Tumgik
#脇山礼
m12gatsu · 1 year
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無題
年末に彼女とユリイカを観た。俺は2回目だった。2人兄妹で九州ネイティヴの彼女にも観てもらいたかった。半ば放心状態の彼女と劇場を出て、近くのはま寿司に入って、何か喋ると泣きそうだという彼女とぽつぽつ感想を話し合った。あの兄のアセスメントをどう見立てているか、と訊かれたから、自分のトラウマと折り合うために、不条理を道理にしたかったんだと思う、とこたえた。後ろのボックス席の大学生がうるさかった。彼女は静かにうなずきながら、勉強になる映画だった、といった。トラウマから立ち直っていこうとする人の姿を、三者三様で真摯に描いていたから、と。
正月は彼女の実家に帰って、義父の運転でユリイカのロケ地だった阿蘇の草千里と中岳の火口に連れてってもらった。美しい風景だった。冬枯れした草原が黄金色に光っていて、スクリーンで観た色に限りなく近いようだった。冬に行ってよかった。金色の野っすね、と俺がいったら、義父が、ナウシカやね、と笑った。火口付近は猛然と白煙を上げていて、到着してすぐは立ち入りが規制されていたけれど、程なく解除されて無事に見学することができた。太宰府で大吉を引いた義父のもたらした僥倖だった。スピード狂の義父は、車間を保って法定速度を順守している車たちに毒づきながら、快調に愛車を転がしていく。自損事故で長男を喪っているのに、と口にはしないまでも思う。車内には義母の好きなLDH系のアーティストの曲が終始流れていた。熊本地震の影響か、脱落して痘痕みたいになった山肌が何箇所も見えた。途中、数鹿流(すがる)崩れといって、大規模な山崩れの起きた遺構にも立ち寄った。東海大の学生が巻き込まれて……、ときいて、俺も当時の報道を思い出した。崖の途中に引っかかった路面やガードレールがそのまま遺されている。すぐ脇には再建された阿蘇大橋が架かっていて、真新しいコンクリートが光っていた。破壊と再生の風景だった、ここもまた。
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もう1日休みがあったから、彼女とレンタカー借りて海ノ中道に行った。車内ではジム・オルークやアルバート・アイラーを流した。陽が沈む前にと急いて急いて、すぐ向こうに海の気配を感じるのにどこまでも切れず伸びている松原を恨みながら海岸沿いの道路を駆け抜けて、ようやく辿り着いた浜辺はまさしくゴールデンタイムで、ハングル文字の書かれたペットボトルや半壊した冷蔵庫が漂着していた。世界の終わりによく渚の風景が描かれるのも頷けた。ぼろぼろになった海鳥がはらわたを晒して事切れていた。晒す、という字は西日と書くんだね。写真もたくさん撮った。現像が楽しみ。良い旅だった。巡礼の旅だった。いつか義兄が亡くなった現場にも同行させてほしい、と彼女に伝えた。
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yamada50 · 1 year
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「フォックスフェイス」中国地方唯一の産地と備中高梁稲荷神社 境内にあちこち「フォックスフェイス」ことツノナスが飾られていました 僕が今まで見たことのない植物だったのでなんだろうと思ったものの神主さんは七五三の御祈祷でお話しできず、ストーリーズで皆さんに聞いてみたらたくさん返ってくる 笑 どうやら備中の高梁市は中国地方唯一のツノナスの産地であり秋が出荷ごろで、お狐様にあやかって当社でJAの出荷祈願が行われ多数のツノナスが奉納されるのが恒例なんだそうです 66代一条天皇の御代寛弘元年(1004)に花山上皇の諸国巡幸にて当地の滞在の際、伏見稲荷より勧請、奉斎されたのが創建の古社です 春日造の本殿脇に一対の白狐さまがいらっしゃいますが左の狐に願掛けして、成就したら右の狐にお礼参りをするという風習があるそうです #備中高梁稲荷神社 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ 備中高梁稲荷神社(びっちゅうたかはしいなりじんじゃ) 鎮座地:岡山県高梁市落合町117 主祭神:稚産霊神、豊受姫神、倉稲魂神 社格:無格社 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ #神社 #神社巡り #神社好きな人と繋がりたい #recotrip #御朱印 #御朱印巡り #狛犬#神社建築#神社仏閣 #パワースポット #高梁市 #フォックスフェイス #ツノナス #狐 #願掛け #神社巡拝家 (備中高梁 稲荷神社) https://www.instagram.com/p/CllzTlGvlw7/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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powerinpraise · 5 months
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祈りの答え
なのにそう思えてないことやまやま
な事に気づかされています💡
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祈った通りのみかんが沢山与えられていたり🍊
体調のことなどetc
⇒答えられたらまるで祈って無かったようになってる、、💧
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💡日曜日の夜の礼拝の後のお祈りのあと、
背中と右脇の下の方の痛みが癒やされていました🙌
↑も神様にお祈りしました🕊️
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December 30,2023
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冬🌹
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aizumin · 11 months
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ムー旅 平将門巡り「胴と首をつなぐ」崇敬の旅 ・その2
さて、再び🚍に乗り込み、次の目的地は東京に戻って神田明神……ですが、高速に乗ってしばらくした所で渋滞にハマりました😰
運転手さんが頑張ってくれて、何度も車線変更しつつ行ってくれるのでそれ程はノロノロ運転というわけではなく、完全に止まることもほぼありません。ところが、ここで地獄に陥った方がお1人。🚍内で缶🍺を持ち込みほろ酔い気分になってたのが、いきなりの尿意に襲われたそうで。いつものクールなイメージがすっかり崩れ落ちるほど悶絶しまくられた挙げ句、松原タニシ氏からは、
「尿意(如意)輪観音のご加護」
という凄ぇパワーワードを送られーーあまりにも素晴らしい弄りに🚍内大爆笑でした。さすが関西出身だけあって、弄り方がプロですな😅他にも「平将門の呪い」って仰ってたけど、そこは濡れ衣だと思います😂
そうこうして東京はまだかーーなどとなっているうち、三郷を過ぎいよいよ限界が……😖となったところで。
八潮PAの看板が!!
救いの神です。迷わず🚻休憩が入りました。戻られたあとは、再び「今度からオムツした方がいいんと違います?」と弄られておられましたけど😅
そのままスカイツリーを横目に、堀切~鐘ヶ淵~両国で高速を降りて、浅草橋からお茶の水へ。ここら辺になると、ほぼ庭ですね😊神田明神に到着した頃はとうに6時をまわってましたが、このようになお明るい。
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⛩️の前で一礼して山門を潜ると、おお、さすが6月。夏越の祓の茅の輪がデデーンと目に飛び込んできましたo(^-^o)(o^-^)o
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穢れを祓う為の人形(ひとがた)が貼り付けられています。取りあえずここで神職の方の説明(多分待ちかねておられたんじゃないかと💦💦)があるので、一旦茅の輪くぐりは脇に置いといて。
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神田明神(神田神社)についての説明を受けました。何度かお詣りに来てるので概要は知ってましたけど、やはり奉職なさっておられる方からの説明はそれ以上に知識が深い。
前編では、延命院や國王神社には常駐の神主さんも住職さんも居られないと書きましたが、例祭の折は神田明神(正式名称は神田神社だけど、生まれも育ちも東京在住者にはこちらの方が馴染みが深いので、そのまま神田明神と呼ばせてもらいます)からも神職者が派遣されるそうです。なるほどー😲
そもそも、将門塚保存会から石碑を贈ったりするくらい、坂東市と東京の繋がりって深いんですよね。将門ネットワーク。
神田明神は関東大震災で本殿が焼失しており、現在のものは「二度と燃えるところを見たくない」という氏子さん達の意見を取り入れて、鉄筋コンクリート造りで再建したそうです。当然構造上は木造より強度が増しているので、柱はそれほど必要とはしていない。なのに本殿の支柱が多いのは、日本の神社建築に沿った建物にする為。確かにこの方が威容がありますもんね。
説明のあとは茅の輪を慌てて8の字にくぐり、ツアー参加の皆さんがずらっと並んでいるのを��目に境内にある波除神社を参拝。ここだけは将門さんとは関係がありませんが、父方の祖父が戦前築地に勤めていた関係で(波除神社は築地からの分霊なんです)どうしても頭を下げておきたかったの!!
