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#キャンプの思い出づくり
zion0430 · 2 months
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祈り
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2024.3.5
朝の祈りでいろいろ気づかされることがあって
とても強められました。
さて、今日は10日ぶりの出社で
朝の祈りの祝福を思い起こしながら
駅に向かっていた時
社員証を忘れたことに気づき🤦‍♀️
また出戻り、、
でもそんな失敗も
なんら気にすることがないくらいで
再び朝の祈りの祝福を
思い返す時間となりました🚲🚲
明日もまた神様の励ましを受けて歩みます😌
(写真:キャンプ最終日は、とても良い天気と
なりました。)
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ogyuu · 2 months
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白馬キャンプの語りかけ
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3日目の朝、私は戦っていました。
1日目も2日目も睡眠は3〜4時間。
寝不足により肌はボロボロ、
頭はガンガンと痛み、吐き気もありました。
準備はしていたものの
早天の後に母に八つ当たりして
ブツブツと呟いていました。
その時に神さまに語られるのを感じました。
ここで神さまに従うことを選ぶのか
自分の心に従うことを選ぶのか
迫るものがあったので
しぶしぶ心の中で祈り始めました。
(こんなにボロボロで何もできないですが
それでも神さまに従えますように。
御心に従う力を与えてください)
するとその時の早天聖会で
私はメッセージの中で神さまに触れられ
疲れや痛みが引いていくのを感じました。
神さまに聞いていたことの答えであり
とても深く神さまが語られる時でした。
その後も映像の奉仕や
荷物の搬出の奉仕がありましたが
神さまから力が与えられていました。
さらに!
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キャンプ中にパックをいただいていたので
帰ってからパックをしたら
ボロボロの肌もかなり回復しました❤️‍🩹
あの時、自分の心に従って
ずっとつぶやいていたら
メッセージの語りかけに気づかなかったと
思います。
物理にも心理にも
一番効果的な方法で私を攻撃する方法を
敵はよく知っているなと😁
このことを通して
私自身の考え方や捉え方の誤り
神さまにより頼むことなど
霊のうちに学びを受けました。
感謝します🙌
2024.03.03
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asagaquru · 10 months
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映画を観終わった頃には、4時半前ですっかり空は明るくなっていた。一晩中付いていた電気を消して、カーテンを開けると、くもり空を透かした青白い光が部屋いっぱいに落ちてくる。ベッドに座れば、窓から道路を見下ろせる。そこでぼんやりとしながら、この文章を書き始めている。新聞配達の自転車がカラカラと音を立てて通り過ぎていく。窓を開けると自然の中で目覚めるキャンプの朝のような、露天風呂の湯気のような匂いがした。夜中に一雨降った札幌だ。これは湿度の匂いなのかもしれない。空のタクシーが通ったと思えば、すすきの方面からは車内に女性の足が伸びた、タクシーが通る。
あと3時間もすれば、ここらに住まう人たちの通勤通学路となり、人の往来で騒がしくなる。明朝だとはいえ、明るくなってもこんなに静かなのが可笑しくて、パーカーを羽織って外に出た。
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ここに住むのは徒歩圏内に豊平川があるからだ。なんとなく外に出たい時の行き先に丁度いい。ジョギングをする人、犬の散歩する人、自転車でゴミ拾いをして行く人、こんな朝っぱらなのにもうスーツ姿で出勤するだろう人、めかし込んだ服装で手を繋ぎ帰路につく男女、小さなテントの脇にロードバイクを置いて眠る人。早すぎる札幌の朝を、思い思いこの川で過ごしている。
遠くのビルの隙間からさっぽろテレビ塔と目が合った気がしたので、そこへ向かって歩いてみる。酔った夜中にふらふらと片道歩いて帰ってきたことはあるけれど、行って帰るのは初めてだ。勢いよく自転車を停めて、神社に入っていく人を見かける。少しして、ガランガランと音がして賽銭箱の上の鈴を鳴らしたのだと気づく。帰り道はわたしも習って鈴を鳴らそうと思う。札幌の街中は、東西を創成川、南北を大通で分ける碁盤の目のような構造をしている。さっぽろテレビ塔は、大通りの上、創成川のひとつ西に位置しているので、住所は札幌市大通西1丁目となる。南3条から南1条通りまで出てみても車通りはほぼない。大きくて静かな道路を闊歩する。気持ち良い。気持ち良いのは朝の空気だけでなく、自分で選択した生活を営んでいるという実感も含まれているのだろう。いつまでこんな自由気ままにな生活ができるのかなと思う。わたしも社会の目に留まらないように、しれっと結婚して何もない住宅街にいつかは引っ越すのだろうか。終電を逃してもすすきのから歩いて帰れる、豊平川の流れるこの街を去るのだろうか。きっとそうなるだろう。けれど、自分と同等かそれ以上に男の人を大切に思える気がしなくて苦笑。その人との将来のためにガラッと生活様式を変化させることをわたしは許容できなさそうだ。テレビ塔に着く。創成川を小さな橋から見下ろす。そんなまだ見通しのたたないことに不安がっていても、自分らしさを見失うだけかもしれない。自分の感情に対して実直に過ごさないと、そこに見合った未来はやってこないだろう。スーパーに寄って20%引きになっているアップルパイを手に取り、頬張って家に着く。家についてから、神社の鈴をを鳴らしに帰り道に寄るのを忘れていたことに気づく。また今度、こんな眠れなかった日の朝にとっておこう。
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7010333 · 4 months
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2023年振り返り(1月〜6月)
カメラロールを見ながら今年も雑に振り返る。
一投稿に写真が30枚までということなので、上半期と下半期に分けて投稿する。
■1月 ・元日にスラムダンクを観る
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スラムダンクミリしら勢だったが面白かった。 この後dオタクストアでアニメ版全話を見ることに・・・(数ヶ月かかったけど達成)
・冬キャンプ(荒川) 強風過ぎて焚き火はできなかったけど、煮込みラーメンを作って食べた。
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▲煮込みラーメン
冬のキャンプは寒いけどどっちかというと暑いよりは寒い時期にキャンプするほうが好きかもしれないなと気づいた。
・伊豆に旅行した
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▲東海オンエアの柴田とゆめまるが伊豆旅行で訪れていた食事処
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▲See The Forestといういい感じのカフェ
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▲宿泊は坐漁荘というところに行った
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▲部屋風呂は最高である
■2月 ・青森に旅行した
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▲三内丸山遺跡
2月の青森は雪深くてテンションが上がる。 シャガールのアレコ4幕全部見られるのの期限が迫っていると思われたので訪問したが、どうやら再度延長されている模様。
大きな作品から食らうエネルギーみたいなのはあると思う。
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▲浅虫温泉の温泉むすめ可愛い
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▲初めてグランクラスに乗った
■3月 ・ブルージャイアント鑑賞
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泣いた。めちゃよかった。
・友達が家に遊びに来たり 3月は普通に暮らしていたようである。
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▲魚虎の殺人ホッピーたち
・この頃から徐々にぽんぽこちゃんねるを見始めている
■4月 ・妙高高原に旅行した
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▲うみがたり(上越市立水族館)
うみがたりはそんなに大きな水族館ではないけれど、見どころがたくさんあるところだった。というか、見せ方が美しい水族館だなと思った。
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▲赤倉観光ホテル
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▲またグランクラスに乗った。デザインが違って良い。
・急遽秋田に行くことになった
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▲桜が綺麗な季節
・新しいレンズ購入
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・大阪の友達の結婚式に参列
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お幸せに〜〜〜
■5月 ・結婚式からの神戸旅行
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▲須磨水族館 閉園まであと30日のタイミングだった。そろそろリニューアルオープンだろうか。
・このタイミングで関西在住の前職の先輩と食事に行った
色々大変そうではあるけど、ご家族とハッピーに暮らしているようで元気をもらえた。
・Twitterで相互フォローだった方と初めてお会いした
かなり初期から相互だった気がするが一度もお会いしたことのなかった方に会ってお茶した。インターネットの人と初めて会う感じが久々で緊張したけど、お会いできて嬉しかった。
・潮干狩り(貝拾い)
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恒例行事と化しつつある。今年はかなり拾った。
・どん���会
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どん底からのやんばる。 ミニ沖縄そばが染みる。
■6月 ・ピザ会
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友達が家に来たのでピザ会をした。 自分で取りに行くともう一枚無料で貰えるサービスバグってる気がする。
・庭の手入れ 荒廃しつつあった箇所の手入れをした。塹壕掘り状態。
・弁理士の先輩と食事 これも年一くらいの恒例行事になりつつある。 会社の人以外とこの辺の話をすることないからめちゃいい刺激を受ける。
・四国に旅行した(高松−直島)
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一昨年はサンライズ出雲で出雲市に行ったが、今年はサンライズ瀬戸高松方面へ。 高松港から船で直島に行き、ベネッセハウスに泊まった。 天気はそんなに良くなかったけど、やっぱ島はいいなと思った。
