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#家電の買い替えラッシュ
yoooko-o · 6 months
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23/12/2023
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年末に差し掛かった時期に家電(複数ですが前兆アリ)と私が長年愛用していた美容家電(複数ですが、いずれも前兆無し)が立て続けに壊れ、自宅は家電の買い替えラッシュにさらされています。 今日は、先持って取り置きしてもらった家電の支払いと家電の設置の打ち合わせに行って来ました。
因みに、少し前にも1つの家電が前兆無く壊れました苦笑 今年の春も複数の白物家電の不調により、買い替えラッシュがありました。
使用頻度と年数から見ても仕方ないのですが、何も2023年に集中して壊れなくても…😭
今年だけで某家電量販店チェーンに相当な金額を払いました💴 お陰で専ら担当してくださる副店長さんに顔と名前を覚えられました笑
今日購入した家電の設置は年内に設置してもらうことになりましたので、新しい家電で気持ちよく年越しできると割り切たいと思います✨ 来年は家電でお金を使うことはないと信じたいです笑
明日はクリスマス前日🎄 明日の予定に向けて今夜は早寝したいと思います🌖🌟
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kennak · 5 months
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政府日銀が賃金上昇の中で堅調と評価している個人消費の実態が異なります。 昨年7-9月期のGDPは実質で前年比1.5%成長となっていますが、その中でGDPベースの個人消費はマイナスゼロにとどまっています。しかも、消費はこの1年では昨年1-3月期以外すべて前期比マイナスとなっています。 確かに、コロナ規制が解除され、昨年5月にはコロナが5類に分類されるようになってから人の流れが高まったのは事実です。観光・旅行の需要が高まり、交通・宿泊費の増加が目立ちます。そして昨年7月には株価がバブル崩壊後の最高値を付けたこともあって富裕層の消費は好調です。高級外車や百貨店の宝飾品の売り上げが増えています。 またインバウンド消費の増加も情報をかく乱しました。観光地を中心に外国人による消費・宿泊が増え、観光地では対応できる人手が足りなくなり、さらにオーバー・ツーリズムも問題になるほどです。観光業・小売り関連の活況が消費好調と思わせています。 しかし30年ぶりの大幅賃上げと言いながら、勤労者の実質賃金は19か月連続の減少となっています。賃金上昇率が物価上昇に追い付いていません。 さらに足元で2,100兆円を超えた家計の金融資産は物価高ですでに100兆円以上目減りし、株の資産効果を打ち消しています。米国では不動産も併せてコロナ後に50兆ドルも家計資産が増え、消費に大きな資産効果をもたらしているのとは状況が異なります。 総務省の物価統計以上に大きな物価上昇 そもそも物価上昇の認識が政府日銀と消費者との間で異なります。 政府は物価高対策を政策の柱としながら、基本的にはまだ「デフレ脱却への正念場」と言っています。まだデフレが終わっていないとの認識です。そしてインフレといってもほかの国と比べればマイルドとの認識です。確かに総務省の全国消費者物価統計(CPI)では直近11月のコアの上昇率は前年比2.5%で、一時の4%上昇から減速しています。 しかし、個人の認識は日銀の「生活意識に関するアンケート調査」によると、この1年の物価上昇率が平均で14%に達しています。日銀がインフレの尺度としている「コア」インフレ率の2.5%とは大きな乖離です。これには家計が頻繁に目にする食料品などの上昇率が大きいほか、総務省のCPIが実態より低く表示されているためです。 例えば、CPIには実体のない架空の費目「持ち家の帰属家賃」が入っていて、これが前年比ゼロで、このウエイトが全体の2割近くあって全体の物価上昇率を薄めています。実際、この帰属家賃を除いた上昇率は11月で3.3%になります。実質賃金や実質消費の計算にはこの3.3%の数字が使われます。 さらにまた日本のCPIはパソコン・電気製品・自動車などの「機能向上」「容量増加」などを付加価値増ととらえ、その分を「価格引き下げ」と読み替えています。従ってノートパソコンの値段は25年前も今も1台20万円前後ですが、統計上ではこの間の機能向上を読み替え、20万円から7,000円に下落したことになっています。自動車も25年前から2倍以上になっていますが、統計上はまったく上がっていないことになっています。 つまり、日本の物価統計は現実の価格を集計したのではなく、同じ付加価値のものと置き換えた上での価格になっているので、街の価格とは異なるもので、現実のインフレ率より低く出ています。その分、個人の実感と乖離するものとなっています。 庶民の手に届かなくなった自動車、ホテル代 物価の中でも国民が毎日のように目にする食料品価格が7~8%上昇していますが、価格がそのままでも容器が1リットルから900ccに減ったり、1袋の内容量が減って、ステルス値上げしているものも含めれば10%以上は上がっています。それでも食べないわけにはいかず、食料品の価格高騰が家計を圧迫しています。 例えば直近11月の「家計調査」では消費全体に占める食料費の割合を示す「エンゲル係数」が28.4%と、前年の26.8%から上昇し、それ以外の消費に回る余力が低下しています。 その中で家計の購買力に比べて大きく値上がりしていて、庶民の手に届かなくなる可能性がある2つが気になります。 1つは自動車価格の上昇です。物価統計上は上がっていないのですが、現実の価格はこの四半世紀でみても最近でみても大きく上昇しています。四半世紀前にはトヨタのカムリやホンダアコードが1台200万円前後で、サラリーマンの平均年収の半分以下で買えました。しかし、今では「軽」で200万くらいするようになり、年収は増えていないので、かつてのカムリ、アコードが今の軽になっています。その軽も非正規雇用の年収を超えています。昨年からは半導体不足の影響で一段高となりました。人口減とこの価格高とから、国内での自動車需要は富裕層に限定され、縮小しそうです。 もう1つがインバウンドの需要増とコロナ規制緩和が重なって宿泊費が大幅上昇しています。11月の全国の宿泊料は前年比62.9%上昇と、異常な高騰を見せています。観光地では1年前の2倍というところも少なくありません。 自動車購入も観光地でのホテル宿泊も庶民の手を離れつつあります。
この値上げラッシュでも「まだデフレ」と言う政府…なぜ私たちの認識と大きくズレるのか?=斎藤満 | ページ 2 / 3 | マネーボイス
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real-sail · 4 years
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二度目のロックダウン
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目覚ましの音に気づいて瞼を開けると、窓からの光が視界をつんざく。ロンドンは秋の雨季にあって、その日はすっきりとした快晴だった。二度目のロックダウンの前日の話だ。
昨晩はメールの返信を打ちながらキーボードに頭を突っ込むようにして寝ていた。夜中の1時過ぎになって意識を取り戻して、そこから寝支度をしたことを思い出す。半端なうたた寝を挟んだあとで迎える朝の目覚めは正直良くないが、時間にしては充分に寝ている。マグカップに牛乳を汲んで、沸かしたお湯を茶葉にくぐらせる。おととい焼いて積んでおいたスコーンを手にとってラズベリージャムを乗せ、寝ぼけ眼のまま口に詰め込む。傍らに残る紅茶をだらだらとすすりながら、朝のメールチェックをし、着替えて、10時からのオンラインのミーティングをこなす。1時間半弱で通話を終えると、遅ればせながらシャワーを浴びて出かける支度をする。何を思ったかせっかくだからと、この秋に新しく買ったジンジャー色のツイードの古着のジャケットを羽織った。
論文を書くために借りていた本の1冊に、返却期限の知らせが来ていたのはきのうの話、昨今は本を借りるにもあらかじめすべての書物をオンラインで予約し、受け取りも返却も日時を指定してスロットを確保してからでないと行かれない。学校の図書館に着くと、水曜日と書かれた大きな荷物カゴに本を入れるよう指示を受けた。この箱で3日過ごすのが、借りられた本たちの"自主隔離"である。去り際に見た校舎の前面に注ぐ日差しが、いかにも秋晴れらしい、静かな美しさを湛えていた。
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ロックダウン前にせめて食べておきたいと心を決めて近くのサンドイッチ店に向かうと、今回のロックダウンでは持ち帰りのみで営業を続けるという看板を見つけて安堵する。アクリルのバリア越しに注文すると、受けてくれた女性に「Take away, isn’t it?(持ち帰りだよね?)」と言われて、いい加減に顔を覚えられたことを知る。いつも同じものを頼むアジア人だから覚えやすかったかもしれない。コロネーションチキンのサンドイッチとアールグレイを頼み、お茶係のお兄さんに「ティーバッグは入れておく?出す?」と聞かれたり、「手持ちだとちょっと熱いかも、まあ大丈夫かな」と言われたりした。
ふらふらとベンチを探して歩いた。お昼時で近くの公園はたくさんの学生が集っていて落ち着かなかったので、結局学校の近くまで戻ってリージェンツパークのベンチに腰掛ける。ふいに鳩がベンチにやってきて、わたしの膝頭に乗って首を傾げる。野生動物に餌を与えてはいけない。知っていながら、でも明日からロックダウンだし、という関係のない理由を持ち出して、具の色が付いていないパンの耳を、膝から降りた鳩にめがけて放った。すると想像だにしない速さで何十羽もの鳩が駆けつけてきて恐怖を覚えた。7年間通学時に歩いた上野公園で毎朝聞いていたはずの「公園内の、ハトにエサを与えないでください」というアナウンスが、何ら学習効果を生まないことを知る。すると今度はその群れが一斉に飛び立つので、二度恐怖を覚えた。安心して続きを食べ始めたらじわじわと鳩が戻ってきて、ベンチの周りを包囲する。中には背もたれやわたしの膝に寄ってくるものもいた。じっと正面から見つめるとやがて去っていくけれど、しばらくびくびくとしながら、でも動くのも面倒だと思って食べ続けていたら、鳩たちは諦めてまた群れで飛んでいった。
日差しを浴びながら紅茶をすすり、ぼんやりとメールやSNSを見た。もう何通目かわからないライブ配信のスカウトのメールを開いて、一旦目を通すも、特に目新しいことはなく、消すでもなく、返信するでもなく画面を戻す。SNSには、今日も誰かの旅先の写真と、誰かの食事と、誰かの演奏の動画が並んでいた。自分はしばし投稿をこしらえていなかったが、それだって10日くらいのことだ。米国大統領選の開票の経過も、ちょうど届き始めていた。まだどちらとも言えなかった。ベンチから立ち上がって紅茶を飲み干して、スーパーマーケットに向かう。この数日を過ごすための買い置きは月曜日に済んでいたけれど、家の近くのスーパーでは売っていないものをちょこっと買い足したくて、 Waitrose に入った。前回のロックダウンの時と違って、極端に品薄なものはない。パスタも小麦粉もあった。店内も落ち着いている。でも会計を済ませて店を出た時には入店制限がかかっていて、待機の列ができていた。
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朝からやや貧血気味で、立ったり座ったりするたびにクラクラとしていたせいで、スーパーを出て歩く道すがらも、ちょっと地に足がついていない感じがした。最近はまっている『勝手にしやがれ』の歌詞「お前がフラフラ行くのが見える」を思い出す。平日の午後にしてはなぜか人が多かった。もしかしたら、ロックダウン前の最後の邂逅を楽しむ人たちだったのだろうか。屋外でなら誰とでも会うことを許されていた世界が、明日からはより絞られて、屋外でも決まったひとりにしか会えないらしい。それがどういうケースに対応するためのひとりなのか未だによくわかっていないけれど、そのルールがあることで救われる人がいるのだろう。一旦家に荷物を置きに戻ると、部屋に飾った小さなラッパスイセンと目があった。本当の春はまだ遠い。
結局いまいち貧血気味のままで移動が辛かったので、そのままUberを呼んで家庭教師をしている生徒宅に向かう。まだ16時台だからラッシュ前かと思いきや恐ろしく道路が混んでいて、運転手がややいらいらしていた。わたしに詫びながらUターンや細い裏道を駆使してくれて有り難い反面、運転中にいらいらする人を見るのはあまり心地よくないとも思った。でもその努力には感謝したいので降車時に1ポンドのチップを上乗せした。最後に交わした「Have a nice evening.」「Thanks, you, too.」というあいさつが、儀礼的なものであるのは知りながら、この期に及んで nice evening って何だろうという疑問は頭を掠める。ロックダウン下でもタクシーは人を運ぶだろうが、運転手にとって明日からはどんな日々なのだろうか。
とはいえ、電車のほうが早く着いただろうな、裏目に出たな、と思いながら、遅刻を詫びつつ今日の宿題を確認する。子供の口からも出てくる、明日からロックダウンという言葉。でも子供たちは明日からも学校に変わらず通う。政府のガイドラインだと大学はオンラインの割合を増やすことを推奨しているので、わたしは家にいる時間が増えるだろう。ロックダウンは結局何かと言えば、緊急性の低い物を取り扱う商店は閉めなければいけないわけで、そうなるとさすがに何かが恋しくなるかもしれないと思ったが、お昼ご飯を買うときにブティック街を通過したにも関わらず、何も買わなかった。ヤケ買いするほどの気力もなければ、買って気分を高揚させようと思うほどのモチベーションも特にない。強いて言えば Dyptique の前で蝋燭を買おうか悩んだが、そういえばマッチを持っていないことを思い出して、やめた。どこのブティックも、暇そうに店番をする人たちが目に入った。いつもより通りで物乞いをするホームレスも多い。キャッシュレス生活でなけなしの小銭しかなかったが、ブランケットに包まるやや若い男性の前を一度通り過ぎてから、思い直して紙コップにいくらか入れた。その道の先で別のホームレスに、わたしとまったく同じ行動を取った女性を見かけた。
あるいは飲食店が持ち帰りしかできなくなることもあって、道々のレストランでは最後の外食を楽しむ人がかなり多く見受けられ、わたしも本当はちょっとだけ、自分では作れないこってりラーメンを食べて帰りたい気持ちが芽生えたけれど、いかんせん直近に大陸側で起こったことも考慮してきのうからテロ警戒レベルが引き上げられていたので、用事を終えたらまっすぐ帰るが吉と見て、すっかり日暮れが早くなった街で、一路に家を目指した。特に何ほどのことはない、何でもない1日ではあった。それでもどこかずっとのしかかってくるものがあって、上の空とも違うけれど、半ば目の前に意識がなかったような気がする。明日からどうやって過ごそう、いや、別に自分の生活はそもそも通常営業ではなかったから何を今さら、と思いつつ、やっぱり、メンタルのケアをしていく必要は高そうだと思わずにはいられない。やっとやっと、コンサートなんかもできるようになりつつあった10月だった。そこから悪夢の Second Lockdown までの急降下はあっけなかった。前回だって、まずは2週間くらいを目処に始めたロックダウンだったし、結果3か月強続いた。少なく見積もったところで今回も同じだけの時間はかかるだろう。
たまには、たとえ不急でも、お気に入りのサンドイッチを買いに行っても良いだろうか。お店が潰れるところは見たくない。そんな文字を打つ間、わたしの耳は街角で上げられている花火の音を捉える。ハロウィンの名残か、あるいは本来だったら明日は Bon Fire Night ガイフォークス・デーだから、どさくさに紛れてふざけた市民が上げていることは想像に難くない。褒めはしないけれど、どうにか発散したい気持ちはわからないわけではない。どうか、そんなあなたも、ホームレスの人も、タクシーの運転手さんも、サンドイッチ屋さんも、図書館の司書さんも、ブティックで暇そうにしていた皆さんも、どうかどうか、みんな無事でいてほしい。
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shnovels · 5 years
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呑まれる
 ギタリストの指先は、本当に硬いんだろうか。  スタジオの鍵をまわしつづける夏紀の指が目線の先にみえかくれすると、ふとそんな話を思い出す。ペンだこが出来たことを話す友人のことも。肩の先にぶらさがったなんでもない手を目にやっても、そこに年季のようなものはうかんでこない。どうやら、私はそういうものに縁がないらしい。  夏紀の予約した三人用のスタジオは、その店の中でも一番に奥まった場所にあった。慣れた様子で鍵を受け取った夏紀のあとを、ただ私は追いかけて歩いている。カルガモの親子のような可愛げはそこにはない。ぼんやりと眺めて可愛がっていたあの子どもも、こんな風にどこか心細くて、だからこそ必死に親の跡を追いかけていたんだろうか。なんとなく気恥ずかしくて、うつむきそうになる。  それでも、しらない場所でなんでもない顔をできるほど年をとったわけじゃなかった。駅前で待ち合わせたときには開いていた口も、この狭いドアの並ぶ廊下じゃ上手く動いてくれない。聞きたいことは浮かんでくるけれど、どれも言葉にする前に喉元できえていって、この口からあらわれるのはみっともない欠伸のなり損ないだけだ。 「大丈夫?」  黙り込んだ私に夏紀が振り向くと、すでに目的地にたどり着いていた。鍵をあける前の一瞬に、心配そうな目が映る。なんでもないよ、と笑ったつもりで口角を上げた。夏紀が安心したようにドアに向き直ったのを見て、笑えてるんだとわかった。少し安心した。 ―――――― 「ギターを、教えてほしいんだけど」 「ギターを?」 「うん」  あのとき私がねだった誕生日プレゼントは、夏紀のギター教室だった。  その言葉を口にしたとき、急にまわりの席のざわめきが耳を埋めた。間違えたかな、と思う。あわてて取り繕う。 「無理にとは言わないし、お金とかも払うから」 「いや、そういうのはいいんだけど」  私の急なお願いに、夏紀は取り残されないようにとカップを掴んだ。言葉足らずだったと反省する私が続きを投げるまえに、夏紀は言葉を返してくる。前提なんだけど、と、そういう彼女に、私はついにかくべき恥をかくことになると身構えた。 「希美、ギター、持ってたっけ?」 「この前、買っちゃって」 「買っちゃって?」  夏紀の眉間の皺は深くなるばかりだった。一緒に生活していると、こんなところも似てくるのかと思う。今はここにいない友人の眉間を曖昧に思い出しながら、たりない言葉にたしあわせる言葉を選びだす。 「まあ、衝動買いみたいな感じで」 「ギターを?」 「ギターを」  私が情けなく懺悔を――もっと情けないのはこれが嘘だということなのだけれど――すると、夏紀はひとまず納得したのか、命綱のようににぎりしめていたカップから手をはなした。宙で散らばったままの手は、行き場をなくしたようにふらふらと動く。 「なんか、希美はそういうことしないと思ってたわ」 「そういうことって?」 「衝動買いみたいなこと」  夏紀はそういうと、やっと落ち着いたかのように背もたれに体を預けなおした。安心した彼女の向こう側で、私は思ってもいない友人からの評価に固まる。 「え、私ってそういう風にみえる?」 「実際そんなにしたことないでしょ」 「まあ、そうだけど」  実際、あまり経験のないものだった。アルコールのもたらした失敗を衝動買いに含めていいのかはわからないけれど、今まで自分の意図しないものが自分の手によって自分の部屋に運び込まれることは確かになかった。  そういう意味でも、私はあのギターを持て余していたのかもしれない。ふとしたことで気がついた真実に私は驚きながら、曖昧に部屋の記憶を辿っていく。社会に出てから与えられることの多くなった「堅実」という評価を今まで心の中で笑い飛ばしていたけれど、こういうところなのか。ちっとも嬉しくない根拠に驚く。  一度考え始めると、それは解け始めたクロスワードパズルのように過去の記憶とあてはまっていく。私が埋めることの出来ない十字に苦戦している間に、夏紀はとっくに問題から離れて、いつものあの優しい表情に戻っていた。 