Tumgik
#紡乃世詞音
buzzzz · 4 months
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yoruakehoshiko · 3 months
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A.I.VOICE SPECIAL BOOK 2024 の、A.I.VOICE ILLUSTRATION FESTIVAL GALLERY【イラストギャラリー】にイラストを掲載していただけました! https://www.kadokawa.co.jp/product/322309000029/ https://www.ai-j.jp/topics/10433/
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makiei-illustration · 9 months
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alsuhker · 2 months
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コラボ動画「青春♥バレンタイン ~だから友チョコだっていってるじゃん!!~/feat.紡乃世詞音・双葉湊音」動画制作
音楽:いとーじ様 イラスト・ロゴ:空水様
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gokunote · 3 years
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虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。13話
こんばんは、柊 真昼です。
みなさんはテレビアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第13話をご覧になられましたか?まだの方はこちらからぜひ。
https://youtu.be/TvEEK6AXJiM
13話が始まる30分前から手が震えてました。
来週からこのアニメがなくなってしまうんだ。ってとても寂しくなって、つらかったです。
でも、やっぱり13話のタイトルにもあるように、フェスティバル!お祭りの回なので楽しもうと心に刻んで13話に挑みました。
見終わった感想は、とても楽しかったです。
本当にお祭りのようなお話。
みんなの叶えたい夢や、見せたかったステージ。やりたかったこと。伝えたかった想い。
そこには全てがありました。
同好会のみんながそれぞれやりたいステージをやっているシーン。とっても嬉しかったです。本当にみんなが心からやりたいこと、伝えたいこと、なんか色々伝わってきてしまって思わず泣いてしまって…でもちゃんと笑顔で見ることができました。
歩夢ちゃんが、12話挿入歌の「Awakening Promis」の「伝えよう、たくさんのありがとう」という歌詞通りにファンのみんなに「ありがとう」を笑顔で伝えているシーン…とても感動しました。
愛さんはやっぱりみんなを楽しませる天才です。もんじゃ屋さんの娘、ダジャレ大好き、ということから「どんなもんじゃい!もんじゃだけに!さぁさぁよってらっしゃい!みてらっしゃい!!」というセリフ!愛さん!愛さーん!!
彼方ちゃんは、やっぱり眠るのが大好きで、夢の世界へみんなを連れていっちゃうんですよね…
彼方ちゃんにしかできない特別なライブですね…
璃���ちゃんは得意のゲームで色んな人と対戦!色んな人とゲームを通して繋がります!登場したネコのロボットは、璃奈ちゃんの家にいるネコ型ロボットアランちゃんです!そして敵役の蛇!あの蛇はサスケです。ファミ通appの4コマ漫画で歩夢ちゃんのペット的な立ち位置にいます笑、上に乗っているネズミは、かすみんがよくいたずらに使うぬいぐるみが元ネタですね。確か名前はかすみん2号?だったような!笑、小ネタ満載です!
果林ちゃんは、5話でエマちゃんが果林ちゃんに向けて伝えた言葉「やりたいと思った時から、きっともう始まっていると思う」この言葉をちゃんと胸に残しながら、それを果林ちゃんと同じ境遇(興味はあるけど私じゃ…)の女の子に伝えたのが、なんかもうグッときました。
それに果林ちゃんの後ろにある掲示板のメッセージイラスト、実際にリアルの世界で募集したメッセージが掲載されています!(EDのクレジットを見ていただければわかると思います!このクレジットでまた涙が出そうになりました…)
そしてファンの子が次のステージまで連れてってくれる様子…果林ちゃんは方向音痴さんなので、よかったです。
エマさんは、子どもたちと手を繋いで、一緒に歌って踊って、とても楽しそうなライブをしてくれています…実際に1stライブでエマさんのステージでは子どもたちが出てきて一緒に踊ってくれたんですよ!もちろんみんな子どものダンサーさんなのですが、そのシーンがとても微笑ましいんです…エマさんだけに…
かすみん、しずくちゃん、せつ菜ちゃんはやりたい放題でしたね!ここが1番笑いました!笑
12話でかすみんのファンの子(コッペパン同好会のみなさん)が作っていたのは移動型ステージ「どこでもかすみん」だったんですね!笑
そしてしずくちゃん…もとい正義のアイドルが「しずくスカイブルーハリケーン」でどこでもかすみんの妨害を除去します!
さらにせつ菜ちゃんの「せつ菜スカーレットストーム」が炸裂!どこでもかすみんは撤退…!
そしてせつ菜ちゃんの「今日もまた世界を救ってしまいました!」
これはせつ菜ちゃんのライブでのコーレスなんです!まさかアニメで聴けるとは…!
ふぅ…楽しすぎました…
そして冒頭から同好会のみんなで回しあっている謎のノート…最後まで見てもこのノートがなんだったのか明確な答えはありませんでした。
私が考えてたのは侑ちゃんに隠して回していたことから、最後の同好会のライブで披露していた楽曲の歌詞を制作していたのかな?って思ってました。曲は12話のcパートで侑ちゃんが弾いていたもので、それを聴いたのは歩夢ちゃんだけだったので、ノートは歩夢ちゃん発進なのかな…?と…どうなんだろう。
そして自信が欲しいという侑ちゃんに対して歩夢ちゃんの表情…何を想ったのでしょう。
愛さんのライブでのトラブル。璃奈ちゃんがなんとか直してくれました。天使天才天王寺でしたね…(これも璃奈ちゃんのライブでのコーレスです。感想として輸入してみました)
というか、ここまで璃奈ちゃんは「愛さんに助けてもらってばかりで、何か恩返しをしたい」とか考えていたのでしょうか…
たしかに愛さんが璃奈ちゃんに与えたモノは今まで璃奈ちゃんが求めていたモノで…だけど愛さんにしてみれば"与えた"なんてつもりはなくって。だからここでの璃奈ちゃんのセリフを愛さんらしく訂正しているんですよね。
「違うよ!」って言うんじゃなくて「何言ってんの〜!(頭わしゃわしゃしながら)このこの〜!」からの笑顔。なんですよね…
なんかその顔久々に見た〜!ってところで璃奈ちゃんが本当にちょっと照れてるんですよね。目を横にそらしている!「てれてれ」かわいい。
そしてしずくちゃんとかすみん。
12話のcパートでしずくちゃんが見ていたものはかすみんにあげる髪飾りだったんですね…
というか、ずっと触れていませんでしたが、かすみんの髪飾りについてなんですけど
スクスタでの宣材写真では最初からつけていたもので、アニメになったときのキービジュアルでは髪飾りしてなくって…私はてっきり髪飾りは特に意味を持たせないから登場させないのかなって思ってたんです。それが最終回で登場しますかね?!しかもしずくちゃんがかすみんへのお礼として渡すって…!!やばいですね!
ここで不運が。雨です。急な雨。
コラボステージは中止。他のライブステージも中止となりました。ステージが使えるのは19時まで…時間は限られています。ここまで侑ちゃんの表情が曇るのは初めてじゃないですかね?歩夢ちゃんとの一件でもここまで陰りのある表情はなかった気がします。本当に打つ手がないといった状況ですもんね。
μ'sの高坂穂乃果は、「雨やめー!!!!」って空に叫んで太陽を呼びました。奇跡です。普通はありえません。
虹ヶ咲の物語ではその奇跡がなかったんです。
でもみんなが想いあって、支え合って、みんなで夢を見たステージ。最後のライブ会場にも人がたくさんいて、みんながみんな心から楽しんだんです。雨の後に虹がかかるように、そこには虹色の笑顔がたくさんありました。
奇跡は起こせなくても、雨が降った後は虹が…
なんかうまく言い表せられないのですが…なんかこう天候を変えたμ'sとの対比を感じざるを得ませんでした。
時間は19時が過ぎて、フェスティバルは終わり。と思われた矢先。歩夢ちゃんの言葉。
「終わりじゃないよ。これで終わりになんてできない。まだ伝えたいことがあるから」
この歩夢ちゃんですよ…歩みを止めるつもりがない歩夢ちゃん…やっぱり伝えたい人に伝わらないと意味ないですよね…
1話で歩夢ちゃんの手を引いて部室棟へ向かった侑ちゃん。
今度は歩夢ちゃんが侑ちゃんの手を引いてみんなの元へ向かいます。
客席から、ファンのみんなと同じ目線に立った侑ちゃんへ伝えたい想い。
フェス中、侑ちゃんはチラシ配りで忙しくしていてみんなのステージをまともに見られていませんから。ここでみんなからちゃんと想いを伝えないと。(12話でも侑ちゃんは「ステージ見られないかもだから…」と言っていましたからね。歩夢ちゃんがそれを聞いていたこともあって、やっぱり侑ちゃんに伝えたいと思ったんでしょうか…日本語が下手ですみません…)
1人1人のmc良いですね。
とてもみんな良い言葉を紡いでいます。
せつ菜ちゃんの「今までみんなに支えてもらった分、次は私たちがみんなの夢を応援します!」
歩夢ちゃんの「これからも躓きそうになることはあると思うけど、あなたが私を支えてくれたように。あなたには私がいる。」
特にこの言葉たちに胸を打たれました。
侑ちゃんを通して、ニジガクのファンに向けても伝えられているかのような言葉。
少なくとも私の胸にも刺さりました。泣きますよ、こんなの…
同好会全員の楽曲です!
あなたのための歌「夢がここからはじまるよ」
この曲良過ぎませんか?
12話のcパートで侑ちゃんが弾いていたメロディがイントロで鳴って…
そして振り付け!!!みんなのソロ楽曲の振り付けが散りばめられている!!
