Tumgik
01-08-m-n · 2 months
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2023年9月
1年記念日に合わせてデートをした。会えば会うほど離れるのがつらくて彼がよく泣くようになる。彼が 「1年経ったのにまだ1ヶ月分も会えてないよ」と大泣きしながら言ってきてはっとした。この1年でデートは8回しかできなかった。泣かないでと彼の涙を拭い続けることしかできなかった。
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01-08-m-n · 3 months
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一つ目は、「魔」を減らすということである。仕事をもっと頑張りたいとは思うが、遊ぶ時間や睡眠時間を削ったら、いつか恨み節になり、楽しそうな人が憎くなりそうな気がする。いや、私は絶対そうなる。だから、現状の手持ち時間をよくよく見直してみることにする。そうやって自分の一日の時間割を見直した時、「魔みたいな時間」がかなりあるのである。次のことに取り掛かりたいのに、どうしてもやりたくなくて、横になってスマホをダラダラ見たり、ただただ不安でぼんやりしている、何もしていない時間である。下手したら一日「魔」だったりする。厄介なのはダラダラしていても頭が焦っているわけで、のんびりできる時間とは全然違うところだ。今年はこの「魔」をできるだけ減らしていこうと思っている。
柚木麻子「2024年の二つの目標」
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01-08-m-n · 3 months
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なにかここに書こうと思ったことがあったのだと思い出そうとするが一向に思い出せない。なんてあなたが言ったんだっけ。両耳からはシャングリラ。橋本絵莉子の声。そういえばベボベがチャットモンチーとやったラストライブで、脱退したドラマーを呼んで最後にシャングリラをやって、橋本絵莉子が泣きながら大きい口を開けて歌っていた映像が忘れられない。
久しぶりです。青い月。あおい、と打つとわたしをいじめた人の名前へ変換されてまだ少しざわざわする。数えようとすればもう10年も前になるのだろう。余裕があるからここに来られたのか、余裕がないからここに来たのかそれは分からない。期末による課題だったり行きたいのかもよく分からない会社への就職活動だったり、砂漠の中のオアシスみたいな、そういう感じだ。
恋人と過ごして、常に希望だけしか見ていない訳ではない。全部が間違いだったのか疑うこと、何事もそうでしょう。だけどこれは現実になってきた証拠で、特別が現実にほとんど重なってきた。過ごすということの副次的なやつ。まあ、遠距離の最大の害はダイレクトに触れられないことによる気持ちの逓減だろう。人間は不安定だ、直ぐに忘れていく。ああ、そういうこともあったとまた記憶に触れていかないと思い出せないどころかその気持ちのなり方も忘れてしまう。どういう風に好きでいたんだっけとか。どういうところが好きだったんだっけ、じゃなくて、どうやって好きでいたんだっけ そうなるのが怖くて、杞憂だと思うけれど、たまに恋人との毎日を辿ることがある。よく分からなくなる。それ以上に怖いことってあるだろうか。覚えていたいからここに書くのか、ここに書いたから思い出せているのか分からないけど、エレベーターだったりホテルのライトだったり、私はそれをまだはっきりと思い出せている。大丈夫、大丈夫。残していれば、思い返せばいい。また会えたらいい。
(私はわたしという存在であり、こういう言い方をするのもどうかと思うが、)私はある人の特別になったのだから、もう青い月ではないのかもしれないと思ったが、ここは青い月だったわたしが作った場所だから、それでいい。月は誰のものでもない。あの頃に戻りたいと思わないという話を何度も書いているが、私の中にはここを作ったセーラー服を着たわたしがいて、戻るとかそういう話ではなく、ある時点までを生きていたわたしと、今のわたしがいるだけである。やりたいことはたくさんある。なにもしたくない時間もたくさんある。今年はもっと海を見たい、プールに泳ぎに行きたい、天気のいい日は外に出たい、動物に触れ合いたい、犬はもちろん良いけど馬とか牛とか。就活が終わったら髪を明るく染めたい。一生分。なにかに夢中になりたい。毎日のようにやりたいと思えることがほしい。早起きして一日を長くしたい。友達と過ごしてだりーと思いながら朝日を見たい。もう、ここから先は海。どこへだって行ける。(2024-1-25)
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01-08-m-n · 3 months
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昔、写真の友人に連れられて行った写真展、をやっていたお姉さんが、今回の写真展で「あなたの東京を教えてください」というフリースペースを設置していたみたいだ。東京は、冷酷になれる場所だと思う。泣かせて放ってきたあの男の人のことを未だに忘れないでいる。罪滅ぼしにずっと幸せでいて欲しいとずっと祈っている。東京は、人が光に集まる虫みたいに多いから、自分がやらなくたって誰かがやるような気がしてしまう。自分が選ばなくたって選んでくれる人はたくさんいるでしょうと冷酷に突き放せる。そんな場所。(書いたのいつだったか忘れた、23年の初冬かな)
