online shop "穀雨" update 〜 粋な装いとは
こんばんは。
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気持ちの良い1日。
暦は新たに”穀雨”へと移った。
春の雨が百穀を潤すとされる頃。
この時期になると、新国劇「月形半平太」の「春雨じゃ 濡れて参ろう」なんてセリフが頭をよぎる。
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春の雨が降る中。
傘もささずに春の雨に濡れる。
降る雨から季節を肌で感じるような、この態度に「粋」な振る舞いだなぁなんて思ったものだ。
さて、そんな風に僕は思ったのだけど、そもそも「粋」とはなんだろうか。
今からちょうど10年くらい前のことになるだろうか。
本屋で見つけた1冊に目が止まった。
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九鬼周造 著 「いきの構造」
「粋」という美意識を論じた名著になる。
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久しぶりに本棚をガサガサと漁り、ペラペラとページを捲ってみる。
九鬼によると、他国には「粋」を正確に伝える言語は存在せず、「粋」とは、日本固有の美意識になるということだ。
「運命によって諦めを得た媚態が意気地の自由に生きるのが粋である」。
というまとめで終わっている。
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まず、粋の前提条件として、3つのキーワードがある。
「諦め」
「媚態」
「意気地」
この3つが「粋」には欠かせない。
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①「媚態」とは、簡単に言うと、異性間に置ける関係のことを指すのだが、この関わり方が非常に難しい。
男女関係において潔白過ぎても、だらしなさ過ぎても「粋」とは言えないのだ。
「粋」に見られる「艶かしさ」「色気」と言うものは、上品でも下品でもなく、その両方の間を取ったような立ち振る舞いが求められるそうだ。
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②「意気地」とは、江戸文化の道徳理念が反映されているそうなのだが、そのルーツは武士道にも通ずる気概だそうだ。「媚態」でお話をした異性間の関係を持ちながらも、反抗を示すような。
金や地位によって支配されるのではなく、意地を通す気概のような精神を持ち合わせることが求められるそうだ。
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③「諦め」とは、運命に対する知見に基づいて執着を離脱した無関心のことを言うそうだ。サバサバとした、執着のない様子を想像してもらえるといいのかもしれないけど、この境地に至るまでには、世間の洗練を経て、すっきりとした垢抜けた心を持つことが求められる訳で、今でいうサバサバとした執着のない態度とは、またちょっと違うのだ。
一度、執着であったり外的要因によって引き離されてしまうといった抗えない何かを経た中で身につけた「無関心」と言うものを指すのだろう。
まあ、ここまで掻い摘んで説明をしてきたのだけど、10年前に読んで、「粋」を身につけるにはまだまだ遠すぎるなんて思ったことを思い出した。
今読み返しても、理解の出来ない部分も多く、「粋」な人間になるのはまだまだ時間がかかりそうだ。
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ちなみに、先ほどの3つを持ち合わせることを前提とした上で、さらに九鬼は「粋」についての構造を説明する。
ここでは対比構造だけ簡単に紹介をする。
・上品⇄下品
・派手⇄地味
・意気⇄野暮
・渋味⇄甘味
この4つの対比から捉えるのだけど、「粋」の条件とは、この4つの対比の全て中間に位置すると言うことだ。
これは感覚で何となく分かるような気もしなくはない。
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下品は論外だけど、品を持ちすぎていても良くない。
渋すぎても良くないけど、甘く可愛すぎても良くない。
まあ、そんなイメージだろう。
何だかこの2週間くらい、こんな感じでランニングをしたり、ご飯を作ったり、風呂に入ったりする度に「粋」について考えた。
結果、何が生じたかというと、肝心のオンラインショップに上げるアイテムの選定が追いつかないという本末転倒な状況に陥ってしまったのだ。笑
全然ダメでした。
やっぱり「粋」を理解するにはまだまだ程遠い。。
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考えるうちに、果たして「春雨に濡れることが粋な振る舞いなのか」。
ズレているよなとか。
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ちょっと今回は僕が未熟だったと認めなければならない。
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とはいえ、またどこかでこのテーマでのリベンジも果たせたらと思っているし、定期的に、向き合うことで更新していくテーマとしては面白うだなぁと思ったり。
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今回は、今、僕が思う中での粋なアイテムをピックさせてもらって、紹介するアイテムはどれも本当に素敵なので、オンラインショップはしっかり見て楽しんでもらえればと思っている。
改めて、ちょっと僕がきちんとまとめられておらずですみません。
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それでも楽しんでもらえると嬉しく思います。
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それでは次回もお楽しみに。
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BANSAN 2024S/S start
こんばんは。
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先日、この春最後の東京出張へ行ってきた。
itocaciのように小さな店の規模でも2月から4月にかけて3〜4回程度の出張がある。
この春の出張は毎回天候に恵まれず、雨続きだったのだけど、今回は天候にも恵まれ、春を超えて初夏のような気候だった。
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毎回、仕事の合間を縫って、もしくは仕事終わりに必ずどこか美術館に立ち寄ってくる。
モノの垣根はネットと物流の発展に伴いどこに住んでいてもその差を感じることはほぼ無いのだけど、身体を伴う体験に関しては圧倒的に東京に集中している。
それはアートも然りだ。
最後に訪れたのは、おそらく僕が大学生の頃。
17年くらい前のことじゃ無いかと。
正直、ほとんど記憶にも無いのだけど、久しぶりの「国立西洋美術館」。
国立美術館というのは数館しかないのだけど、「国立西洋美術館」はルネサンスから20世紀半ばまでの西洋絵画及び彫刻作品の収集や保管を目的とした美術館となる。
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そんな美術館が、開館以来初めて現代アートを扱った展示を行うということで、どんな切り取りをして展示をするのか気になっていた。
感想としては、優等生って感じで、めちゃくちゃ硬派な現代アートの展示だったなという印象。笑
個人的には、好きなアーティストが何人も参加をしていたので、楽しめた。
国立西洋美術館の収蔵作品と参加アーティストの作品が並列して並べられているのが、なかなかにユニークだった。
過去の名作と現代を生きるアーティストのリンクがとても深いと感じた。
もし良かったら、ご覧になってみてほしい。
さて、今回の出張の目的の一つが"BANSAN"の秋冬アイテムの展示会に伺うためだったのだけど、そんな秋冬の展示会開催のタイミングと時を同じくして春夏アイテムが店舗に到着した。
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この春夏もユニークなデザインやシルエットのアイテムだったり、2way仕様のアイテムだったり、"BANSAN"らしさを存分に楽しんでいただけるアイテムばかりだ。
BANSAN : 2Way original Textile Spring Vest (OFF WHITE) ¥29,700 (tax in)
非常に爽やかで、透け感がポイントになったオリジナルテキスタイルを用いたベスト。
サイドはベルトで調整が可能になるので、ゆったりとしたオーバーサイズのシャツやTシャツと重ねても問題ない点がオススメだ。
夏の装いって結構画一的になりやすくて、僕なんかは結構飽きてしまうことが多い。
なので、Tシャツやシャツ、ワンピースの上に合わせていつもの装いにちょっとアクセントをつけることができるようなアイテムはとても重宝できるのではないだろうか。
BANSAN : 2Way original Textile Spring Vest (GRAY) ¥29,700 (tax in)
アイテム名にもあるように、前後どちらを前に持ってきても着用可能なアイテムになる。
一層、春夏の装いのアクセントにピッタリなアイテムだとは思わないだろうか。
BANSAN : 2Way Tulle Volume Tops (MINT) ¥36,960 (tax in)
BANSAN : Reversible Hand Pleats Skirt (WHITE × GREEN) ¥36,300
オーバーサイズのチュールトップス。
写真だと分かりにくいけど袖はキラキラとしたラメ入りの素材に切り替えられていて、そこがオススメのポイントだ。
BANSAN : 2Way Tulle Volume Tops (BLACK) ¥36,960 (tax in)
付属の襟を使って首元にアクセントをつけた装いもオススメだし、シンプルにチュールトップとして楽しんでいただくのも良い。
付属の襟は他のアイテムと組み合わせも可能なので、この1着があると装いの可能性がグッと広がるのではないだろうか。
BANSAN : Reversible Hand Pleats Skirt (WHITE × GREEN) ¥36,300
BANSAN : Reversible Hand Pleats Skirt (ORANGE × GRAY) ¥36,300
このスカートも2way仕様となる。
アイテム名にもあるようにリバーシブル仕様となる1着だ。
サラッとした素材にシワ加工に見えるようなプリーツ加工を施したアイテムは、とても軽やかで夏の旅行のお供にもオススメしたい。
2枚重ねているのでペチコートなどインナー無しでも着用できる。
BANSAN : Reversible Hand Pleats Skirt (ORANGE × GRAY) ¥36,300
機能面、デザイン面ともに兼ね備えたスカートは、これからの季節にピッタリなアイテムではないだろうか。
BANSAN : Wave Tape Camisole Dress (BROWN) ¥29,700 (tax in)
肩紐の部分に波のような揺らぎを持ったテープを用いたキャミソールワンピース。
夏本番にはルックのように1枚で着用も可能だし、インナーにチュールやレースのトップを合わせていただくのも良い。
BANSAN : Wave Tape Camisole Dress (BLACK) ¥29,700 (tax in)
BANSAN : Wave Tape Camisole Dress (BROWN) ¥29,700 (tax in)
肩紐は調整が可能となるため着丈も変えていただける。
なので、身長を問わずに着用できるアイテムとなる点は嬉しいポイントではないだろうか。
BANSAN : Original Flower Textile Cardigan (BURGUNDY) ¥39,930 (tax in)
BANSAN : Original Flower Textile Cardigan (OCHER) ¥39,930 (tax in)
"BANSAN"らしさの詰まったカーディガン。
テキスタイル・デザイン・シルエット。
どこを切り取っても隙のない、今季一押しのアイテムだ。
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派手だなぁなんて思った方もいるかもだけど、これ着用すると本当に嫌味が全くなくて、可愛いのでぜひ試着をしてみてほしいアイテムだ。
バックシルエットが個人的にはオススメだ。
腕周りは透け感のある素材になるので、夏でも着用ができるのではないだろうか。
BANSAN : Special Knit Socks 各色 ¥3,520 (tax in)