そして侑ちゃんとメンバーの想い出が溢れています…無理だ…無理ですこの演出…泣
そしてみんなが手を伸ばす演出…
手を伸ばすのは、スポットライトが当たったお話の順番ですね。
「ほら、夢で開く新しい1ページ」
みんなで回していたノートを想起させるフレーズ。みんなお話を通して新しい1ページを開いてきました。それはもちろん侑ちゃんも含めてです。歩夢ちゃんと夢を見て、みんなの夢に触れて、自分の夢が開いたんですよね。
もう素晴らしすぎます。
「踏み出そうよnew stage きっと大丈夫だよ。誰より知っている、願いは叶うよ。新しい明日へと、さぁ夢がここから始まるよ」
これ完全に侑ちゃんに向けてですよね。
(このあたりで、果林さん泣いてる…)
そしてDiverDiva(果林さんと愛さんのユニット)、QU4RTZ(かすみん、璃奈ちゃん、エマさん、彼方ちゃんのユニット)、A・ZU・NA(歩夢ちゃん、しずくちゃん、せつ菜ちゃんのユニット)のカット!そして学年別のカット!欲しかった描写が一気に流れ込んできて、なんかもう泣きましたね。
一枚絵のところ全てが愛に溢れていて、もうやばすぎます。
そしてライブが終わり後日。
次は絶対に参加したいという旨のメール、校内での話題性、海外からのメール、明らかに第2回のスクールアイドルフェスティバルを開く感じですよね…!
そして歩夢ちゃんのこのセリフ!!
「はじめてよかった」
この言葉が聴けて本当に良かったです。
侑ちゃんが離れていく、自分が侑ちゃんから離れていく。そんな感覚になってしまって…始めたことを少し後悔したこともあったかもしれません。そんな歩夢ちゃんが笑顔でこの言葉を紡いでくれたのが…もうなんか泣きますよ…こんなの
そして侑ちゃんがピアノを弾きはじめた瞬間、EDが流れます。まるで侑ちゃんが弾いているように。この演出本当に痺れました。最高すぎます。
はぁ…本当に良いアニメです。
プロジェクト発足から追ってきて3年弱でしょうか。当初はアニメ化の予定がなかった虹ヶ咲。そんな虹ヶ咲が地道に活動を続け、着実にファンを増やしていって、たくさんの人の目につくようになって、「ゆっくりと走る」活動を続けてようやく実を結んだアニメ化。
この最終話がこの終わり方ですよ。
最高すぎます。
正直、2期はあってほしいです。
色んな子が絡むのを見たいですし、10人目のメンバーが出てきても面白いです。
でも1期で綺麗に終わってもそれはそれで良いのかな、と思いました。
侑ちゃんが最後ピアノを弾いて「NEO SKY,NEO MAP!」が流れた瞬間にそう思ってしまいました。
なんて綺麗な終わり方なんだろう、と。
キャストさん達による生配信を見た後での、この13話だったのでより心にきました。
本当に丁寧に製作してくださって感謝しかありません。なんかもう素晴らしすぎました。
全話好きです。最高です。
も��2期がなくても彼女たちの活動は続きます。侑ちゃんに会えないのは寂しいけど、あのみんなならきっと大丈夫です。もう、なんか感無量なんですよ。本当に。
これ以上言えないです。
そしてめばちさんのイラストがもう本当に最高です。虹ちゃんたちの色に合ってて、なんか親和性がすごくって、暖かくて優しくて…もう涙でます。
今日はもうこのまま余韻に浸りながら眠ろうと思います。ミスなどは気づき次第修正します。
また感想を連ねるタンブラーを書いたり虹ちゃんについて書きまくったりするかもしれません。いや、書きます。なのでそのときはよろしくお願いします。
それでは今回はこの辺で締めます!
ここまで見ていただきありがとうございました!
では、また…!
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theatrum-wl · 5 years
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【劇評】与えられた平穏の中で真の幸福は見つかるか
板尾創路×田村孝裕(ONEOR8)『莫逆の犬』  小泉 うめ
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幸せになりたい。人はしばしばそう願う。だがその過程で苦難に直面した際には往々にして平穏を求めてしまうものである。そしてついその平穏そのものを幸福だと勘違いしてしまう。もし毎日何もせずに一生を暮らしていけたら、それは幸せなのだろうか。笑いを交えながらテンポよく展開される会話のなかで、個人にとっての幸せとは何なのか、それぞれの観客にあらためて考える機会を与えるような時間だった。
この作品は脚本・演出を務めた田村孝裕が主宰するONEOR8によって元々は2008年に上演されたもので、今回は神保町花月とONEOR8のコラボレーション企画として上演された。ONEOR8のメンバーががっちり脇を固める中、宮下雄也を中心によしもとクリエイティブ・エージェンシーの役者陣の好演が際立っていた。
それはある男の10年間の引き籠もりの物語だ。とは言ってもいわゆる引き籠もりとは違う。主人公の一郎(宮下雄也)には何らかの罪の容疑がかかっていて、それから逃れるために父親の幸三(板尾創路)が用意したマンションで恋人の美月(大谷麻乃)によって世話をされながら匿われているのだ。
舞台セットはコンクリート打ちっ放しのシンプルな造りのマンションを模した部屋で、そこは簡素な家具でまとめられている。冒頭のシーンで部屋を訪れた幸三が、手厚い援助を申し出ているにもかかわらず贅沢をしようとしない美月のことを一郎相手にベタ褒めし続ける。この辺のやりとりはこの再演に際して書き足されたシーンのようだが、息子への溺愛ぶりが板尾のキャラクターとも相まってユーモラスでありながら、その人格の裏側が見え隠れするようでグロテスクでもあり、物語の後半への含みとして効果的だった。
この部屋に一郎がいることは幸三と美月以外には知られてはいけないのだが、そうであるにも関わらず時折外部から訪問者がやっって来る。シリアスな物語の中におかしな人々を登場させて舞台上を換気するように笑いを誘うのは田村の戯曲の真骨頂だが、それはただ笑いを取ることだけが目的ではない。それによってこの部屋の秘密は危機にさらされ、逆に緊迫感は高まっていく。そのようなことが繰り返されながら時は流れ、やがては一郎が犯した罪やそれを守ろうとする父親の理由も炙り出されて行く。
 最初に美月の弟・照実(ヒラノショウダイ)が大学受験のためにやって来る。一郎は顔を見られてはいけないのだが、照実のことが気になってドア越しにしつこく話かけたり、結果的には大仏のマスクをして出てきたりして客席にも笑いが起こる。
照実は社会人になった後半で、酔っ払って先輩の内山田(恩田隆一)と圭介(矢部太郎)を連れて再びこの部屋に転がり込んでくる。ここで3人が引き起こす職場の人間関係を発端とする騒動も可笑しいが、この部屋の状況を知っている観客の立場からすると、照実の気の利かない振舞いにイライラもさせられる。高校生の時の演技から役柄の根底を壊すことなく時の流れを感じさせるヒラノの変化が鮮やかだった。またそのように成長して変化する若者がいる一方で、何の進歩もしない一郎の姿がそれとコントラストを成してますます侘しい。
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父親に守られて外部との接触を断ちながら暮らしていた一郎と美月だが、やがて美月はスーパーで働くようになる。稼げるうちにお金を稼ぐためとは言っているが理由はそれだけではないように見える。愛情に溢れ献身的だった美月の心も、何も変わらない一郎の前で少しずつ変化していく。 
美月のスーパーの同僚・りょう(冨田直美)も訪ねて来る。騙されて洗脳でもされているのではないかという心配と、そこまでして貢ぐ男がどんな男なのかという好奇が半々で様子を窺っているようだ。このように外からここにやって来る者は、常に社会や世間を背負って一郎の前に現れる。
一郎が体調を崩した時に、りょうの知り合いのオカマのガリ子(山口森広)が怪しげな自家製ドリンクを持ってやって来る。ガリ子が妙に健康志向が強いこともこのキャラクターをしっかりと立たせている。この時一郎は幸三の届けた薬と美月が用意した薬を両方使用していて、過量摂取のため更に体調を悪くしていることをガリ子から指摘される。それは誤った愛情を与え続けられて、ますます取り返しのつかない方向に向かっている一郎の姿を描くエピソードとして印象的だった。
一郎の犯した罪は誤って母親を殺してしまったことであることが分かってくる。幸三はそれを事故だと主張しているが、幸三が家庭を顧みずにいたことも原因で母親が浮気していたことなども分かってきて、この引き籠もり生活の裏側の理由も次第に見えてくる。
美月はやがて同じスーパーで働いていて、りょうからイジメられていたラン(奈良岡にこ)とガールズバーでも働くようになる。少しずつ服装が派手になっていく美月からそれに気付きながらも立場の弱い一郎は何も言えないでいる。そして美月は同じスーパーで働いている八雲(西田どらやき)と付き合うようになり、ついには八雲に連れられて部屋を出て行ってしまう。恋人に捨てられる時の未練話は珍しくはない。だが八雲と美月からどんな言葉を言われてもそれを受け容れることなく常軌を逸した愛を語る一郎は、そこでまさに莫逆の犬となっていた。
外からこの部屋にやって来る人々は、いずれも不満を抱えていて愚痴っぽく、この部屋の秘密を守る観点で眺めていると嫌な感じのする者ばかりだ。しかし、受験生、安い時給で働くスーパーの店員、そのスーパーでいじめられて転職してガールズバーで働く女、生まれ持った自身の性を受け容れられずにいる者、酔っ払って管を巻くサラリーマンたち、いずれもが社会の中で必死に生きている人々の象徴のような存在ばかりで、外界から閉ざされてこの部屋に隠れて暮らしている一郎と比べると、正に生きているという存在であることにも気が付く。
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シーンは「何年何月」と表示されて進んで行き、通常であれば時間進行を感じさせることにもう一工夫欲しいと思うところだが、この戯曲の場合少しずつ変わっていく外側と対照的に一向に変わらない一郎を浮き彫りにすることに成功している。
初演は1999年から2008年の10年間を描いており、そもそも「1999年7の月に恐怖の大王が来るだろう」というノストラダムスの大予言が社会不安を煽った時代の中で頑なに外界とのつながりを断った男の物語であることを暗示していた。今回時代を2009年から2019年に移したことでどうしても考えてしまうのは、この期間内に東日本大震災のあった2011年をまたいでいることである。劇中でもこの部屋にやってくる人達が外で大変なことが起こっていることを示唆するよう台詞も入れられていたが、それでも外界と関わることをしなかった一郎の姿にあらためて莫逆という言葉の意味を考えた。
