2024-4-20
行楽日和。
よく通っている店は案の定とても混んでいて、店長にまた今度ねと挨拶だけして別の食べられる場所を探す。カレー屋にでも入ろうとあたりをつけて大通りを歩いていると、見るからにこの地で長いことやっていますといった風情の個人経営の喫茶店を発見した(この通りは何度も歩いていたはずなのだが)。夫婦2人でやっているらしく店のあらゆる設えが手作りで、むしろ今時こういうスタイルこそ流行りそうだ。煙草を吸うかと聞かれて吸わないと答え、地下の薄暗い禁煙席に通されてアイスコーヒーとピザトーストを食べた。会計の時に張り紙にあったコーヒーチケットについて、どれくらいお得になるのかと訊ねると1杯あたり40円くらいだと言う。ただし「使い切るまでにこの店があるかどうかも分からんね」とも。
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2024-4-21
日付が変わってフォロワーと夜の街を散歩し、朝の4時くらいまで公園でしゃべっていた。
昼前に起きて髪を切りに出て、夕方に横浜に買いものをした。買う予定だったものを買わなかった。服も見たが気に入るものがなかった。デンタルフロスと夕飯のおかずを買って帰った。連休の最後の夜に街に出ることは、翌日からの仕事に身体を慣らす効能があると思う。
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2024-04-14
メモ
「…自分の人生においてものすごく遠くにあること、将来についてのものすごく漠然としたことを、何となくでいいので考えておいたらいい。曖昧でよいのです。「世の中をよくしたい」とか、「何でもいいから大発見をしたい」とか、「人間とは何かを考えたい」とか、具体的には何を指しているのかがよく分からないことでもいいから、自分の中にあるボンヤリとした関心事、すごく遠くにあることを大切にする。
つまり、ものすごく近くにある課題とものすごく遠くにある関心事の両方を大事にする。なぜこんな話をするのかというと、その間にある中間的な領域のことはなかなか思い通りにならないんですね。どんな大学に行きたいとか、どんな会社に行きたいとか、そういったことはなかなか思い通りにはなりません。ですからそこに目標を置いてしまうととても苦しいことになる。でも、来週の定期試験の勉強はできますよね。また、「何でもいいんだけど、何か世の中をよくすることをしたいな」とかボンヤリと考えることもできます。
短期的な課題を一つ一つこなしていくと、課題で求められていたこと以上の何かが身につきます、人の話の聞き方だったり、自分の特性についての理解だったり、休みの取り方だったり、友だちとの情報共有の仕方だったり、失敗の受け止め方だったり、仕事の順番の決め方だったり、短期的な課題はたくさんのことを教えてくれる。その上で、遠くにある自分にとっての大切なことをボンヤリとでも思い描いていたら、人生におけるブレを不必要に大きくしないで済むように思います。先ほど言った、中間的な領域での思い通りにならないことによって必要以上に振り回されずに済む」
國分功一郎『目的への抵抗 シリーズ哲学講和』(新潮社、2023年)P.20~21
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2024-4-7
アーティゾン美術館でブランクーシの企画展を観た。10回くらい「オチンチンじゃん!」と思った。変な照明機材の変な部屋が気になった。無限柱への言及が物足りなくて小企画的な雰囲気にとどまってしまったのはもったいないと感じた。
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2024-3-31
コーヒーを粉からドリップで淹れてみようと思ったきっかけは、3年ほど前にコーヒースタンドのくじ引きで粉を袋で当ててしまったことだった。それまではコーヒーといえばコンビニに買いに出るか、せいぜいドリップパックで淹れる程度。渋々とハンズへ足を運んでドリッパーと紙のフィルターを手に入れ、もらった粉でコーヒーを作ってみた。まあ不味くはないし節約にもなるから習慣となり、それが今でも続いている。
事故が習慣を更新する。豆を粉と間違えて買ってきてしまうことで、やがて豆を挽くところからコーヒーを作るようになるのだ。
夜の街道を走っているとフロントガラスがやけに曇っていることに気付き、ウォッシャーで掃除してみると視界がひらけた。この土日は黄砂が舞っていたらしいことを思い出した。何も考えずに洗濯物も布団もベランダに出して干してしまっていた。
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2024-3-9
こんにちは。
東京・羽村の羽村取水堰を起点に新宿の四谷大木戸まで流れる玉川上水。起源・開削時期は諸説あるものの、江戸前期の承応年間に清右衛門・庄右衛門という兄弟が工事を主導したというのが一般に知られている(2人は功績が認められのちに玉川姓を名乗る)。現在、水路跡の多くの部分は両岸が緑道になっていたり、あるいは水路そのものが蓋で閉じられ公園や駐輪場として使われていて、だいたいの経路を歩いてたどることができる。
東京探索定番の遺構ではあるけれど、この経路全てを歩き(走り)きろうと思うひとはなかなかいないんじゃないかと思います。その総距離は43km、フルマラソンですからね。で何が言いたいかというとこの経路を全て歩いてみようと思いました。さすがにいっぺんにやるのは現実的ではないので、3回に分けて歩いてみましょう。川下りよりは遡るほうが絵になりそうなので四谷大木戸をスタートとします。今日はその1回目として、四谷から三鷹駅までの約18kmを歩いてきました。
