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#ビュラン
takahikohayashi · 2 years
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カムイユカラ(2)/銀の滴降る降るまわり kamuy yukar (1)/Silver drops fall fall all around image20x15cm wood engravingprint   林孝彦 HAYASHI Takahiko 2008 アイヌ神謡集の著者、知里幸恵 生誕100年(2003年)を機に制作を進め、2009年に完成した林孝彦の木口木版連作全21作品のうちの一作品。
作品のテーマとなった「カムイユカラ」とは、アイヌに伝わる自然の神々の物語(神謡)のことです。木口木版は、木を輪切りに切り出した硬質な面を版材とする技法で、ビュランという彫刻刀を用いることにより、細密な線を表現することができるのが特長です。
カムイユカラにインスピレーションを受けた林がイメージを昇華し、限られた樹木の面に見せる精巧な表現は、まるで自然界と人間界とを結ぶ宇宙のような広がりを見せ、新たな物語となって私たちの前に現れます。
<作家ステートメント> 2022年は”アイヌ神謡集“の著者、知里幸恵没後100年にあたります。多様な共生社会を目指すグローバル化された現代、その在り方を考える上で彼女の書き残した世界観は深い意味を持つと思います。
元は祖母らによって口頭で語られたモチーフであり、私自身抽象的表現を旨としてきましたので、制作にあたっては個々の具体名が持つイメージを払拭し、特有の“ケサヘ”と呼ばれる繰り返すリズムなどと共に語り継いだ自然と共に生きるものすべての肉体とたましいが行き来するスパイラルのカタチを模索する日々でした。
カムイユカラ連作2作目 ランランピシカン “銀の滴降る降るまわり” はフクロウの神が自ら歌う代表的なフレーズ。
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makililac · 11 months
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ビュランの練習 目指せ長谷川潔
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shokobekki · 17 days
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【日記】
車窓から不二見。久々。 やや日が過ぎたけども先週末、神奈川県立近代美術館の水沢勉館長が退任されると知り、最終講義を聴きに行った。気になっていた企画展「芥川龍之介と美の世界」(〜4/7)に併せて。ご在職46年中、私が交流いただいたのは最後のほんの数年。でも、作品に真剣に向き合ってくださり、時にさりげなく楔のような言葉を頂き、とてもお世話に(は変だな)励みに、刺激になったから。やや急で、とんぼ返りしかできないけども、Tさんが、快く車を出してくれた。よき一日だった。
講演テーマは「三角世界へのいざない」 漱石の���草枕』の一節 “してみると四角な世界から常識と名のつく、一角を磨滅して、三角のうちに住むのを芸術家と呼んでよかろう”(英題 The three-cornered worldの元となった文)に拠る。 美術館の歩み、お仕事のエピソード、美術人達との熱い交流が、(多分ほんのピックアップで)語られ、最後は、同館の旧鎌倉館で大きな個展が開催された、木口木版画家柄澤齊さんの小説作品『ロンド』のこと。締めに、その作中音楽に絡めて、グールドの弾くバッハのピアコンから一曲流した。目の醒めるような、イ長調アレグロのメロディを、目をつぶって聴く。途中ちょっと薄目を開けたら、少し下を向いて瞑想するような表情の水沢さんが見えた。同時代の、また時代を超えた、音楽家たちや美術人たちの交歓が、伝わってくるような4分間。曲が終わると自然と拍手が起こり、その中を笑顔で退場された。
イサム・ノグチのこけしと、石人のいる中庭には旧知の方々や、美術館ゆかりの方々が続々集まってきていた。それぞれに、三角な世界をもつ人たちが、引き寄せられるように。そこに立つ自分も、いつしか、一角を磨滅させつつあるんだろうか。どこか惰性で四角に戻ろうとする力と、日々葛藤しながらも。水沢さんにせめて対面でご挨拶し、退散する。ここにいた人たちにはきっとまた会えると思った。三角のうちに住めたなら。
Tさんの車に足早に乗り込み、Youtubeで拾ったグールドをかけて、無駄なことをゆるゆる喋りながら帰った。 「めちゃくちゃ天気良かったし」「混んでたね美術館も」「情報量多すぎたけど面白かった」「漱石は字より絵がうまい」「芥川のは友達の字に似てた」「"歯車"タイトル変えすぎ」「河童グッズ貰えるやつやるの忘れた」「ともかく猫がかわいい」「凹んでもまだ死にたいとは思わない」「いい雰囲気だったー穏やかで」「こんな公立美術館ほかにあるのかな」... 不二山が見え始めてからは、無言で帰った。
思えば、神奈川には縁が浅くはない。親しい友人が何人か住んでいたり、初めて木口木版とビュランに触れたのが藤沢のリン版画工房さんだったり、私自身、幼少期(小学校入学以前)は横浜に住んでいた。緑区(いまは青葉区らしい)の父の社宅。私の関西弁が薄いのは、一つにはそのためだ。でも、それ抜きにしても、改めて、たいせつな場所ができた感じがして嬉しい。(画像の冊子とプリントは、当日資料ではありません。)
