Tumgik
#板橋区役所前
ramen-tokyo · 2 years
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中華そば なりたや(Naritaya)「全部入り もりそば」
✔️Store name / Menu
✔️Noodle size : 中盛
✔️Nearest : 板橋区役所前駅
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kantyo · 2 years
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. 先だってのこと、期日前投票に行く前に軽くパンでも食べようと、板橋区役所前にある「アンテンドゥ」に行ってみました。 つまり、期日前投票前区役所前朝飯前です。 そしたら……無いっ! あったはずの「アンテンドゥ」が無いっ! いったい、どうなってんドゥ!(←使っていいよ!)(著作権は放棄してます) ・ ・ ・ そこは、ちょっとオシャレな「E-CAFE」というカフェになっていました。 それならばと、期日前投票前区役所前朝飯前喫茶をすることに方針転換。 夏季限定「ハイビスカスレモネード」と「まぜまぜパワーヨーグルト」をいただきました。 「ハイビスカスレモネード」は、ハイビスカスとエルダーベリーのブレンドハーブティーにレモンをたっぷり絞ってノンカフェインのレモネードに仕上げた一品。 「まぜまぜパワーヨーグルト」は、甘酒やカルピス、アマニ油などが入ったヘルスィーなヨーグルト。 女性店員さんたちだけで元気いっぱいにやっていて、気持ちよくヘルスィーに投票所へ向かうことができ、ヘルスィーに投票を済ませることができました。 #ECAFE #板橋区 #板橋カフェ #板橋区役所前 #アンテンドゥ #カフェ巡り #レモネード #ハイビスカス #ヨーグルト #ハイビスカスレモネード #まぜまぜパワーヨーグルト #期日前投票 #ヘルスィー投票 (板橋区役所前駅) https://www.instagram.com/p/CgRthoHvWhd/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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moritan0717 · 2 years
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午前中は広尾、午後は板橋、遅めの昼食は区役所近くの喫茶店でナポリタン。食後にコーヒーとビッグコミック。 #ナポリタン #喫茶店のナポリタン #板橋区役所前グルメ #板橋区役所前ランチ https://www.instagram.com/p/CjZ3q0uvU1i/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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a2cg · 1 year
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オンライン会議と私 ・ 前職ではTeamsを使ってのオンライン会議が多かったのですが、新しい職場ではGoogle Meetを使うことが多くて若干の違いに戸惑ったりしております。 ・ 例えば自分の資料を全画面で表示させると相手の顔が全く見えなくなるので、反応がよくわからないのと、きちんと画面共有が出来ているのかが自分ではわからないのです。 ・ 画面に写っているのかいないのわかるようにして欲しいと思う人が多いのかAndroidスマホではOS12からカメラや音声が繋がると画面右上に緑色の点が表示されますね。 ・ と言うわけで本日のモーニングは緑色のテントが印象的な #一龍食堂 です。短冊のメニューが沢山あるのが印象的ですが、ホワイトボードにあった #朝定食 にしました。 ・ 他の人はこれに焼き魚を加えていましたが、軽い朝飯にしようと何も追加せずに頂きます。まずは #山芋 に醤油を垂らしてご飯にかけてズルッと頂けば、はい美味しい。 ・ #かぼちゃ は少し硬めで優しく煮付けられています。 #マカロニサラダ もシンプルでマヨネーズの感じなどがご飯が進みます。 ・ #味噌汁 は薄味で身体に優しい感じです。全体的に気をてらっていないので、毎日通えるような普段使いの味わいです。 ・ 今度は夜にでも来てビールとおかずで楽しんでみたいなと思います。 ・ #板橋区役所前朝食 #板橋区役所前モーニング #板橋区役所前定食 #板橋区役所前和食 #板橋区役所前グルメ #とa2cg (一龍食堂) https://www.instagram.com/p/ClhR-vYSs5-/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tswm237 · 6 months
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中華そば なりたや@板橋区役所前「もりそば」¥850(187杯目)
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ari0921 · 6 months
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我が国の未来を見通す(90)
『強靭な国家』を造る(27)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その17)
宗像久男(元陸将)
─────────────────────
□はじめに
 
 パレスチナ情勢については、10月22日、日本
を除くG7の6カ国からイスラエルの自衛権を支持
する一方でガザの民間人の人道支援を求める共同声
明が出されるなど、人道支援要求の世論、それにイ
スラエル国内の人質解放優先世論の力、それに欧米
首脳などの説得工作などが功を奏して、イスラエル
の本格的な地上攻撃開始は、当初計画よりかなり遅
れているようです。
イスラエルの歴史からすると珍しい決断だったと考
えますが、それだけ、今回のガザ地区への地上攻撃
の持つ意味がこれまでとは違ってきている証拠でも
あるのでしょう。極めつけが、24日、国連安保理
の場で、米国ブリンケン国務長官の「人道目的の一
時停戦が検討されなくてはならない」との発言でし
た。
一方、グテーレス国連事務総長がイスラエルのパレ
スチナ占領を批判する発言をしたり、いつもながら、
国連安保理が決議案を否決しあう形で“機能不全”
に陥っているなど、イスラエルの国連不信が限界に
達しているように見えます。イランを含むアラブ諸
国自体も反イスラエルという立場で必ずしも一枚板
ではないようなので、今後も、状況は刻々変わって
くることから、安易な予測は禁物でしょう。
その上で想像するに、イスラエルは、いかに人質解
放をするか、そして500キロに及ぼうとする地下
トンネルをいかに(できれば民間人に被害を与えな
い方法で)攻略するか、その作戦を練って、その上
で一部限定的な作戦を遂行しているのでしょう。
また、地上攻撃の代わりなのか、連日激しい空爆が
繰り返されていますが、それによる民間人犠牲者の
6割は、避難先であるガザ地区南部だったとの報道
もあります。国連事務総長のような発言もイスラエ
ルを追い込むだけで逆効果だと思いますが、無差別
に近い空爆もイスラエルが自らの首を絞める結果と
なって、やがて自制心のタガが外れ、“後に引けな
くなる”ことが懸念されます。
数年前、ベトナムを旅行した際、ベトナム戦争時に
使用されたサイゴン(現ホーチミン)市西側に広が
る巨大な地下施設「クチトンネル」を見学し、その
巧妙な造りに驚いたことがあります。アメリカは、
空から枯葉剤を含む絨毯(じゅうたん)爆撃を繰り
返しても攻略できず、ついには南ベトナムから撤退
する結果になったのでした。
「クチトンネル」は総延長約250キロといわれて
いましたが、その倍ほどの長さに及び、映像を見る
限り、長い時間をかけて極めて堅固に建造されてい
る地下トンネルを実際に攻略しようとすれば、多大
な時間を要し、犠牲者も半端でないことでしょう。
イスラエルが保有する最新の軍事技術をどのように
駆使するのかを含め、(不謹慎ではありますが)注
目しています。
ところで、今回のG6声明から外された我が国は、
文字通り“孤立国”になってしまいました。23日
の岸田首相の所信表明演説において、「経済」を連
呼する中での「人間の尊厳」とか「核兵器のない世
界」などの発言は、もちろん、理想であり、間違っ
てはいないとは思いますが、いかにも“空虚”に聞
こえるのは私だけでしょうか。
▼「国家戦略」をだれが作るか
 
いよいよ「国家戦略」指針の私案を提示したいと考
えますが、その前に、「国家戦略」を誰がつくるの
か、について一案を提言したいと考えます。
戦前の歴史を勉強しない人、あるいは軍国主義など
といって昭和の軍人たちにその責任を負わせること
のみを追求している歴史家たちには到底信じられな
いことだろうと思いますが、歴史をつぶさに学べば、
戦前の我が国の方が、現在よりはるかにダイナミッ
クで柔軟な国家運営をしていたことがわかります。
その典型的な組織が「陸軍省戦争経済研究班」(通
称「秋丸機関」と呼称)でした。少し補足しますと、
第1次世界大戦の頃から、戦争は単に軍事力だけで
はなく、経済、産業、教育、宣伝など「国力」のす
べてをもって遂行される「国家総力戦」の様相を呈
し、当時、欧州において身をもってその体験をした
永田鉄山あたりはその必要性を声高に唱えていまし
た(永田は陸軍の抗争の犠牲となって殺害されまし
た)。
この流れをうけて、我が国の経済力がないことを知
っていた陸軍は、日本における総力戦の実態と戦争
遂行の可能性などを研究するため、昭和14年春、
当時の我が国の最高頭脳を集めた本格的なシンクタ
ン「陸軍省戦争経済研究班」をスタートさせたので
す。
設立を提唱したのは、当時の政府や陸軍の首脳では
なく、「陸軍中野学校」の設立者、戦後は京都産業
大学の設立者として名を馳せた岩畔豪雄(いわくろ・
ひでお)大佐でした。このあたりにも目を見張る
ものがありますが、岩畔は、そのトップに、(軍政
とか作戦畑ではなく)経理畑の俊才、当時まだ41
歳の秋丸次朗中佐を指名し、組織造りを含めて全権
を委任しました。
秋丸は、実質的な研究リーダーとして、治安維持法
違反で検挙され保釈中の身であった東大経済学部助
教授のマルクス経済学者・有沢広巳を招きました。
それ以外に大学教授、企画院・外務省・農林省・文
部省などの少壮官僚、さらには民間企業・業界団体・
金融機関・民間調査機関・研究所などの精鋭たち
を集めて総勢200名程度の組織を作り上げて、昭
和16年まで約2年間、多士多才のメンバーをもっ
て様々な角度から研究��没頭したのです。
研究成果の細部は省略しますが、本研究班が導いた
開戦に至るシミュレーションについては、当時、東
條英機首相や杉山元参謀総長などとも共有しており、
その研究成果は、昭和16年11月15日に開催さ
れた大本営政府連絡会議で「対米英蘭蒋戦争終末促
進に関する腹案」(「腹案」と呼称)として決定さ
れたのでした。
私自身は、この「腹案」のような戦いを遂行してお
れば大東亜戦争はまた違った結果になったと考えて
