Tumgik
#トラガス
muchoueno · 1 year
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#ピアス #ピアッシング #ボディピアス #ボディジュエリー #ファッション #ジュエリー #ピアスコーデ #上野 #東京 #御徒町 #フラットピアッシング #ヘリックス #ピアス女子 #シンプルコーデ #piercing #bodypiercing #lovepiercings #piercingintokyo #トラガス #tokyo #ueno #キラキラ #pierce #jewelry #traguspiercing #ビアスタグラム #muchoueno #instafashion #bodyjewelry #piercingsofinstagram (MUCHO) https://www.instagram.com/p/Cm-JsRsBvFM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bonshape · 6 months
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oshirukocompany · 2 years
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朝から無事に洗濯もできて、多国籍料理屋も行けて、霜降り明星のライブにも行けてゆっくり茶もしばけた。。。最高…。大切な時間…。
渋谷に寄ったからスタジオでトラガスを逆の左の耳の方も開けた。これで両耳!いえーい。
明日は下北でライブやし、最高。
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xx86 · 2 years
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どれにしようかな
車を車検に出しているので、おっかなびっくりやたらとエンジン音のうるさい代車を雨の中走らせて、初めてのマツエクサロンに行った。軽は小回りがきいてほんとに走りやすい。次もし車を買うなら絶対軽を買おう。
マツエクは思ったようにならなくて少ししょぼくれる。大体いつもここまでには行かなきゃな〜という日がわかっているのに、予約するというのが苦手すぎて先延ばしにして、全く予約が取れず行きつけではないサロンに行くというのを繰り返している。別に予約の電話をするのが嫌とか、ホットペッパービューティを開くのが億劫とか、そういう訳でもないのだ。それも理由の一つだけど。ただただ先々の予定が埋まっている、というのが嫌だ。遊びの予定以外は。
もっとギャルみたいな顔にしたかった。21、2ぐらいの時にギャルの妹にお姉ちゃんいつまでCカール付けてんの?としらっとした目で見られたけど5年たった今でもCかCCをつけてしまう。私はまつ毛が弱く、自まつ毛もとても短いので華やかな顔にしたい願望が強いのだ。その結果マツエクのデザインを派手にして、まつ毛に負担をかけ続けるという、本末転倒も本末転倒なのだけれど。今回はまつ毛の状態が酷すぎて、きっと目頭は7mmぐらいしかついてなさそう。悲しい。そんなもんだよなあ、縮毛矯正とか。一度してしまえばせずにはいられない。たとえば私はもうイブDXも効かなくなってきているとか。えっらい身体で生まれてきてしまった。
心の中にギャルが移住してくれないので、せめて見た目を強そうにしたい。陽ちゃんは周りに第一印象は怖いと言われると話していて心底羨ましくなった。たしかにいつも派手髪(今は白に近い金髪ボブ)で、グリーンとグレーのあいのこのような色のカラコンに、ピアスは両耳でトラガスも含めて11、おへそに2つ、白か黒のミニワンピに厚底のブーツを履いていて、人見知りでどことなく陰があり、大抵器用にこなし年上に可愛がられている陽ちゃんは一見近寄り難いかもしれない。ちなみに陽ちゃんがこんな派手派手になる前は顔が似てる似てると言われてきた私は、第一印象近寄り難いと言われた事は無い。我ながらスーパー話しかけやすいと思う。お年寄りからよく道を聞かれるし。私の第一印象は悪い意味での清純かぶりっ子だ。どれだけ大人しくしてても勝手に悪目立ちする。だから春はろくな思い出がない。
いいな、見た目に圧が欲しい。ただでさえ若い女って舐められるし。でも年を重ねたところで今のままだったら舐められたままなのだろう。やだなあ、偉くなるしかないか。
ギャルも偏頭痛になったりするのだろうか。効きが弱いイブDXを流し込んで横たわっていたら一日が終わった。かなしい。日曜日はいつもよりお弁当のことを考える。な��ここまでお弁当作りに熱心なのか、自分でもよくわからない。晩ごはんはいつも豆腐と納豆なのに。
4月から新しく課長になった人が暴君すぎてもう潮時かなと思った。人生でいちばんくだらないミーティングに参加してしまった。ようはお気に入りを自分の周りに固めたいってことじゃん、あっほらしいと気持ちが白けていく。課長はものすごく頼り甲斐があって、守ってくれる人だ。忙しい時に話しかけても嫌な顔をしたり、ひどいミスをしても責めたりはしない。積極的に矢面に立って戦ってくれる。だけれど良くも悪くもたいせつにするのは内側の人間だけなのだ。取捨選択は大事だから、守るべきものは誰で、大切なことは何か、ちゃんと分かっているというのは長として重要だと思う。同じ課の中に自分達の事だけを考える人も絶対いなくてはいけないと思う。でも、それを課長にやってほしくない。課長が課のことだけしか考えないと会社のバランスが崩れる。でも悲しいかな、この会社にはこういうワンマンな課長がわんさかいる。
宗教のようなベンチャー、とことんシステム化されたベンチャーのような老舗、やってることもいる人もアップデートされないThe昔ながらの大企業、と転職しているわけだけれど、ここは濁った水の中みたいだなと思う。暖かくもなく、冷たくもない。適当に流され続ければ行きたい場所にいける。2000人以上いる職員の中にはもちろんすごい人もいるけど、野心がある人に出会ったことはない。それがいいのか悪いのかは人それぞれだろう。カルチャーショックを受け続けているのかもしれない。野心の塊みたいな会社でずっと働き続けていたから。収まりどころが悪いというか。
私が就活生だった頃、大手に行きたかったのに軒並み早い段階で選考に落ち、ベンチャーばかりしか手元に残らなかった理由がよくわかる。ここにいてもどうにもならないし、欲しいものだって手に入らない。わかっている。わかっているけど、また欲しいものだけを追って体も心もズタズタになったら?いよいよ取り返しがつかなくなるだろう。やりたいことはある。狭き門だけど、それになる為にはまず愛知から出なくてはいけない。この愛しい街から。
捨てられない家族のことや、もろもろにかかるお金のことや恋人のこと、そして体のことを考えると二の足を踏んでしまう。26歳。衝動で突っ走るにはリスキー。そして衝動に身を任せられないということはそういうことなんだと思う。その程度。
そろそろ考えることを始めなくては。濁った水に慣れてしまうと二度と上がれなくなってしまうから。果たして野心が私を救ってくれるかどうかはわからないけれど。
現実逃避で甘いジュースばかり買ってしまう。自販機はジュースがたくさんあるからすき。
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sick-2nite · 2 years
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眠気まなこでピアッシングをしたトラガスが熱をもってジンジンと痛む。気を紛らわすために加湿器のランプを変えたりなどして、もくもくした水蒸気を眺めて癒されている。冷蔵庫に飲み物がビールしかなくて仕方なくモルツのプルタブを開けて、一口二口飲んだけどやっぱりビールは好きじゃないな、とシンクに流した。ごめんね。そんな朝。
思春期の頃から一緒だった愛犬が旅立った。とてもお仕事が出来る状態ではなかったので少しばかりお休み頂いて涙を流しながら眠りにつく日々が続いていた。一緒に暮らしていた日々を忘れないことが唯一の供養だと思ってるし、いつか笑って思い出話が出来るまで時が流れるのを待つ。心療内科の主治医が1ヶ月以上気分が落ち着かなければそれは鬱の症状になる、と言っていた。通常ならたったの1ヶ月で命を失った痛みが癒えると思うとそれこそとても悲しい。いつも通りの日常に戻ってしまう不安がありながらも、少し落ち着いたから今こうしてTumblrを開いている。これは大切な家族を忘れないための記録であり、気持ちの整理をするための自己処理。一緒に人生を歩んでくれてありがとう、大好きだよ。
百貨店で化粧品を買うなどして少しでも涙を流さなくて済むよう浪費。その浪費でモチベーションを上げるなどして何とか仕事に復帰。事情を知っている上司は面白い話をたくさん振ってくれて、その優しさに涙が出そうで、目が乾燥してるフリをして目薬で誤魔化して笑顔で会話を続けた。この世界は初めてだから右も左も分からなかったけれど、あっという間に半年。前職とは比べ物にならないくらい精神的に安定して仕事を続けられているのは環境に恵まれてるおかげ。
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asahanigate · 2 months
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トラガスにピアス開けたいけどここ開けたらイヤホン出来ないよね?
