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#中国は五輪ボイコットを恐れ
feminism-lesbianart · 4 months
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東京レインボープライド2024へのイスラエル大使館と BDS対象企業からの協賛についての公開質問状 〜植民地主義と民族浄化・ジェノサイド共犯と決別するために〜
NPO法人東京レインボープライド 御中
貴団体の長年にわたるLGBTQ+権利運動への貢献に敬意を表し、感謝申し上げます。 きたる2024年においても、プライドに集うことを心待ちにできることは多くの人にとって大きな喜びにつながるものと思います。
1994年の東京での最初のパレード以来、プライドは良くも悪くも大きな成長を遂げてきた観がありますが、その過程で、東京レインボープライド(TRP)が、立ち上げから間もない2013年から東京五輪開催を控えた2019年までの7年間にわたり、イスラエル大使館の協賛を受け続けてきたことを振り返らないわけにはいきません(*1)。当時、すでに「イスラエルのピンクウォッシング」が活動家・研究者などに知れわたっている状況になっていたにもかかわらず、同大使館のブース出展やステージ登壇、広告掲載などを通じてTRPはピンクウォッシングに協働し続けました。このことは、長年のパレスチナの人びとの苦難を敢えて無視するのみならず、イスラエルによる暴虐・戦争犯罪に敢えて加担し、それを常態化させ加速させることにほかなりませんでした。そして、現在、2023年10月7日以来、とめどもなくガザ地区(人口の半分が子ども)と軍事占領下のパレスチナ全土に襲いかかっているイスラエル国家によるジェノサイドと民族浄化(殺戮、傷害、破壊、強制移住、集団飢餓、非人間化)につながる役割を果たしてしまったと認めざるをえないのです。 イスラエルによる犯罪への加担を看過・許容した人びと、止めることができなかった人びと、わたしたちは、その責任の重大さを痛感せねばなりません。同時に、これを終わらせるために行動を起こす必要があります。
この大きな失敗をしっかりと踏まえ、二度と繰り返さないために、今こそ、貴団体がその立場を鮮明にするべき時ではないでしょうか。 大量虐殺者の側に立つのか。土地を追われ、財産を奪われ、殺されている者の側に立つのか。 人権運動に連なる団体として、あまりに自明のことかと思います。
貴団体は、ウェブサイトでこう述べています。 「多様な誰もが公平に、そして自分らしく幸せに暮らせる未来のために、私たちはあきらめない。」 ……多様性・自由・平等をもとに謳われたその「幸せに暮らせる未来」は、誰かを踏みつけた上に築かれたものであってはならないはずです。LGBTQ+の生と権利は、西側先進国の特権などではなく、日本を含めたグローバルな先住民の権利運動や入植者植民地主義抵抗運動との連帯を強めなくてはならないでしょう。 「これまで積み重ねてきた歩みをみなさんと共に振り返り、しっかりと次世代につなげていく、そんな機会にしたいと考えています。」 ……現在地までを「共に振り返り、しっかりと次世代につなげていく」ために、わたしたちは、貴団体に対し、以下、2点を質問させていただきます。
(質問1)TRPは、2020年〜23年においては、イスラエル大使館の協賛やブース出展などは受けていないものと認識していますが、これは間違いないでしょうか。 また、2024年において、そして、イスラエル国家がパレスチナの占領・アパルトヘイトを終結させるまで、たとえ先方から協賛の申し出があったとしても受けることはないと誓約してくださいますか。
(質問2)これまでの取り返しのつかない失敗をあがない、二度と繰り返さないための方法、その一歩として、「Queers in Palestine」(*2)からの要求に応答することが可能です。その第1項は、「イスラエルの資金提供を拒否し、イスラエルのすべての機関との協力を拒否し、BDS運動(*3)に参加してください。」という要求です。 TRPが2017年〜23年に協賛を受けたアクサ(AXA)、2020年・21年・23年に協賛を受けたヒューレット・パッカード(HP/HPE)は、パレスチナの市民社会からボイコットが呼びかけられている企業です。AXAとHP/HPEにとって、TRPはよい評判を得るための絶好の機会ですが、それで血塗られた手を拭うことはできません。ジェノサイドと共にあるプライドなどありえず、TRPがピンクウォッシングに協力すれば、プライドを売り渡し、パレスチナ殺戮に手を染めるに等しい事態となります。日本と世界のLGBTQ+コミュニティーズを背景に得てきた力を持つTRPが、両企業からの協賛を絶つことには重要な意義があります。パレスチナのクィアと人道の危機からどうか目を背けないでください。 2024年において、そして、AXA、HP/HPEがイスラエルのアパルトヘイト政策を支援してパレスチナでの人権侵害から利益を得ることをやめるまで、たとえ両企業から協賛の申し出があったとしても受けることはないと誓約してくださいますか。
ジェノサイドと民族浄化、占領暴力を終わらせる行動の輪に加わってください。 事態の緊急性が高いため、恐れ入りますが、2024年1月18日までにご回答いただけますよう、お願いいたします。
お尋ねなどありましたら、気軽にご連絡ください。 なお、この質問状は送付と同時に公開させていただきます。
2023年12月28日
フツーのLGBTをクィアする フェミニズムとレズビアン・アートの会 足立・性的少数者と友・家族の会 レインボー・アクション
(*1) わたしたちは、この間、毎年なんらかの形で批判を行い、2016年、18年、19年にはイスラエル大使館協賛にかんする抗議文を発出してきましたが、これに対し残念ながらイスラエル大使館とTRPから一度も応答はありませんでした。 https://feminism-lesbianart.tumblr.com/tagged/trp
(*2) https://queersinpalestine.noblogs.org/post/2023/11/08/87/ 「パレスチナのクィアからの解放へ向けた要求」(日本語あり) 声明に賛同署名できます。脱植民地化解放運動に積極的に関与することが必要です。
