🐣夏から秋の句🐣
傾いた椅子で飲む丁寧な珈琲
おしなべて生活詰まった箱の塔
引っ越しをするひとの部屋と言われる
胡麻振る技術だけ5歳
人んちの花火がちょうど上がった
サンタは乗せずにホールでおねがい
駅から蝉待ちの夜は小雨
軒先で遠くプール教室の声鳴り
湿度の高い雨音をくるむ
ねずみの速さで移動する影
本格的なママチャリ乗りこなす子
冷たい腰の左手添え
虫刺され星の大三角形
煙の出ない煙草吸う女ゾーン30
りり眉の車がするり通る風
たのしいと口に出すことで紛らす
エアー何かを投げる人準備体操しながら聴く人
色褪せたセサミストリート笑う植木鉢
誰も読めないくらいの筆圧
方眼紙の青色を無視する
赤青の血管の中バスで運ばれる
夢しか叶わないと窓ごしのポスター
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引っ越した
働き始めた
あとはずっと編みものしてる
溜まり溜まったと思っていた自由律俳句は並べてみたらそこまで溜まっていなかった
時々残したいことをメモにするくらいのペースであった
わー!と思ったらふうけいが消えてしまうから書いて残すのかもしれないと思う
久しぶりなので近況を書きます
引っ越してみて、近くにあまり友達もいなくなって、編みものしたり、川へ行ったり、時々出かけたり、あと働いたりなのだけど、そうするとSNSを見る時間が勿体無いように思えてきて、最近ずっともんもんとしていた
加えていつもついつい炎上しているトピックを深掘りしてしまって、気づけば深夜…とか、Twitter上にみられる誹謗中傷を沢山目にすることによる気持ちのおちこみ…とか、なんだかしんどいみたいにも思っていたのだった
そこにある時イーロンマスクがやってきて、のんだか嫌だなぁとなったところでTwitterをやめてみる決意が固まった
Twitterでの炎上や議論を見ることに費やす時間と精神力を一旦リセットしてみて、今はやりたいことに集中したい
好きなアイドルたちを応援するために使っていたところがあるから、今はその応援もすこし離れた土地にいることで前よりも熱が冷めたというか自分にちょうど良い距離感が保てるような気がしたのも大きい
好きなひとたちがみんな幸せであってほしいとやっぱり思うけど、不幸せと思う時や悲しい気持ちもまた大事にしてほしいし否定されてほしくないとも思う
Twitterをやめるにあたりさみしいことは、一応2018年から4年ほどやってきたので、くだらない会話が不意にできるくらいの、勝手ながら愛おしいお友達(と勝手に思っているひとたち)ができたことである
コロナ前に会ったきりのひともいるし、それぞれに生活があるし、たぶんこれからも会わないけどいつも見てて面白いな〜て思ってたひともいるし、好きなデザイナーさんやライターさんもいるし、なんかいつもTwitterにいるひとがいきなり居なくなるといつも生きてるか心配になったし、やめるぜ!って決めたこと言ったらフォロワーの方がリツイートしてくれた昔の自分のオタク全盛期の痕跡が今みても眩しかったりなどもして、やっぱり日々の楽しみだったし救いだったし癒しだったのだと思う
ここで言うのもなんだけど、皆々さまありがとう
私は私のしたいことを頑張ります
1月には編みもので個展をします
絵を描いたり展示販売をしたりしてきたけど、個展は初めてでビビっています
よかったらお知らせをするので遊びにきてね
ではでは
ここは続けるのでまた!
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◯七月の句◯
暗闇から来た押上行きに乗る
おくすり手帳ここに居たのか
もう居ないけどこっちから帰ろう
冷えたい部屋と温める腹
誰かの錠剤が落ちている沿線
ハンカチ忘れの常習犯がいる
文庫本から彼方の押し花
スーパーにうちの子自慢を見に行く
永遠の大好きだけがそこにある
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六月は書けずにおやすみしました
というか気づいたらひと月終わっていてメモに何もなかった
なのでいっそ書かなかった次第です
さて、もう8月ですが、7月の句です
7月はなんだかんだ書いていたみたい
適当な毎日が少しだけ記録に残っている感覚で面白いね
今回は加齢に抗えない句のお祭りです わはは
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先日帯状疱疹になって皮膚科へ行ったらストレスがあるか聞かれて、思い当たったことは、友達と出かけた日に怪我人はいないけれどひとの車にカーブミラーをぶつけるという事故を起こしてしまったことだった
自分が運転していたわけではないし、その後も解決し大丈夫だったのだが、自分が思うよりダメージくらっていたというか身体は正直というか
そんなこんなで帯状疱疹の薬を貰いに行った薬局で「おくすり手帳はありますか?」と聞かれて、元気よく「ないです!」と言ったけれど、
本棚の文庫本のところにしっかりあったのだった
ここに居たのかお前さん、シール貰わなかったよお前さん
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西荻窪のサミットに行く機会があった
帰り際に見た店内の掲示板には、地域の人々の自慢のワンちゃんニャンちゃんウサギちゃん鳥ちゃんなど、うちの子自慢がズラリ貼られていた
みな所狭しと指定の紙から大きくはみ出した写真がモリモリに貼られており、愛するうちの子たちの好きな食べ物や年齢や個性が書かれているのは圧巻だった
行ったのはパクチーを安く買うためだったが、パクチーが要らない場合にも通いたくなった
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最近は暑くて暑くて大変ですね
北極に新しい海路が出来るとか出来ないとか
私はというとなかなか決まらなかった家がやっと決まり、トントンとたんに引越しが決まりました
状況的にはこれは多分忙しいのだろうけれど、今のうちに東京で出来ること、行きたい場所、会いたい人、色々あるし、なんて思いつつ、暑さと生理痛で今はなーんにもやる気がしない今日は8/4です(もう8/10になっちゃった)
引っ越しはなんとかなる!なんとかする!の気持ちです
大丈夫、私はどこへ行っても私だよ〜道も線路あるんだよ〜ってことを忘れないでいたいです
どんな人生が楽しいか、今は考えている時間です
シンプルな事かもしれない!