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ichinichi-okure · 4 months
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2023.12.29fri_ishikawa
朝。8時に起きて、恒例のポケモンスリープ測定。サナギラスが着々と育ってきているし、イシツブテの良い個体も育て始めた。あと1〜2ヶ月はトープ洞窟を攻めたい。布団のなかでひとしきりもぞもぞしてから起き上がり、シンクの生ゴミや灰皿の吸い殻をゴミ袋にまとめ、パジャマのまま外に出て公園前のゴミ捨てネットへ。今年最後の可燃ごみ回収日に無事ゴミを捨てることができた。達成感。
昨日まで読んでいた高橋ユキ『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』の影響か、それとも微妙に根本が腐っていた薬味ネギを白子の味噌汁に入れてしまったからなのか、数日前から胃腸の調子がおかしくて、寝苦しい夜を連日過ごしていたのだけど、今日はなんだか久しぶりに胃腸が元気そうで、おそるおそる納豆と白米を食べてみる。問題なさそう。でも怖いから念のため食後に百草丸を飲んでおく(正露丸と百草丸には日々ほんとうにお世話になっております。今年もありがとう)。コップと水筒それぞれに白湯を入れて、コップのほうにはポッカレモンをちょっとだけ垂らす。コーヒーを淹れて、着替えて、ナップザックに本数冊(郡司ペギオ幸夫『やってくる』、ナイス害『午後のトラガス』、ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち』上巻)と10年メモとノートと筆記具と水筒と巻きタバコ一式とコルセットと財布を入れて、白湯を飲んだりコーヒーを飲んだりタバコを巻いて吸ったりしているとあっという間に9時半で、コートを羽織ってマスクをして家を出る(わたしはシンプルにただマスクという物体が好きで、コロナ禍を経て季節問わずつけるようになった。寝るときも基本つけている)。先週あたりに積もった雪はすっかり溶けてしまって、日当たりの悪い路地や側溝に残っている程度で、去年の年末はこんなもんじゃなかった気がするけれど、金沢で暮らし始めてまだ2年目だからなにが例年通りなのかがまだわからない。去年の雪がすごかったということなのかもしれないし、去年くらいが平常で今年が異常なのかもしれない。まだなにもわからない。わたしはまだなにもわかっていない。10時前にバイト先のホテルに着いて淡々と働く。ビジネスホテルの年末というのは案外暇なものらしく、今月はシフトを減らされまくっているが来月の給料はどうなるんだろうか。あんまり考えたくない。
こんなこと言うと怒られそうだし、ホテルの威信的にもあんまり良くないのかもしれないけれど、ホテルの清掃で大切なのは「キレイにする」ことではなく「キレイに見せる」ことだ(一応言い添えると、キレイにすることももちろんあたりまえに大事)。マジックに近い。「コインがコップの底をすり抜けた」のではなく、「コインがコップの底をすり抜けたように見えた」ということ。ホテルの清掃員というのはほとんどマジシャンなのかもしれない。だからマジック(清掃)の種もここでは明かさない……。
そして少子高齢化に伴い、ホテルの清掃員というのはだんだんと介護職みを帯びてくる。というより、少子高齢化社会というのは、あらゆる職種・職能がだんだんと介護職の変奏になっていく、ということなのかもしれない。すべてがゆるやかに老人ホームになる社会。おおきなひとつの老人ホームとしてのこの国……。
しかし数日前のM-1はよかった。敗者復活戦のロングコートダディもぎょうぶもナイチンゲールダンスもダイタクもななまがりもママタルトもオズワルドも良かったし、三回戦のシンクロニシティやからし蓮根やパンプキンポテトフライや男性ブランコも良かったし、決勝の令和ロマンは本当にすごかった。競技人口が増えるとはこういうことなのだな、大会の規模が大きくなり、かかるお金、関わる人間の桁が変わり、権威が権威として機能するとはこういうことなのだな、というのをまざまざと見せつけられたような感じがして、斜陽と言われてもうずいぶん経つ出版業界と年々日本社会における存在感を良くも悪くも増していくお笑い業界の違いをまざまざと見せつけられたような感じがした。それだけに松本人志のあの記事は……。
……みたいなあれこれを、単調な清掃作業の最中に毎度考える。これから出る本のこと(来年はすくなくとも2冊、がんばれば3冊出版されるはず。さてどうなるかな)について考えることもあれば、昔のこと、ここ数年会っていない人のこと、数ヶ月前のできごと、アァッと声が出てしまうような過去のしくじり、いたたまれない記憶、たられば、そんなあれこれが混じり合い反発し合いときにそれは短歌となって抽出される。
口閉じて歯だけ動かし前を向く(嫌いな奴が活躍してる)
ずいぶん鬱屈した一首が出てきた。ベッドシーツを敷く手を一旦止めてスマホにメモしておく。 週刊文春による松本人志にまつわる告発記事だけでなく、あらゆる告発、あらゆる「昔したこと/されたことをいま話す」という事柄において、「昔のことをいまさらあーだこーだ言うな」「なぜいまになって◯年も前のことを?」みたいなことを言う人は一定数必ず出てくるが、そのツッコミはまったく意味を成さない。なぜなら告発する側、トラウマを持つ側にとって、その話は"昔"の話ではなく"いま"の話だからだ。
ある強烈な記憶、トラウマは、映画(と映画館)のようなもので、当事者はトラウマという映画が上映されている映画館に着席して、いままさにその映画を観ている。いまこの瞬間、眼の前のスクリーンで上映されている映画を指差すようにして当事者は語る。だがその映画館の席には当事者しか座っていない。その映画を"いま"観ているのは当事者しかいない。当事者はときにそれがわからなかったりする。どうしても理解できなかったりする。その映画館にいるのは自分ひとりだけなのだと、その映画を"いま"観ているのは自分しかいないのだと気づいたときの絶望感に当事者の心が耐えられるかどうかは正直運でしかないと思う。 時間の流れ/認識というのは、平常時においては「過去、いま、未来」だが、深刻なトラウマ体験から抜け出せずにいる人にとっての時間は「いま、いま、いま」だ。"いま"が凍りつき、"いま"のまま停止しつづけている状態。だから、だれも昔の話なんかしていない。ほんとうは、だれも◯年前の話なんかしていない。みんな"いま"の話をしている。そこから始めないと、相互理解も解決も生まれないのだと思う。 過去と未来を取り戻すためには、映画館から出ないといけない。あるいは、その映画館へ行って、一緒になって同じ映画を観ないと(見届けないと)いけない。それには当事者の強い意思が必要で、同じくらい、他者や社会の手助けが必要だ。
なるほどね太陽だから明るくてわたしはひとのために泣けない
またずいぶんビターな一首が出てきた。今日はこういうモードなのかもしれない。 15時前にバイトを終え、セブンイレブンで週刊文春とおにぎり(エビマヨネーズ)とドーナツを買ってイートインコーナーでもさもさ食べながら松本人志の記事を食い入るように読む。自分のこの反応も、過去のなにかのトラウマが関係しているのだろうな、と思う。読み終え、いくつかの記憶がちかちかとよぎり、振り払うようにセ���ンイレブンを出る。それにしても今年は年末感が全然ない。明日がバイト納めで、バイト始めは3日後つまり元旦だ。それも影響しているのかもしれないが、年末年始に働くのはいつものことだし、やっぱり今年の12月は年末っぽい寒さではないのかもしれない。もっと寒くなってほしい。