幸三も次第に年をとり支援も少しずつ心もとなくなる中、ついに一郎は1人で死んでしまう。初演では美月に捨てられた後に餓死するのだが、今回の上演では自らの意思で死んで行く。餓死というのはいかにも飼い主に捨てられた犬の最後らしさがあったが、現実味には欠けるところもありタイトルに対して忠実なのだが、紡ぎあげた物語のリアリティを最後に損ねるところに課題を感じていた。今回の改編によるこの能動的な死を現実社会で決して肯定はしないが、一郎が感じた絶望を表現する方法としては成功しており、そこに人間らしさを感じる幕切れではある。
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オープニングとラストで一郎が死ぬ直前のシーンが示される。ソファに寝そべりながらネットのアダルト動画を見ようとしているのだが、ネットの接続状況が悪くて苦労する。そうこうしている内に花粉症でくしゃみが止まらないので鼻をかむと、そのティッシュが最後の1枚でボックスティッシュが尽きてしまい、一郎は情けなさそうに事を諦める。それ自体はコミカルでもあり人が死ぬような理由には見えないが、自ら能動的であることをすっかり忘れ、与えられるものだけで生きていた男にとって、絶望的に惨めな瞬間として映る説得力のあるシーンでもあった。
不自由なく暮らすことを幸福だと考えていれば、この作品の序盤の一郎は少々羨ましく見えるかもしれない。しかしこの結末を観れば、そのように考える人でさえ自らの本当の幸せについて見つめ直すことになるだろう。そしてそれは与えられるものではなく、自らの努力によって手に入れるべきものであることを思い出すのではないだろうか。
幸三は息子の一郎に静かな暮らしを与えることを幸福だと考えたし、美月も最初は恋人と二人でこの部屋で暮らしていくことをそうであると受け止めたのだろう。また一郎は自らの理由があってそれを受け容れざるを得なかった。
しかし人間の幸福の本質は、それぞれの夢や希望を叶えるとことにある。また同時にそれは苦難を孕んでいる。何もしない一郎の周りで、もがきながらもそれを手に入れようとしている人々の姿に生きるということについて考えた。哲学的なことや宗教的なことを提言するつもりはないが、生きているということは脈を打ち呼吸をするだけのことではない。時に苦難と対面してそれを乗り越えることに、生きるということの本質はあるのではないだろうか。
※性的な表現については戯曲の表記に準じています。
  ・小泉 うめ 観劇人。観客発信メディアWLスタッフ。
出演:宮下雄也 / 冨田直美(ONEOR8 ) / 山口森広(ONEOR8) / 恩田隆一(ONEOR8) / 大谷麻乃 / ヒラノショウダイ / 西田どらやき(入間国際宣言) / 奈良岡にこ / 矢部太郎(カラテカ) / 板尾創路 脚本・演出: 田村孝裕(ONEOR8) 舞台監督:及川勝  照明:アーチェリープロダクション  音響:アラベスク 舞台美術:窪田将宏(フジアール)  衣装:雨宮愉子 宣伝美術:上屋敷拓巳 演出助手:田畑良守 プロデューサー:北畠秀昭/ 星野早紀  広報宣伝:大谷靖徳 協力:ONEOR8 企画・製作:(株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー 劇場:神保町花月 期間:2019年2月20日 (水) ~2019年3月3日 (日) 料金:前売・4,500円 / 当日・5,000円
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itokunatoe-blog · 7 years
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予告編映像を解禁しました!
本日より、映画『伊藤くん A to E』の予告編映像が解禁となりました!
木村文乃さん演じる崖っぷち脚本家・矢崎莉桜が
【毒】っ気たっぷりにナレーションを務め、
「あいつ��さえ、出会わなければ―」と印象的な声でスタート。
とにかく理解不能な“伊藤”(岡田将生)の言動に振り回されていく人々が、
全員無様な姿となって、もがき続ける様は、
心を鷲掴みにされ、引き込まれていく、スリリングな映像となっています。
さらに、andropが本作の為に書き下ろした主題歌「Joker」も初お披露目!
楽曲は、2018年1月10日(水)”い(1)とう(10)の日”に
ニューシングルとして発売されることも決定しました!!
予告編映像は、全国の上映劇場にて順次、また映画公式サイトでもご覧いただけます。
ぜひチェックしてください!
■androp 内澤崇仁(Vocal&Guitar)
「原作や台本やドラマを拝見し、様々なお話を伺いながら少しずつ楽曲を紡ぎだしていきました。  『伊藤くん A to E』の世界が、僕らの音で更に肺腑を衝くものになることを祈っています。」
■廣木隆一監督 「いま音楽業界で注目の内澤さんが手がけてくださって、すごくいい主題歌ができたと思います。  作品に沿っているけれど、andropの世界観もちゃんと出ている。  歌詞が作品に合っていて、もがいている女性たちの心情が表現されています。」
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lostsidech · 7 years
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3: Pair’s First United Front(3/3)
→UNITED FRONT: 夕方、七崎瑠真
  株式会社ホムラグループ、東京本社。
 ものものしい柵の前に瑠真は一人佇み、曇天に伸びる白いビルを睨んでいる。同じ白壁でも丸いフォルムとガラスで開放感を重視した協会とは違い、画一的な窓の分厚さと不気味な細長さが来る者を拒んでいるように重苦しく目につく。
 もっともそれは、ここぞ敵の本丸と気構えた瑠真のほうの視界の問題かもしれないが。
 翔成の父親の噛み合わない記憶は、ホムラグループの手出しに違いないと瑠真は半分確信していた。妖術師が何かしているとしたら、望夢も春姫も黒だと言った本社は限りなく手がかりに近い。
 望夢から返事が来るまで待ちたかった気持ちはあるが、あのでくの坊、夕方六時定時連絡をすっぽかした。向こうも忙しいのだと思いたいが、制限時間をお互いに決めた以上じっとしているわけにもいかない。それから、単純に気が急いて、瑠真個人が突き動かされていた。繋がる謎があるから。今回本題ではないけれど、ここには、山代美葉乃につながるヒントがあるかもしれない……。
 心の奥底で、ほんとうは連絡を待たなければならないことを知っていた。だけど、ペアに止められたくない、と意地になったもっと根底の部分が言い返していた。
「……よし」
 決心を反復して確認した。つきん、と心臓に緊張の痛みが走る。日沖家でも注目を集めたマスコットは入念に見えにくいように奥に仕舞う。
 正面扉に近づき、ロビーに入る。協会の重厚な木造りとはまた少し趣が異なる、透明感あるロビーだった。広くはないが現代的で、ガラスと鏡でしつらえられた空間に丸い受付が備えられている。
「あの」
 受付ににじり寄って声をかけると、愛想のいい女性がにっこりと応対した。
「あら。こんにちは?」
「本部の児子(にこ)さんに、どうしても、緊急で、用事があって。お仕事中だと思うんですけど」
 仕事中は百も承知だった。成実には悪いが電話はしなかった。直接の知り合いならいざ知らず、他人が頼んでも、相手に後ろ暗い部分があればあるほど事前連絡を警戒されるのが目に見えていたからだ。瑠真の名前は協会のデータベースに載っているという弊害もあり、名乗ることができない。直接行って急用を訴えた方が、まだ捕まえられる可能性が高いという算段だった。
 不安が仄かに胸を突いている。決めて来たのは間違いないけれど、簡単に足を踏み入れていい場所なのか、断言できるわけじゃない。ここは妖術師勢力の本拠、協会とは違う世界を見ている人たちの居場所……
 ホムラグループの受付嬢は難しい顔をしていた。入った時点で子供だからと無碍に追い払われなかっただけでも僥倖ではある。
「ごめんなさい、どれくらい緊急なのか、教えてもらわないと……」
 強行突破の手段をもう一つ考えていた。
「私、児子さんの姪の莉梨(りり)っていいます。家庭の事情で、ちょっと電話も使えなくて」
 嘘の固有名詞を出すとき、少し心臓が跳ねた。
 曖昧な切り札だった。立ち去り際、翔成の父親が教えてくれた名前だ。
(「児子がよく預かってるって言ってた、姪だったかな。君と同年代の女の子だから、そのあたりで親近感を持ってくれるかもしれない」)
 もちろん身分詐称に使うとはその場では言っていない。勝手に聞いて勝手にやっているのは七崎瑠真で、日沖家には関係がない。
「あら。莉梨さん?」
 思った以上に受付嬢が反応した。こちらを見つめて目をぱちくりする。児子経由か何か、彼女も知っていたのかもしれない。
 一瞬ひやりとしたが、顔を知っていたわけではないようで、すんなりと内線電話機を取ってくれた。ダイヤルを押して待ち、少しして話しかける。「児子さん、莉梨さんがお呼びです」こちらはもう一度そこで息を詰めた。けれどやり取りは短く、特に問題はなかったようでそのまま受話器が置かれた。
 ほうっと息を吐いた。万一にでも本人確認でお喋りでもさせられたら、逆にひと暴れでもしてやるつもりだった。相手からすれば偽物の姪を、補導に出てくる可能性があるわけだ。各方面に申し訳ないが瑠真の得意分野はそういう方面である。
「本人はちょっと上から動けないので、部下をやるから上がって待って、だそうよ。ここにいてね」
「はい」
 それならどのタイミングで嘘の仮面を脱いで本題を投げつけるか……部下に本名を伝えても仕方ない。上で顔を合わせてからか。待っている間に移動中ペアに入れた定時連絡を確認する。返事はまだなかった。読んだ形跡もない。
 溜息を吐いて顔を上げると、カード認証式ゲートの向こうに若者の姿が見えた。黒髪にウィンドブレーカーのようなカジュアルな上着をまとった、二十代半ばか後半かの、背の高い青年だった。
 青年は朗らかな声で、
「やあ。児子さんの部下で鈴木っていいます、呼んだのは君でいいかい?」
「あっ、はい、莉梨です……」
「莉梨ちゃんのことはよく知ってるよ。とりあえず入っておいで」
 鈴木の社員カードでゲートを開けてもらった。ちらりと認識が引っかかる。
(鈴木?)