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おまけ
🎨色の句🎨
あの子の爪の色どこにもない
この髪もだんだん私になってきた
箱推しなりの正装がある
何を着てても恥ずかしくない関係
上段二句は、今回もせきしろ句会で読んで頂きました
これからものんびりと精進したいです🦦
ではまた来月書けたら!
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○5月の自由律俳句○
傘越し影まで青く透けそう
光も闇もなく泣く赤子
ポトフの時だけの脳内BGM
まばたき寝息耳澄ませる
22時勢いで買いに行くたこ焼き
春霞1年生また会おう
音割れしたり湯沸いたり
あなたに向かって鳴いていますよ
雨量に合わない靴だが行く
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初夏の日差しがまぶしい
腕がどんどん焼けて膝とのコントラストが強くなってきている
5月は前半殆どを夫の実家で過ごした
湖、川、山、犬、田、魚、筍、花、草、みたいな日々
しあわせな毎日だったけどお腹だけはずっと緊張のなかにある、みたいなかんじだった
暮らす場所を探すって難しい
所謂田舎の古い一軒家の実家で暮らしてみて、義母ひとりではなかなか手が回らない事が少なからずはあると気づいた
屋根を塗ったり庭木を伐採したりタイルを直したりガスコンロを新しくしたり、日常生活の中で住む場所を維持していくって当たり前のようでコツコツとやるべき事をやってこそ出来ている
家は人がいなくなると瞬く間に自然にのまれる
木は朽ちるしペンキは剥がれるし雪で屋根は壊れるし雑草は生え続ける
30年くらい前はレジャー施設だったという場所に行ってみたら、人工的に作られた川やキャンプ場や牧場も時間の経過でせんぶぜんぶ土砂や木々でもう荒野のようになっていた
私は元の姿を知らないけどそれでも寂しい印象を受けた
一方で岩や砂の間からまだ小さな松の木や紫の花はとてもきれいだった
今人が住んでるあの村々も何十年かしたらこうなってしまうのかな
かつては賑わっていたというお祭りや運動会はだいぶ小さくなったという
もしタイムトラベルするなら未来より過去に行ってみたいな
今よりもっと人が沢山いる田舎の姿を見たい
今より手で作業しながら家を建てたり服を作ったり生活をしている時代が見たい
きっと今の方が便利で楽なのだろうけどそういうものに惹かれる
-------おまけ-------
🌿🌱初夏の句🌱🌿
落ち葉さえスロー・テンポ
堰を切ったように止まらぬ芽芽芽
柔らかい葉をこっそり食べる
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ひだりききクラブさんのラジオに投句した初夏の句です
田舎の植物の生命力に驚いていた時期に作ったので緑の句ばかり
18歳くらいの時、初夏か春だったか、桜かなんかの木の葉っぱの新芽がやわらかく美味しそうでつい口に入れたことがあって、その当時好きだった人の前でそれをやったのが恥ずかしくて今も覚えている
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のんびりしてたらもう6月も半分です
梅雨に着る服がわからなくていつも正解を探してる
元気に梅雨明けまでがんばりましょうね
ではでは来月
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○4月の自由律俳句○
はじめましての記憶で迷子
花びらに追い越されては踏み
呼ばれない番号を覚えて座る
バターが立っている鉄板の風景
今目が合った気がした正午
愛を人の形にしたとすれば君
風水が窓に当たって散っている
気づかないふりして煮詰めては濾す
お辞儀をするしか仕方がない
恋焦がれスワンボート漕ぐ2人
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自由律俳句は少ないものの詠んでいたが、あまり言葉で記録していなかったので残っていない4月です
言葉にしないで気持ちや思い出はたくさんあります
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退職した途端にすこし罪悪感と不安が出てきてなんだかなぁなのだけど、
犬が体調を崩した間は病院に通えたので退職していて仕事辞めてて本当に良かった!!と思った
以前猫が体調を崩した時、猫の心配をしながら心ここにあらずで働いた時間はなんとも言えず苦しかった
そんな時に比べたらありがたい事だ
そして今はすっかり元気になって、また甘えん坊にさせてしまった
ただめちゃくちゃ待つ、良い先生のいる動物病院はめちゃくちゃ待つ
番号札の句は動物病院で永遠に呼ばれなそうなくらい待った日に出来ました
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相模湖の奥の方まで足漕ぎボートで行くと、スワンではなくネッシーやコーヒーカップと思われるボートがぷかぷかと何台か連なっていた
ボートの墓場だと思った
もう誰かの足で漕がれることはないんだろうか
さみしいようだけどあまり本人たちは気にしているようには見えず、観光用のボート然として新緑の中ただぷかり、ぷかり、と揺れていた
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季節の変わるペースに着いていけない初夏ですね