BANSAN : Special Knit Socks 各色 ¥3,850 (tax in)
また、新たに靴下も入荷があった。
色味も春夏にぴったりな色になる。
特に秋冬と比べると足元を見せるシーンも増える春夏。
こんな可愛い靴下を装いに取り入れてみてはいかがだろうか。
簡単ではあるが、入荷アイテムの紹介をざっとさせて頂いた。
改めて見ると、機能やデザインを兼ね備えたアイテムが多く、本当に春夏に重宝できるようなアイテムばかりだと思っている。
ぜひ店頭で実際に触れてみてはいかがだろうか。
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なお、店頭では本日よりご覧いただける。
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それでは次回もお楽しみに。
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YUKI SHIMANE 2024A/W pre-order 4/15(mon) まで
こんばんは。
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まずは早速だが明日からの営業予定のお知らせだ。
【4/15(月)〜4/21(日) 営業予定】
4/15 (月) 13:00〜20:00 (YUKI SHIMANE pre-order)
4/16 (火) お休み
4/17 (水) お休み
4/18 (木) 13:00〜20:00
4/19 (金) 13:00〜20:00
4/20 (土) 13:00〜20:00
4/21 (日) 13:00〜20:00
※ 16日(火)は出張のためお休みとなります。
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18日の木曜からはBANSANとamachi.の新作も新たに店頭に展開をスタートします。
そちらもお楽しみに。
さて、12日の金曜から開催をしている"YUKI SHIMANE"の秋冬の受注会もいよいよ明日が最終日となる。
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皆さん店頭で時間をかけて悩んで、決めた後はとてもすっきりとした顔でお戻りになっていて、なんだかその光景を微笑ましく思ってしまっている。
なんかお店のオーダーで頭を抱えながら悩んでいる僕のようでもある。笑
今回、店内では写真と共に、ちょっとしたオススメポイントや僕の思ったこと、そしてオススメの合わせ方や使い方もメモ書きのようにご覧いただけるようにしている。
ちょっと悩んだ時の決め手ではないけど参考にしてもらえると嬉しいかなぁというのと、デザイナーさんのお話を少しでも皆さんにお伝えできればなぁなんて思ってやってみた。
(まあ、ほぼ僕の思ったこととか、組み合わせ方のお話ですが。笑)
また、店内には今回のコレクションのスタートになったとされる江國香織さんの「流しのしたの骨」であったり、関連するような書籍も並べている。
もし良かったらペラペラとめくってみて欲しい。
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ちなみに今回の開催に合わせて慌てて「流しのしたの骨」を読んだのだけど、めっちゃ面白かった。
登場する家族は確かにちょっと変わったところもあるけど、なんだか愛おしいかぞくだなぁなんて思ってしまったりして。
もし良かったら読んでみてほしい。
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また、店舗では受注アイテムのみならず、今季の春夏アイテムから過去のアーカイブまでご覧いただけるようにしている。
そちらも楽しんでもらえると嬉しく思う。
あと、今回オススメしているのが、このサンダルに"BANSAN"の”Special Knit Tabi”の組み合わせ。
このサンダルをオーダー頂いていたお客様にオススメさせて頂いておりますが、もう五月蝿いって思われて購入頂いているのかもしれませんが。。。
皆さん、買ってくださっており、めちゃくちゃ感謝ですが、マジでいいと思っているので、ぜひ楽しんでもらえると嬉しいなぁと。
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ちなみにサンダルのブラックカラーは店舗にもございますので、この組み合わせを楽しみたい方は、ぜひ店舗でサンダルと共にこちらもご覧になってみてはどうだろうか。
それでは最後に改めて。
YUKI SHIMANE 2024A/W pre-orderも明日が最終日。
駆け込みも全然OKですので、もし気になる方はお仕事終わりに駆け込んでください。
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それでは次回もお楽しみに。
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YUKI SHIMANE 2024A/W pre-order 4/12(fri) start
こんばんは。
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まずは早速だが明日からの営業予定をお伝えさせて頂く。
【4/8(月) 〜 4/14(日) 営業予定】
4/8 (月) 13:00〜20:00
4/9 (火) 13:00〜20:00
4/10 (水) 13:00〜20:00 ※
4/11 (木) お休み ※
4/12 (金) 13:00〜20:00 ※
4/13 (土) 13:00〜20:00
4/14 (日) 13:00〜20:00
※ 4/10(水)は臨時営業致します。
※ 4/11(木)は"YUKI SHIMANE pre-order"設営のためお休みをいただきます。
※ 4/12(金)〜4/15(月)にかけて"YUKI SHIMANE 2024A/W pre-order"を開催します。
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この後紹介をしますが、来週末は"YUKI SHIMANE"の秋冬アイテムの受注会を開催します。
フルコレクションをご覧いただける機会となりますので、ぜひ遊びにいらしてください。
さて、先日のお休みの日。
半年ぶりくらいになってしまったが、例の月に2日間しかオープンしない本屋に遊びに行ってきた。
桜もちらほらと開花を始めた4月の始まり。
そんな咲き始めた桜を散らせてしまうような雨が降るなか、都市部から離れた閑静な住宅街へと赴いた。
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最後に伺ったのが秋も深くなり始めた頃だった。
あれから冬が過ぎ、気がつけば春へ。
ずっと行きたいと思っていたのだけど、限られたチャンスしかないので、なかなかと伺うこともできず、ようやく春の始まりに伺うことができた。
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桜雨の降る中、本を探しながら、コーヒーを啜り、オーナーとお話をする時間はとても贅沢な時間でもある。
この時間を楽しむために行っていると言っても過言ではない。
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雨の音が静かに聞こえる店内で本を探していると、先日"YUKI SHIMANE"の展示会で見かけた書籍が目に入る。
江國香織 著 「流しのしたの骨」
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実は週末から開催をする受注会に合わせて買おうと思っていた1冊だ。
偶然にも出会ってしまったのだ。
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今回発表された"YUKI SHIMANE"の2024A/Wコレクションは、この「流しのしたの骨」のあとがきをインスピレーション源にしてスタートしたそうだ。
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また、会場には村上春樹 著 「スプートニクの恋人」も置かれていた。
それについては会場で触れなかったけど、僕の記憶が正しければ、確か村上春樹の中では「スプートニクの恋人」が好きだと言っていたなぁと。
実は、そのタイミングで僕も村上春樹の「海辺のカフカ」の読み直しをしており、カバンの中に「海辺のカフカ」の上巻が入っていた。
恥ずかしながら僕の本棚には積ん読状態の書籍も数多くある。
その中で、なぜか急に「海辺のカフカ」をもう一度読み直そうと思ったのか。
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些細なことかもしれないけど、二人の偉大な作家を通じた偶然の重なりにより、誠に勝手ではあるが、一層親近感の増したコレクションに感じている。
そんなコレクションを週末から皆さんにご覧いただけることをとても嬉しく思っている。
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そんな訳で、「海辺のカフカ」を読み、そして、ようやく「流しのしたの骨」を読み始めたところだ。
なんだか、ユニークな一家のお話だ。
でも、冷静に考えてみると、登場する家族ほどユニークではないけど、どの家庭にも習慣のようなものがあるはずだ。
家族ルールってやつだ。
他人から見ると理解ができないことであったり、微笑ましいものだったり。
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まだ3分の1程度しか読んでいないけど、このユニークな一家に引き込まれてしまっている。
会場には、そんなコレクションに纏わる書籍も展示させていただければと思っている。
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折角の機会なので、服はもちろんのこと、そういった周縁のものにも触れてもらえると嬉しく思う。
いつもよりちょっとだけ深く、"YUKI SHIMANE"を楽しんでみて欲しい。
さて、前回もお話をしたけど、特に僕自身今回楽しんで見てほしいのがニットアイテムだ。
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家庭用の編機を使って編まれたニット。
工場で生産された機械編みのニット。
同じく工場なんだけど、ホールガーメントと呼ばれる無縫製のニット。
どれもニットと一括りにしてしまえばそれまでなんだけど、それぞれにしか出せない良さがあって、そんなそれぞれの違いを実際に感じてもらえると楽しいのではないだろうか。
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折角なら、ちょっと���段と見方を変えたり、少し深く知ることで一層素敵に見えたり、愛着が増したり、届くのが楽しみになったり。
一緒にそんな瞬間を共有できたら嬉しく思う。
また、こちらも前回のblogでお話をしたが、今季もシューズのオーダーが可能となる。
今回も2型。
素材3種でタッセルやシューレースを選ぶことが可能だ。
モカシンタイプ。
見た目のハードさに反し、軽���て使いやすい。
冬のアウターはシンプルで重くなりがちだから、靴で遊ぶ。
そんなイメージでデザインされているそうだ。
(こちらはシューレースをお選びできます。)
一方、フラットシューズはロマンチックな秋冬のお出かけのお供に。
ドレス過ぎず、でもどこか品があってロマンチックに。
日常からちょっとしたパーティーシーンまで。
とても素敵な1足だ。
(こちらはタッセルをお選びできます。)
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実際に靴は試着してみないと分からないことも多いので、この機会にぜひ店頭でご試着いただければと思っている。
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またその他のアイテムも見応えありだ。
ウール素材のジレワンピース。
ブラウスやニットに重ねて、もしくはコートのインナーにも。
シルエットが美しく見えるように計算された1着だ。
ポケットの位置のコード刺繍もアクセントに。
カーディガンタイプのカットソーということで、カーディガンなんだけど、ロンTeeのような感覚で装いに取り入れてもいけてしまうアイテムだ。
ハイウエストでもローウエストでも着用のできるパンツ。
装いや気分で使い分けてもできて便利な1本だ。
ポケット部分に施された刺繍もアクセントに。
ポケットから花が咲いているような。
そんな雰囲気が素敵では。
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とまあ、この調子で全て紹介をしていたらキリがないので、あとはぜひ会場でご覧いただき、その魅力を感じてもらえればと思う。
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それでは最後に改めて詳細を。