(*3) https://bdsmovement.net/Act-Now-Against-These-Companies-Profiting-From-Genocide 南アフリカ共和国のアパルトヘイトを終わらせた国際連帯運動にならい、BDS=ボイコット・ダイヴェストメント(投資引き上げ)・サンクションズ(制裁)を呼びかける国際キャンペーン。 AXAのボイコットについては → https://bdsmovement.net/axa-divest HP/HPEのボイコットについては → https://bdsmovement.net/boycott-hp https://bdsmovement.net/BoycottHP-GazaGenocide-Update (TRPが協賛を受けた日本ヒューレット・パッカードはHPE系の企業です。HPブランドの企業・製品・サービス全てがボイコット対象です。) なお、近年にTRPが協賛を受けてきたアマゾン(Amazon)、Disney、Airbnb、Googleも、現在、圧力をかける対象となっています。
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PDF版はこちら。https://drive.google.com/file/d/1OXBOBd9rTU2lq0RXhcVX7Eg_Bfbt5Tpr/view
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2023年1月20日追記:NPO法人東京レインボープライドからの返信https://feminism-lesbianart.tumblr.com/post/740022720990953472/trp2024-noresponse
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ari0921 · 2 years
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月23日(火曜日)弐
通巻第7129号
 中国テニスの女王、奇跡的に公的活動に姿を現した
  中国は五輪ボイコットを懼れ、異例の復帰を認めざるを得なかった
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 「行方不明」というのは、数ヶ月の取り調べ、刑務所という意味をもつ。女優のファンビンビンは、いまも獄中にあると推測されている。
日本の朱建栄・東洋学園大学教授の場合も、数ヶ月、「行方不明」だったが、日本が大きく騒いだので、ふらりと帰国した。しかし朱教授は、あの「行方不明」のときのことを一切語らない。
 2013年に朱は7ヶ月も中国当局に「二重スパイ」の容疑で拘束されていたが、突如開放され、以後は中国共産党の見解を鸚鵡返しのように述べ、ウイグルにおける人権侵害、ジェノサイドは「西側の誇大報道だ」と言いはなっている。
 テニスの女王、膨師が共産党大韓部の張高麗に「迫られて」不倫関係にあったとネットの投稿したのが11月2日。直後から消息が途絶えた。普通なら、こうした場合、最低でも数ヶ月は拘束される。
 世界テニス連盟が世界大会から中国を排除するなどと騒ぎ、さらに北京五輪をひかえた中国にIOCも圧力をかけたようだ。大阪なおみ選手ら、世界的な著名プレイヤーも安否を気づかう投稿を始め、世界のジャーナリズムがここぞとばかりスキャンダラスな報道合戦。この報道感覚の「差」に中国はいかに鈍感でも、危機を認識しただろう。
 11月20日、人民日報系の『環球時報』が編集長名義で「まもなく公の場に復帰する」と予測記事を流し、直後の11月21日に北京のテニス大会に出現、またIOCのバッハ会長とのテレビ会談もアピールした。共産党の演出に過ぎないが、世界大会出場や海外への旅行が認められることはないだろう。
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kijitora3 · 2 years
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日本が外交ボイコット最初に表明しないといけないのにな
これで選手が行方不明になって中国の人質になる恐れが強まったが
中国に入国するということはいきなり身に覚えのない麻薬容疑で捕まって終身刑か死刑を宣告される危険にさらされるということだから
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dolcissimamiavita · 2 years
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2021年に読んだ本から印象に残ったものを何冊か
ピエール・クラストル 『国家をもたぬよう社会は努めてきた』
ノブレス・オブリージュという言葉の本当の意味は、首長が民に対して負債をもつということなのかもしれない。民が首長に負債を持ち貢納を納める国家において、支配と服従の関係が前提されるのとは反対に、国家を持たぬ社会では、民の代弁者でもある首長が、民に気前よく与え民を飢えさせないことが彼の義務で、その義務を果たさない首長は直ちに引きずりおろされる。そこで首長が命令せず、権力を持たないのは、それによって社会に分断を生じさせないためだった。アマゾンの部族のフィールドワークに基づく視点は革命的なまでに刺激に富む。
 
アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』
ロリータの本名ドロレスがスペイン語で苦痛を意味することの重い意味、ロリータの視点から小説を読む意味、それは、この書物を禁書にしておきながら、法定結婚年齢を18歳から9歳に引き下げ、少女との結婚になんの躊躇もないイスラム共和国で、ミサイルとミサイルの間にジェイムズを読み、アメリカに死をという喚声を聞きながらグレイトギャツビーを読む彼女たちこそ、切実に理解できるのだろう。文学が役に立たないなどと誰が言ったのか。彼女たちにとって文学こそがが生きるための糧、想像力という名の武器をもつ手段だったのではないだろうか。
ナディア・エル・ブガ『私はイスラム教徒でフェミニスト』
こういう本を待っていたかもしれない。差別されているといわれるにもかかわらず、モロッコ出身でフランスで性科学者として活躍する著者の生の声は力強く知性にあふれ、真の意味で宗教的。なぜスカーフをかぶるかの問に、他者の視線から身を守るためではなく、神と直に接するためだと言う著者は、大事にするように神から託された肉体なのだから、自分の体も他人の体もいとおしむ、そこが性的関係の出発点だという。男性本位の解釈で歪められてきたコーランの著者による再解釈は目からうろこ。イスラム化される以前のモロッコのベルベル人の自由な発想がそのような再解釈を可能にしたのかもしれない。