植物も動物もすっごい元気に生きててすごい
私も元気ですよ〜
ではまた、5月もよろしくどうそお願いします🎏
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◯3月の自由律俳句◯
本屋のおもかげ探すうどん屋
カレーライスの匂い風に乗ってゆけ
SNS選抜されなかった気持ちもそのまま
肘が当たらない方に座る
乗り換え13分の使い方
らーめんくすり橋コンビニ桜の車窓
熊の爪痕か画家のサインか
ふきのとう揚げるから食べて春
摘み洗い茹で焼き混ぜ冷ます
おっぱいその辺に捨てて生きたい
湯の匂い吸い抜けた歯で笑う
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かつて何度も待ち合わせをした渋谷のパルコの地下のブックファーストも、吉祥寺パルコのパルコブックセンターも、今は無くなってしまったなぁと現渋谷パルコ地下でおにやんまのうどんを食べながら感傷にかられた
本屋で雑誌をぱらぱらしながら友達を待たせたり待ったりしたな
少しでもいいから写真を撮っておけば良かったと思う
あまりに日常で、全然記録がない
そういう場所ってもうたくさんある
もう戻ってはこないけどそういうものだと納得もしているし記憶を愛おしく思う
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山で熊の爪痕を見た
古いものだったけれど、樹木を爪で削るガリガリという音が聴こえてきそうなものだった
でもどこか絵のようにも見えた
ちいさくサインがしていないか?と思ったが無かった
やはり熊だったようだ
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田舎から帰り23:30頃家に着いて、ほとほと疲れていたけどどうしても食べたくて、昼下がりに摘んだふきのとうを揚げたり煮たりして食べた
天ぷらは粉を混ぜすぎたり油が高温すぎたり失敗しながらだったけれど、即日食べるということはそんな失敗さえカバーできるほどの旨さで、やって良かったと思った
これから先、暮らしたいと暮らせるが一致する場所が見つからないかもしれないという不安で泣いてしまうような数日だったから、まだ生きるし食べるぞわたしは、と安心もした
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月末熱海へ行ったのだけど、死の香りと生命の香りがごちゃまぜに混ざり合って雑に表出しているような街で、とても優しく感じた
昔一度行った時と比べて若い人たちが沢山居た
友達が行き慣れていて案内してくれて、私たちはおばあさんのいるケーキ屋や、婦人会が会合を開く喫茶店や、火力の強くて安い焼肉屋などに行った
ずっと楽しくて夢見たいな二日間だった
友達が憧れの人に偶然に会って幸せそうにしていることが幸せで嬉しくて泣きそうだった
どこかへ出かけても私たちは必ず日常に帰るんだけど、夢みたいな日はその日常を支えてもくれると思った
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おまけ
ひだりききクラブさんのラジオとせきしろさんの自由律俳句のイベントにそれぞれ投句した春の句です
どちらでも読んで頂けてうれP
春の句🌸
まだ咲いてないけどここで食べよう
冷たいお茶にすれば良かった
昨日まで黒髪だったはずだ
焼き芋片手に選ぶ梅の木
エプロン姿のままに駆け出す
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そいえば3月、金髪にしました
生まれて初めてのキンキンのパツキン
ギャルになった!と驚く人や、
金髪でも全然変わんないね〜とにこにこする人、色んな反応があって面白い
自分としては最初こそ勇気がいったけど、やってみて良かったし気に入っている
また黒髪に戻る日はまだ未定だけど、とてもさみしいだろうなあと今から思ってしまう
それはそうと、新年度に向けて髪色を変える学生ってかわいいよね
あと、仕事を辞めてから鼻血が出なくなりました
もともと不健康ではない方だけど、健康になったのかもしれない うれしい
ではまた来月🌸
桜が散ってさみしいぜ
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◯二月の自由律俳句◯
歩いてるまにまにもう大丈夫
猫の早さで駆け抜けろ弁当を持って
渋谷駅迷い込んだと語り継ぐ鳥
言葉が生え放題で整地できない
老後を想像して食べてみるおにぎり
犬同士息のかかった挨拶が今日も
大きなみかんが夢見て眠る
愛のひと文字ずっと言い換えているだけ
よいしょーって言いながらコケるきみ
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猫が塀の上を駆け抜ける様は見ていていつもとても羨ましい
楽しそうじゃないですか?細いフェンスを潜り抜けたり私もしたい
もしそれが出勤ルートだったら、弁当片手だね
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この間、なんの帰りだっけ
20時くらい渋谷駅の旧東急の入り口のあたり、小さい野鳥がぴょこぴょこ歩いていた
飛べないのかただ迷い込んだかは定かではなく、右往左往しながら床を突いている
人が沢山往来するわりに誰も気に留めないというか気づいていない
私だけに見える鳥なのか?