いますが、「腹案」と実際の戦いはかなり違ってし
まいました。その原因も分かっていますが、ここで
は省略しましょう。
ここで問いかけたいのは、今の日本に、「国家戦略」
のような重要案件を策定するために、「秋丸機関」
のようなシンクタンクを作り、少壮の官僚、学者、
自衛官、民間企業人などの精鋭を一堂に会して時間
をかけて研究させるようなダイナミズムがあるだろ
うかということです。
私は、ここにあえて政治家を加えませんでしたが、
国の重要なテーマについて、いつも“専門家や官僚
に丸投げして足れり”として自ら問題意識も持たず、
必要性も感じず、学ぼうとしないような人たちは
“最初から戦力にならない”と思って外しただけで、
適任者がおられたら、当然、シンクタンクのリーダ
ー格になっていただくことを拒むものではありませ
ん。
一つだけ注文を付けるとすれば、「秋丸機関」の設
立に尽力した岩畔大佐のごとく、力のある政治家な
どでこのようなシンクタンクを作る必要性を唱える
人(たち)は、シンクタンク設立のために奔走し、
必要な基盤や経費は提供しても、当初から口を出す
のは厳に慎み、「若い世代に託す」ことが重要と考
えます。官民を含む各界には、若くても優秀でかつ
柔軟性があり、物事の本質を的確に見極めることが
できる優秀な人たちがたくさんおられると確信しま
す。
なお、前回紹介した『日本戦略論』(鎌田徹著)で
は、「戦略国家になるための人づくり」を提唱して
いますが、だいぶ時が経ったこともあり、残念なが
ら、今はそのような“時間的余裕”はないと考えま
す。仮に多少の問題はあっても、“今ある人材”を
最大限に活用するしかないと思うのです。
次いでながらもう少し補足しておきましょう。前に
も引用したように、『国民安全保障国家論』(船橋
洋一著)の冒頭には、コロナ禍やウクライナ戦争を
経験した結果として、「自分たちでみんなを守るこ
とができない社会は生き残れない」「自分の国を自
分たちで守れない国は生き残れない」「天(世界)
は自ら助くる者を助く」ということがわかったと紹
介されています。
著者は、それでも「国家」ではなく「国民」という
言葉にこだわっていますが、“利益の受容者である
「国民」目線を重視すべき”ことを強く意識してい
ると考えられ、本書に書かれているのは「“国家”
のあり様(形)」であることが理解できます。
私などの立場からすると、(元朝日新聞記者の)著
者のような立場の人が「ようやくここに気がついて
くれたか」と安堵する一方で、内外情勢の急激な変
化や「国力」が下降期にある“現時点”こそ、将来
のため、国家としての「打ち手」を真剣に議論する
時が来たことを国のリーダーたちに早く気づいてほ
しいと願うばかりです。だれかが問題意識と勇気を
もって、重い腰を上げて、“旗振り役”を演ずるこ
とを切に願っております。
繰り返しますが、「手遅れになる前に」です。様々
な思惑から場当たり的な所信表明演説とそれに対す
る質疑応答などで論戦を交わしている余裕はないと
思うのですが・・・。
▼「国家戦略」の指針の一案
 
さて、私も高齢世代です。「若い世代に託すべし」
と言った手前、過度な物言いは邪魔になると自覚し
つつも、本メルマガをここまで書き続けてきた以上、
「国家戦略」の指針のようなものの一案ぐらいは提
示しなければならないとの責任感にもかられます。
しかし、“指針のようなもの”といえども、そこに
含むべき内容の広さと深さを考えると、正直、いか
にまとめ上げるか、途方にくれます。
またしても、『日本の大戦略』のお力を借りて、ほ
ぼ一致している点を紹介しつつ、10年の歳月の変
化やアプローチの相違点などからの修正を加えて一
案としたいと考えます。なお紹介する順番などは私
の一存で本書を修正してあります。
まず本書が、平成23年の時点でこのような大胆な
「国家戦略」の指針なるものを考察し、提供してい
ることに対して改めて敬意を表したいと思います。
その第1には、「歴史的大変動に立ち向か覚悟を決
める」としていますが、当時より今の方が“歴史的
大変動”が顕著になっている国際社会そして我が国
ですから、ここに「立ち向か覚悟」が、国家として
も国民としても求められていると考えます。
本書は、具体的な「国家目標」などを考える前に、
このような「覚悟」をもって、「内向き志向、現状
維持志向を克服し、「『頼りがいのある日本』を目
指して国家アイデンティティを再構築する」ことを
提唱していますが、全く同意するものです。
「我が国がどのような未来を構築するか」、あるい
は「どこに向かっていくか」を明らかにするという
点でも全く同意です。なお本書では、目指す方向と
して「先進国安定化勢力日本」と呼称していますが、
そのような呼称を含めて議論が必要でしょう。
私は、この「歴史的大変動」の中には、「国力」が
下降期に入っている“我が国の国内事情”も含むと
考えていますので、具体的な指針の中には、「『国
力』の維持・増進のために国を挙げて立ち向かう」
旨の文言も挿入されるべきと考えます。
第2には、「安全」の国家目標として、「複層的な
課題に対応できる、実効性の高い安全保障政策を展
開する」ことです。
まさに、変動する国際社会の中で、我が国が「安定
化勢力」としての役割を果せるかどうか正念場でし
ょう。そのような視点をもって、現状から一歩踏み
込んで「安全保障政策を再構築する」ことが求めら
れており、具体的には、本書の「自国防衛/危機管
理の能力を強化する」「日米同盟の相互防衛的性格
を強め、同盟協力を総合化する」「グローバル・コ
モンズの安定化を図る」「同盟外の安全保障協力を
推進する」などの提唱は的を射ており、さらに強化
する必要があるでしょう。
実際に昨年末、「国家安全保障戦略」が策定されま
した。「安全保障」に絞れば、また表現こそ若干違
いますが、本書が提唱したような内容とおおむね一
致していると考えます。
しかし、すでに指摘したように、東アジア地域の
「核状況」が様変わりしつつあることから、日米両
国間の「核の傘」の信頼性の向上に加え、我が国独
自の核保有の議論を推進すべきと考えます。
また、「自国防衛/危機管理の能力を強化する」に
ついては、将来にわたって我が国迫って来る可能性
がある“脅威”については、短絡的に「南西正面」
などと決めつけないことも重要でしょう。将来戦は
「ハイブリッド戦」であることは間違いないとして
も、対象国が取り得る手段は多様であり、それらを
漏れなくすべて読み切った(見積もった)上で“一
寸の隙を見せない態勢”の構築が求められていると
考えます。
第3には、「富」を国家目標として、「先進的な経
済社会システムを構築する」ことを本書は紹介して
います。ここに「国力」の「ハード・パワー」の要
素のかなりの部分が含まれていますが、第2の「安
全」とも関連し、それぞれの分野の専門家の最適解
をもって国家施策にするようなことは厳に戒めるべ
きで、そのような弊害を排除するためにこそ、「国
家戦略」を策定していることを理解する必要がある
のです。
何度も例示したように、「太陽光発電所の建設のた
めの外国資本の導入に特段のチェックがなく、国防
上重要な施設の近傍を含め、広島県ほどの面積の国
土がすでに外国資本に渡っている」ような“現状”
を即刻是正する必要があります。そのための法律改
正などは急務でしょう。
その上で、必要な要素を総合的に考察して、我が国
として新しい「繁栄の形」をどのように具体化する
かが焦点となると考えます。その中には、国家を次
世代に託すためにも、若者世代が「将来の夢と希望」
を抱くことができるような施策を含むべきことは申
すまでもありません。
とはいえ、少子高齢化の進展から社会保障給付費な
どが大幅に膨れ上がることを予測し、過度な“バラ
マキ”は厳に戒め、「国民一人一人の夢や希望の実
現」と「国家(社会)として『富』の蓄積」の両目
標の同時達成に向けて、“個人の努力の必要性を促
し、努力の中に生きがいを見い出せる”ようなバラ
ンスのとれた「配分」を主眼とする「福祉の再定義」
も必要となることでしょう。
第4には、「変動する国際社会のもとでの日本の対
外構想を確立する」ことです。「安全」はもちろん、
食料やエネルギーなどのほぼ海外に依存している
「富」の分野においても、我が国は、将来にわたっ
て「国家として存立するための対外構想」には高い
優先順位を掲げて計画・実行する必要があります。
「頼りがいのある日本」をめざし(“孤立国・日
本”の存在感を発揮し)、本書でいう「大国間の協
調形成に尽力すること」「グローバルな課題に結果
を出す貢献をすること」「アジア諸国と深く交わり、
その不安定要因を抑制すること」などの提唱に異存
はありません。
前回述べたように、“自ら原則を立て、それに基づ
いて行動し、他国や他のアクターとも協力してい
く”という「自律」の重要性を理解した上で、「日
米同盟」をはじめ、」「クアッド」「自由で開かれ
たインド太平洋」などようやく“産声”を上げた枠
組みを一層��化する覚悟と「自律」の細部をしっか
り議論する必要があるでしょう。
第5に、「新しい『統治のかたち』をつくる」ため
の議論を推進することです。本書では、そのために
「安定した政権基盤を確立する」「官邸における外
交・安全保障戦略の司令塔を創出する」「戦略形成
の前提となるインテリジェンス機能を強化する」
「対外的な情報発信を刷新する」、そして最後に
「政治不信を克服し、有権者のオーナーシップ意識
を高める」として、国民の参加意識を高めるために、
NPOやシンクタンクなど政治と国民をつなぐ中間
組織の役割も重要であると結んでいます。
「戦略は統治を超えられない」という言葉も紹介し
ましたが、「国家戦略」を議論し、策定し、実行し
ようとすれば、現在の我が国の「統治のかたち」が
そこに“立ちはだかる障害”となる可能性は否定で
きないでしょう。
紹介しました『国民安全保障国家論』も、その終章
で「日本には『国家安全保障』という『国の形』が
ない。そして、その『国の形』をつくるのを阻んで
きた『戦後の形』がある」として、「『戦後の形』
のままでは日本は新しい時代の挑戦対応できない」
と訴え、新たに「国の形」を作る必要性を強調して
います。
私は、5つの指針の中で第5の「統治のかたち」の
議論が最も難しいと考えます。一方で、戦前戦後を
通じて一内閣の寿命が平均1.4年に満たないよう
な“現状”では、一貫した中長期的な「国家戦略」
の策定はおろか、導き出された国家目標に向かって
(たとえ、苦しくても)各種政策を推進し続けるこ
とは困難であることは明白でしょう。
「では、どうすべきか」については大議論を呼ぶこと
でしょう。しかし、ぜひともこのテーマまで踏み込
んで議論してほしいと願っています。
「国の形」についてはのちほど再び触れることにし
て、次回、「国家戦略」を総括し、その後に「ソフ
ト・パワー」のもう一つの要素である「国家意思」
を取り上げます。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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poddyshobbies · 2 years
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下高橋官衙遺跡(しもたかはしかんがいいせき)
