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#宮崎正弘の国際問題先読み
ari0921 · 2 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)3月9日(土曜日)弐
   通巻第8170号
 米議会下院、TIKTOK禁止法案を可決
   EU委員会はアップルに20億ドル、メタに13億ドルの罰金
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 2024年3月7日、米下院エネルギー・商業委員会は「TikTokの米国内での利用を禁止する法案を全会一致で可決した。
この委員会可決は最終決定ではなく、本会議で審議されるため、まだ先行きが決定的になったとは言えないが、親会社バイトダンスにとっては衝撃だろう。
TIKTOKの利用者は全米で1億5000万人以上あり、モンタナ州では、利用禁止法が成立している。違反者には1万ドルの罰金が課せられる。TIKTOKのCEOはすでに二度、議会証言に喚問されているが、ロビィストを雇用して議会工作を進めてきた。また議会にはTIKTOK禁止法など「とんでもない」と利用者から抗議の電話が集中したとの報道もある。
 下院の「中国問題特別委員会」(ギャラガー委員長)ら超党派の議員団が「TIKTOKの親会社=北京字節跳動科技(バイトダンス)は共産党の管理下にあり、米国の安全保障にとって深刻な脅威だ」と指摘していた。
 TIKTOKは中国で6億人、インドでも1億2000万人が利用している。日本でも2700万人がユーザーという統計があり、若者が熱中していることが分かる。
 ヨーロッパでは米国のハイテク大手に厳しい制限をかける措置が連続している。なにしろEU委員会とういう官僚機構は奇怪な法律をつくる可笑しな集団である。
 アップルはEU委員会から独禁法違反を問われ、20億ドルの罰金を課された。2020年4月から独禁法違反の捜査がはじまり、65回もの聴き取り調査の挙げ句、EU委員会のマサレト・ベストタガーが発表した。具体的にはスウエェーデンの企業と音楽ストリーミングに関して争っていた。
 2023年にメタはデータプライバシー侵害として13億ドルの罰金を課せられた。米企業側にとって言いがかりという感覚で、トランプが四つの裁判で起訴されているが、いずれも法理論的に無理筋で、選挙妨害の嫌がらせと同様な感覚で捉えているようだ。
 ブリュッセルは、新たな法的手段を用いて最大手のテクノロジー企業の行動変容を強制し、中有小企業の活躍できるオンライン分野を創出するのだと大義名分を掲げた。
EUの「デジタル市場法」はアップル、アマゾン、グーグル(親会社のアルファベット)そしてTIKTOK、メタ、マイクロソフトの六社が「やるべきこと、してはいけないこと」のリストを導入する。「私たちは、行動を変えることが目的である」とEU委員会は言う。
 専門筋は「大手ハイテク企業にこれらの新しい規則を遵守させるのは大変だろう」と先行きの大仕事を見ている。
 EU委員会は左翼、グローバリストの巣窟がエリート顔してあつまるところでブラッセル本部はベルギー国民からは評判がたいそう悪い。なにをしているかと言えば、無駄な報告書を起草し、昼はワインで議論し、結局は誰も読まないレトリックの長文の作文が得意である。それを議決するEU議会もダボス会議のように左翼に蝕まれている。フランスで、ワインを飲みながら革命を語るサロンに偽知識人があつまったが、かれらを「サロンマルキスト」と言った。あれと同じ、ヨーロッパ文明の復興というシナリオは考えにくい。
 このEU委員会の「次の標的」はXと言われている。
罰金を巨額にして、EUはメタ、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなども「デジタル市場法」違反だとしている。そんな法律を何時つくったのだ。
 この所為かどうか、フォーブス恒例の「世界大富豪500」ランキングで、イーロン・マスクは首位の座をベゾスに明け渡した。ベゾスの個人資産は2000億ドル、マスクは1980億ドル。ちなみに三位はフェンディ、ルイビュトン、ディオール、ジバンシー、セリーヌなどのLVMHのCEOのベルナル・アルノー。
 財閥の評価は所有株式の時価だから株式の乱高下があれば順位は入れ替わる。マスク率いるテスラ株は年初来、3月7日までに24%の下落を示している。
 かつて財閥ランキングは持ち株より不動産の時価だったから、西武の堤義明が世界一となったこともあった。
 ともかく大手ハイテク企業、これまでの爆走にブレーキがかかった。
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onibi-onibi · 5 years
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深田萌絵『5G革命の真実』(ワック) @@@@@@@@@@@@@@  「三時間でわかる5G通信とITビジネスの未来」というキャッチだが、評者(宮?)がじっくりと読んでみても、横文字の連続する技術の説明部分はよくわからない。横文字と専門用語の羅列、結局、二回読んでも、難しい箇所は咀嚼できない。  というわけで本書を三回読む仕儀となった。 理工系の頭でないと、理解できないから諦めるかと言えば、そうではなく、本書は技術説明書ではなく米中戦争の技術覇権の舞台裏で展開されている諜報戦に重きを置いている。その文脈から外れないように、5Gの基本ラインを認識して読み直すと、いま欧米日が抱え込んだ難題が了解できる。 「中国製造2025」はトランプ政権に警戒ランプを灯らせた。だから習近平は三月の全人代では一言も「中速製造2025」に触れなかった。  ドイツは「インダストリー4・0」を推進すると宣言し、日本政府は「ソサイエティ5・0」である。 ならば米国は? 5G開発で中国に一歩か、弐歩の後れを取ったと焦燥感に苛立ちながらも実態が認識できた米国はいきなり「6G」に挑戦するようである。 4Gの現在、ほとんどの用は足りる。5Gになってもスマホのユーザーが取り立てて必要となる飛躍的利便性は、じつは「ない」。 5Gとは煎じ詰めれば通信規格であり、ならば米国は「次の次の」通信規格「6G」を先に開発すれば良いのである。 日本のメディアは米中冷戦を「5G覇権争い」という視点で捉えているが、筆者の深田女史は大胆な異論を唱えている。 すなわち「米中は通信技術のために争っているのではない。これは諜報インフラをめぐるグローバルな政治実質支配の覇権争いなのだ。近い将来、中国製5G基地局によって世界が中国共産党に実質支配されるインフラが完成するかどうかという瀬戸際にある」(74p)。 ここでようやく合点がいった。 5Gが必要なのは監視体制の強化、あらゆる個人データを管轄し統御する中国が必要としている技術であり、一般的商業レベルや工業用技術レベルでは、それほど必要な技術とは言えない、ということになる。 ▲中国がなぜ基地局に焦点を絞り込んだのか?  中国がもっぱら開発を収拾されているのが5Gのなかでも基地局であり、ここでデータを集め、解析するキイとするわけである。そのうえ中国は海底ケーブル網の構築にも力を注いでいる。  この要諦を本書は次のように恬淡として述べる。 「5Gは移動体通信の規格なのでターゲットは移動体(モバイル)になるのだが、スマホユーザーにとって、大容量のデータを一瞬でインターネットにアップロードする需要がそれほどあるとは考えにくい。ここにお裏の需要が存在する」   ならば、その隠された中国の目的とは?  「ありとあらゆるデバイス、コンピュータが持つデータを数秒で全て抜き取りたいという『個人情報を吸い上げようとするインフラを提供してほしい国』のニーズだ」(31p)。  深田女史の異色な分析は、グローバリスム時代の闇の繋がりがダークサイドにも深く浸透し、国際的なマフィアや、金融の詐欺集団にも狙われているが、台湾のIT業界がマフィア組織「青幇」と裏で連携しており、重要人物達の人脈がこんがらがっているという指摘がある。 この種の情報は香港、台湾あたりでよく耳にするけれども、こうした憶測的分析は裏が取れないので、評者らは記事にしない。 深田女史によれば、馬英九(前台湾総統)もTMSCもフォックスコンも裏で繋がっており、中国と緊密な連絡があるというのである。 英国がファーウェイの5G採用という英米同盟への「裏切り」に関して、著者が業界の情報から分析した部分も、えっと声をあげるほどに独自的である。すなわち英国は「中枢部分を除きファーウェイを採用する」としたが、現実の問題として、ファーウェイは英国に天文学的投資をしていること、立ち上げの段階ではMI6の元幹部がファーウェイに深く関与していた事実経過があり、逆に英国がファーウェイの情報をもぎ取ろうとしていたのではないか、とする。 また世界の半導体設計の80%を占める「ARM」社を孫正義が買収しているが、孫は果たして日本の国益のためにビジネスを展開しているのかとういう疑問が並ぶ。複雑怪奇、まるで次世代テクノロジー戦争は伏魔殿である。 このあたりの裏情報は本書に詳述されているので、ここでは省略する。 ▲欧州諸国の5G傾斜の���み方  肝要な部分は下記である。 トランプ政権が取引停止、ハイテク企業の買収阻止、スパイ摘発、インテルなどの中国への供給停止など一連の措置をとっているのは「競合を潰すために供給を絶つ」戦略の発動である。ところが中国はそれを見越して自製化を推進し、さらには台湾のファンドリー企業を駆使してきた。 そこで四月のホワイトハウスの会合でトランプは初めて「6G戦略」に触れた。 当面の中国主導の5Gつぶしに、「5G通信の高周波は、人体の健康に悪影響」というキャンペーンを始めたのだ。 環境保護とか異常気象に敏感な左翼やリベラル団体は、この呼びかけには応じる。 げんにベルギーは「市民はモルモットではない」としてファーウェイの5G不採用を決めた。だが、独英仏などは5G特許の五割をしめているため、米国のキャンペーンは時間��ぎにはなっても決定的な効果をもたらすか、とうかは不透明である。 なぜなら既に欧州で60%の国々がファーウェイの5Gを採用を決めるという動かし難い現実があり、ファーウェイは気がつけば、欧州市場でノキアとエリクソンを市場で凌いでいた。 ファーウェイのスマホ、基地局などのビジネスで欧州ならびに中東で298億ドルを稼ぎ出した。 かように技術の善し悪しで勝敗は決まらない、 最後は政治力である。日本は半導体開発から5G開発で、お呼びではない状態となり、半導体業界はみごとに米国に潰された。技術力ではなく、政治力に敗退したのだ。 さてそれなら6Gとは具体的に何なのか? まさに深田女史の次のテーマである。
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
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xf-2 · 5 years
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★ コートジボワールに抗議を!
在宅ロビー活動にご参加いただいている皆様、腹立たしいお知らせがあります。毎年12月に国連安全保障理事会で開催されてきた北朝鮮人権に関する会合が、一部の国の反対のため本年は開くことができませんでした。拉致問題を国際舞台で取り上げる貴重な機会が失われました! 産経はじめ各紙が報じています。 https://www.sankei.com/world/news/181208/wor1812080013-n1.html
安保理で会合を開催するには理事国15ヵ国中9ヵ国以上の賛同が必要です。2014年以来ずっと開催できていましたが、今年は賛同が8ヵ国のみで、持ち回り議長国のコートジボワールが反対したため頓挫しました。 北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は11月に、アメリカ以外の理事国に「平和への流れに逆行する」と強く反対する書簡を送っていました。残念ながら北朝鮮の手紙送付キャンペーンが功を奏してしまったようです。悪が正義に勝ってしまいました。拉致被害者救出に必要な圧力が弱まってしまいました。
腹が立つのは反対した国々です。中国・ロシアは北朝鮮と同類の「ならず者国家」なので、犯罪者同士かばい合うのはまだ分かります。しかしなぜコートジボワールが反対したのか! 「裏切り行為ではないか」と思いました。
コートジボワールは西アフリカにある人口約2500万人の共和国で、外務省によれば非同盟を掲げつつも、旧宗主国フランスを中心とする西側寄りの穏健かつ現実的な外交政策をとってきました。国民1人あたりGNIが1579ドル(日本は約4万5千ドル)の貧しい国で、日本からは2016年度までの累積で有償資金協力230億円、無償資金協力550億円、技術協力171億円が注ぎ込まれています。日本は第3位の援助国です。北朝鮮人道犯罪を幇助して日本に仇なすなら、全額一括で返してもらいたいです。
報道によればアメリカは、1月に再度開催を試みるとのことです。12月はコートジボワールの新任国連大使(夏に赴任したばかり)がなにか勘違いしたのかも知れません。再び開催に反対し、北朝鮮を利することは許されません。コートジボワール自身の国益にも著しく反します。911直後のブッシュ大統領発言を引用するなら、「すべての地域のすべての国はいま、決断しなければならないことがある。私たちの側につくか、それともテロリストの側につくかだ」ということです。
ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。全世界のコートジボワール大使館宛にメールを送って、人権会合開催への賛同を迫っていただきたいのです。例文コピペなら1分でできます。各国に駐在するコートジボワール外交官に読んでもらい、北朝鮮幇助が「ヤバい」という事実に気づいてもらいましょう。例文の内容は厳しいものですが、自滅的行動をやめさせようという友好親善の精神が根底にあります。
それでは皆様、いますぐお送りいただけると幸いです。1月の国連安保理で、なんとしてでも拉致問題を討議させましょう。北朝鮮大使とロビー活動で勝負し、勝ちをおさめましょう!
◆ 例文
件名: UNSC meeting on DPRK human rights など(タイトルは個々別々のほうがいいので、できれば変えてください。From ・・とあなた様の名前を入れても構いません)
本文: Your Excellency,
It is with deep regret that Cote d'Ivoire opposed to hold a UNSC meeting on North Korea's human rights record and forced the US to scrap the meeting. We strongly urge that Cote d'Ivoire recognise the seriousness of North Korea's crimes against humanity. https://news.abs-cbn.com/overseas/12/08/18/us-drops-bid-for-december-un-meeting-on-north-korea-abuses-diplomats
There are hundreds of Japanese citizens, including a 13-year-old girl, abducted by the North Korean government and Japan is strongly demanding for their immediate return. As Japanese Prime Minister Shinzo Abe told President Ouattara when he visited Cote d'Ivoire on January 2014, the Japanese government has been placing the highest priority on resolving the abduction issue. https://www.rachi.go.jp/en/index.html
One of the most shocking crimes against humanity that the North Korean regime is committing right now is systematic killing of half-Chinese children on racist grounds. According to the UN Commission of Inquiry report, the North Korean authorities believe mixed race children contaminate the "pureness of Korean race" and a witness told the Commission: "guards put the baby in a bucket and took it away saying 'the baby is not human' and '[it] does not deserve to live because it is impure.'" (Paragraph 426) Paragraph 432 stated: "In most cases, guards at the detention facilities in which repatriated persons are held force either the mother or a third person to kill the baby by drowning it in water or suffocating it by holding a cloth or other item against its face or putting the baby face down so that it cannot breathe." http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/HRC/CoIDPRK/Pages/ReportoftheCommissionofInquiryDPRK.aspx The BBC reported North Korea's slaughter of half-Chinese children back in 2003. It has been going on for decades. http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3204509.stm
The North Korean regime is beyond redemption. On 2 May 2014, North Korea's official Korea Central News Agency (KCNA) ran a sickeningly racist article. As CNN and The Telegraph reported, KCNA called President Barack Obama a "wicked black monkey" and wrote: "Africa's national zoo will be the perfect place for Obama to live, licking breadcrumbs thrown by visitors." "How Obama looks makes me disgusted," "As I watch him more closely, I realise that he looks like an African native monkey with a black face, gaunt grey eyes, cavate [sic] nostrils, plump mouth and hairy, rough ears." "He acts like a monkey with a red bum, irrationally eating everything," "(President Obama) had a disgusting monkey look, even though he is wearing a fancy suit like a gentleman." http://edition.cnn.com/2014/05/09/world/asia/north-korea-insults-obama/ http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/northkorea/10818450/US-condemns-North-Koreas-Obama-monkey-jibes.html The article is still on KCNA website. http://kcna.co.jp/calendar/2014/05/05-02/2014-0502-020.html
On 20 September 2001, President George W. Bush said: "Every nation in every region now has a decision to make: Either you are with us or you are with the terrorists."
Cote d'Ivoire now has a decision to make. Thank you for your consideration.
Yours truly, (あなた様のお名前)
◆ 翻訳文
大使閣下 コートジボワールが国連安保理の北朝鮮人権会合開催に反対し、アメリカを計画断念に追い込んだことは誠に遺憾です。コートジボワールが北朝鮮人道犯罪の重大性を認識するよう強く求めます。 (コートジボワールの反対を報じた英文記事のリンク) 北朝鮮政府によって13歳の少女を含む数百人の日本人が拉致されており、日本は即時帰国を強く要求しています。2014年1月に安倍総理がコートジボワールを訪問したときウワタラ大統領に伝えたように、日本政府が拉致問題解決を最優先課題としてきました。 (政府拉致問題対策本部HPのリンク) 北朝鮮がいま現在凶行に及んでいる数々の人道犯罪のうち最もショッキングなものの一つは、民族差別に基づく中国人の血をひく子供の組織的虐殺です。国連調査委員会報告書によれば北朝鮮当局は、混血児が「朝鮮民族の純粋性」を汚すと考えています。ある目撃者は委員会に、「看守は『この赤ん坊は人間でない。汚れているから生きる資格がない』と言いながらバケツに入れて持って行ってしまった」(パラグラフ426)と証言しています。 報告書パラグラフ432は、「ほとんどの場合、強制送還された女性が拘置されている施設の看守は、赤ん坊を溺死させるか、顔に布などをかぶせて窒息死させるか、うつ伏せに寝させて息ができないようにして殺すよう、母親か第三者に強要する」と述べています。 (国連人権高等弁務官事務所HPの報告書ダウンロードページ) BBCは、北朝鮮による中国人の血をひく子供の虐殺を2003年時点で報じています。何十年も続いているのです。 (BBC記事へのリンク) 北朝鮮政権は更生の余地がありません。2014年5月2日に北朝鮮の公式メディア・朝鮮中央通信(KCNA)は、病的なほど人種差別的な記事を掲載しました。CNNやテレグラフが報じたように、KCNAはバラク・オバマ大統領を「劣悪な黒いサル」と罵り、次のように書きました。 (ヘイトスピーチ英訳と記事リンク) 記事はいまだKCNAホームページに掲載されています。 (KCNA記事へのリンク) 2001年9月20日にジョージ・ブッシュ大統領は、「すべての地域のすべての国はいま、決断しなければならないことがある。私たちの側につくか、それともテロリストの側につくかだ」と述べました。 いまコートジボワールは、決断しなければならないことがあります。ご検討ありがとうございます。 敬具
★ 総連破産で拉致被害者を救出できる!
お蔭さまで12月8日に発売された拙著『朝鮮総連に破産申立てを! 血税1兆円以上が奪われた』(展転社)はご好評いただいています。 https://amzn.to/2QqLi7p 大御所・宮崎正弘先生がブログで書評を書いてくださいました。 http://melma.com/backnumber_45206_6767187/
12月13日にチャンネル桜「Front Japan 桜」に出演し、本で一番述べたかったことを解説しました。朝鮮総連に破産申立てをすれば、破産手続中止と引き換えに拉致被害者を取り返せるという事実です。 https://youtu.be/GcuvmVaazvg?t=1h1m4s
99年4月20日に金正日は、朝鮮総連の当時の徐萬述第一副議長に対して、「総連は父なる首領様の貴重な革命遺産である、我々はどのような方法と手段を使っても総連を無条件に死守し存続をさせなければなりません」という秘密教示を出しています。秘密といっても広く知られていて、国会で西村眞悟先生が言及したこともあります。 金正恩はこの教示に拘束されます。朝鮮総連は金日成の「貴重な革命遺産」であるから、「どのような方法と手段を使っても」「無条件に死守し存続をさせなければ」ならないのです。破産申立てをされて破産管財人の管理下に置かれたら、そのままにできないのです。何が何でも中止させなければなりません。そのために日本政府に見返りを提供する必要が生じます。拉致被害者です。 破産中止は極めて有効な交渉カードとなります。最低でも数人と交換できます。
平壌はいま氷点下です。私たちの同胞が凍えながら助けを待っています。なんとしてでも朝鮮総連破産を実現し、拉致被害者を救出しましょう!
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sasakiatsushi · 6 years
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「批評」はいま、どこにあるのか?(ないのか?)
