Tumgik
satonetaro · 2 years
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2022/11/01 曇り
不思議な夢を見た。
彼はどうやら、違う世界に行ったらしい。
彼曰く、不思議な存在に誘われ、全てを知るために、自らの意志で、誘われた世界に向かったそうだ。
不思議な存在の甘言によると、そこはいわゆる図書館のように、あらゆる事象について理解できる本が集まっている。肉体は存在せず、塵芥になって世界を浮遊するのみ。全ての事象については求めれば理解できる仕組みになっているそうだ。
彼は知的好奇心に後押しされてその世界に向かうことを決めたらしい。
ありとあらゆることを理解できて、最初こそ楽しかったが、しかし、理解したからといって、それを体現する術がないため、知識は知識としてでしかなく、そこになんの価値もないことに気づいたそう。
知識は肉体を使って実践してこそ、価値が生まれ、自己を充実させられる。それに気づいた時にはもう遅かった。
彼は、穏やかでほんの少し悲しそうな表情をしていた。
戻りたいけど、もう戻れない。
肉体は失ってしまったので、今は塵芥としてその世界を漂うのみ。しかし、もう後悔の念も、手に入れた知識によって掻き消された。
これからも頑張ってください。
と、最後に言われたところで夢が終わった。
不思議な夢だった。
記憶が友人を生き返らせてくれた。
穏やかな波が街中を世界を漂っている。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2022/10/12 小雨
シュールを魅力と捉えてしまう子供がここに1人
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satonetaro · 2 years
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2022/09/30 晴れ
私はお酒を飲んでいる。
以下は以上を踏まえたし。
隣で少女が寝ている。社会が苦手な少女。
私は今日、私の周囲の社会に少女を巻き込み、苦しめ、少女にまたひとつ傷をつけた。
少女曰く
私は社会に馴染めない不出来な人間
だそうだ。
私の価値観で測れば、自意識の未達が生んだ結果、に過ぎないのだが、しかしそれはあくまで私の価値観の範疇を出ない。
つまり、少女には少女の価値観があり、それは私の範疇の外にあるものである。
私はそこに魅力を感じてもいる。
人の価値観に上も下もないことを、そろそろ分かり始めた私は、少女のある種未熟で、ある種純粋な精神を、心の表層では尊重し深層では飲み込めずにいる。
そのジレンマが苦しい。
私は私の知らないものに興味がある。
あらゆる矛盾を取り込められれば、人としての深みが増すと思っている。
しかし、その先に自我はあるのだろうか。
今この文章を作っているのは、自我であることは確かだが、私には自我と世界との踏ん切りが未だつかずにいる。
そんな不毛な思考は、少女の寝顔を見たら吹っ飛んで行ってしまった。
魅力と捉えるか魔性と捉えるか。
不毛。目の前を見る事にする。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2022/09/25 晴れ
知人の提案で、歌詞を書いてみようと試みる
文豪たちの懐豊かな素敵な表現が思いつかない。
実践してみることで強くわかる。
日記すらまともに書けない。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2025/07/12 曇り
私はよく妄想をしながら生活している。
こう尋ねられたら、こう返そう。
ああすればきっとスマートだ。
失敗した。こう返していれば、かっこよかったなあ。などと
久しぶりに会った人に
「君、最近、どう?」
と聞かれたら
少し考える素振りをして
「いやあ、きっと良い日だと思います。」
そう言ってみせたい。
「きっといい日かあ」
なんて、すこしうっとりさせるように言わなければいけない。
しかし現実はなかなか。
今日もまた予行練習の甲斐なく過ごす。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2022/06/17 晴れ
立会川へ向かって小旅行をしている。
知らない駅で降りれば、少しは気分が晴れるかもしれない。
一昨日は彼女と鶯谷へ餅を食べに行った。
仄暗くてどんよりとした雰囲気が駅周辺に漂っていたので、自分もつられて塞ぎ込みそうだった。
或いは、自分の気持ちを反映した街並みだった。
隣の彼女が、あなたは落ちぶれたりなんかしない、もし落ちぶれたりしても、私がなんとかする。
と言った。
社会への不満をよく述べる女の子の、無責任のようなひと言だったが、救われた。
自分は彼女の、社会に毒されていない純粋さと逞しさが好きだ。
自分と長くいることで、その魅力は変化していくのかもしれない。
その時は、自分が持ち合わせる限りの逞しさで救おうと思う。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2022/05/08雨
おそらくスリと思われる男を、捕まえずに傍観してしまった。
一丁前のブランド服を着ていた。世の中にはゴ���がいるもんだ。
駅員には伝えたが、その場で捕まえなかった自分が恥ずかしい。
揉め事には首を突っ込まない人は嫌いだった。情けないと思っていた。
自分も同種だった。
自分の不甲斐なさを痛感した、
おわり
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satonetaro · 2 years