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福岡県三井郡大刀洗町下高橋にある国指定の史跡です。奈良時代の遺構があった場所で、現在は一部が芝生広場として整備されています。トイレあります。公共交通機関の便は良くありません。最寄り駅は甘木鉄道の松崎駅、歩いて20~30分です。ナフコ太刀洗店の近くです。
↓ 史跡整備の碑から北西方向の眺め(西区画)
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↓ 西区画の中心部あたりから北東方向の眺め
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北から南方向の眺め ~ 方形に整備された区画に建物が整然と並んでいたようです。区画溝(↓)
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西の区画に米を納めた倉庫、正倉院が立ち並んでいた。(説明版の手前が東側)
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れきしびじょん ~ 覗くとガラス面に描かれ建物群が透けて見える。その覗き口とは逆側からの写真。その向こうに広がるのが東区画。東区画は役所区域。
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西区画方向
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東区画側に立つ案内板(色あせてる)
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> YouTube(5分18秒)
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遺骨、酸初、初夏、夏至、我博、臨床、先客、那波区、東海、雲海、雲水、初楽、飼養、規律、滅法、頑丈、撃破化、内板、飼養、機咲州、分癖、蛾妙、頌栄、丼爆発、濃彩、恋欠、名瀬、徒歩機、歌詞役、素市、癌滅、元凶、願文、文座、同發、長門、至極、極美、呵責、端午、併合、奈落、底癖、幕府、某尺、尊式、検疫、未除、路側、柑橘、脂溶、瑛人、冠水、豪材、剤枠、土岐、駄泊、検尺、漏洩、破裂無言、任期、崩説、全滅、壊滅、開幕、統帥、頭数、水湿、冠水、抹消、網滅、馬脚、財冠水、風隙、来妙、勤学、餞別、名判、名盤、観客、衆院、才覚、無能、果餓死、損初、波脈、釋迦、損失、片脚、那古、可物、筋層、真骨、存廃、破格、名湯、今季、写楽、苦況、罪責、孫覇、全滅、今父、奈落、旋盤、秒読、読破、名物、貨客、泉質、随想、滅却、監理、素質、遡行、文滅、菜根、無端、庄屋、破壊、客率、合併、豪式、続発、泣塔、透析、頑迷、場脈、野張、船室、乾物、吐瀉分裂、戒行、噛砕、爾、晩別、海苔、西明、縁月、花月、独歩の大蛇、再発、納言、遺言、残債、背角、破壊、忠膵癌、統帥、馬車、下劣、火災、乱尺、毒妙、縫製、貨坂城、歳発、富低落、菜初、命式、山賊、海剤、激武者、瓦礫、破水、分裂、賀露、屠畜、能月、見激、破壊、破戒、採石、屈託、門別、皆来、家来、千四、我楽、夏楽、無慈悲、壊滅、破棄、損勤学、外鰓、長水、瑛人、永久、旋律、斑紋、財年、場滅、甘露、舐めけり、真靭、察作、論祭、乾裂、薩長、泣塔、室見、川縁、岩石、言後、荷火災、防爆、鋒鋩、体制、貨車、顎脚、刺客、坐楽、損益、脳系、文才、分合、合壁、啓発、萌姫、島内、監修、真木、合理、独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、麺期、演説、合邦、放射、雑律、貨客、選別、燕順、考慮、試薬初、財源、富、符号、井原、若榴、清涼、無數、才覚、絶望、奈落、奔放、有識、台東、詮索、懸念、病状、設楽、宴客、怠慢、時期、同部、弁解、冊立、立案、前略、妄動、侮蔑、廃絶、間髪、図解、経略、発泡、者発、立案、滅鬼、自利、論酒、桜蘭、五月雨、垓年、処理、短髪、散乱、絶滅、命日、庵客、実庵、龍翔、派閥、同盟、連峰、焼殺、勝中、割裂、残虐、故事、量発、敗残、花夢里、面月、原氏、雑考、推理、焼殺、膵癌、導風、千脚、砂漠、漁師、活滅、放射、洋蘭、舞妓、邪武、涅槃、毛髪、白藍、他式、民会、参謀、廃車、逆発、峻峰、桜蘭、殺戮、銘客、随分、刺死、脳犯、我版、論旨、無垢、血潮、風泊、益城、拝観、舘察、懺悔、空隙、髭白、模試、散乱、投射、破滅、壊滅、下痢、他殺、改札、寿司、葉式、魔雑、渾身、等式、命日、安泰、白藍、良志久、中須、掻敷、北方、監視、血式、血流、詐欺、加刷、販社、壊滅、坐楽、白那、苫小牧、欄物、演説、開脚、摩擦、欠史、宰相、掻敷、飾西、近隣、可能、刺自虐、崑崙、独歩、良案、隔絶、菜作、妄動、犬歯、核別、概要、立案、破格、殺戮、良案、快絶、防止、那古、風別、焼安泰、独庵、囲炉裏、壊滅、外傷、刃角、視覚、耳鼻、下顎骨、子孫、剥奪、憂鬱、優越、液状、先端、焼子孫、兵法、那波、安楽、最短、数式、絶句、庵杭、雅樂、動乱、者妙、垓年、独初、前報、奈落、数道、弓道、拝観、俯瞰、散乱、男爵、害面、炎上、抹殺、破棄、分別、額欄、学雑、宴客、体面、村落、柿区、害初、告発、欄式、体罰、侮蔑、浄光、情動、差額、君子、何発、兵式、童子、飾西、各滅、我札、審議、半旗、普遍、動脈、外傷、無償、木別、別格、名皿部、京脚、破棄、試薬、絶滅、学札、清涼、爆発、組織、壊滅、ここに、名もなき詩を、記す。風水、万別、他国、先式、続発、非力、産別、嘉門、神興、撃易、弊社、紋別、座泊、画狂、式典、胞子、画力、座敷、学舎、論別、閉域、爆風、万歩、博識、残忍、非道、望岳、死骸、残骸、符合、壊滅、匍匐、弄舌癖、死者、分別、砂漠、白藍、模写、服役、奈落、忖度、符尾、同盟、田式、左派、具癖、退役、蛇路、素白、昆北、北摂、写経、文武、択液、図解、挫折、根塊、道厳、視野別、奈落、鳥羽、グリシャ・イェーガー、粗利、惨殺、学癖、優遇、陶器、場作、土壌、粉砕、餓鬼、草履、羅列、門泊、戸癖、山系、学閥、座枠、忠膵癌、視野別、脳族、監視、佐伯、釋迦、敏捷、遇歴、佐渡、名張、紀伊市、名刺、干瓢、夏至、楽節、蘇遇、列挙、間髪、風脚、滅法、呪水、遇説、死骸、爆発、山荘、塀楽、茗荷、谷底、愚者、妄動、還魂、色別、最座、雑載、論客、名足、死期、近隣、名張、迷鳥、呑水、飛脚、晩別、獄卒、殺傷、視覚、乱脈、鉱毒、財閥、漢詩、死語、諸富、能生、那波、合理、血中、根菜、明初、鹿楽、宮札、度劇、臥風、粋玄、我馬、洞察、今季、爾脈、羅猿、激園、葉激、風車、風格、道明、激案、合祀、坐楽、土地油、力別、焼殺、年配、念波、郭式、遊戯、富部区、奈脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、懐石、討滅、報復、船室、壊滅、回族、先負、嗚咽、暁闇の、立ち居所、餞別、乾式、財閥、独居、乱立、差脈、桜蘭、龍風、抹殺、虐案、某尺、無銭、漏洩、北方領土、白山、脱却、幻滅、御身、私利私欲、支離滅裂、分解、体壁、脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、土脈、桜蘭、郎乱、乱立、派閥、別癖、恩給、泣き所、弁別、達者、異口同音、残骸、紛争、薔薇、下界、雑石、雑草、破戒、今滅、梵論、乱発、人脈、壊滅、孤独、格律、戦法、破戒、残���、独居、毒僕、媒概念、突破、山乱発、合癖、塹壕、場技、極楽、動脈、破裂、残債、防壁、額道央、奈良市の独歩、下界残滓、泣き顎脚、朗唱、草庵、場滅、乖離、鋭利、破戒、幕府、網羅、乱脈、千部、土場、契合、月夕、東美、番號、虎破戒、在留、恥辱、嗚咽、完封、摩擦、何百、操船、無限、開発、同尺、金蔵寺、誤字、脱却、老廃、滅法、涅槃、脱却、鯉散乱、立哨、安保、発足、撃退、学別、憎悪、破裂無痕、磁石、咀嚼、郎名、簿記、道具雨、壊滅、下落、吐瀉、文別、銘文、安胎、譲歩、剛性、剣率、社販、薙刀、喝滅、解釈、村風、罵詈雑言、旋風、末脚、模索、村立、開村、撃退、激癖、元祖、明智用、到来、孟冬、藻石、端午の贅室、癌客、到来、未知道具雨、寒風、最壁、豪族、現代、開脚、諸富、下火、海日、殺傷、摩擦、喃楽、続落、解脱、無毒、名毒、戒脈、心脈、低層、破棄、罵詈、深海、琴別府、誠、生楽、養生、制裁、完封、排泄、虐殺、南京、妄撮、豚平、八食、豪鬼、実積、回避、答弁、弁論、徘徊、妄説、怒気、波言後、節楽、未開、投射、体者、破滅、損保、名水、諸味、透析、灰毛、界外、土偶、忌避、遺品、万別、噛砕、剣率、戒行、一脚、快哉、提訴、復刻、現世、来世、混成、吐瀉、場滅、経絡、身洋蘭、舞踏、近発、遊戯、男爵、最上、最適、破裂、改名、痕跡、戸杓、分髪、笠木、路地、戳脚、快晴、野会、対岸、彼岸、眞田、有事、紀伊路、八朔、減殺、盗撮、無札、無賃、無宿、龍梅、塩梅、海抜、田式、土産、端的、発端、背側、陣営、戒脈、母子、摩擦、錯覚、展開、星屑、砂鉄、鋼鉄、破滅、懐石、桟橋、古事記、戸杓、媒概、豚鶏、墓椎名、顎舌骨筋、豚海、砂漠、放射、解説、海月、蜜月、満期、万橋、反響、雑摺、油脂、巧妙、
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chishiru61 · 4 months
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2023年下半期に見た展覧会
0701 ガウディとサグラダ・ファミリア展@MoMAT 0702 イギリス風景画と国木田独歩@茅ヶ崎市美術館 0702 生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良@神奈川県立近代美術館 葉山 0706 ブルターニュの光と風@福島県立美術館 0708 谷川俊太郎 絵本☆百貨展@PLAY!MUSEUM 0711 テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ@国立新美術館 ☆0721 甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性(前期)@東京ステーションギャラリー *1 ☆0729 ソール・ライターの原点 ニューヨークの色@ヒカリエホール *2 0729 平間至展 写真のうた@ヒカリエホール 0804 「あ、共感とかじゃなくて。」@MoT ★0804 デイヴィッド・ホックニー展@MoT *3 0805 ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム@アーティゾン美術館 0806 蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる@国立新美術館 0812 特別展「古代メキシコ」@東京国立博物館 0812 スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた@国立西洋美術館 0813 私たちは何者?