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#現代アートハウス入門
c2-cinemaconnection · 2 years
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シネマKING週末映画情報「コロナに負けるな!映画の力を信じて!」 ▶︎<現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」Vol.2>12/11(土)→名古屋シネマテークにて http://www.riverbook.com/C2/CINEMAKING.html #現代アートハウス入門 #シネマKING #movieattheater https://www.instagram.com/p/CXSDxCAPT5B/?utm_medium=tumblr
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stem115 · 2 years
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Dec.2021
Book
火山のふもとで / 松家仁之
a+u 2021年12月号 (パウロ・メンデス・ダ・ローシャ)
a+u 2021年10月号 (マリー・ジョゼ・ヴァン・ヒ・アルキテクテン)
Movie
イタリア旅行
blank13
モロッコ、彼女たちの朝
TOVE/トーベ
南瓜とマヨネーズ
Event
現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 vol.2
よく聴いたアルバム
Lookaftering / Vashti Bunyan
Wind Letter / Machinone
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jig-theater · 3 years
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現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 vol.2
アートハウスへようこそ
連続講座「現代アートハウス入門」では、〈アートハウス〉の歴史を彩ってきた「ネオクラシック(新しい古典)」と呼びうる作品を7夜連続日替わりで上映。気鋭の映画作家たちが講師として登壇し、各作品の魅力を解説。さらに、全国の参加者とのQ&Aを交えながら、これからの〈アートハウス〉についての知見を共有します。第2弾となる今回は、全国24の劇場をつないで開催します。
予約フォームはこちら
1970年代から今日まで続く日本の〈アートハウス〉は、“ミニシアター”という呼称で親しまれてきました。ここは世界中の映画と刺激をもとめる観客とが出会う場所。多様な映画体験によって、未来の映画作家だけでなく、さまざまなアーティストを育む文化的ビオトープとしての役割を担ってきました。上映されるのは、ただ楽しむための作品だけではありません。目を覆うほどグロテスクで、心をズタズタに引き裂く映画もあれば、ため息が出るほど美しい眼福の映画もあります。〈アートハウス〉の暗闇でスクリーンが反射する光を浴びることは、多かれ少なかれ——私たちの生き方を変えてしまう体験なのです。
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【上映期間】 2021年12月11日(土)〜12月17日(金)
【上映時刻】 毎日19:00上映開始、上映後に60分のオンライントークあり 各回30分前に開場します
【料金】 30歳以下     1,200円 31歳以上      1,800円 (全国の映画館共通料金です)
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第1夜 12月11日(土)開映19:00 [本編 99分+レクチャー 60分]
『クローズ・アップ』 原題:Nema-ye Nazdik
監督・脚本・編集:アッバス・キアロスタミ 撮影:アリ・レザ・ザリンダスト 録音:モハマッド・ハギギ、アフマッド・アスガリ 出演:ホセイン・サブジアン、ハッサン・ファラズマンド、モフセン・マフマルバフ 1990年|イラン|99分|カラー|(C) 1990 Farabi Cinema
失業者のサブジアンはバスで隣り合わせた裕福そうな婦人から読んでいた本について聞かれ、なりゆきから自分が著者で映画監督の���フマルバフだとつい偽ってしまう。婦人の家に招かれた彼は、映画の話を情熱的に語るうちに、架空の映画製作の話にこの家族を巻き込み…。映画監督だと身分を偽り、詐欺で逮捕された青年の実話をもとに、再現映像とドキュメンタリーを交差させて描いた異色作。
レクチャー:講師 深田晃司(映画監督) アッバス・キアロスタミとモフセン・マフマルバフの傑作群は、まだ二十歳前後であった私をイラン映画に心酔させた。『クローズ・アップ』は中でも特に熱狂した一作で、映画の底なしの可能性をこの作品で感じて欲しい。
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第2夜 12月12日(日)開映19:00 [本編 69分+レクチャー 60分]
『マッチ工場の少女』 原題:Tulitikkutehtaan tyttö
監督・脚本:アキ・カウリスマキ 撮影:ティモ・サルミネン 出演:カティ・オウティネン、エリナ・サロ、エスコ・ニッカリ、ベサ・ビエリッコ、レイヨ・タイバレ 1990年|フィンランド|69分|カラー
マッチ工場で働くイリスは、母と義父を養っている。ある日、給料でドレスを衝動買いしてしまった彼女は、義父に殴られ、母からドレスの返品を命じられる。ついに我慢できなくなった彼女は、家を飛び出しディスコで出会った男と一夜を共にするが、その男にも裏切られ…。何の変哲もない娘のどん底の人生を淡々と描き、絶望的な状況になぜか笑いが込み上げてくるアキ・カウリスマキ映画の真骨頂ともいえる一作。
レクチャー:講師 岨手由貴子(映画監督)×大江崇允(映画作家/脚本家) 「クラシック映画」と聞くと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、それらは製作されてから何十年も、多くの人を魅了してきました。そんな映画の抗えない魅力を、一緒に反芻していく時間になればと思っています。岨手由貴子(映画監督)
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第3夜 12月13日(月)開映19:00 [本編 102分+レクチャー 60分]
『鳥の歌』 原題:Para recibir el canto de los pájaros
監督・脚本:ホルヘ・サンヒネス 撮影監督:ラウル・ロドリゲス、キジェルモ・ルイス 音楽:セルヒオ・プルデンシオ 出演:ジェラルディン・チャップリン、ホルヘ・オルティス 製作:ウカマウ集団 1995年|ボリビア|102分|カラー
16世紀にアンデスを「征服」したスペイン遠征隊の行為を、批判的に描く映画を製作しようとした撮影隊が直面した現実とは? 撮影に訪れた先住民の村で「ここから出ていけ!」と詰め寄られた映画人たちは、やがて問題の本質に気づく。アンデス世界の価値観に基づく独自の映画言語でゴダールらにも衝撃を与えたボリビア・ウカマウ集団の代表作の一つ。ロカルノ国際映画祭「質と刷新」賞受賞。
レクチャー:講師 小田香(映画作家)×太田昌国(シネマテーク・インディアス) アートハウスはあやしげな場所に見えることもあるかもしれませんが、それ以上に妖しい映画がかかっています。鑑賞後はより健全に、より不健全に、もしくはその両方になるかもしれません。あの映画のここは好きであそこは苦手など、誰かに言いたくなって、伝わらなくて、その体験まるごと、心のどこかに残り発酵していく映画がかかっています。小田香(映画作家)
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第4夜 12月14日(火)開映19:00 [本編 91分+レクチャー 60分]
『セールスマン』 原題:Salesman
監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、シャーロット・ズワーリン 撮影:アルバート・メイズルス 編集:デヴィッド・メイズルス、シャーロット・ズワーリン 音響:ディック・ヴォリセク 1969年|アメリカ|91分|モノクロ
ボストンからフロリダへ。聖書の訪問販売員たちの旅にカメラは密着する。彼らが訪ねるのは教会の信者で、一人暮らしの未亡人や、難民、部屋代も払えない子持ち夫婦など。安いモーテル、煙るダイナー、郊外のリビング、月賦払い…。物質主義的社会の夢と幻滅、高揚と倦怠が奇妙に交差する、アメリカの肖像画。ダイレクトシネマのパイオニア、メイズルス兄弟のマスターピースを本邦初公開。
レクチャー:講師 想田和弘(映画作家) 真っ白で空虚なスクリーンなのに、いや、真っ白で空虚なスクリーンだからこそ、いったい何が映し出されるのか、無限の可能性が存在しているんですね。なんだか不思議じゃないですか?
