【「宗像・沖ノ島と関連遺産群」一部が世界文化遺産登録へ】 - NHKニュース : http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170506/k10010971841000.html
{ 2017年 } 5月6日 11時40分
世界文化遺産への登録を目指している、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」について、ユネスコの諮問機関は「世界遺産にふさわしい」と勧告し、ことし7月に世界文化遺産に登録される見通しとなりました。一方で、8つの構成資産のうち、宗像大社中津宮など4つの構成資産については「除外すべき」と勧告され、文化庁は「全体としては厳しい勧告内容だ。地元の福岡県などと協議して、今後の対応を検討したい」と話しています。
福岡県宗像市の沖ノ島や宗像大社など8つの構成資産からなる「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、日本政府がことし7月の世界文化遺産への登録を目指しています。
これについて、ユネスコの諮問機関「イコモス」は、現地調査などを行った結果、8つの構成資産のうち、沖ノ島とその周辺にある小屋島、御門柱、天狗岩の合わせて4つの資産について、「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめました。
沖ノ島には、4世紀から9世紀までの間、日本と東アジアの交流に伴う航海の安全などを願った祭りの遺跡が、多くの装飾品とともにそのまま残されています。
一方で、諮問機関は、宗像大社沖津宮遙拝所と中津宮、そして辺津宮と新原・奴山古墳群の4つの資産については、「世界的な価値とは認められず、除外すべき」としたうえで、名称も「『神宿る島』沖ノ島」と変更するよう勧告しました。
沖ノ島など4つの構成資産については、ことし7月にポーランドで開かれる世界遺産委員会で正式に世界文化遺産に登録される見通しとなりましたが、文化庁は「沖ノ島の考古学的な価値は認められたが、4つの構成資産が除外され、厳しい勧告と受け止めている。地元の福岡県などと協議して、今後の対応を検討したい」と話しました。
文化庁によりますと、国内の世界遺産は、文化遺産が16件、自然遺産が4件で、今回登録が決まれば21件目となります。
■《福岡県知事 “すべて登録を働きかける考え”》
今回の勧告について福岡県の小川知事はユネスコの諮問機関「イコモス」の勧告について6日午前、県庁で報道各社の取材に応じました。このなかで小川知事は「沖ノ島の古代祭しの考古学的価値がしっかり認められうれしく思う。しかし、評価されながらも4つの構成資産が除外されたことは非常に残念で厳しい勧告だと思っている」と述べました。
そのうえで、「私たちは8つの構成資産すべてが世界遺産にふさわしいとして国とともに推薦している。その主張が認められるよう勧告の内容をしっかりと分析して、7月の世界遺産委員会に向けて最善を尽くしていきたい」と述べ、すべての構成資産が世界遺産に登録されるよう国や地元と協力して引き続き働きかける考えを示しました。
地元の福岡県宗像市の谷井博美市長は「一部の構成資産に限るという条件がつく厳しい内容に、とても驚いている。どういう理由で今回の勧告に至ったのか具体的な情報が届いておらず、詳しいことは言えないが、8つの構成資産すべてが記載となるよう、国や福岡県などと手を携え、最後までしっかり取り組んでいきたい」とするコメントを発表しました。
宗像大社の広報担当の鈴木祥裕権禰宜は「イコモスの勧告を聞いたときは正直、残念な気持ちになりました。国や県などにはあらためて信仰の歴史をしっかりと伝えていき、3つの宮がそろって世界遺産に登録されることを願っています」と話していました。
今回の勧告で構成資産から除くべきとされた新原・奴山古墳群がある、福岡県福津市の原崎智仁市長は「大変厳しい内容となっている。今後は国や福岡県などと連携をとりながら、7月の世界遺産委員会ですべての資産が記載されるよう最善を尽くしていきたい」というコメントを発表しました。
■《8つの構成資産は》
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺跡群」は、福岡県宗像市の沖ノ島を中心に、8つの資産で構成される遺産群です。
4世紀から9世紀までの間、航海の安全などを願い、多くの装飾品などを用いた古代の祭りが行われていたことを示す考古遺跡が、そのまま残されています。
8つの構成資産は、沖ノ島とその周辺の小屋島、御門柱、天狗岩からなる宗像大社沖津宮、そして、宗像大社沖津宮遙拝所と宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、福津市にある新原・奴山古墳群です。
このうち沖ノ島は女人禁制で、生えている草や石なども島から持ち出すことが禁じられた、神聖な場所とされています。
世界文化遺産への登録を目指す暫定リストには平成21年に記載され、去年1月に「神聖な島として、信仰の対象であることなどが世界的に見ても顕著だ」などとして、日本政府がユネスコに推薦していました。
