七夕ライブの感想、或いは空に向けて。
今回はそれはもう、今度こそ長いよ。でもほら、彩羽さんの七夕ライブ良かったからなんか言葉とか色々尽くして書きたいわけですよ。今回のは、感想もだけど、どっちかというと軽く読み物です。あと、写真を出したい。めっちゃ出したい。
「北欧の匂いはした?」
それは25年も前のこと。当時、学生だった私は楽器をやっていて、学生料金なのをいいことに暇さえあれば勉強もせず、やたらとオケのコンサートを聴きにいく趣味を持っていました。
この質問は、日本に初来日した北欧はノルウェーの楽団、オスロフィルにつ���て、先輩から感想を求められた、その第一声です。この先輩、今でも時期こそ不定だけど、年に一度は必ずご挨拶させていただく、私にとっては人生に響く何かを残してくれた、そんな先輩なのです。
「え。澄んだいい音色でしたよ。CDを探しに行こうと思います。」
「音だけじゃなくてさ。せっかく生で聴いてるんだから、もっと全身で感じた感想を言おうよ。」
そこから、話すこと一晩中。一番ウケたのは、ステージに100円玉が落ちていた話でした。なぜだ。
ライブ空間には、音以外のものが満ちあふれてる。
それは演ずる人の感情や観客の感情のような、目に見えないものであったり、人が集まって起こる熱気、雰囲気、物理的な物音であったり。
けど、もしもその空間に居ることができて、心が動くような気持ちを持てたのなら、それはきっと幸せなのだと、私は思います。
そして、七夕ライブは、とてつもなく幸せでした。
彩羽さんはいつだって観客のことを考えてステージで振る舞うし、歌を放つけど。この日は、きっと自身にも何かしらの感情を向けていたように思います。
挑戦的で力強い歌声に、振り付け。ああこの人は歌でこんな感情も表せるのかと思ったし、それは清々しさを感じた。
そう、私は「彩羽真矢」という人の歌が好きなのですが、その次に好きなことを挙げるなら、この表情。歌いきった誇りに満ちて、観客に温かな視線を見せるこの表情。これです。
七夕ライブは、今の彩羽真矢をステージの上に歌であらわして、彼女のそのまま、理想と素が観られたような気持ちになりました。
いつもいつも、留まることなく、常に何かをステージに作り上げる彩羽さんは、「上澄みのような夢」ではない、「時に苦しみながらも目指したい夢」を、きっと見せてくれているのだと思います。そんな感情を覚えるステージでした。
つまり、とてつもなく、良かった。ひとことでバッサリすると。
空間に満ちるものも大切だと教えてくれた先輩は、それはもう常日頃からクドクドと、私に「たくさんのことに興味を持つ大切さ」を教えてくれました。おかげでたくさんのことを知ることはできたけど、興味を持つってことが大事なんだと、最近ようやく気がついているような気がします。
あと、「北欧の匂い」って、オスロフィルの来日公演、そんなフレーズでCMしてたんですね。聞かれてから四年後くらいに知りました。匂いから入るって、頭のネジいかれたのかなとかちょっと思っててすいませんでした。さーせん。
(写真でごまかす)
先輩。去年は、まだ寒い時期にご挨拶しましたね。今年は、新しく興味を持ったことについて、とても楽しい話ができると思います。
彩羽さんは、色々器用なのに、なんだか人生には不器用で、真っ直ぐしてる、応援してるアイドルなんですよ。色々話せると思います。先輩に、お会いしていない間のことを話すのは、私の人生の楽しみのひとつになりました。
20年も経つと、それくらいの気持ちになれるようです。
人生楽しくて仕方なさそうだったあなたが、きっと歩きたかった時間を、私も、彩羽さんも、歩いている。
でも、ただ歩くだけではなくて、楽しく歩けるようにしなくちゃいけないんだと思います。それが笑いながら軽やかにできたらいいんだけど、そうもいかないようだ。
時に歩をゆるめたり、立ち止まりながら。なんとか歩いていきたいし、歩いていけるように推していけるといい。歩いていく姿を見たいと思ってます。
という、色々なことを余韻のように思った、七夕ライブとその近辺の日々でした。おしまい。
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彩羽真矢@東京生誕祭2部
久しぶりに文章交えながら写真を載せていくスタイル。長文注意。
この一年近く、彩羽真矢という人を追いかけ回し、そのほとんどのイベントに行き、様々な舞台に立つ彩羽さんを見てきました。
そのたったの一年でも、彩羽さんは素晴らしく多くの経験を吸収し、彼女が吸収した様々なものを見せてくれていると、私は思うのです。
おそらくは今までも、そしてこれからも、彼女は成長の止まらないアイドルです。そして、もしかしたら「既存の宝塚OGのスキーム」には収まらないのだとしても、揺るぎなく「誇り高き元タカラジェンヌ」だと、私は一点の曇りなく確信しました。
以前、どのような道になってもいいから彩羽真矢を見続けたいと、そんな主旨の事を書いた気がします。
今もそう思っていて、結果的に現時点までで見ることができたのは、彼女のとてつもない成長でした。彼女の歌声は前から非常によかったけど、彼女が載せている感情、気持ちをコントロールできるようになったと感じます。例えるなら、宝石は切り出した状態でも美しいけど、きちんと計算されたカットを施されれば、さらに人を魅了します。彼女は、そういった何かを覚えて、より歌声が多く広く高く届くようになったんだろうと思うし、そうなるために、たゆまぬ努力を続けて学び続ける姿勢には、脱帽せずにはいられない。
それから、彩羽真矢という人は、とてつもなく執念の人というのもなんだか見えてきました。あと、頑固。やるって言ったらやるし、やらないって決めたらやらない。結論が出るまでは思考が柔軟で、よく人の意見も耳を傾けるけど、決めたら揺るがない。それこそ、前髪を切ることも、イベントをやることも、彼女は等しく決断して、やるといったらやる。
だから、私も腹を括って見続けようと思います。彩羽真矢はやるぞ、やるつったらやるぞ。物理的に無理にならなければ物販も当面は長丁場だ。彩羽さんの気力の真骨頂は、最近は物販にあると私は思っていて、もちろんチェキは収入源のひとつのはずだからやれるだけやろうという思惑があるにせよ、同期の人が驚くに値する、彩羽さんの気力に毎度脱帽するものなのです。あれはすごいよ、ほんとに。
でも、彩羽さんがやるといううちは、やる。彼女は切り替え時も見誤らないタイプの、バランス感覚がある人だから、やるといううちは何も言わずに並ぶ。そんで、人が多くなってやり方が変わるなら、よしわかったよという。そんだけ。早く多くなるといい。
そんなこんなで、彩羽真矢を存分に見せつけられながら二年目が始まるし、私は少なくとも今年は全部イベントを狙いたいと思っています。仕事や様々事情が出ない限りは、彼女を引き続きプライオリティの最上位に置きたい。
なぜなら、見逃したくないからです。見逃したくないなら、見逃さないように頑張る。ほんの少し彼女の進化の片鱗も見逃したくない。
というわけで、今年も全力でツイートしたり、写真あげていこうと思います。応援するでするでするで。
おしまい。
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