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第5夜 12月15日(水)開映19:00 [本編 92分+レクチャー 60分]
『ビリディアナ』 原題:Viridiana
監督:ルイス・ブニュエル 脚本:ルイス・ブニュエル、フリオ・アレハンドロ 撮影:ホセ・フェルナンデス・アグアヨ 編集:ペドロ・デル・レイ 出演:シルビア・ピナル、フェルナンド・レイ、フランシスコ・ラバル 1961年|メキシコ・スペイン|92分|モノクロ
修道女を目指すビリディアナは、叔父の屋敷に呼び出される。叔父は亡き妻に似た彼女を引き止めようと嘘をつくが、それに気づいた彼女は家を去る。絶望した叔父は自殺。責任を感じた彼女は貧しい人々を屋敷に住まわせ世話しようとするが…。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の一方で、カトリック教会から大きな非難を浴び、本国スペインやイタリアで上映禁止に至った問題作。
レクチャー:講師 広瀬奈々子(映画監督)×稲川方人(詩人/編集者) ああ、そうか、自分はこの世界に対して、「ちょっと待った」を言いたかったのだと気づかされる映画がある。新しいものの見方を発見し、立ち止まって何度も考え、答えのない旅に出る。いい映画には共感や同調よりも、もっと豊かで驚きに満ちたものが、色褪せることなくたくさん詰まっている。広瀬奈々子(映画監督)
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第6夜 12月16日(木)開映19:00 [本編 90分+レクチャー 60分]
『ある夏の記録』 原題:Chronique d'un été
監督:ジャン・ルーシュ、エドガール・モラン 撮影:ミシェル・ブロー、ラウール・クタール 出演:マルスリーヌ・ロリダン、ジャン=ピエール・セルジョン、ナディーヌ・バロー1961年|フランス|90分|モノクロ パリ、1960年、夏。街ゆく人々に軽量16ミリカメラと録音機が問いかける。あなたは幸せですか? あるいは、愛、仕事、余暇、人種問題について…。作り手と被写体とが制作プロセスを共有することで、映画が孕む作為性や政治性が明らかになり、リアルとフィクションの概念が問い直される。映画作家で人類学者のルーシュと、社会学者で哲学者のモランによるシネマ・ヴェリテの金字塔。
レクチャー:講師 小森はるか(映像作家)×月永理絵(エディター/ライター) 学生の頃に偶然観ていた映画が、数年経ってから、自分にとっての大切な一本だったと気付くことが増えました。途切れ途切れに蘇ってくる場面は、あの時わからなかった経験も、大事なものだと教えてくれました。小森はるか(映像作家)
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第7夜 12月17日(金)開映19:00 [本編 85分+レクチャー 60分]
『イタリア旅行』 原題: Viaggio in Italia
監督・脚本:ロベルト・ロッセリーニ 脚本:ヴィタリアーノ・ブランカーティ 撮影:エンツォ・セラフィン 音楽:レンツォ・ロッセリーニ 出演:イングリッド・バーグマン、ジョージ・サンダース 1954年|イタリア・フランス|85分|モノクロ
結婚8年目、一見仲の良いカテリーナとアレックスは、実は破局寸前。ベズビオ火山、ポンペイの遺跡、カプリ島などをめぐりながら、二人は離婚へと突き進んでいくのだが…。ロッセリーニは、バーグマンとサンダースに即興的な演技を求め、生々しい感情のゆらぎをフィルムに焼き付けた。ゴダールに「男と女と一台の車とカメラがあれば映画は撮れる」と言わしめたネオ・レアリズモの大傑作。
レクチャー:講師 三宅唱(映画監督)×大川景子(映画編集) 「人生は短すぎる」「だからこそ楽しまないと」いつどこでなぜその言葉が発せられるのか。私はその場面においてなにを見ていただろう?三宅唱(映画監督)
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arthouseguide · 2 years
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巡回上映【現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑】上映7作品中、6作品決定!
巡回上映【現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑】 上映作品7作品中、6作品が決定しました❕❕ 古典的名作からコンテンポラリーな傑作まで✨ぜひこの機会に“ドキュメンタリー”の多様な方法と視点の面白さをご堪能ください。 残り1作品やゲストによるトークイベントについては、続報をお楽しみに😊
°˖✧ LINEUP ✧˖° ※製作年順 ・ ❶ ルイジアナ物語(原題:Louisiana Story) 監督:ロバート・フラハティ|1948年|アメリカ|78分 ・ ルイジアナの広大な湿地帯で両親と暮らす少年アレクサンダー。自然と野生動物に囲まれた生活は、父親が油田掘削の許可書にサインしたことで大きく変わっていく…。『極北のナヌーク』『モアナ』などで知られるロバート・フラハティ監督による物語映画として世界映画史にその名を刻む本作だが、もとは石油会社のPR映画だった。野生のワニやアライグマなど“ドキュメンタリーバリュー”もたっぷり。 ・ ❷ 1000年刻みの日時計 牧野村物語 監督:小川紳介|1986年|日本|222分 ・ 三里塚から山形・牧野へ移住し、田畑を耕しながら映画制作を続けた小川プロの13年の集大成。稲の生殖の営みや水田のなかの考古物の発掘など科学的アプローチに加え、村に何世代にもわたって語り継がれる口承の物語を、土方巽、宮下順子、田村高廣ら職業俳優とともに、牧野村の人びとが“ドラマ”として演じてみせる。1000年という歴史と牧野の風土が編みこまれた、映画史上類を見ない傑作。 ・ ❸ セザンヌ(原題:Cézanne) 監督:ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ|1989年|フランス|50分 ・ 詩人ジョアシャン・ガスケによる評伝「セザンヌ」に記された空想的な対話の朗読に重ねて、セザンヌゆかりの土地やセザンヌの絵画が映し出される。実物の絵画を直接撮影している点では記録映画であり、ガスケによって虚構化されたセザンヌという人物の言葉を劇的に再虚構化している点では劇映画にも近い。ポール・セザンヌの過激な絵画観に、過激な映画作家ストローブ=ユイレが肉迫する。 ・ ❹ 書かれた顔(原題:The Written Face) 〈4Kレストア版日本初上映〉 監督:ダニエル・シュミット|1995年|スイス、日本|89分 ・ 歌舞伎界で当代一の人気を誇る女形、坂東玉三郎。「鷺娘」「積恋雪関扉」といった舞台や、芸者に扮した彼を2人の男が奪い合う劇「黄昏芸者情話」が挿入され、玉三郎の秘密へと観る者を誘う。俳優の杉村春子や日本舞踊の武原はんの談話、現代舞踏家の大野一雄の舞いなども。現実と虚構さえもすり抜けていくシュミットのスイス・日本合作となった本作では、青山真治が助監督を務めた。 ・ ❺ SELF AND OTHERS 監督:佐藤真|2000年|日本|53分 ・ 1983年に36歳で夭逝した写真家、牛腸茂雄。郷里の新潟、ときに死の不安に苛まれながら写真家生活を営んだ東京のアパートなどゆかりの地を巡り、彼が遺した痕跡を辿る。被写体の眼差しを焼き付けたようなポートレート、姉に宛てた手紙、そして、見つけ出されたカセットテープ。しだいに彼の不在そのものがかたどられていく。撮影に田村正毅、録音に菊池信之が参加。手紙の朗読を西島秀俊が務めた。 ・ ❻ 物語る私たち(原題:Stories We Tell) 監督:サラ・ポーリー|2012年|カナダ|108分 ・ 太陽みたいに明るく無邪気だった母ダイアン。彼女が亡くなったとき、末っ子のサラはまだ11歳だった。「サラだけがパパに似てない」、ポーリー家おきまりのジョークにサラは少し不安になる。母の人生の真実を探り出そうとカメラを向けると、みんなの口からあふれ出したのは彼女の知られざる恋について——。俳優で映画監督のサラ・ポーリーが、自身の出生の秘密をウィットとユーモアをこめて描く。 ・ ⭐・⭐・🌛・⭐・⭐・⭐・⭐ ・ 巡回上映【現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑】 ・ ❖開催劇場情報❖ [東京] ユーロスペース 10/22㊏〜 [愛知] 名古屋シネマテーク 11/12㊏〜 [大阪] シネ・ヌーヴォ 11/3㊍〜 [京都] 京都シネマ 11/11㊎〜 [鳥取] ジグシアター 12/3㊏〜 ・ ❖アンケート回答者❖ ※五十音順・敬称略 入江悠、小川紗良、小田香、草野なつか、小森はるか、島田隆一、白石晃士、瀬田なつき、想田和弘、富田克也、広瀬奈々子、深田晃司、藤元明緒、甫木元空、松林要樹、三宅唱、山中瑶子、横浜聡子 ・ アンケート結果は公式サイトにて掲載中▶ https://arthouse-guide.jp/
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arthouseguide · 2 years
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巡回上映『現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑』が10月22日(土)より開催決定!