いや、待ち合わせと思しき女性が鳥をちらりと見るとさりげなくよけて通してあげている
気になって少し人の少ない方へ追ってみたりしたが、隙間に入ってしまいその場を離れた
朝になってからでも良いので無事家に帰れていると良いなと思う
いつも道で猫や犬を見つけると嬉しくて写真を撮ってしまうのだけど、迷い鳥は撮って良いものではない気かしてやめた
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2月のなかば、横浜で片岡メリヤスさんの展示を見た帰り、勢いに任せて20年以上ぶりにスケートをした
小さい頃は学校の中庭や近所の田んぼがスケートリンクになっていて、当たり前に全員スケート靴を持っていたから、運動音痴の私でもスケートは人並みには滑ることが出来る
一緒に居た都会育ちの友人はスケートをしたことがないと言うが、やってみたいと
では今、今日、ここでしか!!みたいな気持ちで赤レンガで滑った
結果めちゃくちゃ楽しかった
初めての人をしかもこんな大事な友人を導くことができるのか?しかもスポーツで…
という不安はあったがとにかくリンクに飛び込み滑るしかない
私の手を握る友人の力は強く、時々手袋が脱げてしまうほどであった
よいしょーよいしょーを合図に滑る
知らないおじさんがコツを教えてくれる
時々転んだけど楽しい
次第に前を見て滑れるようになって、足が痛くなる頃には楽しくて楽しくて少し泣きそうになった
スケートが出来るようになっていたのはこの日のためだったのかも!って思っちゃうような、こういう日があるから人間でいるのは楽しい
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今、横で犬に狙われながらどら焼きを食べつつこれを書いています
亀十のどら焼きは東京でいちばんおいしいので犬も興奮具合が群を抜いています
昨日の夜はお茶で食べたけど今朝のコーヒーとも相性が良いです
のんびりしていたら春になってしまったけどこちらは元気です
2月の句といいつつもう2月のことひとつずつ忘れつつある、かなしいものです
今年はお花見できるといいな🌸
ではまた来月
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◯1月の自由律俳句◯
遠く小田急線だけすすすーっと
アイス・バーン・ザ・ロードどっかん
匂いだけ実家
地球よりすこし多めでおねがい
酸素の匂いまだ知らない
ひなびたパンの指先
ネックレスだけが溌溂
春来ないでと毛布に潜る
相談を売り物にできない境界
薄紙を挟んで閉じたい
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雪が降った次の日の道路が凍りすぎてて眩しすぎて、いっそ試しに滑ってみたい!転んでもいい!と思ったけど怖くてできなかった
義実家の洗剤は匂いがあって、何の匂いか分からないのだけど、無香料の洗剤(液体トップ)を愛用している私たちにはやや強く感じる
実家から帰ってきて洗濯済みの靴下や下着の入った袋を開けると離れた場所でもわかるくらいの香りがする
二度くらい着て二度くらい洗ったら匂いがわからないくらい薄くなるけど、それまでは香りが持続しているのである
最近の洗剤は強い
身につけるとすこしクラクラする
でもいざ洗濯を繰り返していくごとに匂いが消えていって、消えてしまってからどんな匂いだっけ?と思うとすこし寂しく感じるのだった
仕事で理不尽ことがあった朝、帰り道ずっと、みんな嫌いしか思えなかった
なんでこんなにしょうもないことに対して苦しいんだろうもう大人なのにわかってるのに
荒んだ心がもはや赤ちゃんコアラの動画でも癒せず、表面張力ぎりぎりでこころのコップから溢れそうなのがわかる
ぎりぎりで電車に乗って帰った
「紀子の食卓」で感情をコップの水で表す場面があって、自分がいっぱいいっぱいになるといつもその場面が思い浮かぶ
あ、コップもういっぱいで〜すってなる
許せないことがあるのはしんどい
全てが許せたらと思う
本屋も美術館もライブハウスも手芸屋も古着屋もない街で私は案外楽しく暮らすだろうか
寂しくて後悔するだろうか
何でもある街から私がいなくなっただけでさみしがる人が3人くらいはいて、今それがとてもとてもとてもさみしい
東京はただの街ではなくてあちこちに思い出がある
大好きなあの子もあの子も宇宙いち最高で大好きだから、きっと大丈夫だと思うんだけど
私たちは大好き以外の気持ちをうまく伝えることが苦手だと思う
寂しいとかそういうの出せないよね
なるたけ普通にしてしまう
でもそういうところが好きだよ
わざわざさよならなんて言わないから出来るだけたくさん会いたい
あなたにも!
