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siteymnk · 21 hours
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映画「ファンタスティック・プラネット」を観る。監督ルネ・ラルー。1973年のアニメーション作品。フランスとチェコスロバキア合作。
惑星イガムは巨人ドラーグ族が文明を築き、小さい人類・オム族はペットのように飼育されていた。飼われていたテールは「学習機」を担いで逃げ出し、オム族の集落に合流する。ドラーグ族はオム族を殲滅しようとするが学習したオム族は開発したロケットで野生の惑星へ。そこでドラーグ族の生命の秘密を知る。
ぱっと見、脈略の無いSFファンタジーと見えるが、弱者の連帯、植民地支配、人種差別、プレイヤーの特権性への批判的寓話とも取れる。
がしかし最も目を惹くのは独特の世界観、不気味さ、緊張感のようなものだろう。動植物の造形や生態など、ヒエロニムス・ボスのような表層の独特な質感が際立っている。宮崎駿が影響を受けたという話も合点がいく。
人間はオム族なのかドラーグ族なのか。その視点を変えるだけで印象も大きく変わっていく気がする。
★★★⭐︎⭐︎
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siteymnk · 1 day
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「トウキョウマンション」石川智健\著を読了。
老朽化により修繕不能となったタワーマンション、通称・トウキョウマンション。かつての高級マンションは資産価値が大暴落、空室も目立ちはじめ、不法滞在の外国人や犯罪者などいわくつきの人間が住みついて“治外法権”と化していた。次々と現れる犯罪者、マフィア、悪徳警官。
隣のマンションとの抗争や謎の病が蔓延する事態が起こったり、そしてゾンビまでが出現。そんな中、冷徹にマンションの秩序を守る管理人のキエフは言う。「国が救えないと匙を投げた人を救うことができて、国からの暴力を撥ねのける小さいが強固な枠組みを作る必要があった」
それがトウキョウマンション。
この手の「高層マンション」ものが、何故だか好きなのだ。今作は豊洲のタワマンが九龍城寨みたいな不法地帯になったという設定。ご近所なのでイメージしやすかったり、九龍城寨も不思議な秩序が保たれていたという話もあるので、ちょっとノワール系コミックっぽいデフォルメ感が強かったけれど、それなりに楽しく読めました。
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siteymnk · 1 day
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国立西洋美術館の常設展。初公開作品が結構あった。ハンマスホイって前からあったっけ?
西洋美術の歴史を勉強中なので、その時代のトレンドと実際の作品を紐づけられるようになって来たので、また一段と楽しめる。あーこれは初期ルネサンスだなーとか、これはロマン主義だなーとか。
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siteymnk · 1 day
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続けて、真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面@国立西洋美術館。
スペインの芸術家フランシスコ・デ・ゴヤが制作した版画集「戦争の惨禍」の全80枚と、作品番号は振られたが出版からは外された未発表の2枚にて全像を展示。
タイトルの通り、スペイン独立戦争の光景やその中で苦しむ民衆の姿、そして政治風刺を主題とした作品が並び、非常にインパクトがあった。
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siteymnk · 1 day
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ようやく連休。なんとか持ち堪えて連休に逃げ込んだ、という感じ。今年度は忙しい。
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ@国立西洋美術館へ。
国立西洋美術館で初の「現代美術」の展覧会。国内で実験的な制作活動をしている、さまざまな世代の20を超えるアーティストたちの作品を集めている。
面白かった!西洋美術館で現代美術というだけでも面白いのだが、西洋美術館でやる意味みたいな事をちゃんと考えられている感じがとても良かった。
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siteymnk · 2 days
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映画「野良犬」を観る。監督 黒澤明、出演 三船敏郎、志村喬、淡路恵子ほか。1949年の作品。
終戦後の東京、満員バスで拳銃を盗まれた若手刑事が犯人を追い求めて闇市を彷徨う。程なく、その拳銃を使った強盗事件が発生してしまい、刑事は苦悩する・・・