✨✨𝑵𝑬𝑾𝑺✨✨ 18人の映画作家が薦めるドキュメンタリー映画とは?💭💭 〈アートハウス〉に新しい観客を呼び込むため、2021年1月からはじまった「現代アートハウス入門」。 その第三弾となる企画を10月22日(土)より、 [東京]ユーロスペースを皮切りに開催します! 今回は題して、巡回上映「現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑」。近年、日本のアートハウスのプログラムにおいて大きな割合を占めるようになった“ドキュメンタリーと呼ばれる方法で作られた映画”にフォーカス。 開催にあたり18名の気鋭の映画作家にドキュメンタリー映画についての「アンケート」にご協力をいただきました。! ー------ Q.1 若く新しい観客に映画の魅力を伝えるために5本の“ドキュメンタリー映画”を観せるとしたら、どんな作品をセレクトしますか? ー------ Q.2 その理由を800文字から1,200文字程度でお書きください。 ー------ アンケートの回答を公式WEBサイトで発表し、さらに名前のあがった作品群から選りすぐりの7本によるプログラムを組み、東京・ユーロスペースをはじめとした全国の〈アートハウス〉で巡回上映を実施します。(現在作品選考中!) ネオクラシックと言いうる傑作から、果てはモキュメンタリーまで。ぜひこの機会に“ドキュメンタリー”の多様な方法と視点の面白さをご堪能ください。 下記は18名の監督と挙げられた作品一覧です。 Q2の選んだ理由については、公式HPをご確認下さい! https://arthouse-guide.jp/
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※五十音順・敬称略 🔵 入江悠(映画監督) フープ・ドリームス(監督:スティーヴ・ジェームズ|1994年) 映画は戦場だ 深作欣二in『バトル・ロワイアル』(演出・構成:浦谷年良|2001年) 東京裁判(監督:小林正樹|1983年) ゆきゆきて、神軍(監督:原一男|1987年) コレクティブ 国家の嘘(監督:アレクサンダー・ナナウ|2019年) 🔵 小川紗良(俳優・映画作家) 隣る人(監督:刀川和也|2011年) 沈没家族 劇場版(監督:加納土|2018年) さとにきたらええやん(監督:重江良樹|2015年) 人生フルーツ(監督:伏原健之|2016年) ゆきゆきて、神軍(監督:原一男|1987年) 🔵 小田香(映画作家) マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年) あの家は黒い(監督:フォルーグ・ファッロフザード|1962年 ) Palms(Ladoni)(監督:Artur Aristakisyan|1994年) おてんとうさまがほしい(撮影・照明:渡辺生、構成・編集:佐藤真|1994年) 忘れられた皇軍(監督:大島渚|1963年) 🔵 草野なつか(映画作家) 1000年刻みの日時計 牧野村物語(監督:小川紳介|1986年) SELF AND OTHERS(監督:佐藤真|2000年) ヴァルパライソにて…(監督:ヨリス・イヴェンス|1963年) ミュールハイム(ルール)(監督:ぺーター・ネストラー|1964年) 書かれた顔(監督:ダニエル・シュミット|1995年) 🔵 小森はるか(映像作家) 阿賀に生きる(監督:佐藤真|1992年) 草とり草紙(監督:福田克彦|1985年) そっちやない、こっちや コミュニティ・ケアへの道(監督:柳澤壽男|1982年) ルイジアナ物語(監督:ロバート・フラハティ|1948年) アマチュア(監督:クシシュトフ・キェシロフスキ|1979年) 🔵 島田隆一(映画監督) ぼくの好きな先生(監督:ニコラ・フィリベール|2002年) 宝島(監督:ギョーム・ブラック|2018年) トランスニストラ(監督:アンナ・イボーン|2019年) トトとふたりの姉(監督:アレクサンダー・ナナウ|2014年) ダゲール街の人々(監督:アニエス・ヴァルダ|1975年) 🔵 白石晃士(映画監督) 光と闇の伝説 コリン・マッケンジー(監督:ピーター・ジャクソン、コスタ・ボーテス|1995年) スパイナル・タップ(監督:ロブ・ライナー|1984年) ノロイ(監督:白石晃士|2005年) オカルト(監督:白石晃士|2008年) ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録(監督:ファックス・バー、ジョージ・ヒッケンルーパー、エレノア・コッポラ|1991年) 🔵 瀬田なつき(映画監督) 三姉妹~雲南の子(監督:ワン・ビン|2012年) 音のない世界で(監督:ニコラ・フィリベール|1992年) 100人の子供たちが列車を待っている(監督:イグナシオ・アグエロ|1988年) 少年裁判所(監督:フレデリック・ワイズマン|1973年) 教室の子供たち 学習指導への道(監督:羽仁進|1954年) 🔵 想田和弘(映画作家) Forever(監督:エディ・ホニグマン|2006年) In Comparison(監督:ハルーン・ファロッキ|2009年) My Name Is Salt(監督:ファリーダ・パチャ|2013年) Los Reyes(監督:Bettina Perut & Ivan Osnovikoff|2018年) Ostrov – Lost Island(監督:Svetlana Rodina & Laurent Stoop|2021年) 🔵 富田克也(映画監督) 旅するパオジャンフー(監督:柳町光男|1995年) or ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(監督:柳町光男|1976年) 山谷 やられたらやりかえせ(監督:佐藤満男、山岡強一|1985年) 1000年刻みの日時計 牧野村物語(監督:小川紳介|1986年) or どっこい!人間節 寿・自由労働者の街(構成:小川紳介|1975年) 忘れられた皇軍(監督:大島渚|1963年) からゆきさん(監督:今村昌平|1973年) 🔵 広瀬奈々子(映画監督) マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年) 圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録(監督:小川紳介|1967年) FAKE(監督:森達也|2016年) 物語る私たち(監督:サラ・ポーリー|2012年) 人間ピラミッド(監督:ジャン・ルーシュ|1961年) 🔵 深田晃司(映画監督) メキシコ万歳(監督:セルゲイ・エイゼイシュテイン、グリゴリー・アレクサンドロフ|1932、1979年) 動物園(監督:フレデリック・ワイズマン|1993年) セザンヌ(監督:ストローブ=ユイレ|1989年) 花子(監督:佐藤真|2001年) 快適な生活(監督:ニック・パーク|1989年) 🔵 藤元明緒(映画監督) ヴァンダの部屋(監督:ペドロ・コスタ|2000年) マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年) ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ(監督:小谷忠典|2012年) 三姉妹~雲南の子(監督:ワン・ビン|2012年) ミッドナイト・トラベラー(監督:ハッサン・ファジリ|2019年) 🔵 甫木元空(映画監督) 路地へ 中上健次の残したフィルム(監督:青山真治|2000年) ヴァンダの部屋(監督:ペドロ・コスタ|2000年) SELF AND OTHERS(監督:佐藤真|2000年) 書かれた顔(監督:ダニエル・シュミット|1995年) ワン・プラス・ワン(監督:ジャン=リュック・ゴダール|1968年) 🔵 松林要樹(映画監督) My Name Is Salt(監督:ファリーダ・パチャ|2013年) Vivan las Antipodas(監督:ヴィクトル・コサコフスキー|2011年) コヤニスカッティ/平衡を失った世界(監督:ゴッドフリー・レッジョ|1982年) これがロシヤだ/カメラを持った男(監督:ジガ・ヴェルトフ|1929年) アンダルシアの犬(監督:ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ|1928年) 🔵 三宅唱(映画監督) アウトレイジ 最終章(監督:北野武|2017年) 百年恋歌(監督:侯孝賢|2005年) 6才のボクが、大人になるまで。(監督:リチャード・リンクレイター|2014年) ハドソン川の奇跡(監督:クリント・イーストウッド|2016年) エリ・エリ・レマ・サバクタニ(監督:青山真治|2005年) 🔵 山中瑶子(映画監督) マルメロの陽光(監督:ビクトル・エリセ|1992年) アヒルの子(監督:小野さやか|2005年) 東京干潟(監督:村上浩康|2019年) グレイ・ガーデンズ(監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、エレン・ホド、マフィー・メイヤー|1975年) セルロイド・クローゼット(監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン|1995年) 🔵 横浜聡子(映画監督) イヨマンテ 熊おくり(監督:姫田忠義|1977年) 教室の子供たち 学習指導への道(監督:羽仁進|1954年) 絵を描く子どもたち 児童画を理解するために(監督:羽仁進|1956年) モアナ 南海の歓喜(監督:ロバート・フラハティ|1926、1980、2014年) ダゲール街の人々(監督:アニエス・ヴァルダ|1975年) グレイ・ガーデンズ(監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、エレン・ホド、マフィー・メイヤー|1975年)
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arthouseguide · 3 years
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🌙第5夜『山の焚火』レポート🌙
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🌙第5夜 2月3日(水) 16:50-18:50『山の焚火』(117分) 19:00-19:45 トーク:横浜聡子(映画監督)×カラテカ矢部太郎(芸人・漫画家) 横浜聡子監督もカラテカ矢部太郎さんもユーロスペースのスクリーンで鑑賞してトークに臨みました。 ●『山の焚火』との出会い 横浜:20年前、大学の視聴覚ルームで見たのが初めて。ちょうど2003年にムーラー監督の『最後通告』が公開された年で、TVブロスで過去の作品についても特集されていたんです。そのときはムーラーって誰やねんって感じで。VHSで小さい画面で見たけど、ざらついた映像、アンビエントな音楽、ネズミを見て笑い合う姉弟…当時イスから立てないくらいの強い印象を与えてくれた映画でした。矢部さんは20歳のころにどんな映画を?
