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#イチゴ味クッキー
naganumapiano · 1 year
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新作タルトの試作零号機 これからタルトを展開して行きたいと思います。 先ずは試作零号機 これにはバスクチーズケーキが仕込んで有ります。 ザクザクのクッキー台に香ばしくコクのあるバスクチーズケーキを載せて、生クリームとイチゴでデコレーション。 イチゴの酸味、生クリームのフレッシュさ、バスクチーズケーキのまったりとコクの有る味わい、タルト台のサックサクな歯応えが堪らないハーモニーを奏でます。 甘味の調整など微調整は必要ですが、これは当たりの予感。 タルトには可能性を感じて居ます。 色々なバリエーションを考えて居ます。 しかも他に無いオンリーワンのタルトを展開します。 乞うご期待!^_^ #長沼 #カフェ #タルト #サックサクのクッキー生地がとても良い歯応え #クリーミィなホイップに爽やかな酸味のイチゴ #コクがあってドッシリとしたバスクチーズケーキ #どれも美味しい #お口の中でオーケストラ #JDはイチゴがお好き #素敵なご提案ありがとね〜 #お陰様で新しい世界に開眼しました #目指せオンリーワン #カフェピアーノピアーノ #blog (Cafe Piano piano カフェ・ピアーノ・ピアーノ) https://www.instagram.com/p/CqP1tNPJZ_e/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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trayclemarket · 2 months
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みなさま、こんばんは! 今月も3月に入ってしまって大変申し訳ありませんが、今日は3月のスケジュールのお知らせがあります m(_ _)m いよいよ春の観光シーズン真っ盛りの3月、もうすでに館山はお花やイチゴのシーズンで町中がとっても賑わっていて、例年通りの館山の明るい春を感じますね^^ TRAYCLEのマフィンも春色に色づいていますので、マフィンとドリンクをテイクアウトして観光やドライブ、お花見のお供にお楽しみいただけましたら嬉しいです^^
【3月のお休み】 3月1日(水) 3月4日(月)〜3月7日(木)※ベイクデーのため 3月11日(月)〜3月13日(水) 3月18日(月)〜3月21日(木) 3月25日(月)〜3月27日(木) ※今月も家庭の事情(家族の体調不良)のため、営業日が変更となる可能性があります。  ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、ご理解お願いいたします m(_ _)m
【春の桜クッキー&チョコレート】 3月8日(金) 販売開始 毎年恒例の桜クッキー&チョコレートをご用意いたします^^ お世話になった方や、卒業のお祝い、ホワイトデーのギフトにもぴったりの春らしいお菓子ですので、ぜひご利用ください^^(画像は去年のクッキーとチョコバーです。今年のデザインは変更となる可能性があります。)
【3月のベジランチ】 3月は1年で一番混雑するためベジランチの仕込みやお席の確保が難しいので、ベジランチはお休みさせていただきます m(_ )m ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします m( _)m
【3月の新ドリンクメニュー】 春らしい桜とイチゴのシェイクの予定です^^ ※シェイクのご提供はランチ終了後の14時〜です。
3月も皆様に美味しくて楽しくてエシカルでハッピーな時間をおすごしいただけるようがんばりますので、どうぞ宜しくお願い致します^^
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dakota-rt · 28 days
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3月28日(木)
おはようございます!昨日のインスタは曲がついてましたね!自分でビックリしてしまいました。完全に誤作動でした🙏 
昨日は香港からお客様がご来店でした。1ヶ月ぐらい前にお問い合わせがあり(もちろん英語で)いくつか質問を受け、私もスラスラっと英語で返答したのですが、便利ですねぇ!最近のアプリは😅お食事のあとに少しお話をし、笑顔で『美味しかった!』との事。嬉しいねぇ🍔
『地元産イチゴとマスカルポーネムースのパンケーキ』『新ジャガイモのポテトチップス』『ライムパイ』
今シーズンも始まりましたよ〜❣️
クラムチャウダーのテイクアウトを熱望されるお客様の声にお応えして、テイクアウト始めます〜🍲蓋を取れば、ご自宅の電子レンジで温め直す事が出来る容器に入れてお渡ししますね!まだ少し肌寒いこれからのお花見の季節にもオススメです。テイクアウトメニューにはまだ載ってないのですが、ご利用お待ちしてます!
【本日のパイ&ケーキ】
●チェリーパイ
●ライムパイ
●ソルティーハニーパイ
●オレオチーズケーキ
●オールドファッションアップルパイ
【本日のクッキー】
●カウボーイクッキー
●ハワイアンクッキー
●チョコチャンククッキー
【お客様へ】
⚠️お席のご予約はお受けしておりません。店内のご利用は、ご来店頂きました順番にご案内しておりますので、来られましたら必ずスタッフにお声がけ下さい。
店内のご利用は、混雑時はお席の譲り合いにご協力お願い致します。(目安 : お食事のご提供から約60分)
テイクアウトはお電話にてご注文承ります。☎️078-986-1237 です!事前のご注文でお引渡しもスムーズです。※タイミングでお時間が少しかかる場合もございます。ご了承下さい。
当日のテイクアウトご予約は、開店前の朝9時からお電話にてご注文承ります。当日ご来店頂いてからのご注文はかなりお時間がかかる場合もございますのでご注意下さい。
またスタッフ少人数のため、11時から営業が始まりますと、お電話に出れない場合もございます。少し時間をあけて 再度お電話頂けると幸いです。
ハンバーガーだけでなく、ご一緒にパイ🥧やケーキ🍰、クッキー🍪もテイクアウトも承ります。
⚠️ハンバーガーはお引き渡し後、1時間以内にお召し上がり下さいね!
パイ・ケーキ類は速やかに冷蔵庫で保管し、当日中にお召し上がり下さい。
駐車場はお店の周りに5台、第2駐車場に5台と数に限りございます。出来るだけ乗り合わせてのご来店でお願い致します。また駐車場内での事故や盗難等トラブルにおきましては一切の責任を負いかねますのでご注意下さい。
では本日も素敵な一日をお過ごし下さいね😊👍✨✨✨
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yanaka-houkago · 2 months
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2月 バレンタインギフト工作🍫
バレンタインに向けて、本物そっくりのスイーツ工作をしました。
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①スポンジにフェルトをつけて作るケーキ🍰 ②ペットボトルキャップで作るチョコレート🍫 ③紙粘土で作るクッキー🍪 ④毛糸をぐるぐる・ペロペロキャンディ🍭 盛りだくさんの内容です!
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チョコレートの上に乗せるデコレーションは一人ひとりじっくり選んで決めました。 欲張ってたくさん乗せたい気持ちをぐっとこらえ、 「あんまり乗せすぎてもよくないなぁ…」と美しさを大切にしていたみんな。 それはみんなの中にしっかりと「こうしたい」という完成図があることを意味していて、デザイン性や集中力の高さに驚かされました。
ワイワイお話をしながら楽しい工作時間!
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2年生のある女の子が 「見て!イチゴ🍓はヘタの真上じゃなくて、少しずらして乗せるだけでおしゃれじゃない?」と、大人のスタッフにはない素敵な発想を教えてくれました。
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型にはまらない子どもたちの自由な発想に大人の私たちは驚かされる毎日です。
このバレンタイン工作中にもよく子どもたちに 「これはこの通りじゃなくて、こうしてもいい?」と聞かれることがありました。 そのたびにスタッフは 「もちろん!正解なんてないよ~!好きなように作ってみてね」とポジティブな声掛けを心がけています。 子どもの可能性をつぶすことなく、ひらめいてチャレンジしたことを温かく見守り続けたいと思うスタッフです。
渡す相手を聞くと「家族に」という子や「自分用に飾っておくの」なんて子も。 では、そんなみんなが一生懸命心込めて作った素敵な作品たちをどうぞ~↓
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どれも間違って食べてしまいそうなクオリティで素晴らしいですよね!
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ichinichi-okure · 9 months
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2023.8.6mon_tokyo
メルボルンから東京へ帰る日。 7時半ごろ起きて、荷物をまとめる。 今回は自分のライブ旅ではない、遊びの一人旅。 12階建ての巨大ゲストハウスに5泊した。今朝は6人部屋中、わたしを含めて4人いる。カーテンを開けるのも悪いので、自分のベッド横のライトだけつけ、スーツケースにどんどん入れていく。 ゲストハウスでは、二段ベッドの一つだけが自分のエリア。 着いた時に、滞在中に何度もスーツケースを開け閉めしなくていいよう、シャワーグッズ、化粧品、着た服、着てない服など何がどこにあるかすぐわかるように与えられた一つのボックスにセットしていた。 ハンドクリームにリップクリームやティッシュ、アイマスク類、充電ケーブルもすぐ手の届くところへ。 タオルは、バスタオル、足を拭くためのタオル、濡れたシャンプー類を拭くためのタオル、洗顔用などばっちり用意。ハンガーや洗濯バサミも持参。短い滞在なので洗濯はしないが、洗濯バサミがあると何かと便利。古いタオルを持ってきて、使い終わったら捨てようと思っていたがまだ使えるよな、、と結局持ち帰り。ハンドクリームも、歯磨き粉も、なくなりかけのを持ってきて、使い切って捨てたかったが、なかなかなくならない。マスカラはかなりカサカサのを使い切り捨てることができた。 滞在中にライブを見に行ったりし夜遅く帰るとすでに真っ暗でみんな寝ていたが、すぐにサッ!とシャワーに行けた。我ながら、ガサガサしないプロ。 なのでサクサクスーツケースに詰め、機内持ち込み荷物はまた別にして、いつでもチェックアウトできるようにし、時間に余裕ができたので外へ。
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最後の日なのでモーニングを食べようと、カフェが並ぶ小路へ。ここは南半球、季節は冬。寒いけど、屋外の席にたくさんの人が座っている。わたしもせっかくなので屋外に座る。コーヒーと、トースト、豆トマト煮込みで2200円。おお、、高い、、 でも、寒い外の席で食べた温かい朝食、とても美味しかった。店員さんも優しい。
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ちなみに滞在中の朝食は、 1日目 市場でコーヒーとチーズ&ほうれん草パイロール 計600円 2日目 なし 3日目 宿の無料サンドイッチ券をもらってトマトハムチーズサンドイッチ(飲み物は水) 4日目 別の市場でファラフェルロール500円(飲み物は水、でも少ししてコーヒー飲んだ。500円) 5日目 バスツアーに参加して、車内でもらったクッキー。
とにかくオーストラリアは物価が高いが、ライブのチャージは1000円〜2000円ほどで、ありがたかった。知らないバンドでも、見てみようかなとなる値段。ビールが一杯1000円〜1500円したけども。 でも、1パイントだし飲みごたえもあるので、日本ですぐ飲み終わるライブ会場の1ドリンクよりいいのかも?