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2022/03/23 雨
真円が楕円に見えた。疲れている。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2021/12/12 晴れ
舞台の本番が近く、稽古に追われる毎日である。
自己否定の連続により、心が疲弊する。果たして、こんなことに意味があるのだろうか。人前に立って、自分以外のものが書いた言葉を発し、他者について深く考え、もがく。もしかして僕は、大きな勘違いの世界に入ってしまっているのではないか。気色の悪い連中の仲間入りを果たしてしまったかもしれない。
ああでもないこうでもない。もっとこえをおおきくもっとちいさくもっとたっぷりもっとはやく。ペラペラペラ
しかし、家へ向かうこの足取りは、強く確かである。職場で褒められた日なんかよりも確実に。
じわりじわりと自分が変わっていく感覚がある。果たして良い方向に向かっているのだろうか。そもそも良い方向とはなんだ。
おわり
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satonetaro · 2 years
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2021/11/21 雨
くだらない奴がくだらない自慢話をペラペラ話してる。
まわりは、あぁあぁと相槌を打っている。
こいつらいったい何なんだ。
一体何を自信に、そんな偉そうなことが言えるんだ。そして、なぜそれに相槌を打てるんだ。
あいつはきっと何も考えていない。竹を割ってみれば、あいつの精神をそこに見ることができそうだ。
こんな奴が役者として生きていけることが、腹立たしくてならない。
そしてそんな男に対して、噛み付く勇気もない自分が情けない。
あいつを○○。社会的に。
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/11/10 晴れ
随分久しぶりに、夕方まで何も予定がない日を過ごした。
とにかくダラダラと過ごした。数少ない休みなのに勿体ないことをした。
座椅子に腰掛けて、映画を垂れ流していると、自分の体から垢が浮いていくような不思議な感覚が襲ってきた。
家のガスが止まっているので、実際体は汚れているのだが、そうではなく、精神的な剥離を感じた。
「自分」という、か細い芯に付着していた様々な雑音が、ふわふわと浮かんでいく。
あとは浮いた雑音を一気に流すだけだったのだが、ここで稽古の時間になってしまった。
雑音はまだ体に付着している。
しかし、まだ間に合う気がする。
帰ったら冷たい��ャワーを浴びて、排水溝に流してしまおう。
勿体ない気もするが、とりあえずは流してしまおう。
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/10/08 晴れ
壊れた換気扇の音が心地よい。
壊れて引っかかっているトタンを
パラパラパラパラパラパラと弾いている。
特に書くことが思いつかない。
そういえば、1週間ほど前に職場のおじさんの首元に、ビー玉のような吹出物が出来ていた。
人に悪態つくたびに膨らんでいく吹出物だと、心の中で馬鹿にしていた。
今日改めて見てみると、コンビニのシュークリーム程の大きさに膨らんでいた。
今にも爆発寸前。色も浅黒い。
職場の先輩に聞いてみると、「癌じゃないか?」と言っていた。
それを聞くと、なんだか馬鹿にして申し訳ない気分になった。
直後、おじさんからまた悪態をつかれた。
吹出物は爆発寸前。
どうせなら弾けるところが見てみたい。
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/09/30 曇り
暑さ寒さも彼岸まで、だそうで、この台風が過ぎたら涼しくなるらしい。
秋になればあっという間に冬が来て、すぐに年の瀬になる。
時間があっという間に過ぎていく。
午前に吹いた乾風に寂しさを感じ、午後の蒸すような湿気に生活を感じた。
洗練された詩を一度くらい書いてみたい。
ポエタという響きも好きだ。
バイト先の後輩が1人辞めてしまったので、これからの暇潰しは何をしよう。
おじさんに死を感じさせて、説得力のある発言でも引き出そうか。
悶々とする1日だった。
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/09/26 曇り
a「アートの敷居は下がる一方だね」
b「もっと淘汰されるべき」
a「うんうん、全くもってその通り」
c「バナナ」
a.b「え?」
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/09/22 雨
果たしてこのままで良いのだろうか。
と、バイトについて考え寝る。
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/09/20 晴れ
今日の私は
大パチ コキ太郎
おわり
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satonetaro · 3 years
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2021/09/18 雨
情報が溢れた社会なら、無知ゆえの行動にこそ、新しい発見はあるかもしれない。
おわり
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