目次
子供たちが怖い、放置され無教育
日本人支援者の迷惑、教育が壊れる
教育で未来を変えようとするクルド人学生
日本人が外国人の犯罪・迷惑行為に声をあげる
子供たちが怖い、放置され無教育
【70代女性、川口市上青木在住、取材】
子供たちが怖いです。昼間からウロウロしています。私の知り合いの70代の男性が10歳前後の男の子がゴミを散らかしていたので注意をすると、ピーと指笛を吹かれて、すると男の子たちが集まってにらまれました。何も言えないでいると、唾を目の前で地面に吐かれて去っていったそうです。
近くのショッピングモールで、小さい5歳ぐらいと少し年下の男の子が、泥靴で走り回っていました。「静かにしなさい」というと、流暢な日本語で「僕たちはかわいそうなクルド人です。弟はまだ小さいので何もわからないから許してください」と言われ、じっと見つめられました。そうすると、何もこちらは言えなくなってしまいました。
(私:同じような話がXで書いてありました。誰かが教えているのかもしれません。)
私はXをやっていませんが、誰かが日本人が黙るように教えているのかもしれませんね。「僕は弱者だ」なんて言われると、日本人は何も言えなくなってしまうのでしょう
この地域は、工場の労働者向けの安いアパートが並んでいました。1970年代に建てられたものです。工場が川口から減って人がいなくなって、そうした古いアパートに中国人、最近はクルド人が入っています。
中国人は日本語が話せるのですが、クルド人は日本語を話せないし、生活で態度が悪いので困っています。日本人は高齢者ばかりで、注意するのが怖いので黙って我慢をしています。
隣のアパートにクルド人が、数ヶ月で入れ替わり住んでいます。入れ替わる理由はよくわかりません。時々騒音が聞こえます。女の人は家にこもって、買い物の時しか出てきません。
あるとき若い20歳ぐらいの母親が、子供が病気になったのか救急車を呼んだようです。しかし住所不定で、そして日本語が全く話せないので、救急車は搬送できなかったのです。すると昼間、救急車の前に座って路上で、子供を抱えて大泣きしました。そんな行為より子供を助けるための行動をしなさいとハラハラしました。救急隊員も困りました。私が話を聞こうとしても、聞かずに泣き続けました。泣けば主張が通ると思っているのでしょうか。
すると工事の泥で汚れた作業服の姿のまま夫がトラックでやってきて、片言の日本語で説明し、病院に行ったようです。迷惑をかけた周囲の日本人に、その後、クルド人夫婦から説明もありませんでした。変わった人たちです。日本語を少しでも学び、最低限のルールを知らないと。
日本人支援者の迷惑、教育が壊れる
【40代女性、川口市在住】
娘が高校生です。クルド人の友達もいます。公立小学校、中学校にクルド人、中国人など外国人の子供がいるのですが、日本語の授業が成り立たなくなっています。私の見たかぎり、日本人の子供たちは差別をしていません。逆に外国人の子供に気を使っている話ばかり聞きます。
クルド人を巡っては困った話がありました。あるクルド人の子供(男か女か、小学校か中学校は、私の判断で明示しない。クルド人の児童の特定、学校の特定を避けるためだ)が、クラスで孤立しました。ものを壊してもそのままにする、当番をしないなどの問題行為をしたそうです。同じクラスにいたクルド人の子供も距離を置きました。
すると東京の活動家がそれを聞きつけて、いきなりネットメディアで「クルド人の子供がいじめられている」と報道しました。毎日新聞もいじめと断定して報じました。活動家は学校に怒鳴り込み、卒業式にまで乗り込んできて、カメラマンを連れてきて、パチパチ写真を撮ったのです。公開されないか、父兄も子供も、怖がりました。卒業式はクルド人1人のためのものでも、この人のものでもありません。この活動家は、他の何百人の子供達の卒業式を台無しにしました。
(私:その活動家、イスラム教徒のクルド人の子供たちをクリスマスパーティーに誘って、クルド人に笑われていたらしいです。クルド人のことを知りません。)
変な人なんですね。当事者の生徒の話も聞かず、川口の子供がいじめているという話を日本中に報道するのはおかしいです。日本人の子どもたちは、報道に傷つきました。
クルド人を支援する人は、今は川口市にはほとんどいなくなりました。これだけ迷惑行為をしているから離れて行きました。支援者は「変わった人」扱いです。ただし川口市民の方ではクルド人を差別したり、嫌がらせをする話はありません。逆に外国人に気を使っています。
日本人の子供が今、外国人によって、学校教育で、適切に教育を受けられない状況になっています。外国人が多いと、学校の学習進度がどうしても遅れてしまいます。私の子供は塾でほとんど勉強せざるを得ない状況でした。日本人への逆差別です。ですから、小学校、中学校で私立に行かせようとしている親が多いです。市役所も先生たちも、対応に疲弊しています。国はこうした外国人の教育の現実を知っているのでしょうか。
教育で未来を変えようとするクルド人学生
【70代男性、川口市】
以前は教師でした。定年後に、外国人に日本語を教える川口市の日本語教室の教師ををしています。
(川口市、蕨市ではボランティア、NPO、また私塾の形で日本語が教えられている。身元をぼかすため、詳細は記さない。)
他の外国人は積極的に日本語を学びにきます。クルド人は来る人が少ないです。クルド人は、ささいなこと、例えば授業の遅刻、また態度の改善を注意しただけで、すぐ怒り出します。根気もなく、すぐに教室に来なくなってしまいます。
他の国の人は合法な居住の人が多く、たいてい日本語がある程度話せます。クルド人は、難民と称して滞在しているので、言葉を学習せずに、日本にやってきます。他の民族の人は日本は好きですが��クルド人は大半が日本のことを知りません。加えて、クルド語もトルコ語も上手に読み書きできないようです。彼らは中学校を出ているかも怪しく、勉強の文化がないと、石井さんが記事に書いていました。納得できました。そのために、日本語も上手くなりません。
ただし、悪い人ばかりではありません。一生懸命学習するクルド人の中学生もいます。同胞や親が、「出稼ぎなのに難民と嘘をついて日本に来ている。それは良くない」と、状況を分かっていました。クルド人が同胞の経営者を儲けさせるために安く働かされたり、変な日本人活動家に利用されたり、弁護士や行政書士などにお金を吸い取られていることも、理解していました。石井さんの報道の通りですね。
この子は、そうした境遇を抜け出すため、また自立するために一生懸命勉強をしています。学校の成績も良いです。私は大学まで行って奨学金を取り、滞在の資格を、仮放免の立場から、留学ビザ、正規滞在に変更することを勧めています。その子も、その意欲があります。
石井さんの報道は正しいと思います。ですがクルド人に取材するほど、彼らに冷たく、厳しくなっていますね。脅迫されたためでしょうか。
(私:そうです。)
あなたの感情は理解できますが、真面目に、頑張る子供がいることは、ぜひ知ってほしいと思います。
日本人が外国人の犯罪・迷惑行為に声をあげる
ようやく川口では人々が「おかしい」と声をあげ、ほんの少しだが状況が変わりつつある。行政が動き、不法行為の摘発が少しだけ始まった。
外国人差別は許されない。合法的に、また日本人と協調して暮らそうとするクルド人、その他外国人とは共生しなければならない。しかし違法行為、違法滞在をする外国人には、法適用をし、速やかに帰国をさせなければならない。その方向に、微々たる動きだが変わりつつある。
暗い話ばかりがクルド人問題で聞こえるが、埼玉県民、川口市民が変化の希望を抱いていることも紹介して、この原稿を終えたい。私にいただいた評価も、少し恥ずかしいがそのまま残しておこう。
【川口市民、メール】
クルド人問題については「おかしい」ということに、私はためらいがありました。私の周囲の川口の住人にもあります。私たち日本人は、小さい頃から「外国人と仲良く」と刷り込まれますから。
そして国とメディアと学校が「ヘイトスピーチはダメだ」キャンペーンを続けていますよね。これはこのクルド人問題では悪い方向に働いて、日本人が物を言えない状況を生んでいるように思えます。
【埼玉県民、メール】
石井さん、身の危険を感じることと拝察します。くれぐれもお気をつけて取材を続けてください。あなたのような記者がいらっしゃることで、日本のジャーナリズムもまだ死んでないんだ、と思えました。あなたは正義感から川口市に突っ込んで「なんで自分がこんな目に」とぼやいていますし、気の毒と思いますが、そうした勇気が社会を変えます。
記者会見で権力者を怒鳴りつけたり、偉そうなことを言う記者はたくさんいますが、何の役にも立ちません。社会問題を調査し、客観的にそれを私たち国民に伝えることがメディアの役割と思います。しかし、誰も、クルド人問題でやりませんでした。大手の新聞社やテレビはいったい何をしているのでしょうか。
どう��ご自愛ください。川口市の奥富市議とか、心ある人と連携して頑張ってください。私たちの手で、川口、埼玉、日本を守りましょう!
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高校生男子のお弁当なんて「肉とめし」でいいんじゃないかなという気もしますがどうでしょう?
例えばですね、タッパータイプの仕切りのない弁当箱にご飯を詰め込む、豚コマを焼いてご飯の上に敷き詰める、上から全体に醤油をかける、以上。これがボトムラインです。ちなみにこの料理(?)の考案(?)者は吉田戦車氏です。
これではさすがにあんまりだと思われるかもしれませんが、この上にネギや胡麻や紅生姜や刻み海苔でもパラパラ撒けば、ビジュアル的にも大層立派なものになると思います。クラスメイトにはむしろ羨ましがられる確信があります。なぜなら僕も高校生男子だった頃を思い出すと、こういうのでいい、というかむしろこういうのがいいと思っていたからです。家では確かにいろんなおかずが一度に並ぶとテンションが上がりましたが、それと毎日のお弁当はまた全く別の話です。
来週から、弁当作り生活が始まります。対象は肉!ボリューム!野菜はあんまり…の高校生男子です。 私は、家族の食事担当15年以上になりますが、いまだに自分の味付けが薄いか濃い、なにかぼやけるので、レシピ本はかかせず、調理には時間がかかります。(本に頼りすぎて自分で味を見るというの… | mond
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Famitsu 916 Persona 3 part pictures and transcription.
期待の新作特搜隊
期待の新作TOP30にランクインしたソフトの最新情報を特捜隊が徹底調查!
2006年も半分を過ぎようとしている今日このごろ。我らが特捜隊は、今週も読者が期待を寄せるビッグタイトルを総力取材!厳選された新作情報を見逃したら、話題に乗り遅れちゃうぞ!!
今週のラインアップ 期待の新作TOP30は44ページ
ペルソナ3 254ページ
うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 258ページ
メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット 260ページ
ファイナルファンタジーⅢ 262ページ
その他の期待作 266ページ
本作の概要はここでCHECK!
人気RPG、『ペルソナ』シリーズの最新作。これまでのシリーズとは異なる世界設定、異なる登場人物による、新たな物語が描かれるのだ。主人公を始めとした"ペルソナ"を召喚する能力を持つ仲間たちが、人間の精神を喰らう"シャドウ"と戦うことになるぞ。こうしたシャドウとの戦いは、午前0時になると訪れる"影時間"に行われる。一般の人間には、その存在を認識することすらできない闇の時間が、人類の存亡を懸けた戦いの舞台となる!!
主人公
私立月光館学園に転入してきた17歳の少年。学園寮への入寮当日にシャドウ襲撃事件に巻き込まれ、その際にペルソナ召喚能力を覚醒。シャドウ討伐部隊、"特別課外活動部"のリーダーとなる。メンバーの中で唯一、複数のぺルソナを自由につけ替える力を持っている。
初期ペルソナ
オルフェウス
P3
Persona3
ペルソナ3
またもや新たな登場人物が判明!でも、なんか怪しい感じ⋯⋯?
ケータイで購入
プレイステーション2
PS2
DVD-ROM
アトラス 7月13日発売予定 7140円[税込]
ドラマ RPG 要67キロバイト
ディレクター:橋野桂、キャラクターデザイン&アートディレクション:副島成記
期待の新作TOP30 ランキングデータ
今週の順位
3位
初登場4月7日号
15位
最高順位6月30日増刊号
1位
"影時間"に行動する者が⋯⋯!?
主人公ら、ペルソナ召喚能力を持つ者たちは、影時間に自由に行動することができる。それ以外の人間は、影時間に迷い込むとシャドウに精神を喰われてしまうのだ。しかし、そんな影時間に行動する、主人公たち以外の人間がいることが判明したぞ!彼らは3人組。いったい何者なのだろうか⋯⋯!?
↑影時間に入り込んでも精神を喰われないのは、主人公たちだけではなかった。彼らはシャドウに襲われないのだろうか⋯⋯?
仲間になることが判明しているペルソナ使い
たけ ば
岳羽ゆかり
声:豊口めぐみ
主人公のクラスメイトで、同じ寮に住んでいる女の子。性格は勝ち気で、明るく前向き。ぺルソナ召喚能力には覚醒したばかりだ。月光館学園に入学したのは、ある事情によるらしいが?