ボーダレス・ドールズ@渋谷区立松涛美術館 *4 0820 フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン@東京都庭園美術館 0825 甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性(後期)@東京ステーションギャラリー 0826 生誕100年 山下清展―百年目の大回想@SOMPO美術館 0902 挑発関係=中平卓馬×森山大道@神奈川県立近代美術館 葉山 ★0902 吉村弘 風景の音 音の風景@神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 *5 0907 三沢厚彦 ANIMALS@千葉市美術館 0917 虫めづる日本の人々@サントリー美術館 0920 版画家たちの世界旅行 -古代エジプトから近未来都市まで@町田市立国際版画美術館 1022 杉本博司 本歌取り 東下り@渋谷区立松濤美術館 1029 デイヴィッド・ホックニー展(2回目)@MoT ☆1029 ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン@アーティゾン美術館 1119 開館35周年記念 福田美蘭―美術って、なに?@名古屋市美術館 1121 テオ・ヤンセン展@千葉県立美術館 1122 展覧会のちょっといい話 絵本と近代美術のあれこれ@板橋区立美術館 1125 装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術@東京都庭園美術館 1202 「パルコを広告する」 1969 - 2023@PARCO MUSEUM 1203 「横尾忠則 寒山百得」展@東京国立博物館 表慶館 1203 開館記念展「皇室のみやび」(第1期:三の丸尚蔵館の国宝)@皇居三の丸尚蔵館 1203 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ@MoMAT 1207 イン・ビトウィーン@埼玉県立近代美術館 1209 永遠の都ローマ展@東京都美術館 1209 大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ@国立新美術館 1209 イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル@国立新美術館 1214 モネ 連作の情景@上野の森美術館 *6 1216 「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容@渋谷区立松涛美術館 ☆1216 「鹿児島睦 まいにち」展@PLAY! MUSEUM *7 1223 吉田ユニ「PLAYING CARDS」@ラフォーレミュージアム
*1 御多分に漏れず「あやしい絵」展でファンになってから待望だった個展、こんなに早く見ることができるなんてありがたい。ただ、やっぱり結構残っている作品は少ないんだなあ、というのが一番の感想で、そして作品のアクが強くて初めのインパクトや中毒性は強い分、慣れてくるとそこまでじっくり見るような感じにはならないなあ、とも思ったり(音楽とかでもそういう曲ってあるよね)。一方で、メインビジュアルにもなっていたメト所蔵の「春」なんかは特有のケレンを上手く折衷させた見ごたえの絵のある絵に仕上がっているんだけれども、結局それより先が無かったという。。展覧会中でも識者の言葉として紹介されていたけれど、ちょっと惜しかったというか、あともう少し絵師として活躍してほしかったなあと。でも、図版でしか知らなかった作品をいっぱい見られて嬉しかった。 *2 ソールライターの「良さ」がようやくわかってきたような気がします。残されていたフィルムをデジタル現像して順番に映し出していく大画面スライドショーのインスタレーションがとても面白くて、美術館ではない空間になった分、こういう演出ができるようになったのは良いなあと思いました。 *3 この夏のナイスワン。自分の中の「とても楽しかった展覧会」の1つの基準が、「一通り見終わった後に展示室で延々ゆらゆらしていられること」なんですが、久しぶりにそのトリップがきました。ホックニー特有のポップで人懐っこい色彩がやはり素晴らしく、いつまでも網膜にうつしていたくなるんですね。特に大型作品の展示空間に入ったときは、その色彩感に包まれるのが嬉しくて、思わずくるくると踊りだしそうになりました(?)。 展覧会は、初期から始まってロンドン、カリフォルニア、イギリスの田舎町、そして最近移り住んだノルマンディーと、活動場所で区切られた作家のキャリアを一通り追う構成。昔メトで大規模回顧展を見たはずなのですが、あまり記憶になく、、今回改めて見て、初期はかなりベーコンの影響を感じるなーとか、やっぱり色彩はマティス、後期のボナールっぽいなーとか、いろんな発見がありました。 この10年来ハマっているというiPad絵画は、長生き作家にありがちの、晩年にどんどんと・・・よく言えばダイナミック、悪く言えば大味というか雑になっていくアレなんだけども(ピカソとか)、ただ色彩だけで言うと、やはりホックニーそのものなんですよね。近づいてみると、マジで点とか線は小さい頃にwindows95のペイントソフトで遊んだ、落書きライクな感じなんだけども、遠くから見るとちゃんと「らしい」作品になっているのはさすがだなと思いました。 以下は蛇足なのですが、作品構成は、大型の油絵作品10点余りがテートから、それから複数のパネルを組み合わせた作品が同じくテートとポンピドゥーから1点ずつ、あとは作家蔵の超大型作品がメインで、その間を都現美所蔵の版画コレクション(これ一度まとめて見たかった!)で埋めていく、という感じ。つまり単に金にあかせてガサっと作品を連れてきたのではなく(それでも相当お金かかってると思うけど)、館にあるものが起点になっているのが良かったな。欲を言えば、作家のキャリアハイである西海岸時代の作品(プールとか彼氏とか出てくるやつ)が手薄な感は否めなかったですが、まあ贅沢を言うとキリがない。 *4 古今東西における「人形」の役割を紹介する展覧会で、人形と言えばやっぱりセクシャルな意味合いもあるけどさすがにそれは展示できないよねー、と思いながら見てたら、最後にばっちりあって、ここ(渋谷区)は本当にすごいなと思った。もっとやってください。 *5 環境音楽家・吉村弘の回顧展。展示室に直接音楽が流れているのかと思いきやそうではなく、しかし音楽を喚起させるような愛らしい絵楽譜や、それぞれの映像から聞こえる微かな音楽によって、展示室全体がとても豊かな音楽に包まれていた。そしてそこに、微かな外音や、来場者の衣擦れや足音、小さな話し声が「環境音楽」として響いている、というわけ。写真2枚目のサウンド・チューブという展示があって、観客がめいめいにこの筒を揺らしたり、ひっくり返して、筒の中に入った水音に耳を澄ましている(そして、とても良い音だなと思う)。しかしよく考えれば、聞いている音はありふれた水音であり、つまり世界には、このように耳を澄ますべき音に溢れているんだ、ということがメッセージされている。そうして美術館の外に出るとあら不思議、外を通る車の音や風で葉がさわさわと擦れる音、いつもこの美術館の帰りに寄る鶴岡八幡宮の階段を登る自分の足音、美術館のコインロッカーで使った百円玉をそのまま賽銭箱に投げた時のコツンという音などが、全てビビットに聞こえてくる。つまりこの展示は、美術館の中でだけで完結せずに、観客の日常に対する知覚を変えることで、展示室外にもその世界がずっと続いていく、ようである。言うまでもないけれど、そういう展覧会はとても良いものだと思う。 *6 展示自体はなかなか豪華なモネ展だと思うんだけども、チケット代とか人の捌き方とか借用元とか��画元とかそういう本筋と関係ない部分がやたら気になってしまったい。でも、3,000円払って美術展を見たい、という層がこれだけ(しかも若年層も多かった!)いるというのは、ある種の救いなのかもしれぬ。 *7 PLAY!特有の見せ方のうまさと、展示されている作品群の愛らしさが上手に噛み合った、とても視覚的に幸福感のある展覧会でした。見られて良かった。
<海外編> 1104 Rijksmuseum/Museum Boijmans Van Beuningen At Rijksmuseum 1104 Van Gogh Museum/Van Gogh along the Seine 1105 Stedelijk Museum/Nan Goldin – This Will Not End Well 1107 Musées royaux des beaux-arts de Belgique 1107 Musée Magritte 1108 Musée de l'Orangerie/Amedeo Modigliani. A painter and his dealer 1108 Musée du Louvre ★1109 MARK ROTHKO Retrospective@Fondation Louis Vuitton 1109 Musée Marmottan Monet/Berthe Morisot and the Art of the 18th Century ★1109 Musée d'Art Moderne de Paris/Nicolas de Staël 1109 Musée d'Orsay/Van Gogh in Auvers-sur-Oise,Peter Doig 1110 Musée de Cluny 1110 Bourse de Commerce/MIKE KELLEY Ghost and Spirit, LEE LOZANO "Strike" etc. 1110 Centre Pompidou/Over the Rainbow 1111 Musée d'Orsay
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catonoire · 7 months
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熱帯環境植物館、東京苔展2
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東京苔展2を見るため板橋区立熱帯環境植物館を訪れた。清掃工場から出る熱を利用した温室などを備えた施設で、熱帯の植物だけでなく魚類や爬虫類などの動物の生体展示もある。
まず動物を少しだけ紹介。
インドシナウォータードラゴンのグリちゃん。めちゃくちゃかわいい。しかし見学者が近づけた指につられてガラスにお口をぶつけて怪我してしまった由。ガラスから離れて手や指を近づけたりしないで見学するようにという注意書きがあった。
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みんな大好きチンアナゴ。
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クラゲのみなさん。
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姿を隠しがちな爬虫類や両生類のみなさん。
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ここからはコケ類の紹介。本当はコケでなく熱帯の植物がこの施設の主役なのだが、今回は苔展がらみで出かけたので、コケに絞る。
東京苔展2と連動して、館内に生えているコケ類をわかりやすく指し示している場所があった。日本ではあまり見られない種類のコケもあれば、日本でもなじみのある種類もある。前者の例としてはツヤゼニゴケ、後者の例としてはヒメジャゴケが挙げられる模様。
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特に明示されていなくてもコケ類はあちこちに生えているので、探すのが楽しい。
