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#卵丸ごとハンバーグ
haru-yonige · 19 days
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食べること、というか作ることが好き
思えば2chのメシマズスレに晒されてもおかしくないくらいの美味しくないご飯で育ったので、「不味いものを口にいれたくない」という欲求が強い 人と外食しても相手に比べてむしろ量は食べられない方だから、胃袋が大きいとか食に対してがめついというわけでもないんだろうけど、それよりも作ることが好き 他人の胃袋掴むのが得意
母の手料理が大嫌いで、昔は毎晩の食事が苦痛で仕方なかった わたしが偏食だったわけではなくて、むしろ好き嫌いはほとんどなかった方だと思うけど、それでもしょっぱすぎるカレーとかサラサラすぎて水のようなシチューとか、味のしない野菜炒めとか、いくら料理のセンスがなくてもパッケージの説明の通りに作ればこんな惨状にはならんだろというものを食べて育った 金がなかったのもあるだろうけど、誕生日以外には外食という選択肢のない家だった 母は説明書を読むということと計量という概念を知らない
売り物を買って帰ればめちゃくちゃ美味いということはなくても食べられないほど不味いということも基本的にはないのだから、わたし的には惣菜や冷食で十分だったが、むしろ惣菜でお願いしますという感じだったのに、「惣菜を食卓に並べるのは貧乏くさいから嫌」とかいう母の謎のこだわりによって苦行は続いた それでも作ってもらってるだけありがたいと思い、流石にこれは…というような著しく常軌を逸するレベルの謎料理以外は基本的に文句も言わずに飲み込んでいたわたしを世の偏食共は讃えるべきだと思う
この前わたしがコロナにかかった時、流石に罹患者が人の食事を用意するのは不味いだろうと母に食事の支度をお願いしたら、なんか辛いのに水っぽすぎて味のしないカレーが出てきた 病人にカレーというセンスを疑うというのは置いといて、母の手料理を毎日食べてたあの頃を久々に思い出した 昔は風邪引くたびに具材がほうれん草だか何だかの葉っぱが入っただけの本当に味のしない(調味料が水だけ)お粥が出てきて、当時は罰ゲームか何かだと思って食べてたんだけど、成長して自分でお粥を作ってみたらめちゃくちゃ美味くて、お粥という食べ物がちゃんと美味しいということを知った
こうして母の手料理が不味すぎたがために嫌いだと錯覚していただけで、一般的な形態のものを食せば美味しいと感じるメニューが世の中にはたくさんあることを学んだ
煮物を作るのが好きだ 小学校の頃も泥団子を1日中、何日も飽きずに砂をまぶし続けてハイクオリティの泥団子を錬成する遊びが大好きだったんだけど、それと同じ 自分で漬けて、出汁を取って、味を見ながら何時間も煮込んで、使用するリソースは少ないのに着実に「作る過程で成長させられる」遊びが本当に好き 休みには何か煮込むと一日中映画や漫画読んだりするよりもずっとストレス発散になると気づいた バタチキカレーも大根と手羽先の煮物も、カレイの煮付けも、豚の角煮も、うちに圧力鍋なんてものはないが全て美味しく作れる 食べる時の喜びは作る最中のそれには劣るんだけど、それでも自分で作ったものがちゃんと美味しいと嬉しい
人に出して「人生で食べたものの中でトップクラスに美味い」と言われたり作り置きを頼まれるのは大抵ハンバーグなんだけど、それでもやっぱり煮物が好き ハンバーグもスーパーで一番安い赤ワインを買ってケチャップやみりんと玉ねぎやきのこを入れて煮込んでソースを作って包み焼きにするから、半分煮込み料理みたいなものかもしれない
でも幼稚園児の時点で好きな給食が春雨サラダと海藻サラダだった人間だから、自分が食べる用なら酢の物も好きで春雨サラダはよく作る 大量に作ってよく主食にする 春雨は近場のスーパーのプライベートブランドで麺の太いものが出ていたのでそれを使うと一気に給食の味になる 酢、醤油、砂糖、胡麻油を同量ずつ、鶏がらスープの素は小さじ1くらいでちょうど良い味になる 薄焼き卵は片栗粉少し混ぜて焼くと全く崩れずに焼けるので、冷やし中華やちらし寿司等の卵の食感を気にしない系の料理への汎用性が高い
あとジャンキーな食べ物ならニンニクが正義と言われがちだけど、検証してみて例えば唐揚げだと塩胡椒、醤油、酒、みりんにすりおろし生姜ましましで漬けるのが一番美味いです もちろんニンニクは好きだけれど、ニンニクよりも生姜の方がいいスパイスになることの方が多い 唐揚げは片栗粉で揚げるのが油ケチって揚げ焼きするのでも一番カリっと揚がる 生肉は漬けてる時に味見とかできないんだけど唐揚げは醤油気持ち多めくらいにぶち込んでちょうどいい
わたしは普段夜食をしない人間で、夜中にカップ麺とか人生で片手で数えるほどしか(しかも人といる時しか)やったことのない人間なんだけど、前にめちゃくちゃ腹減った時にジャンキーなもの作ってやるぞって意気込んで、鶏がらスープにニンニク、胡麻油、鶏肉、もやしとかでスープ作った話したら「それはジャンキーじゃなくてただの滋養強化や」って言われた ニンニク入れたらジャンキーになると思い込んでる
スーパーで日頃耳にしないようなよくわからない名前の白身魚1匹丸ごと売りに出されているのを見かけたら買ってきて、アクアパッツァにするとめちゃくちゃ美味い 味付けは塩だけなのにこんなもん家で食べられて本当にいいのかって気持ちになる 下ごしらえも鱗取って腹切って内臓取るだけで(捌くまで行かない)、両面焼いて酒と水と塩、あとはトマト玉ねぎその他好きな野菜ぶち込んで蒸し焼きにするだけでOK 肉もそうだけど生き物まるごと入れた出汁の力ってすごいなーと思う 蛤の酒蒸しが美味いのと同じ理論 魚はすぐ臭くなるから、ゴミ出しの日の直前に作って翌朝さっさとゴミに出してしまうのが吉
魚だと家族が魚嫌いなんだけど、鯖を唐揚げにして甘酢餡、大根おろしで食べると一気に定食屋の味になって本当に美味しいしすぐになくなる 鯖は醤油酒生姜で漬けて、これも片栗粉で揚げます これはできるだけちゃんとカリカリに揚げた方が骨まで食べれるので、ちゃんと揚げるのがおすすめ 前油ケチって少量の油で揚げ焼きにしたらやっぱり骨が食べれなかった
いつも食べてる一人分のうどんのつゆは具材にもよるけど小鍋に水200ml、本だし大0.5、醤油大1弱、酒大1、みりん大2くらいで作ってる これに鶏肉とか小松菜やしめじ入れて沸騰させて肉に火通して、冷凍うどんを半解凍くらいにチンして鍋に入れて、最後に卵入れて蓋してぐつぐつして温玉になったら丼に盛ります 簡単だし下手に外食するよりも美味しくて気に入ってる つゆの段階で生姜すりおろして入れてももちろん美味しい 油揚とかも適宜 風邪引いた時にこれが出てきたらわたしは嬉しい
油揚といえば、卵巾着作る時は注ぎ口のついてるタイプの計量カップに卵を割り入れて油揚に注ぐように落とすと楽に作れる 卵巾着も大好き 出汁はほんだしと鰹節で作ってみりんと砂糖を多めにちょっと甘めに作るのが好き 卵が半熟のうちに止めるのもいいけど、やっぱり中まで味が染みてる煮物が大好物 おばあちゃんの煮物みたいな いうてうちのばあちゃん煮物も料理も全体的に美味しくないし下ごしらえという概念のない人だから大根とかもマジで苦くて自分で作った方がダンチで美味い
周囲を見渡してもメシマズで育った人間は食に執着がなくなる、あるいは自分ではやらないというのが多数派っぽくて、探求心旺盛でご飯作ってるわたしはレアケースなのかもしれないと思った
納豆はネギもいいけど大葉入れると美味い 元々卵がけご飯二口目で飽きる味覚なので苦手だったけど、醤油と白だし半々くらい(どっちも小0.5くらい)で卵に味つけて大葉ちぎって入れると美味しく食べれる 飢えてる時によくこれやるけどいつも茶碗のご飯が秒でなくなる 大葉本当に大好き つまみが欲しい時は餃子の皮か春巻きの皮にベビーチーズハム大葉を包んで焼くと手軽に美味しい 冷奴にも合うし、親子丼にも入れると良いアクセントになる おまけに安い これだから好きな食べ物大葉と豪語している
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ediblelily · 4 months
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新玉ねぎを手に入れた。まだ1月も半ばにすら差しかからないのに、玉ねぎというやつはどうもそそっかしいようだ。
この玉ねぎをどうしようか。恋人と同居して1年、献立を考える時に真っ先に浮かぶのは彼の顔だった。醤油味の濃い物を好み、大好物はラーメンとハンバーグといった如何にも20代男性らしい舌を持つ彼に新玉ねぎの甘さをどう調理して伝えるかをいの一番に考える。思考の末、棒棒鶏に掛けるソースとして、ついでにスープとして使う事とした。棒棒鶏はきっとごま油と醤油とニンニク、諸々の香味を追加すれば食べてくれるはずだ。スープは卵と一緒に中華風にしてやれば喜ぶだろう。甘みが気に入るようであ���ば今度は丸ごとコンソメスープにしてやって…………。
この際、自分の好みは蚊帳の外だ。正直どうでもいい。ある程度レベルとバリエーションの保証された飯であれば内容は問わない為、彼の舌に合わせた料理ばかり作って食べている。
そんな彼はまた師走に外で女を作ったみたいだ。今度は本気らしく、私の栄養管理も虚しく別れへの王手をかけている。
まあ正直どうでもよいのだ。ただ、私はこの人と以外夫帯する気がないため、首を括るのみで。
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yamacyan · 2 years
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今日のお昼ご飯は🍚
チャーハンとハンバーグ!
そして味噌汁も!
