Tumgik
dailymicrograms · 3 years
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20210811
昼夜逆転がひどい。今日は16時起きという、なかなかな時間に起きてしまい、ほとんど夏休みである。こんな感じであれば、箱根とかに行ったらよかったぐらい。それほど今年の夏が母力的な暑さということで。
昨日ディスクユニオンで岡田暁生さんの去年出た新書『音楽の危機』を買って、一気に読んだ。コロナについての時事放談的な内容なのかな、と思っていたら、近代が作り上げてきた演奏空間やリズム、ベートーヴェンに代表されるフィナーレに向けての上昇志向的展開など、めちゃくちゃ本質的な近代音楽批判になっていて、みんなに読ませたい。こういう本でしっかりウェーベルンやシュトックハウゼンのみならず、ラ・モンテ・ヤングやジェフスキーなどに言及しているところにも、この本の自由さと本気さを感じる。展開の時間制や、音の「ズレ」についての章なんかは、いろいろ読ませたい人がいる。知らず知らず制度にのっとって、音楽は進んでいくとして、ある程度は乗りつつもやはりその流れにどこか批判的に考えていかないと、自由はない。オーケストラの指揮者の管理システムやジャズの目くばせなどで空気を読みながら進行していく運動などのことも、そうだよなぁ、と頷きながら読んだ。元々大学生の頃、岡田先生の授業に密かに潜りまくっていたわけで、やはりこの人の話は僕の基礎教養だったんだなぁ、と再確認させるようなものでした。先生の授業の中で僕が受け取った内容のコアな部分を詰め合わせた内容に、感激です!
スーパーで腐りかけで半額になってる桃を買った。一個の桃の背面に白カビがあってびっくりしたが、おいしかったのはおいしかった、が、しかしなぁ…。まぁそんなところを表に出すわけないんだから、今後は後ろを確認するべきなのだと勉強になった。おいしいのはおいしい。僕は桃が大好きで、このコロナ禍ではメロンは安く、この夏、去年の夏は家庭でメロンを食べるというなんという贅沢、そしてさらに今年はマンゴーまで安く、初めてマンゴーを食べ、こんなにトロトロして怪しげなみずみずしさのある、おいしいものを家庭で食っている、という感慨に浸っていたのだが、桃もさわやかでもちろんうまい。うまい桃をいっぱい食べたい。うまいものはそのうまさにはそれぞれすばらしいうまさがあり、いつもびっくりさせられる。うまいものを食べれることができる、ということだけで、故郷を出て大人になってよかった。故郷の寿司のマグロの赤身は白く、それでもあの頃はうまいうまいと食べていたのだが、やはりあれは騙されていた。伊賀にいるなら伊賀牛を食べればよかったのだ。地元の人よりも千里中央のブルジョワ医師の家庭の方が、そのうまさを知っている、あの伊賀牛のステーキ、ようやく地元に誇れるものができたかと思った。
最近のライフワークになっている八重山の研究、なかなか穀物が育たない新城島で、代わりに人頭税として捕獲することを許可されたジュゴン(現地ではザンという)の生態について。ジュゴンはなんとベジタリアンで、一日に海藻を体重の1/3分食べる。モシャモシャとしたその食べ方はユーモラスで、海藻をバキュームしているような感じ、ジュゴンはイルカやオットセイなどよりもゾウに近い、という話だったが、なんとなくその片鱗を見せる食べ方だ。ジュゴンは海藻のある海域にとどまり、マナティーは海藻を求めるあまり、アメリカ、アフリカ沿岸に到達し、アマゾンの中にもいるということだ。植物を求めるその行動で、二つの種が分岐したのか。
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dailymicrograms · 3 years
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20210805
何かを動画を見ると、それを見続けるクセがあるっぽくて、なぜか今日は目に飛び込んできたこち亀をずっと見てしまった。(それにしてもYouTube、どんなサジェストなんだそれは…)今や全く眼中になかったようなアニメではあるが、3分区切りの単発の動画のフラグメントを眺めていると、20年前ぐらいの子どもの頃にめっちゃ見てたことを思い出して、意外と僕の情操教育の一部として果たしていたのかも、などと思う。それにしても今となってはかなりポリコレ的にどうなのか、と思う部分もあり、こうやって触れてきた作品の差異の一挙手一投足が、世代間の文化格差を生んでいくのかなぁ、と漠然と思う。最近40代中頃の僕の友達たちがやたら20代前半の友達と遊んでいるので、それに混ぜてもらっているんだけれども、20歳前半の子はものすごくフラットに優しい。伊豆にあった奇妙な仮面館の、団塊の世代であろう館長の情熱的で長々とした説明の中に含まれた、海外へのヘイトスレスレの日本讃美なんかもめっちゃ素直に受け入れて「これは一つの縁ですね!」なんて言ってしまうのは、人としては間違ってないのかもしれないけれど、なかなかに危ないような気もする。僕なんかはその妙な熱意と終わらない説明、仮面への異常な情熱がなせる肥大化した、人の顔の10倍〜200倍ほどはある仮面たちのいる空間の中、あまりにもクラクラしてしまい、説明にブチギレた40代の友達の陰でひっそりと外に出て、急いでアクエリアスを買ったものだ。あのタイミングであの会館を出なくては、完全に熱中症で倒れてただろう。自販機を探す過程でえげつないほど湧き続けてる源泉を見つけて、感動でついつい拝んでしまったり、その100度を超える温泉の湯をさまして飲んでみたりした。「俺はイワシの頭しか拝まないけど、これはさすがに拝むことにするわ!」なんと…。
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dailymicrograms · 3 years
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20210803