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若月陽子『書庫と草叢』 @『書庫と○○』一宮市リテイル/2023.10.07_10.22
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若月の作品は、輪切りに切り出した木口版を使用し、ビュランと呼ばれる鋼の切削工具を用いて精細に掘り描く“木口木版”と呼ばれる技法を用いて制作しています。プレス機で活字と同時に印刷する事ができ、特有の世界観を表現できる事から、書籍の挿絵などに使われ発展しました。 .  若月の作品で描かれるモチーフは、在野のありふれた植物であったり、動物によって作られた巣であったり、普段見逃しているような物がモチーフとして描かれています。その視点は、市井の人の営みや生きる力を讃美するかのように温かい視点を感じさせながら、幻想的で普遍的な世界観が表現されています。 .  学生時代に銅版画を学びながら基礎となる技術を身につけ、出産後の身体的な変化によって制作環境も変化せざるえない中で、版画への実直な想いから、手元にあったビュラン一本から独学で木口木版を始めています。それ以降、木口木版の作品を制作・発表しつづけており、全国各地で発表する機会を得ています。女性作家の活躍といった文脈には収まらない活動と、意欲的に作品制作し続ける事による技術の研鑽など、その穏やかな視点が益々洗練されて描かれる作品の世界をお楽しみください。
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supajhrt · 5 months
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数字や文字の表面部分にはポリッシュ仕上げが施されています。
自社製キャリバー107.0は、これまでのコレクションではケースバック側からしか見ることのできなかった美しいパーツをダイヤル側にセットするため新たに設計されました。一見するとムーブメントを単純に反転させただけのように見えますが、実際には反転した歯車の回転方向を調整し適切に機能させるため多くのパーツが再設計されています。丸穴車と角穴車の間に新たに追加された中間車が、香箱の回転方向とともにムーブメントの歯車全体を逆方向に回転させます。鏡に映したかのように反転した脱進機と調速機により、輪列は正しく動きます。また、ヒゲゼンマイの巻き上げ方向も同じように反転しています。ダイヤル側、ウブロコピーケースバック側どちらの機構も細部まで完璧に手仕上げされています。
2つのバリエーション
 バックページ・グリーンはローズゴールドケースとプラチナケースの2つのバリエーションがあり、それぞれ世界限定25本のリミテッドモデルです。ローズゴールドモデルには18Kローズゴールド製アプライドインデックスが合わせられ、ブラウンストラップが採用されています。プラチナモデルには18Kホワイトゴールド製のアプライドインデックスとブラックアリゲーターストラップが合わせられています。
マニュファクチュールの創立15周年を記念し、モリッツ・グロスマンは伝統的な彫刻技法であるトレンブラージュ仕上げを施した新たな限定モデルを発表しました。エングレーバーはビュランと呼ばれる工具の角を地板に押し当て、そのまま前後左右に細かく動かし続けます。この技法はその動作が表す通り、フランス語で「震え」を意味する「トレンブラージュ加工」と呼ばれるようになりました。トレンブラージュ彫刻を施すためには、繊細で時にダイナミックな動作を絶えず相応の力加減で続ける必要があります。均一な仕上がりを得るためには、多くの忍耐と熟練した経験を要します。温かみのあるジャーマンシルバー製のダイヤルに彫金を施しざらつきのある印象的な質感へと仕上げています。
 アラビア数字のインデックスとスモールセコンドのスケール、そして19世紀に用いられていた「M. GROSSMANN」のロゴがくっきりとダイヤルに浮かび上がります。これらは一枚の地板をインデックスやスケールのラインに沿って彫ることで立体的に形作られており、ダイヤルと一体です。シャープに仕上げられたエッジは際立ち、数字や文字の表面部分にはポリッシュ仕上げが施されています。
 15周年記念モデルのダイヤルにはマニュファクチュール創立年と現在を意味する「2008-2023」と「15」の数字が刻印されています。文字盤に当たる光の反射により、この特別な刻印を時にはっきりと浮かび上がらせ、また時に地のトレンブラージュ仕上げに馴染ませます。ブラウンバイオレットに焼き戻された自社製の針は創業時から変わらず追求し続けているモリッツ・グロスマンのクオリティの高さを表しています。
関連リンク:https://supakopitokei.blogspot.com/ 関連リンク2:https://zuppncy.ti-da.net/ 関連リンク3:https://supajhrt.pixnet.net/blog
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momokoakaile · 4 years