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01-08-m-n · 7 months
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レオくんが亡くなりました。15歳と9ヶ月。思い出せないくらい一緒だった。一緒に散歩してた庭のコスモスと猫じゃらしを摘んできた。ポピーは咲いてなかった。
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01-08-m-n · 8 months
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今日は月が大きく見える。だんだんと秋になって夏が終わっているのだと感じた。8月29日。日が昇って空が青くなり始めるまで大学の友人3人とカラオケにいた。解散してひとりになって、爽やかでキラキラした青い空を見ながら6時発の電車で帰った。家でシャワーを浴びるとタイルを赤黒い血が流れていった。ベッドに着いても眠れなくて、恋人に何件かラインをする。寂しいのかわからないけど涙が出てきた。今日であの日から1年だなとずっと思っていた。1年前の8月28日の、お母さんと出かけた時の動画を見てしんどくなった。後悔とかではなく申し訳なさみたいな気持ち。勝手に顔変えてごめんね。みたいな。あの時は勝手すぎた。でも誰も隣にいなかったんだもん。逃げるためにひとりで走るしかなかったんだもん。自分でも昔の顔を忘れつつある。
1年前の今日に生きるためにやった。嘘じゃない崩れない顔で好きな恋人に会いに行きたかった。人ととなりで寝るには無防備にならなきゃいけないでしょ。人の前で俯くことすらできない私ができるわけなかった。はじめて広すぎるキングベッドで寝た。起きるともう日が昇っていて、大きな窓のひかりで影になっている君がいた。(2023-08-29)
久しぶり。久しぶりだね。書くのも読むのもできなくてさ。8月31日はスーパーブルームーンだったね。知らなかったけどなんだか明るくて見上げていた。誕生日に恋人が教えてくれたダーツをした帰りだった。 9月になった日は一気に涼しかった。スーツを着て就活三昧。その分アルバイトがめちゃくちゃ楽しく思える。振り返ると七夕の頃から書けていない。誕生日も誕生日の恋人とのデートもあったのに書けていなかった。花火大会にも行った。私が好きなサマーウォーズの再上映も一緒に見た。サマーウォーズがあんなに手を繋ぐことを描いた映画だって初めて気付いた。手を繋ぐ人ができたからだろうか。
誕生日が終わる瞬間、眠ってしまった恋人の胸に耳を預けていた。彼が生きていることが貴くて、ひたすらに泣いた。鳴るというより落ちていくような音が一定に消えていって、いつか止まってしまうのが怖かった。よわくないのに、ふと軽くなっていく感じがして、ずっといなくならないでほしいと思った。Tシャツについた染みが乾くまで彼は起きなかった。21歳になったんだなとその時に思った。
君の胸に耳を澄ますと拍動の讃美歌が響いている初冬
これは去年の冬の歌会に出さなかった歌。
「分かってもらえないことを分かってあげたいし、分かってあげれないことを分かって欲しい」 ジェットコースター/TELLECHO 新潟のバンド 最近は体力がなくてライブに行けていないんだけど久しぶりに行きたいな。次のデートの時に駅前で音楽が聴けそう。恋人とのライブは既にひとつ決まっている。
明日からも連日就活。昨日は大学の俳句・短歌サークルでバーベキューと花火だった。大学の裏の海で。丁度花火大会の日だったから打ち上げ花火も記念みたいに上がってた。手持ち花火は何年ぶりか分からないくらい久しぶりにやった。綺麗だった。でも夕日が沈んでいく海と空の方が好きだった。波はだんだんと暗い浅葱色になっていた。(2023-09-03)
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01-08-m-n · 10 months
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下書き見返したら出してないこれ良かったから出しておく。(2023-07-14)
昨日落としきらなかった化粧と浮腫んだ顔が逆にマッチして意外と良い、おくれ毛の出方が天才的である。90分の授業のために2時間かけて通うことに疑問を感じたので「休講になった」としてずっとベッドとこたつの中にいました。彼氏にだけ本当のことを言いました。
天気予報で「雪が降るかもしれません」と映し出される日本地図に、君が住む街の名前がピン留めされていて誰にもバレないようにひとりにやついた。自分の住む町との距離はこれくらいなんだと目だけで距離を測って、雪に降られる君もどうしようもなく好きだなあと想像していた。
君を理由に逃げているのかもしれないと思った。私がダメでも君はそれでいいんだよって言ってくれるだろうなんて思ってしまっている。君を免罪符にして大丈夫大丈夫って誤魔化し続けている。(2022-12-05)