ゲストハウスに住んじゃってる人もたくさんいる。 ワーホリで日本から来て、住んでる子。街中のユニクロで働いていて、日本のサラリーマンの管理職くらいの額?をもらっているようだが、この何もかも高いオーストラリア、ゲストハウスの二段ベッドのひとつで日々やりくりしている。ゲストハウス滞在は光熱費込みで、掃除をしなくていいのは、楽かもしれないが、たくましい。 もう1人ワーホリで来たばかりの日本の子もいて、その子は疲れ切っていた。ガリガリに痩せている。帰りたい気持ちのほうが大きいという。これから楽しくなるんじゃない!?と励ます。ワーホリも、結局性格に因るところが大きいよな、、と思う。 あとはペルー、インド、フィリピン、オーストラリア国内などの人たちが何日か同じ部屋に泊まっては去って行った。 洗面所では、座り込んでお菓子を食べてる人、スペイン語?のインスタライブを見てる人など。 キッチンは同時に10人くらいは料理できるようになっていて、行くと一瞬で料理の匂いがつく。本気のカレー、本気のパスタなど作っている住人たち。冷蔵室は六畳ほどあり、みんなの食料がぎっちり。ちょっと入るだけで凍える。わたしも料理しようかと思ったが、そんなに多くの時間を宿で過ごさなかったので、しなかった。市場のイチゴを洗って食べたくらい。
カフェからの帰りにゲストハウス前の通りの写真を撮った。何度も目印にしたフリンダース駅。
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9時にはチェックアウトし、二階建てバスに乗って空港へ。二階建てバスってテンション上がる。10時ごろ着いた。搭乗口が2回も変わり混乱しながらも、12:30のフライトで一旦ブルネイへ。何度も見てるドラマ「フレンズ」を見たりして機内で過ごす。 今回ブルネイ経由の格安チケットで来たのはいいが、ブルネイで帰り7時間待ち。 ブルネイ・ダルサラーム、ブルネイ・ダルサラーム、、、呪文のように唱えたい。 かつてコルネリと共に「角煮」というバンドをやっていて、なぜかブルネイ・ダルサラームという言葉にハマり?全国ツアーのチラシにまで「ブルネイ・ダルサラーム・角煮」と記載していた。何だったんだろうか。ブルネイが国だともわかっていなかったと思う。 厳格なイスラム教徒の国なので、酒がない。 売店は現金のみなので、何も買わず、オーストラリアから持ってきたポテチを一気食い。ポテチ手荷物にして良かった。 今回、一度も現金を持たず全てカードで済ませた。キャッシュレスの国オーストラリア。この場合、ワリカン時はどうするのだろうか? 一度だけ、ライブチャージが現金のみで、ヤバ!と思い、その場にいた人たちにPayPalで送るかドリンクおごるので現金貸してください!と申し出たところ、1人の女性がチャージ代を出してくれて本当に助かった。Paypalに送ると言っても、いらないと。ダメダメ、じゃドリンクおごるから、、と食い下がるも、いいからいいからと。この恩忘れません。 旅に出て人の優しさに触れると、わたしも旅人に優しくする!といつも思う。というか、全員に優しくしたい。
旅に出ている間は旅に集中して、何も考えてない。でも体を動かす(この場合の動かすは、移動させるの意味)とかなりスッキリする。世界には知らないことがたくさんあると思うだけでも嬉しい。帰ってからまた日々何か作りたい。
ブルネイでヒートテックからティシャツに着替えたり、でもやっぱり冷房きついのでまた長袖着たり、同じ長時間乗り継ぎのインドネシアのおばさまに話しかけられて話したり、ネトフリで「アンという名の少女」を見たりしてるうちにフライトの時間が来て0時に乗り込む。乗って寝て起きたら暑い東京だ。
-プロフィール- 碧衣スイミング 38歳 東京 ミュージシャン、すいみんショップ インスタ @aoiswimming ツイッター @aoiswimming
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tasumuffin · 1 year
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こんにちは! ↑「いちごバルサミコジャムのサンド」 @tsukubanefarm さんのとちおとめや、紅ほっぺ、恋みのり、などのジャム用のいちごを使い、自家製いちごジャムに。そこへバルサミコの酸味を少々プラス。 プレーンマフィンにサンドしました。 マフィンはホワイトチョコがかくれていて、いちごジャムと一緒に食べると美味しい😋 以前うちにマフィンを買いに来てくださっていた方が、横浜から茨城に越して、つくばねファームさんでお手伝いをされているそうで、このイチゴを使うきっかけとなりました。ありがとうございます😊 今日のマフィン *プレーン *みそ *金柑カモミール&ホワイトチョコ *ローズヒップクランベリー&チョコカスタード *なると金時芋あん&チョコマーブル *ブルーベリー *いちごバルサミコジャムのサンド その他 *ごまのクッキー *抹茶のティラミス *トンカ豆のチーズケーキ *セミフレッド(カラメル) 今日は @aonoha_by_cronyclub さんで「マフィンの日」! ↑の金柑〜いちごまでの5種が並びます。 マフィンの名前が長い!自分でつけておきながら。 オーダーの際は「なると」とか「金柑」でいいのですよ🙆‍♀️ では今日もお待ちしております♪ #tasumuffin (Tasumuffin タスマフィン) https://www.instagram.com/p/CpBrE-QvvYD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2022年を振り返って~その1
2022年も今日を含めてあと3日。今年のNaritaマルシェの活動を振り返ってみたいと思います。
月一度の『マルシェかふぇ』を休むことなく開催できたことは大きな喜びでした。スタッフが作ってくれた「美味しいお菓子」が忘れられません。
ホロホロとした食感と香りが最高だった「ホワイトクッキー」と「薔薇のクッキー」。
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これまで食べたサーターアンダギーの中で私の中ではナンバーワンだったこちら。
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さらっとしてほんのり甘い優しいお味。
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こちらは「サブレ・ヴィエノワ」。岩塩が効いていて最高でした。
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こちらは美味しいだけでなく体にもとっても良い「オートミールクッキー」。
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厳選した材料で作っていただきました。
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そして、記憶に新しい12月の『マルシェかふぇ』のために用意していただいた「胡麻ケーキ」。
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「クリスマスプレゼント!」とスタッフが差し入れてくれたイチゴが最高のアクセントに。
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こうして心をこめて作ってくれるスタッフがいて、私たちは本当に幸せです。いらしてくださった方達にも喜んでいただけたことと思います。
「美味しいもの」は心をほっこりと温めてくれて絆を深めてくれますね。そんなことをしみじみと感じる年の暮れ。
明日も、今年を振り返っての「美味しいもの」続きます。お楽しみに・・・
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mudapomemomo · 1 year
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221225昨日無事にoven!さんのケーキとクッキー受け取りに行けました 1年間ほんとにoven!さんに癒やされました そんなお店は初めてでなんかお店なのに不思議 じゅんわり甘いスポンジと甘すぎないクリーム、おっきいイチゴ🍓黄色い謎のクリームも美味しい〜 スコップならぬスプーンでホジホジ🥄至福😇
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今日は妙見東へ 星田妙見宮さままで行ったけどお参りはまた今度にしました
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yuki0222yuka · 2 years
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昭和27年創業の永島牛乳さんの直売店『Yogu Rich』❤️ 💫店名 永島牛乳直売店 Yogu Rich @yogu_rich 🏠住所 栃木県宇都宮市峰町1丁目31-10 🛌定休日 祝日 🕐営業時間 平日9:00〜18:00 土日10:00〜16:00 📞TEL 028-634-3179 🚙駐車場 お店の前に2台分あり ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖ ここに行きたいと思ったら『写真右下の保存ボタンをタップ!』 💞2人の想い出をお裾分け投稿!フォローよろしくお願い致します💞 【@yuki0925yuka】 ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖ ずっと行きたかった永島牛乳さんのYoguRich🥰 やっと来ることができて、最高のヨーグルトに出会うことが出来たよ🤩 最初に来店させていただいた時は、パフェの様なヨーグルトをいただきました😉 一口食べた瞬間、ヨーグルトなのに酸味がなく優しい甘さ、なめらかな食感に思わず「おいしい!」と目を見開いたほど😳 あまりの美味しさにヨーグルト「雅」を自宅用とお土産用に購入😌 お家では、グラノーラと蜂蜜をかけて食べてみた☺️ 2回目の来店は、飲むヨーグルトを注文 こちらもヨーグルト独特の酸味がなく、優しい甘さに包まれる😋 飲むヨーグルトLサイズがあるんだけど、永島プレミアムってヨーグルトを丸々一つ入ってるんだって😚 もうね、ヨーグルトを食べるならここしかないね😘 2020年には、ベストお取り寄せ大賞「金賞」を受賞🤗 県外の人は、サイトからギフトセットを注文できるから調べてみてね😁 僕らは夫婦はリピート確定です🥹 ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖ 〈menu〉 ・ヨーグルトスイーツ 各種  フルーツMIX  クッキー&バウム ¥480税込 ・飲むヨーグルト 各種  プレーンMサイズ ¥330税込  イチゴMサイズ ¥390税込 ・本格デザート「雅」 ¥330税込 ➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖ 💞2人の記録を投稿中💞 【@yuki0925yuka】 #栃木県グルメ #栃木ヨーグルト #永島牛乳 #ヨーグルト雅 #雅 #ヨーグルト #乳製品 #飲むヨーグルト #ヨーグルトスイーツ #宇都宮グルメ #デザート #仲良し夫婦 #栃木の魅力を伝え隊 #美人妻 #japan #japanesefood #japanesegirl https://www.instagram.com/p/CfujLJCPq0x/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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usickyou · 2 years
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ゴオォォーーーン
 白雪千夜
 1
 私たちがかつて暮らしていたのはカリヤスカ県のほぼ最南端に位置するカラストという小さな農村だった。カラストには電気も水道もガスもあったし、夜八時には閉まるものの幹線道路沿いにはコンビニエンスストアもあって、もちろんワイファイだって届いた。とりたてて目立った産業はなく、観光地としても数十キロ離れたトリステの肥沃な低木湿地に見劣りするところばかりで、ひとびとのほとんどがおんぼろのピックアップトラックでトリステやヴェルニーへ働きに出るような村だった。  人口数百人ほどのカラストではだいたいの人が顔見知りで、特に私たちが暮らしていた集落ではその色合いが強かった。親や祖父母どころか家系のはじまりから互いに見知ったもの同士が、日がな昔話に花を咲かせながらティーカップをかたむける。そこに並ぶのは自家製のクッキーやパンケーキで、季節ごとのフルーツが手編みのテーブルマットの白いレースの上でつやつやとかがやく。イチゴやオレンジ……いつだったか、ビワがなったからと興奮ぎみの隣人の庭先で黄銅色の果実を切り分けたことがあった。はじめに食べたそれはよく熟れていなくて少しがっかりするくらいだったが、翌週には完璧な味わいをみせてくれて、噂が近所に広がりビワは数日で食べ尽くされてしまった。また来年ね、と満足げに、少し呆れたように言っていた彼女はなんという名前だったか。隣人だというのに。ああ。  はじめてカラストを訪れたとき、驚くほど温かく迎え入れられたことを覚えている。田舎の、小さな、地縁に基づく関係が強い農村に突如あらわれた異邦人の私たちに彼らが優しくふるまった理由は、いまだわからない。若い女性は希少だからでしょう、と私は言った。たましいがうつくしいからだよ、とお嬢さまは言った。彼らの与えてくれたカボチャのスープは甘く、やわらかだった。正しいのは私でなく、お嬢さまだったのだろう。  使われていなかった家の修繕も、家具の用意も、生活の糧を得ることについても、彼らはすべて私たちに施してくれた。村を去った若い母とふたりの子が住んでいたというロッジのような家は、私たちの暮らしにちょうど足りるものだった。ひとり暮らす老いた婦人の無事をたしかめては毎日くり返される息子の思い出話に耳を傾け、母親がおさない子どもを離れねばならないとなればほんのひとときを預かりおむつをかえて、対価として食事に招かれ、あるいは採れたてのまっかなトマトを受け取った。余すことなく、その日の恵みをいっぱいに使い切り、夜になれば差し込む月明かりに互いの姿をうつしながら寝床に入った。眠ることを恐れる必要はなく、朝が訪れるたびにこの生を憂うこともない、そういう日々を私たちはおくった。  しかし結局はすべてうしなわれてしまう。  カラストはいま、もうない。  すべて、灰と炎に飲み込まれた。  私たちの家はよく燃えただろう。老婦人は、あまり苦しまずにいけただろうか。あの、聖なる儀礼のために編まれたと思うほど美しいレースの白いマットがうしなわれたのは悲しむべきことだ。育つことのなかった二年目のビワは、人類にとって大いなる損失としか言いようがない。  また、ふたりきりだね。とお嬢さまは言った。  はい。と私はこたえた。  そうして私たちは逃げた。逃げて、逃げ尽くして、不幸せから遠ざかることと幸せそれ自体は等しいと、そう思っていたのだ。
 