「教えるぐらいなら、全然構わないよ」  拠り所のようなその笑顔に、私は慌てて縋る。答えのない問に想いを馳せるには、この二人掛けはあまりにも狭すぎた。 「ありがと。買ったはいいけど、どう練習すればいいの���とかわからなくて」 「まあそういうもんだよねぇ」  こういうところで、ふと柔らかくなった言葉の選び方を実感するのだ。それはきっと過ぎた年月と、それだけではない何かが掛け合わさって生まれたもので。そういった取り留めのない言葉を与えられるだけで、私の思考は迷路から現実へ、過去から今へと戻ってくる。  スマートフォンを取り出して予定を確認していたらしい夏紀から、幾つかの日付を上げられる。 「その日、みぞれと優子遊びに行くらしいんだよね」 「そうなの?」 「そう、で、夜ご飯一緒にどうかって言われてるから、土曜の午後練習して、そっから夜ご飯っていうのはどう?」  日本に戻ってくるとは聞いていたけど、その予定は初耳だった。年末年始はいつもそうだということを思い出す。いつの間にか、そうやってクリスマスやバレンタインのようになんでもない行事のようになるかと思うと、ふと恐ろしくなった。 「大丈夫」 「オッケー。じゃあ決まりね」 ―――――― 「そういや、ギター何買ったの?」 「ギブソンレスポールのスペシャル」 「えっ」  いつ来るかと待ち構えていた質問に、用意した答えを返した。準備していたことがわかるぐらい滑らかに飛び出したその言葉に、なんだか一人でおかしくなってしまう。  私の答えに、夏紀は機材をいじる手を止めて固まった。ケーブルを持ったままの彼女の姿におかしくなりながら、黒いケースを剥がして夏紀の方に向けると、黄色のガワはいつものように無遠慮に光る。 「イエロー、ほらこれ」 「えっ……、いい値段したでしょ。これ。二十万超えたはず」 「もうちょっとしたかな」 「大丈夫なの?衝動買いだったんでしょう?」 「衝動買いっていうか、うん、まあそうね」  私の部屋にギターがやってきた真相を、夏紀の前ではまだ口にしていない。どうしようもなさを露呈する気になれなかったのもあるけれど、酷くギターに対して失礼なことをしている自覚を抱えたまま放り出せるほど鈍感ではいられなかったから。結局嘘をついているから、どうすることもできないのだけど。一度かばった傷跡はいつまでも痛み続ける。 「あんまこういう話するの良くないけど、結構ダメージじゃない?」 「ダメージっていうのは?」 「お財布っていうか、口座に」 「冬のボーナスが飛びました」 「あー」 「時計買い換えるつもりだったんだけど、全部パー」  茶化した用に口に出した言葉は、ひどく薄っぺらいものに見えているだろう。欲しかったブランドの腕時計のシルバーを思い出していると、夏紀にアンプのケーブルを渡された。 「じゃあ、時計分ぐらいは楽しめないとね」  そういう夏紀が浮かべる笑みは、優しさだけで構成されていて。私は思わずため息をつく。 「夏紀が友達で本当に良かったわ」 「急にどうしたの」  心から発した言葉は、予想通りおかしく笑ってもらえた。  夏紀がなれた手付きで準備をするのを眺めながら、昨日覚えたコードを復習する。自分用に書いたメモを膝に広げても、少し場所が悪い。試行錯誤する私の前に、夏紀が譜面台を置いた。 「練習してきたの?」 「ちょっとね」  まさか、昨日有給を取って家で練習したとは言えない。消化日数の不足を理由にして、一週間前にいきなり取った休暇に文句をつける人間はいなかった。よい労働環境で助かる。  観念して取り出したギターは、なんとなく誇らしげな顔をしているように見えた。届いたばかりのときのあのいやらしい――そして自信に満ちた月の色が戻ってきたような気がしたのは、金曜の午前中の太陽に照らされていたからだけではないだろう。  ただのオブジェだと思っていたとしても、それが美しい音を弾き出すのは、いくら取り繕っても喜びが溢れる。結局夜遅くまで触り続けた代償は、さっきから実は噛み殺しているあくびとなって現れている。 「どのぐらい?」 「別に全然大したことないよ。ちょっと、コード覚えたぐらいだし」  幾つか覚えたコードを指の形で抑えて見せると、夏紀は膝の上に載せたルーズリーフを覗き込んだ。適当に引っ張り出したその白は、思ったより自分の文字で埋まっていて、どこか恥ずかしくなる。ルーズリーフなんてなんで買ったのかすら思い出せないというのに、ペンを走らせだすと練習の仕方は思い出せて、懐かしいおもちゃに出会った子どものように熱心になってしまった。 「夏紀の前であんまりにも情けないとこ見せたくないしさ」  誤魔化すようにメモを裏返すと、そこには何も書かれていなかった。どこか安心して、もう一度元に戻している間に、夏紀は機材の方に向き合っている。 「そんなこと、気にしなくてよかったのに」  そういう夏紀はケーブルの調子を確認しているようで、何回か刺し直している。セットアップは終わったようで、自分のギターを抱えた。彼女の指が動くと、昨日私も覚えたコードがスタジオの中に響く。 「おおー」 「なにそれ」  その真剣な目に思わず手を叩いた私に、夏紀はどこか恥ずかしそうに笑った。 「いやぁ、様になるなぁって」 「お褒めいただき光栄でございます。私がギター弾いてるところみたことあるでしょ」 「それとは違うじゃん。好きなアーティストのドキュメンタリーとかでさ、スタジオで弾いてるのもカッコいいじゃん」 「なにそれ、ファンなの?」 「そりゃもちろん。ファン2号でございます」 「そこは1号じゃないんだ」  薄く笑う彼女の笑みは、高校生のときから変わっていない。懐かしいそれに私も笑みを合わせながら、数の理由は飲み込んだ。 「おふざけはこの辺にするよ」 「はぁい」  夏紀の言葉に、やる気のない高校生のような返事をして、二人でまた笑う。いつの間にか、緊張は指先から溶けていた。 ―――――― 「いろいろあると思うけど、やっぱ楽器はいいよ」  グラスの氷を鳴らしながらそう言う夏紀は、曖昧に閉じられかけた瞼のせいでどこか不安定に見える。高校生の頃は、そういえばこんな夜遅くまで話したりはしなかった。歳を取る前、あれほど特別なように見えた時間は、箱を開けてみればあくまであっけないことに気がつく。  私の練習として始まったはずの今日のセッションは、気がつけば夏紀の演奏会になっていた。半分ぐらいはねだり続けた私が悪い。大学生のころよりもずっと演奏も声も良くなっていた彼女の歌は心地よくて、つい夢中になってしまった。私の好きなバンドの曲をなんでもないように弾く夏紀に、一生敵わないななんて思いながら。  スタジオから追い出されるように飛びてて、逃げ込んだように入った待ち合わせの居酒屋には、まだ二人は訪れてなかった。向かい合って座って適当に注文を繰り返している間に、気がついたら夏紀の頬は少年のように紅く染まっていた。  幾ら昔に比べて周りをただ眺めているだけのことが多くなった私でも、これはただ眺めているわけにはいかなかった。取り替えようにもウィスキーのロックを頼む彼女の目は流石に騙せない。酔いが深まっていく彼女の様子にこの寒い季節に冷や汗をかきそうになっている私の様子には気づかずに、夏紀はぽつりぽつりと語りだした。 「こんなに曲がりなりにも真剣にやるなんて、思ってなかったけどさ」  そうやって浮かべる笑いには、普段の軽やかな表情には見当たらない卑屈があった。彼女には、一体どんな罪が乗っているんだろう。 「ユーフォも、卒業してしばらく吹かなかったけど。バンド始めてからたまに触ったりしてるし、レコーディングに使ったりもするし」  ギターケースを置いたそばで管楽器の話をされると、心の底を撫でられたような居心地の悪さがあった。思い出しかけた感情を見なかったふりをしてしまい込む。 「そうなんだ」  窮屈になった感情を無視して、曖昧な相槌を打つ。そんなに酔いやすくもないはずの夏紀の顔が、居酒屋の暗い照明でも赤くなっているのがわかる。ペースが明らかに早かった。そう思っても、今更アルコールを抜いたりはできない。 「まあ一、二曲だけどね」  笑いながら言うと、彼女はようやくウィスキーの氷を転がすのをやめて、口に含んだ。ほんの少しの間だけ傾けると、酔ってるな、とつぶやくのが見えた。グラスを置く動きも、どこか不安定だ。 「まあ教本一杯あるし、今いろんな動画あがってるし、趣味で始めるにはいい楽器だと思うよ、ギターは」 「確かに、動画本当にいっぱいあった」  なんとなくで開いた検索結果に、思わず面食らったのを思い出す。選択肢が多いことは幸せとは限らない、なんてありふれた言葉の意味を、似たようなサムネイルの並びを前にして思い知った気がしたことを思い出す。 「どれ見ればいいかわかんなくなるよね」 「ホントね。夏紀のオススメとかある?」 「あるよ。あとで送るわ」 「ありがと」  これは多分覚えていないだろうなぁと思いながら、苦笑は表に出さないように隠した。机の上に置いたグラスを握ったままの手で、バランスをとっているようにも見える。 「まあでも、本当にギターはいいよ」  グラグラと意識が持っていかれそうになっているのを必死で耐えている夏紀は、彼女にしてはひどく言葉の端が丸い。ここまで無防備な夏紀は珍しくて、「寝ていいよ」の言葉はもったいなくてかけられない。  姿勢を保つための気力はついに切れたようで、グラスを握った手の力が緩まると同時に、彼女の背中が個室の壁にぶつかった。背筋に力を入れることを諦めた彼女は、表情筋すら維持する力がないかのように、疲れの見える無表情で宙に目をやった。 「ごめん、酔ったっぽい」  聡い彼女がやっと認めたことに安堵しつつ、目の前に小さなコップの水を差し出す。あっという間に飲み干されたそれだけでは焼け石に水だった。この場合は酔っぱらいに水か。  くだらないことを浮かべている私を置いて、夏紀は夢の世界に今にも飛び込んでいきそうだった。寝かせておこうか。そう思った私に、夏紀はまだ心残りがあるかのように、口を開く。 「でも、本当にギターはいいよ」 「酔ってるね……」 「本当に。ギターは好きなように鳴ってくれるし、噛み付いてこないし」 「あら、好きなように鳴らないし噛み付くしで悪かったわね」  聞き慣れたその声に、夏紀の目が今日一番大きく見開かれていくのがわかった。恐る恐る横を向く彼女の動きは、スローモーション映像のようだ。  珍しい無表情の優子と、その顔と夏紀の青ざめた顔に目線を心配そうに行ったり来たりさせているみぞれは、テーブルの横に立ち並んでいた。いつからいたのだろうか、全く気が付かなかったことに申し訳なくなりながら、しかしそんなことに謝っている場合ではない。  ついさっきまで無意識の世界に誘われていたとは思えない彼女の様子にいたたまれなくなりながら、直視することも出来なくて、スマートフォンを確認する。通知が届いていたのは今から五分前で、少し奥まったこの座席をよく見つけられたなとか、返事をしてあげればよかったかなとか、どうにもならないことを思いながら、とにかく目の前の修羅場を目に入れたくなくて泳がしていると、まだ不安そうなみぞれと目が合った。 「みぞれ、久しぶりだね」  前にいる優子のただならぬ雰囲気を心配そうに眺めていたみぞれは、それでも私の声に柔らかく笑ってくれた。 「希美」  彼女の笑みは、「花が咲いたようだ」という表現がよく似合う。それも向日葵みたいな花じゃなくて、もっと小さな柔らかい花だ。現実逃避に花の色を選びながら、席を空ける準備をする。 「こっち座りなよ」  置いておいた荷物をどけて、自分の左隣を叩くと、みぞれは何事もなかったかのように夏紀を詰めさせている優子をチラリと見やってから、私の隣に腰掛けた。 「いや、別に他意があるわけじゃ、なくてですね」 「言い訳なら家で聞かせてもらうから」  眼の前でやられている不穏な会話につい苦笑いを零しながら、みぞれにメニューを渡した。髪を耳にかける素振りが、大人らしく感じられるようになったな、と思う。なんとなく悔しくて、みぞれとの距離を詰めた。彼女の肩が震えたのを見て、なんとなく優越感に浸る。 「みぞれ、何頼むの?」 「梅酒、にする」  ノンアルコールドリンクのすぐ上にあるそれを指差したのを確認する。向こう側では完全に夏紀が黙り込んでいて、勝敗が決まったようだった。同じようにドリンクのコーナーを覗いている優子に声をかける。 「優子は?どれにする?」 「そうねえ、じゃあ私も梅酒にしようかしら」 「じゃあ店員さん呼んじゃおうか」  そのまま呼び出した店員に、適当に酒とつまみと水を頼む。去っていく後ろ姿を見ながら、一人青ざめた女性が無視されている卓の様子は滑稽に見えるだろうなと思う。 「今日はどこ行ってたの」 「これ」  私の質問に荷物整理をしていた優子が見せてきたのは、美術館の特別展のパンフレ��トだった。そろそろ期間終了になるその展示は、海外の宗教画特集だったらしい。私は詳しくないから、わからないけど。 「へー」  私の曖昧な口ぶりに、みぞれが口を開く。 「凄い人だった」 「ね。待つことになるとは思わなかったわ」 「お疲れ様」  適当に一言二言交わしていると、ドリンクの追加が運ばれてくる。小さめのグラスに入った水を、さっきから目を瞑って黙っている夏紀の前に置く。 「夏紀、ほらこれ飲みなさいよ」  優子の言葉に目を開ける様子は、まさに「恐る恐る」という表現が合う。手に取ろうとしない夏紀の様子に���れを切らしそうになる優子に、夏紀が何か呟いた。居酒屋の喧騒で、聞き取れはしない。 「なによ」 「ごめん」  ひどくプライベートな場面を見せられている気がして、人様の部屋に上がり込んで同居人との言い争いを見ているような、そんな申し訳のなさが募る。というかそれそのものなんだけれど。 「ごめんって……ああ、別に怒ってないわよ」  母親みたいな声を出すんだなと思う。母親よりもう少し柔らかいかもしれないけれど。  こういう声の掛け方をする関係を私は知らなくて、それはつまり変わっていることを示していた。少しだけ、寂しくなる。 「ほんと?」 「ほんと。早く水飲んで寝てなさいよ。出るときになったら起こしてあげるから」 「うん……」  それだけ言うと、夏紀は水を飲み干して、テーブルに突っ伏した。すぐに深い呼吸音が聞こえてきて、限界だったのだろう。 「こいつ、ここ二ヶ月ぐらい会社が忙しくて、それでもバンドもやってたから睡眠時間削ってたのよ」  それはわかっていた。なんとなく気がついていたのに、見て見ぬ振りをしてしまった。浮かれきった自分の姿に後味の悪さを感じて、相槌を打つことも忘れる。 「それでやっとここ最近開放されて、休めばいいのに、今度はバンドの方力入れ始めて。アルコールで糸が切れたんでしょうね」  グラスを両手で持ちながら、呆れたように横目で黙ったままの髪を見る彼女の声は、どこかそれでも優しかった。伝わったのだろうか、みぞれも来たときの怯えは見えなかった。 「希美が止めてても無駄だったから、謝ったりする必要ないわよ」  適切に刺された釘に、言葉にしようとしていたものは消えた。代わりに曖昧な笑みになってしまう。 「そういえば、夏紀のギター聞いたのよね?」 「うん、まあね」 「上手かった?」 「素人だからよくわからないけど、うまいなと思ったよ」 「そう」  それならいいんだけど、と、明らかにそれではよくなさそうに呟いた彼女の言葉を、私はどう解釈していいのかわからなかった。曖昧に打ち切られた会話も、宙に放り投げられた彼女の目線も、私にはどうすることも出来なくて。 「そういえばみぞれは、いつまでこっちにいるの?」  考え込み始めた優子から目線をそらして、みぞれに問いかける。さっきからぼんやりと私達の会話を聞いていたみぞれは、私の視線に慌てる。ぐらついたカップを支えながら、少しは慣れればいいのに、なんて思う。 「え?」 「いつまでこっちにいるのかなって」  アルコールのせいか、少しだけ回りづらい舌をもう一度動かす。 「1月の、9日まではいる」 「結構長いね、どっかで遊び行こうよ」  何気ない私の提案に、みぞれは目を輝かせた。こういうところは、本当に変わっていない。アルコールで曖昧に溶けた脳が、そういうところを見つけて、安心しているのがわかった。卑怯だな、と思った。 ―――――― 「それじゃあ、気をつけて」  優子と、それから一応夏紀の背中に投げかけた言葉が、彼女たちに届いたのかはわからない。まさにダウナーといったような様子の夏紀はとても今を把握出来ていないし、優子はそんな夏紀の腕を引っ張るので精一杯だ。  まるで敗北したボクサーのように――いや、ボクシングなんて見ないけれど――引きずって歩く夏紀は、後ろから見ると普段の爽やかさのかけらもない。あのファンの子たちが見たら、びっくりするんだろうな。曖昧にそんなことを想いながら、駅の前でみぞれと二人、夏紀と優子の行く末を案じている。  その背中が見えなくなるのは意外と早くて、消えてしまったらもう帰るしかない。隣で心配そうに眺めていたみぞれと目があう。 「帰ろっか」 「うん」  高校時代とは違って、一人暮らしをし始めた私とみぞれは、最寄り駅が同じ路線だ。こうやって会う度に何度か一緒に同じ列車に乗るけれど、ひどく不自然な感じがする。改札を抜けた先で振り返ると、みぞれが同じように改札をくぐっているのが見えるのが、あの頃から全然想像出来なくて、馴染まない。  少しむず痒くなるような感触を抑え込んで、みぞれが横に立つのを待つ。並んで歩くふりくらいなら簡単にできるようになったのだと気付かされると、もうエスカレーターに乗せられていた。 「なんか、アルコールってもっと陽気になるもんだと思ってたよね」  寒空のホームに立つ私のつぶやきを、みぞれは赤い頬で見上げた。みぞれは人並みに飲む。人並みに酔って、人並みに赤くなる。全部が全部基準値から外れてるわけじゃない。そんなことわかっているのに、なんとなく違和感があって。熱くなった体がこちらを向いているのを感じながら、もうすぐくる列車を待つ人のように前を向き続けた。 「忘れたいこととか、全部忘れられるんだと思ってた」  口が軽くなっていることがわかる。それでも後悔できなくて、黙っている方がよいんだとわかった。塞いだ私のかわりに口を開きかけたみぞれの邪魔をするように、急行電車はホームへと滑り込む。  開いた扉からは待ち遠しかったはずの暖かい空気が、不快に顔に飛び込んできた。背負い直したギターケースに気を遣いながら、一際明るい車内に乗り込んでいく。空いてる端の座席を一つだけ見つけて、みぞれをとりあえず座らせた。開いた目線の高さに何故か安心している間に、電車はホームを離れていた。  肩に背負ったギターを下ろして、座席横に立て掛けた。毎朝職場へと私を運ぶこの列車は、ラッシュとは違って人で埋め尽くされてはいない。だから、みぞれの後ろ姿が映る窓には当然私も入り込んでいて、いつもは見えない自分の姿に妙な気分になる。酔いはまだ抜けていないようだ。 「みぞれはさぁ」  口を開くと言葉が勝手に飛び出していた。降り掛かった言葉にみぞれが顔を上げる。 「オーボエ以外の楽器、やったことある?」  私の問いかけに、彼女は首を振った。 「そうだよね」  それはそうだ。プロの奏者が他の楽器に手を出してる暇なんてないんだろう。いろんな楽器を扱える人もいるわけだけど。その辺の話がどうなっているのかは、私にはわからない。プロではないし。  どうやっても違う世界の人と話すのは、取材をしているような感触が抜けきらない。私達の他の共通点ってなんだろう。毎度手探りになって、別れたあとに思い出す。 「ギター、楽しい?」  何故か話題を探そうとしている私を、引き戻すのはいつも彼女の問いかけだ。  どう答えるべきか、わからなかった。何を選ぶのが一番正しいのか、見つけるのにはそれなりに慣れているはずなのに、そういう思考回路は全く動かなくて、だからありのままの言葉が飛び出す。 「楽しい、よ」  それは本心からの言葉だった。本当に楽しかった。それを認めてしまうということが、何故か恥ずかしくなるほど。  つまりこのまま何事もなく過ぎていくはずの人生に現れたギターに、ひどく魅了されてしまったということだ。認めたくなかった退屈な自分をさらけ出しているようで。年齢のせいか生活のせいか、頭にふと過る自問自答が、ギターの前ではすっかり消え失せていることに気が付かないわけにはいかなかった。 (まあでも、このまま死ぬまでこのままなのかなとか、みぞれは考えなさそうだな)  そう思うと、ずるいなと思った。 「楽しかった。新鮮だし」  私の答えに、みぞれは言葉を口に出さなかった。ただ笑顔ではない表情で、私のことを見つめている。どこか裏切られたかのように見えた。どこか寂しそうにも見えた。見ないふりをして、酔ったフリをして、言葉を続ける。 「ギターって奥深いね」  そんな大学生みたいな感想を並べて、目の前のみぞれから目を外す。どんな表情になっているのかは想像がついた。 「面白い音なるしさぁ」  確かめたくなくて言葉を繋げる。この悪癖がいつまでも治らない自分に辟易しながら、結局逃げるために言葉を選び続けている。そうやって中途半端に取り出した言葉たちの中に、本当に言いたいことは見えなくなってしまうって、わかっているはずなのに。 「夏紀の演奏が本当に上手くてさぁ」 「フルートは」 「っ」  遮られた言葉に思わず黙ってしまったのは、それが痛い言葉だったからなのか、言葉の切実さを感じ取ったからなのか。目を合わせてしまう。耳を塞ぎたくても、無気力につり革にぶら下がった手は離す事ができない。 「フルートは、続けてるの?」  みぞれの声は、どこか張り詰めていて、ざわついた電車内でも通った。隣の座席の男性が、こちらを盗み見ているのがわかる。ひどく晒し者にされているような、そんな気分になった。  やめるわけないよ、まあそれなりにね、みぞれには関係ないでしょ。なんて言ってやろうか。 「やめたって言ったら、どうする?」  選んだ言葉に、すぐに後悔した。  なぜ人のことなのに、そこまで泣きそうな目ができるんだろうか。子供がお気に入りのぬいぐるみを取られたみたいな、そういう純粋さと、どこかに混じった大人みたいな諦めの色が混じり合って心に刺さる。 「冗談だよ」  言い繕っても、彼女から衝撃の色は消えない。そんなにショックだったのだろうか。私に裏切られたことなんて、いくらでもあるだろうに。 「前からやってたサークルがさ、解散になっちゃって」 「解散」 「そう。だから、ちょっと吹く機会がなくなってるだけ」  それだけ。それだけだった。だからみぞれが悲しむことはないし、気に病んだり必要もないんだよ。そう言おうとした。言えるわけがないと気がついたのは、みぞれの表情に張り付いた悲しみが、そんな簡単な言葉で取れるわけじゃないとわかったからだ。 「大丈夫だから」  結局言葉にできたのは、そんな頼りない、どこをf向いてるのかすらわからないような言葉だった。みぞれは私の言葉にゆっくりと頷いて、それだけだった。  逃げ出したくなる私をおいて、電車は駅へと滑り込む。みぞれが降りる駅だ。 「みぞれ、駅だよ」 「うん」  目を逸らすように声を上げると、みぞれは小さく頷いた。何を話せばいいのかわからないような、その目は私を傷つけていった。降りていく後ろ姿に声を掛ける事もできずに、私はただ彼女を見送った。  そういえば結局遊ぶ約束をし忘れたな。動き出した電車の中で、空席に座る気にもならないまま思い出す。ギターは何も知らないような顔で、座席の横で横たわってる。さっきまであったことなんて何も知りませんよって、言ってるみたいだった。  このまま置いていってやろうか。そう思った。
