ダブレット
(doublet)
TFW 2017AW
デザイナー井野将之が「違和感のある日常着」をコンセプトに、2012年にブランドを設立したダブレット(doublet)。TOKYO FASHION AWARDを受賞し、今回初のランウェイショーを行った。
インスピレーションソースは90年代のレイブ。極端にオーバーサイズなスウェットや前後逆に着たようなフリース、ニーハイソックスとパンツの中間のようなボトムス。あまりにも飛躍するその創造性にその場にいる誰しもが圧倒された。「XXL SIZE」と書いていながらもコンパクトなトップスや、有名企業のロゴのパロディなど、遊び心も随所に散りばめられている。
そのパロディのロゴの中には、「Paris」「MIlan」「New York」という文字があり、世界三大ファッションウィークの土地を指している。中でも「Paris」は「今回展示会で自分もパリコレに参加できた」というデザイナーの強い喜びと達成感を表したものだ。
アイテムそれぞれの個性も相当強いが、それと同等に個性的だったのが登場したモデルで、27人中15人が街でスカウトした素人モデルなのだという。様々な人種、様々な体型、様々な個性をもったモデルたち。コレクションを非日常ではなくできるだけ日常へ近づけたいという想いから、そのひとりひとりに合ったスタイリングを提案した。
Text by Yumi Yamane
デザイナー 井野 将之
公式サイト http://doublet-jp.com/
Photo by Ko Tsuchiya
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東京ファッション・ウィークを主催する一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFW推進機構)が、冠スポンサーがメルセデス・ベンツ日本からアマゾン ジャパン合同会社(Amazon Japan)に代わり2回目 via Pocket
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ターク
(TAAKK)
TFW 2017AW
デザイナー 森川拓野
公式サイト http://taakk.jp/
Photo by Ko Tsuchiya
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リチウムオム
(LITHIUM HOMME)
セレブリティ
TFW 2017AW
今回ランウェイには俳優の古川雄輝や杉野遥亮がモデルとして参加。ショー終了後会見を行った古川雄輝は、「普段からリチウムは好きなブランドなのでショーに出られてよかった。着ているアイテムもかっこよくて着心地もいい。緊張したけど楽しめた。」とコメントを残した。
デザイナー 平松 剛
公式サイト http://lithium.co.jp/
Photo by Ko Tsuchiya
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リチウムファム
(LITHIUM FEMME)
TFW 2017AW
「ファッションと音楽の融合」をコンセプトに、永遠の定番を追求するリチウム (LITHIUM)。7年ぶりとなるランウェイショーをAFWTで開催したのは、技術やデザイン面でこれまで追い求めてきた理想のディテールが完成してきたからだという。ただひたすら流行を追いかけるのではない、ずっと残っていく服を作っていきたいという強い信念のもと、過剰な装飾を取り除き、素材やシルエット、そしてディテールで魅せるブランドらしいミニマルなコレクションを展開した。ベースのカラーパレットも定番のブラックとグレー。そこに深いボルドーやブラウン、ターコイズがアクセントで加わる。シックなコレクションの中で目を引いたのは舞子や虎と共にJAPANの刺繍が入れられたスカジャン。これは「刺繍の町」と呼ばれる群馬県桐生市の60年以上前から続くメーカーの職人によるもので、職人との出会いもこれまで品質を追求してきたからこそのものであったという。コンセプトとしては普遍性を表現しながらも、今シーズンの気分を取り入れたのはオーバーサイズのMA-1やレザーのライダースジャケット。「やるなら極端に」というデザイナー平松剛の言葉通り、際立ったボリューム感を見せていた。前述した通り、理想が形になってきたというリチウム。将来的にはパリコレなど海外でのショーを視野にいれつつ、引き続き東京でショーを行っていきたいと平松は語った。
デザイナー 平松 剛
公式サイト http://lithium.co.jp/
Photo by Ko Tsuchiya
Text by Yumi Yamane
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ミントデザインズ
(MINTDESIGNS)
TFW 2017AW