矢部:僕は大学で欧米専攻だったんですけど、ドイツ映画の授業があって、戦前の黄金期~ニュー・ジャーマン・シネマまで観ていました。そこで映画の見方を教わった。いまはそんなに覚えてないですけどね。『山の焚火』は、この企画に声をかけてもらって、DVDで4回ほど観た上で、今日スクリーンで初めて観ました。 ●『山の焚火』の細部について 矢部:この映画は、ドキュメンタリーのようにあるがままを撮っているのかと思ったら、監督の絵コンテを見て、綿密に計算されていることに驚いた。 横浜:ムーラー監督って劇的な瞬間を描かないんですよね。たとえば父親が撃たれた瞬間も、手の動きしか映らない。通常だったらスタッフが血を用意するところを、血も作らない。劇的な瞬間はない。なのに、姉と弟がまぐわう瞬間はなぜ撮ったんだろうってずっと不思議に思っていたんです。 そのせいなのか、何か見えざるものの力を感じるんです。人間を含めた大きな自然科学みたいな、神の存在を背後に感じるなと思っていて。男と女がまぐわうのも自然の摂理のひとつ。ムーラー監督にとって自然な営みのひとつでしかないのかなと。私が劇的だと思っていただけなのかなと思いました。 矢部:作り込まれているという視点でみると、映画のなかで1回起きたことがまた起きるという感じがして。妊娠も、その前に豚のお腹が大きくなったという場面があったり、ラストの雪で一面、白くなる場面の前に、お父さんとひげそりのクリームを塗り合場面があったりとか。冒頭の穴からネズミの死体を出すのは、最後の穴に死体を2つ入れるのと、ぴたっと重なるように作られて、ありゃーって思ったんですよね。 横浜:本当に作り込まれた映画ですよね。音声もそうで、最初は同時録音でこの映画は作られているのかと思ったけど、よく聞くと足音とかも後からのせている。あとクレジットをよく見ていたら気づく方もいたかもですが、役者さんはアフレコなんです。現地のウーリ地方の方言にこだわって、それを話せる人の声をわざわざつけているんですよね。 映画からなにか異様なものを感じていたのは、見ているものと音にズレがあるからなんだ、と気づいたんです。 『山の焚火』は、先立って撮られたウーリ地方の住民たちの生活を追ったドキュメンタリー『我ら山人たち』を基に撮られた劇映画です。 矢部:全然知らない土地の人だし、見たことのない場所だけど、映画を見終わったときにはまだその山にいるような感覚になる。暮らしとか動作の一つ一つ、やっている仕事の一つ一つがすごく丁寧に映っている感じがしますし、興味深いですね。 横浜:実際に見聞きしてきたものをフィクションにするとき、いわゆるリアリティってどういうところから生まれるんだろうと思っていて。ムーラー監督は、自分が見聞きしたものを消化して再構築してどう表現するかということにすごくこだわっていると思うんです。
矢部さんの「大家さんと僕」は、最初、大家さんをおばあさんではなく、少女として描こうとしていたんですよね。矢部さんが受け取るおばあさんを、少女として再構築していく、その流れがリアリティを表現するモノ作りなのかなと。 矢部:僕からすると、大家さんはおばあちゃんだけど少女性を感じるところがあって、それをおばあちゃんの姿で描いて少女っぽいセリフを入れても、読んだ人には伝わらないかなと思ったんです。高野文子さんの「田辺のつる」のおばあちゃんの女の子みたいな。でも少女として描いたら、編集者には意味がわかりませんって言われましたけどね。だから結局はおばあちゃんで描きなおしちゃったんですけど。 最後に、この映画の少年には名前がないことについても。 横浜:少年はずっと「坊や」って呼び続けられて、名前がでてこない。なんでなんだろうって考えまして、名前をつけるって社会化することですよね。「坊や」は生物として純粋な存在。社会の文明におかされていないということなのかなって思いました。 ●全国の劇場からのQ&A Q:双眼鏡や鏡の反射はこの作品においてどのような装置になっていると思いますか? 横浜:耳のきこえない少年の新たなコミュニケーションツールなんだと思う。最初に観たときに一番鮮明に印象に残っているのは、私も虫眼鏡でおじいちゃんの顔をのぞきみる場面でした。
矢部:聴覚がないから鋭敏になるということですかね。双眼鏡でおばあちゃんちと連絡とるのとかも面白いですよね。
横浜:人間は普通に見聞きしてても限られたものしか見てないし、聞いてない。人間の視聴覚は万能ではないということを、そういうものへの問いみたいなものをムーラー監督は映画でやっているのではないかと思います。 Q:物語のその後がとても気になります。おふたりはこの物語の先をどう想像しますか? 横浜:ラストカットにびっくりしたんです。どこに着地するのかと思ったら、いきなり家の外からの、夜のお母さんたちの顔を照らす明かりと、少年たちがいる家の中の明かりが写った場面で終わる。だいたい映画って自然の中にいる人たちで奥行きを感じさせる構図で終わらせたくなるものだと思うんです。なぜ、あの平面的な構図で終わらせたんだろうと不思議に思いました。
私がラストを考えるとしたら、お姉ちゃんの体調が悪くなって、少年が下の社会に降りていって、最後に後ろを振り向くところで終わるかなと思いました。妄想です(笑) 矢部:僕はこの物語の先がよくなると思っていないんだろうな。だからずっと苦しいんですよ。
横浜:でもあの二人は両親が死んでも、ご飯を食べ続けるんですよね。普通は打ちのめされたときご飯も食べれないけど。だからこの二人は生きようとしているんだと感じた。まさしく生きていくんだろうなと。 ●最後に、アートハウスについて一言 矢部:いい企画だなと思いました。大学のとき映画に興味を持ったのも、あんまり友達いなかったし、就職とかも先が見えなくて不安だったとき、こういう世界があるんだって映画を通じて知ることができた。ミニシアター系の映画を観て、すごく楽になった部分があります。だから、この企画が続くことを願っております。 横浜:私は、最近アートについて考えることが多くて。アートを語るときに、「わかる/わからない」という基準で語られることが多い。「わかる」とか「わかりやすい」っていうのは実は現状維持されることと似ている。「わからない」ことは、言い方を変えると伸びしろを感じる。「わからない」という感情を育む場所がアートハウス。わからない状態から次に自分がどこへ行くか。そういう実験の場として貴重な場所です。 : : 登壇者のみなさん、ご参加のみなさん、ありがとうございました! 明日もアートハウスでお待ちしています。
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🌙第3夜『トラス・オス・モンテス』レポート🌙
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🌙第3夜 2月1日(月) 16:50『トラス・オス・モンテス』(111分)上映 18:50―19:45  ゲスト:小田香(映画作家)×柳原孝敦(翻訳家)
1976年に詩人のアントニオ・レイスと精神科医のマルガリーダ・コルデイロによって作られた『トラ��・オス・モンテス』が日本で初めて上映されたのは2010年の「ポルトガル映画祭」。「現代アートハウス入門」のプログラムの中で、最も上映の機会が限られている本作。平日の夕方にもかかわらず[東京]ユーロスペースは満席に。なぜ小田香監督がこの作品を選んだのか、まずはその理由を伺いました。 小田:10代、20代の人に観て欲しい、そしてこの「ネオクラシック」の枠にはまる作品として、他にビクトル・エリセ監督の『マルメロの陽光』、佐藤真監督が構成・編集を手がけた『おてんとうさまがほしい』を候補に考えました。エリセ監督と佐藤監督の作品を他の方もあげられていたので、この『トラス・オス・モンテス』を選びました。
私はこの映画に2回出会っています。通っていたサラエボの学校の映画プログラムの同期生にポルトガル人のアンドレ・ジル・マタがいて、サラエボに来る前、アントニオ・レイスがいた学校で教わっていて彼に「観たほうがよいよ」と教えてもらいました。1回目は、映画を観始めたばかりだったのもあって、ポカンとしてしまいました。映画、もしくは物語というものは一定の方向に向かって進んでいくものだと思ったし、登場人物たちはわかりやすい説明を持って紹介されるものだと思っていたので、当時は、あの頃沢山観た作品のうちの一つでしかなかったんです。その後、東京で『鉱 ARAGANE』を観た人から「『トラス・オス・モンテス』を知っていますか?」と言われました。その瞬間は気づかなかったんですけど、後から検索して「あの映画だ」と気がつきました。そしたら、電車や細長い影が浮かんできて。あの時はわからなかったけど、イメージっていうのは残っているんだなって思いました。ちなみにペドロ・コスタから勧められたのはチャップリンでした。 続いて柳原孝敦さんが、映画の背景などを解説。 柳原:アントニオ・レイスはこの作品を撮った翌年77年から亡くなる91年までポルトガルの映画学校で教えていました。ペドロ・コスタなどの教え子がいますね。詩人からスタートして、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『春の劇』の助監督から映画へ進出しました。 トラス・オス・モンテス地方は、ポルトガルとスペインとの国境にある地域で。ローマ帝国以前の、ケルト、イベリア的な古い文化が残っている地域。さらに、隠れユダヤ人たちが多くいた土地でもあります。1946年にキリスト教を国教化するということでユダヤ人を改宗するという動きがあった時に、国外に逃げる人もいれば、この土地に来た人もいたということ。まさに秘境中の秘境で、神秘的な土地です。 スペイン側も同じような貧しい土地ということで、1933年にルイス・ブニュエル監督が『糧なき土地』というドキュメンタリーを撮っています。ドキュメンタリーと銘打っているけれど、ほんとに?と思うところが多い。『トラス・オス・モンテス』はストーリーがあるように見えて、ドキュメンタリーの要素もある。時代は違うけれども、国境の両側から、それぞれ違うアプローチで作った作品ということで2作を観れるととてもよいのではと思います。
