ちしています。
それでは本年もよろしくお願い致します。
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hewhome-blog · 8 years
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『なんで俺なんだよ』
699:本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 22:30:07 ID:UeVqwJ3TO
最近体験した怖い出来事です。 文章堅いのでいまいち怖くないかもしれませんが、洒落にならないくらい怖かったです。 今年の2月下旬、出張で都内のビジネスホテルに泊まった。 翌朝、同僚と一緒にホテル一階のレストランでモーニングを食べていると、 ホテルの前にパトカーが止まり、警察官が駆け込んでくるのが見えた。 何だろ?と思っている間にパトカーがどんどん増え、レスキューまで来たので、 「ちょっと見てくる」といって、同僚を残してホテルの前の道路に出た。 外ではレストランの窓からは見えなかったが、救急車や覆面パトカーなどが 列を作っていて、多くの通行人が立ち止まってホテルを見上げていた。 俺もつられて見てみると、ホテルの屋上に手をかけて、 人間がぶらさがっているのが見えた。 外壁を足で蹴り、這上がろうとしているのかバタバタと動いている。 ちなみにホテルは十数階建てだった。 びっくりしてしばらく見ていたが、このままだと嫌なものを 見るハメになると気付き、レストランに戻ることにした。 席に着いた俺に同僚が「何だった?」と聞いてきたので、 「屋上から人がぶらさがってる」とだけ答えた。 700:本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 22:33:25 ID:UeVqwJ3TO 同僚は驚いた様子だったが、外に見に行こうとはせず、 なんとなく会話もなくなって二人で飯を食べてた。 そのまま五分くらい経って、何の動きも無かったので助かったのかな、と思った瞬間、「バーン!」という大きな音が聞こえた。 思わず同僚と顔を見合わせる。 「落ちたね……」同僚が呟くように言い、俺も頷きながらそのまま無言で食事を続けた。 しばらくして、警察官がレストランの窓の外に青いビニルシートを貼り付けだした。 しかし窓がでかかっため、シートでは全て隠すことはできず、隙間から外を見ることができた。 俺は窓の横の席だったが、なるべく気にしないようにしてコーヒーを飲んでいたが、 間もなく消防隊員がタンカを持って窓の横を通るのが見えた。 見たくなかった筈なのに、自然と目が吸い付けられる。 タンカに乗せられ、白いシーツを被せられた人型の盛り上がりが目に入った。 顔まで被せられてるのは死んでいるからだろうか? 時間にすれば一瞬だったが、シーツの白さがやけに瞼に残って気持ち悪かった。 701:本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 22:35:40 ID:UeVqwJ3TO 二日後、出張を終えて会社に戻り、 週末と重なったので月曜日に久しぶりに出社したところ、同僚が休んでいた。 体調が悪いとのことで、同期の女の子に「東京で悪い病気貰ってきたんじゃない?君は大丈夫?」とからかわれたが、出張中は特に調子の悪そうな様子は無かったので、不思議に思った。 仕事が終わり、見舞いがてら様子を見に行こうと、同僚が住むマンションに立ち寄った。 エレベーターで七階に上がり、同僚の部屋を訪ねると、目の下にクマをつくった、 異様に疲れた表情の同僚が迎えてくれた。 「大丈夫か?飯は食べてるか」 俺が聞くと、同僚は軽く笑った。 「ああ。外に出れないから、買い置きのインスタントばっか食べる。」 「そんな悪いのか?じゃあ何か買ってくるよ。何がいい?」 尋ねる俺に、同僚は泣き笑いみたいな表情を見せた。 明らかに精神的にやばくなってるようだった。 「でれないんだよ。エレベーターでも、階段でも、アイツがいるんだ」 「何?アイツって誰だよ?借金取りか何かか?」 「そんなんじゃないよ!!何で俺なんだよ、何で……」 同僚はそのまま泣き出してしまった。 702:本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 22:38:11 ID:UeVqwJ3TO ラチがあかないと思った俺は、取りあえず飯でも食おうと外に誘ったが、 同僚は外に出ることを激しく嫌がった。 冷蔵庫の中身はほとんど空で、買い置きも無い様子だったので、 仕方なく俺は買い出しにいってくると告げて、玄関の外に出た。 同僚の様子を会社に連絡するか、それとも両親に知らせるか、 などと考えながらエレベーターを待っていると、 下から上がってきたエレベーターが目の前を通り過ぎていった。 エレベーターは扉がガラスになっていて、外からでも中を見ることが出来た。 通り過ぎていくエレベーターの中に、子供のような低い姿が一瞬見えた。 エレベーターは最上階に止まったまま、なかなか降りてこなかった。 5分くらいしても降りてくる気配のないエレベーターに嫌気がさして、階段で降りることにした。 七階だが、下りならそれほど苦でもない。 階段のドアを開けると、普段あまり使う人がいないためか、空気が淀み、埃がたまっていた。 しばらく降りていくと、下から誰かが上がってくる音が聞こえた。 703:本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 22:40:10 ID:UeVqwJ3TO 階段使う人もいるんだな、と少し驚きながら降りていくと、 下から上がってきたモノとすれ違った。 それは、子供ほどの身長だった。 顔は中年の女。どこにでもいそうな顔だが、位置が違う。 