Storms make trees take deeper roots.
木々は嵐のおかげでより深く根を張ることができるのです
Dolly Rebecca Parton
ドリー・レベッカ・パートン
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赤猫 2023
oil on canvas 652×530㎜/F15
Chiharu KIHARA
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情熱をもってあなたの使命を愛せよ。それが人生の意味である。
Love your calling with passion, it is the meaning of your life.
Auguste Rodin
オーギュスト・ロダン
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いぬたで
季節の変化は圃場に植え付けた作物だけでなく、自生するさまざまな植物からも感じとれる。イヌタデは緑の葉だけの頃は目立たない雑草だが、涼しくなり赤い小さな実をたくさん着けるようになると一気に存在感を増す。
傾斜地1段目の圃場では夏季にウリ類を立体栽培していたが、収穫を終わってからはそのまま放置。忙しいというのもあるけど、猛暑下での作業は肉体的にキツイし、山に隣接する傾斜地の圃場は暑い時期アブやブヨが多く鬱陶しいので、晩秋や冬にじっくりと整備するのがいつものルーチンなのだ。今年も充分涼しくなったところで手を入れに向かったが、畝は見事なまでのイヌタデ天国になっていた(笑)。
好き放題伸びたその丈は1メートルにもなっている。イヌタデって小柄なイメージがあったけど、結構でかくなるのね(驚)。
畝の端から引き抜き始めたが、根っこも広くガッチリ張っていて筋力を消耗するので、途中から鋸鎌で株元を刈っていく方法に変えた。刈った物は畝の上に出来るだけ均等に広げて置いていく。茎は細いが繊維がしっかりして強いので、草マルチとしては適していると思う。
イヌタデが好んで生える土壌は酸性度が高いらしい。毎年この畝はそれなりに薪ストーブ灰を撒いているのだが、あの群生を見るともっとアルカリを投じた方が良いのだろうか?とりあえず気休めで草マルチの上から苦土石灰を撒いておく。急いでないし、混ぜ込まなくても何度か雨降れば徐々に土壌に染みこんでいくだろう(雑)。
一か月ほど経過。刈り置きしたイヌタデは葉こそ溶けて見あたらないが、茎はしっかり残っていい感じに畝の覆いなっている。中央部にスジ播きした裸大麦が発芽しているが、初夏に穂を収穫すれば残った麦藁がまた良い草マルチ資材になる。その後メインとなる夏野菜を定植し、その収穫後はまたイヌタデ天国になるのかな(大量に種も落ちているだろうし)?それとも他の雑草に置き換わるかな?ちなみに数年前はドクダミ地獄だったのよ。雑草の植生も土壌の変化や気象状況によって変わるだろうけどね。
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