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▲部屋が作品なのおもしろと思った
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▲とにかく部屋が広い
一旦ここまで。
6月〜7月にまたがって四国旅行をしているので、次は四国旅行day2からスタート。
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kennak · 6 months
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https://togetter.com/li/2231505https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2231505こんな記事がありました。道の駅が一般向けのゴミ箱を設置せず(注1) そうしたら勝手にゴミを捨てられて激おこと言う話ですね。それの是非はともかくとして、そこに「有料でもいいからゴミを捨てさせてほしい」という声が結構あるが、社会制度的に想定してないので、結構面倒くさいんだよ、と言う話をします。 有料ゴミステーション設置は、産業廃棄物・一般廃棄物処分の許認可が必要で面倒そもそもこれが一番面倒くさいんですが、有料で他人のゴミを引き受ける行為は、ゴミの処分に当たるので、それなりの免許が必要になります。裏技としては、地元の産廃業に依頼して、場所を貸していると言う体にするという方法も考えたのだが、これも他に面倒くさいことが頻発しそうで断念しました。正直、管理の手間の方が高くなって、無料で引き受けて普通に金を払った方が安いです。そして、普通に無料で引き受けて金を払うのがいやだと言うことで撤去すると、元の話になるのでしょうね。 有料ゴミ袋を販売してゴミステーションに自ら捨ててもらうのは? → 有料ゴミ袋の印紙税がばら売り不可とかあって面倒そこでやっているのが、自治体のゴミ出しできる有料ゴミ袋をばら売り&ゴミ収集ステーションの設置。これをやると、廃棄物は一般廃棄物になって施設管理者とかは関係なくなります。ところが、ここで問題になるのが以下の2点です。ゴミ収集ステーションは住民税で賄われているから原則登録者以外出しちゃいけないルールの存在このルールの存在で、厳密に言うと、旅行をしている人が地元で有料ゴミ袋を購入しても、そこらのゴミ収集ステーションに出すのは厳密にはNGの場合があるのだ。実際は誰も気にしないが、ルールがそうなっているためにそれをおおっぴらに推奨しにくい問題がある。また、場所によっては、ゴミの収集は住民税で完全に賄われているので、地元の人以外はゴミを出すな、と言うルールになっているところもある(注2)俺の所では、自治体に要望を出して、プレハブ倉庫を自前で設置するし、土地代もいらないし、掃除も自分たちでやるんで回収よろしく、と言う交渉をして許可をもらった。 有料ゴミ袋の一枚売りができない。特に印紙有料ゴミ袋にも色々な方式があると思いますが、うちの地元では、純粋な袋代(消費税かかる)に加えて、ゴミ処理代の収入印紙(非課税)が貼付されていると言う形式になっています。そして、ここで問題になるのが収入印紙。これのばら売りが厳密には不可なのです。実際誰も気にしないし損しないと言う話はあるので、実際には地場の商店でばら売りで買える実態はあるんですが、指定管理をやっている団体がおおっぴらにやるのはやりにくいと思われる。そこで、自治体と地道に交渉をして、1枚売り用の印紙というものを作ってもらい袋をばら売りできるようにしました。ただ、これも袋の販売の代理店やってる所に自分で交渉して受けてもらうとか、色々やらないと全然進まなくて、お役人やる気無いのでつらいです(注3)。正直、100円ぐらいならタダで配ってしまった方が楽ということもあるかと思う。 まとめ:旅人が有料でゴミを捨てると言うことが想定されてない俺の所はキャンプ場なんですが、元々利用者向けにはキャンプ場で産廃として処分するゴミ袋1枚無料で贈呈って方式でやっておりました。さらにゴミステーションもあります。しかし、長距離を旅されている方(キャンピングカーの方とか)、有料で気兼ねなく旅のゴミを処分したいという要望があって、色々と調べました。旅人が有料でゴミを捨てると言うことが、制度として想定されてないのが分かります。で、それを実現しようとすると結構面倒くさいです。なのでまぁ、まとめ的なことを言うと、道の駅がゴミ箱設置しないとかそれ解決じゃなくて臭いものに蓋をしてるだけではゴミを捨てられたくない問題を解決するのに、有料ゴミステーションで対処するのはちょっと厳しいと思う誘導するデザインの力で解決するとかそっちの方が現実的だと思う(うちはそうしてます) 注記 注1:厳密には設置基準違反じゃねーのかなと思う。道の駅は勝手に名乗れるものではなくて、国交省の基準がある。https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/outline.htmlで、ここに「休憩機能」の義務化がされており、明文化はされてないものの、細則としては高速道路のサービスエリア設置基準と同等の扱いで、ゴミ箱はないと駄目だと思われる。なので、これを発言している𝕏の人、マジ実名でそれを言っちゃうんだ、という印象。少なくとも、道路設置者と市町村が共同で整備する場合、駐車場部分などは道路の一部と言う扱いになる。そのため、道路設置者が国の場合、国土交通省の基準が適用されて、少なくともゴミ箱なしは許されないはず。まぁそれを言うと「授乳施設とか義務づけられるけどないよね」みたいな話にもなるんで、厳密になんて適用しきれないけどね。でも本来、指定管理者になる側は、指定管理料の中にゴミ箱の設置管理や、安全なおむつ替えや授乳ができる施設を整備する金が含まれていると考えて運営しなければならないはずです。あるいは、その金が含まれていない場合には、もっと予算付けてくれと交渉するべき。べっきべきべきべっき論だけども。 注2:厳密には法令違反の可能性が高いんだけどねこれ。家庭から出るゴミの処理義務は自治体にあるので、拒否ることは原則出来ないはず��んだけどね。 注3:お役人仕事したくないのはわかるが嘘つくな最初に話を持っていったときには「ばら売りは駄目ですね」「ばら売り用の印紙?ま、検討して連絡します」と行ったっきり全く連絡が無くて、何度もせっついたら「○○商会さんが代理店なんですが、そこがいやだと言ってるんで無理ですねえ」と言われた。ただ、社長さんは顔見知りなので、あのおっさんがそんなこと言うわけないだろ、と思って聞いてみると「そんな問合せ一切来てないぞ」という話に。ああ、いつものやつかーってやつ。社長さんに話をしたら、印紙税は代理店で計算して一括して納める方式なので、一枚パッケージは簡単に作れると言う話になって、合意をもらって方式まで決めて、お役所に持っていったらものすごく面倒くさそうにOKを出してくれたという次第。俺も仕事しなくて住むなら仕事したくないですけど、嘘をつくんじゃないよマジで。
有料でもいいからゴミを捨てさせろ←結構面倒
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crispy-moratta · 8 months
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本棚をつくる 暮らしづくり
10月に一週間ほど人を泊める予定があり、せっかくならばこの無数に建築された本の塔を整理しようと思い本棚を買うことに決めたが、なかなかわたしの望むようなものは見つからず、というのもこれまで本棚を買わなかったのは、今の住居にずっと住むという心づもりがなく、来たるべし引越しのことを考えると大きい家具が家にあることに心労があったからである。だから大学生のころから、家具の心得としては構造が素直であることと、ひとりでかんたんに持てるサイズ、重さであること。解体が可能で解体後のパーツがかさばらないかたちであること、値段が高くない。手放すにも苦労しないものという、そんな突飛なものがほしいわけではなくても家具を買うとなるとそれなりに絞り込みがかかり、結局めんどうなので買わないという選択を今まではとってきたのであった。今回もそんな感じかと思っていたのだが、今家にたまたま使っていないラッシングベルトが4つあることを思い出し、天板と適当な高さのある棚受けがあれば、割とアセンブルなかたちで本棚を作れそうであることに気づき、本棚(材料) を買うことにした。ある程度扱いやすい素材が良いなと思い、最初は棚受けに3mm厚の紙管をつかった設計を進めていたが、それなりの冊数が詰め込まれる予定、束ねれば耐荷重も出るにしてもいささか心許なく、もうすこしハードな素材にするべきだとアクリルパイプなども検討するが、こちらは値が張り予算感が合わずに、結局諦めが勝ち、普通に棚受け用の什器をさがしてネットサーフィンをしていたのだが、ふとこれがスチール製のブックエンドで代用できそうだと思いつき、寸法を割り出して、設計に合うかたちのものを見繕ったのであった。先日ようやくそれぞれに注文をし、今はポツポツと資材が届き始めている段階、全て揃うまで作業に取りかかれないが、届いたものから少しずつ仮組みだけ行い、想定したサイズ感に仕上がりそうでとてもうれしい。9月は生活と仕事のかたわら、家であり仕事場の環境を整える時間になりそうだ。本棚の他にも、新しく入手予定のキャンプ用のコット(もちろん軽く小さくまとめられる)の搬入や、最近少し増えたお皿の収納改革およびキッチン周りの整理など、おうちアジェンダは多岐にわたる。
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tutai-k · 1 year
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カモを見たあとで鴨を食べ損ねた
文学フリマ京都7に参加してきた。 感染症が始まる直前、最後の文フリの参加が文学フリマ京都だった。あの頃はまだ感染症が流行して三年もイベントに参加できなくなるなんて思っていなかった。 仲のいい友達とアフターを楽しんで、また普通に会えると思って別れたから、そのとき、ドトールみたいなチェーン店でゲームの話をしたことを鮮明に思い出そうとしても思い出せない。 去年9月、文フリ大阪に久しぶりに参加しているから、これが「復帰1発目!」というイベントではないのだけれど、去年は始発で出かけて大阪城公園で鳥を撮りまくってからの参加だったから、眠くて眠くて仕方がなくてほとんどイベントの記憶がない。 だから、記憶があるイベントとしては1発目。
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ここでも書いたけど、前泊で参加した。 1日目は奈良・京都でずっとお話をしたいと思っていたひとたちに会った。一緒にイベント参加しようねって言いながら感染症でずっと無理だった人、感染症の蔓延しているさなか、出国まぎわに地元に来てくれて、鳥の写真を撮りながらおしゃべりしようと言いながら天気が悪すぎて、キャンプ場でスモアをつくったり、おしゃべりが楽しかった思い出をくれた人……。 「イベントに行けば会えた」人たちは、イベントに参加できなくなってしまうとなかなかあえなくなってしまって、地元の友達のようには気軽に「遊びに行けない」人なんだ、ということにびっくりした。 「誰かに会う」ということは、じつはとても困難だ。リモートで遠方のひととも気軽に会話できる、Twitterでは毎日のようにわちゃわちゃエアリプしている、でも「会う」というのは、いろんな要素と条件をクリアしていないとできないのだと言うことを、その要素と条件を簡略化してくれるのがイベントだったんだと思った。
文フリ当日の京都は曇りだった。 もう少し天気が回復すれば、オシドリで有名なところへ行こうと思っていたのだが、いつも使っているミラーレスではなく小さなコンデヂでは警戒心がつよく遠いところにいるオシドリは撮れない。 せっかく京都まで来たのに、とぶつぶついいながら、文フリ会場の近くを検索したら、平安神宮のお庭にカワセミが飛んでくるらしい。 カワセミとかべつにどこでも見られるのだが、せっかくカメラも持ってきたんだし、神宮のお庭という素敵な景観のカワセミとか撮れたらうれしいじゃないか!
