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#テニスの女王カムバック
ari0921 · 2 years
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月23日(火曜日)弐
通巻第7129号
 中国テニスの女王、奇跡的に公的活動に姿を現した
  中国は五輪ボイコットを懼れ、異例の復帰を認めざるを得なかった
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 「行方不明」というのは、数ヶ月の取り調べ、刑務所という意味をもつ。女優のファンビンビンは、いまも獄中にあると推測されている。
日本の朱建栄・東洋学園大学教授の場合も、数ヶ月、「行方不明」だったが、日本が大きく騒いだので、ふらりと帰国した。しかし朱教授は、あの「行方不明」のときのことを一切語らない。
 2013年に朱は7ヶ月も中国当局に「二重スパイ」の容疑で拘束されていたが、突如開放され、以後は中国共産党の見解を鸚鵡返しのように述べ、ウイグルにおける人権侵害、ジェノサイドは「西側の誇大報道だ」と言いはなっている。
 テニスの女王、膨師が共産党大韓部の張高麗に「迫られて」不倫関係にあったとネットの投稿したのが11月2日。直後から消息が途絶えた。普通なら、こうした場合、最低でも数ヶ月は拘束される。
 世界テニス連盟が世界大会から中国を排除するなどと騒ぎ、さらに北京五輪をひかえた中国にIOCも圧力をかけたようだ。大阪なおみ選手ら、世界的な著名プレイヤーも安否を気づかう投稿を始め、世界のジャーナリズムがここぞとばかりスキャンダラスな報道合戦。この報道感覚の「差」に中国はいかに鈍感でも、危機を認識しただろう。
 11月20日、人民日報系の『環球時報』が編集長名義で「まもなく公の場に復帰する」と予測記事を流し、直後の11月21日に北京のテニス大会に出現、またIOCのバッハ会長とのテレビ会談もアピールした。共産党の演出に過ぎないが、世界大会出場や海外への旅行が認められることはないだろう。
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