高橋たか子『装いせよ、わが魂よ』
肩書も職業も住処も捨てて赤裸になる、それが神の前で装うということだろうか。言葉のよく通じない異国の地で、住むべき場所を求め、ふと街角で耳にした旋律を求める波子の道程は垂直的で、あるときは教会の地下の暗闇の奥のオルガンに、あるときは雪に覆われた山の上の修道院に。だが、ひとりひとりの人間にキリストが内在するのならば、自らの内部にもまた存在するはずで、それなら住む場所さえ必要ないのかもしれない。最後のページで、野営地から野営地に、ふいと風に吹かれるようにしてうつろってゆく後ろ姿には、なにか霊的な輝きがさしていた。
 
高橋和巳『邪宗門』
国家権力にすり寄る既成宗教とは逆に、信仰を貫き汚濁の世を変えるために、負けるとわかっていてもあえて国家権力に翻す叛旗のもとに、死を肯定し死に急ぐ信徒たちの群像、泥水に浸かった城の破壊は、さながら中世フランスのカタリ派のモンセギュール落城を想起させる。ともすれば気味の悪い自己満足に陥りがちな新興宗教の内面を、千葉潔という、心に底知れぬ空洞をもった漂泊者の視点から冷ややかに描くことで、逆説的にその深さを剔抉した本書は、戦中戦後を描く汗牛充棟の書物のなかでも宗教と国家の確執を描き切った点で類を見ない作品と言える。
 
カトリーン・マルサル『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か』
たしかに、黙っていても夕食が出てくるのが当然と思っている人の思想など子どもの遊びのようなもので、思想の名に値しないだろう。自立して合理的で客観的な判断のできる個人を前提にした経済学が退屈なのは、それが男による男のための学問でしかなく、たとえば夕食係が夕食づくりをボイコットするだけで、たちまち崩れ去る脆い楼閣にすぎないからだ。たがいにケアしあい依存しあう、ときには気まぐれで非合理的な判断を下すこともある人間のための、「恐れや欲を食い物にするのではなく、それを克服するため」の新しい経済学が今必要とされている。
『ピエール・ルヴェルディ詩集』
シュルレアリスムの旗手という紋切り型で語られる詩人だが、通読後の印象は、むしろ孤高の神秘主義とでも形容したくなる。中年になってからカトリックの洗礼を受けて後半生を修道院で送り、エリュアールら盟友が政治的に参加する詩を書く大戦中も、世の中から隔絶して創作した彼の詩は、宗教的観念があからさまに表現されることはないものの、異質なイマージュの結合を通じて、超越的な何かを幻視する試みのように思える。特に「奇跡」「言葉が降りる」。前者はベタニアのラザロ、後者は聖霊降臨を連想した私の読みは間違っているだろうか。
チャールズ・ローゼン『古典派音楽の様式』
ブーレーズによるウェーベルン全集(一回目)でピアノを務めたことでも知られる著者の本を読むのはこれで4冊目だが、いつも思い出させてくれるのは音楽の知的な理解と感性的な聴取が両立すること、前者が後者の質をさらに高めてくれること。譜例を引用しての楽曲分析は専門用語も多いのに、退屈などころか、その曲を一層深く聴きたい気にさせてくれる。ベートーヴェンのハンマークラヴィアソナタでの、三度音程が全楽章にわたってどれほど重要な役割を果たしているかのくだりは、推理小説のような面白さ。ハイドンのピアノトリオやモーツァルトの弦楽五重奏曲の分析も。曲名索引が充実しているので座右において事典的に使いたい。
匹田剛『これならわかる ロシア語文法』
良く書かれた文法書は一つの町あるいは一つの世界に似ていて、見知らぬ町に迷いこんだ私の手をとってやさしく導いてくれる、通りや店や人々の場所や名前を少しずつ覚えるにつれて、その町の輪郭が徐々に明らかになってゆく喜びは何ものにも代えがたい。同じ著者の初級者向けのを買ったが物足りず、上級までカバーした本書ではじめていくつもの疑問が氷解した。語学書に読了はありえず、無料アプリのDuolingoでの毎日の勉強で生じた疑問を辞典的に調べるだけなのだが、この本に出会えて心から感謝している。
川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』
四つの物語のなかで表題作がいちばん好き。解体の途中の隣家に夜中に忍び込んで、真っ暗闇のなかでかつての住人であった死者を想像するうちに、彼女と語り手の間にながれだすひそやかな魂の交流、いないはずなのにすぐそばにいるような感覚。孤独に不妊に悩む語り手と同じように、隣家の住人も、女友達との間に子どもを産みたいという不可能な希望とともに生きて死んでいったのだった。彼女たちの体にまとわりつく藤の花びらとベートーヴェンの32番のソナタの第二楽章は此岸と彼岸の架け橋かのように思える。静かに流れる水のような透明で静かな文体。
金石範『火山島 第三巻』
植民地時代の小学生のときに奉安殿に小便をひっかけて逮捕されたことのある李芳根は、今では資産家の跡継ぎの無為徒食、革命への参加を促されても腰は重い。かといって、反共勢力による革命の弾圧にも憤る。どちらにも肩入れしない曖昧な態度のままに、自宅の書斎で酒を飲むばかりの彼の視点から見た4・3蜂起は、双方の立場の限界と機能不全を明らかにした。日本による統治は終っても、その負の遺産はあちこちにくすぶり、差別された島の怨恨は鬱積し、和解への摸索も頓挫する。数年後には朝鮮全土をまきこむことになる戦争の予兆。
川野芽生『Lilith』
藤棚が解体��れると知らずに巣を作っている鳩のようなものなのかもしれない、私は。私を構成していたはずのものは消え失せ、ネジを巻こうとしても手首のどこにも竜頭がみつからない。ここは私の居場所ではない、ここではないどこかへ、しかしどこへ?ゆきどころはみつからない。世界という異郷では、人が人を恋するというのも奇習にしか思われない。油絵のほうがもしかして実在で、私はその絵を覆うガラスにつかのまうつる影あるいは夢のようなものだろうか。人ではなくて馬に生まれ変われば、蹄にかけたいものもいくつかはあるのだが。「みづからの竜頭みつからず 透きとほる爪にてつねりつづくる手頸」
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xf-2 · 3 years