(「クイックジャパン」連載「イズミズム」第七回)
 7月の29日と30日の土日二日間、渋谷のアップリンクファクトリーで、「第一回批評サミット:批評家トライアスロン!」なる催しを行なった。これは(以下、告知テキストより)音楽、映画、文学、サブカルチャー、ネット言論、アダルトビデオ等々、様々な分野で「批評」の最前線に位置する顔ぶれを一堂に集め、バーリトゥード的にライブで生批評を繰り広げる、5時間×二日間=計10時間に及ぶ前代未聞のトーク・イヴェント」ということで、何を隠そう(?)、今まさにその二日目を終えて帰宅したところなのだ。今回は、最初は大塚英志氏の何冊かの近刊について書こうと思っていて、でももう少し考えた上でと考え直して、続いては仮称「ニュー・ニューアカ」なるものについて書いてみようと思いつき、かなり書き進んでもいたのだが、急遽、やっぱりこのイベントのことを書きたいと思う。  7月の末、よりにもよってフジロック・フェスと同日程で(笑)、なにゆえにわざわざ、このような「前代未聞の」試みをやることになったのか、実際的な経緯は、まあ色々とあったのだけれど、僕はかねてから一度こういうことをやってみたいと思っていた。  「批評」という言葉の意味するものは色々とあるだろうし、僕自身にも明確で厳密な「批評」なるものの定義付けがあるわけでは必ずしもないのだけれど(先回りして書くなら、むしろそれを知るための足掛かりを得られたらというのが今回の動機のひとつだった)、これはまさしく本連載で廻り道をしながら問いつつあることとも繋がっていると思うのだが、たとえば「音楽批評」があり「映画批評」があり「文芸批評」があり、というような、個々のジャンル=表現形態の領域ごとにおいて、定義はともかくも「批評」と呼ばれるような営みが、現在、誰に、どのように必要とされているのか?、あるいは、そもそも「批評」と呼ばれ得るような営みは必要とされているのか?、それは必要なものなのか?、といった問題について、実際にそれぞれの「批評」の現場に居て、読者としての僕から見て際立って意識的な活動を継続していると思える書き手の方々に一堂にお集りいただいて、彼(女)らの考えを是非聞いてみたい、という気持ちが、以前からあったのだ。断っておくが、この問題は、いささかも理念的なものではなくて、徹底してアクチュアルな問いである。つまり、今、他ならぬ今、「批評」とはいかにして成立可能なのか?、ということなのだ。  また、個別的な専門分野=プロパーに関わる「批評」であっても、それが本質的なものであれば、必ずそのプロパーの「外部」と接触せざるを得なくなっていくものだと思うし、そのプロセスの中で、プロパーの限定自体が無くなっていくことだってありえる。もうひとつ、これは僕自身の経験も踏まえて言うのだが、ただ何事かについて自分の考えたことを言葉を用いて書けば、その出来はどうであれとりあえず「批評」ではある、という幸福な(?)時代はおそらくとっくに終わってしまっていて、常に必ずそうである(べき)というわけではないにせよ、それなりに筋を通して「批評」をしようとするのなら、それはなかば必然的に、何らかの意味での「実践」的なるものへ繋がっていかざるを得ない、ということも事実だと思う(よく言うことだが、HEADZがやっていることは、コンサートやツアーのプロデュースも、雑誌FADERの刊行も、CDレーベルも、すべてが僕にとっては「批評」の一環である)。そうしたことどもについても、自分以外の色々な意見を聞いてみたかったのだ。  今回、参加していただいた八名の方々は、いずれもそれぞれのジャンル/プロパーの最前線で活躍されている書き手である。以下、いまだ記憶に生々しい二日間のドキュメントを記してみたいと思う。  初日のトップバッターは、吉田アミさん。「ミュージシャン/ヴォイス・インプロヴァイザーとしての国際的な活動の一方で、人気はてなブロガーでもあります。また最近は、各種雑誌などへの寄稿も精力的に行なっています」(告知に僕が書いた紹介文より。以下同じ)。まず早速、「人気はてなブロガー」って何よ?、というツッコミから話はスタートした(笑)。それを言うなら「はてなダイアラー」でしょ!、と。その通りでした。彼女がインターネットにサイトを開設したのはけっこう昔で、最初は自分がネットを廻って見つけた面白いネタをストックするために始めたのだが、次第に自分の身辺雑記や思考のメモみたいなことも書くようになった。彼女が「人気はてなダイアラー」になったのは、何と言ってもそのブログ(http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/)における、その時々の精神状態がそのまま転写されてるかのようなアップダウンの激しい文体のユニークさと、そこで開陳される様々な意見の常識や通念とは違った意味での真っ当さによるものだと思う。はてなを含むブログの登場は、既存の紙媒体とは異なるライターのリソースを供給するようになったが、彼女はまさに「はてな」が生んだスターのひとりだと言える。今回のゲストの中では異色の存在かもしれないが、僕が彼女と話したかったのは、いわゆる「ネット言論」における倫理について興味があったからで、誰もが自由に自己を表現し自説を吐露できるインターネットという場所だからこそ、自分の言葉が、以前なら決して出会うことのなかった筈の「他者」たちにちゃんと通じるためには、ある種辛抱強い態度表明と、時には思い切った振る舞いも必要なのだ、ということを教えていただいた。コメント欄やトラックバック、キーワード検索などの機能が充実したはてなのようなコミュニティにおいては、いささか乱暴に言ってしまえば、多少の文才と戦略さえあれば、ちょっとばかり目立つことはさほど難しくはない(と僕は思う)。だが、ブログでのプレゼンテーションを超えて、今やオフラインでの文筆活動も次々と行ないつつあるアミちゃん(と急に愛称)には、才能や資質はもちろんのこと、書き手としての覚悟と自省もきっちりと備わっているのだとあらためて思った。  「雨宮まみさんは、現在、極めてエネルギッシュな取材・執筆を行なっている注目のアダルトビデオ・ライターです。色々な意味で「批評」という行為が成立しにくいAVというジャンルにあって、愛情と文章だけを武器に、業界への疑いや自分自身への迷いも混みで奮闘している姿に感銘を受け、是非お話してみたいと思いました」。豊田道倫『東京の恋人』について書いてくれたことがきっかけで僕は雨宮さんの存在を知った。彼女のはてなダイアリー「雨宮まみの「弟よ!」」(http://d.hatena.ne.jp/mamiamamiya/)を読むと、AVという「売れる/売れない」イコール「抜ける/抜けない」イコール「良い/悪い」イコール「要る/要らない」という等式が極めて強力に現前している世界にあって、「批評」という行為を成り立たせようとすることの困難と、それでもやるのだという「覚悟」が伝わってきて、僕にはそれが「音楽」において生じていることと同様だと思えた。抜けない=売れないAVは不要だという資本の論理は、そんなAVについて書かれた言葉の必要性も当然、揺るがす。雨宮さんの話では、それどころか今やAV情報誌は次々と廃刊し、書く場所自体が消滅しつつあるのだという。AV誌の編集者からフリーライターに転身した彼女にとって、これは死活問題である。AVを愛し、AV業界に愛着を感じながらも、自らの書き手としてのサヴァイバルも考えていかざるを得ない雨宮さんは今、彼女の言葉で言うと「一点突破」を狙っているのだという。遠からぬ内にAV以外のジャンルで、雨宮まみという名前を見かけることになるだろう。その堂々たる話しぶりと同じく、彼女の言葉は毅然として高潔で、ブレのない視座と説得力があり、それでいて人間味に溢れてもいるのだから。  「更科修一郎さんは、コミック、アニメ、ゲームなど、いわゆる「オタク文化」の最先端に編集者、批評家として携わっておられます。氏の論考は、雑誌「新現実」「ファウスト」「ユリイカ」等で読めます。また『嫌オタク流』(太田出版)では、中原昌也と高橋ヨシキのお二人を聞き手に「オタク」のメンタリティについて語っておられます」。更科さんとのお話は、いわゆる「おたく(80年代)」と「オタク(00年代)」の中間に位置してしまった(つまり「90年代」の)、ひらがなとカタカナの間くらいの世代であるがゆえの苦悩、といった所から始まった。同じOTAKUという発音を持ちながら、両者の断絶は深い。基本的なメンタリティとしては先行世代に近いけれど、おたくのようなバブル期のイケイケ感もその後の挫折/ルサンチマンも共有しておらず、資本の欲望に従順な「動物」と化すことによって内省を欠落させたオタクを嫌悪しながら、しかしメディアの送り手のひとりとしては彼らを相手にするしかない更科さんは、色々あって編集者業は開店休業中、ライターとしてもその「覚悟」ゆえに苦しい状況に陥りつつあるようだ。「おたく」と「オタク」に共通するのは「自己承認ツール」として作品や言説を必要とする脆弱さにある、と更科さんは言う。明晰な論理と的確な言葉の用い方は、個人的な快不快の延長か、でなければ空疎な理論構築に走りがちなOTAKU論が圧倒的に多い中で、とても貴重なものだと思う。更科さんのHPは、http://www.cuteplus.flop.jp/  「仲俣暁生さんは、元「本とコンピューター」誌編集長で、現在はフリーランスで編集と文筆業をなさっています。最近は文芸評論の分野での活躍が目立っています。著書として『極西文学論』(晶文社)など。また僕もインタビューイとして末席を汚させていただいたインタビュー集『ことばの仕事』(原書房)が発売中です」。アミちゃんや雨宮さんと同じく「人気はてなダイアラー」でもある仲俣君は、さすがに初期からネット関係の仕事に携わってきただけあって、ブログというものの有効性と限界を知悉した上で、自分のしたいこと/すべきことを着々と積み上げていっている。足の早いプレゼンテーション・ツールとしてのブログを活用して、その都度の関心の所在や作業仮設などを次々と発信している彼は、そのノーブルな文体とクレバーなロジックで多くの「他者」たちの信頼を得ている。僕と彼は同年齢で、いわゆる「おたく=80年代」世代なのだが、ある程度、世代的な共通項として、ほとんど刷り込みのようにして体得された個人主義というものがあると思う。しかし彼は自閉を自認している(?)僕とは違って、個人主義を基盤にした上での「他者」との連帯や共闘の可能性を、おそらくは今こそ探り出そうとしつつあるのではないかとも思った。文芸評論における彼の立ち位置も明快だ。彼は自分は「文学」ではなく「小説」にコミットするのだ、と言う。旧態依然とした純文学とエンタの対立など完全に無効だと。義務感や責任の意識ではなく、あくまでも自発的��個人的な動機によって言葉を生産する姿勢は、とても清々しい。http://d.hatena.ne.jp/solar/  二日目の最初は大谷能生君。「かつて「エスプレッソ」というマニアックな同人誌の中心人物のひとりで、近年は菊地成孔氏との一連のコラボレーションで非常に有名な、新進気鋭の批評家です。またミュージシャンとしての活動も旺盛に行なっています」。菊地さんとの「ジャズ」関係の仕事や、また遂に上梓された川崎弘二氏との巨編『日本の電子音楽』もそうだが、彼は「歴史」を証立てる資料や文献を精査して、その構造や系譜学を把握した上で、しかしそれを教条的に受け取るのではなく、いわば批評的なフィクションのコンテクストとして利用しようとする。ひとりの書き手としての大谷能生は、まだその最初の一歩を踏み出しつつある段階だが、人柄のチャーミングさも相俟って、既にしてスターの兆しがある。未発表のテキストが単行本三冊分はストックされているということなので、ぜひ出版社の方々は連絡を取ってあげてほしい。早いもの勝ちですよ(笑)。また、ミュージシャン大谷は批評家大谷の実践ヴァージョンではないし、批評家大谷が音楽家大谷がやっていることを理論づけるのでもない、という良い意味での二つのペルソナの分離の話も、とても興味深かった。一年限定の彼のブログは、http://wikiwiki.jp/wikiwikiwiki/  「三田格さんは、現在は「スタジオボイス」と「REMIX」を主要な媒体として書かれている音楽ライター/編集者です。情報や知識だけには還元されない、真に読むに足る個性を有した文章を「音楽」について提示し得ている、数少ない書き手のひとりだと思います。また最近は「小説」に関する文章や発言も多いです」。ひねこびた読者の中には、佐々木敦と三田格を対立項として考えたがる人もいるのかもしれないが、僕は三田さんのスタンスには敬意を持っているし、たとえば「ユリイカ」の野坂昭如特集に寄せられた文章には、とても共感した。まず「批評サミット」に呼ばれて来てしまったが、自分のやっていることは「批評」ではない、という点について、とても明瞭に考えを述べていただいた。ある作品に関して、それをまだ受容していない読み手に対して書くことと、すでに受容した者に向けて書くことは違う。「批評」とは後者なのであり、自分のしていることの大半は前者すなわちプレビューなのだ。同じく情報誌で長く仕事をしてきた僕も似たようなことをずっと考えていたので、非常に腑に落ちた。また、「批評」とは価値判断のマトリックスを作って個々の作品をその内に置いてゆく作業だと思うが、自分にはそれは出来ない。ただ出会ってしまったものに言葉を与えていくだけだ、という一見、こともなげな、しかしよく考えれば実に「倫理」的な姿勢にも感じ入るものがあった。三田さんの話し方は、その文章と同じく不思議なドライヴ感があって、どんどん話が逸れているようでいて(ご自分でもそんなエクスキューズを言いつつ笑)、でもちゃんと深い所で繋がっている感じがして、やはりお話を聞けてとてもよかったと思ったのだった。  「樋口泰人さんは、映画評論家として『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社)等の著書がありますが、近年は自らboidを主宰し、編集・出版、上映、配給宣伝など、幅広い活動を行なっておられます。僕は勝手に、氏がboidでなさっていることと自分がHEADZでしていることは、とても似ているという印象を持っています」。「批評」から「実践」へ。ほとんど乗りかかった船の連続のような運命(?)の悪戯によって、今や映画配給までこなすようになってしまった樋口さんだが、かつて近しくさせていただいていた頃の印象としては、不可視のエネルギーとポテンシャルに満ちた、しかし表向きは相当に強度の高い「無為の人」という感じであったので、最近の大車輪ぶりには正直驚くことしきりだった。しかし淡々とした語りぶりの中にも、上手く表現するのがむつかしいのだが、いわばギリギリのミニマムな責任感とでも呼べるような核が感じ取れて、日本映画と日本の映画批評は、樋口泰人という存在を持って、ほんとうによかったと思えた。先の紹介ではboidとHEADZをつい並べてしまったが、樋口さんが傷だらけになりながらしていることは、好きなことをやり続けながら、ただそれをやり続けるために知恵を絞ったり、それなりに苦労したりする、という程度のことではない。これはやはり「映画」というモノへの「愛」がなければ到底出来はしないことなのだ。http://boid.pobox.ne.jp/  「前田塁(+市川真人)さんは、単行本化が待たれる長編評論「小説の設計図」や「ユリイカ」等で活躍中の文芸評論家です。また氏と一心同体の市川真人さんは、現在はフリーペーパーという形態で継続している「早稲田文学」の編集者でもあります」。まず前田塁さんが、虚構の固有名としての「前田塁」というプロジェクトについて、そのプログラムと現状、そして将来の展望について語られた。ご自分の実体を用いたテクスト論の実践とでもいうべき野心的な試みの今後を固唾を呑んで見守りたいと思う。とりわけ「小説の設計図」における前田さんは、若手文芸評論家としては珍しく(?)悪口の切れ味が非常に鋭くかつ巧妙で、この人に絡まれたらヤダなあと思う小説家は多いだろうな、と思わず心配になってしまうのだが、優秀さや誠実さによってのみ評価されるよりも(それは無害な「批評」でしかない)、物議を醸す言葉を紡ぎ差し出す芸と度胸を持った前田さんのような方こそが、現在の「文学」には必要だと思う。と思っていたら本職(?)は博打打ちだと聞いて妙に合点がいった。一方、「WB」のマネージャーとしての市川さんは、「制度」としての、いや「機構」としての、という方がより正確かもしれないが、そのようなものとしての「文学」の延命にコミットしていて、その献身ぶりは「映画」の樋口さんとも相通じるものがあるのだが、柄谷行人の「近代文学の終わり」をワセブンに掲載し、「文学=不良債権」説の大塚英志とも連繋しているあたりは、樋口さん同様、ただの「愛」の人というわけではもちろんなく、いやむしろ現在の状況においてなお「愛」を貫こうとするがゆえの、ある種のしたたかさも兼ね備えているのだと思った。  各日の最後には、その日の出演者たちによるディスカッションも行なった。実は雨宮さん、更科さん、前田(+市川)さんのお三方とは初対面だったのだが、とにかくどの方のお話も素晴らしく刺激的で、全部で十時間の長丁場と言いながら、気持ち的にはあっという間に終わってしまい、はっきり言えば、全然時間が足りなかった(出演者の中からも「次は24時間���れば!」という冗談が出たほどだった笑)。もちろん、この試みによって「批評」に関する最初の問いが完璧に解明されたわけではない。だが、少なくとも彼(女)との会話は、しかしそれでも「批評」は在る、という事実を再認識させてくれたし、それは僕にとっては、やっぱりとても元気の出ることだったのだ。今回の経験を踏まえて、また僕も書いていこうと思う。
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benediktine · 4 years
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【「土用の丑の日」に憂う【中編】: “ウナギ密漁”の実態を追う――「まるでルパン三世の逃走劇」】 - ITmedia ビジネスオンライン : https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/25/news035.html 2019年07月25日 05時15分 公開 [真田康弘,ITmedia]
 かつて、ウナギの稚魚を「密漁」していた当事者は、筆者の取材にこう打ち明ける。
 「あれはルパン三世を地で行っているようなものだった」
 密漁の捜査当局者に発見され、必死に逃れようとした状況を表したひと言だ。
 ウナギの稚魚であるシラスウナギ漁は通常夜間に行われる。「最高の条件は闇夜で大潮、中潮」とシラスウナギ漁関係者は語った。闇夜のなか、漁業者は夜の水面を集魚灯で照らしながら操業する。採捕が許可されている期間中であれば、誰が正規の漁業者で誰が採捕許可のない密漁者かは区別できない。
 「最盛期なら東京駅で特定の人を探すくらい(密漁者が誰かは)分からない。みんな暇なら周りを見ているけど最盛期はそんな余裕無いから」と関係者。ただし期間外なら話は別、見つからないよう、光量を落として操業だ。そんな中、密漁取り締まりに発見されてサーチライトを照らされて追跡され、必死で逃げ切ろうとしていた様が、さながら警察に追われる「ルパン三世」のようだったのだろう。
 {{ 図版 1 : シラスウナギの「密漁」は闇夜のなか、水面を集魚灯で照らしながら行われる }}
■《「ウナギロンダリング」だけじゃない 暴力団も絡む密漁ビジネス》
 記事の前編「 {{ 絶滅危惧のウナギーー横行する“密漁・密輸”がもたらす『希望なき未来』 : https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/24/news026.html : https://benediktine.tumblr.com/post/188854154111/ }} 」では、台湾から香港を経由した壮絶な「ウナギロンダリング」が行われている実態をお届けした。今回の中編では、筆者がウナギの密漁ビジネスの実態を追うために、高知県まで足を運んできた結果をレポートしたい。
 まず、密漁を行っている者の多くは一般人と思われるが、反社会勢力が関係する場合もある。例えば2018年、高知県警は無許可でシラスウナギ買い取り販売会社を高知市で経営していた男が、過去3年分で約6億2000万円の不法収益をあげていたとして国税当局に課税通報している。
 県内では5つのグループが密漁を仕切っており、山口組系組員がこのグループに密漁を認める代わりに高額な「場所代」を取り、課税通報された男が経営する会社に密漁したシラスウナギを卸していたという(産経新聞電子版2019年3月25日) 。
 17年には、高知地裁で暴力団員2人が、密漁によって漁業調整規則違反の罪に問われた事件で、懲役5カ月執行猶予3年の判決が下されている。通常、略式罰金で済むシラスウナギ密漁事案としては異例だ。16年11月には、県内で仲買人の事務所と元組員宅付近に火炎瓶が投げ込まれる事件が発生、県警はみかじめ料の支払いなどを巡るトラブルが背景にあるとみる(朝日新聞2018年1月11日) 。
 今年に入ってからも、茨城県ひたちなか署と県警指定暴力団山口組・神戸山口組対立抗争集中取締本部は、六代目山口組系暴力団員ら6人をシラスウナギ密漁の疑いで逮捕している(読売新聞2019年4月23日付)。
 県警組織犯罪対策課は「密漁は伝統的な暴力団の資金獲得活動だ。シラスウナギの買い取り業者は簡単にインターネットでも探せるため暴力団にとっておいしい話」と指摘する(読売新聞2019年6月26日付) 。反社会勢力関係の取材に詳しいフリーライターの鈴木智彦氏も「全国で暴力団排除条例が施行され、企業コンプライアンスの重要性が認知された現在、ここまで不正が常態化し、不透明な業界も珍しいだろう。センセーショナルに煽っているわけではない。……ここまで黒いとは予想外だった」(『サカナとヤクザ:暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』小学館)と指摘するほど、この問題の根は深いといえる。
 {{ 図版 2 : ウナギの稚魚が採捕されている高知県・四万十川の河口(筆者撮影) }}  {{ 図版 3 : 漁協による密漁に対しての注意喚起もされていた }}
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■《闇業者への密流通》
 シラスウナギ漁には密漁に加えて、正規にシラスウナギ採捕の許可を持っている者が、正規の買い取り業者ではなく闇業者に流すという「密流通」の問題もある。これには、正規の買い取り価格が市場価格によって決定されておらず、闇価格と乖離しているという問題も背景にある。
 シラスウナギの流通は各地域により異なっている。筆者は高知県に足を運び、県庁や業界関係者に取材を試みた。高知県では、採捕の許可は県内漁協もしくは県内の同一市町村内に住所を有する者で組織する採捕団体に交付される。
 そもそも、シラスウナギの採捕は原則として禁止されており、限定的・例外的に採捕が認められる。これを「特別採捕許可」と言う。この「特別採捕許可」を受けた漁協や採捕団体は、集出荷業務を代行する「指定集荷人」を置くことができ、許可を受けた漁協や採捕団体ごとのシラスウナギの「採捕従事者」の数は、前年度の採捕従事者数を上回らないものとし、削減に努めることが求められている。現在、高知県内で採捕されたシラスウナギは、高知県漁業協同組合連合会及び高知県養鰻生産者協議会で構成する高知県しらすうなぎ流通センターへ出荷しなければならない(高知県「平成30年度うなぎ稚魚(しらすうなぎ)特別採捕取扱方針(内水面) 案」) 。
 つまり、高知県は漁協あるいは採捕団体にシラスウナギの特別採捕許可を出し、これにもとづいて指定集荷人をおき、県内に約2500人いる採捕者からシラスウナギを仕入れる。私がインタビューした四万十川流域でシラスウナギ漁をする採捕者によると、採捕を希望する者は適宜関係者に申し込んで採捕の許可を得るとのことだった。