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ホテルでごろごろしているのをやめて、大急ぎで平安神宮へ向かった。 お庭は600円で入れた。曇天で、しかも早朝、お庭はほとんど人がいなくて、カワセミもいなかった。 でも池がたくさんあって、カルガモがたくさんいた。ようすがちがうカルガモを発見する。カルガモとマガモの交雑種(ハイブリッド)。「マルガモ」という俗称があることをそのときはしらなかったので、「カルマガモ」と名付けた。ずっと観察していると、カルマガモは自分のことをカルガモに分類しているらしく、カルガモたちと行動を共にしている。マガモの群もあったのだが近寄ろうとはしていなかった。
庭を巡り終えたあと、文フリの会場のみやこめっせへ。
すごく久しぶりだったのに、体って普通に動くものなんだね。前日に会った人に「自転車の乗り方は体が覚えているというけれど、三年前の自分がイベントセットを用意してくれていたし、やらなければならないことのために体が動く」と言っていたが、本当にそう。
設営本能
としか言えないものがわたしを動かしていく。宅配搬入の段ボールをさっさと持ってきて、机から椅子を下ろし敷布を敷き、段々ボールを組み立て、本を並べていく……まるで前世の記憶! 私ってこんなにできる女だったのか?! まあ前々日の支度のときに「京都 野鳥」「京都 野鳥スポット」「鞍馬山 野鳥」とか調べまくっていてサークルチケットの存在を完全に忘れ去り、八束さんに「サークルチケット忘れてきたんですけど、持ってませんか」とDMをもらって(電車の中だった大和八木くらい)「サーーーーーーーークルチケット!!!!!」とその存在を思い出した。ちなみに八束さんはサークルチケットを忘れてきていなくて、ちゃんと持ってて、八束さんがサークルチケットをめぐんでくれた。だから前世からちょっと成仏しかけてたね……。
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見本誌も提出し終えて、まったりしていると隣接の鹿紙路さんがやってくる。鹿紙さんとは感染症が蔓延してからもじつはいろいろ旅などしているので結構会ってる。とはいえ久しぶりに会えるのでうれしい。 鹿紙さんは会場ぎりぎりにやってきたが、颯爽と組み立てていく。 みんな体が覚えているのだ設営を……。(鹿紙さんはイベント結構参加してるからね)
イベントがはじまると、びっくりするくらい人がたくさん入ってきた。文フリ大阪もたくさん人が来ていた様な気がするけど、なにぶん始発で鳥(以下略)だったため、記憶がない。
今回は新刊『山梔の處女たち』を持ちこんでいた。初めての百合スペースだし……めちゃくちゃ緊張していたが、鹿紙さんが隣にいるのでしゃべりつづけて心を保った。 とはいえ、わたしは文フリのスペース内ではあまり接客はしない人間で、愛想のないやつだなあとたぶん思われているだろうと思う。 服を買いに行ったとき、自分に似合うものなのか・着られるものなのか、値段は支払えるものなのか、それはいろんな要素がせめぎ合った「選択」だろうと思うけれど、本選びもそうだろうと思う。 「本当に読みたい本だろうか」「読める本だろうか」という吟味をするとき、なるべくいろんな声(特につくっている人間の心情や期待など)を浴びたくはないとわたしは思うので、吟味する時間と立ち去りやすさを考えてそうしている。 まあ、接客をしなくても、愛想がなくても、立ち寄ってくれるというのは「いいなあ」という。 普段はひとに愛想を振りまいて、なんとかご機嫌を取って暮らしている人間だから、こうやって無愛想に座っていても「いい」空間はありがたい。新刊は持ち込みの三分の二、他の本も半分くらいは縁があったみたい。 無愛想でも、 見本誌を見て、表紙がとても素敵だったから、タイトルがよかった、前に読んだ本が面白かったから、おすすめしてくれる人がいたから。 本をえらんでくれる「理由」を話してくれるひとがときどきいて、そうすると小説ってひとりで書いて、ひとりで本にして、ひとりで売ってるわけじゃないんだなと思う。
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イベントのあとは、鹿紙路さん、沙耶さん、らしさんと日本酒バーへ。 ほんとうはわたしも飲むつもりだったのだが、家のことが重なりすぎて後泊しないで帰ってきてほしいと言われて、酒は飲めなかった。 沙耶さんとウーロン茶を飲みながら、らしさんと鹿紙さんが日本酒を飲みまくっているのを眺め、鳥の話をたくさんした。 タメイーランドのこと、野鳥の会のこと、浜の鳥のこと、沙耶さんとゆっくり鳥の話をしたいと思っていたのでとてもいい時間を過ごせた。 近いうちに、一緒に鳥を撮りにいけたらいいなあと思っている。約束をした。 カモを見たあとで鴨を食べたいね~って話してたら鴨料理は売り切れていた。 カヤさんが教えてくれた「カモサブレ」を京都駅で買う。ますく堂さんがくれた「ハトサブレ」と見比べ・食べ比べをしようとおもう。
買い物も結構した。 買った本のリスト。 『LAZY MONDAY MORNING』あずみ(冬青) あずみさんの新作を読めるのがうれしい! 『イサド住み』オカワダアキナ(ザネリ) 「魔女の選択」を迷いながら書いていたとき、おかさんのこの本のあとがきにどれだけ救われたことか。本を読むのが楽しみで仕方ない。 『貝楼諸島へ』(犬と街灯) 柳川麻衣さん、紺堂カヤさん、オカワダアキナさん、佐々木海月さん、穂崎円さん、正井さんのお話が読みたくて買った。 『吸血鬼は青年を伴侶に選ぶ』きよにゃ(招福来猫) わたしのBLの教科書はきよにゃさんです!表紙がめちゃめちゃきれい~! 『百人のためのエンターテインメント~読書サロンにて『須永朝彦小説集』を読む~』ますく堂なまけもの叢書12(古書ますく堂) わたしがこの本を買うのに特別な理由を必要とするとお思い??購入は呼吸です。 『稲麻竹葦 第6号 神々との治療』 スクナヒコナが推し神です!!!!