初期ペルソナ イオ
い おり じゅん ぺい
伊織順北
声:鳥海浩輔
主人公のクラスメイト。転校生である主人公にまっさきに話しかけてきた、明るくお調子者の少年だ。主人公の転校直後に影時間への適性=ペルソナ召喚能力を見出され、仲間に加わる。
初期ペルソナ ヘルメス
はみだし情報
シリーズのクロスレビューは何点?
PS 女神岡聞録 ペルソナ
9887
謎の3人組⋯⋯彼らの目的とは!?
ネットで話題になっている、復讐代行サイト。そこに依頼を書き込むと、復讐がなされるという噂が流れている。この復讐代行屋の正体は、シャドウに精神を喰われることもなく平然と影時間を闊歩する3人組だった。どうやら、影時間に復讐を行っているらしい。彼らがこんなことをしているのは、なぜなのだろうか?
不気味な気配⋯⋯
タカヤ
声:神奈延年
グループのリーダーらしき男。この界隈では有名な、"不気味"で、"イッている"集団をまとめている。ほかのふたりと比べて、不気味さは際立っている。その言動から、何か狂信的な思想を持っているようにも感じられるが、詳細は不明だ。
←↑荒垣と話す3人組。特別課外活動部のことを気にしているようだ。荒垣と彼らの関係性が気になるが、詳細はいまのところ不明。
荒垣と知り合い?
←復讐の代行屋⋯⋯。いかにも危なそうなヤツらだ。
ジン
声:小野坂昌也
タカヤのそばに、いつもつき添っている関西弁の男。情報収集や分析を行う、リーダーのサポート役的な立場らしい。その手に持っているのは手榴弾なのだろうか⋯⋯?何にしろ、危ない人物であることは確か。
チドリ
声:沢城みゆき
タカヤが率いる集団に、つねについて歩いている女の子。不気味な集団の中で、どのような役割を果たしているのかは不明。また、なぜ集団に身を置くのかも謎に包まれている。ゴスロリテイストの服装に、行動とのギャップを感じる。
主人公にとって彼らは敵か味方か⋯⋯?
きり じょう み つる
桐条美鶴
声:田中理恵
月光館学園の経営母体でもある大企業、桐条グループの令嬢で、局等部の生徒会長。幼少時のある事故を契機に、ペルソナ召喚能力に目覚めた。主人公を特別課外活動部に勧誘した張本人。
初期ペルソナ
ペンテシレア
さな だ あき ひこ
真田明彦
声:緑川 光
月光館学園高等部3年生で、ボクシング部主将。ストイックな性格で、シャドウとの戦いも強くなるためのトレーニング的な感覚で行っている。明彦が力を求めるようになった理由とは?
初期ペルソナ
ポリデュークス
さまざまなシステムが一挙に判明!!
ダンジョン探索や戦闘に関するシステムについて、これまで明らかにされていなかった部分が一挙に判明!さっそく、これの要素について紹介していこう。どうやら探索、戦闘の両面で計画性を持った行動が求められるようだ。事前に戦略をしっかり立てよう!
パーティーを編成して突入!
ダンジョン"タルタロス"の探索に入るまえに、パーティーメンバーを編成する。探索に挑めるのは、主人公を含め最大4人。出現する敵の属性や、仲間が持っているスキルなどをよく考えて編成しよう。
会話して
編成に加えるかを選択
誰を連れて行く?
←攻撃、回復という区別だけではなく、所持ペルソナの属性も考慮したパーティー編成を心がけよう。
ダンジョンを手分けして探索
ダンジョン内で"散開"コマンドを選択すると、パーティーが個別行動に移る。主人公以外の仲間は、自動で探索を行ってくれるぞ。ダンジョンの全体像を把握したり、宝箱を捜す際に便利なコマンドだ。
ダンジョン内部を各自単独で探索!
"散開"を指示
宝箱も見つけてくれる
←宝箱を発見したら、各自回収してくれるぞ。散開をうまく使えば探索が楽に!
散開中でも戦闘はアリ!
↑→散開中の戦闘は、それぞれ単独で戦うことになるぞ。強敵に注意すること!
探索を終えたら"集合"!
←↑"集合"を指示すれば、散開中の仲間が主人公のもとに戻ってくる。
やま ぎし ふう か
山岸風花
声:能登麻美子
引っ込み思案で、自分を卑下してしまう傾向がある女の子。戦いには参加せず、情報支援に特化した立場で特別課外活動部に参加する。機械いじりが得意だが、料理にも興味があるようだ。
初期ペルソナ
ルキア
あま だ けん
天田 乾
声:緒方恵美
月光館学園初等科所属。2年まえに事故で母親を失い、親戚からの学費援助のみで寮住まいをしている。初等科5年生という若さながらペルソナ召喚能力を持ち、特別課外活動部に加わる。
初期ペルソナ ネメシス
ピンチのときは"救護要請"
破間中に戦闘になることもある。この場合、当然ながら主人公はひとりで敵と戦うことになるわけだ。もし苦戦を強いられそうなら、迷わず"救援要請"を指示しよう。歌会していた仲間が、続々と駆けつけてくれるぞ。ひとりで無理せず、緊急時には仲間の助けを求めるのも勇気だ。
→危ないと思ったら、迷わず放後要請を出すべき。あとは仲間がやってくるまで、なんとか持ちこたえろ!
仲間が続々と集まってくる
↑←頼れる仲間が集結したら、いざ反撃。目にモノ見せてくれる!
パーティーが全員集合!!
ペルソナが成長していく!
主人公たちだけではなく、ベルソナも敵との戦いで経験値を積み、レベルアップしていく。レベルが上がるとパラメーターが上昇するほか、新たなスキルも覚えるのだ。覚えるスキルの上限まで育てるのもあり。ぺルソナ合体・育成ともに自由度高し!!
これが合図
→こうして地道にペ���ソナを強化していけば、ペルソナ合体の際に、より強力なぺルソナが生み出せるぞ。
ペルソナのレベルアップ!!
新たなスキルを覚えることも!
←↑新しいスキルを修得!さっそく戦闘で使い、効果のほどを確認してみよう。
所持ペルソナの組み合わせによって発動する"ミックスレイド"
主人公は、複数のペルソナを所持できる。このとき、特定の組み合わせのペルソナがいれば"ミックスレイド"が発動。強力な魔法で戦況を有利にしてくれるのだ!
ミックスレイド発動!
↑ジャックフロストとジャックランタンで発動。ほかにはどんな組み合わせが?
なんだかスゴそう!
→一転して迫力溢れる演出に!ジャックブラザーズが本気になった!?
組み合わせごとに異なる演出が入る
←"ジャックブラザーズ"という組み合わせらしい。漫才コンビのような演出で心も癒される。
そして主人公がスキルをくり出す!その威力は⋯⋯!?
コロマル
声: ? ? ?
以前は神社の神主に飼われていたが、主人を事故で失って以来野良犬として暮らしていた。ペルソナ召喚能力を覚醒させてからは、特別課外活動部の一員としてともに戦うことになる。
初期ペルソナ
ケルベロス
アイギス
声:坂本真綾
シャドウ制圧用として開発された兵器。ペルソナ召喚能力を実装するため、"自我”を与えられている。従順実直で、命令には忠実に従う。戦術面以外の知識は、あまり持ち合わせていない。
初期
ペルソナ
パラディオン
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郷土無い
私には地元というものがない。ついでに実家もない。親戚の縁も薄い。今でも交流があるような幼馴染といえる人もいない。義務教育時代の同級生たちは恐らく私の生死すら知らないと思う。幼稚園から高校卒業まで京都で暮らしていたがその間家は2回引っ越し、いずれも借家であった。父も母も京都の人間ではない。2人とも住みだして長いが、三代住まねば京都人と言えないらしいのでうちは末代(おれ)までよそさんである。生まれたのは母の地元・島根県である。それも限りなく山口県に近い。確か最寄りのコンビニは山口県だった気がする。母ですら松江には中学の部活の大会でしか行ったことがないという。
早くから協調性ゼロ・言う事聞く耳持たずの自閉的お絵描き少女だったので両親には猪か山犬の子として育てられてきた。しかし彼等もまたかなり前衛的な人間であった。専門職で休日も本に埋もれた机に向かう友達0人の父に対して庭でインパクトドライバーや鉋を繰り出すDIY主婦の母、そんな2人の新婚旅行はタイとネパール、結婚当初は福井県の田舎で職場の同僚に貰ったジープを乗り回し、これまた貰い物のカワハギを台所で捌いていたという。母曰く「新婚なのに今までの人生で1番隠居のような暮らしをしていた」。確かに私の記憶でも当時の時間の流れは緩やかで、人生の終末に近いものを感じる。そんな若隠居の両親の下、幼い私は車道に横たわり、猿よけの電線を掴んで感電し、スイカを皮ごと喰らうなどして天真爛漫に過ごしていた。そんな穏やかな日々は長くは続かず、訳のわからぬまま京都に引っ越すこととなる。
京都の日々は正直なところ記憶から抹消したいことばかりだ。思春期の毒気が充満する精神状態に加えて己の出自が若干複雑で(ここで詳しく書くことは控えるが戸籍上イレギュラーな問題がある。ただ私の場合さほど差し障りなく生きて来れたのは時代と運が良かったと思う)どこの誰として振る舞えばいいのかわからなかった。中学生の時「男はつらいよ」を全部見たが(勉強もできない、運動もできない、周りと馴染めず友達がいないスクールカースト下層部の人間は他にやることがないのである)寅さんがフーテンできるのは帰る家があるからだと羨ましかった。京都に馴染めたらそれでここが故郷だと納得して楽になれたかもしれないが、それもできなかった。一番ネックなのは言葉だった。主に母や母方の親戚に育てられ、古い漫画を読み漁って言葉を覚えたのでべらんめえ調の標準語と中国地方の訛りが私の基本だった。関西弁が主言語の地域では私は異邦人なのである。前衛的精神の両親とも幾度となく衝突した。彼らは自分たちの思い通りにならずどんどん山犬になっていく娘に対して心の整理が追いついていなかった。人と暮らすことに不信感が募り、全てを振り切るように広島に進学した。島根に近いから関西弁を喋れなくても済むだろうと思ったのである。
来年とても円満な形で一家離散する。田舎暮らしに憧れて島根の母の実家に居候する父、京都でまだやりたいことがあるため残る母、5年前に広島に出てったきり帰る気配のない私��いうように西日本3拠点に散ることとなった。
それぞれが三叉路に立って「じゃっ!」と手を振り合い、それぞれの道を行くような清々しさである。バラバラで神経質のベクトルが全員違うような家族だ。共に暮らすことはそれなりに無理があったのかもしれない。今、ようやく信頼に満ちた我々にとっての家族のスタンダードができたと思う。どうだろうか。
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ミツカンに対し1億円の賠償を求めていた
東京地裁709号法廷はその日、傍聴希望者で満席となっていた。8月10日13時30分すぎ。予定より15分ほど遅れて、海外でも注目されていた訴訟の判決言い渡しはわずか数分だった。「原告の請求はすべて棄却する」。傍聴席からはどよめきが流れた。
勝訴した被告は、「味ぽん」などで知られる老舗食品メーカーの「ミツカン」(ホールディングスなど2社)。原告は、ミツカン創業家の娘婿として迎えられ、役員ポストまで約束されていながら、長男が誕生するや妻子と引き離され、その後、妻とは離婚、ミツカンからは解雇された中埜なかの大輔氏(42)だ。
この日の判決は、大輔氏が「違法で不当な配転命令だ」と主張して1億円の損害賠償を求めた訴訟だった。
判決文を精査した大輔氏および代理人弁護団は「あまりにも杜撰な審理、お粗末な事実認定」として、東京高裁に控訴している。まずは訴訟に至るまでの経緯を説明しよう。
創業家の一子相伝で経営が引き継がれてきた
愛知県半田市に本社を置くミツカンは、グループ全体で年商2700億円、従業員約3700人、非上場ながら超優良企業である。「しあわせって、どこからやってくるんだろう? しあわせ、ぽん!」のキャッチコピーとともに家族団欒の様子を演出したCMでロングセラーとなっている「味ぽん」は、多くの家庭でもおなじみだろう。
その経営は江戸後期の1804年創業以来、中埜家による男子の一子相伝で、代々の当主は「中埜又左衛門」を襲名し、絶対君主として引き継がれてきた。歴代当主の最重要使命は、事業と莫大ばくだいな資産を次代の当主へと継承させることだった、と裁判のなかでも明らかにされている。
そんな名門創業家の婿として大輔氏が迎え入れられたのは2013年のこと。8代目当主・中埜和英ミツカン代表取締役会長兼CEO(当時、以下同)と妻の美和副会長(当時、以下同)の夫妻は男児に恵まれず、2人の娘しかいなかった。その次女である聖子氏と大輔氏は「お見合い」で知り合った。
婿入りするにあたっての「3条件」と「約束」
大輔氏は慶應義塾大学を卒業後、大手証券会社に入社。その後、外資系金融会社に転職し、当時は香港で働いていた。そこに、社内でプロジェクトチームまで結成して「婿探し」に奔走していたミツカン側から、資産運用で縁のあった上司を通じて見合い話が持ち込まれる。
高校時代ラグビーで鍛えたスポーツマンで8代目と同じく慶大卒の、エリート金融マン――。8代目夫妻も彼こそはと見込み、正式な交際を経て互いに愛し合うようになり、めでたく華燭の典となった。
ただし、入籍にあたって大輔氏は3つの条件を呑まされていた。1つ、金融マンとしてのキャリアを棄ててミツカンに入社すること。2つ、自身の姓を棄てて中埜姓となり婿入りすること。3つ、妻となる聖子氏の財産に対する遺留分放棄(妻が死亡した場合に財産を受け取れる権利の放棄)に合意すること。その代わり、近い将来ミツカンの役員に昇進させて十分な報酬も約束する、という合意書に署名した上での結婚だった。
そして夫婦は愛情を育み、幸せな結婚生活を送るなか、ほどなくして妻は身籠った。しかも、老舗創業家にとっては待望の男児と判明。ところが、この慶事が将来を約束された順風満帆であったはずの大輔氏の人生を急転直下させることになる。
本人提供ミツカン本社前で抗議活動をする中埜大輔氏
息子が生まれて4日、義父母が突然やって来て…
出産の3カ月前、大輔氏夫婦はロンドンに転居していた。すでに役員を務めていた妻の聖子氏はもちろん、ミツカンの社員となっていた大輔氏の英国支店配転によるものだったが、この結果、「英国で出産」という異例の事態となった。