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 ゴオォォーーーン…………。
 チャペルの鐘は頭上から降ってくる避け得ない厄災のような響きをもっていたが、それは堂内を反響し、はね返り、撮影現場にまったく純粋な幸せと呼んで差し支えないようなかんじを与えた。カメラマンは自らの仕事を放棄するようファインダーより目を外し、スタイリストは膨らみのまだ目立たない妊娠四ヶ月のおなかをそっとさすり、おばあちゃん、現在の私たちのマネージャーである彼女はのんびりした調子の拍手をおくりながら「ちとせちゃん、ほんとにかわいいねえ」と相貌をゆるませた。  ほんとうに。  ほんとうに……お嬢さまは完璧だったのだ。 「ありがと、おばあちゃん」とお嬢さまはこたえた。そっと、ウエディングドレスを着崩してしまわないよう手のひらを振ると、ヘッドドレスが南の海の朝のようにゆらめき、澄みわたる金色の光の波があたりを打った。 「ちよちゃん、どう?」とお嬢さまはたずねる。 「よく似合っておいでです」と私はこたえる。  するとおばあちゃんが私の腕をとり、「なんだか、じんときちゃったよ」と鼻をぐすぐすいわせはじめた。ハンカチを差し出すと「ごめんねえ」と目もとを拭い、「ティッシュはあるかい」と言ってちいんと鼻をかむ。その姿はみなの心をおおいに和ませ、あるいは静かな感動を与え、この瞬間の幸せがまるでほんものであるかのような錯覚をもたらした。  おばあちゃんは何者か。  おばあちゃんは、サイトウ、と名乗った。サイの漢字が苦手らしく、プロダクションから支給されたという名刺を私たちといっしょに眺めながら、面倒な字だねえと笑った。おばあちゃんでいいよ、と私とお嬢さまの手をそれぞれしっかりと握った。  おばあちゃんは何者なのか、ほんとうのところを私たちは知らない。かつて偉大なアイドルを育てた伝説のプロデューサだという。清掃会社の職員であったがある事件から慧眼を認められヘッドハントされたという。大規模な人員異動の折にまぎれどこかから迷い込んてきたという。実は東アジア圏に名を知られる魔女であり、もう二百歳をゆうに越えていて、世界で最初のアイドルであるらしい。  なにが本当で嘘なのか、私たちは知らない。  それは私たちにとって大切ではない。  おばあちゃんはよく笑う。よく泣きもする。そうやって、私たちに起きるできごとがどういうものなのか、私たちがそれをどういうふうに扱えばいいのかを教えてくれる。手のひらはくたびれて固く、頬はふっくらしていて笑うとぎゅっと皺が寄る。きちんと手入れのされた白髪はアルビノのような美しさを持っているが、衣服にはあまり頓着しないらしく襟首のよれたものをよく着ている。いつも甘いお菓子を持っていて、お嬢さまに食べさせては満たされたように笑う。熱いほうじ茶の水筒をいつも持っていて、私に飲ませては慈しむように笑う。  おばあちゃんはつまり、そういうひとだった。 「このまま、外いっちゃおっか」  お嬢さまが楽しげにそう言うと、夏のはじまりを知らせる風が吹いたようにベールがふっと揺れる。実際のところチャペル内の撮れ高はもうじゅうぶんであったらしく、屋内撮影の制限時間も迫っていたので、しぜんに誰もが同意するかたちになった。 「ちよちゃん、腕を組んでもいい?」 「お好きなように」 「ちよちゃんからしてもらってもいい?」 「望まれるのなら」  お嬢さまはそう、たわむれに言う。私が腕をからめると、「あは」と声にして強く力をこめる。おばあちゃんが笑っている。撮影クルーも機材移動の準備をしながらほほえんでいて、撮影用のカメラや私物のスマートフォンで私たちの姿をおさめたりする。  たわむれだ。すべてお嬢さまのたわむれでしかない。  チャペルの扉を開いたのは私だったが、先にそこを飛び出したのはお嬢さまだった。衣装くずれを気にする様子はあったが、お嬢さまはずいぶんと自由にふるまった。ドレスのすそを持ち上げ軽やかに宙へ躍り出すと、そのまま飛んでいってしまいそうだった。靴のつま先についた五色の宝石が光りかがやき、羽根のようなひらめきを放つと、お嬢さまはおとぎ話に描かれる精霊のたぐいでさえあるように見えた。  私はそのとき、立ち止まった。ほどかれた腕のからっぽな様子を感じ、お嬢さまを見つめた。  背中にぶつかったおばあちゃんが、「ああ、ごめんよ」と言う。  私は「こちらこそ」と言う。 「ちよちゃん」お嬢さまが言う。  十字架が、私とお嬢さまの間につき立てられる。  最初に悲鳴をあげたのはまだチャペル内にいたスタイリストだったが、彼女の切断音のような声は周囲に大きな混乱をもたらした。凄惨な事故を目にしたような恐慌が広がり、無事をたしかめるための、あるいはそうであると願うための呼び声が次々立ちあらわれた。  チャペルの屋根より墜落した十字架は、ひとのため作られたとは信じられないほどに巨大で、つかの間私たちを完全に隔絶した。 「お嬢さま」と私は呼ぶ。  十字架の腕をくぐると、果たしてお嬢さまはそこにいる。清らかなドレスのまま石畳の上に座り込み、なかば自失した様子で宙を見ている。私が呼べばかすかに応じ、肌のどこにも傷はない。手に触れればしっかりと握り返すが、静かなふるえが全身より感じられる。 「大丈夫かい、怪我は……」とおばあちゃんがたずねる。 「ありません。しかし……」と私はこたえる。 「カラスト」とお嬢さまはつぶやく。「カラスト……逃げられない……」とつぶやき、母親に虐げられた少女のように膝をまるめて泣きはじめる。 「どういうことだい?」と、おばあちゃんは私へたずねる。  私はこたえられない。  十字の影は、裁きを告げた官吏の槌のように私たちへ落ちる。
 
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 ほら、外から帰ったら手を洗って。ちゃんと爪の先まで洗うんだよ。うがいもしっかりね。  おばあちゃんはそうまくしたてる。私たちが並んでがらがらぺっとすると、とても満足したふうに笑う。おばあちゃんの、おばあちゃんからきつく言い聞かされて身についた習慣だという。おかげで風邪ひとつひかないと、おばあちゃんは言う。 「もう平気だよ、ありがと」  とお嬢さまは言う。実際、表情はすっかり明るく、庭園の草花を愛でた仕草や足取りにも変わった様子は見受けられなかった。 「うそおっしゃい」  とおばあちゃんは言う。撮影現場にてくたびれた軽自動車へ私たちを押し込んだのと同じ強引さで、お嬢さまを寝室のベッドにまで放り込んで、やっと安心したという表情を浮かべる。 「千夜ちゃん。キッチンは?」 「階段を降りて左手、扉のさらに左手奥です」 「ちょっと借りるよ」 「は?」 「おいしいおいしいお夕飯をつくったげるよ」  そう言って、おばあちゃんは立ち上がる。よっこいしょ、といかにも難儀であるように立ち上がり、「ちとせちゃん。苦手なものはあるかい?」とたずねる。 「辛いもの。鼻につんとくるもの」 「なら平気だね。千夜ちゃんは?」 「特にありません」 「そうかい。いいこだね」  そうして扉を閉めたおばあちゃんの足音は、のんびりと遠ざかってゆき、お嬢さまが「あはは」と笑う。私の、見とがめるような視線に気付いてするする毛布へもぐり込み鼻先を覗かせると、また声にして笑う。 「おかしいですか」 「うん。すごくおかしい」 「ペースが乱されます」 「そういうの、かわいいよ」 「お嬢さまは、楽しそうですね」 「わかる? 私、あんなおばあちゃんになりたいな。にこにこしていて……おせっかい焼きなのに、すごく自由な……」  そう続けながら、お嬢さまは窓のほうを見やる。私は立ち上がり、カーテンを開く。外はよく晴れており、いまだ明るく、庭園の色彩はいっそ目に刺さるほど鮮やかに感じられる。花が咲き、鳥がたわむれ、風のそよぎにざわめく緑は開いた窓から寝室へざあっとなだれ込む。歌うようだ。何もかもが歌うようで、細めた眼裏に炎がちらつく。  そうか。  あの季節がもう、目に映るほどに迫っているのか。 「わかってはくれません」と私は言う。背負った窓辺の光のつくる影がおそろしいほどの孤独を感じさせると、「出過ぎた発言、かとは思いますが」とつけ加える。 「ほんとうに?」とお嬢さまは言う。「おばあちゃんも、魔法使いも、誰もほんとうに私たちをわかってはくれないの?」と、瞳をゆらして続ける。  それでいいではないですか、と私はこたえない。 「カラスト」と私は言う。  お嬢さまは目を伏せる。 「お嬢さまは、何を見たのですか?」 「ちよちゃん」 「あの教会で、いったい何を」 「料理を手伝ってきて」 「まさか、魔女を」 「おばあちゃんが困らないように、お願いね」  わかりました、と私は言い窓を、カーテンをしっかり閉じきる。お嬢さまは白いテディベアのシルキーを抱きしめ、薄暗がりの室内には千数百年にわたる孤独が立ちあらわれる。 「行ってまいります」と私は言う。 「いいよ。行ってきて」とお嬢さまは言う。  小さなシルキーの手を振り、そのふくよかな腹に顔をうずめるお嬢さまは、泣きはじめようとする子どもに見えた。  扉を閉じると、私はすっかりひとりになる。この城は広く、堅固な造りをしており、階下はおろか扉ひとつ隔てた室内の物音さえ聞こえない。廊下にはもう開かれることのない数室の客間が並んでおり、その一つひとつの物言わず佇む向こうで、開かれたままでいた張り出し窓から暖かい風が吹き込んでいる。  そこを開いた記憶など、私にはなかった��だが。  窓を閉じると、あたりは快い静寂で満ちる。庇にかたどられた不鮮明な光芒が差し込み、いまだつぼみの窓辺の花を目覚めさせようとする。 「それで、いいではないですか」  と私は言う。  私たちは、結局はうしなうのだ。そういうふうに生まれてきて、どうして、なにも知らない幼子のように欲しがってよいだろう。  窓辺の花は、眠ったままでいられるのなら、それでいい。
 
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 私がリンゴの皮を剥く様子を見て、おばあちゃんは喜んだ。ウサギや花弁……ねだられるまま飾り剥きをしてみせるといっそ子どものような素直さで「うまいのねえ」と声をあげた。  そういう態度に、私は慣れることができない。 「お料理はいつ覚えたんだい?」 「お伝えできません」 「あら……お母さんが教えてくれた?」 「お伝えできません」 「なんだか嫌われちゃったのねえ」 「そうではありません。権限の問題なのです」 「難しいおはなし?」 「私は、私についてあなたにお伝えできません」 「なら、嫌われたわけじゃないんだね」 「好きも嫌いも、思うところはありません」  よかったねえ、と言うとおばあちゃんは、私のささいな驚きになど気付きもしないという様子で両手をぱちんと合わせる。平皿に並べたリンゴを満足そうに眺めると、グリルから二切れの鮭を取り出し、手招きをして私を呼ぶ。その温かい声に、私は慣れることができない。 「骨を取ってもらっていい?」とおばあちゃんは言う。おかゆとお味噌汁と、並べた鍋にかけた火を弱める丁寧な手つきには、愛情のそそぎ方を知るものだけが持つやわらかさが感じられる。「こまい作業がもう、難儀で……」 「承知しました」と私はこたえる。鮭はよく焼けており、小骨も少なく、それほど手間のかかる作業ではない。しかし隣から時おり寄せられる視線が、手のはたらきを鈍らせる。 「何か気にかかりますか」  と私はたずねる。 「からすと?」  とおばあちゃんは言う。包丁を、私がすっかり下ろしているときに言ったのは、やはり気遣いなのだろう。 「いったい、なんのこと?」 「お伝えできません」 「逃げられないのはちとせちゃん? 千夜ちゃんも?」 「それも、お伝えできません」 「なら、しょうがないねえ」  おばあちゃんが澱みなく話しながら溶き玉子を鍋に流し込むと、お味噌汁の渦まく中でそれは綿雲のように広がった。  なめらかな所作だ。迷いがなく、流れるようで、ごつごつした手のひらには機構の露出した柱時計が感じさせるような、実際的な美しさがあった。 「……話せないのです」と私は続ける。「好きも嫌いもありませんが、心苦しく思います」 「話せたらいいねえ」とおばあちゃんはこたえる。「わたしじゃなくても、誰か、信頼できるひとに」  できたみたいだね、とおばあちゃんは鮭の切り身を箸で気軽く取り上げてはおかゆに落としていく。鍋を数度、軽くかき混ぜると立ちのぼるかぐわしい香りは、私に穏やかな心地を与える。  いま、私たちはどんなふうに見えるだろうか。  そんなおもいが脳裏にちらつく。  馬鹿げたことだと、私は思う。  ほどなく料理ができあがると、私たちはそれぞれ両手いっぱいに鍋や皿を抱えて寝室へ戻った。お嬢さまは少し眠っていたらしく、ぼさっと癖のついた髪を整えながら私たちを迎え入れた。寝室のテーブルは小さく、食卓はずいぶん手狭なものとなったが、お嬢さまはそれを喜んだ。かたむきはじめた日の光が、清貧な初夏の晩餐であるかのようにそこを照らした。  いただきます、と私たちは声を揃える。  お嬢さまは鮭雑炊のやわらかさをたいそう気に入り、素朴な味つけについてやや不満な様子をみせた。しかし浅漬けを一切れかじると納得したようにうなずき、お味噌汁を一口飲むと、深く感動したというふうにほっと息をはいた。 「いい食べっぷりだねえ」とおばあちゃんはほほえむ。 「だっておいしいんだもん。ね、ちよちゃん」 「はい。見事なものです」 「お粗末さま。でもね、ぜんぶ千夜ちゃんのおかげだよ」 「ご謙遜です。私にはとても……」  私たちはのんびりと箸をはたらかせながら、よく話した。小さな食卓には日と土の温さがあり、収穫を終えた農夫の迎える夜によく似ていた。お嬢さまは恐れることを忘れたように笑う。影のない喜びに照らされた姿は、私に大いなる安寧をもたらす。 