それから、風景や、山の稜線、真っすぐな道があって、人が行き来して、はしゃぐ子供たちがいてなど、映画的な要素として『ミツバチのささやき』などビクトリ・エリセの作品にも似ていると思いました。 さらに小田香監督が、作品の魅力に迫ります。 小田:この映画は、カメラの後ろにいる人と前にいる人との共同作業によって作られただろう、と。風景や人々の風習、仕事を知ることもありがたいけれど、それが映画として表現されていることが大きな魅力のひとつだと思います。この映画には、その土地に住んでいる人たちと一緒に働いて作られた映画言語が確かに存在している。1度目の出会いの時は理解できなかったし、分からないシーンもあるけれど。信頼と、映画の製作を通してそれぞれが願うことを認め合って、共有することが出来ているからこそ可能だった作品だと思います。 次に、ドキュメンタリーやフィクションというカテゴライズを無効にするところです。ドキュメンタリーというと「つくりものではない」「ありのまま」という言葉を想起させるけど、カメラが介入したことで、観たもの、聞こえた音に、誠実であるかどうか。それをそのまま表現することだけが映画ではなく、その画や音の本質に迫れるものに昇華することが作り手の仕事なのだと。それが自分の映画製作でもやろうとしていることです。 各地の観客から「わからなかった」「どうすればこういう作品を理解できるよになるのか?」と言った声が多く寄せられました。しかし「わからないものはわからない」と、そのわからなさをみなで告白し合い、共有する時間に… Q:全く話がわからず迷子になってしまいました。すごい映画だとは思いつつ、迷子になった「不安」やある種の「不快さ」はいかに解消したらいいのでしょうか? /どんな映画や本や、考え方を学ぶとわかるようになりますか? 小田:不快さについては、不快なまま帰っていいと思います(笑) 何年後かにまた機会があれば、ぱっと浮かぶイメージがあるかもしれないし。それは自分が体験したことでもあります。必ずしもわからなくてもよいですし。本でいうと『トラス・オス・モンテス』と似たような構造があるなと思って、今日一冊持ってきたんですけど。フアン・ルルフォの「ペドロ・パラモ」です。この本に比べると『トラス・オス・モンテス』のほうが親切かなと(笑) 柳原:必ずしもわかろうとしなくても、一つかふたつでも印象に残るシーンがあればよいのでは。自分もいくつか印象的なシーンがあって、例えばあのラストの列車が暗闇の中を蒸気を立てて走るシーンは、ぞわぞわっとして、あの悪夢からは逃れられそうにもない、それを面白いなと思っています。「わかる」というべきかわからないですが、先ほど申し上げたブニュエルやエリセと並べて観ると面白いかもしれません。また、そうすることで自分なりの解釈のとっかかりができるのではないでしょうか。 Q.このような映画を大学や教育機関で「教える」ことはできるのでしょうか。そもそも映画を「教える」「学ぶ」というのはどういう行為だと思いますか? 小田:私が学んでいた学校で言われたことは、「映画を教えることはできない」でした。では、彼らが何をしてくれていたかというと、自分たちの制作方法や考え方を、若い人たちと共有するということをしてくれました。あとは、その人がその人でいられることを応援する。たとえ変な映画でも、その人個人が発見して構築していくことを応援してくれました。 最後に、これからの日本のアートハウスについて。 小田:サラエボ時代の友人が言っていたことなのですが、「人は映画とか美術とか音楽や食べ物、自分が観て聴いて食べたものでできている」と。自分たちで食べるものは選べる、摂取できる。でも映画を観たいなと思っても、アートハウスがなければ、選択肢がすごく狭まる。それで学べないこと、自分の身体の中にインプットできないことがあり得るんだということをまずは肝に銘じたいなと思ってます。作り手としては、より良い映画、自信を持って届けられる映画を作ることが一番だと思っています。ミニシアターのプログラムミングを続けていくには、継続的な助成金や大きなシステムからの支援が必要なのではと思います。みんなで文化の幹を太くし、でも文化という言葉ににおさまりきれない野蛮なものも包容しつつ、政府や利益のある企業も含めて懐の深いことができるように、みんなで活動していかなければならないのかなと。「SAVE the CINEMA」などの大きな働きかけに個人としても連帯できればなと思います。 ーーーーーーーーー 登壇者のみなさん、ご参加のみなさん、ありがとうございました! 明日もアートハウスでお待ちしています。
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🌙第7夜『チチカット・フォーリーズ』レポート🌙
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🌙第7夜 2月5日(金) 16:50-18:15 『チチカット・フォーリーズ』(84分) 18:25-19:25 レクチャー:想田和弘(映画作家) 長いようであっという間の1週間。最終夜は『チチカット・フォーリーズ』の上映。講師は「フレデリック・ワイズマンは心の師匠」という映画作家の想田和弘さん。ここでは、その濃密かつ超明晰なレクチャーのごくごく一部をご紹介します。 ●フレデリック・ワイズマンとは? 想田:映画作家というのはそれまでに見た映画に魅了さ���て、影響を受けて、自分も映画を作りたいと思ってキャリアをスタートするわけですが、僕が一番影響を受けたのは誰と聞かれたら、ワイズマンです。解説というとおこがましいのですが、ファンレターのような話をさせていただけたらと思います。
多くの人も同意すると思いますが、ワイズマンは、ドキュメンタリー、フィクションにかかわらず、映画史の中で最も偉大な映画作家のひとりだと思います。1930年ボストン生まれ、現在91歳。彼は今も毎年のように新作を撮っている。驚愕ですよ。僕は長くニューヨークに住んできたので、特集上映のトークなどでご本人を何度も見ています。僕の『選挙』がベルリン国際映画祭で上映された時、『州議会』も同じフォーラム部門だったので、「ファンです」と伝えました。今でもかくしゃくとして、壮年期にいるような感じ。キャメラマンと、音声を兼ねてワイズマン自身、そしてアシスタントの3人で撮影しています。『チチカット・フォーリーズ』の時と変わらずに、いまだにマイクを持って走り回っているんですよ。 ●ダイレクト・シネマ 想田:この『チチカット・フォーリーズ』が、1967年に作られたことには意味があります。これは1960年以前には撮れなかった映画です。1960年に、シンクサウンド、16mmカメラで同時録音できる技術的環境が確立します。この技術革新で16mmのドキュメンタリーでも画と音が合うということが実現したんです。それ以前は、ロケーションに行ってカメラがふりまわされる中で、音と画を合わせるのは難しかった。だから、ドキュメンタリーには基本的にナレーションや音楽をつけざるえなかったわけです。この技術革新によってダイレクト・シネマという運動がおこります。例えばジョンFケネディの大統領予備選を映したロバート・ドリュー監督らの『プライマリー』(1960年)は、世界でおそらく初めて同時録音で撮られたドキュメンタリーで、ナレーションも音楽もなし。とにかく撮ってそのまま、「直接的に現実を描く」映画になっていったんです。ワイズマン自身は自分の映画をダイレクト・シネマとは言わないけれど、この流れの中で始まり、それを中心的に継続している作家だと僕は思っています。ちなみにワイズマンは「ドキュメンタリー」という言葉で自分の映画を形容するのもあまり好きではないらしく、「私の映画は、映画だ!」と言っています。 ●ワイズマン映画の「四無い主義」 想田:ワイズマンの映画の特徴のひとつは、いわゆる「四無い主義」です。インタビューがない、ナレーションがない、説明テロップがない、BGMがない。僕の映画もそう。もろに影響を受けています。僕はかつてNHKのドキュメンタリーを作っていて、それは悲しい時に悲しい音楽、ナレーションを入れて説明という手法でした。そんなもの無くてもよいのでは? というフラストレーションがずっとあった。で、2002年にフィルムフォーラムというアメリカでも一番の老舗ともいえるアートハウスで『DV』を観たんです。3時間以上の映画ですが、ナレーションも音楽もない、でもビシバシくるものがあって、まったく退屈じゃなかたった。自分から能動的に画面を観なくてはいけないからです。『チチカット・フォーリーズ』でも「この人は患者さん? この人はお医者さん?」と観る側が観察しないといけないでしょう。この体験が刺激的でした。ナレーションやテロップで説明してしまうと、観客は受け身になってしまうんですね。ところがワイズマン映画を見るときは自分の目と耳と感性をフル回転して能動的に映画を観ているんだ、と目からウロコでした。 ●ワイズマン映画には主人公がいない 想田:たいていの映画には主人公がいるけれど、ワイズマンの映画にはいないのも特徴です。出てくるのは普通の人、市井の人という意味での普通の人です。刑務所など特殊な環境にはいるけれど、偉人とか有名人でない。これは他のダイレクト・シネマの運動とワイズマンの映画とを区別するうえでも、重要なポイントです。ロバート・ドリューはケネディなど、アルバートとデヴィッドのメイズルス兄弟はビートルズやローリングストーンズなど、有名人にフォーカスする。でもワイズマンはそうじゃない。では、何が主人公かというと「組織」なんです。刑務所、高校、病院、軍隊、バレエ団、いずれも公共の組織を撮っている。ワイズマン自身が、これは『チチカット・フォーリーズ』を撮りながら思いついたアイデアだと言っています。このままシリーズとして公共の組織を撮り続けたら面白いのでは、と。組織の中には、社会全体の価値観やイデオロギーが凝縮している。小宇宙、箱庭のようなこの小さな世界を観ることで、その周りの大きな社会を観ることができるんですね。ワイズマンは、巨大な山脈、博物誌のような作品群を作っているんです。 ●各地の映画館からのQ&A
Q:想田監督は、カメラは人間を挑発すると思いますか? ワイズマンのカメラはどう思いますか? 想田:僕は「挑発」とは言わず、カメラマジックと呼んでいます。カメラを向けられると、人間はテンションがあがる。少し舞い上がるような感じになると思います。ワイズマンはそれを感じさせないようなやり方を良しとしています。きっと被写体が「デカいカメラだなー」「これなんだ?マイク?」みたいなことを言っている映像も現場では撮られているはずですが、編集で全部カットする。あたかもカメラがないかのような幻想を浮かび上がらせる。それも特徴ですね。でも、僕は、あえて自分の存在を消さない、撮る者と被写体とのダイナミックな関係を見せるほうが面白いと思って、カメラマジックみたいなものは肯定して使います。わざと使うわけではないけど、よしとする。そこは決定的な違いです。 Q:「あたかもカメラがないかのような幻想」という言葉もありましたが、ワイズマンの編集の妙は? 想田:ナレーションも音楽もテロップもない。では何ができるかというと、どのショットをどこにもってきてという、その順番だけで世界観を示す。あとショットの長さですよね。それだけで世界を構築していく、それが抜群にうまいんです。何も説明はないけれど、見る側が観察眼を働かせてちゃ���と見ていれば、だいたいのことは分かるようにできている。必要な情報はさりげなく出している。「撮ったままの映像を並べただけ」という人もいるけれど、そうじゃない。ショットの順番と長さだけで、何かを伝えようとする。知らないうちに誘導されているんです。 ●アートハウスと独立性 MC(東風・渡辺):昨年の春、想田さんがメディアからの取材に対して「僕にとってミニシアターは、登竜門とか、より大きなバジェットで映画を撮るためのステップではなく主戦場なんです」とおっしゃっていました。その言葉に小さな配給会社で働く者として、僕もとても励まされました。 想田:よく聞かれるんです。「今度はもっと大きい予算でやりたいと思わないんですか?」とか。もちろん大きなバジェットで、大人数でないと撮れないものはある。でも小さいクルー、僕ひとりか、プロデューサーの柏木とふたりじゃないと撮れない映画ってあるんです。僕はそういう映画が撮りたい。好きでやっているんです。だから勘違いされると心外です。少人数で、自由に撮っていく、独立性もある。アートハウスの魅力も独立性ですよね。かけたい映画をかけられる。「これ、面白いでしょ?」って上映する。お客さんたちと面白い映画を共有したくて映画を撮っている僕らの意識ともシンクするんです。
今回の企画で「ミニシアターで」なく、「アートハウス」という表現をしていることに、僕は大賛成です。重要なのは規模の大小ではなくて、どんな映画をかけるか。一番の違いは、アートとしての映画、芸術性ですよね。そういうアティチュードを示しているのが「アートハウス」という言葉です。だから、これからも映画をただ商品として世に送りだすのではなく、「面白い! いっしょに盛り上げていこう!」という人たちとやっていきたいですよね。そういうことが文化にとって必要なことではないかと思っています。 ・ ・ 【現代アートハウス入門】1週間、ご参加のみなさん、登壇者のみなさん、各地の映画館のみなさん、ご協力いただいたみなさん、本当に、本当にありがとうございました!(2月6日からの名古屋シネマテークにご参加のみなさんもどうぞお楽しみください。) 明日も明後日も、これからも、アートハウスでお待ちしています!