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#044 ボーイ
 日本国千葉県市川市塩浜二丁目にある市川塩浜というなにもかもが中途半端な駅の安っぽいベンチに、その男の子は座っていた。毎日いた。毎晩いた。日がな一日そこにいた。あるときは、菓子パンを頬張っていた。あるときは、ペットボトルを握っていた。あるときは、電車のドアが閉まるタイミングに合わせてフエラムネを鳴らしていた。あるときは、ぶんぶんゴマを回転させていた。どこで湯を調達したのか、カップヌードルに蓋をして、三分、じっと待っていることもあった。だいたいは小ぶりのリュックサックを背負っていたが、コンビニのビニール袋だけを持っているときもあった。紙袋を横に置いているときもあった。いつも、何も持っ���いないような顔をして、そこにいた。  市川塩浜駅の利用客は、周辺の工場や倉庫に努めている会社員や契約社員やアルバイトがほとんどだった。あとは、周辺の工場や倉庫に視察にきた本社の人間。男の子はそのことを知らない。なんだかみんな、一様に、具合の悪そうな顔で電車から出てくるな。男の子はそう思っていた。  ごくまれに、駅のホームで電車を待っている人が、男の子に話しかけてきた。ぼく、どうしたの? 学校は? お母さんは? 話しかけてくる人は、なぜかほとんどが女性だった。小さなツヤツヤしたバックを肩から下げ、パンプスかヒールを履いているような。視察の人間。男の子はそのたび、相手をじっと見つめ、意味ありげなジェスチャーと、意味ありげな口パクをした。自分の耳の辺りを指したり、言葉にならないうめきのような声をかすかに出した。そうすると、だいたいの人は黙り込んだ。困った顔もした。そしてそのあと、大抵の人が慌てた様子でカバンから紙とペンを、あるいはスマホを取り出した。男の子はそれを受け取り、毎回、こう書いた。 「ひとを まっています だいじょうぶです ありがとう さよなら」  相手は安心と困惑とバツの悪さが入り混じった顔をして、手を降って男の子から離れる。だいたいそんな感じだった。  男の子は考える。どうして話しかけてくるとき、最初にぼくが付くんだろう。なんだか、名前みたいだ。マイネームイズボク。男の子は不思議だった。僕はただここにいるだけなのに、話しかけてくる人は、どうしてみんな学校のことや親のこと(それも、なぜか必ず、お父さんじゃなくて、お母さんのこと)を聞いてくるんだろう。どうしたの? と言われても、答えようがなかった。そっちこそ、どうしたの? と、逆に聞いてみたかった。みんな、どういう答えを求めているのだろう。  男の子はその日、小さな巾着袋を持っていた。中にはパインアメが袋いっぱいに詰まっていた。男の子はパインアメを舐める。眼からじわじわと湧き出る涙で、男の子はこの駅にも春がやってきたことを知った。男の子は、花粉症だった。 「最近悪夢ばっか」  男の子のとなりに男が座っていた。男の子は男がしゃべりだすまで、男が近づいてきたことにも、となりに座ったことにも気がつかなかった。男の子は横目で電車の発着を告げる電光掲示板を見て、自分がほんの少しの間、眠っていたことを知った。 「この前見たのは、嵐の二宮とピアノコンサートをする夢。ステージ上にヤマハのグランドピアノ���二台置いてあって、客席から見て俺は右、ニノは左のピアノの前に座って、演奏したんだ。俺はその楽譜を、そのとき初めて見た。知らない曲だった。当然、弾けない。それでも俺は頑張った。でもダメだった。コンサートは大失敗だった。俺は曲の途中でステージ上から逃げ出して、ペットショップで犬用のトイレを買った。それからあとは、覚えていない」  男は、男の子の方を見ながら、オーバーな表情と身振りで話し続けた。 「そのさらに前は、映画を撮る夢を見た。俺は寂れた小学校みたいなところで寝泊まりしていて、隣の部屋で寝泊まりしていたカメラマンみたいな奴にカメラを渡されるんだ。で、こう言われる。『俺の代わりに映画を撮ってくれないか』俺はカメラを渡される。録画機能のない、古いタイプのデジタル一眼レフカメラだった。俺は写真を撮りまくった。写真を撮��っていう行為が、つまりは映画を撮るってことだった。それから色々あって、俺は幼なじみと二人で、サバンナみたいな場所を、大量のチューバを担いで、幼なじみは引きずって、歩いていた。それからあとは、やっぱり覚えていない」  男は缶コーヒーを持っていた。プルトップは開いていない。熱くてまだ飲めないのだ。男は、猫舌だった。 「昨日は、ヤクザになった友達から逃げ続ける夢を見た」  男は、あらかじめ決められていたかのように背中を曲げて、男の子の顔をのぞきこんだ 「なあどう思う?」  男の子は男の方を向き、あらかじめ決められているジェスチャーと口パクをした。耳の辺りを人差し指でトントンと叩き、うめき声をあげた。男は眼を少しだけ見開いて、笑いを堪えるように口を尖らせた。それから、缶コーヒーのプルトップを開けて恐る恐るコーヒーを口に入れた。 「ふうん」  缶コーヒーの中身は男の舌でも味がわかるくらいぬるくなっていた。男は缶コーヒーを、今度はさっきより勢いをつけて飲み、男の子の耳元に顔を寄せた。 「つくば山に、喰いつくばあさん」  男はささやいてから、吹き出すのをこらえるような顔をして、缶コーヒーに口をつけた。男の子はそれが、駄洒落だということに遅れて気づく。男の子の脳裏に、つくば山を食い荒らす巨大な婆さんの画が浮かんだ。男の子は、自分の顔が歪むのをなんとか堪えた。 「あの、人を、待ってるから」  男の子は、口を開いた。なんだかもう、嘘をついてもどうしようもないような気がした。 「係長がさあ」男は男の子の言葉を無視して言った。 「係長が、俺に言うんだよ。『社員にならないか』って。冗談じゃねえって話だよな。部長だか支店長だか知らないけど、とにかく係長より偉いおっちゃんもそれに賛成しているふうでさ。たまったもんじゃないよな」  男は缶コーヒーを飲み干した。 「どうしたもんかしらね。やんなっちゃう」  男は立ち上がり、缶コーヒーをホームの白線の上に置いて、助走をつけて思い切り蹴飛ばした。缶コーヒーは向かいのホームの壁に当たり、地面に落ちてころころと転がった。向かいのホームにも、男の子と男がいるホームにも、男の子と男以外に人はいなかった。向かいのホームの電光掲示板とスピーカーが、電車がまもなく到着することを簡潔に伝えていた。 「みんなさ、忘れてるんだよ。俺、ちゃんと言ったんだよ。面接のときに『半年で辞めます』って、ちゃんと。忘れてるんだよな。半年。頑張ってると思うわ」  男はジーパンの尻ポケットからぱんぱんに膨らんだ長財布を取り出した。 「なんか飲む?」 「いらない」 「あ、そう」男は立ち上がり、自販機に向かった。「てか耳、聴こえてんじゃん」  男はさっきと同じ銘柄の缶コーヒーを買って、男の子のとなりに戻ってきた。男は男の子に爽健美茶のペットボトルを渡した。男の子は、それを左手で受け取った。  向かいのホームに電車が止まり、しばらくして、また動き出した。電車に乗る人も、降りる人もいなかった。男は缶コーヒーを右手から左手に、左手から右手に、何度も持ち替えながら、缶コーヒーが冷めるのを待っていた。最初からつめた〜いの方を押せばいいのに、男はそうしなかった。男は、ぬるい缶コーヒーが好きだった。 「どうしたもんかしらね……。やんなっちゃう」  男の子は、それが男の口癖なのだと知った。 「だから、なーんか今日、起きたときから行く気、しなくって。こんなところにいるわ」  男はジーパンのポケットからiPhoneを取り出し、男の子に見せた。 「ほらこれ、係長、しつこいんだから」  男はiPhoneを男の子のほうに向けながら、指で画面を下にスライドさせた。 「こんなに。連絡しない俺も俺だけど。どんな病気がいいかなあ。風邪って言えばじゅうぶんかな? どういう咳ならそれっぽいかな?」 「なんの仕事」 「いつの時代も、流行り病は仮病だよ。係長、困っちゃってんだよ。俺がいないと仕事、回んないから。大幅にペースダウンよ。結局、ペースダウンするだけよ。代わりなんていくらでもいるって。やんなっちゃう。いいんだけど」男は言った。「仕事? 倉庫だよ倉庫」 「どこの倉庫」男の子は言った。 「どこだっていいよ」男は言った。「あっちのほう。海の近く」 「海沿いなのに潮の匂いがしないって、やんなっちゃうよな。この駅もそうだよ。もっと漂ってきてもいいだろって。いいけどさ。山派だし」 「耳が悪いのは、ほんとだよ」男の子は言った。 「仮病?」男は缶コーヒーを振った。缶コーヒーは、着々と温度が下がってきていた。 「ちがう」 「いやでも、あの演技はなかなか。将来有望なんじゃないの」 「ちがう」男の子は言った。「きいて」 「やなこった」男は缶コーヒーのプルトップを開けた。「さっきの駄洒落、最高じゃない?」 「もっといいの、知ってる」 「ほーん」男は恐る恐るコーヒーを口に入れた。「言ってみ」 「ブラジル人のミラクルビラ配り」 「それは早口言葉だ」男は言った。「ブラジル人のミラクルビラ配り! しかも、あんまり難しく、ない!」 「おやすみなさいを言いに行くと、ママ、いつも戦争してる」  男の子と男がいるホームの電光掲示板とスピーカーが、電車がまもなく到着することを簡潔に伝えていた。その電車は、東京まで行くらしかった。男の子は、眼をこすった。主に眼にくるタイプの花粉症だった。 「去年の大晦日はひどかったな。普段は五、六個の駅も二〇とか三〇だし、舞浜なんてただでさえいつも出荷数が断トツで多いのに、一五八だぜ。一五八。やんなっちゃったよ。ほんと。シールの束がこんな量、あんの。あれは戦争だった」男は缶コーヒーをぐびぐび飲んだ。 「それで、だんだん、耳がおかしくなった」男の子は言った。「戦争って、うるさいから」 「俺も俺の周りのバイトもひーこら言いながらカゴにひたすらダンボール積んだよ。いや、言ってないけど。実際は黙々としてたよ。静かなもんだったよ。うるさいのは係長とそのとりまきの契約社員どもだけ」  男の子と男がいるホームに電車が止まり、しばらくして、また動き出した。電車に乗る人も、降りる人もいなかった。電車は二〇分ほどで東京に着く。東京駅には、電車に乗る人も、降りる人も、たくさんいた。 「今思えばあれはバケツリレーみたいだった。あんまり数が多いもんだから、みんなカゴ持っておんなじ場所に集まっちゃうんだよ。とてつもない流れ作業で、なんとか普段通りの時間に帰ることができたけど。でももう、無理だね」男はタバコが吸いたかった。「無理だね、もう」  男の子は、巾着袋からパインアメを取り出し、口に入れた。 「あ、ずる」男は言った。「ちょうだい」  男の子は、男にパインアメを一つあげた。  男は、それを口に入れた。  パインアメが溶けてなくなるまで、男の子と男はほとんど口を開かなかった。男の子と男は、それぞれ違うものを見つめていた。男の子は向かいのホームに転がっている缶コーヒーを、男は男の子のうなじを見つめていた。男の子の髪は陽を浴びて、輪っか状に光っていた。天使の輪っか、と男は思い、そんなことを考えてしまう自分が気持ち悪いとも思った。駅のホームには男の子と男以外誰もいなかった。男の子と男以外、みんなみんな、工場で、倉庫で、コンビニで、それぞれの場所で働いていた。係長はいつものように奇声を発しながら嬉しそうにフォークリフトでパレットを移動させている。バイトや契約社員はカゴ台車で、あるいはローリフトにパレットを挿して、駅構内の売店へ出荷するための飲料水が詰まったダンボールを駅別の仕分けシールを見ながらどんどん積み上げている。シールの束を口に加えて全速力で倉庫の中を端から端まで走り抜けている。そのことを男は知っていた。男の子は知らない。  男の子と男がいるホームを快速列車が通過したとき、男の子と男の口からパインアメはなくなっていた。男は空になった缶コーヒーを両手でもてあそんでいた。男の子は右手で両眼の涙を拭った。男は、花粉症ではなかった。 「将来の夢は?」男は言った。缶コーヒーをマイクに見立て、男の子の前に差し出す。 「ふつう」 「ふつう、て」男は缶コーヒーを下げた。「どうしたもんかしらね」 「たのしいよ」 「うそつけ。ママの戦争でも終わらせてから言いな」  男は立ち上がり、伸びをした。 「んーあ」 「ママ、神様が死んじゃったことに気づいちゃった」 「へえーえ」あくび混じりの声で男は言った。「そいつはすげー。もはやママが神様なんじゃないの」 「ある意味、そう」男の子はパインアメを舐め始めた。「ママ、なんでもできるよ」 「ある意味?」男はまたベンチに座った。 「うん。……うん」  男の子は、神様が死んだときのことを思い出していた。つい最近のことだ。男の子が家に帰ると、神様はリビングのホットカーペットの上で、あお向けの状態で小刻みに震えていた。男の子は震える神様を両手でうやうやしくすくいとり、テーブルの上にティッシュを二枚重ねて、その上に神様をそっと寝かせた。朱色だった身体は見る間に灰色に変わっていき、柔らかな尾ひれは押し花のようにしわしわに乾燥していった。男の子は神様の前で手を合わせ、しばらく眼を閉じてから、ティッシュで神様をくるんで持ち上げ、近所の公園の隅に小さな穴を掘って埋葬した。線香が無かったので、台所の引き出しから煙草を一本抜き出し、それに火をつけて、埋めたばかりでまだ柔らかい土にそっと差し込んだ。男の子は、もう一度神様に手を合わせた。 「僕が勝手に埋葬したから、怒ってるんだと思う」  向かいのホームに箒とちりとりを持った駅員がやってきて、掃除を始めた。男と男の子は、それを黙って見つめていた。ここからでは何かが落ちているようにも、汚れがあるようにも見えないけれど、きっといろんなものが落ちているのだろう。男は思った。駅員はこっちのホームにも来るのだ��うか。何かが落ちているようには見えないけれど、きっとやって来るのだろう。駅員は階段のそばの点字ブロック付近を執拗に箒でなぞるように掃いていた。  男は、自分がまだ男の子だったころのことを思い出していた。朝が苦手で、ドッチボールと給食の牛乳が好きで、放課後はランドセルを武器にして誰かとしょっちゅう戦っていた。まあだいたい、今とさして変わんないな。男は兄のことを思い出した。 「兄妹は?」男はもう一度缶コーヒーを男の子の前に差し出した。 「いない」男の子は言った。 「一人っ子ぉ〜」男は言った。「ま、俺もそんな感じだけど」  男がまだランドセルで戦っていたころ、男の兄は家からいなくなった。車の免許を取ったあと、親の財布から抜き出したお金を使って北海道まで飛び、ネットで知り合った人の家や車を転々としながら徐々に南下し、今は沖縄本島の小さな民宿で、観光客に広東語やフランス語を教えてもらったりしながら住み込みで働いている。お金が無くなったら自殺するつもりで家を出たんだ。一年ほど前、カメラ通話で外国人みたいな肌の色をした兄が笑ってそう言うのを、男は白けた気分で聞いていた。 「行かなくていいの」男の子はパインアメを舌で転がしながら言った。 「ん? 何?」缶コーヒーが男の子の前に差し出された。「仕事?」 「そう」 「何をいまさら」男はふふんと笑う。「そのセリフ、そっくりそのままお前にお返しするわ」 「僕は人を待っているから」 「いつまで?」 「いつまでも」 「そうですか」男は缶コーヒーをベンチの下に置いた。「やんなっちゃう」 「帰らないの」 「帰ってもいいよ。でも」男はベンチの上であぐらをかいた。「でもお前が待ってた人って、実は俺のことなんじゃないの」 「……」 「あ、それ、わかるよ。絶句、ってやつだ」男は男の子を指さして笑った。 「人を待っているから」男の子は繰り返した。溶けて薄くなったパインアメを歯でガリガリと砕く音が、男の子の耳にだけ響いた。 「ああ、ほらこれ、係長からラブコール」男は震え続けているiPhoneを取り出し、男の子に見せた。「係長も、どうやら人を待ってるらしい」  やがてiPhoneの震えは止まり、男はiPhoneをジーパンの尻ポケットに押しこむようにしまった。  男と男の子は、喋りながらまったく別々のことを考え続けていた。男は兄と、兄がいたころの自分を。男の子は、神様について。思い出し、考えていた。ほんとうはどうするべきだったのか。何か間違ったことをしたのだろうか。何か決定的な間違いをおかしてしまったのだろうか。男と男の子は、それぞれが何を思って、考えているのかを知らない。ふたりは知らない。  ふたりのホームに鳩がやってきて、数歩ごとにアスファルトをついばみながらベンチの前を横切った。鳩の片足には短いビニール紐のようなものが絡まっていて、鳩が歩くたびにカサカサと微かに音が鳴った。 「帰ろうかなあ」男は男の子の左手にある未開封の爽健美茶のペットボトルを見た。「次の電車で帰るわ」 「これ」男の子は爽健美茶を男の鼻先に掲げた。「いらない」 「パパにでもあげな」男は言った。「最後の質問。お名前は?」 「ボク」 「は」気だるそうに立ち上がりながら男は短く笑った。「ママの戦争が終わるといいね」 「待ってる人が来れば、終わるよ」 「うそ。お前次第だろ」男は腰に手を当てて線路を見た。腰の形に沿ってシワができたTシャツを見て、この人ちゃんと食べているんだろうか、と男の子は思った。 「あーあ、俺も行きてえ〜、南の島」  男はあくびを噛み殺しながら、線路を見つめ続けていた。
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 男の子は、日が暮れて夜になっても、市川塩浜駅のホームのベンチにずっと座っていた。帰宅ラッシュでホームが人で溢れ、ベンチがすべて埋まっても、男の子は座ったままだった。ラッシュも終わり、駅のホームがふたたび廃墟のような寂れた静けさを取り戻したころ、男の子は立ち上がった。巾着袋をベンチに置き、ベンチの下にある缶コーヒーを拾ってゴミ箱へ捨てた。左手に爽健美茶のペットボトルを、右手に巾着袋を持って、男の子は二三時五六分発の東所沢行きに乗った。  人の少ない電車の中で、男の子は少しだけ眠り、少しだけ夢を見た。夢の中で、男の子は大学生だった。数人の友人と数人の先輩に囲まれて、お酒を飲んだり煙草を吸ったり、笑ったり泣いたり、怒ったり喜んだり、走ったりうずくまったりしていた。それは夢にしてはあまりにもありふれた、だけどどこか切実な、現実の延長線上にあるような夢だった。  目が覚めた男の子は、停車駅の看板を見てまだ電車が二駅分しか移動していないことを知る。男の子は夢を見たことすら覚えていなかった。男の子は発車ベルを聞きながら、眠っている間に床に落ちてしまった爽健美茶を拾った。  男の子は想像する。駅のホームを行き来する電車のこと、その電車に乗る人のこと、駅員のこと、そして今この電車に乗っている人のこと。みんなの家のことを。その神様のことを。そして自分の家を思う。新しい神様を見つけないといけないのかもしれない。母親を戦場から引っ張り出すには、それしかない気がした。男の子は頭を窓にくっつけて、眼を閉じた。今度は、夢を見なかった。