若き日の三船敏郎が演じる新米刑事が新鮮に感じる。真面目過ぎて責任を感じ、自分の銃で撃たれた先輩刑事が緊急搬送された病院での半狂乱的な苦悩の姿が印象深い。
映像演出と音楽演出が凝りに凝ってて見応えがある。ほぼセリフなしでドヤ街を彷徨うシーンは雑多の中で音楽が被さる映像が延々と続く。足を棒にして歩いたなーという感じ。
巨人対南海戦の後楽園球場や、ラインダンスが売りのダンスホール、聞き込みからホテルや料亭などを次々と移動し、大雨や雷の演出など多岐に渡る。
クライマックスは三船敏郎と犯人の格闘で雑木林の中を逃走、追跡、泥だらけで体力の限界まで追い詰めていく。逮捕後、疲れ果て倒れ込む二人の側を、動揺の蝶々を歌う幼稚園児たちが歩いていく、というコントラスト。
ポール・トーマス・アンダーソンの映画「マグノリア」に拳銃を失くす警察官が登場するが、この映画へのオマージュなのだそう。
当時の東京の街並み、新しい住宅街からドヤ街までを見られるだけでも興味深いが、ドキュメンタリータッチで描かれるストーリー自体も今でも十分に面白い。
★★★⭐︎⭐︎+
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siteymnk · 2 days
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オベリスクとオダリスクとアラベスクは別のもの。
オベリスク:四角柱の塔。ワシントン記念塔みたいな。
オダリスク:ハレム女奴隷。アングルの絵画が有名。
アラベスク:唐草や葉、花の図案化や幾何学図形で構成した模様。
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siteymnk · 3 days
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春が過ぎ、初夏の始まりの始まりを告げるような空と雲。
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siteymnk · 5 days
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ハンバーガーとポテトとジュースで¥2000オーバーってのは、それがどんなに美味しくても、ジュースが飲み放題でも。やはり釈然としない。
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siteymnk · 5 days
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連休直前、ボウリングの練習。
復帰して3回目。だいぶ調子が戻って来た。レーンコンディションも良かったのか、丁度良い強さのボールがまあまあ投げられた。こうなってくると俄然、楽しくなってくる。前回、前々回はちょっと苦行っぽかったもんねえ。
ボールをプッシュアウェイする時、真ん前に出すんじゃなくて、振りかぶってボールをスローイングする軌道を意識して、その振り子のラインを通るように意識すると、ガター連発の病は大人しくなって来た。逆に言えば、軌道を意識せずガターに向かって投げてたって事。とほほ。
まあ、改善方向性が掴めたのは良かった。気分良く8ゲーム完投。楽しかった!
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siteymnk · 5 days
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クイックレシピ
巷でたくさん共有されている、美味しい料理を手早く簡単に作る方法、クイックレシピとかレシピ動画と呼ばれるそれは、個人的にも重宝しているのだが、その手法と料理が一般化すればするほど、これまでの家庭料理の概念というか文化というか、何か大事なモノが置き去りにされて行くんじゃ無いかと少し心配している。
もちろん、手間をかけ時間をかける事が家庭料理の正義では無いけれそう、食に対するありがたみというか、生活の中における食事の重みというか、時代を経てどんどん軽くなって来ているように感じる。
クイックレシピ、美味しくて便利なのだが突き詰めると5パターンぐらいしか無い気がしていて、知らないうちに単調化が進んでいる気がする。またちょっと仕込んでレンジでチンかよーみたいな。
自分が子供の頃の家庭料理って、もう少し複雑さがあったような気がする。子供時代の記憶なので正直、正確性は怪しいのだが、その分ありがたみも大きかったように思う。今の食事は簡単でまあまあ美味しい、以上!みたいな感じ。なんか寂しい。
そもそも、とっくの昔に家庭の味なるものは崩壊している、という意見も説得力はある。子供に持たせるお弁当をコンビニ弁当にする、という状況が今や珍しく無いとも聞く。共働きが多数派になり、買って来た方がコストも安いとなれば、自然と流れはできてしまうのだろう。
我が家も共働きで、ウィークデーの食事は気ままというか自由というか。なので週末は出来るだけしっかり手間をかけた料理作るようにしている。昭和の家庭料理を知る世代の、最後の抵抗だろうか。
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siteymnk · 5 days
