Tumgik
ysnsgt · 5 months
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【スイクラ】AGF2023とお返事感想
TAKUYO御中のAGFおつかれさまでした記事があがってたので私もおつかれさましとうかなと。誰向けの記事なのかはわからない。いつものことでした。
■ AGF2023
私は2日目の15:00枠という一番遅いタイミングで会場を訪れました。グッズ欲も薄いし入場料も安いし、これくらいのんびり行く方が向いてるかもしれないな~。グッズのラインナップにもよるけど来年以降も同じノリで行こうかな。
ああいう、何だろう、賑やかな?場所は苦手なのですが、たまには良いですねぇ。でも人見知りと4日くらい前にやらかしたばかりの恥ずかしさで差し入れをお渡しして名乗った時の反応にビビってしまったり(やらかしたやつ、スタッフさん方にも喜んでいただけていた気配でホッとしました)、まずお仕事中に話し込む勇気もなく、そもそも話題が思いつかなくて脱兎のごとく逃げてしまったお恥ずかしい。
閉場間際にスタッフさんに話しかけていただけたのに、雑踏でお声をろくに拾えず(聴覚機能が地味に悪い)困ってしまって反応も取れず、悪い&残念なことをしました。何かゆっくりお話しできるイベントとかあるといいですね。私は聞き専で。
かろうじて拾えた単語を後から考えてたんですけど、まさかこの乱心ツイートのことじゃないですよね?
乙女ゲーの殿堂入り推し7人、古橋古橋古橋グラナダ赤い服の王様古橋古橋なんですが常識的な回答を考えます
— みよ (@_akaza) December 18, 2022
社長にいいねされてるのは知ってるんだけど、社内で共有されている可能性。恥ずかしいな、とても恥ずかしいな、ネージュさんその穴に入らせてもらってもいいですか。たいせつなものじゃないからだめ? そもそも今更? そっか~!(まな板の上で大の字)
■ お返事感想
そんなこんなで差し入れしたらお返事をいただけたので、習性として古橋さんのを鑑賞せねばなのですがその前に開発スタッフ代表こと五男さんですよ。
みよお姉さんへ 仔猫ちゃんに喜んでもらえることが何よりだよ!これからも旺一郎お兄さんと末永くお仕合せに☆彡
重篤患者の一個人に「推しの嫁(公認)」とかいう称号を与えてくるこの会社は本当にどうなってるんですか? ありがとうございますその大役つつしんで拝命いたします。
……いや……私はTAKUYOに突きつけるNOを持ち合わせていないので……あと正論ツッコミ入れても面白くも何ともない会社なので……。どうでもいいんですけどXのアイコンが猫なので仔猫ちゃん呼びはチクチク刺さるものがある。
しかしこの流れで古橋さんのお返事を見るの、背中を押されて本人の前に突き出されたようで趣がありすぎて困
みよへ 君が馬鹿なら俺は大馬鹿さ 俺も君に対しては欲張りでありたい この城でいつまでも君を待ってるよ
およそ12時間は悶絶した。
苦味をどこに置いてきたのか。この人ガトーショコラじゃなくてフォンダンショコラなんじゃないの口に含めば熱でとろける濃厚な甘さ。重篤患者にお出しして良い品ではない。
えー……はい……順を追って読んでいきますかね……。
みよへ
最近とあるゲームでそれなりに好きなキャラが音声つきで「ミヨ」と作中の女の子を呼ぶ機会があってその度に得した気分になってたんですけど大本命からの名指しだやったー!! と私は大いにはしゃいだ。まあそれは別に良い。
君が馬鹿なら俺は大馬鹿さ
古橋さん自己否定的なので前回の「謝りたい」「後悔した」に続いて「大馬鹿」という言葉に息が止まりかけたのですが、たぶん注目すべきはそこでなく。
真紅の扉を選ばれて最初の台詞が「君は頭が悪いのか? それとも要領が悪いのか?」だった男が、CG閲覧画面のおまけボイスで「君はとても、思慮深い女性だと思うよ」を経て、ここでこの発言に至る意義の深さが計り知れなくて目眩がする。
加えて相手の知性を寿ぐ(というかたぶんここは謙遜を否定する)だけならおまけボイスよろしく相手を褒めるだけで良いわけで。なのにプライド高くて実際はちゃめちゃに頭の良い古橋さんがわざわざ自分を落としてまで相手を褒めるのがもう「深い尊敬の念に満たされているわたくしは、女王様、高貴なあなたのつつましく従順なオフレンダでございます。」(『ペローの昔ばなし』改変)でしかなくないですか。こんなところでまで示される精神的膝つき行為。写真を通して見た幻覚は嘘ではなかったのか……(錯乱) 「君は頭が悪いのか?」は玉座から見下ろしてだったので大変良い対比ですありがとうございました。良い対比なのでこのまま突き進みたい。
人気投票結果発表時のコメントを参考にすると「君を知ってますます頭がどうにかなってしまっているよ」とも解せてこの一言だけですごい、なんかもうすごい。なお当事者は「あまり自分を貶めると自分を大切に思ってくれている人を悲しませることになる」と身をもって教えてくれているのかなとめちゃめちゃまじめな顔で反省することで平静を保とうとしています。12時間悶絶しといてこれ。
しかしその場合は“お兄ちゃん”だなぁ、という感じがして。弟が勉学とかうまくいかず「僕って馬鹿だなぁ」とこぼしたらこんなこと言ってフォローしてたのかなとか、弟は兄さんが大馬鹿なわけないとよく知ってるけど「兄さんが言うなら間違いない」し励ましてくれてるのはわかるから反論するわけにもいかないし、周りも兄王子の発言の意図を汲める人ばかりじゃないだろうし、それで兄王子は愚鈍というレッテルが貼られて弁解もせず悪循環とかいう流れがあったなら古橋さんそういうところだぞと真顔にならざるを得ずどっちだこれ、両方?
俺も君に対しては欲張りでありたい
「欲を抑えられるか否かが重要だ」と仰っていた古橋さんがここで欲張りであることを志向することの意義の深さが(略)
この城でいつまでも君を待ってるよ
これめちゃめちゃ古橋さんらしくて好きなんですよ。菓子人形に絡まれる柘榴ちゃんにただ手を差し伸べるだけでじっと待つのと同じスタイル。選ばれることをただ待つ、何も奪わない、争わない、静かで美しくて過酷な戦いをする男、古橋旺一郎……それも「いつまでも」と彼が言うからには本当にいつまでも待つんでしょうよ、たとえ相手が死に、生まれ変���り、別の生を歩み始めてもひとりで想いじっとずっと待つつもりなんでしょう愛が深いにも程があるこんな暖かい人がなんで心に深い傷を負っているんだ誰か彼を仕合わせにしてくr、あっすいません私のお役目でしたね今すぐ伺って良いですか?!(迷わずバグる)
とここまで見てふと気づいた。五男さんを除くとマネサイトのアミル王子と並ぶんですよね古橋さんのお返事。ダブル王子様じゃん。
そう思って眺めるとどうも主旨は同じでどう表現するかの違いのように見えてきて、となると古橋さんの発言もすべて相手への愛情表現だろうし「君が馬鹿なら俺は大馬鹿さ」はやはり膝つき行為に相当する発言と取るべきである。結論、古橋旺一郎あまりに甘美。今回もありがとうございました古橋さん大好きです。
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ysnsgt · 6 months
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【スイクラ】古橋誕生日2023のポスト解釈
take3(※2回書き直しました)
2023.11.1の古橋さんの2ツイートもとい2ポストに浮かれて色々書いたのですが丁度体調不良に伴う思考力の低下中でどうもしっくり来ず、やっと落ち着いてきたので、作中や他媒体からの情報、果ては無駄な知識をお出ししつつ無理くり解釈で古橋さんの魅力を深めたい、という意図を主軸におよそ一から書き直すことにしました。とはいえ一部、前記事からの流用はある。
なお思考力の低下には2週間ほど苦しめられたのですが、お世話になっている鍼灸漢方医の所に行ったら3日で治りました。早く行っとけ。まあ城のデバフ効果とか自喰の代償ってこんな感じだろうかと思いを馳せることができたので可。好きな言葉は「受領は倒るる所に土を掴め」です。
【五男のお返事バン、ババン】 11月1日生まれの旺一郎お兄さんにプレゼントが届いたよー。昨日届いたので本当は午前3時にメッセージを投稿したかったんだけど、仔猫ちゃんの睡眠を妨げちゃうのは良くないからね。お待たせ、仔猫ちゃん!旺一郎お兄さんから預かったメッセージ、バンバン読んでねーっ☆
— TAKUYO公式【ゲーム情報】 (@takuyo_jolly) November 1, 2023
【お礼】 古「突然で済まないがまず謝りたい。以前滅入るようなことがあれば手紙を開くと伝えたが、君のことを想う時も開くと伝えるべきだったと後悔した。君という存在に救われている自覚をもっと持つべきだな、俺は……改めて沢山の贈り物と労わりの言葉、そして細やかな気遣いに感謝と敬意を」 pic.twitter.com/ZClPOhJAXO
— TAKUYO公式【ゲーム情報】 (@takuyo_jolly) November 1, 2023
【お礼】 古「この一年はあっという間だった。だが恙なく暮らせていた様に思う。贈り物はどれも君からの想いが溢れていた。“フレンチ種”という文字に、色色考えてくれたんだなと感心したよ。……同時に、弟や彼らの魂をこの死者を彩る花と共に明るく迎えられたらと思う。Gracias de corazón.」
— TAKUYO公式【ゲーム情報】 (@takuyo_jolly) November 1, 2023
■ 写真
2022年のツイート(当時)はきらめくばかりの美でしたが今年は染み渡る美ですね神様ありがとうございます推しが尊すぎてしんどい。とか言ってる場合ではなく、テキストの前にお写真を見ていきたく。
というのも、古橋さんは口数が少なく、話しても感情が乗りにくい。特典のCDや小冊子でも言語化への苦手意識をよく話してます。その割には言語表現があまりに巧みで日本語だいすきな私は日々仰ぎっぱなしなのですがそれもさておき。
加えて絵描きさんなので、視覚情報で感情や意図を込める方が得意なはずなんですよ。「でも美的感覚死んでるじゃん」て? それは私も思った。さらに言えば失われしブログ記事では被写体を画角に収められず悔しそうにしてたり、先生の似顔絵に寄せられた字は幼稚園児かというくらいミミズがのたくっていた。
正直言うと、日之世が写真をあげたのを見た瞬間今年の11月1日には笑う覚悟を半分していました。でも半分は別の可能性も考えていました。さすがに企業としてファンから贈られた品でネタに走ることはしないだろうし(メタ)、特典の4コマ冊子ではクララズは愉快な絵になっても柘榴ちゃんのことはめちゃくちゃ美人に描いていたので、そちらの感性が適用されるのではなかろうかと。
あるいは、柘榴ちゃんを膝枕するために腿の筋肉を鍛える宣言をしていたように、会心の写真を撮るべく事前に腕を磨くやもしれない。
蓋を開けたら全力で後者でした。陽だまりのように優しく暖かな黄色の敷布、同じものが重ねられている辺り裏はなく真心そのものを表すかのよう。その上に載せられた贈り物は丁寧に並べられていて、古橋さんのきっちりした性格と贈り物をいかに悦び大事にしているかが出ています。フォントは古橋さんらしい端正なもので、色も敷布の補色ながら上品な配色という辺り相当に凝ったと見るしかない。
さらには左上にお花の装飾まで入っているという手の込みよう。古橋さんの品の良さとここで(は)発揮された感性の繊細さ、そしてあたたかな想いが伝わってくるようでこの時点でスタオベものですが、もう少し深読みします。
スイクラ(というかTAKUYO)はブログ等でのフォントカラーにキャラのテーマカラーを負わせるので、紫について立ち止まって考えたく。RGB値までは特定できないのでざっくり深紫ということだけで考えますが、古橋さんのテーマカラーは赤のはず。そこに青が加わった紫色ということは、「赤い服の王様であることは消せないけど青い空を戴く王ともなり、過去とは違った存在になっている(過去を克服した・しつつある)」象徴のようで私は泣いた。
でも西洋において混色は地位が低く、論語でも「悪紫之奪朱也(私は混色の紫が原色の赤を圧倒するのを憎む)」という言葉があります。極めて黒に近い色彩なところからも、やっぱりどうしたってあちら側の存在なんだなぁ……
などと書きつつ、ここが日本ということを踏まえると、贈り物を載せた敷物は太陽神の子の衣服に用いられる黄櫨染の象徴にもみえます。であれば最下部に添えられた濃い紫色の記名は冠位十二階の最高位、すなわち第一の臣下たることを表す色ともみなせる。
ここから想定しうるメッセージは「深い尊敬の念に満たされているわたくしは、女王様、高貴なあなたのつつましく従順なオフレンダでございます。」(『ペローの昔ばなし』改変)であって、これはもう写真全体で膝つき行為を示されているとみなして良いのでは?
そして混色たる紫が原色たる黄に屈服することで、世界の均衡は保たれるんですよ。なんだこの王様。密原と久瀬のことは置いておきます。
おまけで左上の花の装飾について。花は笑顔に喩えられ、古く「咲」という字は笑む、笑うことをさしました。ややうっすらしているところも含めて考えると、彼の微笑みが見て取れるようです。美。
以上から一連のポストに裏付けられた感情は愛と呼んで差し支えないだろうと思考をぶっ飛ばしてテキストを鑑賞していきます。思考力の回復とは。
■ 1ポスト目
「突然で済まないがまず謝りたい。以前滅入るようなことがあれば手紙を開くと伝えたが、君のことを想う時も開くと伝えるべきだったと後悔した。君という存在に救われている自覚をもっと持つべきだな、俺は……」
本当に突然の謝罪とデレのラッシュに加えて後悔というなかなか強い言葉まで出てきて今だにフリーズするんですががんばりましょう、えいえいおー。上から行きたいところですけど取っつきやすさから、まずは最後の「自覚」について。
昨年の3ツイートはどう見ても感情値が高かったのに、ご自分で気付いていなかったのだろうか……。よく内省してるくせに意外と鈍、いやそういうお方でした。説明文は得意だけど物語文は苦手なタイプですか? あんな麗しくも詩的な表現をするくせに???