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本の他に、緑色のカモノハシのぬいぐるみを買った。 新しい仕事の机に飾ろうと思う。
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st8610 · 2 years
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自転車で奥尻島に行きましたPart3
奥尻島3日目の朝、同行していた友人が先に帰るので一緒に早起きして撤収を見守りました。
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朝食は簡単に済ませる。 僕は今夜もここに泊まるのでテントや大荷物はそのまま。
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ターミナルまでのお見送り。
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また次の旅で。 前日は北側を徘徊したので、この日は南側を徘徊します。
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一人旅のスタートは鍋釣岩から。荷物は最低限。フラッグは友人から預かった。 個人的な奥尻島の知識で最もメジャーなのは地震による津波災害。 島の南端、青苗岬には慰霊碑がありました。
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朝のウォーキングで来たおじいさんが刻まれた名前を一つ撫でて行ったのが印象的でした。
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青苗地区から奥尻空港の裏側を散策。
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南端から初日のキャンプ地であった北追岬までは海のすぐそばを走る。交通量も皆無。
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二分割ではありますが島を一周したことになります。 初日にも入った北海道最西端の温泉へ。
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昼前の一番風呂を貸切状態にて堪能。
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奥尻ワイナリーにてお土産を購入し青梅へ戻ります。 昼飯時、昨日食べ逃したウニを目指し、友人がリサーチした店へ。
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ミョウバン漬けとは思えぬほど大粒なウニ、焼きサクラマス、焼きツブ、もずくの味噌汁、イカに至っては刺身、煮物、塩辛の海産づくし定食。道民でもなかなか食べられないクオリティでした。
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少々中途半端な時間になってしまったので来た道を戻りつつ徘徊。 キャンプ地に戻ったところで雲行きが怪しくなってきたのでテント内で簡単な夕食。
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暗くなる頃には雨が降り始めました。明日は日の出前に起きるために早めの就寝。
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junikki · 1 year
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図書館のようなオフィスの資料庫のような割と広い部屋だけど棚がたくさんある部屋で具合が悪くて寝てる夢を見た。もちろん、専用のベッドとかなくて椅子を二つ繋ぎ合わせたようなものをベッドとして使って寝るから、体調悪いのにすごく寝心地悪くて余計しんどい!ってなって。起きた時、あっこれは夢だったんだなって気づくけど、あれは夢にしてはやたらとリアルだったな。実際ベッドから落ちたりとかなく、別にいつも通りクイーンベッドでロバートと普通に二人で寝てたんだけども。クソみたいな場所でしか眠れないのって何気に地獄やなと思った。今まで空港に泊まるとか職場に泊まるとか色々あったけどもさ、どれもまともに寝れた試しがない。でも子供の頃キャンプではぐっすり眠れたっけな。あれ以来かも。なんでキャンプでは眠れたのか謎。割と旅行先では眠れないことが多く、それで疲れが溜まりがち。
実はまた来週に旅行。Stratfordというあのジャスティンビーバーの出身地へ行くことになった。ロバートは教会を見に行きたいらしい。ジャスティンビーバーがもし里帰りしてたらどうする?とかロバート聞いてきて、私はジャスティンビーバーのファンでは全然ないし、全盛期の10年前ぐらいのジャスティンビーバーならまだしも、今のジャスティンビーバーと他のカナダ人と見分けられるか全く自信がない。ちなみに2011年ごろドイツに住んでいた時、ドイツ人のティーンエイジャーの男の子たちはモテようとしてかジャスティンビーバー風ヘアだらけだった。人種的にも割とジャスティンビーバーに寄せれてたし。こうしてその時の流行のアイドルが一般人に量産されるのは世界共通なんだなって。
最近katespadeのおもしろバッグをよくググって検索していたからか、コーチのバッグや小物がやたらと広告で出てくるようになった。昔はグッチやヴィトンの劣化版みたいなイメージでダサい印象しかなかったけど、スヌーピーやサクランボモチーフなど最近はかわいいデザインも多くていいなと思った。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12184625087
この知恵袋のベストアンサーめちゃくちゃ参考になる!コーチって馬車のモチーフがロゴになっているから、エルメスのように馬具屋が元になったブランドだと思っていたけど、まさかのパクリだったとはwそう考えるとイメージ悪すぎてやっぱり持ちたくない…そこそこの値段するし、katespadeやラルフローレンみたいにthrift storeに寄付されるわけでもなく、決して安い買い物ではないから。ちなみに馬具屋の話題はあらいぐまラスカルにも出てくる。1910年代後半に自動車が普及してきたおかげで、馬に乗る人が減り、馬具屋の仕事も無くなりそうだと愚痴るシーンがある。職人として良い仕事をしている自負はあるが、このままだと店を続けられないとか。あのエルメスにももしかしたらそんな危機的時代があって、方向転換をして今の地位にいるのかもしれない。
私が幼い頃、おじいちゃんが男の子が生まれると期待して電車のおもちゃ買ってくれてたんだけども、それで親が男っぽくなるのを心配して、電車のおもちゃは結局未開封で処分することになった。でも当時は電車に興味あってめちゃくちゃ遊びたかったんだよなあ。好奇心旺盛で男の子っぽい遊びも好きだったが、親が心配して基本的には禁止していたから、現代の性を尊重するみたいな教育方針とは全然違うね。ちなみにそんな風に育った私は基本的に中性的と言うか、女っぽいところと男っぽいところが両方あるので、特段女らしくもないし逆に男っぽいわけでもないという謎の評価を周りからもらうこともある。
トランスジェンダーの未工事の人が女子トイレや更衣室に堂々と居て女性が困る、という話を最近よく聞くけども、そういうトランスジェンダーってなんで女になりたいんだろう?リスク覚悟で本気で治療して手術しているわけでもなく、男の身体のままなら、私は正直、自称サバサバ女の男版みたいな印象を受ける。わたし男っぽいし女といるより男といる方が楽だから、とかいうけども、そういう人が工事して男として生きていきたいと思っている話は全然聞かないもんな。今は女の方が有利な社会だから。昔は今でいうイスラム教徒みたいな感じで女は家にいて家事や子育てや内職、みたいな感じで基本的に家にいることを強要され、基本的に財産も女性が保有できないことが多かったから、女でもそこまで旨味はなかった。でも今の自由な時代の女性は、外で働いて資産を築ける権利を得て、昔の人から見たらめちゃくちゃ男っぽくなっているからな。女の利点が欲しいトランス男は多そう。女子競技に来て無双するトランス選手とか興味深いよね。100年前の感じだったら絶対男として生きるの希望してただろってやつw
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ogyuu · 2 months
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白馬キャンプ2024冬
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(報告に耳を傾けている皆さん)
今回は行く前の圧迫が
とても強く
自分なんかに何が出来るんだろう…
と久々に自問自答していましたが
蓋を開けてみると
とても祝福の大きなキャンプでした。
このブログでもヒーヒー言いながら
制作していた映像
「スラムに学校ができるまで」
ホワイトホース賞を頂きました🎠
いまだに実感がありません。
暖かい言葉をかけてくださった
皆さん本当にありがとうございます。
とても嬉しかったです☺️
受賞のコメントで何を言うべきか
ものすごく不安になって
(式の関係で少しだけ早く結果を知ってます)
ずっと祈っていました。
実は台本も準備していました。
でも総合優勝でコメントした時は
立った時に言うべき言葉が与えられて
気づいたらスラスラ話していました。
神さまをほめたたえます🙌
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(みきちゃんありがとう!)
台本とは全然違いました😁
あれが言うべきことだったのだなと
感じました。
私が孤児院の制作を始めた
原点でもあります。
神さまの孤児院の子供たちに対する愛は
特別に深いものを感じます。
また孤児院の報告会で
代理で司会をすることになっており
準備すら分からない状態でした。
でも本番が始まるとカンボジアもザンビアも
ルツさんや桜子さんにインタビューした時の
ことを思い出し