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美味しかった😋
ごちそうさまでした♪
#お昼ご飯 #おひるごはん #ランチ #lunchtime #チャーハン #作った #セブンプレミアム #ハンバーグ #雪若丸 #卵 #バター #無塩バター #味噌汁 #美味しかった #おいしい #delicious #ごちそうさま #テレワーク #おうち #世田谷 #食べスタグラム
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shagekirenshu-blog · 2 years
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9月15日から9月20日のごはん
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9月15日 甘鯛塩煮、甘鯛出汁、ゴーヤ白和え、焼き獅子唐 ふだんは甘鯛は丸魚で売っているのだが、賞味期限が近いのだろう、三枚におろした状態で売っていた。一パック二切れで980円。高いな、と思いながら買って帰った。 塩煮にした。塩を入れた80度くらいの昆布だしにしばらくひたすだけ。やはり甘鯛は甘くておいしい。色もとってもきれいだし。茹でるのに昆布だしにもだいぶ味が出ていておいしかった。 食べ終わったところで「まだ食べたい」と思った。もう一パック買えばよかったことに気づいた。二切れ食べれば十分というくらい食べられたのに。「飽きるまで甘鯛を食べたい」という思いを多分成仏させることができたのに。でも買い物しているときはそこまで思考が至らなかった。甘鯛がこんな手頃な値段で食べられることなんて滅多にないのに、その機会を逃してしまった。甘鯛への執着を抱えたままこれからも生きることになった。 あとはゴーヤの白和えと獅子唐を焼いたもの。獅子唐、昨日食べたときにあまりにも辛い個体が多い袋だということがわかったので、半分に切った段階で少しだけ舌に当ててみて辛いものは省いた。半分以上辛い個体だった…。
9月16日 鮎フライきゅうりのせ、さざえ、春菊サラダ、すぐき漬 大きな刺身用のサザエが二つで600円で売っていたので買ってみた。生まれて初めてサザエを食べる。もちろんサザエを捌くのは初めて。クラシルを見ながらサザエを解体した。手間がかかる。肝心の味だが、あまりピンとこなかった。 チェンチに行ってよかったことのひとつは、鮎のフライがおいしいと知ったことだった。そろそろ今年最後の鮎になるだろうなと思いつつ鮎を買い、フライにした。頭や骨まで食べられるし、鮎の草っぽい香りも存分に感じられてとてもよい。やはり塩もみしたきゅうりとよくあう。ちょっと品がないとは思いながらも、マヨネーズを添えて食べるととてもおいしかった。まあいいか、チェンチでもタルタルソースが添えられていたし。 春菊はレモンとオリーブオイルでサラダに。鮎の付け合せ。 上記の料理は日本酒がよく進む割にごはんがあまり減らなかったので、ふと買っておいたすぐき漬を取り出して食べた。飲み屋の〆みたいなかんじで楽しかった。すぐき漬みたいな日本のちょっとした加工食品の文化は僕が守る。
9月17日 王様のハンバーグ、春菊サラダ、ゴーヤマヨ  「学生ステーキ」改め「王様のハンバーグ」。つなぎが一切入っていないハンバーグだと思うととても贅沢。最近はオオゼキで超粗挽きの牛ひき肉が売っているのでそれを使っている。1ヶ月ほど前に現れた商品だが、好評なのか途切れることなく売り場に並ぶようになった。これで作る王様のハンバーグは本当においしい。三倍くらいの値段がするステーキよりおいしい。本当にオオゼキはありがたい。 今日の春菊サラダはバルサミコとオリーブオイル。 王様のハンバーグを更に迎え撃つべく、ゴーヤをマヨネーズであえたものを添えて。
9月18日 豚肉のリヨン、フェンネルサラダ、アスパラと卵 豚肉のリヨン。煮汁をさらに煮詰め、酢、砂糖を加えてソースを作ったのだが、煮汁の脂が強すぎるのかぜんぜん酸味が効かない。 フェンネルが大きな一株298円で売っていたので買ってきた。今日は茎の部分を使ってサラダを作った。大きな株だったのでこんもり一山できた。 なんだかフランス的なごはんだなと思ったので、もう一品もフランスを意識して作った。茹でアスパラガスに温泉玉子。
9月19日 フェンネルの水餃子 フェンネルの水餃子がおいしい、と聞きかじったので作ってみた。味付けはさらにシンプルにして、フェンネル、鶏肉、ごま油、塩のみ。レモンと塩で食べる。とてもおいしかった。また食べたい。
9月20日 フェンネルパスタ、万願寺とうがらし焼き まだまだフェンネルがあったのでオリーブオイルとペーストにしてパスタに。フェンネルらしい香りが弱まってしまい、いまいち。 万願寺とうがらしはよく焼いて塩を振った。
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petit-pyg · 5 years
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オーブン焼き #卵丸ごとハンバーグ #コロナビール🍻 #オールド柄のポタリー #レア柄 #pygmalionshokai #実店舗ぴ店 #名古屋千種区 #ポーランド食器専門店 #polishpottery #ピグマリオン商會 #ポーリッシュポタリー #ぴ店営業中〜 (ピグマリオン商會|ポーランド食器と雑貨) https://www.instagram.com/p/B2GACbfg-Dl/?igshid=1w1hdv87ua5jy
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753mic · 5 years
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タネはハンバーグとだいたい同じです🍔 . ●ミートボール (4人分・1.2l容器) . <タネ> 合いびき肉 400g 玉ねぎ 1/2個 卵 1個 パン粉 大3 牛乳 大3 片栗粉 大1 塩こしょう、ナツメグ . <ソース> 水 大4 ケチャップ 大4 ウスターソース 大2 砂糖 小1 バター 少々 . 1)ボウルにタネの材料をすべて入れ、粘りが出るまでよくまぜる。 . 2)小さく丸め、170℃の油で揚げる。 . 3)フライパンにソースの材料を入れて少し煮詰め、揚げたミートボールを入れて絡める。(耐熱容器で電子レンジ加熱でもOK) . #レシピ #簡単レシピ #作り置きレシピ #献立 #時短ごはん #作り置き #常備菜 #おかず #つくりおき #つくおき #ストックおかず #料理 #クッキングラマー #cooking #instafood #foodphoto #staub #ストウブ #iwaki #おうちごはん #うちごはん #ママリクッキング #みんなの暮らし日記online #instacook #instahomemade #delistagrammer #homecooking #cookingram #food #cooking #kurashiru https://www.instagram.com/p/B46edJRA34s/?igshid=14rir1e7g5i5f
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keredomo · 4 years
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森をはんで乳の海によこたわって
18.1
食事をおこない、BMIが18.0を超えると生理の気配が戻ってくる。 冗談じゃない。生殖機能は時代遅れだ。
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17.8
シャワーを浴びたあと、水滴を拭きながら洗面所の鏡に映る自分を確認する。 手を上に伸ばして胸を反らすと、肋骨が美しい影をたたえて五六本、乳房の下に静かに並んだ。それぞれがくっきりと影をなし、博物館がライトアップして展示している動物の骨を想起させる。撫でると、薄くすべらかな皮膚のむこうに硬い曲線が走っているのが感じられる。 悦に入る。ああなんて、理想的。
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20.3
テレビの向こうの女の子たち。紙の向こうの女の子たち。文字の向こうの女の子たち。 「向こう側」の人々は、夜中にケーキを食べても早朝のジョギングを怠けても太らない。ハンバーグもオムライスも好きなだけ��べるし、スターバックスで生クリームを飲み干すことも躊躇わない。 しゃがみこんでもお腹に肉の襞ができない。腕を曲げても横に膨らまない。俯いても二重あごにならない。横顔はかならず直線的で、笑っても頬の肉が盛り上がらない。手を振っても二の腕は揺れない。座り込んでも太ももはべったりと広がらないし、背中にはきれいに筋が通る。お尻はつるんと丸くてキュートで、足首だって片手で掴めそう。 かわいいかわいい女の子たち。誰もが羨む、理想の女の子たち。
こちら側で見下ろせば、皮下でうごめくだらしない脂肪の海。 腹部をなぞれば柔くたるんで溢れる。豊かな自堕落、責苦の谷の静けさ。圧倒する肌色。
どうしてわたしの肉体は襞をなすの?
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17.9
鎖骨も綺麗、と目の前の男が微笑む。唇をつけたり鼻をうずめたりはしない。
わたしたちは服を着たままとても控えめに抱き合う。布と布の擦れるすべすべした音が時々鳴る。カーテンを閉め切った部屋でのんびりと、午前いっぱいただ寝転んでいる。抱き合ったまま話をして、笑いあって過ごしている。
ゆるい午前。薄暗い部屋。 カーテンを掛けていない小窓からの曇りの光で、男の顔がよく見える。静かで穏やかな日曜の朝で、男の声がよく聴こえる。 男の声が耳に親しむ。初めてこうして触れるからだを褒めているはずの声音が、どうしてこんなに親しんでいるのだろう。もう何度も同じように褒められてきたかのようだ。 水の中で呼吸しているみたいな不思議な気持ちがする。
細い腰だなあ。うん、細い。細いな。女性の豊かな腰ももちろん好きだけど、あなたはこの細い腰がすごくいい。すごく綺麗。触っていて綺麗だな。あなたの健康は心配だけれど、細いなあ、うん、細い。本当に。心配したいのに、困ったな、どうすればいいんだ。
大きくはないけれど確かに男の人のものである手で骨盤の淵を包み込み、わたしの薄さを無邪気によろこんでいる男を眺める。 男を愛しく思うと同時に、自分自身を愛しく思う。この腰は、そんなふうに愛でてもらえるほど、いいものなのね。わたしの腰は、そんなに言うほど細いのね。 ありがとう。わたしのかわりにわたしを愛でてくれてありがとう。
痩せていれば、きっと「肉感的」から遠く離れたところで清潔な官能が迎えてくれる。「清潔な官能」などという欺瞞が膜をはるその場所の景色の歪みは下品そのものだとしても、今はそこに向かうことにしか救いを見出せない。 肉感的な、実際的な官能を、今のわたしは引き受けられない。受け入れきれない。 肉から離れてきれいないきものになれば、なんとかなる。きっとなんとかなる。きっと解放される、この襞さえ脱ぎ捨てれば、「向こう側」に近づくはず。きれいなばかりの「向こう側」に。向こう側に近づけば、わたしはきっとなんとかなる。
だからこの腰を守らなければならない。 愛でられるだけの、細い腰を。
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17.9
半年ぶりに血を眺めながら、女友達の「生理が来たらリセット」という言葉を思い出す。 生理と生理のあいだは、一人のひととしかしないの。 きたら、リセット。誰としたことも、何をしたことも、全部流れて、きれい。
指先を血みどろにしながら、肉体の内壁が崩れ落ちて流れ去るのを嬉しく思う。 汚されたものが、流れ去って、また新しくわたしだけの子宮になる。 爪に入ってなかなか取れない血液の黒い赤を、派手にひねった蛇口から噴き出すおびただしい水道水で押し流そうとする。 グロテスクな黒、女の穢れの証拠。 でも、わたしがわたしだけの清潔な私に戻った証拠。 矛盾を水で押し流す。排水溝に血の塊が流れる。
生殖機能。を担う子宮が下腹部で膨らんでいる。 わたしだけの清潔なわたしに戻って無垢を誇っていたのに、わたしだけのわたしとはやはり塊の肉であることを思い知らされて、生殖機能、ゆるやかな曲線、胸の襞、腹の襞、浮腫んだ内腿、 ああ。この醜い曲線は。
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17.4
一日に何度も体重計に乗る。 刻一刻と小数点第一位の数字が小さくなる。7、5、3。 もっと、もっと、もっと。 わたしには守らなければならないものがある。 数字を下げようと、連日下剤を飲む。あまり食べずに飲むので、きりきりと内臓を苛む。
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17.8
成果主義の職場でプレッシャーに耐えられない。 メンタルバランスチョコレート、一袋を一日かけて食べる。きっかり25粒。ストレスがちりっとこめかみに電気を走らせるたびに小さなキューブを口に放る。 昼食はトマトと卵、パンを二かけら。午後はメンタルバランスチョコレート15粒。 生きているだけではだめなのか。金を産むのが人間なのか。
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18.4
この数字。気が狂いそうだ。 甘い甘いメンタルバランスチョコレートに縋った罰だった。パラノイアックに摂取カロリーを抑えることばかりを考え続けていなければ、簡単にこうなる。 見下ろす腕が太い。鏡に映る腹の凹凸が醜い。気持ち悪い。曲線が憎い。 水分を溜め込んで、指の食い込む肌をつくって、べつに誰に触れられもしないのにどういうつもりなのだろう。 あの腰を守らずに、わたしはどうやってわたしを愛したらいいんだろう。 がさがさの皮膚。赤まだらの瞼。皺だらけの指。 白く粉をふく肩。肉厚な脇。広大な二の腕。かさかさの手のひら。ぼこぼこの爪。 緩んで溶けそうな太もも。だらしなく重力に負ける尻。 丸一日食事を摂らなかったのに、昨日よりも増えている数字。 いつもの指輪が少しきつい気がする。 顔も、胸も、首も、すべてが醜く映って気分が悪くなる。 触れると、緩んだ肉体の重々しい肉感が手のひらを支配する。 醜い。重い。 数週間前の清潔な愛情の余韻が肉感のどろりとした熱に押し潰されて掻き消える。この醜さはあまりに「向こう側」から遠い。
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??.?