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時間に余裕があったら他にも(神社裏の階段とかw)寄りたいところですが、それはまた個人で💪😁
ようやく待っている人が少なくなったところで、本殿に二礼二拍手一礼。本当は神拝詞も唱えたいところですが、あれをやると隣にいる人がぎょっとして、変な人認定される可能性があるのと、時間がないからカット💦💦
すぐに🚍に戻り、最後のそして最大の目的地である将門塚(首塚)へ。流石にここでは日没しており、
薄暗い逢魔が時の中での参拝になりました。
しかーし、
2020年からの改修工事により、以前あった筈の植え込みがほとんど失くなっちゃってる😳
もうね、まっ更な綺麗な塚以外は何んにもない空間なんですよ。
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子供の頃とか、よく「首塚の写真を撮ろうとファインダーを覗くと生首が飛んでくる」という噂がまことしやかに囁かれて、都市伝説となっていましたが、そんなおどろおどろしさは全くなく。単なる史跡になっちゃってました。確かに参拝はしやすくなったろうけど、これはちょっとクリーンになり過ぎ💦💦
恐らく、パワースポットとしての役割はほとんど消えちゃったんじゃないでしょうか?お詣りする人の念が溜まっての意味もあるもんな、アレは😥
ちなみに将門塚の改修工事に伴い、将門塚と延命院とで互いの土を交換しているとのこと。
ともかく、私にとっては付近はさんざん歩くものの、生まれて初めての将門塚訪問。
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い・ろ・は・すで簡単にお清めをして、手を合わせました🙏お賽銭入れにはやはり九曜紋。こちらの石碑が先程の神田山延命院と対をなすものか……どうぞ安らかに東京の街を護って下さいーーそう願って、ここを後にしました。
さて。時間は7時を過ぎ、トークショーとディナーを頂く為に浅草ビューホテルへ到着。こちらが最終地点となる為に、🚍とはお別れです。お疲れさまでした。そして、ツアー初めから色々とお世話になりました🙇‍♀️
運転手さんが親切に教えてくれたお陰で、座席難民にならずに済みましたもん💺
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ホテルでのイベントはムー旅のみだったので、至る所で案内板が💦💦
そして通された宴会場広ーーーい!!
いちテーブル大体5名ほどで、まずは乾杯用のソフトドリンク(オレンジジュースとウーロン茶の2択)が配られました。
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司会はムー編集部のM氏。三上編集長との阿吽の呼吸の掛け合いが楽しいです。ここでパワーポイントを使っての旅の振り返り。松原タニシ氏と同行されたカメラマンの方が撮影されてたのかな?
トークショーは撮影禁止でしたが、ディナーのフルコースのみ撮らせてもらいました。
凄い豪華だったんですよ。こんな本格的なご馳走にありつけると思ってなかった😍💕
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蓴菜の餡といくらの乗った胡麻豆腐、お刺身はマリネされてサラダ仕立て、白身魚(スズキっぽかった)の香草焼き ラタトゥイユソース添え、ほたて入りのパエリア?(サフランライスかな?バターが効いててコクがあり、とても美味しかったです💕最初ちょい少なめについじゃったので、後から余っていたのをおかわりさせてもらいました💦)、コンソメスープ。デザートはいちごのムース フルーツ添え、コーヒーはデミタスカップでしたが、エスプレッソではなかったです。香りが良か��た💕
ツアー参加者が食べている間もずっとトークショーは続き、ちょっと申し訳なく思ってしまいました💦💦
トークの内容は、事前に🚍の中で記入してホテル到着時に回収された、参加者からの将門さんに関する質問が中心……の筈だったのに、いつの間にか三上編集長個人への質問が😳
それアリなんですかーー🤣
Q:いつも黒い服を着ていらっしゃいますが、私服なのですか?
A:私服です。そろそろクリーニング代を計上しようかな(え!?)
Q:正月カレーは何日続きましたか?
A:100日続けました(元旦から🍛を食べ続けておられたそうで……それを知ってるムー民の方からの質問が濃いい😂)
Q:お化けを見る方法を教えて下さい
A:出るところに行けば見れます。
ここで、聞きたくなかった情報が……霊能者の方はほぼ体温が低いそうなんですね。私、平均体温が35.6℃なの😰更にコロナが5類になるまでは、外出先で体温測ると大概エラーマークが出ました。34.6℃とかが普通だったから💦💦
ほぼ零感だけど、たま~に怪音を聞いちゃった経験があるのに加えて視える人間が周りにごろごろいるの。てことは、今は視えてなくてもいつか条件が合致しちゃうと、視えちゃうようになる可能性もあるのかも😱
嫌だー、面倒臭いぃーー‼️
トークショーの締めくくりで、三上編集長が「無事かえる」の話をしておられました。これは、将門さんの首が晒されていた京都から戻ってきたことを表しているという説が主流ですが、更に蛙(かわず)⇒河衆⇒河童の意味もあるそうで。行きの🚍の中でたたらの話も出てたもんなー。ともかく、旅から無事に家に着きますように、と。
楽しいツアーでした。ムー的にも歴史的にも、多方面で濃いい話が満載でした。
余談ですが、家にある将門さん関連で読みたいなと思っていた何冊かの📚
もしかしたら、今なら簡単に見つけられるんじゃないかな🤔と考えて、探してみました。どこに置いたかすっかり忘れてて、見つかるまで何時間かかかっても仕方がないかな😥って思ってたんですが……何とわずか15分くらいで全部出てきちゃったんです😌
ご縁が出来るって、こういうことか!!
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poddyshobbies · 1 year
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糸島新四国霊場 第33番札所 ~ 観音堂
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伊都国宮地嶽神社がある山の中です。車で行けますが道幅が狭く、「一般車の通行はご遠慮ください」の表示があります。宮地嶽神社へ登る道からだと脇道に曲がってそれほど距離が無いので行きやすいかもです。逆に加布里駅の裏(釜塚古墳がある)からの登りはやめといたほうが良さそうです。
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大変失礼ながら、行くまではこんなに立派だとは思ってませんでした。(山の中の小さなお堂をイメージしてました。)
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4月末頃の訪問でしたが、青紫の花がたくさん咲いてました。(きれいに植栽されてる。)
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元気なおばあちゃんがずっとこの地で守られてます。以前は山中のもっと高い所にあったのを現在の場所に降ろされたそうです。
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ご本尊 観世音菩薩様は厨子の中 ~ 毎月17日(聞き間違えの可能性ありです)に供養が行われ、2月にはお寺さんからお坊さんがやって来て執り行うそうです。
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左のお地蔵様
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草花のお供え(?)