これまたスラスラ言葉が出てきました。
お褒めの言葉まで頂き
自分でもびっくりしました。
映像祭には何回か作品を出しましたが
今までは全然でした。
でも孤児院の作品は不思議と用いられ
私の想像を超えた働きになっています。
孤児院の働きに神さまが召されたのだなと
思いました。
あとメッセージでも語られていましたが
計画がある時ほど
攻撃は強い…
本当にそうだなと実感しました。
あの謎の自問自答に立っていたら
祝福を見れないところでした。
見分けのために祈っていこうと思います。
あとまだ奉仕が残っているので
ダイジェスト班のためにも
お祈りいただけたら感謝です。
(17日発表)
2024.02.29
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asagaquru · 1 year
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ロストバゲッジ
桜のまだ咲かない札幌で4月を迎える。先日、恋人に「あの人どうなった?」と元彼との関係について聞かれる。連絡とっているでしょと言われて、頷き返した。
連絡取るのをやめてほしいこと、付き合うときに関係を清算する猶予を与えて1ヶ月経ったこと、世間一般的に考えたら元彼と連絡をとるのはフェアじゃないこと、こうやって改めて言わせないでほしかったことなど話された。「✳︎✳︎✳︎ちゃんはどうしたい?」と聞かれ、彼の言う通りにするのが最善だと思うと話した。態度がしどろもどろだったのか、釈然としないねと言われてしまう。彼みたいに理路整然話せない。関係を精算する猶予がわたしは7月だと思っていた勘違いはあるにしても、人の気持ちを理論的な正しさを並べて矯正しようとしたって、無理やり捻じ曲げているだけで心が擦れていくだけだと思っている。理論よりかは、心がゆっくり変わって馴染むように行動したり、待っていて欲しい。1人になってから彼に、沸々と言いくるめられたのではないかという気持ちが大きくなる。よそ見させたくないなら、そのぐらい好きにさせてよ。わたしが他の人との関係を必要としないくらい、ひとりで担ってよ。結局、元彼に「連絡するのやめたい」と言えず、ただ頻度は少なくなったやりとりを続けている。
そんなことを言ったら彼は、氷山の一角を見ているだけだ。わたしの友人のなかには、元彼だけでなく、か���て関係を持った人がいると知ったらどんな顔をするだろう。関係を持ったという事実だけ覚えているだけで、最中どんな声で顔をしていたのかも覚えていない。その友人を前にしても、あの時の欲は微塵も思い出せない。異性と仲良くなると男女としての境界が曖昧になっていく。恋愛感情はなくともきっかけあれば乗り越えれてしまう。あーあ、と頭の一部だけ妙に醒めていて早く終われと思っている。20代前半、思春期のバカな延長だった。もう恋人以外とは寝ないだろうが、過去の事実としてはなくならない。元々、恋愛感情はないのだから、気まずさを内包したとしても友好関係は続けれてしまっている。しかも、時間が経つにつれて事実が欠片として胸を突くだけで、口にはしないし慣れてしまう。むしろよく考えないようにしている。恋人がそれを知ったら、わたしがその人たちと会うことを制したり、嫌な顔ぐらいはされるのは当たり前だと思う。だから言わない。知らぬが花、であらなければならない。どうして世の中は、一度セックスしただけで極悪人にされてしまうのだろう。離れなければならないのだろう。セックスしないことを選んで性欲を燻らせている方が危ういし、気持ち悪いのに。
もとはと言えば、今の恋人と付き合ったのだって、会って4回目のデートで付き合うか金輪際会わないか選んでと言われたからだ。この人いい人だな、もう少し会っていきたいなと思い始めた矢先だった。彼を切り捨てられるほど、好意がなかったわけではないから、付き合っていく中で彼を知っていけば良いと思った。その時点できっと100%の好きではなかったのだ。それならこの気持ちは何%なんだ。その残りを占めるのは何ものなんだ。まさか足りない分は誰かに預けてしまっているのだろうか。ひとりのひとを心底好きだと言える潔さが羨ましい。その潔さは、そう世の中に珍しいものではないのに、いつもわたしは手に入れられない。また元彼のことを咎められたら、わたしの心とその時の恋人の判断に委ねよう。元彼氏というレッテルがあるだけで、わたしは元彼を彼として大切に思っていることは変わらないだけだ。嫌なら言わないから、見ないでよ。恋愛として好きで、そういうことをするのも恋人だけで、優先するのも恋人なのに、理解されない。世間的にも理解される考えではないのはわかっているから諦めている。けれど、これがわたしの現時点での心だ。
帰り道にレンギョウが咲いていることに気づく。少しずつ、札幌という街が春に色づいている。朝、通勤で通った同じ道なのに、こんな鮮やかな黄色をその時は気づかなかった。春の陽気が漂っているのに、わたしの心は晴れ晴れとしない。季節の変化を見逃してしまう。ゴールデンウィークに決まった恋人との小旅行に加えて、夏にキャンプ場を予約されてしまいそうでどんどん逃げ出したくなってしまう。先々の予定が埋まっていくことが苦しいだなんて、もうわたしは離れるための荷造りを準備しているのかもしれない。こんな感情、早く手放してしまいたい。ふたりでの小旅行より、ひとり行方知れずになりたい。
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yoshitugutuduki · 1 year
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ネオファウナ
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 白と黒。それがこの台地に登って抱いた最初の印象だった。起伏に富んだ白い氷原のあちこちから、黒い崖が顔を覗かせる。雪がちらついているせいか、それとも大地の白を映し出しているせいか、空もまた、灰色のはずが白んで見える。初めて訪れる北極圏は、太古の昔から日の沈むことのない、かといって日が高く昇り、大地の氷河を溶かすこともまたない、薄明の世界だった。  雪原専用の8脚車両で、傾斜の緩い台地の東側から登って早半日、狭い空間で疲れは溜まっていたが、私の体重が他の乗組員より重い分、贅沢は言えなかった。大丈夫、あと数時間もすれば、発掘のためのキャンプ基地に到着する。この辺りは雪の粘度が低く、おまけに雪の下の固まった氷河をうっかり踏んでしまうと、車両ごと転倒する危険がある。車体の脚部分に付いた音響センサーで、なるべく雪の厚い場所を探りつつ、進むしかないらしい。  私の隣では、ダンと名乗った白いクマの男性が車両に接続して操縦している。一見すると椅子にもたれかかっているようにしか見えないが、後頭部には電磁コントローラが付いている。彼自身によればちょっと前の型番だが、車両を動かすには使い慣れたものが一番しっくり来るらしい。後頭部樹状核増設手術を受けているらしく、扱いには手慣れているという。もう10年になるそうだ。他の2名が小柄で、荷物もかなり多い以上、体重の大きいゾウである私と、ダンの2名はそれぞれコクピットとサブピットに座ることになった。  「僕は地元の村の出なんですが」  思いのほか、荒々しげな見た目とは裏腹に、丁寧な口調でダンは喋り出した。運転中とはいえ、重苦しい静寂に耐えられなくなったらしい。  「どうもそっちでも、起きてるみたいなんですよ、失踪事件」  「本当なんですか」  それまで黙りっきりだったネズミの男、ジェイが、淡々と訊いた。別段驚くでもなく、寒い車内の温度に合わせたような冷やかさだった。仕事をし始めて半年間、ここに来て躓くまで彼と世界を巡ったが、未だに彼の感情の起伏は捉えられていない。  「えーと、報告では、確かに4件の失踪事件が、マクファーレンさんのご出身の村で確認されてますね、種はいずれもバラバラですが」  そそっかしいラエンの女性、ライラと名乗ったか、が手元の携帯モニタを叩いて読み上げた。ダン・マクファーレンと同じく、ここに着いた際に中央都市の空駅で出会ったばかりで、なおかつ、私とジェイの終盤を迎えた調査が躓くことになった原因だった。  いや、原因というのはよそう。別に彼女が引き起こした事態ではないのだから。  私たちはこの地に到着した瞬間に、すでに躓いていたのだ。
 私とジェイ・マウゼリンクスが実地調査を始めたのは半年前、そのきっかけになった、彼の調査に同行したのが1年程前だったか。赤道地帯の高地で発見された膨大な壁画、そしてそれを覆い隠していた巨大な洞窟は、数万年前に明らかな、我々知的生物による文明が存在した最古の証拠となり得るものだった。当時一介の動物文化学者だった私に、その研究の最前線に入って欲しいと言うオファーが来たのは、ジェイの横やりあってこそだと聞く。途中から研究に無理やり入り込んだジェイを疎む者はいたものの、全知的動物の大系統を、分子を用いて提示し、世界的に注目されている彼には、表立って反意を示すことができなかったようだ。無理やり私を暑い洞窟へ連れ出した彼は、これまでの古代文化とも違う、独特な意匠の壁画と、その物語る意味を教えてくれた。  それはカタログ、と言ってもいいものだった。中央に描かれた、楕円形の物体の中から、様々な種の、知的生物が出てきて、一様に並ぶ光景。そこには何万もの「立った絵」があったが、1色で描かれていながら、それぞれの絵はディテールが異なり、明確に別種と認識できた。赤道付近と言っても、安定陸塊上、そう、オセアニア大陸に位置する以上、ゾウやウマといった旧大陸を出自とする種は、ここには載っていないはずだった。だけれど、私の種だけではない。たぶん、あらゆる現生の知的生物が、この「カタログ」に載せられているのだろう。  分子生物学者のジェイは、恐らく人類のルーツを明確にしようとしているに違いなかった。そこで私に、手伝ってくれるように要請した。  誰もが気づかないふりをする。  感情の起伏に乏しいジェイが、この話をする時は苦々しい顔を必ず浮かべる。我々知的生物、つまり動物は、単一の系統である微生物として誕生し、無脊椎動物、魚類を経て、爬虫類となり、そこからそれぞれ鳥類と哺乳類が分かれた。これが、どんなにプロセスに疑問を抱こうと、この地球の教育機関で、幼獣ですら習っている仮説だ。  しかしこの仮説には矛盾が生じている。我々は進化の過程で、知能が発達したが、知能が発達するのが先だったのか、それとも様々な種に分化するのが先だったのか、という問題だ。