ランウェイショーではない、目新しい発表形式を選んだのは「ミントデザインズ(mintdesigns)」。2016年8月にオープンした、東京・青山にある路面旗艦店を舞台にした。ショーウィンドウに登場したモデルたちを来場者がショップの外からウィンドウ越しに眺めるという、インスタレーション形式で新作を披露した。
「She is so British…」というテーマ通り、英国テイストをふんだんに盛り込んだ。かわいらしくもおてんばな女性をイメージしているという。「じゃじゃ馬娘」の雰囲気はオーバーサイズのシルエットに写し込まれた。大半のアウターがダボッと羽織る仕立てで、伸びやかな気分のレイヤードに導いている。
英国調のバラ花柄や、ハウンドトゥース(千鳥格子)、グレンチェックなど、たくさんのブリティッシュモチーフをあしらった。生地の面でも英国志向を打ち出し、ヘリンボーン柄のツイードといった大人っぽい素材を取り入れている。ただ、単純に伝統的モチーフを迎え入れるのではなく、オリジナル柄を得意とするこのブランドらしく、配色や柄ミックスに工夫を凝らした。ライトグレーやローズレッド、サックスブルーがアクセントになって、ポジティブで若々しいムードが生まれている。
透ける生地やウール、ベロアなど、風合いや質感の異なる様々な素材を組み合わせて、レイヤードの表情を深くした。ストライプ柄の長いシャツ、布をたっぷり使ったロングスカートのような「長め丈」のアイテムを重ねて、縦落ち感を強めている。
コートの袖をまくり上げたり、ワイドパンツの裾を深く折り返したりといった小技が気負わないムードを寄り添わせた。メタリックゴールドのウイングチップは足元にグリッターを呼び込む。英国趣味を随所に生かしながらも、やんちゃなストリート感を交えて、自分らしさを主張したがるガーリー気分を宿らせていた。
デザイナー 勝井 北斗、八木 奈央
公式サイト http://mint-designs.com/
Photo by Ko Tsuchiya
Text by Rie Miyata
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サルバム
(SULVAM)
TFW 2017AW
東京でのランウェイ開催を今シーズン限りで最後としたサルバム。インビテーションには藤田デザイナーの感謝の気持ちを綴った自筆の文が印刷されていた。“My Thanks To”と題された今回のコレクションでは、文字通り感謝の思いを込めたという。
会場は、ユナイテッドアローズ 原宿店のウィメンズ館。今年1月にピッティウォモにて披露されたものと同じピースを、スタイリングを変えて挑んだ。目立っていたのはテーラードのジャケットなどに施された、切りっぱなしや裏地を張り合わせたようなディテール。もはやシグネチャーとも言えよう。また、オーバーサイズのシャツとニットのレイヤードスタイルのルック、カモフラルックなども目立つ。首に巻かれたり、足首に何重にも巻いたりするなど、アクセサリーのような靴紐づかいもユニークだ。
ピッティウォモで発表した時よりも、モード味を抑え、東京らしくカジュアルでリアルなルックを多く提案。同ブランドの、着回しの幅を見せつけたショーであった。
ショー終了後のインタビューでは、藤田デザイナーは、「より多くの海外バイヤーに見てほしいため、海外でのショーを行う」と海外市場への意欲を感じるコメントを残した。
デザイナー 藤田 哲平
公式サイト http://www.sulvam.com/
Photo&Text by Takaaki Miyake
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チカ キサダ
(Chika Kisada)
TFW 2017AW
街角の写真展に飾られた七五三の写真にインスピレーションを得たというチカ キサダ(Chika Kisada)は、”Photographic Memories”をテーマ に、あどけない少女が成長していく姿をコレクションに投影した。
ピンクで表現される少女時代。チュールやフリルをふんだんに使用し、どんな女の子も一度は憧れるようなロマンティックな装いを���せた。そして成長した少女の思春期に揺れ動く心はブラックに込められる。ただ、少女が小さい頃からずっと好きだったチュールやフリルはそのままに、レザーのライダースやパーカー、ブラックのワイドパンツなどとのスタイリングでセンシティブな感情を表現した。
バレエダンサーからファッションデザイナーと異例の転身を遂げたデザイナーの幾左田千佳。バレエの舞台コスチュームをドレスで取り入れたり、実際舞台で使用したヘッドピースを用いるなど、ダンサー時代に学んだ体と衣装との距離感や関係性をコレクションに反映した。
Text by Yumi Yamane
デザイナー 幾左田 千佳
Photo by Ko Tsuchiya
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