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右に���稲荷様
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突然お邪魔して迷惑しかかけてないのにお接待まで頂きました。
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↓ 宮地嶽神社に通じる道からは 100m ほど。(車はこちら側からどうぞ。)
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「普通車は難しいけど軽自動車なら行けるでしょう」と言うことで西側へ下りてみました。JR加布里駅の裏・釜塚古墳がある場所に出ます。
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途中は片側が斜面の狭くてカーブした坂道です。離合も困難です。
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宮地嶽神社への登り口にある駐車場(宮地岳自然公園 おもいたち広場駐車場)に車を停めて歩くのも良いかもです。宮地嶽神社やその先にあるとっぺん展望台(眺めが素晴らしい)までは地元の人達の良いトレーニングコースになってるようです。(2023.4.28)
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lvdbbooks · 1 year
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2023年4月7日
【新入荷・新本】
『ex-dreams もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ』(ガデン出版、2023年)
編集・企画:福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 寄稿・インタビュー:権藤智之、ロイド・カーン、 ビクター・ニューラブ、セン・クアン、塚本由晴 デザイン:米山菜津子 印刷・製本:ライブアートブックス
A4判変形 300×216mm|272頁|日英併記|コデックス装
価格:5,280円(税込)
*郵便局のレターパックプラス(520円)で全国配送可能です。
『Holz Bau』から3年。ガデン出版の第2弾は、最も新しい建築素材であるアルミニウムに着目してアメリカ建築をリサーチした。アルミニウムを活用した住宅や高層ビルから徐々にアルミニウムの未来的イメージが独り歩きして、やがてグーギー建築と呼ばれるロードサイドのダイナーへ、さらにはポストモダン建築へと発展していく。モダンからポストモダンへの転換期にあたる19のアメリカ建築と4つの日本の事例を、写真と図面、イラスト、漫画によって紹介する。
こうした多様な建築の理解を深めるため、論考やインタビューも含まれている。建築生産、建築構法が専門の東京大学の権藤智之による論考。『シェルター』の著者であり『ホール・アース・カタログ』の編集者でもあったロイド・カーンへのインタビュー。グーギー建築を代表する建築家アーメー ・デイビズの現在のパートナーであるビクター・ニューラブへのインタビュー。建築史が専門の東京大学、ハーバード大学のセン・クアンとの座談。建築家の塚本由晴との座談。さまざまな人との対話を通して、この捉えづらい建築に迫ろうとしている。
《本書で取り上げる主な建築家とその作品》
◆ゴードン・バンシャフト(アメリカ/1909-1990) マニュファクチャーズ・トラスト・ビル ◆ラファエル・ソリアーノ(アメリカ/1904-1988) グロスマン邸、シュールマン邸 ◆ルイ・アーメー、エルドン・デイビス(アメリカ/1914-1981、1917-2011) ノームズ・ラ・シエネガ店、パンズ・コーヒーショップ ◆ジョン・ロートナー(アメリカ/1911-1994) ガルシア邸、フィッシャー邸 ◆ルイス・カーン(アメリカ/1901-1974) エシェリック邸 ◆ロバート・ヴェンチューリ(アメリカ/1925-2018) 母の家
《目次》
002 はじめに
アルミニウム 016 書籍「アルミニウム・イン・モダン・ アーキテクチャー」再録
企業の夢 034 フェアフィールド・ゴールデン・ドーム 040 カワニール社工場事務棟 044 アルコア・ケアフリー・ホーム 052 レイノルズ・メタル社デトロイト支社 060 アルコア本社ビル 064 マニュファクチャーズ・トラスト・ビル
個人の夢 074 グロスマン邸 082 シュールマン邸 090 ダイマキシオン・ハウス 094 大智寺本堂 098 ソリッドとサーフェス 権藤智之
プラスチック 112 レイナー・バンハムの愛したオルトモダン 冨永祥子 120 フトゥロ 124 セキスイハウスA型 128 ロイド・カーンとex-dreamsの時代 ロイド・カーン × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
グーギー 144 雑誌記事「グーギーアーキテクチャ」 再録 150 ノームズ・ラ・シエネガ店 154 パンズ・コーヒーショップ 160 ユニオン76 ガソリンスタンド 164 ダウニーのマクドナルド 170 ハングリータイガー保土ヶ谷店 174 近代の理想を実現すること ビクター・ニューラブ × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
オルトモダン 184 ガルシア邸 196 フィッシャー邸 200 アイクラー・ホーム 208 エシェリック邸 218 母の家
リフレクション 234 近代の理想の実現 セン・クアン × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 246 あり得たかもしれない建築について 塚本由晴 × 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎 260 夢のシルエット 福島加津也
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no1-shochu · 1 year
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【 ダイレクトアジェンタ IN 鹿児島グルメ通り 】 (3月23日(木)雨天決行!!) 3月23日(木)に天文館にてダイレクトアジェンタ IN 鹿児島グルメ通りが開催されます♪ 若潮酒造も地元鹿児島を盛り上げるためにお祭りに参加いたします(σ≧▽≦)σ 皆さん是非若潮酒造ブースに遊びに来て下さいね~♪ 雨天決行です♪ 皆様のお越しを心よりお待ちしております♪ ダイレクトアジェンタ IN 鹿児島グルメ通り情報 主催 = 合同会社和総 (和総、和ごん、和総や) 日時 = 2023年3月23日(木) 19:00~21:00 会場 = 鹿児島県鹿児島市東千石町7−17 ニイムラビル (さつま酒飯店和総様 周辺) 雨天決行!! ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ザ・ファブルを読みながら黒若潮(くろわかしお)で乾杯♪ ※ザ・ファブルは、週刊ヤングマガジン(講談社) に連載され累計発行部数750万部越えの超人気漫画です♪ その超人気漫画 ザ・ファブル に若潮酒造の焼酎が登場致しました\(^^)/ 登場した単行本は、第一部11巻、13巻、19巻、20巻、第二部第2巻、3巻です♪ ※週刊ヤングマガジン(講談社)にて、ザ・ファブル第二部連載開始中♪ ※単行本 第二部 第1巻、第2巻、第3巻、第4巻、第5巻、6巻絶賛発売中♪ ※映画にもなって、今一番注目されている漫画です‼️ 凄く面白い漫画です‼️ 南勝久 先生様有難うございます♪ 心より御礼申し上げます♪ これからも若潮酒造を宜しくお願い致します。 皆さん是非本屋さんにて超人気漫画ザ・ファブルを買って究極の日常酒 白若潮 (シロワカシオ)を探して下さいね~♪ ( ザ・ファブルを読みながら白若潮で乾杯♪ ) 映画 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 情報🎬‼️ 💿『ザ・ファブル殺さない殺し屋』DVD&BD 発売中‼️ 江口カン映画監督様作品。 