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いつもだったらこのあと県立図書館か泉野図書館へ行くのだが、今日から正月明けまで近隣すべての図書館が年末年始休館に入るため、近くのドトールへ。このドトールは昨今めずらしく喫煙席(加熱式オンリーなんてせせこましいものではなく)が設けられていて、しかも喫煙席と禁煙席の境目があいまいで、エリアを区切るための扉がない。分煙?よそへ行きな、と言わんばかりの造りだ。そのため禁煙席にも容赦なくタバコのにおいが漏れ出ており、Googleマップのレビューではそのことへの苦言が耐えない。めずらしすぎる。重要文化財として保護してほしい。ブレンドコーヒーのMを頼んで喫煙席に座り、コートを脱ぎ、ナップザックから本やら筆記具やらを一通り取り出して、タバコを巻いてひとしきり吸ってから10年メモに昨日と今日のできごとを書く。使っている10年メモはもう9年目で、大学4回生のときに京都の恵文社で買ったものだ。そのころのわたしはとにかく自らの手で自らの命を絶ってしまわないための楔のようなものをできるだけ多く用意しておこうと必死で、これもそのひとつ。なにか書いてあるページよりなにも書いていないページのほうが目立つが、それはそれで「このころは大変だったんだな」「いそがしかったんだな」「そんな余裕なかったんだな」ということがわかって、それだけでも買った意味があった。2017年の12月29日には書き込みがあって、「今年最後の注射と採血の結果開示」「黄体ホルモンを打つのはしばらくやめてみることにした」「不安」 「ふくしまのミスドで泣きそうになった」「全肯定ナベ会」「スッポンの出汁でアホほど食べて飲んだ」とある。睾丸を切除して10ヶ月後の悲喜こもごも、といったところか。このあたりのできごとは映画化(トラウマ化)されていない。よかった。 10年メモを書き終えて、さあ本を読もう、と思っていたのだが、もうすこし短歌を出したいモードらしく、自分の欲求につきあうことにする。三首出てきて、バイト中に出てきた二首と合わせてタイトルがついて、連作になった。
立ち止まれ なるほどね太陽だから明るくてわたしはひとのために泣けない 霆に頬照らされて雪道の足跡たちよ励ましてくれ 口閉じて歯だけ動かし前を向く(嫌いな奴が活躍してる) 熊狩りの音を背中に捺印を拭く 明日から雹雨の予報 いつまでも江戸川コナンに出会わない だからすべては未遂の事件
立ち止まれ。なんのことだろう。 短歌の形を整えたり眺めたりしていると恋人からLINEが来て、今日は工房でひたすら藁を切っているようだ。水色のバケツいっぱいに細切れになった藁が入っている写真が送られてくる。作業が単調すぎて苦しくなってきたらしい。もうやりたくない、というLINEに対し、ちょうど部外者が手伝いたくなるような作業だね、手伝いたい、と返事をしてみる。
それで集中が切れて、本を読む気分でもなくなってきたためドトールを出る。やっぱり図書館ほどは集中できないし長居もしづらい。困ったなあ、年末年始。外はすっかり暗くなっていて、帰り道の途中にある椎木迎賓館にはラッシュ時の京王線くらいの密度でカラスが集まっていた。 スーパーは明日行こう。年越しそばと雑煮の準備も明日から。 そんなことを考えつつも気持ちはまた松本人志の記事に引っ張られていて(ダウンタウンのことも松本人志のことも、なんなら吉本興業のこともぜんぜん好きではないのに。いや好きではないからこそか)、菊地成孔『ユングのサウンドトラック』文庫版のまえがきで書かれていた"映画監督"松本人志評をもういちど読み返してみようかな、とか思ったりする。もう読んだのはずいぶん前だけど、読んだときの衝撃は覚えている。あれはすごかった。帰宅して炊飯器をセットしてからシャワーを浴び、その後ラランド・ツキの兎を聴きながら夕飯を食べる。洗い物をかんたんに済ませて、読みかけの本、近々に読みたい本、読んでおきたい本、背表紙だけは常に意識しておきたい本、などを細々入れ替える。とくに意識はしていないけれどこの作業はおそらく毎日やっていて、この作業自体も読書だと思っているふしがある。そんなことをしていると恋人からまたLINEが来ていて、ポケモンスリープで色違いのメタモンを捕まえたとの報。 「ソーダ味みたいな色だね」 「ふつうのメタモンは巨峰味」 「ソーダも巨峰も夏の季語?」 「ソーダ水は夏の季語だね。ぶどう(巨峰含め)は仲秋の季語らしい」 という会話の流れでわたしが歳時記を取り出して、ソーダ水まわりの例句を一通り書き写して送ってみる。
一生の楽しきころのソーダ水 富安風生 サイダーの泡少年をかけのぼる 高橋邦夫 大阪やラムネ立ち飲む橋の上 伊丹三樹彦 男にも唇ありぬ氷水 小川軽舟
軽舟の句いいな……と送ると、「解説求む」という返事がきた。 解説してみる。 「「唇」というと、なんだか官能的な響きから女性の表象のように感じるけれど、胸だって脚だって腕だって目だって性別関係なく備わっているように「唇」もひとつの身体の器官(というか部位)でしかなくて。そうした、あくまで即物的に身体の一部分を見る(観察する)という姿勢と、「氷水」というものの硬さ、無骨さの取り合わせが美しく、「唇」を見る眼差しと「氷水」を眼差す冷え冷えとした視点が一貫してもいる。そして「氷水」はそれぞれの温度が違うだけでひとつの「水」、異なる「水」の組み合わせとも言えるし、「唇」も、性別をとっぱらった「人間」一般の要素のひとつとも言えるし、「唇」があって「人間」とも言える。こうしたミクロの視点とマクロの視点、組み合わせの妙が合わさったシンプルながら技巧的な句。」 「あとはもうちょっと情景的な話をすると、なんかかわいい句でもあるな、と。「男にだって唇はあるんだぞ」と、謎にふてくされたような態度でしか居れない、奥手な男性が喫茶店あたりで氷水を啜っているような、そんな風景も浮かび、茶目っ気もある。」
「………………だと思いました!」と送ると、すごいすごい、あなたは何者?とおだててくるのでまんまと尊大な気持ちになり、作家です、と送ったつもりが誤変換されて 「作歌です」 と送ってしまった。ちょうどいい。わたしは作歌です。
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-プロフィール- 仲西森奈 31歳 石川県金沢市 インスタ https://www.instagram.com/morinakanishi/ ツイッター https://twitter.com/mori_na_kanishi リンクツリー https://linktr.ee/morinakanishi
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kusodream · 1 year
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2022年12月の夢
- 2022年12月31日 土曜日 7:21 夢 猫が抜ける穴を、網戸の補修ではなく木部を削ることで行なっているらしい。明らかにやめた方がいい。 学生らといる。シャワーを浴びて身支度を済ませる。 地方の土産物屋のようなところをひやかしながら歩く。 店内にスピリチュアル関連のものとして千年パズルが売られており、うわ!千年パズル売ってあるよ!遊戯王のやつ!と、にわかに沸く。