〔YUKI SHIMANE 2024A/W pre-order〕
日時:4/12(金) 〜 4/15(月)
時間:13:00 〜 20:00
会場:itocaci
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それでは皆さん、ぜひこの機会に存分に楽しんでいってください。
それでは次回もお楽しみに。
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見方を変える - YUKI SHIMANE "Jacquard knit Vest"
こんばんは。
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週半ばの雨でせっかく咲いた桜も散ってしまうかなぁなんて心配もよそに、大阪では桜が見頃を迎えている。
この週末はお天気も悪くなさそうだ。
まさにお花見日和というやつですね。
僕も、今晩は夜桜を楽しんで来ようかなぁなんて思っている。
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さて、桜が日本を代表する花になったきっかけは平安時代とも言われており、それより以前は桜よりも梅の花を愛でていたそうだ。
覚えているだろうか。
平安時代といえば、国風文化。
それまでの、大陸の影響を強く受けた文化から、そんな大陸文化に自国の文化や嗜好を取り入れ、独自の文化を築いた。
仮名文字なんかもその一つだと確か習った気がする。
日本最古の歌集「万葉集」(奈良時代)には桜を詠んだ歌は梅を詠んだ歌の3分の1しかなかったそうだ。
しかし時代が経過し、平安時代に編纂されたとする「古今和歌集」ではその数が逆転し、桜を詠んだ歌が梅を詠んだ歌の3倍以上に増えたそうだ。
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独自の文化を築く中で、桜の特性が日本と非常に相性が良かったのかもしれないですね。
まさにこの時代に桜が国花として花を咲かせたわけだ。
以来1000年以上の長い時を経ても、ずっと変わらず私たちの春の楽しみの一つとして残っている。
争いに耐えない戦国の世を生きた人々も、太平の世とされる江戸時代を生きた人々も、西欧化を推し進めた明治の世を生きた人々も。
時代を超えてずっと愛されてきた花なのだ。
桜はすぐに散ってしまうけど、桜を愛でる気持ちだけは平安時代からずっと残っている。
そう考えると、とても長く花を咲かせているのでは、なんて考えてしまったり。
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儚く、あっという間に散ってしまう桜の花を見ていると、ちょっと寂しい気持ちにもなってしまうけど、少し見方を変えるとその寂しさも少しは和らぐのではないだろうか。
それでは本題へ。
今日は"YUKI SHIMANE"の素敵なニットベストを紹介させてもらおうと思う。
YUKI SHIMANE : Jacquard knit Vest (GREY) ¥36,300 (tax in)
YUKI SHIMANE : Jacquard knit Vest (BLACK) ¥36,300 (tax in)
繊細な柄が素敵な"YUKI SHIMANE"のニットベスト。
ここ数年、当店はニットベストをかなり推している。
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春はインナーにシャツやブラウス、薄手のニットを重ねて。
初夏はカットソーやチュールやレース素材のインナーと重ねて。
夏はノースリーブのインナーやキャミと重ねて。
季節・気候に応じて色んな装いを楽しんでいただけるアイテムになるからだ。
コットンベースの素材にしたサマーニット。
非常に繊細な柄の組み合わせは、それだけで可愛らしい印象を装いに与えてくれる。
細かな繊細な柄の組み合わせが近くで見るほど素敵だ。
よく見ると、部分的に編まずに糸を表面に浮かせて柄を出している箇所もある。
そうすることで立体感が生まれ、柄に奥行きが生まれる。
繊細な柄の組み合せに立体感が生まれることで、非常に味わい深い1着になるのだ。
"BLACK"の方が分かりやすいかもしれない。
少しの奥行きがあることで、僅かながら陰影が生まれ立体感を感じることができるのだ。
些細なことかもしれないけど、この工夫が装った時の可愛さに大きな差を生むのだ。
「不完全さ」
このニットのキーワードになる。
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先ほどご紹介させていただいたが、糸をあえて浮かすことで、柄の切り替えを超えてはみ出すように見える部分も生じる。
これは「不完全さ」をイメージして生まれたデザインになるそうだ。
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「不穏さから感じ取った感情を 静かで やわらかくて 軽やかで クリーンなものに変容させようと思いました」
シーズンテーマの一部抜粋になるのだけど、僕はこの部分がとても印象的に残っている。
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「震えて広がる波紋は光を集めて美しかった 穏やかな凪よりもずっと」
心に突っ掛かったネガティブとも言える感情も、もしかすると少し角度を変えるだけで、印象も変わるかもしれない。
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それこそが「不穏さから感じ取った感情を 静かで やわらかくて 軽やかで クリーンなものに変容させようと思いました」ということなのだろうか。
そんなことを勝手に考えながら、この一言に非常に共感してしまったシーズンでもある。
僕自身、大変なことや辛いことがある時。
最初はネガティブな感情に引っ張られてしまうけど、見方を変えてできるだけポジティブに捉えようという気持ちでいるし、実際にそうやって乗り切っている。
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冒頭のお話もそうだけど、桜にしたって見方を変えれば、ずっと長いこと咲き続けているということなのだ。
数千年の歴史に比べれば1年という歳月など取るに足りない。
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後ろ向きな思考より、前向きな思考の方がパフォーマンスもいいに決まっているし、何より楽しい。
このニットは、装うたびにそんな細やかな気持ちの変化を促してくれるはずだ。
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見た目だけではなくて、���持ちにも影響を与えてくれるような、そんな素晴らしい1着だと思っている。
だから、このニットを纏う日はいつも以上に幸せな1日を迎えられるはずだ。
僕はそう思っている。
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さて、現在"GREY"はオンラインでもご覧いただける。
"BLACK"はお手数ですが、SNSもしくはメールにてお問合せをお願いします。
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今日は、素敵なニットベストをピックさせてもらった。
それでは次回もお楽しみに。
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online shop "清明" update 〜 春興 春を楽しむ装い
こんばんは。
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桜雨も明けて、今日からは少し天気も回復していくみたいだ。
昨日の雨で桜もちょっと散ってしまったかななんて思って、今日中津の公園の桜を見てみると、まだまだ咲いており今週末くらいまでは楽しめそうだ。
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新年度が始まり、慌ただしいと言う方も多いかもしれないけど、週末の桜をぜひ楽しんでみてはいかがだろうか。
さて、新年度も始まって早々になるけど、暦は本日"清明"を迎えた。
「清浄明潔」
全てが清らかでけがれなく明らかなこと。
そんな意味を持つ季節となる。
この時期らしく、お天気もコロコロと変わりやすいかもしれないけど、晴れた日なんかは、陽射しも明るく、強くなってきたなぁなんて感じてしまう。
なんだか、優しくて柔らかな陽射しなんて安易な言葉になってしまうけど、この時期の陽射しにはそんな心地よさが確かにある。
晴れた日。
家の外に出ると、春の匂いがする。
あまり良い匂いとは言えないけど、なんだか春の訪れを告げる匂いを嗅いだ瞬間に、気が緩むと言うのか、穏やかな気持ちになってしまうのは僕だけだろうか。
街を歩いていると、色々な花が咲き始めていて、世界が彩りを取り戻し始める頃でもある。
今日も美しいチューリップが咲いているのを見つけた。
こういったちょっとした街の風景からも春を感じられるようになってきた。
"春興"
春のウキウキとした楽しい気持ちのことや、春の長閑さを楽しむ気持ちのことを言うそうだ。
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特に今の時期、程よい暖かさに、桜も見頃を迎えると言うこともあって、まさにぴったりな言葉ではないだろうか。
そんな訳で、今回は春のそんなウキウキとした気持ちや長閑さをイメージしてアイテムをピックしてみた。
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色や柄でそんな春のウキウキとした気持ちを楽しめるアイテムはもちろんのこと、ちょっと特別な1着を纏うような楽しさも含めてアイテムを選んでみた。
ちなみに、3月にかなりこの春夏の新作が到着をしたと言うこともあり、結構新しいアイテムをメインに紹介をしているので、そういった点でも楽しんでもらえるのかなぁと思っている。
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もし良かったらそんな面もご覧いただけると嬉しく思う。
結構、今回はウキウキと長閑のゴリ押し的な側面もあったりして、全体の紹介はかなり簡易に思われてしまうかもしれない。
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ただ、個別では結構細かく紹介もできているかなぁなんて思っているので、もし良かったらそれぞれのアイテムをご覧いただけると嬉しく思う。
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なおonline shopは下記からご覧いただける。
もし良かったら覗いてみてほしい。
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最後になるけど、改めて。
春の装い楽しみましょう。
最近はすぐに暑くなるから。
1日1日の春の装いをしっかり楽しんで、この時期のお出かけを楽しんで欲しい。
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それでは次回もお楽しみに。
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YUKI SHIMANE 2024A/W pre-order event 開催
こんばんは。
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昨日、大阪の桜の開花宣言が発表された。
今年は3月になっても寒い日が続き、いつ桜が咲くのか、桜の木を眺める度にそんなことを思っていたのだけど、ようやくという感じだ。
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ここ数日、天気も崩れた日が多くて、春の到来を感じるような日も少なかったけど、この週末は桜の開花とともに、気持ちの良いお天気に恵まれ、なんだか春だなぁなんてしみじみとしてしまった。
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家を出る時の匂いも春の匂いがするし、降り注ぐ日差しも柔らかく心地よい。
そういえば、先日東京に行ってきたのだけど、朝は雨風が凄くて着いた瞬間は非常に肌寒かったのに、昼過ぎから急に晴れてきて、ふと街を見渡すと春の日差しが降り注いでいた。
なんだかとても気持ちよかった。
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皆さんも素敵な春をお楽しみください。
さて、まずは本題の前に明日からの営業予定のお知らせだ。
【4/1(月)〜4/7(日) 営業予定】
4/1 (月) 13:00〜20:00
4/2 (火) 13:00〜20:00