知能が発達するのが先なら、例えば知能を退化させた種や、相応の歴史を示す物が残っていてもおかしくないが、実際はそんな種や事物は残っていないし、現在昆虫や魚類で示されているような、進化に至る原理、突然変異や、特に自然選択が、知能を持つと生じにくくなるのではないか、という仮説もある。一方で、様々な種に分化するのが先で、その後知能が発達したという仮説なら、上記の問題はクリアするが、いくら収斂進化という、似た生態的地位の生物に似た形質が出るという仮説があるとはいえ、そのような斉一的な知的生物化が起こり得るだろうか、という疑問が浮かぶ。そもそも、様々な種に分化しているのなら、我々には様々な、枝の途中となり得る、祖先種が数多見つかるはずだ。しかし、現状そんなものは一切見つかっていない。化石記録は魚類まで、それも現生の無脊椎動物や魚類とはかけ離れた姿で、我々の現在の姿を支持しな���。  このジェイの主張に私は魅せられたのだろう。彼に伴って様々な古い遺跡をフィールドワークした。そうして、場所を絞り込んでいくうちに、文明誕生の起源となる候補が、この、新大陸の北極圏内にある、大きな台地で見つかった遺跡だと突き止めた。  残すは実地調査、既にキャンプ地が作られ、行われるはずだった大規模な調査に参加させて貰えることになり、北極へ向かう途上は、一睡もできないほどだった。しかし、いつまで経っても迎えの車両が来ない。どうもおかしいと思って、上空から気象観測用の無人機で見て貰ったところ、キャンプ地に誰の気配もない、ということが判明した。地元の警官隊に待機を命じられた私たちは、警官隊所属でこの地域を管轄していると名乗るライラと、この辺の地理に詳しく、仕事柄車両の扱いにも慣れているらしいダンと共に、キャンプへ向かうことになったのだった。
 洞窟の中は、明るかった。発電機が稼働したままになっていたせいか、洞窟の壁に設置されたライトが空間を照らし出し、携帯ライトを持たずとも奥深くまでの道は見えていた。ずっと昔読んだ恐怖小説と違って、静寂こそあれど、何十人ものスタッフが失踪したような、不気味な雰囲気は感じさせなかった。  先を行くジェイを呼んで、私より二回りは小さな彼の様子を聞く。  「キュクロプスさん、この先は若干狭いがあなたでも入れないわけではなさそうだ。ただ灯りがもう設置されていない。誰かライトを貸して欲しい」  そんな声が狭い道の前、ダンやライラの前から聞こえてくる。私は持っていた携帯ライト、ジェイには若干大きいかもしれないが、をダン、ライラに渡し、ジェイに渡すように促した。  「この奥は広い空間だ」  「慎重に進んでくださいね」  ライラが呼びかける。裂け目が出来て落ちていたりしたら大変だろう。  ライラに続いてダンが、そして私が狭い穴をくぐる。真っ暗であまり見えないが。空間が広いのは声の響き具合でわかる。  「これは、特に岩の裂け目とかはないみたいだ」  慎重に前進して、ジェイから渡された携帯ライトで周囲を見渡したダンが、何かに気づいた。  「なんだ、あれ」  真正面の、ライトで灯された場所を見る。明らかに場違いな物が、岩に貼りついていた。  「扉、ですね」  ライラが立ちすくんだまま不安げに言う。  鎮座している金属製の、明らかに現代的な円い扉は、私でも余裕で通れるぐらいには大きい。左側には、取手のような金属製の棒も繋がっている。  狼狽しているのか、先にこの空間に入ったジェイは、扉を見て何か考え込んでいるように見えた。そんな彼の横を通って、ダンがおもむろに取手に手をかける。  少しだけ、空気の吸い込まれる音がして、扉が開いた。  考え込むのをやめたらしいジェイが、吸い込まれるように扉の奥に入っていく。  「マウゼリンクスさん!」  ライラは止めに入ろうとしたのか、後を追った。私もそれに続く。  後ろから足音が聞こえる。ダンも来ているようだ。  扉の奥は、少し上向きの傾斜のある、通路だった。4名分の足音、金属音が響く。それ以外は、ジェイの今持っている携帯ライトが頼りだった。  こんなところに近代的な人工物があったなんて、何かの軍事基地とかだと、非常に私たちはまずいことをしているわけだが、なんでこんな洞窟の奥深くにあるのか、見当もつかない。  好奇心はとうに消え失せ、徐々に後悔と不安と恐怖が胸の奥を占めつつあった。そんな時、ジェイが立ち止まった。  「行き止まり?」  最後尾のダンが聞いた。ジェイは短く、いや、とだけ答え、目の前の壁、いや、長方形の扉だろうか、に設置された黒いパネルに、手をかざした。  扉が開くのと、視界が明るくなるのは同時だった。しばらく薄明りや闇の中で過ごしてきたせいか、目が痛い。なんとか視界を取り戻すと、通路と思しき、私たちが辿ってきた空間が明るく、ライトのようなもので照らされているのが見えた。扉の向こうは、少し落ち着いた明るさのようだ。ライラやジェイに続いて扉をくぐる。  そこは、一面緑色の森だった。
 唖然としていた私たちに、ジェイが呼びかけた。  「立体映像だ、本物の森じゃない」  各々が、凄まじい密度で生えている草木を触ろうとするが、すり抜けてしまう。どうやら本当に、偽物らしい。  「こんな植物見たことない。地球上でこんなの発見されてたっけ、それに日差しも」  「青い空だな」  上を見上げてジェイが言った。空と言えば、エアロプランクトンが漂っているため、地上からは緑色に見える、日差しもこんなに明るくはないはずだった。  「これが故郷の景色か」  そうジェイが呟く。  「その通りです、ここが本来の地球の景色です」  今までの穏やかな口調のまま、ダンが言い出した。  「マクファーレンさん?」  何を言い出すのか、と思い、私は振り向く。ライラも遅れて振り向いた。怯えているのか、その顔は強張っている。  「ようこそ、汎用生態系生産プラント、ネオファウナへ、私はこちらのオペレーションを行っているメインシステム、チャーリーと呼ばれています」  ダンは全員の方を向くと、恭しく礼をした。  「皆さんがご覧になっている映像は、本来の地球、東南アジアのカリマンタン島付近の熱帯雨林を再現したものです。本来の地球で最も多様性が保たれていた個所と言われています」  淡々と話すダンにはどこまでも表情が無かった。まるで愛想笑いを無理やり貼り付けたかのように、いや、人形や標本の魚のように、虚ろな笑みを浮かべたまま語り続けている。  「マクファーレンさん、どうしちゃったの?」  「私が現在操作しております個体は、身体の一部に改造を受け、なおかつ日ごろから電磁ネットワークに接続状態にありました。そこで、アバターを実体化させるよりも低電力で済むとみなし、デバイスとして使用するに至った次第です」  「俺をここに呼び寄せた理由はなんだ」  ジェイが、これまで聞いたことのない、敵意の籠った声で言った。赤い目が射止めるように、ダンを見つめている。しかしダンは答えなかった。  「ジェイをここに呼んだ理由は?」  今まで黙っていたライラが今度は言った。さっきまで怯えていたとは思えない、鋭い声だった。  「私は当該個体、あなたがジェイと呼ぶ個体を通して、ユーザーの設定した開始コードの発現タイミングを計算していました」  もはや私には何がなんだかわからなかった。洞窟の中の見知らぬ施設、見覚えのない緑、そして態度の一変した同好者たち。立っているのがやっとだった。  「一から説明してくれ、彼らがここに呼ばれた理由を」  ライラが続けた。ダンは薄笑いを浮かべ、苦虫を嚙み潰したような顔でジェイがそれをにらんでいる。  「始生暦時代に入って、人類の文明は大きく進歩し、大規模な星間文明を築くに当たりました。その過程で、本来の地球は大きく生態系を衰退させ、私が稼働を始めた段階では、乱開発防止のために所在不明とされていました。その代わり、多くの惑星が植民化され、人類は星間文明を自らの故郷とするに至りました。しかし、本来の故郷である地球への憧憬が無くなったわけではありません。数多の星々をテラフォーミングする過程で、人類はそのノウハウを蓄積させ、より高効率に、より速やかに他の惑星を地球化することを実現したのです」  「そして、故郷への憧憬は、私が制作されたネオファウナ計画に繋がりました。星間文明で用いられていた、地球由来の生物の遺伝情報を基に新たな労働力、知的生物を作り出す技術と、先に述べたテラフォーミング技術が結びつき、新たな地球を生み出すという計画へシフトしたのです」  「手順はまず、簡易な条件での地球化から始まります。条件に見合った惑星に、こちらのプラントで遺伝情報を改変し作製した大気性プランクトンなどを放ち、大気構成を地球により近いものとします。その後、水生プランクトンやごく微小な生物、水生生物、陸生植物、小型陸生動物といった順に作製し、放流します。生態系がそれぞれ安定してきた段階で次フェーズに移行し、最終的に大型動物を除いた不完全な生態系ができます」  「その後、大型動物をヒト型知的生物として作製し、惑星上に解き放ちます。初期はある程度の調整が必要ですが、徐々に文明化が進むと、自然と個体数も増えていくことでしょう。 ユーザーであるホモサピエンスに形態的に近いグループが作製されたのは、文化基準をかつてのユーザーの文明に合わせ、個体数増加を促すためです」 「ラエンのことだよ」  静かにライラが呟いた。  「私が開始コードを発現しようとしているのは、更にその次のフェーズです。当該個体を作製した私は、接続可能な別個体を使って、当該個体を外に出し、その脳を通して現在の惑星の状態を観察していました。もちろん、当該個体には脳神経の加速化措置と、私に情報を送るためのリソースも設置済みです。24年6か月を観察したことで、私は開始コードの発現を行うのに十分な時間が経過したと認識しました」  「それが、俺が作られた理由か」  相変わらずダン、否、チャーリーを睨んだまま、ジェイが吐き捨てた。  「開始コードの発現後はどうなる、先住種族と同じように、彼らを消去するのか」  「いいえ、開始コードの発現後は、現在作製している神経加速化の遮断、脳内の感覚抑制の解放、ボトルネック防止に用いられていた多系統繁殖用遺伝領域の切除、そして次代における原種形態への移行、これらを促すウィルス群を散布します。現在、その準備段階として、複数個体にこれらの措置が可能かどうかを試験しています」  「どういうこと?何が起きるの?」  何を言っているのか、門外漢の私にはわからない。だけれど何か恐ろしいことを言っている気がして、口走る。  「俺たち知的生物は知能を失い、動物に戻る。