しかも大輔氏は、転居後に和英会長から「1年間の育児休業を取得せよ、その間に転職先を探せ」と命じられる。婿入り時に約束された「近い将来ミツカンの役員に昇進させて十分な報酬も約束する」という合意はあっけなく反故にされ、逆にミツカンから出ていけとの命令だ。
そして息子が生まれて4日目の2014年9月1日、義父母がロンドンの大輔氏を訪ねてきた。
「あの日のことはいまも鮮明に脳裏に焼き付いています」
大輔氏はそう振り返る。
「ロンドンの産後ケア施設にいた僕たち夫婦のもとに、突然、日本から義父母がミツカンの常務を引き連れてやってきたのです。そして和英会長は『養子縁組届』なる書面を突き付け、この場でいますぐ署名しろと迫った。生後4日の僕たちの息子を自分たちの養子に差し出せというのです」
誕生4日後の孫を「創業家の養子」にするため英国へ…超名門企業の「男児を世継ぎにしたい」という異様な執着 「役員予定」だった娘婿は、息子と引き離され会社をクビに (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
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【11話】 大麻所持で起訴されたくなかったので、裁判官や刑事に黙秘しておいたときのレポ 【大麻取り締まられレポ】
――逮捕から3日目。例によって、6時半に留置官の「起床―!」という大声で目を覚ました後、掃除やら片付けやらのルーティーンをこなし、朝食をとり、運動場で日光浴を済ますと、すぐに留置官から「5番、移送」と声がかかる。
今日は勾留質問というイベントがあることをあらかじめ伝えられていたので、手錠と腰縄をかけられると、昨日に引き続きワゴン車に乗せられ、両隣に留置官が座った。
勾留質問とは、地裁の裁判官が被疑者の言い分を聞いて、勾留の必要性があるかを検討し、勾留を認可するか却下するかを決定するというイベントなのだが、弁護士曰く、薬物事犯は確実に拘留が決定するらしいので、裁判官が“検討する”フリをして、拘留認可の通知を出すという作業に、形式上付き合わされるだけなのである。
※ちなみに、令和3年「犯罪白書」によると、大麻取締法違反の勾留決定率は約99.8%です(勾留却下率0.2%)。また、否認や黙秘をした場合、ほぼ確実に20日間(“勾留の”最長期間)拘留され、弁護士以外の全ての人と面会ができなくなるという“接見禁止”がつきます。
ワゴン車が地裁の地下駐車場に着くと、地下の入口から、50人くらいが一堂に集められた広間に連れて行かれ、地裁での規則を説明されたのち、2畳ほどの待合室に入れられる。その待合室の中は、片側に硬い木のベンチと奥に便器が剥き出しで置いてあるだけの殺風景な部屋で、必要十分な機能を備えた裁判所らしい待合室だと思った。
1人の留置官が僕と一緒に待合室に入り、もう1人は待合室の外で待機していた。最初は裁判所の規則通り静かにしていたが、10分もすると退屈に耐えきれなくなり、僕は留置官と世間話を始めた。
その留置官は、珍しくヘラヘラとした顔つきをしている柔和な印象の男で、身の上話を聞くと、元々モデルガンを収集していたガンマニアで、モデルガン好きが高じて、拳銃を所持できるからという幼稚な動機で警察になったという馬鹿げた人間だった。
そいつは最近結婚したそうなのだが、嫁が真面目で性格が厳しいらしく、モデルガンのほとんどを捨てられたそうだが、何十万円もする高価なモデルガンだけは、同棲開始前に嫁にバレないよう押し入れに隠しておいたので捨てられずに済んだという話を得意げにしていた。
やがて、ようやく呼び出しがかかり、裁判官の待つ小部屋に連れていかれる。待機の時間は朝から夕方まで続いていたが、その留置官と雑談していたおかげで、地検の待ち時間より長かったにも��かわらず、待ち時間を短く感じることができたので幸いだった。
裁判官の待つ小部屋では、対面に机を介して阿佐ヶ谷姉妹風のおばさん裁判官、その隣に書記官が座っており、おばさん裁判官は見るからにこの業務を面倒くさく思っていそうな、やる気のない面構えをしていた。
おばさん裁判官は、黙秘権の説明と本人確認のための人定質問をしてから、勾留請求書に書かれている被疑事実を読み、「何か言いたいことはありますか?」と僕に尋ね、僕が「黙秘します」と答えると、「それでは、逃亡・証拠隠滅の恐れがあるので、10日間の拘留を認め、接見を禁じます」と告知し、僕が「はい」と応えると、勾留質問はこれにて終了となった。
僕の陳述を親身に聞くフリすらしないおばさん裁判官の無機質な対応に、僕は少し不快に思ったが、どのみち拘留になるわけだし、早く終わるに越したことはなかったので、流れ作業をしてくれてありがたいと思うことにした。
そうして、勾留質問が終わると、再び待合室で数十分待機させられた後、駐車場に駐めてあるワゴン車に連れ戻され、同行の警官の一人が裁判所から拘留決定通知書を貰ってくるまで、1時間ほど待機させられた。
それから1時間ほどかけて署まで戻り、留置場の居室に戻る頃には、19時位になっており、夕食の時間からだいぶ遅れて食事をとることになった。
ガンマニアの留置官と喋って退屈を紛らわせていたとはいえ、長時間手錠をかけられ、座らされていることにかなりカロリーを消費していたので、弁当一つでは満足できなかった。
食後、ニューヨークの嶋佐似の留置官が「5番、これ接見禁止の通知書」と言って、一枚の紙を鉄格子越しに渡してきて、「もし抗告するなら…」と言ってきたので、食い気味に「大丈夫です」と言って紙を受け取った。
暇つぶしに接見禁止の通知書をしばらく眺めていると、裁判所のババアの顔が浮かんできて、今になって腹が立ってきたので、紙をくしゃくしゃに丸めて壁に向かって思いっきり投げ、嶋佐に怒られるまでしばらく壁当てをしていた。
――逮捕から4日目。朝の9時半頃、朝食を食べ終え、再度寝ていると、嶋佐が「5番、取調べ」とだけ無機質に言うので、寝ぼけまなこで立ち上がり、鉄格子の前に立つ。
留置官に連れられ、留置場の出入り口前に着くと、壁に両手のシルエットマーク、その下の床に両足のシルエットマークが印された場所があり、そのマークの上に立ち、手をつくように指示をされる。
壁に手をつき、直立する僕の身体を留置官が上からまさぐり、便所サンダルを脱がされ、足の裏まで確認されると、壁を向いた状態で手錠をかけられる。未だに手錠をかけられると、警察モノの映画でも撮影しているのかと錯覚するくらい、他人事のように思えてしまう。
手錠をかけられた後、嶋佐が腰縄を巻き付けてキツく縛ってきたので、「ちょっとキツいです」と申し出ると、「キツくしないといけないんだよ」などとラチのあかないことを言ってきたので、「昨日はこんなにキツくなかったんですけど」などとゴネると、隣にいたガンマニアの留置官が「取調室に行くまでの間だけだからさ。我慢してよ」と柔和になだめてきたので、僕はガンマニアに免じて大人しく従った。
場内から出ると、廊下には前に取調べをしてきた女刑事を含む3人の刑事が立っていて、女刑事を先導に、2人の刑事が腰縄を握って、僕の後ろにつく形で階段を上る。
ひとつ上の階へ上がると、「薬物乱用やめよう」とか「ダメゼッタイ」だのと書かれているバカデカいポスターが間隔なしにびっしりと壁に貼られている廊下を進み、刑事課の横を通った先にある取調室に入る。
取調室のパイプ椅子に座ると、手錠と腰縄を外され、外した腰縄でパイプ椅子に腰のあたりくくりつけられ、女刑事が湯飲みに入った熱い茶を持ってきて、「それじゃあ取調べ始めるね」などと優しい口調で言い、対面のパイプ椅子に腰掛ける。
女刑事は、じゃりン子チエみたいな顔をして、表面上は男勝りに気丈に振る舞っていたが、口調や表情からは女性的な献身性が感じられた。
女刑事は、取調べの前に黙秘権について説明をしてきたので、僕はすかさず「事件については黙秘します」と言い、「雑談でしたらしてもいいですよ」と付け加える。
すると女刑事は急に真剣な眼差しになり、「どうして?」と聞いてくる。僕は、前に弁護士に「なんで黙秘するのか聞かれたら、“怖い弁護士に黙秘でいいと言われた”とでも言っておけばいい」と言われたのを思い出し、そのままその台詞を言っておく。
女刑事は「あなたの人生に関わることなんだから、弁護士のいいなりになるんじゃなくて…」うんぬんかんぬんと言ってきたが、僕は「でも黙秘しないと弁護士に怒られるので嫌です」などと幼稚な返答をして、テキトーにあしらっておいた。
刑事調べは、僕が黙秘権を行使したため、事件とは関係のない雑談をすることになった。女刑事は僕が出身した中学校の隣の中学校に通っていたらしく、色々と共通点が多かったので、割と会話が弾んだ。
昼食の時間になり、一旦休憩ということで、留置場の居室に戻される。昼食はいつも、コッペパン2本、小さい包装に入ったジャムとマーガリンに、チョコレートペーストかピーナッツバターが各1個、小さい容器に入った2口3口で食べ終わる惣菜、果物系の味の小さい紙パックジュースかカルアップなのだが、今日は日曜なので昨日購入した自弁もついてきた。
自弁とは、自費で購入する弁当(お菓子や飲み物も含む)のことで、日曜の昼食はお菓子と飲み物を頼めることになっていたので、この日は小さい紙パックのコーヒー90円と、どら焼き150円を頼んでいた。
どら焼きは別に美味しくもなんとも思わなかったが、コーヒーはとても美味しく感じた。僕は毎日3杯はコーヒーを飲んでいたので、4日ぶりに飲むコーヒーの苦みは舌中に染み渡ったし、何よりカフェインが効いてきて、珍しく覚醒作用をしっかりと実感できた。
昼食後、玉音放送みたいなノイズ感のニュース音声がスピーカーから流れ、それから10分ほど日本の歌が流れる。この日は福山雅治の「家族になろうよ」とかいうしょうもない歌がループでかかっていた。
それからすぐに招集がかかり、例によって手錠をかけられ、取調室に連れて行かれる。女刑事は「まだ話してくれないかな?」などと物寂しそうな風を装って聞いてきたが、僕は「無理ですね。でも、留置場に戻っても退屈なので、雑談してくれると嬉しいです」と正直に応えた。
女刑事は聞き上手だったし、僕はカフェインを摂って多弁になっていたので、それから3時間半ほど、事件に無関係な戯れ言をほとんど一方的にベラベラと喋り続けた。
「ブラジルの刑務所は半年に一度女を連れ込んでSEXができるらしい」とか「ノルウェーの刑務所はスタジオがあってギターを弾けるらしい」とか、「日本の刑務所は娯楽の重要性を軽視していて人権侵害だ」みたいなことを言っていた気がする。
夕方頃、女刑事は少し疲弊した表情で「じゃあ、今日はこのへんで…」と話を切り上げて、「調書を取らなかった」と記載された調書に僕の指印を押させた。文言に問題はなさそうだったので指印を押しておいたが、別に押さなくてもよかった。
女刑事相手に一方的に喋り散らかすという行為でストレスを発散できたようで、僕は非常に愉快な気分で取調室を後にし、留置場の居室に戻っていった。
・
つづく
・
この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
#フィクション#エッセイ#大麻#大麻取り締まられレポ
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2024年3月4日(月)
3月になって初めての出勤、まずはカレンダーをめくる。私の職場(私立女子大学)では、近年は3月末に新学期が始まる。具体的には、3/28(木)からオリエンテーション開始、新入生は入学前なのに「事前登校」させられるのだ。私学の場合には入試の都合で1月には授業を終えるため、すべてが前倒しになってくる。これも教育/研究に国家管理を強めるというここ30年の悪政の結果である。最後の春休み、高校卒業生もゆっくりしたいよなぁ・・・(もちろん私も)。
訂正:今年は4/2(火)入学式、3(水)〜5(金)がオリエンテーション、従って「事前登校」はないとのこと。
5時45分、起床。
6時、洗濯開始。
朝食。
珈琲。
弁当*2、ツレアイと3男の分。
7時45分、ひとりで出勤。
名神吹田JCで事故とのことで、茨木ICで下りる。
タイムカードの整理、有休申請。
5/10(金)に大東市で開催される「じんけん寄席」、ここは露の新治「お笑い人権高座」誕生のきっかけとなった場所、今日から整理券配付ということでWebで申し込む。
3/6(水)に露の新幸さんにインタビューを申し込んでいるので、そのための資料作り。
昨年<ICOCA>がApplePay対応となってすぐに導入、AppleWatchで便利に使っている。利用実績に応じてポイントが溜まるのだが、初めてポイントを使ってチャージしてみた。電車通勤なら定期券購入でよりポイントが溜まるので、かつての<Pitapa>並のメリットはあるのだろう。
昼休みには退出、もちろん今日もランチ抜きである。
順調に帰宅する。
コレモ七条店で買物、WAONの残高を使い切ってしまいたかったが、計算を間違えて¥68残ってしまった。明日何とかしよう。
<SOU・SOU>から注文しておいたシャツが届く、欲しかったのはシャツではなくておまけのお皿なのだ。
16時にO姉来訪、あれこれ歓談。
16時50分ツレアイ帰宅、早速ココの点滴開始。
夕飯準備、午前中にツレアイが買ってきた20%引きの手羽中は唐揚げに、豚ロースはしゃぶしゃぶにする。
4人揃って早めの夕飯。
録画番組視聴、「舟を編む」(3)。
みどり(池田エライザ)は、馬締(野田洋次郎)が配偶者の香具矢(美村里江)と暮らす元下宿屋の一室を借りることに。「大渡海」を立ち上げた“辞書の鬼”松本先生(柴田恭兵)、社外編集の荒木(岩松了)、事務員・佐々木(渡辺真起子)、バイト・天童(前田旺志郎)ら辞書編集部員と慣れ親しんだ頃、原稿執筆者の秋野教授(勝村政信)から怒りの連絡が来る。狼狽するみどりの前に、元・辞書編集部員の西岡(向井理)が現れ…
片付け開始・・・の前に睡魔到来、布団に吸い込まれる。
ウォーキングのタイミングを逸し、3つのリングは完成せず。
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新人公演35期紹介?