 {{ 図版 4 : 高知県「平成30年度うなぎ稚魚(しらすうなぎ)特別採捕取扱方針(内水面) 案」 }}  {{ 図版 5 : 暴力団や役員が暴力団員などである団体が指定集荷人になることを禁じている }}
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■《シラスウナギ漁業者の不満》
 採捕されたシラスウナギはしらすうなぎ流通センターへ出荷される。高知県では養鰻業者間で最も高い値段を出した者からシラスウナギを流通センターから仕入れてゆく。流通センターがキロ当たり10万円の手数料を取り、指定集荷人は自分の利益分を差し引いた「浜値」で採捕者からシラスウナギを仕入れる。
 しかしこのシステムでは、シラスウナギの仕入れ価格に採捕者が関与できる余地が少ない。指定集荷人は流通センターでの価格に基づいて浜値を設定するからである。採捕者はいくら値段に不満でも、定められた集荷人に卸す以外にない。「シラスウナギを買っている側は何であんなに安く買うのだろうか」とこの採捕者は憤る。
 「全国相場の1割低いとかいうのならまだ良いが、半分とかも普通にある」とある別の関係者は言う。
 「高知県の養鰻業者は規模が小さくて、お金もないとか、いろいろな理由があるのだろうが、『なるべく安く買おう、安く買おう』とするのが見え見えだ。値段を上げたら買えないのが出てくるとか、なかには、これは養鰻業者のための採捕だ、安くするのが当たり前だ、というのが養鰻業者のほうから聞こえてきたりする。それはちょっといかがなものだろうか」
 これに比べて「裏のほうに流せば儲(もう)かります、はっきり言って」と先ほどの採捕者は断言する。価格差は、キロ数十万円から100万円くらいまであると言う。1匹の単価に直すと、130円~150円ほどの差が出るそうだ。これでは密流通に流れるのは、経済合理性の観点からむしろ当然ともいえる。密流通の責任を採捕者側のみに帰するのは酷というものである。
 なおこうした問題は高知県に限らない。ウナギ養殖が盛んな静岡県、宮崎県、鹿児島県などでも採捕されたシラスウナギの県外流通が制限されており、これらの県では県内流通価格が市場価格より低く設定されている(海部健三『結局、ウナギは食べていいのか問題』岩波書店) 。結果、これがむしろ闇流通を促進させているとも言えよう。
 {{ 図版 6 : ウナギの稚魚が採捕されている仁淀川河口(筆者撮影) }}
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■《高知県での取り組み》
 高知県はシラスウナギ採捕許可期間が12月22日から3月11日までと他府県に比べて短く、密漁対策にも積極的に取り組んでいる。
 面積が7105平方キロと国内第18位の面積を有する高知県は、東西にも長く、シラスウナギの採捕地も点在している。こうしたなか、現在合計3隻の船を用いて水産振興部漁業管理課の職員などが手分けをして密漁の取り締まりに当たっている。
 県庁担当者は「シラスウナギの密猟事案が多いのは高知の中央部のあたりなので、そこに手厚く人員を配置している」と教えてくれた。
 また、「2000年から密漁事案一般の司法手続きに明るい、県警のOBに頼んで来てもらうようにしている。以降は、県警との間の意思疎通もスムーズにいくようになった」と取り組みを振り返る。
 現在は県警の刑事課や生活環境課など、シラスウナギ事案を扱う部署に、毎年密漁の実態把握と取り締まりを要請するとともに、シラスウナギのシーズンが近づいてくると、県警と情報交換をしながら、合同捜査も実施しているそうだ。「全国的にもうちが一番、強制捜査で通常逮捕や現行犯逮捕を行っているのではないかと思う」と担当者は胸を張る。
 {{ 図版 7 : 高知県はシラスウナギ採捕許可期間を12月22日から3月11日までと限定している(高知県「平成30年度うなぎ稚魚(しらすうなぎ)特別採捕取扱方針(内水面) 案」) }}
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今後の対策は?  さらに県は2017年に漁業調整規則・内水面漁業調整規則に基づく特別採捕取扱方針に新たな審査基準を追加し、暴力団員や暴力団に利益・便宜供与をした者、暴力団が経営に関与していると知りながら、それを利用した者はシラスウナギを採捕できないとしている 。
 また、業界側での取り組みとして、仁淀川と四万十川の採捕許可名義人である県淡水漁業協同組合が今シーズンから、採捕人には顔写真付きの腕章着用を義務付けている。こうした対策のかいもあり、例えば禁止されている定置網によるシラスウナギ漁は「県や県警の取締が厳しくて割に合わなくなった」と高知県のあるシラスウナギ採捕者は語っている。
 18年4月、高知県知事はニホンウナギ流通の透明化を図るため、全国的なウナギトレーサビリティーシステムの構築を提言、今年度水産庁の事業として行われるシラスウナギトレーサビリティー確立のための事業に、千葉、愛知、宮崎とともに参加した。シラスウナギの採捕や流通の実態把握を行うとともに、学識経験者、養鰻業者、シラスウナギ採捕者、自治体職員等で実証手法等地域検討会を組織し、トレーサビリティー手法の検討や実証試験を行う予定だという(高知県「にほんうなぎの流通の透明化について」) 。
 高知県を例に、採捕・流通に関する問題や県による対策を紹介したが、特定の都道府県に限らず国全体・全国的な規模でのウナギ資源の保全と持続可能な利用のための対策としてはどのようなものがあるだろうか。次回の後編ではこれを取り上げてみたい。
 {{ 図版 8 : 高知県「にほんうなぎの流通の透明化について」 }}
●著者プロフィール 真田康弘(さなだ やすひろ)  早稲田大学地域・地域間研究機構客員主任研究員・研究院客員准教授。神戸大学国際協力研究科博士課程前期課程修了(修士・政治学)。同研究科博士課程後期課程修了(博士・政治学)。大阪大学大学教育実践センター非常勤講師、東京工業大学社会理工学研究科産学官連携研究員、法政大学サステイナビリティ研究教育機構リサーチ・アドミニストレータ、早稲田大学日米研究機構客員次席研究員・研究院客員講師等を経て2017年より現職。専門は政治学、国際政治史、国際関係論、環境政策論。地球環境政策や漁業資源管理など幅広く研究を行っている。著書に『A Repeated Story of the Tragedy of the Commons: A Short Survey on the Pacific Bluefin Tuna Fisheries and Farming in Japan』(早稲田大学、2015年)、その他論文を多数発表。
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genron-tomonokai · 7 years
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[友の会メール] (0゜▽゜)0 『ゲンロン0』重版出来 ! 東京新聞・中日新聞にインタビューも掲載!
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[友の会メールvol.266]  (0゜▽゜)0  5/22東京新聞と中日新聞夕刊に東浩紀のインタビュー掲載!  好評につき重版となった『ゲンロン0 観光客の哲学』について答えています  SF創作講座第2期聴講生も引き続き絶賛募集中です!   (2017年5月23日配信)
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☆『ゲンロン0 観光客の哲学』特設サイト、情報更新しています☆
『ゲンロン0 観光客の哲学』特設サイト メディア情報などを随時更新しています!
https://genron-tomonokai.com/genron0/
★重版出来! 27000部となりました!
たくさんのみなさまにお手にとっていただきましたおかげで、 『ゲンロン0』は重版し、発行数27000部となりました! ご購入くださったみなさま、どうもありがとうございます! 本日、各訂正箇所を反映した重版分ができあがりました!
★東京新聞・中日新聞でインタビュー掲載!
5/22の東京新聞および中日新聞夕刊に、 東浩紀が『ゲンロン0』について語ったインタビューが掲載されています!
本書で提示されている「観光客」の概念について、 現在の日本の批評界がおかれている状況について、 そして「観光客」の実践と哲学・思想の関わりなど、 カラーページの大きな記事でインタビューがまとめられています!
「哲学とか思想っていうのは基本的に、読むと頭が日常から解き放たれ、 楽しくなるものなんですよ。その原初的な喜びっていうのを知ってほしい」
以下からお読みいただくこともできます! http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=460037&comment_sub_id=0&category_id=203&from=life&category_list=203
★毎日新聞で取り上げられました!
5/18の毎日新聞朝刊のコラム「メディアの風景」で取り上げられました! 最近話題の新しいSNSマストドンと絡めて『ゲンロン0』が言及されています。 筆者はジャーナリストの武田徹さんです!
https://mainichi.jp/articles/20170518/ddm/004/070/012000c
★ 明日のPRESIDENT Onlineで取り上げられます!
編集者・ライターの斎藤哲也さんのPRESIDENT Onlineでの連載 「補助線としての哲学」の明日の記事に、『ゲンロン0』が取り上げられる予定です!
いま読むべき3冊の思想書 http://president.jp/category/c01936
★読書会第2弾を開催します!
『ゲ��ロン0』の読書会は発売直後の4/11にも開催しましたが、 あっと言う間にチケットが売り切れ、来られない方もいらしたと思います。 ということで第2弾を来月開催いたします! 今回は社会学者の大澤真幸さんと批評家の大澤聡さんにもお越しいただき、 批評史的な視点から『ゲンロン0』を取り上げる予定です。 今回もチケット完売必至ですので、お早めにご予約ください!
◆6/16(金)19:00- 大澤真幸×大澤聡×東浩紀 「批評史から考える『観光客の哲学』——『ゲンロン0』読書会第2弾! 」 http://peatix.com/event/268510/
★プレゼントが当たる読者アンケート実施中!
読者のみなさまからの感想を募集しています。 以下のアンケートページまでどしどし感想をお寄せくださいませ! 抽選で3名様に、規定のゲンロン過去刊行物を 東浩紀のサイン付きでプレゼントします! https://goo.gl/aIBSO1
★ご購入はこちら!
・ゲンロンショップで買う (国内) http://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=357 (海外) https://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=356 ・Amazonで買う http://amzn.to/2oPHDj3 ・友の会に「『ゲンロン0・5・6』セット会員」で入会する https://genron-tomonokai.com/7th ・こちらから試し読みもできます。 https://issuu.com/genroninfo/docs/genron0issuu/36
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● 東浩紀が2つの外部イベントに出演します!
今週木曜日には銀座 蔦屋書店でのトークショーに、 土曜日にはアンスティチュ・フランセ東京で開催される哲学イベントに出演します! 特に土曜日の哲学イベントは、フランスの哲学者ベルナール・スティグレールとの 東京大学教授の石田英敬さんとの鼎談で、非常におすすめの内容です!
概要は以下の通りです。
『北アルプス国際芸術祭2017公式ガイドブック』発刊記念対談 「アートフェスティバルの楽しみ方―今、なぜ『芸術祭』なのか 『北アルプス国際芸術祭』の場合」 【登壇者】北川フラム、岩渕貞哉、東浩紀 【日時】5月25日(木)19:30-21:00 【会場】銀座 蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE 【料金】1000円 【定員】50名 【問い合わせ先】03-3575-7755 (銀座 蔦屋書店) 【イベントページ】https://store.tsite.jp/ginza/event/art/267-1110230508.html
第5回「哲学の夕べ」―遊びについて― ラウンド・テーブル 【登壇者】東浩紀、石田英敬、ベルナール・スティグレール(同時通訳付き) 【日時】5月27日(土)19:00-20:30 ※開演20分以後の入場不可 【会場】アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ 【料金】参加無料(当日14時より1人1枚整理券を配布) http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/nuit-de-la-philo-2017
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先月号からリニューアルした『ゲンロンβ』は今週26(金)に配信! 新連載の「つながりβ」や大山顕「スマホの写真論」 今号で最終回を迎える小松理虔「浜通り通信」など、 今回も読み応えたっぷりの内容でお届けしますので、ぜひご一読ください!
★ゲンロンβ14 掲載予定記事
1. つながりβ #2 井上明人 2. 観光客の哲学の余白に #2 東浩紀 3. スマホの写真論 #2 大山顕 3. 浜通り通信 #50 小松理虔 4. ポスト・シネマ・クリティーク #17 渡邉大輔 5. 人文的、あまりに人文的 #13 山本貴光×吉川浩満 6. 4/14亀山郁夫×岡田暁生カフェイベント・レポート 井手口彰典
 * * *
それでは以下、今週のカフェ&編集部からのお知らせです。
◆◇ ゲンロンカフェからのお知らせ  ◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆
◇◇ 今週の放送情報 ―――――――――――――――――――――――――――
◆5/23(火)18:00- 【再放送】石田英敬×東浩紀 「一般文字学は可能か——記号論と脳科学の新しい展開をめぐって」 (2017/2/17収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297944656
☆注目放送!☆ ◆5/24(水)19:00- 【生放送】石田英敬×東浩紀 「続・一般文字学は可能か——記号論と脳科学の新しい展開をめぐって」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv296629265
◆5/25(木)13:00- 【再放送】堀川大樹×岩崎秀雄×東浩紀 「生物学はどこまで自由になれるのか?——DIYバイオの可能性」 (2014/7/30収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297945441
◆5/25(木)18:00- 【再放送】八代嘉美×東浩紀 「科学と社会のコミュニケーションを考える——STAP細胞をめぐって」 (2014/3/16収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297945978
◆5/26(金)13:00- 【再放送】井庭崇×斎藤環 「認知症と新たなアプローチ——パターン・ランゲージを応用する」 (2015/10/1収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297946496
◆5/26(金)18:00- 【再放送】松尾豊×東浩紀 「人工知能はどこまで社会を変えるのか」 (2015/10/20収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297946937
◆5/30(火)18:00- 【再放送】市川真人×大森望×佐々木敦+東浩紀 「『火花』『絶歌』、そしてテロの時代——芥川賞からSFミステリまで、 縦横無尽ジャンル無視の2015年文学全面総括徹底座談会!」 (2015/12/26収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297947333
★「ゲンロン完全中継チャンネル」今後の放送予定の一覧表 https://goo.gl/ay9ey7
◇◇ 現在視聴可能なタイムシフト ――――――――――――――――――――――
◆5/23(火)23:59まで 【再放送】浅田彰×千葉雅也×東浩紀 「POST-TRUTH時代の現代思想 ――60歳を迎えた浅田彰と語る、21世紀の新世界秩序」 (2017/3/25収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297803234
◆5/24(水)23:59まで 【生放送】田中康夫×浅田彰×東浩紀 「田中康夫と浅田彰の憂国呆談2 ゲンロンカフェ出張版」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv296274076
◆5/25(木)23:59まで 【再放送】千葉雅也×平倉圭 「批評における居心地の悪さ」 (2014/3/7収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297942647
◆5/25(木)23:59まで 【再放送】佐々木紀彦×東浩紀+津田大介 「強いネットを『弱く』するには――東浩紀『弱いつながり』刊行記念」 (2014/8/13収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297943211
◆5/26(金)23:59まで 【再放送】中沢新一×東浩紀 「原発事故のあと、哲学は可能か――森から始まる新しい「超越」を考える」 (2014/6/22収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297943768
◆5/26(金)23:59まで 【再放送】斎藤環×東浩紀 「批評の精神分析2015――ラカン、ヤンキー、ノーラン」 (2015/4/22収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297944321
◆5/27(土)23:59まで 【チャンネル会員限定・生放送】横槍メンゴ×西島大介×さやわか 【ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 #2】「感情」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv297189088
◆5/30(火)23:59まで 【再放送】石田英敬×東浩紀 「一般文字学は可能か——記号論と脳科学の新しい展開をめぐって」 (2017/2/17収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv297944656
※ご視聴は23:59まで可能ですが、ご購入できるのは視聴終了日の18:00までです。ご注意ください。
◇◇ 今週のおすすめアーカイブ動画 ――――――――――――――――――――――――
◆【vimeo】小泉義之×千葉雅也×東浩紀 「サイコパスの哲学へ——欲望と暴力について」 (2014/4/4収録) https://vimeo.com/ondemand/genron20140404
◆【vimeo】ドミニク・チェン×濱野智史×東浩紀 「人間的なITをつくるには?——<電脳のレリギオ>を求めて」 (2015/5/26収録) https://vimeo.com/ondemand/genron20150526
◆【vimeo】清水亮×東浩紀 「2010-2015 IT界10大ニュースを斬る! ——ディープラーニング、2045年問題、シンギュラリティ……未来はもう始まっている!?」 (2015/8/6収録) https://vimeo.com/ondemand/genron20150806
◆【vimeo】千葉雅也×東浩紀 「思弁的実在論の展開について——メイヤスー『有限性の後で』刊行直前対談」 (2016/1/15収録) https://vimeo.com/ondemand/genron20160115
★ゲンロンカフェ Vimeo On Demand 公開動画一覧 https://goo.gl/ycdtJe
◇◇ 発売中の会場チケット ―――――――――――――――――――――――――
☆注目イベント!☆ ◆5/24(水)19:00- 石田英敬×東浩紀 「続・一般文字学は可能か——記号論と脳科学の新しい展開をめぐって」 http://peatix.com/event/259290
☆注目イベント!☆ ◆5/31(水)19:00- 小林浩(月曜社)×辻山良雄(Title)× 竹田信弥(双子のライオン堂) 「出版不況が叫ばれるいま、なぜあえて本屋をはじめたのか」 http://peatix.com/event/255205
◆6/2(金)18:30- 岡崎乾二郎×岡田温司×土屋誠一 「美術館という地雷原——それらは不発のままで保たれうるか?」 http://peatix.com/event/266046
★New!★ ◆6/16(金)19:00- 大澤真幸×大澤聡×東浩紀 「批評史から考える『観光客の哲学』——『ゲンロン0』読書会第2弾! 」 http://peatix.com/event/268510/
★New!★ ◆6/24(土)12:30- 講師:黒瀬陽平、梅沢和木、藤城嘘 「市街劇をつくろう! 第5回 革命を起こす ——ゲンロンこどもアート教室 #20」 http://peatix.com/event/268269
◆◇ 五反田アトリエからのお知らせ   ◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇
現在開催中の展示 ◆5月19日(金)-6月4日(日)15:00-20:00 ※月曜休廊 柳本悠花 個展「さまよう むこうがわ」
今後の展示予定 ◆6月9日(金)-6月25日(日)15:00-20:00 ※月曜休廊 ク渦群 羽多野加与 2人展(仮)
柳本悠花さんの個展「さまよう むこうがわ」が開催中です! 高知県出身の柳本さんは学生時代、上京してから故郷が持つ独特の風景に気づき、 その風景をモチーフに作品を作っています。 カオス*ラウンジ参加後は、福島県いわき市や香川県の女木島などを取材しながら、 失われゆく風景や寺社・石碑などを作品化してきました。 彼女の初個展をどうぞお見逃しなく! 6月からは二人のペインターによる「集団」と「呪い」にまつわる展示を予定、ご期待ください。
※柳本悠花さんのtwitterはこちら https://twitter.com/stripe_yuka/media
(藤城嘘/カオス*ラウンジ)
◆◇ 編集部からのお知らせ   ◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆
◆『ゲンロン0 観光客の哲学』予約受付中!!