感覚も戻り、少子化対策に用いられかけてた遺伝領域はもぎとられ、子孫は四つ足の獣に、ってことだ。失踪事件は、その準備として、試験的にウィルスをばらまいたってことだ」  ダンは何も言わなかったが、ジェイが代わりに答えた。  「私に記録されている地球生命の情報は膨大ですが、基礎さえ完成すればあとは難しくありません。残りは生態系が安定するに従って、徐々に作製し定着させていく予定です。早ければ数十年で、この星は第2の地球となります。私やユーザーの願った地球の復活が遂に為されるのです」  ダンは両手を広げてまるで演説でもするかのように宣言した。私にはこれが夢の中の出来事のようでならなかった。  「当該個体と、そうですね、こちらの個体は私の本体にフィードバックすることにしましょう。現状のサンプルでは効率的なウィルスの散布が行えないので」  そう言うとダンの体は何も映っていない瞳で私の方を見た。ここが北極であることを思い出したかのような寒気が走る。先んじて捕まえられたジェイがもがいている。私も腕を強い力で引っ張られて、森の奥まで連れていかれそうになる。  「AIの癖によく喋るなお前は。中に誰かいるだろ、飛びっきりのイカれた奴が」  突然、腕が離れた。同時にジェイの咳き込む声がする。  見ると、大柄なクマを取り押さえているラエンの女性の姿があった。非現実的な光景に何が起こったのかわからなくなる。  「チャーリーだったか、以前遺跡を回って、似たような壊れた施設を見た時にあんたの名前を確認したよ。設置予定の生体プラント兼液体コンピュータの素体になるって時点でやばいと思ったが、こちとら先住種族を駆逐されんのも、せっかく根付いた知性を踏み台に懐古主義に走られるのもごめんでね、悪いが稼働停止してもらう」  出会った時の態度はどこへ行ったのか、荒々しい口調で告げると、周囲に火花が散った。  途端に、立体映像の森が消え失せ、通路と同じ無機質な灰色の部屋に変わる。  「案の定、システムはニューロン式を使ってたか。悪いけれど私はラエンじゃないし、体はあんたの言うホモサピエンスでも、宿っている意識は年季の入った量子の寄生虫なんだ。量子脳に関してはこっちの方が上手なんだよ。3億年かけて辿り着いた、被食者と捕食者が共にいられる楽園、そう簡単に潰されてたまるか」  「私の活動が停止すれば、今後エアロプランクトンが作製されることもなくなりますよ」  苦しげでもない、さっきと同じ淡々とした口調でダンの体が言う。  「エアロプランクトンも継代を重ねて、あんたの供給なしに殖えるようになってるんだよ。この世界は変わっていくさ。でもそれは地球と違う、大型動物相の代わりに知的生物が優占し、交雑を重ね、多様化と均質化を入り混じらせる世界としてだ。本来の地球生命が今も変化を続け、この星だって変化の最中にあるのに、時を戻して止めようとした時点で、あんたは詰んでたのさ。わかったらとっとと凍りな、あんたの望んだ永遠の停滞だ」  轟音が響き渡った。床が震える。部屋のライトが点滅して、消える。真っ暗になった部屋が振動を続ける。盛大に転倒した私は、解放され糸が切れたように崩れ落ちたダンと、同じく転げまわるジェイをなんとか抱きしめる。  「私はこいつのやらかした後始末に行ってくるから、またどこかでね」  覚えているのは、そこまで��った。
 台地で起こったことは、巨大な雪崩によってキャンプ地と、内部の空洞が崩壊した、というニュースで片付けられた。私は他の2人と共に病室に缶詰になり、あれこれと話し合った。ダンは荒っぽいが人懐こい性格で、私のことは全く知らないが、幼い頃に父親が連れてきて兄弟のように育ったらしいジェイのことはよく覚えていた。ジェイは遺跡巡りと、ダンがジェイを覚えていないことで気づいていたらしい。  キャンプ地で失踪したスタッフと、近隣の村から失踪した住民が保護されたのは、私たちが洞窟の入り口で倒れていたところを発見された翌日だった。ちょうど反対側の海岸で見つかったらしいが、不思議なことに皆が一様に「吹雪が酷くなったのでビバークした」という記憶しか覚えていなかった。1本だけ、空の注射器が置いてあったそうだ。  ライラの行方は分からない。そもそも、地元の警官隊にはそんなメンバーどころかラエン自体がいなかったのだ。  「これからどうするんですか」  ダンは寝ている。病室の窓から空を見ているジェイが、どうしても気になった。  生きる目的を失ったのではないかと、思ったからだ。  「枷が外れた気分だ、清々しましたよ」  いつもと同じ、だけれど少し晴れやかな声色で彼が返した。  「なに、資料は集まってますから、最後の仕上げだけできなかったってことで」  彼らしくない、楽観的な言葉だった。彼も、吹っ切れたのかもしれない。  「あの場にいた誰もが、あの場所に関係している者だった、あなたを除いて」  「そうですね、傍観者として、大事たと思われたのかもしれません」  「チャーリーが言ってましたね、星間文明がどうとか」  「言ってましたね、多種族からなる星間文明とか、地球由来の遺伝情報で人類の伴侶を作り出すとか、あれ」  「そんなこと、言ってましたっけ」  記憶と知識の食い違いに、戸惑う。すらすらと出てきた言葉は、私の理解を大幅に超えていたはずだった。  「磁気映像で撮影した、あなたの脳のカルテを見せてもらいました。先天的な改変の痕跡が見つかったようです」  「私には、そんな自覚は」  「無いんでしょうね。誰かが、どこか遠くからあなたの脳を介して、この星を見ている」  私と同じですね、と彼は言った。彼が言っている間に、まるで目の奥の濁りが取れるみたいに、目の前は鮮やかになっていった。  目の前に広がるのは、白い空。  でもその向こうに広がるのは、プランクトンに覆われた碧色の空。  脳裏に浮かぶのは、あの時見た青い空。  「モッティさん」  白い空をバックに、白い毛並みの彼が振り向く。その顔には、見たことのない表情が浮かんでいる。  「この世界って、綺麗ですね
#SF
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ss-pochan · 1 year
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人生初上陸・・・
どーも、こんにちは!可愛地区担当の大西です!3月に入り、いよいよ任期終了も近づいてきました。ほんとにあっという間でしたね・・・
2月はというと、月末に熊本県の山鹿市というところに視察に行ってきました!人生で初めての山鹿市でした!
目的は、河川敷でのイベント事例や利用状況についてです。面白いことに山鹿市の河川敷一体では薩摩川内市と風景が似ている部分が多くあり驚きました笑
街中に河川敷があるというところや太平橋や開戸橋を連想させる橋が近くにあったり等々、薩摩川内市かな?と思うぐらいです。
イベントの事例としては、普段から地元のスポーツ団体が練習をする為に使っているそうです!マルシェなどの飲食が絡んだイベントは、右岸河川敷西側に隣接する豊前街道がある町中で行われているそうです。確かに町中は昔の下町を思わせるような景観でとても素敵でした!だけど、なんとか河川敷でも出来ないものかなぁと感じました。
コロナが明けたら、おにぎり等を持ちながら河川敷と市街地を散策するイベントを企画・実行していきたいそうです!なんだか可愛地区のいにし可愛まちあるきと似ているなと思いました。
また山鹿市の他に菊池市にある龍門ダムというところにも行ってきました!そこでは『河川空間のオープン化』により、ダム敷地内でキャンプ場を運営されている緒方さんという方に、キャンプ経営について聞いてきました。ダムのすぐ側にキャンプ場ってイメージが湧かなかったですが、とても開放的な空間で私も実際にキャンプしてみたいなあと思いました。(キャンプ飯が目的です笑)
山鹿市、菊池市ともに温泉が多数あり、情緒溢れる下町でとても素敵なところでした!
今回、計2日間の視察でしたが、とても有意義に過ごすことができました。また、視察で聞いたことを地区コミに一つの情報・知識として残していきたいです。
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kennak · 7 months
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注意 表現にはかなり気をつけていますが、念のため性虐待のフラッシュバック等がある人は読まない方がいいと思います。いわゆる小児性愛者と言うやつで、ストライクゾーンは主に小4以下の男児。女児もナシではない。インスタに3歳の推しがいる。近年地位向上の機運が高まりつつある「多数派性的少数者」とは違って、小児性愛者は対象との接触どころか記録物の単純所持すら加害になるので、日々の糧はもっぱら二次元頼みだ。対象の合意を得ることは天地が逆転しても実現し得ないため、修正のギリギリを攻めたショタ同人誌やイラストを描いてくださる神々には足を向けて寝られない。最近は児童を性的に描いた創作物の規制がさらに厳しくなり、有名なイラスト投稿サイトは使い物にならなくなってしまった(AIに紛れて本物の児ポが撒かれていた件の発覚より以前からの動きだ)。下腹部を覆い隠す黒い長方形を見て何を感じろというのか。そのうち乳首まで隠されるんだろうか。そうなればもうお先真っ暗だ。逃げ場がない。脱線するが、同じ同人誌でも児童を性の対象とした小説はサイト側から厳しい扱いを受けるらしい。絵なら「●学生」と所属をブラックボックスにぶちこめば躱しやすいが、小説は詳細の描写を省くとロリ・ショタものとして成立しないからだ。古い知識なので、今はもっと厳重かもしれない。ここまで読んで、鳥肌を立てて増田の死を願う人もいるかもしれない。いや、いるだろう。それくらい世間の風当たりは厳しいし、緩和する見込みはこの先もないだろうなと感じている。関係の成就は絶対不可能。しかも一部の犯罪者のせいで恐ろしくイメージが悪い。そのため存在自体が社会悪と言わんばかりの偏見を持たれており、カミングアウトしたところで、失うものこそあれ得るものなど何一つないため、集団で声を上げることも出来ない。我々には永遠に市民権獲得の機会は訪れない。世間ではLGBTQ+(このQ+の馬鹿馬鹿しいことよ)の受け入れと並行して小児性愛者を排除するエクスキューズとして、同性愛は「指向」小児性愛は「嗜好」だからというフレーズが定番化している。要は同性愛者の性的欲求は対象が多数派と違うだけで異常ではないが、小児性愛は児童を対象とする歪んだ「趣味」であり、常識から逸脱した異常なものであるという極めて恣意的な理屈だ。