夜更かししてしまったのは想定外だったがどうにか布団から這い出してあたたかすぎる服装をした。その瞬間にさっきまで寒そうだった外に日が差して「いつもこうだなあ」と上手くいかない人生に納得をした。赤黒い血が流れ出ているので気分を上げるために履きたかったショートブーツを履くのをやめた。好きなロングスカートを履くのをやめた。電車に乗るとドバドバと血腥い匂いがして、周りの人がマスクを直す仕草が嫌に目に付いた。最近の人疲れは朝の電車から来ているものなんだろうなあと思った。ギリギリのところで生きてる。 さっきからこれ以降に課題について思ったこととか夜更かしした理由とか書こうとしたのに書いては消してでこの文章も消しそうになっていて全然頭が回っていない。あたまをまたあと打ってしまう程でもう疲れてしまった。今日中にやらなきゃいけない課題、履歴書と面接、明後日の提出期限とテスト、プログラム読みの確認、企画ミーティングの準備。考えれば考えるほど倒れそうになるので今はただ血が流れないようにすることだけに集中しようと思います。(2022-12-06)
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01-08-m-n · 10 months
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「誑かされるっていい言葉よな。私誑かす、って言葉書くたびにテンション上がんねん。多分私、誑かされるのが好きやねん。騙されるよりも甘くて、欺かれるよりも怪しいやん。できるだけ多くのものに誑かされて人生を全うしたいって思うんよ」
金原ひとみ「デクリネゾン」(集英社 2022)
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01-08-m-n · 10 months
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七夕
あー終わっていくな、と思っていたら七夕が終わっていた。0時になれば呆気なく何もなかった日になる、し、誰もそんなこと気にさえしていないことが、どうしようもないくらい、無力だと思わせた。
自分が特別だとか思うフェーズはとうに過ぎた。というか、特別だと思いすぎているフェーズは過ぎた。正直、自分しか信じてない。自分が全部選んできた。誰に聞きたいとかないし聞くまでもない。高校の時好きだった先輩が言ってた「正解は自分が正解にするんだよ」って、本当だった。だからあなたが好きだった。全部正解だって思ってる。何回も言うけど、今が1番ってずっと思ってる。「いつに戻りたい?」とか、「高校生の頃に戻りたい」とか、愚問でしかない。今の自分のままがいい。戻らなくていい。あの気持ち悪い私もその気持ち悪い私も全部必要だった。やり直したいとか思わない。やり直したいことなんてない。やり直すとするならそれは私をやめるってこと。私はもう二度と、絶対、永遠に、消えるってこと。それしかない。自分の恋愛を友達に見てもらって意見を聞くとか、そんなん自分の人生の判断を他人に委ねてるだけでしかない。正直馬鹿みたいだって思った。でも、その子のこと好きだから、馬鹿みたいじゃなくて、ほんと馬鹿だなあって思ってる。馬鹿でどうしようもなくてかわいい。本当はもう決まってるでしょ、やりたいことも、やらないと自分が死んじゃうことも。その男が好きなら誰に何を言われたってそれでいいじゃん。人に止められることだっていいじゃん。自分がしたいならそれでいいじゃん。それで失敗したって自分のやりたかったことじゃん。どうしてそこでああすればよかったとかこれが正解じゃなかったって思うの?正解だよ、自分が選んだことなんだから正解だよ、正解が間違ってたってだけだよ、正解が辛かったってだけだよ。それでしかないよ。
私は、自分しか信じてない。自分の人生を最強にするために生きてる。でも、自分の人生を最強にするために、幸せにしたい人がいる。ただそれだけ。自分が最強の人生を送るためには、大好きな恋人の人生を最高にしてあげるの。恋人が死ぬまで笑ってられて、死ぬ時に青ちゃんといられてよかったって言えるようにするの。それが、私の人生を最強にするひとつのノルマ。あとは、死ぬ時にこの子育ては失敗じゃなかったって母親に思って欲しい。父親が上手く父親出来なかった分もがいてくれたと思うから。自分には選んだ責任があるんだって言ってたから。あの父親を選んで正解だったんだって、これでよかったんだって思って欲しい。全部全部私のエゴ。そうだよ。だって、私の人生を最強にするためだから。私の人生は私が決めるから。私が幸せにしたい人を勝手に幸せにして、私は勝手に幸せになるんだ。読みたかったおやすみプンプンやっと読んだけど、思っていたより苦しくなかったし好きでもなかった。もっと千切れるような生身の苦しみと向き合ってきたから。チェンソーマンも思っていたよりなんともなくてあーあって思ってた、その時と同じ気持ち。自分は人とは違うとかそういうんじゃない、そういうのがダサいのもちゃんと知ってる。でも本当にそうだっただけ。知ってることが書いてある、そう思った。だから、答え合わせとしてここに感想を書いてる。書いてる時点で思うことがあるんだけどね。全く響かなかったとは言ってない、期待しすぎただけ、もう既に痛すぎるから、痛いって思わなかっただけ。ただ、それだけ。
既読がついて、恋人と同じ瞬間で連絡をしていると、繋がってるんだって思う。このスマホと君のスマホが奇跡みたいに繋がってて、私と君も奇跡みたいに繋がってるって思う。そう言ったら、スマホ触れない時は空でも見てくださいって言われた。そうだね。たぶんおんなじ空だよ。(2023-07-09)