たぶん現象→発見→観察→考察→仮説→検討→結論→行動みたいな思考法で、自分の感情にも適用してるんだろうなぁ。ド頭が良くていらっしゃる。滅入らなくてもよく読み返して、前提条件との齟齬に悩んでやっと気づいたと解すべきか。
加えて考えるなら、周りのことをよく見てて、周りのために何かしなければいけない地位だったからこそ、自分をおろそかにして見失いがちなんだろうなぁ。であれば側にいる人が彼を見つけて差し上げねばならないわけですが、それがマリスの入り込む隙だったり狂王化した原因で、深愛ルートに辿り着く鍵でもあるような。
続いて後悔したという事実があり、脇目も振らぬ謝罪に始まるわけですが。
「滅入るようなことがあった時に“だけ”読む」としたら「寂しさを埋めるため“だけ”に手近なところにいるあなたに傍にいてもらいたい」、要はただの慰み者として価値を置いている意になりえますが、これは古橋さんが珍しくキレた言動(歪愛バッド)に通じます。それで後悔したんですかね。
この路線で思い当たる古橋さんの過去の台詞は以下の3つかなぁ。
・「愛想を尽かされない為に」
「……何もそんなに驚くことはないだろう。……急じゃない。俺は今まで恥ずかしいだの上手く言えないだのと言って逃げてきた。それなのに、君はこうして俺に逢いに来てくれた。だから、君に愛想を尽かされない為に、俺は…………いや、何でもない。……朝は10時くらいに起こすから一緒に戻ろう」
— SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~【公式】 (@sweetclown_1009) October 31, 2015
「気が滅入らなければ私からの手紙を見てくれないのね! ひどい人!」と愛想を尽かされるのではと慌てた可能性。
個人的に「君に愛想を尽かされない為に、俺は……」の後には「密原に色々教えてもらっている」と続くと面白いと思ってるのですが、
密「は? 彼女にそう伝えたんすか? はー……オーイチロウくん。愛想、尽かされますよ?」 古「……?!」 密「次に会ったらソッコーで謝ってください。それから」
というやりとりを想定できて私は爆笑している。これならこの初手謝罪も後悔も自戒もわかりやすい。
・“私には貴方が必要です”
スイクラ0.9周年等の合同企画で愛情表現を示すことを渋る古橋さんにリトエイ出身の西村あかりちゃんが「不安な子には何度でも言ってあげて」と発破をかけて会心の告白をさせるんですが、その流れに似てるような。
今回古橋さんは「救われている」と言ってますが、それはあかりちゃんも使ってる言葉なので、念頭にはありそうです。しかしその場合古橋さんは大事にされていると嬉しがり気持ちも明るく今まで見えなくなっていたものも見えるようになっているという意味にもなって尊い古橋さんいつまでも仕合わせに暮らして、じゃなかった。
不安にさせた可能性への後悔と謝罪と、改めての告白なら古橋さんお優しい、そしてビッグ・ラブ。お腹いっぱいです。
・両親のトラウマ
父王は奴隷ばかりを相手にした。母女王は寂しさにやはり奴隷を寝所に招いた。そうして兄王子は深く傷ついたのが、この物語のひとつの「始まり」です。
「気が滅入ることがあったとき(だけ)君を想う」という己の発言に、父王の姿を重ね、その先に続いた破滅の道に怯えてしまったのでは。
他には、「自分はこんなに想って手紙を読み返してるのに彼女はそれを知らないことがなんか悔しくて後悔した」だったらかわいいし、「後悔したとか悲しませるだろうから謝った」だったらあまりに情が深い。
何にせよ相当なデレというか愛の告白をかましたにもかかわらずまったく無自覚っぽいところが古橋さんらしい。相手がぽかーんと赤くなってると「なぜ」って言いそう。
余談ながら「君という存在に救われている」っていいですね、君のしてくれたこと、贈ってくれたものに救われたでなく「君という存在」ですよ。代えは効かずどれがということでもなく、何なら何もしない、贈らなくてもいいとばかり。さらに古橋さんは相手がどれほど変節しても同一人物と認識するお人なので、これから何があって君がどう変わろうとも俺は君に救われ続けるとばかりで愛が深い。
「改めて沢山の贈り物と労わりの言葉、そして細やかな気遣いに感謝と敬意を」
仕切り直してちゃんとお礼を言うところがもうお美しい。敬意は軽微な尊敬かなと思われますが「俺は君を尊敬する」は実質愛の告白だったしTAKUYOわりと尊敬の念が愛の始まりみたいな世界観なので(パニパレとか)、これもまた愛と解していいんじゃなかろうか。ちょっと供給過多では。後悔が表れている線もあるか。
■ 2ポスト目
「この一年はあっという間だった。だが恙なく暮らせていた様に思う。贈り物はどれも君からの想いが溢れていた。“フレンチ種”という文字に、色色考えてくれたんだなと感心したよ。……同時に、弟や彼らの魂をこの死者を彩る花と共に明るく迎えられたらと思う。Gracias de corazón.」
芸術(喝采) すいませんちゃんとやります。(1)自身の近況報告、(2)相手への感謝と敬意、(3)弟たちへの追憶、(4)結句で構成されていて、起承転結ともみなせそうです。となればこのポスト全体でひとつの物語か。
(1)自身の近況報告
「この一年はあっという間だった。だが恙なく暮らせていた様に思う。」
苦痛な時間は長く感じ、愉しい時間はあっという間に感じるものだそうなので、どちらかと言えば愉しかったか、それとも忙しかったのかもしれま��ん。でも「恙なく暮らせていた様に思」えるなら、忙しさよりはそれなりに愉しかったと考えた方が良さそうです。2022年では「日日が愉しい」と仰っていましたし。
ところで「恙なく暮らせていた様に思う」という言い回しがとっても好きです。「恙ない」って言葉の響きがまず好きでして、加えて「暮らす」っていいですね、漫然と日々を「過ごす」より生きてる感あって、古橋さんがその語を選択したことの尊さを噛みしめ私は世界に感謝せねばならない。
断言しきらないところは逐一経過記録していないという意味だろうし、わざわざそれを伝えるところに誠実さを感じます。「暮らせていた」と可能の意味を表す語が含まれるあたり、彼がそれを志向していることを思わせてほっとします。
「~様に」という客観的類推を表す語を使うところに知性を感じるし、「思う」という主観の言葉で締めくくってくれたことで、少なくともこのタイミングの古橋さんが振り返るに印象的なつらいことはあまりない1年だったのだろうなと思えます。まさにそこが重要なわけでして、良かったな~~~~~~~~~と重篤患者の私は胸をなで下ろしてまた涙ぐむわけですよ。この調子で穏やかな幸福に包まれていてほしい。
(2)相手への感謝と敬意
「贈り物はどれも君からの想いが溢れていた。“フレンチ種”という文字に、色色考えてくれたんだなと感心したよ。」
想いへの感謝と考えへの敬意に分けられますが、想い=感情と、考え=知性を分けて言及しているのは西洋哲学の流れでは?
出身地からすれば当然の思考なんですけど、言葉にするのが苦手な辺りはどちらかと言うと東洋的(日本的)です。西洋において知と言葉は不可分だったはずで、だからこそ口数の少ない殿下は「愚鈍な兄王子」とみなされ継承権が危ぶまれたんでしょうし。
対して日本の古い文化だと「言わぬが花」とか「言葉にすると間違って伝わるから」と言語化を忌避する傾向がある、場合もあります。なので古橋さんて日本の方が馴染む性質で、だからこそここに至ってやっと仕合わせを掴む可能性が出てくると解釈してたんですけど、ちゃんと出身地の下地も持ってることを改めて思わされて何だか感慨深いし、こういう東西の融合体みたいなところが古橋さん面白いし好きだな~としみじみします。その分どこにいても居心地の悪さがありそうで心配ではある。
ちなみにたしか知性を感情の上に置くのが西洋哲学なので、古橋さんが自分の感情に鈍いのはそういう文化背景もあるのかもしれません。
で。古橋さんは想いに感謝しつつ相手の思考≒知性に感心≒敬意を寄せているわけですが。知性>感情の世界観だからそうなるんだろうなと思いつつ、「知的なアニマ」も検討してみたく思います。
ちゃんと理解できてないので間違った説明になりそうですが、男性の精神的対存在としての女性像をアニマと呼びまして、上から知的>霊的>ロマンチック>肉体的とされます。相手の知性に敬意を評しているということは、最高位である知的なアニマとして相手を受け入れているのかなぁと。
なので西洋男渾身の愛の言葉とみなすのが良さそうです。全力でかっ飛ばしてるな今回。
ちなみにアニマが対存在である以上、最高位である知的なアニマを受け入れられるなら彼自身の魂が高次であるとも言えるんですよね。女性の精神的対存在たるアニムスは上から意味>言葉>行為>力。古橋さんは常に意味を問う人です。
ところで特典CDだと相手を褒めることに「うまくまとまらない」「考えてこなかったし俺は口数も多くない」と難儀するのですが、こんなつるつると最高の賛辞を送れるようになったあたり年月の経過と彼の努力を感じます。
真相で弟の言動に「好きな女性への言葉とは思えない」みたいなことを仰ってて、「俺ならもっと優しい言葉をかける」という意味なんだろうなーと思ってたんですけど、今回一発目の謝罪といいまじでそのための努力を惜しまない人だということが証明されたようですいませんスタオベ今回で何度目でしたっけ。
(3)弟たちへの追憶
「……同時に、弟や彼らの魂をこの死者を彩る花と共に明るく迎えられたらと思う。」
冒頭の3点リーダーに悼みを、長めの一文に感情の深さを感じて私は泣く。「迎えられたら」「と思う」という言葉に実現性の難しさが漂っていて、またそれが彼の悲しみを思わされます。
けれど「同時に」と言ってくれるところがいいですね。彼は悲しみだけに囚われているわけじゃない。それと同じくらい感謝と敬意を抱いている。なら彼は決してひとりで悲しみと対峙しているわけじゃない。ほっとする。
「死者を彩る花」はマリーゴールド。メキシコでは11月1日と2日に「死者の日」という行事が催され、日本のお盆のようなことを、明るく楽しく行いますが、その時に飾られるお花だそうで。
日本で多く出回っている品種はアフリカン種で、メキシコからスペイン、つまりカカオや恐らく「旧き神」と同じルートで城にもたらされたものです。対してフレンチ種は原産は同じくメキシコながら、ルートはフランスなどヨーロッパが主流だった模様。
太陽と結び付けられた物語が多く、マリーゴールドという名の意味は「聖母マリア様の黄金の花��とのことです。
(4)結句
「Gracias de corazón.」
古橋さん風に直訳すると「心からの感謝を」。corazónは心と心臓、Graciasは感謝、好意、そして神の恩恵を意味するそうです。
母語は自分の想いを最も込めやすい言語である一方、あまりに身近で原義には鈍くなりがちです。日本語を母語とする私が「この喜びはめったにないことです」という意味で「ありがとう」と言うことはあまりないように(※言うときは言う)、古橋さんもそこまで踏まえてこの言葉を選んだか、性格上選んでそうですが確証はありません。
いずれにせよ、永き苦難の中で神を否定した古橋さんが、ここに至って「神の恩恵」を「心から」口にしたという事実はあまりに意義が大きく、ああどうか、天にまします我らが父よ、この穏やかで優しくて哀しい人に永久の祝福をと、高校卒業と共に想うこともなくなっていた異国の神にガチ泣きで祈る次第です。主もドン引きであらせられよう。いや全能だから案外いけるのか。
(5)再度2ポスト目
2ポスト目については文の構造も見ていきたい(突然の論文調)。
(1)と(2)はそれぞれ2文で紡がれている辺り半身を得た、すなわち満ち足りた状況を示しているように見えます。対して(3)は1文で成り立っています。その半身はもはやおらず、それ一つで完結していて欠落を埋めることは決してできない哀悼の意を感じます。(余談ながら転に当たるここで言葉のテンポも転調しているのがとても好きです)
そして最後の結句に移行するわけですが。なんというか、自分の恙ない日日と、相手への感謝と敬意と、そして失われた弟たちへの終わりなき哀悼との三つが一体となって、今ここにいる古橋旺一郎を構成しているのだという結びに思えて、この物語のあまりのかなしさ(愛/哀)に私は情緒がぐちゃぐちゃになっている。
■ まとめ1
ひとつひとつ丁寧にすくっていくと今年も愛でしかないお言葉の数々でしたが、ちょっと気になることもあります。言葉だけなら昨年の方がよっぽとわかりやすい表現をされてるんですよ。
うっかり見逃すと今回はひたすら淡々としているようにも思えて、これは何なのか少し考えていましたが。写真と同じく「言葉以外」を想定すべきなのかなぁ、というところに行き着いたところで幻覚を見た。
口火を切るやいなや「謝りたい」と手を差し伸べ。受諾として乗せられた手をそっと引き寄せ、額をくっつけるように頭を垂れて後悔を告げ。手の中の温もりをたしかめるように指を滑らせながら自覚を心に刻み。頭を上げて仕切り直すように、澄んだ笑顔で感謝と敬意を告げ。
そっと抱き寄せ、鼻がつきそうなくらいの距離感で、深く優しく囁き。言葉を重ねるごとに少しずつ、けれどあくまで愛おしむように腕に力を込め。追憶を口にして再び顔を上げ。陽光を受けたきらめく眸をそっと細め、何なら相手の頬を包むように手を添えて、母語での感謝。なるほど余裕で昨年超えの甘さ。
我ながら強めの幻覚だなと思いましたがVita版特典の深愛小冊子ではおよそそのような動きをなさっていたのであながち幻覚とも言い切れないかもしれない。古橋旺一郎は天井知らずのポテンシャルの持ち主であり真正王子様であり「やればできる人」ですありがとうございます。
■ まとめ2
昨年の「待ち遠しかった」とか今回の「後悔した」とか、当日以外も君のことを想っていたと伝えてくる辺り、本当に愛情深く暖かなお人だと噛みしめる一方、こんな優しい人がどうしようもないほど深く心に傷を負っていることが痛ましくて私はギャン泣きした。
そう思うと幻覚抱擁も幼子がやっと得た温もりに縋り付くようでもあり、いやでもそんなおくびも見せない辺り幼子自体はいまだ悪夢に怯えたまま震えることも我慢して暗い部屋の片隅でうずくまっているようでもあり。
……えええ……こ、この人、仕合わせでいてくれないと困る……という思いを一気に5段階くらい深めました。まだ更新できるとは驚きです。このまま墜ちて墜ちて我が母なる女神にどうか彼をひとりにしないでと頼むべきか、いやそれマリス一直線だな?