父の夢 メグ・ライアンの手を引いて、プールサイドを逃げる夢を見ることがあるらしい。トップガンだ。
- 2022年12月30日 金曜日 8:54 夢 カッパがいるというので見た。 スキー板を履いて進む。やや下りがちの道。他の人は板なしなので、なるべく轍を潰して道を平らにしようとする。 カッパは道端でうずくまるような格好。目が赤く光っている。どう見てもカッパ。しかし髪の質感が毛というよりフィギュアの髪のようなくっつき気味の造形で、本物ではないのでは?と少し思う。 奥まで行く。プレイグラウンドが二つあり、地盤面よりやや低い。水が張ってある。カッパのために?ものすごく揺れる。二人が中へ降り、ゲームに興じる。私は後ろでクッション付きの柵につかまっている。 ギターの弦を調整する。分解して組み立てる。
- 2022年12月29日 木曜日 3:39 夢 小野さんと天ぷらを揚げる。何か一斉に天ぷらを揚げる授業のような雰囲気。風に煽られて火がすごくなる。前腕にやけどのような痛みを感じる。 部署移動。Oさんの隣の席。
- 2022年12月28日 水曜日 5:49 夢 時計が一時間ずれており、五時のつもりが四時だったりする。
- 2022年12月27日 火曜日 5:45 夢 古い農家風の作りの家。薄暗くて細長い感じの。トイレが下を流れていくような構造。 トイレのカギのシリンダーそのものがなく、何かがついていた名残のネジ穴だけが縦に二つ開いている。用を足しているとドアが開きそうになり、内側から押す。 子供が数人集っており、一人二人明らかに顔が真っ赤で様子がおかしい、熱中症。ものすごい日が差しており、休ませるにしてもこんなところじゃ全然ダメ、日陰じゃないと。焼け石に水だと感じる。
- 2022年12月26日 月曜日 6:48 夢 見たけど忘れた
裕福な太った女性とタイル敷きの部屋にいる。実家は誕生日を祝う日用の部屋があるらしい。窓。床のタイルの敷き詰め方からして元は大浴場か?
- 2022年12月25日 日曜日 7:51 夢 風呂。会社。大きな看板に社長の顔。やり手感ある、高須クリニック的なかんじ。
ロティサリーチキンを切り分ける。みんなに行き渡るよう。
- 2022年12月24日 土曜日 6:29 夢 グラブジャベリンみたいなものを持った軽装の騎士が二人。今にも刺し合いそうに向き合っているが、雰囲気は硬くなく、刺す前に30回くらいつつくという手続きがある、それがすごい嫌、普通にいきなり刺すより感じが悪い。 どこかの感じの良い雑貨屋兼喫茶店。背の高い外国人男性が訪れる。アルバム3種類くらいの音楽のリクエストをしてくる。音楽の趣味も良い。
- 2022年12月23日 金曜日 7:07 夢 みなみが右足義足。私は片目を半分半分にして見ている。 久々にムゼッタを歌う。
- 2022年12月22日 木曜日 6:02 夢 椅子を公園に設置する。固定されているわけではなく動かすことができる。幽白の話をする。 古い本を運び出して並べている。漫画類など。多すぎ、もう運びたくないと思うが、実際そこまでの量ではない。
- 2022年12月21日 水曜日 6:31 夢 iさんと約束している。退勤後即連絡を入れる手筈。Creepy Nutsの礼賛というライブDVDのリリース日らしい。短いラインのやり取りをしている。 夜のお店。 都市部で種や農協にありそうな製品を買うならここという店。タイヤに油をさすための専用の機器が置いてある。元彼と先輩が混ざったような存在。
- 2022年12月20日 火曜日 5:40 夢 H家がすごい猫を飼っている。猿のように小さく、後頭部に毛髪のように人の手が生えており、脇にも手が生えている猫。 ペットボトルを分別する。 妹の学校の宿題でショートショートを書く必要があるらしい。お題は砂漠とロボット。そんなもん百人中百人が似たようなものを書くに決まってるので、そこから離れたものを逆算して書くと良いと言う。 読みたい本を探す。 冷蔵庫の壁面にボール紙のチョコレートを取り出して食べる。左右に穴があり、メダル型のチョコがはめ込んである。知らない薄暗い台所。 授業じゃなくて講義だからやることは違うという文言を赤いクレヨンペンみたいなもので書く。 父が痩せているように見える。顔色が白い感じ。 増島さんという結婚を機に新たに地元に転入した女性のご家族。パーマ、真ん丸の黒縁メガネ。息子二人いる。自撮りをしようとしている一部始終を見る。
- 2022年12月19日 月曜日 6:39 夢 Tさんがいる。
- 2022年12月18日 日曜日 7:23 夢 もう実家に米がないらしく、実家で出すための米を買いに行く必要がある。
- 2022年12月17日 土曜日 4:31 夢 文房具。プラスチック製のえんぴつのふた、ピカチュウの形のプラスチックの一センチくらいのものが2、3個、のり。処分を考える。カードゲームとか好きそうなオタクの男の子。 あぜ道。知らない主婦、私よりは年上っぽいが若めでボブヘア。写真を撮る必要がある。スマホを構えるといちいち手で動かすようにして強引な操作を挟むのが妙に気に入らず、こちらもわざとかわすようにして大人気ない態度を示す。 なんとなく初詣の神社の奥へ向かう参道のような雰囲気。 妹が来て写真撮影に加わる。誕生日らしい態度の堂々さがある。スカートを履いているが足の筋肉が驚くくらい発達しているのが見える。 ふいに背後から悲鳴が上がり、上の方の地面が陥没したらしいのがわかる。めちゃくちゃ大きな木が植っていたらしく、それがなくなったので周りの地面がスカスカになり陥没したらしい。地面が沈んだ反動で虹色の不気味な水蒸気のようなもやのようなものが上がる。周囲がパニックになり一斉に坂道を駆け下りる。が、道がどんどん迫り上がってくる。迫り上がった地面と天井の木部に挟まれて帽子を被った若い男性の背中がひしゃげて動かなくなるのが見える。一瞬。なるべく広い場所にいないと死ぬとわかったのでスクロールの後ろの方で気持ちを後ずさりさせるのだが、あまり意味がない。嫌な感じの曲とも音ともつかない人を焦らせる音が流れている。あー。目が覚める。
- 2022年12月16日 金曜日 5:56 夢 朝だ!と思ってパッと起きようとしたら眠ってから40分ほどしか経っていなかったので驚いた。 可愛い格好した男がいる。白髪、トラガスのところに挟む感じのピアス、耳たぶのところにピアス。茶色っぽいセットアップを着ている。素直に褒めるとYouTuberみたいな感じで喜ぶ。 飼っている小鳥がいる。散らばったえさを食べている。
- 2022年12月15日 木曜日 6:34 夢 緊急停止ボタンが3箇所ほどあり、捕まらないように回って止めていく。 泥の中を泳ぐセッコ。
- 2022年12月14日 水曜日 6:18 夢
- 2022年12月13日 火曜日 5:50 夢