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【ロンドン=板東和正、北京=三塚聖平】中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の少数民族ウイグル族らの監視・統制を目的とした「再教育」施設で、性的暴行などが組織的に行われていたと報じた英BBC放送の報道が国内外で反響を呼んでいる。報道は施設に収容されたウイグル族らの証言に基づいており、専門家は「(性的暴行などを裏付ける)最も恐ろしい証拠だ」と断言。同自治区への調査団の受け入れを中国に求める声が英米などで高まっている。
 BBCは3日、施設で組織的に性的暴行や拷問を受けたとする女性らの証言を報じた。2018年に約9カ月間収容されたウイグル族のザイウドゥンさん(42)は複数回、2~3人の男に集団でレイプされたと語った。体内に入れた電気棒に通電される拷問も受けたという。
 ザイウドゥンさんによると、施設では毎晩のように、覆面をした中国人の男たちが収容中の女性を別室に連れ出していたという。別の元収容者は「(女性の悲鳴が)施設内に響き渡っていた」と話した。
 約18カ月間収容されたカザフスタン出身の女性は収容中、性的暴行の手助けをさせられたと証言した。ウイグル族の女性らの服を脱がせ、動けないよう両手に手錠をはめることを強いられたという。施設の元警備員は、拷問のほか、収容者に食事を与えない虐待もあったと明らかにした。
 ウイグル自治区の人権侵害を調査するドイツ人の人類学者、ゼンツ氏は証言について「想像していたよりも明らかに深刻な性的虐待と拷問があったことを示している」とし、「私が見た中で最も恐ろしい証拠だ」と述べた。英国のアダムズ外務閣外相は4日、「(BBCの報道は)悪魔の所業を明らかにした」と指摘。「英政府は断固たる対応をとる」とし、国際的調査の必要性を強調した。
英政府はこれまで、ウイグル自治区での強制労働による原材料や商品が英国のサプライチェーン(部品の調達・供給網)に流通することを防ぐ措置をとってきた。ラーブ外相が同自治区での人権侵害を理由に22年の北京冬季五輪をボイコットする可能性を示唆するなど、中国への批判を強めている。
 BBCなどによると、報道を受け、米国務省の報道官も「深く憂慮している」とし、即時に独立した国際的調査を許可するよう要求した。オーストラリアのペイン外相も、国連監視団が直ちにウイグル自治区に入ることが認められるべきだと訴えた。
 一方、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は4日の記者会見で「女性への組織的な性的暴行や虐待は全く存在しない」とBBCの報道内容を否定。汪氏は5日の会見でも「フェイク(虚偽)ニュースや偏見のある報道にだまされたり、ミスリードされたりすべきでない」と述べた。
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caumo · 3 years
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昨年5月の「読売新聞」と「韓国日報」の共同世論調査によれば、40代の対日感情が最も悪く、日本を「信頼できる」が8・5%しかない反面、「親しみを感じない」が14・7%と、反日の中核世代は40代であり、文政権の強固な支持層と重なる。彼らは韓国経済が飛躍的に成長するのとは対照的に、日本経済が沈滞化する時代に育っている。  一例として、東京では300円台で牛丼が食べられるが、ソウルではひと昔前は300円台だったカルビクッパが最近では千円以上もする。デフレに喘ぎ「安くなった日本」と、反日の土壌が肥大化していったのは表裏一体なのだ。。 このような日韓逆転現象は多岐にわたる。古くは日本のインスタント食品を扱うメーカーが、食糧難に苦しむ韓国救済のために製法をタダで教えた。半世紀を経て、中国や米国で躍進しているのはメイドインコリアの即席めん。日本製品は世界の人々の嗜好が変化するのに対応を怠り、ガラパゴス化しているのが現状だ。  さらに「韓国生まれ」のメッセージアプリ「LINE」が、日本では行政のコロナ対策にまで使われている。情報流出の恐れがあるのに、メイドインジャパンのアプリは生まれない。 こうした現状が「対馬だって韓国のものだった。中国の3分の1も韓国のものだった」と言って憚らない、世界の人々が首をかしげる歴史認識を強めさせ、反日が政治的にも有効なツールとして位置づけられてきた。
韓国政府は「五輪ボイコット」を叫ぶものの… 高まる日本旅行熱で「国民のほとんどは無関心」 | デイリー新潮
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kurano · 2 years
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※ 36年ベルリン五輪でナチスが増長 自由と民主主義を守るためなら外交的ボイコットも必要だ(三枝成彰)
https://news.yahoo.co.jp/articles/750bd718d6f87105cc74387dbeba0830c66c227c
 みんな横並びでボイコットすればと思うけれど、でもそれはそれでペテンだよね。だって、五輪をボイコットしたからと言って、われわれが中華経済にどっぷりと浸かっているという事実は糊塗できないでしょう。これだけは中国の工作機械でなければ済まないからこっそり輸入させて下さい! というレベルの話ではない。
 じゃあ、北京政府に、その罪を自覚させるために、全ての貿易が止まる覚悟で、三枝さんは、中国人に代わってネジの一本を町工場で作ってくれますか? という話です。
 デカップリングの話にも繋がるけれど、中国依存を止めて中国以外に生産拠点を移せば良いとか、中国以外で稼げば良いとか、あんたら何を戯言を言っているんだ! としか思えない。
 中国の生産力、消費力を、いったい世界の何処が代替できるの? ベトナムは今でも中国の代替地として生産力を上げているけれども、それでも人口はたったの1億。タイは世情不安、周辺国の安定度や教育レベルはお話にもならない。フィリピンも使いものになるのはほんの一部。もちろん消費に関しても同様。インドの勃興に期待したいけれど、現状では、われわれが期待したスピードで中国の代替地と見做すほどには成長できていない。
 世界の誰も中国の代わりは務まらない。その現実を見れば、デカップリングがいかに絵空事か解ろうというもの。
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jaguarmen99 · 2 years