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ysnsgt · 6 months
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雑記07:近況報告とついったもといX
7月末からの気忙しさがやっと落ち着いてきました。社交性ゼロのくせに気にかけてくれる奇特な人には恵まれているので(ありがとうございます)、一応ちょろっと状況報告しとこうかなぁと。
9月から何とはなしにツイートもといポスト欲が減退して数が減ってますが、その後高熱で1週間ほど寝込んだら心の外皮が焼け落ちたような感覚がありまして。ハイテンションにおどける気が失せているのと(この辺は疲労の蓄積、冬季うつや高熱の後遺症としての抑うつもあるかもしれません)、何より自分の思考を出力して目で確認するという手順を踏まずともそのまま抱えられるようになって、良いことではあるものの出力する意欲と意義がなくなってきました。正直言って今これを書いてるのもだるい。
そんな中でDODへの呪いを煮詰め終わったのはなかなかに象徴的というか、たぶんあのノリの私はもう終わったんじゃないかなぁ。もちろん先のことなんてわかりませんけど、あのノリを好んでいただいてきた向きは結構あると思っておりまして、そういう人たち向けに「ごめんあれもう無理だわ、このアカウントはなけなしの愛想もなくなりどんどんつまらなくなりそうです」とはお断りしておきたいなと、この記事を書いてます。
……終わった象徴としてアカウントを引っ越して出直そうかとも思い、実は準備もしていたんですけど、鍵アカにフォロー申請だすのも面倒だと気づいてたぶんこのまま行きます。DOD関連のツイートとはおさらばしたかったなー残念だなー。
自己主張は減りそうだし、交流はもうだいぶ前からほぼ途絶してるので、同人(というか創作?)関係のツイートもこっちでやってこうかなーと考え中です。そろそろ溜まりに溜まった小ネタを描きたいので、それをポストしながら様子見予定。
ひとつどでかい気忙しい案件はまだ残ってまして、そっちは年内には終わるのかなぁ。終わったらゆっくり心身を休めつつちょっとずつまたいろんなことに着手したいです。現時点でやりたいこといっぱいあるので楽しみ。とか言いながら調子が悪すぎて刀どころかゲームも読書も手が止まってきた現状がただただきつい。
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ysnsgt · 9 months
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『神様と恋ゴコロ』雑感2
雑感1はこちら。今回はキャラの感想をざっくりと。
■ 水那川愛梨(主人公)
ドジだけど明るく優しくみんなに愛される、ちょっと懐かしい感じの典型的ヒロインという印象。個人的には可もなく不可もなしだったかなー。顔は好みでした。
■ 如月征都
これまで遊んだTAKUYOゲーのキャラで1、2位を争うレベルで好みの容姿。(なお対抗馬は『死神と少女』の桐島先輩)
淡々としていてあまり喋らないけど文字だと雄弁、根は優しいし動植物は好き、恋愛話は嫌いと私の気質に大変なじむ良いキャラでした。
の割には「嫁の貰い手……」「余ったら貰ってやる」とベッタ���タに主人公を冷やかしたり、おまえそういう話苦手だったはずだしそもそも愛梨ちゃんはシスターを目指しているから嫁の貰い手は特に必要ないのでは……と戸惑ってしまった。あとはEDではやっと内なる情熱を口頭で言葉にできるようになったという成長の描写なんだろうなーとは思いつつ、あんまり強い言葉を紡がれてちょっと引いてしまったり、うまく噛み合わなくて残念でした。その点あくまで柔らかい言葉で情熱を伝えてくる古橋旺一郎よ以下略。
■ 高梨久遠
ジ、ジャリ!(暴言) 寂しいからと周りに迷惑をかける方向でふざけるタイプは苦手なので結構きつかったし、世話を焼くのは良いとしても本当に「世話」という感覚になっちゃったので「いやシスターとしての務めですが」ルートがあるのは助かった、逆に言えば恋愛感覚にはならなくて好意を向けられるのがまたきつかったりでなんかごめん。
しかしお母様はちゃんと本人に伝えてあげてほしいし、本人の意思も尊重してあげてください。頭が良くて寂しがりな子だからこそ。
■ 辻宮兼我
しっかりしたお兄さんに見せて面倒を見てあげられる存在に依存してるタイプには恐怖を覚えるレベルで苦手できつかっ……た……。TAKUYOじゃなかったらヤンデレまっしぐらだったろうし、ひどいゲームだったら主人公は監禁されていた。TAKUYOゲーで良かったね。と思ったけどTAKUYOゲーであっても悪魔の城に幽閉されたらワンチャンある。
馬鹿馬鹿いわれるのも相手に否定をぶつけることを要求されるコミュニケーションもきつくて、クリアした時はやっと解放されたとほっとしてしまいました。
外見はメガネつけてなかったらめちゃめちゃ好みだったな……メガネあまり興味がなくて……なんかすいません……。
■ 東條昴
チャラいてらしー声好きなのでまず第一印象が良かった。前情報や他の人の感想で「ルートに入るとめんどくさい男」みたいに書かれてて警戒してたんですけど、蓋を開けてみたらそうでもなかったかなぁ。こいつも執着とか独占欲とか凄そうなタイプだけど高圧的な感じはないから御せそうと思えたのかもしれない。呼吸が心配でそれどころじゃなかったのはある。
シスターを目指す少女が一般社会の少年と恋愛しちゃっていいのか、みたいな葛藤はこの設定ならではの醍醐味だし、女友達が恋敵になっちゃったーってのはTAKUYOのお約束だと思うので、その辺が味わえて楽しいルートでした。あとは誠司すきすき大好き~ってのが溢れててかわいかった。
■ 笠原誠司
最後にクリアしたんですけど、最後にふさわしい強キャラだった。優秀だし冷たいように見せてめちゃくちゃ優しくて面倒見が良いし、隙がない。素直じゃないという触れ込みだったけど言葉の端々が主人公への愛に溢れててめちゃめちゃ素直だし気づかない方がかわいそうなレベル。
愛梨ちゃんも愛梨ちゃんでそもそもシスターを目指した理由が誠司くんとずっといるためで、もう、このすれ違い! 早くちゃんと話し合って和解しろ! なんで誠司くんメインヒーローじゃないのが意味がわからない。そのままお幸せにどうぞ。穏やかに喋る谷山紀章キャラを久しぶりに摂取できて嬉しかったです。
■ 日渡奏良
頭が良くて人をよく見ている人でだからこそ繊細で、至極まっとうな人だなぁという印象。懺悔を聞く時のコツとか、彼の言葉は結構刺さるというか反芻して考えたくなる強さがありました。
なーんとなく、愛梨ちゃんとの関係性はもう少し掘り下げてほしかったな~という感覚が残って、けど具体的に何を求めたかったのかはつかめないまま終わりました。
それにしても初恋時の年齢を考えるとさすがにまずいのでは。いや愛に年齢は関係ないか。
■ シスター
ちょっと怖いけど、という触れ込みだったけどただしっかりしてらっしゃるだけでお優しい方だった。でも愛梨ちゃんかわいさに留学の打診を握りつぶすのはちょっと引いた。本人の意思を……確認…………。
折笠さんのお声を聞くの久しぶりで嬉しかった~。
■ 神父様
おっとりとしてわかりやすく優しいパパポジション。常に敬語喋りなところと目つきの鋭さ、時折見せる愛梨ちゃんのモンペっぽさに血の繋がりを感じました。笑。しかしシスターはだめでも神父は結婚OKなのな。
■ 藤代舞花
ゆるふわ儚おっとり少女。文句なしにかわいい。ピンク髪少女好きですありがとうございます。
すばるんのこと好きになっちゃったのは男性苦手な舞花ちゃんのペースや間合いに合わせてくれて怖くなかったからなんだろうけど、舞花ちゃんを任せるにはぶっちゃけ役者不足なので親友と争った果ての失恋は痛手だったろうけど結果的に良かったと思うしシスターになるにしろならないにしろもっとちゃんと幸せになって欲しい。書いてみたら割と重いな私。
ところで外見がとっても橿野柘榴なので、柘榴ちゃんもしかしてこういうタイプの女の子と勘違いされながら生きてきたのかなと真顔になっている。
■等々力慧
金髪美少年にかませ犬をさせるスタイル、と思ったけど愛に年齢は関係なかった。あるいはこれだけ年齢差のある相手を恋愛対象にした日渡さんに対するリトマス紙。
礼儀正しく頭も良くしっかりしていて、育ちの良いオーラがすごい。TAKUYOキャラだいたい頭が良くてしっかりして、いやそうとも言い切れないか(内沼葛を見ながら)
それでも年齢相応なところもあって微笑ましく、誠司くんは恋敵としては対等に潰しに行きつつ大事なところではちゃんと面倒見てあげててほんにできるお人だよと誠司くんの株を上げてしまったのでまじでかませ犬。個人的には7年後くらいに舞花ちゃんに猛烈アタックしてほしい。
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ysnsgt · 9 months
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『神様と恋ゴコロ』雑感
※2023/08/03 加筆したら長くなったので2記事に分けました。
教会育ちの少女が研修生としてやって来た男子(問題児)の面倒を見ながら一人前のシスターとなるために経験を積んだり恋愛を通して還俗したりする育成シミュレーション乙女ゲー。
ライターさんとの相性に確信が持てず見送ろうか悩んでたのですが、『エチュード』をやったら「TAKUYOならライターが誰でも信用できる」という境地に至って買いました。
■ ストーリー
メンタル難あり少年3人もの世話を未成年のそれも素人に任せるんじゃない。(第一声)
……いやまぁ、懺悔室の存在から考えても聖職者の役割のひとつではあるんだけど……一人前になるには必要な技能なんだけど……そしてハイティーン少女によるなんちゃってカウンセリングからの恋愛は乙女ゲーの定番なんだけど…………。
「善意で接してたら恋愛感情を持たれて執着されてしまう」は乙女ゲーあるあるの悩みなんですが、このゲームは面倒を見て関係を深めても最終的には「目指す道に進むか、男の手を取るか」をプレイヤーの意思で選べて、ストレスフリーでありがたいです。TAKUYOのそういうところが好き。
小野さんが関わってるゲームは『ひめひび1学期』以来だったかな。主人公の能力値やキャラの好感度、フラグ管理によって発生するイベントが細かく変わるので、毎プレイの頭から最後までが「完成されたひとつの物語」として楽しめる感じがあって好きです。たまに「あれからしばらく経った」と言われても「いや昨日の話ですが」ってなっちゃうこともありましたが(笑)。
■ 絵
端的に言って顔が良い。目の表情が好き。
スチルはバストアップが多く、シチュエーションや主人公との絡みというか関係性があまり楽しめないのは残念だったんですけど(そういうのもなくはない)、顔の良さを思う存分堪能できるし、一枚絵として見栄えのするものばかりだったのでグッズちょっと欲しいなとか思うくらいには魅力的でした。いやグッズ欲が薄いので実際に出ても買わないと思いますが。
■ システム
パラメータ管理が地味に難しい! オプション画面で各EDを見るための目安パラメータが確認できるんですけど、それの通りに調整するとそもそもイベントが発生しなくてルートに入れないことも多いし、イベントが発生する最低限の能力値に止めて好感度も抑えておかないと見られないEDとかもあって、久しぶりに攻略サイトとにらめっこしながらゲームしました。
でもちょうど直前にやってたPSP版『エチュード』と比べるとパラメータの調整自体はしやすくて、進化を感じました。楽しかったー。システム的には『エチュード』の正統続編の趣あった。ミニゲームの種類が多くて大変だったけどすごい楽しかったです。スキップもしやすくてTAKUYOのそういうところが好き(2回目)。
あと各キャラクリア後に遊べる心理テストが、内容もなんですけど存在自体が面白すぎて面白い。たまに遊んでみようとおもいます。
■ 曲
あの曲はパニパレっぽいとか、この曲は死神と少女を思い出す(たぶん本来は順序が逆)とか他のゲームを彷彿とさせられることが多く、TAKUYO総集編みたいな趣があって楽しかったです。作曲者が同じ人なんだろうな。
そういう意味ではこの人の曲もTAKUYOゲーに欠かせない要素として受け入れられてたはずなんだけど、そこを変えてきた辺り思い切りが良いよなぁ……。
そんなわけでSwitch版の主題歌ですが。クリスマスっぽさ満載ですね~バッドエンドで流れる曲が特に好きです。というかEDは迎えたEDの種類で固定だから良いとして、新OP2曲は狙って聞くのが難しかったのと旧版も聴きたいんだよな~という欲を満たそうとすると選択固定制は不便だったのでランダムという選択肢がほしいなぁとかおもいました。まる。
キャラ雑感は次の記事で。
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ysnsgt · 9 months
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雑記06:買い物いろいろ
■ プリンターを買いました
2021年の12月に印刷機能が死んだものの、「まぁスキャンはできるからいいか」と印刷はコンビニ頼みの不便な生活を続けていたのですが。
テキスト主体の同人誌を作るに当たって誤字や体裁確認用の印刷はさすがに自宅でできないと無理なので、腹をくくって買いました。
……本当は修理したかったのですが、古すぎてどこも部品がなく対応できないとのことで買い替えです。世知辛い世の中だね……SDGsとは……エコとは……というぼやきはさて置き。
買ったのはブラザーの「プリビオ DCP-J926N」。私の使い方だとモノクロ印刷が早くて文字が読めればOK、でもたまにカラーも印刷したいからインクジェット、そして複数枚を一気にスキャンしたい(ADF機能必須)! という条件になりました。
こういう時に参考にするのが価格.com。条件に合う中で一番人気、評価も高く値段もお手頃、しかも近所の電化製品店で普通に売ってた! ということで即決。
早速ちょろっと使ってみたところ(と言っても300P近くは印刷した)、前に使っていたプリンターより小ぶりで軽く、用紙トレイも出し入れしやすく、使い勝手が良くてとっても嬉しい。何より新しい機械ってやっぱりワクワクしますね!