来年の1月頃には東京で編みものに関して楽しいことをします🌼
夢みたいで本当は少しこわい
ではまた来月🌸
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◇12月の自由律俳句◇
役に立たない力を出し合う
9階の高さでちょうど飛ぶ鳥
煙突ないけど登るサンタクロース
一枚を一本にほどいてラーメン
誰かが作った結び目飛び出る
眼鏡のねじを締めなくば死ぬ
夜のグラウンド猫で貸し切り
水道水が1番冷たい
グレーの絵の具が浮いているよう
なーんも見えないくらい吹雪け大晦日
1年間自由律俳句を作って過ごした
何かが言いたいとかではなかったけれど、このほとんど誰も見ていないタンブラーで書くの結構好きになった
2022年は変化の年になる
のんびりとしたくても出来ない時も来るかも知れないとおもうとすこし怖い
でもやっとやりたいことをやりたいと言ってみることができたから、自分を信じてあげたい
ちゃんとしなくてもいいから少しずつ
売るためとか効率良くとか考えないで好きなことをしてみます
2022年もどうぞこの小さな覚え書きをよろしくお願いします
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間違ってもう一個の方に投稿してしまったけど、コピペか上手にできないからそのままにする
◇11月の自由律俳句◇
ハロウィーンの終焉カルディにて
駅から何分今日は何分
路面図のどこからしらから乗った人々
吸い込まれたきり帰ってこない
対の写真がはや幾年
フル装備には未だはやい
駅のホームで聞く音じゃない
英単語にしかないものがある
想像よりも猫に近い
美味しそうに食べているから遺影にしたい
自分じゃない人みたいな映像
寂しいくらいさ高原の凪
11月
バタバタと過ごした
コロナがすこし落ち着き、会いたい友達に会って行きたい舞台に行って観たい展示を観て聴きたいライブを聴きに行った
また、生活のなかでは犬を病院へ連れて行ったり、編み物のために図案を考えたり、好きな子のチェキを買ったり、水色のアランセーターを買ったり、夫と清里へ行ったり
あとは忙しく働いていた
休日は眠くて眠くて仕方なかった
コロナ前、働きながらこんなにもアクティブに自分は色々な場所に行っていたのか
11月は極端に予定が多かったけど、それにしても疲労感と達成感とすこしの虚しさみたいなものがある
コロナ前、どんな風に生活していたっけ
生活は、感情は、こんなに忙しかったっけ
ぼーっと生きている私は、好きなアイドルグループから好きな子が卒業してしまって真底腑抜けになってしまったのに、1週間後には好きな歌手のコンサートで泣いているのだった
情報過多から感情が爆発しすぎるかと思いきや、頭がいっぱいで最後には虚無になっている
ひとつひとつが貴重な体験ばかりだったのに、ゆっくりと噛み締める間もなく忘れていくのは悔しいので12月の今も思い出しては頭で音を鳴らす
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ところでその貴重な体験のひとつ、カネコアヤノちゃんのコンサート中、友達2人のその隣の男性が携帯電話を度々触り、ちらりと見たら録画してLINEでだれかに送っていた
思わず曲が終わった間に、
携帯電話気になっちゃうんでやめてもらって良いですか?
と2人の席を挟んだ先のその人を注意した
次の曲の「祝日」でわたしは足が震えていたが、気づかれないように曲を聴いた
歌詞を聴きながら、自分は間違ってないはずだ!!と思っていたけど正直帰りに刺されないか不安になっていた
結果的にはその後携帯の光に悩まされることはなくなったし、最後は楽しく終わり、刺されずに帰った
あの男性は多分私がアヤノちゃんを知るより前から彼女のことを好きだったのだろうという態度や言動をしていたのだが、そんなに長く好きなのにどうしてそんなことをできたのだろう
なんか取り留めないですが、怖かったな〜っていう話です
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11月のおわり、ギリギリまだ自転車で周れるくらいの季節、清里へ行った
色んなことを思ったけど、今言えることは平原はいいなと思ったことです
ただ広い地でサラサラと草が揺れるのは気持ちがいい
寂しいくらいがちょうど良かった
どこでどう暮らすかどうかは未だわからないけど、私たちに合う土地が見つかるといい
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展示に行って、久しぶりに自分のために誰かの作品を購入した
Instagramで見て絶対に好きだと思って実物を見たら、好きで好きで好きすぎると思った
自分が好きなものを作って生きている人がいるってことは、自分が好きなものを作っても好きと言ってくれる人がいるのではないか?