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01-08-m-n · 10 months
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君が辛いことから逃げたかった日を、君が見ないふりをしたかったことに向き合わされた日を、そういう日に縋るように聴いていた曲を、全部抱えていたいと思った
結婚式では何を流そうか?この前、クリープハイプの「一生に一度愛してるよ」を流したって話を読んで、いいなって思ったの。電気グルーヴの「虹」をかけたって話も読んだから、聴いてみたよ。君もいつかこうやってはじめてこの曲を聴いたんだね。このまま授業を受けて課題を出してゼミの発表をして期末課題を終わらせて8月になってまた歳をとって君と花火を見て1年記念日を迎えてその次には君がまた歳をとって
あと1ヶ月もないうちに20歳を卒業する、いろいろ先のことを考えるとヘトヘトになるから、目の前のことを少しずつやっていく。まずは来週のゼミの発表レジュメをつくろうかな、主専攻じゃないしフレンドリーで厳しくない先生だから楽しんでしっかりやってる。いちばん好きな太宰の燈籠をやるんだ〜〜。あと期限はまだ先だから焦ってはないけど証明写真撮りに行かないと。色々既に疲れたけどエントリーシートの基盤を作れたから少し気が楽。ちょっとずつ改編すればいい。それが終わったらなんとなく��期末レポートの準備がしたい。最近脳内が煩雑で疲れるのは部屋の掃除ができてないからかなーとか理由にしてる。理由にすることって大事、だってそれが片付けば本当に解決したように思えるから。真実かどうかは神様しか知らないし。自分が本当だって思えればそれで十分。ポストカードも栞も飾りたいものいっぱいある、キラキラした思い出を並べていく。
1人、授業にずっと来てない子がいる。LINEをしたけどずっと既読がつかない。共通の友人にもLINEをしてもらったけどダメだった。心配だから学校に相談したけどもうこれ以上できることがない。暑いから、気をつけていて欲しいなと思う。
朝の電車、知らない男の人の汗の匂いがする。見てくる男の人の視線が怖くなくなったことにもすこしだけ整形の価値を感じる、女の人は今でも怖い。最近ずっと頭がスッキリしないから1人でカラオケに行った。歌は好きだけどカラオケは上手くない、てことは下手ってことかなー、歌上手くなりたいね、下手ではないと思うんだけどなー。先日解散したBISHの曲と出会った頃に彼氏が送ってくれたプレイリストから何曲かと彼氏の好きな曲。30分延長して思い出のいわゆる邦ロックを歌ってみる、アボカドとか幻とか。ボーイフレンド、スローモーション、君という花、踊り子、プロミスザスター、23号室を出ると上擦った「新時代」が聴こえてきた。自動精算機の使い方が分からない老夫婦を背の高い男子高校生が助けていてちょっと嬉しい。精算が終わったはずの精算機がピーピーなっていると思ったらお釣りがそのままだった。おばあさんに忘れてますよって声をかけた。748円あれば夫婦の1食分になるよ。(2023-07-04)
証明写真撮った。朝起きたとき久しぶりによく寝た感じがした。好きだった子に軽く失望したことがずっと刺さってる。嫌いとかじゃない、失望してる。嫌いな訳じゃないからなかったことにしようと思ったけどできないし、別にしてあげなくてもいいって思ってる。こっちに信じさせてた信念を忘れたみたいな顔してみんなを困らせてたから。時が経てば私が忘れるだろうけど。正直あんまり会いたくないしどうやって話したらいいのか分からない、でもあなたがしたことだからね。(2023-07-05)
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01-08-m-n · 11 months
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キスをしすぎると、キスの特別な価値みたいなものがなくなるんじゃないかと思った。「好きだった人に言われたずっと忘れてない言葉」みたいな、そういうキラキラした衝撃的な瞬間をこれからも君につくってあげられるのだろうかと思った。いつまでも、君の最高の女の子でいたいと思った。
彼氏が充電してくれたモバイルバッテリーが、それだけで宝物みたいに見えた。彼が入れてくれた電気が尊いものに思えて、一生使わないでおこうと誓いみたいに思った。旅行3日目に日が変わった深夜1時半頃、彼が買わせてくれた大きなぬいぐるみを抱きながら君を見ていた。ふかふかのベッドに横たわりながら、ぬいぐるみと君のパーカーを抱えていた。わたしのスマートフォンの充電がなくならないように、わたしのモバイルバッテリーを君が充電してくれた。君がやさしく充電機を差す姿がスタンドライトの逆光で影になって、描くことのはじまりって、愛する人の影をなぞったことなんだよって言いたくなった。君をなぞってずっと忘れないようにしたいって思った。何回も何回も君を反復して、擦り切れるくらいに思い出したら、生まれ変わっても覚えていられるだろうかって思った。
はじめて日焼け止めを塗り始めた5月1日がもう1か月前になろうとしています。お久しぶりです。青い月はいつだって燦然と眠って光っています。先日、恋人と2泊3日の旅行をしてきました。会えるのは2ヶ月ぶりでした。やっぱり、この人と一緒にいたいと思いました。付き合った日に彼が送ってくれた、俺の余生あげるから君の余生を幸せにさせてよって言葉が永遠に忘れられないでいます。