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WTAのサイモン氏は、メールを受け取ったことは認めつつ、次のような声明を出している。「より懸念が深まった。本人が書いたものと信じるのは難しい。いかなる強制や脅迫なしに、彭氏が自由に話すことが認められなければならない。性的暴行についての彼女の告発が尊重され、完全な透明性および検閲を受けることなく調査されなければならない」中国にとって幹部のスキャンダルは、あってはならない重大事件だ。中国情勢に詳しい拓殖大学教授でジャーナリストの富坂聰氏が、騒動と当局によるメール公開の背景について語る。「外交問題に発展するのを恐れているのでしょう。米国のバイデン政権は中国の人権問題を理由に、来年の北京冬季五輪に外交使節団を派遣しない『ボイコット』を検討していると言われます。外務省の報道官も連日、海外の記者から今回の騒動について聞かれ『外交問題ではない』と答えている。メールを公表したことにより、当局としての見解を示したかったのでしょう。ただ、やり方がまずい。メールのスクリーンショットを見せただけで、『彭氏は安全で不倫はウソだ』と信じろといってもムリがあります。かえって疑惑を増幅させた感さえある。彭氏が当局に拘束されているとは考えづらいですが、監視下にあるのは間違いないと思います」
不倫告白の中国テニス選手 国営放送が「無事報告」の戦慄背景 - ライブドアニュース
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hangorin · 3 years
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パリ郊外オーベルヴィリエ市では2024年パリ五輪の練習用プール建設のために労働者の菜園が破壊されようとしており占拠闘争が行われています。6月23日 #NOlympicDayの世界同時行動として、この地でも集会が持たれます。以下は、その集会の呼びかけ文です。
パリ郊外オーベルヴィリエ市の占拠闘争地における6月23日「国際ノーリンピックデー」
日本の人々は東京五輪を望んでいない。パンデミックが収束しない中ほぼ一年前から、あらゆる世論調査は回答者の8割近くが2021年夏のオリンピック開催に反対であることを示している。東京大会のスポンサー68社の一つである(日本の「ル・モンド」と呼ばれることもある)全国紙の朝日新聞すらも、東京五輪中止を求める社説を2021年5月26日に掲載した。6月12日には医学雑誌ランセットが開催反対派の議論を支持する「2020年オリンピック大会をめぐる国際的な対話が必要だ(We need a global conversation on the 2020 Olympic Games)」という記事を掲載している。
しかしながら東京五輪組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、東京都庁、日本政府は、高まる一方である反対の声を無視し続けている。イギリスの日刊紙「ガーディアン」によると、この固執の単独にして唯一の理由はカネである。この「連帯の祭典」なるものの組織者たちは、すでにつぎ込んだサンクコストをそのまま捨てることができずにいるのだ。一年間の延期を決定した際に500億円の保険金が下りたあとで、中止をカバーする保険が見つからなかったため、彼らにとって中止という選択はますます不可能なものとなっている。
ウイグル、チベット、香港の人々は2022年の北京冬季五輪を望んでいない。20年前には、2008年にオリンピックを中華人民共和国の首都で開催するという決定は「北京の近代化により中国と世界の格差を埋め、新世代の中国人が持つ新しい望みに応える」大いなる機会であると考えられた。現在、こうした幻想を維持することは不可能である。ある人々にとって、東京五輪の開催が「国民意識を鼓舞・統合することを目指す」スペクタクルによる原子力災害の耐えがたい矮小化であるなら、北京五輪の開催は、強制収容されているウイグル人、1949年以来自由を剥奪されているチベット人、そして基本的な権利をまさにいま失いつつある香港人にとって、国際社会による習近平の政治の承認に他ならないであろう。
1948年にIOCは、6月23日をオリンピックデーとする、と決定した。東アジアにおけるオリンピズムへの反対者たちは、自らの要求を訴えるためにこの日を選んだ。その要求とは東京大会および北京大会の中止である。日本では東京都庁前での集会のあと、デモ隊が新宿を行進する。シドニー、ウィーン、ベルリン、ロサンゼルスでは(日本領事館前やその他の場所で)#NOlympicDayのハッシュタグの下、連帯行動が予定されている。他方北京五輪への反対者は、同日に世界各地、とりわけIOCの本部があるローザンヌでの行動を予定している。
この日、2024年パリ五輪の主催者たちは、イエナ橋と、最先端を行くメガイベントの「使い捨てコップ」モデルの象徴たるグラン・パレ・エフェメール(パリ五輪後の取り壊しが織り込み済みの施設)でオリンピックデーを祝う。パリ五輪およびまたはそれがもたらす数々の災害に反対する私たちは、世界中の友人たちにならい、オーベルヴィリエの労働者菜園(住所:6 avenue de la Division Leclerc, 93300 Aubervilliers)で#NOlympicDayを開催する。この菜園はオリンピック練習用プールのために破壊されることが予定されており、5月23日以来占拠闘争が行われJAD(Jardins à défendre:近年フランス各地で展開されている、無駄な開発に反対するZAD闘争のもじり)と呼ばれている。午前中には東京五輪への反対行動に遠隔参加する。午後には世界各地のオリンピックの問題を検討する。夜には原子力の記憶—ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ—を忘却させるために、日本国家が1964年と2020年の東京オリンピックをどのように利用したかについて、サブ・コーソ(高祖岩三郎)の著作、Radiation and Revolution(仏訳は2021年にEditions Divergencesが発行)を使って学ぶ。著者は途中からインターネットで議論に参加する予定である。
オーベルヴィリエのJADにおける国際ノーリンピックデーのプログラム
11 時:東京における反五輪デモの生中継と遠隔参加
14時:2022年北京冬季五輪についての議論:ボイコットか、中止か、廃止か?