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gallery hydrangea様 公募展「戯の森」🌳 メインビジュアルを担当させて頂いております! 作品応募の締め切りは明日です🐶 ご興味がおありのかた、ぜひ🤸‍♀️✨  詳細は @gallery_hydrangea 様へ😄✨💖 #戯の森 #戯れ #作品募集 #公募作品 #galleryhydrangea #曳舟 #東向島 #gallery #展示情報 #版画家 #版画 #画家 #アート #ビュラン #木口木版画 #木口木版 #細密画 #美術 #芸術 #momokoakaike #赤池ももこ #woodengraving #woodworking #prints #printmaking #printmaker https://www.instagram.com/p/CCAW72NnkUn/?igshid=75ggxclpbr9s
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euphorique-m · 5 years
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明日6/17~22までのギャラリーアートポイントでのグループ展「Stories」新作2点旧作1点のAbsinthe spoonを搬入設置してきました。
老舗のギャラリーのライティング演出はとても素晴らしく、自分の作品とは思えないくらいに美しいものとして展示されてます。
art-point.jp
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antiquesplusgreen · 5 years
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ビュラン
もう5~6年、いや7~8年にもなるでしょうか、彫金師さんに頼まれて仕入れたビュラン。
金属を彫る刃物なのですが、いやー、僕、その時までまったく知りませんでした。
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グリップに人差し指を巻いて、お尻に親指をあてがい、グッ押し切ります。
熟練の技を見ると、もう神業ですね。
僕は押す刃物全般に苦手でして、刃先がつるーんと走るイメージしか湧いてこないんです。
あ、誤解無きよう、引く刃物も苦手ですよ。
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honnakagawa · 5 years
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12月23日(日) 曇天模様の空の下。 オープンしています。 三連休中日です。 今日は19時まで営業していますよ。 最近のニュースを見ていると涙が出てくる。 歳を重ねて、怒りよりも先に悲しみがやってくることが多くなりました。 自分にできることは少ないかもしれないけれど、一つ一つ。 身近な嬉しいニュースや幸せは大切に。 #本中川 #本屋 #松本市 #長谷川潔 #ビュラン #版画 #銅版画 #クリスマスの夕べ #soirdenoël #生誕100年記念展 #長谷川潔の世界 #図録 #朝日新聞社 #古い本 (Matsumoto, Nagano) https://www.instagram.com/p/Brt61W4hSu7/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=4tfbb8kb5wrm
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tsumabikiya · 3 years
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制作ツールのこと。 ~消しゴム版画に使う刃物編~
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~刃物編~
にしようと思ったんですが、よく考えたら豆本もめっちゃ刃物使うんで分けるために長ったらしいサブタイトルに。
 というわけで今日は出会う方々から一番よくご質問がある 「消しゴム、何で彫ってるの??」 についての話です。
ってもSNSでは結構語ってるんですが、まとめとしてここに記事にしておこうかなと…
だから「もう知ってる」とかゆわないでね。
線を彫るとき、面を彫るときなどで刃物を使い分ける作家さんも多いですが、わたしの場合「彫り」に使うのはほぼ1本です。
たまにもう1種、ごくまれにその他の刃物…というかんじ。
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メインの1本はこれ、道刃物工業株式会社さんの「ラビ―ナイフプロ」です。
仏像も妖怪も正倉院文様も豆本の文字版もぜんぶこれ。
真剣にもうこの子がいなかった時期には戻れないというくらい愛してる。
道刃物工業株式会社さんは彫刻刀の製造をメインにされている会社です。
木彫用の鋼を使って消しゴムはんこの制作に適した形状に仕上げた消しはん専用の彫刻刀も出しておられ、界隈でファンが多いメーカーさん。
