20240518
去年から楽しみにしていた、最北の着生蘭である松島石斛を見に出かけた。
場所は瑞巌寺の境内。瑞巌寺は地元小学校の研修旅行に定番の場所だ。私も小学生の頃は勿論、大学時代も来たことがある。その頃は石斛のセの字も知らなかったわけだが。
境内石斛の写真は見ていたが、実物の感動は桁違いだった。
枝の裏にまで回った矢の数々。古い杉の日当たりの良い枝に着いた、淡く桃色のまあるい塊はとても感動的だった。
あの木の上はどれだけ良い香りが漂っていることか。
これだけの大株を乗せた枝は枯れていた。
ロープや丸太で支えられていたが、元枝が朽ちて落ちてしまうのも時間の問題のような気がする。
もし落ちてしまう時が来たら、是非境内の至る所に着生させて欲しい。こんな大株があちらこちらで満開になるお寺があったら最高だなぁ。と蘭好きは妄想してしまった。そんな妄想はお寺の人も同じか、二ヶ所に小さな株が着生していた。
午後から行った為に逆光だったのは残念だったが、最北の着生蘭をゆっくり眺められて幸せな時間だった。来年は朝一で行こう。
その後は食事をするために、商店街の方へ歩いた。
途中に神か魔物か、物凄い枝振りの古木があった。
樹齢700年以上の柏槙。低木故に、枝下に入り込むと飲み込まれる様な感覚に襲われた。時間の作り出す代物にはどう足掻いても太刀打ちできないな。
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20240515
草花がぐんぐん動き出すと、私もあれこれ動き出し、ゆっくり文章を書く時間が無くなってきた。
いつの間にか田んぼには水が張られ、カエルの合唱が聴こえてくる季節。
天気の良い日が続き、クマガイソウや大きな大きな杉を見に行った。後は、タイミングが合えば松島石斛やヒメサユリなんかも見に行こうと考えている。
そうこうしている間にも、部屋では蘭が咲いている。光を取り込んだセロジネにうっとりしたり、片やドライにしたカチカチのカトレアに風情を感じたり。
元々動植物は好きだが、蘭を皮切りにこれ程植物にのめり込むとは、3年前の私は思ってもいなかった。
蘭それぞれの自生地気候を調べるのは勿論、蘭の先輩方が住む土地の日の出時間を調べたりなんかもして、世界は広いな、なんてありきたりな事を改めて思うこの頃だ。
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20240505
今日は二代目エスの誕生日。生きていれば8歳。
先代ゴールデンのエスは、私が4歳から20歳になるまで、16年生きたので、二代目エスもまだまだ一緒に居られると思っていた。早過ぎる別れは辛いなぁ。
何をしてても隣に居てくれたエス。何をしてても思い出す。
会いたいなぁ。
どうかこの世のワンちゃん達が、病気にならず、幸せに長生きできますように。
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20240502
益子春の陶器市で買ったモノ。
急須が欲しかったのだが、パッと目に止まり水切れの良さそうなものとは出会えなかった。
でも、
蛇のような、虫の足跡のような、湯呑み。石斛に丁度良い鉢。口当たり悪そうだけど、石みたいで可愛いコーヒーカップ。笑
我が家にお気に入りが増えて、明日からの生活がより楽しくなる。
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20240501〜02
GW数日前に、夫から提案された旅行は〈片道15時間の出雲大社行き〉か〈片道6時間の黒部ダム行き〉
夫は相棒🐶も一緒で��いと嫌なので、移動は車一択。出雲大社はきちんと前々計画立てて、相棒は実家に預けて飛行機で行こうと説得。黒部ダムは調べるとペット入場禁止なので即却下。
では何処へ行くかとなり、私が個人的にいきたかった益子陶器市へ行く事に。いえーい!