■《勧告は4段階で評価》
ユネスコの諮問機関「イコモス」の勧告は、世界遺産に登録するかどうかの最終判断に大きく影響します。
勧告は、「普遍的な価値の証明が十分か」や「保全状況は十分か」といった観点で4段階の評価を示します。
4段階で最も評価が高いのは、世界遺産にふさわしいとされる「記載」で、これまで「記載」の勧告を受けた日本の遺産は、すべてが世界遺産に登録されています。
次が「情報照会」で、追加で情報を提出させて、次の年以降に再度審査するよう求めるものです。ただ最近では、「情報照会」とされても、世界遺産委員会で登録が認められるケースも出ています。
3つ目が「記載延期」で、現段階では本質的な改定が必要だとして登録を見送るべきという内容の勧告です。政府の推薦の段階からやり直す必要があり、再審査を受けられるのは早くても2年後以降になります。ただ過去には、島根県の「石見銀山遺跡」のように、「記載延期」とされた��のが、勧告を覆す形でその年に世界遺産に登録されたケースもあります。
4つ目が「不記載」で、世界遺産としてふさわしくないという判断です。世界遺産委員会でこの勧告内容が確定すれば、再度推薦することができなくなります。
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福津市の大石岡ノ谷古墳群(5)
1号墳の後円部
後円部のえぐれ
後円部を北側へ降りる。
えぐれを下から
えぐれの横(南側)から後円部へ登る。
後円部から前方部方向
くびれ部付近(南側)
1号墳側から見た2号墳
2号墳の北面(観音堂向き~写真の左が後円部、奥が前方部)
椎ケ元観音 ~ お堂の左奥が古墳群
2基の前方後円墳は分かりやすかったです。
2023.6.12 > YouTube(28分)… トイレ横からでなくこちら側から進入の映像
関連投稿 > 福津市大石の椎ケ元観音
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福津市の大石岡ノ谷古墳群(3)
2号墳の後円部
後円部から前方部方向(下にある観音堂のトイレ方向)
2号墳の後円部から前方部方向を見る位置から右下を見ると、1号墳の前方部が見えます。
2号墳の後円部を下ればすぐです。
↓ 写真左に1号墳
1号墳の前方部付近から北方向(写真の左が観音堂方向)
1号墳(前方部)
2023.6.12 ~ つづく
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福津市の大石岡ノ谷古墳群(2)
福津市大石の椎ケ元観音の裏山を登ってます。
2基の前方後円墳の内、トイレに近い方が2号墳 ~ その前方部(隣接する1、2号墳のいずれも前方部は観音堂方向を向く。)
↑↓ 前方部から後円部方向
↓ 後円部側から(観音堂向き)
後円部方向
前に後円部
2023.6.12 ~ つづく
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福津市・大石公民館前の地蔵様
対馬見通り(つしまみどおり)を北に進んだ途中、大石地区の公民館です。
その前の一角です。
公民館の右手に椎ケ元観音堂へつづく石段があります。
観音堂の裏山には2つの前方後円墳があります。(大石岡ノ谷古墳群)
2023.5.16
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2023.6.13 ~ GMAP 修正
曇り空+���くない。
福津市の古墳3か所の位置がグーグルマップ上でおかしかったので修正を提案しました。(こんなことができるのを知らなかった。)
大石岡ノ谷古墳群(位置情報)
手光湯ノ浦古墳群(位置情報)
在自剣塚古墳(位置情報と名称)… 位置情報の誤りを報告していたところグーグルマップ側で正しい位置に訂正されましたが、名称が「在自古墳」となっていたので名称の訂正を提案しました。
湯ノ浦古墳群と岡ノ谷古墳群についても位置情報の誤りを報告していましたが、グーグル側で訂正されたのは剣塚古墳のみでした。2つの古墳群はマップ上でポイントしましたがマップが使いづらくて大雑把な位置になってます。
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2023.6.12 ~ 福津へ
蒸し暑くなりました。夏の空気です。海が恋しくなります。だからってわけではありませんが福津へ出発しました。
舞鶴公園・福岡城址のお堀 ~ 蓮の葉がびっしり。
天神北
福津市在自(あらじ)の金刀比羅神社から
北西方向
忍ケ丘・名呑池の近くから ~ 南方向
遠くに見えるのは福岡アイランドシティ(福岡市東区)の高層マンション?
そこから右に伸びるのが志賀島(しかのしま)
この後、大石岡ノ谷古墳群の探索へ。~ 椎ケ元観音(しいがもとかんのん)の裏山
藤棚にはソラマメみたいな藤の実がなってました。
古墳は前方後円墳が2基、わかりやすかったです。
博多港国際ターミナル付近
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