★特設サイトオープンしました! https://genron-tomonokai.com/genron0/
★ゲンロンショップで購入する(オススメ) (国内) https://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=357 (海外) https://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=356
★ 東浩紀が『ゲンロン0』について語った ニコ生のアーカイブ動画へはこちらから(無料です!) (YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=A3Wnpuz3SXA (Vimeo) https://vimeo.com/209144983
★ 友の会第7期入会はこちら(『0/5/6』セット会員あります!) https://genron-tomonokai.com/7th/
★5/18の毎日新聞朝刊のコラム「メディアの風景」で取り上げられました! https://mainichi.jp/articles/20170518/ddm/004/070/012000c
◆『美術手帖』6月号の情報欄で『ゲンロン0』が紹介されています! また、読者プレゼントで3名様に『ゲンロン0』が当たります! http://amzn.to/2rlxf3O
◆5月7日(日)発売の『新潮』6月号で、大澤真幸さんが『ゲンロン0』 を取り上げてくださいました! 全12ページの読み応えある本格評論です!
大澤真幸 「誤配は続くーー東浩紀『観光客の哲学』を読む」 http://www.shinchosha.co.jp/shincho/
◆4/30の読売新聞朝刊の書評欄(9面)で、『ゲンロン0』が取り上げられています。 ゲンロンカフェでもおなじみ政治学者の三浦瑠麗さんが、 好意的な評を寄せてくださいました! 以下から全文お読みいただけます! http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20170501-OYT8T50038.html
◆4/23の毎日新聞朝刊「今週の本棚」に、橋爪大三郎さんによる 『ゲンロン0』の書評が掲載されました! 以下から全文お読みいただけます! https://mainichi.jp/articles/20170423/ddm/015/070/027000c
◆cakesにゲンロンSF新人賞を受賞した高木刑さんのインタビューが掲載されています!
「あの講座で得たものは。ゲンロンSF新人賞受賞、高木刑インタビュウ」 https://cakes.mu/posts/16011
全文はSFマガジン6月号でご覧になることができます! http://amzn.to/2oCZJDC
◆そして同じくcakesで、大森望さんがSF創作講座について語った 新SF観光局・cakes出張版が掲載されています!
「創作講座に参加する3つのメリット。『SFの書き方』あれこれ」 https://cakes.mu/posts/16009
◆「ゲンロン友の声」サイト、質問募集中です! 知られざるTumblrサイト「ゲンロン友の声」では、 友の会会員のみなさまからお寄せいただいたご意見・ご質問に対して、 東浩紀をはじめとする���タッフがお返事を差し上げております。ご要望などもお気軽に! http://genron-voices.tumblr.com/
(最近の更新) ・海外で『ゲンロン0』を購入したい https://tmblr.co/Zv9iRg2Kyqs7g
◆◇ 東浩紀 執筆・出演情報   ◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆
◆銀座 蔦屋書店でのトークショーに出演します! https://store.tsite.jp/ginza/event/art/267-1110230508.html
◆アンスティチュ・フランセ東京で開催される哲学イベントに出演します! http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/nuit-de-la-philo-2017
◆「ニコニコニュースORIGINAL」に、先日のニコニコ超会議で東が出演した イベントのまとめ記事が掲載されました。
ネットはバカと暇人のもの?←「バカはともかく、暇人が勝つプラットフォームであるのは間違いない」 ――東浩紀、津田大介、ひろゆきらが語るインターネットの現状とこれから http://originalnews.nico/23453
◆5/22夕刊の『東京新聞』『中日新聞』に、東浩紀へのインタビューが掲載されました! http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=460037&comment_sub_id=0&category_id=203&from=life&category_list=203
◆今月刊行された書籍『General Intellects』(英語)で、 21世紀を代表する25人の思想家のひとりとして、ジジェク、ダナ・ハラウェイ、メイヤスー、 柄谷行人らとならび、東浩紀が取り上げられています! Kindle版もあるので、日本でも簡単にお読みいただけます。
McKenzie Wark "General Intellects: Twenty-Five Thinkers for the Twenty-First Century" Verso http://amzn.to/2qM6NDl
◆4/28発売の『週刊読書人』に、『ゲンロン0』刊行を記念し、 東浩紀インタビューが掲載されています。聞き手は坂上秋成さんです! 以下のサイトから試し読みができます。 http://u0u0.net/DgHb
◆4/20発売の『表象』11に東浩紀が書評を寄せています。 対象書籍は乗松亨平さんの『ロシアあるいは対立の亡霊』で ゲンロン6のロシア現代思想特集につながる内容ですので、ぜひご一読ください! http://amzn.to/2pYvrvX
◆NewsPicksに宮台真司さんと東浩紀の対談が掲載されました!(有料会員限定)
「『ソーシャル後の世界』に希望はあるか」 https://newspicks.com/news/2200996 「ソーシャルが私たちから奪ったもの」 https://newspicks.com/news/2200991
◆『AERA』の巻頭エッセイコーナー「eyes」に、東浩紀が隔週で連載中です! これまでの記事は朝日新聞のウェブサイト「.dot」で全文をお読みいただけます。
第10回「仏大統領選で問われた グローバリズムの賛否」 https://dot.asahi.com/aera/2017051500082.html 第9回「対米従属一択というリスク『トランプ以後』の構想を」です。 https://dot.asahi.com/aera/2017042700019.html 第8回「ユーストリームが終了 『ダダ漏れ民主主義』の曲がり角」 https://dot.asahi.com/aera/2017041400062.html 第7回「認知症高齢者の免許停止から感じた“困難な時代”への疲労感」 https://dot.asahi.com/aera/2017033000049.html 第6回「こじれる築地市場の豊洲移転 石原慎太郎というスケープゴート」 https://dot.asahi.com/aera/2017031500065.html 第5回「『安倍晋三記念小学校』は非日本的な名前?」 https://dot.asahi.com/aera/2017030100035.html 第4回「映画『沈黙―サイレンス―』を観てもう一度普遍主義の価値を考える」 https://dot.asahi.com/aera/2017021600122.html 第3回「トランプが体現する政治と経済の矛盾」 https://dot.asahi.com/aera/2017020200023.html 第2回「初詣ベビーカー論争に見る『迷惑』と『権利』の混同」 https://dot.asahi.com/aera/2017011700208.html 第1回「もっとも深刻なのは『忘れっぽさ』である」 https://dot.asahi.com/aera/2016122900077.html
◆◇ その他のお知らせ  ―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆
◆友の会会員のみなさまへ
<クラス30以上の座席確保サービスについて> ご好評いただいております、座席確保サービスですが、 お席の希望のご連絡を、当日16:00までに、 いただけますよう、よろしくお願いいたします。
<登録情報の変更について> お引越しなどの理由で、ご登録いただいている住所や電話番号、 メールアドレスなどに変更があった方は、 友の会サイトのフォームから申請をお願いいたします。
会員サービスページ https://genron-tomonokai.com/service/
※株式会社ゲンロンは、土曜、日曜、月曜は休業日となっております。 営業時間は、13時-21時です。 営業時間外のお問い合わせは、お返事が遅くなる場合がございます。 ご了承くださいます様、お願いいたします。
◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆―――◇―――◆
株式会社ゲンロン 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-16-6 イルモンドビル2F tel.03-6417-9230 / fax.03-6417-9231 http://genron.co.jp Twitter:@genroninfo
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carguytimes · 6 years
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「e-POWER」効果で日産・ノートが2017年のコンパクトカー販売台数ナンバー1を獲得
セレナにも搭載されたほか、今後搭載車種を増やすとしている日産自動車のシリーズハイブリッドの一種である「e-POWER」。 日産は、同社のコンパクトカーのノートが2017年度(17年4月‐18年3月累計)の日本国内販売で131,119台(前年比105.8%)を記録し、コンパクトセグメント(総排気量1600cc以下の小型・普通乗用車)のランキングで1位になったと発表しました。なお、2018年1〜3月は3か月連続で登録車販売ナンバー1を記録するなど、好調を維持しています。 なお、ノートが登録車ナンバー1を獲得した主な都道府県は下記のとおり(括弧内は前年比)。 北海道…6,134台(119%) 岩手…1,389台(121%) 秋田…1,796台(126%) 山形…1,760台(124%) 神奈川…11,677台(138%) 静岡…5,495台(140%) 島根…1,004台(143%) 高知…776台(141%) 長崎…1,376台(146%) 大分…1,633台(143%) 宮崎…1,265台(150%) 完成検査不正問題がなければさらに台数を伸ばせていたのは確実でしょうが、エコカーのあり方やマーケティング戦略に一石を投じたのは間違いないでしょう。日産もコンパクトカーでナンバー1の座を獲得できたのは「e-POWER」効果だと明言しています。 同シリーズの100%モーター駆動ならではの力強くスムーズな走行性能と優れた静粛性に加え、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速までを意のままに行うことができる「e-POWER Drive」の利便性が高く評価されたと分析。なお、ノート購入層のうち約7割が、e-POWERを指名しているそうです。 ほかにもノートには、2017年9月に、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの運転負荷を低減する「インテリジェント クルーズコントロール」、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に警報によって運転者に注意を促すとともに、車線内に戻す操作を支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を新たに採用。こうした先進技術も評価されているようです。また、やや長めの全長を活かしたノートの美点である後席の広さなども高得点を稼いでいると思われます。 (塚田勝弘) あわせて読みたい * 日産・GT-Rの正規輸入を開始。販売価格は日本円換算で約4600万円!【バンコク・モーターショー2018】 * 日産自動車、先進クロスオーバーEV「IMx」の世界市場投入を決定! * タイで正規販売がはじまったR35GT-R。日本仕様にあってタイ仕様にないものとは?【バンコクモーターショー2018】 * 他のSUVでは味わえない走りで人気の、特別仕様車「ノート シーギア」ってこんなクルマ * 【ニューヨーク国際自動車ショー2018】新型・日産 アルティマ(日本名ティアナ)が世界デビュー http://dlvr.it/QNbNyc
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shibaracu · 4 years
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◆当て字◆漢字◆コトバ◆日本語
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◆当て字◆漢字◆コトバ◆日本語 楽しいことばかり 日本語好きで漢字 コトバを何時も探している。 当て字が気になり調べてみると趣向の凝った楽しい作者がズラリ。 日本人て本当に馬鹿だと思う。 楽しむことに生命を欠けている。 これが日本人の縄文人の素晴らしさ。 平安時代からコトバには徹底してこだわっている。 洒落を生み出し俳句や短歌や和歌も。 五・七・五 から始まったと言っても過言では無かろうか。 学者ではないので総て私の私見です。 楽しい生活は言葉から始まる。 みなさんも楽しい時間を過ごして下さい。 ◆基本用語集|漢字文化資料館 https://kanjibunka.com/kanji-faq/faq-other/word/ 音読みも意味(訓読み)も同じなのに、字体だけが異なる漢字がいくつか存在する場合、標準的な字体(正字)に対して、それとは異なる字体のことを「異体字」といいます。たとえば「島」「嶋」「嶌」は、いずれも音読みは「トウ」で意味(訓読み)は「しま」なので、正字 ... ◆漢字Q&A|漢字Q&Aカテゴリー|漢字文化資料館 https://kanjibunka.com/kanji-faq/new-faq/ 『大漢和辞典』を発行する大修館書店が、漢字・漢詩漢文などに関する情報を提供するサイト。 漢字Q&A. 漢字にまつわるさまざまな話題をQ&Aの形でご紹介します。 ◆当て字 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/当て字 当て字(あてじ、宛字、充て字)とは、字の本来の用法を無視して、当座の用のために異なる語の表記に転用した漢字などの文字。字を当てるのではなく、代わりとなる字を充てるので、「充て字」と表記されることもある。   ◆当て字変換ツール http://bit.ly/A5sBu8■ ローマ字で入力 ◆当て字変換で遊ぼう! | 止まない雨も朝の来ない夜もないっ! https://ameblo.jp/tsune-tune/entry-11240821452.html 2012-05-04 08:05:00. テーマ:: くだらないこと. たまたまサイトで見つけたものです・・・リンクは こちら から 「当て字変換 漢字上等」というものですが、 自分の名前を入力すると 暴走族風・宝塚風・お子様風・難読文字に変換します。 http://isop.bunsekishi.com/ateji/atejiindex.htm   ◆漢字で遊ぼう - 漢字で遊ぼうは、カタカナを当て字したり、漢字を変えたりする所です。(例)アメリカ→飴理架高校教師→変態教師 小泉総理→恋済み層離 http://mikle.jp/thread/75348/ 漢字で遊ぼうは、カタカナを当て字したり、漢字を変えたりする所です。 (例)アメリカ→飴理架高校教師→変態教師 小泉総理→恋済み層離   ◆「夜露死苦」的な当て字めっちゃ集めました 読める気がしない「当て字・当て読み 漢字表現辞典」 (2/6) https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1909/06/news116_2.html 2019/10/06  日本語の漢字表記は当て字の宝庫です。「本気」と書いて「マジ」と読ませたり、「クラブ」を「倶楽部」と書いたり、例を挙げればきりがありません。ごく当り前に用いられている「時計(とけい)」や「大和(やまと)」だって当て字です。もとからあった日本のことばに外来の文字である漢字を当てたものが定着した訓読みも、当て字の一種と言うことができるでしょう。  そんな当て字の数々を、現代の新聞、小説、広告、漫画、J-POPの歌詞などから収集した辞典があります。笹原宏之編『当て字・当て読み漢字表現辞典』です。ページを開いて眺めるだけで、漢字を用いた自由な表記の文化を味わうことができます。   ◆当て字(あてじ、宛字)http://bit.ly/zdZyti 字の本来の用法を無視して、当座の用のために異なる語の表記に転用した漢字などの文字。 当て字は、「(当座の)字を当てる」という日本語の表現に由来した概念であり、通例は漢字の転用について言う。   ◆当て字 漢字 : 言葉のコレクション資格講座 http://kotoba.livedoor.biz/archives/cat_1511760.html 2007/05/20 文部科学省が後援する漢字能力検定試験に完全準拠した講座が「がくぶん」にあります。 クイズやパズル ... 夫婦 当て字. 夫婦は当て字 日本語 言葉 ことば 新聞なんかを読んでいてもよく思うんですが、当て字って多いですよね。 柳葉魚で何と ... ◆言葉のコレクション資格講座 http://kotoba.livedoor.biz/ 2019/08/21 コンテンツツーリズムの意味 旅行・観光業界で頻りに言われるコンテンツツーリズム。 アニメの聖地巡礼をはじめ、歌枕の地を訪れたり、アイドルゆかりの場所を訪ねたりするのもコンテンツツーリズムの一環です。 ◆漢字部屋   http://f9305710.hide-yoshi.net/henkanji.html 凄い漢字   12周年! 註1.典拠は欄の一番下に< >で表示しています。 註2.大漢和、漢語大字典、中華字海のどれにも載っている字はそれらだけを典拠とします。 (例えば<康>という表示がなくとも康煕字典に載っていることもあります) 註3.略記(左記)にある以外の出典は略さずに書きます。 ◆第13回当て字-魚詞母海蕎袋- | 日本のことば遊び - ジャパンナレッジ https://japanknowledge.com/articles/asobi/13.html 無理に読んで 英語の話から始めます。 ghotiと書いて何と読むか。fishと読むのです。enoughのghがf、womenのoがi、nationのtiがshと同じ発音です。これは、イギリスの劇作家・批評家のバーナード・ショウ(1856-1950)が言い出したとも、ショウがだれかから教えられて言ったのが広まったとも言われていますが、ほんとうのところは、皮肉屋で挿話が多いショウのことにされたのではないしょうか。 英語には綴り字のとおりに読まない語がかなりあります。それを用いた遊びです。 同じ字を雨(あめ)雨(さめ)雨(だれ)と雨(ぐれ)るなり(柳多留・三三) ◆読みより漢字の字数が多い熟字訓 - 漢検一級 かけだしリピーター ... https://blog.goo.ne.jp/eric_henderson/e/2687f3a2b6f2a14b3e888daea713574b 2016/07/17 28-1 を受検できないことが判明した6月の初旬以降、あまり漢字には触れておらず、こんなことでは 28-2 が思いやられるということで、今朝は少し熟字訓に目を通していました。そんな中から、きょうは「読みの文字数より漢字の文字数の方が多い熟字訓」という変なテーマで30問ほどご紹介します。(結構あるものですね。)  どれも「漢検 漢字辞典」の見出し語かつ巻末索引に載っているものですから全問正解といきたいところです。   ◆日本語における外来語の事例集 http://bit.ly/xlsueG 日本語は外来語の多い言語だといわれている。 日本語のなかに英語から作られた和製英語もある。近年の外来語の氾濫、またお年寄りなどにとって意味がつかめないなどの影響を顧みて、国立国語研究所の「外来語」言い換え提案はその名の通り、日本語での表現を模索・提案している。   ◆DQN(ドキュン)http://bit.ly/yDDsMy 日本で使われるインターネットスラング・蔑称の一つである。 ヤンキー(不良)など、粗暴そうな風貌をしている者や実際に粗暴な者、また非常識で知識や知能が乏しい者を指すときに用いられる。 この言葉はテレビ朝日系で1994年から2002年まで放送されていた『目撃!ドキュン』という番組に由来する。 この番組に出演する一般人にいわゆる元ヤンキーが多く、時として非常識な行動が多々見られたことから、インターネットスラングで非常識な人物を指す蔑称としての「ドキュン」という言葉が生まれた。   ◆インターネットスラング http://bit.ly/vLaEvh インターネットスラングは、文字通りインターネットで使用されるスラング(隠語)であり、主としてインターネット利用者の間でのみ通用する特殊な言語表現である。 ただし スラングの常として発祥が不明確で、パソコン通信時代から使われている言葉も少なくない。  ・インターネット・スラング集 http://bit.ly/zmHsQr  ・ネットスラング/ネット用語/同人用語の基礎知識 http://bit.ly/tY3X7r   ◆知っていますか?この言葉の本当の意味 | マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20130424-a308/ 2013/04/24 どこかおかしい、調べてみると意味が間違っている言葉づかいって意外に多いものですね。