細かい図案や文字を彫るため通常の彫刻刀では刃が厚すぎたのですが、このラビ―ナイフプロは見ての通り刃が薄く角度も23度とかなり鋭いです。
彫刻刀というよりデザインナイフの上位互換。
これね、何が素晴らしいって、あたりまえだけど替え刃式のカッターやデザインナイフとは鋼材が違うので、安定感がすごいうえに彫り心地が最高なんですよ
デザインナイフを使っていた時は硬めの消しゴムを彫ると刃先が欠けてしまうこともちょくちょくあったんですが、これに替えてからは起きてません。
刃先だけで細かいところを彫るときも、刃の中ほどまで使って大きく彫り込むときも、動きに引っかかりがないし
刃はかなり薄めなのにしなることもなくて思った通りに彫れるし
替え刃式のデザインナイフでありがちなガタつきや緩みもないし
柄が木なのでプラや金属の軸と違って長時間握ってても疲れにくいし
まだまだいいとこあるからいくらでも続けられるんですがラビ―ナイフプロの話だけで終わっちゃいそうなのでこの辺にしとくね
イベント限定販売を経て、現在は一般販売されています。
細かいはんこが大好物な方に全力でおすすめ。
匠~TAKUMI~ ラビ―ナイフ プロ|道刃物工業株式会社(サンプル画像につまびきやの彫り画像お使いいただいてます)
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メインの次に使うことが多いのはこれ。
細めの三角刀です。こちらも道刃物工業株式会社さんの製品。
……。
別に道刃物さんの回し者じゃないですよ?
たぶん
どうかな
えーと、三角刀の話でしたね。
細めと書きましたが、具体的には1.5㎜です。
よくある図工用の三角刀が大体5㎜弱とかなので…ほんと細いです。
前述の「消しゴムはんこの制作に適した形状に仕上げた」彫刻刀がまさにこれで、木彫用と並べるとその違いがはっきり分かります。
参考に道刃物さんのブログ置いときますね↓
三角刀の歴史と形状の違いを解説します!|道刃物工業株式会社
記事中のは通常のゴムハン刀ですが、プロ仕様の「匠シリーズ」も、同様に先端がとがった形になっています。
木彫用の先端が引っ込んだタイプと違い、先端がとがっていることでちゃんと思ったところから彫り始められます。
寝かせて一定の力で動かせば同じ幅の細い線が彫れるので、ラビ―ナイフプロでは刃を入れにくい部分の線彫りや長くまっすぐ彫りたいときに使っています。
わたしが使ってるのは口金のある旧タイプのハイス鋼ゴムハン刀なので、今は売ってないです
ラビ―ナイフプロと同じ匠シリーズの三角刀はこれですね↓
匠~TAKUMI~ 三角刀 1.5㎜|道刃物工業株式会社
この二つ以外はほとんど使わないんですが、最近わたしの中でアツイ刃物があるので近々それ使って作品作ろうと目論み中
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ビュランっていうんですけど
まあ道刃物さんのですよもちろん
製品への信頼度が高すぎてほんとここの刃物ばっかり使ってるからさぁ…
ビュランは銅版画や木口木版などに使われる特殊な道具です。
「彫る」というより「削る」とか「刻みつける」。 三角刀とはまた違う、繊細な線が出せます。
こちら、ショップのカテゴリは彫刻刀でなく木版画用の「版画刀」です。 なかなか扱いが難しい刃物なので、も少し練習してから使うつもり。
これでモフモフを彫りたい。
ハイス ビュラン スクエア2㎜|道刃物工業株式会社
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結果としてただの道刃物工業ダイレクトマーケティング回になりましたが後悔はしていない
良いものは良いのです
紹介してないけどいっぱい面白い刃物作っておられるのでぜひサイトを探検してみてくださいね
わたしが夏ぐらいに木口木版に手を出してたら笑ってやってください。
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制作活動をご支援いただけるツールとしてOFUSE箱を設置してみました。
気が向かれたらよろしくお願いします。
つまびきやにOFUSEする
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cafemeganebooks · 3 years
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【展示のお知らせ】
2月17日より、CAFEめがね書房ギャラリースペースにてU・Yuriさんによる木口木版画展『壺天の星』を開催いたします。
木口木版(こぐちもくはん)とは、黄楊(つげ)や椿などの堅い木を輪切りにした面(木口)を版面とし、目のつんだ堅い木を版木として用いて、銅版画で使われるビュランという鋭利な刃物で微細な線や点を彫りこんでゆく版画のことです。細密な表現を特徴とし、18世紀末から19世紀にかけて、書籍や雑誌の図版(挿絵)としてさかんに制作されていました。
このような時期ですが、感染症防止対策をしっかりとしつつ開催いたしますので、木口木版画のシンプルで美しい世界を是非お楽しみ頂けたらと思います。
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U-Yuri
木口木版画展『壺天の星』
会期:2021年2月17日〜3月14日