「ああ、幸せ」とお嬢さまはこぼした。  私はお味噌汁に手を伸ばし、お嬢さまの感じたような幸せを味わおうとする。椀をかき混ぜると、美しく火の通った玉子が風にまかれた雲のように泳ぐが、そこへ、不意に黒いすじのようなものが混じる。落とした髪のようだった。残念なことだが、せめて私の椀であって良かった。そのように思いながら箸で探ると、思いがけず固いものに触れる。玉子と分葱で、どうしてそのような感触があるだろう。暗く澱んだ、沼をかき分けるような心地でそれを取り上げる。「お嬢さま」と私は言う。  一度、二度、明かりが明滅する。 「じいい」とかすかな雑音が響く。 「……カラスト」とお嬢さまは言う。取り落とした椀より流れ出した数匹の黒い蝗がだらしなく広げた翅をふるわせ、棘のある脚を屈伸させ床を這いまわる。 「蝗、じゃないの」とおばあちゃんはどこか素朴な驚きをみせる。  私は立ち上がり、カーテンを開く。窓には無数の蝗の群れが、ひとすじの光すら差し込まないほどの密度で取りついており、それは悪魔の起こす嵐のように次々飛来しては衝突をくり返す。「じいい」「じいい」と蝗のたてる音は際限なく膨張し、またたく間に耳もとで鳴き叫ぶかのような轟音となる。 「お嬢さま」と私は呼ぶ。  振り返るとお嬢さまは青ざめた、亡霊の目で蝗の大群を見ている。おばあちゃんはお嬢さまを気遣うことに懸命であり、ふたりは卓上の異変に気付かない。私は手近な毛布をひるがえしそこを覆う。かつてリンゴやトマトのひとかけらであった蝗は、地獄より飛び立とうとする悪鬼のはばたきを毛布の内で響かせる。 「立てますか」と私は言う。お嬢さまはうなずく。目いっぱいにおそれをたくわえ、それでも自らの足で地を踏みしめる。 「失礼します」と私は言って、おばあちゃんを背負いあげる。おばあちゃんははじめ遠慮する様子をみせるが、すぐに私にしがみついた。体が熱を帯びはじめている。どうしようもない。このような、強靱な呪いにさらされているのだ。しかしそれは、いまこの瞬間に限っては都合がよい。  私たちは、この嵐を越えなければならないのだ。  砕かれた窓から蝗の群れの雪崩れ込む音を背に寝室をあとにする。廊下ではじりじりと電灯がゆらめき、待ち受けていたかのようにひとりでに開いた窓からは炎のような夕焼けとともに蝗が入り込む。いまや地響きのような翅音が、背後より追いすがり続ける。振り返ると、わずか一秒前に私たちのいた場所を蝗が埋め尽くしていた。バルコニーにて、天窓からの光を仰ぐ女神の彫像が蝗に喰らい尽くされていった。 「同じだ」とお嬢さまが言った。握り潰された黒い蝗は、絵画の顔料のようにさらさら手のひらからこぼれ落ちた。 「呪物」と私は言う。ならばやはり、そのときが来たのだろう。私たちは、ふたたびすべてをうしなうのだ。  階下では無数に起きる破壊の音が聞こえた。リビング、キッチン、客間……エントランスの窓より覗いた庭園では、色づく緑の草花がむごたらしく喰われていく光景がうかがえた。おばあちゃんの軽自動車はまだ形を保っているが、それも時間の問題だろう。  進むごと、私たちは追い詰められる。 「降りましょう」と開いた地下室からは、黴や煤の煙るような匂いが立ちのぼる。そこはいっそ死の床へつながる石段のようだが、窓はなく、少なくとも侵入を許すような構造ではない。お嬢さまが地下へ降りると、私はエントランスの様子をたしかめる。蝗は上階より豪雨のように降り落ちるが、それは憂慮すべき光景ではない。恐れるべきはキッチンへつながる扉だ。かたく閉じられていたそれは至るところに腐食させられたような黒ずみを帯び、ものの数秒でうがたれた穴より蝗が這い出した。かかかっと顎を噛み合わせ、大群は一個の獣が鳴くような狂喜的な声音を放った。 「化物め」と私は覚えず言う。 「ほんとうにね」と、お嬢さまがささやく。 「お嬢さま、私が対処します」 「ごめんね、ちよちゃん。私たちだけなら大丈夫だけど、おばあちゃんがいるから」 「問題はありません」 「確実でなければいけないの」 「ならばせめて、私の血をお使いください」 「だめよ」 「ですが」 「それは許可しない」  お嬢さまは支配者の態度を崩さず、「剣を」と手のひらを差し出す。私がこたえずにいると、「命令はしたくないの」と瞳の奥よりあかい光を覗かせながら続ける。 「お願い」と、お嬢さまは泣くように言う。  私は懐中より剣を、始祖より受け継がれたという短剣を取り出す。それは銀と鉛、鉄により鋳造された儀礼用の短剣であり、刃は丸く、通常の殺傷力はない。しかし六千人の高位なる聖人より儀礼を施されたそれは現代において人ならざる者を、お嬢さまを殺しうる限られた聖遺物だった。  それはお嬢さまに、いつでも死ねるようにと、与えられた。  お嬢さまが短剣の先端で腕をなでると、なめらかに切り裂かれた薄い肌から血が溢れ出す。腕を振り、扉に走った血痕はまたたく間に凝固し、呪物を遠ざける魔術の堰となった。石段を降りて天井へも何度か血を振り撒くとお嬢さまは、「壁は平気? さすがに土は掘ってこないよね?」と冗談でも言うみたいにほほえんだ。 「しばらくは、持ちこたえるでしょう」と私はこたえた。受け取った短剣より消散するお嬢さまの血は、呪われた大気を浄化していく。大丈夫だろう。ひとまずは、と古びたソファに寝かせたおばあちゃんの体は高熱をもっており、息も荒く、命を落としかけているかのように見える。しかしこのひとは、何歳であるのかは知らないが、高齢なのだ。お嬢さまの霊気が体内を巡るまでいくらか時間が必要であるようだった。  お嬢さまは吸血鬼であるが、日の光を恐れない。銀はもはや毒でなく、十字架によってその肉体が破壊されることもない。お嬢さまは、祈りの子だ。人間の世界に交じることを望んだ吸血鬼たちが生み出した、研鑽と奇蹟の子だった。人間と同じものを食べ、人間の血を吸うことも要さず、体はほとんど人間である。  それでも、お嬢さまはある種の神なのだ。  ふっと明かりが、地下室にただ一つの電球が消える。あたりは暗闇となるが、お嬢さまは苦もなく火種を探し当てロウソクをともす。火の照らす腕の傷はもう、あとかたもなく塞がっている。 「電気、もう使えないのかな?」とお嬢さまはたずねる。 「配線が食われたのでしょう」と私はこたえる。 「おばあちゃんは?」 「少し休めば目を覚ますかと」 「よかった……ちよちゃん、ありがとね」 「そのような言葉に、私は値しません」 「ううん。私を、おばあちゃんを助けてくれてありがとう。お願いを聞いてくれて、一緒にいてくれて……ちよちゃん、ほんとうに……」  話す途中で言葉をなくし、お嬢さまは地に伏せる。背中を激しくふるわせ、声をあげて泣きはじめる。「シルキー……死んじゃった。イーリエ、ノラ、バンシー……みんな、みんな」と一つひとつ、ぬいぐるみの友人たちの名前を、たまのように火をはじく涙ともにこぼしていく。 「……みんなで育てたイチゴ畑も千夜ちゃんと植えたひまわりのお花も……終わった……ぜんぶ、食べられた」  そんなふうに流れる、お嬢さまの涙は温かい。たましいを引き裂かれるような慟哭も、私の体を伝う声のふるえも、お嬢さまの心をあらわすものすべては私を焦がすほどに温かい。  お嬢さまが生きてさえいれば、それでいいのです。  と私はこたえない。 「少し、休みましょう」と私は言う。「ここを出たなら、弔いをしましょう。私たちのうしなったもの、すべてのために」  胸のうちで、お嬢さまは泣き続ける。  守らなければならない。このひとを、たとえなにに代えようと。
 
 黒埼ちとせ
 5
 ……さま。お嬢さま。  千夜ちゃんが、まだまだ寝ていたい朝みたいに優しく呼ぶので、私はうっかり気の抜けた調子で「……いやぁ」とこたえた。地下室は薄暗く、ロウソクの火で揺らめいていて、空気はほこりっぽく墓地みたいにこごえていた。 「眠っていたの?」と私はたずねる。 「ほんの少し、です」と千夜ちゃんはこたえる。 「ごめんね」 「私が、休んでいただいてよいと判断しました」 「おばあちゃんの様子はどう?」 「悪化の兆候はみられませんが、よい状態ではありません」 「……お年寄りだものね」  おばあちゃんは、触れるとひどい熱をもっていた。重い病気にかかったみたいに、背中はぐっしょり濡れていて、木枯らしのような息を懸命にくり返した。 「なにか見つかった?」 「見ていただきたいものが」  千夜ちゃんがそう言って導いたのは、壁の一面だった。煉瓦の一部が崩れていて、ほとんど天井ほど高さのある什器棚を倒してあらわれたそこからは、燈火のような光が差し込んだ。 「お嬢さまには、わかりますか」 「たぶん、だけど」と手をかざすと、煉瓦はさらさら崩れ落ちる。足もとに残った砂の山を見下ろして、せっかくなので「ほらね」と得意なかんじで笑ってみせた。  壁の向こうは坑道のようだった。わざわざ背中を丸めなくても通れるほど大きなそこは、一枚の巨大な岩をくり抜いたかのようになめらかで、絶えずしみ出してくる地下水のためにつやつやしていた。背すじを撫でるような冷ややかな風が吹いていて、ロウソクの火が消えてもそこがぼんやり明るいのは、天井から床に至るまでびっしりと刻み込まれた文字が淡く光っているからだった。 「抜け道だね」と私は言う。「私たちみたいなひとのための……使われたことはないみたいだけど」 「みな、平和に暮らすことができたのでしょう」と千夜ちゃんは言う。「崩れていなければ、よいのですが」 「たぶん平気」 「どうしてそう思われるのですか」 「とまれ、って書いてある」 「魔術ですか」 「うん。だから寒い。とまっているものは、冷たいから」 「では、進みましょう」 「その前に。ちよちゃん、タイツを脱いでもらえる?」 「は?」 「あぁん。だいじょうぶ、私も脱ぐから」 「冗談ですか」 「冗談ではないの」  千夜ちゃんは渋々という様子をあらわにしながら、タイツを脱いでくれた。私はその脚の白くまっすぐで美しいかたちにうっとりしながら、庇護のためのごく簡単な魔術をかけた。千夜ちゃんが、こごえてしまいませんように。 「タイツは置いていこうね」 「トーテムですか」 「そう。おばあちゃんを任せていい?」 「問題ありません」 「ありがと。それじゃあ行こっか」 「その前によろしいですか」 「どうしたの?」 「私の血を、使ってはいただけませんか」  千夜ちゃんは続ける。 「確実を期すのであれば、そうすべきではありませんか」  そのまっすぐ差し向けられた、美しい瞳に、私は口づけたくなる。千夜ちゃんは驚くだろうか。華奢な体をびくっとふるわせて、それから私を受け入れるだろうか。私は千夜ちゃんのまぶたに口づけて、頬からおとがい、首すじや鎖骨窩をたどってやわい二の腕に至る。そこはふっくらしていて、ああ、ここに牙をたてられたらと思うだけで全身がびりびりと痺れる。  けれどまだ足りない。  唇は、腕をすべり降りて腰へ、肌の薄いところばかりをなぞりながら大腿にたどり着く。そこは細くて、ぎゅっと引き締まっていて、肌の奥にいくつも張りめぐらされた血管は指をからめたくなるほど鮮やかに、上質な糸で編み上げたレースの綾みたいに見える。千夜ちゃんは私を見下ろしている。おそれと陶酔に目を細め、口もとの恥じらいを手で隠し、その被虐者の喜びに私の眼前の闇がちかちか白くはじけていく。  私は言う。 「ちよちゃん」  私がどれほど、あなたを求めているかわかっているの。 「いいこね。でも、だめよ」 「ですが……」 「もう血はいらないよ」  そう言って、千夜ちゃんの返事を待たず私は坑道を踏み出す。なめらかな岩肌は足の裏に吸いつくようで、逃げているのだという事実を忘れさせるくらいに心地よい。こんなことなら、もっと先に来ていたら良かった。この場所で、千夜ちゃんと夏の暑さを避けるみたいな時間を過ごしていたら良かった。空想の淡い光みたいなものが散らばって、二度と戻れないここを一歩ごと大切な場所にかえていくようだった。 「……わかったことがあってね」  と私は言う。  千夜ちゃんは、「はい」とだけこたえる。 「ちょっと、昔の話を聞いてくれる? ちよちゃんも知っていることだけど、退屈はしないでね。カラストの、私がほろぼした村の話……」
 
 6
 ォォーーーン…………。
 カラストを見守る鐘楼の鐘は、世界の中心よりあまねくすべてのものへ祝福を与えるかのような偉大さで鳴り響いた。私はこのすばらしい朝のはじまりを告げる六点鐘を祈るような心地で聞いていたけれど、千夜ちゃんはいまだ穏やかな眠りの湖を、白いテディベアのシルキーを抱きながらたゆたっている。その健やかな寝息に耳をそばだてると、私はスープを作りたいと思った。この子のために、飢えた子どものたましいの器をいっぱいに満たしていくような、あたたかいカボチャのスープを。  そっと寝床を抜け出して、おもてへ出る。吹き抜ける風に木々はざわめき、それらは東から昇る日のきらめかんばかりの白い光を地に塗りたくる。カリー、アンネスト夫妻の作ってくれたクヌギ製のポストから取り出した二通の招待状は、まるでそれ自身がかがやきを放つかのように見える。 『親愛なる隣人、ちとせへ』  と書かれた手紙にかけられた祈りのようなおもいがなくなってしまわないようそっとロウを剥がすと、便せんには歓迎会の時と場所が記してある。十五時から。教会で。なんとなく、私は空を見たくなる。祝いごとのある朝はやく、日の昇るより前に招待客の家に手紙を直接贈るのはこの村のならわしだという。空はよく澄み渡り、まっさおで、どこまでも幸せが続いていくのだと信じたくなるような気持ちを与えてくれる。私は「ありがとう」と言う。「ちちち」、と木の上の鳥が小さな声で鳴く。  この村に来てより、一年が経つ日だった。  フローレンス。メロ。私たちの歓迎会をひらこうと言ったふたり、手紙の贈り主は、他の誰よりもこの村に授けられた恩寵のようなものを体現した。贅を好まず、汗を流すことを喜びとし、よく笑った。ふたりは幼いころからの付き合いだという。まだうまく話すこともできないころ、はじめて手のひらが触れた瞬間に、ふたりは運命というものを知ったのだという。ともに育ち、この村で、ともに生きていく。フローレンスとメロは運命のままに村を愛し、暮らしを愛し、そして誰からも愛された。私たちにカラストではじめての愛を、あたたかいカボチャのスープを与えてくれたのも、ふたりだった。  運命とふたりが呼んだものは、そのころの私によく理解できた。頭から外套をかぶり、一本のロウソクの明かりのみを頼りに生きていくということは、幸せなのだ。私は、心からそう思っていた。信じていた。信じようと、していた。  千夜ちゃんへの手紙には『私たちの大好きな、千夜ちゃんへ』と書かれていた。フローレンスらしい、子どもっぽくくずれた字だった。メロから私への手紙と並べてみせると、千夜ちゃんは「おふたりらしいですね」と言った。夢のほとりに足先をつけて、スープで体をあたためた。