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撮影後記です。4月は関屋分水の桜と越後線です。 春が近づいてきたのを日に日に感じます。蕾が膨らみ始めて、桜の木の枝ぶり全体から仄かに春色が漂い始めると、少しソワソワした気持ちになります。一年で一番好きな季節がやってきます。 樹の老齢化と気候の変化も影響あるのか、少しづつですけど風景の中の桜の咲き方が変わっていくのを感じます。 また日本各地で古い車両がいなくなったり、廃止される路線も多くありますが、これからもその瞬間瞬間、見ることのできる光景の中から、季節ごとの美しい風景を探して記録していきたいと思います。
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sasasatumblogbackyard · 2 months
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カレンダー撮影後記です。3月は春の只見線叶津川橋梁です。
県境の分水嶺から流れ出す雪解け水は、湖の様に穏やかな只見川とは違って力強く、奥会津の終端に辿り着いたことを感じさせます。 個性的な佇まいを見せる叶津川橋梁は、再開通区間で一番のお気に入りの撮影地です。今年もこの橋梁のいろいろな表情を探していきたいと思っております。
会津や越後の沿線に、命の季節がまもなくやってきます。最後の寒波がやってきそうな月初めですが、いまから春が待ち遠しいです。
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sasasatumblogbackyard · 3 months
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撮影後記です。2月は‘上野の森’から眺めたアメ横ガードです。
撮影とは別の用事で年に1〜2回は東京を訪れますが、カメラは必ず持っていきます。地方住まいからすると東京の鉄道と街の距離感はなんともフォトジェニックで、ハッとする様な光景に出会うことが多いのですよね。 その中でもここ‘さくらテラス’からの眺めは、上野界隈を象徴する様な線形とアングルが以前から気になっていました。どこまでも都会的なのですが、東京の中心部は地形が起伏に富んでいるので、街の眺めの表情がほんとうに豊かなんですよね。(広大な蒲原平野で暮らしていると本当にそう思います)
ここでシャッターを切っている時「あっ!これはいつも撮ってる磐西や只見で眺める(ビルの)渓谷で(人やクルマの)川の流れを渡る鉄橋を撮ってるみたいだな…」と感じたのです。
地形が作り出す魅力的な空間の拡がりは、都会でも見つけられるんですね。
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sasasatumblogbackyard · 4 months
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2024年になりました。新年早々、周囲でいろんな出来事が起こってしまい遅くなりました。今年もカレンダー撮影後記やります。1月は雪の只見線第4橋梁です。
一口に雪景色といっても降雪時の雪質や量、降雪後の溶け具合など刻々その表情は変化していきます。雪の風景も一期一会、同じものはなかなか撮れないものだと感じています。
この時は太陽の光を遮る低い雲からしんしんと雪が降り続けるなか、世界は全ての色を失っていました。空も山も川も、全てが一つになってしまった様な光景…そこをゆっくりと走り抜けるディーゼルカーは力強い生命感を放っていました。 雪にはパラレルワールドを垣間見せる魔力がありますね。
2024年オリジナルカレンダー、今月末まで受け付けております。是非ご用命ください。
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sasasatumblogbackyard · 4 months
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2024年カレンダー 頒布/販売のお知らせ
恒例の卓上カレンダー 2024年版頒布のお知らせです。(*画像は2023年カレンダーのサムネイルです)
小さなL版プリントの卓上カレンダーです。今回で12作目となります。
ご希望の際は、sasasatumblogあっとgmail.com (あっと=@)にカレンダー希望の旨と、お名前、ご住所いただければ幸いです。(届く場所であれば私書箱等でも構いません)簡易郵送させていただくこちらは無料頒布です。予定数までお待ちしております。
また有料ですが匿名郵送サービス「BOOTHのあんしんパック」(BOOTHが宛先管理をするので送り手/受け手双方に個人情報が見えない状態で郵送)もあります。ぜひご利用ください。 sasasatumblog 2024 calendar (匿名配送版:BOOTHあんしんパック) こちらでは少し大きめの2Lサイズもご用意しております。
そして弊Blogの写真集「心象鉄道記」は現在も通販しております。 現在販売しておりますのは初版の内容を一部編集して、収録点数を増やした増補改訂版です。(こちらもBOOTHのあんしんパックの発送方法を用意しております) 本日より1月31日までご購入いただいた方には、このL版カレンダーが一つ付いてきます。そちらももしよろしかったらご検討ください。
通販お申し込みはこちらから… sasasabooth です。よろしくお願いします 。
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sasasatumblogbackyard · 5 months