デートする度にここに書くのは、忘れたくないからです。一瞬一瞬を思い出せたら、永遠に忘れないかもしれないって思えるからです。
通勤で混んでいる新幹線で運良く2人席が空いていて、彼が乗る駅まで隣に誰も座らないように小さな抵抗をしてみた。彼が乗る駅に停りそうになって、ゆっくり流れる景色から君を探してみたけど見つからなくて気持ちいい不安があった。着いて5秒後くらいで会えて、いつもの恋人だと思った。大好きで嬉しくて、よくわからないくらい安心する。新幹線だから手は握らなかったけど、ずっと触れてる肩が嬉しかった。
ホテルに近い改札口をふたりで探した。ホテルまでは少し遠かったけど、冒険しているみたいだった。真っ直ぐな通りの先にはスカイツリーが見えた。その日はたくさん歩いてたくさん見てたくさん考えたけど、彼が一度も疲れたとか嫌だとか言わなかったことがすごくうれしかった。この人となら大変なことでも一緒に歩いていけるんじゃないかって、些細なことだけど。ホテルまでの帰り道からはライトアップされた紫色のスカイツリーが見えた。ライトアップの意味を調べて読み上げたけど、彼氏が眠そうでかわいかった。確か「雅」っていうライトアップだった。ふたりとも22時くらいにはきっと眠っていた。たまに目を覚ますとふとんに埋もれている彼がいて愛おしかった。ふとんをひっぱると、んーと唸りながら私に3分の1くらい渡してくれるのがかわいくて。目が覚めると朝の5時30分で、部屋に射す朝日が綺麗だった。君がくれたステンドグラスみたいな栞がキラキラ輝いて綺麗だった。うとうとしながら横になっている彼を見ながらお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。幸せだって思った。そういえば、フルーツティーを飲んだ後にキスしたら甘いって言ってたね。微睡んだ君の隙間から2つの水滴が垂れているのを見て、指でなぞった。わたしだけの秘密って思って、それを口にいれた。君はここにいるって思った。
ホテルを出てほとんど夏みたいな爽やかな空の下をキャリーケースを引きながら歩いた。街の看板や建物を見ながら君となんでもないことを話すのが楽しかった。駅のロッカーを探し回って、エレベーターを待っている時に君に日焼け止めを塗ってあげる。外でも首や顔に触れて家族みたいだなーって思った。自分がしてもらってたように自分もこうして人にしていくんだなって思った。少しだけ顔が白くなった君がかわいかったな。ケ��な私がロッカーにキャリーケースを2台とも無理矢理入れたら取り出せなくなって君の手を煩わせてしょんぼりした。自分っていやな人間だなーと思ったけど君が仕方ないねって笑ってくれて大丈夫になった、やさしくてあったかくてずっと一緒にいたいって思った。メンチカツとかアイスとかふたりでおいしいねって分け合えるのがうれしい。おみくじを引いて当たっててうわーってなったり浅草寺の煙が目に直撃して泣いたりお参りしたりした。彼がちゃんと祈ってる後ろでそれを叶えてくださいってちゃっかり手を合わせた。
最果タヒのグッズを買いに紀伊國屋書店本店に行ったりサンシャイン水族館で毒を持った生き物を見たりして、外に出たらもう空が真っ黒だった。風が強く吹くサンシャインシティの広場で彼と手を繋いでひとりじめしてるみたいに歩いた。ベンチでキスをしてるカップルの近くのベンチに座って、そこから見える光る塔が何なのかふたりで必死に調べた、今思うとなんでそんなこと?と思うけど楽しかったなあ、結局専門学校の偽物スカイツリーだったね。ふたり手を繋いで風に吹かれながら暗い空を見上げてた。星なんて見えなかったけど、灰色と藍色を混ぜたみたいな空に電飾が反射してもやがかかったみたいに見えていた。人混みの中を急いで歩いたけど乗ろうとしていた電車に間に合わなくて2マスもどる。
2時間くらいかかる電車に乗って次の場所へ。ぬいぐるみを掴みながら、イヤホンを片方ずつつけながらお笑いのショーレースを見た。吐いてる人がいたり電車を降りてお水を買ってきてくれる人がいたりなんとなく忙しい時間だった。 ホテルについて夜中までやっているアイス屋さんへ行くと長蛇の列。若者が多くてびっくりした。彼の好きなラーメン屋へ行って深夜1時に中盛りという名の大盛りのまぜそばを食べた。おいしかったね、わたしは眠すぎて食べながら眠りそうでしたけど。お酒を買ってもらったのにホテルに帰るとすぐ就寝。ほんとうにありがたい恋人。翌朝シャワーを浴びて彼にバトンタッチすると時間が足りないことに気付く。ゆっくりしたかったからフロントに電話して1時間延長、支度が大体終わったあとまだ終わらないでしょみたいな感じになってもう1時間延長。この1時間がなかったら帰るのが惜しいくらいだったと思う、会えているときくらい君に触れていたいよ