4/3 (水) お休み
4/4 (木) 13:00〜20:00
4/5 (金) 13:00〜20:00
4/6 (土) 13:00〜20:00
4/7 (日) 13:00〜20:00
新しく各ブランドからも新作が届いているので、ぜひ店頭でご覧になってください。
さて、本題へ。
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毎シーズン恒例になってきた"YUKI SHIMANE"の受注会。
今回も開催させていただく事になりました。
まず先に詳細から。
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〔YUKI SHIMANE 2024A/W pre-order〕
日時:4/12(金)〜4/15(日)
時間:13:00〜20:00
会場:itocaci (大阪市北区中津3-20-10)
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なんだか冒頭で春の始まりを感じました的なことを話しておきながら、紹介している内容は秋冬の受注会。
なんだかとっても季節感のシークエンスのない紹介になってしまって申し訳ないのだけど。
でも、今回の秋冬もとても素敵だったので、ぜひこの機会にみてもらえると嬉しく思う。
やっぱり"YUKI SHIMANE"と言えば、ニットがとても魅力的なので、ニットはもちろん直接ご覧になって頂きたい。
今回は、ホールガーメント機を使ったニットを初め、機械編みと家庭機編みを組み合わせたニットも登場。
一言でニットと言っても、全然雰囲気も変わってきて、でもちゃんと全体のバランスは取れていて、折角なのでこの機会に全型ご覧いただけると嬉しく思う。
また、春夏シーズン同様に、今回もシューズが発表されている。
今回靴のパターンは2パターン。
特に個人的にはこの靴がとても素敵だと思い、かなり推していきたいと思っている。
各シューズとも、ベースは3色(3種類)展開で、タッセルや紐などをご自由にお選びできる。
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靴は素敵でもやっぱり実際に試着してみないと分からないことも多いと思うので、少しでも気になった方は試着だけでもぜひ。
今回もデザイナーさんは不在になりますが、先日東京で色々とお話を聞いてきました。
予習はしっかりとしてきてるので、ぜひこの期間に色々と見て、試着して楽しんでもらえると嬉しく思う。
今回、大阪に来ることが難しいということで、このままだと1年以上ご挨拶もできない状況になってしまう。
ということで、日程的にもちょうど良かったこともあり会場で色々とお話を聞いてきました。
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まあ、色々と積もる話もあり、非常に楽しい2時間ちょっとを過ごすことができました。
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この期間、"YUKI SHIMANE"の魅力を皆様にお伝えできるよう頑張りますので、ぜい遊びにいらしてください。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
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なお、個別のご案内は明日以降させて頂きます。
また、期間が近づいたら、もうちょっとこんなアイテムがあるよーなんてお話もさせてもらおうかと思っているので、そちらもお楽しみに。
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今日はあくまでご案内ということでご了承ください。
それでは次回もお楽しみに。
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季節の変化を感じる服 - amachi. "Fluctuation Line One Piece" / "Fluctuation Line SS Shirt"
こんばんは。
・
今日、家の近くの桜の木を眺めてみると、僅かだが桜が咲いていた。
本格的な桜の開花が間近に迫る頃。
そんな桜の開花の時期になると、毎年見たくなる映画がある。
映画「君の名は」でお馴染み、新海誠監督の作品「秒速5センチメートル」だ。
・
新海誠作品の中で、僕が最も好きな作品が「秒速5センチメートル」になる。
公開されたのが2007年ということで、振り返ると僕が大学生の頃だ。
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そしてそんな「秒速5センチメートル」が、なんと3/29からリバイバル上映をしてくれるそうだ。
桜前線の北上に合わせて上映をするそうで、九州から南関東までは3/29から公開。北関東から北海道は4/12から公開するそうだ。
「桜前線上映」なんて粋なことをしてくれる。
・
せっかくなので、今年は家で見るのではなく、映画館に足を運んで見ようかなぁと思っている。
(当時見た感想と今見る感想は結構違うんだけど、それはそれで面白い。)
さて、本題に。
本日は素敵なテキスタイルを使った"amachi."のアイテムを紹介させてもらおうと思う。
無意味に見える冒頭のお話も、実は多少なりリンクをしたりしているかも。
なので、ちょっと長いけど、最後までご覧いただけると嬉しく思う。
amachi. : Fluctuation Line One Piece (Green × Blue) ¥63,800 (tax in)
amachi. : Fluctuation Line One Piece (Brown × Pink) ¥63,800 (tax in)
amachi. : Fluctuation Line SS Shirt (Green × Blue) ¥59,400
amachi. : Fluctuation Line SS Shirt (Brown × Pink) ¥59,400
”Phenology”をシーズンテーマに据えた中でのアイテムとなる。
以下ブランドより発表されたテキストになる。
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Collection 014 / SS2024 “Phenology”
ツバメの飛来、桜の開花、河の凍結など
すべての生態学的現象は季節の移ろいとともに始まり、終わる
動物、植物、自然現象、それぞれががもつ周期性
常に変化しながら、様々な組み合わせとして現れる ”風景”
そのリズムや移り変わりそのものをテーマにしたコレクションを創ってみたい
そう考えていた頃、“季節学” と呼ばれる学問が存在することを知った
膨大なフィールドワークをもとに
動植物と自然環境の相互関係や連鎖を観測し研究する分野である
対象は自然界に留まらず、人々が夏服・冬服を纏う初日/末日を観測するなど
人間社会への観察をも含んだ
まさに ”万物が気候に応じて変化するありさま” をとらえる学問であった
一年を二つのシーズンに分け、およそ半年間のワードローブを
一つのコレクションとして発表する周期の中で
私たちなりに、季節と向き合い、思考する
これまで当然のように繰り返してきたことに改めて向き合う “季節学”
冬枯れから春へ向かう時期、ツバメや花々が見せるある瞬間の色の組み合わせのような
心に残る情景に感性をゆだねて表現したシーズンとなった
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"amachi."のコレクションを通じて知った「季節学」。
季節の移ろいと生物の活動周期を研究する学問になるそうだ。
・
僕らも服を季節の移ろいに合わせて変えるように、私たちの生活に非常に密着した学問であり、気がつけば身体に浸透しているような。
そんな学問でもある。
・
今朝のニュースで、「春バテ」という、あまり聞き馴染みのない単語を知った。
今年は特に「春バテ」をする人が多いそうだ。
理由としては、春になっても肌寒い日が多いことが原因だということだ。
冬が寒いのは当たり前だと身体が覚えているのだが、いつまでも寒いことで、私たちの身体の周期もズレてしまい、自律神経の調整が効かなくなっているのだろう。
・
朝ご飯を食べながら、ボーッとした頭で、これも「季節学」の分野なのだろうか。
なんてことを考えてしまった。
そんな"Phenology"のリサーチを通じて生まれたコレクションのアイテム。
特に個人的にはテキスタイルに心を奪われたアイテムとなる。
細かいので、着画ではなかなかと伝わりにくいのだけど、近くで見るとステッチワークのような柄がとても素敵だ。
・
"amachi."の服に可愛いという表現が適しているのか分からないのだけど、僕としてはなんとも愛おしくて、可愛らしいテキスタイルだと感じた。
・
"Green × Brown"カラーは、冬から春にかけて、深く暗い緑に覆われた森に霧が立ち込めるイメージから生まれている。言わば針葉樹の森だ。だから、刺繍のような柄の部分に用いられている糸には、青みのかかった糸が用いられている。
一方、"Brown × Pink"カラーは、枯れ木に満ちた初春をイメージしている。葉が落ち、枯れ枝のみが残った色の失われた世界。そんな森に梅の花が咲き始めた様子になるそうだ。なのでこちらは広葉樹の森だ。そのため、刺繍のような柄の部分に用いられている糸には、ピンクの糸が用いられている。
・
山に近いエリアで育った僕には、とても懐かしい風景でもある。
まあ、正直、梅の花までは思い出せない。
でも冬の間、茶色だった山に、あちらこちらで桜が咲き始めて、それが徐々に深い緑へと変わっていく。そんな山が色を取り戻す風景を思い出してしまった。
・
さて、この不思議な柄はもちろん「織」でできている。
どうやったらこんな生地ができるのだろうか。
素敵なテキスタイルに出会うとすぐにそんなことを考えてしまう。
もはや反射と言っても良い。
話を聞くと、実はこの生地に使われているテクニックは事故から生まれたというお話だ。
また、僕の心をくすぐるようなお話ではないか。
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生地加工の段階で糸が収縮し、ジグザグの刺繍のような柄になってしまったということだ。(専門的な話ですみません。)
なので、狙ったというよりは、生地トラブルだ。
でも、工場に行くとそういった話を聞く機会は多いのだ。
面白い生地を作るような工場に行けば、色んなことに挑戦しているので、なおさらそういった話を伺う機会が多い。
・
さて、今回この2着に共通してオススメしたいポイントは、この素敵な生地の柄合わせになる。
ワンピースは縦、横、斜めに生地を切り替えながら。
シャツはフロントと背面、それぞれピッタリと柄が来るように。
生地の使い方もデザインの一つとして、このアイテムのアクセントに一役買っているのだ。
ちょっと分かりにくいけど、背中の斜めの柄合わせが効いて、非常に構築的な見た目が素敵だ。
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ちょうどたまたま、先週非常にハイクオリティな縫製工場へお邪魔する機会があった。
柄合わせの作業を見せてもらったのだけど、この工場では、生地がズレ無いようするため、こうやってレザーポイントを使って垂直にしっかりと生地を合わせるようにしているということだった。
(amachi.の依頼している工場ではないと思うし、依頼している工場にはその工場のやり方があるので、あくまでも参考として。)
それくらい工場も神経を使う工程になるのだ。
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でもそれだからこそ出せる美しさはあって、この"amachi."のシャツは、そんな織物や縫製の工場の方の工夫や細部へのこだわりも欠かせないのだ。
シャツは、肩線のない独特なパターンを用いている。
そのため、スッと身体に沿って落ちるため非常にすっきりとした印象だ。
ワンピースはちょうど肩線のあたりくらいに、燕の巣を彷彿させるような異素材の切り替えがアクセントになっている。
こちら、素材は和紙になる。
もちろん、水で洗っても問題ない。
また、ちゃんとポケットも付いている。
ポケット付き。
嬉しい方も多いでのはないだろうか。
先ほど生地だけ見ると可愛いなんてお話をさせてもらったけど、ワンピースやシャツといった服に仕上がると、やっぱり上品で美しい。
店に到着して以来、何度見ても唸ってしまうようなアイテムだ。
正直、半袖シャツは僕も狙っている。
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生地、パターン、縫製、デザイン(まあ生地もパターンも縫製もデザインの一部なんだけど)の全てがパーフェクトに揃ったアイテムになるのだ。
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もし良かったらぜひ一度ご覧いただけると嬉しく思う。