主演も超豪華、 岡田准一 様、 木村文乃 様、 平手友梨奈 様、 安藤政信 様、 黒瀬純 様、 好井まさお 様、 橋本マナミ 様、 宮川大輔 様、 山本美月 様、 佐藤二朗 様、 井之脇海 様、 安田顕 様、 佐藤浩市 様、 堤真一 様 監督 = 江口カン 様 ( KOO-KI - 空気株式会社 様 ) 脚本 = 渡辺雄介 様 漫画 = 南勝久 先生様 V6岡田准一 様の超凄いアクションシーンにも注目‼️ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨25連続受賞‼✨ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ ※焼酎は、色々な飲み方が出来て楽しいです♪ 冷やしてストレート、グラスにいっぱいに氷を入れてロック、氷と炭酸水を入れてソーダ割り(焼酎ハイボール)、グラスにお湯を入れてお湯割り、柑橘系&炭酸水を入れて、カクテル、酎ハイ、色々な飲み方が出来ます♪ 皆さん是非、自分好みにアレンジして楽しんでくださいね~♪ ※若潮酒造の焼酎が日本全土 、 全都道府県 に広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #ダイレクトアジェンタIN鹿児島グルメ通り #鹿児島グルメ通り #和総 #和ごん #和総や #居酒屋 #焼酎 #若潮酒造 #焼酎まつり #鹿児島          #中央駅 #天文館 #ライカ #ダイレクトアジェンタ #ランチ #飲み屋 #飲食店 #鹿児島ランチ #グルメ通り #祭り    #shochu #焼酎好きな人と繋がりたい #酒好きな人と繋がりたい #飲酒タグラム #sake #ほんわかくん #若潮酒造服部 #飲み屋 #焼酎好き #しぶし (さつま酒飯店 和総wasou) https://www.instagram.com/p/CqGLBNIP6L8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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jujirou · 1 year
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おはようございます。 東京都文京区は、晴れて寒いです。 昨日はホテルの部屋の散らかったアレコレを、何とかスーツケースに詰め込んでチェックアウト。 その後いつも通りに神田明神へ、お礼参りにお参りをさせて頂き、10時頃に再出発。 東京から福島までは快晴で暖かく、車内もヌグイので、眠気防止に時折窓を開けながらの高速移動… 山形に入っても、山と田んぼや道路脇には雪が見えましたが、道路には全く無く、東京へ行く際とは大違いの帰省で、車も行く際とは違い、エンカルの被害が少なかったのですが、下周り洗浄と全体を洗車をし川連へ… 4時半前には無事に自宅に到着し、未だ一杯頂くには早かったので、いつもなら翌日行う、車からの荷下ろしやら、什器の後片付けを行い、やっと一日が終了。 そして今日はこれから、出張中に届いてたメールやらアレコレの確認や、修理依頼品の確認作業やら、その他アレヤコレヤと有りそうですが、今日も一つ一つコツコツ頑張ります。 皆様にとって今日も、良い一日と成ります様に。 https://jujiro.base.ec/ #秋田県 #湯沢市 #川連 #川連漆器 #川連塗 #漆 #漆器 #髹漆 #寿次郎 #国指定伝統的工芸品 #伝統的工芸品 #秋田工芸 #秋田の工芸 #秋田の工芸品 #秋田クラフト #秋田の物作り #秋田の物つくり #テーブルウェアフェスティバル #テーブルウェアフェスティバル2023 #ブースNo165秋田川連塗寿次郎 #漆器好き #展示会帰省 #展示会帰省日 #出張車移動 #展示会車移動 #Kawatsura #Urushi #japantraditionalcrafts #KawatsuraLacquerwareTraditionalCrafts #jujiro (秋田・川連塗 寿次郎) https://www.instagram.com/p/CoVyOn2voQ1/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bearbench-tokaido · 2 months
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五篇 下 その一
左手に神風も伊勢と都に別れるといわれる追分を見ながら野道をたどっていっていると、向こうから耕作馬にちょこんと乗っている薄汚い男がなにやら、甲高い声で歌いながらやってきた。
「見るからに~、暖かそうな~、女と寝たならあ~、手織りの~、木綿の綿入れを、一枚、さっさと脱ぎ捨てた~。なあえ~。」
それを見た弥次郎兵衛が、立ち止まって北八に言う。 「おい、ちょっと見ていろ。 あの向こうから馬に乗ってくる野郎を、降ろしてみせる。」 と、脇差をぐっと抜き出して差しなおし、合羽の袖を前のほうに折ってさも、刀の柄を持っているようにみせて歩いていく。 すると、前から馬に乗って歩いてきた男はさっと降りて行く。 弥次郎兵衛は、 「ほら見ろ。どうだ。」 と、自慢げに言っている。 するとまた、向こうより横乗りした馬かたがやってきた。 やっぱり、歌を歌っている。
「晩に~泊まりに~、行こうかと、思っていたが~、やめたやめた。なあ~。 どうして行かないか~、と言うと~、賭博で負けて~、裸になったから~。なあえ~。」
弥次郎兵衛は、北八に目配せして、 「こいつも降ろしてやろう。えへん。」 と、大きく咳払いする。馬かたは、 「しっ、しっ。」 と、馬をなだめるように言ってからうろたえた様子で、降りて通り過ぎる。 「北八、どうだ。恐れ入ったか。」 と、弥次郎兵衛が、北八に言うと、 「武士を見ると、馬に乗ったまま通り過ぎることが出来なことはみんな知ってることだ。」 と言い、鼻で笑う。
その通りと、大きくうなずくと、弥次郎兵衛は、 「だから、俺を侍だと、思ったということだ。」 と言うのに、北八は、笑いながら、 「馬鹿なことを言うもんだ。後ろを見てみろ。侍が、二人やってきている。」 と、指差す。 「ええ、本当か。」 と、弥次郎兵衛は振り返った拍子にこのお侍にばったりと、ぶつかってしまう。 「はいこれは、失礼いたしました。 ところで鈴鹿へは、あとどれくらいでございましょう。」 と、とっさにその場をとりつくろった。 どうやらこの侍は、この辺りの領主から特別の待遇を受けている郷士らしい。 「それこの川の提から、すっと空に上がるともうすぐでござる。」 「はい、ありがとうございやす。」 と弥次郎兵衛が頭を下げると、侍はさっさと行き過ぎる。
北八は、その侍の後姿を見送って、 「提から空へ上がれとは、どういうことだ。 竜が天に召し上がるわけじゃあるまいに。」 と、つぶやいている。 弥次郎兵衛はことなく済んで、ほっとしながら、 「たぶん、提の上の方に行けって事だろう。」 と、さっさと歩いていく。
北八はその後を付いて行くと、橋が架かっておりそのそばに橋番が立っている。 「すまんがこの川は、何という川だ。」 北八が尋ねると、橋番が、 「この川は内部川といいます。 でこの橋は、橋錢を二文払っていただきます。」 というので弥次郎兵衛が、ふところから金を取り出し、 「それ二文ずつ、四文だ。」 と渡し、橋を渡りながら一首詠む。
抜け参り ならば博打も うつべ川 渡しの金を 借りてでも
さらにその先の鈴鹿川を渡ると、そこは鈴鹿の町だ。 街の入り口に宝殊山、火除地蔵堂がある。 弥次郎兵衛はそれを見て、一首詠む。
安穏に 火よけ地蔵の 守るらん 夏の暑さも 冬の鈴(涼)鹿も
二人はそこで、一休みすることにした。 茶をすすりながら休んでいると、馬かたが話しかけてきた。 「もし、旦那方、馬に乗って行かんかね。」 「馬か。それもよかろう。戻り馬なら安いんだろう。それなら、乗っていこう。」 と、弥次郎兵衛が、答えると、 「三重の安芸まで戻る馬じゃから、荷をつけて二百五十で行きましょう。」 馬かたは、ニコニコして言う。 今度は、北八が言う。 「一頭の馬の背の両側に椅子を置いて二人で乗っていけるなら、百五十ずつやるが。」 それを聞いて馬かたは、ちょっと困ったようで、 「今日はその道具を持ってきていない。ここから上野まで、たった三里じゃ。 白子までの一里半で交代することにして、交互に乗って行ったら。」 と、言う。