- 2022年12月12日 月曜日 5:35 夢 どこかのエアコンフィルターを外しただけで新しいフィルターをつけるのを忘れていた。車の後部座席で気づく。ごまかせるか? と一瞬考えるが、もちろん無理。正月早々に行けばつけてこられるが行きたくない。ペアの男性と行く予定だが、今日行くのか正月行くのか。今日行く方がまだマシだと思うが、意思疎通がはかれておらず、正月行くことになる。 フィルターをそのへんの水が溜まった四角いたまりで洗う。よく見ると魚がいる。びびる。わりと大きく、ピラニアのような形の魚、マスのような形の魚、ロウニンアジのような形の魚などいる。だんだんそこが人の家の、趣味でやってる池だとわかってくる。玄関から男性が見える。話が通じにくそうな雰囲気の、田舎の人。さすがにこのまま離れるのはまずいと思い、挨拶し、事情を説明する。手を取ったまま話す。お礼に食事でもという流れになりそうになり、突然龍脈の話をすることでやべーやつだと思ってもらう。小山健の漫画みたいなタッチになってくる。 でかいローストした肉。くぼんだ個室がいくつかある今っぽい雰囲気のオフィス。奥の部屋にも荷物を(卓球台など)用意するつもりらしい。グリルが終わったものを父が持ってくる。鴨らしい。薄いナイフを入れる。全員分切り分けようとするが、途中で代わる。ハンニバル博士に似た男性がおり、その手つきを見たいと思う。 以前に筒に細く切ったロールケーキを入れており、腐っている。捨てる。箱に入った洋菓子のようなものが四箱ほどもあり、一応中を改めていくが、腐っているのでどんどん捨てる。
- 2022年12月11日 日曜日 8:28 夢
- 2022年12月9日 金曜日 8:12 夢 相撲取りと商売女のパラドックスという、観光地の道端とかに置いてあるものを見る。重しになっている帯を解くと浮き上がってしまうので。 喫煙所になっているところ。屋根が低く、奥に祠がある。入口上部には「煙草に火」と書いてあり、何かみたいだ…と思い、少し考える。月に負け犬みたい? もっとしっくりくるのがあるような。 部屋にお婆さんが尋ねてくる。そういう約束だったらしいが、不明な人。部屋が汚いので片付ける。
- 2022年12月8日 木曜日 6:01 夢 ピンク色のクマ柄のリラコ。これ着てカポエイラできそう。キャンプへ行くらしい。少しがらんとした実家の自室。自由帳を二、三冊持つ。下のいとこもくるような気配があり、じゃあキャンプならスマホよりこういうことした方が楽しいだろうみたいに考えている。夜すごく寒かったことを思い出し、上にはおるものを探す。ハンガーラックなど見る。なにもない。床に電気をつけるための接続金具が落ちている。
- 2022年12月7日 水曜日 14:46 夢 液体状の触手状の御神体を祀るガチャポンのような神社があり、所定の287円ほどを投入する。鬼滅の刃の雰囲気がある。
- 2022年12月5日 月曜日 6:18 夢 KFさんが住んでいた部屋に住むことになっているらしい。流しの下などに使いかけの油、ココアの粉末、パウチ入りのゆず茶などが置きっぱなしになっている。離れの勝手口付近にチラシを束ねた簡易なメモ帳が下げてある。めくる。何か書いてあるが走り書きでよく読めない。 三角形の間取りで、玄関部分のみクリニックと共用になっている。人の出入りの気配がある。 たたきの下に引き出しがあり、ほぼ空で、スリッパが二足ほど入っている。 押入れの下段のようになっている薄暗い空間があり、古いアルバム、大判に引き伸ばされたアートプリントなどが収納されている。ほこりで粉っぽい。 大浴場らしき空間。小学生向けのギャグ漫画の単行本。 百均らしき店内。ベリーショートの滝波ユカリ風の女性のもとを、彼女に一瞬だけ心酔している若い女性が訪ねてくる。店内にはショートの女性の旦那も勤務しているため、突然の来訪に困惑しているが、誘惑したのは自分なので何も言えない。 アウトドア用品が豊富。使い勝手の悪そうなクマの形のボトル、ふたつきのプラスチック製コーヒードリッパー、野菜、白いきのこ、など。入り口から外を覗くと、カートなどを置くようなところに巨大な菜の花の切ったやつが並べて売られており、最後の一つになっている。
- 2022年12月4日 日曜日 8:51 夢 ロッカー。なおくんの隣。 白いツルツルしたボトムの上に何を着るか考えている。
- 2022年12月3日 土曜日 9:00 夢 猫くらいの大きさの死んでいるスズメバチ三匹が見える。土の上。移動中。 Kさんの部屋らしい。男にしては小綺麗でものが少ない、ボディソープやら何やらのボトル、パステルカラーの水彩のようなパッケージのもの、がやたらに置いてある。M姉に似た人。剥がれかけのもの、でかいやつをふざけ半分でめくっており、おいおいと思う。稼ぎの良いSEになったら使うつもりでいたらしい。 水場。知らない家族。ライフジャケットをつけている。ライフジャケットには尻尾のようなひれがついており、それ���あるので簡単にスイスイ泳げるとのことだが、自分はノーライフジャケットで今にも手すりから滑り落ちそうなので気が気でない。 雑貨屋。巨大な猫足のドレッサーのような家具が100円で売られており、店としても本当に要らないものなのだろうと思う。金払って処分するよりは。 濡らすとくっつくビーズで作られたものがちらほら置いてある。子供が作ったような三角錐のピカチュウのようなもの。 ボルダリングボード。 自分のとは違う合気道の流派のとこにいる。 橋の中央に向かって歩いている。駅のように混み合う。知らん家族。ふてぶてしさもある。順路と逆から行けば空いている。
- 2022年12月2日 金曜日 6:40 夢 なんか見たけどわすれた
- 2022年12月1日 木曜日 5:30 夢 梨泰院に住んでいるらしい。確かに韓国の繁華街という雰囲気がある。 レジ前。急いでエスカレーターを駆け下り、レジの方へ駆け込む。 鳥を飼っている。実家に似た雰囲気の新居にに荷物が届く。黒くてアヒルのような肉感があってくちばしが丸い感じ。腕に乗せようとする。しかしこんな鳥飼ってるなんて変だなと少し思う。
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needlesmasa · 5 years
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Healed Tragus with Anatometal Titanium High Polish Prong set Cubic Zirconia Anatometal-アナトメタル- プロングセット 素材:チタン カラー:ハイポリッシュ ジェム:キュービックジルコニア 部位:トラガス #nine #ninebodypiercing #bodypiercing #bodypiercings #bodypierce #bodypiercingstudio #tragus #anatometal #nagoya #osu #sakae #aichi #yabacho #ナイン #ナインボディピアッシング #ボディピアッシング #ボディピアス #ピアッシング #ピアス #トラガス #アナトメタル #名古屋 #大須 #矢場町 #愛知 #栄 @nine_bodypiercing @anatometalinc @needlesmasa @worldpiercings (NINE BODY PIERCING) https://www.instagram.com/p/Bq_2q6IFMhD/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=q1avuuq4ff85
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fubblers · 3 years