1日
私は朝から植物の薬散をし、夫はゆっくり寝て、10時半ごろ出発した。大きめのSAはいちいち寄って、あれこれ食べたけど写真はない。笑
この日向かったのは喜連川のペットOKの旅館。古い宿だが美人の湯だそうで、それだけで嬉しい。
到着してからまずは旅館周りを散歩した。小雨降る中、外を出歩いてるのは犬連れだかり。笑
部屋に戻り、温泉に入り、たんまり夕食を食べ、寝る。
最高。
2日
朝風呂、朝食、散歩を済ませ、いざ陶器市へ。
会場に近づき増える車。駐車場は満車満車が続いたが、会場真ん中で丁度駐車場から出る車があり、入れ違いで大きな欅があるお店に停められた。ラッキー♩
遂にワクワクの陶器市♩
会場にはテントがずらりと並んで、これは大変だぞっと気合を入れた。が、私はモノのストライクゾーンが狭いので、パッパパッパッと見て回った。そんななので、私は買い物1人でしたい派。逆に夫はモノにこだわり無いので、私が1ゾーン回る間は丁度良い日陰で相棒🐶と休憩☕️し、また次のゾーンに一緒に移動、と言う感じが我が夫婦の定番スタイル。こーゆー時、夫とは相性いいなぁとよく思う。
私が一回りして夫の元に戻ると、毎度色んなワンちゃんとご挨拶していた。夫なりのイベントの楽しみ方。笑
素敵な器を買い、色んなワンコと触れ合い、美味しいものを飲み食いした陶器市での写真はほぼ撮っていない。笑
楽しんでるとそんなもんよね。
半分回って私は満足したので、会場を後にした。
近くの〈道の駅ましこ〉でお昼ご飯。新しくとても綺麗で開放的で眺めの良い最高の道の駅だった。写真は無し。笑
そこで家族友人へのお土産も買い、帰路に着いた。
ゆったりとした一泊二日。これぐらいが丁度良いな。GW後半は、またお花を眺めて過ごそう。
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20240428
朝に祖父からLINE 「石楠花展に行きませんか」
祖父はいつも業務連絡み強い文面で連絡をよこす。
車で1時間20分。展示は最終日。
会場に着くと、苗木プレゼントの抽選会で盛り上がっていた。当たったのであろうお婆ちゃんが、立派な株を持って出て行った。展示株は50株ほど。
石楠花も色々あるものだ。采咲きの石楠花がとても好みだった。
会場入り口外では販売も行っていた。100円苗から、とにかくどれも格安。その中で、丸い葉っぱの「エリモ」と書かれた石楠花に目が止まった。北海道の襟裳岬周辺に生えている石楠花らしい。エリモの前で座り込む私の隣で、祖父はさっさと2鉢買っていた。既に持っている株のミニサイズと、名前惚れした株。「爺ちゃん二つも買ったし、私はいいか。」と車に戻りエンジンをかけたが、「やっぱり買ってくる。」と会場へ戻った。
買った石楠花を車に積んでると、エリモの主が話しかけてくれた。
「この石楠花ご存じでした?葉が丸くて可愛いでしょう。お花も可愛いんですよ。暑さに弱いので夏は日陰で。俺が30年育てたんです。俺だと思って大切に育ててくんなし。笑」
と、ここの訛りではない話し方をするおじさまだった。
30年か。この間31歳になったばかりだけど、同い年って事にしよ。と帰りの車中で話した。
残り物に福があったし、祖父もコロナ禍数年ぶりに来て楽しそうで良かった。
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20240418
今日は私の誕生日。だからと言うわけではなく、たまたま仕事が午前で終わった。
唐突に、桜の古木でも見に行こうかな。と、職場からまっすぐ古典桜が点在する町へ向かった。
車を40分走らせ着いた古木は、樹齢1200年の江戸彼岸。
上部や株元には新緑が見え、花見頃は終わっていた。枯れやすい桜が、この雪の多い土地で1200年も生きながらえたのは、人々の愛の賜物だろう。四方を支えられ、枝は暴れ、後ろに仰け反り座るその姿は、甘やかされた将軍の様だった。この桜からつくった苗木は、3.11復興祈願として被災地に贈られている。被災された方々も、この桜の様に上を向いて生きて欲しい。
他にも古典桜と呼ばれる古木が何本かあるが、見頃は終わっているだろうなと、この度は帰ることにした。
帰路についてる間も、桜はあちこちで咲いていた。八重の桜は今が見頃だ。途中、大山桜の並木があった。こちらは見頃終わり始め、と言う感じ。
山の端で風が強く、針葉樹をバックに花吹雪がとても美しかった。頬を撫でる花びらは柔らかく、思いがけずゆっくりと心地よい誕生日になった。
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20240414
昨日のサンシャイン蘭展で購入した蘭の記録。
〈Ten Shin Gardens Co., Ltd.〉
・Dendrobium pseudolamellatum
赤い葉っぱと平たいバルブに一目惚れ。