そこで、今回はきちんと辞書にも載っているのに、本当の意味とは違ってしまったおかしな日本語を集めてみました。 ■生命保険は本当なら生活保障保険 みなさんご存知のように、生命保険とは、いざという時に困らないように経済的な生活保障金を積み立てていく保険のことですよね。では、この生命保険という使い方、どっかおかしいと思いませんか? ◆【素敵の語源・由来】 大正頃から「素敵」の当て字が見られるようになるが、「素敵」が一般化したのは昭和に入ってからで、それまでは「素的」が多く使われていた。 素敵の語源には、「できすぎ(出来過ぎ)」の倒語「すぎでき」が変化した語とする説と、「すばらしい」の「す」に接尾語の「てき」が付いたものという説がある。    もしかして: [言葉] 「素敵」の漢字は当て字 検索結果 ウェブページから抽出された強調スニペット 【素敵の語源・由来】 大正頃から「素敵」の当て字が見られるようになるが、「素敵」が一般化したのは昭和に入ってからで、それまでは「素的」が多く使われていた。 素敵の語源には、「できすぎ(出来過ぎ)」の倒語「すぎでき」が変化した語とする説と、「すばらしい」の「す」に接尾語の「てき」が付いたものという説がある。   ◆「すてき」どう書く | 毎日ことば https://mainichi-kotoba.jp/enq-109 「素敵」表記が6割を超えました。「すてき」は4分の1強。語源がはっきりせず漢字との関係も明確ではありませんが、「素敵」が一般には主流のようです。また選択肢になかった「ステキ」も一定の支持がありそうでした。 「すてき」という言葉の表記について伺いました。 目次    「素敵」が6割を占める    「素」の字も根拠は曖昧だが    現状は「素敵」が優位    「当て字」だが十分に定着か   ◆「素敵」という熟語には、どうして「敵」という漢字が使われているのですか? https://kanjibunka.com/kanji-faq/mean/q0374/ 「素」という漢字は、「素顔」「素手」「素材」のように「もとのままで、手を加えない」という意味で使われます。それが「素敵」となると「もとのままの敵」となって、なんのことやら意味不明、混乱するのももっともです。 「すてき」は、江戸時代も後半になってから使われ始めたことばですが、その語源は、「すばらしい」の「す」に「的」がついたもの、という説が有力です。と言われてもピンと来ない人も多いでしょうが、江戸の終わりから明治にかけての時期には、泥棒のことを「泥的」、官僚のことを「官的」というような俗語があって、それと似たような用い方をされたものなのでしょう。 となると「すてき」とは「す的」なのであって、「素敵」は当て字だ、ということになります。事実、「すばらしい」を「素晴らしい」と書くことから生じたのでしょうか、「すてき」を「素的」と書く書き表し方もあって、昔はこちらの方が「素敵」よりも優勢だったといいます。つまり、「素敵」に「敵」が使われているのには、きちんとした理由は全くない、ということになるのです。 ただし、現在では「素的」はほとんど使われません。そこで、「素的」はなぜ「素敵」にとって代わられたのか?という疑問が生じてきます。その答えはわかりませんが、結果として「ぜいたくは素敵だ」「大胆素敵」などといったことば遊びの名作(?)が生まれたことを考えると、そこには、日本人のステキな遊び心が働いていたのかもしれません。   ◆「最も画数の多い漢字は何か」。巷間、問われることの多い命題に関して考えてみよう。 実は『当て字・当て読み 漢字表現辞典』には、当て字に限定せず、漢字のこれはという表現を意識的に盛り込んでみた。漢字表現の広がりを押さえ、かつそこから当て字の位置を確かめるためであった。   ◆最も画数の多い漢字は何ですか? https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13137462318 2014/10/2801:14:10 https://iwiz-chie.c.yimg.jp/im_siggZjOfJ04TQDJdJCFdogpVbw---x320-y320-exp5m-n1/d/iwiz-chie/ans-343344597 一般的には 「たいと、だいと、おとど」(84画)【写真右上】 ですが、存在が怪しい漢字でもあります。 他に 「龍」を4つ書く 「テツ、テチ」(64画)【写真右中】や 漢字を7つ合わせた 「おういちざ」(79画)【写真右下】 などもあります。 一番多いのは、「雷」を4つ合わせた漢字「ホウ、ビョウ」(52画)【写真左上】 の旧字体【写真左下】です。 画数は(128画)です。   ◆「子ども」は「子供」で統一します 文科省「差別表現でない」と公文書で使用 https://www.j-cast.com/2013/09/01182664.html?p=all 2013/9/1   「子ども」と「子供」、書き方としてはどちらになじみがあるだろうか。ここ数年、差別助長を防ぐため「障害者」の表記を「障がい者」に見直す動きが広がっているが、実は「子供」も「差別的な印象を与える」として長らく敬遠されてきた。   行政でも「子ども手当て」「子ども・子育て支援法」など「子ども」が優勢だが、ここにきて文部科学省が「子供」表記の統一に乗り出した。 「子供」のイメージは「お供え物」「お供する」   文科省が2013年6月下旬、公用文中の「子ども」の表記を「子供」に統一した、と複数の新聞が報じた。同省の公文書では常用漢字を使うのが原則だが、「こども」については漢字の「子供」ではなく「子ども」が多用されてきた。「供」という字が「お供え物」「お供する」などを連想させ、差別的な印象を与えるというのがその理由だ。   ◆「子供」か「子ども」か。 「こども」という語は、本来、「こ(子)」に、複数を表す接尾語「ども」がついたものである。 「宇利波米婆 胡藤母意保由‥(瓜食めば、子ども思ほゆ‥)」(万葉集巻5・802)と山上憶良の歌にもあるほど、古い語であるが、のち、「しにをくれじとたどれ共、子どものあしにあめのあし、おとなのあしにをひぬひて」(浄瑠璃、賀古信教)のように単数複数に関係なく用いられるようになった。   その表記としては、「子等、児等、子供、児供、小供、子ども、こども」などいろいろな形が見られたが、明治以後の国語辞典類では、ほとんど「子供」の形を採り、「小供」は誤りと注記しているものもある。 その後、「子ども」の表記も生まれたが、これは、「供」に当て字の色彩が濃いからであろう。   ◆日本語って難しい 犬かい http://bit.ly/ydvMpm    はじめに    誤用    疑問    私の主義と迷い 【はじめに】 インターネットで、誰もが気軽に発言できる場が増えたからか、疑問に感じる日本語の表現をよく見かけるようになりました。わざと誤った使い方をしているのか、間違っていても気にしていないだけなのか、知らなくて間違えているのか、いろいろなケースがありそうですが、いずれにしても日本語の乱れが目立つようになったと感じています。もしかしたら、書き直すことが困難なサービスが増えたからかもしれません。 さて、「誤用」では、よく見る表現で、それはおかしいのではないかと思うものを挙げました。「疑問」は、その言葉を使う上で疑問に思っていることを書きました。「私の主義と迷い」では、自分の頭にある方針や、決めかねて迷っていることを載せています。これは、私が勝手に思って実行していることを書いただけなので、別に従う必要はありませんし、納得してもらいたいわけでもありません。 なお、常用漢字の音訓外という言葉が出てきますが、「常用漢字表の音訓として認められていない漢字の読み」ということです。また、全角や半角といった言葉は正確ではありませんが、便宜的に使用しています。 私は、使おうと思った言葉が本当に正しい表現なのかが気になって、いつも辞書を引いています。 そんなわけで、私を物知りな人だと思う人もいるようですが、私はちっとも物知りではありません。 むしろ、知らないことが多すぎるために、辞書を引いているのです。   ◆普段、射す光 | メリシャカ! 2010年11月10日 http://merry-shaka.com/?eid=617&target=comment 先日テレビのクイズ番組を見ていると、斎藤孝さんが興味深いことを仰っていました。 私たちが使っている言葉は、読み方で漢字の当て字が意外と多いそうです。   「普段」という漢字も実は当て字で、昔は「フダン」という言葉は別の意味ある漢字で書かれていたそうです。   皆さんは答えが分かりますか?   ちなみに私は「蒲団」と書くのではないか?と思いました。が、結果不正解。 正解は・・・ 「不断」と書くそうです。   ◆北海道のアイヌ語地名解説 http://bit.ly/A74nKH 本州の人にとって北海道の地名は読めないものや面白い音読みのものが多いでしょう。 それは北海道の地名が、そのほとんどがそこで生活してきたアイヌ民族がつけた地名で、後から入ってきた和人がその発音に漢字を当てはめたからです。 ここでは、ほんの一部ですがその地の意味を解説します。これでもほんの一部です。 小川や小さな沢、山の頂にも名前が付いているのでそれは膨大な数になるので省略します。 引用図書:「北海道地名誌.NHK北海道本部編,北海教育評論社,昭和50年発行」               「アイヌ語地名と現日本人.白糠地名研究会編,現代史出版会.」   ◆「前」という漢字が末尾につく言葉。「当たり前」はもとは「当然」の当て字だったの?http://bit.ly/y0anou 問題:「前」という漢字が末尾につく言葉は「大辞泉」で調べると200語弱ありました。 一丁前、腕前、男前、御前(おまえ、おめえ)などは、よく耳にしますね。 ■昔の地名にもよく使われました。肥前(佐賀、長崎)、備前(岡山)、羽前(山形)、越前(福井北部)、陸前(宮城、岩手)などですね。千日前(せんにちまえ)、蔵前(くらまえ)、弘前(ひろさき)、松前(まつまえ)など訓読みでも使われます。   ◆芥川龍之介の小説「あばばばば」からの読み問題。「朦朧」はなんと読むの? http://bit.ly/yRbBt6 問題:芥川龍之介に「あばばばば」という妙な題名の小説があります。題名に惹かれて読んでみると、たわいのない話ではあります。でも、なんとなく心に残るところがありました。ご賢察どおり、「あばばばば」は幼児をあやす言葉です。Wikipediaにも項目が立っていましたので、あらすじはそちらをごらんください*4。全文は青空文庫のほうをごらんください*1。   ◆あばばばば - Wikipedia http://bit.ly/w1wR2M   ◆芥川龍之介 あばばばば http://bit.ly/ADgURu  青空文庫作成ファイル   ◆韓国語 - Chakuwiki http://bit.ly/ui2Zco 哀号っていうのは発音から日本人が当て字したんだけどね。 そもそも現代韓国語の漢字音はフランス語と同様、2重母音は必ず融合させるから「哀」を「アイ」とは読まないはず・・・・ 「哀号」を韓国語で読めば「エーホー」 必ずしも嘆き悲しむ時ばかりではない。もっと軽く頻繁に使われるらしい。 最近だと、金英男氏再開劇の時に崔桂月さんが涙を流しながら言っていた。 「あれま」くらいの意味でも使います。もっと深い意味でも使います。 ・哀号  http://bit.ly/w9y3hD 1.人の死を悲しみ大声で泣き叫ぶこと。 2.朝鮮語の感嘆詞。(この場合「哀号」は当て字であり、本来漢字表記は存在しない。)→アイゴー ・アイゴー (아이고) 朝鮮語の感嘆詞。 元々は朝鮮語固有の語であるため、本来漢字表記は存在しない。 古い書籍などでは漢字で哀号と書かれているものもあるが、日本で作られた当て字である。 哀号を朝鮮語読みにすると애호(エホ)になる。   ◆夫婦 当て字 : 言葉のコレクション資格講座 http://kotoba.livedoor.biz/archives/30106408.html 2005/08/11 新聞なんかを読んでいてもよく思うんですが、当て字って多いですよね。 柳葉魚で何と読むかご存知ですか? 「ししゃも」なんです。なんとなく頷けるような気がします。 以前の記事に中国では「美しい」を意味する漢字に「柳」を当てるという話をしましたが、ししゃもも確かに形がスマートで美しい?かな(笑) 夫婦でめおとと読みますが、これなんかも当て字なんです。 ◆一颯(いぶき)と子供の名前を付けようとしてるのですがこの漢字は http://bit.ly/wIygle ●これは楽しく考えさせられた。 一応季語では風一颯(読み不明)って使うみたいですけど。 過去質問でも由来不明という結論でした。 また、ヒットする名前では読みは名付け本からとなっていました。
…最初に名付けた方に聞いてみたいですね。   ◆日本人にとって漢字には、当て字で意味など無い、、、はず。 http://amba.to/wNcQ07 漢字と日本人/高島俊男著(文春新書)2 日本語と漢字の出会いは不幸であったという著者の主張はかなりショッキングである。 日本人の多くは日本語を使ってコミュニケーションをしていると思うが、 文字を書く上で日本語表記に漢字が使われている事に疑問を持つ人は少ないだろう。 漢字が支那から伝わったことは知識として知っている人は多いと思うが、 日本語に適していないと考えた事のあるひとはもっと少ないのではないか。   ◆60歳からの視覚能力 http://bit.ly/AbBsB0 文字を読んで眼が疲れない、記憶力、平衡感覚の維持のために 図は土屋道雄「誤字辞典」からの例で、永井荷風の作品中に見られた誤字の一部です。 「誤字辞典」には多くの作家、論客の作品から誤字の例をあげられていますが、特に多いのが永井荷風のものです。  永井荷風の誤字例が多く見られるのは、たまたま著者が荷風の作品に親しんでいたためなのか、荷風が誤字の多い作家だったためかはわかりません。  校正の名人といわれた神代種亮という人物が荷風とは親しかったそうですが、この人物は作家の作品に誤字を発見すると指摘した手紙を送りつける癖があったということですから、当時荷風の作品がとくに誤字が多いとはみなされていなかったようです。   ◆中学生くらいで逆転!?「英語と日本語を同時に学ぶ」効果とは https://gentosha-go.com/articles/-/22070 2019/07/06 - 2020年開催の東京オリンピックが近づき、日本全体が国際社会に対応しようと日々変化しています。政府主導で英語教育の方針も毎年のように刷新されていますが、その一方で、「英語が話せる日本人」はまだまだ少数です。そこで本記事では、英語保育園(プリスクール)を経営する中山貴美子氏が、英語と日本語を同時に学ぶ重要性について解説します。   ◆第29話 心配いたしました。 - So-net http://www005.upp.so-net.ne.jp/kenji99/b029/b029.htm 日本に「漢字」というものが伝わって来たのは西暦三世紀頃だとされている。この時すでに日本語すなわち「やまと言葉」は完成しており、日常の会話に使うべき語彙には事欠かなかったと考えられている。 この時代、漢字を持ってきた中国博士たちは、日本の知識人と共に、ありとあらゆるやまと言葉に一つ一つ漢字を当てていった。ほとんどは「意味の合う漢字」を探し、これに「やまと言葉でフリガナをつける」という作業になった。これがいわゆる「訓(くん)」である。元の「中国読み」は「音(おん)」と呼ぶ。「呉」「漢」「唐」「宗」あわせて漢字の在庫は充分すぎるほどあった。 ◆生きている化石 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/生きている化石 生きている化石(いきているかせき、英: living fossil)とは、太古の地質時代に生きていた祖先種の形状を色濃く残している生物をさす。生きた化石と言われることが多い。地層の中から発見される化石と同じ姿で現代にまで生息していることから、このような呼び名が付いた。 殆どの近縁種が絶滅してしまった分類群を指す遺存種(いぞんしゅ、英:relict species)と混同されやすいが、遺存種は祖先種の形状を残していないものも含むため、定義が異なる。遺存種のうち、生きている化石のように祖先種の形質を色濃く残しているものはごく一部である。 ◆ことばの話1740「言語��断」http://bit.ly/xvWDjr   ◆熟字訓 - Wikipedia http://bit.ly/yI4jGj 熟字訓(じゅくじくん)は、日本語において漢字の単字単位ではなく熟字単位で訓読み(訓)を当てたもの。 単字に分解してもそれぞれに熟字訓の要素は現れない。 また、読みの方でも分節不可能なものが多い。   よく使われる言葉が熟字訓になっている場合が多い。訓には和語ばかりでなく外来語が使われることがある。 例えば「煙草」を「たばこ」と訓読みする。熟字が漢語文法に則って作られていることが前提であり、字音や字訓を利用しつつも漢字本来の意味や熟字構造を無視して和語や外来語に漢字を当てる当て字とは異なる。   ◆訓読み   https://ja.wikipedia.org/wiki/訓読み 訓読み(くんよみ)とは、日本語において、個々の漢字をその意味に相当する和語(大和言葉、日本語の固有語)によって読む読み方が定着したもの。一般にひらがなで表記される。字訓(じくん)または単に訓(くん)ともいう。漢字の中国語における発音に由来する「音読み」と対照される。   ◆音読み   https://ja.wikipedia.org/wiki/音読み 音読み(おんよみ)とは、日本語における漢字の字音による読み方である。 音読みの種類 音読みには呉音・漢音・唐音(宋音・唐宋音)・慣用音などがあり、それぞれが同じ漢字をちがったように発音する[2]。たとえば、「明」という漢字を呉音では「ミョウ」と、漢音では「メイ」と、唐音では「ミン」と読む。 漢音は7、8世紀、遣唐使や留学僧らによってもたらされた唐の首都長安の発音(秦音)である。呉音は漢音導入以前に日本に定着していた発音で、通説によると呉音は中国南方から直接あるいは朝鮮半島(百済)経由で伝えられたといわれるが、それを証明できるような証拠はない。唐音は鎌倉時代以降、禅宗の留学僧や貿易商人らによって伝えられたものである。   ◆義訓    https://ja.wikipedia.org/wiki/義訓 義訓(ぎくん)とは、訓読みの一種であり、漢字に固定化した訓ではなく、文脈に合わせて個人的あるいはそれに近い狭い領域においてその場限りの訓を当てることをいう。義訓が固定化され広く用いられると熟字訓となる。 上代日本語 日本語の最古の記録である上代日本語の時代から義訓は用いられている。特に『万葉集』など上代文献での漢字の使い方を指すことが多い。「暖(はる)」「寒(ふゆ)」「金(あき)」「未通女(おとめ)」「数多(あまねし)」「間置而(へだたりて)」など。   ◆中古日本語 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/中古日本語 中古日本語(ちゅうこにほんご)とは、上代日本語と中世日本語の間に位置する、日本語の発展における一段階である。平安時代中期に用いられた。日本語の文語体の基礎となる言語である。 平安時代の初期(10世紀)に日本語を記したものは漢文・変体漢文と訓点資料(漢文訓読を記号・文字で記した資料)・古辞書を除いて残存資料に乏しく、実態ははっきりしない。一方平安時代末期(11世紀末ころ〜12世紀)には中期とは異なる現象が現れ始め、「院政期」と呼ばれる。院政期は後の鎌倉時代と似た特徴を持ち、「院政鎌倉時代」と一括して考えることがある。従って「中古日本語」という時は平安時代の中期を中心に、初期も含めるが、院政期を除いて考えるのが一般的である。そして院政期は「中古」に対して「中世前期」と呼ばれる。   ◆近世日本語 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/近世日本語 近世日本語(きんせいにほんご)とは、中世日本語と現代日本語の間に位置する、日本語の発展における一段階である。この時期は、中世日本語の多くの特徴が消失する時期であったとともに、現代日本語という形態への移行期でもあった。近世日本語が使用された期間は、17世紀から19世紀中期までの約250年であり、享保または宝暦頃を境に、上方語優勢の前期と江戸語優勢の後期に分けて考えられる。また、政治史で見ると一般的には江戸時代に相当する。
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ari0921 · 4 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)1月8日(月曜日)
    通巻第8084号 
書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
 中国の資本、土地買収、爆買いを歓迎した浅はかな日本
  移民を促進する日本政府は頭がおかしくないのか
佐々木類『移民侵略  死に急ぐ日本』(ハート出版)
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 中国の「静かなる日本侵略」の現場に飛んで、積極的な取材を重ねる『突撃隊長』の佐々木類(前産経新聞論説副委員長)がシリーズの第六弾に挑んだ。
 日本支配を狙う中国共産党の尖兵が在日中国人、あるいは既に帰化した中国人工作員。その数、帰化人をのぞき76万人!
 すでに日本列島のあちこちに「中国人居住区」がある。もちろん、全員がスパイではなく、ごく少数だが日本に溶け込もうと汗を流す中国人も、佐々木氏はちゃんとインタビューして公平を期している。
偏見をもって中国人を見ているのではなく客観的に彼らを観察し、その背後にある中国の対日戦略を読み取ろうとする。
 沖縄の離島を購入した中国人女性がいた。
国家の研究機関に巣くう学術スパイがいる。日本国内に中国公安の闇警察がある。栃木県小山市には「中国農場」があって、横浜中華街には中国人経営の激安八百屋、埼玉県川口にチャイナ団地、列挙すればキリがないが、いまどうなっているか。スパイ中国人らはいま、いかなる陰謀を展開しているのか。
 また日本政府が推進してきた移民政策の間違い、外国人土地所有法改正、改正入管法の問題点などホットな問題のすべてを簡潔に要領よく解説される。
 それにしても、中国の資本、土地買収、爆買いを歓迎した日本人、中国からの移民を促進する日本政府は頭がおかしくないのか? 