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I follow this artist who likes furbies and also decorates hearing devices and they model the hearing aids on furbies I love it
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2done3done · 3 years
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ギャルに救われた話
私はギャルが好きだ。私自身、派手な格好をしたり、トラガスにピアスを開けたりはしないけど見るのは好き。これじゃあただの変態認定されてしまうから、より好きになったエピソードを綴る。私とギャルはバイト先のオープニングスタッフとして配属された。唯一の同い年だった。ギャルは私と同い年だった。エアリーなんて言葉が見当たらないつけまつげと長いアイラインなのに、人工的な黒髪のボブヘアが彼女の雰囲気には少し浮いていた。後に「ボブだとピアスバレないからいいんだよね」と笑いながらトラガスに刺さった銀のピアスを見せてくれることになる。ギャルは自称フリーターで、居酒屋と掛け持ちで働いていた。飲酒も喫煙も高校生のうちに済ませていた。性格は良い子だったし、なにより理不尽に人を下げなかった。ローマ字わかんない!と嘆きながら人差し指でキーを押していた。仕事中にお喋りをするパートさんを横目にバリバリ働いていた。いらっしゃいませの挨拶も1番大きかった。そんな彼女が私を救ってくれた。私は前年まで自称進学校に在籍していて、それはもう10代の嫌なことが全てのしかかったんじゃないかってくらい嫌な3年間だった。望んで高校を選んだはずなのに、修学旅行では深夜にカップラーメンとポッキーを食べながら友人と学校が嫌だと泣き合った。3年間クラス替えのない学科だったから、クラスメイトと担任の嫌なところがよく見えて空気が澱んでいた。本当に最悪な3年間だった。大学も全部オンライン授業になっちゃったから、新しいコミュニティに入れることが楽しい。友だちの作り方忘れちゃったけど。そんな話をした。ギャルは「私はバカだけど、多分〇〇(私のあだ名)ちゃんの周りにいた人たちとは何もかも違うけど、バカな友だちがいても楽しいよ」と返してくれた。多分技ャルに話したら笑い飛ばされるんだろうけど、確かに私は救われたし、一緒にいる間泣きそうだった。その2ヶ月後ギャルはバイト先を辞めた。今なにをしているかも分からないギャル。ちゃん付けで呼んでいたから苗字も危うい。隣町に住んでることだけは知っているから、今度会えたらピアス開けてもらおうと僅かな期待をしている。こんなこと書いてたらギャルに会いたくなって苦し〜〜!!!!インスタだけじゃなくてLINE交換すればよかった!!!!!
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muchoueno · 2 years
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#ピアス #ピアッシング #ボディピアス #ボディジュエリー #ファッション #ジュエリー #キラキラ #上野 #東京 #御徒町 #トラガス #ビアスタグラム #ピアスコーデ #バーチカルトラガス #piercing #bodypiercing #pierced #piercingintokyo #fashion #tokyo #ueno #piercingideas #japanesegirl #jewelry #トラガス #verticaltragus #muchoueno #surfacepiercing #bodyjewelry #piercedgirlsofinstagram (MUCHO) https://www.instagram.com/p/CiJV29qL0Wg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bonshape · 7 months
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Bonshape
18金 ピアス k18 リングピアス 18g イエローゴールド 内径4mm&6mm 金属アレルギー対応 セグメントリングピアス クリッカー  Brand: BONshape 【素材】・18金イエローゴールド(18K) 【サイズ】・ゲージサイズ18G・内径サイズ選べます 【特徴】・美しく品質がいい高級感ある18金ゴールドピアスです!イエローゴールドなので優しい色合いになっています。コーティングしてあるゴールドと違い腐食せず18Kなので耐アレルギー性も高いです。コレならカチッと手で開いたり閉じたり出来るのでストレスなく使用出来ます。シンプルな形もロブ、へリックス、ダイス、ロック、トラガスや、セプタム、鼻ピアス等の部位に使えます。高級品は気分もモチベーションアップにもなります。 ※高額商品の為、ネコポス不可、送料無料で宅急便で発送します。…
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myxxx19 · 4 years
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カフェで東京事変を聴いていたらいきなり、昔のようにたくさんピアスをしたくなって即ドンキに走り、中学生が買うんじゃない?ってくらい安いシルバーのボールピアス6個入をレジに持って行った。1つたった50円ぽっちのピアスたちを大切に鞄に仕舞って、イヤフォンを耳にまた突っ込んで歩いたら無敵になったような気がした。家に帰るとリビングでテレワークの夫がヘッドセット付けて難しい顔をしていたから、寝室の方に引っ込んで、まだ薄く残る穴を鏡で確認しながらピアスを差し込んでみた。以前はインダストリアルもアウターコンクも開いていたのに、針は脆そうに思えて頑丈な骨にいとも簡単に押し戻される。結局キャッチで留められた穴は、13個のうち比較的新しい左耳のトラガスを含めた6つしかなくて、月日が経ったことを26歳にもなってこんなことで痛感する自分を幼稚に感じた。ドンキでニードルを買ってきて、うきうき耳をぶっ刺していたあの頃の私はもういなくて、それは歳を重ねる過程できっと通るであろうことも予想していたけれどなんとなく寂しくて、結局さっきあんなに奮闘して入れたピアスをすべて外してしまった。これから夫と飲みに出る。初めてピアスを開けたときはお酒が飲めるようになるまであと4年あった。ヘアアイロンで髪を整えようと洗面台に立つと、いつもよりくっきり分かる穴が数箇所に散らばる、赤く染まった耳が映った。少しジンジンする、私の顔の付属物。あの頃は似合わなかった、少し背伸びした紅いリップを塗って、私は洗面所の電気を消した。
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xx86 · 3 years
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しおり
今年のお誕生日旅行は中止だな、とぼんやり思う。病院待ちのマクドナルドでコーヒーを飲みながら日経のアプリを開く。全然内容が頭に入ってこない。ポテトの油の匂いが漂う店内の中にいると勝手に胃が重たくなる。