私は「支度をしなきゃね」とこたえながら、いつまでもそうしていたかった。千夜ちゃんが小さな匙で甘いスープをちびちび掬う様子を、絶え間なく降る予感の日射しのただ中で眺めていられるのは、他のどんなものにも代え難いほどの幸せだった。  この村ではよく鐘が鳴らされた。嬉しい日には六の倍数、悲しい日には七の倍数。理由は誰も知らない。たずねると村びとたちは、気にもしたことがなかった、というふうに笑った。なんらかの教えをもとにして独自に変化しただろう彼らの素朴な信仰は、どの家にもある大きな窓から降りそそぐ線状の光に向けられているように感じられた。  十二点鐘が聞こえると、にわかに村はにぎにぎしい雰囲気になる。私たちはお昼ごはんをしっかりと(私は……私にしては)食べて、ひと休みすると草刈りの仕事に取りかかる。とても短い雨の季節を終えると、村は炸裂した榴弾のような草木の彩りであふれかえって、とても人の手でどうにかなるありさまではなかった。けれど私たちは、村の友人たちと一緒に小さな鎌を持つとそれらを切り、ときに手で根ごと引き抜いた。祝福の日には、誰もが村にとどまり、村の中の小さな仕事をする。たくさん働いて、あおい���の蜜や服の繊維の奥までしみ込んだ土の汚れをそのままに教会へ向かう。それが彼らのマナーだというので、私たちはすなおに従った。青虫を、赤黄色のツノから熟しすぎたオレンジみたいな匂いを出す青虫を見て千夜ちゃんがひっくり返ったのは、楽しかった。あまりの暑さにくらくらして、ブナの木陰で休んでいたときは置いてきぼりにされたみたいに寂しかったけれど、ほんとうに、楽しかった。  なかなか日が傾かないので、ふたたび六点鐘が聞こえたときはみんなで慌てた。いっせいに走って、汗びっしょりで教会の扉を開けたとき、主催のフローレンスがおなかを抱えて笑った。メロもおんなじように、大きな声で笑うと、丁寧に並べられたテーブルのお誕生日席に私たちを導いた。そこは手織りの白いレースでかわいらしく仕立てられていて、とれたばかりのお花や果物の彩りはまぶしいくらいだった。私は千夜ちゃんの肩に寄りかかりながら、そのとき起きた聖なるかんじのあまりに巨大な様子にうちふるえた。けれど、ああ。驚くべきことに、それはこの一年ごしの歓迎会で起きた幸せのうち最もささやかなものだったのだ。  その一つひとつを、いまも鮮やかに浮かべることができる。  夜の訪れとともに、あたりがお酒の果物かごみたいな匂いでいっぱいになる前に、私たちは家へ帰った。ちっちゃなおふろに代わりばんこで入って、物足りなくてぎゅうぎゅうに身を寄せ合って、幸せの余熱みたいなものを味わった。寝床に入っても胸のうちはまだ温かくて、私はえんえん千夜ちゃんに話した。疲れていまにも眠ってしまいそうだったけれど、この日に終わってほしくなかった。そのうちに鐘の音が聞こえはじめると、もの悲しい心地がした。祝福の日の終わりを告げる十二点鐘。それはすっかり寝静まった夜の村に、稲妻がひらめくように、十二を過ぎてもなお激しく打ち鳴らされ続けた。「じいい」、「じいい」という声が壁から天井から地の底から響きはじめ、開いたカーテンの向こうをまっくろな蝗の腹が埋め尽くしていた。  魔女の目。魔女の呪い。お前をずうっと見ているよ。幼いころ、ささやきとともにかざされた手のひらは皺だらけで、ぼろ布のようにごわごわしていて、万感の呪いによってかたちづくられていた。 「村のみなが……」と言ったのは千夜ちゃんだった。そのころ、私たちはまだ勇気を持っていて、血の加護を施すと頭からシーツを被りおもてへ飛び出した。  村はもう、終わっていた。  通りを走って見える家々のすべては、蝗に蹂躙され尽くしていた。歌のうまいリースとお琴にはまっているアニヤ、一日中遊んでも疲れを知らなかったミナの住んでいた、村でいちばんきれいなボタンの咲く家はざらざら揺れる黒い波だった。優しいカリー、アンネストの家はもう、ほとんど崩れてかたちをなくしていた。もの静かで果実酒と詩を好んだウィリアン老人の住まう平屋から覗くか細いともしびが、ふっと消えていく様子を目にした。  蝗の嵐は私たちに触れる寸前、加護の力により炭化した。はらはら落ちる呪いの粒子は、美しいカラストの大地を汚していった。  けれど私はどこかで信じていた。  フローレンス。メロ。  あんなに美しいふたりがうしなわれるはずがない。この村の恩寵や、愛、ほんの数時間前に教会で感じた聖なるものが、ふたりを守ってくれると信じていたのだ。  私は、ふたりの名を叫んだ。家の扉を開くと、ひとのかたちをした黒いかたまりがうごめき「じいいい」と話した。そのとき、私はやっと悲鳴をあげた。
 
 7
 坑道のおわりは、釣鐘のようなかたちをした巨大な空洞だった。周囲を囲む煉瓦は経年のため腐食していて、したたる水のため繁殖した苔の鬱蒼とした樹林のようなにおいがそこを満たした。壁の呪文が途切れているのは、頭上のまる穴から降る月光が希望のように、あんまりまぶしく見えるからだろうと思った。 「きっとね、幸福が呪いを発現させるの」と私は言う。「私が幸せに思うこと……ほんとうに、幸せで仕方がないと感じること……」 「……フローレンス、メロ」 「それに今日のお仕事とかね」 「お嬢さま、私は……」  千夜ちゃんは、言うべきことを探しているみたいに見える。その声があんまり優しいので、私は少し笑う。まる穴へ続くはしごにかけた手のひらには、赤さびが付着した。壁に打ち込まれたそれは、歳月のため腐食していて体を預けるには心もとなく感じられた。 「わかっていたの。私は罪深い吸血鬼なのだから、裁かれなければならない」手で招くと、千夜ちゃんは従順な足取りで近付いてくれる。「わかっていたのだから、平気なんだよ」  千夜ちゃんは、奥歯をぎゅうっと噛みしめる。千夜ちゃんには、思ったことが言えない。ほんとうに言いたいことを、私にだけ絶対に言えない。  そういうふうに、私が育てた。 「吸血鬼は、滅びなければならない」  と私は続ける。  千夜ちゃんが何かこたえるより早く、私のおもいに呼応するかのように壁がふるえはじめる。それが数秒でおさまると、私の背中にぞっとする喪失の感覚が走る。トーテムが、破壊されたようだった。坑道の向こう、もと来た道より「じいい」と大瀑布のような音が轟きはじめた。  蝗がとうとう堰を破ったのだ。  思ったよりもたなかったのは、やはり吸血鬼の力が衰えているからなのだろう。 「おばあちゃんをこっちに」と私は言う。千夜ちゃんからもらい受けたおばあちゃんの体は小さく、けれどずっしり重たく、静かな息づかいは穏やかな眠りを感じさせる。その安寧が続くよう、私はおばあちゃんの体に呪文をかけた。ゆっくりと休んでいられますよう、目が覚めればまた私たちとなにげない日々を過ごしてくれますよう。  ここは寒いから、おばあちゃんが風邪なんかひきませんように。 「ちよちゃん、剣を」  千夜ちゃんは、さほど迷う様子もなく短剣を手渡してくれる。その目には決意があり、薄暗い悲しみがまたたいている。 「少し、時間をつくってね。私が魔術を練るぶんだけ」  そうして私は腕を切ると、溢れ出す血を千夜ちゃんに塗りたくる。それはまたたく間に蒸散して、呪いから守るための霊気の加護をもたらしてくれる。千夜ちゃんは目を開けたまま、じっと私を見ている。 「体が傷つくということは、あまり痛くないの」と私は言う。 「私は、そう思いません」と千夜ちゃんはこたえる。 「ほんとうなのに」 「私には、自らの肌が切り裂かれるより痛みます」 「それは、そうだね」 「控えていただければ幸いなのですが」 「善処しまぁす」  私は傷口が塞がる前に、流れた血を集めて一振りの長剣を錬成する。それは短剣と同様に通常の殺傷能力はほとんどないが、呪物の蝗をほろぼすための力を宿す。 「いやな思いをさせてごめんね」  と私は言う。 「必ず、お守りします」  と千夜ちゃんは、ふたつの剣を受け取ってこたえる。私はそのときの、私の千夜ちゃんの凜々しい声に胸がわああっとときめいて、思わず呪文を口ずさむ。ま��たく間に白いロングコート、騎士の勲章と青いバラの花飾りが千夜ちゃんを飾りたてる。おじょうさま、とたしなめるような声が何かを言うより早く、私は黒いドレスに十字架と悪魔の角をあしらえた衣装をまとって、「だって雰囲気って大事でしょ」と胸を張って言う。 「たわむれが過ぎます」 「ちよちゃん、すごく似合ってるよ」 「それは関係ありません」 「私だって似合ってるでしょ」 「その通りですが、しかし必要のないことです」 「そうかなあ。もう着れないかもしれないんだよ?」 「なおさらです。未練が生じます」 「ちゃんとお別れしないと引きずらない?」 「消え去るべきなのです。何事も、なかったように」  ふうん、と私は言う。なんとなく飲み込めないみたいな顔をして千夜ちゃんを見ながら、私たちの間にある巨大な断絶の谷を見つめる。それは暗く、互いの姿すら見えないほど広い岸と岸の間には、永遠の深さを持つ孤独が広がっている。 「でも、着ていてくれるよね」と私はたずねる。 「仰せのままに」と千夜ちゃんはこたえる。  そうして背を向けた千夜ちゃんを、私はじっと眺める。空洞を照らすまる穴からの月光が、揺れる黒い髪を神秘的にきらめかせる。吹き下ろす風や、蝗の軍隊が坑道を貫いて起きる乱流が、ロングコートの裾をはためかせる。千夜ちゃんは、すうっと息を吸うと、世界のあらゆる邪悪に立ち向かうと誓った勇敢な騎士のように背すじを伸ばして、「来い」と言った。  大好きよ、と私は千夜ちゃんに届かないよう心のうちでだけささやいた。  坑道よりあらわれた蝗は群れではなかった。それは互いを喰い合い、それぞれのかたちを形成する力を一個体に集積させた、巨大な呪物だった。呪物は蝗のかたちをしながら、その大きさゆえに飛ぶことも駆けることも叶わないようだった。坑道をほとんど埋め尽くした蝗は壁の文字の光を削り取り、あたりを黒く塗り込めて這い寄った。その凝集した闇のような体を引きずり、無数の棘の脚をうごめかせながら「じいい」「じいい」と私たちを呼ぶように叫んだ。  千夜ちゃんが聖なる祈りの短剣を振るうと、その軌跡の蝗が消散する。灰となり、あたりを漂うとまる穴の光に導かれるよう空へ昇りやがて消失する。蝗は動きを止めるが、うしなわれた部位を群体にて再生させるとふたたび体を引きずりはじめる。  私は血を思う。全身をめぐる血液に残る吸血鬼の残り滓を思い、その微小な粒子の一つひとつに呼びかける。集え。集え。集え。吸血鬼の血は指先から、脳幹から移動をはじめ、やがて肺胞に集うと呼気に混じり気道を駆け昇り私の口腔から黒ずんだ煙として吐き出される。  長剣が振るわれると、施された血の加護は蝗の呪いとぶつかり合う。灰が激しく飛び散り、削岩機に放り込まれたかのように蝗の体が消散していく。千夜ちゃんは獣のように叫び、蝗の中枢部分をほとんど吹き飛ばすと息つく間もなく短剣を振るう。蝗は悲鳴か絶望のような鳴き声を絶やすことなく、群体を寄せ集めながら果てのない再生を続ける。  私はその姿に、残酷な胸の高鳴りを覚えた。私を滅ぼさんとする呪いの破滅に、あるいは千夜ちゃんの圧倒的な暴力や哮る声の荒々しさに、胸の内に溶ける鋼のような熱を感じた。  血が目を開く。次々と目を覚まし、吸血鬼のたましいを取り戻していく。肺より昇った血が口腔にて、気道にて、そして肺の内にて、蝙蝠と化す。それは目覚めの喜びとともに私の口より飛び立ち、まる穴の光へ舞い上がった。数百、数千……数万……蝙蝠は与えられた自由に歓喜のおたけびを上げながら空を舞った。私の感覚はその蝙蝠の一匹いっぴきすべてと共有され、数万の感覚が地上の世界をとらえた。まる穴は、城にほど近い山林の中腹の廃井戸であり、そこからは青ざめた満月の照らすあたりの様子がうかがえた。  城はもう、滅びている。  威厳をたたえた鉄の門扉も、あらゆる季節の彩りをみせてくれた庭園も、この日まで数百年のあいだ美しく光をはじき続けた噴水も、自然の猛威にさらされ続けても堅牢に主人たちを守った外壁も、数え切れないほどの客人たちに感嘆のため息をこぼれさせたエントランスも、キッチンもダイニングルームも客間も書斎もバスルームも寝室も遊技場もダンスホールも、すべて滅びた。そこにあるのは、ひとつのうねりだ。波のように、広大な樹林が風にそよぐように、城を食い尽くしても足りることのない蝗は一個の暗いかたまりとなり私たちの何もかもを奪い続けた。  じいい。  じいい。  じいい……。  蝗の声はほとんど地鳴りのようにとどろいた。最後に残った尖塔が崩れ落ちたとき、蝗のうごめく影に飲み込まれた青銅の鐘が鳴ることはなかった。  私は深く息を吸う。数万の蝙蝠が一斉に息を吸い込むと、刃物が擦れ合うときのような超高音があたりに響き、蝗はぴたりと動きを止める。私の蝙蝠がざあっと空に展開し月を覆い隠すと、つかの間あたりに本物の暗闇が満ちる。 「さようなら」と私は言う。  蝙蝠が砲弾の速度で降下をはじめると、蝗は矢のように地上を飛び立った。ふたつの巨大なかたまりがぶつかり合い、灰が空一面に広がった。私は蝙蝠の一匹として蝗を噛みちぎり、群れを成した蝗に食われ、雲のように広がった大群の切れ間より時おり注ぐ線状の月の光の美しさに目を細めた。  坑道の戦いは、もう終わっていた。千夜ちゃんの振るう剣は呪物のほとんどを滅ぼし、そこに灰の山を残した。後から迫った哀れな蝗は、坑道に満ちた加護の力によって私たちに近付くことさえできず灰と化した。千夜ちゃんは大きく息を吐き、衣装にまとわりついた蝗の粉を払い落として、「時間は足りますか」とたずねた。  私は少し笑って、「急ぐね」とこたえた。  蝙蝠と蝗。吸血鬼と魔女。もとより差は明らかだった。私は、私の蝙蝠が圧倒的な力をもって魔女の呪いを食い尽くす様子を眺め、やがてそのすべてが終わると魔術を解いた。  千夜ちゃんは私を支えようとした。けれど私は自分の足で立つことができたし、意識もはっきりとして、「平気だよ」と完璧な笑顔をつくることだってできた。 「無理をしてはいませんか?」 「もう、心配してくれてありがと。私、ふつうの人間にもけっこう慣れたみたい。平気だから、早���出よ」 「……承知しました」 「おばあちゃんをお願いしていい?」 「お任せください」 「先に登るけど、スカートの中は見ないでね」 「お嬢さま」 「あぁん、冗談」  そうして私は壁のはしごに手をかける。それはいまにも壊れそうなほど錆ついて、しかし私の体をしっかりと支えた。一つひとつ、腕と脚の筋肉をしっかり使って体を運ぶのは、いまの私にはひどく難しいことだった。  消耗している。吸血鬼の力をほとんどなくした私には、まる穴の光はずいぶん遠くにあるように感じられる。  廃井戸の外、地上にはまぶしいほどの月が注いだ。夜明けはまだ、遠いようだった。蝙蝠より鮮明に、私の知覚は滅びた城をうつした。そこは灰が降り積もり、月の光に砂塵がきらめき、さながら古の城跡を飲み込んだ砂漠のような姿だった。 「家、なくなっちゃったなあ……」  と私はつぶやいた。それがなんだか間の抜けた、ちっとも切実でないような響き方をするので、少し笑えた。実際、明日からどうしようか。黒埼の家に頼りたくはないし、千夜ちゃんのおじさまに迷惑はかけられない。……魔法使い。ああ、プロダクションに寮があったはず。いい考え。お願いして、寮に入れてもらって、アイドルのお仕事をがんばってお金を貯めたら家を、千夜ちゃんと暮らす家を……私が? こんな私が……こんなふうに呪われた、私が……。  魔女の手。  お前をずうっと見ているよ。  砂漠……。  ああ……。  私は、うしなった。  この、灰の砂漠が、私の幸せの末路なのだ。  悲しみが、胸のうちを荒れ狂う波濤のように打った。たちまち心はいっぱいになり、立っていることさえできなかった。とてつもない喪失の悲しみに押し潰され、息をするのもむずかしいようだった。 「お嬢さま」と千夜ちゃんが言った。  私は背中でその声を受け止め、振り向くことができなかった。見られてはならない。気取られてはならない。私の孤独に触れられてはならない。  ざざざ、と草を踏みしめる音がした。千夜ちゃんは廃井戸より、地上に足を下ろしたようだった。そうしておばあちゃんをそっと寝かせると、千夜ちゃんは私へ近付いた。  笑わなければならない。「どうなさったのですか」と、優しい声が聞こえる。私は笑わなければならない。これまでしてきたように、やがて千夜ちゃんが私のもとを巣立っていく日のように、しっかりと笑わなければならない。 「お嬢さま!」  千夜ちゃんが叫んだ。  私は振り返ることもできず、ぐうんと視界が転変し、満月が、その光が遠ざかっていく様子を眺めた。  落下している。  廃井戸の、まる穴を落ちていく私を、おばあちゃんが見ていた。おばあちゃんは私に取りつき、ともに墜落しながら真っ暗な眼球に私を写しほほえんだ。 「魔女」  私は言った。  魔女の手の内の聖なる短剣が、歓喜のようにまぶしく閃いた。
 