辞書を落とした拍子に体重計が割れた。 びっくりした。最後に見た数字は何だっただろう。
腕を掴んでみる。冷えている。太いのか細いのかよくわからない。 腰を撫でてみる。わからない。 「細い腰」は「18未満」に支えられていた。「18未満」がなくなれば「細い腰」も消えてしまう。「細い腰」も「綺麗な鎖骨」も、薄曇りの朝も足に触れた衣服の感触も、無臭のひとの胸の上でのうたた寝の安堵もすべて消えてしまった。
夢がはじけたみたいに何もかもわからなくなってしまった。 途方に暮れたようなそぶりで、冷蔵庫を開ける。 トマトがあったのでキャミソールで拭いて囓じる。歯が青臭さの中を貫通する。 胡瓜もあるので今度は水で流して囓じる。歯が瑞々しい緑を割る。 しなびたレタスを取り出してむしって食べる。繊維を奥歯で磨り潰す。
おいしい。足りない。
ブロッコリーの花が咲いている。薄汚れた黄色の花。分解して、湯に放り込む。 アボカド。カロリーを調べてから手が出せなくなって冷蔵庫の奥深くに眠らせていたアボカド。取り出して、手で包み込む。硬さを確認する。どのくらい放置したかわからないが、腐ってはいなかった。包丁を入れてくるりと回すと、鮮やかな黄緑色がお目見えする。少し繊維の茶色がにじんでいるが構わない。賽の目にして、ツナ缶の汁をきって、キューブのクリームチーズと一緒に混ぜ合わせる。黒胡椒と岩塩とバジルを振る。頬張るとねっとりと舌に油分がまとわりつく。粗く挽かれた胡椒の粒が歯ではじけて香る。 花の咲いて薄汚いブロッコリーが茹ったので引き上げて、熱したオリーブオイルに移す。鷹の目とクミン、塩こしょうでさっと炒める。一瞬で胃に収まる。一株あったのにな。森を一株、数秒で。しょっぱくて美味しい。古くなってしまったブロッコリーの歯ざわりは悪いけれど、舌で潰すように食べると気持ちいい。 作り置きのゆで卵を三つ。あるだけ殻を剝いて食べる。命の味がする。 ナッツを固めたプロテインバーを三本持ち出す。二日に一本食べようと思って買ってある高級輸入品。三本食べてまだ足りないので最後の一本を食べる。八日分のプロテイン。 デザートにはヨーグルトにたっぷりの胡桃と蜂蜜を混ぜて食べる。ファミリーパック、450gを丸ごと。
腹部を撫でると、丸く膨らんでいた。 丸く膨らんでいることがわかった。 食べて膨らむ。すごく確かだ。
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冷蔵庫が空になったので、Amazonを開いて体重計をカートに入れた。 腹が苦しいが、自分の胃に収まっているのが岩と森と乳の海であることを思い出して笑えてくる。 岩と森と乳の海が収まっているのならそれは重くなっていることだろう。500kgくらい増えているかもしれない。そんなになってしまったら、エラーの数字が液晶で叫んでもきっと聞こえない。
新しい体重計には小数点第二位と筋肉量が表示されるらしい。管理が行き届く。 明日その機械が届くまでは、わたしも自然のまま横たわっていてもいいのだ。
(2018/06/12 20:55)
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myonbl · 4 years
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2020年6月7日(日)
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三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、平飼い有精卵・特別栽培玄米・畑無農薬野菜、今朝も元気にやって来た。何と言ってもジャガイモが絶好調、ナス・キュウリ・ズッキーニもあっていよいよ夏野菜が主役となる。奥川さん、いつもありがとうございます。
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このところ味噌汁は納豆とトマト、食べ応え有り。
三男は日勤、ツレアイは昼まで。
洗濯1回。
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今朝は、UNHCRに寄付。
中元の手配、大丸5件・イノダコーヒー3件。
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クロネコヤマトが荷物4件を届けてくれる、そのうち1つはSOU・SOUのマスク第2弾。
奥川ファームから定期便届く、暑い時期なので早速作業開始。
まずは、ジャガイモを洗って泥を落とし、ベランダで乾かす。
ブロッコリーを塩水につけた後、蒸す。
大根葉を薄揚げと煮る。
大きなキュウリを佃煮にするため、塩でもんで重しをかける。
夕飯用に、肉じゃが仕込む。
ぬか漬けのメンテナンス。
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ツレアイが戻りランチ、次男には冷やご飯で炒飯。我々は冷蔵庫の掃除、蒸したばかりのブロッコリーを味見。
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録画番組視聴。
「落語研究会」の続き、「寄合酒」三遊亭満橘・「干物箱」���街道雲助。
軽く午睡。
午前中漬けておいたキュウリの塩抜きをし、たっぷりの生姜と一緒に煮る。
「女性のライフサイエンス」の課題確認、提出者はまだ半分にも満たない。数名の学生から「6/8(月)の授業はあるのですか?」との問合せメール。さすがに個別対応は面倒なので、同報メールで全員に連絡。例年ならこんなことは無いのだが、やはりオリエンテーションが行き届いていないこともあるのだろう。
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夕飯は、ツレアイ作のハンバーグと肉じゃが。伊賀の酒第2弾、昨晩の刺身の残りを昆布締めにしたものでいただく。
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今夜も鈴本演芸場からの生配信を楽しむ、主任は隅田川馬石、ネタは「お初徳兵衛」、結構でした。
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今日はうちから一歩も出ず。
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paripinahito · 4 years
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クリスマスディナーに行ってきた話
せっかくのクリスマスだし、特別なところ行こうって話して私が探して予約した店。...我ながら彼氏力高いなおい。男として産まれてたらモテすぎてやばかっただろうな。って自画自賛したいレベルのお店を見つけたよ。
東京まで行くのは面倒臭いと(ワイトもそう思います)言われたので、千葉でクリスマスっぽい店探してみたらなんと「飲めるハンバーグ」というパワーワード満点なお店を発見。飲めるってなに?ハンバーグは食べ物じゃないの?どうやら肉汁がやばすぎて飲める話だそう。
今回行った店がこちら
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合計3店舗でどこも船橋駅から割とすぐ。高級焼肉店だそうだ。今回行った店はカジュアル寄りで雪景色がプロジェクトマッピングされてた。当然だけどクリスマスだからカップルで埋まってた。そこそこ人も並んでたから予約して正解だったね。詳しくはぐぐれ。
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前菜(左からかぼちゃを肉で包んだやつ(名前覚えられなかった☆)、ユッケ、ナムル)
もやしのナムルでさえ高級に感じるぐらい全部うまかったけど1番はかぼちゃを肉で包んだやつ!かぼちゃが饅頭のあんみたいに入ってて肉のしょっぱさとかぼちゃの甘さがいい感じにマッチしててこれがうまい。上の薬味もこれまたいい仕事をしてるんじゃあ〜。かぼちゃの煮物とかもはやかぼちゃ全般苦手でまじか...って正直テンション下がってたけどいざ食ってみたらなんだこれうめえってなった。かぼちゃ嫌いでも食える。かぼちゃ嫌いの民よこれは何個でもいけるぞ。
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肉寿司!!雲丹とキャビアのせ
実は人生初の肉寿司とキャビアデビュー。一般庶民だからね。キャビアはひたすらにプチプチしてた。味は塩感ぐらいしかわからなかったけど、肉寿司の肉が見た目に反して厚くてそれどころじゃなかった。キャビアの食感はほかの魚卵では表現できないプチプチ感だった。雲丹はスシ〇ーやスーパーで売ってるようなやつじゃない。少しの量なのに海の味が広がる。肉食ってるよな...?って話なんだけど。ひたすらに高級な味がして一般庶民を実感した。個人的に雲丹の濃厚さが衝撃だったね。
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牛串3種の食べ比べ(左から赤身、霜降り、牛タン)
写真にはないけど、おろしポン酢、塩、わさびをつけて食べ比べをするっていうメニュー。写真見ればわかるけど牛タンが分厚い。え?こんなの食べ比べさせて頂いていいんですか?3つとも食べた時の肉汁がやばい。肉の濃度も高い。わさびもおろしたてなのか柔らかくて甘い。わさびだけど。ポン酢のおろしもふわっふわ。それでもやっぱり肉を引き立たせる塩が1番オススメ。最終的に塩でじっくり味わった。
さて次はお待ちかねのハンバーグ。しかしながら食べきれるか正直不安になってきたところ。でも飲めるって言われてるから大丈夫じゃない?って
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やだぁ❤美味しそうに焼きあがってるじゃない〜❤(某大蛇丸)
切って肉汁じゅわ〜って出たけど、録画できてなかった。慣れないことはするもんじゃないね...