 ○
 男の兄は、何かと繊細なやつだった。人混みや集団行動が苦手で、電車に乗ったり、ひどい時は家から外に出ただけで歩き出せなくなるほどだった。ネット上には大勢の友人がいた。変なところが凝り性で、パソコンのマインスイーパーやタイピングゲーム、パズルゲームをひたすらやりこんでいた。肉が駄目で、馬のように草ばかり食べていた。首筋と腕の関節部分にアトピーのような肌荒れがあり、四六時中かきむしってフケのような皮膚のかけらをあたりにばらまいていた。男が兄について知っていることは、それくらいだった。  男はアパートに帰ってから、敷きっぱなしの布団の上でしばらくボーッとしていた。係長はもう、男に電話をかけてこなかった。誰も男に電話をかけてこなかった。それでいいと男は思った。 「ブラジル人のミラクルビラ配り」  男はあお向けに寝転び、眼を閉じて呪文のように何度もつぶやいた。簡単すぎるな、そう思った。つぶやき続けているうちに男の口はしだいに動かなくなり、静かに息を吐いて、眠りはじめた。  日付が変わる少し前、男は起き上がった。頭をかきながらしばらく時計と窓を交互に見つめ、水を飲み、トイレに行ったあと、兄に電話をかけた。自分から兄に電話をかけるのは初めてだな、と男は電話のコール音が鳴ってから気づいた。 「おお」 「よお」 「もしもし?」 「うん。もしもし」 「急にどうしたの。めずらしい」兄の声は穏やかだった。 「沖縄は今、何℃だ」 「えっと……えーっとね」兄の声がくぐもって聞こえる。iPhoneを顔から離して、天気情報を見ているのだろう。「22℃っす〜」 「元気か」 「まあ元気」 「焼けてんのか」 「そりゃもう。こんがり」 「野菜ちゃんと食ってんのか」 「それ俺に言う?」 「もう死なんのか」 「そうだね」兄は間髪入れずにそう言った。「まあなんとか、生きてみようと思ってるよ。今んとこ」 「つまんね」 「なんだそれ」兄は笑った。「そっちはどう?」 「何が」 「元気か」今度は兄がインタビュアーだ。 「ノーコメント」 「家賃とかちゃんと払ってんのか」 「ノーコメント」 「野菜ちゃんと食ってんのか」 「ノーコメント」 「話にならねー」兄はまた笑った。「両親は元気か」 「しらん」男は間髪入れずにそう言った。「知ってたとしても、お前には教えないね」 「そりゃそうか。ま、いいや。とりあえず生きてるでしょ、たぶん」  男と兄はしばらく黙った。通話口からは、よくわからない言葉で笑い合う人の声が聞こえた。沖縄語も外国語も、同じようなもんだな。そして兄の言葉も。男の部屋は、静かだった。隣の部屋の生活音も聞こえない。 「電話出て大丈夫だったのか」 「いまさら。大丈夫。宿泊客と酒盛りしてただけだから」 「タノシソウデナニヨリデスネ」 「なんだよ。もしかして酔ってる?」 「ノーコメント」 「めんどくさいなー」笑いながら兄は言った。 「来週の日曜日、ヒマか」 「ヒマかどうかはわかんないけど、まあ、この島にはいるよ」 「そうか」 「何?」 「俺、お前んとこ、行くよ」 「あ、ほんとに?」 「お前をぶっ殺しに行くわ」 「わ、殺害予告」 「通報でもなんでもすりゃいいよ」 「しないよ。ワターシノアイスルブラーザーデスカラ」 「つくづくお前はつまんねえ」 「知ってるよ、そんなこと」 「逃げるなよ」 「逃げないよ」兄の声は優しかった。兄が家にいたとき、こんな声で話したことがあっただろうか。男は思い出せなかった。「まあ、おいでよ。待ってるよ」 「ファック」  男は電話を切り、電源も切ってからiPhoneを放り投げた。男は本気だった。部屋を出て、コンビニへ行き、ATMで残高を確認した男は、これから自分がやるべきことを考えながら、昼間と同じ缶コーヒーを買った。まずは、包丁。
 ○
 男の子がグランハイツ東所沢の四〇五号室の玄関扉を開けたのは、日付が変わってからおよそ一時間半後のことだった。男の子はリビングのテーブルの前に爽健美茶のペットボトルを置いた。床に散らばっていた不動産のチラシを一枚手に取り、テーブルの上に無造作に転がっていた赤ボールペンでチラシの裏に大きく「パパへ」と書いて、爽健美茶のペットボトルの下に挟んだ。  男の子はキッチンでお茶碗に炊きたてのご飯をよそい、フライパンの中からサンマの照り焼きを小皿によそい、リビングのテーブルの上にそれらを置いて、立ったまま食べた。男の子は、少食だった。それから男の子はお茶碗と小皿を簡単に洗い、自分の部屋から着替えを取って風呂に入った。男の子は、風呂が嫌いだった。浴槽に浸からずシャワーだけ浴び、男の子は風呂を出た。それから洗面台の前で入念に歯を磨き、綿棒二本と竹の耳かきで両耳を入念に掃除した。男の子は、きれい好きだった。それから男の子は、風呂場と洗面台と、リビングとキッチンの電気を消し、玄関へと続く狭い廊下の途中にある白い扉の前に立った。部屋の中からは、銃撃、爆撃、悲鳴、ファンファーレなどの音が絶えずとてつもない大きさで聴こえて���た。男の子は、扉をノックした。それから、返事を待たずに扉を開けた。男の子は部屋の中に入る。 「おやすみなさい」  男の子は、この言葉が好きだ。
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ichinichi-okure · 4 years
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2020.10.12Mon_tokyo
7:00 起床 毎日投稿中のInstagram更新、二度寝失敗。
歯を磨いて、りんごジュース飲んで、 お湯を飲みながら、個展のDM書き。 あと120通ぐらい。もう半分以上は書き終えている。残りは東京都と神奈川県宛のみだ。 ひとりひとりの住所と名前を書いて一言メッセージを添えていると、その人の顔や会った時のことを思い出して、じわ〜ってなる。 あゝ生きててよかったなー。 YouTubeをラジオ代わりにひたすら手書き。 神奈川県分が書き終えたので休憩。
郵便局へ行く途中、近所のカレー屋のインド人店主とばったり立ち話。 インド人「弟たちに仕事ない?コロナなのに元気だねー」って言うので、 オレ「コロナ無いんじゃない?」って言うと、 インド人「オレもそう思う!」ってさ。 オレたちはノーマスク。(今日はお互いマスクは胸ポケットに入っている)。
ポストに首都圏以外の住所の人たち宛の書き終わったフライヤーを投函! 郵便局ではスペインのバスク地方(ビルバオ)にEMS、送料2,200円。 昨年、鳥取県の大山で乞食ガールズ撮影旅行中、同時期に滞在していたマリアってバスク人が乞食ガールズのZINEを買ってくれたのだ。 送料の方が高い! ついでに追加で63円切手を10枚購入。
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写真の木製パネル加工するためにデータ入稿してたやつの返信きてた、FLAT LABO。
「注文内容を確定」ボタンを押してクレジットカード決済して、入稿やりとり終了。 めっちゃ便利になってる。 わざわざ銀行に振込行かなくてよくなった!
11時半ぐらい さてランチタイム。 春に秋田の友人が送ってくれた乾麺。 「タラーメン」 今日は鱈しょっつる醤油味を。 予想を遥かに超えてくる美味さ! ちょっとびっくり! 麺も存在感あるし、スープなんてあっさりしてるのにパンチ力があって極上の美味しさ!
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食休みがてら横になり、 バスクのマリアに発送完了メールと EMSの伝票とレシートの写真を送信。
さて、フライヤー書きの続き。 個展の準備って、地味、地道。 乞食ガールズの場合は写真がメインだから入稿モノ終わったら、やることがあまりない。 かと言って本番直前に忙しくなるのは 小心者のオレにとってはよくない。 こんな時代わざわざDM手書きって非効率なのはわかっているけど、オレが表現したいのはこういうことだから。オレとあなたと。ひとりとひとり。 No more New normal . Back to Life .
15時過ぎ 外が晴れだした。 コインランドリーに行く。久しぶりに青い空を見たな。天気がいいってだけで幸せだ。 外干しする しあわせ。
17時 DM書きを終えて、残り東京宛60枚ぐらい。 投函は明日の昼だな(時間差をなんとなく調整)。 今夜は入間市で夜勤(内装業)だから 歯磨いて着替えて出発。
電車に乗る時はイヤホンでApple Music。 スマホはフルで触ってる。 こうして今はこの日記を書いている。
電車と路線バスを乗り継ぎ 約2時間かかってやっと現場に着く。 もちろんちょうどよい時間のバスがあるかわからないし帰宅ラッシュを避けるべく早めに着いたので、仕事が始まるまで1時間半ほど待つ。
仕事が始まったら0時は過ぎるだろう だから日記はここまで。 バイバイ、 おやすみなさい。
と、思いきや21時半に終了! 普通に帰れる! やったー! 仕事仲間の車で家の近くまで送ってもらって コンビニ寄って23時過ぎに帰宅。
本搾り(ぶどう)とつまみと お気に入りのYouTubeで 今日という日が終わる。
今夜は暖かくってうれしいな 2020.10.12.Mon
-プロフィール- つかぴ (乞食ガールズ) 38才 東京都 @tsukapi_kojikigirls https://note.com/kojikigirls_tkp
乞食ガールズ 個展2020 「終息」 2020年 11月9日(月) - 15日(日) Gallery Conceal Shibuya スペース B https://note.com/kojikigirls_tkp/n/n64df098db59c
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alpaca1 · 4 years
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ヤマダ電機の新宿参戦の象徴「LABI新宿東口館」が閉店、大塚家具との「カニバリ」解消
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10月4日に閉店するLABI新宿東口館(写真はオープン当時)
 LABI新宿東口館は、10年4月にオープンした。売場面積は約7900平方メートルで、LABIの中で中堅規模の店舗だった。当時は、11年7月のアナログ放送停波に向けてテレビの買い替え需要が膨らんだ「地デジバブル」の最中。テレビの品ぞろえは、最大規模の「LABI日本総本店 池袋」と同程度にしていた。
 新宿といえばヨドバシカメラの本拠地だが、00年にビックカメラが新宿東口店を出店して進出した後、12年に小田急ハルクに新宿西口店とビックロ ビックカメラ新宿東口店などの出店ラッシュで攻勢を強める一方、10年2月にさくらやが閉店するなど、カメラ系家電量販店の栄枯盛衰もあった。
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2012年にオープンしたビックロ ビックカメラ新宿東口店(写真は2016年3月)
 LABI新宿東口館は、そうした中でヤマダ電機の新宿参戦を象徴する店…
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ワイシャツをシワシワにする妻 ワイシャツ命 2009年5月20日 11:48
20代後半男です。
営業職ではありませんが、人前に出ることが多い仕事のため、平素より身だしなみには気を遣っております。
独身時代より、ワイシャツはクリーニングに出しておりました。結婚当初もずっとクリーニングだったのですが、4月に「ワイシャツは家で洗濯する」と妻が言い出しました。
しかし、驚いたことに、妻はワイシャツを洗濯ばさみで干していました。洗濯ばさみの痕がつくし、ワイシャツの形も整わないので、ハンガーで干すよう再三頼み、ようやくハンガーで干してくれるようになりました。が、干す前にパンパンとシワを伸ばさないし、ハンガーにだらしなくかけるため、乾いた後も形がイマイチです。
ワイシャツは自分で洗うと言っても「水道と電気代がもったいない」からダメ、形状記憶シャツを買い足すのも「お金がない」からダメ。 ならばと帰宅後、慣れない手つきでアイロンがけしていると、「イヤミ?」「部屋が暑くなるからやめて」
確かに不景気で4月の昇給はありませんでしたが、パリっとしたワイシャツが着れぬほどの安月給ではありません。毎日のことだし、私服にお金をかけるわけじゃなし。温暖化防止の取り組みから社内の冷房も昔のようにガンガン利いていません、これから上着を脱ぐことも多くなります。ワイシャツがヨレヨレだと覇気も低下するのですが、どうやったら妻に理解してもらえるでしょうか。
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トピ主です ワイシャツ命(トピ主) 2009年5月20日 23:09
多数のレスをありがとうございます。妻は2歳年上の専業主婦。フルで働いていましたが、いろいろあって体調を崩し年末に退職しました。福利厚生が整ってたので、暫く休職してまた戻ったらいいと勧めましたが、退職の意思が固く、それ以上無理は言えませんでした。
いざ家庭に入ると、家事全般が不得手だとわかりました。結婚前に予想できましたが、家事の担い手がほしかったわけではなく、気にしていませんでした。
会社の人間からは、既にワイシャツのヨレヨレを指摘されています。「お、また徹夜か!」(昨日と違うだろ、朝に来たよ!)「すごい通勤ラッシュだったんだな」(超余裕のフレックスだろ!)「奥さんに逃げられたか」(オレが逃げたいよ!)「格好のATMになっちゃったな」(カード類が全て没収されたため) 一方妻は、うちの社内事情に詳しく、取引先や会社の人間に笑われてると言っても「フン」で終わり。出世や昇進には直接影響しないとわかっており「能力で勝負でしょ」というスタンス。
小遣い節約のため、自分でおにぎりを作っていたら、夕食の残りを冷凍されるようになり万事休す。書いてて虚しいな、ほんと。
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トピ主です ワイシャツ命(トピ主) 2009年5月22日 12:47
妻が働いていたときは、お互いに折半財布にお金を出し合い、生活費に充てていました。残りは全て自分の小遣いになり、運用にまわす余裕もありました。
妻が専業主婦になり家計を預かると言うので、給与口座のカードだけを渡しました。が、会社の同期と妻と一緒に飲む機会があって、そのとき偶然、費用清算の口座の存在を妻が知りました。交通費や出張の経費等、一時的に立て替えた実費が振り込まれるため自分で持っていたのに、妻が「隠し口座を持っていた」と過剰に反応。全てのカード類を渡すよう激しく言われました。
家計簿をつけろとは言わないですが、光熱費や食費など、だいたいいくら使っているのかレシート等を見せてと聞いても、「あなたの給料の範囲でやりくりしているから」の一点張り。
私はギャンブルも浮気もしてません。たいした趣味もありません。ガツンと言わないのは、妻がすぐに泣いたり大声を出したりするので、家でまで揉め事は面倒くさいからです。妻に迷惑はかけないので、自分のことは自分でやりたい、ただそれだけ。自由になるお金は本当に少なく、お昼代を捻出して終わりです。「お風呂場にワイシャツ」を試してみます。
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��びトピ主です ワイシャツ命(トピ主) 2009年5月22日 23:39
今日の午後、一旦自宅に戻りました。すると妻に遭遇、なりゆきでワイシャツの話に。今度お風呂場にワイシャツをかけてみる、と何気なく言ったところ、「そこまでする?そんなの会社(のお金)でなんとかすればいいでしょう」と言われました。妻の本音はそこにあったか。
私は仲間と立ち上げた会社で働いています。小さいながらも役員に名を連ねているので、会社のお金を自由にできると思い込んでいるようです。冗談だろ、お金なら月々サラリーという形でもらっているし、それ以外のお金を使うとしたらそれは横領。でも妻は、「必要経費として計上できる方法はいくらでもあるはず」と言いました。昼食代もしかり。
仕事の経験が豊富で、知的だった妻。会社は違えど、仕事の上で大きな支えでした。でも今は「カネ、カネ」の浅ましい女になっていることに気付きました。夫婦としての生活は、昨年のうちにとっくに破綻していたけれど、考えないようにして問題を先送りしてきた。今日から暫く会社で寝泊りします。ご心配いただいている給与口座ですが、変更できるか週明けに経理担当の人間に確認します。
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トピ主ですが ワイシャツ命(トピ主) 2009年5月26日 13:03
レスをいただいた方には申し訳ありませんが、22日の23時39分にその後を掲載しています。確認してから投稿なさってください。
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トピ主です、すいません ワイシャツ命(トピ主) 2009年5月26日 13:16
いろいろあって、自分でもイライラしています。22日の私のレス以降にいただいたご意見を読み始めたのですが、あまり頭に入っていかないので少し休みます。すいません
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トピ主です ワイシャツ命(トピ主) 2009年6月1日 0:20
先日、妻の両親を交えて話す機会を持ちました。第三者がいないと、会話が成立しないからです。 妻は病気したわけではありませんし、今も病気ではありません。でもなるべく、どんなに自分が疲れていても、労わりの気持ちを持って接してきたつもりでした。それでも妻の心は相当病んでいて、もう私の器ではこれ以上どうしようもできないと思いました。5年後・10年後の将来のビジョンを描くとき、会社をもっともっと大きくしたい、従業員の満足度を向上してやりたい、ということはあっても、妻との家庭生活はまるで見えてこない。妻の両親に、それはもう愛情がないということかと聞かれ、「そうです」としか言いようがなかった。
妻は今のマンションをほしがったけれど、独身時代、自営業でローンが組めず、負けん気を出して働き即金で購入したこの自宅だけは、どうしても譲れなかった。妻の両親が理解してくれ、妻を説得してくれました。結局、妻は実家に帰り、私は自宅に戻りました。今後は離婚の話を進めることになります。最初の投稿からわずか10日ほどの間に、人生の転機が訪れるとは思っていなかったけれど、結論が出て今はスッキリしています。
” -
2009-07-08 - Hagex-day.info (via petapeta) (via theemitter) (via msnr) (via kojiroby) (via katarinax) (via mzdakr) (via otsune)
よくあるような気もする重い話。Webに書くことで整理しており、質問という形をとっているけれども自分で決断している。
これもGTDなのかなぁって。
(via michale)
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spiwish · 4 years
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今日は通院日、
そしてネイルの日でもあります。
朝9時半にネイルを予約していたので、
意地でも早起きしなくちゃいけなかったのですが…
やっぱり、起きられませんよね。
結構ギリギリの支度になってしまいました。
通院日をどうにか回避したくて、
電話再診を申し込もうと考えていたけど、
今月の頭で終わってしまったらしく…
近くでコロナ出てるから、怖いんだよなぁ。
お薬なくなっちゃうから、行くしかないんだけどね。
なんとかバスの時間に間に合った!
と思ったら、
なんとバスが来なかった!!というオチ。
マジかよーしっかりして��れ…
次のバスでギリギリ間に合いました。
予約時間には遅れたくないのよなぁ…。
ネイルサロンへ。
ハンドはいつも通りクリアで、
フットは今回どんな感じにしてもらおうか、悩みに悩んでいたのですが、
結果的に推しのミィの色になりました。
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テラコッタ系の赤です。オレンジ?
とても可愛く仕上げていただきました。
途中までは紺色とか、ネイビーとかその辺りにすると思っていたのですが、
やっぱりテラコッタ好きだ…!