朝6時ぴったりに四谷四丁目交差点の大木戸跡の石碑を出発。
新宿御苑旧新宿門。
文化学園前。ここを過ぎた先に緑道区間が続きます。
旧橋の欄干跡。ここから先は嫌になるほど欄干を越えていく。
笹塚から代田橋あたり。川が大きく蛇行する区間で見どころもあったはずなのに伝わる写真が少なかった。
たしか環七通りを越えたあたり。
明大付近。圧巻のパイプ、、。。。
首都高がかぶる区間もあるけど正直退屈していたので割愛。
高井戸公園を過ぎたところから、水路がはっきりと露出します。カメラを構えるのが億劫になってきている。
新しい法面だ。
そうして井の頭公園などを抜け、11時ちょうど、どうにか三鷹駅に着きました。股関節が痛い。反省点は寒かったこと。残りの区間も来月再来月にやります。
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2024-3-6
歩いていけるものの行ったことはない近所の喫茶店のインスタをフォローしていて、たまに投稿が流れてくるので内容をよく読んでみるとコロナ陰謀論系の人っぽかった。
三菱鉛筆の発祥地が新宿御苑の裏、玉川上水の余水吐沿いにある。uniのFの硬さ、海老茶のカラー、箔押しの高級感が良く、多少高くても使うのをやめられない。
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2024-2-12
早起きして、友達と車に乗って羽田空港そばの足湯に入った。5時半からの営業、そして無料。20分ほど浸かってから上がったが、湯冷めがまったくない。両足の血流が活発であることは明らかで、「芯から温まる」とはこういうことかと知って驚いた。
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2024-2-16
祖母の葬儀のため仕事の休みをとり宇都宮へ。北上する宇都宮線の車窓から急峻な山が見えた。これまで気にしたことはなかったけれど、たぶん日光山地だろう。山肌に雪の筋が3、��本、モンスターエナジーのロゴマークのように縦に並んでいる。雀宮駅に着いて降りてみると、寒さが実際のものとして感じられる。地球的な尺度で見れば北緯35度の東京からほんの少し北にずれただけのことなのに。
長距離を移動するとき、ときどき遠い国の戦争地帯について思う。ガザ地区は「地区」という名で認知しているけれど、その長辺は50kmほどもあるらしい。
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2024-2-10
サファイアのストーリーを進めた。同じようなところを周回しながらも秘伝技や実績解除でアクセスが拡張され、移動の線に深みが生まれる。これにマップとキャラクターの美しさがしっかり追いついている。プレイに飽きることよりも先に、脳と眼の疲れがやってくる。
夕方に横浜に出て買い物をした。画材、春用のシャツ、スポンジ、小説、晩飯。ビブレに久しぶりに訪れ、ここも洒落気がついたもんだと感心したが、8階のブックオフには古本と汗の積み重なった匂いがしっかりと残っていた、まるで無形の遺産のようにそのフロアを漂っていた。
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2024-2-11
確定申告が面倒くさいのは皆が面倒くさいと言っているせいで面倒臭さの雰囲気が醸成されてしまっているのだろうと思って手をつけてみたけれど、これは本当に面倒くさい代物だった。
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2024-2-9
午後から国会図書館。駒井哲郎が挿画をやっている詩集を検索で見つけ、出納を頼んでみたらいつものカウンターではなく別室に来るよう通知された。この別室というのがいわゆる準貴重書を閲覧できる部屋らしく、ポケモンのダンジョンよろしく普通に利用していてはまず行かないような、少し奥まったところにある。そこで渡された資料のカバーを外してみると、まさに版画の原本��入った大判の詩集で面食らった。つまり「ちょっと扱いが面倒な詩集」であり、版画のセットではなく書籍である。これがいつでも閲覧できることを知らなかった。
夕方に図書館を出て、歩いて八重洲に向かい、ブリヂストンでローランサンの展覧会を観た。犬が可愛かった。収蔵品フロアに20時の閉館ぎりぎりまで居た。
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2023-2-4
昨日まで仕事で、今日はようやくの休み。昼前になって雨が止んだ。新宿のなじみの店で昼をとり、梅の咲き始めた御苑を歩いた。芝生は見事な黄金色。土日にばかり雨マークが重なり続けると、そのうち日本経済は停滞するのだろうかと想像する。
先週の休みに最寄りのブックオフでポケモンサファイアを見つけ、思わず笑みが溢れて迷わず手に取っていた。1500円が2割引。それで今日は別のブックオフでゲームボーイアドバンスSPを買って、帰ってきて遊んだ。このグラフィックだからこそ、というのがある。
明日の夜は雪。
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2023-1-27