15 時半:法的制約:五輪関連法と開催都市契約の問題
17 時:日本料理ワークショップと共同炊事
18時半:高祖岩三郎著、Radiation and Revolution(特に第二章Catastrophic Nation)をめぐる議論。
21時:食事
場所:オーベルヴィリエ労働者菜園、6 avenue de la Division Leclerc, 93300 Aubervilliers
主催:Saccage 2024
https://saccage2024.wordpress.com/
@Saccage2024
新宿デモに生電話で届けられたアピール
Greetings from JAD to Shinjuku!
日本のみなさんこんにちは。今日は2024年のパリ・オリンピックのために破壊される恐れのあるオーベルヴィリエの菜園から、連帯のあいさつを送ります。
この菜園は1930年代から存在していて、一世紀近く、人々が食費を浮かせるために野菜を植えてきた歴史があります。
またパリ郊外の貧しい地域であるオーベルヴィリエにおいては大変貴重な緑地でもあります。
パリ・オリンピックの競技用ではなく、練習用のプールを建設するために、市当局やオリンピック関係者はこの菜園をコンクリートの下に沈めようとしています。
僕たちはこの馬鹿げたプロジェクトに反対するため、今日からちょうど一ヶ月前の5月23日からこの菜園の一部を占拠しています。
最近フランスでは、無駄な開発プロジェクトを阻止するための占拠行動が活発です。その戦術はZADと呼ばれています。ZADとは「Zone à défendre」の略語で、「守るべき土地」という意味です。それに倣って、オーベルヴィリエのこの菜園は、現在「Jardins à défendre」を略してJADと呼ばれています。
先々週にはJADとつながっている緑地にブルドーザーが侵入し工事を開始しました。そのためにこの辺りに住んでいるハリネズミが死んだことを、JADの仲間たちは確認しました。
オリンピックはどこの都市で開催されても、常にこのような馬鹿げた開発を伴います。というよりも開催国のエリートたちは、馬鹿げた開発を進めるためにオリンピックを招致するのです。
パリ五輪では他にも、県立公園の民営化や、弱い立場にある人々の強制的な立ち退きなど、多くのオリンピック開催都市で見られた悪事が繰り返されそうとしています。五輪に向けた治安強化のために、顔認証など問題のあるテクノロジーを導入する動きも進んでいます。日本では2020年の三年前に当たる2017年に共謀罪が可決されましたが、フランスでも今年になって治安関連法が可決されました。
ところで「近代オリンピックの父」であるピエール・ド・クーベルタンはフランス人です。ですがクーベルタンがとんでもない人種差別・性差別・階級差別主義者であったことは、実はフランスでもあまりよく知られていません。
新宿にはクーベルタンの銅像が建っているそうですが、フランスにはそんなものはありません。クーベルタンはあまりにも問題の多い人物なので、余計なことはしたくないのでしょう。
オリンピックに反対する人たちの中には、次のように批判する人がいます。近年のオリンピックはクーベルタンの理想とかけ離れている、だからダメだ。けれどもオリンピックはそもそも最初からひどいものだったのではないでしょうか。
だから僕たちも日本の皆さんと連帯します。オリンピックのない世界を目指しましょう!
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omiznewsviews · 3 years
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習近平国家主席は頻繁にバッハと電話会談し、たとえば5月7日の会談でも、1月25日の会談でも「東京五輪の開催を支援する」と言っているが、これは、東京五輪がコロナのせいで開催されなくなると、人権問題として来年冬の北京冬季五輪にも影響が出てくると考えていることは明らかだ。 つまり中国はウイグル問題を抱えており、そのためにアメリカなど西側諸国から2022年の北京冬季五輪ボイコットの動きが出始めている。日本は東京五輪があるので決して北京五輪ボイコットとは言わないだろう。だから東京五輪を支援する。 また、もし東京五輪が中止になったとすれば、それはコロナ感染のためだ。 コロナ感染を拡大させたのは、2020年1月の春節期間に習近平が「武漢は封鎖しているのでコロナ感染はすでに安全でパンデミック宣言をする必要はない」とWHOのテドロス事務局長に言わせたことに大きな原因がある(詳細は2020年1月27日のコラム<「空白の8時間」は何を意味するのか?――習近平の保身が招くパンデミック>や2020年1月31日のコラム<習近平とWHO事務局長の「仲」が人類に危機をもたらす>など)。 コロナ感染責任論が爆発的に持ち上がってくるのを習近平は恐れている。 だから東京五輪はどんなことがあっても断行してほしいのである。
バッハ会長らの日本侮辱発言の裏に習近平との緊密さ|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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ari0921 · 2 years
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織田邦男先生よりシェアさせていただきます。
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希望的平和志向 脱皮を
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     櫻井よしこ 
 米中の価値観をめぐる対立の顕在化で両国間の妥協の余地が狭まりつつ ある。米外交専門誌「フョーリン・アフェアーズ」11・12月号でシカゴ大 学のジョン・ミアシャイマー教授は米国が長年、中国の現実から目をそら してきた結果、両国間紛争は回避不可能な状況に達し、人類は核戦争への エスカレーションの危機にあると、警告した。
 米中対立はそれほど深刻である。決して起こしてはならない核戦争を防 ぐため、私たちはかってないほどの決意で現実を見詰め、責任ある思考を 巡らせなければならない。