お陰様で大量に積んであったA4裏紙も一気に処分できて気分が良いです。……処分……あれ、おかしいなもっと積んであったはずなんだけど……捨てた……? 捨てた気がするな……残念だ……。
■ 蚊遣り器と蚊取り線香を買いました
寝ようとすると耳元で蚊がプンプンプンプン鳴いててうるせえ!!(もちろん刺されまくってる)という状況、蚊取り線香で解決するじゃん……と閃いて購入しました。発想が前時代なのはコンセプト通りなのでむしろオッケー。
蚊遣り器は九谷焼専門店 陶らいふさんの「青海波蚊遣り(白)」。伝統の焼き物で��見た目がシンプルでこちらも伝統的な図案。しかも青海波は「穏やかな暮らしへの願いが込められてい」るそうで、パーフェクトでは? と購入しました。蚊遣り以外にも花器としても使えるそうで、使うかはさておきお得感も嬉しいところ。
蚊取り線香はライオンケミカルさんの「昔ながらの天然除虫菊かとり線香」にしました。こういうの、神経質なくらい「天然成分100%」にこだわっとかないと取られるのは蚊じゃなくて私の命だみたいになるので……。
プレマさんの「かえる印のナチュラルかとり線香」とも迷ったのですが、こちらもライオンケミカルさんの除虫菊を使ってるみたいだったので、じゃあ製品自体もライオンケミカルのものでいっか、という。
数日使ってみたところ、本当に蚊が来ない、うるさくない! んですが、煙たいのが気になるしアレルギー症状みたいなものが出てるような……(笑)。どこかのレビューで「煙が少ない」って見た気がするんだけどなぁ。蚊取り線香という概念(?)は好きだし楽しいので、適切な距離感を保ってうまく活用したいです。
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ysnsgt · 9 months
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『エチュードPSP』雑感2:男主人公(達也)パート
ギャルゲーパート、どこか斜に構えた地の文とかツンケンギスギス暴力的な女キャラとかにギャルゲーを感じて疲れました。(笑) 女の性別で生まれたことが嫌になってたの、こういうのばっかり摂取してたからなんだろうなぁ……。
そして男キャラと違って女キャラは夜間街をうろついておらずバイト(パラメータ上げ)に集中できるので進学が楽でめちゃくちゃ嫉妬した。
面白かったのはやっと達也の人間性が見えてきたところと、瞳(乙女ゲー)パートとは各キャラの見え方が全然違ったところですね。これは両方遊ばないと損。
そんなこんなでギャルゲーパートでのキャラ雑感。
■ 郡司達也
キャラが薄めのツッコミ気質で根が良い奴なので男女問わず懐かれるって、主人公の条件だったんだな……(乃凪範尚を見ながら)。
瞳ちゃんと違って進路が定まらず、そんな時に外国在住の父親から「卒業したらこっちに来ないか」と誘われ、まさかの世界規模で進路を悩んでいく羽目になる男。それなのにさくさく能力を上げてどんな進路にもすんなり対応できるんでめちゃくちゃ優秀なんだろうな……羨ましいな……。
男女ともに嫌味かってくらいできた人間が当たり前のように主人公におさまってるところはTAKUYOらしさな気がしてきたし、そこが好きというか居心地が良いと感じる理由の一つなのかも。
瞳ちゃんとのイベントや回想が共有されてる分視点や思考の違いが浮き彫りになってすっごい面白かったです。
■ 片瀬那智
瞳パートにおける麻美ちゃんポジション、要はフリーダム親友枠。づかづか押しかけて来ては寝泊まりする割と迷惑キャラだし麻美ルートでは殴り合いするし、瞳パートでのあの優しさは何だったんだもう世の中何��信用できねえとなぜか挫けかけた。でも殴り合いで対話する男はTAKUYOの風物詩だよな(?)。面白かったです。
■ 真田博士
メインヒロインこと瞳ちゃんとの恋敵なのもあって関係性が悪い。でもできるやつだし脚本という意外な才能が見られるのは達也パートだけだし、というのが何か印象的でした。
■ 草薙瞬
出ないと思ったらさらっと出てきて普通に達也と会話してて、それが何か達也の世界に普通に溶け込んでる存在なんだなと思えて味わい深かったです。
■ 佐伯瞳
本人が主人公だと全然普通に眺めてられたんですけど、達也視点で見るとなんか底知れないというか呑み込まれそうな雰囲気があって、こ、怖いな?! 達也よくこいつと付き合ってたし今も未練を抱えられるな?! とか思ってしまったのがなんかとても良い経験でした。
■ 佐伯悠見
しっかりしてるけどどこか抜けてるし守ってあげたくなる、かわいい年下の女の子。メインヒロインの妹なので接し方もそんな感じある、けど「お兄ちゃん」とは呼ばないんだなぁ……ツインテロリ元cvくぎゅなのに……。
しかも達也でなく那智のことが好きだし失恋して傷ついた悠見ちゃんに寄り添ってもEDを迎えても靡ききらず、TAKUYO剛毅に過ぎるだろう。感心した。
■ 萩原麻美
横暴系腐れ縁幼馴染。見ていて疲れた。けど好きで好きでしょうがないのも漏れまくってたので、達也くんはさっさと気づいてあげてほしくもあった。
■ 山田まゆ
横暴を通り越して暴力系女王様。見ていてだいぶ疲れた。けど根はまじめだし(TAKUYOキャラだいたい根がまじめ)、子役として早くから仕事をしてきた分しっかりしてるし、小休止も小休止として楽しみつつちゃんと夢に向かってまっしぐらなところは素敵で元気をもらえたような。あとポニテが良い。元気をもらえました。
■ 藤野梓
読書好きで動物好きで家での居場所に悩んでて、感性に共感するものが多くて好きでした。馴れ馴れしい主人公にバッサリ物を言える辺りは羨ましいくらい。
相手の望んでない友好を示して拒絶されて怒る達也に「いや自分本位過ぎでは?」と冷めた目で見てましたけど、一目惚れに近く気になってた表れなのかなと思ったらちょっとほっこりしました。
■ 中沢薫
政治家令嬢。謎に口が悪いけどそれだけで不良判定するのはどうにもおかしいくらいめちゃめちゃ真面目な子。TAKUYOキャラだいたい根が真面目(2回目)。
汚職をした父親のこと憎んでるけど誰にも言えず悩んでる辺り家族思いなんだなぁ。突き出しちゃえばいいのに。と思ったけど政敵による濡れ衣?だったようで、突き出さなくてよかったね……えらいね……TAKUYOこういう「勘違いで本当はちゃんと善人でしたよ!」展開が多いので根明というか性善説に基づくメーカーなんだろうな。たまには本当に汚職やってた救いようのないクズ親とどう向き合えばいいのか悩む子を見て生きる参考にしたい。古橋か?
大好きで上手な歌も続けながら幸せになって欲しいです。作中でも言われてたけど美人さんだよね。
■ 鮎瀬碧
本作の天使。地味で影が薄くておとなしくて人と話すのが苦手で絵を描くのが好きなやつに悪いやつはいないんですよ古橋とか。
これまでのツンケンキャラは何だったんだ……というレベルでひたすら癒やされました。達也くんもあまりに癒やされたのか物腰が柔らかいしさっさと「碧ちゃん」呼びするし(あまりにナチュラルに呼ぶので後輩だったっけと少し悩んだ)、優しさ穏やかさって人に伝播して世界が良くなるんだな……全然一緒にお茶とかしたい……あまり喋らなくていいので……そっちの方が私も助かるので……。
好きなこと、したいことが明確にある碧ちゃんと、それがなくてさすらい続けてる達也くんの対比も良かったです。裏メインヒロインでしょ碧ちゃん。
空の青が好きとのことで理由が語られるんですが、「いやそれスイクラ古橋じゃん」とひっくり返ってTAKUYOまじで一貫したテーマでゲームを創り続けてることを思い知りました。つまり内側からすべてを暴き等しく赤に染める王から、外側からすべてを包み等しく青に染める王になるのだと……古橋……尊…………(しばらくお待ち下さい。)
■ 南先生
男視点になると才女たる先生も細かいこと気にしてギスギスしてる(笑)みたいに見えるのがすっごい嫌だなぁ……。
あと達也パートで見れたイベントだったか覚えてませんが、大人の「思いやり」で子どもの「個性」を嗜めるのを是とし、そうした大人の思いやりに気づかず反発するのは「子ども」の証だ、みたいな論調はちょっと意外でした。
■ 土師先生
南先生の影に隠れてるというかうだつが上がらないダメ教師に見せかけて、上記をちょっと執り成してくれる辺り、生徒思いで気が利く良い先生だよなぁ。そういえばリトエイで繊細さが描写されてたか。
■ 沢登譲
内沼もだけど普段「ヌイくん」「ナイくん」とか呼んでるのに「内沼くん」「乃凪くん」と呼ぶことがあって面食らった。どう呼び分けてるんだ……
■ 内沼葛
達也には雑でも一応敬語は使ってて、お前瞳先輩への接し方の差……甘えてるというか舐めてんのか……? 男社会は上下関係に厳しいってか……? 世の中めんどくせえやはり隠棲するしかない…………。
■ 乃凪範尚
お前は逆に口調は同じでも声音は明らかに違うし、達也相手だとちょいちょい扱いが雑になるよな。妹は身内も認めるそっくりさで別にかわいいもんじゃないと言い切って(けどパニパレで弟妹思いなのは出てた)犬を飼ってて体毛は薄いとか色々情報が出てありがとうございました。
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ysnsgt · 9 months
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『エチュードPSP』雑感1:女主人公(瞳)パート
一通りクリアしてからこれを書くまでに別のゲームを触っちゃったので、だいぶうろ覚えですが。
高校3年最後の2ヶ月で突如わいた別の進路に悩みつつ、何でもない日々を過ごしながら未来を掴み、時に恋愛もしたりするゲーム。男主人公(ギャルゲー)パートと女主人公(乙女ゲー)パートの2本立て。わあ豪華! リトエイ風紀組好きなのでもちろんPSP版をチョイス。リニューアル前のWin/SS版も遊んで比べてみたいけど実現性は低そう。
乙女ゲーパートは慣れ親しんでるので遊びやすかろうと先に始めたらパラメータ調整がめちゃめちゃ難しかったです。攻略対象との会話イベントすべてをこなそうとすると進学失敗して恋愛EDも見られず、「恋愛にうつつを抜かしていると人生まちがえて恋愛もダメになるぞ」と諭された気分。リ、リアルぅ! でもそこが好き!
そんなこんなで乙女ゲーパートでのキャラ雑感。
■ 佐伯瞳(主人公)
元テニス部のエースで色々あって退部して国立大狙いで勉学に勤しんでいたら、「テニスでの推薦入学を目指してみない?」と教師に誘われ悩んでいくところから始まります。両親不在で妹と二人暮らし。バイトも家事も妹のしつけもしっかりこなす、超ハイスペック女子。
時々『パニパレ』の亜貴ちゃんを彷彿とさせる、わりといつものTAKUYOヒロインで違和感なく見てられました。キテレツ風紀組のいなし方が巧み。できる人。めちゃくちゃ優秀なので個人的にはそのまま国立大で良いのではと思ってしまう。テニスを取ると元カレ達也くんとくらいしか最良EDが見られないの、とってもわかりみがあって良かったです。
■ 佐伯悠見
ツインテロリ(年下)妹にして元CVくぎゅという最強の記号の持ち主。実際かわいい。けどしっかりしたお姉さんがいるからか、甘えがちではあるけど真面目なお嬢様に育ってる感じあってかわいかったです。約1年後の『リトエイ』ではお姉ちゃんのバイト先であるお花屋さんでしっかり働いてたのを思い出すとまた微笑ましい。
那智くんが気になってるようで那智ルートでは妹と恋敵になるのかとドキドキしてたら特にそんな描写はなく、安心したような残念なような。
■ 萩原麻美
フリーダム親友。悠見ちゃんが麻美に毒されてる……みたいなことよく言われてたけど元々お姉ちゃんに甘えてたから大して変わらなかったような。仲良しなのは見ていて和みました。
達也ルートでのテニスを介した恋の勝負は見ていて気持ちよかったし、那智ルートの瞳←→達也(すれ違い)←麻美←那智(←悠見)という図式には頭を抱えた。
それにしてもわりと同属性(フリーダム)感ある沢登は苦手なのな……同属性だからかな……。
■ 山田まゆ
いつも走り回ってて忙しそうだなぁ元気だなぁというくらいだろうか。あまり関わって来なかったよね。
■ 草薙奈菜香
青髪おかっぱでしっかりしててかわいかったです。
主人公(瞳ちゃん)にも懐くけどそれよりお兄ちゃん子でなんとなく『スイクラ』の八尋ちゃんを思い出すな~と眺めてたら本当にお兄ちゃんガチ恋勢だった。
■ 郡司達也
いつも気まずそうなシュンとした顔してるのと、どうも料理上手らしいというくらいの印象しかない元カレ。でもお互い未練たらたらなので「そんな好きならよりを戻せば良いのでは……?」と真っ先に狙ったキャラでした。離れてても想いは途切れない的な結末はTAKUYOらしさあって好きです。
■ 片瀬那智
めちゃめちゃいい奴。恋愛感情とか打算抜きで人に優しくできるのすごい。ふらふらしてるようで弟にもキレられるけど、見聞を広めた分臨機応変に人に優しくできるんだろうしちゃんと将来のこと見据えた上でのふらふらなのでたぶん生きる力がめちゃめちゃ強そう。あと笑顔がめちゃめちゃかわいい。
EDを迎えても「失恋した者同士」の友情の域を出ず、でもそのまま緩やかに信頼関係を築いていけるんだろうなーと思えたのが、なんか、いいな~としみじみしました。瞳ちゃんとの関係性は一番好きだったかもしれない。
■ 真田博士
修士が長男なんだ?!(第一声)
はさておき、那智とはたぶん対称的なめちゃめちゃお硬い勉強家で、那智とは違う方向性で面倒見が良い。気質はわりと私と相性が良かったようで安心して見てられると同時に、目指すものが明確な分ちょっと視野が狭くて思いやりが足りないような。ほんと真面目なのでお兄ちゃんみたいな法の番人には向いてそうだけど、清濁併せ呑むべき政治家はむしろ那智の方が向いてるのでは……とかいらん心配をしてしまいました。そういう意味ではこれからどう伸びてどう変化するかが楽しみ。超優秀国立大生カップルとしての博士と瞳、わかりみがある。
■ 草薙瞬
実直であまり喋らない分怖い人と勘違いされたり汚名を着せられやすい損な人。でも実直であまり喋らないので弁解もせずそのまま誤解が深まる損な人。はい好きですね。
家がお店やってる関係で既に手に職ついてる感あってしっかりしてる人でもありました。あと妹思い。とっても妹思い。正直妹の印象が強くてお兄ちゃんのことあまり覚えてないごめん。実家が商売やってる関係で既に手に職ついてる感じの頼もしさは印象的でした。
■ 天野神吾
『リトエイ』でもちらっと出てたしあかりちゃんとふみくんの従兄か~とちょっと注目してたのですが、穏やかで動物大好きなんだけど人に対しては「自分が関わると傷つけてしまう」と遠ざけて暗い顔をしているし関わってもおとなしい性格もあって気づかれにくくて地味だの影が薄いだの覚えがあるというかここからなんですかTAKUYO?!!!!��私は倒れた。
神吾くんの「特殊な力」の有無が断定されることなかったのがTAKUYO作品としては新鮮だったような。でもそんな力があってもなくても人と関わっていいんだよ、それで誰かが傷ついてもあなたのせいじゃないんだよ、自分を責めなくていいんだからどうか笑って、気になって気になってどうにかしてあげたくなってしまう……というのはいつものTAKUYOというか古橋…………と私は泣いた。いつも通りです。
■ 南先生
『リトエイ』で(パニパレも?)登場してらっしゃったけどこういう感じだったんだ! 才女って感じでした。
■ 土師先生
エチュード産と思ってたらリトエイ産だったらしい。ギャルゲーパートでの印象と混じっててうまく分けられないので次回言及します。と言っても軽くですが。
■ 沢登譲
悩みを抱える前の沢登(1年)、元気にぶっ飛ばしていて安心しました。あと他の風紀組もですがちょいちょい良い仕事をする。こいつら不在のWin/SS版、どうやってくっついたんだろう。
■ 内沼葛
後輩・内沼、いつも通りだけどいつも以上に甘えが出ててなるほど弟モード。真ん中っ子だから状況に応じて兄モードと弟モードの切替ができるけど弟モードの方が性に合ってるのかもなー。そして一番の甘え先が乃凪と……。
■ 乃凪範尚
あどけない表情のセーター乃凪範尚くん1年生かわいかったですありがとうございました。まだ髪も豊かだ……!(笑)
既に人間性が完成してるし女先輩への気遣いと柔らかな接し方半端ねえドキドキしてしまった。あと結構ズバズバ言うんだな?!