海辺のカフカで、大島さんの「ツナのスピナッチ・ラップというのを食べています」という台詞の部分をたまに読み返す。図書館職員の大島さんが自身についてのある事実を告白し、主人公を含む周囲の人物はそれを聞いて啞然としてしまう。壁の時計の秒針がいやに大きな音をたてるなか、大島さんがにこやかに切り出した話題はさっきまでとっていた昼食、「ツナのスピナッチ・ラップ」のことだった。まあ物語のなかで決定的に重要な場面、とは言えないかもしれないけれど、大島さんのTwitterのレスバのごとき底意地の悪さが光っていて、結構気に入っている。
そういうわけで今日はそのスピナッチ・ラップというのを作ってみようじゃないかと思い立ち、通勤途中のターミナル駅前の大型スーパーへ具材を買い込みに出ていた。ツナをはじめ具材をピックしていくもピタパンが見つからない(そもそもピタパンを意識して食料品売り場を見渡すことなんて初めてだった)。なんとカルディにさえ売っていなかったのだが、自宅から2番目の最寄駅前のスーパーに行ってみたらあっさり見つかった(スピナッチがほうれん草であることを失念していたので明日はほうれん草だけを買い足しに行く)。今夜はシチューを作ったが、明日にはスピナッチ・ラップというのをやれるということだ。
ちなみにスピナッチ・ラップと日本語で検索してみるとレシピサイトのレシピがはじめに出てくる。僕はこれを参考にしたが、そのコンテンツも春樹を話題に挙げていた。また検索結果で二番目に出てくるのはTwitterの春樹botの台詞だから、「スピナッチ・ラップ」という単語は日本ではほとんど春樹しか言っていないんじゃないかと思った。
なお、セブン・イレブンで似たようなフードが「ラップデリ」という名前で弁当コーナーに並んでいて、これがかなり美味い。
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2024-1-21
大学で、たぶん2年生のときに受けた西洋美術史のノートが手元にある。字が汚くて内容が整理されているとも言い難く、捨ててしまってもよかった。けれどそれももったいない気がして、2024年のスケジュール帳の空き頁に清書して書き写すことにした。
いざやってみると再放送のようだ。実家に帰ったら別の授業のものも引っ張り出して、今年の手帳に整理してしまおうと思う。
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2024-1-13
昨夜から妙に疲れて頭が動かず、朝まで寝たり覚めたりしながらYouTubeの動画を垂れ流していた。Wi-Fiの機器が届いたので回線の更新作業をしたり、領収書の整理をした。
カレーの匂いのイメージは、炒め途中の玉ねぎと人参から漂う、油と混じった香りにも由来していると最近気づいた(それはカレールウにだけ宿るものではない)。
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2023-1-10
年末に放り出していた請求書の整理やらで忙しかった昨日から一転、呑気な1日。1Q84の6巻ある文庫の第一部前編を、帰りの通勤電車で読み終えた。帰りがけブックオフを2軒まわって、次巻が売っていないかと探すも見つからない。シンフォニエッタをApple Musicで聴きながら、首都高の三軒茶屋らへんを思い浮かべている。その階段から物語が始まる。この先す���く嫌なものを読まされる気がしてならない。
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2024-1-5
やはり暖かい日が続いていて、今日は窓を開け放しにして風を通しておいた。スーツのズボンをクリーニングに出した。明日出す資源ゴミをまとめた。年明け最初のごみ収集のおかげで空間を占めていたモノがみるみるうちに減って気持ち良い。大学病院の診察から帰ってきて、ホームセンターに出てベランダ用コンテナを買った。普段は絶対に使わない箱や資材(1Kの部屋なんかに本来なくてよいはずだ)をそこに放り込んだ。
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2024-1-4
小芝風花を写した化粧品の広告写真を見て、まさにルージュの宣伝のためにあるようなはっきりとした目と口元だなと感心した。
漱石山房記念館を見て、牛込と富久町の道路予定地などを歩いた(本当は千駄木の鴎外記念館まで歩きたかったのだが、強風により断念)。拡幅が計画されている場所はフェンスで囲われ、築浅のマンションはこれを避けるようにして建っている。既存の建物は立ち退きが進んでいて、アパートや煙草屋など古い建物がわずかに残されている。
居住地が道路にとって代わるのは、高層建築の技術が確立したからというだけではなく、端的に人口が減ってきたからだろう。けれどそれに伴って人間の移動だって減っていくのだから、道を造る、公共事業で仕事を作る、というのは様々な問題を後回しにしているのではないかなどと考えた。立ち退き跡のフェンス地帯からは新宿の中心街までよく見渡せる。Googleマップで確認すると脱毛テープの剥がし跡みたいに建物が欠けている。
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2024-1-3
風邪気味で、部屋の掃除や領収書の整理を進める。夕方、日本の普通な感じのカレーを作って食べたいと思って具材を買いに出ると、やっているスーパーはどこも混んでいて、あきらめることにした。
持っている本や雑誌を売るため載せてみた。
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