 核戦争の危険を避けるには、米国が恐ろしいほどの軍事力を東アジアに 配備し中国を抑止することだとミアシャイマー氏は書いた。岸田文雄首相 の持論「核なき世界を目指す」という漠とした考えでは日本および周辺諸 国を守り切ることはできない。ではこの危機をどう乗り越えるか。
 米国は明確な戦略変更を打ち出した。そのひとつの現象が12月9日、10 日に開催する民主主義サミットであろう。約110の国・地域を招き、2 日間のオンライン会議で1各国が自国の民主主義の実態を確認し、21年 後、足らざるところを埋めて共同で対処するというものだ。
 一国だけでは中国の脅威には向き合えない、同盟諸国や価値観を同じく する国々と繰り返す。頼りないとはいえ実践例のひとつがこれであろう。
 バイデン米政権は米軍配備の指針「世界規模での軍事態勢見直し (GPR)」で、中国を念頭にインド・太平洋地域に重心を移す方針を示 した。部隊の大規模配置は見送った。米国の小幅な戦略見直しはここでも 諸国の落胆を招いた。中国の脅威をかわすのに米国を頼りつつも世界全体 が積極的に協力すべきところに来ているのである。
 中国は米国の民主主義サミットに対抗して12月4日、「中国の民主」を 発表した。同報告を貫くのは「全過程人民民主」という中国流民主主義の 正当性を強調する強引な主張だ。
24ページにわたる主張は、習近平氏が中 国共産党のトップとなった 「2012年以降、中国は素晴らしい成果」を おさめてきたという自画 自賛から始まる。これはおよそ全ての文書の枕詞 (まくらことば)として 使われる習氏への個人崇拝促進表現だ。
 習氏に絶対専制独裁体制は民主とは程遠いが、中国は言う。「中国の民 主」は人民が国家の主だと。人民には投票権も立候補権もあり、政府批判 の権利、言論、報道、集会、結社、デモ、信教の自由もあると。
 それにしては、香港の自由な言論空間は、あっという間に消えた。香港 の選挙は形だけとなった。自由も民主的選挙も既得権益の塊である一党独 裁の中国共産党には絶対に受け入れられないものだ。
 中国は民主の旗を立てながら、その実、非民主的な力の行使に何の抵抗 も感じていない。その統治の方式は中国が他国に勢力を伸ばすとき、非統 治国にも必ず適用されるはずだ。
そのことを岸田文雄政権は肝に銘じて対 中外交を展開しなければならな い。甘い考えで国と国民を守れると思って はならない。
恐ろしいほどの野心を抱く習氏だが、一方で国際社会の批判におののい ているのか。「中国の民主」に続いて翌5日には「米国の民主状況」を発 表させ、米国の民主主義を切って捨ててみせた。
米国社会の人種差別、富 の偏在、大資本によるメディア支配、名目だけ の言論の自由などと弊害を あげつらっている。
 中国の指摘は一面の真実を突くものではあるが、中国にも米国と同じか それ以上に深刻な同様の問題があることを彼らは認めない。
 米中両国の価値観の戦いの中でわが国が人類社会に対して担う責任は重 い。第1に、日本は世界第3の経済大国として、基本的に自力で自国防衛 をなし遂げ、米国をも支え、協力する姿を全世界に示すことだ。
たとえば 中国が台湾、尖閣、沖縄を奪取するための基本戦略と見なす第 1列島線に 米国の中距離ミサイルではなく、わが国の技術で製造する中 距離ミサイル を配備することだろう。
第2に、米国とも異なり、無論中国とは正反対の日本の文化と価値観に 基づく国家観を打ち出すことだ。中国に位負けせずに言うべきことを言う ことだ。たとえば北京五輪についてバイデン米大統領は11月18日、「外交 的ボイコットを検討中」と語った。英国を含む欧州諸国も同様だ。わが国 こそ真っ先にそれを言わなければならない。
せっかく、国際人権問題担当首相補佐官を設け、中谷元・元防衛相を起 用した。首相は中谷氏に明確な発信を指示すべきだろう。中谷氏は補佐官 就任と同時に中国の人権問題に物言わぬ人となったが、物言わぬのであれ ば更迭すべきだ。
台湾問題に関する林芳正外相の沈黙も国民のみならず、国際社会の疑惑 を深めている。対照的に中国が林氏擁護に熱心だ。
そもそも中国は日本の政治家をどのように分析しているか。中国共産党 機関紙、人民日報系の「環球時報」の編集長は9月5日、「日本の政治家 はせいぜい中国に対する口先攻撃で満足する人々だ。安全保障における攻 撃的な行動を取る勇��は絶対にないだろう」とツイートした。
 日本の政治家をこのようにおとしめる一方で、彼らは林氏を称賛する。 林氏が外相就任時に日中友好議員連盟の会長を辞した件について環球時報 は11月19日、東北アジア戦略研究所の?志剛首席専門家の論文を載せた。
?氏は、林氏の日中議連会長辞任は「一人を殺して大勢の見せしめにし よ うとするものだ」と批判し、「(林氏ら)知中派は日本の保守的思考 を食 い止める清流勢力だ」と持ち上げた。中国に物言わぬ「知中派」は 何より も中国の国益につながると見ているのであろう。
今はあらゆる意味で戦うときだ。「台湾有事は日本有事であり日米同盟 の有事である」(安倍晋三元首相)。「中国が台湾に侵攻すれば多くの 人々にとって恐ろしい結果になる。米国は断固として台湾に関与する」 (ブリンケン米国務長官)。両氏のように明確なメッセージを発信して中 国に誤解させないことが肝要だ。自民党公約を見れば首相は宏池会の希望 的観測に基づく平和志向からの脱皮を意図しているのだろう。ならば迅速 に行動で示すべきだ。
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カナダ人金メダリスト、平昌五輪中に韓国の食用犬を救出して話題に
4万国アノニマスさん  ムン・ジェイン大統領に彼女の話を聞かせてあげるべき 5万国アノニマスさん  どうしてこんな残酷なことが許されてるんだろう? どう考えれば韓国人は動物虐待を容認できるの?これは凄く悲しくなるよ 6万国アノニマスさん 彼女は金メダルにふさわしいね!犬肉取引は生理的に受け付けないし、韓国は全てにおいてボイコットされるべき! 7万国アノニマスさん  何でみんな犬肉を食べることについてこんなうるさく言うんだろうこれは文化の問題だし、肉は肉だろ俺達だってモフモフのウサギを食べるじゃないか 8万国アノニマスさん 良いことじゃないか恐ろしい犬肉産業の関心を高めることは何であれ良いことに決まってる 9万国アノニマスさん 残念ながら犬を食べる人は最も忠誠心のある相棒だという存在価値を分かってない本当に嫌になるね…