顔は本来あるべき場所より遥か下の、ミゾオチのあたりにあった。 強い力で頭を押し込んだような感じといえばいいのか? 腕はやや上向きに開いており、歩くたびにユラユラ揺れていた。 俺はあまりのことに息を呑んだ。叫ぶこともできなかった。 足が固まり、悪夢でも見ているかのような思いだった。 女は硬直した俺の横を、ヒョコヒョコと階段を登っていき、やがて音も聞こえなくなった。 俺は金縛りが解けたように大声で叫ぶと、無我夢中で階段を降り、マンションから逃げ出した。 コンビニまで走り、明るい場所で同僚に電話した。 俺は慌てまくっていたが、同僚は以外に冷静だった。 「あれ、飛び降りた女だよ。あの時タンカ��んか見るんじゃなかった。 運ばれていくアイツと目が合ったんだ。潰れて、めり込んだ顔で目だけが やたら大きく見えて…あんなに警察や消防がいたのに、何で俺なんだよ」 そう言って同僚は大きくため息をついた。 704:本当にあった怖い名無し:2008/05/05(月) 22:42:30 ID:UeVqwJ3TO しばらくして同僚は会社を辞め、田舎に帰った。実家は平屋なので安心すると言っていた。 不思議なのは、同僚はタンカに乗せられた女を見たと言っていたが、 タンカには確かにシーツが被せられ、人は見えなかった筈なのだが。 俺はあの日以来、なるべく階段は使わないようにしている。 またアイツとすれ違ったらと思うと、怖くて使えないからだ。
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hewhome-blog · 8 years
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『勝手にドアが開く』
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?56 171 :774:03/10/19 01:04 大学で夜まで研究してると、廊下を歩く音がしてドアをノックされた。 もちろんそこには誰もいないんだが…なんてありがちな話で面白くないな。 って話を講義中に先生が話していたら、講義室のドアがちょっとだけ開いて、 遅刻した生徒かなって思ったら、誰も入ってこないでまたドアが閉まった。 「見えないけど入ってきたのかな?出席取ったら増えてたりしてな。ワハハ!」って先生が一言。 そういう話が多いだけにみんな引きまくりでした… 怖くなくてごめんなさい。 173 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/19 03:08 >>171 それうちの大学でもあった!>勝手にドアが開く 授業中、押して開くタイプのドア(引き戸じゃないやつ)がいきなり開いたの。しかも内側(教室側)に。 女子校なもんだから悲鳴あがってすごかった。 結局建て付け悪い&風で開いたってことになったんだけど。 でも風で開いたわりに勢いよくてさ~、しばらくもしかして?って噂になったよ。 174 :あなたの後ろに名無しさんが・・・:03/10/19 06:15 俺が知人から聞いた話。 その知人が親戚の葬儀に行って、故人(若い男性)の親から聞いた話だ。 彼は男ばかりの仲間三人で夜、一台の車に乗ってドライブに行き、コンクリートの壁に激突するという事故を起こした。 仲間二人は即死したが、彼は意識不明の重症な���ら助かった。 入院先の病室は個室で、家族が交代で徹夜の看病をしていた。 そして日が経つにつれ不思議な事に気づいた。 深夜二時頃になると病室のドアがひとりでに開くのだ。 家族は最初、意味が分からなかったが、やがて気づいた。 「死んだ仲間が呼びに来ている」 それからそれが起こると、家族は必死になって「行くな!」と意識不明の男性に呼びかけたが、結局無駄だった。 事故を起こした車を運転していてたのは、その男性だったそうだ。 ドアの話を見てたら思い出した。
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hewhome-blog · 8 years
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『簡単なQ&A』
霊体験だ!!と勘違いした恐ろしい話。 768 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/01/29(月) 02:38 先日、深夜に子供(2歳)が起きてしまい、夫を起こさないように隣の和室に布団をしいて寝る事にした。 うっかり押入れの襖を締め忘れたが、私もかなり眠かったので、 そのままその押し入れに背を向ける格好で、子供と向かい合うように寝た。 子供は目がさえてしまったらしく、やたら話しかけてくる。 この頃、色んな物の名前を覚えてきた頃なので、 自分の知ってる名前の物をわざと「これなに?」と聞き、 私が「何?」と聞き返すと「これは○○!」と答えるのが楽しいらしく、その夜も、 子供(枕を指さし)「これなに?」私「何?」子供「これはまくら!」 子供(私を指さし)「これだれ?」私「誰?」子供「これは、かあさん!」 こんなやりとりを繰り返していたが、 次に子供は、私の背後の開けっぱなしになった押入れを指差し、「あれだれ?」って聞くんです。。。 子供の目線は間違いなく押し入れの奥を見つめています。。。 「あれだれ?あれだれ??」 私はもう怖くて怖くて「誰?」と聞き返せませんでした。 子供は大人に見えないものが見えたりするってよく聞くし、ここで子供にヘンな事言われたら。。。 想像するだけで怖いので、寝たふりをして無視してたのですが、 「あれだれ?」としつこいので、私は覚悟を決めてたずねました。 「誰?」 すると子供はこう答えました。。。。 「おふとん!!」 私「・・・・・・・」 そうです、ただ単に、まだ「何?誰?」の使い方の要領を得ない、幼き我が息子でした。。。 長くてすみません。。。ちょっとマジでビビったもので。。。