この日は急遽彼の友人とバーベキュー。正直めちゃくちゃドキドキした。めちゃくちゃかわいい彼女って思われたいじゃん。それが彼を立てることにつながる?みたいな私の筋の通らない理論。駅まで彼の友人が迎えに来てくれてわーってなった(表せない感情)。車がお兄ちゃんがこの前買った車でこの年代の人ってみんなこれ乗るのかな?とか思った。そういえばお母さんがこの車見ると毎回遊んでそうな若い男の人が乗ってて助手席に女がいるって言ってた。うちのお母さん調べ。友達と話してる彼氏を見るのが変な感じだった。嬉しすぎてtwitterにも書いたけど、彼氏の音楽の趣味が良いのは勿論で、彼氏の友達も音楽の趣味が良いのたまらんすぎた。3人で乗ってた車でボーイズ・オン・ザ・ラン流れてたの一生忘れないと思う、ほんとに。酔った彼氏が友達とアジカン歌ってたのも音だけ覚えてる、私も酔ってたから音だけ。それからふたりとも記憶がないままなんか電車に乗っててなんか駅にいてなんかトイレに行ってなんかベンチで介抱してなんか母親を怖がって急いで電車で戻って結局新幹線遅らせて酔いが覚めた彼に飲み物買ってもらってマックで爆泣きした。「君が笑っていられるように頑張らなきゃな」 みたいなことを言われてこの人が救ってくれるんじゃないかって思った。 前ここにも書いたかな?女子高生のわたしのインスタの裏垢に書いたの。 「君の生きる場所はここじゃないと 君が手を引いてくれ」 ずっと忘れてないわたしが書いた言葉。久しぶりに開いたけど綺麗で儚くてさいこうだった。なきそう。非公開から解放したのであなたもあの日のわたしのこと忘れないでいて。
違うことで着地しちゃったけどパラシュートじゃなくて君から借りたパーカーが風でふくらんで運ばれたっていいよね。この人がいいってもっと強く深く思う数日間でした。いつまでも幸せでいて。ここまで読んでくれてありがとう。もう君も目撃者だよ。
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01-08-m-n · 11 months
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紙の小説を作りましたので販売します
作品として気に入ったものができあがったので紙の本で手元に残したいと思い制作しました。 結果枚数が多すぎて高級文庫本が爆誕したため、買ってくれた方には感謝を込めてフリーペーパーをおまけでつけます。 小説の書き方をわたしなりにちょっぴし解説しました。
青春は甘酸っぱくてきらきらしてる……みたいなイメージは知っての通り嘘八百で、実際のところは痛くて、ダサくて、いたたまれなくて、気まずい瞬間の詰め合わせなんだと思います。
それなのに、積み重なった日々をこわごわ振り返った時、あんなにも光っていてどうしようもなく愛おしく思えるのはなぜなんでしょうね。
東北、宮城、仙台市で繰り広げられる8人のキャンパスライフをロンド形式で綴った連作短編集です。
夜行バスで好きな人に会いに行く仙台になじめていない女の子、振られた相手と「友だち」になった男の子、ちょっぴり苦手な知人がミスコンに出場することになって応援する羽目になった女の子、器用でなんでもできるけどやりたいことを探している男の子、親の呪縛に苦しんで彼氏に内緒でスナック勤務を始める女の子、就活で苦しむ元ミスコン出場者の女の子、4年間同じ女の子に失恋し続ける男の子。かつて好きだった女の子の影を探し続けるレズビアンの女の子。
大学生ってこんな雰囲気でこんな空気で、こんな奴いたいた~!!こんなこと確かに思ってた~!!と懐かしさと恥ずかしさでのたうちまわりたくなるような話をぶち込みまくって仕上げました。
仙台で過ごしたことがある方もない方も楽しめますように。
https://note.com/ennlol/n/n3fe965f34ca6
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01-08-m-n · 1 year
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昨日、応援している俳優が夏の月9でW主演を張ることが公開され、その時思ったことを書く。私は中学2年生の頃、2016年7月19日(火)10時〜、その俳優が猟奇的に凍結殺人犯を演じる姿に惹かれた、強烈な衝撃だった。流れるエンドロールから知っている俳優の名前を除いていくと、彼の名前だけが残った。それから一番の売れっ子とはいかないが、若手俳優が勢揃いした映画に出演したり、今もしていたり、着実に人気をつける姿を細々と応援している。彼の1st写真集では、今抱かれている一般のイメージとは違う、繊細で、壊れそうで、儚い彼を見ることができる。私は、男らしくさっぱりとしていて力強い彼よりも、その裏に繊細さがしっかりと息をしていて、どこか儚い彼に強く惹かれているのだ。映画『破戒』で彼をキャスティングした監督が、彼の奥に限りなく存在する美しさについてコメントしていてかなり嬉しかった。本題に移るが、私は上記のようにこの俳優のことが好きである。だが、それは「推し」という言葉にはそぐわないと自分で感じる。私は彼のファンであって、彼は私の推しではない。一般的な人たちは、「推し」に対して多くの時間とお金をかける。推しが出ているテレビや作品は絶対に見逃さず、推しのグッズは必ず買う。「推し」と称するのに年々高いハードルが設定されている気がする。私はこの俳優が出ているテレビ番組を見ないこともあるし、YouTubeで公開されている映像などはほとんど見ない。ゲーム実況ばかり見ている。彼が出演している作品もあまり見ていない、ファンとしては見ていなさすぎと言えるくらいに見ていないかもしれない。だが、私は彼のことが好きで、他の俳優とは違う特別な感情を持っている。一時的に再熱し、写真集を見返したり彼のInstagramを最初まで遡ったりYouTubeにあげられたメイキング映像やインタビュー映像を見ることもあるが、彼の彫像を常に頭のどこかに置いていることはない。