明日はギャルゲー(達也)パート雑感。
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ysnsgt · 10 months
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『エチュード』PSPとTAKUYOとラムソアーズ
高1時代の乃凪くん見たさにPSP版『エチュード』を遊んだのですが、遊ぶ前から気になることがありまして。
TAKUYOさんが旧作を移植するのはいつものことですが、『エチュード』は追加要素があまりに多い。グラフィックは塗り直し、システムは一新、BGMも総入れ替え。声優陣も交代……はシナリオが150%増(150%になったんじゃないのかと今でも目を疑ってしまう)するに当たってボイス追加するよりは最初から録り直した方が良いという判断かと思うのですが、さらに『リトルエイド』のキャラまで友情(?)出演する始末。
ここまでするなら新作を作った方が良い気がすれど、TAKUYOが選んだのはあくまでリニューアル。ならばそこに意味はあるのだろう。順当に考えれば「2006年当時の新規(リトルエイド)ファンにも『エチュード』を見てもらいたい」というところ。では『エチュード』に何があるのか。
蓋を開けてみて感じたのは、2023年現在から四半世紀ブレることのないTAKUYOの信念がそこにあった。つまり『エチュード』はTAKUYOの原点だということでした。
ならば私はTAKUYOファンだと名乗れるし、TAKUYOを応援し続けられる。さらに言えばラムソアーズとの提携も納得しかない。そんな信仰という名の妄想を出力した長文記事になります。
本作のジャンルは「男女両視点 恋愛アドベンチャー」。ゲームを開始すると男主人公と女主人公どちらで遊ぶか……有り体に言えばギャルゲーパートと乙女ゲーパートを選ぶところから始まります。
ちょっとね、「正気か?」と思った。2023年現在だと乙女ゲーユーザーとギャルゲーユーザーは基本的な層がまったく違う。そんな2作を同居させても両方楽しめるひとは極わずかだし、場合によっては喧嘩の種になりかねません。
それ以上に、時代を先取りしすぎ感。『エチュード』初出の1998年はギャルゲー黎明期の末にして乙女ゲー夜明け前とでも言おうか、男主人公の恋愛ゲームは溢れかえっていたけど女主人公のそれは『アンジェリーク』くらいか? という年代でした。たぶん。
私の環境では当時「女主人公も選べる!」と喜んだゲームは1990年発売の『サンサーラ・ナーガ』を除けば1999年の『俺の屍を越えてゆけ』くらい。女主人公で恋愛もできるゲームとなると1999年の『フェイバリットディア』。ここまではすべてRPGで、「女主人公も選べる恋愛SLG」は2001年の『Evergreen Avenue』を待たねばなりませんでした。なのに『エチュード』はその3年も前に発売されていました。早いわ。
ちなみに、当時の私はもちろん『エチュード』の存在を知りませんでした。選べるハードがPSくらいだったのでWindowsやSSで出た『エチュード』を知れるわけなかったのですが、知っていたとしてもファンタジーしか受け付けなかった頃なので見向きもしなかったことでしょう。
余談はさておき、そんな言わば異例のゲームで、TAKUYOは何がしたかったのか。��んで見てまず思った。「こいつ、ギャルゲーをやる気がない!」と。
いや、ギャルゲーなんですよ。冒頭部では一人称視点でやや冷めた主人公が皮肉まじりに状況や人物を紹介する地の文が見られたり。ツンケントゲトゲした女の子が時に暴力を振るい、主人公達也くんはそれに振り回されても何とはなしのやれやれポーズで受け入れつつ相手の人格を尊重し、気づけば懐かれていて恋愛に、とかは完全なギャルゲー構文です。
でもですね。各女キャラが達也くんに向けるのは9割の信頼と1割あるかどうかといううっすらした恋愛感情。物理的接触というかスケベな要素はほぼない。
最大のポイントは佐伯悠見ちゃんでした。中学生(いわばロリ)でツインテでWin/SS版ではcvくぎゅこと釘宮理恵という最強の記号を持ちながら、言うのは「お兄ちゃん」ではなく「お姉ちゃん」(※女主人公の妹)。しかも男主人公ではなくその友達のことが好きで、EDを迎えても主人公には靡き切らない。ギャルゲーやる気がない(確信)。少なくとも迎合する気がない。
それより主人公を含めた各キャラは高校卒業を間近に控え、抱えた悩みを乗り越えるべく奮闘しており、そちらこそが主題に見えるほど。システムも進路を真面目に考え己の能力を磨き未来を掴むことが恋愛と同等かそれ以上に大事な仕組みです。そこから想定されるメッセージは「大人になりゆく少年少女へのエール」。
ギャルゲーを期待したユーザーは肩透かしだったんじゃないでしょうか。「地味」「薄い」「クソゲー」「萌えない(勃たない)」とか言ってそう。でも鮎瀬碧ちゃんが「地味とよく言われる」と言及する辺りTAKUYOその辺わかっててやったのではないか。「うるせー猿どもが! 人間は性欲以外に大事なものがあるんだよ少しは頭を働かせて生きろ!」とまで思ってたかはわかりませんが、少なくともギャルゲーというジャンルへのアンチテーゼはひしひしと感じました。
でもこれ、2023年現在の私から見れば「いつものTAKUYO」でしかないんだよな。
特に乙女ゲーパートは完全にいつものTAKUYOでした。女主人公こと瞳ちゃんは時々パニパレの亜貴ちゃんを彷彿とさせるし、登場人物がみんな優しい。さらに先述の碧ちゃんは引っ込み思案で話し下手だけど絵を描くのが大好きで、特に空の青が好きらしいけど理由を聞けば「スイクラ古橋じゃん!!」と心が斃れ完全にいつものTAKUYOなんですよ。たぶん地味だ薄いと言われるキャラにこそTAKUYOの真髄が詰まっていて、そういう地味薄キャラに惹かれる感性には自信を持って良いのでは。ありがとうございます碧ちゃんと古橋さんと乃凪くん大好きです!
なんて私の妄想に過ぎないのではと言われたらまぁ間違いなくそうなんですが、でも今回はちょっとだけ確信も持っています。なぜなら正式タイトルが『エチュード プロローグ~揺れ動く心のかたち~」だからです。
エチュード(etude)は英語のstudyとほぼ同じ意味だそうで、勉強、練習、研究、調査辺り。語源であるラテン語のstudiumは勤勉さの他に情熱という意味もあります。音楽なら練習曲、絵なら習作や試作と訳されます。
プロローグ(prologue)は序章、序幕。ですがこの他に「エチュード」というタイトルの作品は出ていない。
以上を踏まえて考えると、この『エチュード』はTAKUYOゲーム業の第一歩(序章)であり、以降続くすべての作品がこれに連なる「エチュード」で、ならば全作品に共通するテーマがあって当然、そう考える他ありません。これまで遊んだTAKUYO作品からするとこの場合のエチュードは「挑戦作」と訳すのがいいかな。TAKUYOはいつだって変わらぬテーマを持って、体当たりでゲームを作り続けているのでしょう。
ならば私はTAKUYOファンと名乗れるし、TAKUYOを応援できる。そう思わせてくれた『エチュード』は私にとって大事な一作になったし、リトエイキャラというか乃凪くんでテコ入れしたTAKUYOの判断は大正解だったのでしょう。乃凪くんいなかったら買ってた自信ないもん。
さて。2023年現在の視点からすれば「いつものTAKUYO」ながら、いつもとは違う要素ももちろんあります。はい、男主人公パートの存在です。
男女の異なる視点で同じ人物、同じ学校、同じ街を見ると、見え方が全然違う。逆にそれぞれの視点からしか見えないものもあって、それがすごく面白かったです。
ただ同時に思ったんだ。これがTAKUYOの原点なら、男主人公パートのない今のTAKUYOゲーは、TAKUYOが描きたいことの半分でしかないのでは?
もちろん今のゲームでも主人公が決して見られない/見てはいけないものを各キャラが持っていることは暗に示されていますし、『カエル畑・夏』では攻略対象視点パートがあり、『スイクラ』などでもちょいちょい攻略対象での視点で語られるシーンもあります。けどやはりプレイヤーが操作できる正式パートとして男主人公パートがある『エチュード』と比べると、どうしても制約はある。
女性向けゲームという枠の中に収まっているが故の仕方ない部分ではあると思います。まあたしかに私も今のTAKUYOゲーで突然キャラ達がすね毛談義とか始めたら引くし、『パニパレ』でも「よく乙女ゲーでこれをやったな」と思ったことがいくつかある。実際問題として異性の前で避ける話題はたくさんあるだろうし、そういう感覚を作品やキャラの言動に反映できるTAKUYOだからこそ信頼しているんですが(そういえば『スイクラ』でも「女性の前で」「異性の前で」とかちょこちょこ言われてましたね)。
でも創作者としては歯がゆい状況なのでは? 原点で描いた「半分」とそれがあるからこそ見える言わば「2を超えた何か」は捨てがたくない? そう考えてたら閃いてしまった。「あ、だからラムソアーズなのか」と。
起用発表当初は何がしたかったのかまったくわからなかったのですが、『カエル畑』の小田島先生の言葉を思い出して「私の信じるTAKUYOが信じたラムソアーズを信じてみるか……」と、Switch版『スイクラ』から見守ってきました。
全楽曲を手掛けた『マネサイト』辺りから感じたのは、ラムソアの創る音はTAKUYO作品の世界を拡張する力があることでした。Switch版『スイクラ』でいよいよ狂ったのは「ファンファーレ」の力もたしかに大きかったかもしれない。鮮やかになったのは画質と音質と古橋の表情だけではなかったのだ……。
ラムソア楽曲の力とやらの源が何なのかまでは明確にわからなかったんですが、『エチュード』をやって気がついた。ラムソアーズという男性グループの奏でる音は、TAKUYOにとって失われた「男主人公パート」なのではないか、と。そういえば私は「Invitationは招待主の、ファンファーレは招待客の曲」とか言ってました。
乙女ゲーにねじ込める「男主人公パート」としては最適解の形なのかもしれない。そりゃep初手から全力でナンパするし、提携発表時のはしゃぎようと、今の全力サポート体制もうなずける。ライブで社長御自らスタッフなさっていたのは本気を感じた。
であればラムソアーズを得たTAKUYOは原点に基づいた「次の段階」に入れたと考えられ、今までできなかったこと、これからできることがいっぱい見えて作品づくりが楽しくて仕方ない時なのでは。ならもうそれだけで私は嬉しいし、これからの展開が楽しみだな~とニコニコしてます。
と益体もないことをグダグダ考えながら勝手にTAKUYOへの好感度を上げまくった『エチュード』でした。
そのうちいつも通りキャラ雑感とか書きます。
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ysnsgt · 11 months
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雑記05:コンセプトを決めるということ~小湊昭尚は良いぞ
Twilog復活おめでとうございますありがとうございます。引き続き「今の自分」を自然に記録できることに安心してブログをサボってました。でも長文だからこそ書けることもあると再確認したので、時々は書こうと思います。
さて今回はタイトルの通りなのですが、始まりは知人にご紹介頂いたブログでした。
自問自答ファッション通信|あきや あさみ
具体的な実践方法などは書籍にまとまっていてそちらを読んだのですが、めちゃめちゃ雑にまとめれば「自分のコンセプトを決めて、それに即したファッションを楽しもう!」でしょうか。
自己表現としての身だしなみには興味があったので大変参考になりつつ、何せ……金と時間の……かかる……ことなので…………と言うか、現在は積もりに積もった感情の大掃除中なのでコンセプト決めという地盤固めは時期尚早。
でもここ数年考えていた方向性のようなものはあって。ファッションに限らず、気の向くまま、できる範囲でやってみようかな。とぼんやり考えていたところ、姿勢の正しさを意識するようになり、次に聴く音楽に変化が出ました。
具体的に言ってしまうと、
サントラ『The Passion of the Christ』→小湊昭尚『レクイエム』
うまく言語化できないのですが、「地を這うような祈りの歌が聞きたい」みたいな衝動に駆られると前者を聴いていました。キリストの受難をひたすらに描いた暴力映画で観た時はご飯が入らなくなったトラウマ作品なのですが、キリストの生きた土地を思わせる民族音楽と高校まで親しんだ讃美歌や聖歌の融合のような曲は好きで、サントラだけは大事に持っていたんです。
が、ふと思った。民族音楽も宗教も、その土地に根ざしていればこそ。
日本に生まれ日本に育ち日本で生きる私が聴くべき曲は、日本の曲なのでは?