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hewhome-blog · 8 years
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『セミの抜け殻』
56 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/08/04(火) 15:52:49.18 ID:6ZtY4a5s0.net あともう一個あったんだけど、これは幽霊とかじゃない
この間エレベーターに乗ろうとしたら、セミの抜け殻が壁にびっしりあった。 気持ち悪かったんやけど気にせず乗った。 エレベーターには一人の男が乗ってたんだけど、 「なんでかな?なんでセミがこんなとこにいるのかな?」 って言いながらセミの抜け殻砕いてた。 気持ち悪くて足早にエレベーター降りたら、 「なんでかな?」って連呼しながらついてくる。 とりあえずバイクで全力で逃げたけど、バイク乗る時も横で延々と呟いていて気持ち悪かった。
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hewhome-blog · 8 years
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『バイク乗ってた』
52 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/08/04(火) 12:55:59.49 ID:6ZtY4a5s0.net 昨日のことなんだけど、バイク乗ってたんよ。 信号のない交差点で俺は直進してたら、右手から右折車が突っ込んできた。 完全にこっちを見ずに曲がっていて、思わずクラクションを鳴らした。 安全運転心がけてる俺は、何とか急制動で事なきを得たが腹が立った。 しかもクラクション鳴らしてるのにこっちを見向きもしない。 もう一回長めにクラクションを鳴らしたら、 男の人がこっち向いた。首が180度ぐるんて回って。 そんで半笑いでぺこぺこしてるんだけど気味が悪くて、すぐに追いぬいていった。
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hewhome-blog · 8 years
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「スピーカー」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/12(日) 04:30:43.51 ID:BQuYZRX20
中学校卒業記念で、学校に生徒だけで宿泊するイベントがあった。 視聴覚室で映画見たり、夜の体育館で遊んだり、凄い楽しかった。 で、なんと言ってもメインイベントは肝試し。 学校中の電気を消して、懐中電灯ひとつで進んでいく。 途中でお化け役の生徒が待ち伏せしたりして大盛り上がり。
スピーカーからは、雰囲気を盛り上げるようなオッサンの呻き声みたいなのが 終始流れてて本当に怖かった。
肝試しを終えて教室に帰ってきたら、放送委員だったSがガタガタ震えてる。 「いつまで怖がってんだよ!」っと笑って突っ込みを入れたら 「・・・・・・・・駄目だったんだ・・・」 と弱々しい声で言ってきた。 「は?駄目ってなにが?」 わけがわからずに聞き返すと、Sはいっそう震えた声で しかしはっきりとこう言った。 「放送室の機材、今日使って良いか先生に聞いてみたんだけど・・・ 駄目だったんだよ・・・・。許可は下りなかったんだ・・・・!」 数秒の沈黙の後、教室にいた全員がスピーカーのほうを見た。 スピーカーからはまだ、不気味な呻き声が流れていた。
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hewhome-blog · 9 years
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『放課後のプール』
ほんのりと怖い話スレ その19 118 :本当にあった怖い名無し :04/08/03 17:09 ID:maSBU9qE 小学校の頃の話。 俺はクラブ活動である理科クラブを終え、友人達と一緒に帰ろうと、体育館にいる卓球クラブの友人の元へ行った。 俺達はいつも4人で帰っており、うち3人が理科クラブ1人が卓球クラブだった。 体育館に行くと卓球クラブは片付けをしていて、友人も片付けの手伝いをしていた。 「もうちょっと時間がかかるから待ってて」と言われたので待っていることにした。 俺達は暇なので、体育館の上(2階?)にコッソリ上って遊んでいた。 ふと隣接しているプールを見ると、誰かが泳いでいるのが見えた。 多分、身長から考えて高学年の女子かと思う人が頑張って泳いでいて、 手を振ってみたら気づいたらしく、こっちに返してくれた。 そして、また頑張って泳ぎ始めた。 その後、友人の片づけが終わり、体育館を閉め帰ることになった。 また別の日もそのまた別の日も、この前と同じように彼女は泳いでいた。 119 :本当にあった怖い名無し :04/08/03 17:11 ID:maSBU9qE 小学校最後の1学期も終わりに近づき、夏休みに入ろうとしていた時だった。 卒業アルバム用に、クラブ活動の写真を各クラブが撮っていた。 俺の理科クラブが最後に写真を撮ったらしく、できあがっている他のクラブの写真を見せてもらっていた。 「お、○○じゃん」とか、「こんな部もあったな」とみんなで見ていた。 そこには水泳クラブなど無かった。 そして、俺はその時に気が付いた。 