思ったより早くに終わったので、
母をランチに誘ったところ、
ちょうど病院を受診しに行っていたらしく…
待ちきれなかったので、今日はぼっちランチです。
相模大野へ向かいます。
いつものラーメン屋さんで、いつもの豚骨ラーメン。
美味しい。
買い物も少ししました。
バレーパークは外の施設が多く、暑いだろうから、と、
ひんやりシートみたいなののでっかいバージョンを買いました。
母が提案してくれたもので、私も気になりはしていたけど買っていなかった商品です。
−3℃のシリーズって言ったら伝わるかな…。
あれのタオルバージョンみたいなやつです。
母の分と私の分、クーポンが適用されて少しお得に。
後で別店舗で見かけたら100円近く値段が違っていてびっくりした…。
ギリギリまで相模大野にいようかな、と思っていたんですけど、
滞在予定だったカフェが混みに混んでいて、
仕方なく病院に来ました。
13時台に到着してしまったけど、予約はいつも通り14時半。
暇やー…。
スタバで桃ペチーノのホイップ抜きを頼みました。
やっぱりホイップないほうが美味しく飲める…
老化に伴い、ホイップがキツくなってきてるんです。辛い。
甘い、美味しい。果肉を感じる…!
スタバに来るとついシーソルトのポテチを買ってしまいます。
今日はそれに加えてトルティーヤチップスを買ってしまいました。
あぁ懐かしのデリパさん…帰って来て。
今日はそんなに待たないといいなー…
と思いつつ、
まだ全然呼ばれる気配もありませ��。
ぬぅ…。
明日、明後日もお休みですが、
明後日は別件のお仕事が入っています。
時間をかけたいお仕事なので、気合入れて行きたいです。
結局呼ばれたのは予約の1時間半後ぐらいで、
先週が祝日だったから、ちょっと遅くなったのかも。とのことでした。
いやちょっとじゃないよ先生。だいぶ待ったよ。
今日も現状報告をしました。
最終的に薬の変更はなかったけど、向精神薬を増やそうか、という展開になりかけました。
怖い薬というか、以前離脱症状に苦しんだ薬だったので、
そう簡単に増やしてなるものか、と、お断りしました。
気を遣ってくれて、ありがたいけど、ごめんやで…苦しいねん、あのシャンピリ症状。
次回は3週間後になりました。
4週間後は、Ivyの姫のお誕生日だったので、ちょっと空けておきたくて。
今年も無事お祝いできるといいなぁ…プレゼントは渡してあるのだけれど、
毎年恒例(にしたい)アイスケーキのお祝いはまだできていません。
今日政府からの通達で、ということで、Ivyさん自体の営業時間の変更もあったし…
もしかしたら、お祝いできないかも。
悲しい。
その前に私の心が生きているかどうかは、さておいて。
用事が終わったらさっさと帰ります。
出発ギリギリのバスに滑り込んで地元まで、
そして調剤薬局へ立ち寄ります。
今日はいつものお兄さんが対応してくださった、ラッキーだ。
最近メンタルも体調も悪い日が続いててーなんて話をしたら、
やっぱり気候が今年はおかしいから、そう言った面もあるのでは?
と、めちゃくちゃ優しい声で言ってくださるから、はいぃ…ってなります。(笑)
ちょっとした会話もしてくださる地元の調剤さん、好きです。
家からはちょっと離れてるけど、歩いて行ける距離だし、メンバーの入れ替わり激しくないから、安心。
帰ってきて、偏頭痛?に襲われて寝ていました。
起きて20時、やっぱり頭痛は酷くて、しばらく動けず。
夕飯を食べたら、今度は腹痛がひどい。なんて日だ。
出掛けてる時にこの症状に襲われなくてよかった…それだけが幸いだったな。
お荷物が一件きていました。
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アームカバー。
行けるかどうかいよいよ怪しくなってきたムーミンバレーパーク用の買い物でした。
日焼けを防いでいただきたい。
色がすごく好みの淡い色で、いいものを選べたなぁという気分です。
明日以降もお荷物ラッシュ。楽しみ。
そして、デビットカードの指定口座から、
見覚えのある額の引き落としが。
そう、8月5日発売の米津玄師さんのアルバムの代金の引き落としです。
私は通販で注文しました。
ひよちゃんに聞いたところタワレコでーとのことだったので私もお揃いタワレコさん。
店舗別特典とかは今回はあまり気にしないで、アルバムを手に入れることだけを優先しました。
ライブ映像、楽しみだなぁ。
もちろん到着は8月5日前後になるはずなので、もう少し先のお話ですが、
いやいや、楽しみでなりませんなぁ。
しかも水曜日じゃん。私バイト休みじゃん。
いいね!
明日は何をするかはまだ決まっていません。
どうしようかな。
体調次第、なんだよなぁ…。
一日中寝ていたい気もする。
そんなことしたら、具合もっと悪くなる気もする。
出掛けたら、無駄遣いする気もする。
難しい…。
ヨドバシカメラに行きたかったけど、
多分日曜日、仕事関連でそこも訪れるだろうからその時一緒に買うとして。
明日は休息日にしてもいいのかもしれない。
そんな感じで、未定です…。
では。
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hh1987zhonguo · 4 years
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朴善子に会いに行く
中華人民共和国 吉林省  延辺朝鮮族自治州 龍井県 光開郷 光昭村  長い住所。。。 この村にペンフレンド、朴善子ちゃんは家族と共に住んでいる。 今回の中国旅で、初めて観光地ではない土地へ行く。 観光地でも無い村はアクセスは悪い。 しかも中国の辺境の地。 よく行けたもんだと思う。 そして光昭村は北朝鮮国境から僅か1.5km。   北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんが拉致されたのは1977年。 僕がこの村を訪れた時には既に拉致されて10年。。。 そして30数年が過ぎた今も、故国に帰れないでいる。 理不尽極まりない。 そんな中朝国境の村。 今はどうなってるんだろ。 善子ちゃんにその家族、お世話になった村の人々はどうしてるんだろ。 この村にも脱北者も来て緊迫したのだろうか。 今は知る由もない。
8月26日(水) 21日目
明け方目が覚めて自分がどこにいるのか数秒分からなかった。 そりゃそうだ、酔っぱらって、人様の会社事務所のソファで寝てたんだから。 自分が姜さんの会社事務所に泊めてもらったことを思い出すのに5秒はかかった。昨夜は飲み過ぎた。ビール、ビールだったからトイレも近い。そのトイレは建物の外にある。 遠くの空は白みかけていたが、外はまだ暗く、雨でぬかるみ、水たまりのある敷地を歩くのには注意が必要だった。トイレにたどり着くと、小だけでなく、大も催してきたので、個室に入った。驚いたことに、ここのトイレには壁もドアもある!そっかぁ、漢民族と朝鮮族ではトイレ文化が違うのかも、とうれしくなった。 でも電気のスイッチがどこか分からず、そろそろと注意深く足を運び、ぼっちゃん便所に落ちないよう、細心の注意を払ってしゃがみこんだ。ここまでは順調。何と言ってもこんな異国で便所に落ちてXXまみれとなったら、国の恥でもあり、故郷にいる父上・母上にも申し訳が立たない・爆 しかし、ここは中国の便所。そう簡単に生きて返してはくれなかった。。。 しゃがみこんで用足しをしている間に目が暗さに慣れてきて、周囲がいろいろ見えてきてしまった。世の中には見えないほうが幸せだった、ということがあるのだと、20歳の僕はこの便所で学ばされた。 何だと思う?何が見えたと思う?? え? 壁が動いているように見えた。。。 足元の床も動いているように見えた。 幻覚か? いや、確かに動いてる。 を、を、を、、、、何だこりゃ。。。。何だこりゃ~~~~!!! うわ~~~~~~~~~~~~~~~ 壁一面!! 床一面!! う・じ・む・し~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! 恐怖、恐怖、恐怖(^^♪  目の前も足元もウジ虫の大群。 彼らは糞尿を好んで食べていたのだ。。。 それとは関係なく、姜さんは自転車に乗って、事務所へ爽やかに出勤してきた。 同僚の王さんも一緒だった。 早速、善子ちゃんの住む光昭村行きのバスが発車するターミナルへ連れて行ってくれた。
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↑大変お世話になった姜さん 瞬き少ない(^^♪ 後光が差している
バスタ��ミナルまで路線バスで向かったが、朝のラッシュ時の道路は、凄い数の人民とチャリ。人の波、チャリの洪水。 ターミナルでバス切符を買ってもらっている間に、再び便意を催した僕はトイレへ。ここは何故か中国式でドアは無く、人がしゃがむと隠れる高さの仕切り壁がある程度だった。 今まさに用を足しているその刹那、 「バスが来たよ」 と姜さんが僕に声をかけてきた。 こちらはしゃがんだ態勢。 左斜め45度を見上げると、1m先に瞬きせずにこちらの顔を見つめる姜さんの顔(^^♪ 中国に来て3週間、いまだに慣れないのは当然だよね。。。 姜さんにお礼と別れを告げてバスに乗り込む。 ほんとに良い人に出会えて良かった。また会えるといいなぁ、などと思っていたら、またすぐに姜さんに会わなきゃいけない事態勃発。。。 バスが1時間近く走ると、来た道を戻りだした。車内の乗客が騒ぎ出す。後方を振り返ると、道路の向こうが浸水している。どうやら昨日の雨は相当な雨量で川が氾濫したらしい。。。車内では運転手と乗客の激しい言い争い。気が付けば至る所で道路が水で分断されていた。 結局、バスは出発した元のターミナルまで戻り、頼るべきは姜さんしかいない僕は、彼の事務所を再び尋ねた。 エイヨ~~~と姜さんの一声。事情を説明するとすぐに善子ちゃんの家に電話してくれ、龍井経由という乗り換えが必要な違うルートで行けるということが分かった。その間にも姜さんは延吉から長春へ戻る航空券手配や両替なども手伝ってくれ、その分、参加する会議を休ませてしまった。申し訳ない。。。 12時過ぎ、姜さんの事務所近くのバス停から龍井行きのバスに乗った。バスは既に混んでおり、心配した姜さんが、同じバス停から乗った男性乗客に僕の事情を説明し、何かあったら助けてやってください、とお願いまでしてくれた。 僕が乙女であったら惚れてしまいそうなぐらい、姜さんは果てしなく親切だった。 龍井へ到着すると、洪水での運行ダイヤの乱れか、バスターミナルは混雑していた。さっきの姜さんが声をかけた同乗者は、40前後の物静かな男性で、薄い茶色のサングラスをかけ、雰囲気のある人だった。 この人に手招きされ、後をついて、次のバスの切符を買った。そして乗車する客の列に並ぶのかと思ったら、「ついて来い」とまた手招きをして、ターミナルの裏側に回り込み、人気のないエリアから発車を待つ数台のバスを確認し、そのうちの一台に乗り込んだ。そして後部座席の一番後ろの席に着くと、身を隠すように身振りで指示してきた。何だか気分は密使を受けた工作員のようだった。 驚いたことに5分もしないうちに、多数の人民乗客が我先にと怒声をあげながら、このバスへ乗り込んできたのである。あっという間に座席は満席となり、立ち客が次から次へと押し込まれてきて、いつもの如く阿鼻叫喚の車内と化した。 車内は怒号が飛び交い、口角泡を飛ばして老いも若きも座席をめぐって言い争っている。聞こえてくる中国語が断片的に理解できたが、このバスの一台前がキャンセルとなり、ダブルブッキングとなった客たちが、この一台に詰め込まれているようだ。 こちらのサングラスおじさんは、そんな眺めに関心がないかのように静かな表情で外を見ていた。 バスはやがて動き出したが、走り出しても乗客の言い争いは一向に収まらないところがスゴイ。。。この国で生きていくことはサバイバルだ。あまりの喧騒にバスの運転手は何度もバスを停め、乗客をなだめたり、言い返したりが続いた。そうこうしているうちに定員の大幅なオーバーもあって、タイヤがパンクした。 乗客は全員降ろされ、運転手がスペアのタイヤと交換した。修理後の乗車時には、またひと悶着があるも、サングラスおじさんの機敏な判断と行動で、僕は再び後部座席へと座ることができた。そして、信じがたい話だけれど、その後、バスは何と二度もパンクをした(今日で21日目を書いているが、今まで一つも嘘も誇張も書いていない♪)。 三度もパンクすればスペアのタイヤもさすがに無く、全員降車して、次のバスを待つ、ということになった。そこは何もない丘のような砂利道で、見渡す限り家も何もなかった。こちらは中国旅でいくつものトラブルは経験してきたが、この時は善子ちゃんにほんとに会えるだろうか?と不安になった。 乗客はみな、地面に座り込んだり、タバコを吸ったりと思い思いに過ごし、汗ばむ暑さの中、バスを待った。僕も座り込んでいると、一人の男が、あんた、どこに行くんだ?と尋ねてきた。朴善子ちゃんの名前を出すと、さすが光昭村の書記長の娘だけあって朴さんのことを知っている人が何人かいた。 しばらくすると荷台がむき出しになったトラックが通りかかった。何人かの乗客がそのトラックを停め、運転手と話をしていたかと思うと、荷台に乗り込んだ。するとそのうちの一人が、僕にも乗れと手招きした。このトラックが光昭村へ行くとのこと。 何だか昭和の青春ドラマの1シーンのようじゃないか(実際、この話は昭和62年だから昭和だけど♪)!!ザックを荷台に放り込み、サングラスおじさんに固くお礼の握手をし、僕は荷台に飛び乗った。トラックが埃を立てて砂利道を走り出すと、おじさんが穏やかな微笑みを浮かべ手を振ってくれた。周りの何人かも手を振って見送ってくれた。僕も手を振りながら、何度も何度も頭を下げてそれに応えた。おじさんは見えなくなるまで手を振っていた。 今でも忘れられない旅の一コマだ。 そんなトラブル、悪路、遠回りを経て、僕は朴善子ちゃんと、その両親が待つ光昭村へ午後5時前についに到着した。
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↑前列左から 善子ちゃん お父さん お母さん 後列の若者は記憶に無い 善子ちゃん宅でのこの日の夕餉風景
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gunosy-news · 4 years
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人間、捨てたもんじゃない…知らない人から受けた「親切」に心あたたまる
集計期間:2020年3月4日~3月6日 回答数:14138
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 人間関係の希薄化が叫ばれる現代社会では、人の嫌な面ばかりが見えてしまいがちです。ニュースでも���毎日のように残酷で陰湿な事件が報じられ、思わず人間に絶望してしまいそうになるという人も多いのではないでしょうか。
 しかし、他者を信用できない世の中ほど寂しいものはありません。そして、そんな世の中だからこそ、人の親切に触れた時に受ける感動もひとしお。
 そこで今回は「知らない人から受けた親切」にまつわるアンケート調査を行いました!
Q1.知らない人から親切にされたことはありますか?
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 回答者14138名のうち、全体の約4分の3にあたる人々が「見知らぬ誰かから親切にされたことがある」という結果に。なんとも希望を持てる数字ですね!
 ここからは、具体的なエピソードを見ていきましょう。
<具体的な親切エピソード>
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【赤ちゃん・子供・妊婦のエピソード】
・小さい子供が二人いるので、電車に乗る時や電車を待っている時、道を歩いているだけでたくさんのひとから話しかけられ、譲っていただいています。
・子供が電車のドアに腕を引き込まれてしまった時に見知らぬ男性が助けてくれた。お礼をしようとしたらその電車に乗って去ってしまった。
・年子の赤ちゃん連れて買い物へ行った際に、スーパーや薬局などのレジでお会計しながら袋入れしてもらうことが結構あり助かりました!
