Tumgik
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Secret Garden
from 「A Tower of Rubble - Made Brick」
▷text
5 notes · View notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Secret Garden
作ることや描くことってのはどうやら、自分にとっては限りなく道楽っていうのに近いみたい。「仕事」と割り切って付き合えやしないし、「趣味」と呼ぶにはもっと重い。うん、もっと…メンヘラだ 笑。ウソ。でも描いてる時はマジな感じだ。それをどこかのタイミングで明らかにしたんだと思う。
昔なんかの本で読んだけど、諦めるって言葉は「明らかにする」が語源になってるらしい。
絵を描きはじめたばかり頃、好きなことを諦めたのだ。
今現在、ニコニコ暮らしていくためのお金は、絵とはまた別の場所で稼ぐのが合ってると考えている。私の場合、余計なことはやっぱり余裕でやっていたい性分だから。でもこのスタンスが変わる可能性は大いにある。
とはいえ、これだけは確かなことなんだけど、絵とか、何か作ることってのは、他に何かやってでもやりたいことなんだって思ってる。
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Tumblr media
Tumblr media
standard
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Love & Soup
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
3 notes · View notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Love & Soup
スープに似た何かの入った私という鍋は 蓋をしたら空になる、なんか不思議なやつだ
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
D.D.D. (Dig Down Deep)
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
1 note · View note
sakasano-kasa · 3 years
Text
D.D.D. (Dig Down Deep)
人とおしゃべりをするのは、 砂場でトンネルを作るのとどこか似ている。
もちろん会話の全てがそうではないけれど。
トンネルのこっちとあっちが「すん」と繋がった瞬間に 相手の手がいきなり近くにある、たぶんあの感じ。
完成したトンネルには何の興味も示さないくせに、 あの「すん」だけは子供の頃なんか好きだった。
トンネルというのはいつも真ん中で繋がるわけではない。
こっちが上手く掘り進められずにいると、 相手の手が自分のすぐ手前まで来ていることがある。 (逆の場合もたまにある)
本や映画の話をするとき、それはよく起こる。
伝えたい感情やニュアンスにぴったりの言葉を、 相手が言い当ててくれたときとか。
言い当てられたときと言い当てたとき、 私はけっこうどっちも好きだ。
でも、真ん中で「すん」が起こるとやっぱり嬉しい。 話が盛り上がって楽しいのは、 いつも互いの中間地点あたりで繋がったとき。 まあそこが本当に真ん中なのか、主観なので分からない。
でもその「掘る量」みたいなのは たぶん喋る量のことではなくて、 どれだけその本や映画を読み込んでいるかとか、 感じとったかってことなんだと思う。
部屋の隅でひとり本を読んでいるとき、 ページに集中しながらいつもどこかで そういうことも考えていたりする。 少し不純かもしれない。
でも個展をやろうと思った理由の一つに そういうのはあったかもしれない。
知らない街に来て、コロナがあって、 そういうのが続いて人と話す機会も減っていたけど、 でも穴だけはずっと掘っていた��ら 最近また人と喋っていて「すん」が起こることもある。
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Miserable Watch
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
2 notes · View notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Miserable Watch
値引きシールまみれの惨めな時計 つまり『Miserable Watch』はもともと、 "安売りされた時間"を描こうとしていた。
でも本当に"Miserable"なのは、 人の厚意や掛けてくれた時間を 自分の価値を測るのに使ってしまったりすること。 つまるところ、恥ずかしい失敗を描いてる。
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Newton's Balloon Tree
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
16 notes · View notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Newton's Balloon Tree
この絵を描いた頃は 「意味のないものは誰の心も動かせない」 的なことを大まじめに思っていた時期だった。
例えば、木の上に風船がひっかかっている風景って 別に意味なんてなくても人の目を引くことがある。 私が作っていたのも昔はそういうのが多かった気がする。
だけど今描きたいのってたぶんそういうんじゃなくて、 ニュートンのリンゴみたいに人の頭の上に落ちて ショックさえも与えてしまったり、 あるいは何かもっと普遍的な法則にさえも 気づかせてしまうものなんだよなって、 「何となく良いと思ったから」みたいな、 アイデア先行で描くのをそのとき一回やめた。