卓球クラブが終わると、カギを持っている卓球クラブの生徒により体育館は閉められる。 プールの出入り口は体育館にしか無く、更衣室も体育館内にあるのだった。 そのことに気付いたが恐怖心は無く、むしろ好奇心の方が強かった。 下校時刻の6時前くらいに、体育館でプールを見てみようと思った。 そこに答えがあるはずだと、子供なりの探求心とかあったんだと思う。 120 :本当にあった怖い名無し :04/08/03 17:12 ID:maSBU9qE 例のごとく彼女は泳いでいた。 そして、6時の下校時刻になってもずっと泳いでいた。 俺が「閉めるよ」と、卓球クラブのヤツからカギを預かってるため、 閉められないが、そろそろ閉めなければ俺が怒られると思い、迷った末に帰る事にした。 最後に霊と思わしき彼女を見ようとプールに視線を送ると、彼女は背中を向けて浮いていた。 やばい!溺れたのか!?と思い、慌ててプールへの出入り口を開けた。 霊とか人間とか関係無く、溺れてるのを見てほっとけなかったのか、俺は必死だった。 プールを見ると、彼女は変わらず現実味の無い光景を見せ付けていた。 どうにかしないとと思って、火災報知機のボタンを押した。 その間に彼女の体はどんどん沈んでいく。 職員室から先生が駆けつけて来て、俺は「プールで誰かが溺れている」と言った。 すると「プールなんて使われてないんだ、誰かが泳いでるはずないだろ」と、当たり前の事を言われた。 念のためプールを棒などで探ってもらったりしたが、何も見つからなかった。 もし俺が先生に頼らず、沈んでいった彼女を必死で助けたらどうなっていたのか。 彼女を助けられたのか、それともどこかに引きずられたのか・・・。 そんな不思議な夏の出来事。
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hewhome-blog · 9 years
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犬が通る道
∧∧∧山にまつわる怖い話Part18∧∧∧
172 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :05/02/16 03:16:07 ID:FvS5EPHf0 知り合いの話。
彼の実家の裏山には、昔から小さなペット霊園がある。 そのせいか、家の中に犬が通る道があるのだという。
彼の部屋は一階だ。玄関から一直線の廊下の突き当たりにあり、部屋の外からはすぐに山が始まっている。 夜になると時々、外の廊下からタッタッタと何かが部屋に滑り込んでくる。 引っ越してきたばかりの頃は、さすがに飛び起きて布団の周りを確認していたが、 気配はすれど何の姿形も見えない。 そのうちに慣れてしまい、今ではまったく気にならなくなったという。
なぜ犬とわかるのかと聞くと、フンフンと匂いを嗅ぐ音がするだからだと。 寝ている彼の頭をしつこく嗅ぎ回って、飽きると山の方に向かうのだそうだ。
近所には猫の道もあったらしい。 夜中になると台所で、ニャアと餌をねだるような泣き声がしたと聞く。 家人が不憫に思ったのか、床には餌を入れた小鉢が置いてあったらしい。 その家は随分前に取り壊されたので、今でも道があるのかは不明だそうだ。
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hewhome-blog · 9 years
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『憧れの1人暮らし』
一人暮らしの怖い話…part2 396 :本当にあった怖い名無し:2005/06/14(火) 19:27:59 ID:9M9AR/4+0 私には4つ上の兄がいます。 兄は高校の時からずっと一人暮らしに憧れていて、就職の内定が決まるとすぐに部屋を借りて出て行きました。 ところが、3ヶ月程経った頃、兄は何故か頻繁に実家に帰ってくるようになりました。 仕事が終わった夜、実家に帰って夕食をとり、寝てからまた仕事に行くという日が週に4日はありました。 母は「やっぱり家がいいのね」と喜んでいましたが、私は不審に思いました。 あんなに一人立ちしたいんだと言っていた兄なのに・・・。 私は心配して「やっぱり一人だと寂しいんじゃないの?」と聞くと、 「寂しくはないよ。ここ(実家)に帰らない日はいつも友達泊まりに来てるから」と言うのです。 私は、やっぱり家に人が居ないと寂しいんだなぁと思いました。 それから数日後、深夜に兄から電話があったのです。 『今仕事終わったんだけど、今日俺一人だから泊まりに来ない?飯まだだから一緒に食おうよ』と言うのです。 さすがに、どうしちゃったんだろう?仕事キツすぎて弱ってんのかな?飯ぐらい一人で食えよ!と思いましたが、 疲れてるなら愚痴ぐらい聞いてあげようかなと思い、兄の家に行きました。 ふたりで軽く飲みながらテレビを見て、12時過ぎ頃にそろそろ寝ようかとなり、布団を敷こうとしたのですが、 兄は何故かキッチンに布団を敷こうとしました。 私は「別に兄弟なんだから気い使わなくても良いよ」と言ったのですが、 兄は頑なに「リビングでは寝れない」と言って聞きません。 「なんでよ」としつこく聞くと、 「そっちだとたまに顔を覗き込まれるんだよ」と。 その日は兄弟仲良くキッチンに布団を並べて寝ました(笑) それからすぐ、兄は彼女と住むことになり、自分の家は引き払ってしまいました。 あれ以来、私は一人暮らしに憧れなくなりました。
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hewhome-blog · 9 years
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弟はどこか知りませんか?