どうも、アサギです。どうやら僕は最近の色々で感情の荒ぶりを抑えれないようです。その勢いのまま素敵な同期達を紹介しようかいとか思ってます、紹介という体をとって褒めるか、本音を書いてます。今回は真面目に書いてみます。コロネさんのセリフを添える役者紹介がすごく好きだったので僕も添えちゃいます。なぜそのセリフが好きなのかは聞いてくれれば教えてくれるかも知れません。
追記 途中から迷走しちゃいました
書き終えた私より
縦縞コリー
純真なピュアっピュアっ少年です。よく通る声を持ち、すごく分かりやすい性格(いい意味で)をしている可愛いやつです。あんまりにも真っ直ぐなもんでついついイジりたくなってしまいますね。彼と接している時は何だか同期というより後輩に接しているように思える時があります。逆に彼はどんな先輩になるのでしょうか…。このままでいて欲しい気持ちと精神的に成長していく彼を見ていたいという気持ちは半々です。幸せになれ。それいけ、衣装チーフ
「これで怪盗コーデはコンプリートだよ…名怪盗くん。」
警部(怪盗とその考え方)
あろハム権左衛門
何だこの芸名選手権全日本一に輝いたとか輝いていないとか。よく僕は彼女をガキンチョとか言っていますが、どうでしょうか?分かりますかね?。精神的にと言うより無邪気に暴れ回るあの感じが幼少期の嵐のようなパワーのように思えるのです。今公演はそんな彼女の母親としての姿を見る度に心の中でガキンチョって言ってごめんなさいと3回唱えてしまうほどに彼女のキリッとした声色と演技がマッチして母のイデアを感じます。
あろハムよ、お前の声帯が欲しい
「食べちゃったんだ、ウサギ」(検閲解除)
母(某人間)
海泥波波美
僕。カスっ!!
「….悪くなかったな」
なおや(息を吸う、吐く)
苔丸
おばあちゃんから小学生。宇宙飛行士から学生気づいたらとんでもないぐらい役の幅が広くなってる、と思ったら裏方では幕、衣装、キャスパ、小道具とかなんか色々作ってる。千手観音の利き手とは言い得て妙である。誰よりもちゃうかが大好きで誰よりもちゃうかのためを思ってる。気づいた時には天地開闢でもしてるかもね。
「はじめ、はじめ、なあ、はじめ」
文(香夜)
冊まいむ
お姉さんって感じの役が似合うと思ってた、思ってたんだ、思ってたんだよ。今回の役いいよね、いいよね?ってなるぐらいに彼女の声と演技が好きです。個人的にはちゃうかで1番演技が好きです。なのに、なのに、、、何でそんなに変な子なんでしょう……、順当に変な子です。彼女とはちゃうかに入る前に別のサークルで2回ほど会っているのですがそんな片鱗はありませんでした、なんならおとなしい子だなぁって思ってすらいました。そんな子に育てた覚えはありません…お母さんは悲しいです。
「怪我なんてどうだっていい!本質はそこじゃない!」
霧島(愛があるかい)
衿君
僕は彼の名付け役です、パパです。ちなみにエレクトリックという単語から由来しております。普段の物静かな雰囲気からの彼の演技のギャップに脳をやられている人も多い事でしょう。今公演のこの役は彼でなければあそこまで良いキャラになってなかったでしょう、最高に面白いですね。彼ともっとお話ししたいのですが僕は彼とする不良ごっこが大好きで、気がついたらやってしまうので残念ながら会話になりません。
「痛いですよ、先生」 (検閲解除)
遠藤(某人間)
ミル鍋
2人はチソキュアの片割れでありセンス抜群宣美チーフの京都人です、今日も元気いっぱい京都からはるばるちゃうかにきております。今回の舞台は彼女と一緒に考えました、なんだあれ?最高じゃん。僕の存在意義が揺らぎますね、最悪の場合は彼女からペンを取り上げることも辞さない覚悟です。演者としては人間を演じている回数より人外を演じている回数の方が圧倒的に多い彼女です、毎回ハマり役なんですよねー。京都人は人外という説、、、あると思います
「そうだね」
辻井(華幻の月)
大福小餅
オムニの仲良し同郷3人組の一員でありながらも地区が違いすぎて同郷の話で盛り上がれない事が多い子です、さみしいたけ。舞台監督を精一杯頑張る姿に負けてられないなとか思ったり思わなかったりています。最初彼女のラップを聞いた時可愛らしいなと思ってたら、いつの間にかめちゃくちゃカッコよくなっていました、どうやらめちゃくちゃ頑張ったらしいです。いつも気づいたら自主練をしている本当に努力の子です。
「大丈夫、きっと全て上手くいく」
魔女(息を吸う、吐く)
中森ダリア
1人わがままファッションガールズモードの人です。なのに、絶妙な所で趣味が合うのが面白い。公演中は彼女の歯に物着せぬ喋り元気づけられましたね、ありがとなす。彼女がいなければ無かったかも知れないあのシーンが僕は大好きです、彼女のラップはセンスが大爆発しております。またいつか違うのもやってみて欲しいなぁー、絶対カッコいいから。僕が好きな彼女のセリフは消えてしまったあのセリフです
「でも、大人だからぁーーーー」(検閲解除)
助手2(某人間)
帝京魂
暇そうだったからちゃうかに誘ってみたら本当に来たやつで唯一の同学部で同年代である意味僕の被害者ですね。一時期は「しゃあないの人」というとても名誉なあだ名で呼ばれていましたが秋公を経て、ちゃんとコンと呼ばれようになった姿に不思議と感動を覚えます、彼のどこか人を惹きつける雰囲気の賜物でしょう。それくれよ。今でもたまに見るシャアハラはどこか微笑ましいです。しゃあないよ、永遠なれ
「しゃあない、ばあちゃんもいろんなとこ顔出しとったし、親父の知り合いもいっぱいきとったんやろ」
一 (香夜)
しょこら
同郷、同じ予備校出身であり、きっとちゃうかに入る前にもすれ違っているであろう僕ら。そんな僕らの運命が交錯したのはちゃうかに入ってからだった
〜〜〜〜[オープニング]〜〜〜〜
とか言うとりますけどもねぇ、そういえば彼も僕が名づけの親です。パパです。役者として他の人とは違う独特のリズムを持つ彼の今回の役はどうでしょうか?……はい、ピッタリですね。逆にこれしかないというぐらいにはハマっているのではないでしょうか?秋公で見せた某M氏とのアドリブは記憶に新しいですが、きっとあのインパクトを超えてきてくれるでしょう。もっともっとはっちゃけて楽しもうぜ!!!