1年ぶりぐらいに会った陽ちゃんは、ピンクの髪の毛に真っ赤なネイル、トラガスとインダスにピアス、丈の短い黒いワンピに厚底のブーツという出で立ちで何一つ変わっていなくて笑ってしまった。いつか私達も全身ユニクロに身を包む日が来るのだろうか。
安い女だと笑われる。この世界は本当に優しい、ありがたくて壊れちゃうからせめてお金を払って幸せを買う、という言葉が遅れてしみた。私のために何かをしてもらったらもう胸が壊れちゃうぐらい幸せで幸せで倒れそうになる。息が苦しくて、絶え絶えになって、ああ今死ねたら本望かもなんて思う。ねえ分からないでしょ、私ねあなたが想像しているより今ずっとずっと嬉しいんだよ、と発した言葉が随分軽く宙に舞う。
ランナーズハイなのかもしれない。ワーカーズハイと言った方が正しいのだろうか。潔さについて考える。諦めが悪いと潔い良いって共存しないのかも。押してダメなら黙る。にこにこ笑いながら。そして向こうが口を開いたら押す。引く、は生憎持ち合わせてない。相手が気に入っているなら、後は押すのみ。そうやってねばって今まで数字を勝ち取ってきた。私はバリバリの諦めが悪い側だ。
眠れないことは大したことないと思うことにした。仰々しくするからおかしくなる。別に効かないし、もう薬いらないですとお医者さまに言った時、少なからずとも投げやりな気持ちが含まれていた。別に眠れないのなんて今に始まった事じゃない。眠れなくたって次の日も元気に働けるし、ちょっとマツエクが早く抜けるぐらいで後は不便なことは何も無い。もうめんどくさいのだ。全部。何かしらの薬を常に服用している人生って本当に不便で、息をする度責められている気分になって嫌だ。
支店長の采配で、年末年始はがっつり仕事だったので早く孫を見せてやれという親戚からのハラスメントを受けなかった分、今年は随分気持ちが楽だ。早く死ぬのが目標な女が子供産める訳ないだろ。むっかしお前が死にたいと思って生きた今日は誰かが生きたかった明日なんて言葉が流行ったりしたけれど、きっと死にたいと思いながら生き延びた人達はあげられるもんなら寿命をあげたいと思ったんじゃないだろうか。
早く死んじゃいたい。不幸と幸せの量が同じなら、万年病気の私はこの先すごく幸せなことが待ち受けているかもしれない。耐性がないのにそんな幸せに当たったら木っ端微塵にならず立っていられる自信が無い。幸せも不幸も怖い。生きるという活動全てが怖い。
あなただけは平気な顔して酸素を吸える大人になって。私を置いていって。
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skf14 · 4 years
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09132329
ホタル族、は近年、随分と疎まれる存在になったらしい。ホタル族という言葉自体が、死につつある。マンションにおいてベランダはもう個人のスペースではなく、共有場所という認識が広まり、洗濯物に臭いがつくとか、煙が上がってきて臭うとか、苦情が来るから禁止を言いつけられた、と同僚がボヤいていた。
だから俺は、中途半端にイキがって23区内のマンションなんて買うなと忠告してやったのに。このご時世、ヘビースモーカーに人権も居場所もない。結局嫌煙家達に締め出された同僚は今必死になって、禁煙外来に通っているらしい。忙しい社畜がストレス発散の方法を失ったらどうなるのか若干興味深いのもあってそっと観察していたが、机にロリポップキャンディーのツリーが登場した辺りで見ていられなくなり、やめた。
ほぅ、と、安堵を形にしたような紫煙が零れ落ちて、窓の外、点々と光るビルの明かりや、航空機用の赤色灯、慌ただしく駆けていく車のヘッドライト、テールランプを、曖昧にぼやかしていく。都心から離れた郊外の街にも、それなりの文明が張り出してきているらしい。アパートの4階からでもポツポツと見える明かり達が、人の生きる証を照らしている。息を吸う。ジジ、と赤暗く燃えた灰が途端に色褪せて、慌てて側のジャムの空き瓶へ灰を落とした。喫煙自体がマナー違反だと言われれば立つ瀬が無いが、最低限のマナーは守るようにしていた。
思えばタバコを吸い始めたのは親父の影響だった。俺がガキの頃から気にせずぷかぷかとリビングも子供部屋も煙で霞ませていた父親だ。俺がそれに倣って手を出すのも、時間の問題だった。大して美味くもないそれを最初に吸ってむせた時の苦しさと、謎の充足感を未だに覚えているのはきっと、あれが俺にとって大人への第一歩だと思い込んでいたからだろう。まだ俺の舌は、煙草を美味しいと感じない。ただ習慣になって、いや、中毒になって、ニコチ���に支配された脳に動かされるまま暑くとも寒くともベランダに出て火をつけ、何もないこの街に煙を吐き捨て続けている。
なにが大人だ。こんなもの吸ったって、浴びるほど酒を飲んだって、トルコ風呂で飽きるほど女を抱いたって、赤ペン片手に新聞握り締めて馬に人生委ねたって、大人にはなれない。あの頃の俺が望んでいた大人はきっともっと一人でしゃんと立ってて、真っ直ぐ前を見て、普通の幸せを当たり前のように歩いていたはずだった。大人に夢を見ることをやめたのは、いつだろう。堕ちていくことを仕方がない、と諦めるようになったのはいつだろう。いや、元から、大してプライドもなく生きていたのかもしれない。外見が大人になって初めて焦燥感に駆られただけだ。きっと。
結局この世界に大人なんていなくて、皆、分別のつかない子供か、分別のつく子供か、その二択なんじゃないかと俺は思う。ちなみに俺は、自慢じゃないがまだ双方の間を不安定に揺れている。まだ、どちらにもなりたくない、なんて子供のわがままに、必死にしがみついたままだ。
「また感傷に浸ってんの、お前。」
「...深夜2時に黄昏るほど、器用じゃねえんだわ俺。つーかてめぇ、起きてたのかよ。」
つっかけを何度か蹴って足に引っ掛けたお前が薄着のまんまベランダに出て横に並ぼうとするから、なんだかスペースを開けて寄ってやるのも気が乗らなくて動かずにいてやったら後ろから抱き締めてきやがった。身長大して変わらねえだろ、俺とお前。
「はっ、てめぇにあと10センチ背があれば決まったな、あすなろ抱き。」
「もうそれ死語だから。令和はバックハグ、って呼ぶんだよ、オジサン。」
「同い年に言ってて悲しくならねえか、オニイサン。」
「減らず口叩く前に吸えよ、灰落ちる。」
差し出された瓶の中に雨水と吸殻が数本溜まっていた。嫌煙家まではいかないが煙草を好む人間じゃないのに、よくもまあ気が利くもんだ。いや、俺が躾けたのか。こいつの恋愛遍歴に、俺みたいな人間はいない。灰をまた落として、背中の温もりへのリアクションをやめ、苦味を肺いっぱいに吸い込んで満たす。普通にしてる呼吸より、生きている気がする呼吸だ。
「なぁ。」
「ん?」
「...んーん。」
言い淀んで煙と共に飲み込んだ言葉は別にこいつに伝わらなくていい。どうせ、さっきまでシーツに溺れて互いを貪ってたせいで蕩けた脳じゃロクな言葉は出てこないだろうし、下手なことを言って面倒な応酬をしたくなかった。効率的な生き方は出来ないが、面倒を知らず知らずのうちに呼び起こすほど俺は馬鹿じゃない。空っぽになった頭の中で、えらく俺に縋って鳴いてたこいつの顔が浮かぶ。人間らしいな、普段は鉄仮面みたく笑顔貼り付けて八方美人キメてんのに、俺の前では不機嫌で、拗ねて、甘えて、溶けて、だらしねえ顔で善がって、それが堪らなくイイ。
