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#天弓千亦ちまた
mintdeagon · 2 years
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yum
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kachoushi · 5 months
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各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ混沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたりで商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る音聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆ふ風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 梨剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の���み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも女偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶􄽂の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
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令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れし丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀花 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に浸みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
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令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常��なへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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jinruihokankeikaku · 6 months
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東方虹龍洞(ノーマル)のハイスコアとった! 天弓千亦の最後のスペルカードまで辿り着いたのに、失敗しちゃった だけどそれは「弾幕アジール」の初めてなんだから、まぁ……
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doctorreimuhakurei · 1 year
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new versus
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kachoushi · 5 years
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9月の各地句会報
平成30年9月の特選句
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
平成30年9月1日 第十九回柏翠忌法要俳句会 坊城俊樹選 特選句
師の忌来る三国に雁の渡る頃 越堂 美しく古りし虹屋の秋扇 雪 柏翠忌矢羽根芒の白ゆらし 世詩明 ピカソの絵背にある喪服柏翠忌 清女 潮騒も雨も淋しと終の蟬 清女 沖を行く豪華客船柏翠忌 ただし 厄日とて静かな忌日迎へたし ただし 涼しき目迎へてくれし師の遺影 錦子 昨夜の雨天地浄めて柏翠忌 錦子 此の路地に画廊虹屋や柏翠忌 昭子 穏やかな二百十日の忌でありぬ 真弓 卯建ある街並み漫ろ柏翠忌 淳子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月1日 零の会(九月一日) 坊城俊樹選 特選句
眼を開けてゐるも厄日の羅漢かな 光子 群れなして秋の悟りへ尊者たち 三郎 藷太る五百羅漢を眠らせて はるか 二百十日釈迦は親指ひよいと上げ 小鳥 風よ来よ芒の遊ぶ相方に 淸流 秋日影忽とオルガン鳴りにけり 炳子 爽やかに朱の篠笛の流れをり 慶月 風高く渡して欅薄紅葉 秋尚 切れ長の眼で見張りをる案山子かな 同
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
雲流る影が花野の風となる 越堂 石の傷なめたる如く台風裡 世詩明 柏翠忌終へてお肌の手入れなど 清女 朝顔の青の向かうに父がゐる すみ子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月6日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の中洲へ舟で螢狩 柏葉 義兄さんと永遠の忘れや酔芙蓉 由季子 先師知る俳諧人も露の人 都
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月7日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
颱風が脱けて農夫の皺深し 孝子 虫の音や昭和の歌のやうに聞く 由紀子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
霊送星を仰げば父母かとも 俊子 打ちつくる雨や濤とも野分来る 都 嘗て田を厄日の雨に流されて 幸子 シャッター街一夜賑はふ盆踊 佐代子 帰省子のつんつるてんの浴衣かな 幹也 爽やかや老の卓球まだつづき 和子 畑見舞ふ白髪乱し野分だつ 栄子 夜の蛇口黒ぶだう剥き指洗ふ 悦子 災ひを祓ひ給へよ秋の雲 史子 戦中の地震も証され震災忌 益恵 幾度も読みし手紙や銀河濃し 立子 嫁がずに親の看取や鳳仙花 すみ子 五郎助の頻りに啼ける厄日かな 美智子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