 いま日本が相手にしているのは「共産党の意向がすべてに優先する国家レベルの反社会勢力」なのである。
 そうだ、かれらは「反社」である。
 賃金が安いからと行って深く考えることもなく中国と合弁を組んだら、当てが外れ、撤退しようにも税金だとか、労働条件とかの難癖をつけられ、「官僚主義的な小役人に窓口レベルで小突き回され、賄賂を要求された挙げ句に『身ぐるみ脱いで全部置いていけ』となる」のが落ち。
 無国籍におちいり、国家利益は顧みないメディアがグローバリズムを煽り、それを真に受けた軽佻浮薄の政治家は、なんと中国企業系列にパーティ券を買って貰っていた。チャイナの買弁政治家が目立つのは、こうしたカラクリがあった。
 外国人の土地所有規制は、大正時代に制定された「外国人土地法」の活用で切り抜けられる筈だったのだ。
しかし結果は「仏作って魂入れず」。
実効性を高める政令を制定せずに戦後のドサクサで廃止された。
 「ところがどっこい。これを補うかのような法律が戦後日本に存在している。昭和二十四年に制定された「外国人の財産取得に関する政令51号」では「外国人や外国資本による財産取得に関して制限をかけることが出来たのである」(65p)
 当該財産とは「土地、建物、工場、事業所、財産の賃借権、使用貸借の基づく借り主の権利、地上権、著作権」だった。
ところが、これも国会で審議されないまま昭和五十四年に廃止されていた。 
 移民については欧米の悲鳴を聞いた方が良い。
人道的見地から無制限に受け入れた結果、ドイツではゲルマン精神は破却され、婦女子が強姦されてもメディアは報道しない。フランスはフランス語の国ではなくなろうとしており、米国は犯罪が急増し、治安が極度に悪化した。移民反対が多数派の聲となった。
 移民促進派がリベラル、人道主義であり、移民に反対もしくは規制強化けを唱えると、排外主義、レイシストと批判されてきた。脳幹が左翼ウィルスの侵された結果である
 「客人を自宅に招くとする。土足で家に上がるのを許すのか。冷蔵庫を勝手に開けて中の食べ物を食べるのを許すのか。家のルールを守って貰うのは当たり前のことだ」(222p)
 しかし「中国系移民は、移住先で出身地や宗族単位で強い絆で結ばれた共同体をつくる。自分たちが住んだ場所が「中国である」とばかりに受けいれ国の慣習に関心を持たず、聞く耳を持とうとしない例もある」
 このまま日本は自死するのか、目覚めるのか、日本はその瀬戸際にあると佐々木氏は訴えるのである。
 そろそろトランプのように、あるいはオルバンのように、「移民を追い返せ」と主張する政治家がでてきてもよいのではないか。
 日本の深刻な状況をえぐったルポである。
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onibi-onibi · 6 years
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▲これからが米中対決の本戦を迎える  中国に対してはすでに(1)輸入物資に高関税を課した(2)知財盗取を許さないために、中国資本の米国企業買収を認めない(3)金融で締め上げる。中国の在米資産凍結などの手段を法制化(4)為替操作で対抗する中国の外貨市場への攻撃準備。(5)華為技術と中興通訊(ZTE)を米国市場から排除。(6)習近平の唱える「2025 製造大国」への懸念表明、5Gなど次世代技術を渡さない。等々。  イスラエルの要望に添ってのイラン制裁、サウジへのテコ入れ、エルサレムへの大使館移転などで、アラブ諸国の反撥が殆どなかった。中東のエネルギー政策で大きな懸念はトルコの扱いが慎重さを欠くことだ。  そして、ここでロシアの活用が次の段階の外交目標となる。カナダのG7で、トランプは「ロシアをG8に復帰させよう」と提言している。欧州勢は無反応だったが、プーチンが反応した。  先週、ジョン・ボルトン安全保障担当大統領補佐官はモスクワへ飛んで、プーチンと下打ち合わせを完了、記者団の「クリミア併合を黙認するのか」という質問に「それはありえず、合意できないポイントがあることで合意することにもなるだろう」と煙に巻いた。  米露首脳会談では議題を設けず、ロシアと接近する必要があり、いずれ中国包囲網の仲間に加える腹づもりと推察できる。  ロシアは中国人をまったく信用しておらず、現在までの「蜜月」の演出は武器と原油を購入してくれる大事な顧客であるという打算がさせたものである。  7月16日、ヘルシンキでの米露首脳会談は、1989年12月のブッシュ・ゴルバチョフのマルタ会談(東西冷戦の終結を決めた)に匹敵する歴史的意議をもつことになるかも知れない。
宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <トランプ外交の全貌が、霧が晴れるように見えてきた (2018年07月02日発行) | 宮崎正弘の国際ニュース・早読み - メルマ!
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xf-2 · 5 years
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事実を知らしめることが親善に
豊田有恒(作家)
愛国の一方で政府批判
 このところ、韓国の反日が常軌を逸したものになっている。いわゆる従軍慰安婦の問題は、日本の巨大新聞が、その強大な影響力を行使した結果、世界中にまき散らされた虚構なのだが、いわば韓国との連携のもとで、拡大した側面も見逃せない。
 明らかに、韓国は、変わってきている。なぜなのだろうか? 私は、1970年代の初頭から、韓国へ通い始め、韓国語も学び、多くの著書を上梓してきた。しばしば、親韓派と目されてもきた。弁解になるが、これには、理由がある。70年代の当時、例の巨悪の源泉である新聞社は、北朝鮮一辺倒だったのである。今日では考えられないことだが、北朝鮮を「地上の楽園」と美化し、相対的に韓国を独裁政権と規定し貶(おとし)めてきたのである。
 私は、もともと、小説家であり、思想的な背景はない。韓国へ行くようになったきっかけは、小説の取材のためでしかなかった。韓国は、あの新聞社が報じるように、独裁政権の国だと思いこんでいた。これは、おおかたの日本人の当時の平均的な理解だったろう。なにしろ、良心的と目されていた大新聞が、北朝鮮への帰国事業などを後援し、後にノーベル賞を受賞する有名作家や、国際無銭旅行で大ベストセラーを出した評論家などが、すっかり賛同しているのだから、実際に韓国へも北朝鮮へも行ったことのない人間は、そうだと信じこむしかなかった。
 しかし、韓国へ通ううちに、日本の報道が、おかしいのではないかと、うすうす思いはじめた。三十代はじめで若かったせいだろう、フットワークが良かったから、取材目的の古代遺跡のほかにも、あちこち歩きまわる。ディスコで知り合ったディスクジョッキーをやっているという同年輩の韓国人と意気投合したが、この男、どこでも政府批判ばかり口にする。こちらが、心配になって、周囲を見回したほどだった。日本では、KCIA(韓国中央情報部)の悪行ばかりが報道されていたから、言論の自由はないという先入観にとらわれていたが、こうした報道が、変ではないかと感じはじめた。
 また、一方では、政府批判もするが、この男、愛国心を口にする。ディスクジョッキーという軟らかい職業の男が、愛国心を口にすることに、違和感も持ったが、やや羨ましくもあった。当時、日本のマスコミは、左翼デマゴーグに牛耳られていたから、愛国心などと言えば、右翼と間違われかねないような風潮が、蔓延していた。しかし、韓国では、こうした言説は、この男だけではなかった。あちこちで、北朝鮮に偏している日本の報道がおかしいとする、多くの韓国人の批判を耳にするようになった。また、必ず日本に追いついて見せるという、愛国心をむき出しにした意見にも接した。
韓国の実情紹介に誹謗中傷
 韓国語が判るようになると、行動範囲も広がってくる。こうした韓国人が、KCIAに監視されているから、点数かせぎに愛国心を口にしていたわけではないと、だんだん判ってきた。バイク・カーマニアだったので、現代(ヒョンデ)自動車(チャドンチャ)や大林産業(テーリムサノプ)のショールームに足を運んで、韓国の自動車・バイク事情に関心を持ちはじめた。
 日本で報道されるような「暗く抑圧された独裁国」といったイメージでないことが、しだいに判ってきた。日本で、しばしば誤解されていることだが、反日の激しさから、韓国人に険しいイメージを持つ日本人が多い。一面では当たっていないこともないが、日常の生身の韓国人は、妙になれなれしく陽気で人懐(ひとなつ)こい。
 あの大新聞は、「暗く抑圧された独裁国」という疑似イベントを売りまくって、北朝鮮を美化し、韓国を貶める方向へ、日本国民をマインドコントロールしていたのだ。
 韓国では、確かに日本より言論の自由が制限されていた。しかし、それは、金日成の個人崇拝による究極の独裁国家である北朝鮮と対峙するためであり、ある程度は強権政治を敷くしかなかったのである。当時、韓国では「誤判(オバン)」という表現が、しばしば使われていた。韓国国内が混乱していると見てとり、好機とばかりに北朝鮮が南進に踏み切るのではないかというわけだ。つまり、北朝鮮に誤判させないように、常に国内を安定させておかなければならなかったのだ。全ての韓国人が、ほん(・・)もの(・・)の(・)独裁国家である北朝鮮を恐れていたからだ。
 こうした韓国の実情を、広く知らせたくなった。小説家という職業柄、書くメディアには、事欠かない。小��家の仕事ではないという躊躇(ためら)いもあったが、最初のノンフィクションとして「韓国の挑戦」(祥伝社)を上梓したのが、昭和53(78)年のことだった。書評では、これまでの日本の対韓認識を一変させたとまで、評された。当時の私には、巨悪と戦おうなどという大それた問題意識は、まったくなかった。
 だが、ベストセラーにはなったものの、あれこれ、雑音が耳に入ってきた。この問題が、当時のマスコミ界では、タブーになっていると知ったのは、発売されてからだった。つまり、ほんとうのことを言ってしまったため、このタブーに抵触した。期せずして、あの大新聞と言う虎の尾を踏んでしまったわけだ。
 朴政権に買収されている―は、まだしも上品なほうで、韓国に愛人がいるとか、韓国成り金だとか、いろいろ悪罵を聞かされることになった。そこで、子供たちもつれて、一家5人で毎年夏休みに韓国へ遊びにいき、印税を使い果たした。
日韓のため尽くした金思燁氏
 あの大新聞が主導して、日本人を親北朝鮮、反韓国という方向へ誘導していたわけだが、最近は、かつての報道姿勢が嘘だったかのように、あの大新聞は、北朝鮮を賛美するようなこともなくなり、いつのまにか北朝鮮への批判を、臆面もなく展開するようになった。
 それどころか、70年代当時あれほど嫌っていたはずの韓国に過剰に感情移入し、悪いのは全て日本人式の報道姿勢で、虚構に基づく従軍(・・)慰安婦(・・・)なる疑似イベントを垂れ流す始末である。多分、従軍(・・)慰安婦(・・・)報道についても、いったん非を認めたものの、真剣に謝罪するつもりなどなく、なし崩し的に、鉄面皮を決め込んで、風当たりが収まるのを待っているのだろう。
 実際、当時、私は、韓国人の魅力にハマってもいた。日本人のように、控え目でなく、陽気に自己主張する姿勢が、一度も宮仕えしたことのない私のような一匹オオカミの作家には、波長が合っていると錯覚したせいでもある。
 当時、知り合った韓国人のなかには、私の終生の師と仰ぐ人も、少なくなかった。東国大学の金思燁(キムサヨプ)先生とは、シンポジウムの席で知り合った。日韓バイリンガルの世代的な体験から、「日本書紀」「万葉集」を韓国語に、「三国(サムグク)史記(サギ)」「三国遺事(サムグンニュサ)」を日本語へ翻訳され、日韓古代史の研究におおいに貢献され、また、東国大学に日本学研究所を設立され、初代所長として、日本研究を韓国に定着させた功績は、おおいに評価されるべきだろう。
 金先生に招かれ、東国大学で講演したこともある。最初、韓国語で話しはじめたのだが、見るに見かねて、助け船を出してくださったのは、先生の優しさだった。私のほうも、日本人を知る方々が物故して、日本語スピーカーが減っていることに危惧を覚え、毎年、拙著も含めた文庫本を教材として日本学研究所へ寄贈し、日韓親善に努めたものである。金先生は、私のささやかな協力に、研究所からの表彰という栄誉で応えてくださった。ほんとうに尊敬できる立派な方だった。
 また、在日の人では、作家の故・金(キム)達(ダル)寿(ス)さんとは、古代史の会を通じて、親しくしていただいた。「日本の中の朝鮮文化」は、十数巻にわたる大著だが、日本全国に足を運んで、いわばライフワークとして書かれる際、金さんが自分に課していたことが、ひとつだけあった。韓国・朝鮮人の書いたものは、絶対に引用しないことだった。韓国・朝鮮人の書いたものなら、例の剣道の起源の捏造のように、なんでも朝鮮半島から渡来したと、こじつける文献が、いくらでも見つかるだろう。
 おそらく、金さんは、韓国・朝鮮人の書いた文章を引用したいという誘惑に駆られたこともあったにちがいない。しかし、日本人が書いたものしか引用しないと、いわば、痩せ我慢のように、心に決めていたのだ。
 金達寿さんとは、酒を呑んだり、旅行したり、また拙著の解説をお願いしたりしたこともある。艶福家で豪快な人だった。
今に伝わらぬ統治のプラス面
 時の政権を批判して、亡命同様に日本へ渡り、「コリア評論」を主宰されていた金三(キムサム)圭(ギュ)さんとも、知り合った。何度か、同誌をお手伝いした記憶がある。金さんは、東亜(トンア)日報(イルボ)の主筆の体験を生かして、当時は画期的だったクロス承認方式を提唱して、健筆を奮っておられた。南北朝鮮の対立状況を解消するため、中ソ(当時)が韓国を、日米が北朝鮮を、それぞれ承認することによって、平和を担保するというアイデアだった。
 しかし、その後の経緯を考えれば、中露は韓国を承認したが、日米は、北朝鮮と国交を持たないままである。あの当時は、かの大新聞の陰謀で、日本では伏せられていたが、北朝鮮という史上かつてない独裁国家の実像と戦略が、今や全世界で周知のものとなったからである。
 例の大新聞は、韓国を独裁国家と決めつけて、あれこれ捏造報道を繰り返したが、まもなく馬脚をあらわすことになった。あまり、褒められた話ではないのだが、不純な動機ながら、多くの日本男性が、韓国を訪れるようになり、本物の韓国を実際に目で見るようになったからだ。
 今も変わらぬ売春大国は、当時から有名だったのだ。空港などでは、団体旅行の男たちが、昨夜の女がどうのこうのと、聞えよがしに話しているのは、同じ日本人として、気が引ける思いだった。当時は、日本世代の韓国人が健在だったから、日本語を理解できる。あまりの傍若無人さに、舌打ちをしながら、露骨に「ウェノム」だの「チョッパリ」だの、差別用語を口にしている韓国人も、珍しくなかった。こうした日本人は、韓国語が判らないから、差別用語で呼ばれても、判らないのだから、おめでたい話だ。
 しかし、不純な動機から訪韓しようと、実際の韓国を見てくれば、韓国が制限付きながら、自由主義の国だと判る人が増えてくる。とうとう、例の大新聞も、疑似イベントのような韓国=独裁国家論を、引っ込めるしかなくなったようである。
 免税店などでは、日本世代の年配の女性が、若い人に日本語を教えているケースもあった。何度か訪れ、親しくなると、世間話のようなこともするようになる。さる女性は、つい最近(当時)、女学校の同窓会を行なったところ、多くの同窓生が日本から駆けつけてくれたと、嬉しそうに話してくれた。
 当時、女子の高等教育は、日本でも朝鮮でも、まだ途上だった。女学校は、いわば最高学歴で、いい家の子女しか、通えなかった。したがって、この方の同窓生は、かつてソウルに住んでいた日本人が多かったわけだ。いや、この方も、元日本人であり、内地か朝鮮かなどと、出自を気にすることなく、自由に青春を共にしていたのである。
 多くの悲劇も誤解も矛盾もあったが、こうした日本統治時代のプラス面が、日本でも韓国でも、今の世代に正確に伝わっていないことが、日韓の最大の問題なのだろう。
良好になりつつあった日韓関係
 70~80年代にかけて、韓国では、慰安婦も歴史認識も、話題にすら昇ったことはなかった。その後、韓国を独裁政権扱いする報道も影をひそめ、日韓関係は、良好な方向へ向かいはじめた。もちろん、一部では、反日もあるにはあったものの、顕在化しなかった。
 むしろ、日本人のほうが、韓国への好感度を増していった。「冬のソナタ」のヒットの影響もあったろう。元のタイトルは「冬(キョウル)恋歌(・ヨンガ)」である。主役の裴(ペ)勇(ヨン)俊(ジュン)の魅力もあったろうが、誰が訳したのか、ソナタという言葉が効いたせいもあるだろう。
 70年代、日本世代の免税店のおばさんたちは、男ばかり来ないで、女性にも韓国へきてもらいたいと、いつもぼやいていた。家内を同行すると、おおいに喜ばれた。当時、ビーズのハンドバッグ、螺鈿(らでん)の漆器、絞り染めの生地など、男には価値の判らない土産物が、韓国では安く買えたのである。時代は、様変わりして、多くの中年女性が、日本から韓国を訪れるようになった。
 私も個人的に、日韓親善に尽くしてきたつもりである。東国大学以外にも、たまたま知り合いができた祥(サン)明女子(ミョンヨジャ)大学(テーハク)など、いくつかの大学へ、文庫本を教材として寄贈しつづけた。韓国の日本語スピーカーを減らさないためである。
 また、本業に関して言えば、日韓の推理作家協会の交流プロジェクトが、行なわれた際には、おおいに働いたと自負している。韓国では、減ったとはいっても、日本語で案内してくれる作家に、事欠かない。しかし、日本では、「韓国の独裁政権、やっつけろ」式の景気のいいスローガンをぶち上げる作家は、たくさんいたものの、韓国語で案内できる作家が、ほとんどいなかった。「あれ(イッチョ)に(ゲ・)見えます(ポイヌン・)建物(コンムル)は(・ン)、国会(クッケ)議事堂(ウィサタン)で(・イ)ございます(ムニダ)」などと、東京観光ではバスガイドのようなことも、しなければならなかった。
 90年代には、日本人の韓国に対する関心と、好感度も高まり、韓国人の日本への興味、関心も、増していった。サッカーW杯の共同開催に向けて、日韓関係は、新たなステージに向かうかに見えた。
日韓離反狙う慰安婦捏造報道
 だが、ここで、あの大新聞は、またしても、その強大な権力を行使して、日韓離反の挙に出た。
 1991年、いわゆる従軍慰安婦なる虚構が、報道されたのである。この巨大新聞は、現在では、いちおう虚妄だったことを認めてはいる。だが、軍隊相手の売春婦である慰安婦と、勤労動員で働いた挺身隊を、混同した報道に関しては、当時は事実関係の研究が進んでいなかったためと、弁解している。
 しかし、年齢の離れた姉が、あのころ女学生で、勤労動員により中島飛行機の工場へ、自転車で通っていたのを、私ははっきり覚えている。もちろん、慰安婦とは、何の関係もない。ことは、姉の名誉とも関わってくる。
 平成に入って早々のころには、あの新聞社にも、私と同世代の社員が、まだ現役でたくさん働いていたはずである。知らないはずがない。二十数年も訂正することなく、頬かぶりをしてきたのは、単なる誤報などではなく、あの大新聞が仕掛けた日韓離反策の一環で、意図的なものだからなのだろう。
 日韓離反を図る大きな意思は、あの新聞の言論支配のもうひとつの柱として、吉田某なる人物による、済州(チェジュ)島(ド)における日本官憲の女狩りという、とんでもない虚構を付け加えることによって、さらに拡大していく。
 しかし、その後の十数年は、この大新聞の企みは、まだ功を奏さなかった。日本では、韓国ブームが続いていたからである。これまで訪韓したことのない、中年婦人層が、韓国を訪れることが多くなり、韓流にはまった韓国語学習者も、増えていった。そればかりでなく、男性のなかにも、韓流ドラマにはまる人が多くなった。韓国の大河ドラマ「朱蒙(チュモン)」は、高句麗の開祖朱蒙を主人公とした作品だが、私の近くのDVD店では、新作が十巻入っても、即日借りだされるほどの人気だった。
 朱蒙は、もともと「三国(サムグク)史記(サギ)」に記録される神話上の人物なのだが、それを強引に歴史ドラマ風に、仕立て上げるところが、まさに韓国人である。元ネタが僅かしかないので、古今東西のエンタテインメントから、使えそうな要素を、流用している。水戸黄門のような部分も、大奥のような部分もあるが、臆面もなく、受けそうな要素を投入しているから、たしかに面白いことは面白い。
 また、韓国側も経済力の伸長と共に、訪日して実際の日本を肌で知る人々が増えてきてもいた。別府の大ホテルなど、経営危機に陥った苦境を、韓国からの観光客の増大で乗り切ったほどである。国際化というスローガンが、しばしばマスコミを賑わすが、お互い知り合う以外に、国際理解が進むことはない。 
慰安婦と同構造の原発報道
 だが、挺身隊=慰安婦という虚妄、済州島女狩りという捏造は、徐々にボディブローのように効いていった。韓国では、従軍慰安婦像なるものが、日本大使館の前に設置され、アメリカ各地へ飛び火していく。あの像は、新聞報道にあった12歳の少女として造られている。挺身隊=勤労動員には、中学生、女学生も動員されたから、その年齢の生徒たちも少なくなかったが、軍隊相手の慰安婦に、その年代の少女がいたという記録もないし、事実もなかった。
 韓国では、挺身隊問題対策協議会という団体が、活動し続けている。あまりにも長ったらしいので、挺(チョン)対(テ)協(ヒョプ)と略している。あの大新聞が垂れ流した挺身隊=慰安婦という虚構を、そ��まま踏襲しているわけだ。語るに落ちるとは、このことだろう。
