Tumgik
aoideal · 9 years
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クリエイティブであること
初めてものをつくったのはいつだろう。
物心つくと、木や紙が好きだった。
おもちゃを与えられなかったわけではないけれど、思い立った時にすぐに作れるのが良かったのかもしれない。
知っているものは何でも作れた。
作るために必要な文房具は当たり前のように持っていたし、作る時間を削るくらいなら、睡眠なんてどうでもいいこどもだったな。
今思えば、あの頃から夜型だったじゃないか。
昼間は楽しくなくて、眠いし、学校は図工の時間以外は大嫌いだし。
何にも変わってないな。(笑)
私にとっては、クリエイティブであるかないかということは、考えたこともないようなことで、当たり前の如く、行動は常にクリエイティブ精神に基づくものだ。
クリエイティブでいられない場所に、私の安住の地はない。今も昔も。
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aoideal · 9 years
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影響と采配
誰かが、目の前のドアの鍵を開けていくとき、時間はとてもゆっくりと流れる。 向こう側に何が見えたんだろう。 束の間の安堵は、音を立てずに去っていった。
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aoideal · 9 years
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黄金を求める理由。
ひとの一生は輝いている。
それはまるで、削りだされた鉱石のように、ひとつ以上の輝きの結晶で
その輝きは、誰かにとってはどうでもいいことかもしれないけれど、誰かにとってはとてつもなく愛おしいものだろう。
しかしながら、わたしたちは黄金を求める。
その柔軟性・輝き・富は、わたしたちの胸をおどらせる。
この世の中で、君が黄金だと思うものは何なのだろう。
私にとってそれは、思い出以外の何物でもなく。
もし、誰もが思い出を黄金だと認めるときが来るとしたら、きっと世界は、もっとずっとしあわせだろう。
黄金とは、心の柔軟性・心の輝き・心の富でしょうと。
そして本当にそうだとしたら
異なった鉱石、誰かと誰かが出会い、同じ時を過ごすことこそが、誰もが憧れる錬金術なのではないかしらと。
人と人の間に、必ずそれは或ると信じているんだ。
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aoideal · 9 years
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デスクとの絆。
仕事の自分。
今日もデスクに向かう自分。
自分の身を立てるというのは、どういうことなんでしょう。
私は、最低限生きるのに必要な費用に加えて、大切な人たちの活動を見守り、応援できるだけの資金は得ていたいと考えるようになった。
何がきっかけだったのか。
あんまりはっきりとは思い出せない。
ただ、人の笑顔のために活動する人たちが、人よりも困窮気味なことが、どうにも滑稽に思えたんだ。
お金を稼ぐためにしていた仕事は、いつしか自分の心の拠り所になり、今や、オフィスは自分の居場所であり、帰る場所になった。
ここに座っているだけで、安心す���。
余計なことを考えがちな私だから、ここで仕事をする間だけが、理想の自分でいられる、揺るぎない時間なんだ。
冬はとても寒い。
誰かのことを思い浮かべると、どうしても恋しくなる季節。
曖昧な不安や、まどろっこしい誤解、思いもよらぬタイミングでのすれ違い。そんなものに振り回されるくらいなら、私はここで静かに、仕事を続けていたい。そんな風にも思うんだ。
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aoideal · 9 years
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恋はいつもお酒の肴。
友人の就職が決まり、祝杯をあげる。
最初は先輩と後輩として仲良くなって、自分の団体が解散してからは、ものづくりで話の合う、遊び仲間になった子だ。
彼とは、お互いの恋愛事情をいろいろと話しながら、よく酒を飲んできた。
彼の先輩と付き合っていた頃、私とパートナーは、「夫婦マネジメント」と周りから言われながら、団体を運営していた。その後輩だったわけだから、当時の仕事での私も、恋愛での私も知っている。
別れた時も、散々彼に愚痴を言った。立ち直れそうになくて、彼らと朝まで遊んだ。内容はドミニオンだから、色気はこれっぽっちもないけれど。
その次の恋愛が始まるまでの間も、彼はよく知ってる。
誰かに優しくされたこと、誰かにご飯に誘われたこと、誰かの家に呼ばれたこと、突然キスされたこと、付き合うと辛いと思うこと。
彼は私の想いをずっと、快く酒のつまみにしてくれた。
そんな彼が、福岡に行ってしまうことになって、私は飲み仲間と、映画仲間と、音楽仲間と、恋愛相談の相手が、京都を去ってしまうことに、少なからずセンチメンタルになってしまう。
ともあれ、祝杯はうまい。
例にもれず、話題は私の恋愛話になるのだが。
「モテるよね。だって、いい奥さんになると思うもん。だから、いろんな人が寄ってくるよ。間違いなく常に今よりいい男が。でも、いつもダメンズに引っかかって、育てようとしちゃう。葵さんならできると思うけどね。でも、彼にとってはすごくいいことだと思うけど、葵さんにもそうとは絶対限らないね」
ええ、ごもっとも。
彼の言葉は、いつだってこう、クリティカルなんだ。
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