・5カ月の子供と電車に乗ったとき、泣き出してベビーカーを嫌がる息子。その時若い10代のカップルが、『ベビーカー僕たちが見てるので、ここ座ってください』と席を譲ってくれた。都会も捨てたもんじゃないな
・妊娠中、電車で席を譲ってもらった。
・妊婦の私が電車に乗った時、腰が痛かったので座りたかったけど席が空いてなくて、優先席の人も見て見ぬ振りをされてしょうがないなと窓際に立っていたら、離れた場所に座っていた女性が、自分が座っていた席に荷物を置いてキープしたまま席を立って私のところまで座ってくださいと言いにきてくれました。とてもありがたくて、こういう事ができる女性になりたいなと思いました。
・レジに並んでる時、子供がぐずってたらあやしてくれたり、順番変わってくれたりしてくれた
・子供の頃、自転車のチェーンが外れて困ってたら助けてくれた
・子連れでいると、年配の方に「頑張ってるね」「いま大変かもしれないけど、頑張ってね!」と温かい言葉をかけてもらうことが多いです。妊娠中は電車の中で20-30代の男性がよく声をかけてくださり、席を譲ってくださいました。
・息子がまだベビーカーに乗っているとき、駅で乗り換え方がわからずそこにいた学生さんに聞いたら『私、時間あるのでその駅まで一緒に行きますよ(^-^)』と言ってくれて、更にマザーズバッグを持ってくれて一緒に電車に乗って私が行きたい駅まで同行してくれた!帰り際に名前聞いたけど教えてくれなかったー!どこかの学生さんに間違いないけど本当に感謝しています。世の中イイ人もたくさんいる(((*≧艸≦)
・子供が小さいときに席を譲っていただき、「何年か経って大変そうな子供連れの方がいたら、代わってあげてね。私もそうしていただきながら、子供を育てたのよ。」と言ってもらいました。今、親切はそうやって世の中を巡っていくのだと思っています。
・妊娠中に会社から帰宅中に、上の子を迎えに行き電車に乗ってすぐに気を失って倒れてしまいました。子供に後で聞いたところ、車掌さんに連絡をしてくれた方、上の子の手をずっと繫いでいてくれた方、ホームから担架でおろしている間もまわりの方々が親切にしてもらったようです。ありがとうございました。
・抱っこ紐を忘れて赤ちゃんを抱っこしたまま買い物した物を袋詰めしてたら、やってあげるわよと言って袋詰めしてくれ、車まで荷物を運んでくださった親切なおば様。
・電車で泣き止まない息子に焦っていたら、声をかけていただいて、あついのかなー?おなかすいたのかなー?ママも大変ねって笑ってくれて、本当に嬉しかった。人の目があったので、怒られたら、と心配になってましたが、おかげで注意や非難されることなく無事に目的地に着きました。
・このコロナ騒ぎの最中、買い物にでかけた先で大量の鼻血を出した息子回りは白い目で見てた中、おばちゃんがポケットティッシュをポンとくれたちょうどティッシュなどの紙類がなくなる中、気にしなくていいからと去っていった姿にジーンとした 
【雨のときに…】
・野外ライブで雨が降り、傘しか持ってなかったのに使用禁止で困っていたら、隣りの人がゴミ袋をくれた。
・急な豪雨で雨宿りしていたら、傘をくれた方がいた。
・バス停でバスを待ってたら突然の雨、知らないおばさんに傘いれてもらった。
・子供と散歩中、急に雨が降ってきて傘を持ってなかったので濡れて帰ろうと遊びながら帰っていると、車で通りかかった男性がわざわざ降りてきてくれて『傘使ってください!もういらないので!』とビニール傘を差し出してくれました。結構な雨の量だったのですごく助かりました。
・足の骨折で片松葉づえ状態の時、腎臓病の猫の通院日が雨だった。右手杖、左手猫のかごなので、傘させず雨の中帽子だけかぶって濡れながら駅に向かっていたら、知らない方が傘をずっとさしかけてくれた
・雨の日、子供を抱っこして予防接種に向かう途中あと少しで病院というところで、さしていた傘が崩れ壊れた。通りかかった年配のご婦人が赤ちゃん濡らしちゃったら大変と、折り畳み傘をくれた。その後病院にいる間に雨が強くなってきたようで、ご婦人が折り畳み傘じゃ濡れると病院まで普通の傘をわざわざ持ってきてくれた。ご近所にお住まいだったようだが、わざわざそこまで気にかけて頂き親切にしていただいて、本当に助かりとても感謝しています。
【電車内で】
・電車に乗っていたら知らないおばちゃんからみかんもらいました。
・特に人が多い日に満員電車に乗った際、押しつぶされ倒れてしまいました。その時に男子中学生が手を差し伸べて大丈夫ですか?と聞いてくれました。毎朝イライラしてる人が多い電車の中で心優しい子もいるんだなと嬉しかったです。
・色々な方に親切にしていただいた事があります。中でも20年前くらいのことですが、仕事で現場に向かう途中の朝の通勤ラッシュの電車内で貧血と過呼吸に見舞われ、意識が遠のいてしまった事がありました。意識が薄れる中、微かに「大丈夫?」と女性の声が聞こえたのを覚えているのですが、気づいた時は降りる予定の駅で、ドアが開くと同時に駅員の方が二人で私を抱えてくださっていました。その時は駅員さんに御礼を言うのがやっとでしたが、きっとあの時の声の方が、駅に連絡をしてくださったりしたのではないかと思います。どれくらい意識を失っていたのかも分からないので、誰かに引き継いでくださっての到着だったかもしれないので、もしかしたらその方だけではなかったのかもしれません。どんな方だったのか、何人だったのか、なぜ降りる予定の駅で救護して貰えたのか、など分からない事がばかりですが、ただ一つはっきりとした事実は、その時その場所には人の善意しかなかったという事です。恥ずかしながら今の私は辛い状況の中にいるので、その時の事を思い出すと、もう少し踏ん張って見ようと思えます。
【海外で困ったときに…】
・海外旅行中、ケネディ空港で迷子になり、搭乗口がわからなかった時、たまたま日本人おばちゃんが前を通りかかったので声をかけた時、自分と同じ飛行機に乗るとの事で搭乗口まで一緒に行ってくれた。1人旅で心細かったのでとても助かった。
・学生時代、海外でテイクアウトのコーヒーを買った。飲み始めて現金があと1ドル足りないことに気付いた。もう飲み始めている上に後ろにも列が出来ていた。カードも何も無くて半泣きになっている私に見知らぬ男性が黙って1ドル置いて立ち去った。追いかけてお礼を言うのが精一杯でお金を返せなかった。あれから30年以上経つが未だに忘れられない思い出です。
・オーストラリアのシドニーでお店を探していたら男性が話し掛けてくれた。店の行き方を教えてくれた、すぐ近くの銀行員だったが本当にありがたかった。
・パリで乗る電車が分からないとき声をかけてもらいました。
・バスに乗り間違えてロサンゼルスの郊外で迷子になった時、その場にいたメキシコ出身と思われる男性が親切に正しい戻り方を教えてくれた。無事に帰れたお礼を伝えることができず、今でも連絡先を聞かなかった後悔と、見ず知らずの若い日本人を助けてくれた恩に感謝しています。
・子供の頃バンコクに家族旅行に行った際、つば付きのキャップが風に飛ばされ水上ボートだったのですが船頭の少年が川に飛び込んで取ってきてくれた。
・アメリカでガソリンが無くなって困っていた所ガソリンスタンドまで乗せて行ってくれて携行缶を借りてくれようとしたが借りられず、自分の家のガソリンを取りに行ってお金も受け取らず助けてくれました。
���韓国に行った時、行きたい場所にたどり着けず困っていたらその場所まで一緒に歩いて連れて行ってくれたり行きたい店が見つからずHPを見せたら携帯で電話して聞いてくれたりとにかくとても親切でした日本でいるとイメージが真逆でびっくりしました
・台湾で夜に道がわからなくなってコンビニに入って店員さんに聞いたら、店内にいる他の人達もそれに気づいて一緒に探してくれて、最後には「女の子1人で夜道は危ないから」ってタクシーも呼んでくれて、到着後支払おうとしたら「友達だから!」ってタクシー代まで支払ってくれていた。海外で言葉もなかなか通じないのに、こんなに親切にしてくれて、本当に感謝と感動が止まらなかった。連絡先を聞き忘れた事を未だに後悔している。また出会えないかなぁ、と台湾に行くたびに思う。
【お金がらみのエピソード】
・小さい頃、スーパーのレジで金が足りないとき、レジの人が足りない部分の金を払ってくれた。
・子供のころ、買い物で10円足りなかったところ、知らない高校生の男の子が10円くださり、買い物ができました。自分も、大人になって、困っている子供に同じ事をしたことがあります。
・所持金が5000円しかない状態で深夜にタクシーに乗った時、その旨と予算内ギリギリの所までの走行をお願いしたのですが、500円ほど予算オーバーにも関わらず、5000円で自宅前まできちんと届けて頂いたことがあります。
・高校生のとき友達とスーパーの惣菜コーナーをみていたら知らないおばあさんにお金をもらって好きなものを買いなさいって言ってもらった
・終電で寝過ごして、同じ状況の人とタクシーで相乗りして帰った。その人は先に降りられ、私が家に着いたら全額払っていてくれた。
・他人から何故か駅でSuicaチャージする時にどうぞって1000円渡されたことある、全く知らない男
・高校生の時に定期を忘れて、遅刻したくない勢いで駅員さんに相談したら、しょうがないなぁ、と個人的にお金を貸してくれた
【迷子になったとき…】
・学生時代、道に迷って困ってたら道案内してくれた
・知らない土地で迷っていると声をかけられて、車で道案内してもらった上に食事まで奢ってもらえた。
・道を聞いたら、言葉だけでなく、わかりにくい道なのでと、分かり易くなるところまで連れていってくれたこの人はお年寄りでした
【ケガ・体調不良のときに…】
・体調を崩している所に、お水を渡してくれた
・山でバイクで怪我をしたとき、車で通りかかった夫婦に麓の病院まで乗せて行っていただいた時
・銭湯でのぼせたときに冷たいタオルを首に巻いて、水を飲ませてくれた
・駅で派手に転んでしまったら、若い男性が大丈夫ですか?と手を差し伸べてくれて、余計恥ずかしかった。
・体調が優れずに駅のホームにうずくまっていたら、周りの人が駅員さんをよんでくれた。苦しい間励ましてくれた。
・花粉症で鼻水ズルズルのとき知らない人からティッシュもらった
・骨折して松葉杖で歩いていたら雨が降ってきて知らない大人が車で家まで送ってくれた中学生の時
・ 脚を手術し、しばらく松葉杖で歩いていたら駅の階段で荷物を上まで運んでくれたひとがいた。
・風邪を引いてる時に寄ったコンビニで店員の女性がのど飴をくれた
・酔っぱらって道端で苦しんでいたら、知らない人がお手拭きをくれて、私の背中をさすって、「がんばれー!」って介抱してくれた。
・泥酔して気持ち悪くなって駅のホームで休んでいたら 見ず知らずの方にお水を自販機で買っていただいて 大丈夫ですか?と声を掛けて頂いたことがありますとてもありがたかったです
・高校生の時、学校に登校する途中で派手に転んで膝から血が出た。でも一旦家に帰ると遅刻してしまうためそのまま電車に乗った。膝から出る血をティッシュで押さえながら電車に乗っていたら、知らないおばさんが声をかけてくれて絆創膏をたくさんくれた。
・貧血でふらついてて転んで怪我をした時、手当てをしてもらった。自分が持っていたハンドタオルを濡らして血を拭いてくれて、バンドエイドを貼ってくれました。ありがとうございますとしか言えなかった。その節は本当にありがとうございました。
・出勤のため雪道を自転車で走っていたら見事なくらい派手にすっ転んだ。歩行者の女性と、車からわざわざ男性が降りてきて自転車を起こしてくれたり助けてくれた。恥ずかしいやら申し訳ないやらで、ひたすらすみません!有難うございます!大丈夫です!を繰り返しながら全身ビッショビショで仕事場に向かったけど、嬉しかった。
・バイクで自損事故をした時に119番して救護をしてくれた人が居た。知らん顔して遠巻きに見てる人が集まる中、その方の車の中からバスタオルを数枚持って来てくれて頭の下に敷いてくれたり会社にまで連絡をしてくれたらしいけど、救急車が来て立ち去った。聞けば祖母の病院へ着替えやバスタオルを持って行く途中だったとのこと。助けられました。 
・足に釘が貫通した時、病院へ看護師さんを呼びに行って車椅子を持って戻ってきてくれた。 
【色んな意味であたたかい】
・寒いなか外で仕事してたら、ホッカイロもらった。ありがたかったです
・飛行機に乗っていて寒いのを我慢していたら、隣の紳士なおじさまがブランケットをCAさんに頼んで「良かったらどうぞ」と笑顔で渡してくれた
・子供と某テーマパークのアトラクションに並んで100分が経過した頃あまりの寒さに泣き出して帰る!と言われ半泣きしていると、後ろに並んでいたカップルがホッカイロをくれた。
・フェリーのざこ寝の大部屋で、有料で毛布を借りるのをケチってそのまま眠った。目が覚めたら毛布であたたかい。途中の港で早朝下船した隣のおじさんがそっと毛布をかけてくれたらしい。
【遺失物・忘れ物がらみのエピソード】
・財布落としたら交番に届けてくれた方、本当にありがとうございました!
・落とし物を拾ってもらい、さらに速達で自宅に送ってくれた。無記名で手紙付きで。感謝しかないです。
・先日買い物の際財布を入れた鞄をショッピングカートにかけていたのを取り忘れたまま帰宅‼️途中気づいて慌てて戻ったらサービスコーナーに届けられてました。届けて頂いた方は名前も言われず行かれたとか。入ってた財布は諦めてたけどホント届けていただいた方には感謝‼️
・財布を落としたら後ろを歩いてた人に声かけてもらって財布を拾ってもらいました。今の嫁です。
・北海道で一人旅をしていて、バスに乗るって時に少し前に立ち寄った所に手荷物を忘れたので取りに行こうとバスの運転手さんに忘れ物を取りに行くので先に行って下さいと伝えたら、『 わかりました』と言ってたんですが、約1時間後再びバス停に戻ると同じバスが待っていて不思議だなと思い乗り込むと、運転手さん初め乗客の皆さんから拍手喝采。『 荷物が見付かって良かったね』と。私の事が心配で待っていてくれていたのです。その場に居た皆さんには感謝しかなかったです。初めての場所で初めて会う方々なのにとても優しさを感じました。
・私が学生の頃、電車に飛び乗ったとき、電車のホームに定期券を忘れてしまいました。しかし、私は定期券に気がつかず電車の扉が閉まってしまいました。そこに見知らぬ男性が私の定期券を持ちながら「車掌さんにこれ(定期)わたすよ」という身振りをしてくれました。後からその駅に戻ると私の定期を車掌さんが持っていてくれ無事に手元に戻りました。あのときは、ほんとうにありがとうございます。
【何かをもらった】 
・ライブの当日券売り場に並んでいたら見知らぬ男性が良い席のチケットが余っているとただでチケットをくれました。
・イベントの入り口で入場券を買おうとしたら、余っている無料券を貰えた!
・スーパーで1000円毎に応募券もらえるっていうキャンペーンやってて、1000円いかなくてもらえなかった時に、おじさんが応募券いらないからあげるよって渡してくれた!すっごく嬉しかったです!
・牛丼屋でバカ食いしてたら、しらないオバサマから割り引き券を貰った。 
・部品がなくなったときに、ホームセンターの人に、無料で譲ってもらったこと
・先日ドラックストアで、買いそびれたマスクを見ず知らずのご婦人に、譲っていただいた。ただ、自分も多少ストックが家にあったので、更に必要に迫られている知人に譲りました。
・ウォーキングしてる時、向こうから歩いて来たおばあちゃんから、タケノコあげると言って呼び止められ、結構な量のタケノコ頂きました。
・潮干狩りでちっとも獲れなかったんだけど、幼かった子供にたくさん貝をくれた。美味しくいただきました。
・何年も前の話です。出先でレジ袋を置いていないスーパーで買い物をし、会計時にそのことに気づきました。段ボールは置かれていたので、それに詰めて持って帰ろうかと夫と話をしていたら、知らない女性が手持ちのビニール袋を渡してくれました。とても有り難かったです。日頃から人に親切にすれば、困ったときに返ってくると信じて私も親切にしようと心がけています。
【行列で】
・イベントの並ぶ列がわからず困ってたら教えてくれた
・飛行機の搭乗手続きで 間違えた列に並んでいたのに気づかずにいたところ、後ろに並んでいた方が気づいてくれて 正しい列の場所を教えてくれました。
【災害時に】
・311の大震災の時、仙台駅から地元まで歩いて帰りました。高いヒールで、立ち止まったりしながら寒い中歩いていた時に、渋滞している車に追い越し追い越されをしていました。その時に親切な方に乗りなよ!って声をかけてもらったのですが、人見知りだし好意に甘えることに抵抗があり断りました。が、また歩いていると先ほど声をかけてくれた奥様の車が追いつきやっぱり乗りな!高校生の息子とその友達しか乗ってないから!と、断った私にまた声をかけてくれました。私に気遣い安心させてくれる声がけ。また、再度声をかけてくれたのを断るのは違うと思い乗せていただきました。さらに、乗車後にこんなのしかないけど、とバナナとチョコを、くれました。きちんとお礼ができていないのが悔やまれます。が、本当に人の暖かさに触れた瞬間でした。
【何か手伝ってもらった】
・スーパーで箱入りブドウを買うつもりで持ち歩き他の買い物してる時にブドウを落としてバラまいた時に一緒に拾ってくれた一人の方がいたこと
・買い物で自転車からちゃんと縛ったつもりの買い物した物が沢山入った段ボールが落ちて道路に散乱。知らないおばあちゃんが転がった玉ねぎやキャベツ大根など拾ってくれて段ボールに入れてくれた。
・駅の駐輪場で自転車がずらーっと倒れていてその間に自分の自転車があり、ひとつひとつ立てていってたら知らないおじさんがスマートに手伝ってくれた
・病院の駐車場で父を車から車イスに乗せかえる時に、それを見て知らない男性が車からサッとおりて来て「お手伝いします!」と言われて大変感動しました!以来私も知らない人が困っているのを見かけたら迷わず親切にしています!
・小学1年生の頃、終業式の日に学校に置いていた教材などを全て家に持ち帰らなければならず、それらを入れた重い袋を引きずりながら歩い���いた学校の帰り道。知らないおばさんが「重そうね〜ちょっと持ってあげようか」と声をかけてくれて、しばらく持って歩いてくれた。
・20年位前、大きなスーツケースを持って、通勤ラッシュの浜松町駅の階段を登っていたら、ふっと軽くなり、あれ?と思ったら後ろからきたサラリーマンの人が私のスーツケースを持って階段の一番上に。そのまま颯爽と行ってしまいました。振り返る事もなく、あっという間の事で後ろから「ありがとうございます」と言うのが精一杯。スマートでありがたかったです。
【事件に巻き込まれたとき】
・車で信号待ち中に当て逃げされた時 逃げた車の後を走ってたというカップルの方が前の車の様子がおかしかったからってナンバーも覚えてくれてて慌ててる私に直ぐに警察へ行き!とナンバーと車種を教えてくださったこと。おかげで直ぐに相手が判り認知症のお爺さんでした。
【車にまつわるエピソード】
・豪雪の夜中に車のチェーン着けるの手伝ってもらった!しかもご飯までご馳走になってしまった!トラック運転手さんありがとうございました!
・何年か前の母娘旅行で、船の時間間に合わない時、駅にいてた旅館送迎の運転手さん(宿泊してないです)が船着場まで送ってくれました!その旅館のお客さん乗ってたのに、その場のお客さんも文句言わず、無事間に合いました!
・早番の出勤で駅までのバス待ちをしていたら、大型トラックのドライバーさんが止まって「途中事故があって当分バス来ないから駅まで乗せてあげるよ」と親切に乗せて下さった。最初は知らない人の車で怖かったけど、とても良い方だった。
・免許取り立ての時 コンビニにいったら隣にトラック 後ろに街頭で 斜めに出る技術がなく 四苦八苦してたら知らない人が車を出してくれた。
・自分の車が脱輪したときに、周りの人が大勢助けてくれた。 
・車で走行中にマフラーが外れてしまい、知らずに走っていたら、すぐ後ろの車の人がわざわざ教えに来てくれた。その後、とりあえず応急処置をしようとしていたら、知らないお兄さんが声をかけてくれて、やり方を教えてくれたけど、あまり機械に詳しくないと言ったら、全部そのお兄さんがやってくれた。神!
・冬、国道から路肩の雪山に車が落ちて埋まった時、見ず知らずの方達が何台かとまってくれ、交通整理をしたり車を引き上げてくれた。
・田舎で一日数本のバスを乗りすごし歩いていた時に通りがかりのタクシーの運転手さんに駅まで料金を取らずに送ってもらえたことがあります。お金を払うって言っても回送中なので受け取れませんということでした。
・昔、友達にバイクを借りて家に向かう途中、カーブを曲がりきれずガードレールに突っ込んでしまい、借りたバイクは一発廃車私は血だらけ、、周りにたくさん人もいて恥ずかしさの余りその場から早く立ち去りたかったので、逃げる様にその場から急いで去ろうとした時に声をかけてくれた障害者のお兄さん、私がパンツ丸出しで倒れてるのを見てハンカチで隠してくれてました。あの時はお礼も言えなかったけど感謝です。
・仲間とドライブして山で迷子になり挙げ句ダブルでパンク、冬場で雪も降り始めガソリンも底をつき途方に暮れてたと頃、麓のおばあちゃんが通り掛かり自宅に招待してくれ食事から宿泊まで面倒をみてもらって修理費まで建て替えてくれた。その後何年間か交流してくれたけど、暫くぶりに伺ったら亡くなれて家もなかった。
・職場から自家用車で帰宅途中、ふと気づくとワイパーに小さなメモが挟まっていた。気になったので高速道路に乗る前に車を停めて確認すると、「恐らく右の後輪がパンクしてると思います。JAFを呼んだ方がいいです。」と。朝、確かに変な形の石に乗り上げていたのと、運転中右にハンドルが取られる気がしていたので即納得、JAFを呼びました。メモは、近所に住む車に詳しい警備員の方からでした。通りがかりに気になって教えてくれたそうです。あのまま高速に乗っていたらと思うとゾッとします。
【喫煙者同士の絆】
・何年も前の事ファーストフード店でタバコを吸おうとしたらライターを忘れていた恐縮しながら近くの人にライターを借り、一服していたら、『1つ余分にありますから』と借りた方がライターをくれました
【トイレを我慢しているとき…】
・子供のトイレが漏れそうな時、順番を譲ってもらった
・子供の頃、トイレに行きたくて我慢出来ず、近くの家に飛び込んだとき、見ず知らずの私を快く家に入れてくれた。もちろん、トイレも借りました。
【そっと教えてくれる人】
・電車でチャック開いてたのをそっとおばあちゃんがおしえてくれた
・スカートの後ろチャックが開いていたのを、こっそり教えてくれ��、サッと去って行った紳士
・出先で��イレ後、トイレットペーパー引きずって歩いてたのをそっと教えてくれたご婦人。
・カーディガンを裏表着てた時に教えて頂きました、今の旦那のご両親に会う時だったので本当に感謝してます!