 日曜の依頼の岳下が言った、ごく普通の名前、というプロジェクト担当者の条件に適う気がする。
 いや、どう見ても新卒何年目の若者で、重役には見えない。社内に鈴木なんて何人いるという話だろう。別人だ。
(……だと思うけど)
 警戒するべきだ。鈴木を名乗った青年の背後、受付からも死角になる位置でペタルを練り、全身に防護と筋力増強のどちらかをすぐにかけられるように準備しておいた。ここはたぶん望夢に言わせれば不便な協会式、何かやると視覚的にすぐばれる。能力の悪用を約束で禁じる協会の教育では、第一に〈光術〉から枝を伸ばす八式カリキュラムが採用されている。すべての動作に発光を伴うから、とりあえず隠れて細工はできないわけだ。
 それにしても、と瑠真は集中を戻す。受付嬢といい彼といい、児子の姪のことは意外とよく社内に知られているらしい。
(偽物だってばれてるとしたら……)
 嫌な感想がちらりと過った。だが態度に表すわけにはいかない。腹をくくるしかない。ここまで来たらどちらでも同じだ。
 鈴木はエレベーターに乗って五階を押した。扉が閉まり、圧力を伴って金属の箱が上昇を始める。会話はなかった。黒髪を後ろに撫でつけた青年はこちらを見もしない。瑠真は静かに距離を測り続ける。
「着いたよ。おいで」
 それが次の言葉だ。エレベーターホールから下ろされる。五階の廊下はロビーとは一転、入り組んだ会議室の集まりでほの暗かった。
「ホムラグループって研究開発部門もあるんですよね? それってどの階?」
 できるだけ無邪気を装って尋ねた。鈴木は笑い声をあげた。
「ここで探しても仕方ないよ。研究所は別にあるから」
「あ、そっか……」
 先を行く鈴木が足を止め、一つの会議室の扉を開けた。どうぞ、と手で入室を促される。大の苦手だが一応警戒してまずは罠の気配を探った。望夢が得意な感知系だ。やっぱり何も分からないのは想定の内だった。覚悟を決めて一歩踏み出した。まだ、瑠真個人が罠を受けるような展開は特に発生していないはずだ。
 会議室の窓際に一人、男が座っていた。ベージュのジャケットのカジュアルスーツの前を開け、やや思い切った色選びの赤いネクタイを締めているのがどこか挑戦的な人影だ。年齢は五〇周りと思われる。案内されたということは、この人が、
「にこさ―」
 声をかけかけて、言葉が詰まった。その男性が机の上にこうべを垂れ、完全に気を失っていることに気が付いたから。
 背後でドアが閉まった。
 背筋が冷えるのを他人事みたいに知覚した。ブラインドが完全に降りている。
 後ずさりした瑠真の肩を青年が支えた。
「さて、思いっきりこっちも話があるわけだけど」
 やばい、と思った瞬間ほぼ無意識に両腕を中心にペタルを発現していた。瑠真の身体が鈍色に輝いた。自分でも現象と同時くらいにようやく認識が働く。〈増強〉系。
腕っぷしで突っ込む! 相手が次に口を開く前に、口の中で増強系体術の教育用通し番号を唱えた。型名みたいに身体で覚えやすいから。重心を落として相手の腰回りに抱き着き、胴体を押し払った。抵抗を予測したが、意外にあっさりと青年の細身が動く。
 うわ、とゆるい声とともに鈴木を名乗る青年は机の列に突っ込んだ。
 逃げようと扉に手をかけたが、その机の列から声がかかった。
「翔成くんの話をしに来たんじゃないの?」
 ぴたりと動作が止まった。後輩の名前が出た。
 振り返ると、青年が体勢を立て直して、倒れた机の端に腰かけ、こちらへ話しかけていた。
「いきなりひどいじゃじゃ馬だな、きみ。まあ見越してたけど。とりあえず、俺は敵じゃないよ。私怨はあるけどね」
 攻撃の意志はない、とばかりに両手をひらひらと振ってみせる。瑠真は扉に背を押し付け、青年を睨みつける。
「私怨……?」
「あぁ、そっちから行く? 莉梨の名前を使うんじゃないよ、その子は別に児子の姪じゃないからね」
 明らかに青年の瞳にどろどろした恨みが宿った。情報を見込んだのとは関係のない部分の答えだったが、それで少し現状が理解できた。一階で偽名を聞いた時点でたぶん別人だとばれていたのだ。やはり下手な嘘なんか、吐くものじゃない。
「莉梨のことは置いとこう」
 青年は冷静に言った。
「とりあえずまず、俺は児(に)子(こ)操(そう)也(や)。善也は俺の父親だ」
「アンタもニコ?」
「せめて敬称付けろよ、年上だぞ」
 とげとげしく訂正を受ける。置いておこうと言われはしたが恐らく嫌われたみたいだ。ホムラグループの青年、改め児子は、「鈴木」の名札を外して、それで窓際の男性を指した。あちらが本来の名札の持ち主、ということだろうか……瑠真が一階で児子さんをと呼んだから、同じ苗字の児子操也は瑠真と二人になるまで名前を詐称していたらしい。
「君が何しにここへ来たのかはだいたい想像がつく。日沖翔成くんの事情が知りたいわけだ」
「……」
「これに関しちゃ俺たち親子は担当者だからそれなりに詳しい。もちろん君の名前もね、瑠真ちゃん」
 睨む視線を強くするしかなかった。
「翔成くんにどうして担当者なんてものがいるの?」
「正確には父の善也が、翔成くんの父親の担当者だった」
 翔成の父親。今日話をしたばかりだ。
「あちらの父親はちょっとした不幸な行き違いで、ホムラグループに敵愾(てきがい)心を抱いていてね。俺の父親が、ちょっと話し合ってそれを解消してもらった。仕事はそれで終わり。お話も終わりの予定だったんだよ。ところが、ついでの経過観察を任された俺が呑気に眺めてると、翔成くんがその頃からどうも両親に隠し事を始めたじゃないか?」
「どうやってわかるの、そんなの?」
                         胡散臭い語りに瑠真は敵意を隠さないまま口を挟んだ。監視カメラでも仕掛けたとか言わないだろうな。だとしたら立派な犯罪だ。
「俺が世間話ついでに何度か家に行っただけさぁ」
「……そんなこと、日沖家両親とも言わなかったけど」
「おっと」
 口を滑らせた、とでも言いたげに児子が唇を押さえた。それも人心操作とやらか? 腹立ちで殴り掛かりたかったが、仮にも有益な情報を共有している最中だ。児子は続けて、
「じゃ、ま、極秘情報だけど遠慮なく。俺がなぜ鈴木さんの名札を借りているかわかる? 色々都合のいい理由はあるんだけど、一つとして、児子善也、カッコ俺の父、と鈴木さんが入れ替わっていたことへのリスペクトがあるね」
「入れ替わっていた」
「そこで寝てる鈴木さんはもともと日沖さんと同じ、ちょっとばかしホムラグループの反勢力的な香りを漂わせてた人だ。俺の父親は���らのやり取りに入り込んで話を聞くために、鈴木さんと自分、日沖さんと自分をそれぞれ誤認技術使って入れ替えて、いつも通りに話させようとした。その結果出てきたのがイフの計画……まぁ、この話にはどうでもいいっちゃいいんだけど、一応言っとくと君がさっき名乗りやがった莉梨ちゃんの誘拐計画ね」
 莉梨は思っていた以上に重要人物だったらしい。顔も知らない少女に頭の中で許しを乞う���おく。
「で、俺らは何をしたかって言うと、彼らの『思念』を消して、同じことを企めないように、関係メンバーをばらばらにした。日沖さんは社長だったから動かしようがなかったけど、とりあえず動かせる奴は転勤とか転属させたということだ」
「シネン?」
「きみ、望夢くんの知り合いだよね? 帆村式がウンヌンは喋ってもいい相手? オーケー。帆村式の解釈ベースは人間の思念です。ある人が関心を持つこと、信じること、望むことを操作することで状況を調整する」
 人心操作とはそういうことか。児子は瑠真の促しを待たず喋り続ける。
「ただし帆村汎用型の思念操作にはちょっとした穴もある。最大の問題が、親しい人には本人の思考回路や興味の対象が変わったのが分かってしまう可能性があるということだ。すげえ技術者が丹念にやればそういうミスは減らせるけど、まぁ普段はどちらかというと後追いで穴を埋めるほうを選ぶよね」
「……なるほど」
「そういう話聞いてた? それで経過観察が俺だったの。俺はご家庭の様子を見て、翔成くんがお父さんの変化に気づいたなって察した。それで申請してつい先日、先週頃、今度は日沖翔成くんの担当者になったってわけだ。親から子へ、観察者も被観察者も。アンダースタンド?」
 流れは理解した。どこまで信用していい相手なのかは置いておいて。
 児子操也の話が正しいと仮定すると、そもそも成実とそこの窓際で寝ている鈴木が結託してホムラグループの敵をしていたのが発端。翔成もグループには隠れて何かしていたということになる。翔成を動かしているのは少なくともホムラグループではない。ポケットの上から無意識にマスコットの入ったふくらみに触れる。じゃあ父親の失くした意思、思念とやらを継いだ……?