個展で生の反応を体感したのもあって その考え方もまた少し変わったけれど、 感じることと考えることと作ること 今までずっとバラバラに動いていたものが 最近ようやく連動し始めた感じはとてもする。
今は、リンゴでも風船どっちでもと思っている。
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Round Trip to Rio
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
1 note · View note
sakasano-kasa · 3 years
Text
Round Trip to Rio
最近「Mourning Work」という言葉を知った。 「喪の作業」とも訳される心理学の言葉で、 愛着や依存の対象を失った人がたどる心理的過程のこと。
この言葉を知ったのは ちょっと前に友達と家で食事をしながら、 小袋成彬の『分離派の夏』を聴いたのがきっかけだった。
一曲目にはモノローグが収録されているるんだけど、 途中からだんだんフェードアウトして
最後の方はあまりよく聞き取れない。 それで翌日つづきが気になって調べるうちに 「Mourning Work」ってこの言葉にたどり着いたのだ。
こいつはもともとフロイトが提唱した概念らしく、 後続の人たちがそれをさらに発展させていって、 その過程を4つの段階に分けた考え方が一般的みたい。
ところで今回の個展のために描いた11枚の絵には 一応流れというか順番がある、というのは以前話した。
それは何かが建つ様子を描いたものとも言えるし また、何かとお別れしていく過程とも言える。
で、こいつは偶然にしてはできすぎているくらい 「Mourning Work」が指す4つの段階と重なっていた。 ちょっと不思議なことだけど。
でも本当は人間の心が辿っていく道筋なんて 実はそんなに違いがあるわけではないってことなのかもしれないな。(このことは、絵を見ていろんな人がみんなそれぞれバラバラなことを考えるのと別に矛盾はしない)
「Round Trip to Rio」ってタイトルを当てたこの絵は、 そんな心の道筋を辿るうちに描くことにした。
旅先のブラジルでもおにぎり食べるのをやめない男の子。 実はとても悲しい心について描いている。
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
The Dancing Dwarf
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
10 notes · View notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
The Dancing Dwarf
『踊る小人』っていう 村上春樹の短編小説を読んで描きたくなった絵。
その小人は踊ることで、 人の心の中にある本人さえも気づかなかったような 普段は使っていない感情を引っ張り出せてしまうらしい。
なんだかちょっと恐ろしい気もするけれど、 そういう魔法みたいな力の宿った芸術って 正直やっぱり憧れる。
実際、小人の踊りに関する村上氏の描写の妖しさが、 私自身からそういう感情を引っ張り出して、 絵を描かせるに至ったわけなんだけど、 これって私自身が何か表現したことになるんだろうか。 そこが実はずっとモヤモヤしたままだった。
そういうことも含めて正直に話せる知人がいる。
「村上春樹の小説を通してあなたが目にしたのは、 あなたの描いた映像であって、あなたのもの」 彼女は言った。
踊りは小人によって踊られたし、 物語は村上春樹によって綴られた。 そこにはたしかに作者たちがいる。
けれど”それ”に魔法をかけたのは、きっと彼らではない。 彼女の短い言葉を聞いて、そんなことを私が考えたのも たぶんその同じ魔法のせいだ。 (お礼に大盛りの鯖カレーをご馳走した)
この絵を見て 「自分の子供のように見える」と言ってくれた人がいる。 一本足の危なっかしい立ち姿が小人と重なったらしい。
また別の友達は 「横顔が誰かに似ている気がする」と教えてくれた。 それがあの子にとっての大事な人だったら嬉しい。
もしかするとその時ほんのちょっとだけ、 魔法がかかっていたのだろうか。
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Tumblr media
Rubble (intro)
from 『A Tower of Rubble - Made Brick』
▷text
0 notes
sakasano-kasa · 3 years
Text
Rubble (intro)
会場を右回りに見ていく人と 左回りに見ていく人はそれぞれ同じくらいにいて、 道路で誰かと鉢合わせたとき、 "とおせんぼ" になるのも仕方がないよなあとか思いながら、 お客さんがカーブする様子をぼおーっと眺めていた。
ちなみに私は右回り派。 だから「Rubble (intro)」と名付けたこの絵は 入ってすぐ右のところに置いた。
今回の個展の裏設定として 「はじめとおわりのあるレコード」 みたいなイメージがあって、 この絵はA面の一曲目。 たぶん静かなインスト。
暗い気持ちを通り越した静けさみたいな気持ちで描いた。 ちょうど台風が去った後にやってくる夜のような。
去年の夏頃、人間関係についてとか 「作る」という行為について色々と悩みを抱えていた時期に、 元となる景色を一度だけ頭の中で見た。
目の前に大量のガレキが降ってきて白い山になるという情景。 それが描きたくて何枚も同じモチーフで絵を描いた。
実は、90度傾けると別のものが見えるようになっている。 最初に描いたヴァージョンからそれは出来上がっていて、 一本道が「目」になっているものもあった。 あ、まだ傾けてない人は見え方ガラッと変わってしまうので気をつけて 笑。
モノトーンの絵はあまり描いたことがなかったし苦手意識も少しあったけど、 好きだと言ってくれる人も割に多いので、ボツにしなくてよかったと思う。
0 notes