・Cattleya araguaiensis
渋色の花弁にクルンと細長いリップのお花。
〈JBO〉
・Restrepia guttulata
・Epidendrum medusae
クールと超クール。まず根っこが欲しい。
〈St. Pauls Orchids〉
・Dendrobium chameleon
名前惚れ。見本写真はピンクのラインが入るけど、蘭先輩が持っている株は白花が咲くと。この蘭屋さんは山取りが多いので、こう言った事もよくあるそう。逆に楽しい。
〈松本洋ラン園〉
・Cattleya milleri
株姿が既に小洒落ている。真っ赤なお花咲かせたいなぁ。
〈株式会社 向山蘭園〉
・Oncidium 'Frozen Strawberry'
育て方の紙には15度以下を保つと。なんてクールな。でも蘭屋さんとこでもこんな下げれてないと。出来る限り涼しくいこう。とにかく夏に蒸らさないよう乾かしぎみ。成長期は秋から。
〈アザブナーサリー〉
・Dendrobium moniliforme 屋久島産
〈蘭万園〉
・日本春蘭 '燦月'
・原種石斛
石斛も同様、名に'月'が付いてると手に取ってしまう。淡く黄色い、素心の花が咲くそう。原種石斛をおまけしてくださった。
〈WILD WIND〉
・Lepanthes saltatrix
今回は出店されていませんでしたが、用事で来られていたとこにお会いできた!以前、レパンテスを始めたいと相談した時にお願いしていた株を持ってきてくださっていた。ありがたやぁありがたやぁ。
なんだか今回は、赤い葉っぱとクールな株が多いな。クール系。。。とりあえず暑くならないとこで、な緩い管理してきたけど、そろそろ本腰入れて管理しなきゃだな。。。
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20240413
今日は高校からの友人の誕生日だ。おめでとうと連絡したのに、いつの間にか腸活の話になっていた。そんなお年頃。
今日は朝一新幹線で東京へ向かった。
まずは、アーティゾン美術館で行われているブランクーシの企画展へ。<彫刻と言えばロダン>であった時代に、「大樹の下に大樹は育たない」 的な言葉を残しロダンのもとを一ヶ月で去ったブランクーシ。私の最大最高に大好きな彫刻家だ。日本では中々作品を生で見られない中、90点もの作品が集まるなんて行くに決まっている。
展示は、女性の首像から始まる。私の第一印象だが、ヘラの乗せ方や目鼻の表現が、私の好きな作家である舟越保武に似ている。ブランクーシと船越の接点を聞いたことはない。私の好みというものなのだろう。この頃の鋳造作品にはサインが彫ってあった。後の素材に重きをおいた作品群にはサインがないので、初ブランクーシのサインを見れて嬉しかった。立体作品は会場の中央部に置いてあるので、図録では見れないところをぐるぐる回って隅々まで目に焼き付けることが出来た。
あーーーーー素敵すぎる。いつまでも眺めていられる。
内からのエネルギーにブロンズの輝きが重なり、この空気がピリッとする感じ。最高だ。石より下の台座は、美術館側が写真などを元につくったのだろうか。学芸員の人に聞けばよかったな。
写真も多く展示してあった。ポートレートとして良く使われる写真と、隣に自撮りする前の写真もあった。散らかる虫眼鏡なんかが無くなっていて、撮影前にブランクーシが片付けたのかな、なんて1人ニヤニヤしてしまった。
そして59分23秒の動画。初めて動くブランクーシを見られた。無限柱の制作過程など。高い建物のない時代に、この何処までもつづく柱は物凄く異様だし、周りの人達の理解や協力が微笑ましい。ブランクーシの人柄なのだろうか。どんな人物だったのだろう。
友人のであるデュシャンやイサムノグチの作品なども間に挟んであった。木彫の作品はなかったが、ブロンズ作品はゴールドを差し色に使っているアーティゾン美術館の雰囲気にピッタリだった。ちなみに、ちゃっかり私も今日はゴールドのワンピースを着たりして。笑
ここでの2時間で幸せが満タンになった。後にマティスも見たがほとんど覚えていない。写真もない。順番を間違えた。
締めのサンシャイン蘭展では、少しずつ色んな方に顔を覚えてもらえて終始ニコニコだった。購入品はまた明日にでも書こう。
脚も心もパンパンだ。まだ到着まで時間があるので寝よ。
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20240411
中心市内は満開。美しい。
私の名は 「 太陽が燦々と降り注ぐ花香る日 」 に生まれた事が由来になっているのだけど、それを思うと少し早い。会社の方ならちょうどかな。
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20240407
ご近所の水仙。先月注文した蘭Tシャツ。室内で満開ソメイヨシノ。お外で満開の枝垂桜。