 児子が明るい調子で言った。
「ここまで喋ったから、今の持ち帰って神名に伝えてくれないかな? それとももうアンテナ張ってここで聞いてる?」
 瑠真は動きを止めた。
「春姫に? どうして?」
「あれ」
 児子が不思議そうな顔をした。反応が想定と食い違っていたらしい。
「君、ここで探偵ごっこやってるの、神名さんの指示じゃないの?」
「……違う」
 瑠真の関わり方は半端ではあるが、少なくとも春姫の指揮下ではない。むしろ望夢の報告によると春姫は一切関係ない体裁でないと困るらしい。正直そのへんの力加減はよく分かっていないが。
「私―と、ペアが気になってる。協会の人たちは何にも知らない」
 そう言え、と言われていたのは確かだが、新野(しんの)や杏佳(きょうか)にも特に相談していないのは本当だ。児子が露骨に嫌そうな顔をした。
「正直に言いなよ。それ、そういうことにしたら協会が責任逃れできるからでしょ? 君たち、捨て駒にされてるってことだよ? 気分悪くない?」
「その勘違いのほうが気分悪いわよ。私たちが勝手にやってるの、自分で」
 強い口調で遮った。これに関しては迷いはない。お前たちに考える力があるはずがない、と言われているようで不愉快だった。
 児子はお手上げ、と実際にその場で両手を掲げて見せた。呆れた顔だ。
「その真偽はともかくとしてさ。後ろに神名がいないってことを俺がここで認めちゃうと」
 その表情がすっと陰のあるものに変わる。
「何するか分からない一般人の中学生にこれだけぺらぺら喋ったの、全面的に失敗ってことになるんだけど」
 色の浅い瞳が冷酷さを帯びた。瑠真は思わず背後の扉に手をかけた。それこそ……翔成の父親が何を忘れているのかも忘れてしまっていたように、瑠真の記憶だって何事もなく処理される可能性が頭を過ったのだ。これ以上何も聞けないだろうし、状況をペアと共有したい。
 けれどその足でなんとなく踏みとどまった。
 窓際に、児子に名札を奪われた鈴木社員が意識を失ったまま項垂れている。
 とっさに身体が動いた。傍の机に両手をついて飛び越える。児子の反応はすぐにはない。振り返らず転がるように窓際に走り寄った。まだ〈増強〉は続いている。
 ペタルを膂力に集中し、鈴木の片腕を両手で抱え込んだ。ちょっとバランスを崩してよろめきながら肩の上に腕を回す。重要参考人だ。心配心配じゃない以前に、放っておく対象じゃない。
 児子はまだその場でこっちを見ていた。
「連れてってどうするの? 本人が今や何にも知らないホムラグループ社員だけど」
「アンタ、騙して利用してる口で……っ」
「その人自身は、危害を加えられたとは一ミリも思ってないよ。君が協会に連れて行ったところで、事態が分からなくて困るだけだろ」
 それを言われると鼻白むしかない。それでもここに置いていくのは何か違う気がする。
「アンタたちの洗脳を解けば、色々話してくれるんじゃ……」
「あぁ、そっか。神名とか、それこそ解析屋の高瀬くんとかの力量次第では、汎用帆村式くらい復元されちゃう可能性があるのか。それは困るねえ。高瀬くん、うちの解釈にはわりと詳しいし」
 そのへんは瑠真は知らないが、児子はむしろアドバイスしてくれているのかと思うくらい親切だった。
「けど、残念ながら瑠真ちゃん。思念戻しても、その人なんにも知らないよ」
「……は?」
 さっきと言っていることが違う。ホムラグループ反勢力だったから思念を消したのではなかったのか。
「いやぁ、それが翔成くんの行動のヒントには特にならないってこと。だって翔成くん、あの子、何してるの? お父さんたちの後継したいんだとしたら、いざってときにホムラグループを脅迫するための誘拐計画を継いだってこと? できるわけないじゃん。一人で。そうなると、単にもうあれは、お父さんの記憶を消したホムラグループへのシンプルな恨みだと思うんだけど。俺たちを困らせる手段を探して、何らかのきっかけで高瀬式秘術の複雑な立ち位置に気が付いた。刺激すれば帆村と対立すると思った。そんなものじゃないの?」
 滔々とした解説だった。瑠真は口を半開きにして一通りの台詞を聞いてしまった。
 自分が全貌を理解できているとは思わないが、それは……なくはない話、のような、気がする。少なくとも昨晩望夢が言っていた、高瀬家の監視が襲撃に気づけばまずは帆村に糾弾が行く、という話にも繋がる気がする。
 だけど、と違和感を抱く。辻褄は合っても……瑠真が抱いている、この「探偵ごっこ」の中で培ってきた翔成の像と……一致しない。
 児子が目を細めた。瑠真の反応に情報を見いだした顔だった。あ、と思う。日沖翔成の実像を知る者として、恐らく予測の妥当性判断に利用されている。だから春姫に知らせるとかいう段階が過ぎてもここまで親切に内情を喋られるのだ。
 とっさに表情を消したが遅かった。まだ、聞けるだけ情報を聞き出すべきか? それとも後ろの窓をぶち破ってでもすぐに逃げるべきか? その場合、言われたとおり鈴木社員は放置していくか……? この手の交渉事はさすがに、経験値が足りない……
 肩の上でふと呻き声がした。
「あっ」
 思わず間抜けな声とともに荷物をずり落としていた。鈴木が目を覚ましていた。これだけ揺り動かして耳元でわぁわぁ言えば意識も戻るかもしれない。その場合仮にもホムラグループ社員の児子より圧倒的にこの場で怪しいのは瑠真だ。
 視界の端で児子が、また意識を奪うか値踏みするような目で名札を弄んでいた。鈴木がしばしばと瞼を上下し、焦点が合わないように座ったまま辺りを見回し、そして瑠真に目を留める。
 最初に、驚きがあった。
「あれ? 君、どこかで……」
「は?」
 二度目のフレーズだった。なぜおっさんにばかり一昔前のナンパみたいな勘違いをされる? 瑠真は思わずその場で反応した。
 だが聞きとがめていたのは当然瑠真だけではなかった。児子の目が鋭くなった。
「鈴木さん?」
「……うん、児子……の息子のほうか? 俺は今……」
「鈴木さん」
 低い声だった。鈴木が警戒したように動きを止めた。
 児子は何に関係があるのか、鈴木の顔写真が掲載された名札を紐を伸ばして目の前に掲げ、本人に見せつけているようだった。それで何か共通認識が生まれたのか、鈴木が表情を硬くしてその場でぎこちなく立ち上がる。
「なんの恨みがある……?」
「あなた、今、瑠真ちゃんに見覚えがあるような反応をしましたね。平時なら大したことじゃないけど、今は解説してもらおうか」
 突然俎上に引きずり出された瑠真は当惑して二人の大人を交互に眺めた。ついでに鈴木を連れていた場合の脱出経路を目で確認するが、扉の前には児子が陣取っている。背後の窓ガラスはできれば損傷したくないが、何秒で開けられるだろうか?
 鈴木は顔をしかめていた。
「申し訳ないが、その……名前もちゃんとは知らないし、どこかですれ違ったんだろうとしか」
「……空振りならいいんだけど。一応、翔成くんがその子の知り合いっていう明確な符号があるからね」
 児子はほとんど独り言を言っていた。
「あぁ、もしかして俺が消しちゃった思念群のどっかかな、その顔見ると」
 ウィンドブレーカーから伸びる手が鈴木の名札を触って、機械のスイッチを切り替えるように撫でた。
 瞬間、瑠真の隣で男が息を詰まらせた。頭をぶん殴られでもしたかのような素振りだった。
「ちょ……っと、大丈夫!?」
 大の大人に聞くことではなかったかもしれない。だが、思わず駆け寄った瑠真の腕にほとんど支えられるくらいよろめいた鈴木の目から、気が付いたら子供のような涙が溢れ出していた。瞬間的な痛みとか、自失とか、そういうものを思わせる涙だ。
「なに……?」
 ぞっとして、自分から駆け寄った男からもう一度距離を取りそうになる。だけど、本人のせいではないことも明確に分かる。
 児子に目を転じると、彼は机の列を回ってゆっくりとこちらに歩み寄るところだった。
「一気に切り替えると、ちょっと精神的負荷が大きいことがあるね。なんというか、思念封印系の操作は乖離性健忘の仕組みと重なるところがあるみたいで。強制的なトラウマ認定みたいな? 戻すときは催眠荒療治の超短縮版になっちゃって」
「何その、実験台みたいな言い方っ……」
 相変わらず軽薄な調子を崩さない児子に不快感が湧く。言っている意味は分からないが、青年が残酷なまでに平静なことだけは分かる。
「鈴木さん、その女の子に見覚えはある?」
 近づいてきた児子が鈴木の頭に手を触れ、背後の壁に押し付けた。催眠と言った言葉がまさに近いのだろう、涙を流す男は茫然としたまま言葉を紡ぐ。
「ない……けど、何故か、守らなきゃいけなかったような気は、する」
「私を……?」
 いちばん不可解なのは瑠真だった。翔成と、せいぜい望夢の問題のつもりで首を突っ込んできたのだ。私は無関係のお節介なんじゃなかったのか?