と謎の自信が湧いてくるほどだった
背中を押して欲しかったのかもしれない
飾るのかたのしみ
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もう12月も1週間たってしまった
クリスマスは好きだ
ツリーのブローチをつけよう🎄
ではまた来月
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◇10月の自由律俳句◇
しなくていい程度の筆談を消す
猫の速度で瞬き
脳が勝手にパズルのように
既に焼かれたおにぎりをチンする
前の人のSuica777円
この駅を馬鹿にした人呪う
5箱と12ロールで手が塞がる
1番ここにいないんです
懐で寝るのがうまい犬だ
柿の絵文字がない
影が手を振り返す夕暮れ
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うちの猫たちの瞬きはゆっくり、
す〜 パタン ひら〜 と行われる
それを見るのが好きだしそれくらい余裕を持って生きたいと憧れている
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一つの物事から、気づいたらパンドラの箱を開けるように記憶がドバドバと流れてパズルがガチガチ〜っと合う時、わたしはその事で頭がいっぱいになってしまう
最近も久しぶりの友達と電話で話したら色々な事がカラーで思い出された
記憶の中では友達はいつもニヤリと笑っている
30も過ぎて久々に話し、お互いの健康面でもしものことがあったら連絡をしようということになった
もしお互いに不治の病にかかったとして、そうした時に病人だと思って態度が変わったり過度に気を遣ったり遣われたりするような関係ではないから大丈夫だと言われ嬉しかった
出来るだけ元気で居なくてはと思う
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一気に寒くなったので秋が全然なかったと思っていたけど、句を振り返れば確かにわたしは秋の中に居たのだろう
自由律俳句を考えようとすると毎日の愚痴を綺麗なことばに変えて書こうとしてしまう節があり、そうして作ったものは半分くらいは気に入らなくて消したけどいつくかはありますごめんなさい
考えないでも出てきた句は今まで自転車通勤中に浮かぶことが多かったのだけど、自転車が度々パンクするようになって自転車通勤を今のところ諦めてしまった
今は電車やバスで通勤しながらラジオや音楽を聴いたり小説を読んだりするけど、気づけば電車通勤の句も出来ていて少しホッとしている
意識しなくとも今は自由律俳句が生活の中にあるから不思議だな
暖かく過ごしてまた会いましょうね
おやすみなさい
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◇九月の自由律俳句◇
初めての一人暮らしがあったはずだ
ひいらぎ若くても鋭い
街灯と空の明るさが等しい
犬も夢で吠える
70年代の口笛が鳴るイヤホン
敵地の素振りを偵察
手が痛くても栗食べたい
朝の各駅停車チーズケーキ2種乗せ
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初めて一人暮らしをしたのは18歳で二階建のアパートの一階で、畑が目の前にあり湿気が多いロフト付きの部屋だった
向かいの家のおばさんに宗教に勧誘されたり嫌なこともあったけど、バイト帰りに自転車に乗りながらパンを食べたり、棚をピンクに縫って絵を描いたり、楽しいこともあったはずだ
でももうぼんやりとしか覚えていない
友達の家の近くにつつじが咲いていたことや、畑にやたらと里芋が植っていたことなどは覚えてるのにな
などと、初めて一人暮らしを始めたという女の子のラジオの話をききながら思い出した
歳をとって記憶のコップもういっぱいでどんどん忘れていくの、こわかったりさみしくもあるけどすごい安堵感もある
忘れられるってとても良い脳の機能だ
でも突然20年30年前のこと思い出す時もあるから人って不思議だ
たぶん1番古い記憶は、どこか親戚か母の友達かのお家に遊びに行ってその家に鳥がいたこと
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近くの中学校のグラウンドの金網の外、2名の小さな中学生男子が自転車に乗りながらゆっくりと行ったり来たり
「あいつ素振りしてねぇ絶対」
などと聞こえる 偵察なのか抜き打ちチェックなのか
小さなひとたちがグラウンドを注視しているのを多分"あいつ"は知らない
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幻の猫小声で鳴く
空き缶だけ日向ぼっこ
大丈夫?って挨拶みたいに
意味なく飲む味噌汁
香料が味を食っている
ウエストを寸法と呼ぶ
現場はイルミネーション図らずも
昼日が胃に染みる
歩きながら寝る練習
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道を挟んで通る廊下の下で工事をしていて、そこだけ夜は赤い電気で四角い門のようになっおり一足早いクリスマスイルミネーションと思いながら通っていた
昨日通ったら灯りは消えていた
工事が終わったのか
すこしさみしい
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9月があっという間に過ぎた
いよいよ秋が来て冬が来る
嬉しい
何にもしたくないと思いながら編み物だけはしている
いつかセーター屋さんを開きたい
そしたら遊びにきてね
ではまた来月