数十年前は同性愛者も「そっち系の趣味」などと呼ばれ、立場によってはバレた瞬間社会的に死んでいた。好きでもない相手に「襲わないでよ」と一方的に拒絶される屈辱は、今まさに小児性愛者が受けているそれと同じだ。実のところは、対象との合意が不可能であること以外、同性愛と小児性愛に大きな差などない。社会に認められるかは多数派の気まぐれによるのだ。小児性愛は有害な趣味だというのなら、その趣味を止めるにはどうすればいいのだろう。かつての同性愛者のように、矯正キャンプに参加すれば治るだろうか。一体どのような形に治るのが「正しい」のだろうか。小児性愛は性加害をする?大嘘だ。性的「指向」に関わらずする奴はするし、性的「嗜好」に関わらずしない奴はしない。妻子がいる異性愛者でも児童に性加害することがあるらしい。そして、加害者がどんな属性であれ、被害者が児童なら非難の矛先は必ず小児性愛者全体に向く。ある陰謀論では、裏社会にはヤバい小児性愛者の秘密結社があることになっているらしい。もし事実なら、結社はトランプと戦うのを後回しにして、小児性愛者も平凡な人間だということをサブリミナルか何かで世間に刷りこんでいただきたいところだ。願わくば、二次元だけでももう少し自由を許してほしい。締め付けられるばかりで気持ちを逸らすすべがなくなる辛さを知ってもらいたい。実在児童を守るための法律を定めるのは構わない。子供が護られるべき存在なのは異論ない。ただ、認めなくていい、肯定しなくても気持ち悪がってもいいから、我々に逃げ道と息抜きを与えてほしい。「結局表現の規制緩和しろって言いたいだけかよ死ねペド野郎!」と思われるかもしれないが、他に訴えられることがないだけである。実在する子供への虐待を認めろなんて思ってもいない。自分自身が元被害者だから、子供への性加害がいかに残酷かはよく理解している。安全に生きるためには、ただ自分を抑えて性的なことに興味が薄い人のふりをして生きるしかない。追記案の定の手合いがいらっしゃってるんですけど、隙あらば児童と性的に接触したいぜ!とか一言も書いてないんだけどな。むしろ加害性を自覚して弁えていますという話なんだけど、内心の自由すら許さない勢いなのかな。追記2別に児童が好きなのはパワーバラン��が不均衡で制圧しやすいからじゃないです。好きだからです。可愛いからです。同性愛者が同性を好きなのは「異性に苦手意識があるから」「異性の良さを知らないから」ですか?違いますよね。それと同じです。追記3二次元でもう少し自由を、ってこれ以上何を求めてるんだろう?制作も販売も所持も自由だしネットでもpixivにでもXにでも大量にあるだろうにこれ以上とは?好きだった作品群がサイト側の要請で残念なことになったのが辛すぎて、つい書いてしまった。追記4実のところは、対象との合意が不可能であること以外、同性愛と小児性愛に大きな差などない。社会に認められるかは多数派の気まぐれによるのだ。ここに引っかかってる方が数人いるようなので。表現がまずかったです。『無実の小児性愛者がただ存在しているだけで差別を受けるのは、誤解と偏見に基づく心証の悪さによる。』に訂正します。受け入れられるも疎外されるも、マジョリティがキモいと思うか否かが肝なんだよなぁ、と言いたかっただけでした。ブコメの黒線の話ですが、媒体やサイトによります。ギリギリのを提供してくれる場所もまだ生きてますけど、ダメなところはダメになりましたね。前述したように最近好きな作品が非公開を食らってしまって、かなりショックを受けました。もし今後もっと厳しくなったらどうしようかと危機感を抱いてます。追記5※思うところあってディティールを大幅に削りました。・被害児童の気持ちがわかるか→読みにくい文章で申し訳ないけど、もう書いてます。私は元々被害児童です。・AIを使え、自分で書け(描け)→もうやってます。自作の非公開小説は原稿用紙に換算すると約3000枚分ありますが、自分で書くのと他人の描いたものは違うんですよ。全然違う。
小児性愛者だけど生きるのが辛い
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ROTOTO / RETRO WINTER OUTDOOR SOCKS
Size:M(25~27㎝)
Color:GRY/NVY/RED、GRY/D.OLV/NVY
Price:¥3,300-(with TAX)
ど~も、福岡店 隠塚(おんづか)です。
急に真冬並みの寒さが訪れましたね~。ついこの間まで20℃くらいまでの暖か陽気だったのに・・・(;´Д`)
”衣替え”もですが、”心構え”も不十分です。暖かくしてお過ごし下さいねっ!!
さて、そんな寒い時期にぴったりのウールアイテムをご紹介いたします~
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☟以下、メーカー様の商品説明の引用です。
【その昔、スキーソックス用に使われていた編み機で、肉厚のソックスを作りました。
スキーブーツの進化にともなってソックスが薄手になったことで、この編み機でのスキーソックスの生産も減少。現在は漁師さんをはじめ、寒冷地で働く方などが履くワークソックスを主に生産している特殊な編み機です。
そんな機械で普段履きできるソックスを編んだら面白いと思い、ウールとアクリルの太番手の混紡糸をベースに、スニーカーと合わせやすいように足底だけパイル編みに仕上げたアイテムを作りました。
肉厚で頑丈な作りなので、街履きはもちろん、フィッシングやキャンプなどアウトドアシーンにもオススメのソックスです。】
※乾燥機の使用は縮みの原因となりますのでお避け下さい。
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スニーカーにはもちろんですが、ブーツにも◎
※かなり厚手に仕上がっているので、靴のサイズに注意が必要ですね。
ようやく、色々な服が着る事が出来るシーズンが到来しました。アレやコレやと着たいものがクローゼットでその出番を待っています。服装に合わせた足元のコーディネートも抜かりなくイキたいですね~
オススメです。是非。
それでは、今週も皆様のご来店をお待ちしておりま~す
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kiroahi · 1 year
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赤城山
このところ休日が休日になっていなかったので、朝から健康診断があったというのに終わるなり温泉目指して走り出した。
目標は道の駅中山盆地。群馬県立天文台の近くで盆地の中の高台にある温泉からの景色が美麗である。しかも洗い場が露天に並んでおり、この寒い中すべて外で風呂を満喫できるのだ。
すでに温泉セットを車にセットしてあり、健診会場から直接温泉を目指して出発した。しかし、角をいくつか曲がると正面には壮大な赤城山。そうだ、赤城に登ろう。
赤城山山頂を目指す道は数えるほどしかなく、鳥居を通って有名な桑風庵のある道を登っていく。混雑することはなく、淡々と山道を登っていく。
標高600メートルの看板を見たあたりから少しずつ雪が目につくようになるが、道路には全く溜まっていない。途中の姫百合駐車場のあたりから路面に雪が残り始める。ここまでならスタッドレスは必要なさそう。雪山ハイクの車でいっぱいだ。
上を目指して登っていく。エスクードはフルタイム四躯なので通常路面でもスタビリティが高いが、雪道でも嫌な挙動は示さない。今年は雪が多くないようで、上の方に行ってもアスファルト路面が顔を出している。雪(圧接)路面とアスファルトが交互に出てくるのでなかなか直結四躯にはしづらいが、その必要もないくらい安定している。
見晴山展望台を超えた、あとちょっとで大沼というところで多重衝突で警察が出ていた。5~6台が路肩に寄せていたが、うち2台は結構なダメージを受けているように見え、帰りも同じ位置にいたということは動けない状態なようだ。どんなスピードで走っていたのか。
大沼の周回路に入ると流石に全面雪道。スキー場は子供がいっぱいいて楽しそうな声が聞こえてくる。いきなり本格的な雪国だ。駐車場を巡るがどこもいっぱい。結局泥だらけの駐車場にかろうじて停める。
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特に用があって来たわけではないので、何もすることがない。一休みして周回道路を奥に進んだ。
赤城神社の駐車場もいっぱい。その先に赤城山の北側に降りていく道があり老神温泉まで行けるのだが、冬期は閉鎖される。沼に沿って細い道を進んでいくと、一部で有名な群馬県立赤城高原キャンプ場がある。無料キャンプ場なんだが狭くて設備もあまりなく、キャンプ慣れしている人用って感じ。ここも冬期は閉鎖。
この辺は圧雪路になっていると思ったら、やはり所々で舗装路が見える。もう少し進んで日陰の道が雪深かかったので直結四駆にしてみたが、やはりなんの破綻もなかった。
ぐるりと回って元の道に出たので帰ることにした。帰りも特にドキドキするようなことはなかったが、目の前を走っていたアルファードにはちょっと困った。
下りの圧雪路なのでゆっくり走るのは当たり前だが、ちょっとアスファルトが見えるとすぐに加速し始める。次のカーブの手前に雪があるのにブレーキが遅く、しかもブレーキを引きずるクセがあるようで、カーブ途中でふらついちゃってヘロヘロになっている。更にまたアスファルトが見えると踏み込んで、カーブでヘロヘロ。加速するのをやめるか、ブレーキを引きずるのをやめるかしなければ何れ何処かに刺さるだろうと思ってかなり車間距離をあけた。きっときれいな道でタイヤ任せにしか走ったことがないんだろうな。
危ないといえば、姫百合駐車場のあたりで登ろうとしているバイクがいた。ヘルメットにでかい猫耳をつけた革ツナギのソロライダー。すでによくここまで来たな、というような位置だったが、これ以上は無理と察知したようで、Uターンを試みていた。駐車場に入ってみていたらもうまともに走っていられるような状態ではなく、引き返す決断は正解だと思った。ああいうのって「走ってみた!」系なんだろうか。
全部で1時間もいなかったが久しぶりの雪道は楽しかった。それでも時間がなかったので温泉はやめて地元の銭湯に浸かりました。楽しかった。
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