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ってかみてよこれ!!めっちゃふるふるしてやんの!そして箸汚くてすまん、そして向きが変だし。慣れないことh(以下略 ってかどうやって焼いたの?こんなふるふるしてるのに。ひっくり返したらグズグズになるやつじゃん。もはや豆腐だよ。
さて、肝心の味はというと、ポン酢につけてたべるんだけど、1口目いったら一瞬でなくなった。確かに飲めるわ。いや、もはや飲み物じゃね?ってレベル。お隣のもやしは前菜で使ったナムルと同じ感じがした。ただ軽くあたためたその辺のもやしとは大違いだね。ハンバーグとよく合うんだよなこれ。ご飯ついてなかったけど、なくてもよかったね。だって飲み物だもの。肉のスープ。ただ、肉々しいハンバーグ独特の食感がないから好みは分かれそうだなって思った。私は大いにアリだと思う。実際ランチでハンバーグが1200円で食べられるらしいから船橋に行く機会があれば是非1階は行ってみてほしい。ランチにはごはんはもちろん、トマトソースやらチーズのったやつもあったぞ。絶対次も行こうって2人で約束した。リピート確定。
最後に飲み物なんだけど、
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みてよ。めっちゃお洒落なんよ。ラズベリーモヒートだったかな。ラズベリーが凍っててアイスみたいな役割をしててうまい。そして飲みやすい。他にもお洒落カクテルあったけど酒弱いので他のやつもう1杯飲んで終わった。
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最後に飲んだのが普通のレモネード。自家製らしい。文句なしにレモネード。うますぎて30秒で飲みきった。
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tanaboo0502 · 3 years
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ランチは熟成肉ステーキ&熟成肉ハンバーグ😋 #オイシート で家庭でも熟成肉が簡単に作れるということで初トライ。 跡部さん、ありがとうございます! 弾力、噛みごたえ、風味、味わいすべてが変化して面白い!お魚もできるみたいなので次回はサーモンなどでトライしてみたいです。 作り方は、 牛肉をオイシート、ラップでくるんで5日間冷蔵庫で熟成。 この時点で肉質が全然違う! そして赤身が黒ずんでなくキレイです。 ステーキ肉は冷蔵庫から焼く2時間前に室温に戻して筋切り、塩こしょうして焼きます。 ハンバーグも食べたくなったので一部はハンバーグに。 ハンバーグは包丁で切って叩いて塩こしょう。丸めて焼きます。 肉は両面こんがり焼けたら取り出して休憩。その間にニンニク、玉ねぎ、蒸しじゃがいもをグラスフェッドバターで焼いて塩こしょう。 朝のブロッコリーのグラスフェッドバター卵炒めもお暇。 仕上げにもグラスフェッドバター、そしてポン酢で鉄板の上のこがした野菜とソースに。 ステーキは噛みごたえがあるけど歯切れが良く旨味濃厚。 ハンバーグも肉肉しい味わいで元気でる😄 ライスはこんにゃく一膳もち麦大麦ごはんでいただきました。 #熟成肉ステーキ #熟成肉ハンバーグ #グラスフェッドバター #おうちでランチ https://www.instagram.com/p/CTWMwZfrLQj/?utm_medium=tumblr
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harinezutaka · 3 years
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一年前日記12(2020年3/18~3/24)
3月18日 鍼の日。朝から喉が痛い。炎症ではなくリンパが詰まってる感じ。のぼせもあり春っぽい。今日もたくさんお客さんが。静かな人、親子3人、お母さんと赤ちゃん。子どもを診てるときの先生はとても楽しそう。小さいときに鍼に出合えてうらやましいな。帰りに産直スーパーに寄る。花がダメになっていたので何か買おうと思って。小さな赤白の木蓮とユーカリとわからない枝物2つと菜の花という組み合わせのブーケがあり、多分お庭の花を適当に組み合わせただけなんだろうけどセンスいいなと思って買った。花だけと思ったが、ぐるりと見て回る。めずらしくフェンネルを売っていたので買う。めずらしい野菜は私が買わねば誰が買うという気持ちになってしまう。れんこんとサーモンとけいちゃん(岐阜の味付け鶏肉)も買う。お昼に食べようとたこ焼き二皿。12時過ぎに家に着くと、夫はすでにお昼ごはん中だった。でもたこ焼きはペロリと食べていた。たこ焼きは予想通りとても美味しかった。また買ってみよう。タスクシュート、少しずつやり方がわかってきた。次は何をしようかなと考えなくてもいいのがいい。夜ごはんは、買ってきたフェンネルを豚肉と炒めて、ワインで蒸した。味付けはレモン塩。週末に作って冷凍しておいたブロッコリーのポタージュと、トマトと大根と金柑のピクルス。春でいろんなものが出てきている感じで肌荒れも気になっていたが、夜にはツルッとした感じになった。
3月19日 仕事の日。朝、公園にいたおじさんの帽子に梅の花のブローチがついていて二度見した。お昼休み、後輩に「ちょっと聞いてくださいよ」と言われる。ホームでスマホを見ていたら、後ろからぶつかられてスマホを落としてしまった話。スマホはホームの下のあたりに入り込み無事だったが、戻ってきたのは翌日だとか。とても話が上手だなと思いながら聞いていた。あと、ダースのピスタチオ味を探しているらしい。なんちゃらくんのポスターが当たるんだって。帰りに実家に寄る。父はいなくて母だけだった。母はコロナのことを何度教えてもエコウイルスと言う。本質を突いている気もするし、それでいいか。荷物を発送するために寄ったコンビニにダースのピスタチオ味があったので買う。しかし、マスターが切れているとかで商品名がレシートに出ない。応募するのには商品名が入ったレシートが必要なのだ。キャンペーン期間中なのにねぇと、お店の人が本部の人に掛け合ってくれたけど、いかんともしがたいらしい。残念。夜ご飯は白鷺サーモン丼、お浸しにお湯を足してスープにしたもの、鶏肉と根菜の煮物。
3月20日 春分の日。日が長くなってきて、びっくりするぐらいすんなり目が覚めるようになってきた。太陽に感謝だ。私の話を聞いて夜勤明けの夫がダースを買ってきたがいちご味。必要なのはピスタチオ味なのだよ。またもや残念。今日は祝日。朝、図書館に予約の本を取りに行く。物理的にも内容的にも重い本ばかり。図書館の前の公園は子どもでいっぱいだった。帰りにスターバックスで借りてきた本を少し読む。スーパーで買い物をして12時過ぎに帰宅。ご飯がなかったのでペンネをゆでて、焼いた鶏肉と冷凍しておいたブロッコリーのポタージュの素、レモン塩と和えてパスタソースにする。ペンネをゆでている鍋に白菜も入れて、ゆだったらソースとからめた。美味しい。ポタージュの素はソース使いもできてとても便利。昼からは、たまってた録画を見たり、少し勉強をしたり、掃除をしたり。夕方、散歩に出る。池のそばの白木蓮がとてもきれいに咲いていた。下から見ると白い鳥が夕暮れの空に羽ばたいていくようだった。夜ご飯は、夫が買ってきた牛タンを焼いたやつ、根菜のジリジリ焼き、高野豆腐とほうれん草の卵とじ。少し物足りなかったので、冷凍の唐揚げをあっためて食べる。週末なのでちょっと良いグラスでワインを飲んだ。コノスルのオーガニックのピノロワール。
3月21日 今日は天気が良さそうだったのでお弁当を持って車で30分ぐらいの初めて行く公園に行く。とてもいいところだった。人はそれなりに多かったけど、広いので全然大丈夫だ。お弁当はおにぎり、白菜と鶏ちゃんのいためもの、漬物、いちご。足りないかなと思ってパンも買ったけど、ひとつ食べただけだった。タンポポにとまっていた蝶が近くに寄っても全然動かなくて写真を撮らせてもらう。小川も作ってあって、男の子たちは何かを捕っていた。春の小川だ。本当にさらさらいくよだな。いくよって、行くよ?なんか面白い。「小川、行きまーす!」ってこと?なんてことを考えたりしていた。駐車場まで行きと違う道で行くと、なかなか山だった。新芽の緑とともに、紫の花がきれいに咲いていた。ミツマタツツジというそうだ。良さそうな原っぱがあったので、もう一度シートを広げて、読書。外で読む『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』は最高だ。フリスビーも持ってきていたのでする。10回受け取れたら帰ろうと言って。15分ぐらいで10回に達した。行きは私が運転したが、帰りは眠かったので夫に任せる。うとうとしていると、近所のケーキ屋さんについていた。お茶するそうだ。飲み物を選んで、ケーキ屋さんに移動してショーケースから選ぶタイプ。私はチーズケーキ、夫はチョコのふわふわしたケーキ。家に帰ると5時ぐらいで、少しぼーっとする。寝室の部屋の掃除を夫に任せて、私は夜ご飯の準備。夫は掃除が上手だ。夜ご飯は、ツナと白菜の煮物、焼き厚揚げ、トマトともずくの酢の物。マツコ会議の宝塚の回を見た。
3月22日 今日も6時台にぱちっと目覚めた。タスクシュート、今のところ良い感じに続いている。ここにぽいぽい入れておいてルーチン化しておけばチェックしていけば習慣になる。お腹が鳴ってからご飯を食べることを習慣にしたければ、お腹を鳴らすをタスク化すればよい。献立カレンダーもそうだが、やりたいと思ったことをタスクまで落とし込んでしまうと私はすごく楽のよう。考えながらすると、あっちこっちに思考が飛んでしまって、できなかったらできなかったで自分を責めてしまったりでめんどくさい。午後から料理フェス。キャベツが丸々あったのでロールキャベツを作ろうと思っていたが、よく見たら中がバッキバキに割れてるキャベツだった。これじゃ巻けないなあと断念。ひき肉はドライカレーとハンバーグにした。キャベツはザワークラウト、サラダ用にオイルと酢で和えたもの、重ね煮も作る。昨日農協でレモンを買ったので、レモンクッキーも焼いた。お菓子を作りながら料理するの楽しいな。アーモンドプードルの代わりに落花生をたくさんもらったときにペーストにしていたものを入れたら美味しくできた。こんな活用法があったとは。夕方、散歩。曇り空。雨降るのかなと思っていたが降らなかった。
3月23日 洗濯日和のいい天気。布団カバーを洗濯。この間halの後藤さんの本を読んだら毎日1人分ずつ洗うと書いてあってほえーっとなった。布団カバーをつけるのが苦手なのだが、やっとコツがわかってきた。まずしっかり裏返しにすること。落ち着いて位置を間違えなければ大丈夫。15分ぐらいでできた。夕方、散歩をかねて坂の上のスーパーへ。NHK俳句を買う。長嶋有さんの選で凧の句が佳作に選ばれていた。NHK俳句のテキストに載るのはお金のかからない親孝行としていいんじゃないかと思う。夜ごはんは、豚バラと大根の煮物と、温めればいいもつ煮込みをすこし汁多めにしたもの、納豆、漬物。
3月24日 春めいてきたので薄手のコートにマフラー。でもちょっと寒かった。早く家を出られたので、ゆっくり普通電車で行く。職場で切手が切れていたので郵便局に。あまり使わない500円切手を84円と10円の切手に交換してもらった。手数料も切手からぴったり払えるように計算していくのが最近のマイブーム。帰り実家に寄る。今日は夫も義実家に寄る日なので、晩ご飯も一緒に食べた。すき焼き。割り下とか作らずビャーッと砂糖と醤油をかけただけ。食べるところによって味もまばらだか、こういうのが妙に美味しいんだなと思う。じゃがいも入ってた。すき焼きというよりプルコギみたいな感じかも。テレビで無印良品が映っていて、「無印良品はブランドか?テレビのCMはしないのか?」などという、何も考えてないと思うけどなかなかスルドイ質問を母がしてくる。「無印良品というブランド。シンプルなものが好きな人が好き。テレビのCMはしないと思う」と適当に答えた。立派なブリの切り身と煮豆を持たせてくれる。夫は義実家から、袋いっぱいの乾燥ワカメ、茎わかめの煮物、キャベツ、大根、カリフラワー、新玉ねぎなどをもらって帰ってきた。オリンピックは一年後に延期になった
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patipati2525 · 4 years
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パチパチくんの方針
※この記事は変な感じになってます
皆さんカンボジア!!!! カンボジア!!!それ
ダダダダダダダダダダダ
ここ!カンボジア!
パチパチです
はい
先ほどのひげさんの記事を見てくださればわかると思うんですがけど!!!