819 :本当にあった怖い名無し:2009/03/05(木) 00:18:15 ID:VwXIlTgwO 昔、横浜の某所で検死に立ち会うような仕事してたんだけど 一度だけ怖い思いをしたことがある 交通事故でなくなった方の遺体を台に乗せて先生を待ってたんだけど 部屋の壁にある椅子に座って遺体をぼーっと眺めていたら 肩をとんとんされて「ここはどこですか?弟はどこか知りませんか?」て横から女の子の声がして うわって振り返ったら青いジャンパー着た女の子がちょこんて座ってた その部屋に普通の人が入るなんて考えられないんだけど余りにも存在がリアルで普通すぎて「ああ、ええとちょっとわからないなあ」なんてアホな答え方して そしたら「わかりました」と女の子は出口から出てった ふーんどこから入ってきたんだろうなんてノンキにしてたんだけど ふと怖くなった 遺体は小さく性別は不明 でももし検視の結果女の子だったら… 残念ながらその場では身元が判明できず歯形鑑定となったが 判明したのは車に乗っていたのは4人家族一家全員で両親と11歳の女の子と9歳の男の子 葬儀にも参列し 後日、一家が葬られたお墓にお参りにいって「向こうでも弟さんと仲良くな」と手を合わせてきた
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hewhome-blog · 9 years
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『失踪した息子』
ほんのりと怖い話スレ その4 118 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/02/13 02:51 狐といえば、どの本でだったかどうしても思い出せないんだけど、ずっと前にこんなのを読んだおぼえがある。 戦後しばらくたった頃、地方のある農村での話。 村で一番の旧家の跡取り息子が失踪する。 山狩りをしても池を浚っても見つからない。 金か女のトラブルかと思い、人を雇って調べさせたがまったく手掛かりがない。 ひと月もたった頃、夜中に屋敷の床下から声がする。 家の者が庭に出て見ると、失踪した息子が縁の下から転がり出てきた。 錯乱した状態で「女房が、子供が」と叫びながら床下を指さす。 懐中電灯を当ててみると狐の親子が。 親狐は牙を剥いてこちらを威嚇すると、子狐たちをつれて逃げ去った。 地方都市の精神病院に入れられた息子が語った話。 その日の夕方、彼は庭先で若い女が泣いているのに気づく。 どうして泣いているのかと尋ねると、家に蛇がいて怖くて帰れないのだという。 それならば自分が助けてやろうと、男は女について行き山の中に入る。 見たこともない道を案内され、小さな小屋にたどり着く。 柱に巻きついていた蛇を石に叩きつけて殺すと、女がお礼に料理と酒を振舞いたいと言う。 酔っ払った男に泊まっていけと勧める。 119 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/02/13 03:00 明かりを消してからしばらくして女が話しかけた。 「もうおやすみになりましたか」 男が黙っていると、女が布団からぬけ出す気配がする。 しゅるしゅると着物を脱ぐ音がする。 するりと男の脇に温かい体が滑りこんでくる。 翌朝、もう少しここにいてくれないかと女が頼み込む。男はそうする。 十日が経ち一週間が経つ。 女は昼間外に働きに出、夜も電球の下でこまごまとした仕事をしている。 女が働いている間、男はぶらぶらと遊んでいる。 明かりを消した後は、毎日のように交わりをもった。 「家が恋しいのではないですか」 女が尋ねる。 「そんなことはない、このままずっとここにいたいくらいだ」 男は答えて、女の体を抱き寄せる。 半年も経った頃、 明かりを消した後で、いつものように腿の間に差し入れようとした男の手をそっとつかみ腹の上に導くと、 「孕みました」と女は告げた。 「もう一生、離れないでください」 「離れるものか」 男は誓う。 120 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/02/13 03:02 十年が経った。三人の子供が生まれた。 女はあいかわらずよく働き、男を養っている。 ある夜、男がふと家に帰ってみたいと漏らす。 「ずっと一緒にいると言ったではないか」 女がなじる。 「いや、どうしても帰ってみたいのだ」 男がなおも頼み込むと、女が突然怒り出した。 「そんなに行きたいのならとっとと出て行くがいい。その代わり二度と戻ってくるな」 男は土間に突き落とされる。 眠っていたはずの子供たちがいつの間にか母親の後ろに並んで、こちらを見下ろしている。 皆の様子がおかしい。 目が光っている。歯をむき出している。獣の匂いがする。 逃げ出した男が気がつくと、病院のベッドの上だった。 狐に憑かれたのだと村の者は噂した。 病院の医師は一笑に付した。病人の妄想にすぎないと。 おそらく昼間は床下にひそみ、夜中にどこかから食べ物を盗み出していたのだろう。 しかし、そのような暮らしをひと月も続けてやせ衰えているはずの男の体は、むしろ以前より太っていた。 発見時に着ていたシャツは、失踪した時に着ていたのと同じ物だったが、 いくらか土ぼこりがついていたものの、洗い立てのように糊がきいていて、 ひと月も着続けたものとはとうてい思えなかった。 背中の小さなかぎ裂きに、丁寧な繕いが当ててあった。