行くぞ!!我らチャレンジn=1年生
「痛いですよ」(検閲済み)
ルロイ修道士(某人間)
黒井白子
今回の公演で否応無しに目を引くこの男ぉぉ!!!白子ぉぉぉ!!。彼も僕が銀杏祭で引っ張ってきたという話もご存知の方も多いでしょう、なんか「えびで鯛を釣るとはこの事かー」とか言う声が聞こえてきそうですが僕はヤドカリです。道化師という役は彼以外に演じる事は出来なかったでしょうね、彼の一挙手一投足がこの劇に彩りを与え、彼の演劇への愛が周りの演技力をメキメキメキシコと育て上げました。しかし、彼のフルパワーはきっとこんなものではないのでしょう……。いつか、彼の全身全霊が見える、そんな舞台を作ってみたいです……
「……感謝とか、謝罪とか……伝える前にお母さん行っちゃったんだぞ!?もうすぐ、月に行くんだぞ……」
翔太(華幻の月)
鴨兎春
おばs、いえいえ、2人はチソキュアの片割れにしてハイセンス関西人舞美チーフさんです。今回の読み聞かせの人の雰囲気は普段の彼女とはまた少し違ってて、なんかこうさ、良いよねーって感じ、オーラがあるよね。僕は彼女の反応が大好きで普段よくいじってしまいますが最近は水を得た魚の如く、いや、酒を得た肴の如くカウンターを決めてくるようになってきました、あええ。こんな風に軽口を叩いておりますが役職的には僕のものづくりの相棒でいつも圧巻のチラシや立て看板を作ってくれる彼女のセンスは本当に頼もしいです、絶対に口では言いませんがね。あれ?チソキュア2人で大道具と舞台美術成り立つくね?俺いらなくね?………はい、彼女から筆を取り上げましょう。
「雨が、冷たい、痛い、寒い。もはやこれが現実なのか夢なのかもわからなくなっていた。それが現実だとわかったのは、目の前に大きな光が現れたすぐあとだった」(検閲解除)
読み聞かせの人(某人間)
園堂香莉
超美声、炎の照明ファイターさん。わずか2ヶ月弱前というのに彼女の役者姿が恋しいですが舞台上で彼女の作る照明を見て「この辺で勘弁しといてやろう」とか思ってます。ところで、彼女の作る照明は言わずもがなですが彼女の文章ってらすごく美しいと思いませんか?僕は大好きなんですよ、透明感って言葉を体現してますよね。僕は文章には書く人の知性や人生経験、性格がかなり反映されるものだと常々思っているのですが彼女の文章に宿る透明感は何由来なのでしょうね?興味は尽きません。詩集を出す時は言ってくださいね、20冊買います。
「いいじゃん。猫探ししよっか!」
ゆき(息を吸う、吐く)
まろん
ちゃうかのオペ職人さんです。仕込み期間以外ではふらりと舞美作業に現れ、手伝ってくれます。あんまり喋らない同期と喋れるのはすごく嬉しいので来てくれるとすごく嬉しいです、つまりすごく嬉しいです。そういえば彼女はちゃうかとは違うサークルで楽器を弾いているようですね。いつか頼み込んで幕裏から弾いてもらおうかしら
テキストを入力
化け物映像職人。最初の方はちゃうかで見かける事はあんまり無くて喋れなかったけど最近は仲良くなれたと勝手に思ってる、嬉しい。彼が楽しそうにしてる姿はこっちもこっちでテンション上がります。ちゃうかを楽しんでくれているみたいで本当に嬉しい。彼の作る映像に外れはない。PV待ってます
紫仏瑠唯
どうやら僕とは対極の授業態度の人らしいですね。彼女とはオムニで話した以来、じっくりコトコト会話はできておりません。しかしまぁ、そのオムニでの我々の会話は酷いものでペルソナシリーズにおける至高の作品は何かという議題で戦争を起こしました。危うく日本全土を巻き込む所でした、ふぅ。また、戦おうじゃないか戦友("とも"と呼みます)よ。あ、あと久しぶりに役者する姿も見たいや。待ってます
「ふふっ。それじゃあ、ご飯食べようか。冷めちゃったけど」
真由美(オレンジ)
近未来みーら
同郷にして永遠の相方。僕と彼はびっくりするほど考え方が違うんですよ、なのに相方。だからこそなのかも知れません。なんなら相方って言ってるのは僕だけなのかも知れません。それはともかくとして、彼はどうやら自分に自信が全然無いようです。だから褒めます。多分彼の文才はみんなが褒めてくれると思うのでそれは二億光年先に置いときます。彼と会話をしているとマジで1分に1回の頻度で人を褒めています。僕は人の事をこんなに素直に褒めれる人に出会った事がありません。人の良い所を見つけられるのも、それを素直に口に出せるのも、誰しもがおいそれとはできるような事では無いです、断言します。それをさらっとできるのが何よりもの彼の美徳であり才能です、もっと自信を持って欲しいです。そんな彼だからこんな素敵な劇が作れたのだと思います
「ふざけんなそれだと1本足りねえだろ!!」
B(怖い話でもしよう)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
文章であれ、会話であれ気持ちを言葉にするって難しいですよね。僕は正直かなり苦手です。というのも、書いていて、話していて、3割も伝わってないのだろうと心の中で思ってしまうからです。それをいつも笑って誤魔化してしまいます、なんならそのせいで誤解を生んだり、人を傷つける事もあります。
新人公演、大切な節目の時です。ふざけながらですが柄にも無く、ちゃんと伝える文章を書きました、久しぶりに書きました、精一杯書きました、筆が止まる事がなく書けました。少しでも伝わっていたら幸いです。
35期よ、健やかなれ
センチメンタルジャーニー アサギ
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三輪秀次の小説(二次創作)
【3】
三 六月 奈良坂透
「結局、エントリーしなかったじゃん、ランク戦」
「スナイパーが見つからなかったからな」
「遠距離かあ」
出水は箸を動かす手をとめて、うーんと首をひねった。三輪隊はいまだ結成されていない。
昼休みの学校である。米屋、出水と共に机を囲んでいる。米屋はもちろんのこと、出水とも弁当を食べる機会も出来て、三輪はうれしい。射手の天才も話してみれば普通の高校生だ。人間とは奥深い。
「スナイパーがブームだから探せば見つかるんじゃねえの?」
隊を解散した直後から、東はスナイパーの育成に力を入れている。『最初の狙撃手』である彼の指導が直接受けられるとあって、狙撃手訓練室は希望者が殺到している。
確かにそうなのだが。
「と、思うじゃん?」
米屋がパックの野菜ジュースを指揮棒のように振ってみせた。
「何か問題があるのかよ」
どや顔で、あるんだなと返す。
「もったいぶるなって」
「ウケるんだって。前の隊で一緒だった狙撃手の腕がすごすぎて秀次の狙撃手に求めるレベルがおかしい件。」
「は?」
出水はしばし沈黙した。
「あーあーあー、それ?」
「それ」
「それかあ。ないわ、それはないわぁ」
三輪は黙って、あんパンを食べるしかない。
既に暦も来週には七月である。
先だって、二宮隊、加古隊両隊とも晴れてランク戦デビューを果たした。両隊とも現在、いい成績も残している。
今回、三輪は参加を見送った。ふたりでやろうぜと言う米屋に悪かったが、三輪は諾としなかった。二人で戦って勝つ道筋はやはり難しいと判断したからだ。部隊結成の申請もまだである。
狙撃手に求めるレベルがおかしい件。であるが、それほどおかしいレベルを求めているとは三輪自身は思っていない。実戦で使えるレベルと考えると、最近入隊したばかりの新人では難しい。育てていく余裕は今の三輪にはない。実力をそろえておきたい。同じく狙撃手をチームに入れた二宮にも相談したら同意見だったが、二人とも感覚がおかしくなってるのだと言うのが、米屋の主張である。
そんな話をした午後、三輪は米屋と本部にいた。五月からこちら、なるべく米屋と一緒に防衛任務にあたるようにしているが、近くで戦うほどに米屋の底知れなさを感じている。強いだけではない。彼は優れた戦術家だった。判断が早く的確で、しかも独断専行しない、必ず周りの状況に気を配る。連携がしやすいのだ。チーム戦にとって、この連携が重要だと三輪は考えている。エースはいらないというのが、三輪の結論だった。
任務を終えてさらに、米屋はブースに行くという。個人戦の約束があるらしい。 三輪は米屋の個人戦を見学するか、ロビーで月見を待つかを迷っていたときであった。
彼独特の軽い口調が三輪の名を呼んだ。
「よお、秀次」
「……」
三輪はただ、沈黙で答えた。
食う?と差し出された菓子袋は無視した。油菓子は嫌いである。遠慮なくと言いながら、米屋が手を突っ込んでいる。コミュ強者め。挨拶のように、対戦を申し込んでいるが残念ながらS級は個人戦はできないはずだ。ごめんなあというヌルい返事を聞く。早くこの場を立ち去りたい。
迅悠一は、三輪が一方的に距離を置いている人物である。身も蓋もない言い方をすれば、敵であると言っていい。少なくとも三輪はそう思っている。
彼の能力は未来を見晴るかす。神のサイコロを持つ男である。同時に、神を欺くいかさま師でもあった。なぜなら、覗き見た未来を自分の望む方角に寄せることができるのだから。
このチーターが一体どういう経緯で、ボーダーという民間組織に身を置いているのか、三輪は知らない。
この男の何がいやなのか。まだ十五才の三輪には明確な理由をあげるのは難しい。立っている場所が違う。見ている方向が違う。同じ方向をみるつもりはない。三年前から、三輪は未来などいらないのだ。それをつゆほども気にせず、話しかけてくるのが腹立たしい。何者なのだ。何者のつもりなのだ。お前が正しいのか。この分け隔てなさも不気味なのだ。もう放っておいてくれと思う。一度は彼の選択した未来から外れた身の上なのだ。
「ああ、秀次」
いつものふわふわとした口調で彼はついでのように付け加えた。
「いま、ブースに行かないほうがいいと思うよ」
「行く」
「秀次、待てってば」
本部ブースである。行くしかないだろう。前を行く三輪に、米屋がいささか呆れ気味でついてくる。元々の目的地でもある。そこには果たして米屋を待つ人物がいた。
「米屋ぁ、遅い」
「当真さん、ごめんよ」
リーゼント頭の彼は当真勇という。入隊時期は米屋と一緒である。一つ年上の背の高い男だ。約束していたのは、この男らしい。
三輪は黙って頭を下げた。
「ああ、東さんとこの坊主」
一コしか違わないだろうと言いたいところをぐっと我慢する。彼はスナイパーである。彼を指導する東は冗談で『デューク』になれる逸材だと賞賛していたが、三輪にはその比喩はちょっとわからなかった。が、彼はスナイパー向きではないと密かに思っている。突出した才能とそれゆえにある自負が邪魔をして後方支援には向かない。
「早速、対戦しようぜ」
ところが、当真は眉を下げた。
「それがなあ、米屋。ちょっと、予定が入ってな」
えー、と米屋がぶうたれる。
「わりいな」
真木ちゃんがさあと続ける。この男は最近結成された隊に入ったばかりだ。ボーダー上層部の思惑どおり、B級隊の結成ブームである。
「あのきつい感じのコねえ、当真さん、いっつも怒られてそう」
米屋の軽口にそうなんだよと応えながら、こちらを見下ろした。
「お前ら、組んだのか」
「はい」
「登録まだだろ。部隊結成の届け出も出していないのかよ。二人だけでも出せるだろう?」「遠距離手が決まっていないので」
「ぼやぼやしてんな。俺んとこなんざ、俺とマキリサの二人だぜ」
そうは言われても、スナイパーとオペレーターだけの構成で申請するのがおかしいのだが、三輪は何も言わなかった。自分も少し前までは同じような立場だったし、どのみち、彼は狙撃手でありながら、いわゆるエース向きという変わり者なのだ。
当真は顎をかいた。
「んじゃ、ドタキャンのお詫びに俺の次にうまい狙撃手を紹介してやるよ」
俺としても好都合だし、とつぶやく。米屋がちらりと三輪を見た。先程の迅との一方的な会話が嫌でも思い返された。
『ああ、秀次。いま、ブースに行かないほうがいいと思うよ』
未来視か。
なんのつもりだ。いや、なんのつもりもないのだろう。ただの気まぐれだ。
そういうわけで三輪は不機嫌である。
出来ることなら断りたかったが、当真が純粋な好意から申し出ているのもわかっている。もしかしたら、迅が関与していない可能性もなきにもあらずだ。
当真とともに訪れた狙撃手訓練室にはイケメンがいた。
「おおい、奈良坂ぁ」
合同訓練、個別訓練ともすでに終わったらしく、閑散としている。見学席でノートに何かを書きとめていたイケメンは、ちらりとこちらを見たあと、ふいっと顔を背けた。無視か。
「おうおう、無視すんなよ」
慣れているらしい。当真は気にせず、彼の横に腰を下ろす。ノートをちらりと見て、真面目だねえと言えば、イケメンはさっと鞄にしまった。
「どお、こいつ、お買い得だぜ」
「は? お買い得ってなんですか? 当真さん」
随分とんがったイケメンである。
「こいつら、スナイパーを探している米屋と三輪。一コ下だからお前とタメだろう? 一緒に隊を組んでやったらどうだ?」
簡潔かつド直球な物言いに、こんな時であったが、三輪は当真をかなり見直した。三輪にはできない。出来なくともやれ、そして隊員を見つけてきなさいと月見に言われている。イケメンはじろりとこちらを見た。塩対応をものともせずに、当真はニヤリと笑って、長い脚を組んだ。強者の貫禄だ。
「奈良坂、お前、俺と戦いたいんだろう? 隊に入れよ。俺、すぐにA級にのぼっちまうぜ」
「当真さんの紹介なんてごめんだ」
俺は真木ちゃんと約束があるから、あとはお若い三人でと当真が消えたあと、イケメンはそう言い放った。とりつくしまもない。
「そう言われても、俺は何も悪くないんだが」
しかし、三輪はひるまなかった。元々、迅のせいで機嫌が悪いのだ。