スマホに落としてある曲は決して多くなく、けれどその中に何か無いかと探して辿り着いたのが後者でした。
小湊昭尚さんは刀オケこと『刀剣乱舞 宴奏会』で尺八を担当された演奏家ですが、私は学生時代にこの人の音楽グループ「ZAN」の曲をよく聴いてまして。刀オケでお名前を拝見して「見覚えが……」とぐぐって結びついた時はまさかの“再会”に椅子からひっくり返る思いで、久しぶりに買い足したのが『レクイエム』と『千に咲く ~bloom yourself~』でした。
『千に咲く』は曲調のバリエーションが豊かでぼんやり聴いていると突然の陽気な音にびっくりすることもあるので(笑)今回は割愛。対して『レクイエム』は東日本大震災を受けて、福島がご出身の小湊さんが作った3曲が収録されています。
めちゃめちゃ良かった。
地に響きながら天とも交信する曲、とでも言いましょうか。求めていた雰囲気の曲で、加えて曲に託された情景が思い浮かぶような、尺八の音色として伝わる息遣いに共感できるような、そして何とも言えない郷愁の念が湧くような感覚になりました。これは異国の音楽じゃ到底味わえない。こ��だけで切り替えて良かったなーと思ったんですが。
エンドレスで聴きながら夕空を眺め。家に着いて曲を止めてイヤホンを外すと、穏やかで満ち足りた感覚が胸に宿っていることに気づきました。何だろう、日本に生まれ日本に育ち日本で生きていることへの肯定感? もちろんここは東京で、福島には1回しか行ったことがない。厳密には同じじゃないんですけど、でもベランダへのガラス戸を開け放ち、風を浴びながら旬のものを頂く、こんな幸せなことがあるかと常に増して思ったのは間違いなくこの曲のお陰で。
望む方向性にそう曲を聴いて、望む方向へと心を養えた幸福感は、ちょっとした衝撃ですらありました。コンセプトを固めたらもっともっと面白くて豊かな体験ができそうだなぁ。楽しみです。
ちなみに『レクイエム』はiTunesとAmazonで200円/曲で販売中です。リンクを貼らない不親切さで申し訳ないですが(いい感じのURLが見つからなかった……)聴いてみていただけると私が喜びます。
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ysnsgt · 1 year
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【呪(あ)いの書】進捗01
気づけば2023年も5月半ばに至り、そういえば9月11日のDOD20執念(※誤字ではない)に合わせて旧サイトのDODプレイ記を同人誌として出して旧サイトは爆破もとい閉鎖したかったんだったなと思い出し、というか体調悪くてDODプレイ記くらいしかできることなさそうだったので、重い重い腰を上げて作業再開しました。
ええもう、今の大本命ジャンルの漫画原稿を進めようとしたところ「なんか頭がボーッとして手につかないな」→「らくがきから始めようかな」→「1時間で頭が疲れたな」と見事にダメだったので。
Twitterでは書きましたが20年という節目に引導を渡したかったで、ここらでいっちょまとめとくかーという出版計画です。 最近リアル生活もちょうど節目を迎えて良いタイミング。が、令和の世にDODと向き合い黙々と孤独な作業をするのもなかなかにアホらしいので当時のノリで計画進捗記なんぞ書いてみようかなと始めてみました。反応なかったり飽きたらやめます。
さて進捗報告。今のところ横書き、A5サイズ、5部+予備、タイトル『呪(あ)いの書』で考えてますという話。
■ 横書き
元々がwebの横書きだったわけだし、そりゃ横書きだよね。とあっさり決定。
■ A5サイズ / 10pt
本当はA6(文庫サイズ)が良かったんですけど、テキストを流し込んだらA5の方がwebのレイアウトに近くて良さそうだなーと。
・A6(9pt)
Tumblr media
・A5(10pt)
Tumblr media
2003年という文字に目眩がしましたがそれはさておき。4作分のプレイ記なのでページ数がえらいことになりそうで、A5サイズで分厚い本て読みづらいのでは……? 分冊+スリーブにするか……? お値段…………? 全体のページ数と厚みが見えたら改めて考えます。
ちなみにフォントサイズはお手軽出版ドットコム様を参考に決めました。大学時代に「10pt未満で印刷されたレポートは老眼の教授陣に喧嘩を打っているとみなす」みたいなことを言われた記憶があり、A5サイズ10ptなら死ぬまで読める点でも良いかなぁと。ちなみに晩年までこんなもん読まなくていいですからね?
ページレイアウトはもう少し凝りたいような、でも面倒なのでこのまま行くかもしれない。行間調整と章題下に線を引くくらいはやるかも。飾り枠とか作ってくださる変態もとい奇特な方がいらっしゃったらぜひお世話になりたいです。お礼はできあがった本と私の感謝の念くらいしか差し上げられませんが。
■ 5部印刷
とりあえず印刷所に目星をつける都合で目安を設定しました。
DODからの知り合いは大体Twitterで繋がってるんで、サクッとアンケート開催。ポチってくださった方ありがとうございました~自アカなので容赦なくスクショ貼っちゃう。
Tumblr media
→元ツイはこちら
肌感覚的にも5部+予備で賄えるんじゃないかなーと思ってたので納得の結果ですかね。最終的には入稿直前に予約なり受け付けて決めます。頒布方法はスクショ内2種に加えて、会ったことある人限定で直接対応かなぁ。どこに何部回すかちょっと悩ましいですね……それも予約時に確認すれば良いか。
印刷所は作業の合間に検討しますが、文章メインで極少部数となるともうちょ古っ都製本工房さんしかなくない……?
■ 呪(あ)いの書
タイトルは何故か昨年のうちに決まってまして、ツイートを引用するとこう。
DODプレイ記本、帯つけて「これは呪(あ)いの書である」みたいなのでかでかと書きたい(書くかわからない)
――2022.1.2
第二候補は「俺は、DODを愛しているんだ! 心の底からッ!!」です
――2022.1.2
紙媒体DODプレイ記は ・1:赤の章 ・2:青の章 ・ニーアR:灰の章 ・3:白の章 ・Twitterまとめ:呟(なげ)きの章 でまとめて「呪(あ)いの書」で行きたい(唐突に)
――2022.3.11
帯は余力があったら手作業でつけるかなぁ。デザイン考えるの面倒なので投げそう。
■ その他検討中
表紙デザインも考えるのとびきり面倒でそこで挫折しそうだったんですけど、曇天の東京タワーか新宿副都心の写真を使えば良くない……? と悲しい閃きをしてしまったのでどうにかなりそうです。この作業と思考、まじで独りじゃやってられんな。表紙デザイン作ってくださる変態もとい奇特な方がいらっしゃったら以下略。
…………こんなもん書いてる暇があったら作業すすめた方が良くない?
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ysnsgt · 1 year
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内省あらため雑記04
よくよく考えたら内省というほどのことはしてないしもっとフリーダムに記事を書きたいのでタイトルをタグに合わせました。
さて、前回の内省にいいねありがとうございました。GW明けの平日初日に心臓辺りの痛みが再発して「んんんんんこれはやばいか~?」と冷や汗物だったのですが、ちょうどその日の夜に開催された刀剣鑑賞会に行ったら治まり、翌日のやはり夜に旧友と酒を飲みながらぐだぐだしてきたら完全に消滅しました。たぶん。お世話になっている中医学医のところでいざという時の薬も頂いたので勝利を宣言します。
今は病み上がりというか、なまじ元気が出てきたので変にやる気があるけど体が追いつかずすぐ疲れて結局何もできないという一番苦手な状態です。元々あと1週間はおとなしくする予定だったし、先週の気概を思い出してのんびりするべき。すなわちDODプレイ記だ。
体調の経過報告はこれで終わりにする予定です。お気にかけてくださった方、どうもありがとうございました。Twilogが近々復活予定とのことでTwitterも前のように使えるだろうし、ブログで書く内容ももっと絞っていけそうです。長文でしか書け���いこともあると気づいたのでゼロには戻したくないなぁ。
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ysnsgt · 1 year
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リトルエイドPSP雑感
PSP起動するのいつ以来だろう~と本体に入れっぱなしだったUMD(ソフト)を取り出したら『楽園男子』でした。TAKUYOに踊り続けている。
母を早くに亡くし父親と双子の弟と3人暮らしをしていた元気ハツラツなJKが、父親の交通事故による入院で2学期最後の約10日間をどったんばったん過ごす中で恋愛したりしなかったりちょっとふしぎな体験したりキワモノと遭遇したりするテキストアドベンチャー。
TAKUYOゲーの快適なシステムが完成したのはいつからなのかずっと気になってたんですが、やっと完成以前のゲームに触れられてちょっとテンション上がりました。が、完成以前ということは不便なんだよなぁ!! 次の選択肢へスキップ機能と自動での選択肢前ログは神機能だと改めて思い知りました。
主人公のあかりちゃんが元気いっぱいで風紀委員がうるさい(※褒め言葉)にもかかわらず、全体的に静かというか落ち着いてるというか淡々としている……? ような、ふしぎな感覚でした。ボイスの音量が小さかったせいかもしれないとは思いつつ、TAKUYO謹製乙女ゲーの試作品みたいなとこあったのかもなぁ。「女子って薄味が好きなんでしょ? 全体的に薄くしよう」「はい(※すべてを薄くするとは言ってない)」「はま子ルート濃すぎやりすぎコンシューマでは削るからな」「戻せという要望が押し寄せてますが」「えっ」「濃い方が人気でましたね」「えっ」「いやあでもやっぱり薄味が好きなんじゃないですかねほら乃凪くん薄い薄い(※まったく薄くない)」そして風紀委員ルート路線へ、みたいな。
半年後が舞台のパニパレを先にやっていたので「半年前の天鳳高校はこんな感じだったのか……」とか、「名前が出てたな、この人か!」とかがいっぱいあって楽しかったです。今あらためてパニパレをやってるんですけど、前段階がわかってまた楽しみが増してますおいしい。
以下、キャラ別雑感。主人公、クリアした順、その他で。しかしキャラが多い……。
■ 西村あかり
TAKUYOで主人公もフルボイスなゲームは初めてやったんですけど、やっぱりボイスなしよりキャラが立って良いですねぇ。「ふみ」がどれも甘えきってる声音でかわいかった。
最初にお見かけしたのがパニパレ、カエル畑、スイクラとの合同企画だったので、もうちょっとしっかりしてるのかと思ったら余裕で無邪気なぶっ飛ばしタイプでした。よく考えたら企画だと半年以上後の世界線だもんね……TAKUYOゲーのキャラはちゃんと成長するもんね……。容貌は逆に合同企画からの印象よりおっとりした顔立ちでした。
■ はま子
息をするように風紀委員ルートから始めて風紀組のキャラの濃さににこにこしていたらそれ以上に濃すぎたはま子さんの存在感。なかなかにトンチキな話とテンションでパニパレ内沼ルートとは違う方向で「私は何を見せられているんだ?」「プレイヤーが試されている」と困惑したけど振り返れば一番楽しかったかもしれない。ヌイナイいるしな……。
はま子さん見た目は貝だけど普通に古式ゆかしい女人で素敵でした。幸せになってほしいような、いや冷静に考えたらだめなのか……?