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今年最後のカレンダー撮影後記です。12月は晩秋の磐越西線です。
新緑や紅葉の最盛期、またSLが走る時は沢山の人で賑わうこの撮影地ですが、だれもいないであろう時間帯に、静かな森と川を眺めたくなってここに来ました。 紅葉のシーズンはもう過ぎていて、今にも降り出しそうな暗い空…でも時間が止まったかの様なとても不思議な空気感。
やがて静寂に波紋を広げながら、この光景にはまるで異質なステンレスボディが走り抜けていきます。 時間を写し込みたかったので、スローシャッターで一枚切りしました。
たったこの一枚で「確かに何かが写っている写真が撮れた」と満足して家路につきました。自分と被写体だけの空間が、撮影に深く没入させてくれたのかもしれません。 これからも一枚一枚、こんな撮り方をしていきたいと感じた一日でした。
23年のカレンダー撮影後記はこれにて終了です。現在24年版を鋭意製作中です!頒布の用意ができましたら、また告知させていただきます。 今年も一年 sasasatumblog にお付き合いいただきありがとうございました。
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sasasatumblogbackyard · 6 months
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11月です。今月のカレンダー撮影後記は弥彦線と彌彦神社大鳥居です。
沿線の象徴とも言えるこの大鳥居。でも鉄道となかなか上手くまとめられずにいたのですが、良いアングルを見つけられました。 しかし日中に撮影してみても背景の街と重なり合って、想い描いていた神々しさとは何か違う物足りなさを感じていました。
巨大な構造物ですので、大好きな逆光のシルエットで撮ってみたい…そして鉄道にも陽が射して光るシーンが思い浮かびました。
ローカル線で数少ない運行のタイミングに太陽が理想的な位置にくる日を調べてみると(私が愛用している太陽の位置を計算するアプリ)、撮影できる期間は年に2週間ほど。その期間、職場に出社する前の早朝に何度も通ってやっと理想の絵を切り取ることができました。
今年移動画廊で新潟に来られていた鉄道写真家の中井精也先生とお話しできる機会がありまして、このカットの説明をさせていただきましたら、とても感心してくださって、翌日の在廊前に撮影〜先生のブログに掲載してくださったのも忘れられない思い出です。
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sasasatumblogbackyard · 7 months
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撮影後記です。10月はいつもの河原から眺めた越後線と地球の影に隠れた月(皆既月食)です。
夜空と鉄道の組み合わせは大好きな題材で、チャンスがあればよく挑戦しています。 でも星空全体を撮るのではなく対照を絞って、それを鉄道と限られた画角の中に収めるのはなかなか難しいです。 しかも鉄道車両や街の明かり、そして月食中の月の光をどう扱うか。でも月食中の弱い光だからこそ、それらを一つにまとめることができました。普段の強い月明かりでこの小ささだったら、月には見えなかったはずです。
星景写真は、どこか理科の実験の様な楽しさがあって好きです。 日中とは違った撮影や現像をしていますけど、なぜか絵やCGとはちがった「写真を撮っている」という実感と楽しさがあるんですよね。
それは撮影者の意図通りには結果をコントロールできないからこそ...フィルム時代にも星景は撮っていましたが...子供の頃現像から上がってきたプリントを初めて見た時に感じる予想外の驚きや感動に通じる部分があるからなのかな?と思っています。
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sasasatumblogbackyard · 8 months
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カレンダー撮影後記です。9月は只見線の只見川第二橋梁です。
ここ最近よく通っている立ち位置です。 橋梁を中心に、奥行きを感じさせる複雑な地形は、それがまるで鉄道のためのステージというか、箱庭レイアウトの様に見える時があります。 それをより強調できるのはこれを撮影した下流側から逆光が差し込む季節、時間帯なのではないかと感じております。
夏の終わり、均質な森の濃い緑から、複雑に色づき始めた葉のディテールが際立ち、それでいて川霧がソフトな質感を絵の中に加える。ところどころ逆光でできた木の輪郭がうかびあがる。
これだけの情報量がありながら、しっかりと気動車は主役としてファインダーの中に現れてくれました。
只見の谷にゆっくりと「ガタン、ゴトン」 鉄橋の音を響かせながら。
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sasasatumblogbackyard · 9 months
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撮影後記です。8月は白新線の上空に架かった‘虹’です。
急な激しいスコール。でも遠く西の方には明るく青い光が見える不思議な空模様。 予感がして土砂降りの中、家を飛び出しました。 雨雲を追いかけて東へ。でも青空が追いついてきて、その向こうには予想を遥かに超えた鮮やかな虹!