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なお、ワンピースの"Brown × Pink"は、現在"online shop"でもご覧いただける。
その他の色やアイテムに関しては、SNSもしくはメールにてお問合せください。
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さて、冒頭で桜が咲くと見たくなる映画「秒速5センチメートル」の桜前線上映のお話をしたけど、僕という個人単体で見ると、桜が咲くと「秒速5センチメートル」を見たいっていうのも、ある意味では季節学に近いものなのかもしれない。
そんなことを思った。
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季節の移ろいの中で姿を変える森。
そんな森の移ろいをイメージして生まれたテキスタイル。
素敵なテキスタイルを贅沢に、そして繊細に用いたアイテムを纏って、皆さんも季節の移ろいを装いで楽しんでもらえると嬉しく思う。
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それでは次回もお楽しみに。
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"YUKI SHIMANE" 2nd delivery
こんばんは。
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そういえば、ちょっと前に北陸新幹線が敦賀まで延伸した。
大阪から金沢まで、サンダーバード1本で行けなくなってしまう。
そんな訳で、北陸新幹線延伸の前にサンダーバードで金沢までふらっと行ってきた。
(前日まで行くか悩んでいたので、マジでふらっとノープランの旅だ。)
ギリギリの駆け込み乗車。
おかげさまで写真もぶれてしまったけど、今では見ることのできない行き先が金沢のサンダーバード。
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ニュースでは地震の影響で観光客が全く来ないというのも聞いていたのだけど、着いてみると平日にも関わらず賑わっており、ちょっと驚いた。
ふらっとした突然の旅なので、特にこれがしたいということも無かったのだけど、金沢に来たのであれば21世紀美術館は外せない。
数年前に館長が代わり、新館長は僕が好きなキュレーターだった方ということもあり、ここ数年、気になっていた美術館でもある。
最後に訪れたのがサラリーマン時代になると思うので、約10年ぶりになるのだろうか。
当時と比べると、ミュージアムショップもかなり充実していて、企画の内容も最近話題のNFTを扱ったりする展示で、それを地方の美術館でやってしまう速さはさすがだと感じた。
個人的には"スプツニ子!"のこの作品が面白かった。
ドローンで四つ葉のクローバーを探す作品なんだけど、AIで四つ葉のクローバーの形を認識して、一瞬で四つ葉のクローバーを次々と見つけていく作品。
多くの方がやったことがある四つ葉のクローバー探し。
四つ葉のクローバーを見つけた時の、あのなんとも言えない喜びのような感情は、多くの方と共有できるものではないだろうか。
そして、そんなあの特別な気持ちの昂りを、一瞬で打ち砕くような作品で、皮肉ってるなぁって感じで面白かった。(マジでAIはすぐ見つけてくるから。見てて笑そうになるくらい早いから。)
僕の好きな漫画「ハチミツとクローバー」の最終巻に訪れる名シーンも、この作品の前では台無しだ。笑
(人間と技術との付き合い方を問いかける作品になるので、四つ葉のクローバー探しを否定するような作品ではありません。)
まあ、あとはやっぱりタレルの部屋(ブループラネットスカイ)は気持ちよかった。
ずっと眺めてしまい、雲の動きを追ってしまう。
まあ、今回はグレープラネットスカイのようなお天気でしたが。
(この作品は常設なので、基本はいつでもご覧いただけます。金沢に行く機会があればぜひ。)
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今年は年明けから中之島美術館、アーツ前橋、そして21世紀美術館と月に1回もタレルの作品に出会っていて、なんだか贅沢な気分だ。
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本当なら、金沢のセレクトショップも色々と回りたかったのだけど、ちゃんと調べておらず、定休日ばかりで、数店舗しか回れなかった。そんな訳でリベンジが必要になったので、次は折角なので新幹線に乗って行ってみようかな。
さて、それでは本日の本題へ。
先日、"YUKI SHIMANE"から2024S/Sの2回目のデリバリーがありました。
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今回はトップス数点とサンダルが入荷している。
YUKI SHIMANE : Nami knit Short jacket (BLUE) ¥37,400 (tax in)
YUKI SHIMANE : Nami knit Short jacket (GREY) ¥37,400 (tax in)
波のようなゆらゆらとしたボーダーが素敵なトップス。
穏やかな波の移ろいのように、繊細な素材がとても可愛らしい1着になる。
透け感のあるアイテムになるので、夏も活躍するアイテムになるのではないだろうか。
春から初夏にかけてはワンピースなどの上にアクセントとして羽織って。
夏本番を迎える頃にはノースリーブのインナーの上に合わせて。
装いに華を添えてくれるような、そんなアイテムになる。
YUKI SHIMANE : Waffle top (LIGHT BLUE) ¥24,200 (tax in)
YUKI SHIMANE : Waffle top (BLACK) ¥24,200 (tax in)
夏になるとTシャツの出番が増えると思うのだけど、ずっとTシャツを着ているとさすがに飽きてしまうし、カジュアルな装いになり過ぎてしまう。
そんな時にオススメしたい1着。
個人的にはTシャツのような感覚で着用してもらいたいなぁと思って取り扱いをした。
Tシャツのように着用するんだけど、でも���然印象も変わって、可愛らしい。
夏の装いが楽しくなるような。
そんな1着だと思っている。
袖口もボタンを止めて折り上げることで、ちょっと見た目に変化をつけることも可能だ。
初夏の時期にはチュールやレース素材のトップスをインナーに着用して合わせても良さそうだ。
YUKI SHIMANE : Tassel vibram sole Sandals (ALL BLACK) ¥29,700 (tax in)
浅草に拠点を構える"U-DOT"さんとのコラボによるサンダル。
今回タッセルやバンドカラーも色々と選べたのですが、使いやすいALL BLACK カラーを買い付けさせてもらいました。
個人的にどうも昔からvibramソールをみるとテンションが上がってしまう。
登山靴とか買ったことがある方なら馴染みがあるかもしれないのですが、非常に安定感に優れている。
可愛らしい雰囲気に、ソールのハードさのギャップが絶妙だ。
こちらサイズも3サイズご用意させてもらった。
受注会でご覧いただけなかった方は、ぜひ店頭でご覧いただけると嬉しく思う。
しかも、個人的にこの価格帯はかなり驚いた。
お手頃なんて表現は良くないのかもしれないけど、このサンダルの安定感があれば、夏のイベントや旅行なんかでも大活躍すること間違いなしだ。
簡単ではあるが、ざっと新しく届いたアイテムの紹介をさせて頂いた。
また、個別のアイテム紹介は後日改めてさせて頂ければと思っている。
・
それでは次回もお楽しみに。
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"rihei" 2024 start
こんばんは。
・
先日「葬送のフリーレン」の最終回が放送された。
約半年。
本当に楽しませてもらいました。
見終わったあと、ちょっと寂しさすら感じてしまった。
僕の歴代トップ10に入るかどうか、それくらい良かった。
当店のお客様もご覧になられている方が多いので、もし良かったらまた皆様の感想をお聞かせください。
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それではまずは明日からの営業予定のお知らせだ。
【3/25(月)〜3/31(日) 営業予定】
3/25 (月) 13:00〜20:00
3/26 (火) 13:00〜20:00
3/27 (水) 13:00〜20:00
3/28 (木) 13:00〜20:00
3/29 (金) お休み
3/30 (土) 13:00〜20:00
3/31 (日) 13:00〜20:00
※ 27日(水)は臨時営業をさせて頂きます。
※ 29日(金)は出張のためお休みを頂きます。
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来週もちょっと変則的な営業となります。
ちなみに週末には、各ブランドから新作が一気に届きました。
ぜひ店頭に遊びにいらしてください。
さて、それでは本日の本題へ。
この週末に"rihei"から新たに新作アイテムが到着しました。
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取り扱い始め当初は、なかなかと"rihei"の良さをどう伝えるのが良いのだろうかと、色々と悩みました。
しかし、ここ数年はそんな"rihei"の良さが皆様に伝わり、完売も多かったため、"rihei"の到着を待っていたという方も多かったのではないでしょうか。
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本当に今季も素晴らしいアイテムが買付できたと思っています。
ちなみに僕も2着ほどですが、自分用に購入しております。
・
そんな訳で、今日はブランドのルック画像を使って簡単に紹介を。
(個別アイテムの詳しい紹介は、また後日改めてさせて頂きます。)
rihei : Sweatshirt ¥26,400 (tax in)
rihei : Denim Skirt ¥30,800
柔らかなコットン素材を用いたスウェット。
ちょっとズレたデザインがアクセントに。
シンプルではないけど、装いにも取り入れて頂きやすそうだ。
そして、ここ数年毎シーズン発表されるデニムシリーズでは、デニムスカートを。
こちらもシンプルに見えるのだけど、細かな部分にまで配慮されており、カジュアルなデニムにも関わらず上品に見える点が魅力的だ。
rihei : Pullover ¥27,500 (tax in)
rihei : OP ¥27,500 (tax in
こちらもオススメの組み合わせ。
プルオーバー仕様のブラウス。
少し光沢のあるような、上質なコットンのシャツ素材をベースにしたアイテムとなる。
緩いサイズ感なのに美しい。
その辺りがオススメのポイントだ。
また、"OP"は肩のベルトでサイズ感を変えていただける。
このようにサロペットのように着用することもできるし、ワンピースのように着用いただくことも可能だ。
季節や装いに応じて使い分けてみてはいかがだろうか。
rihei : Jacquard Skirt ¥36,300 (tax in)
初め花柄のように見えてしまったのですが、こちらはジャガー柄。
ジャガード素材のジャガー柄。
絶対遊んでるよなぁとか思いながら、このボテッとしたような柄が妙に愛おしく感じられる。
素材もコットンなので、シーズンレスに活躍する。
夏場なんて、シンプルに白Teeと合わせるだけでも良い。
rihei : Men's shirt ¥26,400 (tax in)
rihei : OP ¥27,500 (tax in)
こちら、僕も購入してしまった"Men's shirt"。
メンズシャツなんだけど、女性も着用できる。
首元の開き具合がとても素敵で、春先はインナーに少し色のあるアイテムを取り入れて、首元からチラッと見せるようなコーデなんて素敵だ。
ちなみに男性が着用したらちょっと丈が短いシャツになって、その丈の短さが可愛い。(僕が着用した時のイメージ。ちなみに身長175cm。ご参考までに。)
rihei : Jumpsuit ¥37,400 (tax in)
こちらも僕が購入した1着。
元々”つなぎ”が大好きな僕。
なんか、色といい、サイズ感といい、結構作業の制服に見えてしまうかなぁなんて思ったんだけど、着用するとこれが本当に素晴らしい。
今回、店舗用のアイテムに関しては裾丈を短くしてもらおうかと思ったのだけど、折角ならそのままの長さで行こうということで、めっちゃ長いままオーダーしてます。
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ルックのようにロールアップして着用するのも楽しみの一つだし、あとは気に入って購入いただいた方が、ちょっと手間かもしれないけど、裾上げをご自身の好きな位置でしてもらう方が良いなぁと思ってこのような判断をさせて頂きました。
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こちらがこの長さというものを提示するのもいいけど、好みは人によって変わるわけで。