弥次郎兵衛が、これは、面白いと思って、 「二人いっしょに、乗れないと嫌だ。」 とからかうと、馬かたは、 「そしたらお二人とも、馬の鞍へくくって行きましょう。 この縄で締めりゃ、切れることはない。」 と、怒ったふうに言う。 その様子に、北八が、 「とんでもないことを言うもんだ。それじゃ、煙草も吸えないじゃないか。」 と、訳のわからないことをいうと、 「そんなら、かわりがわりに乗っていこう。百五十でいいか。」 と、馬かたの威勢に押された様子で、弥次郎兵衛が答える。 馬かたは、 「ちょっと安いが、まあ、それで行きましょう。」 と、馬の値段も決めて二人の荷をくくりつけると、まずさきに北八が乗って出かけることになった。
弥次郎兵衛は、その様子を見ていたが、 「俺は、先に行こう。」 と、さっさと歩いて行ってしまう。 その後を、馬が 「ヒヒン、ヒヒン。」 といななき、馬に付けた鈴の音が、 「シャン、シャン。」 と、聞こえている。
しばらく歩いてると、紺縞の洗濯したての雨合羽を着て、厚く織った風呂敷を首に巻いた男が走るようにやってきた。 男は、すれ違いざまに、 「あれお前は、上野の長太じゃないか。 今、お前のところへ行って来たところだ。いい所で会った。」 と、この馬かたに話しかける。 長太と呼ばれた馬かたは、 「はあ権平さまじゃ、ございませんか。 こりゃさて私は、申し訳ない。」 と立ち止まって、ちょこんと頭を下げた。 「申し訳ないと思うのが当たり前だ。そうだろう。 毎月末毎に、返済することになっている借金を、まだびた一文、返してもらっていないのだから。 どうするのか。それを聞きたいもんだ。」 権平は、仁王立ちで、長太と呼ばれた馬かたの前に立っている。 「まあまあ、こっちに来て下さいな。」 と馬かたが、街道の端の方に権平と馬、それに馬に乗っている北八を連れて行く。
この馬かたは借金のことわりをしようと思って、日当たりのいいところまで連れて行くと、まず自分が土手にどっかりと腰を下ろし、 「まあそのように腹をたてなさんな。ここへかけたらどうです。」 と、手で合図する。 権平が、腰を下ろそうとすると、 「いやそこのには、犬のくそがある。」 と、権平のピンチを救ってやる。 権平はちょっといやな顔をしてから、長太の反対側に座る。
「今日来られるのがわかっていたら家の掃除をして、『こりゃこりゃ、権平さまへ茶をあげんか。いや、酒を勝って来い。』と言うところじゃが、ここは街道だからそれもできない。」 馬かたの長太が、話し出す。 馬に乗っていた北八が、 「こりゃ、どうする。早くやらんか。」 と、馬かたに話しかけると、 「はてせわしない人だ。ちょっと待ってくださいな。 今大事なお客様がいらっしゃるところなんだから。」 と長太は北八に言い、また権平の方を向いて、 「さてまあ、聞いてください。 去年の冬からうちのかかあが、病気になりましてな。 がきどもにはせがまれるし、金にもならない役所の仕事をいろいろさせられたりで、まあそんなこんなで、とりあえずこうしてください。 四、五日のうちには、ひゅっとこちらからもって行きましょう。」
権平はそこまで、黙って聞いていたが、 「いいや承知、出来ない。 そう言ってもよう戻せないだろう。だめだ、だめだ。」 と、首をふる。 「もう、三年も返してもらっていない。 貸した時から、利子に利子が付いて、二十貫あまりというもんじゃもの。 簡単に、返せるかな。」 権平は、更に言う。 「そのかわりに、あの馬を貰っていこう。 ほれ金が払えないときは馬をかわりに渡すと、証文に書いたじゃないか。 それなら、文句はあるまい。」
権平は、馬に乗った北八に言う。 「さあさあ、もし、馬の上の旦那さま。 今、お聞きになったとおりじゃ。 借金返済のかわりに、その馬を受け取ることになりました。 お気の毒ですが、どうぞ、ここから降りてください。」 北八も、その通りだと思いながら、 「俺も、さっきからいらいらしてたんだ。 まったく、いまいましい馬に乗り合わせたもんだ。 しかしまあ、まだ金も払っていないんだし、これまでただで乗ったのだから、よしとして降りよう。」 と、権平に口をとらせて、馬から降りる。
つづく。
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aboutsleepnomore · 3 months
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スリープノーモアNY終演によせて
2017年1月23日の17時ごろ
土砂降りでした。そして辺りは真っ暗で寒かった。
私は、チェルシーマーケットに行った後、スリープノーモアという演劇に行くかどうか少し迷っていました。
と、いうのもニューヨーク旅行最終日。疲労困憊。大雨、寒気。
終演は21時ごろになる予想。
初めてのニューヨークで英語もまったく出来ない一人旅の最終日。
それでもチケットを1万円で購入していたので、何とか気力をふるって会場近くのマクドナルドへ行くことにしました。
その途中、ぼーっとしていたのが赤の信号を渡ろうとして、自動車に轢かれ掛け、何とかたどり着いたマックでも英語が伝わらなすぎて店員にイライラされ、やっとの思いでホットコーヒーとハンバーガーにありつけました。
英語が出来ないのに、ニューヨークへ一人旅なんて、とんでもない挑戦に見えましたが、旅行の最終日になって私は「案外大したことなかったな」とも思っていました。
映画や海外ドラマが好きならニューヨークの憧れはあります。
そんな夢のような場所へ、しかも一人で、一週間も。途方もない困難に見えましたが、最終日には「こんなものか」と思っていました。
たしかに、キャッツやアラジンのミュージカルは素晴らしかった。美術館も博物館も街並みも。
ただ、もう帰ってしまったら終わりなのだなと思いました。
私はどこかニューヨークへ行けば自分の人生が変わるとか、何か希望があると心の底で思っていた気がします。
でも、ニューヨークで見た事起こった事は私の想像内、想定内の感動ばかりでした。
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そんな思いを抱えながら、私はマックを出て会場へ。
小雨の中すでに何人か並んでいます。私はそれの列の最後尾に並びました。予約した時のバウチャーも印刷していたのでそれも用意しました。
しばらくすると、大柄な男性スタッフが前から順番に何か確認しているようです、私は印刷したバウチャーを出してスタッフに見せました。すると、「ID」と言われバウチャーではないようです。
私が困惑しているとスタッフは私を飛び越して次の客の確認へ…。
バウチャーじゃないのか??と思いつつ、印刷したものをガサガサあさっていると後ろに並んでいた男性に「パスポートだよ」と言われました。
なるほど、IDって身分証明書ってことなのか、私は戻ってきたスタッフにパスポートを見せ、スタンプを押されそのまま大きな扉が開き中へと促されました。
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中に入ると真っ暗だけど、暖かかったのを思い出します。
そのまま、進むとコートを預かるカウンターに男性二人。
私はびしゃびしゃになったコートとポシ���ットを濡れてて申し訳ないなと思いつつ渡し、引換券「105」をもらい、瓶に4ドルを入れました。
身軽になってそのまま進むと、今度はチェックインのカウンターがあり、名前を名乗りました。
階段を少しのぼると、そこでトランプをもらい、迷路のように狭くて赤い布で仕切られた小道を進みます。小道の曲がり角の隅の床には蝋燭のようなのが置いています。
この時から、ドーンと低い音でBGMが掛かっていてホラーっぽいのでお化け屋敷みたいだなと思いました。
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小道を抜けると応接間の様な空間が広がっていました。
全ての小物が意味深。私はそこでさきほど「パスポートだよ」と教えてくれたお兄さんがいたことに気づきました。