■ 内沼
風紀委員ルートなのでまとめて語っちゃおう。パニパレであかりちゃんのことが好きなような描写があったので楽しみにしてたらあんまりそういう感じじゃない? 単にDKありがち(?)な「女子がいると華がある~!」という構い方なのでは? と思ってたら要所要所で疑いようのない様子が出てきて納得。乃凪がガムテープ投げなかったらどうなってたのか気になるけど所詮「脇役」だからだめなのか……。
なんというか、普段がふざけすぎなので説得力が落ちて損をしてるのと、感情の矛先が外に向かうタイプで伝わりにくいんだな……。好きな子が傷ついてる時、その子を労りに行くのではなく、傷つけた奴を潰しに行くタイプ。でも傷ついてるな、落ち込んでるなというのはすぐに気づいて「元気だして」とストレートに言えるあたり葛ちゃんやっぱり優しいんだな~などともしみじみ。
というわけでパニパレ亜貴ちゃんへの接し方は“妹”へのもので、あかりちゃんへの接し方は紛れもなく“気になってる女の子”へのものなんだな~対比~とテンション上がりました。ナイくんとのコントは相変わらず楽しかったです。
■ 乃凪
そしてこいつのあかりちゃんへの接し方はどこまでも「先輩」で、お前冒頭から亜貴ちゃんのこと相当に好きじゃん!! と大興奮してしまった。そして先輩としての乃凪もとっても良い。沢登に「大人」な諭しをされて身動きができなくなりかけてたあかりちゃんにさっと助け舟を出す先輩乃凪とってもかっこよかった。あとブラックコーヒー好きなことが発覚して万歳三唱した。甘いもの苦手なタイプですね?!(これまでのTAKUYO苦党キャラを頭に並べながら)
「死ねよ(笑顔)」とか言われてみればツッコミのキレが1.5倍のような、でも狼煙(のろし)と熨斗(のし)を間違えるのは旧家の長男としては致命的な気がするし冬休み補講対象とか成績の落ち方が想像以上だったのでそりゃ転校させるとキレられるわ。
ところで元々が右分けで顔周りの髪がうっとうしい長さの男が好物だったのと、髪色は彩度が低い方が好きだったりで2年時の乃凪もなかなかに好みなんですけどどうしても……生え際に……目が行ってしまい……そりゃいじられる…………。たぶんこの時の仁神さんの癖なんだろうなぁ。
■ 花邑創
はま子さんとのあれこれがあまりにインパクトあったのとパニパレでお名前をよく伺ってたのと乃凪と同じ声帯だったのでふらふら吸い寄せられてしまった。ところでなぜ杉田三役……? 何となくキャラに通じるところがあったというか乃凪くん脇役だけどお父さんのような包容力と知性、花邑のような優しさと相手の本質を見る目を持ってるんだよとかそういうこと? 濃すぎませんか乃凪。薄いとは。
はま子さんとのあれこれがあまりにインパクトあったのと、お兄さん駆け落ち+有希ちゃんとのすれ違い+灯台暮らしと周辺情報が濃すぎてあかりちゃんとの恋愛はまったく印象に残らず……。
上でもちらと書きましたが、外見にとらわれず相手のことを見るからこそ沢登の良き友であり、はま子さんの恋人になり得るんだな~。人物像はトップクラスに好きでした。
■ 早乙女篤
元々が苦手なタイプでちょっと引き気味だったんですが、売上のことだけ考えてお見舞いに鉢植えを押し付けた時点でアウトだし、デートの時も別に他の女の子の話をしたり乙女心とやらがわからないこと自体はいいけどあかりちゃんが嫌がってるとわかっても続ける思いやりのなさに無理判定が出てしまってすみません。根がいいやつなのはわかる。
■ 堤千弦
印象が薄い……。愉快な人なのはわかるけど愉快度なら風紀委員がぶっ飛ばしてるし、根が真面目なのは匣くんの方がはるかにそうだろうし。演劇は素直に応援したい。
■ 匣耕介
合同企画で「それなりに影が薄いメインヒーロー」と自己紹介されてたので気になってたんですけど、本当にそれなりに影が薄かった。とってもわかりやすくツンツントゲトゲした繊細美少年なのに影が薄かった。なんでだ。ルートによっては全然出ないからか……? サブキャラルートだとメインキャラの中では唯一出張る辺りにはメインヒーローらしさを見ました。けどやっぱ風紀委員組が持って行きすぎなんだよな……。
お年頃らしくツンツントゲトゲしてるけどとっても良い子なのですくすく育ってほしいです。いや身長は関係なく。あかりちゃんの恋愛相手として納得いったのは匣くんと早乙女くらいだったかも。
■ 沢登譲
お前……人の子だったんだな……。パニパレとくらべてずっとテンション低くて心配になるくらいでしたが、その状況ならそうなるよなぁ。と書いてて気づいた、リトエイ全体的におとなしい雰囲気がしていたのは沢登のテンションが低いせいだわ……。
女装してる理由が意外にシリアスで、TAKUYO御中けっこう「人は見かけじゃ判断できない」がテーマのひとつにあるよね。
あとは結構パニパレより傲慢(?)なトップの顔を見ることが多く、半年かけて丸くなったのか風紀委員という「内側」から見るとこういう姿なのかちょっと気になりました。後者かな……パニパレで「外の人間には優しいよな」とか言われていた気がするので……。
■ 砕我牙
とか呑気に構えてたら沢登とは違う方向で名前も見た目も派手なキャラが投入された。一時期流行った気がする容貌だ! 少女漫画で見たことあるストーリーだー! とキャッキャはしゃぎながら眺めましたが、そういう意味ではテンプレだったので味は薄かったようなわからない。むしろキャラよりふみくんがちらつかせていたふしぎ世界がやってきたことにワクワクしていたような。
ルートによって生死が変わるのは責任が重くて落ち着かないし、凛さんよく確認して行動しよう白虎隊じゃないんだから! とソワソワしてしまってうーん。
■ 土師博巳
土師先生も薄いな~鳩を出すって聞いてたからトンチキワールドの住人と思ってたんだけどな~真朱先生が濃すぎたんだな……と眺めてましたが、本人のルートで垣間見える心情はとても繊細で株がだだ上がった。そうだった国語教師だった、先生握手しよう。(※国語好き)
まぁ赤の御方との邂逅を果たせたルートなので好きにならないわけがないんだ。そして赤の御方を退けることができる大人とかもう見る目を変えざるを得ないじゃないですか。つまりみんなのしあわせを願い続けたグラナダにマリスは「思いやりを持つ人間なんて誰もいない」「みんな自分の欲望に忠実なのよ」と耳元で囁き続けてたってことでしょうやめていただけますか(涙目) そして本音はどうあれみんなのために自分を犠牲にし続ける少女との邂逅とか、そんな少女が自分のことをひたすらに思いやってくれるとか、福音以外の何物でもないし少女の存在がマリスの誘惑を否定する確たる証拠になり得るわけでそりゃ王様反転しようがない古橋よかったね柘榴ちゃんは可及的速やかに結婚してくれ(嗚咽)
じゃなかった。
教師ルートということでちょっと警戒していたのですが、あくまでふみくんと仲睦まじく過ごすことで「あなたの選択は誰も不幸にしていないよ」と示して彼の悔恨を救済する優しい話でとっても良かったです。後ろから女生徒に抱きついたことは許していない。
■ 西村ふみ
チートキャラ。あまりに無敵でぶっちゃけよその男を得る必要が見えない、あかりちゃんはもうふみくんと仲良くやってればよくない……? と本気で思いましたが双子の弟に依存してはいけないと思い知らされている私は初週から元気に距離を取りました。はま子は育たなかった。
しかし本人のルートもとにかくふみに冷たくするのが正解らし��、TAKUYOやっぱりそういうことなのね……ちゃんと外に出て色々な人と交流して世界を広げてやっと家族は健全な関係を築けるということなのね……そしてこれが「親がいる」効力なのね……わかるよ…………(噛み締めた唇から血を流しつつ)
■ その他
多すぎて書ききれない! 思い出せる範囲で!
有希: おっとりおかっぱかわいい。しかし髪型といいオカルト趣味といい私服といい、えっちゃんと関係あるのだろうか。恋愛あってもなくてもいいので花邑とずっと仲良くしてたほしい。
希世子: わりとどこにでもいるタイプの良い子だと思うけど威勢が良いので、広瀬……天鳳高校……地味な弟さんは苦労しそうなタイプだねたしかに……(カエル畑を見ながら)
寧音: ツインテお嬢様(CV沢城みゆき)とか最強の記号じゃん。実際めちゃくちゃかわいかった。あかりちゃんへの過保護ぶりもなんか「わかるよ……」と思ってしまった。ふみくんとくっついてほしいです。
父: 上でもちらと言ったけどトトロのお父さんのような、どこか抜けてそうなレベルにおっとりしてる雰囲気とそこはかとなく漂う知性がなんか安心感半端なかった。
里都: 母つよい、と思ってたら実際テッペン(?)やってたらしい。つよい。再婚後は賑やかな家庭になってそうで耕介くんが心配。
和原: 内沼とは違う方向でわかりやすいアホの子だった。好きです。
雨宮: 沢登をいなす強キャラ。乃凪のツッコミは雨宮譲りらしいのでその辺詳しく拝聴したい。エチュードPSPで見られるだろうか。
片桐、萩原: 顔が良い、と思ったらエチュード出身者だった。生徒会というか沢登のお守りお疲れ様です。真面目に着実にお仕事こなされていて、本当に風紀委員の存在意義とは。
勅使河原: 女子校で人気の出る先輩の容貌をしていることで頭がいっぱいになってしまった。演劇がんばってください。
悠見: 顔も出ないのにやけに存在感がある、かわいい、と思ったらエチュード出身者な上にツインテだった。そりゃ強い。エチュードやるの楽しみになりました。
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ysnsgt · 1 year
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【刀剣乱舞】映画黎明感想4:再度、山姥切国広
映画「黎明」の感想はこちらでラストになると思います。と言いつつ今回は感想というか内省、自分語りに近い。
映画「黎明」は3回観たのですが、ちょうど私生活がごたついて精神的に弱っていた時期だったこともあり旧友に心配されました。
「山姥切国広オタクのお前が、あれだけ山姥切国広がメインの話を大量摂取してメンタル大丈夫だったの?」
率直な回答は「えっ?」でした。いやまあたしかに、山姥切国広が出陣先で消えるだの、どうも悪役側に付いてる? だの不穏な前情報は流れていたので「また山姥切国広は重いものを背負わされているんですか、運営はいい加減彼に優しくしてください」とか思ってはいた。
けど当日はむしろ「この映画は私のしんどいメンタルを救ってくれる」と確信して向かったし、2回目、3回目もその救済を補強するために行ったようなものでして。なので「えっ?」になってしまったんですね。
なぜかと言えば、『刀剣乱舞』と山姥切国広はいつも絶妙のタイミングで新要素を私に浴びせて、ちょうどその時抱えていた問題や不安を乗り越えさせてくれた。8年にわたる実績がある上に、映画の舞台は2012年9月。ちょうど私の人生が地獄期間に突入した時期です。そして映画封切りの前日に、先述した私生活のごたつきが発生して前後不覚になりかけていた。
地獄期間からの脱出は『刀剣乱舞』が叶えてくれました。ならばこの映画は、地獄期間に突入したあの時の私を癒やす物語となり、今大変な局面を迎えている私を救う物語となるだろう。助けて山姥切国広! という気持ちで映画館に向かったら案の定だったんですよ。
1回目で知った。主が信じさえすれば、童子切に比肩するほどの刀になれると。
2回目で気づいた。それが主の本当の願いならば、どんな醜いものであっても綺麗なままで守ってくれ、心の鬼を斬ってくれると。
3回目でわかった。どれだけ絶望の淵に沈んでも静かに寄り添い、己を見失えば取り戻させてくれると。
彼は本当に期待を裏切らない。それどころか私が思っているよりもずっと澄んでいて優しくて強い刀だった。『ONLINE』における大侵寇の流れでかなり上方修正したはずなのにまだまだ足りなかった。
こんな素晴らしい刀を選べたことを誇りに思うし、彼と共にいられるなら(※概念)大丈夫だなと、心から思えたんですよ。それでメンタルも、メンタル由来の体調不良もかなり回復した。すごいな山姥切国広、そのうち癌にも効くんじゃないか。そうだね、「病も斬ってみせよう」って言ってたね。
まぁあとは、刀ステみたいに醜い姿に変わって行方不明になるわけでなし。刀ミュみたいに折れにいくわけでなし。加えてこれは後から気づいたのですが、仮の主である伊吹くんは山姥切国広を貶めたり侮るような素振りを見せず、山姥切国広自身も「お前」と呼ぶほどには信頼していたようなので、不安になる要素はなかったです。
そんなこんなで彼への多大な信頼と期待を改めて抱えながら、新生本丸と気分的新生活には背筋を伸ばし顔を上げて笑顔をたたえて、のびのびと取り組んでいこうと思います。きっとこれでもまた想定以上の活躍を見せて惚れ直させてくれるんだよ山姥切国広は。その時が楽しみです。
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ysnsgt · 1 year
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【刀剣乱舞】映画黎明感想3:メイン2主従以外
前の2記事がなかなかに重くなりましたが、今回は軽めにサクッと。主に各主従の話。
■ 加々美一
長義の主としては私の理想像ど真ん中でびっくりした。ええもう、世の人には侮られ本人もそれを受け入れてどこか常に下を向いて腰も低く、けれどお客さんにお茶を出すどころか時間を見て取り替えるほどの細やかな気配りができて、そんな人物だからこそ長義の態度を傲岸不遜だと眉をひそめるでもなく、ただひたすらに敬意と信頼を示し、彼の判断には誰より早く反応できる。完璧ですよ。
加えて上記はわりと女性的な資質ではあるしこういうちょぎさには恐らく大好物なのですが(二次創作あまり見てないのでよくわかりません)、個人的に長義には男とつるんでほしいな~という欲求がありまして。21世紀の今、性別で規定するのは野暮ったいと思うのですがこればかりは主観的欲求なのでどうしようもない。そしてこんなしょうもない欲求すべてを叶えてくれた加々美さんに私は喝采を送ります。
名前も「一」なのが良いですね、仮とはいえ気高い彼の主となるものは「一」を備えていなければならない、わかる。
■ 山姥切長義
こちらも私の中の「山姥切長義△(さんかっけー)」が凝縮された個体で感謝しかない。梅津を信じろとはよく見かけますが本当に梅津は信じられる。ありがとう梅津。
他の男士はだいたい2振り1組みたいに描写されてるのに長義だけ徹頭徹尾孤高の刀で最の高。山姥切の呼称にこだわりを見せるのもとても良かった。戻った体を確かめながら悠然と戦場に現れる長義△。
その上で、為政機関の中枢で全体の指揮を執り、全体のために非情な決断すらも息をするようにくだす様は小田原北条、足利長尾、尾張徳川と有力者の手をわたった刀らしくて「本作長義」ファンとしては製作に叩頭するしかない。いやあ本当に良かった。
■ 黒田実弦
みんな大好きギャル審神者。私も大好きです。「長谷部だ」とごねる長谷部を意に介さず「へっしー」と呼び続ける胆力、まったくもって打ち解けようという気配を見せない長谷部をたった一言でねじ伏せる知性。高速道路での戦いでは写真撮りまくる現代人らしいアホさを見せながら、唯一傷を負ってもピーピー言うこともなく当たり前のように皆について役目を果たし、長谷部の非情な発言にはきっちり叱る。素晴らしいとしか言いようがない。