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hewhome-blog · 9 years
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……………もの。
270 名前:俺の体験した話1[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:27:42 ID:MDJEHio50 俺の体験した話。 俺のじいちゃん家は結構な田舎にあって、子供のころはよく遊びにいってた。 じいちゃんは地元でも名士?っていうのかな、 土地を無駄にいっぱい持っててそれの運用だけで結構稼いでたらしい。 だからじいちゃんとばあちゃんはちっちゃな畑で自作するだけで暮らしてた。 土地をめぐってやくざとトラブルになることもあったけど…この話と関係あるかは判らん。 俺が小学5年生のときのこと。 俺と弟(二歳下)は毎年夏休みになるとじいちゃんちに1~2週間泊まるって習慣があった。 けど俺らはまだガキだったから、じいちゃんちの障子を破ったり、クレンザーまき散らかしたり、 ひどいいたずらばっかやってた。 俺の両親はそれに激怒して一度出入り禁止にされそうになったんだけど、 じいちゃんたちは俺ら兄弟をえらく可愛がってたらしくて、やめるなって逆に両親を説得してた。 まあそれでその年も泊まりに来たんだけど、そのときの話。 じいちゃんちの家の裏には畑があって、その隣にちょっとした林(雰囲気は森)がある。 で、森の真ん中には池があって、鯉を飼ってた。 弟が釣り好きだったんで近くの湖で鯉を新しく釣ってきて入れることもあったんだけど、 そんな時じいちゃんたちはえらく喜んでくれた。 まあ結構釣る→入れるって感じでがんがん追加してたんだけど、池が鯉で一杯になることは決してなかった。 じいちゃんたちは「猫が食べちゃうんだよ」って説明してたし、俺らもそれで納得してた。 あるとき、森の池を釣堀に見立てて釣りをしようって話になった。 俺は釣りに興味はなかったけど、じいちゃんたちに「裏の池には絶対一人で行くな」 って言われてたから弟についていった。 俺んちは結構熱心な仏教徒で無益な殺生はタブーだったんで、釣りっていっても キャッチアンドリリースか鯉こくとかにして食うかが基本、子供ながら無駄に殺したり はしなかった(だから弟も鯉を殺さずに池に持っていってた)。 271 名前:俺の体験した話2[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:29:19 ID:MDJEHio50 で、一匹釣ったところで、俺が「鯉に洗剤掛けたらどうなるか実験しようぜ」 というあほな実験コーナーを提案した。 俺の提案にだいたい悪乗りしてた弟も賛成し、実験の結果、当然鯉は死んでしまった。 死んだ鯉を見て子供心にも多少罪悪感はあったけど、「ほっときゃ猫が食べるだろ」 と思いそのまま放置して帰ることにした。 けどここで弟が「兄ちゃん、猫が鯉食うとこ見ようぜ」というこれまたアホな提案をした。 まあ俺も動物番組でライオンがシマウマを襲うシーンをカッコいいとか思ってたので 生で見るのも悪い気はせず、近くの茂みに隠れて様子を伺うことにした。 しばらく潜んでると、森の奥側(畑と反対側)にある一番でかい木ががさがさと木の葉を揺らしだした。 当時俺は猫の生態を知らなかったので、ああ猫は木の上に住んでるんだなーと思いながらぼんやり見てた。 突然、隣にいた弟が「…猿」とつぶやいた。 俺は「へ?」と思いその木の上のほうを見上げると、確かに何かいた。猫にしてはでかい。 いま思い返すと、その獣は夏であるにもかかわらずやけに毛深かった。 その獣が、樹上から地上に向かって木の幹にへばりつくような感じで、「頭を下にして」降りてくる。 どことなく爬虫類を思い出させるような、いやな感じの動きだった。 その「なんだかよくわからないもの」は、ゆっくりと池に向かって歩いてきた。 俺はいつの間にか体が震えていることに気付いた。隣を見ると、弟も顔を真っ青にして体を震わせている。 その生き物が近づいてくるにつれて、何か人の声のようなものが聞こえてきた。 耳を凝らすと、そのけものが何かつぶやいている。 「……………もの。……………もの。………………もの。………………」 なんだ。何を言ってるんだ。俺は当初の目的を忘れ、ここから逃げ出したくてたまらなくなった。 弟が一緒じゃなかったら、漏らしていたかもしれない。そのくらい怖かった。 やがてそのけものが近づいてきたときに、顔と呟きがはっきりと判った。 273 名前:俺の体験した話3[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:33:11 ID:MDJEHio50 あれは人の顔だ。 しかも人間で言うとこの乳幼児くらいの。そいつが無表情でつぶやいている言葉も聞き取れた。 「…いきるもの。………そだてるもの。