私はお礼を言うべきだと思っていましたが、本当にそれをいう勇気がなく何も言えませんでした。(今でも本当に後悔している)
しばらくその部屋を見て回り、赤い重厚な緞帳に手を差し込んで奥へと進みました。
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ジャズがかかっているバーです。
入ってすぐに小さなカウンターがあり、女優のようなお姉さんがピッチャーからお水を注いでいました。お酒か水が飲めるようです。
私は財布もなくトイレに行きたくなかったので断り、バーの中へ進みます。
脇に大きめのカウンターがありそちらはお酒を売っているようでした。予約席があり、私は奥の長椅子に座ろうと思っていました。
すると、女の子二人連れに「トイレどこ?」って聞かれ「分からない」と答えました。
そのあと、やはり私もトイレ行っておこうと思ってスタッフらしき人にトイレの位置を聞いてトイレへ行きました。
たしかバーカウンターの横を通ったと思います。
バーへ戻り、席がガラガラの中奥の方の長椅子の端に座りました。
時間になると、俳優の男性がマイクを取り何かしゃべり始めました。
おそらく、この演劇についての説明だろうと思います。
そうして、トランプの数字の順番で呼ばれ、呼ばれた人はバーの脇の仕切られた空間へと入っていきます。
私は「3」でしたが、自分が呼ばれているかどうか分からないので、もう並んでおこうと並んでみたら「まだだね(笑)」と言われました。
そのまま待機して呼ばれて、中へと進みました。
白いマスクを渡され、英語の注意事項を聞きます。「ノーモアトーク」この辺りしか聞き取れずぼーっとしていたら、エレベーターをガンっと蹴られ、びくっとする私。
そのまま、順番に乗り込みました。
私はなんとなく気遅れして一番最後にのりました。
マスクをすると、英語喋れなくてももういいんだなーと思って自分が影の存在になった気がして安心していました。(笑)
薄暗いエレベーターに沈黙がおり、エレベーターを動かしていた人が何か喋っていた気がします。
そして、ある階で止まり、結果的に一番最後にのった私からエレベーターを降りる形になりました。
その時「have a good time」と言われ「いぇす」と言いそうになり慌てて頷くだけにしました。
降りたところは薄暗い廊下でした。
部屋をのぞき込むと病院の様でベッドがありました。
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ふ、と後ろをみると誰もいません。
全員この階でおりると思っていた私はあわてました。
本当は降りてはいけなかったんじゃないのか?何か間違ってしまって私だけおろされたんじゃないのか??エレベーターがあったところまで戻りますが、やはり誰もいないしエレベーターも閉まっています。
私は少し慌ててその辺りをうろつきました。
すると、別のアノニマス二人組といきなり鉢合わせし、同時に悲鳴を上げる我々。(笑)
そこで、もう一人で行動するか…と割り切ってその階を探索することに。どこをどう歩いたのか分かりませんが気が付いたら、枯れ木の森に迷い込んでいました。
羊の剥製があり、それを少し触ってみます。
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しばらく、その迷路を探索していましたが、あまりにも誰もいないため別の階へ移ることにしました。
階段から上へ登ろうとすると黒いマスクのスタッフに止められたので、下へ下へと降りることに。
年代物の家具・調度品が誂えられており、数人のアノニマスも部屋をうろついていました。
私は試しに引き出しの一つを開けてみると、中にはお皿と写真。
なかなか俳優に会えないなと思いつつうろついていると、小石や砂利が敷いている中庭の様なところへ出ました。
建物の中に中庭!と思いつつ、進んでいくと不気味なマリア像があったり砂の山があったり…。
そしてふと、見るとガラスの格子の壁の向こうで人だかりができています。
慌ててそちらへ向かうと、バスタブで女性が半裸で踊っていました。
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床には大量の手紙のようなものが巻かれており、水がびちゃびちゃ…そんなこともお構いなしに踊り狂っています。
「すごいな」と思っていると、さらにもう一人男性が走って現れて突然バスタブに入ります。血まみれです。
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え…   もしかして フルチン?
↑当時の私のガチの感想↑
いや、まさか…(凝視) いや…絶対そうやわ(凝視)
すごいなニューヨーク…。
度肝を抜かれながら、二人の狂気のダンスを見守ります。
すると、男優と女優がそれぞれ別の部屋へと移動しました。
これは、どちらかを選択しないといけないのか…私は理解して女性の方を追いました。
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半狂乱でダンスしていた女性は、ドレスを整えてゆっくりと階下へ向かいました。
ほかのアノニマスと共にぞろぞろと階段を下りる私。
ついた場所は広い体育館ぐらいの空間のある地下でした。
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気が付いたらほかのアノニマスたちも俳優も集まっていました。
ここに全員集められるように計算しているのか、と思いました。
そのままスローモーションで晩餐会が始まり、乾杯したら毒で死んだようになり、リセットされました。それが終わるとそれぞれまた別の場所へ走って移動していきます。
私は迷ってその場に残っていました。(たぶん疲れてた)
すると、植木をダンスで運ぶ男性がいたので、何のキャラか全くわからないままそれを見守ることに。
周りのアノニマスたちは殆どほかの俳優を追いかけたようで、地下にはあまり人は残っていませんでした。
その男性は植木を動かし終える(後から考えると森が動くの予言をしていた魔女の一人)と、柱の台に置いているワインボトルを飲み、服のボタンを留めました。
そのまま、ホールの端でダンスを踊ったかと思うと、今度は唐突に走りだし、階段を駆け上りました。
私は直感で(イケメンだった)、そのキャラを追いかけることに決めて、同じように階段を駆け上ります。
男性は、2段飛ばし3���飛ばしで階段を風のように駆け上がります。
置いていかれてはたまらん!と、私も全速力でついていきます。
すると、いきなりぴたっととまり、くるっとこちらを見ました。
私はどきっとして立ち止まり、同じように後ろを振り返りました。
もう一人アノニマスがおり、二人で彼を追いかけています。
「こっちが見えない設定のはずなのにな」と私は思いつつ、そのまま彼を追いかけました。
ある階のある部屋へいくと、彼は柱のフックに掛けてあったタキシードのベストを着ます。
そのあと、タキシードっぽい上着をとると、こちらを見ずに後ろ手で私に差し出しました。
……
私が何も反応しないでいると「早く着せろ!」という風に押し付けてきます。
あ、なにも見えない設定だけど、たまにこういうこともあるのか!と私はやっと気づいてタキシードを受け取り、彼に着せました。
彼はタキシードをきると、壁にかかっている鏡を見ながら髪を撫でつけます。
そのまま彼についていくと、ホテルの待ち受けの空間にでました。
丸いテーブルにウィスキーのグラスが三つ並べられており、他に二人の俳優がいます。三人が座ると、同時に何かを見るような視線の演技をしてお酒を飲みます。
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ホテルカウンターで三人でダンスをしていると、男が現れます。
そんなこんながあり(もう記憶もメモもない)
彼はホテルのチェックインカウンターでいろいろしていましたが、突然。
突然、わたしの目を見て、わたしに手を差し伸べてきたのです。
めちゃめちゃ わたしの 目を見ています。
めちゃ めちゃ わたしの 目を見て 手を差し出しているのです。
私はその瞬間目の前の魔女に呪いをかけられ、差し出された手に手をとりました。
冷たくてちょっと湿ってた⭐
手ぇおっきい⭐(急に合コンに来た女になる私