 白雪千夜
 8
「お嬢さま……」と私はふたたび呼んだ。しかしそれは叫びとならず、喉から漏れ出す吐息のようにかすれた声だった。  景色が歪んでいる。  後頭部が、熱を持っている。  手で触れてみるとべとっとした、ぬるい液体の感触があり、においを嗅ぐとそれが血であるということがわかる。私は殴られたのだ。お嬢さまは廃井戸へ、落ちて……。  月が空洞を照らした。お嬢さまはそこにいて、短剣の突き立てられた頚部から、楔の打ち込まれた両手足からおびただしい血を流した。磔にされた罪人のような姿で、自らを見下ろしたおばあちゃんを見つめ「……まじょ」と唇で言った。  私ははしごに体を預ける。しかし血のぬめりで片手が剥がれると、はしごは壁より脱落した。落下の途中、遠ざかるあの月には永遠に手が届かないような、そんなおもいが私を満たした。  さほど痛みは感じなかった。体の何かが狂っているのかもしれない。お嬢さまの庇護によるものなのかもしれない。すぐに立ち上がろうとして、私は転倒した。右脛の皮膚を、骨が破っているせいだった。反射で手をついて、地面が顔を打った。右肩の関節が、外れているようだった。右の目を開けていられないのは、頭部からの出血が絶えず眼窩に流れ込むからだった。 「あらあら、かわいそうにねえ……」と魔女が言った。魔女はおばあちゃんの姿かたちをしていて、おばあちゃんの声で話し、おばあちゃんと同じようにのんびり歩くと、真っ黒な眼球で私を見下ろした。「すぐに済むから、おとなしくしてるんだよ」  私はお嬢さまを見た。短剣は頸椎を貫くように突き刺され、首の周囲ではゆるやかに炭化が進行しはじめていた。両手に、両足に古びた木の楔を打ち込まれ動くこともできないようだったが、かろうじて瞳を揺らし「ちよちゃん」と、私を呼んだ。 「お嬢さま」と私は呼んだ。  左半身にて全身を引きずり、お嬢さまのそばへ寄ろうとすると、手のひらに楔が打ち込まれた。左手、左足……ついでのように右半身も地に縫い付け、「どうか、おとなしくしていてね」と魔女は言った。 「……殺してやる」と私は言う。  魔女はそうっと、小さな子どもにするようにほほえむ。その黒い眼球を、ぞっとするほど優しいかたちに細め「切ないことだねえ」と言う。  おばあちゃんは、サイトウ、と名乗った。 「殺してやる」と私は言う。  おばあちゃんは、実は東アジア圏に名を知られる魔女であり、二百歳を越えていて、世界で最初のアイドルだということだった。 「殺してやる」  おばあちゃんはよく笑い、よく泣き、私たちに起きるできごとの扱い方を教えてくれた。 「殺してやる」  おばあちゃんは、外から帰ったら手を洗って、うがいもしっかりね、と私たちへ言った。 「殺してやる」  おばあちゃんは、話せたらいいねえ、と言った。誰か、信頼できるひとに……。 「殺してやる、殺してやる」  魔女はつまり、そういうひとだったのだ。 「殺してやる! どうしても、お前を!」  私は叫んだ。しかし魔女は意に介す様子もなく、泣きじゃくる幼子に向ける目で私を見て、「悲しいことだね」と言った。深いため息とともにまる穴の光を見上げると、「千夜ちゃん。ちとせちゃんはね、死にたいんだよ」と続けた。  そうしてしずかに、泣きはじめた。  鼻をぐすぐすいわせ、目もとを濡らし、おばあちゃんのそれとまったく同じように澄んだ涙を黒い目から流した。 「かわいそうなちとせちゃん……話はずうっと聞かせてもらったよ。千夜ちゃんも、ほんとうはわかっているはずだよ。だからわたしが……でも、苦しまず死ねるようにがんばったのに、できなかった。失敗した。うまくできなかった……これは事故だったんだよ……千夜ちゃん、信じてくれるかい?」  私は、息を呑んでこたえた。 「お前は私たちを騙した」 「機会をうかがったんだよ。わたしは臆病で、まさか、こんなにかかるなんて……」 「お前は、私を背後から襲った」 「気絶してくれればよかったんだよ……千夜ちゃんはお利口で、いつもちとせちゃんのそばにいるんだから」 「お嬢さまを磔にした」 「こわかったんだよ。わたしは非力だから、どれだけ生命力が衰えていても吸血鬼が、おそろしくてしょうがない」 「杭を打った」 「ほんとうにごめんねえ。こわかったんだよ。わたしは弱くて、臆病で、魔術もろくに使えない……千夜ちゃん。わたしはね、死にたいんだよ。ちとせちゃんと同じで、いますぐに死んでしまえたらって思うよ……」  私は、ふたたび息を呑む。 「化物」と、私は言う。  魔女は、どうして、と言うように首をかしげた。その黒い瞳からは、わが子の幸福をおもう親の涙が流れた。その唇に、地を這う蟻の群れをいたずらに虐殺する子どもの笑みを浮かべた。両者は次々、一言ごとに入れ替わり、そのたび顎の、頬の、表情をかたち作る筋肉は破壊された機械仕掛けの粗雑さで機能した。  魔女は右目で笑い、左目で泣いた。口角を痙攣発作のように上下させ、「信じてくれるかい?」とたずねた。 「殺してやる」と私はこたえた。 「そうね」と、お嬢さまが続けた。  魔女はなにか聞き違えたという様子でゆっくりと振り返り、「どうして?」と言った。「ちとせちゃんは、死にたいんだろう?」と続ける声に、隠しようもなく恐れがのぞいた。  お嬢さまは幾度か咳き込み、「さようなら、おばあちゃん」と言った。そうして血性のつばを吐き出し、「あなたは許されない」と続けた。  そのとき私は見た。  流れる血の川が、魔女の足先に触れる一瞬を。  魔女は苦痛に顔を歪める。その足裏より伸びた芽は皮膚を破り骨を貫き、足背より鮮やかに花開く。魔女は悲鳴をあげ、痛みも問わず足を引き抜くがお嬢さまはそれを逃さない。血の網は、粘菌の這うように地中を広がり一面に花を咲かせた。それは魔女に絡みつき、伸ばした蔦よりふたたび花開き、無数の微小の針がその脚を貫き続けた。  魔女は倒れない。  もう倒れることができない。  花は針を実らせるとまたたく間に凝固をはじめ、赤黒いかたまりとなって魔女の体を釘付けにする。足から下腿、大腿……それが骨盤へたどり着くと、魔女は腐敗におかされた古木のような半身を眺め、「間に合うよ」と言った。 「ちとせちゃん。あんたは呪われている。幸せになれない。何度だって死にたいと思う。そのたびあんたは後悔する……呪われている、あの日死んでいたらよかった……それでいいのかい?」  針はもう、首の根元まで迫っている。  魔女はたずねる。 「それでも、生きていたいと思えるかい?」  お嬢さまは、しずかにこたえる。 「あなたは、ちよちゃんを傷つけた」  血の花は咲き続けた。魔女を頭頂まで覆い尽くしてやっと成長を止め、やがて泥のかたまりが砕けるよう崩れ落ちた。そこにもう魔女のかたちはない。枯れ果てた花の積もるあとには、十センチほどの木彫りの人形が残される。 「呪物」と私は言う。  頭部に刻まれた三つの方陣が溶解すると、人形はまたたく間に溶け落ちた。粘性の液体は地に混じりあたりを汚したが、ふたたび何かを引き起こすだけの力は持っていないようだった。 「どうりで……手応えがないと思った」  お嬢さまは言った。  異様にか細いその声には、迫り来る滅びの響きがあった。  私は、お嬢さまを見る。お嬢さまは、私にほほえみかける。その笑みはあいまいだった。苦しくないと伝えるようにも見え、安心するよう呼びかけるようでもあり、許しを乞うようでも、悲しまないようにと懇願するようにも見えた。  いずれにしても、それは生きようと望むものの表情ではない。  首の短剣を契機とする炭化はおとがい、肩口まで広がっている。杭を突き立てられた四肢はほとんど形を残していない。血を流しすぎた。お嬢さまはもはや、体を保つことさえ難しいようだった。  ああ。  お嬢さまのほほえみは美しく、どうしたって死にゆくもののそれに見える。  いかないでください、と私は言った。吐息は宙で解け、まる穴の光に導かれ、お嬢さまのもとへたどり着くことなく、消えていった。 「いま、そちらへゆきます」  私は言う。 「いいの。無理はしないで。日が昇れば助けがくるのだから、命をつなげることだけを考えて」  お嬢さまはこたえる。 「私に、こうして黙ったままお嬢さまの死を見ていろと、いうのですか」 「……そうね。私は助からない。じっとしていなさい」 「そのような命令はきけません」 「ちよちゃん。消え去るべきなの。何事も、なかったように」 「そんなことは望んでおりません」 「炎のように、思うでしょう。けれどすべて、消えていくの。灰のように、風にまかれて……」  楔はたやすく外れた。魔女の力が消え失せたのだ。しかし、それは私も同じことだった。楔の抜けた穴からはとめどなく血が、命が流れ出した。体は奥のほうから、心臓の周辺から熱をうしなってゆき、次第に呼吸がうまくできなくなる様子を感じた。湿ったぼろ布で背中を撫でられるようなおぞ気が絶えず走り、胃の底からせり上がる嘔気をこらえなければならなかった。  ここは地獄だ。  私は汚れた地を這う獣だった。  血を吸った泥が肌にまとわりつき、進むごと体は重みを増した。蒸散していく呪物の腐敗臭が意識を奪おうとした。お嬢さまの加護の消えゆく体には感覚が取り戻されてゆき、骨の出た脚を引きずる痛みは一瞬ごと私を殺してしまうようだった。  しかし、それがどうしたというのだろう。  お嬢さまは私の神だ。  お嬢さまは、手を差し出してくれた。  煤だらけのシーツに身をまるめた私に手をさしのべ、冷えた水を施し、そのぬくい手で頬に触れてくれた。  思い出せ。  そのとき見えた白い光を。  ひとりでに、祈りのかたちを成した手のひらを。 「死なせません」  と私は言う。 「近寄らないで」  とお嬢さまは言う。 「私を、死なせて」  お嬢さまは続ける。 「生きていてもしようがないの。呪われ、憎まれ、幸せになれず、ちよちゃんを傷つけるの。またこんなことが起きたら、もしもアイドルのみんなを巻き込んだら、どうすればいいの? 嫌なのよ、ちよちゃん……もう、私を許して」  ほとんど炭化した唇は、声を放つたびくずれた。むき出しになった皮下組織はひび割れ、その裂け目はすべての光を飲み込むようだった��� 「許せません」  と私はこたえた。 「死んではならない」  私は続けた。 「どれほど呪われようと、拒まれようと、私がいます。誰を巻き込み傷つけようと、私がいます。私だけが、永遠に、お嬢さまの隣にいます」  私は、お嬢さまの首もとに触れた。そこは冷たく、からからに乾いていて、掴めばもろく崩れ落ちた。 「あめ……」とお嬢さまは言った。頬の肉が、舌がたて続けに炭化したために言葉はあいまいだったが、こぼれる涙がその意味を理解させた。「あええ……」  私は、少し笑う。 「なんと言っているのか、わかりません」とこたえる。  そうして地を踏みしめ、どうにか体を起こし、お嬢さまに馬乗りになると、途方もなく巨大な欲望が全身を満たしていく様子を感じた。見下ろしたお嬢さまはふるえていて、おそれていて、不明瞭な声をくり返した。剥がれる皮膚の溶けた涙は黒く濁っており、しかし生命の熱があり、月の光に美しくかがやいた。  お嬢さま。  私はずっと、こうしたかった。 「私は、お嬢さまのしもべです」  腕をかざし、こぼれた私の血がお嬢さまの体にしみこんでいく様子を眺めた。炭化した首の組織はその内部より再生し、甦り、もとの白くつややかな肌が脈を打った。  まる穴��りそそぐ光が、お嬢さまを照らした。 「それでいい��はないですか」  私は、溢れる血をお嬢さまの口腔に注ぎ込んだ。  私のすべてを、お嬢さまに差し出した。
 
 9
 オォォ…………ン…………。