……………かりとるもの。」 「…いきるもの。………そだてるもの。……………かりとるもの。 そして、鯉のところまで来ると、その鯉を見下ろし、ニタリ、と嫌らしい笑みを浮かべて 「これで……できる。」 そういって、鯉には手をつけずに帰っていった。 俺ら兄弟はしばらく動けなかった。呆然、という表現が正しいかもしれない。 我に返ると、いつもは使わない裏口への抜け道ルートを使って森を抜け、家まで辿り着いた。 さすがの俺らのこの出来事には参って、夕食の時には元気がなくて、飯ものどを通らなかった。 心配したばあちゃんが「どうしたの?」って聞いてきたけど、俺は何にもないよって答えるよりほかなかった。 けど弟はついに耐え切れなくなったのか「ねえ兄ちゃん、やっぱりあの猿…」と口走ってしまった。 その瞬間、じいちゃんがさっと顔色を変えたのがわかった。 人の顔があんなにわかりやすく変わったのは、後にも先にもそのときだけだと思う。 じいちゃんはなんだか怒ったような感じで「どういうことだ」と問い詰めてきた。 俺たちが観念して昼間のことを話すと、今度はばあちゃんと顔を見合わせて、 心配そうな顔で「気分はどうだ、なんともないか」ってしつこく俺と弟に聞いてきた。 ああ、やっぱり怒られるんだろうかと俺が不安だった俺は、正直戸惑った。 じいちゃんはおもむろにどこかへ電話をかけ始めた。 俺と弟は玄関口に連れ出され、ばあちゃんにビンの酒をいやというほど浴びせられた。 そして子供の砂かけ遊びみたいに塩をまかれた。 274 名前:俺の体験した話4[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:37:24 ID:MDJEHio50 電話を掛け終わったじいちゃんは俺たちのところへやってきて、 とても真剣な表情で「もうお前たちをこの家に上げるわけにはいかん。 俺たち(じいちゃんたち)が生きている間は、決してこの家へは来るな」と言った。 弟は突然の拒絶に「どうして?どうして?」と言って泣き喚いた。 俺もじいちゃん家が好きだったから、とても悲しかった。 俺たちが落ち着くと、じいちゃんは「それはな、お前らがこの土地の守り神を怒らせてしまったからだ。 守り神っていっても、うちにおる仏さんみたいな優しいもんじゃない。」 といって、俺たちにしばらく説明してくれた。 要点をまとめると、昔この土地に住み着いた先祖が神様に生け贄を捧げて、末代の祟りと引き換えに富を手に入れたこと(狗神憑きみたいな感じ)。 うちで殺生が禁じられているのは、仏の教えというよりもその神さまに付け入る隙を与えないためであるということ。 もし神さまを起こした場合は、誰かが犠牲になってこの土地に縛られ、祟りを受けて鎮めなければならないこと。 …などを説明してくれた。 話のあとで、じいちゃんは「今夜だけは帰れん、けど安心しろ、じいちゃんたちが守ってやるから、 明日朝一番に帰るんだ」といって、その日だけは泊まることになった。 やがてじいちゃんの電話の相手が来た。俺の見知らぬ女の人で普通のおばちゃんに見えたけど、 あとから聞いた話では、土地ではかなり有力な霊能力者らしい。 おばちゃんは俺たち兄弟を一目見るなり「あら、これは大変なことになっちょるね。 ともかくこれをもっときなさい」といってお札を一枚ずつ渡してくれた。 姿の見えなかったばあちゃんは寝室の準備をしていたらしく、俺たちは仏間に泊まることになった。 仏間は小さな部屋で、一つだけある窓も新聞紙で目張りされていた。 そこには布団が二つと、普段はないテレビ、お菓子などの食料が用意されていた。 じいちゃんは俺たちに「いいか、これからお前たちは二人だけで夜を越えなければいかん。 その間、じいちゃんもばあちゃんもお前らを呼ぶことは決してない。 いいか、なんと言われても、絶対にふすまは開けるなよ。」と念を押した。 276 名前:俺の体験した話5[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:46:22 ID:MDJEHio50 俺たちは怖かったからじいちゃんたちに一緒に寝て欲しかったけど、そういうわけにはいかないらしい。 ともかく、二人だけで寝ることになった。 はじめのうちはテレビを見たり話したりして過ごしていた俺らも、 だんだんと疲れが出てきて、いつの間にか眠ってしまった。 目が覚めたのは、何時ごろだったろうか。 まだ、あたりは暗かった。なぜ起きたんだろうとぼんやり考えていると、外でがさがさと物音が聞こえた。 それとともに、あのつぶやきも聞こえる。 「……………もの。……………もの。………………もの。………………」 「……………もの。……………もの。………………もの。………………」 心臓が一気に縮み上がったような感じだった。こめかみの欠陥が脈打ってるのがはっきりわかった。 そのうち、窓ガラスが叩かれるようになった。 こんこん、こんこんという音とともに、「…………さい。…………さい。」という声が聞こえる。 ふと弟のほうを見るといつの間にか起きていて、 真っ青な顔で「にいちゃん、あれなんだろ。怖いよ」と震えている。 俺は弟のそばにより、そして窓の声へと集中した。 「あけてください。……あけてください。」 その声は、そういっていた。 