 事実関係が、はっきりしたのだから、あの新聞の責任で、韓国側に訂正を求めるのが、筋だろう。だが、あの新聞は、それをしない。それどころか、慰安婦の存在は事実だから、これまでの方針に変わりないという態度を、とりつづけている。
 なぜ、こうなるのだろうか? 韓国の問題と離れるが、私も筆禍に遭ったことがある。あの新聞社は、取材も検���もしないで、記事を書くことが、はっきり判った。私が受けた筆禍など、些細なことだが、問題の根は、共通している。
 私は、本業のSF小説の未来エネルギーとして、昭和30年代から、原子力に興味を持っていた。そして、日本中の原発と、建設予定地の全てを、取材した。当時、人気の「朝日ジャーナル」誌が、特集を組んだなかに、私の名前も、名誉なことに入れてあった。その特集とは、「わたしたち(原発反対派)を未開人と罵った識者十人」というものだった。もしかしたら、原発反対派を未開人と罵った粗雑な人間が、その十人の中に、いたのかもしれない。
 しかし、私は、そういうことを言ったこともないし、書いたこともない。それどころか、立地点の住民の反対を尊重すべきだと、常日頃から主張してきた。また、すでに物故したが、反対派の大立者の高木仁三郎は、私の中学の同級生で、同じ大学に入った間柄であり、かれが反対意見を発表できないような事態になったら、私と意見が異なってはいても、かれの言論の自由を守ると宣言してきた。さらに、原発に反対する自由のない国は、原発を建造すべきではないと、何度も書いたことがある。
 ことは、原発賛成、反対という問題ではない。こうした報道をするからには、私をふくめて、そこに記された十人が、そういう発言をしたかどうかを、取材確認する必要がある。
 ところが、私には、まったく取材は来ていない。そこで、私は、雑誌「諸君」のページを借りて、当時人気だった筑紫哲也編集長宛てに、私が、いつ、どんなメディアで、そういう発言をしたかと、問い合わせた。もちろん、そんな発言など、あるわけがない。筑紫編集長の回答は、のらりくらりと、話題をすりかえることに終始した。
韓国人と〝あの新聞〟の共通点
 つまり、あの大新聞は、取材も検証もしないで、主義主張に基づくフィクションを、報道の形を借りて、読者に垂れ流しているわけだ。原発などに賛成し、傲慢な発言をする非国民が、十人必要になった。そこで、関係ない人間もふくめて、誌上でさらし者にしたわけだ。つまり、原発推進めいた意見を、圧殺する方針だったのだろう。
 いわゆる従軍慰安婦の報道と、まったく同様の構造である。
 従軍慰安婦なるフィクションを、あたかも事実であるかのように、売りまくって読者を欺いた責任は、まさに重大である。しかも、日韓関係を破壊したばかりでなく、全世界にわたって日本の名誉を泥にまみれさせた罪科は、きわめて悪質である。
 誤報ではなく、明らかに意図的な捏造である。この捏造が,韓国に飛び火すると、さらに拡大していく。その意味では、この大新聞の離反策に、うまうまと乗せられた韓国も、いわば被害者と言えるかもしれない。主義主張を真っ向から掲げて、事実の確認も検証もしない韓国の国民性と、あの新聞の社是(?)は似ているかもしれない。
 私は、過去四十数年にわたって、韓国と関わってきた。最初、自宅ちかくの笹塚の小さな教室で、韓国語を学びはじめた一人に産経新聞の黒田勝弘さんがいる。あちらは、ソウル在住が長いから、私など到底及ばないネィティブスピーカーに近い語学力だが、スタートは一緒だった。
 以後、折々に韓国関係の著書を上梓してきたわけだが、その都度、親韓派、嫌韓派などと、勝手に分類されてきた。例の大新聞もふくめて、日本のマスコミが北朝鮮に淫していたころは、日本のマスコミ批判とともに、韓国擁護の論陣を張り、顰蹙を買った。また、韓国の反日が、度を過ぎたと思えば、遠慮なく韓国批判を展開してきたつもりである。
 国際親善には、王道はないから、知る以外に近道はないと考え、「日本人と韓国人、ここが大違い」(文藝春秋)「いま韓国人は、なにを考えているのか」(青春出版社)など、比較文化論ふうの著書もあり、口はばったい話だが、日本人の韓国理解に貢献してきたつもりである。
 もちろん、私の独断と偏見に堕す危険があるから、多くのコリア・ウォッチャー仲間から、助言や意見も頂戴し、拙著の間違いも指摘された。
転向左翼の韓国利用
 いわゆる韓国病にはまりかけていたとき、早大名誉教授の鳥羽欽一郎先生から、たしなめられた。「豊田さん、日本人と韓国人は、おたがい外国人なのだから、同じ視点に立つということはできませんよ」と、確か、こんなことを言われた。そのときは、むっとしたが、先生は、韓国にのめりこみすぎている私に、ブレーキをかけてくださったのだ。
 70年代、韓国にまじめに取り組もうという日本人は、それほど多くはなかった。田中明氏のような大先達のほか、外交評論の大御所岡崎久彦氏にも、お目にかかり、励ましを頂戴したことがある。外務省在勤中で、本名をはばかったのか、「隣の国で考えたこと」を、長坂覚のペンネームで、早い時期に刊行されている。現在は、本名で再版されているから、入手可能な名著である。
 また、産経新聞の柴田穂さんも、大先達の一人だった。韓国関係の会合で、何度か、お目にかかり、アドバイスを頂戴したこともある。なにしろ、中国政府に批判的な記事を書き、産経新聞が北京支局の閉鎖に追いこまれたとき、支局長として残務を整理し、従容として北京を退去された剛直な方である。支局閉鎖という事態を招いたのだから、本来なら責任重大なはずだが、言論の自由を守ることを優先したのである。
 それに引き換え、当時あの大新聞は、中国べったりの記事を、垂れ流しつづけていた。この新聞社には、Aという名物特派員がいた。中国通をもって自任していたはいいが、他社の記者まで、このA特派員に、お伺いを立てるようになったという。どこまで書いたら、中国政府の逆鱗にふれるか、A特派員に、判断を仰ぎに来たのだ。早い話が、あの大新聞が、日本の中国報道を検閲していたことになる。
 70年代、北朝鮮一辺倒だった日本の文化ジャーナリズムの世界で、一つの伝説があった。いわゆる進歩的文化人は、自分の名前だけ、ハングルで書けたというのである。申し合わせたのかもしれないし、あるいは、あの大新聞の関与があったのかもしれない。現在からは、信じられない話だが、ハングルで名前を書いてみせるだけで、朝鮮問題(?)の権威扱いされたそうである。
 しかし、現在の日韓の確執を眺めると、妙なねじれ現象がある。竹島問題にしても、従軍(・・)慰安婦(・・・)にしても、韓国側と共同歩調を取っているのは、70~80年代、あれほど韓国を独裁国家扱いして、忌み嫌っていた進歩的文化人なのである。節操もなにも、あったものではない。日本叩きに資する、あるいは、商売になると判ったら、かつて贔屓にした北朝鮮を見捨て、韓国に媚びるのだから、こういう世渡り上手と戦うのは、容易なことではない。
事実伝えることが真の親善に
 翻って、現在の韓国である。反日は、狂気の沙汰の域に達している。これには、日本世代が現場から退き、あるいは物故したという事実が、おおいに関係している。私が、多くの教示を受けた方々は、もし存命なら、こんなことを言うと怒られるかもしれないが、日韓双方の美点を兼ね備えておられた。
 もう一歩、踏み込んで言えば、日本の教育を受けた方々だった。立派な方というと、ややニュアンスがずれるが、韓国語でいう「アルンダウン・サラム」という方が多かった。こういう世代が亡くなり、反日が質量ともに、変わってしまった。まず、かれらが考える仮想の日本人に対して、際限なく敵意をむき出しにした、いわばバーチャル・リアリティの反日になっている。
 日本では、韓国人は、険しいイメージでとらえられがちである。反日の激しさを見れば、間違いではないが、一面的に過ぎる。日頃の生身の韓国人は、お喋りで、陽気で、図々しいくらい人懐こい。日本人は、以心伝心を理想とする文化を生きているが、韓国人は、口にしたことが全てである。発信能力を磨かないと、生きていけない社会である。たとえ嘘でも、自分の主義主張を正面に掲げないと、たえず足をすくわれる危険に直面している。
 そのため、国際的には、日本人より判りやすいと定評がある。よく見てもらえれば、日本人の誠意が通じるはずだが、韓国人のほうが声が大きいから、知らない人が聞くと本気にする、と言った程度には、説得力を持ってしまう。
 大方の日本人の対韓姿勢は、「また、韓国人が騒いでおる。放っておくのが、大人の態度」といったものだろう。これが、日韓摩擦を拡大した主な原因のひとつである。日本からの反撃がないから、向こうは、さらに反日をエスカレートさせるのだ。
 日本は、和の社会だとされる。これには、聖徳太子が引き合いに出されることが多いが、贔屓の引き倒しの面がある。有名な十七条憲法の第一条が、はきちがえられている。太子は、談合のような和を勧めているわけではない。あくまで論じてからと、なれあいを戒めている。
 まさに韓国相手では、論じなければ駄目なのだ。相手は、合理的な議論が苦手だから、徹底して、論拠を上げて、言い負かすつもりで、追いつめなければ、非を認めない。一見、乱暴なようだが、反日が、高くつくという事実を、知らしめないかぎり、韓国の反日は、拡大するばかりで、絶対に解消しない。
 現在の韓国は、日本世代がいなくなり、歯止めがかからなくなっている。さながら李朝時代の政争のような、権力闘争すら起こりはじめている。日本が、関わりを持つ以前の時代へ、先祖がえり(atavism)してしまった感がある。ここに乗じて、あの大新聞が、新たなテーマで反日の捏造を加えて、逆襲してくる畏れもある。いや、その萌芽は、すでに現れている。
 私の「どの面下げての韓国人」(祥伝社)は、やや刺激的になるのを承知のうえで、出版社と協議して決めたタイトルである。さっそく、左翼弁護士が、噛みついてきた。ヘイトスピーチだというのである。しかし、ネットでは、すぐ反論されている。つまり読んでいないことを白状したようなものだというのである。なかには、あの本は韓国に同情しているのだ、とする感想もあった。こういう応援は、ありがたい。
 私は、あるときは親韓派、あるときは嫌韓派というレッテルを、貼られてきた。私は、日本人であり、日本を愛している。その都度、批判すべきことは、日本であれ韓国であれ、批判してきたつもりである。
 あの大新聞は、苦境を打破するため開き直って、韓国批判の本には、すべてヘイトスピーチだという烙印を押して、葬り去ろうというわけなのだろう。また、いわゆる従軍慰安婦の仕掛け人の元記者の就職先や自社に、脅迫があったという事実をもとに、言論の自由を盾にして、被害者の立場へ逃げこもうとしている。自分が、強大な権力をふりかざして、異なる言論を圧殺してきたことには、すっかり頬かぶりしている。
 韓国には怒りを込めた反論を、あの大新聞には、厳しい追及の手を緩めてはならない。それが、ほんとうの日韓親善につながるからだ。
 とよた・ありつね 昭和13年前橋市生まれ。父の医院を継ごうと医者をめざし、合格した東大を嫌い慶應大に入るも、目標が変わり武蔵大に入学。第1回日本SFコンテストなどに相次いで入賞して在学中の37年作家・シナリオライターとしてデビュー。手塚治虫のもとで「鉄腕アトム」のシナリオを二十数本担当。「スーパージェッタ―」「宇宙少年ソラン」の脚本も手掛ける。『倭王の末裔 小説・騎馬民族征服説』が46年にベストセラーとなる。47年東アジアの古代史を考える会創設に幹事として参画。50年「宇宙戦艦ヤマト」の企画原案、SF設定を担当。SF作家クラブ会長、島根県立大学教授などを歴任。63年オートバイ日本一周を達成。近著に『日本の原発技術が世界を変える』『どの面下げての韓国人』(ともに祥伝社新書)など。
※別冊正論23号「総復習『日韓併合』」 (日工ムック) より転載
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onikiyosuke · 10 years
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多摩川下流域の地域的特色と六郷とんび凧の歴史から読み取る伝統行事の可能性と課題
1 はじめに  多摩川河川敷で行われる六郷とんび凧揚げには古くからの歴史がある。本稿では多摩川下流域の地域的特色と組み合わせてその歴史を紐解き、そこから見えてくる伝統行事の可能性と課題について六郷とんび凧の会の会長である吉田恒男氏に取材をした内容を交え私の見解を述べる。
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2 多摩川下流域の地域的特色  2-1 風土  大田区下丸子以降から河口までの地域は多摩川低地と呼ばれるデルタ地帯である。左岸に六郷・羽田を臨み、右岸には宿場町川崎があった。  多摩の山地で伐採された木材を運搬する筏流しは江戸時代初期に始まったとされ、幕末から明治にかけての最盛期を経て大正時代に終わりを告げた。木材だけでなく年貢米などの運搬にも利用された���摩川は主な海上輸送基地としての役割を担っていたのである。  主な産業として、大森の海岸線では海苔の養殖、現在の川崎市東部に位置する大師河原方面では製塩産業が盛んであった。羽田猟師町では延縄漁が盛んであり、アナゴ、サヨリ、サワラ、スズキ、タイなど実に多様な魚が獲れていた。羽田浦は江戸時代には御菜浦と呼ばれ幕府に海産物を献上していた。多摩川河口には農地も広がっていた。  このことから多摩川下流域は漁村と農地が混在し、人と物資で賑わう地域であったことがうかがえる。
 2-2 羽田の工業化  しかしながらその資源豊かな地域は羽田空港の建設や周辺地域への企業・工場の進出により様変わりしてくる。  羽田飛行場は大正5年(1916年)の日本飛行機学校と飛行機製作所の設立に端を発する。六郷川(1)の海にそそぐ浅瀬の砂浜が干潮時には干潟となり、飛行場の建設に適していた。戦後のアメリカの接収を経て東京湾の拡張がなされ羽田地区の工業化は進んでいった。  明治30年代後半には右岸の川崎地区の工業化が進む。後の明治製糖である横浜製糖や、東京芝浦電気、味の素など民間企業の進出が相次ぎ、川崎は産業都市として発展していく。
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3 六郷とんび凧について  3-1 歴史  江戸の町並みを映した風景の中に凧揚げの様子が描かれた版画や、弘化4年(1847年)には各地域の凧を紹介した紙鴟登天上雙六が存在した。江戸時代後期には既に凧揚げは娯楽として確立されていたのである。  そのような中で六郷のとんび凧は江戸時代後期に始まったとされる。遊具的な側面ではなく、カラスから魚を守る案山子のような役目として作られたのが発祥と言われる。豊富に獲れる魚を河原で大量に干せばそれを狙うカラスも現れる。遊具というより生活を守るための対策の一環だったのではないかと考える。  とんび凧は農家の副業として作られた。農閑期に骨組みを拵え、十一月頃までに仕上げるといった流れで最盛期は明治末から大正にかけてとされており、大正5年には2万6千枚、職人の数は男女合わせて計22人、8件の製造家が存在していた。同じく副業として作られていた縄ないやムシロ編みなどの約二倍の手間賃を得ていたという。  大正期には竹内権次郎氏を組合長とした六郷鳶凧製造組合が結成され、集荷と出荷を担うようになった。出荷地域は関東はもちろん、北は樺太・北海道、南は沖縄までに送られており、全国的に名が知られるまでに至った。大正末、更に竹内氏はイギリス、アメリカ、フランス、カナダなどへ海外輸出を行っていた。  そこまで六郷とんび凧が全国に広がった背景としては多摩川上流部から木材を運搬しにきた筏師が土産として凧を買って帰るなど、多摩川下流域の「ヒトやモノ」の活気溢れる流通の中で、何かを広めることは比較的容易だったのではないかと考える。海上輸送基地としての立地条件が凧を広範囲に広げた要因の一つであることが推測できる。  しかし凧作りも徐々に衰退していく。昭和初期に3、40人の職人を擁し年間十数万枚のとんび凧を製造していた六郷唯一の製造家「信楽」も戦争の中断を機に注文は減り続けた。忍び寄る戦争の気配も衰退の一因には考えられるが、明治後半からの川崎地区への企業の進出、昭和6年の羽田の埋め立て地への東京飛行場の移転に見られるような多摩川下流域地区の工業化、近代化による職人の減少、また凧を揚げる場所の縮小など環境面での問題も衰退の一因だと考えられる。  昭和30年代半ばに最後の職人となった竹内氏も廃業し、とんび凧の歴史は一時的に途絶えてしまう。しかしその約10年後に凧を作ったことのある地元の有志によって復活し河川敷を会場とした「六郷とんび凧揚げ」が毎年成人の日に行われるようになったのである。
 3-2 特徴  茨城県の龍ケ崎、千葉県の長南町、静岡県の浜松や磐田など、とんび凧と言われる凧は他地域にも存在するが、それらは和紙に絵を描いた平面的な絵凧である。一方六郷のとんび凧は尖ったくちばしや「羽切り」と呼ばれる本物のとんびを再現したかのような羽を持っている。黒を基調に控えめな橙色のポイントも入っており、立体的且つ写実的な表現がされている。  飛び方にも特徴がある。風に乗り、ゆったりと旋回しながら飛ぶ姿は本物と見紛うばかりである。風さえあれば2時間でも3時間でも飛び続けるらしく、吉田氏曰く「この凧を一度揚げると他の凧を揚げられない」だそうだ。  ここまで本物の鳶に忠実に再現して作られた理由としては、先に述べたようにカラスから魚を守るための実用品として作られたことに由来する。江戸後期、遊具としての凧が世間に普及する中、実用品として多くの黒い凧が空に舞う六郷は他地域からしてみれば異色のものだったのかもしれない。
 3-3 献上凧  大正5年、今上天皇の立太子礼の祝賀のため赤坂の松本商店からの依頼を受け、翼長四間(7.2メートル)と三間(5.4メートル)の大とんび凧各5枚が沼津御用邸に献上された。この松本商店はとんび凧の主要な出荷先の一つであり、こういった際物問屋を中心に流通が拡大していったものと推測できる。  昭和44年、御用邸が沼津市に貸与された際、厩舎に保管されていた凧の破損がひどかったため四間と三間各1枚ずつを残して他は焼却処分となってしまった。しかし昭和54年に竹内氏、須山長太郎氏、須山敬造氏らによって残った2枚が修復され、現在、四間は大田区立郷土博物館へ、三間は沼津御用邸記念公園にて保管されている。
4 現在の取り組み  昭和58年から安養寺(2)近くの河川敷で成人式の日に行われるようになった「六郷とんび凧揚げ」は現在でも続いている。凧の制作には1年近くかかり、年末に取材に訪れた吉田氏の制作現場には無数の竹が干されており、完成されたとんび凧が何枚も天上から吊られていた。  また沼津御用邸記念公園に保管されている大とんび凧は複数回に渡って手入れがされており、平成15年には六郷とんび凧の会の吉田氏や上田格一氏によって修復が行われた。  地域の活動として吉田氏はボランティアで区内の小学生に凧作りを指導しており、その数は1年に10校、600人以上にのぼる。凧揚げをする子供達が昔よりも減っていることを憂慮し、また未来へとんび凧の伝統を残したいと考えているからこその行動なのではないだろうか。
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5 まとめ  当初、カラス対策のための実用品として作られたとんび凧がなぜ現在伝統行事となっているのか。そのキーポイントは一度歴史が途絶えたところにあると考える。ある時まで隆盛を極めていたものが衰退を経てインタラプトされたときに初めて人はその価値に気付くのではないだろうか。  六郷とんび凧の例で言えば、最後の職人が廃業し、一時的に歴史が途絶えた後、有志を中心に復活させ、毎年成人式の日に凧揚げが行われた。今日伝統行事と呼ばれているのはこの成人式の日に行われるとんび凧揚げなのである。  伝統が衰退するのではなく、衰退していくものこそが伝統なのではないか。伝統と衰退は表裏一体なのではないだろうか。できることなら途切れる前にモノの価値に気付き、伝統を継承できればと願う。  小学生に凧作りを教えることは「六郷の先人への恩返し」と語る吉田氏。凧作りを通して子供達は自分の生まれた地の歴史を知り、それを誇るようになる。地元に住む人々にとってとんび凧は世代をつなぐ橋渡しなのではないだろうか。伝統行事には歴史を知り、土地を守り継承していくツールとなる可能性がある。  課題点としては、継承には行政や周囲のサポートが不可欠であるという点である。伝統行事の継承とは当人だけで解決できるものではない。いかにして多くの人々に関心を与えられるかが重要であり、伝統行事を受けとめる側の積極的な関与が必要である。
参考文献 『大田区史 (資料編)民族』東京都大田区 三輪修三『多摩川 境界の風景』有隣新書 横山宗一郎 写真 宮田登 文『空港のとなり町 羽田』岩波書店 平野順治『多摩川の筏流し その歴史と民族』大田区郷土の会刊 博物館ノートNo,136 六郷の鳶凧 大田区立郷土博物館 比毛一朗『凧大百科 日本の凧・世界の凧』美術出版社
(1)多摩川下流部の別名 (2)大田区西六郷にある寺 通称「古川薬師」とも言う
この記事は2014年の記事を加筆・修正したものです。テキスト、イメージの無断転載を禁じます。
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ari0921 · 3 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月5日(月曜日)
   通巻第8118号
 孫子を読まずして政治を語る勿れ。派閥解体、政治資金浄化????