 私にはなにもできなかった。  悲鳴とともにお嬢さまより放たれた無数の蝙蝠は天を覆い、地に満ちた。それは家や木々、村を食い尽くす蝗のすべてを灰に変えた。やがて蝗が消え、蝙蝠が消えるとあたりに満ちていた鳴き声はまったく消え去り、しんとした静寂やときに過ぎる夜風の孤独な響きが広がった。  まっさらな、灰の砂漠に月の光が降りそそぐ。  それは、唯一残された教会の鐘楼を照らしている。 「お嬢さま」  私は呼んだ。お嬢さまは目を開かなかった。その肌はいまだ温かいが、体温はわずかずつうしなわれていた。心臓の鼓動はたしかだったが、脈拍はしだいに弱まっていた。呼気からは黒ずんだ煙が立ちのぼり、それは蝙蝠のかたちを取ることもなく大気のうちに消えていった。  黒埼の娘は、ある種の神なのだ。  かつておじさまが、聞かせてくれたことがあった。  だからおまえは、そのようにあの子と接しなければならない。常に畏敬の念を持ち、感謝を捧げ、そのたましいが荒ぶることのないように祈り続けなければならない。  できるね。  私はすぐに頷くことができた。私は一度死に、甦ったのだ。炎にまかれ、すべてをうしなった私へ手を差しのべてくれたお嬢さまのために祈り続けることは私にとって生きることに等しかった。  おじさまはこう続けた。  もし、もしもあの子が……。 「お嬢さま……」  私はふたたび呼んだ。その体を引きずり、灰に侵されていない森の木々の合間に横たえると、懐中より短剣を取り出す。お嬢さまの一族、その始祖より賜られたというそれの刃先は丸く、ちりばめられた装飾で重たく、とても何かを切るに適したものではなかった。  傷つけるには、勇気が必要だった。  私は、お嬢さまをおもった。お嬢さまのほほえみをおもった。私を呼ぶ声をおもった。肌に浮かぶたまのような汗をおもった。収穫した果実を差し出す誇らしげな手つきをおもった。用意した食事を食べきれず、眠る前に夜食を欲しがるときのわがままな様子をおもい、四角い窓から降りそそぐ線状光に照らされた穏やかな寝顔をおもうと、短剣を自らの手のひらに突き刺した。炎に肌を抉り取られるような衝撃にうめきがもれ、あとからあとから涙が溢れた。しかし短剣はどうにか手を貫き、途端に血だまりが広がるほどの出血が起きた。  お嬢さまに与えるのは、簡単なことだった。  その唇はほとんど閉じていて、しかしほんの少し手に力を込めれば拒む様子もなく開いた。その口腔の内の、お嬢さまの舌はうす明かりのもとでもはっきりと赤く、私はそれを眺めると目の前がくらくらした。最も甘美な、この世の何より官能的なものを見つめるような心地にうっとりとして、しぜん口もとが緩んでいく様子を感じた。  飢えた殉教者に蜜をそそぐようだった。  赤ん坊に母乳を飲ませるようでもあった。  そのように私はお嬢さまの口腔に指を差し込み、血を差し出し、身も心も差し出し、命をまるごと差し出すこのしもべの喜びにうちふるえた。  そのうちに、お嬢さまの体が熱を放ちはじめる。口腔内から頚部、胸や腹より四肢の先端にいたるまで、まるで炎が体内をかけめぐるように、熱は広がっていく。  私が、お嬢さまに溶けていく。  ゆっくりと、空が白んでいく。  お嬢さまが目を開き、ぼんやりとした様子であたりを眺める。私が「大丈夫ですか」とたずねると、「指を抜いて」とこたえる。それに応じると、「傷を見せて」と私の手をそっとなでる。手のひらを貫通した刺創はそれであとかたもなく塞がり、驚いた私を見てそっとほほえむと「ありがとう」とお嬢さまは言う。 「こわかった」とお嬢さまは続ける。 「私は蝙蝠のすべての一羽だったの。蝗を食べて、食べられて……苦しくはなかった。だけど、おそろしかった。数万の死が、次々と……こわかった。ちよちゃん。私、こわかったの……」  そうしてお嬢さまは肩をふるわせる。声をあげることはないが、私の胸に身を寄せてしずかに泣き続ける。 『もし、もしもあの子が……』  かつて、おじさまは続けた。 『あの子が悲しむなら、おまえが笑わせてあげるんだ。できるね?』  私はテディベアのシルキーを取り出すと、そのまるっこい手の先でお嬢さまのまなじりを拭った。お嬢さまははじめ驚いたようだったが、すぐに顔を上げると「シルキー」と呼んだ。シルキーと私を交互に見やる瞳を、山嶺よりいまにも姿をあらわそうとする朝の光の予兆がぼんやりとかがやかせった。 「ちとせお嬢さま、泣かないで。あたしがそばにいるよ」と私は言った。うわずらせた声で、嘘のように、子どものように続けた。「あたしがちとせお嬢さまを守ってあげるから」 「ほんとうに?」 「ほんとだよ!」 「誓って?」 「約束する!」 「じゃあ、私もあなたを守ってあげる」 「それは……大丈夫です。私がお守りしますので」 「もう、ちよちゃんノリわるい」 「すみません……限界のようです」 「どうしてこの子を連れてきたの?」 「ベッドを立つとき転がったのです。手に取って、そのまま……」 「どこに隠していたの?」 「服の下に、このように……」  私たちは、そうやって話した。うしなったものから目をそらすように、まるで、同じ日々が続いていくのだと信じるように。  生きるため、私たちはそういう方法を選んだ。 「夜が明けるね」  と、お嬢さまが言った。その声とともに、朝日は予兆より現実へ姿を変え、山々の峰を越えて姿をあらわした太陽の最初の線状光が地にそそぐと、灰に炎がともった。太陽は、驚くべき速度で砂漠を照らしてゆき、燃え上がる炎は地の一切を、天の限りをことごとく焼き尽くしていった。  燃えていく。  カラストが、私たちの夢が、燃えていく。 「また、ふたりきりだね」とお嬢さまはささやいた。 「はい」とだけ、私はこたえた。  そうして、私たちは燃える炎を背負いながらカラストの村をあとにした。一度として振り返ることはなかったが、やがて鐘楼が焼け落ちて聞こえた青銅の鐘の音は細く長く伸びる影となり、どこまでも私たちを追うようだった。
 
 10
「目を開けて」  お嬢さまの優しい声は、もやの向こうから朝を告げる静かな光のように響いた。「ちよちゃん、起きて」とふたたび聞こえた言葉や髪をなでるあたたかな手のひらを、私は目を閉じたままいつまでも感じていたいような心地でいた。  お嬢さまの指が、私の頬をむにゅうと引っぱる。 「ちよちゃん、ちよちゃあん」と甘えた声が私をくすぐる。  目を開くと、お嬢さまはにっこりと笑った。私を見下ろすその目をうすく穏やかに細め、つやつやと夜明けの色に染められた頬をゆるめ、「おねぼうさん」と言った。  私は、「おはようございます」とこたえる。  お嬢さまは「うん。おはよう」とまた笑う。  その表情は、どこをとっても美しく、昇りはじめた太陽が見せるようなはっきりした生命で満ちていた。口もとや、首の傷はあとかたもなく消えており、それは私も同じだった。脚から突き出た骨や肩関節の脱臼、四肢を貫いた穴の数々、すべてがまるで悪い夢であったかのようだった。  きっと、いまのお嬢さまは死んだ私さえたやすく甦らせるだろう。 「どれほど眠っていたのですか」と私はたずねる。 「何時間か、くらい? 気持ちよさそうだったよ」 「夢を、見ました」 「どんな?」 「……明るい、光のある方へ、進んでいく夢です」 「うそつき」 「はい」 「そんな子に育てたおぼえはないよ」  お嬢さまはそっとほほえんで、私の唇に指で触れる。盲のように、そのありかをたしかめるように触れては離して、力を込めて、ゆるめて、口づける。そのできごとは小鳥のさえずりとともに終わり、お嬢さまはほとんどまつげの触れ合う距離で私を見る。 「だいすきよ」とお嬢さまは言う。  私は、こたえられない。  そうして、私たちのあいだになにか、光の交換のようなものが生まれる。  光は、この宇宙の進行にさえつながる莫大な力を持っている。信じられないほどの速度で朝日は昇り、その最初の一閃光が眼下の灰の城跡を照らす。 「ふたりで見よう、ね」とお嬢さまは言った。 「ご一緒します」と私はこたえた。  私たちは肩を寄せ、丘の上にそびえる大樹に背中をあずける。そこからは、城跡のなにもかもを見渡すことができる。  炎の、最初のひとかけは火花のように見えたが、それは幾度かきらめくとまたたく間に燃え上がり、城跡を舐めるよう広がった。  まず焼かれたのは、納屋のあった場所だ。そこにはちょっとした工具や何に使うのかわからない機械のたぐいがあって、そうだ、農機具や大量の園芸土、堆肥などもあったはずだ。それらが撒かれるはずだった後庭の畑には、すくすく育ちつつあったヒマワリや、今年の収穫を終えてゆっくりと休んでいるイチゴの畦があった。この灰は、きっとよい肥料にはならないだろう。庭園の花々も蔦をからませたアーチも、あおあおと際限のない広がりを続けていた樹木の緑も、もう見ることは叶わないだろう。それらに無限の命をそそいだ噴水すら炎にまかれ、二度と甦ることはない。  私たちは、うしなっていく。  はじめてこの城を訪れた日、お嬢さまはとても明るい様子だった。あちこちを探検し、すっかり疲れると食事もとらずに眠ってしまったことを覚えている。特に気に入ったようだったのが温室で、お嬢さまは城の内にあって最も日当たりのいいそこで好んで過ごした。日射しには弱いからと、ともに作った庇のできばえはすばらしかった。いまにしてみれば、私もあの空間をこころよく感じていたようだった。季節ごと、日ごとの飲み物を用意してふたり過ごす時間はかけがえのない、神聖といって差し支えないものだったように思う。  私たちは、うしなっていく。  シルキー。彼女にはじめての友人ができたのは、まだ肌寒い春の終わりのころだった。明るく自然な茶色をした二体のテディベア、名前はイーリエ、ノラといった。シルキーが寂しいと思って、とお嬢さまは言った。それから、ずいぶん背の高いテディベアのバンシー、白い毛なみのカマイルカのジェシー、子だくさんの雪ウサギのシーナ……あっという間にお嬢さまのベッドはぬいぐるみであふれるようになり、私たちは、ほんの少しずつさみしくなくなっていった。  私たちは、うしなっていく。  お嬢さまは、燃える地上の炎でまっかだった。いまにも消えゆく雪のような肌も、切り分けたグレープフルーツの黄金のような髪も、ただただしずかに流れる涙もすべて、まっかだった。  城のすべてが炎に覆い尽くされると、お嬢さまが私の手をにぎった。わたしはそれをにぎり返し、結ばれた手と手の間で交わされる祈りのようなおもいに心をそそいだ。  うしなった。  私たちは、うしなったのだ。  うしなったものたちが、昇っていった。  巨大な火柱に乗り、どこか高いところへ。 「死んでしまいたいの」お嬢さまは言う。「ちよちゃんが私のことを忘れて幸せに生きていけるのなら、いますぐにだって死んでもいい」 「生きていたい」私はこたえる。「お嬢さまとともに、です。お嬢さまが死んでしまうようなことがあれば、その一秒後に死ぬのが私の望みです」  お嬢さまは、こたえない。  私は、それ以上こたえない。  やがて遠くから、サイレンが響きはじめる。たくさんの強い光が、私たちのもとへ現実を連れてくる。 「いきましょう」 「うん」  私たちは立ち上がる。 「話さなければならないことが、多くあります」 「どこまで信じてくれるかな」  歩き出す。 「この衣装が、話をややこしくするように思えてならないのですが」 「あっ、ひどい。ちよちゃんだって、ほんとはすごく��に入ってるくせに……」  燃える炎の���らす先へ、向かっていく。
 
 黒埼ちとせ
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 しいっ。  そう言って指を唇にそえると、世界のすべてが音をたてるのをやめた。草花や木々、風と光……美しい自然のはたらき、それから、魔法使いでさえも。  だって、私は偉大なる吸血鬼なのだ。 「だめよ、魔法使いさん」私は続けた。「ちよちゃんが眠っているの。おはなしはあとで、ね」  魔法使いさんはうなずいて、そうっと病室の扉を閉めた。すると風が、木々が歌いはじめ、ゆらめく日の光がベッドへそそいだ。くうくう眠る千夜ちゃんはかわいらしく、どこをとっても完璧で、白くみずから光を放つように感じられた。  私は、もはや逃れ得ない愛情に駆られ、手のひらを重ねた。そこは温かく、握りかえす仕草の切なさに息がつまるようだった。 「私の、ちよちゃん」  と私は言う。  さようなら、と私は言えない。  ほんとうに言うべきことを、千夜ちゃんへ言えない。
 ゴオォォーーーン…………。
 どこかで鐘が鳴っている。  それは呪いの呼び声に聞こえる。  それは祝福の歓声に聞こえる。
 ゴオォォーーーン…………。
 それはいつまでも、私を見ている。
 ゴオォォーーーン…………。
 ゴオォォーーーン……………………。
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otoriyose-sweets · 2 years
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shunsuketodo · 2 years
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電卓を楽しもう
マークダウン記法を試用
体が不自由な人でも楽しめる電卓操作
はじめに
 電卓を慣れて数の世界を楽しもう。ここの目的です。中には四則演算できれば十分。MS-Excelがあるからいらない。それでも良いのです。ただ、電卓には計算を楽にできる機能があり、使わないともったいない。普段のお金の計算から中学校程度の数学の数の世界を電卓で楽しみましょう。
副題に《体は不自由な人》とあるけど
五指で入力できなくても電卓は使える
 いきなりこんな題名見て驚かれたことでしょう。電卓の活用書を見るとどちらかの手を持ちて《五指》で入力し、どの指をどのキーに置くか示されています。《ホームポジション》といい、QWERTYキーボードでも早く確実に入力する方法としてご存知かと思います。ホームポジションを習得すれば、伝票を見て、電卓は見ずに高速入力ができます。
 この書では電卓のホームポジションは理由あって割愛します。ホームポジションを覚えて高速入力したいと思って読まれているあなたはここで読み終えてください。
 ここの作者が怪我で四肢麻痺になってしまったからです。左手は親指をキーを叩く程度、右手指もまともに使えるのが親指と人差し指程度。簿記や電卓を用いる資格試験では、五指を使ったホームポジションで電卓操作をするとあります。残念ながらポームポジションの方法を望んで読み始めたら期待はずれです。資格試験に合わせた電卓操作法の本を読むことをおすすめします。いくつかの電卓活用書があります。
 実はわたしは怪我して四肢麻痺する以前は事務職でした。左手で表に定規を当て、伝票をめくり、右手でペンをもしながら親指と人差指で電卓を叩いていました。計算結果を書き込むさいには机においたペンを取って書いてまた下ろすと言う作業を20年ほど続けていました。
 五指が望ましく高速入力も可能とは分かっています。ペンを持ちながら二指を用いるのは、小学生時代通った珠算塾の影響です。習っていた時代には電卓も値段が下がり乾電池式のポケット電卓が文具店や電器店に行けば数千円で容易に入手できました。それでもまだ普段の生活や小さな個人商店では算盤が現役でした。珠算に興味を持ち習いその記憶が強く残っていました。
 麻痺になった現在は、指の本数は選べません。右手親指のみです。では、高速入力は無理か言えば、かつてのようには無理です。それでも、半年にわたるリハビリの結果、右手親指のみで電卓のキーが押せるようになり、数年でかつての半分程度の速さで押せるようになりました。押せるようになり、簡単でも計算ができるようになると意欲が湧きます。
 体が不自由でも押す手段があれば何とかなります。足指でも、口に棒をくわえても良いわけです。自分の力で電卓を押して計算ができれば意欲が湧きます。あとは、押す回数を減らすつまり、手順を工夫するだけです。