僕も作ったんんでみてください。
ちなみに何も考えず入れてます
http://keepoff01.dojin.in/post/2020-11-02_dere.html?0,2,0,0,5,3,3,2,0,1,0,0,7,4,2,2,2,1,2,3,4,1,3,0,0,0
⦿ひげ
ちなみにこのサイトはkeepoffさんが作りました
まぁ解説すれば
「とりあえず適当に入れて後でアイテム買えるだろ!!!」
「え!?有償ジュエル1000いるの!!!!日本円に換算したらほぼ780円くらいじゃん!!!!」
「じゃあガシャで新規アイドル入れてポイント貯めたほうっがええん!!」
「それか宝くじで入るかもしれへんやんけ”!””」
などがあるのであれです
まぁ今のも悪くはないしな
僕プレミアム会員だしデレステの
以上
はいちょっと寝てきたパチパチです
特技レベルアップ確率UPしたら滅茶苦茶特技レベルアップ捗りしました
っていうか全部埋めれるくらいまでポイント貯めればいいんですよね???
ナポナポ
フェス限定多田李衣菜滑り込み事件
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フェス限多田李衣菜ビートルズ
これは修家アイドル箱推しプロデューサーとしては欲しい
てかおまんらやってないからその担当への愛が僕に乗り移った説ある
10連チケット2枚 30000ジュエルあるから出るやろ!!!!!!!!!!
あれ…出ないぞ…???
無償ジュエルも15000まで減ってきたからもうやめよう…
しかしガシャ最終日の休憩中…
あっほしいとなり優勝も犠牲に
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アッ…死…
しかしご乱心パチパチ4900円投入!
しかし出ないパチパチ!さらに4900円投入!
しかし出ないし4900円でお得なジュエルも品切れ
しかしあきらめずに3200円投入!
でない!終わり!!!!!!!
仕事中に10000失った男の話でした
しかしそのあと
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そのあと出た限定木村夏樹無償10連一発!!!!!
かわいいかわいいべびべびべいべべいべ
はぁい
ぺパマリクリアの件
昨日悲願のエンディングでした
ほぼ付き合ってくれた標識猫ノグチお疲れ様でした
感想
ストーリー  いい
バトルシステム 昔のが好きでした
ラスボス戦 ×です!最後の最後に絵合わせパズルやらせるなんて最低です!
しかも死にまくったら煽りの如く知育パズルくらいまで難易度さげられました!!!!
ストーリーは結構感動したなどの声も見られますが修家メンバーにはそういうところは欠落しているのでね
結構ひげさんとか修は泣くのですが…
標識は…ね…
ブラックネタも64とかGCの時くらいあれでしたね
次回作も楽しみです!!!
世間では新作じゃなくてリメイク出せって言われてるが
昨日の昼に親とガストにいきました
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ピザ
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ファミレス行くとミックスグリルばっか食いよるねん
後ろのエビフライはトッピングで付けました
あとホウレンソウのソテーとコーンスープ
太っちゃうね
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こうしてみるとウインナー小さい?
ちなみにこれはジョイフルのミックスグリル
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ハンバーグとオムライスはケチャップベースのソースが好き
あとウインナーがでかいからウインナーもちょっと切る楽しみ
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お昼は左の牛すき鍋を食べました
これに卵を追加して
卵かけご飯にすることにより
鍋食べたい欲と簡易的な卵かけご飯食べたい欲を満たすWヘッダー
今気づいたのですがこのページの下の方に投票があるのですが
連打したらその分 票入りますやん!!!
https://news.sukiya.jp/special/gyunabe/index.html
あさりが断トツ一位って5チャンネルでまたなんか陰謀が…???
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最近これの絶品ベーコンチーズバーガー食べました
個人的に恒常のハンバーガーの中では絶品チーズバーガーが一番おいしい
モスでの基本的に頼むもの
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とびきりハンバーグサンドのチーズの!!!
ポテトのLセットを頼み!!!!
ドリンクをコーンポタージュにし!!!!
単品でのみ注文できる!!!!!
丸ごとレモンのジンジャーエールを頼むんじゃおらぁ!!!!!
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とびきりチーズはチーズがトロトロなので結構こぼれ落ちるので
最後包み紙にたまっているチーズを吸う形になる
冬になったら親と串カツ田中に行きたいです
https://kushi-tanaka.com/img/files/up/2020autumn.pdf
肉吸いかぁ
ダイエットはとりあえず金曜日のご飯前にちょうどダイエット開始時から
5キロ減ってました
でも休みに戻しちゃう
くっちゃう
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satomin999 · 4 years
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超カンタン❣料理とは無縁なヤツがスイートポテト作ってみた
おうち時間にも慣れてきた2020年11月。もう今年も終わりに近づいてきたね。コロナめ、お前しか思い出がないじゃないの。
話が逸れてしまった...。料理なんて大の不得意!だけど毎日食っていかなきゃいけねぇ!ってことで私みたいな料理 超初心者‼でも簡単に作れるとバズってるレシピの女王にお世話になります👍
この時期はサツマイモが美味しい季節よねぇ~😋
いつもはアルミホイルに包んで炎の中にポーイ!!
焼き芋にする事しか出来ないんだけど、今年の秋はひと肌脱ぎます!
スイートポテトにするんだっ!😘(初心者がいきなり大口叩く)(難易度高すぎじゃない?)
フライパンでできるスイートポテトのレシピを見つけたので、これなら私にも出来そう!ってことで早速 自宅にあったお芋を拝借。
ざっと工程を説明すると、
1.サツマイモの皮を剥いて1㎝の半月切りにする
2.耐熱容器にサツマイモを移して、ひたひたになるくらいの水を入れて8分レンチン
3.湯切りしてサツマイモを潰しまくる!バターと砂糖と牛乳入れて混ぜ混ぜ。
4.できたタネを適度な大きさに丸めて、油を引いて弱火にかけたフライパンで両面こんがり焼く
以上!!終わりっ!簡単!!ねっ?出来そうでしょ?😏
お好みで追い砂糖を☺
完成がこちら↓
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ヴィジュアルが何とも・・・な感じだけど、これがすんごい美味しいの❣❣😍
是非一度作ってみて下さい💕😉
~~作業中~~
混ぜ混ぜして、形を成型したところ ↓
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(コロッケとかハンバーグ作りっぽい)
そしてフライパンで焼いてるシーン ↓
焼く前に、タネを一回溶き卵でくぐらせるのポイント!
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表面が両面こんがり焼けたら、最後にバターとお砂糖で絡めたら更に甘み増し増しでオススメだよ💓 ↓
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芋けんぴとか大学芋を作るイメージ😉 このじゅくじゅくが美味しいんだよねぇ~!
さぁ!糖分、糖分❣❣😝
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guragura000 · 4 years
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壁を殴る
 私は殴られたことがない。
 随分甘やかされて育ってきた。大人しい子どもだったから、男子とじゃれ合うこともなかった。私にとって人間関係の摩擦とは、表情や言葉などの形のないものを指す。当然ながら精神的な痛みと肉体的な痛みとでは種類が違うだろう。経験とはそれをくぐり抜けるまでは、見知らぬ他人なのである。
 前置きはともかく、当時私は仕事を辞めたばかりで時間をもてあましていた。家にいると気ばかり焦ってよくない。時間の許す限りあちこち歩き回る。無為だと知っていながらも、足を動かしていると心が安らいだ。
 初夏だった。風は爽やかだが動くと暑い。火照りを冷まそうと公園のベンチに座ってみるものの、人目が気になって落ち着かない。いい年の女がぶらぶらしていたら不審に思われるのではないか。自意識過剰な考えが脳裏をよぎる。
 誰もいない場所を追い求め川沿いを歩いていると、大きな陸橋が目に入った。その下の空間に暗く影が落ちている。これはいい所を発見した。サンダルを汚しながら雑草だらけの砂利道を下り、そこに踏み入る。瞬間、肌に冷気と湿っぽい空気がまとわりつく。天井を這う鉄骨が車のエンジン音を何重にも膨らませる。強い振動に埃がパラパラと落ちてくる。
そこに彼はいた。
 彼は渾身の力でコンクリートの壁を殴りつけていた。ぎょっとする。こんなところで何をしているのか。彼はボクサーか何かでトレーニングの最中なのか。それとも怒りを制御できない類の危ない人物なのか。みっしみっしと痛々しい音がする。指の骨が一本残らず折れるのではないかと他人事ながら不安になる。
 私は彼を観察した。額に汗を浮かべ唇をぎゅうっと噛んでいる。それに反して目元は穏やかだ。腕をしならせる度パーカーが軽やかにひるがえった。拳を突き出すと上半身はうち震え、ふくらはぎが鋭くよじれる。彼の体は殴るという運動によって、きりきりと捩じ上げられていくようだった。
 私は男と女の力の違いに圧倒される。男性の筋肉は誇示せずとも存在を匂わせる。例えば大事な本を大きな音を立てて置いたり、手に持っていた卵を意図せず割ったり、女性をエスコートしようとして「痛い」と叫ばれたりする。本人でさえ思いもよらぬ力に驚いているようだ。彼もまた、行きどころのないエネルギーを持て余しているように見えた。
 がしん。もう一発壁に打ち込んだ時、彼は私に気づいた。肩で息をしている。拳は熟れた果物のように真っ赤に腫れ上がり、見るからに痛そうだ。黒目がちの瞳が草食動物を連想させる。先程までの殺気立った雰囲気はどこかに消えうせていた。私達は立ち去る機会を逃し、睨み合った。
私の第一声が沈黙を破る。
「⋯⋯何してるんですか」
 彼は首の後ろを撫でる。刈り込まれた後頭部からじょりじょりと青臭い音がした。緊張のせいか黒目が忙しなく泳いでいる。彼はおずおずと口を開く。
「あの。俺は別に。怪しい人間では⋯⋯」
その声は長らく仕舞われていた着物よろしく掠れていた。彼はぎゅっと唇を噛む。壁を殴る際にしていた仕草だ。
「だから警察には」
私は慌てて否定する。
「言わないよ。そんなつもりで聞いたんじゃないから」
彼はまじまじと私を見て、恥ずかしそうにうつむいた。
「は⋯⋯そうですか」
彼はやはり唇を噛むのだった。それは物を殴る代わりの動作なのかもしれない。
私達は隣合って地べたに座り込んだ。ジーンズ越しに土の冷たさが伝わってくる。彼は膝が私の足に当たっているのを気にもせず胡座をかいている。そういえば体が大きい。背を丸めるのですら窮屈そうだ。紫色にうっ血した両手が、痛みのせいか無骨に震えている。