声色は、やはり人間の赤ん坊のものだった。しかし、窓の外の影はとても幼児、いや人間のものではなかった。 しかし、その声をずっと聞いているうちに、こいつも必死なんだなという妙な気分になってきた。 と、弟が 「ダメだよ、兄ちゃん!」 ハッ、と我に返った。俺はいつの間にか、窓に近寄って空けようとしていたのだ。 一気に恐怖が戻ってきて、そのまま弟のところまで這って戻り、今度はひっしと抱き合った。 そのまま、まんじりともせず朝を迎えた。 278 名前:俺の体験した話6[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 00:54:23 ID:MDJEHio50 とんとん、とふすまを叩く音がして、「じいちゃんだぞ、なんともないか、無事か」と声をかけてきた。 俺はすっかり疑心暗鬼に陥っていたけど、 朝日も差し込んできたし、こちらからあけなければ大丈夫だろうと思い「無事だよ」とだけ答えた。 するとふすまが開き、じいちゃん、ばあちゃん、昨日のおばちゃんと、両親が入ってきた。 おばちゃんは「よう頑張ったたい、とにかく無事でよかった」といってくれた。 お札は白から鉄錆みたいな色になっていて、なぜかもとの半分ほどの大きさしかなかった。 それから俺たち兄弟は実家に戻り、二度とじいちゃん家を訪れることはなかった。 そのじいちゃんは母方のものなので母親はその霊能力者とも親交があるらしく、 何度か実家のほうに来てもらった。 月日は流れ、俺が高1のとき、じいちゃんが死んだとの知らせが入った。 死因は、なぜか話してもらえなかった。 母親にあの「けもの」との関連を問いただしても、だんまりを決め込んで決して答えようとはしなかった。 ばあちゃんは、緩やかに痴呆が進んでいるらしい、とだけ聞いた。 結局、あの「けもの」との関連は判らずじ���いだった。 今はただ、あの日の軽率な行動を悔いてばかりいる。 ばあちゃんの世話をするどころか、その死に目にも会えないのが、無念でならない。 これが、俺の話。
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hewhome-blog · 9 years
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ごあいさつ
おかげさまでHe,Who,Meも3年目です。
2014年に収集した怖い話は37篇。合計で78編になりました。
ゆっくりペースで収集してきますので今後もよろしくお願いします。
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hewhome-blog · 9 years
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ここからだして
156 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/04/19(日) 23:08:51 ID:vhpiPiXS0 友人が引っ越しをした。 引っ越し先は築10年の一戸建てで、そこそこの広さもある良い家だった。 だが、家賃が異常なまでに安い。周囲の物件の半分程度しかないのだ。 俺たちは「そんなに安いのっておかしい」「絶対いわく付きだぜ」 「夜幽霊に気をつけろ」等と友人をちゃかしていた。 やがてそいつは「そんな事は絶対に無い。来てみればどんなに良い家かわかる」 と言い始めた。 そこで、数人でそいつの家に遊びに行くことになった。 その家に入ると、やはりどこかイヤな気配がした。 そいつはしきりに「どうだ、なにもないだろ。おまえらは僻んでいるだけなんだ」等と言っていた。 一階を回った後、階段を上り二階を見て回った。 そこで、昔不動産関係の仕事をしていた家のことに詳しい男が首を傾げた。 どうかしたか?と聞くと「一階と二階の広さが違う。二階にはもう一部屋あるはずだ」と言う。 言われてみると、確かにおかしかった。 二階の廊下の先に、もう一部屋あるはずだった。 問題の廊下にみんなで行って、突き当たりの壁をよく見てみると、 壁紙が周りのものより新しい事に気がついた。 そこで、壁紙を引き剥がしてみると、男の予想通りに扉があった。 なにがあるのかとどきどきしながら戸を開けようとしたが、鍵がかかっていて開かない。 俺たちは友人の許可を得て扉を破ることにした。 数度の体当たりの後、扉は開かれた。 部屋の中には何もなかった。 ただ部屋の壁すべてに青いクレヨンでびっしりとこう書かれていた。 おとうさんおかあさんごめんなさいここからだしてください おとうさんおかあさんごめんなさいここからだしてください ここからだしてここからだしてここからだしてここからだして ここからだしてここからだしてここからだしてここからだして ここからだしてここからだしてここからだしてここからだして ここからだしてここからだしてTさんだしてくれてさんきゅう 寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。
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