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マイケル・ジャクソンの「Don't Stop 'til You Get Enough」で聴くことができる、"ティンティントトン"というパーカッションは、水を入れてチューニングした水筒を叩く音で、それを演奏していたのはシーラ・E(!)。
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siteymnk · 5 days
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The Beatles完コピ倶楽部の第135弾は"For No One"。1966年の作品。
休暇中のスイスのスキーリゾートで書かれたポールの作品。バロック・ポップとチェンバー・ミュージックを融合させた楽曲で、曲中のホルンは「ロンドンで一番のホルン奏者」と評されたアラン・シヴィルによるもの。レコーディングに際し、ポールは楽器の音域を超えた音を吹くように迫ったという(シヴィルは果敢にその希望に答えた)。AIR社より借りてきたクラヴィコードを加えて、格調高い雰囲気を醸し出している美しい曲である。
ちなみに、レノンとジョージ・ハリスンはレコーディングに参加していないが、ジョン・レノンは「ポールが書いた曲の中で一番好きな曲の一つ」と評している。
このアルバムは、本作からエンジニアとして参加したジェフ・エメリックの影響からか、これまでの美しい残響を特徴としたサウンドから、よりデッドな密室間のあるサウンドに変化している。収録曲も"She Said, She Said"や"Tomorrow Never Knows"等のサイケデリックに振り切った曲と並んで、"Eleanor Rigby"、"Here, There and Everywhere"、そしてこの曲のようなクラシカルな作品が平然と並んでいて、作戦だったのか偶然だったのか、結果ビートルズの只ならぬ風格を(その突飛なアルバムジャケットと共に)圧倒的な存在感で示す事になったのだと思う。ポールはジョンによる奔放な作品を横目で見て、あえて逆側に振り切ったのかもしれない。
さて完コピ。ハモリもないポールの独唱。ポールの歌い回しは親しみやすく癖が無いようでいて実はかなり個性的というか、声そのもののカラーも含めて「ポールっぽさ」ってのが如実にあるのだなと、完コピを繰り返すうちに痛感するようになった。楽曲だけでなく、声や歌い方も唯一無二となると、そりゃトップになるよなーという感じ。あまり気張らず、ポールが自然に歌った感じを目指してみた。
さて次回は、ホワイトアルバム収録の「みんなで歌おう」ジョンのあの曲です。
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siteymnk · 7 days
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田町から品川方面へ。線路沿いにど偉い高層ビルが建設中。何かと思えば、高輪ゲートウェイ付近だ。収容人数が半端なさそう。
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siteymnk · 7 days
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全く意識して無かったのだが、しばらく歩いて行くと昔の職場の近くだった事に気が付く。気ままに散策していると、ココとココはこう繋がってるのかーと気が付く事が少なく無い。
とはいうものの、通勤してたのは30年ぐらい前で、道すがらの街並みは全く変わってしまっていた。かろうじて会社のビルは残っていたけれど。
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siteymnk · 7 days
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日曜日。今年度2回目の「行ったら休館日だった」が発生。なぜ事前に確認できないのか。これはもはやパーソナリティ一部で、自己解決は無理な領域なのかも知れない。そしてこの事件ですら運命であり、じゃあ偶然を楽しみますか、と即座に思い始めている自分がいる。という事で周辺を散策へ。
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siteymnk · 8 days
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銀座で高級中華の食事会。
友人の子供が無事に高校進学したお祝いと、コロナ禍になった時これが落ち着いたら皆でぱっとやりたい!と切に願っていたので、その願いの実現と共に。
数年ぶりに再会した子供らは随分大きくなって、たぶん少しだけ世間を知って最初はどこかおとなしい感じだった。昔はあんなにわちゃわちゃしてたのに。
思い起こせば中学〜高校時代に、自分も祖母や親戚の叔父ちゃんとかに接する態度の正解が分からなくなって奇妙な敬語を使い出したりして迷走した記憶があるなぁと。正に今、そこにいるんだねきっと。他所行きの感じ。
高級中華はしっかりと美味しかったし、落ち着いた雰囲気で楽しく会話できたし、やって良かった。
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