アノニマスたちをかき分けて、エスコートされた先は丸いテーブル傍の椅子。そこに腰かけると、彼はis that all there isを歌い始めました。
魔女の呪いをかけられてぼーっとしていても、座っている間は最大限お腹をへっこめる女としての正気は保つわたし。
歌い終わると急に苦しみだし、その場に倒れこみます。
その後他の俳優と合流しながらガロウグリーンの通路へ。
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そしてまた晩餐会のあったホールへと向かいました。
そこでは舞踏会が開かれています。
それぞれのキャラが踊っている中…。
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彼が…また…わたしをみつめて…手を差し伸べているではありませんか…
もう、魔法がかかったかのようにその手をとるわたし。
すると、彼はダンスフロアの外れまでわたしを引っ張っていき、舞踏会とすこしはずれたところで、わたしのてをとって…ワルツを一緒におどりはじめたのです…
いや、ダンスとかワルツとか全く踊れません。
ポジションもよくわからないので、手を組まれて体をひっつけられたとき左手の置き場がわからなくてぷらぷらしてたら、ここもって!みたいな感じで相手の背中もつように誘導され…
くるくる… くるくる… 足を踏むわたし 笑うふたり(←ありがち
もう、無理い 助けてえ …
ダンスが終わったら、彼は私の手を取って手の甲にキスしたかと思うと、一礼して舞踏会へと戻っていきました。
……
ほんま なにこれ こんなの
好きになっちゃうやろ(怒髪天)
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私の時のボーイウィッチスティーブン。
そのあと、またホテルへ戻って一人アノニマスを選んで電話ボックスへ。(この時は選ばれず)(というか衝撃でかすぎてちょっと距離おいてた)
その後ポーターの荷物部屋のようなところでダンスしてて遠巻きにみていたら、わたしを見つけて腕引っ張って耳元で「My precious」とささやいてくる始末…。
その後、ふらふらとついていき例の魔女集会も衝撃でしたけど
この時の衝撃と比べたら…
その後、シャワー室でむせび泣くBW(もちろんフルチン)…タオルとって…服着せて…して、また晩餐会へ。
この後、ちょっとこのBW追うのほんと…ちょっと…ほんまにハマりすぎてしまうかもしれない(手遅れ)と思って、別の部屋とかうろつきました。
で、マクベスの処刑を見て、ナイチンゲールの歌が流れて、誘導されるまま、お土産部屋を通りました。
プログラム売ってますよ~というお姉さんに、「ちょ、めっちゃほしいんだけど今財布なくて、これまた財布とってすぐ戻ってくるからそれでも買えますかね?!?!?」(数時間前までサンキューすら言う勇気なかった女)って英語で聞いて「もちろんよ!」と言われ、ダッシュで財布取ってきて、プログラム買って、真っ暗なチェルシーを歩いてホテルまで帰りました…。
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そして、一睡もできず帰りの飛行機が離陸する瞬間大号泣しながら、絶対またニューヨーク戻ってくる…と心に誓いました。
そして、2018年に母と、2019年にちかちゃんと、スリープノーモアに行き。
そして2019年1月11日
ちゃんまきさんと行った上海のスリープノーモアで、この時のBWスティーブンにマスクにサインをしてもらう、という奇跡を経て、現在に至るのであります。
眼の前にスティーブンいたときに、なんて話しかけたと思う??
アイムフロームジャパン、サインプリーズ アリガト‥
しか言えなかったんよ‥
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そんな私も来月から海外就職します。
スリープノーモア 完
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itocaci · 4 months
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美しさの理由 - amachi. "Double Hem Pants"
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こんばんは。
先日、学校の講義で使うための布を用意するため、僕の家の布コレクションを掘り起こした。
最近はめっきりと足を運ぶ機会も減ってしまったのだけど、コロナ以前は、デザイナーさんとタイミングが合えば共に工場に赴いたり、近くに出向いた際には挨拶などもにお伺いをしていた。
そんな時、生地を見せてもらって、気に入った布があると買わせていただいていた。
そんな各地の布に触れていると、その当時の様子が思い出される。
光が差す工場の風景であったり、石油ストーブの上でお湯を沸かしているカタカタとした音であったり、大きな音を立てて布が織られていく様子だったり、笑って声をかけてくれる工場の方の顔だったり。
1枚の布に触れる度に、様々な思い出が蘇る。
深夜1時。
西脇はもちろんのこと、掛川、磐田、富士吉田、桐生、福井、丹後、和歌山、尾州。
布を巡る記憶の旅。
久しぶりにちゃんと挨拶に伺いたいなんてしみじみと思ってしまった。
(とはいえ、僕は実際に生地をオーダーする人間では無いので、きちんとした要件が無いと冷やかしになってしまうので、その辺りが難しいのだけど。もちろん、多分行ったらめちゃ色々と話してくれたり、見せてくれたり、受け入れてくれるのだけど、その度にちょっと申し訳なく感じてしまうのだ。)
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僕が"amachi."を初めて知ったのは、実はそんな布を知るための旅をしている最中のことだった。
岐阜を訪れていた時、僕の同郷でブランドをしているデザイナーがいると工場の方が教えてくれたのがきっかけだ。
その時に写真とかもちょっと見せてもらって、「かっこいいなぁ」なんて思っていたけど、そのときはまさかお店で取り扱いをすることになるとは思ってもいなかった。
それから数ヶ月。
ネットで色々調べていると、たまたま"amachi."を見つけた。
やっぱり一度生で見たい。
すぐにアポを取った。
結果だけ見ると、きっかけはネットになるのだけど、最初に"amachi.”というブランドを教えてくれたのは工場の方なのだ。
そんな出会いも珍しいものだなんて改めて思ってしまう。
そして、以来、すっかり僕は"amachi."というブランドの虜になっている。
ブランドの世界や洗練された表現に圧倒され、実際に展示会で見る服に魅了される。
しかも、"amachi."の服に用いられている素材は全て、オリジナルとなり、非常にこだわり抜いた布を用いて、服を仕立てているのだ。
そんなこだわりが詰まった"amachi."のアイテム。
トレンドに左右されない、いつ着用しても気持ちよく、気持ちを昂らせてくれる。
未だに、一番最初に仕入れたシーズンのワークパンツはヘビロテアイテムの一つでもある。
もちろん"amachi."だけではない。
当店の他のブランドも全部そうだ。
お客様が、以前当店で購入した服を着用してくれているのを見ると、ホッとする。
ちゃんと誰かの日常を彩る1着になっているんだなぁって。
店頭で「着てくれてありがとうございます」なんて、一言お礼をするくらいだけど、心の中では「ニヤニヤ」しちゃっている。
まあ、気持ち悪い奴なんです。笑
みなさんと一緒で、僕は、そんな"amachi."のアイテムを着るたびに気持ちが昂り、出かける前に気合いも入るのだ。
今日も楽しい1日にしようと。
そして、今季のアイテムで僕が最もヘビロテしているアイテムが"amachi."の"Double Hem Pants"になる。
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amachi. : Double Hem Pants (Flint Gray) ¥52,800 (tax in)
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amachi. : Double Hem Pants (Off White) ¥52,800 (tax in)