 影の向こうはあっけらかんとした昼間の明るさが広がっていた。川の傍の楡の大木が、乾いた風に葉をザラザラと鳴らした。梢からトンビが飛び立ち鳴き声を響かせる。木漏れ日が地面に模様を描いていた。チラチラとした眩しさに私も彼も目を細める。植物の逞しさは私を安らかにも孤独にもさせる。彼らはちょっとやそっとのことでは動じない。自然を脅かすことができるのは無感情で圧倒的な行為だけだ。災害、機械による伐採、果てしない年月。揺るぎない木々に囲まれ、ふいに彼と私だけがこの場所に取り残されているような寂しさを感じる。私は心もとない気持ちを払拭したくて話しかける。
「いつもここに来るの?」
彼はぼうっと宙を見る。言葉が纏まるまで時間がかかるようだ。
「そうですね。時々」
「どうして壁、殴ってたの? トレーニング? 日常生活で嫌なことがあった? それとも訳あり?」
「や。うーん⋯⋯強いて言うなら日課ですかね」
「怪我をしてまで壁を殴ることが、日課?」
「はい。硬いもん殴ると落ち着くんです。コンクリートが一番いいんですが、人通りがあるところでこんなことをしてると通報されかねないんで⋯⋯。ここに来れない時はサンドバッグ殴ったりとか、枕殴ったりとか。もちろん人にはやらないです」
何とも風変わりな男である。横目でこっそり彼を見る。色が白く睫毛が長い。首筋にほくろが散っているのが妙になまめかしい。体格の逞しさと細部のパーツの繊細さが、アンバランスな印象を抱かせる。
「試しに壁を殴ってみたらどうですか」
勧められるがままコツンとやってみる。壁と骨がぶつかり合い、疼きに変わる。私は痛みを逃そうと手をぶらぶらと振った。
「全然すっきりしない」
「血が出るくらいやんないと駄目ですよ」
勘弁してほしい。
「君は誰かを打ちのめすために、壁を殴ってるわけじゃないんだ?」
私の問いに彼はひるんだ。そんなことは思い付きもしなかったと顔に書いてある。両手を落ち着きなく揉みながら、おずおずと言う。
「いえ、どちらかというと⋯⋯殴られた記憶を思い返すために、こうしてるというか⋯⋯」
「殴られた記憶?」
「はい。これだけ聞いても意味不明だと思いますけど⋯⋯」
私は会話の先を促す。
「どんな風に殴られたの?」
彼は重大な秘密を打ち明けるかのように深刻な面持ちでうつむく。その質問が脳の鍵穴に嵌ったようだ。彼の喉の水門が開き、飛沫が鈍い音を立てて流れ落ちていった。
「⋯⋯俺を初めて殴ったのは、親父でした。確か五歳の時だったと思います。
 当時の俺はやんちゃでした。家中にいたずらを仕掛けて回るのが楽しくて仕方なかった。親が共働き、おまけに一人っ子だったんで、日中は一人で過ごしてました。ですので寂しさ半分、構ってほしさ半分、といったところでしたね。家中の靴紐を片っ端から切っちまったり、砂糖瓶に雨蛙をぶち込んだり、ひどいことも随分しました。
一通り騒いで気が済んだら、お袋がパートから帰ってくるのを待ちます。すぐに見つかるとまずいんで、押し入れに膝を抱えてうずくまるんです。悪事を発見したお袋が廊下をバラバラと走っていく。足音を聞いていると恐ろしいやらおかしいやらで、冷や汗をかきながら笑いましたよ。
そうこうしているうちに呆気なくつまみ出されて、泣き出すまで説教です。お袋からしたら疲れて帰ってきたところに、厄介ごとの後始末までしなくちゃならない。腹の立つガキだったと思います。
親父は町工場で働いていて、お袋よりも遅く帰宅します。食卓につくと会話もそこそこに、焼酎をしこたま飲んで潰れてしまう。お袋も放っときなさいとか何とか言って、親父を居間に転がしとくんですよ。
親父はずんぐりとした赤ら顔の男���した。酒に酔うと赤を通り越してどす黒くなります。俺には真っ黒になって強烈なイビキをかく親父が、得体の知れない生き物に見えました。あの人が何を考えて生きているのか全く分かりませんでした。恐らく親父も俺のことをそう思っていたでしょうね。
ある日、三人で冷凍ハンバーグを突っついていると、親父がおもむろに、
『赤飯が食いてえ』
と言ったんです。お袋はぽかんとしていました。あれよあれよと言い合いになります。
『何か祝い事でもあんの?』
『ないけど食いてえんだ。明日出せ』
『私は赤飯なんて嫌い。あなたもそうだったじゃない。この子だって好きじゃないと言ってる』
何も言ってやしないんですけどね。好き嫌い以前に食ったことないんですから。生まれてこの方、赤飯が食卓にあがったことなんてありませんでした。それなのに突然『食いてえ』ですからね。お袋も驚いたと思います。けれど食器を片付けたり寝支度したりするうちに赤飯問答も有耶無耶になって、どうするか決まらないまま寝てしまいました。
翌日、俺はどんないたずらをしようか頭を悩ませていました。その時、昨晩の問答を思い出したんです。赤ら顔の親父が嬉しさでしわくちゃになって飯をかきこむ姿が頭に浮かびました。想像ながらに奇妙でしたね。親父の笑顔なんて何年も見てませんでしたから。考えているうちに意地の悪い気持ちがむらむらわいてきて、俺は決めました。親父の箸を折ってやろう。赤飯を楽しみに帰ってきた親父はそりゃ怒り狂うだろう。土塊のようになって真っ二つになった箸を握りしめ俺を追い回すだろう。親父に怒鳴り散らされる場面をイメージしている時、俺は信じられないほど幸福でした。
俺は早速実行しました。台所から親父の箸を、工具箱からペンチを持ってきて、テーブルに並べました。箸は先端の塗装がハゲていました。親父が米と一緒に噛むからです。俺はそれを親父の分身だと思ってペンチで挟みました。両手でグリップを握りましたが、ガキなもんで力が入らず指が真っ赤になります。その色を見ていたら俺は親父の子なんだって実感が、やおらドカンと降ってきたんです。雷みたいに。薄気味悪い感覚でした。俺はろくに口を利いたこともないあの男の子供なんだ。俺も大人になったらあんな風に赤黒くなるんだろうか。
後はあっという間でした。バキッと音がして、箸は真ん中から砕けました。俺はペンチを放り出して息を切らしていました。なぜだか息苦しくてたまらなかった。折れた箸を見ていると、親父が胴体から真っ二つになって血塗れで倒れているような錯覚に陥りました。その光景に心底ぞくぞくしながら、そんな感情を抱く自分が理解できなかったです。俺は慌てて箸を戻し、洗面所の棚に隠れました。戸棚は下水の臭いがしました。自分から臭いが漂ってくる気がして、何度も服を嗅ぎました。
何時間経ったのか分からなくなるくらい、待ちました。お袋が帰ってきて食事の支度を始めました。俺は出て行きませんでした。お袋は俺が何もしない限り幾らでも放っておきましたから、ばれやしません。暑くてぐったりしてきた頃、ついに親父が帰ってきました。箪笥の前でごそごそやっています。着替えているようです。
お袋がご飯よと俺達を呼びました。俺は空腹に耐えかね戸棚から飛び出しました。テーブルに薄紫の米が盛られた茶碗が並んでいました。赤飯です。何だ、思ったより赤くないな。呟いた瞬間、俺は横様に吹っ飛んで、後ろの壁に頭を強く打ちました。親父が殴ったんです。親父は箸を握りしめ、般若のような形相で俺を見下ろしていました。真っ赤な拳がぶるぶる震えていました。
『これをやったのはお前だな?お前だろ!』
俺は返事をする間もないくらい、何度も何度も引っ叩かれました。頬も腕も腹もめちゃくちゃに殴られて熱かった。お袋が後ろでお父さん、お父さんやめて、と叫んでいました。
『そんなに怒らなくてもいいじゃない、割り箸で食べればいいじゃない!』
親父はお袋に羽交い締めにされて、やっと止まりました。俺は鼻血と小便を垂れ流していました。親父は俺に箸を投げつけ、
『お前が折ったんだから責任取って新しいのを用意しろ』
と言いました。この時俺は責任という言葉の意味を知ったんです。
罰として飯を抜かれました。さっさと寝るよう命令され、手当てもしないまま風呂に突っ込まれました。俺は鏡で自分の体を眺めました。殴られた箇所が痣になって、親父の肌のようにどす黒くなっていました。あれだけ叱咤激励される妄想をして悦んでいたのに、現実になってみると、ただ痛いだけでした。親父は俺の箸で、俺の分まで赤飯を食いました。
色んないたずらをやりましたが、この顛末は殊更はっきりと覚えているんです。親父が反応を返してくれたのは、後にも先にもあれだけでしたから。小学校に入学してからは忙しくていたずらどころじゃありませんでしたし、親父とはますます距離ができていましたしね。
親父は俺が卒業する年に癌で死にました。赤かった肌は黄疸で黄色くなっていました。腫瘍が見つかった時点で末期でしたから、あっという間に昏睡して、ぽっくり逝っちまいました。箸のことを覚えているか、聞きそびれてしまいました」
彼は一気にそこまで語り、黙った。
たった二人で座っているだけなのに、私の心は落ち着かなかった。すぐ傍に彼の父が赤い顔をしてぬうっと立っているような気がした。私の網膜に彼の動きが貼り付いていた。上半身をひねる。拳が宙を裂く。壁はそびえ立つ。犬歯が唇に食い込む。彼は打つ。彼は打つ。壁は鳴る。壁は鳴る。私はじれったくなる。泣けばいいのに。自分をぼろぼろにして痛みに耐えるくらいなら、大きな声をあげて泣けばいいのだ。しかし彼は嗚咽を噛み殺すだろう。実父に纏わるわだかまりから、目を逸らし続けるだろう。
 例えるならば、彼は一本の若木だ。枝が折れてもびくともしない、太くも細くもない木。力で打ちのめされなければ倒れることもできない。唇を噛み苦痛を溜め込むはめになろうとも、挙げ句の果てに壁を殴りつけようとも、彼の体は梢がざわめくくらいなのだ。あるいは殴る行為は一種の儀式なのかもしれない。それを通じ、確執のあった父親と時を超えて重なり合うことができるのかもしれない。徹底的に拳を痛めつけ痛みを味わい尽くし、その後で始めて、己が倒れることを許すつもりなのかもしれない。
彼は執拗に手の甲をさすった。擦り傷がこすれてひりひりしそうだ。痛みを感じているのかいないのか、はたまたそれを望んでいるのか、彼は手をさすり続けた。
後に私はしばしば高架橋の下に顔を出し、彼の儀式に付き添うようになった。
彼は今でも白い肌で一心不乱に壁を殴っている。
彼は滅多に笑わない。
まるで彼の父親のように。
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753mic · 5 years
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クーラー復活🌀 . 実家からもらったスイカが、まだ丸ごと1個あって、密かに焦っていたのですが。 . 今こそ!最後のスイカ日和🍉🙋 . チキンとなすのカレー/鶏もも肉のレモン塩だれ漬け/シシカバブ風ハンバーグ/スパサラ/鯖の南蛮漬け/牛肉とニンニクの芽のオイスター炒め/ガーリ��クシュリンプ(焼く前)/卵焼き/タコときのこの柚子胡椒マリネ/かぼちゃのカレーそぼろ煮/れんこんときゅうりのツナサラダ/ベーコンと大豆のチリトマト煮 . #レシピ #簡単レシピ #作り置きレシピ #献立 #時短ごはん #作り置き #常備菜 #おかず #つくりおき #つくおき #ストックおかず #料理 #クッキングラマー #cooking #instafood #foodphoto #staub #ストウブ #iwaki #おうちごはん #うちごはん #ママリクッキング #みんなの暮らし日記online #instacook #instahomemade #delistagrammer #homecooking #cookingram #food #cooking #kurashiru https://www.instagram.com/p/B2JPMH9A4UN/?igshid=k12ivthaogap
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gunosy-news · 4 years
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もう限界!食べすぎて嫌いになった「大好物」
集計期間:2020年4月18日~4月20日 回答数:15035
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大好物の食べものは、どれだけ食べても飽きることはない…そう思っている人って、けっこう多いのではないでしょうか。
しかし、物事には限度があるもので、嫌というほど食べれば文字通り嫌いになってしまうことだってあるでしょう。そんな食べもの、貴方にはありますか?