そんな感じです。
以上、"rihei"のアイテムを簡単に紹介させて頂きました。
・
ちなみに、ここ数年、本当に当店でも反応が良い。
特に、"rihei"はリピーター率が高くて、一度ハマるとどうやら抜け出せないようだ。
・
写真で見ているだけ、もしくは店頭で見ているだけでは分からない。
着用することで感じる感動があるのだろう。
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そんな訳で、ぜひ、店頭で一度ご覧いただき、少しでも気になったらぜひご試着ください。
・
それでは次回もお楽しみに。
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online shop "春分" update 〜 桜のための装い
こんばんは。
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今日は春分の日。
とはいえ、冬のように肌寒い1日。
強風が吹き、雨も降ったり止んだりと忙しない1日だったのではないだろうか。
・
天気予報を見るともう少し肌寒さを感じる日が続きそうだ。
本格的な春の訪れはもう少し先になるのかなぁ。
改めて
今日は春分の日。
ということで、本日当店の"online shop"も更新をさせて頂いた。
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なんだかこんな肌寒い日に春分を迎えなくてもと思ってしまうけど。
暦はまた一つ進んだ。
・
そんな"春分"。
やっぱり1番の楽しみは桜の開花ではないだろうか。
気象庁の開花予想を見ると、大阪では来週くらいから開花が始まりそうだ。
こんなに肌寒い日を迎えた後に、来週には桜が開花するなんて聞くと、ちょっと耳を疑ってしまうのだけど。
それでも、季節は徐々に春へと進んでいることを感じてしまう。
・
さて、そんな桜の開花も間近に控える頃。
そろそろお花見の予定なんて考えたりするのだろうか。
「何事ぞ 花見る人の 長刀」
お花見の席に長い刀を差した侍がいると、興醒めする。無粋だ。
そんな気持ちを表した句になる。
・
お花見とは、ゴザ1枚。
桜の下に敷いて、皆で飲んで笑って踊って。
誰もが楽しめる宴の席だ。
・
そんな席に身分や権威など無粋でしかない。
大学生の頃。
桜が満開の時期に、一人フラフラと京都の八坂神社に出かけた。
満開の桜の下では、老若男女、どこを見ても笑って楽しそうに宴を催している。
そんな風景を見ていたら自然とこちらまで楽しい気持ちになってしまった。
あの時の記憶が思い出されてしまった。
・
そもそも花見は社交の場として、古くから愛されてきた宴なのだ。
祇園や吉原のような場に大金を払わなくても、日頃の身分や地位など忘れて遊び戯れる場なのだ。
そんな場に、身分や地位を象徴するような刀なんて、確かに不要だ。
花見の場の景観を損ねると言っても過言ではない。
まあ、僕もサラリーマンをしていたから分かるのだけど、会社での花見なんてまさに無粋の極みだ。
上司の様子を伺いながら啜る酒がうまいはずがない。
せっかくの美しい桜も台無しだ。
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そんな気持ちにさせる上司なんてロクでもない奴に決まっている。笑
もし、そんな花見に参加せざる得ない方がいらっしゃったら、その上司を刀だと思ってその時間を耐え凌ぎ、その後、すぐに宴を開き直そう。
「雪月花」
どれも儚く、移ろいやすいものとして、私たち日本人の大切な価値観の一つでもある。
まさに桜なんてその代表例だ。
僅かな期間にしか愛でることのできない花だからこそ、私たちは満開の桜を見るたびに心を奪われてしまうのだろう。
そして、その時間はあっという間に失われてしまうものなのだ。
・
つまり花見の席というものも、儚く尊い宴の席なのだ。
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だからこそ、素敵な花見をぜひ催してみてはいかがだろうか。
今回はそんな思いと共にアイテムをピックさせてもらった。
素敵なお花見を楽しめる服。
素敵な桜と出会える服。
・
ぜひ素敵な装いで桜を楽しんでみてほしい。
・
なお、オンラインショップは下記からご覧いただける。
それでは次回もお楽しみに。
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TOGALI MARUMI アイテム紹介
こんばんは。
・
さて、今日は早速だが、現在開催中の"TOGALI MARUMI"のPOP UPでご覧いただけるアイテムを僕の独断でいくつかご紹介をさせてもらえればと思っている。
・
最初に。
"TOGALI MARUMI"の服は、尖りと丸みの構成比率がある。
これは、見る人によって尖り具合や丸み具合も変わると思うけど、それはそれでOKだ。
むしろ、ブランドの提示する構成比率と比較し、自分はどのように感じるのか。
そんな部分を大切にしてもらえればと思う。
アイテム紹介の最後には、ブランドが提示している尖り要素と丸み要素の構成比率も記載するので、お楽しみに。
・
ということで、そんなブランドのユニークなアプローチが前提にあるとうことを踏まえた上で、生地のこと。デザインのこと。
色々なアプローチを少しご紹介させて貰えばと思う。
・
それでは早速、アイテム紹介に。
と行きたいところだけど、その前に、今回新たに発表された素材をご紹介させてもらう。
まず一つ目は”KOKEISI”という名が付けられたテキスタイル。
ジャガードと呼ばれる、柄を出すのが得意な機械を使って織られた
布になる。
素材はポリエステル。
なので、サラッとした肌触りになる。
デザイナーの大小さんが拠点を構える群馬県の桐生という街は、繊維産地の街になる。
そんな桐生という街で生地も製作された。
二つ目は"chemical organic"と名付けられたテキスタイルになる。
ベースはオーガニックコットンを使っている。
そんなオーガニックコットン素材に"ORGANIC"のポップな刺繍が目を引く。
オーガニックというナチュラルな印象を打ち消すような、そんなユニークな生地になるのだ。
デザイナーさん曰く、「生娘がゴリゴリにタトゥー入れて帰ってきた」。
そんなイメージのテキスタイルらしい。
実際にこの生地を見てみると、このイメージが結構ししっくりくるので、楽しんでもらえるはずだ。
・
以上、この2種類のテキスタイルが今回のオリジナルテキスタイルになる。
なお、この2種類のテキスタイルを用いたアイテムに関しては、全て受注生産となる。
・
それではいよいよアイテム紹介に。
(全て紹介するととんでもない分量になってしまうので、今日はオススメのアイテムということでご理解いただけると幸いだ。)
TOGALI MARUMI : swallow rib pants (KOKEISI) ¥44,000 (tax in)
TOGALI MARUMI : swallow rib pants (chemical organic) ¥44,000 (tax in)
まずは今季新たに登場したリブパンツ。
お尻周りはゆとりがあるけど、着用するとすっきりとしており、スウェットやジャージを着用しているような。
そんな印象をいただく。
ユニークな点は、裾のリブが非常に長く取られている点だろう。
しかも、このリブの部分。
リブ編みと平編みを切り替えて使っており、伸縮の度合いも変わる。
そのため、裾に向かって少し広がりがあり、靴を飲み込むようなスタイリングを楽しんでいただける。
パンツが靴を飲み込む。
そんな発想がとてもユニークだ。
靴下のような靴が増えてきたということで、靴に対する逆襲から生まれたパンツだということだ。
目の付け所と、そんな発想のデザインの落とし方が面白い。
こんな感じで、靴の上部にリブを被せて着用するイメージだ。
素材もユニークだけど、デザインにもしっかりと遊びを感じられる点が面白い。
なお、リブを折り返すと、普段よく目にするリブパンツに変わるので、気分や装いに応じてリブの使い方を変えて楽しんでみてはいかがだろうか。
(swallow rib pants : togali 60% / marumi 40%)
続いては、"TOGALI MARUMI"の定番アイテム。
D-pantsを紹介させていただく。
TOGALI MARUMI : D-pants (KOKEISI) ¥50,600 (tax in)
TOGALI MARUMI : D-pants (chemical organic) ¥50,600 (tax in)
"TOGARI MARUMI"のファーストシーズンから発表されてきた"D-pants"。
僕も1本保有しているパンツになるのだけど、着用時のストレスは一切感じられず、非常に重宝しているパンツの1本だ。
横から見るとアルファベットのDのような形になることから"D-pants"と名付けられている。
一見メンズアイテムに見えてしまうかもしれないが、折り返して着用できるように計算されており、女性も着用が可能だ。
昨年のイベントでも女性の方が購入しており、また、イベント終了後に数点仕入れていた"D-pants"も半数以上は女性が購入している。
・
また裾をキュッと絞って着用することも可能だ。
先ほどのリブパンツ同様、その日の装いに併せて着こなしを変えていただくと良いのではないだろうか。
・
ちなみに昨年ご購入いただいた方にもおすすめをしたい。
素材が変わると、結構シルエットも違って着用時の印象も大きく変わる。
なので、昨年の1本とは雰囲気の違う1本になるので、もし良かったらお試しいただきたい。
(D-pants : togali 70% / marumi 30%)
・
さて、続いては使いやすいバッグを。
TOGALI MARUMI : PK bag (KOKEISI × ISI print) ¥8,800 (tax in)
TOGALI MARUMI : PK bag mini (KOKEISI × ISI print) ¥5,500 (tax in)
TOGALI MARUMI : PK bag (chemical organic) ¥8,800 (tax in)
TOGALI MARUMI : PK bag mini (chemical organic) ¥5,500 (tax in)
今回のメイン素材を使ったバッグになる。
サイズも大と小ということで、共に使いやすいサイズのアイテムになる。
服はちょっと取り入れるのが難しい。
でも小物くらいだと、ちょっと装いのアクセントにもなって丁度良い。
そんな方もいらっしゃるのではないだろうか。
こちらがminiサイズのイメージ。
そしてこちらが大きいサイズになる。
テキスタイルを存分に楽しめるということで、こちらも今回個人的にはオススメの1アイテムだ。
(PK bag : togali 30% / marumi 70%)
その他にもコートやエプロンも今回は発表されている。
(エプロンの着用画像がなくてすみません。。)
このコートもポケットがめちゃくちゃついていて、ユニークな仕様となっている。(ゴミを入れるためのポケットまでついていて、面白い。)
なので、残り2日間となってしまったが、最終日は祝日でもあるのでもし良かったら店頭でご覧いただけると嬉しく思う。
・
さて、ここまでは受注ベースのアイテムをピックさせてもらったが、今回即売しているアイテムも数点ご用意がある。
TOGALI MARUMI : LLSF Tee (zumi) ¥18,700 (tax in)
TOGALI MARUMI : LLSF Tee (nat) ¥13,200 (tax in)
袖の長さがアクセントになったロンteeにフードがついたカットソー。
トップスとして着用いただくのはもちろんなんだけど、インナーに入れて、袖のレイヤードを楽しんでいただく合わせ方もオススメだ。
コートやシャツの袖口からインナーを出して楽しむイメージをいただけると良いかと思う。
ちなみにこちらは今回の"ISI print"を施したものもある。
TOGALI MARUMI : LLSF Tee ISI print (sumi) ¥22,000 (tax in)
TOGALI MARUMI : LLSF Tee ISI print (nat) ¥17,600 (tax in)
無地も良いけど、プリントが入ると一層1枚でも決まるというか、アクセントになるので、オススメだ。
こちらも現在店頭に出ている限りになってしまうアイテムなので、気になる方はお早めに。
(LLSF Tee : togali 40% / marumi 60%)
・
そして本日最後に紹介するアイテムが、ちょっとしたジャケットにもなるトップス。
TOGALI MARUMI : 3PK CO (nat) ¥27,500
非常に高密度でハリのあるコットン素材。
シャツよりも厚く、ジャケットよりは薄い。
コートやジャケット感覚で楽しんでも、デザインシャツとして楽しんでいただいても良さそうだ。
ちなみにこちらも先ほどのTee同様に、"ISI print"が施されたものも。
TOGALI MARUMI : 3PK CO ISI print (usumi) ¥41,800