その上黒田だよ。黒田だよー! 「へっしー」と呼び続けたのは祖先が抱いていた「へし切」という刀への愛着と誇りの継承だよ良かったね長谷部ー! 福岡市博物館の学芸員さんが本当に嬉しそうに誇らしそうに「うちのへし切!」と仰ってたのを拝見したことあるから余計に感じ入ってしまった。
■ へし切長谷部
梅津さんも信用できますが和田さんも信用できる。こちらも文句なしの長谷部でした。
実は「ONLINE」リリース当初、「何故俺がこんな小娘に従わねばならんのだ」と少女審神者への嫌悪を剥き出しにするへし切長谷部が見たいな~とか思ってたことがあるのですが、映画「黎明」で叶えてもらって感無量です。写真バチバチ撮って身を危険に晒す実弦ちゃんの方を一瞥もせず怒鳴りつける長谷部とっても良かった。水五訓を持ち出されて抵抗できなくなる長谷部、黒田と聞いて一気に態度が氷解する長谷部、とっても良かったです。良かったねぇ長谷部、黒田に会えたよ長谷部。
■  倉橋定崇
常に泰然とされていて、か、貫禄……! と痺れつつもキャラとしての薄さは否めなかったような、でもああいう貫禄のあるおじ様が皆から付かず離れず、当たり前のように役目をこなしていく姿は要石のような役割もしていたような。
■ 髭切&膝丸
1本丸1男士の限界を無視して当たり前のように追随する膝丸にまず笑い、ビッグネームなこの2振りの超越した態度にめちゃめちゃ興奮しました。
だって冒頭で「鬼」と呼ばれ斬られた者は中央から見捨てられた弱き民だと散々見せつけられたのに、蝿でも叩き落とすかのように「鬼は斬っちゃおう」「関係ないよ」と笑顔で言い切っちゃうんですよ。よく見れば冒頭では渡辺綱が「鬼」の腕を切り落としており、つまり髭切はあの現場にいたんだよな、と思うとまたアレですよ。
彼ら2振りは怪異退治の号を持つからこそそうした出来事の功罪とは直接関わっており、千年かけてそうした歴史と向き合ってきたからこそすべてまるっと呑み込んで「斬っちゃおう」「関係ない」と言い切れちゃうんですよ。
その辺りを考えると、最初からずっと疑問を抱えてしまう山姥切国広は怪異退治譚が400年程度のまだまだ「若い」刀なんだな~とも思えてとっても良い対称性でした。
■ 他男士
刀ステをぬるく見てきているので、見慣れた役者さんによる見慣れた男士であり、また刀ステ本丸との差異とかそこまで突っ込んで考える頭もなくて安心して眺められました。吉行、忠広、和泉守の並びにはテンション上がった、けど本当のこと言えばそこは和泉守じゃなくて長曽祢が良かったなぁ! でもビジュアル的にも人気的にも兼さんが来るよねわかる。でもせっかく兼さん来るなら堀川とのコンビネーションもチラとでいいから見たかったです。
あと青江が……青江にも来てほしかったな……うちの本丸で参戦するなら間違いなく青江なので……まぁその辺は脳内補完します。
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ysnsgt · 1 year
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内省03
前回の内省にTwitterでのいいね及びtumblrでのスキありがとうございます。世の中にはネガティブな出来事や感情を記した記事へのハートは「お前が不幸なの嬉しいです」という意思表示に捉えて落ち込む人もいらっしゃいますが、私は飛ばされたハートはすべて私への好意と解して勝手に喜んで元気出すのでバシバシ押して頂ければ幸いです。
さて、内省は体調ヤバいネタが続いてるので週一くらいで経過報告をしないとご心配かけるな~という更新なのですが、心臓は稀にちょっと気になる程度で調伏に成功したとみなします。週末にお世話になってる漢方医の所に行ってフィニッシュかな。
アナログ手記での感情整理も無事にポイントを押さえられ、睡眠による脳の自動整理・修復も一段落した気配。後はたまに残党狩りのように、ふっと湧いたことを書き殴って処理するくらいですかね。
仕上げとしては整理された感情等を物語の形で象徴的に出力したいところですが、そんな暇があったら刀剣乱舞の創作を進めたいので悩ましい。出力したとしても表には出せないだろうしなぁ。
となれば欲望のままに刀剣乱舞の創作と、DODプレイ記の印刷作業を進めるのが良さそうな。前者は破壊ネタだし後者は過去のあれこれ期間の中なので、まぁ今回の感情整理にも繋がりそうだし。ところでパルミーは(略)
GWもちょこちょこ用事があってあまり堪能できてませんが、さすがに普段よりは体力や時間に余裕があってしっかり回復できたように思います。無茶し続けた昨年の夏までに蓄積された疲労がやっと癒えてきたようで、休日に「寝てるの飽きたな……」と起き上がれたし食にも気が回るようになってきました。
明日から日常に戻りますが、このペースを何とか維持していきたいものです。
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ysnsgt · 1 year
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【刀剣乱舞】映画黎明感想2:解釈『刀剣乱舞』と刀剣と日本人
映画「黎明」、端的に言えば「最高でした」になるんですが、もう少し言葉を尽くしましょう。
物語の中の刀剣には元々興味があったのですが、2015年1月14日PC版「ONLINE」を始めてから本格化。以来実物の鑑賞勉強と多方面の本をちまちま続け、2022年12月だったかにやっと入り口としての問いに自分なりに解を出せました。
「なぜ刀剣なのか」 「日本刀とは、日本人にとって何なのか / 何だったのか」
一年の計は元旦、ならぬ春にあり。旧暦の春は一旦勉強を離れて5月から本腰を入れて刀と向き合おう。そういうタイミングだった2023年3月31日に公開された「黎明」は、私が8年かけてたどり着いた境地への「答え」そのものでした。
というわけで、この機に映画「黎明」の筋書きをベースに解を記したいと思います。
刀剣に関わり始めて幾度となく言われた言葉があります。
「人殺しの道具を見て何が楽しいの?」
たしかに刀剣は武器です。映画「黎明」でも冒頭では、罪なき(と思われる)人々が為政者によって無惨にも刀で斬り殺されている。それでもふしぎなことに、戦や暴力とは程遠い世界で生まれ育った少女が「綺麗」と見惚れる魅力を持っている。なぜなのか? その答えへと、天下五剣の中で最も「美しい」とされる三日月宗近と、「綺麗とか言うな」山姥切国広が主軸となって導いていく。これだけで映画「黎明」を喝采せざるを得ません。
先に答えを言ってしまうと、どんなに社会に溶け込めなくても、どんなに報われなくても、人を傷つけることを厭い、人を傷つける己を律する、そんな心を持った人間が刀と共にあり続けたからだよ。象徴するのは「美しい」刀2振りの仮の主、琴音と伊吹でした。
ユング心理学者の河合隼雄は、人間の精神性を「包含」と「分断」の2軸で説明しました。全体主義と個人主義とも言いかえられるでしょうか。日本人は前者の気質が強く、そのために時として他者どころか己の子を(心理的に)喰い物にする「山姥」のようになってしまうとのこと。それを防ぐためには「分断」の気質も高めて相互補完し、心のバランスを保つことが大事であるとかなんとか。
こうした説明を読んだ時、新渡戸稲造『武士道』の記述を思い出しました。
刀は不断の伴侶として愛せられ、固有の呼び名を付けて愛称せられ、尊敬のあまりほとんど崇拝せられるに至る。
刀は基本的には斬るための武器で、つまりは「分断」の機能を持っています。そんな刀を「伴侶として愛」することは、己の「包含」気質を抑え、心のバランスを取ることに寄与していた……つまり、概して日本人て刀と向き合い刀と共にあることで、やっと真っ当な人間でいられたのでは?
反対に、武器である刀を「包含」気質の強い日本人が持っていたからこそ、「分断」の機能が抑制され武器を超えた存在として千年受け継がれてきた。そういうことなんじゃないでしょうか。
さて。美しき刀の仮の主、琴音と伊吹からその辺りのことを見ていきましょう。
まず琴音。彼女は特殊能力故に居心地の悪さを覚えていますが、高校に通い、友達にも恵まれた、「平凡」の範疇に入れて良い少女です。日本のたどる歴史の中ではぬるま湯と呼んでも支障がないだろう21世紀にどっぷり浸かり、だからこそ事態が切迫しても理解が追いつかない。友達が被害に遭っているし察しはついていますが、解決策として人を殺すという選択肢がどうしても採れない。
大義のためには、という男士……刀の「分断」機能から見れば鬱陶しくなるくらいの甘ちゃんでしょう。私も実は最初ちょっと苛ついていたのですが、あれが日本人の持つ「包含」気質の象徴と思えばむしろああでなくてはいけないと思い直しました。ことここに至っても有害だからと切り捨てられない、だからこそ三日月は友の信じる主であり、歴史の流れに踏みにじられた弱者を斬る「汚れ」にはまみれずに済む。
そして琴音も、三日月という刀と繋がりを持ったことで、協力は嫌だと駄々をこねるだけのところから、彼女なりに伊吹を心の鬼と「分断」する力添えをするに至る。琴音はひたすら伊吹に言葉を投げかけていましたが、河合隼雄に言わせると言葉は「分断」属性なんだそうです。つまり彼女はあそこで象徴的に刀を振るっていると同義とみなせます。最後に物の「言葉」に耳を傾けられるのも「分断」機能が向上したからかもしれません。見事な相互補完関係です。
次に伊吹くんですが。まず目下の人間に暴力を振るうのは「低次の「包含」機能に支配されている」と河合隼雄はズバリ言ってます。要はまず父親からして「包含」気質の奴隷。そんな父親に支配された伊吹もまた「包含」に呑まれており、弟への執着……依存は、見ていて心配になるほどでした。実際弟との離別(「分断」)に気付いた瞬間伊吹は心の均衡を失い、父と同じ属性を持つ酒呑童子と一体化してしまいます。
そんな時、「分断」機能の権化たる刀・山姥切国広が問います。「それは本当に“あんたの”願いなのか」と。これは明確に、酒呑童子と伊吹を分断するための言葉です。三日月の影響を受けた琴音の言葉による介添えもあり、伊吹は己の「分断」能力を高め、山姥切国広と共に己の心の鬼を断つ。
さらに言うと、伊吹に対して山姥切国広は刀としての「分断」機能だけでなく山姥切という属性の持つ「包含」機能も活きたんじゃないかと考えています。
実は包含機能は母性原理(地母神)、分断機能は男性原理(天父神)として説明されることもあります。だからこそ負に働く包含機能が「山姥」に例えられるんですが、伊吹の家は、父、兄、弟で女が不在なんですよ。包含機能のモデルケースがいない。だからこそ父は暴力をふるい、伊吹も悪役として活動し鬼になりかけたんだと思うんですが、そこを補ったのが山姥切国広でした。
とにかく彼は言葉を挟まず伊吹に寄り添う。彼がすがる醜い「弟」をも込みで伊吹の心を守ろうとする。それで世界が滅んだとしてもその結果をも受け入れるつもりだったのでしょう。こうしたどこまでも温かな「包含」を与えられたからこそ、彼は鬼を分断する心を得られたんじゃないかなと。そして恐らく保護員である女性と繋がることができたのは、やはり象徴的です。
母性原理と父性原理はあくまで心理学上の便宜上の説明であり実際の男女の役割を固定���させるものではないんですが、まぁ21世紀から見るとちょっと野暮ったいですよね。実はその辺��うまく配慮されてて、映画「黎明」本当にすごいなと感心しました。
琴音は物の声を聞く審神者に近い存在。伊吹は鬼に憑依される依代に近い存在。古来審神者は男、依代は女に多く(絶対ではない)、両者の二人三脚で祭政が行われてきました。でも審神者に近い琴音は女、依代に近い伊吹は男で男女の役割が逆転しています。そして両者が恋仲……一対になるわけでもなく物語は幕を下ろす。
実弦と加々美も伝統的な男女の役割が逆転しているように思えました。実弦は恐らく黒田家の末裔。そういうポジション��従来だったら男が担うものです。そして加々美。為政者たる男に侮られ、細かな気配りでお茶を出し、長義には絶対服従というレベルで絶大な信頼を寄せて言葉少なに彼の意に添う。これ普通に良妻モデルですよ。でも彼は男です。けれどそれでおかしいわけじゃない。実弦は黒田家の末裔たるギャルだからこそ、加々美はまるで良妻な男だからこそ、それぞれの刀と最高の相棒関係を見せてくれた。ジェンダー規範に囚われず生きたい現代審神者への全力のエールだと思います。
そしてそういう現代的な生き方をする彼らを、日本の歴史そのものたる神道に携わる倉橋さんと、あの大江山急襲に参加していた髭切(渡辺綱が腕を切り落としていた)とその弟の膝丸が付かず離れず見守っているというのが、なんか、途方もなく優しかったなと、今思い返してちょっと涙目になってます。『刀剣乱舞』どこまでも推せる。
そろそろ終わりに向かうため、最初の問いに戻りましょう。
「人殺しの道具を見て何が楽しいの?」
たしかに刀は武器だ。けれどそれは、何も生身の人間を斬るだけじゃない。
日本最古の物語『古事記』には既に刀の物語が多く語られています。そのうちの一つである布都御魂剣は、初代天皇・神武天皇の東征時に以前の持ち主の加護を受け、霊障治癒、怪異退治を果たしています。これ、映画「黎明」で刀剣男士が行うそのままなんですよ。
彼らは元は異なる人の持ち物ですが、そこで培った力を活かして「新たな」主を守っていく。鬼を斬り、想いを吸われ病にかかったように倒れ伏した人々を回復させました。
そして持ち主が心をしっかり保っていれば、彼らは血に汚れることもなく、誰を傷つけることもなく、ひたすらに持ち主の心を守ってくれる。
「こんな素晴らしい“伴侶”を見て、楽しくないわけがありましょうか」
この言葉を胸に、ゲームに実物に物語に、死ぬまで刀と向き合っていきたいなと改めて思いましたし、改めて思わせてくれた映画「黎明」に心からの感謝を送ります。円盤ぜったいに買いますからね!
補記。刀の話に終始しましたが、刀にこだわる必要もないよっていうのを示しているのがまた映画「黎明」の憎いところでした。
大事な人からもらったブレスレット。ずっと身につけている腕時計。文字通り十把一絡げで売られているスーパーボール。どんなものだって、思い入れを込めた物なら心を守ってくれるんだよと。
「誰もが審神者になる可能性を持っている」という台詞はゲームのユーザー数を増やしたい的なメタ要素を置くとして、日本人と日本刀は長らく蜜月だったのでそりゃもう日本人や日本文化に興味を持つ人なら誰だって刀の加護を得られるでしょう。けれど刀に興味を持てない、どうしても怖くて近づきたくない人だっているわけで。そういう人だって、身近にある何かがあなたのことを守ってくれるよというメッセージは普遍的なもので、すっごく良いですね。
補記2。以上は人間たる私から見た解釈でしたが、主題歌「DESTINY」が刀からのアンサーとして見事で私は泣きました。別れは避けられないけどせめて彼らに悔いを残さないように死なないとなぁ。
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