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中には苔展とは関係なく地味に種を同定してあるものも。
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コケのスタンプラリーもあり、もちろん本気出して全部集めた。
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ここからは東京苔展2の展示。
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乾燥したコケと湿ったコケを見比べたり触り比べたりできるコーナー。これは楽しい。下の左側の写真が乾いた状態、右側が湿った状態。
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コケテラリウムがたくさん並んでいた。なんでも枯らす自分にはとても作れそうにないと思った。
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投���コケ写真コーナー。みなさんのコケ愛が伝わってくる写真が多く、ああーこのコケを撮りたくなる気持ちわかる、わかるよ!と言いたくなる。
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以上、至れり尽くせりの趣向でとても楽しめた。下の写真は、特別に配布されていた館内のコケマップと、完走したスタンプラリーの台紙。
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sadaki-ino · 9 months
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【祇園祭 後祭】総集編
2023年7月23日(日)・24日(月)
京都駅ビル・宵山・山鉾巡行・花笠巡行・還幸祭・御旅所・京のSAKESORA・八坂神社・壹銭洋食・よしもと祇園花月・祇園囃子奉納
https://youtu.be/thyE-V5ho_0
「祇園祭 in 京都駅ビル」京都美風~祇園祭~
実施期間:2023年7月3日(月)~7月31日(月)
実施場所:京都駅ビルインフォメーション前
実施内容:祇園祭の歴史や魅力を伝えるパネルや授与品を展示、祇園祭の山鉾のミニチュアを並べたものを京都駅ビルインフ ォメーション前に展示。
「宵山・山鉾巡行」2023年7月23日・24日
9:30から橋弁慶山を先頭に11基(鷹山含む)の山鉾が巡行します。巡行中にくじ改め・辻回しが行われます。
巡行経路は、烏丸御池→河原町御池→四条河原町→四条烏丸
https://youtu.be/cQIKjw7TVIE
「花傘巡行」2023年7月24日(月)
「織商鉾(京都・ミスきもの)」「花傘娘」「祇園東」「先斗町」「祇園甲部」「宮川町」
今年は巡行ルートが大幅に変更になっていました。
今年の新しい「花傘巡行ルート」
下京中学校成徳学舎から高辻通東・烏丸通北・四条通東・御旅所(くじ改め)・四条通東・石段下南・神幸道東を通って八坂神社へ。
https://youtu.be/k_Urid8iINo
「還幸祭」八坂神社祇園祭 四条御旅所
2023年7月24日(月) 午後5時
「還幸祭」神幸祭で四条御旅所に運ばれた三基の神輿を神社に戻し、神輿から祭神を神社に戻す神事。
氏子地区を回る約8キロの道のりを勢いよく進み、深夜に東山区の八坂神社に到着。「おかえり」とも呼ばれます。
https://youtu.be/xKVp5kuNRbU
「御旅所」
毎年7月17日の神幸祭に八坂神社からの神輿が渡御し、24日の還幸祭までとどまる場所。
御旅所に祀られているのは三基の神輿。左から西御座、中御座、東御座。
中御座神輿はスサノヲノミコト(牛頭天王)が祀られています。屋根の上に鳳凰をいただく六角形の神輿。
東御座神輿はクシイナダヒメノミコトを祀ります。屋根の上に擬宝珠をいただく四角形の神輿。
西御座神輿はヤハシラノミコガミを祀ります。屋根の上に鳳凰をいただく八角形の神輿です。いずれも重量は2トンから3トンだとか。
https://youtu.be/Xl41WB-JJgY
「京のSAKESORA(キョウノサケソラ)」
京都市中京区堺町通三条下る道祐町135-1
京のSAKESORAさんは京都の路地で彩り豊かで滋味に富むおばんざいランチをはじめとした創作和食と京都の全ブルワリーのクラフトビール、京都の酒蔵が醸す日本酒が楽しめるお店。
イノダコーヒー本店の向かいの細い路地に面した長屋の建物に7つのお店が入居する小さな飲食店街「三条食彩ろおじ 堺町の道」
細い路地に京割烹、鉄板ビストロや鰹節丼専門店など7つの飲食店が連なっていて、入り口側から2軒目が「京のSAKESORA」。
「おだし」「つけもの」「麹・味噌」の“三味”をテーマにした三味彩々(さんみいろいろ)ランチ1890円がおすすめ。
ランチの後は「錦市場」をぶらぶら。
安土桃山の時代から京の市場として存在し、「京の台所」とも呼ばれる、じつに奥の深い商店街。
京野菜や豆腐、魚などの生鮮食品店が軒を連ね、外国人の観光客などで物凄い賑わいを見せています。
https://youtu.be/FZ23Zvymi7Q
「八坂神社」2023年7月23日(日)
後祭の11基の山鉾を巡った後に八坂神社を参拝させていただきました。
八坂神社の主祭神は、素戔嗚尊(すさのを)、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)、八柱御子神(やはしらのみこがみ)の三柱で、日本神話でも重要な神様が鎮座されています。
https://youtu.be/B9vMD0clHr4
京都祇園名物「壹銭洋食」お好み焼きの元祖
八坂神社参拝の後に何年ぶりかの壹銭洋食さん
楽しい店内と懐かしさでちょっとおやつ代わりに食べてみましたが、けっこうお腹いっぱいに。
ドリンクはいろいろありますが、メインのメニューは壹銭洋食800円のみ。
久しぶりに来たらけっこう値上げしてますね。 
それとお客さんはほとんど外国の観光客ばかり。
https://youtu.be/6pUbNgZoa2o
「よしもと祇園花月」
祇園祭 山鉾巡行の後にあまりの猛暑に疲れ果てたので、よしもと祇園花月さんで祇園吉本新喜劇を観覧しながら14:00までゆっくり休憩。
休憩後に花見小路の十二段家さんと四条大橋西詰の東華菜館さんにランチに行きましたが、残念ながら両方ともタッチの差で昼の営業は終了。
甘蘭牛肉麺「京都四条河原町本店」さんで甘蘭拌麺を食べてから、永楽屋 本店喫茶室さんで宇治金時氷を。
宇治金時氷が凄いボリュームで寒い寒いと震えながらなんとか完食。
https://youtu.be/roMxL8F5nlA
「祇園囃子の奉納」【船鉾】
7/23(日)は船鉾さんが祇園囃子の奉納の当番日。
7月17日夕刻、四条寺町の八坂神社御旅所に神輿が着輿され24日に発輿されるまで、18日から23日までの間、毎晩7時から9時ごろまで祇園囃子が奉納されます。西御殿の前で行われ、囃子のある12の山鉾が受け持ち、2年に1度当番日が回ってきます。
https://youtu.be/MkOkArLUhLg
#祇園祭 in 京都駅ビル #祇園祭 #後祭 #宵山 #祇園囃子 #御旅所 #八坂神社御旅所 #神幸祭 #還幸祭 #中御座神輿 #東御座神輿 #西御座神輿 #橋弁慶山 #南観音山 #浄妙山 #八幡山 #鯉山 #北観音山 #黒主山 #役行者山 #鈴鹿山 #鷹山 #大船鉾 #織商鉾 #京都・ミスきもの #花街の屋台 #祇園東 #先斗町 #祇園甲部 #宮川町 #素戔嗚尊 #櫛稲田姫命 #八柱御子神 #京のSAKESORA #京のサケソラ #三条食彩ろおじ 堺町の道 #三味彩々ランチ #錦市場 #八坂神社 #壹銭洋食 #一銭洋食 #よしもと祇園花月 #祇園吉本新喜劇 #甘蘭牛肉麺 #永楽屋 本店喫茶室 #宇治金時氷 #祇園囃子奉納 #船鉾 #京都
https://youtu.be/thyE-V5ho_0
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kantyo · 2 years
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. 50年前、セルジオとブルーノという2人のコスタ兄弟のコーヒーへの情熱から始まった「コスタコーヒー」 「その情熱が完璧なものを生み出す」とは、コスタ兄弟が残した有名な言葉だ。(知らんかったけど) その「コスタコーヒー」が板橋区役所で飲めるようになったとの噂を聞いてやってきました。 ・ ・ ・ (1) 板橋区役所内の「カフェダイニングNAKAJUKU」に、それはありました。 (2) 相変わらず広くて快適な店内。昔はしばしばランチを食べに来たものです。 (3) 券売機でコスタを探す。 今まで飲んでたコーヒーより50円高いが、コスタ兄弟のためならそれくらいは惜しまない。 (4) あった! これがコスタマシーン板橋スペシャル! (5) ずっと飲みたかった「ストロングコーヒー」を抽出してもらう。 「おいしいコーヒーを抽出中」と自分で言っちゃうところがコスタ兄弟の自信のあらわれ。 (6) 窓際でコスタ兄弟に思いを馳せながらいただく。  世には「大辛」と謳いつつちっとも辛くないものや、「大盛り」と謳いつつちっとも多くないものが跳梁しているが、このストロングは真にストロングだ! ストロングによってストロングになった僕は、受付の職員にストロングな挨拶をしてストロングに区役所を去っていきました。 #板橋区役所 #カフェダイニングNAKAJUKU #板橋カフェ #板橋区役所前 #コスタコーヒー #コスタ兄弟 #ストロングコーヒー (板橋区役所) https://www.instagram.com/p/CgPKwUTPsjr/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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itabashimental · 9 months
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処方薬は極力、分割調剤にしないことが薬局での待ち時間の短縮につながります。板橋区役所前メンタルクリニックのホームページでも詳しく解説しています。
https://itabashi-mental.com/drugstore/
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frum24 · 1 year
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殺傷武器の使い道
これまでに無かった、一段と怖い目に遭った。
きっと恐ろしい事態に巻き込まれるに違いないと、予想はできていて、事前に身構えていたのに……それ以上だった。
外を見ろ、と言われて先に手錠端末を確認した。天気予報は現在地であるサウス・ノットシティ周辺のみずっと雨。もうダメだ……
そして、先ほど受け取ったアサルトライフルやハンドガン、グレネードを使わされるに違いない。この出口の先で、テロリストが活動しているとか、そんな感じの展開が
待ち構えていると思っていた。
まさかの、デカい竜巻!? これって、自分もトラック停めてたら飛ばされてた!? とか何とか思ってたら、サムも!?