また、このアイテムのユニークな点は、前後どちらを前にしても着用ができてしまうという点だ。
ちょっと今回は、ボタンで前を止める側でしか着用しておらずで恐縮なんだが、2wayで楽しんでいただける。
なお、背面には大きいポケットがついており、そんなポケットを主役にした面を前に持ってきて着用しても楽しそうだ。
(3PK CO : togali 30% / marumi 70%)
・
その他にもシャツのご用意がある。
本当だったら全部紹介できれば良いのだけど、ちょっと今日はこの辺りで。
・
いかがだろうか。
色々とここまで紹介をさせてもらったけど、なんかユニークだなぁなんて思ったりしませんか。
・
装う上で、このなんだかワクワクするような、ユニークなデザインが大切だと思っている。
・
工場で生地から全て手がけて、手の込んだアイテムを作っているのに、それをいい意味で忘れさせてしまうようなユニークなデザイン。
なんか改めて変なバランスだなぁなんて思ったりしている。
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めっちゃ産地について語ったかと思ったら、急にハンドル切って、別のベクトルに向かっているような。
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僕はどちらも好きだから、本当にどこを切り取っても楽しんでしまう。
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一部当店でも引き続きご覧いただけるけど、今回即売のアイテムも限りがあるので、イベント後はそんなに多くは店頭に並べられない。
なので、残り2日間。
せっかくならこの機会にぜひ遊びにいらして欲しい。
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それでは次回もお楽しみに。
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P.S. 3PK COは絶対にもう少し尖り要素がある気がしてならない。。。
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TOGALI MARUMI POP UP 3/20まで
こんばんは。
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まずは早速だが明日からの営業予定のお知らせだ。
【3/18(月)〜3/24(日) 営業予定】
3/18(月) 13:00〜20:00 (TOGALI MARUMI POP UP)
3/19(火) 13:00〜20:00 (TOGALI MARUMI POP UP)
3/20(水) 13:00〜20:00 (TOGALI MARUMI POP UP)
3/21(木) お休み
3/22(金) 13:00〜20:00
3/23(土) 13:00〜20:00
3/24(日) 13:00〜20:00
※ 3/20(水)はPOP UPのため営業いたします。
※ 3/21(木)はPOP UP撤収のためお休みいただきます。
さて、昨日から開催をしている"TOGALI MARUMI"のPOP UP。
こちら残り3日間となりました。
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今回、改めて大小さんらしい発想で生まれたアイテム達だなぁと。
本当に、一つ一つお話を聞いてて楽しかったです。
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明日のblogでそんな魅力を再度ご紹介をさせてもらおうと思っているので、ぜひチェックしてみてください。
店頭にいらした方には、ボードゲーム付きでそんな魅力をご紹介させてもらいます。
改めて、詳細を。
〔TOGALI MARUMI POP UP〕
日時:3/16(sat)〜3/20(wed)
時間:13:00〜20:00
会場:itocaci
※16日(土),17(日)の2日間デザイナー在廊予定
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先ほどデザイナーさんは桐生に帰られましたが、POP UPは引き続きご覧いただけます。
残り3日間となりましたが、この期間にぜひ遊びにいらしてくださいませ。
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そして、明日、改めて魅力を存分にお伝えさせていただきます。
そちらも併せてお楽しみに。
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それでは残り3日間。
皆様のご来店をお待ちしております。
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「晴る」の季節の装いに - amachi. "Gateway - Worker Jacket (×Elise Gettliffe)"
こんばんは。
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3月も折り返しを前にして、まだ肌寒い日も多いけど、それでも少しづつ春らしさを感じるような日も増えてきた。
春の語源。
以前もお話をしたことがあると思うけど、芽が張るの「張る」が春の語源になったという説だったり、田畑を墾るの「墾る」が語源に��っているという説だったり、諸説あるそうなのだが、個人的には「晴る」が「春」の語源になったという説を推したい。
根拠などはもちろんない。
これはあくまでも僕の願望である。
春の麗かな昼下がり。
冬よりは色が濃くなって、でも夏よりも淡い空の色。
そんな空の青は、これから開花を迎える桜を始め、彩りに満ちた花の色を一層美しく見せる。
そんな訳で、今回はそんな春の始まりにオススメの1着をピックしたいと思う。
amachi. : Gateway - Worker Jacket (×Elise Gettliffe) ¥110,000 (tax in)
すっきりとした構築的なシルエットに心を奪われたジャケット。
名前にもあるように、ワークジャケットをベースとしながらも、野暮な雰囲気は一切感じられず美しい。
襟元を開いてジャケットのように着用しても、前を閉じてライダースのような雰囲気で着用しても。
その日の気分やお好みで使い分けていただくことができる。
素材はコットンとリネン。
太いコットンの糸を経糸(たて糸)に用いて、緯糸(よこ糸)にリネン。
異なる素材、異なる太さの糸を用いて、かなりギュッと密度の詰まったテキスタイルになる。
先ほど野暮ったさは感じないというお話をしたけど、素材にはワークらしい、ちょっと土臭さのような部分を見ることができる。
話を聞くと、使い込むと風合いも増すそうだ。
そんなことを聞いたら、一層ときめいてしまうではないか。
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元々ワーク系の古着が大好きで、昔からヴィンテージのアイテムもワーク系ばっかり集めてしまっている僕。
使い込むことで、自分の身体に沿って成長するジャケット。
想像したらワクワクして来ないだろうか。
少しライダースの面影を残したジャケット、
袖口はヌメ革の切り替えも。
僕はレザーの中でもヌメ革に弱い。
使い込むごとに深みが増す革の色。
僕が使っている財布もヌメ革のものになるのだけど、使い始めて2年弱で深い茶色へと変わり始めている。
柔らかくクタッと変わっていくベースの素材に、この袖口のレザーが深い茶色へと。
このジャケットを羽織るたびに、そんな成長を楽しみにしてしまう1着だ。
ボタンは陶器ボタンに。
"amachi."が長年コラボをしている、フランスの陶器アーティストのボタンだ。
なので、この陶器ボタンを使ったアイテムにはタグも2つつく。
このボタンですらアクセサリーのような役割を果たし、美しい青のジャケットにアクセントを添える。
着用したら見えない部分にはなるのだけど、パイピング処理が施されていて、裏側を見ても美しい。
なお、内側の見開き部分にはコットンのタイプライターという素材を用いており、内ポケットも。
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細かな部分にまで一切抜かりのないジャケットになるのだ。
そして、そんなジャケットの一番のポイントは背面のデザインになる。
背面の丸い穴が空いたようなデザインが目を引く。
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"Gateway"
直訳すると出入り口。
季節の移り変わりの出入り口とも受け止められるようなデザインだ。
ちなみに、この穴の空いたようなデザインは、見た目のデザインとしての機能はもちろんのこと、アクションプリーツとしての役割も果たしており、可動域を広げ、着用時のストレスを軽減する効果も担っている。
非常にすっきりとした印象を受けるかもしれないけど、実際に着用すると、非常にゆとりを持って着用できる1着なのだ。
この感動は実際に手にした本人にしか分からない。
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素材、ボタン、シルエット、デザイン。
どこをとっても抜かりがない、素晴らしい1着。
しかも、これ、家で洗えてしまう。
ここまでくると、正直感動を超えて、びっくりで笑えてくる。
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現在オンラインショップでもこちらはご覧いただけるので、併せてご覧いただけると嬉しく思う。
さて、春の青空。
冬より濃くて、夏より淡い。
そんな季節に、空のような色のアイテムを纏って、街にお出かけをする。
もう少しするとお花見の季節だ。
そんな満開な桜の下で。
桜が散った後も、初夏に向けて様々な色に溢れる季節。
春の「晴る」日の装いに。
ぜひこんな素敵な1着を纏ってお出かけを楽しんでもらえると嬉しく思う。
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それでは次回もお楽しみに。
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TOGALI MARUMI POP UP 3/16 start
こんばんは。
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さて、いよいよ開催が来週末に控えた"TOGALI MARUMI"のPOP UP。
今日は再度、そのご案内をさせて頂ければと思っている。
なお、先週のご案内はこちらから。
その前に、まず明日からの営業予定のお知らせをさせて頂く。
【3/11(月)〜3/17(日) 営業予定】
3/11 (月) 13:00 〜 20:00
3/12 (火) 13:00 〜 20:00
3/13 (水) 13:00 〜 20:00 (臨時営業)
3/14 (木) 13:00 〜 20:00
3/15 (金) お休み (POP UP 設営のためお休み)
3/16 (土) 13:00 〜 20:00 (TOGALI MARUMI POP UP)
3/17 (日) 13:00 〜 20:00 (TOGALI MARUMI POP UP)
※ 3/13(水)は臨時営業となります。
※ 3/15(金)はPOP UP設営のためお休みとなります。
※ 3/16(土)〜3/20(水)までTOGALI MARUMI POP UPを開催します。
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POP UP開催に合わせて、少し営業がイレギュラーになりますが、よろしくお願いいたします。
春の新作も新たに到着してますので、そちらもぜひお楽しみください。
いよいよ開催が来週に迫った"TOGALI MARUMI"のPOP UP。
まずは、開催概要から。
〔TOGALI MARUMI POP UP〕
日時:3/16(sat)〜3/20(wed)
時間:13:00〜20:00
会場:itocaci
※16日(土),17(日)の2日間デザイナー在廊予定
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今回もデザイナーさんが遥々、群馬の桐生からいらしてくれる。
桐生という街が、どこにあるかピンとこない方。
もし良かったらGoogleマップで調べてみて欲しい。
大阪からだと、東海道新幹線で東京まで行き、東京で東北新幹線に乗り換え、途中の小山駅で下車。
小山駅からは両毛線で桐生へ。
非常に長い旅となる。
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繊維関連にお勤めの方なら桐生という土地の名前は聞いたことがあるという方も多いかもしれない。
国内に数ある繊維産地の中でも非常に有名な産地になる。
特に関東からはアクセスも良いことがあり、色んなブランドが桐生でテキスタイルの製作をしている。
今回の"TOGALI MARUMI"もそんな桐生で生産したテキスタイルを用いたアイテムが並ぶ。