「ふうん。嘘は吐いてないね」
 児子は不愉快げに呟いた。その表情に得心はない。まだ探らなくてはならないのだろう、その手が男を引き立てて瑠真から引きはがした。
 瑠真はポケット越しにぎゅっとネコのマスコットを握りしめた。
「おじさん、ねえ、天使の人形持ってない?」
 ここで大声���訊くのは、もしかして博打かもしれなかった。児子が眉をひそめて振り返った。
「何?」
「鈴木のおじさんに言ってんの。持ってたら私に頂戴……!」
 ぼんやりとしていた男の目が瑠真を振り向いた。その瞬間、何かもどかしい符号を見つけたような一瞬の光が表情にひらめいた。
 児子に片腕を引き立てられながら、もう片手が素早く懐に伸びた。ホムラグループの青年が止める前に、拘束をかいくぐって瑠真のほうへ小さな白い塊が投げられる。
 窓際でキャッチした。児子が鈴木を離してこっちに戻ろうとしていた。
「瑠真ちゃん? 説明して」
「やだっ」
〈念動系〉を発動した。背後の窓枠からブラインドシャッターを引きちぎり、児子に向かって指先の指示で投げつける。背後から窓の光が瑠真の横顔を照らして、一瞬視界が遮られた。
 がしゃがしゃと騒々しい音を立て、数メートル大のシャッターが児子の頭から被さった。青年は振り払おうとするがすぐには取り去れない。身を翻して裸になった窓の鍵を下ろし、力任せに開け放つ。窓枠に飛び乗ると、強い斜光が顔を焼いた。足元を見て、くらりとした。掴まれそうな張り出しなどが特にない。五階から地階まで……一跳びだとしたら衝撃に瑠真の身体補強は追いつくだろうか。
「ほんっとうに可愛くないじゃじゃ馬だね、きみ……!」
 完全に私怨の声音が届いた。振り向くと青年はむしゃくしゃしたようにブラインドシャッターを長身の足元に叩きつけ、大きくまたいでこちらに近づいてきた。
 瑠真は窓枠の上でくるりと振り向き、
「それ、誰と比べて言ってんの? 莉梨って子?」
 わざと煽った。児子は至近距離で笑った。
「名前を呼ぶなよ、お前が」
 手を伸ばされる直前に跳ね上がって、脚を揃えて落ちた。児子の真上に。
 てっきり窓から逃げると思っていたのだろう。青年はとっさに身を避けて、ついでに机の列にまたもや突っ込んだ。瑠真は両足で着地すると、事態に取り残されている鈴木の肩を掴んで正面扉から駆け出した。
 階段ホールで手を振り切られた。
「悪い、これ以上一緒には行けない」
「私に何が関係あるのか知りたいだけなんだけど」
 思わず語気を荒げたが、鈴木はもう意識がしっかりしていた。
「もしかして、俺も覚えていない俺の記憶を探れば、君たちに利のある情報が出てくるのかもしれない。だけど、申し訳ないけど、俺もあまり勢力戦に関わりたくはないんだ」
「あのね……っ」
 もどかしさでダンッと足踏みした。本当に記憶解析などができるのかは知らないが、とにもかくにも有力なヒントなのだ。帆村の手に残られると困る。
 鈴木は壁に手を突きつつ、
「さっきの人形は持っていけよ、俺には何が重要なのかさっぱり分からん。だけど、これ以上関わったら俺の生活に関わる。家族にも関わる」
「ホムラグループに反乱したかったんじゃないのっ?」
「なんであんなものに関わることになったんだろうな、机上の空論だった。むしろ、万一こんな勢力戦に巻き込まれた時の保身の武器だったんだよ。空論だったから、記憶を消されただけで済んだ。今はまだそこに戻れる」
 最初こそ言い返そうと思って口を開いた。だが、突然意味を悟った。彼を連れて行くということは、一般人を巻き込むということであり、バックに協会がいないと大声で言うしかない今の瑠真は彼の生活について一切責任をとれない。
 助けてくれ、逃がしてくれ、と言われればまだやることが明確だった。でも、ここには別の秩序がある。
「じゃあ、もう関わらないの? あいつらに手がかりを喋れって言われたら喋る?」
「手がかりって、なんの? 日沖の息子の話か?」
 痛みをこらえるような顔をされた。手を入れられていた記憶がまだ関わっているのかもしれない。
「そんなもの、まず前提がおかしいよ。俺はたぶん、俺も覚えていない部分にどこまで責任が持てるかは分からないけど、その子については何も知らない。そのうえで、知っていたとしても、児子やほかの裏側勢力が追い回すのはおかしいと思う」
 児子がなかなか現れないと思っていたが、鈴木の肩越しに事態を視認してごくりと唾を飲んだ。廊下の向こうで青年がさっきまでいなかったほかの社員たちとやり取りを交わしている。輪の中からこちらにふと視線を投げる。追手が増えているのだ。
「ほら、やっぱりな。児子のヤツ、なんでああ短絡的に人を敵にするんだ」
 鼓膜の上だけでその声を捉えながら振り向く。階段の下から複数の足音が響いていた。挟まれた……
「反対の突き当りに非常階段がある。協会の子なら扉は壊せるだろ。こういう状況なら正当行為にできる」
 ふと突然声を低くした鈴木が耳元で囁いた。瑠真の意識が急に引き戻された。
「行っておいで。俺はこっちで、そもそも翔成くんも君も対立するべき対象じゃないはずだって奴らを説得してやる」
 はっと見上げたとき、そのまま背中を押し出された。たたらを踏んで床に手を突き、振り向いたとき、児子がこちらを指さした。
 鈴木がステアケースと非常階段の間を守るように廊下の真ん中に立った。瑠真はほんの少しの間やり取りの意味を咀嚼して振り向いていたが、天使のぬいぐるみをギュっと握りしめて立ち上がり、廊下を駆け抜けた。
言われた通り扉の施錠部に破壊のペタルを寄せて引き開けた。折り返し階段をほとんど十段ずつ飛び降りて敷地を飛び出したとき、携帯が通知で鳴った。息を切らしながらちらりと視線を落とすと、ペアのメッセージが連続で二件入っている。
『ホムラグループにって何?』
『何してる 電話して』
 瑠真は首を振り、一度歩調を緩めて息を整えた。少し冷静になっていた。児子のやり方を見ても何も分からなかったのだ、ホムラグループの考え方や使う妖術を知らない瑠真は避け方も知らない。きちんと相方と情報共有するほうが有効のはずだ。
 通話を立ち上げた。スリーコール以内で少年はすぐに答えた。
  →UNITED FRONT: 高瀬望夢
 「たぶんすぐにお前が手出しされることはない。あいつらにも日沖の動機が分かってないとしたら、お前があいつらに喋らなかった情報を警戒して、しばらく泳がせるんじゃないかな」
『だったらいい。どこで話したら聞かれない?』
「協会の宿舎内部はいちおう春姫の権力下で手出し無用ってことになってる。特にデリケートだから、俺の部屋」
『オーケー』
 通話が切れた。携帯を仕舞う望夢を隣の女が興味深げに見ている。
「ほんとに普通の知識幅なんだね、噂の彼女。こっち側連れ回して、不安ないの?」
「俺が連れ回してるんじゃない。放っておいたら無闇やたらにあちこち首突っ込むんだよ」
 完全な腹立ち声になっていた。昨夜のうちに確認しておかなかったのも悪いと言えば悪かったが、さすがに帆村式本社に突っ込むのに合流を待たないのは想像外だった。親とか友達を回っておけと伝えていたのだ。
「そんなもんかね。もうなんか共同戦線とか言ってる時点で驚くほど肝が太い気がするけどね」
 バイザー付きのヘルメットにライダースジャケット。明らかにバイク乗りの格好をしている用心棒は首を傾げて愛機に凭れかかる。横浜からここまで、望夢と別ルートで移動して合流した1300ccだ。
「で、私は何をしたらいいんだっけ」
 望夢は複雑な眼で彼女を見た。とある後払い報酬を盾に味方にした用心棒は、名を名乗らず、ただ自分を「セン」と呼ぶように望夢に指示していた。
「作戦会議をして連絡するよ。どっかすぐに出られる場所にいてくれ」
「はいはい、年増はお邪魔虫ね。うそ、神名(かんな)の不可侵地帯に土足で踏み込むほど命知らずじゃないよ」
 ひらひらと手を振って、年若い用心棒はバイクを吹かすと、軽やかにバイザーを下げて走り去っていった。宿舎のほど近くだった。一人になった緊張感と相手から解放された安堵が一緒になって重く息を吐く。
 父親が雇っていたという用心棒。いや、そのときは用心棒ではなく、もっと直接的な―刺客だったという。想像しかけて首を振る。望夢は実家にいる間、他勢力の解釈を教わる以外の実戦的な教育はほとんど受けていない。ほとんど時代に不要となった秘匿派警察が一体何をしていたのか、知らないままで育っている。
 たとえば去年の八月、父親は反解釈異能勢力のテロで殺されているわけだが……その際に高瀬家側から反撃として放たれた戦力に、彼女は含まれていたのだろうか? だとしたら、あの夜起きたこと、沈んだ命、忘れ去られた名前の主を彼女は見ているかもしれなくて―
 ぼうっと終わったことに思いを馳せていると、十数分で宿舎エントランスに少女がやってきた。すでに夕風に乾いてはいるが、うねった前髪は相当汗びっしょりだったらしい。
「戦力って手に入ったの?」
 疑わしげに周囲を見回しながら開口一番でそう訊いた。彼女にはまだ具体的には伝えていなかった。
「所属フリーの用心棒」
「ツテかなんかで味方につけたってこと?」
「まぁ」
 契約内容ははぐらかした。不安げな顔をするペアを本題に促すため、しばらく鍵と一緒に言葉を探す。
 鍵束をポケットから引っ張り出しながら、低い声で言った。
「一種の無期限契約かな」