 手順を工夫する。これは学校教育にて始まった《プログラミング教育》に通じます。プログラミングといっても、特定のプログラム言語を駆使してプログラマ養成しようとは異なり、《プログラミング的思考》を養うのが目的��す。実態は《論理的思考》なのですが、プログラミングというとコンピュータを使って情報教育しているとみえるのでしょうか。
 脱線してしまいました。電卓にて計算手順を考えて押す回数を減らすのも立派な《プログラミング的思考》です。これは体が不自由か否かは問いません。
確実に入力しましょう
 電卓検定十段の人が目にも止まらぬ速さで電卓を入力している映像を見たかと思います。ホームポジションを駆使し練習を積み重ねた結果です。一指入力の場合は可動範囲が広くなりますから、打つのを誤って誤算につながります。若干遅くなってもいいですから確実に入力しましょう。誤算、やり直しという手間が省けます。
 速く正確にこしたことがありません。人は見間違い、勘違い、思い込みで誤入力があります。例をあげると、12345と入力するところを12354と入れてしまう場合もあります。ゆっくりでも確実に数を見て入れましょう。特に体が不自由な方も対象にしています。ホームポジションで高速入力が難しい人もいます。ゆっくり確実に入れるしかたは別の項目で取り上げます。
電卓を選びましょう
電卓なら百均電卓があるよとおっしゃるならば
 電卓も百均、百均を行けば文具コーナーに小さな電卓が並んでいます。100円以外にも300円や500円の商品が並んでいます。お読みになっている小中学生の皆さん、事務用の数千円する電卓を準備するのは無理だと言うでしょう。SNS見れば、事務用にも使える電卓が1,000から2,000円の価格帯でも高いと大人が投稿するくらいです。
 小中学生のみなさんが電卓欲しいと思い立ったら、無理を言いません。100円と消費税分を握りしめて100円ショップへ。もし、ご両親が使わない電卓があれば譲ってもらいましょう。新品、かつ、長く使いたい、速く打ちたいという希望なら千円札2枚程度あればいいでしょう。貯金するか、ご両親に頼むかそれはみなさんにおまかせします。
 百均の電卓を準備する場合は、ボタンに今からあげるものがあるか確かめてください。
+/-
CE
M+,M-,MRCまたはMR,MC ※これらの意味はあとから説明します。
 この中で+/-がある電卓がおいてなければ、上記のあげたキーがあるのを選んでください。定規やイチゴ、クッキー、ピアノ等の形状、透けている変わり種電卓はなるべく避けてください。理由は押しにくい、表示が小さいの二つです。平成20年代後半にダイソーから売られている電卓は簡単な計算や装飾したりできます。ただし、この電卓は+キーを+/=と表示しています。動作は+、足し算です。つまり、=がありません。=が欠けると困る計算も出てきます。それは、読み進めると分かってきます。
 CEが見当たらない電卓も避けてください。あるのとないのでは、はかどりかたが違います。このキーの意味は後で説明します。
 これに決めた。レジへ。ちょっとだけ待ってください。百均電卓は、100円で売ってお店でもいくらかもうけを出すために、安くする工夫をしています。安い材料や電卓用の電子部品を大量に作り、大量に作って大量に仕入れています。そのためにある程度不良品が混じっていることがあります。歩留まりとも言います。よく知っている電卓メーカーの製品なら歩留まりを気にしなくでも買って来てすぐに使えます。百均電卓は店頭に並び始め21世紀をまたぐ頃、1%前後の不良品があると袋に印刷するものもありました。
 これを書くとダイソーやキャンドゥに出入り禁止になるかも知れません。300円(税抜き)電卓は購入はお勧めしません。キー反応が鈍い、キーが硬いものがあります。キーが硬いとイライラが募ります。100円ショップの電卓も新しいモデルが出ると購入して試しています。その中でも300円の電卓は事務用、資格試験には不向きです。安いからと手にすると後悔するでしょう。事務用、資格試験には1,000円以上のメーカー品を購入しましょう。
 どうしても、電卓に1,000円以上かけたくない、300円でいいんだとおっしゃるなら仕方がありません。それを購入し使ったあと、もしメーカー品があるなら押し比べてください。違いがわかります。
買う前にちょっと点検しましょう。
数字キー1234567890すべてありますか。
 そんなの当たり前だとお怒りになる方もいると思います。安物ですから不良品もでます。数字キーが誤って取り付けられていることがあります。反対についていたり、同じ数字がついていたり、1234567890となっていない不良品がたまにあります。買ってしまったマーカーペンで書くやシール貼ればいいやでも構いませんが、その手間をかける前にきちんと123457890があるか確かめておきましょう。
 数字キー以外にも+-×÷キーがあるかも見ておきましょう。中には同じキーが2つある不良品があります。見つけたらラッキー、写真撮ってインスタ映えだ。お店では控えましょう。投稿よりお店の人に不良品があったと伝えましょう。
電源を入れてみましょう
 ここまで読み進んだということは、キーの確認ができたになります。次は電源を入れてみましょう。
 ONまたはACを押して0.が出るか確かめましょう。大半の機種が太陽電池がついています。太陽電池は数字が表示されるあたりにガラスのような板に黒いものが入っているものがあります。ない場合は乾電池かボタン電池のみです。一部の機種は太陽電池部分が飾りという製品もあります。
 0以外が表示されたら、ACまたはONを押して0になるか確かめましょう。違っていたら液晶パネルが壊れています。お店の人に伝えましょう。
 次に8を押してすべての桁が表示できるか確かめましょう。すべての桁が8になりましたか。全部8なら合格です。
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trayclemarket · 1 year
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3月のスケジュールについて
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みなさま、こんばんは!
今月も3月に入ってしまって大変申し訳ありませんが、今日は3月のスケジュールのお知らせがあります m(_ _)mいよいよ春の観光シーズン真っ盛りの3月、
今年はご友人やご家族と久しぶりのご旅行という方かも多いかと思います^^もうすでに館山はお花やイチゴのシーズンで町中がとっても賑わっていて、久しぶりの明るい春を感じています^^TRAYCLEのマフィンも春色に色づいていますので、マフィンとドリンクをテイクアウトして観光やドライブのお供にお楽しみいただけましたら嬉しいです^^
【3月のお休み】
3月1日(水)3月6日(月)〜3月9日(木)※ベイクデーのため
3月13日(月)〜3月15日(水)
3月20日(月)〜3月22日(水)
3月27日(月)〜3月29日(木)
【春の桜クッキー&チョコレート】3月10日(金) 
販売開始毎年恒例の桜クッキー&チョコレートをご用意いたします^^
お世話になった方や、卒業のお祝い、ホワイトデーのギフトにもぴったりの春らしいお菓子ですので、ぜひご利用ください^^(画像は去年のクッキーとチョコバーです。今年のデザインは変更となる可能性があります。)
【3月のベジランチ】
3月は1年で一番混雑するためベジランチの仕込みやお席の確保が難しいので、ベジランチはお休みさせていただきます m(_ _)m
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします m(_ _)m
【3月の新ドリンクメニュー】3月2日(金) 販売開始※シェイクのご提供はランチ終了後の14時〜です。
春らしい桜とイチゴのシェイクの予定です^^
3月も皆様に美味しくて楽しくてエシカルでハッピーな時間をおすごしいただけるようがんばりますので、どうぞ宜しくお願い致します
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dakota-rt · 9 months
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7月19日(水)
おはようございます☀️
今週も宜しくお願い致します!
【LA2023ファーマーズマーケット編】
土曜日の朝はファーマーズマーケットへ!今朝はサンタモニカでも大きなファーマーズマーケットやってるけど、モーテルから近いトーランスのファーマーズマーケット(Torrance Certified Farmers' Market)へ行く事に。100以上の生産者の出店に加え、フードベンダーやベーカリーも来ているとこと‼︎ サンタモニカに比べてオシャレ感がなく、より地元な雰囲気かな?って思ったんだけど…。
到着したのは朝9時。ここに来る前にダイナーで朝ごはんを食べてたので、少し出遅れてしまった💦会場の隣には大きな駐車場があるのだが、もうすでに満車🈵💦アチャー😣って思ってたら、1人の男性がアイコンタクトで『ここ出るよ!』とサインを送ってくれたので無事に駐車🙆‍♂️ラッキー✌️
いきなり目に飛び込んできたのは、山積みのカラフルな野菜🥦や果物たち!🍊ズッキーやパプリカ🫑トマトにアスパラ、ハーブ🌿にスイカ🍉モモ🍑にチェリー🍒イチゴ🍓にラズベリー😍こんなブースが見渡す限り
続いている!
『Try One !』って書いてあるから、すかさずフルーツの試食を開始😋 正直、日本のフルーツや野菜ってレベル高いからどうかなぁ…何て1口ペロリ😋えーっ美味っ❣️次は…美味っ❣️じゃぁコレは…美味っ❣️ってどういうこと?😅
やはりいつも口にする輸入のフルーツは早く収穫してしまうからか、日本で食べると美味しくない印象だったので、かなり衝撃的‼️フルーツは水っぽくなく、味が濃くて、輪郭がはっきりしてる。苺なんかも日本で食べるアメリカ産苺はねぇ…🤐💦 こっちで食べた苺は実はしっかりしてるが味は全然美味しい😋日本のフルーツのように柔らかさはないが、味はこっちのフルーツもなかなか美味しいよ!この果物でパイ🥧焼いたらそりゃ美味いだろうなぁ〜❣️
会場をぶらぶら歩くと地元の人気ベーカリーが来てたり、ジューサーで搾りたてのオレンジジュースを売ってたり、タマゴ屋、ナッツ屋、シーフード🦐まで!一角にはハンバーガー🍔やメキシカン🌮まで売られていて、これは楽しい❣️
隣のグランドでは子供達が野球⚾️をやってて、なんともほのぼのした雰囲気のファーマーズマーケット。火曜日と土曜日の週2回も開催してるから地元の人達は野菜やフルーツには困らないね!羨ましい❣️
【季節商品】
『地元産トウモロコシ 🌽の冷静スープ🍲』
『白桃🍑とグアバのパンケーキ🥞』
あり〼
【お客様へ】
⚠️お席のご予約はお受けしておりません。店内のご利用は、ご来店頂きました順番にご案内しておりますので、来られましたら必ずスタッフにお声がけ下さい。
店内のご利用は、混雑時はお席の譲り合いにご協力お願い致します。(目安 : お食事のご提供から約60分)
テイクアウトはお電話にてご注文承ります。☎️078-986-1237 です!事前のご注文でお引渡しもスムーズです。※タイミングでお時間が少しかかる場合もございます。ご了承下さい。
当日のご予約は、開店前の朝9時からお電話にてご注文承ります。当日ご来店頂いてからのご注文はかなりお時間がかかる場合もございますのでご注意下さい。
またスタッフ少人数のため、11時から営業が始まりますと、お電話に出れない場合もございます。少し時間をあけて 再度お電話頂けると幸いです。
ハンバーガーだけでなく、ご一緒にパイ🥧やケーキ🍰、クッキー🍪もテイクアウトも承ります。
⚠️ハンバーガーはお引き渡し後、1時間以内にお召し上がり下さいね!
パイ・ケーキ類は速やかに冷蔵庫で保管し、当日中にお召し上がり下さい。
駐車場はお店の周りに5台、第2駐車場に5台と数に限りございます。出来るだけ乗り合わせてのご来店でお願い致します。また駐車場内での事故や盗難等トラブルにおきましては一切の責任を負いかねますのでご注意下さい。
【本日のクッキー】
・カウボーイクッキー
・ハワイアンクッキー
・m&mチョコレートクッキー
の3種類。
【本日のパイandケーキ】
・チョコレートパイ
・ライムパイ
・ミックスベリークランブルパイ
・アップルパイ
・ソルティーハニーパイ
・ハワイアンパイ
の6種類!
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chibiutsubo · 2 years
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#たべもの #アトリエうかい
今年の初めぐらいから、美味しいクッキーを食べたい個人的ブームが訪れています。
雑誌のお取り寄せコーナーで見かけて気になっていたのが「アトリエうかい」さん。
店舗は関東にしかないので(最近関西にもできたらしい)、東海民は大人しくお取り寄せです。
ここの季節のふきよせのパッケージが可愛すぎたので、一度食べてみたかったのです。
ふきよせと言うと、奈良の中川政七商店のものを食べてからというもの、ずっと気になっていたお菓子。色んな味が少しずつ楽しめるのが良いところです。こんぺいとうやメレンゲ、ほろほろクッキーなどなど。次はどれを食べようかな、と選べる幸せが良いですね!
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そして冬から春バージョンに切り替わったので、これもお取り寄せ。冬はみかん味とかだったのが、春はイチゴ中心で色も華やかになりました。
うっかり夏バージョンを食べる前に秋になってしまい、秋をポチるかどうか悩んでいる今日この頃です。
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leicawww · 3 years
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お出かけがてらに寄ったカフェにて。手前のクッキーにはイチゴ味のアイスが挟んであります。見た目のわりにボリューミー。けっこうお腹いっぱいになりました。
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