   平日12:00〜19:30 土日11:00〜17:00
休廊:2/21日、22日 3/1日、7日、8日
会場:CAFEめがね書房
入場無料
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#CAFEめがね書房
#めがね書房
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#ART
#U-yuri
#個展
#木口木版画
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takahikohayashi · 2 years
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Takahiko Hayashi, Kamuy Yukar 5—Chihayokpehe I sat between the ears of my own body (2008) アイヌ神謡集の著者、知里幸恵 生誕100年(2003年)を機に制作を進め、2009年に完成した林孝彦の木口木版連作全21作品のうちの一作品。作品のテーマとなった「カムイユカラ」とは、アイヌに伝わる自然の神々の物語(神謡)のことです。木口木版は、木を輪切りに切り出した硬質な面を版材とする技法で、ビュランという彫刻刀を用いることにより、細密な線を表現することができるのが特長です。カムイユカラにインスピレーションを受けた林がイメージを昇華し、限られた樹木の面に見せる精巧な表現は、まるで自然界と人間界とを結ぶ宇宙のような広がりを見せ、新たな物語となって私たちの前に現れます。 <作家ステートメント> 2022年は”アイヌ神謡集“の著者、知里幸恵没後100年にあたります。多様な共生社会を目指すグローバル化された現代、その在り方を考える上で彼女の書き残した世界観は深い意味を持つと思います。元は祖母らによって口頭で語られたモチーフであり、私自身抽象的表現を旨としてきましたので、制作にあたっては個々の具体名が持つイメージを払拭し、特有の“ケサヘ”と呼ばれる繰り返すリズムなどと共に語り継いだ自然と共に生きるものすべての肉体とたましいが行き来するスパイラルのカタチを模索する日々でした。カムイユカラ連作5作目 “私のよろいの耳と耳の間に座って” はフクロウの神が自ら語る肉体とたましいの在り様の印象的な表現で、版となる柘植の木口のシルエット形をそのまま使った作品。
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makililac · 1 year
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エングレーヴィング 試し刷り
ビュランで彫った後にバニッシャーで慣らす作業工程があることを知りました。
刷り上げた後先生に「エングレーヴィングは数年単位で上達するものだから」と言われて、挫折するのも仕方がないと思います。私もできる気がしない。
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shokobekki · 2 years
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【日記】
近くの世界の片隅。 この時期は彼岸花が、忽然と現れて消えるのだけど、今年は、つぼみのようなひっそりとした群落を発見。センダンの木には、オリーブみたいな青い実がたわわだ。これを小鳥が巧みについばんで、道端に、きれいな種が散らばるのだ。
台風去って、気温がずいぶん落ち着いた。朝はもう寒いくらい。とはいえ、大きな紙から切り出したり折ったりとか、また「磨く」作業のときはやっぱりまだ暑い。版木の表面を仕上げる作業とか、ビュランを研ぐ作業とか。これが何ともうまくいかない日というのがあって、数時間、汗だくになってしまった。。
かたや鉛筆削りは妙に調子が良くて、一瞬でぴんぴんに。勢いで、架空の山を一つ描いてみる。描き終わるとまた汗がにじみ出ていた。よし、この山を掘り起こそう。ああ...また予定外の仕事が増えたぞ。
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shuntsuzawa · 4 years
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夜街彫刻 20200719 ダニエル・ビュラン《From One Place to Another From One Material to Another Passages In and Out》1993-4 新宿アイランドタワー #DanielBuren #artnightcruising (新宿アイランドタワー) https://www.instagram.com/p/CD6cNEED72_/?igshid=mpuqglpnjdlu
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32j · 4 years
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ダニエル・ビュラン
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