この間話を聞いてなんか話が合うなぁ、と思っていたEさんが、昔小説のテーマにした人だったことにびっくり。まっすに「Eさんって誰?」と聞いたら「ティンダーで出てきたの?」って言われて、さすがこいつは頭が回るな、と感心した。
突発で伊豆に行ったこともあり、体も軽い。ラッキーだった。やっぱ温泉はいいなぁ。二種類いけてよかったなぁ。海が真正面でよかったなぁ、成分もよくてよかったなぁ。肌はいっぱい湯当たりによって荒れ気味でもあるが。あと足に蚊の刺され跡がひどい。ほぼ足の表に集中してるのが不思議。東京に来てから、あんまり蚊に刺されないけれど、足の表だけは刺されるようになった。
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dailymicrograms · 3 years
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20210725
夏っぽい日だった。その夏が夜になって清々しい気候になるのも良かった。
常々言っていることだが、カラッとして風が通る東京の夏はほとんど軽井沢だ。日が暮れて、ベンチを3人で腰かけ、そこらへんのクラフトビールを飲みながらライブの企画などを話し合う。15秒の演奏動画をSNSで上げたらいいねが20個もついた、ということではしゃいでいる、なんだろうこの懐かしい感じは。リプライに返信とかしちゃってる、10年前みんなこんな風に使ってたあの感じで今となってはスローなコミュニケーションができるのもこの関東の夏の風が吹き抜ける感じか。今日はとにかくカレーを食べた、ある友達は大盛りご飯を3倍おかわりした、最後のご飯はルーがなくてほとんど白米であった、その彼はおもむろに化学実験に使うような、元素そのものを液体化して抽出したようなビンを取り出してタオルにかけ出した。ハッカ油のさわやかなメンソールの匂いがただよってくる。新しい夏の景色が増えたような気がする。最終的には頭からハッカ油をかぶっていて、ハマりますよ、これは、皆さんも使ってください!ところで、サクラドロップのハッカ味もこのハッカなのか。くだもの味のドロップとハッカのドロップは1対1であって、ハッカとくだもの味はとても異質で、正直小学生だった私はハッカ味はなかなか食えなかったものだ。ハッカをなめると胃の中に風が起こり、お腹が痛くなるような感じがしたんだよなぁ。
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dailymicrograms · 3 years
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20210724
急に何者でもなくなったみたいに感じる。やはり人は他者や周りの人によって自分は何者かを認識するようなところがある。まぁそれならそれで、本でも読めばいいんだけれども、最近はネットで識者がいろいろ放談する番組をひたすら流し聴きしている。今日はその番組はオリンピックの開会式の副音声をしている特番をしていて、長い長い開会式をフルで見てしまった。これを一人で見ている僕はなんなんだろう。ネットの向こうでも、これを見ている私たちはなんなんだろう、という風に言っていたっぽい。ついつい課金までしてしまった。
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dailymicrograms · 3 years
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20210723
スポーツ(アメリカ英語: sports、イギリス英語: sport)は、一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体活動などの総称である。(wikipedia 2021年7月23日閲覧)
彼は特に何も考えていないのかもしれないけれど、「スポーツ」と自分の主体は適度に距離を取って考えないといけないと思う。この時節に「スポーツ」という名前のアルバムを作ることは図らずもかなりアクチュアルなタイトルで笑ってしまうが、自分の活動そのものが、そのまま「スポーツ」になるのでは何もならないどころか、本来のスポーツにも失礼だ。基礎的なトレーニングのことを言うならともかく、もっと自分の意図しないような、訳のわからないところに飛び込むことで、自分を超えた、思いもよらない恵みを得ることもあるし、もっと人間のことを信頼してもらいたいと思う。過度の「スポーツ」化が、カルトな集団を作り出さなければいいのだけれども…。
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dailymicrograms · 3 years
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20210720
私はこれまで以上に暇になるかもしれない。一方で私の日々の文字起こしが評価され、記事構成やライターとしての人生を歩むことができそうな道も、なんとなく現実味を帯びているような気もする。ここ近年の大変な社会変化によって、私の人生も非常に変わっているような、そんな気がする。とはいえ、基本的に変化を恐るようにできているノミの心臓の持ち主である僕にとって、この変化というのは、日々ドキドキと胸が高鳴り、体温の上がるようなところがある。僕は長い間鼻炎だったのだが、トリカブトを一部ブレンドした葛根湯を漢方医に処方してもらい、毎日飲んでいるのだが、体温が上がり常にドキドキしており、今年のこの猛暑を予想されるようなものすごい熱気にやられてしまいそうになり、まさに朝など暑さと日差しの眩しさで目が覚め、それに伴い体温がますます上がっているような気持ちになるが、体温が上がることに伴って鼻炎はかなり改善した。平熱を上げながら、かつ平穏平然といるように過ごしていくことが、これからの課題になっていくのだろう。
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