【その他】
・徳島県で遍路道を歩いていた時、様々な人に励まされ、親切にされた。ご年配の方からも小学生からも親身になっていただき、無事に歩き通しました。
・社員旅行で、まだ入社したてだったからか、休憩のサービスエリアに置き去りにされ、携帯で連絡はできたが移動手段がなく困ったので、駐車場の車に声を掛けて、次のサービスエリアまで乗せていってもらった。
・花火大会で普段着慣れない浴衣の帯が取れて困っていたとき、通りすがりの女性に締め直してもらった。
・幼少期にプールで溺れて知らない人に助けて貰った。その人がいなければ今生きてない。
・ケンカの仲裁をされました。他人なので冷静になりましたね。
・人ではないがネコ、喧嘩の仲裁をしたその後 お礼なのか仕留めた鳩を加えて玄関へお土産として置いった。複雑な気持ちになった。
・バスの中で変な人にからまれ、外国人の方に守って頂いた。
・初めて甲子園に行ったとき、席探してると、阪神応援団の方が席案内してくれて、初めてだと言うと、選手応援歌の歌詞が書かれた紙をくれたこと。阪神ファンは怖いとか言う人いるけど、いい人ですよ。
・買い物中に顔面蒼白だったらしく、見知らぬご婦人から鏡を貸して頂いた事がある 
・MonsterHunterWorldというゲーム内で慣れないことをやっている時、オンラインで他のプレイヤーがサポートしてくれたおかげで簡単に終わりました。そんプレイヤーは報酬を受け取らず、途中で離脱していったのが、またシブイです。
・昔、銭湯で知らない人に背中を洗ってもらいました
・子供が家出をしたが、知らない人が心配して連絡をくれた
・観光地でカップルでもじもじしてたら「撮りましょうか?」と。いい記念写真とれました。
・ジム行って機械の操作がわからなく色々なぶっていたら、このジムにいつも通っている人が近くに来てくれて操作を教えてくれた。
・蜂に刺された時、その場の近くの家の人がアロエを持ってきてくれて、刺されたところに塗ってくれた
・近所のスーパーで、お婆ちゃんが袋詰めの極意を教えてくれた
<まとめ>
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 以上が、皆さんの「見知らぬ他人から受けた親切エピソード」でした。どれもこれも、読んでいるだけで心あたたまる話ばかりでしたね。
 寄せられたエピソードの中でも印象的だったのは、親切にしてくれた人から「私も以前、人に助けてもらったことがある」と明かされ「次は自分も困ってる人を助けてあげたい」と決意する人が多かったことです。一人の親切心が、大きな輪を広げていくのがわかりますね。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
グノシーの「アンケート」タブにて、毎日新しいアンケートを更新しています。ポイントが手に入るものもあるので奮ってご参加ください。
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こちらの記事に関するお問い合わせは [email protected] までお願いします。
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emiota-1985 · 5 years
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カメラ女子日誌 20190725 001
フジロックに行く。
東日本大震災のボランティアで知り合った同学年の友人に声をかけて、レンタカーに一緒に乗せてもらうことにした。
3日通しで、キャンプ泊。
25日はフジロックに必要な買い物をし、体を疲れさせて、深夜の移動中に眠くならないようにするために仮眠できるように行動した。
全ての用事を済ませ、帰宅し、出発するまで仮眠を取ろうとベッドに入った。
「おや?寝袋がない。」
しまった。
私はレンタルするつもりでいた寝袋を、お店に受け取りに行くのを忘れていた。
急いで取りに行かなくては。
この時点で時刻は18時を過ぎていた。
間に合うか微妙な時間だったので、レンタル店に電話を入れ、間に合いそうか確認した。
電話口の店員は冷静な対応だった。
本来ならばお風呂に入ってゆっくり出発していたところを急いで着替えて、とにかく寝袋を手に入れるべく家を出た。
急いでいるときほどバスが遅く感じるものだ。
「これは間に合わないだろう」と受け取りに行くのを諦めた。
寝袋は買った方が早いと判断し、アウトドアショップに足を向けた。
自分のうっかりっぷりには呆れるものがあるが、フジロックが目前にひかえていると、笑いしかこみ上げてこないのであった。
無事に寝袋を入手し、帰宅ラッシュで混雑する電車で友人のご実家の最寄駅に移動した。
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自動運転技術の発展による、まだ見ぬ可能性。
私たちの生活において車は欠かせない存在です。人々は100年以上車を作り続け、その技術を発展させ生活をより豊かなものにしてきました。しかし、現代の車社会においていくつかの問題がある事も真実です。それは大気汚染、運動不足、敷地の無秩序な拡大、交通渋滞など、全て私たちにとって見逃せない問題です。
現在、世界ではEVの存在が目立ち始めています。EVはエコで低燃費な素晴らしい乗り物で、今まで人々の生活に寄り添ってきたガソリン車に取って代わる存在です。その動きによって、車社会における大気汚染問題はそう遠くはない未来に解決していくでしょう。また、充電に使われる発電に関しても、EV市場を盛り上げているTESLAはEVをきっかけに、社会が根本から化石燃料を使わず、再生可能エネルギーで全てが完結できるように爆発的なやる気で取り組んでいます。
また、運動不足という問題は、正直気持ちの問題だと僕は感じています。これから先どんなに車の技術が発展しても、人は運動する事は可能であるからです。しかし、楽な方を取ってしまうのが人間の性です。さらに、アクティビティに対して苦手意識を持っている人も沢山いるでしょう。それらを根本から変えてくれる会社や、人も僕は見えています。この二つは他の機会で詳しく触れたいと思います。
今回は自動運転技術が果たして何を変えてくれるかと言う事について考えます。
実は、自動運転技術はオートパイロット(AP)として車に搭載され日常に溢れかえっています。
APはレベルが0~5まで分かれており、
・レベル0=ドライバーが全てを操作
・レベル1=システムがステアリングを操作、加減速のどちらかをサポート(運転支援)
・レベル2=システムがステアリングを操作。加減速のどちらもサポート(運転支援)
・レベル3=特定の場所でシステムが全てを操作、緊急時はドライバーが操作(自動運転)
・レベル4=特定の場所でシステムが全てを操作(自動運転)
・レベル5=場所の限定がなくシステムが全てを操作(完全自動運転)
ドライバーを必要としない自動運転技術レベル4~5が、自律走行車(AV)です。既に、シンガポールではそのAVの普及を促す為の政策が始まっています。政府は莫大な資金を投じて、市街地を模した広大な敷地で民間企業10社と協力し、テストを行い、さらにはラッシュ時の自家用車通勤の課金制度や、自動車の人間の運転者が必要という規定も廃止し、住宅地開発においても駐車場を減らすなどして、マイカーを持つ人々に厳しい街作りを促しています。
今現在AIの技術も格段に進歩しており、道路の状況や障害物、人を識別する能力が高くかなりスムーズに走行する事が可能です。さらに、AIは走れば走るほどその成長し能力を高めていってくれます。グーグル系列のAV開発をしているウェイモは、カルフォルニア州で「人間の補助ドライバーが乗らないテスト走行」を許可された最初の会社で、アリゾナ州フェニックスなど24以上の都市で約600台ものAVバンを走らせているといいます。
人が運転しない車が実際に道を走っている時代は、既に現実に起こっているということです。
AVを導入する人が運転から解放される事はもちろん、分かりやすいメリットとしてAVが自律して走行してくれる事により人件費がカットされることで、コストダウンが可能となり、加えて食品の配達や店舗への送迎の無料化や、タクシーなどの運賃が安くなるなど、ビジネスの幅が広がります。全てをAVにすれば、料金も安くなった事を理由に利用する人が増えていく為AVは休まずそこらじゅうを一日中走っているわけです。なので駐車場すら作る必要がなく、その分敷地を都市や街開発に利用する事が可能となります。
しかし、この流れを読み取って、今AVに対しての取り組みを始めないと、どん��ん世界に遅れをとってしまうのです。
どんなに素晴らしい技術や、発見、発明があったとしても、新しい事を導入する為にはそれに合わせた「インフラ」を整える必要があるからです。
インフラを整える事が遅れていくことによって、懸念すべき点は山ほどあります。
例えば、今人が運転するタクシーや、バス、地上の運輸の雇用者の職はどうなるでしょうか。交通機関や、人が運転する事を前提とした会社で働いている何十万人の人々が職を失います。また、公道を走行できる全ての車両をいきなりAVに切り替えることは難しく、人が運転する車と一緒に走行させなければなりません。AVは規律を守る為に一定の速度で運転するが、その運転にイライラするドライバーは必ずいるので、交通渋滞や事故を引き起こしかねません。そのため人が運転する道と、AVが運転する道を分けなければならないでしょう。
さらに、国や地方の、歳入も減ってしまう。なぜなら、駐車違反の罰金、交通違反、自動車登録の料金やガソリン税もなくなるからです。
その懸念をクリアにしていく為にも、先導してくれている国をお手本に私達も続く必要があると感じています。
では、AVは市場に出てきても誰もが買う事が出来るのでしょうか。25万ドルとされていて日本円に換算すると約2800万円です。そんな高価なものを誰もが買うことは出来ませんね。そこで今流行りのカーシェアリングを使えばいいのです。しかも、それを越える概念の元に生まれた画期的なサービスがあります。それが「MaaS(Mobility-as-a-Service)」と呼ばれ、元々はフィンランドから広まったプロジェクトで、移動をサービス化するというものです。例えば、様々な目的地に向かう場合に自転車やタクシー、電車などを利用する場合がありますが、その交通手段を提案してくれて、さらに支払いも一括で済むという、かなり優れているサービスです。既に「Whim」というアプリでそのサービスが始まっており、フィンランド、イギリス、ベルギーのアントワープで利用することが可能です。2019年に日本にも導入される予定があるそうです。そのサービスがAVを世に広めるきっかけになりそうです。
2020年のオリンピックの年では、トヨタが東京都内臨海副都心地区、羽田地区の特定のエリアでレベル4のマイクロバスを走らせる事を表明しています。その年にAVを走らせる事を成功させただけで終わって欲しくはない。その先を見据える事が何よりも大切だと筆者は感じています。EVについても日本が2014年頃まで世界を引っ張ってきたにも関わらず、今は世界から遅れをとっているという事実がある為です。
人が車を運転しない時代はそう遠くはない未来で、自動運転には私達日本人がまだ知らない可能性が沢山あります。そして、その可能性を潰さない土台を作る必要がありそうです。
次は、実際APが搭載されているEVや、僕が注目しているEVの新しい会社について掘り下げたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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zebra-kamakura · 8 years
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年年歳歳
近頃、バアバの家の電化製品の買い替えラッシュが続いている。
エアコンやら電話やらインターフォンやら給湯器やらが、あちこち調子が悪くなり、壊れてきたのだ。
聞けば、どれもこれも20年は使ってきたシロモノで、いくら丁寧に使っていたとはいえ、ガタが来て当然の年頃だった。
当然の年頃なのだが、長年それらに馴染んできたバアバにとっては、ガタにも馴染みがあり、新品の便利な機械になってうれしいワ、というよりは、ハテ?このピカピカ光るあたらしい機械を、信用なんかしていいものかしら?といった疑いを根深く持ちつつも、ないのは困るので、しぶしぶ受け入れているといった様子。
物を大事に使うバアバの家で、いちばん古い機械は何といっても扇風機である。
ナショナル製の、うすい水色の羽根の、大きな、どっしりとした扇風機。もう59年も使っている。来年は還暦。
いかにも昭和30年代製といった、おおらかで、落ち着きがあって、あかるい清潔感のある扇風機。まだまだ現役。今年も元気に風を送ってくれている。
夏、この家の茶の間に、バアバがソファに座り、その向かいにこの扇風機がある光景がとても好きだ。古くて丈夫で頑固でやさしい形が向かい合っている光景が。
人の世に永遠というものはないけれど、まだまだまだまだもう少し、去年と同じ夏をプリーズ!!
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・・・コレに赤いちゃんちゃんこ着せたら、怒るだろうなぁ!
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ronpe0524 · 4 years
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急に暑い8月(2020年8月の日記)
■2020/8/1
土曜日。8月になると同時に梅雨明け。暑いけど梅雨よりは好きかな。朝から娘を習い事に送り、自分は立川へ。ドトールでツナチェダーのホットサンドを食べる。今泉監督のツイートの影響であるのは間違いない。なんならどっかでフィッシュ&チップスも食べたい。シネマシティで『アルプススタンドのはしの方』鑑賞。国立へ移動。「ひもかわ桐生 国立店」でカレーつけ相盛りを食べる。ちょっと時間があったので国立の街を歩いていたのだけど、もう店が閉店ラッシュである。こうやって目に見えるとつらいものがある。娘を迎えに行って再び立川へ。娘の矯正歯科へ。けっこう時間かかったけど、娘は読む本さえあれば大丈夫なようである。帰宅して夕飯食べて、娘を風呂に入れたり寝かしつけたりしつつFC東京×サガン鳥栖戦を見る。ま、負けた。。トーク付き配信で『なぜ君は総理大臣になれないのか』を見る。BS録画『名探偵ポワロ』E17を見る。 
■2020/8/2
日曜日。本日は娘のピアノ発表会。発表人数を区切って、客席も間隔を開けて、という対応でなんとか開催。うちの両親も奥さんのお母さんも来てくれた。ファミレスでささやかに打ち上げをやって帰宅。午後は久々に娘とのんびり過ごす。U-NEXTにきてた『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』をいっしょに見たり、レゴマリオで遊んだり。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E1を見る。明日にそなえてかなり早く寝る。こういう時でも5分ぐらいで寝れるのは自分の長所だと思う。
■2020/8/3 月曜日だが休暇を取る。今日は娘を1日両親に見てもらうことにして僕は渋谷へ。『はちどり』観たとき以来の渋谷だ。エクセルシオールでツナチェダーを食べ、「おむすび権米衛」で食料を買ってからいざイメフォへ。発券し、パンフを買って開場を待っているとけんす君と遭遇。実際に会うのは4ヶ月以上ぶりだけどそんな気はしないな。入江監督や伯周さんにも挨拶して『死霊魂』の鑑賞開始。休憩時間にはハヤシ先生、かめりさにも会えた。インタバールにぽつりぽつりと感想を静かに話したり。なんか共闘感。まぁ映画祭とかではQ&Aなども含めもっと劇場内にいる1日もあるだけど、こんなに映画にどっぷりな1日は久々であり、映画の内容とは異なり、こんな体験をできていることを本当に幸せに感じる。たぶん一生忘れないであろう映画体験がまたひとつ生まれた気がする。映画が終わったあとは入江監督らと軽く感想を語りダッシュで娘が眠る実家へ。両親に感謝し、娘の様子を聞く。僕がいなくてよく食べ、よく遊んでいたようで安心する。ぐーすか眠る娘を起こし(鬼である)寝ている間に視力を矯正するコンタクト(オルソレンズ)を入れる。ごめんな、これ入れておかないと怒られるんだよお父さん。自分も風呂に入りすぐ寝てしまった。
■2020/8/4 火曜日。午前中から実家で仕事。Wi-Fiあればどこでも仕事できてしまうのがリモートワークの良いところである。夕方の娘の英会話まではゆっくりめに仕事しよう、とか思っていたのですが、午後一で娘の病院の予約があることに気づく。完全に予定を間違えていた。母上に早めのお昼ごはん(楽しく流しそうめん)を準備してもらい、僕のミーティングなどを再スケジュール。申し訳ない。父に車を出してもらいなんとか病院へ。ふー。一度実家に戻りおやつなど食べてから娘の英会話へ。1時間ほどの英会話なので、僕と同行した両親は駐車場で待機。なんとなく両親に「麦こがしって知ってる?」と聞いたら知っていた。昔は食べていたらしいです。娘と合流して、夜は回転寿司へ。娘も回転寿司が楽しめるようになってきて嬉しい。帰宅して娘を風呂に入れ寝かしつけ。翌朝のパンがなかったのでコンビニ買いに行って、そこから仕事。眠いけど明日のミーティングの資料を作らないと。。と頑張ったけど80%ぐらいのとこで力尽きました。
■2020/8/5 水曜日。昨夜仕上がらなかった資料を仕上げ、午前中のミーティングで発表。なんとかなりました。奥さんのお母さんが遊びにきてくれた。午後のミーティングまで終わると僕もなんだか疲れてしまい仕事は早めに切り上げ。夕飯は僕が京都からお取り寄せした「第一旭」のラーメンをみんなで食べる。スープがうまい。おばあちゃんが遊びにきて娘も嬉しそうだ。そうそう、お義母さんにも「麦こがし」について聞いてみたらやはり知っていた。昔は食べていた、美味しいものじゃない、とのこと。やはり年配の人はみんな知っているらしい。配信となった僕モテメルマガ『死霊魂』特集号、素晴らしかったですね。Netflix『ヘイター』を見る。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E2を見る。
■2020/8/6 木曜日。娘は朝から英会話へ。この夏休み期間はバスによる送迎がないとのことで、両親が車で送ってくれている。ありがたい。僕は平和に在宅勤務。夜、娘が寝てから映画を観に行きたいのだけど、一番最寄りのMOVIX昭島は20時開始ぐらいの回が一番遅い時間で間に合わない(通常だと21時以降の回もあったのですが)。シネマシティは21時以降の回も少しあるけど移動を考えると間に合わない。なので平日の映画鑑賞はあきらめていたのですが、ふとイオンシネマむさし村山のタイムテーブルを調べてみたら深い回をやっているじゃないか。21時半ぐらい開始の回まである。自転車で30分ぐらいの距離で、もっと近い場所にMOVIX昭島があるのであまり使っていないイオンシネマ村山だけど、これは使えるかもしれない。ということでさっそく夜に行ってみる。『ブラック アンド ブルー』鑑賞@イオンシネマむさし村山。僕に以外にお客さんはいなかったけど集中して観れて大満足。これからは��こを使っていこう。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E3を見る。
■2020/8/7 金曜日。娘は夏休みの宿題をやったり、英会話に行くぐらい。ゆったり過ごしている。普段からこのぐらい余裕があればいいのだけど、学校行ってるときは時間なくてかわいそうだな。まぁ僕は通常モードで仕事です。U-NEXT『書くが、まま』を見る。寝る前に会社のメールを見てしまったら超急ぎの依頼が。明日から3連休になってしまうので急いでやる。メール見て良かったんだか悪かったんだか。
■2020/8/8 土曜日。娘を習い事に送り、僕は渋谷へ。あのMIYASHITA PARKにできたPANDA EXPRESSでランチ。ちょっと高いですがアメリカのあの中華気分を堪能。ヒュートラ渋谷で『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』鑑賞。娘を迎えに行き、二人で実家へ。本日は実家でお泊り。夜は庭で花火をやったり。こういうときに大きな庭がある家��貴重であります。娘が寝てからシネマクティフ東京支部の音声配信をリモート収録。matsuさん、otokeiさん、ペップさんと。 こんな感じで映画の話をできる時間は至福。そうそう、本来であればこの日、東京五輪のサッカー決勝であったはず。チケットを確保していた僕は横浜スタジアムに行っていたんでしょうね。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E4を見る。
■2020/8/9 日曜日。実家でうまいザ・朝ごはんみたいな朝食をごちそうになり満足満足。娘を両親に見てもらい、僕は電車で上石神井へ。「ぎょうざの満州」でランチ。「ぎょうざの満州」もオーダがテーブルにあるタブレットになっていてびっくり。ナツノカモ『カモの観察会2020夏』@東京おかっぱちゃんハウスへ。ナツノカモさんの落語会。想像していたよりも観客の数が抑えられていてびっくり。なんて贅沢な時間なのだろう。映画以外でこういう公演は見に行くのっていつ以来だろう?もしかしたら2月の僕モテイベント以来かもしれない。なんかいろいろ感動してしまった。会場を出るとナツノカモさんがお客さんを見送るように立っていてくれたので、会釈して通り過ぎようとしたら「アイダさん?」と話しかけてくれた。なんでわかったんだ!?と一瞬思ったが、観客数を少なくしているし、男性のお客さんが少なかったので面識のない自分のこともわかったのだろう。ちょっとだけ感想を話した。やっぱ行って良かったなぁ。実家に戻り、夕飯をご馳走になってから娘と帰宅。DAZNでFC東京戦見ながら娘を風呂に入れたり寝かしつけたり。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E5を見る。