織物はもちろんのこと、生地の加工や刺繍まで。
服の製作に関わる幅広い工場が集まる産地で、テキスタイルフェチな僕からすると、非常に魅力の詰まった街でもあるのだ。
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服からもそんな桐生の街の雰囲気を感じてもらえると嬉しく思う。
個人的に特に楽しみにしているのが、パンツ。
このリブがキュッと絞られたパンツも気になるし、昨年当店でも買付をさせていただいた"D-pants"も気になる。
今回は、受注ベースのアイテムと即売のアイテムが共に並ぶ。
なので、早ければ早速春のお出かけから活躍するアイテムも。
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そしてもう一つ。
服となると、どうしても好みがあったりするので難しいかもしれない。
でも、個人的に、デザイナーの大小さんに出会ってほしい。
出会って10年近く。もしかしたら11年とかかもしれないけど、非常に魅力的な方で、毎回笑いの絶えない時間となる。
なので、そんな大小さんにぜひ会ってほしいということで、今回、店内ではボードゲームも行えるようにしようと思っている。
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大小さんは桐生で「ふふふ」というボードゲームカフェの運営も行っている。
「ふふふ」で取り扱うボードゲームの数は北関東でも最大だ。
今回は、そんなボードゲームのプロが選ぶ、初心者でも楽しめるボードゲームをチョイスして持ってきてもらうので、ぜひこちらも楽しんでみてほしい。
ボードゲームと聞くと、めちゃくちゃ長い時間かかるというイメージの人もいるかもしれないけど、数十分で終わるものもあり、わいわいと楽しんでいただける。
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せっかくならそんな楽しい時間を共に過ごしてほしい。
というか、僕がめちゃくちゃやりたいので、誰か戦いに来てください。
その場に居合わせた方と始まる突発的なバトルも楽しいはずなので。
服を見て、わいわいとして。
そんな賑やかなイベント期間になると嬉しく思う。
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皆様のご来店をお待ちしております。
もし良かったら僕とボードゲーム戦ってください。
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それでは次回もお楽しみに。
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online shop "啓蟄" update 〜 サヨナラダケガ人生ダ
こんばんは。
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暦では今日はから"啓蟄"。
"啓蟄"の初候は「蟄虫啓戸」(すごもりむしとをひらく)となり、冬の間地中で過ごしていた虫たちが地上に出てくる頃という意味になるそうだ。
ここ数日は比較的寒い日も続いたけど、天気予報を見ると晴れる日の日中は15度くらいまで気温も上がり、かなり心地の良い日も増えてきそうだ。
長い冬もそろそろ終わりを迎え、いよいよ春に。
店の前のミモザも見頃で、道端にも名前も分からない小さな花咲き始めている。
徐々に春の訪れがあちらこちらで見られるようになってきた。
寒い冬が終わりを迎え、徐々に過ごしやすくなる季節がやってくる。
多くの方にとって嬉しい季節なのかもしれないが、実は、僕はこの時期がちょっと苦手でもある。
・
大好きな冬との別れが近いということもあるのだけど、卒業式であったり、転勤であったり、心地の良い季節の到来は、別れを予感させる季節でもあるのだ。
于武陵の「歓酒」という漢詩をご存知だろうか。
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于武陵 『歓酒』
勧 君 金 屈 卮 (君にこの金色の大きな杯を勧める)
満 酌 不 須 辞 (なみなみと注いだこの酒遠慮はしないでくれ)
花 発 多 風 雨 (花が咲くと雨が降ったり風が吹いたりするものだ)
人 生 足 別 離 (人生に別離はつきものだよ)
・
久しぶりに訪ねてきた客人に対し酒を勧める。
遠慮しないで飲んでくれよと。
花が咲いたと思ったら雨や嵐が吹いて散ってしまうように、
人生には別れはつきものだ。
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簡単に解釈してしまうとこういったお話になる。
この漢詩を知ったきっかけは「山椒魚」や「黒い雨」といった作品で有名な井伏鱒二の現代訳である。
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勧 君 金 屈 卮 (コノサカヅキヲ受ケテクレ)
満 酌 不 須 辞 (ドウゾナミナミツガシテオクレ)
花 発 多 風 雨 (ハナニアラシノタトヘモアルゾ)
人 生 足 別 離 (「サヨナラ」ダケガ人生ダ)
この最後の一節が名訳として有名なので聞いたことがある方もいらっしゃるのではないだろうか。
もしくは、寺山修司でご存知の方もいらっしゃるのではないだろうか。
(寺山修司のこの詩を読んだことがないので、この機会にでも読んでみようかと思っている。)
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初めて読む人からしてみると、井伏の現代訳は、本来の現代訳より分かりにくい。
しかし、なんと潔く、気持ちの良い響きなのだろうか。
「人生に別れはつきものだ」という訳を「さよならだけが人生だ」と言い切ってしまう潔さ。
なんとも粋な現代訳である。
この一節を初めて読んだ時、僕はこの3月の世界が頭をよぎった。
おそらくそういった方も多いのではないだろうか。
・
ちなみに、「歓酒」には二通りの解釈がある。
一つは惜別派。そしてもう一つは一期一会派である。
惜別派は、別れはいつか来るものであって、その別れの時を大切に惜しむように迎えるというように捉える。
一期一会派は、いつか別れが来るのであれば、出会えた縁を大切にし、この瞬間を大切に過ごそうというような捉え方をするそうだ。
3月の別れのイメージは、永遠の別れというより、環境の変化であったり、距離が遠くなったりということで、今まで通りに会えなくなるようなイメージが強いので、僕にとっては「惜別派」なのだけど、確かに「一期一会派」の捉え方も素敵だとは思う。
于武陵がどんな思いでこの詩を読み、井伏鱒二がどんな思いでこの漢詩を訳したのかまでは分からないけど。
人それぞれに解釈があるというのも面白いものだ。
冒頭で僕はこの時期はとても苦手だというお話をさせてもらった。
でも、この「サヨナラダケガ人生ダ」という言葉を思い返すと、そんな気持ちも少し楽になる。
不思議な言葉でもある。
この井伏鱒二の「歓酒」の訳は「厄除け詩集」という本に掲載されている。
この1冊を家に置いておくだけで、なんだか厄祓いもしてくれそうな、そんな素敵なタイトルの1冊。
もし良かったらご覧になってみてはいかがだろうか。
ちなみに、漢詩の現代訳以外に、井伏鱒二の詩も掲載があるのだけど、結構読んでいて気持ちの良い作品があった。
オススメの1冊でもある。
ということで、前置きは長くなってしまったけど、今日は井伏の「サヨナラダケガ人生ダ」。
そんな一節をテーマにアイテムをピックしてみた。
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そんなどこか寂しさを感じる季節。
変化や出会いを前向きに迎えられるように。
装いから少しでもお力になればと。
もしかすると服は「厄除け詩集」のようなお守りのような力になってくれるかもしれない。
そんな素敵な1着と出会えるようにというような思いも込めてピックしてみた。
ぜひご覧になっていただけると嬉しく思う。
なお、オンラインショップは下記からご覧いただける。
それでは次回もお楽しみに。
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TOGALI MARUMI POP UP 開催のお知らせ
こんばんは。
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本題の前にまずは明日からの営業予定のお知らせだ。
【3/4(月) 〜 3/10(日) 営業予定】
3/4 (月) 13:00〜20:00
3/5 (火) 13:00〜20:00
3/6 (水) お休み
3/7 (木) 13:00〜20:00
3/8 (金) 13:00〜20:00
3/9 (土) 13:00〜20:00
3/10 (日) 13:00〜20:00
新作も少しづつ入荷がある頃。
もし良かったら春のお散歩がてら遊びにいらしてください。
さて、今日はオープン前に『JOY HIKARI "Overlap"』を拝見してきた。
〔JOY HIKARI ”Overlap”〕
日時:3/1〜3/14
会場:LUCUA1100 4F ミーツニュースタア
(昨年、当店がポップアップをさせてもらった会場です。)
色やモチーフがとても可愛らしくて、なんだかとても気持ち良い。
そんな作品がたくさん並んでいる。
ついつい僕も1作品購入をしてしまった。
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実は、少なからず"joy"ちゃんには当店もお世話になっている。
昨年群馬の桐生で行った当店のpop up”風船通信”。
こちらのロゴやショップカードをデザインしてくれたのが"joy"ちゃんなのだ。
また、今年のお店で使っているカレンダーも"joy"ちゃんのものになる。
各月のモチーフも素敵なことはもちろんだが、少し数字の部分が欠けているデザインが特に気に入っている。
予定を見るときに、一瞬何日だろうかってカレンダーの上で目線が止まり、欠けた数字を0コンマ何秒かの時間考える。
その刹那とも言える時間が僕はとても愛おしい。
このカレンダーは、そんなカレンダーを見る刹那とも言える時間すらデザインされているのだ。(これは僕の勝手な見解です。)
このカレンダーも確か会場で販売していたので、まだ今年も長いので、もし良かったら手にしてみてください。
・
元々、関西にいた頃からの飲み仲間で、かれこれ付き合いは10年くらいになる。
お互いに立場や環境も変わり、以前のように朝まで飲み明かしたり、頻繁に会う回数も減ってはしまったけど、こうして縁あって未だに連絡を取ったり、時間が合えばご飯に行ったり、ときには仕事をお願いしたり。
そんな関係が続いているのはありがたい。
そして、そんな"joy"ちゃんとの出会いのきっかけは"TOGALI MARUMI"の大小さんなのだ。
大小さんは元々"proto (egg) product project"というブランドを行っていたのだけど、その時代に知り合った。
そんな大小さんが新たに立ち上げたブランドが"TOGALI MARUMI"。
昨年の5月に初めて当店でもpop upを開催させていただき、その後数点だけ店舗でも展開をさせてもらったけど、現在全てsold outしてしまっている。
そして、今年は昨年より少し時期を早めて"TOGALI MARUMI"のpop upを3月に開催させていただくことになった。
〔TOGALI MARUMI POP UP @itocaci〕
日時:3/16(sat) 〜 3/20(wed) ※水曜も営業します
時間:13:00〜20:00
会場:itocaci
※ 3/16,17の2日間、デザイナー店頭在廊予定
サンプルのテキスタイルを少しだけ見せて頂いたのだけど、かなり良いです。
大小さんが得意とするポップな要素に、桐生のジャガード織の品が加わった素材。
これはちょっと必見です。
改めて会期が近づきましたらまた告知もさせていただきますし、別途ご案内を送りますので、その際はよろしくお願いいたします。
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また大小さんは群馬の桐生という街で「ふふふ」というボードゲームカフェも運営している。
なので今回、そんな大小さんセレクトのボードゲームも店内で遊んでいただけるようにと思っている。
ポップでユニークな視点を持った服に囲まれて、ぜひボードゲームも楽しんでみてほしい。
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マジでボードゲームハマったらやばいんで。笑
桐生を離れるギリギリまでボードゲームを堪能し、慌てて駅に向かったことを思い出しました。
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服とボードゲーム。
なんだか、よく分からない組み合わせかもしれないけど、どちらもデザインされているもので、どちらもワクワクさせるもの。
この5日間はそんなワクワクを倍にしてお届けします。
ぜひ遊びにいらしてください。
・
それでは次回もお楽しみに。
0 notes