BTではなく、真っ黒なタールに塗れたゾンビのような兵士。それを腹から生み出し、操るのは、クリフ……!?
ここでエピソード4!? アンガーって誰!?!?
(前に、サムの腹にも十字の傷があるのを見たような気がしたけど、気のせいかな…?)
目が覚めた時、サムは戦場にいた。飛び交う銃弾。一発でも当たったり、掠めたりすると当然痛いし、血は流れる。
サウス・ノットシティに来る前に、血液袋をポーチいっぱいに持って来ていたのが、まさかこんな形で役立つことになるなんて。
道中のクリプトビオシスは無限に拾えた。せめて屈んで、物陰に隠れながら駆け抜けていると、目の前を大きなキャタピラの戦車がよろめくように走った。その後、爆撃を受けているようだった。
一体、どこが何と争っているのか。ここはアメリカのどこなのか。何が起きたのか。まるでわからないまま、塹壕の通路のような場所へと辿り着く。
と、そこで待ち構えていたのは、有刺鉄線で出来たクモの巣に捕らわれた、BBに似た気色悪い人形たちと、クリフ。
クリフを倒せと!? ひとまず手当たり次第に武器と血液袋を拾っていると、突如オドラデクセンサーが激しく回り出した。通路の先にはこちらに銃を向ける兵士がいた。
殺傷武器の使い道って、これかよ!! 一番手頃なアサルトライフルを連射して倒すも、次から次へと現れる。その兵士たちの中に、クリフもいた。
倒したかと思えば、撤退しただけなのか、通路を進んだ先でまたこちらを狙ってくる。距離が近いとグレネードは危険かと思った。ショットガンは拾いそこねた。ハンドガンでも、ちゃんと使えば、当たる。
途中、オドラデクが青いうちに、BBをあやしてやった。大丈夫、大丈夫だ、と言い聞かせているのは自分に対してだったのかもしれない。いつもは喜んでくれるBBも、この時は無反応だった。
弾数も徐々に使い切り、0になった武器は荷物になるので置いていく。この戦いはいつまで続くんだろう。アサルトライフルが残りわずかになり、焦りと、撃ち続ける際の特性から、敵が多いのに的がぶれてしまう。
その隙に至近距離で衝撃を受け、何かを落としてしまった。奪われたのか、拾うこともできなかった。BBのストレスが溜まっていく。パンチやキックで倒せる相手ではない。落ち着いて、1体ずつ、よく狙って……
クリフを何度目か撃ち抜いたところで視界が暗転し、ようやく戦いが一区切りついたのだと思った。
BBがクリフを心配そうに覗き込む。クリフもBBに気付いた! えっ、これ、どうなる!? サム!?
いつか見た、BBの記憶の続き。クリフはBBをスティルマザーのいた病室から持ち出そうとしていた。けれど、赤い警報が鳴って、人が集まってきて……
再び目が覚めた時には、サウス・ノットシティの配送センターの出口、竜巻に飲まれる前と同じ場所に立っていた。
ダイハードマンがQpidの影響がどうとか言っているが、正直あまり頭に入ってこない。あんな体験をしたのだから。当たり前だが、言っても信じてもらえていない。
ママーの研究所へ向かってくれ、と言われた。あの……休ませて……?
BBだってあれだけストレスが溜まって、アレーーーー!?すっかり元気!
いや、でも、サムの装備には血がこびり付いたままだぞ。みんな見ろ! 俺を見ろ!(サムボイス)
ここでプライベートルームで休息を取るのもありなんだろうけど、天気予報を見たら10分、20分後にどんどん雨の範囲が広がるな……ママーの研究所近くにBTの看板立ってるし👻
ええい、展開的にはこのまま行って問題ないんだろ!? わかったよ、行けばいいんだろ!!
念のため、プライベートボックスからありったけの対BT武器を持って行った。
新たに作成したYaibaのバイクでママーの研究所前に到着。橋を架けてくれた人、ありがとう! 発電機を通って、あとは雨降ってるし、研究所の入り口かちょっと屋根の下に停めさせてもらおうとしたら、そのままムービーに入った。バイクーーーッ
エピソード5:ママー!? もう!? エピソード4短ッ!!!
ママーの赤ちゃんはBTだった。流産したのかと思っていたら、なんと出産予定の病院で巻き込まれたテロによるものだった。
長い間、瓦礫の下敷きになって、そこで生まれた赤ちゃん……この世ではなくあの世に……聞いていて、涙が止まらなくなった。
しかし、今、その子の夜泣きがひどいらしい。カイラル濃度が上昇しているから? それとも、何かの不穏な気配を感じ取って…!?😨
ハラハラしていたら、ママーから急に採血された。確かに、ここから動けないママーは今が絶好の機会だ。サム、いつもご苦労様……。
それをさっそく、何に使うんだろう……まさか、赤ちゃんにあげるのかな。前に、赤ちゃんBTにボーラガンを使うと大人のBT(通常サイズのゲイザー)になると聞いたことがあるので、ちょっと考えてゾッとした。ママーがそんな無謀なことをするとは思えない。
オドラデクがバイバイとでも言うように、ふたりに向けてパカパカ開いたあと、すっと格納される。通常の動きではあるのだけど。
バリアっぽい壁を抜けると、ダイハードマンから配送端末を確認するよう言われた。次の指示をはそこから受けるといいらしい。
いやあ、もう、ほんと、疲れたよ。このまま進めても良さそうではあるけど、戦場での十数分がサムの言う通り何時間にも感じられたので、今日はここまで……
はあ……サムも早く、安全な場所に帰って、シャワーを浴びてね……
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nishiogidrunker · 1 year
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フェミニスト・シティへの道
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先日の「杉並区基本方針」パブコメと「都市マスタープラン説明会」で、もう一本。説明会、区職はダメだなぁ、と思ったのですが、参加していた区民の人たちがほんとに真剣によく考えていて、それは面白かった。こんなに考えてくれてるんだから、ないがしろにしてはいかんよ。
その中で若い女性から「意味不明な彫刻が区役所広場などをふさいでいる」という意見が出た。あまりにナイスだったので、終了後声をかけたのですが「意味不明」というのはややマイルドにしていたらしく、要するに女性搾取的でキモい、とかなり怒っての意見だったそうです。ますますその通り!