■2020/8/10 祝日の月曜日。午前中から娘とMOVIX昭島へ。歩いていける距離なのだけどこの暑さなので前日、実家から車を借りておいたのだ。『映画ドラえもん のび太の新恐竜』鑑賞。娘は感受性豊かすぎるところがあり、終盤すごい泣いていたらしい。しかも泣いてるところを見られたくないというめんどくさい性格で、スクリーンを出てから僕の後ろに隠れて歩いてくる。しょうがないからムダにドラえもんグッズを買い(僕のお小遣いからです)、ポップコーンを買い、車に到着するあたりでやっとまともにしゃべってくれる感じに。ふー。ほっともっとでドラえもんコラボのおべんとうを買い家で食べる。僕は車を返しに実家へ。すぐに帰宅しやっとちょっと休む。暑さで頭がぼんやりしてる感じだ。夜、娘を寝かしつけてから急いで風呂に入り、Peckinpah先生のインスタLIVEを見る。さすがの情報量であります。面白かった。しかしこのボリュームを僕モテ読者サミットでやろうとしてたのか(笑)。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E6を見る。Netflix『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』を見る。
■2020/8/11 火曜日。1日にミーティングが3つもあったのだけど、娘がまぁまぁ邪魔してくる。まぁまぁガツンと叱ったのだけどたぶん効いていない。昼、振り込みとかするために郵便局まで行ったら本当に暑い。八王子市では過去最高気温を観測したらしい。ひえー。近所の図書館にも行こうかと思ったが、向かう前に今日が休館日であることに気づいた。あぶない。夜は娘を寝かしつけてからイオンシネマむさし村山へ。『海底47m 古代マヤの死の迷宮』鑑賞。観客は僕ともう一人しかいなかったけど、ありがとうイオンシネマむさし村山。遅い回の上映をやってくれて本当にありがたい。そしてこれだよ。こういう映画を映画館で観なきゃなんだよ。『海底47m~』がつまんなかったわけじゃない(むしろ面白かった)けど、こうゆう感じの映画も映画館で観ることで、映画鑑賞体験が豊かになっていくんだ。まともに映画を観に行けるのが土曜の昼だけ、という状態だった僕からするとイオンシネマむさし村山は救世主となるかもしれない。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E7を見る。
■2020/8/12 水曜日。ここのところ朝寝坊していた娘が久々に6時から起きていた。このぐらいに起きてくれると8時前から仕事を開始できるのでお父さんも嬉しいです。そして僕モテPodcastがまさかの新着。お題映画は『死霊魂』。たしかに『死霊魂』を観たときに伯周さんが「久々にPodcastやりたいな」って云ってたけど、YouTubeの収録をするって意味かと思っていた。やはりPodcastにはPodcastの良さがあると思うので、不定期でもやってくれると嬉しい。Netflix『ザ・ライダー』を見る。村山章さんがオススメしてたやつ、やっと見た。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E8を見る。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E1を見る。うわー。
■2020/8/13 木曜日。再び家庭内でいろいろあって、仕事上のいろいろも重なりさすがにしんどい。がんばらなきゃいけないけど、ストレスもためないようにしなければならない。難しいですね。ねこでかさんに教えてもらった門真国際映画祭をオンラインで見はじめる。とりあえず『Share the Pain』『香港画』『Vtuber渚』『灼熱』を見たけどそれぞれ面白い。2000円のチケット購入で3日間いろいろ見れる。3日間ではぜんぜん足りない。ウーディネのときのようにもうちょい期間がほしいぐらいだ。
■2020/8/14 金曜日。奥さんが美容室にでかけたので娘と留守番。在宅勤務しながら勉強やらせたり。あまり外で遊べなくてかわいそうだな、と思いつつインドア派の娘はぜんぜん楽しそう。本読んだり、絵を描いたり、ゲームやったり、レゴマリオやったり。たぶん時間が足りないぐらいだろう。あと僕が仕事に集中するために、毎日時間を決めてYouTubeを見せてあげてるんですが、ひたすらゲーム実況動画を見ている。ゲームはほとんどが任天堂。さらに僕が仕事に集中するために、毎日時間を決めてスマホゲーム「スーパーマリオ ラン」をやらせてあげてるんだけど、プレイしながらひたすら実況している。あきらかに見ているユーチューバーの真似をしてるんだろうけど超面白い。こっそり録音したいけどスマホを貸してるのでできない。BS録画『名探偵ポワロ』E18を見る。
■2020/8/15 土曜日。朝から娘と眼科へ。わざわざ吉祥寺まで行ったのに休診であった。そうかお盆休みか。調べてから行くべきであった。。国立へ移動。娘を習い事に送り僕はまた吉祥寺へ。UPLINK吉祥寺で『僕の好きな女の子』鑑賞。夕方、娘と合流してから帰宅。夕食に何か買って帰ろうと思い、娘に何が食べたいかを聞いたんだけど「お父さんが家で作るごはんの方が良い」とのこと。まぁ僕は娘が好きなものばかり準備するのでわかる気もする。BS録画『名探偵ポワロ』E19を見る。TV録画『フラッシュ』S3E23を見る。これでS3完走。だらだら見ているアローバース。元気だったら夜中にライジングサンの配信を見ようかな、とか思っていたけどぜんぜん元気なくてそのまま寝てしまいました。
■2020/8/16 日曜日。午前中から娘と実家へ遊びに行く。午後、娘を両親にみてもらい僕は床屋へ。ひさびさ散髪。さっぱり。夜に鰻食べたら元気出ました。『ブックスマート』のYouTubeトークを見る。柳英里紗の話が面白い。刑事プリオのCMに子役時代に出演していたというエピソード最高。すぐに検索してしまったよ。Netflix『プロジェクト・パワー』を見る。Apple TV+『ボーイズ・ステイト』を見る。
■2020/8/17 月曜日。上司とミーティング。今年後半以降の勤務について話し、在宅を続けた方がいいじゃないか、とのこと。たしかに状況変わってないしなぁ。夜、娘を寝かしつけてからイオンシネマむさし村山へ。観れる作品は限られているけどこのパターン定着してきた。『ジェクシー!スマホを変えただけなのに』鑑賞。Netflix『アンブレラ・アカデミー』S2E9とE10を見る。これでS2完走。面白かったでーす。
■2020/8/18 火曜日。娘は「毎食野菜を食べましょう」みたいな課題が学校から出ているので、3食きゅうりを食べている。がしかし、夏ってきゅうりが悪くなるのが早いんですね。まとめて買うとすぐダメになってしまうので、毎日スーパーで1本きゅうりを買っているような状態。めんどくさい。夜は『マーティン・エデン』をオンライン試写で見る。オンタイムで見なきゃ、な試写なので大変だけど、リモートで監督のトークもついていてありがたい。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E2を見る。つらすぎるでしょこの話。
■2020/8/19 水曜日。娘、朝起きて英会話をやったまでは良かったけど、朝ごはんを準備しても来なくて、部屋で本を読みだしてしまう。呼ばなかったらどんぐらい来ないかな、と思って待っていたら1時間ぐらいしてやってときた。普通に朝ごはんを食べていた。DVD『マーダー・ミー・モンスター』を見る。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E3を見る。けんす君もすぐにこれを見るべきだな(ふだんドラマとか見ないでしょうけど)
■2020/8/20 木曜日。強烈に眠いが娘に起こされる午前6時。この前収録したシネマクティフ東京支部の音声配信を毎日お昼に更新してきたけど今日でおしまい。9月あたりにまた収録したいところ。次の収録で100回に到達するでしょう。Amazon Primeで『見えない目撃者』を見る。スターチャンネルEX『アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』S1E4を見る。今までもそうとうツラい話だったのでE4にきてエピソードタイトルが「どん底」。たしかに。。
■2020/8/21 金曜日。4月以来の出勤。オフィス内の自席引っ越しのための準備なんですけど、いやぁ久しぶり。オフィスで働いている人数人にもディスタンスを取りつつ再開。数年片付けていなかった自席はいろいろ懐かしいものが出てくるが懐かしがってる場合ではない。とはいえMeeting(もちろんオンライン)などにも出ながらなので今日1日では引っ越し準備終わらず。また来週もう1日出勤予定。通常は電車通勤の自分ですが、引っ越し準備のための出勤は車で!との指定があったので実家の車を借りての出勤。仕事終わってから実家に車を返してから帰宅。久々に体を動かしたからなのか、久々の出勤をしたからなのか、とても疲れてしまった。U-NEXT『シークレット・ジョブ』を見る。見ながら何度も寝てしまい巻き戻して(とは云わないか)見る。作品は面白かったですけど疲れてたんです。
■2020/8/22 土曜日。朝から娘と眼科へ。娘の視力はとても順調に矯正できているようで、次に来るのは2ヵ月後で良いとのこと。やったぜ。娘を習い事に送ってから僕は立川へ。シネマシティで『ブックスマート』のパンフだけ買って、キノシネマ立川へ。『海辺の映画館 キネマの玉手箱』鑑賞。圧巻。娘と合流して帰宅。帰宅したらなかなかがっかりすることがありどっと疲れてしまった。僕も娘もいろいろがんばっていると思うのだがうまくいかないこともある。でも立ち直るまで しばらくかかってしまったよ。DVDで『THE POOL ザ・プール』を見る。ワニ映画。
■2020/8/23 日曜日。娘と子供用の美容室に行く。娘の前髪を切ってもらう。さっぱりしたね。ショッピングモール内にある子供美容室で、終わってから娘に気になっていた本を買ってあげた。図書館にないタイプの本だし、僕が個人的に買ってあげているので僕のお小遣いから支払うのだが3000円ぐらいしてなかなかの出費。でも楽しそうに読んでたので良かった良かった。両親が車で迎えにきてくれてお昼は回転寿司に行く。娘は最近、回転寿司が好きだ。実家でしばらく過ごしてから娘の矯正歯科へ。まぁまぁ早く終わって助かる。帰宅して夕飯食べてから夏休みの宿題仕上げ&新学期の準備。夜は僕モテのYouTube生配信。コメント欄を使って僕モテ読者のみんなと執筆陣がやりとりしてる感じが楽しい。『キスカム!』楽しみです。U-NEXT『WHO AM I?』を見る。追悼ベニー・チャン。
■2020/8/24 月曜日。子供は今日から2学期開始。夏休みの宿題を忘れないように持たせる。日本も『ムーラン』が配信リリースとなるとの報。みんな価格について今頃文句云ってるけど、これはレンタルでなく買取なので価格帯としてはDVDセルオンリーに近いからプライスは妥当。買わないけど。夜、大きなミスをしてしまい娘を泣かせてしまった。申し訳ない。仕事で集中力を使ってしまったからなのか、体調が悪かったのか。でもお父さんが悪い。ごめん。DVD『グリード』を見る。ワニ映画。
■2020/8/25 火曜日。娘を送り出したあと八王子の病院へ通院。一時空いていた病院もすっかり以前の状態に戻っている感じだ。検査は問題なし。来月いつもより大がかりな検査をするのでその予約とか書類作成に時間がかかった。ランチ用に牛丼買って帰宅。午後からは在宅で働く。夜はDVDで『鴛鴦歌合戦』を見る。
■2020/8/26 水曜日。昼に仕事を抜け出して図書館まで娘を本を借りに。自転車で行ったがさすがに暑い。夜、「お父さんは映画を観に行きたいから早めに寝てくれ」とバカ正直にお願いし昭島へ。MOVIX昭島にて『2分の1の魔法』鑑賞。吹替で。
■2020/8/27 木曜日。朝から立川の病院へ。こちらは3ヵ月に1度の定期通院。けっこう早めに終わったので映画が2本観れる!お昼ご飯はあきらめキノシネマ立川で『グッバイ、リチャード!』鑑賞、シネマシティで『ポルトガル、夏の終わり』鑑賞。さて『ポルトガル~』はシネマワンの8階にある劇場で観たわけですが、このようなハシゴ鑑賞の場合のアドバイスをひとつ。キノシネマ立川が入っている高島屋とシネマワンのあるシネマシティビルは隣り合っています。普通であれば8階であるキノシネマで映画を観たあとに1階(またはペデストリアンデッキである2階)までおりて隣のビ���に移動するのがハシゴのルートであります。ただそのインターバルが短い場合、キノシネマで映画を観たあと、エスカレーターで1階のぼり9階にいきましょう。こちらは高島屋のレストランフロアなのですが、実はシネマシティビルに繋がる連絡通路があります。ここを移動するとシネマシティビルの12階に行けるので、そこからエレベーターで目的のスクリーンまでおりることができます。立川でよくハシゴ鑑賞する人は使ってみてください。夕方には帰宅して英会話から戻ってきた娘といっしょに夕食。夜はグッチーズ・フリースクールの『mid90s』配信を見る。映画楽しみだ。シネクイントの話についても盛り上がって面白かった。Netflix『グルグル・ゴキル ~はちゃめちゃ教師~』を見る。
■2020/8/28 金曜日。先週に続き自席の引っ越し準備のため出勤。まぁ先週でけっこう梱包できていたのでゆっくりやる。PCを広げてしまうと通常の業務が待っているのでそちらの方が忙しくなってしまったり。お昼は超久々に会社の近所の丸亀製麺へ。前は週に2回ぐらい行っていたのに実に半年以上ぶりの丸亀である。小さな幸せだ。次に出勤するのは9月か、いや10月かな。夜、娘の寝る準備をしながらエルレの配信を見る。まぁ見てみるか、ぐらいの感じで見たら最高のやつだった。スタジオでトークとかしながらたまに演奏してくれるのかな、ぐらいに思っていたんだけどロケーションもアレンジも超いいやつ。しかも無料で、でもすごいお金集まってそうでかっこいい。配信見たあとに風呂入りながらジターバグを口ずさんでしまうぐらい良かったです。ちなみに僕は徳島のジッターバグに行ったことが一度だけあります。LIVEを見たのはエルレでなくチャットモンチーですけど。Amazon Prime『ゲット・デュークド!』を見る。Amazon Prime『緊急事態宣言 デリバリー2020』を見る。BS録画『名探偵ポワロ』E21を見る。
■2020/8/29 土曜日。娘を習い事に送ってから僕は新宿へ。新宿に行くなんていつ以来だろう。おそらく3月のMCTT以来。オスロコーヒーでパンケーキを食べつつ動画を見たり調べものしたり。至福。Amazon Prime『緊急事態宣言 孤独な19時』を見る。 移動する前になんか気になってTwitterをのぞいてみたら信じられないツイートが。僕のTLの最速は光岡三ツ子先生のRTおよびツイートだったと思うけどチャドウィック・ボーズマンが亡くなったと書いてある。えええ?と思ってさらにTLを見ていくと町山さんもツイートしていてどうやら、残念ながら誤報ではないらしい。信じられない。学年的には僕よりひとつ上だと思うけど同じ43才。やはり早いですよ。僕もこの年で2回ほど重い病を経験していて、はっきりと書いてしまえば2回違う種類の癌を経験しているわけで、どちらの治療も大変だったしどちらの癌の影響もぜんぜん残っているわけですが、こうして生きていられるのはラッキーだとしか思えない。あらためてそう考えて生きていこうと思いました。なんてことを考えながら新宿ピカデリーへ移動。新ピカでチケット発券すると、チートイツさんとさっちゃんさんに遭遇。さっちゃんさんは一度シネマシティで遭遇していたけどチートイツさんとリアルで会うのは3月以来かな?こうして会えるのはやはり嬉しいものですね。長いエスカレーターを移動しながら「今週の(メルマガ)情報コーナーはシネマシティ多めでしたね」と指摘あり。ばれましたか。というわけで『mid90s ミッドナインティーズ』先行上映を観る。ジョナ・ヒル監督&入江監督の上映前オンライントークも面白かった。上映後、僕モテ読者仲間に挨拶して僕は娘の迎えに向かう。移動中、こちらもメルマガ読者仲間であり、アニメーション監督の工藤昌史さんの映画ツイキャスを聴く。前半は聴けなかったけどアーカイブあるみたいなので後ほど聴きます。娘と帰宅し、DAZNでガンバ大阪×FC東京戦を見る。すっごい相性の悪いアウェイガンバ戦でしたが勝利。嬉しい。娘が寝た後、いろいろな鑑賞予定の映画をすっとばしてDisney+で『ブラック・パンサー』を見る。WAKANDA FOREVER!!!
■2020/8/30 日曜日。午前中から娘と実家へ遊びに。実家で両親や娘と過ごせるのが本当にありがたい。昼からオンラインでMCTOS『グルグル・ゴキル ~はちゃめちゃ教師~』回に参加。あー楽しい。ラロッカさんの説には笑ってしまった。夜、娘が寝てから風呂に入り、U-NEXT『野良犬』を見る。もう20年ぐらい前に一度見ている作品だけど再見。映画はとても面白いが体力的に限界で何度も寝落ちしながら巻き戻して見るというひじょーによくない見方。でもこうでもしないと今は映画を見れないんだなぁ。自分の時間を作れないストレス、映画館になかなか行けないストレスは確実に蓄積している。それでもできることからやっていきます。
■2020/8/31 月曜日。今日発売のはずのパルムの新商品が近所のコンビニに入荷してない。ショック。夕方、Twitterに階戸瑠李さんがトレンド入りしていて何かと思ったら急死との報道。これまた信じられない。小林勇貴監督の作品などで知り(というか小林監督がTwitterで階戸さんのツイートをリツイートしまくっていたので気になって)Twitterやインスタグラムもフォローして追っていた女優さんだった。川瀬さんがちょっと前にツイートしていたのは彼女についてかな。本当に残念だ。そろそろ映画祭についていろいろと調べている。残念ながら今年のPFFは1本も観に行けないだろう。今年も映画観てからお好み焼き、というアレをやりたかった。TIFFとフィルメックスもあまり観れる気はしないけどギリギリまで調整していきたい。まぁそれより前に9月の映画祭がけっこう大変なことになっている。PFFについてはオンライン上映がないけれど、他の映画祭は一部がオンラインになったり、全体がオンライン化することになっている。これはけっこう慎重に計画しないと(映画祭期間中にあまり予定など入れすぎないようにしないと)ぜんぜん作品数が見れないことになりそう。がんばって情報を追っていこう。どうにも疲れているので夜はベッドで横になりながら映画を見る。WOWOW『リトル・モンスターズ』、Amazon Prime『緊急事態宣言 DEEPMURO』を見る。そしてちょっと疲れたな、と目をとじた瞬間に寝ていたらしい。そんな感じで8月も終わり。
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38nakao · 4 years
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はーーーあーーーいーーー。
2020.08.14(金)晴れ
 昨日の夜、ハクビシンを見かけた。最初はおっきな猫かと思ったけど、滑らかに動く尻尾を見てたらなんか長いなあ、とひとつ違和感を覚えてしまうと、耳が良く見れば丸っこいし、顔が面長なのにも気付く。「ハクビシンだ!」と無言で驚いてじっと見つめていたら、もう一匹いた。暗闇で目が合い、優雅に道路を横切っていくのを茫然と見ていた。ハクビシンかな、アナグマかな。アライグマではないな。たぶんハクビシンだよ。杉並区なのにハクビシン出るんだ。ふだんどこに潜んでいるんだろ。
 朝に家について仮眠。何時に起きたか忘れたけど、15時に実家に着いていないといけないので少し焦る。カッテージチーズにチンしたごはんをぶちこんで、ケチャップとかマスタードとかでぐっちゃぐちゃに混ぜる。コンソメも入れれば良かった。おこさまランチみたいな味する。懐かしい。少し食べ進めるとパンチが欲しくなって、コショウをかけてみたり、タバスコを入れたりして食べきった。
 ささっと荷造り。2日分くらいの着替えと下着、靴下と暇つぶし用の本とクロッキー帳、謎のリサイクルショップで買ったフィルムカメラ、一応化粧用ポーチ。あと財布と充電器、ハブラシ。 手持ちのかばんの中で一番おっきなアンブロのリュックに押し込む。布マスクをつけて、オッケー。
 いつも15時に帰るといいながら良くて16時、悪くて18時に着いたりする。今回は15時半。電車が止まっちゃったから。お母さんは病院に行っているのは知ってるし、お父さんはわたしに強く怒らない。オッケー。
 17時に戻る、と言っていたお母さんは19時くらいに帰ってきた。待合室で東京~大阪間を行き来できるほど待たされた挙句、当の本人は10分くらいで診察が終わったらしい。帰省ラッシュのない夏でも、病院は時勢に左右されない。
 久しぶりの肉。豚肉。ここ3日間、野菜と豆しか食べてなかった。お肉ってこんなにうまみがあるのか。しかもご飯は炊きたて、冷蔵庫に明太子が少し余ってるのを事前に調査していたので、思いっきりほおばってやった。他人がつくってくれるご飯ってなんでこんなに美味しいんだろう。
 ビールもある、チューハイも、日本酒もある。万々歳。3回しか食べられない実家の晩ごはん1食目。実家でリモートしてたら間違いなく太るだろうな。
 金曜ロードショーで「となりのトトロ」をやるからもちろん観る。わたしが人生で一番観てる映画。作品がオープニングと同時に始って、新鮮な気持ちになった。そっか、アニメのオープニングってこうだったよな。今はシーンが切り替わりに挟まってたりするのが一般的だと思うけれど。いいな、オープニングが作品の入口になるのは。トトロはそうじゃなきゃダメだよね。
 一番観た映画だから、サツキやメイと一緒に、同じセリフを言ってけらけら楽しんでいる。わたしが今のわりとボロい今のアパートに住んでるのに抵抗がないのも、トトロのおかげかもしれない。見た目はきれいだけど築40年。畳。ボヤボヤしてると火傷をするぜ。もっとボロいアパートでもたぶん住んじゃえば平気。となりの人が変じゃなければ。
 お父さんの喋り方だって、わたしはまったく気にならない。ちっちゃい頃だったから「そういうひと」がいるもんだと思っているし、今もそう。むしろお父さんの喋り方があんな感じだから、メイやサツキの子どもらしさが際立つんじゃないかしら。今日久しぶりにトトロを観てそう思った。良い声優を軒並み使えばいいってんじゃないよね。
 そもそも、良い演技と上手い演技が分からない。糸井重里のお父さんになじめない人は、上手い演技が聞きたいんだなと思う。まあ糸井重里が良い演技とはいわないけど、作中だと良い味出てると思うんだけどなあ、わたしがトトロ好きだからって良い様に捉えすぎなのだろうか。お父さんはあんな感じでいいんだよ、何言ってても棒読みっぽい男のひと、いるでしょ。何があっても動じないお父さん。
 サツキみたいに速く走れるようになれると思ってたんだけどなあ。なりたかったなあ。どっちかといえば、メイになってしまったな、わたしは。
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