「まあまあ、秀次」
米屋はさすがのニュートラル平常運転だ。
「俺、知っているぜ。今シーズンの新人王」
「まあ、一応」
ぼそりとイケメンは答えた。
新人王とは新入隊員でそのシーズンに一番ソロポイントを上げた隊員のことである。
三輪は目を見開いた。フリーでポイントをそこまであげるのはから相当なことだ。
「なんだよ」
イケメンも機嫌が悪い。
「さっき、当真さんの言った通りだ。フリーと聞いたが、隊を組む気はあるのか?」
「お前らが強ければね」
三輪はそうかと頷く。
そうでした。ああ、そうでした。スナイパー、超めんどくさかった。前隊にいた頃、訓練で東に二宮、加古と三人で仕掛けたときを思い出す。
対戦ブースでのイケメンとの模擬戦の最中である。ここのところ、米屋と手合わせすることが多く、スナイパーとの対戦は久しぶりだった。
「わりぃ、秀次」
そういいながら消えていく相方を見送る途中で、三輪もヘッドショットを受けた。 結果、2ー8である。三輪にしてみれば惨敗だ。イケメンは強いイケメンだった。
三輪をおとりにして、米屋が突っ込んだのが成功したが、一回のみ。
斜線を切りまくって、近づいて倒したのが一回。
とにかくイケメンの場所がわからない。気がついたときは撃たれている。しかも、予想した場所よりかなり遠くから。
「弱いね」
フロアに出てきた彼は涼しい顔である。三輪はソファにめり込んでいた。悔しいのだ。米屋との連携もほぼ完成したつもりだったが、まだ甘さがあった。
「これで諦めてくれる?」
「いやだ」
「は? 弱いだろ」
「いや、もう一回十本やったら勝つ」
「どこからそういう自信…」
「事実に基づいた推測だ。やってみればわかる」
「やらない」
「大体、俺が弱いは関係ないだろう。俺はチームの強さの話をしている。弱いなら、お前が入ればいいだけの話だ」
「いつからそんな話になった」
「筋は通ってる。元々、俺は近距離だけでは勝てないから遠距離を探している」
「だったら、探せよ」
「当真さんからお前を紹介された」
「俺は頼んだ覚えはない」
「どっかのチームに入るんだろ? そんだけの腕を持ってたらどこでもいいだろ」
「へりくつだ」
「選ぶな」
「俺の勝手だろう」
「とにかく、もう一回対戦するぞ、お前、ええと」
イケメンと呼ぶのは、流石にはばかられた。
「覚えてないのによく誘うな」
「俺の名前だって覚えてないだろう?」
「三輪だろ。東隊の。大体、普通、対戦ボードみるだろ?」
果てしなく続くと思われた争いに終止符を打ったのは米屋ではなかった。米屋はずっとニヤニヤ眺めていたのだ。
「こらこら、こんな場所で喧嘩するんじゃない」
「してません」
「してない」
二人が振り向いた先にいた人物を認識して、二人は固まる。そこにいたのは、東春秋であった。
二人を前に、東はニコニコしている。
なぜここに。いや、それよりも笑顔が三割増しである。おそらく、おそらくだが、自分に喧嘩できる相手がいてよかったと思っている。それがわかって、三輪は赤面して下を向いた。
「失礼しました」
ぼそりとそれだけつぶやくと、奈良坂はぷいっと顔を背けた。彼も東に師事しているはずだ。
「…東さんがまた新しく隊を作ると聞いたんですが」
「ああ」
イケメンをちらりと見る。
「その、新しい部隊に俺を入れてもらえませんか」
三輪は感心する。胆力がある。言い出すタイミングもいい。間違えていない。スナイパー向きだ。
一方、奈良坂はダメで元々の大勝負だった。東のもとでもっと技術を磨きたい。隊を結成すれば、それにかかりきりになる。彼は当真とは真逆の勤勉な狙撃手だった。
「すまんが、無理だな」
いきなりの申し出だったが、東はよどみなく応えた。
「俺がスナイパーをするからな」
奈良坂は諦めなかった。
「二人スナイパー構成はどうでしょうか?」
三輪が顔をあげた。
「それ、面白いな」
「お前に聞いてないよ」
カチンときて、ギロリとにらんだが、あまり気にしていないようだ。
にっこり笑った東は二人の頭をなでた。俺もう高校生ですが、と言いたかったが、口に出せない。
「今度、三人で遊びにおいで」
そのまま、ふらりと行ってしまう。三人は東の背中を見送った。
「遊びにこいって、どこに?」
米屋の問いに三輪が答えた。
「作戦室かな? 多分、新しく作戦室を申請するんだと思う」
「いいな、作戦室あこがれねえ?」
米屋が奈良坂に屈託なく話しかけた。
「なあ、奈良坂。一緒にやろうぜ、とりあえずでいいからさ。作戦室いいじゃん」
秀次が狙撃手を入れないと隊の申請しないって聞かないんだぜと続ける。 そのためか。奈良坂は唐突にバカバカしくなった。
「お前らとは合わないよ」
「俺はあまり相性とか気にしないぜ」
戦えれば、と米屋。三輪も腕を組んだまま、頷く。
「問題ない。安心しろ。俺もそういうのは考えたことはない」
奈良坂はため息をついた。
「…他に行きたいとこができたらやめるけど」
「かまわない」
「…ほんと、それまでだからな」
「とりま、作戦室ゲットしようぜ」
【4】に続く
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#05 中沢レイ
一日の流れ
朝は6時半くらいに起きて朝ご飯とお弁当をつくります。家は私と息子と私の母の3人暮らしです。息子に持病があって、12時間おきに飲まなきゃいけない薬があるので、彼が寝てようが何してようが飲ませてから出かけます。職場は三重県内の市役所で、移住関係の仕事をしています。非常勤で働いてもうすぐ3年になります。
家から市役所までは車で山道を走って40分ぐらいで、道が混んでいたら小一時間ぐらいかかるときもありますね。仕事は17時15分までで、時間になったらすぐ家に帰ります。以前、息子と二人で暮らしていたときは夕飯のお弁当を買って帰っていましたが、今は母親が夕飯の支度をしてくれているので、それをありがたくいただいています。夕食後はだいたいぼーっとスマホを見たりして、気づくと2時間ぐらい経ってたりします。息子はゲームが好きで、夜はゲームのコアタイムだから私とは全然話をしてくれないんですよ。みんなが思い思いに過ごしているのを確認してからお風呂に入って、寝るのは23時ぐらいです。
市役所の仕事のほかにヨガを教える仕事もしていて、レッスンがあるときは、仕事のあと家に一旦帰って晩ごはんを食べて、借りているレッスン場に出かけます。土曜日はバレエ教室で子どもたちにコンテンポラリーダンスを教えています。ダンスというか、キャッキャ言いながら自由に動いたり、何でも試してみようというクラスですね。日曜は基本的に休みですが、移住の仕事は土日にイベントがあることが多いので、結構出張したりもしています。空いている日は子どもと一緒に過ごそうと、何をするわけじゃないけど、家にいるようにしています。
生い立ち
生まれは岐阜県岐阜市です。母方の祖父母が縫製業を営んでいて、一家総出で服をつくっていました。両親は朝から晩まで、すごくうるさい工業用ミシンを踏んでいて、家には有名なブランドの布が置いてありました。だけど、私が小学校1、2年生の頃に景気が悪くなったのか、父が仕事を辞めて養鶏場に働きに出るようになりました。それまでは家にずっと親がいたけど、突然鍵っ子になって、弟は泣いていましたね。姉である自分はしっかりしなくちゃと思っていた記憶があります。
中学3年のときに親が頑張って家を建てて、引っ越しをしたんですよ。私は転校もしたんだけど、ある日修学旅行から帰ってきたら両親に「離婚するわ」って言われて。私から見たら仲は悪くなかったんだけど、実際はそうじゃなかったみたいです。せっかく建てた新居も出ることになって、その家は私の叔母さんが住むことになりました。弟は父に、私は母についていくことになったんですが、母の家に引っ越すと中学校を変わらなきゃいけないと言われたので、卒業までは叔母さんのもとで居候をしていました。叔母さんは私のことをかわいがってくれて、叔母さんというよりお姉さんという感じでした。
母は家を留守にしがちだったので、高校からは一人暮らしのような感じでした。家の下がうどん屋さんだったので、母が置いていったお金で天丼の出前を頼んだりしていました。高校3年のときに母が再婚して新しい家族ができましたが、私はもう高校生だし「あなたたちとは関わらないので」と言って、学校もあまり行かずに好きなように過ごしていました。高校卒業後は好きな英語を勉強するために、英語の専門学校に入りました。
仕事のこと
私が専門学校に入った頃は超バブルの時代で、成績が良い子は先生の薦めで在学中から証券会社とか銀行に就職するんですよ。私も1年の終わりには学校に籍を置きながら商社で働きはじめました。同じころ、音楽をやっている友だちから「岐阜放送っていうラジオ局で話す人を探してるんだけど」と言われて。当時はバイリンガルのDJが流行っていて、私が英語を話せると思って声をかけてくれたんですね。実際はそんなに話せないんだけど、洋楽を聴いていたからそれっぽくは話せるんです(笑)。それでラジオ番組のDJをやることになりました。商社は1年勤めて辞めました。
田舎の放送局だけど案外仕事はありました。レコード会社の人がプロモーションで名古屋に来たときに、そんなに回るところがないから岐阜放送まで来てくれるんですよ。「若くてちょっと変わった子がいる」みたいな感じでいろんな人に良くしてもらって、外タレのアーティストに直接インタビューさせてもらったりもしましたね。でも、DJとかタレントになりたいという気持ちはまったくなかったです。どちらかと言うと裏方や制作をやりたくて、19歳ぐらいから台本や企画書を書いたりしていました。自分の番組では選曲も全部自分でやっていたし、そうした仕事が周囲に伝わって愛知や東京でもDJをやるようになりました。
踊りのこと
ラジオと平行してやっていたのが、幼少期から続けていたダンスです。うちの親は全然そういう素養はなかったんですが、私が幼稚園のころに「バレエをやりたい」と言ったみたいで、母が習わせてくれました。ただ、習っていた先生が怪我をしてバレエをやめることになってしまい、次に入ったのがモダンダンスの教室でした。少しして「これはバレエじゃない」って気づいたんですが、それがかえって良かったんです。というのも、その先生は生徒にお手本を見せないんです。「シュッとなってパッよ」というふうに擬音で振り付けをするので、みんなそれぞれの「シュッとなってパッ」をやるんですね。中学高校と、その先生のもとでダンスを続けました。
あるとき、名古屋で開かれたダンスの大きなコンクールに通訳として参加したんですが、そこで出会ったのが(舞踏家の故・)和栗由紀夫さんです。和栗さんに「お前、踊りやってるのか。うちに遊びにこいよ」と言われて、東京に行ったら板橋にあった和栗さんの家に遊びにいくようになりました。ある日、和栗さんの家に行ったら、ベニヤ板を2枚出してきて、「ここに座って」と言われて。言われたとおり座ったら今度は「右手をこう出してみな。左手は上から出して。これが閉じてさ、開くんだよ」とか言われて。「こうですか?」みたいな。それで「今度舞台やるんだけど出ない?」とくるわけです(笑)。
それで出演したのが、新宿のパークタワーホールでやった和栗さんの『エローラ〜石の夢』という作品です。その後、和栗さんが主宰していた「好善社」に入るとともに、東京に引っ越してきました。好善社の男の人たちは、それまでダンスをやったことがなくて突然踊りを始めているから、発想がとても面白かったんですよ。そこから結局6、7年は東京に住んでいたと思います。
その後、もう踊りはやめようと思うことがあって、カポエィラに打ち込んでブラジルに行ったりもしました。ダンスの世界は、なんだかんだ言って身体を動かすことが得意な人しか入ってこないけど、カポエィラは、趣味でやってますみたいなお姉さんとか、イケイケの男の子とか、格闘技好きのオタクっぽい子とか、いろんな人がいるんです。一般社会では絶対に仲良くならないような人たちが嬉しそうに一緒にやっているのがすごくいいんですよね。でも、ブラジルにいたとき、テレビから流れてきた音楽に合わせて、やめたつもりの踊りをふと踊っていたときがあって、やっぱり踊りはやめられずにいます。
妊娠・出産
出産したのは38歳のときです。妊娠がわかったときは、当時結婚していた夫とフランスに住んでいました。日本では私がダンスをやっていると言うと、初対面の人にさえ「いつまでそんなことやってるの」と言われたりしましたが、フランスではまったく逆で、みんな興味を持ってくれました。現地の人たちと仲良くなって一緒に作品をつくったり、小劇場で即興の企画をやったりもしましたが、一方で自分の底が知れた感じもあって、妊娠を機に日本に帰ることに決めました。
出産はだいぶ時間がかかって大変でした。それでも元気に生まれて良かったと思っていたんですが、生まれてからがさらに大変だったんです。とにかく夜まったく寝なくて、ベッドに置いたらどれだけ寝ていても起きて泣いて……。子どもってそんなもんなのかなと思ってたけど、自分も寝れないから信じられないくらい痩せてしまって、布団で寝ていても背骨が痛くなってしまうほどでした。夫は仕事に行ったきりほとんど帰ってこなくて、赤ちゃんと二人暮らしみたいな感じです。しかも、夫の希望で都内からもう少し田舎に引っ越すことになって、それまでは遊びに来てくれた人たちも来れなくなって、本当に孤独になってしまいました。