だってコレですよ。
と、いうことでその意見に触発されて書いたパブコメが以下。
---------
「基本方針に不足している文化・芸術の視点について」 杉並区���近隣自治体に比べ、文化施策が少ないと感じる。練馬区・世田谷区、板橋区・三鷹市などには充実した区立美術館があるし、中野区や豊島区は郷土博物館の活動が盛んである。そうした活動もまたまちの魅力や住民の愛着を醸成するものである。 杉並区の郷土博物館も独自の展覧会などには見るべきものがあるが、規模は小さく、観覧者も少ない。ハコものには限らないが、文化施策を充実させてほしい。 現在の目玉といえるのは荻外荘の整備展示のようだが、近衛文麿と226事件という戦争や軍部とかかわる史跡であるので、慎重な取り扱いが必要であり、単なる建築文化財として売り出すのは違うと思う。 またこれは、都市マス説明会において、他の参加者の方の意見から啓発された視点なのだが、公共空間における彫刻等パブリックアートの問題を、今後考えていただきたい。
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22年に前区長が購入した区役所の木彫「母子像」が、ジェンダーバイアスが強い・古い、として区民や議員から批判が起こった(990万円!! 価格の不透明さもあるが)。これだけではなく、設置された彫刻には古いものが多いので、女性の表象がステレオタイプではないだろうか。 説明会で参加者から例示された、区役所横広場の佐藤忠良(*まちがい:後述)作品も、当時の日本美術の代表的なあり方ではあろうが、典型的な「女らしさ」に「平和」を重ね合わせる、現在の価値観にそぐわないものであると感じる。また南荻窪の児童相談所前のスカートがめくれた女子像など、女性の性的搾取への対応も必要な場所に置かれているのはどうか。
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(*これもちょっと間違い。ここは東京都の児童相談所だったので、杉並区が所有するものではないようだ)。
こうしたパブリックアート群のあり方を、公共性の観点からもアップデートする必要があるのではないか。たとえば屋外設置をやめて資料として資料館に収蔵するという方法もあると思う。
この都市マス阿佐ヶ谷説明会では、区長から総論で「フェミニスト・シティ」という観点が示された。もちろん区長の考えを即採用すべきということではないが、今後のジェンダー平等施策の実施に向けて、ひとつの施政方針として考慮されるべきコンセプトであると思う。それはパートナーシップなどの法整備だけでなく、文化・芸術の面にも反映されるべきだ。 また「フェミニスト・シティ」の定義を「弱い立場のひとの視点」に立脚するもの、とするならば、文化や芸術は女性のみならず弱い立場に立脚すべきうであり、またその救済の可能性を持った分野である。そして、たとえば最近話題となった東京国立博物館の予算不足や、以前の橋下知事下での大阪文楽劇場の予算削減など、文化・芸術はそれ自体が資本主義的な価値観のもとでは「弱い」存在である。これらを守ることも新しい区政には求められることだと思う。 今回の基本方針に間に合わなくても、是非検討してほしい。
-------------------
以上がパブコメですが、ここに書かなかったことが実は「佐藤忠良」のまちがいにつながったのでした。まぁ、確かめなかった私が悪いのですが(後日区役所にこれらの写真を撮りにいって間違いに気づいた)。
この「意味不明な彫刻が」に対して、他の参加者(年配男性)から「あれは佐藤忠良が、二度と戦争をしてはいけない、平和に暮らせることのすばらしさを伝えるために作ったのだから、評価すべきだ」と発言。
彫刻問題を提起した方の言っていたのは、冒頭写真の区役所東広場のもののことだったよう(広場をふさいでいる、と言っていた)。男性は正面玄関のこれと勘違いしていたのですね。
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とはいえ、こちらも意味不明にセミヌード。佐藤忠良、いっつもこれだけど。どうして「平和」というためにいちいち女性が脱ぐのか。そういえばプーチン大統領とかも脱ぎたがるが、「戦争」は男性が脱ぐってことだろうか。
なお、背後の「ひらやすみ」は阿佐ヶ谷・高円寺を舞台にしたマンガの原画展をしていて、人気があるようで大勢の人が鑑賞していました。阿佐ヶ谷の「平屋」に住んでいるのかな?このマンガの読者は中杉通りにタワマンが建ったり、高円寺の商店街が潰されたら悲しむだろうな、と、思いました。
ついでに区役所のほかの彫刻も。
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左は南伊豆のキャラらしいです。
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ari0921 · 6 months
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我が国の未来を見通す(90)
『強靭な国家』を造る(27)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その17)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
 
 パレスチナ情勢については、10月22日、日本
を除くG7の6カ国からイスラエルの自衛権を支持
する一方でガザの民間人の人道支援を求める共同声
明が出されるなど、人道支援要求の世論、それにイ
スラエル国内の人質解放優先世論の力、それに欧米
首脳などの説得工作などが功を奏して、イスラエル
の本格的な地上攻撃開始は、当初計画よりかなり遅
れているようです。
イスラエルの歴史からすると珍しい決断だったと考
えますが、それだけ、今回のガザ地区への地上攻撃
の持つ意味がこれまでとは違ってきている証拠でも
あるのでしょう。極めつけが、24日、国連安保理
の場で、米国ブリンケン国務長官の「人道目的の一
時停戦が検討されなくてはならない」との発言でし
た。
一方、グテーレス国連事務総長がイスラエルのパレ
スチナ占領を批判する発言をしたり、いつもながら、
国連安保理が決議案を否決しあう形で“機能不全”
に陥っているなど、イスラエルの国連不信が限界に
達しているように見えます。イランを含むアラブ諸
国自体も反イスラエルという立場で必ずしも一枚板
ではないようなので、今後も、状況は刻々変わって
くることから、安易な予測は禁物でしょう。
その上で想像するに、イスラエルは、いかに人質解
放をするか、そして500キロに及ぼうとする地下
トンネルをいかに(できれば民間人に被害を与えな
い方法で)攻略するか、その作戦を練って、その上
で一部限定的な作戦を遂行しているのでしょう。
また、地上攻撃の代わりなのか、連日激しい空爆が
繰り返されていますが、それによる民間人犠牲者の
6割は、避難先であるガザ地区南部だったとの報道
もあります。国連事務総長のような発言もイスラエ
ルを追い込むだけで逆効果だと思いますが、無差別
に近い空爆もイスラエルが自らの首を絞める結果と
なって、やがて自制心のタガが外れ、“後に引けな
くなる”ことが懸念されます。
数年前、ベトナムを旅行した際、ベトナム戦争時に
使用されたサイゴン(現ホーチミン)市西側に広が
る巨大な地下施設「クチトンネル」を見学し、その
巧妙な造りに驚いたことがあります。アメリカは、
空から枯葉剤を含む絨毯(じゅうたん)爆撃を繰り
返しても攻略できず、ついには南ベトナムから撤退
する結果になったのでした。
「クチトンネル」は総延長約250キロといわれて
いましたが、その倍ほどの長さに及び、映像を見る
限り、長い時間をかけて極めて堅固に建造されてい
る地下トンネルを実際に攻略しようとすれば、多大
な時間を要し、犠牲者も半端でないことでしょう。
イスラエルが保有する最新の軍事技術をどのように
駆使するのかを含め、(不謹慎ではありますが)注
目しています。
ところで、今回のG6声明から外された我が国は、
文字通り“孤立国”になってしまいました。23日
の岸田首相の所信表明演説において、「経済」を連
呼する中での「人間の尊厳」とか「核兵器のない世
界」などの発言は、もちろん、理想であり、間違っ
てはいないとは思いますが、いかにも“空虚”に聞
こえるのは私だけでしょうか。
▼「国家戦略」をだれが作るか
 
いよいよ「国家戦略」指針の私案を提示したいと考
えますが、その前に、「国家戦略」を誰がつくるの
か、について一案を提言したいと考えます。
戦前の歴史を勉強しない人、あるいは軍国主義など
といって昭和の軍人たちにその責任を負わせること
のみを追求している歴史家たちには到底信じられな
いことだろうと思いますが、歴史をつぶさに学べば、
戦前の我が国の方が、現在よりはるかにダイナミッ
クで柔軟な国家運営をしていたことがわかります。
その典型的な組織が「陸軍省戦争経済研究班」(通
称「秋丸機関」と呼称)でした。少し補足しますと、
第1次世界大戦の頃から、戦争は単に軍事力だけで
はなく、経済、産業、教育、宣伝など「国力」のす
べてをもって遂行される「国家総力戦」の様相を呈
し、当時、欧州において身をもってその体験をした
永田鉄山あたりはその必要性を声高に唱えていまし
た(永田は陸軍の抗争の犠牲となって殺害されまし
た)。
この流れをうけて、我が国の経済力がないことを知
っていた陸軍は、日本における総力戦の実態と戦争
遂行の可能性などを研究するため、昭和14年春、
当時の我が国の最高頭脳を集めた本格的なシンクタ
ン「陸軍省戦争経済研究班」をスタートさせたので
す。
設立を提唱したのは、当時の政府や陸軍の首脳では
なく、「陸軍中野学校」の設立者、戦後は京都産業
大学の設立者として名を馳せた岩畔豪雄(いわくろ・
ひでお)大佐でした。このあたりにも目を見張る
ものがありますが、岩畔は、そのトップに、(軍政
とか作戦畑ではなく)経理畑の俊才、当時まだ41
歳の秋丸次朗中佐を指名し、組織造りを含めて全権
を委任しました。
秋丸は、実質的な研究リーダーとして、治安維持法
違反で検挙され保釈中の身であった東大経済学部助
教授のマルクス経済学者・有沢広巳を招きました。
それ以外に大学教授、企画院・外務省・農林省・文
部省などの少壮官僚、さらには民間企業・業界団体・
金融機関・民間調査機関・研究所などの精鋭たち
を集めて総勢200名程度の組織を作り上げて、昭
和16年まで約2年間、多士多才のメンバーをもっ
て様々な角度から研究に没頭したのです。
研究成果の細部は省略しますが、本研究班が導いた
開戦に至るシミュレーションについては、当時、東
條英機首相や杉山元参謀総長などとも共有しており、
その研究成果は、昭和16年11月15日に開催さ
れた大本営政府連絡会議で「対米英蘭蒋戦争終��促
進に関する腹案」(「腹案」と呼称)として決定さ
れたのでした。
私自身は、この「腹案」のような戦いを遂行してお
れば大東亜戦争はまた違った結果になったと考えて
いますが、「腹案」と実際の戦いはかなり違ってし