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◇8月の自由律俳句◇
傘の忘れ物今日は何本
1ジャンプだけして落とす雨粒
車6台分の風浴びて信号を待つ
表札の書体からして堅い
生まれ年の旧貨幣こんにちは久しぶり
犬のこころ聴けたらどんな��
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コンビニの前で雨合羽を来た中年の男性がぴょんとジャンプして雨粒を落としていて懐かしい感じがした
環七で信号待ちをしている時、6車線分の風がびゅんびゅんと感じられてハラハラした
自転車を漕ぎ住宅街の表札を流し見る
表札の書体と素材は様々だけどきっと家主が選んで決めている
この表札からすると家主はどんな人だろう
買い物カゴはみ出す仏花に祈る
老犬の歩幅2横指
屋根の角度も誰かが決めた
マスクを取りに帰る夢
ゴマだれをぐいと飲み干しまばたき
数字でかたちを編む
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せきしろさんも以前言っていたけれど、わたしも高齢者の言動を句にしがち 老犬もしかり
最近はマスクを忘れて取りに帰ってる道中に何故かハーブを摘むという怪しい夢や、夫に振られる夢や、なかなか濃いめの夢を見て起きる
涼しくなって犬が足の上や頭元で寝ているので重さでうなされているのかもしれない
ごまだれ冷やし中華のたれがおいしくて最後に残ったたれを飲み干したけど酸っぱさで喉がぎゅっとするあの感じ嫌いではない
真夏に編み物ばかりしている
肩の形に編み地を編む時、ハサミで布を切るようにはいかないので、頭の中で数字にする
5目減らしたら2段編んで3目減らしてそれを3度反対側は2段につき1目減らして最後には針に10目残る、というように
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おまけ
🎆残暑の句🎆
花火大会以来の横顔
卒業式までもう半年
気がつけばツクツクボーシ
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花火大会の句はせきしろ句会で選んで頂きました!わーい
花火大会にグループで出かけて、気になる子と少しだけ話せて、花火の時はちらっと横顔を見て、新学期久しぶりに始業式で見れた時には髪を切っていて少しおとなに見えて
みたいなの、良いよね〜〜って思いながら作りました
東直子さんの解釈では会社の同僚いう解釈でお話してくださってそれもいい〜!と思いました
8月も少なめだけど楽しく句を詠めたからよかった〜
最近とにかく忘れ物が多くて落ち込んでたけどのんびりいこうと思うよ
先はながい!
ではまた来月
おまけのおまけ
🐈猫捏ね回文🐈
通る猫を捏ねる音
香る猫を捏ねる丘
眠る猫を捏ねる胸
お風呂場で突然思いついた回文
猫は捏ねるもの パン生地のように
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◇7月の自由律俳句◇
各玄関ひとりずつ老婆
かりんとうじゃなくてお線香です
残像さえモチモチ
何もかも放り投げてあさげ
悔しいけどまた二度見
AIBOに見える空き缶をよける
水筒飲み切る速度がすべて
爪の色だけ朝落とそう
7月は夏野菜ばかり買っていていつもよりもお茶や牛乳の消費も多くってとにかくスーパーで持つ荷物は激重い
レジで袋詰めしていると、近くでおじいさんが「お線香はこの種類だけ?」と店員さんに突然話しかける声が聞こえる
店員さんは勢いよく「かりんとうですか!こちらです!」と案内しようとする
どちらもかわいいなと思う
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明け方仕事が手につかず、でもまだ寝られないそんな時に何もかも放り投げてあさげを啜った
すこし罪の味が加わり美味だった
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楽しかった日の後、爪の色だけどうにも落とせず眠る時がある
楽しいをいつまでも引きずっていたい
せめて朝まで
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おまけ
🌻夏の句🌻
大理石なでる日陰
UVカットしなくても木綿
木綿の日傘を風に通す
土から出てきた蝉と目が合う
好きな季節は冬の夜です君とは逆で
日傘は絶対に木綿がいい もしくは麻
肌のためにはきっと紫外線カットするような素材が良いだろうと思う
でも夏に太陽に当てる日傘は木綿のほうが涼しい感じがしませんか
冬の間はそっとしまっていた傘を、梅雨が明け燦々と照らす太陽に透かして、夏の風を通す
冬の間に埃っぽくなったり湿っていた木綿が息を吹き返すようで嬉しくなる
夜、セミを今年も拾って歩いている
土から出てきてあらぬ方向へ走っているセミを、人や車に潰されないように拾っては木に、拾っては木にと
道中数多のセミの屍も見ることになるが、土から出たてのセミはかわいいし生命力を感じる
ただ今年からは友人からセミによる被害を聞いているので、無闇に洗濯物に近づいたり玄関の前で寝ないように言い聞かせてから木に返している
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昔、一緒に絵を習っていた子に好きな季節を聞いたら真逆の答えが返ってきてびっくりしたことがある
どっちが夏の朝でどっちが冬の夜だったのか、今思うと曖昧だ
今はどっちも好きだからかもしれない
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7月は突然梅雨が明け夏がバーンとやってきたのでびっくりした