今回は「あんなに好きだったのに、食べすぎて嫌いになってしまった食べもの」に関する調査を行いました。
食べすぎて嫌いになった食べ物はありますか?
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回答者15035名のうち、食べすぎて嫌いになった食べものがある人の割合は、全体の約28.4%という結果になりました。
ここからは、何を嫌いになったか具体的な意見を見ていきましょう。
あんなに好きだったのに…
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<肉類>
・バーベキューのやりすぎで焼肉が苦手になった
・しゃぶしゃぶで、牛肉をたべすぎ、それから、あまりたべられなくなった。
・焼肉のせんまい。独特の食感にハマって一時期は焼肉に行くとせんまいばかり食べていたけど、突然飽きてしまい今では全く食べません。
・すき焼き。昔、1人暮らししてた時に いつもコンビニ弁当を食べてたので正月休みの時にたまにはちゃんとした物が食べたいと思ってすき焼きの材料を買いすぎて正月休みの間ずっとご飯はすき焼きを食べてたら嫌いになった 
・子どものころ、母親がハンバーグばっかり作るからマジ嫌いになった。最近はわりと好き
・子供の頃、脂身たっぷりの豚の角煮を食べ過ぎて夜にリバース…トラウマで今も脂身が食べれない。
・冷凍春巻きを高校時代毎日お弁当に入れられてしばらく食べられなくなりました。
・幼い時、冷凍餃子を食べ過ぎて、冷凍餃子が嫌いになりました。
・学生時代、冷凍コロッケを常備していて、晩ご飯で困った時はコロッケを食べていました。あまりにも食べ過ぎたので、嫌いになりました。
・給食で出てた、鯨の竜田揚げ。休んだ人の分まで貰って食べてたら、食べ過ぎたのか、戻してしまった事があります。
・レバー大好きな子どもでした。少し体調が悪い日の夜ご飯にたくさん食べてしまい・・・その夜もどしてしまった。その匂いでたべられなくなりました。
・缶詰のポーク。幼い頃は生で食べるほど好きだったが、暫くの間食べずに過ごしてて久々にポーク卵おにぎり食べたら体が受け付けなくなっていた。
・関西出身で中部地方に嫁ぎました551蓬莱の豚まん大好きですが中部地方は冷凍しか販売しておらず里帰りした時は30個購入し帰路の車の中でまた帰宅後・次の日約24時間、家族三人で完食してましたが食べすぎて現在、豚まんとは疎遠になっています
・肉まんが大好きで 冬場6から7個を毎日食べていたら10 kg あっという間に太ったのでやめた。
<野菜>
・野菜が嫌い。小学生の時の朝食は毎日、ボウルいっぱいの野菜サラダだけだった。パンとか肉(ウインナーとか)など全くなし。食べ終わらないと学校に行けない。妹は時々遅刻していた。なので今の野菜嫌いはそのせいだと思っている。
・病院食に出るブロッコリー
・嫌いというよりアレルギー。昔ナスとトマトの農家で、食卓が出荷できないナスとトマトのメニューばっかりだった。今はアレルギーでどっちも食べられない
・椎茸。姉の嫁ぎ先で椎茸の栽培をしていた。遊びに行くと山の様にくれた。最初は美味しく食していたが、程度問題。鼻につきだし、もう見るのも嫌になる。
・しいたけが小さい頃大好きで、しーさんと呼んでよく食べていたら、大人になったら嫌いになった。
・メンマが大好きで瓶で食べてたら、大人になって食べれなくなりました
・子供の頃きゅうりのキューちゃんという漬物が好き過ぎて大量に食べた数時間後吐いてしまいそれ以来食べられなくなりました…
・大根小さい頃に毎日大根の味噌汁が好きで作ってもらって食べていた結果、今では大根どんな調理方法でもダメです
・子供のころ、毎食トマトを1人1個食べさせられていた。毎食なので、平日は1日2個、休日は3個。成人し、家を離れてからトマトは食べなくなりました・聞けば、兄弟3人とも離れてからトマトは極力食べないようになったと言ってた。
・毎日アボカドを2年くらい食べていたら食べたくなくなりました
・かぼちゃ妊娠中食べすぎて、今はもう食べたくない…見るのも嫌
・パクチー好きで食べすぎてカメムシの臭いに感じ出して以来食べられなくなった
・ネギが大好きで、何にでもかけたり、入れたりしてましたが、あるラーメン屋さんで、入れ放題だったんですが、何故か物凄く臭くて、吐いてしまい、それから、食べられなくなりました。
・きゅうり。となりのトトロでおばあちゃん家の畑で取れたてのきゅうりを食べてるメイちゃんのシーンを見て、当時幼稚園生の私は毎日2本丸かじりして食べてました。おかげで今はあの青臭さが苦手でウリ系全般苦手になりました。
・銀杏が子供の頃好きすぎて親戚と温泉に行った時みんなの茶碗蒸しから銀杏貰っていっぱい食べたら気持ち悪くなってみんな���前で吐いてしまいそれから銀杏食べれなくなった
・竹の子、シイタケ。田舎の暮らしは貧乏だったので、竹の子の季節になると裏山に次から次へと生えるたけのこが、毎日毎日食卓のおかず。大皿にいっぱいのたけのこの煮物。無くなると、また母が作り、時期が終わる迄、たけのこと、タクアンの漬物だけがおかず。米農家だったので、ごはんには事欠かなかったけど椎茸も同じような物で、裏山の松の木の枝に椎茸菌を植え込み、育った椎茸を売りに出していたので、季節問わず椎茸の煮物ばかり。母は農作業に忙しく、料理もあまり工夫もなくて、煮物しか作らない大人になっても暫くは、食べたいとは思えませんでした。還暦を過ぎ、やっとたけのこと椎茸のシブい味がわかるようになり、たまに食べてます。
<果物>
・実母の実家が農家をしていてイチゴ、スイカ、メロンが食べ放題…食べ過ぎた結果、食べると口の中がかゆくなるようになり、以降は食べなくなりました。
・メロンが好きで沢山食べていたら口が痒くなり、あまり食べれなくなった。
・キウイフルーツ。子供の頃にたくさん食べたら酵素で舌が痛くなり今はちょっと苦手になりました。
・パイナップル。食べ過ぎて舌が痛くなり嫌いになってしまった。
・梨。水分はいいけど、果肉が意外と腹に溜まる
・りんご。若い頃、りんごダイエットをしていて、一生分食べました。もう食べる事はないと思っていましたが、昨年、再びりんごダイエットをして、もう一生分を食べました。今度こそはもう食べる事はないと思います。
・バナナダイエットの流行に乗って食べたバナナ。あの時に食べすぎたせいで今はバナナの匂いだけで気持ち悪くなる。
・妊娠中にプルーンを食べ過ぎて嫌いになった
・スイカ。小さい頃志村けんの真似をして食べ過ぎてから今じゃ食べられなくなった。
・記憶にないくらい幼少期にレーズンを一袋1人で食べたらしく、(母親から聞いた)お腹を壊したか吐いたのか、口に入れると吐き気を催す。
<魚介類・海産物>
・子供の頃に生牡蠣が大好きで食べていたのですが今は食べると気持ち悪くなるし売ってるのを見ても美味しそうに見えないです。
・骨折後に小エビを食べすぎてその後はしばらく食べたくなかった
・ホタルイカを沢山食べて、食あたりを経験し、それ以来、たべつけなくなった。
・高校生の頃シーチキンを食べ過ぎて嫌いになりいまだに食べられない
・イワシが髪に良いと聞いて毎日食べ2ヶ月 さすが飽きました。まだまだあるけど何か美味しい食べ方ないかな?
・鮪とかの刺身。前夫の実家が都内で魚屋をやっていて近所だったから毎日のように、鮪のブツやら姑が調理した魚料理がワンサカもらって(要らないといっても強制的に持たされた)必死で前夫と食べてたから、もう食べたくない。でも再婚した夫は刺身大好き。‥仕方なく少し食べてるけど。もう一生分食べたから要らない。
・数の子。正月に祖父が、私のお皿に永遠に数の子を乗せて来たので、残してはいけないと食べ切った。
・うなぎ私が子供の頃、魚屋で働いていた母親が、売れ残りのうなぎの蒲焼きを、度々もって帰ってきました。ゴムみたいになったままの蒲焼きを何度も何度も食べることで、うなぎの蒲焼きが好きでなくなりました。きっと美味しかったら嫌いにならなかったと思います。
・タコですね。子供の頃なんか忘れましたが、食べ過ぎて熱を出し寝込み50年位前ですが、今は見るのは大丈夫だけど、食べれませんね
・鯖寿司。母が好物で、美味い店を見つけたと言っては1人一本買ってきて食卓に出しました。最初は良かったんですが、ずっと続いたせいでその内一切れも食べれなくなりました。
・しじみが大好きで、お味噌汁のしじみを、母親が良かれと殻をとって身だけをいっぱい入れてくれたが、その様が気持ち悪くて嫌いになった。
・寿司が苦手です。板前として働いていたので、食べません。
・大トロが小さな頃から好きで回転寿司や回らない寿司屋で食べまくっていたら高校くらいから気持ち悪くて食べられなくなりました。
・ムール貝。知り合いのお店に遊びに行ったら何故かムール貝のお料理が次々に出てきた。食べきれない程の種類と量に、お店中の人にもお裾分けしたがまだ余る。帰宅後、死ぬほど吐いたが、それ以来ムール貝は食べれない。
・修学旅行で北海道に行った時お店のかたが良かれとイクラ丼を超大盛りにしてくれて、正直そんなには…と思ったけど好意に悪いなとも思い、無理して食べた結果もう二度と食べなくなった
・親が海産系の仕事をしていて小さな頃はよくいくらや刺身を食べていたが、今ではあまり好きじゃなく、特にいくらはなるべく食べたくない
・しゃこえび好きで食べ過ぎて当たった。吐いて下痢してを一晩中繰り返して、二度と食べれなくなった
・だいぶ前の話ですが、カニ食べ放題で食べてしばらく食べれなかった。今もあまり好きでは無いです。
・お寿司のエンガワ。廻るお寿司屋さんで初めて食べた時、とても美味しかったので、エンガワ、エンガワ、エンガワと5皿も食べ続けていたら、次第に脂の味しか感じなくなり、それからそれを思い出して食べられなくなった。
・髪が黒くなると言われ、ひじきをいつも食べさせられて嫌いになった。
・切り昆布の煮物。毎日どんぶり1つ食べてたが吐き気がする様になってやめた
・うなぎ。子供の頃、身体が弱く、また好き嫌いが多かった私を少しでも栄養が高い物をと両親が印旛沼の専門店まで毎週買いに行ってくれて、週3くらい食べていた。幼稚園の弁当にも入れてもらい、アルミの弁当を冬にストーブの近くに置いてあたためてもらうと、うなぎだと匂いで周りの子にバレ、ウナギ女とあだ名をつけられて、食べ過ぎと嫌なあだ名が重なり嫌いになった。
・牡蠣です。昔から酢牡蠣が大好きで、頻繁に食べていたが、大学自体あたりから、いわゆる酢牡蠣で食当たりするようになり、その頻度が上がってきた。社会人になっても、性懲りもなく食べていたが、30過ぎたあたりから体が受け付けないというか、食べたいと思わなくなった。一度、食べざるを得ない状況となり、食べたところ、やはり体調不良となり、今では食べたいどころか、あまり見たくもない。
<ご飯もの・お餅>
・卵かけご飯です。小学生の頃、毎朝食べていたら、突然苦手になりました。今は食べれないわけではありませんが、基本的には食べません。
・学生時代に炒飯を毎朝出されて見るのも嫌になりました
・お餅が大好きだったけれど、かなり毎日食べ過ぎて苦手な食べ物なってしまった!