まいました。その原因も分かっていますが、ここで
は省略しましょう。
ここで問いかけたいのは、今の日本に、「国家戦略」
のような重要案件を策定するために、「秋丸機関」
のようなシンクタンクを作り、少壮の官僚、学者、
自衛官、民間企業人などの精鋭を一堂に会して時間
をかけて研究させるようなダイナミズムがあるだろ
うかということです。
私は、ここにあえて政治家を加えませんでしたが、
国の重要なテーマについて、いつも“専門家や官僚
に丸投げして足れり”として自ら問題意識も持たず、
必要性も感じず、学ぼうとしないような人たちは
“最初から戦力にならない”と思って外しただけで、
適任者がおられたら、当然、シンクタンクのリーダ
ー格になっていただくことを拒むものではありませ
ん。
一つだけ注文を付けるとすれば、「秋丸機関」の設
立に尽力した岩畔大佐のごとく、力のある政治家な
どでこのようなシンクタンクを作る必要性を唱える
人(たち)は、シンクタンク設立のために奔走し、
必要な基盤や経費は提供しても、当初から口を出す
のは厳に慎み、「若い世代に託す」ことが重要と考
えます。官民を含む各界には、若くても優秀でかつ
柔軟性があり、物事の本質を的確に見極めることが
できる優秀な人たちがたくさんおられると確信しま
す。
なお、前回紹介した『日本戦略論』(鎌田徹著)で
は、「戦略国家になるための人づくり」を提唱して
いますが、だいぶ時が経ったこともあり、残念なが
ら、今はそのような“時間的余裕”はないと考えま
す。仮に多少の問題はあっても、“今ある人材”を
最大限に活用するしかないと思うのです。
次いでながらもう少し補足しておきましょう。前に
も引用したように、『国民安全保障国家論』(船橋
洋一著)の冒頭には、コロナ禍やウクライナ戦争を
経験した結果として、「自分たちでみんなを守るこ
とができない社会は生き残れない」「自分の国を自
分たちで守れない国は生き残れない」「天(世界)
は自ら助くる者を助く」ということがわかったと紹
介されています。
著者は、それでも「国家」ではなく「国民」という
言葉にこだわっていますが、“利益の受容者である
「国民」目線を重視すべき”ことを強く意識してい
ると考えられ、本書に書かれているのは「“国家”
のあり様(形)」であることが理解できます。
私などの立場からすると、(元朝日新聞記者の)著
者のような立場の人が「ようやくここに気がついて
くれたか」と安堵する一方で、内外情勢の急激な変
化や「国力」が下降期にある“現時点”こそ、将来
のため、国家としての「打ち手」を真剣に議論する
時が来たことを国のリーダーたちに早く気づいてほ
しいと願うばかりです。だれかが問題意識と勇気を
もって、重い腰を上げて、“旗振り役”を演ずるこ
とを切に願っております。
繰り返しますが、「手遅れになる前に」です。様々
な思惑から場当たり的な所信表明演説とそれに対す
る質疑応答などで論戦を交わしている余裕はないと
思うのですが・・・。
▼「国家戦略」の指針の一案
 
さて、私も高齢世代です。「若い世代に託すべし」
と言った手前、過度な物言いは邪魔になると自覚し
つつも、本メルマガをここまで書き続けてきた以上、
「国家戦略」の指針のようなものの一案ぐらいは提
示しなければならないとの責任感にもかられます。
しかし、“指針のようなもの”といえども、そこに
含むべき内容の広さと深さを考えると、正直、いか
にまとめ上げるか、途方にくれます。
またしても、『日本の大戦略』のお力を借りて、ほ
ぼ一致している点を紹介しつつ、10年の歳月の変
化やアプローチの相違点などからの修正を加えて一
案としたいと考えます。なお紹介する順番などは私
の一存で本書を修正してあります。
まず本書が、平成23年の時点でこのような大胆な
「国家戦略」の指針なるものを考察し、提供してい
ることに対して改めて敬意を表したいと思います。
その第1には、「歴史的大変動に立ち向か覚悟を決
める」としていますが、当時より今の方が“歴史的
大変動”が顕著になっている国際社会そして我が国
ですから、ここに「立ち向か覚悟」が、国家として
も国民としても求められていると考えます。
本書は、具体的な「国家目標」などを考える前に、
このような「覚悟」をもって、「内向き志向、現状
維持志向を克服し、「『頼りがいのある日本』を目
指して国家アイデンティティを再構築する」ことを
提唱していますが、全く同意するものです。
「我が国がどのような未来を構築するか」、あるい
は「どこに向かっていくか」を明らかにするという
点でも全く同意です。なお本書では、目指す方向と
して「先進国安定化勢力日本」と呼称していますが、
そのような呼称を含めて議論が必要でしょう。
私は、この「歴史的大変動」の中には、「国力」が
下降期に入っている“我が国の国内事情”も含むと
考えていますので、具体的な指針の中には、「『国
力』の維持・増進のために国を挙げて立ち向かう」
旨の文言も挿入されるべきと考えます。
第2には、「安全」の国家目標として、「複層的な
課題に対応できる、実効性の高い安全保障政策を展
開する」ことです。
まさに、変動する国際社会の中で、我が国が「安定
化勢力」としての役割を果せるかどうか正念場でし
ょう。そのような視点をもって、現状から一歩踏み
込んで「安全保障政策を再構築する」ことが求めら
れており、具体的には、本書の「自国防衛/危機管
理の能力を強化する」「日米同盟の相互防衛的性格
を強め、同盟協力を総合化する」「グローバル・コ
モンズの安定化を図る」「同盟外の安全保障協力を
推進する」などの提唱は的を射ており、さらに強化
する必要があるでしょう。
実際に昨年末、「国家安全保障戦略」が策定されま
した。「安全保障」に絞れば、また表現こそ若干違
いますが、本書が提唱したような内容とおおむね一
致していると考えます。
しかし、すでに指摘したように、東アジア地域の
「核状況」が様変わりしつつあることから、日米両
国間の「核の傘」の信頼性の向上に加え、我が国独
自の核保有の議論を推進すべきと考えます。
また、「自国防衛/危機管理の能力を強化する」に
ついては、将来にわたって我が国迫って来る可能性
がある“脅威”については、短絡的に「南西正面」
などと決めつけないことも重要でしょう。将来戦は
「ハイブリッド戦」であることは間違いないとして
も、対象国が取り得る手段は多様であり、それらを
漏れなくすべて読み切った(見積もった)上で“一
寸の隙を見せない態勢”の構築が求められていると
考えます。
第3には、「富」を国家目標として、「先進的な経
済社会システムを構築する」ことを本書は紹介して
います。ここに「国力」の「ハード・パワー」の要
素のかなりの部分が含まれていますが、第2の「安
全」とも関連し、それぞれの分野の専門家の最適解
をもって国家施策にするようなことは厳に戒めるべ
きで、そのような弊害を排除するためにこそ、「国
家戦略」を策定していることを理解する必要がある
のです。
何度も例示したように、「太陽光発電所の建設のた
めの外国資本の導入に特段のチェックがなく、国防
上重要な施設の近傍を含め、広島県ほどの面積の国
土がすでに外国資本に渡っている」ような“現状”
を即刻是正する必要があります。そのための法律改
正などは急務でしょう。
その上で、必要な要素を総合的に考察して、我が国
として新しい「繁栄の形」をどのように具体化する
かが焦点となると考えます。その中には、国家を次
世代に託すためにも、若者世代が「将来の夢と希望」
を抱くことができるような施策を含むべきことは申
すまでもありません。
とはいえ、少子高齢化の進展から社会保障給付費な
どが大幅に膨れ上がることを予測し、過度な“バラ
マキ”は厳に戒め、「国民一人一人の夢や希望の実
現」と「国家(社会)として『富』の蓄積」の両目
標の同時達成に向けて、“個人の努力の必要性を促
し、努力の中に生きがいを見い出せる”ようなバラ
ンスのとれた「配分」を主眼とする「福祉の再定義」
も必要となることでしょう。
第4には、「変動する国際社会のもとでの日本の対
外構想を確立する」ことです。「安全」はもちろん、
食料やエネルギーなどのほぼ海外に依存している
「富」の分野においても、我が国は、将来にわたっ
て「国家として存立するための対外構想」には高い
優先順位を掲げて計画・実行する必要があります。
「頼りがいのある日本」をめざし(“孤立国・日
本”の存在感を発揮し)、本書でいう「大国間の協
調形成に尽力すること」「グローバルな課題に結果
を出す貢献をすること」「アジア諸国と深く交わり、
その不安定要因を抑制すること」などの提唱に異存
はありません。
前回述べたように、“自ら原則を立て、それに基づ
いて行動し、他国や他のアクターとも協力してい
く”という「自律」の重要性を理解した上で、「日
米同盟」をはじめ、」「クアッド」「自由で開かれ
たインド太平洋」などようやく“産声”を上げた枠
組みを一層深化する覚悟と「自律」の細部をしっか
り議論する必要があるでしょう。
第5に、「新しい『統治のかたち』をつくる」ため
の議論を推進することです。本書では、そのために
「安定した政権基盤を確立する」「官邸における外
交・安全保障戦略の司令塔を創出する」「戦略形成
の前提となるインテリジェンス機能を強化する」
「対外的な情報発信を刷新する」、そして最後に
「政治不信を克服し、有権者のオーナーシップ意識
を高める」として、国民の参加意識を高めるために、
NPOやシンクタンクなど政治と国民をつなぐ中間
組織の役割も重要であると結んでいます。
「戦略は統治を超えられない」という言葉も紹介し
ましたが、「国家戦略」を議論し、策定し、実行し
ようとすれば、現在���我が国の「統治のかたち」が
そこに“立ちはだかる障害”となる可能性は否定で
きないでしょう。
紹介しました『国民安全保障国家論』も、その終章
で「日本には『国家安全保障』という『国の形』が
ない。そして、その『国の形』をつくるのを阻んで
きた『戦後の形』がある」として、「『戦後の形』
のままでは日本は新しい時代の挑戦対応できない」
と訴え、新たに「国の形」を作る必要性を強調して
います。
私は、5つの指針の中で第5の「統治のかたち」の
議論が最も難しいと考えます。一方で、戦前戦後を
通じて一内閣の寿命が平均1.4年に満たないよう
な“現状”では、一貫した中長期的な「国家戦略」
の策定はおろか、導き出された国家目標に向かって
(たとえ、苦しくても)各種政策を推進し続けるこ
とは困難であることは明白でしょう。
「では、どうすべきか」については大議論を呼ぶこと
でしょう。しかし、ぜひともこのテーマまで踏み込
んで議論してほしいと願っています。
「国の形」についてはのちほど再び触れることにし
て、次回、「国家戦略」を総括し、その後に「ソフ
ト・パワー」のもう一つの要素である「国家意思」
を取り上げます。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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