この時間帯、順光で撮影できて空が開ている場所は…あそこだ!
虹を写真に収めること自体なかなか難しいものですが、鉄道と一緒となると難易度はさらに上がります。 通い慣れた佐々木駅の踏切に着くとすぐに警報音が。慌ただしく右往左往しながら立ち位置を決めて、手持ちでシャッターを切りました。撮り鉄ならぬ鳥鉄さん(!)もこの光景に見惚れていました。
瞬発力で2度とない光景を捕まえるのも、写真の醍醐味ですね。
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sasasatumblogbackyard · 10 months
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撮影後記です。7月は羽越線 京ヶ瀬駅付近の沿線風景です。
この場所は移動中にたまたま通りがかって見つけました。田園と鎮守の森、そしてそれら以外何も障害物が無い背景の空が何故かわたしの琴線に触れました。車両を配置すると美しく盛り付けられた料理の様に思えたのです。
無意識のうちに何度も通ったのは、もっと彩りの良い盛り付けを試してみたい…そんな衝動があったのだと思います。
一期一会の瞬間を、ありのままに捕らえることも写真表現の一つだと思いますが、身近な場所で少しづつレシピを変えながら、自分が一番美味しいと感じられる一皿を創り上げるような...そんな被写体との相対し方、楽しみ方が自分は好きなんだな、と感じながらシャッターを切りました。
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sasasatumblogbackyard · 11 months
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千歳市 幌加
農夫たちのドローイング
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sasasatumblogbackyard · 11 months
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千歳市 幌加
ホロカのテクスチャー
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sasasatumblogbackyard · 11 months
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カレンダー撮影後記です。6月は‘いつもの場所’ 越後線信濃川橋梁です。 昨年の新潟界隈は一般鉄道車両の世代交代が一気に進み、そしてベテランの国鉄型車両がいない風景が当たり前になっていきました。 この場所も115系引退間際の頃は毎日撮影者で賑わっていたのが嘘の様に、今は静かな河川敷に戻っています。すぐ近くに住んでいたので一番通った撮影地でしたが、引っ越したこともあり自分もここを訪れる機会がだいぶ減りました。 でも自分しかいないこの場所で久々にファインダーを覗き込むと、今までは見えてこなかったこのロケーションの魅力に改めて気付かされます。写真というよりは情報を撮っていて、見えてなかったものがあったのでしょうね。 古い車両でなければ持ち得ない魅力との差ばかり気になっていましたが、新しい車両達の個性というか、彼らが作り出す新しい風景がある事にも気づかされます。 ここは鉄道‘写真’を志すものとして、未来でも過去でもなく‘今’ 、目の前にあるものの魅力に気づける心を持ち続けたいなと思える...自分にとってはそんな特別な場所なのであります。
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撮影後記です。5月は新緑の只見線、そして只見川の水鏡です。
少しでも風が吹けば見ることのできない水鏡 でも只見川でコンディションが良いときは、この様な圧巻の光景に出会うことができます。 完璧な鏡すぎて、撮り方や写真のサイズによってはこのような表現も少し伝わりにくくなるほどに。
でも「あれ?!」の後、「あっ!w」と思っていただけたのなら大成功です(笑) 水面のなかのパラレルワールドが主役(主題)になった光景を、また探しに行きたいと思います。
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4月です。撮影後記です。
今年は新潟でも観測史上最も早く桜が開花したそうです。春は駆け足でやって来ました。
眠りについていた蒲原平野は、田んぼの水張りで目を覚まします。昨年は弥彦山の山頂で夜を明かしてこの撮影に挑んでいます。
その瞬間を待つ夜明け...
そして光に覆われた田園の中を、越後線の電車が力強く駆け抜けていきました。
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撮影後記 3月は磐越西線です。
磐越西線は昨年の大雨で区間運休となっておりましたが、喜多方の流出した橋梁の復旧工事も終わり、4月1日の始発列車から全線で運転を再開することになりました。 残念ながらばんえつ物語号は牽引する蒸気機関車C57が検査中のため、夏以降のスタートになります。水害で運休して以来ほぼ一年ぶりとなりますが、磐西にドラフトが鳴り響く時が今から楽しみです。 また磐越西線が被災した後に全線再開した只見線とあわせて、阿賀野路〜奥会津〜魚沼をぐるり一周する旅も可能になりますので、今年は‘撮り’だけではなく‘乗り’も楽しんでみたいと思っております。
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