  吉田松陰の代表作は、じつは孫子の研究書(『孫子評註』)だった
*************************
 自民党の派閥解消を聞いて、日本の政治家は政治の本質を理解していないことに唖然となった。派閥はまつりごとのダイナミズムを形成する。パワーの源泉である。それを自ら解体するのだから、政治は星雲状態となる。となると欣喜雀躍するのは中国である。国内政治にあっては、その「代理人」たちである。
 孫子が言っているではないか。「謀を伐ち、交を伐つ」(=敵の戦略を見抜き、敵戦力を内訌させ、可能なら敵の一部を取り込め、それが戦争の上策である)。そうすれば、闘わずして勝てる、と。
 高杉晋作も久坂玄瑞も、松下村塾で吉田松陰の孫子の講議を受けた。松陰亡き後の門下生だった乃木希典は、師の残した『孫子評註』の私家版を自費出版し、脚注もつけて明治天皇に内奏したほど、心酔していた。世にいう松陰の代表作はその辞世とともに有名な『講孟余話』と『留魂録』だが、現代人はすっぽりと『孫子評註』を忘れた。これは江戸時代の孫子研究の集大成である(『吉田松陰全集』第五巻に収録)。
松陰は山鹿素行を師と仰ぐ兵法家から出発している。毛利長州藩の軍事顧問だったのである。
 
もとより江戸の学問は官学が朱子学とは言え、新井白石も山鹿素行も荻生徂徠も山崎闇斎も、幕末の佐久間象山も西郷隆盛も孫子は読んだ。しかし江戸時代の二百数十年、太平の眠りにあったため、武士には、読んでもその合理的で非情な戦法に馴染めなかった。
その謀(はかりごと)優先という戦闘方式は、日本人の美意識とあまりに乖離が大きく、多くの日本人は楠正成の忠誠、赤穂浪士らの忠義に感動しても、孫子を座右の書とはしなかった。
明治以後、西洋の学問として地政学が日本に這入り込み、クラウゼウィッツは森鴎外が翻訳した。戦後をふくめてマキャベリ、マハンが愛読され、しかし誤読された。吉田松陰の兵法書はいつしか古書店からも消えた。
しかし戦前の指導者にとっては必読文献だった。
 
 吉田松陰が基本テキストとしたのは魏の曹操が編纂した『魏武註孫子』で、考証学の大家といわれた清の孫星衍編集の平津館叢書版を用いた。そのうえで兵学の師、山鹿素行の『孫子諺義』を参考にしている。
もともと孫子は木簡、竹簡に書かれて、原文は散逸し、多くの逸文があるが、魏の曹操がまとめたものが現代までテキストとなってきた。
 ▼孫子だって倫理を説いているのだが。。。
 孫子はモラルを軽視、無視した謀略の指南書かと言えば、そうではない。『天』と『道』を説き、『地』『将』『法』を説く。
 孫子には道徳倫理と権謀術策との絶妙な力学関係で成り立っているのである。
 戦争にあたり天候、とくに陰陽、寒暖差、時期が重要とするのが『天』である。『地』は遠交近攻の基本、地形の剣呑、道は平坦か崖道か、広いか狭いかという地理的条件の考察である。戦場の選択、相手の軍事拠点の位置、その地勢的な特徴などである。
『将』はいうまでもなく将軍の器量、資質、素養、リーダーシップである。『法』とは軍の編成と将官の職能、そして管理、管轄、運営のノウハウである。『道』はモラル、倫理のことだが、孫子は具体的に「道」を論じなかった。
日本の兵学者は、この「道」に重点を置いた。このポイントが孫子と日本の兵学書との顕著な相違点である。
 「兵は詭道なり」と孫子は書いた。
従来の通説は卑怯でも構わないから奇襲、欺し、脅し、攪乱、陽動作戦などで敵を欺き、欺して闘う(不正な)行為だと強調されてきた。ところが、江戸の知性と言われた荻生徂徠は「敵の理解を超える奇抜さ、法則には則らない千変��化の戦い方だ」と解釈した。
 吉田松陰は正しき道にこだわり、倫理を重んじたために最終的には武士として正しい遣り方をなすべきとしてはいるが、それでいて「敵に勝って強を増す」とうい孫子の遣り方を兵法の奥義と評価しているのである。
 つまり「兵隊の食糧、敵の兵器を奪い、そのうえで敵戦力の兵士を用いれば敵の総合力を減殺させるばかりか、疲弊させ、味方は強さを増せる」。ゆえに最高の戦闘方法だとし、これなら持久戦にも耐えうる、とした。
 江戸幕府を倒した戊辰戦争では、まさにそういう展開だった。
 「孫子曰く。凡そ兵を用いるの法は、国を全うするを上と為し、国を破るは之れに次ぐ。軍を全うするを上と為し、軍を破るは之れに次ぐ。旅を全うすると上と為し、旅を破るは之れに次ぐ。卒を全うするを上と為し、卒を破るは之に次ぐ。伍を全うするを上と為し、伍を破るは之れに次ぐ」
 つまり謀を以て敵を破るのが上策、軍自作戦での価値は中策、直接の軍事戦闘は下策だと言っている。
 ▼台湾統一を上策、中策、下策のシミュレーションで考えてみる
 孫子の末裔たちの国を支配する中国共産党の台湾統一戦略を、上策、中策、下策で推測してみよう。
 上策とは武力行使をしないで、台湾を降伏させることであり、なにしろTSMCをそのまま飲みこむのだと豪語しているのだから、威圧、心理的圧力を用いる。
 議会は親中派の国民党が多数派となって議長は統一論を説く韓国瑜となった。
宣伝と情報戦で、その手段がSNSに溢れるフェイク情報、また台湾のメディアを駆使した情報操作である。この作戦で台湾には中国共産党の代理人がごろごろ、中国の情報工作員が掃いて捨てるほどうようよしている。軍の中にも中国のスパイが這入り込んで機密を北京へ流している。
軍事占領されるくらいなら降伏しようという政治家はいないが、話し合いによる「平和統一」がよいとする意見が台湾の世論で目立つ。危険な兆候だろう。平和的統一の次に何が起きたか? 南モンゴル、ウイグル、チベットの悲劇をみよ。
 中策は武力的威嚇から局地的な武力行使である。
台湾政治を揺さぶり、気がつけば統一派が多いという状態を固定化し、軍を進めても抵抗が少なく、意外と容易に台湾をのみ込める作戦で、その示威行動が台湾海峡への軍艦覇権や海上封鎖の演習、領空の偵察活動などで台湾人の心理を麻痺させること。また台湾産農作物を輸入禁止したりする経済戦争も手段として駆使している。すでに金門では廈門と橋をかけるプロジェクトが本格化して居る。
 下策が実際の戦争であり、この場合、アメリカのハイテク武器供与が拡大するるだろうし、国際世論は中国批判。つまりロシアの孤立化のような状況となり、また台湾軍は練度が高く、一方で人民解放軍は士気が低いから、中国は苦戦し、長期戦となる。
 中国へのサプライチェーンは、台湾も同様だが、寸断され、また兵站が脆弱であり、じつは長期戦となると、中国軍に勝ち目はない。だからこそ習近平は強がりばかりを放言し、実際には何もしない。軍に進撃を命じたら、司令官が「クーデターのチャンス」とばかり牙をむくかも知れないという不安がある。
下策であること、多大な犠牲を懼れずに戦争に打って出ると孫子を学んだはずの指導者が決断するだろうか?
 ▼孫子がもっとも重要視したのはスパイの活用だった
  『孫子』は以下に陣形、地勢、用兵、戦闘方法などをこまかく述べ、最終章が「用間(スパイ編)」である。敵を知らず己を知らざれば百戦すべて危うし」と孫子は言った。スパイには五種あるとして孫子は言う。
『故に間を用うるに五有り。因間有り。内間有り。反間有り。死間有り。生間有り。五間倶に起こりて、其の道を知ること莫し���是を神紀と謂う。人君の宝なり』
 「因間」は敵の民間人を使う。「内間」は敵の官吏。「反間」は二重スパイ。「死間」は本物に見せかけた偽情報で敵を欺し、そのためには死をいとわない「生間」は敵地に潜伏し、その国民になりすまし「草」となって大事な情報をもたらす。
 いまの日本の政財官界に中国のスパイがうようよ居る。直截に中国礼賛する手合いは減ったが、間接的に中国の利益に繋がる言動を展開する財界人、言論人、とくに大手メディアの『中国代理人』は逐一、名前をあげる必要もないだろう。
 アメリカは孔子学院を閉鎖し『千人計画』に拘わってきたアメリカ人と中国の工作員を割り出した。さらに技術を盗む産業スパイの取り締まりを強化した。スパイ防止法がない「普通の国」でもない日本には何も為す術がない。
 (十年前の拙著『悪の孫子学』<ビジネス社>です ↓)
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ari0921 · 5 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)11月17日(金曜日)弐
   通巻第8007号 
 米中首脳会談は「顔見せ興業」に終始、「台湾」では物別れ
  サンフランシスコ警備、ホームレスを会場付近から排除
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 街に溢れたホームレスが一斉され、サンフランシスコの街が突然綺麗になった。
 APECに出席するために渡米した習近平とバイデンの米中首脳会談が行われた。厳重な警戒態勢は「まるで習近平をお迎えするための警備か?」とロシアのメディアが揶揄したほど、レベル1の警戒態勢を敷いた。
 空港に『お出迎え』に行ったのは閣僚、連邦議会議員だが、イエーレン財務長官を差し置いてタラップを降りてきた習近平とまっさきに握手したのはギャビン・ニューサム加州知事だった。この光景は是非とも記憶しておきたい。ニューサムは先月も抜け目なく訪中し、習と会見を果たしているほどの親中派だが、バイデン不出馬を待ち望んでいる民主党の潜在的有力候補である。
 会場外では習訪米歓迎派と反対派の小競り合い。五星紅旗を掲げるグループと、それを踏みにじろうとする反対派。
 さて首脳会談だが、お互いが用意されたペーパーを読み上げ、「協力できる分野では一層の協力を」とありきたりな台詞のあと、とくに台湾情勢をめぐって、一年以上途絶えている相互の軍高官の話し合いの重要性が指摘された。
 この首脳会議で注目すべきは(1)軍高官の話し合い再開。(2)台湾問題で習は「必ず統一する」と言明し、終了後の記者会見で、バイデンは「習は独裁者だ」と発言した(「独裁者」呼ばわりは弐回目。もちろん、中国は「認識の誤り」と抗議した)。(3)習は米国に不在となったパンダを再送還しても良いと示唆した。(4)実質的な両国関係の進捗はなにもなかった。
 バイデンの右隣はブリンケン、その隣がレナード商務長官、その横にケリー気象大使、左隣はイエーレン財務長官だった。
「ん?」。オースチン国防長官の顔がない。
 一方、習近平の右隣に注目、蔡奇だ(政治局常務委員、序列五位)。そして左隣は王毅外相兼国務委員兼政治局員という布陣だった。これをどう読むか?
 蔡奇は福建省生まれで、ばりばりの福建マフィア。67歳。最初は目立たず2004年に台洲市市長。ここで浙江省書記になっていた習近平と縁ができた。
以後、2010年党学校長、14年に中央国家公安弁公室、16年北京市長代行、翌17年に北京市長、書記となって中央委員に。2022年に政治局常務委員にジャンプし、中央弁公室主任となる。このポストは米国の大統領首席補佐官である。つまり習政権の中枢に陣取るのが蔡奇である。
 ▼プロ・イスラエルの集会がワシントンで開催され、29万人が集まった
さてバイデン政権は不法移民やらフェンタニル問題などで、激しく弱体化しており、実質的にはレイムダック入りしたとみてよい。
 第一にウクライナ支援継続が不可能な見通しであり、議会はバイデンが提示した予算を阻んだ。全米メディアも嘗てのゼレンスキー熱烈支援のムードが消え、先月の訪米でゼレンスキーは二度目の議会演説を断られた。
 ゼレンスキーは英米の駒を演じてきたが、そろそろ使い捨てとなりそうだ。
 第二にハマスのイスラエル奇襲で米国は二正面に戦争を抱える状況に陥ったが(ロシアと中国はほくそ笑んだ)、国内世論はイスラエル断固支持という熱気に乏しく、パレスチナ支援集会に勢いがある。ジョージ・ソロスはパレスチナ支援運動の胴元らしい。
 アラブ系の人口が急増している人口動態の変化が背景にある。白人比率はまもなく過半数を割り込み、ヒスパニックとアジア系が猛烈に膨らむ傾向は納まっていない。
 第三にネタニヤフ政権は「ガザ難民は西側が受け入れろ」と無責任な要求もしているが、イスラエル国内で反ネタニヤフの動きが活発化し、弾劾の声が強まった。
 周辺国でもイスラエルは孤立気味だが、トルコのエルドアンは完全に反米の立場をとり、「イスラエルはテロ国家だ」と攻撃した。
 危機感を抱いた在米ユダヤ人は、数団体が共催して、日頃のいがみ合いを棚に上げ、15日に首都ワシントンに29万人が集まった。主催者を代表してウィリアム・ドロフ議長は「29万もの人々がワシントンに集まったことは史上初である」と述べた。
 この集会はプロ・イスラエルの立場とはいえ、「即時休戦、人質解放が先決」が合意されたスローガンだった。ネタニヤフ政権の「ハマス殲滅まで停戦はない」という路線とは対立している。
 ピューリサーチの2020年調査で米国の人口は3億2950万人。在米ユダヤ人の人口は750万人(全体の人口比では0・023%)となる。
 集会参加者が主催者発表の29万人であったとすれば、在米ユダヤ人の26人にひとりが、ワシントンへ集まったことになる。
 首都ワシントンにおけるユダヤ人人口は不明だが、NYのユダヤ人が突出して203万人、ついでロスが66万、マイアミが34万、フィラデルフィアが29万人である。
 首都ワシントンは、おそらくNYとフィラデルフィアから多数が駆けつけたのだろう。
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ari0921 · 3 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)1月20日(土曜日)
   通巻第8098号
 「チャットGPTの作文で芥川賞とは!」。モラルの問題だと欧州が批判
  日本の若者の肯定的反応とはまったく異なった文学観
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 芥川賞受賞の作家がチャットGPTで作文したことに世界中の作家が否定的な反応を示した。その執筆態度は「道徳的に問題がある」との批判で、とくに英国とフランスなど文学賞の多い国からである。
「日本で最も権威ある文学賞」という触れ込みの芥川賞だが、近年の受賞作は文学性が乏しくセンセーションを目的と批判が多かった。選考委員会の審査員は「ほぼ完璧」で「普遍的に楽しい」と称賛した。受賞作は九段理江の『東京同情塔』。高層刑務所塔と建築家の犯罪者に対する不寛容を中心に展開した小説、じつは筆者も書店に立ち寄ると店先に積み上げてあったので立ち読みした。
 
 実力はあるようで、これまでにも文學界新人賞(2021年)、芸術選奨新人賞(2023年)、野間文芸新人賞(2023年)などを受賞して注目される女流新人。だが、『東京同情塔』には立ち読みの限りでは、文学の風情は感じられなかった。
 記者会見で彼女は「チャットGPTの反応は時々小説内の会話にインスピレーションを与えた」と語り、5%ほどがチャットGPTによると答えた。「今後もAIとの「良好な関係」を維持し、AIと共存しながら「創造性を解き放ちたい」とも述べた。
 サルマン・ラシュディは、10月のフランクフルトブックフェアで記者会見し、「最近、誰かがAIを使ってわたしの文体で300語を生成したが、できあがったのは『純粋なゴミ』だった」とした。ジョン・グリシャム、ジョディ・ピクルトらは「著作権侵害」でチャットGPTとオープンAI社に集団訴訟を起こした。NYタイムズも同社を訴えた。
創作とモラルの問題として、芥川賞騒ぎは世界では別のアングルで物議を醸したことになる。
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ari0921 · 3 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)1月27日(土曜日)弐
    
世界の常識は、いまも日本では非常識なのだ
  保守論壇に新星女流論客が登場。レトロ左翼を切りきざむ
   ♪
谷本真由美『日本では報道されない世界のファクト』(ワック)
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 欧米での暮らしが長く国連でも働いた経験のある著者は神奈川県生まれ、だから同郷のよしみで石原慎太郎を高く評価しつつも、或ることに気がついたという。
石原は政治家と言うより、その前に文学者、芸術家である。にも拘わらず大衆が何を求めているかを文学者特有の衒学的で難解な言葉を使わず、きわめて分かりやすい語彙を選んでメッセージを発信した。トランプの先取りである。
 日本の可笑しなメディアは石原を右翼とけなしたが、欧米の基準でいえば石原は右翼どころかリベラル的な中道左派だという。
著者の谷本さんは、「日本は世界で一番人種差別のない国」だと言う。
もとより戦前の国際会議でも「人類は皆兄弟」といって国際社会で訴えたのは日本だったし、ユダヤ人の出国を助けたのも日本だった。神武天皇は八紘一宇を理想だと説いた。
 大相撲は横綱から前頭に至るまでモンゴル人の天下。テニスでも大坂なおみ選手、ハンマー投げ室伏、野球の誰それと混血が多い。けれども日の丸の旗を振って応援している。箱根駅伝でも外国人留学生に対して差別がない。「ミス日本」に選ばれたカロリーナ椎野・嬢(26歳)はどう見てもウクライナ生まれの白人だが靖国神社に詣でる(参考までに下記)
https://www.thejakartapost.com/world/2024/01/25/foreign-born-miss-japan-sparks-debate-on-what-it-means-to-be-japanese.html
 さはさりながら人種差別と労働移民とは区別して考える必要がある。後者は当該国で習慣や法律を無視し、伝統と文化を軽視し、価値観を共有しない。
この1月26日に厚生労働省が発表した外国人労働者は204万8675人だった。前年比で12・4%増加である。欧米の不法移民は深刻な社会問題だが、日本でもその兆候が出ている。
 本書は世界のファクトをさらりと論じているが、メディアへの批判が基底にある。
欧米で起きている真相を、左翼メディアの偏向もさりながら、日本人との認識の落差に���目し、その矛盾を平明に語る。下半身醜聞は欧米では常識であって、日本のように問題視しない。大局を見ないで、たとえば政治資金規正法って重箱の隅を突く矮小なチケンがやる。国家がみな後ろ向きなのである。
 しかし世界はハマスの暴力で大きく変貌し、その後のイスラエルのホロコースト的なガザ攻撃で、逆にイスラエルが孤立した。アイロニーである。かつてのユダヤ人への同情は欧米社会から消えた。
 ダボス会議は極左のダベリングの場という認識に替わった。
 オランダで、イタリアで、オーストリアで反イスラム、反移民、反中国を唱えた政党が第一党となり、独仏でも第二党に進出し次期政権を射程に入れた。ところが、メディアが左翼なので、絶対にそのホントの姿を伝えないばかりか、保守の人々を「極右」呼ばわりし、言論を弾圧した。ツィッターに至っては左翼のチンピラが言論を検閲しトランプのアカウントを永久凍結するという暴挙にでた。
 怒りは野に満ち溢れ、ツィッターもニューヨークタイムズも、CNNもその周囲は保守の旗が囲んでいた。四面楚歌だが、かれらは傲慢に終始していた。イーロンマスクがツィッターを買収したのは愛国心からの行動であり、正義の奪回にあった。世界から正義は消えかけていたのだ。世界が評価した安部晋三をもっとも過小評価しているのが日本の極左メディアだと著者はずばり指摘する。
 かれらの落日は近い。
 2024年1月24日、米西海岸の老舗メディア「ロスアンジェルスタイムズ」が編集スタッフの五分の一のレイオフを発表した。昨年6月にも13%にあたる70名を解雇したばかりだった。同紙に限らず米国の新聞メディアのレイオフはCNN、ワシントンポスト、週刊誌TIMEなど。。。全米で23年11月までにレイオフとなったスタッフは2681名に達した。
 日本も例外ではない。部数激減の「朝日新聞」は21年3月期で419億円の純損失を計上し、渡辺雅隆社長が引責辞任した。21年1月に「希望退職者」募集を開始し、23年度までに計300人規模の希望退職を募る。
 同様にレイオフが著しいのが共同通信、毎日新聞、そして産経新聞である。
 日米ともに新聞は読まれなくなった。スマホ中毒の若者たちは新聞を見向きもしない。となるとSNS情報空間で、保守の健闘と躍進を期待しなければならなくなった。評者のようなアナログ世代はもうついて行けない。
 ともかく保守論壇に新星女流論客が登場したことは欣快なこと、威勢の良い本書の批判精神は爽快である。 
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