 唇を結んだままの瑠真の目の前で、エントランスの自動ドアが開く。
「行こうぜ、こんなとこで話してないで」
 背を向けて先に宿舎に入ると、少女は一瞬だけ足踏みしたが、扉が閉まる前に後ろを追随した。ぱたぱたとスニーカーの底を鳴らしてついてきながら、ぼそりと、「隠し事はやめてよ」と言った。
 聞こえなかった振りをして自室の扉を開けた。現状の作戦会議に望夢個人の事情は不要だ。
  →UNIITED FRONT: 結節、ペア
 「何が一番重要?」
 腰を下ろしながらこちらに視線を投げて尋ねた望夢に、気持ちを切り替える息を一つ吐いて、ずっと握っていた天使の人形を示した。首の周りに巻かれたリボンと頭のマスコット紐のせいで首吊り人形みたいにも見える。
「見せたよね。翔成くんから貰ったのとお揃い」
「どこで拾った? 社員か?」
「うん。ホムラグループの反勢力内で結構大事なものだと思う。ハサミある?」
 一瞬けげんな顔をした後、意味するところを合点したらしい望夢が席を立って黒い鋏を持ってきた。その間に瑠真がリボンを解いた天使の首に、首切りを繋ぎ合わせたみたいな乱雑な縫い痕があった。
 いくらシュール系マスコットだと言って、これはたぶん意図的な疵じゃない。
「完璧な一般人だった。だから、同じグループで持ってるとしたら、物理的にヒントなんじゃないかって」
 言いながら糸を切った。あっさりと天使の首が傾いた。
 綿の中に埋め込むように指先大のケースが隠されていた。
 あ、と望夢が声を漏らした。
「もしかして、日沖から受け取ってたほうも?」
「そっちで先に気づいた。なんか入ってるとは思ってたけど、だって私あれ目の前で獲った新品だって騙されてたんだもん」
 渋面でポケットの底から眼帯ネコのほうを取り出した。何のことはない、翔成が四月に父親と喧嘩していたというそれが、今瑠真が持っているこの人形そのものだった。思い返せば、翔成は自分の手で景品をポケットから回収したあと、鞄の中に同じ手を入れていた。財布を仕舞うためだと思ったけれど、同じデザインのマスコットを仕込んでいて持ち替えたのならぱっと見では瑠真には分からない。新品にしてはくたびれているとか思っている場合ではなかった。
 指先で探した結果、こっちの隠し場所は眼帯の下だった。全く同じ規格のチップがもう一枚発��される。
「IC? いちおうパソコンで読むか」
 たぶん携帯電話用のメモリーチップだったが、なんでこの物のない部屋にそれはあるのか、望夢は引き出しからアダプターとノートパソコンを引っ張り出してきてコードで繋いだ。ロックがかけられていたりしたらちょっと困ったが、中身はあっさりと開いた。
 最初に翔成の残していったほうを開く。
「バイタライザーの添付文書だ、これ。それと灯火病院プロジェクトの公式記録っぽいもの」
 文書ファイルが二つだった。ざっと確認した望夢が淡々と報告する。新規情報があったわけではないらしく、一通り斜め読みしてもそれ以上の発言はない。
「こっちは?」
 鈴木が持っていたほうを指さした。チップを入れ替えた望夢が「あー」と呻くような声を出す。「これ、お前、こっちのほうがやばいかも」
「何が……」
 望夢が開いたドキュメントを覗き込んで絶句した。物凄く見覚えのある人物の写真が貼り付けられていた。
 七崎瑠真だ。
 協会の公式ページに載っているはずの人相の悪い証明写真が一枚。あとは事細かに出退勤記録や家の位置。……東京の瑠真の宿舎を中心とした情報で助かった。この画面にもし、今両親や祖母が住んでいる野(の)古(こ)の町まで載せられていたら、衝動的な怒りでメモリーを握りつぶしていたかもしれない。
「私を調べてたってこと?」
「なんか、こないだの依頼といい、やっぱり協会の内部情報が漏れてる気がする。待って、もう一つファイルが入ってる」
 望夢も驚いてはいるのだろうが、あくまで声音はフラットに保ったままで別のドキュメントをクリックする。そちらは画像も装飾もない端的な箇条書きだった。けれど、その無味乾燥さが逆に、見栄えに気を払っている場合ではないような切実さを感じさせた。
 『対応マニュアル : 内部記憶消去と監視に対する対策について
ホムラグループ本社との接触がある毎二日前に、ヒイラギ会(仮称)が我々に記憶消去を行わせる。本マニュアルは、これによって最も重要な情報が失われることを避けつつ、ヒイラギ会の目も欺く方法を協議の上まとめたものである。文責 : 鈴木義治、日沖成実。』
  これは、もしかして、最重要情報ではないだろうか。
 ヒイラギ会。新たな敵の名前……? 手が震え、抑え込むように握って画面を睨んだ。望夢がゆっくりとスクロールを動かした。
 『1.基礎情報
a.     ヒイラギ会(仮称)…我々の協力者である反ホムラグループ組織。解釈異能について様々な知識を提供。協会やその他の解釈勢力にも同様に反感を示しているものと思われる。窓口として電話でのみ接触。ヒイラギ会とは先方が名乗った仮称であるが、現状それ以上の手掛かりなし。電話オペレーターは三名ほどが交代で行っていると思われるが、規模、素性、最終目的、その他不明。
b.     我々(名称なし)…ホムラグループに所属あるいは関係した一般人(協会定義にて、イルミナント開花率5%未満かつ最大干渉予測値10eps未満)の中で、ホムラグループないしあらゆる解釈異能に不信を抱いた者のネットワークとして構築された情報共有コミュニティ。文責に名を連ねた二名の他は、万一ヒイラギ会あるいはホムラグループの目に触れた場合のリスク最小化のため、本稿には示さないものとする(ただし、いずれにせよ二名がホムラグループ式の調査を受けた場合は、思念の紐づけとして確実に明らかになるので、覚悟してほしい)。
c.     記憶消去…厳密にはホムラグループ式の思念封印。ホムラグループが我々と接触し、我々の思念を探った場合に備えて、ヒイラギ会に繋がる思念を予め封印するもの。実施者はヒイラギ会ではなく、我々メンバー相互である。イルミナント開花率を低度に保ったまま相互の思念を封印するため、ヒイラギ会によって提供されたArtificial-Light(いわゆるバイタライザー)を用いる。』
 「ちょっと待って……」
 瑠真は思わず望夢のスクロールの手を止めて額に手をやった。情報の洪水が飛び込んできて視界がぐるぐる回る。
 噛み砕きたい。ヒイラギ会というのは正体不明の黒幕らしい。成実たちは彼らに協力を求めつつ、一方で対抗策を用意している、ということでいいのか?
 このあたりもだいぶ気になったが、それ以上に���不尽な腹立ちが湧いたのは、
「じゃあつまり、翔成くんのお父さんたちが何も知らなかったのって、ホムラグループ以前に自分たちで思念を消してたからってこと⁉」
 眩暈がした。話がややこしいのももちろんだが、バイタライザーを全員が使っていた? 瑠真たちに打たれたら問答無用で破裂するような危険なもの、翔成が連続使用して体調を崩したかもしれないというあれのことを?
「ヒイラギ会って奴はめちゃくちゃ卑怯だな。用心深いっていうか、自分たちは指示するだけで手を下さずに自分たちの情報を伏せさせてる」
 望夢が眉根をぎゅっと寄せて低く呟き、さらに先へとページを繰った。
 『…これは、ヒイラギ会が我々に対する協力を申し出た時点で、ホムラグループを警戒して提案され、双方が合意して成立したものである。しかしながら、活動を続ける中で、ヒイラギ会に対しても全面的な信頼を置かず、念のため我々の自衛手段を確保しようと提案が出た。完全に思念を封じた後、ヒイラギ会が一度与えていた情報を選別して我々を惑わすおそれがあるためである。
 そこで、毎思念封印の前に物理的な手段で情報を残し、ホムラグループと接触予定のないメンバー一名に、その隠し場所のヒントのみ、思念を保持してもらうこととなった。』
  具体的な対抗理由と対抗手段。隠し場所というのがこの人形のことなのだろう。
「もしかして、翔成くんがその一人のメンバーだったってことになる?」
「あるかもな、でも断言はできない」
 『2.状況と対策
a. 我々の情報がホムラグループ、あるいはヒイラギ会に見つかっていない間は、情報の持ち主をできるだけ分散させること。また、本マニュアルだけは全員が共有しているが、各記憶消去後に一度でも確認したら、各デバイスから履歴を辿れないように削除すること。公の場で情報について会話することは避けること。ヒイラギ会は主に音声による監視手段を何らか保持している可能性が高い。(現状我々にはその監視手段を視認できないため、符丁として、テントウムシが止まっている、という言葉で相互に注意喚起を行っている。)
b. 我々の情報がホムラグループに発見された場合、その時の記憶保持者が中心になってこれを積極的に提出すること。機会のない限りホムラグループに協力してヒイラギ会を告発することは避けたいが、我々の記憶管理がホムラグループ式である以上、一度ほころびが見つかれば抵抗する方法はない。
c. もしもヒイラギ会のメンバーが第一にこれを発見した場合、責任はすべて我々に掛かるだろう。』
  話がきな臭い。ホムラグループにもヒイラギ会にも、根本的には抵抗できないと書き残しているようなものだ。
 瑠真はホムラグループでもその反勢力でも、ヒイラギ会でもない。瑠真が見つけてしまったときは、どうしろと言うのだ?