この時思うことは、私は「執着のような感情が薄い」のではないかということである。いや、私は気持ち悪いくらい恋人や好きな友人にバカデカ感情を持っているし、絶対に嫌われたくないというかなりの執着を持っている。それなのになぜ「執着が薄い」と言ったかと言うと、このツイートを見たからである。『ネガティブにならないご機嫌な女よりネガティブ感情を対処できる女になりたい。寂しい辛い不安っていうネガティブ感情を「重い女に思われたくないから」と抑え込んで機嫌いい女装っちゃうと結局なんでもない日の深夜帯にいきなり感情爆発して大泣きして思ってない事まで言って全部全部ダメになる』、これである。ネガティブな感情を対処できるのは(女というより)人間にとって素晴らしい能力であるので共感するが、「寂しい辛い不安」ってそんなになる????????え????? 1.2回寂しくなったこともあったがそれは恋人と私が遠距離恋愛をしていて会えないからであるし、不安になる時は何か原因があるときで、自分は不安になるよりも腹が立つ性である。恋人が毎日伝えてくれているから私がこの状態なのかもしれないが、もし恋人の愛情表現が今よりも減ったとしてもそこまで寂しくなったり不安になったりしないと思う。友人に「絶対に遠距離恋愛とか無理。会えないの無理だもん。」と言われたことがあるが、多分私は人よりもその耐性が強い気がする。一人でいるのが得意……というか、いや。そうなると繋がってくる。「推し」がいる人は「推し」に寄りかかっているのではないかと。実際「推し」を生きがいや支えにしている人は多くいる。それを踏まえて自分を見つめてみると、私は、他人を自分の生きがいにする気などただひたすらにない。自分の人生は自分が生きることが生きがいである。ちょっと何言ってるのかわかんなくなってきたので終了。なんかみんなみたいにずっと好きーーー!ってなれるものがなかったな〜〜〜と思って。友達とか恋人とか場所とか街とかはずっと好きだけど近くにいない人に夢中になることがあんまりないのかも。(2023-05-18)
なんか言いたくなったから言っておくけど、私はどれだけ幸せな環境にあったって、自分がしんどかったことを忘れないでいたいと思ってるよ。もし、色んなことが上手くいっても過去の泣いてた私はそのままだし、自分の悲しみに寄り添ってくれた、同じ悲しみを持っている人を置いて幸せになりたくない、エゴだけど。エゴだから上手く伝わんないかもしれないけど。今喜ばせてくれる人にはありがとうだし、でも苦しかったことを忘れないでいたい。自分が楽しいからみんなも楽しいでオーケーにはしたくない。だから、周りの人が苦しんでる時に自分は楽しんでいるのいやだなって思う。他人気にせず楽しむべきっていうのもわかるけど、私は私が死にたい時、周りの近しい人が生きるの楽しんでたらもっと死にたくなるから。そういうのをずっと忘れないでいたい。
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01-08-m-n · 1 year
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クソみたいな父親に嫌がらせをされても、自分って最高だから大丈夫って信じてる。今日は夏日だから、思い切って買ったミニスカートを履いた。おばあちゃんが可愛いねって言ってくれてうれしかった。恋人がいなくなるんじゃないかと思って寝付けない日があった。眠るまで名前を呼んでくれた恋人が一緒じゃないってわかってる、袖を捲ると自分の静脈が青く浮かんでる、でもあんまり上手に信じられない、きっと一生そう。安いシルバーの指輪は錆びて銅色になった。ごめんね。こうやって生まれて生きてきたから、逃げられることはない気がする。嫌な気持ちになって時間が過ぎて時間がなくて焦って駅まで走ったら脚の後ろを汗が一滴すーって流れていった。いつになったら許されるんだろうと思った。 でも逃げたい訳じゃない、今は怨んでる気持ちの方が強い。善い気持ちじゃないってわかってる。 今日も背筋を伸ばして風を切って歩く、辛い日は自分が神様だって思ってもいい。(2023-04-20)
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01-08-m-n · 1 year
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久しぶりに、少年あああああの歌を聴いた。この人の表出するさみしさとかかなしさってあったかくてでもすぐ消えそうで不思議だなと思った。
先週の土曜日に嫌なことがあって、大丈夫なつもりだったけど大丈夫じゃなかった。つらいことを言えないのって認識したくないからだよな〜、見て見ぬふり的に抑圧して大丈夫って自分に思わせてて、その問題を口に出すと実は大丈夫じゃなかったって気付かなきゃいけなくなるから言えないんだろうな、でもそうすると出てこないように永遠に押し込んでなきゃいけなくなる。人からはそんなことでって思われるのかな、仲良くなって信頼しようとした友達にコンプレックスの根源みたいなものを話したら軽く笑って流されたのがいつまでも忘れられない。娘を蔑ろにする親ってなんなの 親を恨むと自分を恨んでいることにもなるから許さないといけないとかこの前聞いたけどずっと許そうと思ってたのにこの仕打ちはもう無理だと思った。恋人にも友達にも絶対に会わせたくない、人としてもう無理だなと思った。 電車でスマホを見ながらこうやって文章をうつと、人の足が何本も見える。コンバース風のスニーカーを履いた人が何人かいるけど、どれも恋人のじゃなくて、当たり前なんだけど、真っ暗な闇の中を空気を掻きながら歩いて戸惑っている気がした。夜中に泣きすぎてダウンタイム中みたいに瞼が腫れている、ずっと大好きだよと言ってくれる言葉を上手く受け取れないのがつらい、その意味もわかってるし受け取ろうとしてるしその言葉を置く場所だってあるのにその空間に嫌なことが浮いていて邪魔をしている。グローブで泥を掴んでいるからボールは掴めない。早くいなくなりたいなー。