新幹線のチケットも購入。来週はブランクーシにサンシャイン。ゴールデンウィークは 「 県内の大木巡り 」 でもしようかと考えた。そんな週末ハイライト。
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20240408
川は水量が増え青みがかっている。
今日の現場にはキクザキイチゲが群生していた。
色んなとこから春を沢山感じられる。
くしゃみが出る、鼻水が出る、これは、花粉症か。。。
仕事柄、この時期は毎年どっさり花粉被ってるからな、むしろやっとなったか、ぐらい。
朝晩の風は冷たいが、毎日天気が良く暖かい。ベランダに長居できる。草花の動きを毎日ゆっくり観察する。幸せだな。
昨年度の桜は、早めに雪がどっさり降ったせいで開花が今頃だったらしい。今年は雪が3月に多く降ったせいか、暖冬の割に例年通りの開花になりそうだ。楽しみだな。
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20240401
飾っていたお花を合わせてみたら、良いバランス。
4月ですね。
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20240331
Pleats#26
今回の作品は、なんだか蘭でも植えたくなるような穴の空いた柿の木からできたもの。内と外に繋がりができて面白い。今後も、こういった木と出会ったら持ち帰ろう。
今週は朝晩寒く、昼間にガッと気温が上がるという天気が続いた。月山もよく見えた。ビヨンセの新しいアルバムは、早春の乾いた、これから動き出すぞと言う空気にぴったりだった。(歌詞はまだ調べてないので、音感でそう感じただけ)
部屋では石斛が次々と咲いている。春色のふりふり花弁に軽くて甘い香りがして、こんな小さいのにとても幸せな気持ちにさせてくれる。
石斛 「昴」 ← → 「星の宮」
外では福寿草やクロッカスやイヌノフグリの花と目が合う。ご近所さんに、年々水仙の種類が増えている畑がある。1番咲きは背の小さい小さい水仙。とても可愛い。圧倒的な開花の速さは、背が低い分、花芽の成長期間が短いからなのかな。
春はいいな。浮ついてしまうのは致し方がない。
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20240326
あまりにも気持ちよさそうに浴びてたので、つい動画を撮ってしまった。カメレオンは何とも癒し系だ。コオロギの食べ方も、とても美味しそうにムッシャムッシャと味わって食べてる様。。。
アオアシカメレオンの斎餡にはだいぶ広めのケージなので、ブロケシアでも同居させられないかな〜とのんびり考えたりしている。活動場所も違うので、干渉せずに暮らせるんじゃないかなぁ。ん〜。
少しずつ気温が10度を越える日が増えてきた。
去年木端で作った着生材につけた石斛が咲き始めた。釘が良いアクセントになり気に入っている。外のワーディアンケースに入れていたのを待ち切れず中に入れたからか、花があっちこっち迷っている。来年はもっと格好つく様に気をつけよう。
石斛 「翁」
このバンダは本当によく咲く。去年4回も咲かせたのに、こんな冬に根も動いていない中また咲いた。咲きすぎて花芽切ろうかと思ったが、思ってる間に蕾が膨らんできたので、結局咲いてもらった。その花は、日が足りないからか今までで1番青く見えた。君は頑張りすぎだ、早めに切ろう。
V. Gordon Dillon "Lea"
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20240322
ピッと絞られたペタルにキュンときて購入した実生デンドロ。ピンクや縁ピンクなどの開花例もあるそう。出来れば白が良かったので、販売株写真と開花例写真を穴が開くほど見比べて、みごと白花!蘭屋さんによれば、現時点では白花のほうが開花例少なく香りも強く感じると。
爽やかな香りも、ほんのりピンクを纏った後ろ姿も素敵だな。
Den. Perfume ( moniliforme × trantuanii )
以前載せたforbesii alba。開花直後は品のある緑色だったのが、ゆっくりと色が抜けてきた。パールの様に輝き波打つ花弁。同じ色の花ばかり集めてしまうが、こうも形状やマテリアルが違うのだから致し方なし。
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20240318
昨日まで春めいてたのに、今日からまた雪。
せっかく咲いたお花達が凍えている。
事務所内のアーモンドはまだ咲かないが、スモモは咲き始めた。同じ環境でのこの差は何か。見た目がアーモンドはサクラに近く、スモモはウメに近いからだろうか。
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