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12/16㊍第6夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」【ショートレポート】★ 🌙12月16日(木)🌙第6夜🌙   『ある夏の記録』監督:ジャン・ルーシュ、エドガール・モラン 1961年|フランス|90分|モノクロ 講師:小森はるか(映像作家)×月永理絵(エディター/ライター)
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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第6夜は、映画作家で人類学者のジャン・ルーシュと、社会学者で哲学者のエドガール・モランによる『ある夏の記録』を上映。 作り手も被写体と共にテーブルを囲んで言葉を交わし、撮った映像について被写体の意見を聞く。作り手と被写体、現実と映画が影響し合い、現実に変化が生まれる。カメラを現実に向けることの本質を問い続ける革新的作品であり、シネマ・ヴェリテの金字塔です。 講師は、東北を拠点に、岩手県陸前高田に暮らす人びとの営みや、変わりゆく風景を記録してきた映像作家の小森はるかさんと、多くの媒体で映画評やコラムを連載され、映画パンフレットや、小雑誌『映画横丁』などの編集を手がけるエディター/ライターの月永理絵さん。小森さんが全幅の信頼を置く月永さんとの対談を希望され、実現しました。 西アフリカのニジェールで、異なる文化を持つ人々にカメラを向けてきたルーシュ。被写体となる人たちに撮った映像を見せ、フィードバックを得ながら撮影する手法を積極的に取り入れていたことに、小森さんは大きな興味を抱いたと言います。「私が撮るだけじゃなく、撮られる側の人たちの何かを受け止めたい気持ちがあって、こういう作り方があり得ることに背中を押されます」。小森さんが画家で作家の瀬尾夏美さんと共同監督された『二重のまち/交代地のうたを編む』を観て、「ドキュメンタリーを超えた何かに挑戦している感触があったので、小森さんが本作を選んだと聞いてぴったりだと思った」という月永さん。ルーシュが、モランに「君はアフリカ人のことはよく知っているが、フランス人のことは知らないのではないか」と言われたことが、撮影のきっかけになったこと。本作が、1920年代ソ連で制作されたニュース映画シリーズ「キノ(映画)・プラウダ(真実)」の、フランスにおける実践であり、シネマ・ヴェリテとはキノ・プラウダのフランス語訳であること。北米で生まれたダイレクト・シネマにも影響を受けていることなど、月永さんには本作を観るうえで重要なポイントを教えていただきました。 全国から「これがドキュメンタリーなのか。なぜこれほど評価されているのか」と、戸惑いの声が相次いだ本作。「すごく複層的にいろんなことが組み込まれているので、一回では観尽くせない」と小森さん。月永さんは、本作が映画史において革命的な作品である理由を、カメラが現実を変容させることを明らかにした点にあると指摘。作中同様、議論は尽きず……。 最後に、小森さんから「全国各地のアートハウスの役割みたいなものが、地域ごとに見えるようになってきている一方で、ただ映画を楽しむだけではいられない業界的な問題も明るみになってきていると実感しています。これから若い世代の人たちが、関わりたいと思える後ろ支えになることを考えていかなきゃなって、そういうところに立っていると感じています」とメッセージが送られ、第6夜は幕を閉じました。
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さて、本日12/17(金)第7夜は、ロベルト・ロッセリーニ監督の『イタリア旅行』を上映。講師は映画監督の三宅唱さんと、映画編集の大川景子さんです。 イラン、フィンランド、ボリビア、アメリカ、スペイン、フランスと、映画を通した7日間の旅路も今日が最終日。今夜の目的地はずばりイタリアです。長年連れ添った夫婦水入らずの旅行のはずが……? 講座の最後を飾るのにふさわしい本作のフィナーレをお見逃しなく。今夜19時にアートハウスでお会いしましょう! (ライター・木村奈緒) ロングレポートは後日アップ予定!お楽しみに! https://arthouse-guide.jp/
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12/15㊌第5夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」【ショートレポート】★ 🌙12月15日(水)🌙第5夜🌙   『ビリディアナ』監督:ルイス・ブニュエル 1961年|メキシコ・スペイン|92分|モノクロ 講師:広瀬奈々子(映画監督)×稲川方人(詩人/編集者)
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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第5夜はルイス・ブニュエル監督の『ビリディアナ』を上映。叔父の自殺に対する自責の念から、贖罪のために恵まれない人々を屋敷に住まわせ面倒を見る敬虔な娘・ビリディアナ。しかし、彼女の信仰心はことごとく打ち砕かれ……。信仰や善意といったベールでは覆い隠せない人間の欲深さを余すことなく描いた怪作です。 講師は、フィクション、ドキュメンタリー、テレビドラマと多岐にわたって活躍されている映画監督の広瀬奈々子さんと、現代詩で高い評価を受けるとともに、映画批評や映画書の編集、映像作品を手がけてこられた詩人/編集者の稲川方人さん。稲川さんは、装幀者・菊地信義さんを追った広瀬監督の『つつんで、ひらいて』に、インタビュイーの一人として出演されています。 緊急事態宣言下で家にこもっていたときに『皆殺しの天使』を再見し、ブニュエル作品に目覚めた広瀬監督。中でも、痛烈な社会批判でありながら小難しい映画にならず、俗っぽいものへの愛情が感じられる本作が大好きとのこと。フェリーニやベルイマンら1910〜20年代初期に生まれた監督と、ブニュエルが同世代だと思い込んでいたという稲川さん。実際は1900年生まれで、ジョン・フォードやヒッチコックら、映画の黎明期に生まれた作家と同世代。その「勘違い」の理由には、ブニュエルの成熟したショットがあると言います。曰く、ブニュエルは潔い編集で「経済的」な語り方をしており、最後まで余計なことをしていない。その編集手法が、映画の話法が成熟した時代の作家たちに重なるとのこと。話は��ブニュエル固有の人間への真っ直ぐなまなざし、モチーフ使い、フェティシズムなどに及びました。後日公開予定のロングレポートで詳報します。 この日も熊本のDenkikan、富山のほとり座、金沢のシネモンドなど、各地から質問が寄せられました。本作のような映画をどう楽しんだらいいか?という質問に、稲川さんは「答えが見出せない映画に意味や答えを見出す、つまり、自分の思考にシステムを作ってしまう見方はしないほうがいいと思う」、広瀬監督は「視野を広げてくれるのが映画だと思っているので、共感するだけじゃない楽しみ方をしていただきたい」と回答。 最後に、広瀬監督は「好きな映画をお客さんと一緒に観て、稲川さんとお話しできて、とても楽しかったです。古い映画をスクリーンで観ることは本当に貴重なので、あと2夜もぜひ足を運んでいただけたら」と、稲川さんは、今年9月に逝去された映画監督・澤井信一郎さんの言葉を紹介しながら「映画の中で善き人間を見極めることができる観客でありたい。みなさんもそうであってほしい」とメッセージを送り、第5夜は幕を閉じました。
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さて、本日12/16(木)第6夜は、ジャン・ルーシュ、エドガール・モラン監督の『ある夏の記録』を上映。講師は、映像作家の小森はるかさんと、エディター/ライターの月永理絵さんです。作り手が被写体に積極的に関わり、「verite=真実」を撮すシネマ・ヴェリテの金字塔と言われる本作。カメラとマイクに向かって話す人々は、その人“そのまま”の姿なのか。今夜19時にアートハウスでお会いしましょう! (ライター・木村奈緒) ・ ・ ロングレポートは後日アップ予定!お楽しみに! ・ https://arthouse-guide.jp/
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arthouseguide · 2 years
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12/14㊋第4夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」【ショートレポート】★ 🌙12月14日(火)🌙第4夜🌙   『セールスマン』監督:アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス、シャーロット・ズワーリン 1969年|アメリカ|91分|モノクロ 講師:想田和弘(映画作家)
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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第4夜は、ダイレクト・シネマのパイオニア、メイズルス兄弟の『セールスマン』を上映。生活に窮する市民に、高額な聖書の購入をあの手この手で迫る訪問販売員に密着した本作。キリスト教の教えに反するのではと疑問を抱きながらも、なぜだか彼らを憎めない。浮かび上がってくるのは、どうしようもなく人間臭い彼らの素顔と、1960年代末のアメリカ社会でした。
講師は、「被写体や題材に関するリサーチは行わない」「ナレーション、説明テロップ、音楽を原則として使わない」といった独自のルールに基づく「観察映画」を数多く手掛けてきた映画作家の想田和弘さん。本講座のVol.1では、フレデリック・ワイズマン監督の『チチカット・フォーリーズ』に講師として登壇され、その際にもダイレクト・シネマについて触れていただきました(レポートはこちら)。観察映画の源流にはダイレクト・シネマがあると言います。