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ボイコット危機の平昌五輪で韓国が恐れる本当の“敵”とは
北朝鮮が相変わらず騒動を続けている。  ここ最近だけを見ても、7月4日、28日と続けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、8月29日と9月14日には日本の上空を超えて太平洋にミサイルを発射した。その間の9月3日には、6回目の核実���を断行している。  こうした動きに対して、国連は経済制裁を強化。そして米国のドナルド・トランプ大統領は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と言葉の応酬を繰り広げている。ト Source: 中国・韓国・アジアのニュースまとめ
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xf-2 · 3 years
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来年2月の北京冬季五輪を巡り米紙ワシントン・ポストは26日付のコラムで、中国による新疆ウイグル自治区でのジェノサイド(民族大量虐殺)や香港の反民主主義的弾圧を理由に、トヨタ自動車を含むスポンサー企業に「ボイコット」を呼び掛けた。
2024年までの最高位スポンサーのトヨタが東京五輪・パラリンピックでは、新型コロナウイルス感染拡大やトラブル続出のため開催に反発する声に配慮し、国内でのテレビCM放映を見送ったことを紹介。中国と比べ「日本人は刑務所に送られると恐れることなく自由に不満を表明できる」と指摘した。
北京の人権侵害の実例を踏まえ「何事もなかったように体制を正当化する式典に企業幹部が集まるのは考えにくい」と訴えた。(共同)
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ari0921 · 3 years
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歴史問題持ち出し言いたい放題の中国 反論できない日本政府
 中国政府が新疆ウイグル自治区で100万人以上のウイグル族を弾圧している問題について、米、英、カナダなどEU(欧州連合)は制裁に踏み切り、オーストラリアとニュージーランドも制裁賛成の共同声明を出した。
 しかし、日本政府はG7(主要7か国)の中で唯一、制裁に加わっていない。米国から制裁参加を要求されても菅政権が及び腰なのは、与党内に制裁に極めて慎重な二階俊博・自民党幹事長と公明党という頑強な親中国派勢力がいるからだ。
 また、中国経済に依存する日本は、中国内での組織的な不買運動も恐れている。実際に、中国では新疆ウイグルでの人権問題を懸念する声明を出したスウェーデンの「H&M」や米国「ナイキ」製品への不買運動が広がり、SNSでは無関係の日本の衣料メーカーをターゲットにする動きまであるのだ。
五輪ボイコットがコワイ
 拓殖大学日本文化研究所客員教授の宮崎正弘氏は、「次は五輪で、日本は中国と米国の双方から踏み絵を迫られる」と指摘する。
「欧米では人権問題で来年の北京冬季五輪のボイコットを求める動きがあるが、日本政府はそんなことを言えば中国が東京五輪に不参加となるかもしれないと恐れている。日本は欧米と中国の板挟みになってなんとか制裁をせずにやりすごそうとするでしょう。強い外交にはバックに軍事力と情報力が必要だが、日本にはどちらもない」
 もし、日本が人権問題で制裁に加わるならば、それ以上の報復が待ち受けている。
「中国は日本企業の駐在員を拘束するといった逆制裁をやってくると思われる。過去にも関係がこじれた相手国の国民を拘束して自国の言い分を飲ませる人質外交を繰り返してきた。中国に進出した日本企業は無防備だから、かつて反日暴動で現地企業が襲われた。それと同じことが起きる懸念があるから日本政府は弱腰になる」(宮崎氏)
習近平がコワイ
 そんな日本政府の足元をみて中国側は言いたい放題だ。中国外務省の華春瑩・報道局長は3月25日の会見で、加藤勝信官房長官が「深刻な懸念」と発言したことについて、こう反論した。
「日本は慰安婦問題という人道上の犯罪で言葉を濁している。彼らは人権を尊重していると言えるのか」 「日本の侵略戦争で3500万人を超える中国人が死傷し、南京大虐殺で30万人以上が犠牲になった」
 ──と“中国側の歴史認識”を持ち出して非難したうえで、日本に「歴史を直視し深く反省し、言葉を慎むように望む」と居丈高に言い切った。
 日本が少しでも批判がましいことをいえば、中国は“口撃”も100倍にして返してくる。情けないのは、そこまで言われても、日本政府が再反論もしないで黙り込んでしまうことだ。
 政府の体たらくぶりにさすがに自民党内からも、「中国に反論すべき」という声があがっている。外務副大臣や自民党外交部会長を歴任した城内実・代議士が語る。
「中国が歴史の捏造や歪曲で日本を批判して黙らせようとするのは常套手段だが、これまで正面から反論しなかったから対等な関係でものがいえなくなった。
 日本は『中国が日本の80年近く前の戦前の歴史問題をいうのは、自分たちが現在やっていることを隠すためだ。言うべきことは言う』と反論し、対等の立場で中国に『これ以上、人権を弾圧するなら日中友好は崩れますよ』と警告して、態度を改めさせる努力をするべきです。
 不買運動や邦人拘束などの嫌がらせを怖がってはいけない。日本との経済関係が悪化すれば中国も困る。日本と同様に中国との経済的結びつきが強いドイツのメルケル首相も、こと人権問題では中国制裁に踏み切った。
 ここで日本が怯んで制裁に加わらなければ、国際社会に日本は人権に鈍感な国だという間違ったメッセージを送って信用を失うことになりかねない」
 中国に「NO」と言えずにいい顔をする外交が、まさに国を危うくしている。
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