腹に回った手が腰回りを撫でるのがくすぐったい。俺がくすぐったがりなのをいつまでも学習しないお前はこうして時折、俺の中身がちゃんと入ってんのか、温かく、動く臓器があるのか確かめるように触る。馬鹿だなあ、俺はここにこうして立って、タールとニコチンで寿命を切り崩しながら、ちゃんと生きてんのに。肩に乗った顎が痛え。また飯食いに連れてってやらないと。思考があちらこちらに飛び散って、結局何も残らない。そんなセックス後の余韻が好きだった。生まれたって不幸しかない人間共が飽きずに繁殖する訳を、俺はこいつと出会って初めて気付いた。
「あのさぁ。」
「あ?」
「ピアス、開けたいんだけど。」
「は?」
「何、一文字しか話せないbotなの?」
「あ?」
「だから。」
「いや、だってお前、え、ピアスって、え?規則でダメじゃん。」
「うん。だから、普段は透明なの、付ける。」
「中坊かよ。」
驚いて振り返った俺の表情がよっぽど面白かったのか、顔を背けて吹き出したお前は一頻り笑ったあと、なんの傷もついてない自分の綺麗な耳を指先で弄った。さっきまでアホほど舐められて、アホほど感じてた癖に。そういう雰囲気は露ほども見せずに、耳の形を綺麗な爪先がなぞる。
「ムラっとした?」
「あ?んだてめぇ、ヤるならベッドで足開けや。」
「勘弁。お前休みでも俺明日仕事。」
「わぁってるよ。」
「ね、どこがいいかな。」
「勿体ねぇよ、綺麗な耳してんのにさ。」
「はっ、よく言う。俺がピアス贈ろうか、って言っただけで新しい穴こさえた男がそれ言うかね。」
「俺のはいいんだよ、もうボロボロなんだから。」
寝転がる時痛いからベッドに入ったら適当に外すピアスがいた残骸を、あいつの指が辿っていく。外したがるあいつに、暇つぶしがてら俺が教えた箇所の名前を、たどたどしく呼びながら。イヤーロブ、ロック、アンテナヘリックス、インダストリアル。興味を持つから一通り教えてやったら、ガキの一つ覚えみたいにピアスを街中で見るたび、どこそこに似合いそう、なんて笑うから、責められてもお前が悪い。
「ここは、トラガス。」
「よく出来ました、100点満点。花丸ピッピやるよ。」
「何、そういうプレイしたいの?」
「お前今日口開きゃセックスだな。発情期の兎なんか?」
「おまえに求められたいっていう願望の表れ。」
「......お前さ、そういうとこだよ。」
「ここ、痛いんでしょ?」
お前がなぞる左耳のトラガスは、こないだ俺が生まれたらしい日に入ったばかりの新人。まだ安定してないから外せない、と言ったら、今日ずっと嬉しそうにそこばっか見てたな、お前。まあ確かに小さく光る上品なガーネットはセンスがある。お前の誕生石、ってのも相まって。俺の要求を言わずとも理解するお前は、心地良い。
「ここ、お洒落だよね。いいな。」
「お前には絶対開けない。イヤーロブでも嫌だ。」
「んー、2点。」
「いや、駄洒落じゃねえから。」
「なんでよ。」
「俺に加虐趣味はねえんだよ。」
「ずるいよ、おまえ。」
「なんとでも言え。」
ずるい、ずるい。子供のように拗ねたお前の頭を後ろ手に撫でれば、少し肩が濡れたような感覚がして、振り返ろうとしたら抱き付かれて身動きが取れない。
「んだよ、垂らすな涎。」
「...ごめん。駄洒落つまんなすぎて脳が寝た。」
「はー、舐めてんな。そもそも、耳にバチバチ穴開いてる時点でメンヘラだの不安定だの言われんだぞ。」
「知ってる。でもべつに、おまえ違うじゃん。」
「俺のはただの、趣味だからな。」
「ずるいよ。俺にはおまえが残ってないのに、おまえには俺がいっぱい残ってて。」
「...別に、んなことねぇよ。」
時代に乗り切れなかった俺は紙煙草のまま新元号を迎えた。箱の中に残された相棒は、もう片手で数えられるまで減ってしまった。煙草何本目だよ。いつもなら飽きて眠るこいつは飽きずに俺にひっついたまま。街はまだ眠ったまま、朝が来る気配などまるでない。このまま、明るくなって、朝が来る。当たり前だ。当たり前。分かってる。分かってるのに、受け入れたくない。
「......職場でさぁ。」
「ん。」
「先輩が、結婚したんだ。何聞かれても、パートナー、って言ってた。噂で、同性婚だって。」
「おー、めでたいな。」
「うん。制度が出来始めてやっと、針が進んだ気がする。でも、人の時間は進まないね。」
「過去から何も学ばないのが、人間の特技だからなぁ。」
「...朝、まだ来ないね。」
「あぁ、来ないよ。俺が食い止めてるからな。」
「最強じゃん。アベンジャーズ入れるよ。」
「そんな陰気なアメコミ誰が見たいんだよ。」
くすくす、笑う息が掛かって、ホッとする自分がいる。朝はお前の嫌いなものだから、こうして軽口を叩いても怒られない。目を閉じれば来てしまうそいつを、起きて少しでも食い止められれば、いい。
「ねえ。」
「んだよ。」
「おまえはずるくて、一人で生きてるって顔をするくせに弱点が多くて、全然スマートじゃないくせにかっこつけようとする。」
「喧嘩なら買うぞ。」
「でも俺は温厚だから、それも全部、おまえだってゆるしてあげられる。こうして、腕の中に閉じ込めて、ひとりじゃなにもできなくなればいい。」
「......愛してるよ。俺はこういう時、洒落た言葉返す能がない。でもいい、これでお前には伝わるからな。」
不毛だ、とも思う。きっと他に幸せのかたちがあるんだろう、とも思う。お前の隣に誰かが立っている正常な姿を想像した回数はきっとお前で抜いた回数より多いし、言い淀んで飲み込んだ言葉はきっと吐き出せばバケツ一杯じゃ治らない。
それでもこの背中の温もりを切り捨てられないのは、ここに、不確かでも微かな幸せがあって、強かった俺はこいつに弱くさせられて、その微かな幸せなしで生きるやり方を、忘れてしまったから。情けない。もう俺はこの開けたばかりのトラガスを雑に扱って走る痛みだって、甘く感じる程には、この歪な幸せの形を愛していた。
「寝るぞ。」
「紅茶飲みたい。」
「カフェインって知ってるか?お前。リピートアフターミー。寝る。」
「ねる。」
「よろしい。紅茶は明日の朝にしろ。俺が起きられたら入れてやっから。」
「はあい。」
つっかけを放り投げて部屋に入ったお前の背中をぼんやり見ながら、瓶に何本目かの吸殻を入れた。じゅわ、火が消える音はなんとなく、夏から秋へ向かう音のような気がする。上手くは説明出来ない。が、それでいい。説明がつくことばかりで、この世界が回っているわけじゃない。遠く、ビルの隙間で、微かに淡い空が顔を覗かせ始めていた。ぴたりと動きを止めたお前がこちらを向かないまま、ぼそり、言葉を落とす。
「おれ、考えたこともないよ。」
「何が。」
「おまえに、言わせるつもりもないよ。」
「何が。」
「おまえ、自分だけが愛をしてると思うなよ。」
もぞもぞ潜ったベッドはいつも通り右側が空いている。また飽きずにお前は俺を利き腕で引き寄せて、大して白くもねえ頸に鼻を埋めて、窓に背を向けて寝るんだろう。お前はやった香水はつけないくせに、同じのをつけてる俺の匂いは好きなんだ。よくわかんねえ。が、それでいい。
まだ夏なのに身体は少し冷えていたらしい。擦り寄ってくるお前の体温が心地良い。俺達は未来を見ない。過去も見ない。互いがアンバランスな世界の中で、今を、そして目を閉じて開ける瞬間だけを、いつも夢見て、焦がれて、息をして。
「好きだよ。」
「知ってる。」
「勝手に開けんなよ。耳。」
「開けないよ。」
「また、明日な。」
「うん。また明日、ね。」
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