映像と音声を同時に収録する同時録音が、屋外で可能になったことで生まれたダイレクト・シネマ。スタジオを飛び出し対象に肉薄することで、ナレーションやデータを中心とした「情報」的なドキュメンタリーから、見ている自分もその場にいるような「体験」的なドキュメンタリーへと移行します。被写体をありのまま撮り、一切の解説を排した ダイレクト・シネマ の登場は世間に衝撃を与えました。映画史に燦然と輝く作品でありながら、日本では上映機会がなかった本作。全国からは多くの質問が。中でも多かったのが「ドキュメンタリーとは思えない」「メイズルス兄弟とワイズマンの違いは?」というもの。前者については「撮影はドキュメンタリーの手法だが、編集はフィクションの技法」、後者については「メイズルス兄弟が個人を時間軸で描くのに対し、ワイズマンは組織を場所として描いている」と想田監督。現在、下高井戸シネマでは本作を含む「メイズルス兄弟特集」が開催中(〜12/24)。ぜひ他の作品もご覧ください。
兄のアルバート・メイズルスに「映画にはディバージョン(diversion=気晴らし・娯楽)と、エンゲージメント(engagement=観客を巻き込むもの)の2種類があるが、俺は後者を目指す」と言われた想田監督。自身の目指すものも同じだと感じたそうです。最後に、想田監督から「アルバートが、商業的成功ではなく芸術性を追求すると言ったように、アートハウスも芸術性の高い作品を上映して議論する場所だと思う。コロナ下で本当に大変だけど、今サバイブしないと無くなってしまう。満席で皆さんと名作を観ることができて感慨深いです」とメッセージが送られ、第4夜は終幕。
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さて、本日12/15(水)第5夜は、ルイス・ブニュエル監督の『ビリディアナ』を上映。講師は映画監督の広瀬奈々子さんと、詩人/編集者の稲川方人さんです。修道女を目指す敬虔な娘・ビリディアナ、彼女を我がものにしようとする叔父とその息子、世間から忌み嫌われる乞食たち。相まみえるはずのない者たちがひとつ屋根の下に集ったとき、あらわになったものとは。公開当時、カトリック教会の逆鱗に触れ、スペインやイタリアで上映禁止になった問題作。今なお一層、観る者を挑発し、刺激します。今夜19時にアートハウスでお会いしましょう! (ライター・木村奈緒) ・ ・ ロングレポートは後日アップ予定!お楽しみに! ・ https://arthouse-guide.jp/
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arthouseguide · 2 years
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12/13㊊第3夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」【ショートレポート】★ 🌙12月13日(月)🌙第3夜🌙   『鳥の歌』監督・脚本:ホルヘ・サンヒネス 製作:ウカマウ集団 1995年|ボリビア|102分|カラー 講師:小田香(映画作家)、太田昌国(シネマテーク・インディアス)
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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第3夜は、ホルヘ・サンヒネス監督の『鳥の歌』を上映。監督の実体験を元に、アンデス先住民の村を訪れた映画撮影隊が直面した現実を描いた本作。難航する撮影現場であらわになったのは、先住民の「ために」映画を撮ろうとしていた撮影クルーの先住民に対する差別意識と、迫害され続けながらも決して失われることのない先住民の豊かな人間性でした。
講師は、『鉱 ARAGANE』でボスニアの炭鉱を、『セノーテ』でメキシコ、ユカタン半島北部にある洞窟内の泉を撮した映画作家の小田香さんと、サンヒネス率いるボリビアの映画制作チーム・ウカマウ集団の作品を長年日本で紹介し、彼らとの共同制作も実現された「シネマテーク・インディアス」の太田昌国さん。
映画を通して自らを省みる「内省」を促すことを映画制作の目的の一つとするウカマウ集団。今年2月に開催した本講座のVol.1で『トラス・オス・モンテス』の講師として登壇された小田監督は、その際に発言した撮影者と被写体の「共同作業」という言葉に触れ、「自分は本当にカメラの前にいる人たちの目的や動機を考えて映画を撮ってこれたか」内省していると言います(前回のレポートはこちら)。太田さんは、現在も人口の約55%が先住民族のボリビアで、白人エリート層のサンヒネスが映画を撮る意味を解説。「貧しさを生む社会構造を解き明かす作品を撮ってくれ」という観客の一言が、若き日のサンヒネスに、先住民の持つ人と人、人と自然の水平的関係によって、ボリビア社会に根付いた支配―被支配の価値意識を覆すことを決意させました。また、本作が制作されていた1992年は、コロンブスによるアメリカ大陸発見から500年目にあたり、「ヨーロッパ中心の歴史観が世界中で問い直されていた」と太田さん。本作を考える上で重要な視座を与えていただきました。
全国のアートハウス(ミニシアター)で開催している本講座。映画を上映する場所として地域で尽力してきた一方で、経営の厳しさや労働環境の問題にも直面しています。小田監督は、敬愛する監督の映画が不条理な世界に対する憤りや悲しみを静めてくれたと話す『クローズ・アップ』の主人公・サブジアンの言葉を引き、「その言葉に自分も救われました。映画を観るとか作るって本来そういうことだよなと。すぐに何かを解決できる方法を自分は持たないですが、一人の作り手として(映画を)届ける人たちと一緒に、じゃあどうすればいいんだってことをこれからも考えていきたい」とメッセージを送り、第3夜は幕を閉じました。
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さて、本日12/14(火)第4夜は、メイズルス兄弟の『セールスマン』を上映。講師は映画作家の想田和弘さんです。1969年、アメリカ。カメラが向けられたのは「聖書」の訪問販売員たち。家に上がりこんで半ば強引に支払いを迫る販売員は、貧しい生活を送る庶民に福音をもたらしているのか?ナレーションを排し、出来事を「ありのまま」撮したダイレクト・シネマの代表作と名高い本作。今夜19時にアートハウスでお会いましょう! (ライター・木村奈緒) ・ ・ より詳細なロングレポートは後日アップ予定です。どうぞお楽しみに! ・ #現代アートハウス入門 #AHG #鳥の歌 #小田香 #太田昌国 ・ https://arthouse-guide.jp/
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arthouseguide · 2 years
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12/12㊐第2夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」【ショートレポート】★ 🌙12月12日(日)🌙第2夜🌙   『マッチ工場の少女』 監督・脚本:アキ・カウリスマキ 1990年|フィンランド|69分|カラー 講師:岨手由貴子(映画監督)、大江崇允(映画作家/脚本家)
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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第2夜は、アキ・カウリスマキ監督の『マッチ工場の少女』を上映。両親に代わって家事と仕事を一身に背負い、慕った男にはゴミ屑のように捨てられて……と、およそ良いことはひとつもない娘・イリスの日々を抑制されたセリフと表情、雄弁な音楽で描いた本作。
講師は、『あのこは貴族』で現代の東京を舞台に出自の異なる男女の人生の交差を描き、多くの共感を呼んだ映画監督の岨手由貴子さんと、濱口竜介監督との共同脚本『ドライブ・マイ・カー』が第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝いた映画作家/脚本家の大江崇允さん。カウリスマキ監督に深い「思い出」があるという岨手監督のリクエストで、本作の上映が実現しました。
お二人がまず注目したのは、本作の特徴とも言える「セリフの少なさ」。
69分の作品ながら冒頭13分はセリフなし。
しかしそれは、カウリスマキ監督がセリフや言葉を軽視しているからではないと言うお二人。最小限だからこそ、発せられる言葉ひとつひとつに監督のこだわりが感じられるのです。「モノローグで語らないからこそ(表情を)見ないといけない。スクリーンとのコミュニケーションが生まれる」と岨手監督。大江監督は、本作がイリスの行動によって展開する点に着目。形容詞を描ける小説に対して、形容詞を描くことができない映画の本質は「誰が何をした」であり、本作は
「映画が得意なことだけをシンプルにやっている構造」
だと言います。この他にも、心情の変化の描き方、リアリティを追求する演技の問い直し、ユーモアを生むカメラ位置など、興味深い話が展開されました。詳細は、後日公開予定のロングレポートでぜひお読みください。
続けて、各地からの質問に講師のお二人が回答。大阪の第七藝術劇場にお越しの方は、本作が初カウリスマキ作品とのこと。次に観るなら何がおすすめ?という質問に、大江監督は不条理的な群像劇の『カラマリ・ユニオン』を、岨手監督は、カウリスマキ作品の中で一番好きだという『浮き雲』を推薦。最後に、岨手監督から全国の観客に「長い歴史の中で、映画の楽しみ方を知ることができるすごくいいイベントだなと思いました。そういう楽しさを若い観客の方もどんどん味わってほしいです」とメッセージが送られ、第2夜は終幕。
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さて、本日12/13(月)第3夜は、ホルヘ・サンヒネス監督の『鳥の歌』を上映。講師は映画作家の小田香さんと、シネマテーク・インディアスの太田昌国さんです。アンデス、先住民の村での映画撮影の顛末を描いた本作。「アンデスの先住民なんて自分とは遠い世界」とお思いの方にこそ観ていただきたい作品です。撮影クルーたちが直面した現実は、現代日本の私たちにもまっすぐつながります。スクリーンを通してアンデスを訪れてみませんか。 今夜19時にアートハウスでお会いしましょう! (ライター・木村奈緒) ・ ・ ロングレポートは後日アップ予定!お楽しみに! ・ #現代アートハウス入門 #AHG #マッチ工場の少女 #岨手由貴子 #大江崇允 ・ https://arthouse-guide.jp/
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arthouseguide · 2 years