 文書はここで終わっていた。黙り込んでしまった瑠真に対して、望夢がちらりと視線を投げ、二つのファイルを順に閉じた。
「ところでさ、暴れ猫」
「……なに?」
 軽薄なあだ名呼びに警告するつもりでじろりと睨むが、望夢は続く言葉を選びこそすれ、特に反省は見せなかった。
「秘術師(うち)からさっき連絡があって、たぶん日沖の居場所が分かってるんだけど」
「……」
 望夢は手元で自分のスマートホンをとんとん、と叩いていた。誰かしらから電話があった、ということだろう。
「残留紋を辿って、渋谷の廃病院かなにかに行き着いたってさ。俺たちがあいつらに任せたのは同勢力の軽率な動きの抑制までだから、それ以上あいつらがやる理由は今のところ特にない。ここから先は俺たちが向かうか、向かわないか。あるいはほかに思いついた手段をとるか」
「……それ、私に訊いてんの?」
「日沖のバックボーンを探れって任務はお前に丸投げだったからな。お前が決めるところだよ」
 状況が状況なら、というか今がまさに然るべき状況なのだが、無責任な言いぐさだった。無責任ではあったけれど、間違いではない。瑠真はこれに対する答えをまさに考えていた。
 深呼吸をする。膝の上で手のひらを握りしめる。
「殴りに行く」
 一言で宣言すると、望夢は少しだけ興味深そうに眉を持ち上げた。
「へぇ」
「腹が立った。日沖翔成、あの見栄っ張り、何考えてるんだが知らないけど。正面から引きずり出して、思ってること全部喋らせてやる」
「助ける、とかじゃないんだ」
「状況分からないし、共感なんか全然できない。助ける気持ちとか、微塵も湧かないわ」
 マスコットを拾い上げて立ち上がった。
「でも、今ムカついたのだけはほんとだから」
 ペアの少年を見下ろした。同意を求める気はなくて、むしろ、目の前の少年にもケンカを売っているようなつもりで。
 望夢は部屋の電光が眩しかったのか、こちらを見上げてちょっと目を細めた。
「なんか、お前っぽい顔になった」
「は?」
「なんでもない」
 行こうか、と気軽な相槌があった。瑠真は肩の力を緩め、改めて頷いた。
 やっぱり自分にはこれしかないのだ、と思った。小難しい理屈なんか分からない、想像力だってないんだから、七崎瑠真のエゴをぶつけるしかないのだ、と。
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buzzzz · 8 days
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buzzzz · 1 year
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Happy Birthday 0510
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buzzzz · 1 year
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A.I.VOICE 紡乃世詞音
キャラクターデザイン、パッケージイラスト https://aivoice.jp/product/kotone/
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alsuhker · 5 months
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動画「【紡乃世詞音cover】今をかける少女【歌うA.I.VOICE】」
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thyele · 4 years
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ことのはboxさん「【 公演終了 】 ことのはbox 第15回公演 『 楽屋 ー流れ去るものはやがてなつかしきー 』 全4チーム、無事千秋楽を迎えることができました このご時世の中ご来場頂きました皆様、応援下さいました皆様、誠に有難うございました!! #ことのはbox #楽屋」https://twitter.com/kotonoha_box/status/1300003561166704640 KENZI dps9・6渋谷ラママ(28周年DVD発売ライブ)。さん「9月6日ザ・デッドポップスターズ28周年ライブ。ステージから延期だった名古屋、札幌ライブ日発表します。そして第2弾KENZIスタンプ発表もできるかなと。ぜひ集まってください☆ 前売り予約の受付はLa.mamaメール予約のみとなっております。下記URLよりお問い合わせください」https://twitter.com/Antikenzi2000/status/1300004363717365760 UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「自分の乗ってる列車が鹿と衝突したらしい。 鹿大丈夫かな。 でも、 一度だけ食べた鹿肉はうまかったな。笑」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1300022333143277569 こもだまり/昭和精吾事務所さん「#ことのはbox #楽屋 吉川班 2020.8 シアター風姿花伝 🌙終幕 ありがとうございました。 ※左より 女優D:岩本樹里(Pave the Way) 女優C:藤原亜紀乃(AVILLA) 女優B:飯田來麗 女優A:こもだまり(昭和精吾事務所)」https://twitter.com/mari_air/status/1300022542493560832 KINGRYOさん「KINGRYO(@kingryoworld)さんのキャス」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300025992602238977 こもだまり/昭和精吾事務所さん「2020夏 #こもだまり祭り 完走! 実は終わる前に次が始まっていた… 次回出演は11月、廻天百眼の人気作「冥婚ゲシュタルト」再再演の顔合わせでした。 キャスト刷新につき配役発表をお楽しみに。 私はたぶん太腿出す役。 ん、該当する役いっぱいあるな? ✨キャスト集合→全員集合 #百眼 #冥婚」https://twitter.com/mari_air/status/1300026156461166593 lucy+peter=esolagotoさん「電車で俺の隣に座って寝ているおじさんが今にも俺の肩にもたれそうです」https://twitter.com/lucy_peter/status/1300027099013476353 lucy+peter=esolagotoさん「ウ、ウワァァァァーーー!!!」https://twitter.com/lucy_peter/status/1300027753303953408 KINGRYOさん「なんだか繋がらない\(//∇//)\ 回線がトラブってるかなぁ〜 ちょっと待ってね…。」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300028362996424705 UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「自分はじゅんさんのベースデータ来たので、早く帰って作業を始めたいのだ! 鹿にぶつかって止まってる場合ではないぞよ‼︎ 特急よっ‼︎ … あ。 動いた。 良かった✨」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1300031633886642176 KINGRYOさん「ツイキャスが重いみたいだね😅 21:00まで待ってみます!!」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300032753841307648 UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「お疲れ様でしたー✨ &ありがとございましたー😆」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1300034020344963077 舞台芸術創造機関SAIさん「◆8月連続更新DAY30◆ 21時よりプレミアム上演 初のツアー公演となり、現在に至る軌跡と縁を紡ぐ作品が初披露。 SAI PREMIUM STREAM04 【BORDERS~血と色彩のアトラクション���(2015) ※9/5迄期間限定公開」https://twitter.com/SAI20XXtwt/status/1300036272841392129 舞台芸術創造機関SAIさん「SAI PREMIUM STREAMA04 【BORDERS】 劇作:倉垣吉宏 音楽:Cuu- 主題曲:麻邑楽「都忘れ~BORDERS」 演奏:Ruri 演出:SAI 未円盤化作品を配信。 第四弾は2015年上演、初公開となる作品「BORDERS」 SAI版インタビューウィズヴァンパイア。 🔻当時の公演情報🔻」https://twitter.com/SAI20XXtwt/status/1300037072703516673 邪悪四弦LINAさん「お誕生日会(°_°) 8月31日はランさんのバースデーです。」https://twitter.com/L_ch_vazm/status/1300041202796953601 KINGRYOさん「KINGRYO(@kingryoworld)さんのキャス」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300041286469050370 西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「舞台芸術創造機関SAIの過去の公演「BORDERS」が本日21時よりプレミアム上演!!!! 昭和精吾事務所のこもだまり代表や舞台芸術創造機関SAIの倉垣吉宏、麻宮チヒロ、ぜんさんも出演。 自分も麻人楽としてエンディングテーマ曲を提供しています。(麻人楽の「都忘れ」をBORDERS用に書き下ろした版)」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1300041593991262208 太三さん「まだ暑いけど 秋へと後退してゆく空を見かける あとファイル蝉ミサイル」https://twitter.com/taizodiac/status/1300042119478800387 JUN.GOTCHAROCKAさん「@KISAKI_OFFICIAL KISAKIさん、わざわざ連絡くれてありがとうございました! 久々話せて良かったです! 振り返るといつの間にか月日経ってるなって感じる部分もありますが、変わらず気にかけてくれるのは嬉しいです😊 ごちそうさまですっ😁🍙 国際交流センターでしたねぇ👍」https://twitter.com/GR_JUN/status/1300032439285215233 KINGRYOさん「ダメだぁ〜(;ω;)」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300044285962645514 KINGRYOさん「ラジオもできない(´;Д;`)」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300045614579765248 舞台芸術創造機関SAIさん「【BORDERS〜血と色彩のアトラクション】 -出演- 麻宮チヒロ 仲村弥生 和田崇太郎(KING&HEAVY) 西荻小虎 倉垣吉宏(舞台芸術創造機関SAI) ぜん(舞台芸術創造機関SAI) Ruri 華奈 中野皓作 ※ 人体色彩画廊I’NNとのコラボverのため、構成・演出が他会場と大きく異なります。」https://twitter.com/SAI20XXtwt/status/1300038355208470528 こもだまり/昭和精吾事務所さん「2015年、舞台芸術創造機関SAIのツアー公演「BORDERS」限定公開中! 麻邑楽(こもだまり×西邑卓哲)が『都忘れ』に書き下ろし部を加えてテーマ曲を提供。初日と千秋楽には生出演もありました。 私は神奈川公演に安室医師役で出演してもいます! 見てね!」https://twitter.com/mari_air/status/1300047669688070144 KINGRYOさん「むむっ!!」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300048758466437120 Köziさん「」https://twitter.com/Kzi_official/status/1300049373313679360 KINGRYOさん「ラストチャンス✨ 22:00まで待ってみます(*´-`) みんなゴメンね🙇‍♂️」https://twitter.com/kingryoworld/status/1300049619016007681 こもだまり/昭和精吾事務所さん「あさこさん、1人ずつ詳しくありがとうございます✨ 昨日書いてくれた「本領発揮のラストシーン」は最後の三人姉妹のことですか? 台詞言いながら、チェーホフは強いなーって感じてました。」https://twitter.com/mari_air/status/1300050416852283396 太三さん「2020 夏の思ひ出」https://twitter.com/taizodiac/status/1300052438305521664
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