オリンピックとコロナのニュースに心を左右される毎日で、自由律俳句もあまり沢山は出来なかったけどそんな月もあっていいよね
ではまた来月
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◇六月の自由律俳句◇
荒地くらいがちょうどいい川
あと何回引越すだろうとふと
腕についた水滴ぐるりブレスレット
近くで見るとひとまわり小さい
梅泥棒目線で散歩
Tシャツのアザラシ不安げに待機
豆柴の耳をきゅっとやりたい
新品の道路の靴底の音だ
手ぐせで枝を弾く
通り雨どんぐりの匂い
朗らかなセーターどんな顔
あればあるだけ良いはずだった
犬の歩幅も様々
これだけの為に並んで良いのか
便箋の端っこで渋滞している
終点までが睡眠時間
絶対に貯まらないシールを愛でる
引っ越す日までは私の街よね
商店街でいつもシールをくれるので漠然と集めていたら先日ついに商店街の端っこで配られているシール台紙を発見した
すかさず持って帰った台紙は埋まると500円分の割引ができるらしかったが、私のような弱小消費者には到底埋まるようには思えない凄まじい数のシールの枠がそこにはあった
絶対に埋まらない、ここにいつまで暮らすかさえ分からないのに
でも私はシールを貰うのをやめられない
魚屋で、八百屋で、肉屋で、シールいりますか?と最初の頃は聞かれた
今は私も慣れてきたので聞かれなくても勝手にシールを渡してくれる
そういう商店街のおばちゃんおじちゃんお姉さんお兄さん達のことが好きだしそもそもこの商店街が好きだ
だから私は今日もシールを集める
集めるふりをし続ける
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先日宮崎駿のドキュメンタリーを観た
「朗らかな海は朗らかな海としか言いようがない、それは細かく言葉では説明できないがアニメで表現する」という主旨の事を話していたのが印象に残って、私も朗らかなセーターを編みたいし誰かに編んであげたいと思った
そんなことができたら、きっととっても良いセーターになると思う
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◇5月の自由律俳句◇
アーでもナーでもない声がする
薔薇に何度でも足どめ
iPhoneのおすすめしない方を帰る
招き猫の絵とタッチ
双子のよう膝に抱えた袋ふたつ
この建物にもUberが
8・bit・つつじ
揚げたてふんわりの君を乗せて
どうやら蓋がない
外の景色がぜんぶ黄色い
丸い頭をまぁるく撫でる
首都高も24時間営業
架空の食パンに名を付ける
今日から木の実の家と呼ぶ
開けたら閉めて出したら戻せたら
どうやってこの土を盛った
溶けきってないところがうま
体の幅の隙間で寝たい
ママチャリなりの速度をkeep
空き地に種を蒔いた奴がいるぞ
5月は鼻血がよく出た
私は昔からストレスが片方の鼻の中で血になって溜まり、ある日突然止めどなく流れることがある
たまたま5月は色々が重なり仕事量が完全に過剰だった
6月になった今日もまだなんやかんやあり、「全然大丈夫っす、なんもです」と言ったら「全然大丈夫じゃないよ〜」と見抜かれたりなどした
家に帰って、自分が今日した良かったことだけ伝えてみたら笑ってくれる人がいて嬉しかった
今日言った大丈夫は、そういうことがあるからまだ大丈夫ですという「大丈夫」だったのかもしれないと思う
何がどうってわけじゃないけど、5月、よく頑張った
わたしが大丈夫なのはこんな小さな場所でこれを読むあなたのおかげでもあります
6月もよろしくお願いします
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◇四月の自由律俳句◇
君のいない店内に桜が1枚
首元で温めても冷たい
雨だけど羽織ったら意味ない
ジオデシック・スプリング・ドーム 綿毛
犬布団12キロおもたたかい
舌のビリビリごと飲み干す
まさにタイムマシーンが今来た
甘えさせて貰ってるのは人間のほうです
電車内この本の中だけゾンビ街
本当にあと1分で到着した
落としたハンカチ今どこにいますか
36枚中15枚が君
割り込んでおいて座らないなんて
夜中だろうが蕎麦湯飲みたい
引っ込めた涙鼻から出ないで
寝っ転がりたい芝生を思い浮かべ寝る
ライラックと唐揚げの風薫る
15枚のうち1枚がこれです、隠れてもかわいい人
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◇三月の自由律俳句◇
道端で迷子の錠剤を見捨てる
何年目だかわからないお祝い
この壁はどこから来た石か
ラジオ乗車文庫下車ラジオ
フォークセット2種買って分ける染色体のよう
室内から観た洗濯物の大暴れ
思ってた曜日じゃないと思ったところで
変わってないねと言えるほど知らない
ふきのとう一瞬で蕗
すげ〜と言うために見上げる
稲荷寿司3つ並んで光る
傘は諦めて、いざ
今ならちゅーるを持っているのに
ここの桜で去年志村けんを想った
大きな犬遠くからでもかわいい
屋上まで飛べる花びら
バタバタとした3月が終わり、セーターもコートもいつのまにか着れなくなって、桜が満開に咲いて散りました
あたたかい犬の感触だけは変わらないけど、布団の中にはあまり入ってこない季節になってすこしさみしい
ちなみにうちの犬は布団に来る時肩の辺りにくっついて私の顔を枕にして寝ます
顔がチクチクするけどあたたかいです
うちには猫もいるのですが、猫は暖かくなってベランダに出て寛ぐ時間が増えました
風がきもちいいぜ〜と言わんばかりの顔で外に出る彼らが愛おしいです
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