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12/11㊏第1夜🌙ショートレポート
★連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」★ 🌙 12月11日(土)🌙 第1夜 🌙 『クローズ・アップ』 監督・脚本・編集:アッバス・キアロ���タミ 1990年|イラン|99分|カラー 講師:深田晃司
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連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」第1夜は、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督の『クローズ・アップ』を上映。実際の事件を当事者が再現した本作。敬愛する映画監督の「ふり」をしてしまった男性・サブジアンが自分自身を演じることで、他の誰でもない自分の人生を生き直す過程が、ドキュメンタリーを交えながら描かれます。 講師は映画監督の深田晃司さん。『淵に立つ』や、最新作『本気のしるし 劇場版』が国内外で高く評価され、コロナ禍では濱口竜介監督とともに「ミニシアター・エイド基金」プロジェクトを立ち上げ、全国の小規模劇場への支援を呼びかけました。 映画制作を学ぶ前、10代の終わりに初めて本作を観て激しく感動したという深田監督。「奇跡のような映画」と本作を評する深田監督が注目したのは、職業俳優ではない当事者たちの「マジックリアリズム」とも呼ぶべき超自然な演技。カメラを前に、なぜそのような演技が可能なのか。深田監督が理由のひとつとして挙げたのが「映画の一回性」と「よく出来た脚本」です。一つの演目を何十回と公演する演劇は、訓練を積んだ俳優でなければ成り立たないが、10回中9回ミスしても、1回ホームラン級の演技ができれば良い映画のほうが、実は一回性が高い。だから、魅力的な被写体であれば、職業俳優であるか、さらに言えば人間であるかすら関係ない。風に揺れる木の葉や、川の流れも立派な被写体になるというわけです。また、本作は非常に「よく出来た脚本」だからこそ俳優が演じやすく、ちょっとした目の動きで観客が俳優の心情を想像できるようになっている。「出来の悪い脚本」は俳優の「荷物」を増やし、説明的で過剰な演技につながってしまうとのこと。 質疑応答では、長野相生座・ロキシー、シネマ尾道、シネマテークたかさき、フォーラム山形、福岡のKBCシネマ、東京渋谷のユーロスペースなど、各地のアートハウスから質問が寄せられました。リアルとフェイクの線引き、イラン映画にあって日本映画に足りないもの、カメラの暴力性と監督の権力性など、重要な話題が満載。後日公開するロングレポートで詳報しますので、そちらもぜひお読みください。最後に、監督から全国の観客に向けて「テレビで映画を観るのも大好きですけど、やっぱり映画館で観るといいですね。ぜひ皆勤賞を狙ってください」とメッセージを送り、第1夜は幕を閉じました。
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さて、本日12/12㊐第2夜は、アキ・カウリスマキ監督の『マッチ工場の少女』を上映。講師は映画監督の岨手由貴子さんと、映画作家/脚本家の大江崇允さんです。マッチ工場で働く娘・イリスのどん底人生を描きながらも、なぜか笑いや力がこみ上げてくる本作。「明日も仕事か。外は寒いし、一緒に映画館に行く相手もいやしない」と気分がクサクサしたときにこそオススメの一本です。今夜19時にアートハウスでお会いしましょう! (ライター・木村奈緒) ・ ・ ロングレポートは後日アップ予定!お楽しみに!
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arthouseguide · 2 years
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皆勤賞🎗特典のお知らせ✨
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【現代アートハウス入門Vol.2】
       皆勤賞🎗特典
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七夜すべてのプログラムに参加された方に、“皆勤賞”としてアキ・カウリスマキ監督『マッチ工場の少女』の予告篇35mmフィルムから作った「オリジナル栞」🔖プレゼント! *12/17(金) 最終日まで、7プログラム分の半券または購入履歴がわかるものを、なくさずにお持ちください。
*日程によって、劇場をまたいで全プログラムにご参加された場合も、皆勤賞の対象となります。 (例)12/11, 12/12は元町映画館、12/13〜12/16は第七藝術劇場、12/17はシネ・ヌーヴォなど
*12/17(金) 最終日に訪れた劇場窓口で、7プログラム分の半券または購入履歴をご提示ください。 専用の用紙に、お名前ご住所など必要事項をご記入いただき、後日、「現代アートハウス入門」企画・運営の東風より、賞品をご郵送します。 (絵柄をお選びいただくことはできませんので予めご了承くださいませ。)
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【現代���ートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2】
 🎥開催期間/ 開催劇場
2021年12月11日(土)~12月17日(金)連日19:00開映
全国24館同時開催
 🎬上映作品
『クローズ・アップ』『マッチ工場の少女』『鳥の歌』『セールスマン』『ビリディアナ』『ある夏の記録』『イタリア旅行』
👥講師、ゲスト(敬称略)
深田晃司(映画監督)、岨手由貴子(映画監督)、大江崇允(映画作家/脚本家)、小田香(映画作家)×太田昌国(シネマテーク・インディアス)、想田和弘(映画作家)、広瀬奈々子(映画監督)、稲川方人(詩人/編集者)、小森はるか(映像作家)、月永理絵(エディター/ライター)、三宅唱(映画監督)、大川景子(映画編集) 
🔹公式HP:https://arthouse-guide.jp/
 🔹公式FBページ:https://www.facebook.com/arthouseguide
🔹公式ツイッター:https://twitter.com/arthouseguide
🔹公式インスタグラム:https://www.instagram.com/arthouseguide/
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arthouseguide · 2 years
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【現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜】 Vol.2の開催を前に……🌙
そもそも…ネオクラシックって何?“30歳以下”の料金が安いのはなぜ?なぜ「ミニシアター」ではなく、あえて「アートハウス」? などなどたくさんの「?」をお持ちの方も多いと思います。 Vol.1から参加劇場も増え、今回は行ってみようかな?と思われている方も、もしかしたらどういう企画なのかイメージしづらいかもしれません。 今年1月に開催された【現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.1】終了後に各回のレポートとあわせて「現代アートハウス入門」キュレーターが寄せた以下の記事をぜひご覧ください! こちらで、キュレーターや参加監督、劇場の想いや、映画愛に溢れた雰囲気が伝わってくれたら嬉しいです😊✨✨ ▽▽▽ WEBメディア「ArthousePress/藝術電影館通信」 https://arthousepress.jp/articles/arthouse-guide/ ▽▽▽ 以下は、一部抜粋です。ぜひ全文、各デイリーレポートもご覧ください!
「第4夜」深田晃司監督から なぜ「ミニシアター」ではなく、あえて今「アートハウス」という言葉を打ち出すことが重要なのか?(中略)でも、重要なのはサイズではなく役割の違いですよね。フランスのシネコンではアート系の映画もかけますが、日本ではそうも行かないので、とりわけアートハウスの存在が重要なんです。(中略) ・ 「第7夜」想田和弘監督から 今回の企画で「ミニシアター」でなく、「アートハウス」という表現をしていることに、僕は大賛成です。重要なのは規模の大小ではなくて、どんな映画をかけるか。一番の違いは、アートとしての映画、芸術性ですよね。そういうアティチュードを示しているのが「アートハウス」という言葉です。だから、これからも映画をただ商品として世に送りだすのではなく、「面白い! いっしょに盛り上げていこう!」という人たちとやっていきたいですよね。 ・ 「第3夜」小田香監督から ミニシアターのプログラムミングを続けていくには、継続的な助成金や大きなシステムからの支援が必要なのではと思います。みんなで文化の幹を太くし、でも文化という言葉におさまりきれない野蛮なものも包容しつつ、政府や利益のある企業も含めて懐の深いことができるように、みんなで活動していかなければならないのかなと。(中略) 【現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2】 🎥開催期間 2021年12月11日(土)~12月17日(金)/連日19:00開映 🎬上映作品 『クローズ・アップ』『マッチ工場の少女』『鳥の歌』『セールスマン』『ビリディアナ』『ある夏の記録』『イタリア旅行』 👥講師、ゲスト(敬称略) 深田晃司(映画監督)、岨手由貴子(映画監督)、大江崇允(映画作家/脚本家)、小田香(映画作家)×太田昌国(シネマテーク・インディアス)、想田和弘(映画作家)、広瀬奈々子(映画監督)、稲川方人(詩人/編集者)、小森はるか(映像作家)、月永理絵(エディター/ライター)、三宅唱(映画監督)、大川景子(映画編集) 🎥開催劇場:全国全24館 ◇公式HP:https://arthouse-guide.jp/ ◇公式FBページ:https://www.facebook.com/arthouseguide ◇公式ツイッター:https://twitter.com/arthouseguide ◇公式インスタグラム:https://www.instagram.com/arthouseguide/  
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