それでも息子を地元の幼稚園に入れてなんとか生活していたんですが、2011年の1月末に、幼稚園に息子を迎えにいったら、先生から息子の様子がおかしかったと言われました。確かに、家に帰っても何もしゃべらないし、ご飯も食べないんです。病院に連れていって、インフルエンザの検査をしたりしたけどなんともなくて。食塩水を点滴してもらって、ちょっと良くなったように見えたんですが、次の日にはもっと具合が悪くなってしまって。抱っこしたらびっくりするぐらい重たくて、これはおかしいと思いました。
再度病院に行って尿検査をしたら、測れないぐらいたんぱくが出ていて、大きな病院に行くように言われました。行った先で「これはネフローゼという病気で、治療に長い時間がかかります」と言われて、そのまま入院です。ステロイドを大量投与する治療をはじめたんですが、息子はステロイドを半量に減らしたところで再発してしまい、それから一切ステロイドが効かなくなってしまいました。
これはもう救急車で運ばなければという状態になってしまって、埼玉から東京の世田谷にある成育医療研究センターに救急車で運ばれて入院しました。それが2011年の3月11日です。病院について、しばらくしたらダアーッと揺れて点滴は倒れるわ、壁に亀裂が走るわで大パニックです。しかも原発事故で放射能がどうこう言われていたから、ガラケーで一生懸命情報を調べました。食事も大変で、子どもには病院食が出るけど、自分の食事は出ないからコンビニに行くんだけど食料がないんです。なんとかゲットしたパンひとつで一日過ごすなんてこともありました。
生きていてほしい
入院して息子の具合は良くなるどころか、同室の子から風邪をもらったのがきっかけで敗血症になってしまいました。ICUに入って人工呼吸器をつけられて、カテーテルを入れられて……まだ小さくて暴れてしまうので、鎮静をかけられて眠らされていました。そんな息子の姿を見たときに、親としてこんなことを言っていいかわからないけど、この子は何ヶ月も苦しんできて、これ以上苦しむなら、楽になって逝ってしまった方がいいのかなとも思いました。
でもあるとき、私が「今日はもう帰るね」と言ったら、小さくイヤイヤしたんです。鎮静をかけられていて目は開かないけど、耳は聞こえていたみたいで。ICUで隣だった女の子も、私からすると寝てるだけに見えるんだけど、その子のお母さんが「この子は嵐が好きなのよ」と言って、嵐の曲をかけると「喜んでる」って嬉しそうにするんですよね。それまで私は、寝たきりの人や重い障がいのある人が生き続けるのってどうなんだろうと正直思っていたんです。
だけど、1ヶ月ぐらい経つと、嬉しそうな感じがするとか、これは嫌なんだなって分かるようになるんです。それで、やっぱり息子には生きててほしいって思うようになりました。なんて言っていいかわからないけど、何もできなくても生きているという事実が目の前にあるだけで、周りの人が安心するというか。息子がイヤイヤする姿を見て「ああ、とにかく頑張るしかないな」って思ったんです。息子の病気をきっかけに、私の考えはすごく変わりました。
やってみたいこと
治療は長くかかりましたが、幸い息子に合う免疫抑制剤が見つかって、1年くらいかけて普通の暮らしができるぐらいまで回復しました。何かあったときのために、そのまま入院しておくこともできたけど、外に連れていこうと思って思い切って退院させました。その後、息子が4歳になる前に埼玉から三重に移住して、間もなく夫とも離婚しました。
息子は小学校4年生ごろに自閉スペクトラム症の診断を受けて、学校生活も苦労しましたね。小学校1年生からずっと行き渋りで、6年生まで毎日送迎していました。下駄箱でしばらく入れずにいるのですが、なんとか中に入っていくのを確かめてから自宅に戻り、学校からの電話があるといけないので待機していました。中学3年間は完全不登校でしたが、この春から通信制の高校生になりました。
息子が東京で入院していたときは、家と病院が離れていたので、病院の近くにある(ドナルド・)マクドナルド・ハウスという入院患者の家族のための施設で寝泊まりしていました。そこには、地方から出てきて泊まり込みで付き添いをしているお母さんたちがいて、中には子どもが生まれてから10年間そういう暮らしをしている人もいました。みんな自分のことは置き去りで子どもに付き添っているんです。
そういうお母さんたちのために何かできないかと思ったけど、「ダンスしましょう」とは言えないじゃないですか。「ダンスなんてハードルが高いし、そんな気分じゃないわよ」って言われると思うんですよね。でも、みなさんマッサージとかにはお金を払って通っていたので、ヨガだったらやってもらえるかなと思って。これまでも障がい者施設や高齢者施設ではヨガやダンスをやってきましたが、病気の子どもたちに付き添っているお母さんのためのヨガも、いつか実現したいことのひとつです。
みんなに場をつくりたい
私は踊るのは好きだけど、舞台の真ん中で踊りたいとは案外思っていないんですよ。私が踊りをやるのは「みんなに場をつくりたい」からです。1998年に「オービタルリンク」という即興のイベントをはじめたのも、あらゆるジャンルのパフォーマーが自分の表現を模索しながら、やる側も観る側もジャンルの垣根を超えて出会ってほしいという思いがあったからです。ラジオDJをしていたときも、自分が面白いと思ったら無名の人でもゲストに呼んだりしていましたからね。当時から今にいたるまで、やっていることは変わらないと思います。
今日撮影をしたアトリエ第Q藝術も、大きすぎない規模だからこそ「個人」が見えて好きなんです。劇場が大きくなればなるほど、後ろの方まで届くように表現しようと思って動きが大きくなり、身体の動きだけを見せることになることが多いと思うんです。そうすると結局、どれも同じような作品になってしまうというか。私は、踊りの完成度はどうでもよくて、その人が踊りを通して「本当のこと」を言ってるかどうかを知りたいんです。そういうことが見えるのは、このぐらいの規模の劇場かなと思います。チーフディレクターの早川誠司さんには以前からお世話になっているし、舞踏や演劇関係の友だちもよくここで公演をしているので、私のルーツのような場所でもありますね。
人生って、「あのときあそこに行ってなかったらあの人に出会ってない」とか、そんなことばかりじゃないですか。でも本当に好きなことを続けていたら、絶対にまた元のところに戻ってくるし、ずっと会っていなかった人ともまた会えるんですよね。もっと別の仕事をする機会も、別の人と付き合う機会もあったろうけど、そのときの自分がそれをやりたくて選んだんだしなって。自分は、いつも「こういうことを考えている人がいるなら、こういう場所をつくったらいいんじゃないかな」と思って、場所をつくって人と人をつなげてきたんですよね。さらに、自分の場合はそこに「踊り」がありました。そうしてここまでやってきて、今の自分があると思います。
(2023年3月26日収録)
取材協力=アトリエ第Q藝術
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P3 Club Book pages 23-24 scan and transcription.
■月光館学園 全体図
天文台
中等部校舎
高等部校舎
ポートアイランド駅
初等部校舎
生活感溢れる、月光館学園の下足箱。よく見ると、靴下以外の私物らしきものも散乱している。
左の写真は、学園内の壁に貼ってあるポスター。火の用心のポスターらしいが、写っている人はいったい······?右は音楽室にあるピアノ拡大図。メーカー名はYAMADA、だとか。
Q月光館学園の、デザイン的なモデルはありますか?オシャレなんですけど、いかにも現実にありそうな感じがする学校なので。
順 お、よくぞ聞いてくれました!とデザインリーダーの和田さんや横路さんが喜んでるぜっ!
チ 誰それ?
順 デザイン全般を手がけた開発スタッフの人さ。月光館学園はな~、築10年っていう新しい建物のイメージと、実際に��ーザーが普段見ている使い込まれた学校のイメージとに差を感じさせないよう、色々と試行錯誤してデザインされてんだって。最初はかなり悩んだらしい。なんだか冷たいつーか、人がその中で活動している雰囲気がどうしても出なかったみてえなんだ。それがあるとき、ひとりのスタッフのナイスなアイディアで見事に解決ってわけ。
チ どういうこと?
順 チドリは見たかどうかわかんねえけど、玄関入ってすぐのところに下足箱があるんだわ。その上に、脱ぎ捨てた靴下を置いてみたらしい。
チ うわ、汚っ!
順 いや、その工夫のおかげで、いきなり学校に生活感が出る出る。それ以降は、同じ要領で学校中に細かいオブジェクトを増やしていって、学園生活が営まれている匂いをつけていったってことだな。
チ ふ······ん、小さいことでずいぶん変わるものなのね。
順 あとデザイン的に気をつけたのは、ペルソナのデザインモチーフがギリシャ神話が元になってるのがほとんどだろ?だからそれとイメージを合わせるため、玄関ホールや中庭の渡り廊下に、ギリシャ風の柱を配置しているんだと。色々と細かく気を使う作業だよなあ。
Q月光館学園の細かい構造が知りたいです。例えば教室は2年E組とF組しか行けませんけど、それしかないってことはないですよね?
順 うわ、出たよ!重箱の隅をつつくよーな質問!もう、これだから熱烈ファンは彦るぜ~。
岳羽ゆかり (以下「ゆ」) こーら順平!お客様に何失礼なこと言ってんのよ!質問には誠心誠意答える、それがプロってもんでしょ?
順 げ、さらにうるさいのが出······ぐげほっ!
ゆ ······殴るよ?
順 殴ってから言うんじゃねえっ!
チ ま、お約束ってことで。
順 つか、ゆかりッチ!いきなりオレらのラブラブ空間に乱入するんじゃね······うげろっ!
チ ラブラブ······違うから。
順 ち、チドリンまで······。
ゆ どーせ順平は、学校の構造なんて覚えてないでしょ?帰宅部の上に、図書室もまともに行ったことがないんだから。私に任せなって。えーとですね、まず月光館学園高等部の本館は、冒頭のムービーで確認できる通り3階建てになってます。設定として確実なのは、1学年につきAからFまでの6クラス、3学年分で計18クラスが存有します。
順 でもゲームの中でさ、2階から階段昇っていくと、いきなり屋上に行っちゃうぜ?
ゆ あれは演出です。
順 え?
ゆ 立ち寄る必要がない3階部分を、サクッとすっ飛ばして見せていないだけなのです······いやマジで。
チ ああ、なるほど。
ゆ それにゲーム中は開けられない扉も一杯あるでしょ?あそこの先にはまだ見ぬ校舎が······。
順 な、何かウソくせえ~。
チ 大人の事情、ってヤツよ順平。察しなさい。
ゆ ただ企画担当の田中氏も、「高等部の校舎に関しては、通路の形状と鳥瞰の概形がだいたい一致するようになっていたと思いますが···。建物ごとの正確な教室配置までは流石に設定が無い (苦笑)。この辺で勘弁してください···」と仰ってました。ま、さっきの説明で納得してよ、ね?あ、ちなみに中等部はクラス数に関してだけ設定があって、AからDの4クラスなんだって。つまり高等部は、外部からの入学生が全体の3分の1ってことがわかるわね。
Q学校敷地内にあるという天文台って、何か意味がある建物なの?
順 あー、ありゃ完全に幾月が儀式のために作った建物らしい。つまり字生には、端から解放するつもりなんて全然なしってわけ。
ゆ 何それ、アッタマくる~。
チ しかも、その儀式自体間違ったやり方だったわけだし、無駄の上に無駄を重ねてたってことね。
順 そーいうこと。そもそも、天文台って名目だけど、要はある程度以上の高さを持つ建物なら、何でもよかったらしいぜ。あと、見つけにくい敷地の端っこに建てられている理由は、学校がタルタル化するときに巻き込まれないようにするためだ。
ゆ なんか天文台を必死に調べてた男の子いたけど、今度会ったら諦めろって言ってあげなきゃね。
Q月光館学園の部活について、詳しく教えてください。
ゆ 確か部活の総数が、同好会まで含めると······60くらいあったはず。私は弓道部だけど、運動部はどこもなかなか強いと思うよ。ちょっとランクが下がる、途中で部員募集してたいくつかの運動部でも、部長やー部の選手だけなら、地区大会では上位に入るし全国大会に出る人もいるみたい。ただ、なんか別の学校にすんごいエリート選手がいて、その人にはどうしても勝てないみたいね。あ、あと層がイマイチ薄いから、団体戦ではちょっち弱いかもね。
チ 文化部の方はどうなの?
順 お、オレは帰宅部だから······。
ゆ しょーがないわね。あ、風花~、ちょっとおいでよ~。
山岸風花 (以下「風」) ん?どうしたの、ゆかりちゃん?
ゆ かくかくしかじかで、文化部の様子を聞きたいのよ。
風 うーん、うちの部が参考になるかどうかわからないけど······。私が入ってる部はね、部長がすごくのんびりした人だから、コンクールを目指した活動はしたことがないの。だから、対外成績はなしってことになるのかな?あ、でもこの前、顧問の先生がしつこく応募を勧めてきて、部長がなんと入選しました!えへへ、ちょっとすごいでしょ?
チ 運動部と文化部の······温度差がすごいわね。
順 いいんだよ、楽しけりゃな。
ゆ お一お一、帰宅部のくせにえっらそーに。
順 あいにくと、今は帰宅部じゃねえんだよな、これが。
風 え?順平くん部活入ったの?
順 よくぞ聞いてくれた!オレの部活は、チドリとスケッチ部だ!
チ ······走員のため新入部員は募集しておりません。あしからず。
順 くうぅ~、コミュ作成失敗。続編があれば、ぜひチドリコミュを!