衰への眼労りつつ夜学 瑞枝 代弁を小声でつなぐ夜学かな 多美女 ことたるも一品加へ新生姜 亜栄子 虫を聞くゆとり嬉しや昨日今日 和代 葉隠れに色づく柿や子規忌なる 三無 はじかみの薄紅刻む厨かな 清子 秋暑し雲湧きいづる河口かな ゆう子 痩身に余震百回白露の日 亜栄子 耳遠き母にちちろの届かざる 百合子 氷より選りて買ひたる初さんま 清子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
思ひ切り血の繋がりし秋蚊打つ 三無 閉づでなく煽ぐでもなく秋扇 秋尚 秋の蚊を足で追ひつつ立話 怜 聞き役の閉ぢて開く秋扇 秋尚 むらさきの好きは母似よ秋扇 怜 伸び伸びと秋の蚊生きる閻魔堂 あき子 秋の蚊を乗せて行きたるエレベーター 貴薫 秋の灯や笑はざりし日今日もまた 美貴 秋の蚊の影ごと壁に仕留めけり 秋尚 岨奔る千の車窓や秋灯し 聰
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月11日 萩花鳥句会
見降ろして津和野は霧の底の町 牛子 虫時雨残る虫まで虫は虫 小勇 秋風に頰撫でられて今日の句座 祐子 霧が霧招き長者ヶ森隠す 孝士 阿弥陀笠乙女隠して風の盆 美恵子 爽やかにテニスの女王はたち顔 健雄 柏翠師句碑に山萩こぼれけり 克弘
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平成30年9月16日 伊藤柏翠記念館 坊城俊樹選 特選句
飛んでゐるだけかも知れず火取虫 雪 独り居に台風恐し右往左往 直子 敬老の日と思ひつつ紅をひく 清女 妹逝き淋しき灯火親しめり 文子 分骨す菊の花束海へ投げ 文子 秋蝶の一途へ雲の透き通る 八重 ��土の浄め水も秋澄める 一仁 里芋の露を集めて手を洗ふ 富子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
虫啼けど空ふかぶかと村眠る 世詩明 仄暗き芭蕉堂より昼の虫 嘉子 ふる里は灯り乏しく虫繁し 昭子 流れ星おしまれて逝く名女優 千代子 名月や地に下ろされし石の鯱 よしのり 青空に雲も置かざる子規忌かな よしのり 俗名の露を置きたるごと一字 雪
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月20日 花鳥さゞれ会
帝立つ足羽山頂鳥渡る 越堂 過去帳に弟を見る秋彼岸 かづを 山門に出迎へる如秋の蝶 希 御百度の人を眼下に鳥渡る 数幸 実石榴や童子の声の高く澄み 天空
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平成30年9月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
月一つ搦め捕つたり鰯雲 越堂 ちちろ鳴くここもかしこも古墳とや 越堂 古墳群とても花野の一起伏 越堂 十九回修す柏翠忌の喪服 雪 つゆけしや北前船の大錨 雪 子規のごと一葉のごと菊に病む 一涓 さながらに真葛原なる捨田かな 一涓 下り鮎九頭竜川を大曲り たゞし きちきちの堤防横切り見失ふ 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月23日 花鳥月例会 坊城俊樹選 特選句
神木に耳あてて聴く秋の声 政江 市に売る読本の反り秋日影 眞理子 金風は神門の千木傾ける 梓渕 好々爺盗人萩にほくそ笑み 順子 城址の血潮となりし曼珠沙華 斉 江戸城の徒士の血ほどの曼珠沙華 順子 天高し青き鳥居のまつすぐ�� 小鳥 赤まんま犬と子と泣く乳母車 炳子 香らねば偽物のやう金木犀 小鳥 秋の日の一筋白き憲兵碑 佑天 葉の色になり切つてゐるばつたかな 秋尚 市に売る読本の反り秋日影 眞理子 一亭の秋寂ぶの木戸固く閉づ 政江 蜻蛉の日に貫ぬかる羽根の綺羅 三無 秋草を壺に挿し香具師の昼餉時 光子 秋日濃し市の隅なる金ボタン 眞理子 名月やゆるがぬものに大鳥居 公世 大鳥居より脈々と秋の雲 斉 それはそれはきれいに食ぶる秋刀魚かな 公世 紫の光を返し野菊咲く て津子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月26日・27日 九州花鳥会
平成30年9月26日 観月句会 坊城俊樹選 特選句
よそゆきの顔してたたむ秋日傘 かおり 瓦斯燈の届かぬところ虫の恋 寿美香 十六夜の月一盞に溢れをり 寿美香 残照を湖におとして十六夜 かおり 大鯉のぐらりと秋の日を返す 孝子
村山要選 特選句
よそゆきの顔してたたむ秋日傘 かおり 西下せし人と一献良夜かな 美穂 とんぼうに風の階段あるやうな 阿佐美
平成30年9月27日 定例句会 坊城俊樹選 特選句
竹の春日矢百本の匂ひかな 寿美香 小料理景子仄と灯を夕月夜 勝利 さざめきを尽せし浜に秋の雨 桂 中秋の磨きぬかれし窓硝子 阿佐美 つづれさせ景徳鎮に罅すこし 寿美香 人力車歩み緩めて竹の春 光子 鱗雲天に哀しき渚あり 美穂 神主の月の祝詞の湿りがち 千代 きのこ雲見しはこの山竹の春 ちぐさ 晩婚の姉のしあはせ竹の春 睦子 全景を統べ八角鷹の西方へ 要 曼珠沙華風にぎくしやく揺れ残り さえこ 恋すてふ言葉あそびや吾亦紅 郁子 寂光とはこの白曼珠沙華の明り 孝子 昼の虫神鼓一打に消されをり 久美子 潮鳴りをたたむ浦々竹の春 和子 白杖の重さしんじつ露しぐれ 朝子 見たやうな景色の中を赤とんぼ 美穂 この石に座りし人よ草の花 朝子
村山要選 特選句
この先は五島の岬鷹渡る 光子 きのこ雲見しはこの山竹の春 ちぐさ 晩婚の姉のしあはせ竹の春 睦子 つづれさせ景徳鎮に罅すこし 美香 竹の春在所に足りし暮しかな 伸子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
幕下す福井シネマや星月夜 登美子 明日勝つと誓ふ若者らの夜食 登美子 控へ目に母を横切る秋の蝶 登美子 鰯雲子のやはらかき笑ひ顔 裕子 夜食なり呼ばずと降りる足音は みえこ 新涼や味噌汁増やす朝の膳 あけみ 重陽やお下り物の餅一つ みえこ
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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