・香川県白鳥町のぶどうもちがあまりに美味しすぎて食べすぎたので何年か食べれなくなった事がある
<麺類>
・東日本大震災の後、コンビニにミートソースがいち早く並んだため、当時は好物で苦にならず連日おにぎりと食する日々が続いたが、ある日を境に身体が受け付けなくなり、今も可能な限りパスタは食べたいと思わなくなってしまいました。
・冷やし中華、チャーシュー小学生の時に食べ過ぎて。ちらし寿司バイトのまかないで食べすぎて。
・カップラーメンやインスタントラーメンが好きで中学生の時にほぼ毎日間食のように食べてたら今では風味が嫌いになりました。ラーメン自体好んで食べるものじゃなくなってしまいました。
・子供の頃、親が仕事をしていたのでインスタントラーメンを自分で作って食べてました。2年間食べて小3から食べていません。
・素麺を高校のクラブの合宿でバケツ一杯食べさせられて、素麺を見るたびにあげそうにない。
・35年ほど前に朝昼晩と1日3食×7日間、大好きな焼きそばを食べたら大っ嫌いになり、未だに食べられません。
・小さい時にお昼となると焼きそばかナポリタンが出て、しかも味のむらがあり、あまり美味しくなかった記憶があり、今でも苦手です。
・シンガポール仕様の「出前一丁」。日本より食材の値段が高く驚いて、スーパーで取り敢えず安かったこれを買って、こればかりお昼とかに食べていたら、本当に心底飽きて食べられなくなった。日本に帰ってきてからも一度も買っていない。
<豆類・大豆製品>
・小さな時に、納豆好きで食べてたが…中学生以降、突然嫌いになり、それから食べて無い
・貧乏だった幼少期に豆腐を食べさせられて今も嫌いです。多分、あの時期に一生分の豆腐を食べました
・小豆水ダイエットで毎日食べる茹でただけの小豆。痩せるし健康になるけど食事が楽しくなくなる。
・小学生の頃、家族でおばぁちゃんちに行った際、親戚から送られてきた落花生などがあり、1歳下の妹と一緒に落花生をどれくらい食べれるか競争して、食べ過ぎてしまったのか気分が悪くなり嘔吐してしまいました。それ以来、落花生を食べるのが怖くなり、食べず嫌いしています。アレルギー検査など1度もした事がありませんが、食べ過ぎでアレルギーを起こすという事例も多いと聞いたので、もしかしたらアレルギーになっている可能性ありますね。
<乳製品>
・中学生の頃、給食に出ていたスライスチーズが気に入って友達の分ももらって食べていたが、食べ過ぎて嫌いになった。
・ホイップクリーム10代までは美味しく食べていました。親元を離れてケーキバイキングに行けるようになり好きなだけ食べましたがある日突然気持ち悪くなり体が受け付けなくなりました。今では大嫌いです...。
・中学受験の頃にナチュラルヨーグルトにハマり、毎日500mlのパックを1つを3か月位食べ続けた結果、その後10年以上は「一生分のヨーグルトは食べたからもう食べない」と一口も食べられなくなった。最近また少しずつ食べるようになったけれど、まだ好きには戻れない。
<お菓子・スイーツ>
・ケーキ屋に勤めていた兄がチョコレートケーキの端切れを毎日持って帰って来てくれましたが、余りにも食べ過ぎた為それから10年程食べられなくなってしまいました。ある時たまたま食べたらとても美味しく感じられ、それ以降はまた食べられる様になりました。
・小学生の時の誕生日に、どうしてもケーキをワンホール一人で食べたいと言い張り、食べ過ぎて吐き、それ以来生クリームのケーキが嫌い。
・和菓子。以前のパート先で午前、午後の休憩時、年配の先輩から毎日和菓子の差し入れが(-_-
・嫌いにまではならずとも、一時的にドはまりして食べ過ぎたが故に飽きてしまい、自らでは殆ど買うことがなくなってしまったお菓子が多数あります。
・子どもの頃、コアラのマーチが大好きでした。家でコアラのマーチを食べていたら、盲腸のマックスの激痛と重なってしまい、それ以来トラウマとなり手が出なくなってしまいました。
・ゴーフル。小さい頃 大して美味しいお菓子もなかった中で、時々お土産でもらうゴーフルはもう格別に美味しかった。ほとんど自分だけで1缶食べてしまい、その夜 食べ過ぎで 全て吐いてしまいそれ以来 ゴーフルを見ると気持ち悪くなる。
・玉子ボーロ、小さい時大好きで毎日食べていたらある日突然食べると気持ち悪くなった。以来食べると気持ち悪くなるので40年以上食べてません。
・お菓子のおっとっと昔1日1箱食べてたんだけど、いつしか嫌いになってしまった
・小5の頃、やっすいラムネを(透明の箱で黄色の蓋の)をしょっちゅう食べてたら、蕁麻疹出てそれ以来二度とラムネが食べれなくなった
・ポテトチップスのコンソメ味が、発売された当初、母がいつも食べさせてくれたのですが、食べ過ぎて、今では、あまり食べたくないです。
・ポテトチップス、揚げつまみフライ等、油物に吐いて苦しい思いをしたので、もう食べないと思っていました。ずっと、食べずにいましたが、今は、ポテトチップスは、食べるようになりましたが、揚げつまみフライは、まだです
・心太(ところてん)。30年前、高校生の頃にダイエットしようと心太ばかりお腹いっぱい食べていたら気持ち悪くなった。それ以来、食べたくなくなった。
・抹茶。以前は大好きでした。でも今の職場が和菓子工場で毎日毎日抹茶のお菓子の味見やら抹茶その物の匂いにさらされて今では何もときめきません。
・小さい頃きなこが大好きでよく食べていました。しかし、ある時大量にきなこをかけたお餅を食べようとした時、きなこでムセてしまい…。もともと咳がひどく、ムセはなかなか治らず。それが原因であまり好きではなくなりました。
・コーヒーゼリーにハマってよく食べていたが、どんどん食べていくうちに味がマンネリ化してきて結果的にコーヒーゼリーもコーヒーも嫌いになった
・メロンパン。一時期ハマっていて色々なコンビニのものを食べ比べしていたけど、食べ過ぎて嫌いになった。
・プリンが大好きな友人に、コンビニの棚にあるだけのを全部買ってお礼に渡したら、次に会ったときには大嫌いになってた。
・子供の頃にプッチンプリンを食べ過ぎて、プリンが嫌いになりました。が、18歳頃から食べられるようになりました。焼きプリンから。
・小学生の頃輸入食料品店で売っていたシナモンのクッキーが大好きでよく食べていました。ある日いつもの様にクッキーを食べていたら、腕やお腹に赤い発疹が出て、小さな赤いブツブツがどんどん増え繋がって皮膚がボコボコに。蕁麻疹でした。それ以降シナモンの入っている食べ物は食べられなくなりました。嫌いと言うより、また蕁麻疹が出るかも?と怖くなってしまったのです。
・小学生の頃、プチシュークリームを食べ過ぎて、気持ち悪くなり、大人になるまで食べれなかったです。
・父がお土産にコンビニスイーツをたまに買って来てくれるのですが、ティラミスとかエクレアとか美味しいって言うとずっと買い続けるので、正直飽きて嫌いになってしまいました。
・ミルクチョコを食べ過ぎて油分が気持ち悪くなり食べられなくなったことがありました。その際は油分があまり感じられなかったホワイトチョコを食べてました(結局チョコは食べてました
・チョコレート。子供の頃、父がもらったバレンタインチョコを食べ過ぎて、気持ち悪くなってから、嫌いになった。
<飲みもの>
・自動販売機のコーンスープを飲み過ぎて嫌いになりました
・生茶パンダの懸賞でシリアル番号が欲しくて何箱も箱買いした。それでも当たらなくて生茶を飲みまくってたら体が受け付けなくなってしまった…。今でも生茶だけは飲めない。
<調味料>
・餃子にサウザンドドレッシングをかけるのにハマって毎日したらある日吐き気が。それからサウザンドドレッシングが無理。
・マヨラーだったので、ほうれん草のお浸しやツナサラダ等にもマヨネーズをかけて食べていました。ある朝お弁当に持って行くツナサンドを作ろうとして、マヨネーズをツナにかけていたら「ぷちゅんっ!」と容器から出てきてしまったのです。左手に着いたマヨネーズを舐めた途端に気持ち悪くなり、以来マヨネーズは苦手な調味料になってしまいました。
<その他>
・父がピザが安いときにピザばかり食べさせてきて、それ以来大嫌いになりました
・フィレオフィッシュを3日続けて食べたら気持ちが悪くなって食べられなくなった。
・ポンデリングを続けて3個食べたら気持ち悪くなって、何回も挑戦するけど気持ち悪くなってもう食べられなくなった
・うずらの卵の水煮。こどものころ、食べすぎて吐いて、しばらく食べられなかった
・家庭用たこ焼き器が流行った時に買い、母が作りすぎて嫌いになった
・天ぷらを食べすぎてお腹を壊し、以来滅多に食べなくなった。
・チーズタラを食べ過ぎて吐血した。大嫌いになった。
・子供のころ手作りの刺身こんにゃくを食べすぎてこんにゃくと名のつくものは全てダメ
・ダイエットしてこんにゃくとしらたきがにがてになりました
・幼稚園のお弁当で必ずご飯にかかっていた「さくらでんぶ」。一生分食べたので、今はもう見なくてもいい。
まとめ
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みなさんから寄せられた意見をまとめると、
・食べすぎた結果、体調を崩すなど痛い目に遭った経験が多い
・親の仕事内容など、家庭環境が左右する場合もある
・しばらく期間を空けた結果、克服した例も
といった具合です。大トロやいくらなどの高級品にくわえ、ハンバーグや天ぷらといった「子どもの好物」とされるものも挙げられており、人によって事情はさまざまであることがわかりました。
好きなものを腹いっぱい、嫌というほど食べてみたいという願いを叶えるには、相応のリスクが伴うようですね。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
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