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2023.4.17mon_nagano
「高校生日記」
僕の1日は母親のモーニングコールから始まる。
そして毎朝僕にこう告げる。
「高校3年生になったんだから自力で起きなさい」と。
「高校の間だけは甘えさせてくれ。」というのが正直な所だ。
そんな母も先日五十路を迎えた。
ありがとうの感謝を込め、僕から手紙と花束を贈った。
ボロボロに泣いていた。
本当にお母さんにはありがとうの気持ちでいっぱいです。
そんなこんなで、17歳の学校生活が始まる。
1時間目からだりぃだりぃと言いながら受ける授業。
男子高校生特有のじゃれあい。
一生懸命に目で追う好きな女の子。
1つの机をみんなで囲んで食べる母親の弁当。
わけもわからず選択した中国語。
そんな何気ない時間を仲間達と過ごすことが1番の青春な気がします。
もちろん掃除は真面目に取り組んでいます。
楽しい学校生活がおくれること。
おいしいお弁当が食べれること。
送り迎えをしてくれること。
これも全て当たり前のことではありません。
周りの方々がいるからこそ今の自分があると染み染み感じます。
本当に感謝でしかありません。
このような機会を与えてくださった愛さんにも心から感謝しています。
いつもありがとう。
-プロフィール-
蓮生
17歳
長野
高校生
@0acurd
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去年5月、北海道帯広市で、交際していた高校教諭の女性を殺害したなどの罪に問われた36歳の元同僚の裁判…1審の釧路地裁は女性の承諾があったとして求刑の半分、懲役6年6か月の判決で検察が控訴、21日午前、札幌高裁で控訴審が始まりましたが、わずか10分で即日結審しました。
片桐朱璃(しゅり)被告36歳は、帯広市の高校教諭だった去年5月30日、市内のパチンコ店の駐車場の車内で、北見市の教諭、宮田麻子さん(当時47歳)の首をシートベルトで締めて殺害した上、遺体を雑木林に埋めた殺人と死体遺棄の罪に問われています。
片桐被告と宮田さんは、同年3月までオホーツク地方の高校の同僚で、それぞれ妻、夫、子どもがいましたが、2018年から男と女の交際関係でした。
裁判員裁判だった1審の釧路地裁で、検察は「宮田さんは、自分と一緒に(片桐被告が)死ぬことを前提に承諾したが、被告人は死ぬつもりがないのに、あるように装って殺害した。自己保身のための身勝手な動機に酌量の余地はない」として、殺人罪などで懲役13年を求刑。
これに対し、片桐被告は「やったことについては、間違いありません。ですが、相手の同意があったと認識しています。この人から逃げるために、これが終わるために、逃げたい、死にたい、その一心でした」などと、承諾殺人を主張。
弁護人も、関係解消を拒まれ続けた末に「極限まで追い詰められて『もう、死ぬしかない』と口にした。万策尽き果てたことによる自然な思考や感情。追死を装ったわけではない。被害者の落ち度が大きい」としていました。
7月28日の判決公判で釧路地裁は、犯行の2か月ほど前の4月3日だけで宮田さんから666回の着信、宮田さんの要求に応じた現金700万円の支払いなどを事実として認定。
その上で「被告人において、被害者と死ぬつもりがなかったと認める一方で、被害者は被告人が生き残る可能性をわかっていながら、異を唱えることも抵抗することもなかったため、被告人の死は承諾の前提としない」などとして、被告側の主張する承諾殺人罪を適用し、懲役6年6か月を言い渡していました。
懲役6年6か月は、承諾殺人罪の上限の7年に迫るものの、求刑の懲役13年の半分…この判決を不服とし、検察が控訴。
21日午前、札幌高裁で始まった控訴審で、検察は1審と同様に殺人罪の適用を求めた上で、新たに宮田さんの夫や捜査報告書を作成した警察官の証人尋問などを求めたものの、全て却下され、控訴審は約10分で即日結審しました。
判決は、来年1月11日に言い渡されます。
<これまでに検察と被告・弁護側が明らかにした経緯など>
■検察
・2016年に同僚となった際、すでに片桐被告に妻、宮田さんには夫と2人の子ども
・2018年から交際「妻と離婚する」などとウソをついて、関係継続しながら解消も考える
・2021年、妻との間に子どもが生まれる
・2022年、帯広市の高校に異動、解消に向けて連絡避ける
・頻繁に宮田さんから連絡あり
・5月29日、顧問をしていた野球部の練習場を訪問される
・5月30日、高校に駐車していた車の中が荒らされ、隠していた住所知られる
・自宅前で待ち伏せされ、走行中の車内で妻と別れることを要求される
・関係解消も継続も不可能と考え、パチンコ店の駐車場で「もう、死ぬしかない」と伝える
・宮田さんが頷いたので「自分も死ぬのであれば、死ぬ気になった」と認識
・一緒に死ぬつもりがあるかのように装い、殺害することを決意
・後部座席に移動し、お互いの首にシートベルトを二重に巻き付ける
・自分だけゴム手袋はめる
・お互いに引っ張り合うも、およそ10分後、宮田さんだけ窒息死
・遺体を自分の車に移して出勤、授業や野球部の活動こなす
・雑木林に遺体を埋め、宮田さんのスマートフォンや車検証焼いて痕跡隠滅
・アダルトサイト閲覧
■被告・弁護側
・2018年、宮田さんから誘われて交際スタート
・2019年、関係解消望むも拒まれ、ヒステリー、50回を超える着信の日も
・別れるなら「700万円ある」と話した全財産を払えと要求され、まず、300万円払うも関係解消できず
・2022年4月、帯広市の高校に異動、住所は隠す
・4月3日だけで666回の着信、高校職員への電話も
・「押しかけられるのが嫌なら、金を払え」と要求され、残りの400万円支払う
・それでも宮田さんの態度変わらず、5月29日、野球部の練習場を訪問される
・仕事があると偽り、高校に車を止めて、タクシーで帰宅
・5月30日、高校に行くと、車内が荒らされていて、ワクチン接種券から隠していた住所知られる
・「あなたの家の前にいる。早く来たほうがいい」と連絡あり、自宅へ
・宮田さんの車の中で「(妻と)別れないなら、赤ちゃんと奥さんを殺す」と言われる
・「もう、死ぬしかない」と伝えると、2回頷いたので、同意があったと認識して殺害
・宮田さんを殺害後、自殺しようとしなかったのは「家族を思い浮かべ、一緒に暮らしたいと思ってしまったから」
交際していた高校教諭の女性殺害、36歳の元同僚の控訴審わずか10分で結審…666回の着信、700万円払っても別れられず「これが終わるために逃げたい、もう、死ぬしかない」承諾で1審判決は求刑の半分(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース
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愚女弁当
一昨日の寝る直前にLINEで娘から「Amazonのプレミアム会員だよね?ちょっと急いで買って欲しいのがあるんだけど...」との連絡。
そう高い物でもなかったので買っといてやると、昨日の夜に「取りに行く」との事。
慌てて夕飯やら支度しとくと、今度は「お弁当も欲しい」とか怒
しかも弁当箱は持ってきてないから、使い捨て容器でジタバタやる。
ま、休日なので時間はあるから手仕込みのハンバーグとオムライス。
しかしどこの男子高校生の弁当だ?という内容。
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2023 0109
明けましておめでとうございました
書くのは3年ぶりらしいです
なんと言うか、何も知らんとその話なって気まずくなるのが嫌やからあえてブログに書こうと決心したわけやけど、見てくれる人だけでも見てもらえたら。
ちょっと長くて重い話になるかなぁ
去年の年末から年始にかけて想定外の事が起きまして。
おかげさまで結婚して2年ちょい経って、そろそろ本格的に子供を考えようかということで事前に「ブライダルチェック」というものを受けました。
なんか感染症にかかってないかとかそんなことを調べるために、軽いノリというかそんな感じで受けたんやけど、、
そこで「男性不妊」と診断されて。
びっくりした。
え、オレ?!みたいな。
男性不妊は通り道が塞がって出てこないタイプとそもそも作られてないタイプとがあって、作られてないタイプはちょっとしんどいみたいで。
オレの場合は人より小さくてアレが作られない、生まれつきの先天性のものらしく、、
(肝っ玉は小さいと思ってたけど、こっちの玉も小さいとは思わんかったわ笑)
一昨日に3回目受けてそれ言われたんかな
2回目で、たぶんおらんと思うみたいなこと言われて原因分かってなかったけど、メンタル的に1番キツかった。
もう、描いていた夢、希望が全部閉ざされたようでな。
高校から「子どもの卒園式とか卒業式で泣くんが夢や」て言うてきたけど、なんてことない夢やと思てたし、結婚さえできりゃ普通に叶うと思ってたからな。
一昨日に関してはやっぱりな、いう感じで、オレはなってるんやけど周りが変に希望持ってるのが逆にキツくて。
そんなことあるはずない、医者の言い方がキツいだけ、、とか言われてもな。
オレもそう思いたいけど、受け入れたよ。
受け入れたけど、毎朝起きたときの無力感、心にぽっかり穴が空いた感じ、これは無くならんな。
オレは長生きするもんと勝手に思ってたけど、案外そうでも無いんかもなあ、と思ったり。
自分がはよ死んでまう運命なら、子ども産まれてきてもかわいそうやしな。そうやって無理矢理こじ付けんと納得できへんから。
今は奥さんが1番こたえてる時期。
そら自分は万全やのに、相手が原因でできへんのやから相当もどかしいと思う。オレよりショックは大きいやろう。
それだけに、自分ばっかり落ち込んでられへんと思って何とか元気だそうと頑張ったけど、年末までは自分自身立ち直れんかった。
謝っても謝り切れんもんな、ましてや生まれつきで。
不倫したんかいうくらい、最初は謝ったけど笑
手術して上手く行けば御の字やけど限りなく低いらしい。
となれば、これからは2人きりになるけど、奧さんの労働形態にゆとりを持たせてプライベートの時間を増やしながら充実させるか、
離婚して子どもを産むチャンスを奥さんに残してあげるか。
自分なりに考えた責任の取り方やけど、納得のいく選択を2人で考えて、、
どうなるか分からんけど、子どもが全てじゃないということは頭の片隅に置きながら、、
お互いがベストな人生を送れるように逆転のシナリオを模索したいと思います。
長文失礼いたしました。
まあ、寝れてるし、食えてるし
話題を避ける必要もないし、全然喋るけど
気まずくなるのだけは勘弁してほしいかな、、笑
元々運はない方やから、
まあそんなこともあるやろうと。笑
桑田佳祐の「平和の街」って歌が凄く沁みるのよ
この「平和の街」をテーマソングに希望の持てるライフプランを練り直します!
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2023年11月30日(木)
今日で11月が終わる。このところ朝晩の冷え込みが厳しくなってきたので、私の衣装も冬仕様だ。春・秋用の<襟巻ジバン>の上に冬用のボア付きを着てみると、これがポカポカと本当に暖かい。木曜日は昼には仕事を終えて退出、カレンダーをめくると残り1枚、最後の出勤は12/21(木)となる。他の予定は書き込んでいないが、週末はイベント続きで忙しい、さすがに<師走>というべきか。
4時30分起床。
日誌書く。
大丸にお節を発注する。
朝食。
弁当*2。
いつもなら朝食前に洗濯をするのだが、腰の痛みのせいかいつもと胃リズムが狂ってしまい、すっかり忘れていた。
プラゴミ、20L*1&45L*1。
ツレアイの職場経由で出勤する。
順調に到着する。
木曜日1限は<共生社会と人権>の11週目、冒頭に先日NHKで録画しておいた<よみがえる新日本紀行>を見せる。
最初のニュータウン 〜大阪・千里〜
初回放送日: 2023年11月18日
昭和54年、大阪・千里ニュータウンを訪ねた新日本紀行を再び!日本最初の巨大人工都市の暮らしを住民でもある漫才トリオ・かしまし娘の正司照枝さんがリポートしている。
番組から44年、千里ニュータウンではこの20年ほどで団地の建て替えやマンションの建設が進み、新たに住み始める若い世代も増えている。正司照枝さんは90歳のいまも元気いっぱい。新日本紀行当時と同じ家に住み、近くにいる妹の花江さんが届ける食事を楽しみにひとり暮らしをエンジョイ中だ。この街の良さは昔と変わらぬ静かな雰囲気だという照枝さん。今回も味のあるナレーションで千里への愛を語ってくれた。
その後、今日のテーマは<性的マイノリティーの人権>、時間が無いので<LGBT理解増進法>の成立経緯の���明を朝日新聞の記事の参考に、<BIG ISSUE>の<ジェンダーの生物学>の紹介し、最後に高校生のトランスジェンダーの生活を追った���ュース映像を見せて終了。後のコメントで正反対の意見があったのが面白い。
水曜日の入力問題のチェック。
来週の<情報機器の操作Ⅱ(11回目)>の内容チェック。
弁当を食べ、カレンダーをめくって退出する。
早い時間だが、今日も1号線の交通量が多い。
長男が使っていた室内こぎのバイク(何と言えば良いのかわからない)が壊れているので大型ゴミに出すことにした。今週からWebで申込を受け付けるとのことだが、初めてなので仮登録した後でセンターに電話して本登録という流れになる。完了すると、受付番号と集配場所の地図が送られてきた。12/4(月)回収、手数料は1,200円、10kgごとに値段が違うのだが、よくわからないので<30kg未満>でお願いしたのだ。
保健協議会の仕事、12/16(土)の<移動式拠点回収>のチラシを各組長さん宅まで配付する。
ファミリーマートで、大型ゴミチケット(400円*3)を購入する。
腰の痛みは大分よくなったのだが、姿勢が悪かったのか、今度は右の肩から首に掛けて痛みが出てきた。
冷蔵庫食材で夕飯準備、南アの赤ワインシリーズも3本目、今夜は<CABERNET SAUVIGNON>。
録画番組視聴。
サラメシ シーズン13
(25)まるごと群馬SP 豊かな自然と食 受け継ぎ守る人
初回放送日: 2023年11月23日
群馬県内各地の奥深~い仕事とランチをご紹介▽生産量日本一!だるまの産地、高崎市の工房をお弁当ハンターの阿部了さんが取材▽本州最大の湿原・尾瀬。貴重な植物を踏み荒らさないよう整備された木道。その修理、架け替えを担う人たちのパワーの源、山小屋で頂くチカラめし▽地元の子どもたちに大人気のレトロ遊園地。陰で支える副園長さんの秘めた思いとは?▽小麦の産地、群馬の新名物!高崎パスタ店の絶品まかない。
「落語研究会」のDVDから、「つぼ算」「住吉駕籠」桂米朝。60代前半、一番良い頃かもしれない。
3日ぶりの入浴、桶を持ったり頭を洗ったりする動作がやりづらい。
今月の血圧、けっこういい数字だった。
右肩に湿布を貼って貰う。
痛みが消えるまでは無理しないでおこう。
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