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01-08-m-n · 1 year
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何か忘れたものがある訳でも、忘れているものがない訳でもなかった。何かを忘れたような漠然とした不安に包まれながら図書館を出た。つい先日のデートで彼からもらった本は、もうすぐ半分というところまで読み終えた。
恋人、いわゆる彼氏と付き合って半年が経った。新潟の街のどこを歩いても彼が浮かんでくるくらいには思い出が増えた。少し早めに咲いた桜の下で写真を撮りあった。動画を回していつもみたいな会話をした。きっと、ずっとこのことを思い出すだろうなと思った。高価な何かだとか、特別な何かもいいけれど、こういうあたたかい瞬間が、いちばん私にとって嬉しいと思った。中学生の時のカップルが増える時期に知った、付き合って何日かを教えてくれるアプリを入れている。もちろんあの頃とは違うおしゃれなやつ。記念日やデートの日を設定すると、その日の写真を写真フォルダから持ってきてすぐ見られるようにしてくれる。彼に見せると泣いちゃう〜〜と言いながら全然見られていなくて面白かった。すぐ泣く君を見ていると、こっちも水分がなくなっているように感じる。これからどれだけカラカラになるか楽しみだね、 嬉しい方の涙でね。
祖母と愛犬と桜を見にドライブをした。2年前にも同じことをした。家の前の桜は満開だったけど、見に行った桜はまだ半分くらいしか咲いていなかった。 愛犬は少し歩くと疲れたようにぐったりとしていた。自分たちが連れ出したせいで死んでしまったらどうしようと少し思うほどだった。自分が責められることを愛犬が死ぬことと同じくらい不安に思っている気がして、なんとなく嫌な気持ちがした。自分は近しい人がいなくなった経験がなくて、1番近いのは母方の祖父。父方に祖父はいない。2歳くらいの頃に亡くなって、お葬式の時に母親に抱かれながら棺桶に花を1輪入れたことだけ覚えている。 ついこの前冬囲いを撤去しに庭屋さんが来た。祖父が生まれた時に植えたと言う大きい松の木がどのくらい前からか枯れていて、私が家に帰る頃には切株と輪切りにされた1枚の板だけになっていた。なんか怖いから塩撒いてきてよと母親に言われ、そうだねと、それをした祖母はどんな気持ちだったんだろうかと今になって思う。私だったら幽霊でもなんでもいいからいなくならないでほしいと思うだろうな。(2023-03-30)
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01-08-m-n · 1 year
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なんかめちゃくちゃ現実的なことばっかり考えていて疲れるーーーー現実的っていうか現実、的をつけて曖昧にしてんのアホやろ、ちゃんと目の前のこと見ろですよね。風避けのために立っている場所が丁度人感センサーに触れてずっと鳥が鳴いている。そろそろ疲れただろうし鳴くのもストップしてほしい。卒業式の手伝いをしてあと2年で卒業だとか他の子が1年生の3月からインターンに行ってただとかそういう話はいらないし自分だって考えてはいるのに勝手に上振れの人たちの話をしないでくれよと思った。生ぬるいプールの中で泳いでいてすみませんと思ったけどお前らが羨ましくはない。大学生らしいことをしなきゃいけない理由もない。私が大学1年生の1年をひたすら眠って泣いて過ごしたことをお前らは知らない。サークルだとか友達との遠出だとか髪を明るく染めるだとか、そういう型にはまったことばっかり聞いてくんのもだるい、話してくれようとしてんのは分かるけど全てが空振りしている。ずっと嘘ついてるみたいで死にたいって聞いてくれる友人が数人いるからそれでいい。わかってくれなくていいけど聞いてくれるだけでいい。もう昔の顔には戻れないのかな〜。てか上振れの話を聞いて必死になったら鯉みたいでダサい。ほっといてくれ。あと2年の卒業するまでに何も変わらなかったらもう本当にダメだろうなと思った。好きだけで一緒にいられるわけもないし自分の人生を棄てるようなことしたくない。現実を見て、ちゃんと切り棄てるイメージもある。バカみたいに子供みたいにキャッキャウフフでいられる現実でもない。100万円くらいちゃんと貯金できる現実に生きていないと。300万だか400万貯めて車買ってたサークルの先輩を思い出して吐きそうになる。こっちは既に口座の中身が消えそうなのにな、てかバイト先は早く先月の給料と今までの交通費払えよ。タダ働きさせんなよと思いながら今日も8時間のアルバイト、ずっと布団の中にいたい。
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