着用している時のストレスは少ないのに、美しい。
よく見るとラフなのに、ちゃんと品がある。
だから、だらしなく見えない。
ちゃんとピリッとする。
でも履いている自分はとっても心地よくて、楽なのだ。
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"amachi."には珍しいイージーパンツ仕様。
なので、ウエストにゴムが入っており、それがストレスを感じさせないポイントになっている。
しかし、そんなウエストのゴムを感じさせないデザインとして、キュッとさらに絞って紐を結んでいただく。
この紐はシルク製。
なので、非常に品を感じられる。
些細なことの積み重ねなのだ。
イージーパンツでも紐をつける。
そして、それは正面ではなく、ちょっとサイドへ。
その紐もシルクによって上品な紐に。
この積み重ねによって、カジュアルな要素を感じさせずに、美しさを引き立てているのだ。
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2つ目のオススメのポイントは、刺繍で表現された雪の結晶だ。
この雪の結晶は、実際に降る雪を顕微鏡で観察し、自然の雪の結晶をそのまま刺繍に落とし込んでいる。
自然の観察を通じ、自然のデザインを自身のデザインと合わせて、服へと落とし込む。
"amachi."らしいデザインのアプローチになる。
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この遊び心がちょっと心をくすぐる。
装いに雪を宿しているなんて考えるだけで、ちょっと冬のお出かけも楽しい気持ちになる。
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そして、最後のオススメのポイントが、裾を折り返すと異なる色が出てくるので、ちょっと装いのアクセントにもなるという点だ。
このデザインに関しては、好みやその日の気分で楽しんでもらえれば良いかなと思っている。
実際に僕も折り返して着用する日もあれば、折り返さずに着用してしまう日も。
なので気分に応じて、そんな遊び方の使い分けをしてみてほしい。
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冒頭に生地のお話をしたので、ちょっとだけ生地のお話も。
このパンツに持ちられている素材はウールのメリヤスになる。
メリヤスとは、ニットでもかなり基本的な素材で、私たちの生活において欠かせない素材になる。
その用途はTシャツから肌着、ジャージなど、とにかく多岐に渡る。
家にメリヤスのアイテムが無いなんて人は恐らくいない。
そんなウールのメリヤスに縮絨加工と呼ばれる、繊維の糸同士を絡み合わせて、縮める加工を施している。
改めて、私たちの日常にありふれている素材を、ここまで美しいアイテムに仕上げていることに感心してしまうのだ。
だからこそ、着用時のストレスの少なさや気持ちよさを感じられるのだろう。
素材とデザインに妥協なくこだわるからこそ、常に気持ちを昂らせてくれるアイテムが生まれる。
改めて、こうして紹介してみると凄い1本なんだと痛感させられるの。
ちなみに、このボトムスは、ウールを使っているけど、ご自宅で洗えてしまう。
そういった取り扱いのしやすさもオススメのポイントだ。
もし良かったら一度、この気持ちよさを感じてみてもらえると嬉しく思う。
なお、現在オンラインショップでは"Flint Gray"をご覧いただける。
こちらも合わせてご覧いただけると嬉しく思う。
なお、"Off White"は、次回の更新のタイミングで掲載を再度する予定をしている。
もし、それまでに気になるという方は、直接問い合わせを頂いてもお答えするので、何か気になる点があればいつでも連絡をして頂ければ。
それでは次回もお楽しみに。
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kennak · 7 months
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◆山本元大臣のHP制作をアピールしていたのに突然ツイート削除 告発状によると、「国会議員関係政治団体」でもある第二支部は、1万円以上の経費が発生した場合、収支報告書に記載する義務があるが、その関係経費を記載していなかった。 「Dappi」には、制作実績をアピールしたツイートに第二支部のホームページがリンクされたものが4件あったことが確認した「しんぶん赤旗」編集部が、この問題を山本議員の事務所に質問した2021年11月11日午後3時半から翌12日午前10時頃までの間に、「Dappi」のアカウントから山本議員のホームページに関する投稿が消去され、午後1時までにアカウント自体が削除された。 「しんぶん赤旗日曜版」編集部は山本事務所にしか質問をしていなかったにもかかわらず、「Dappi」のアカウントが削除されたことから、第二支部のホームページをワンズクエストが制作していたことを「自白」したようなものと告発状では結論づけている。 ◆山本元大臣はワンズクエストの取引先の取締役を歴任 ワンズクエストの取引先に「システム収納センター」という会社がある。この会社の歴代取締役には、岸田総理をはじめ自民党の国会議員が歴任しており、役員には自民党の経理局長経験者が就任するのが慣例となっている。第二支部の代表である山本元大臣も自民党経理局長を歴任し、現在の「システム収納センター」の代表取締役を務めている。こうした事実からも、第二支部のホームページを制作していたのがワンズクエストだとしている。 告発状では、第二支部がホームページのメンテナンス料等を記載しなかった額を最低でも26万4000円、最高で約112万4000円としている。この根拠となっている資料が小渕優子選挙対策委員長の資金管理団体「未来産業研究会」の収支報告書だ。 「未来産業研究会」は2015年から2021年までワンズクエストにホームページの制作・保守管理を依頼していた。その支払先の大部分がワンズクエストだが、ドメイン料などは大手システム会社への支払いだ。 ◆デマ流して訴えられた「Dappi」 「Dappi」のアカウントは、主に野党やマスコミを批判するものが多く、プロフィールには「日本が大好きです。偏向報道をするマスコミは嫌いです。国会中継を見てます」と記載されていた。ツイートの中には、発信内容に不正確な点や誹謗中傷などがあり問題視されることもあった。 それだけでなく、2020年10月25日、森友学園を巡る公文書改ざん問題について「近財(近畿財務局)職員は杉尾秀哉や小西洋之が1時間つるしあげた翌日に自殺」とツイートしたが、それは虚偽だったことから杉尾秀哉参議院議員と小西洋之参議院議員から名誉棄損で訴えられる事態となっている。 ◆「Dappi」との関連を隠すために不記載か? 刑事告発した神戸学院大学教授の上脇博之教授は次のように指摘する。 「第二支部のホームページは明らかに専門業者が作製したとわかるほど充実しており随時更新されていますので、メンテナンス等に経費が掛かることは明らかです。しかし、その支払いを収支報告書に記載していないのは規正法違反の不記載罪になります。 ただ、誰がメンテナンス等を行なったのか不明です。ニュースサイトのバズフイードジャパンの2021年12月3日の記事「Dappi発信元の社長は“友人” 山本元農水相のサイト関与『ポケットマネーで謝礼』専門家『規正法違反では』」を参考にして考えたところ、第二支部または山本議員が支払ったか、そうでなければワンズクエスト、またはその社長が無償で行なったのかのいずれかです」 今や、政治家が自前のホームページを持つことは当たり前である。その経費を収支報告書に記載していれば何の問題もなかったはずである。それにもかかわらず、記載しなかったのは、 デマをまき散らして訴えられた「Dappi」との関連を隠すためだった
山本有二元農水相を刑事告発 あのDappiの発信元「ワンズクエスト」への経費支払い不記載の疑い 「政治資金規正法違反」と専門家(アジアプレス・ネットワーク) - Yahoo!ニュース
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no1-shochu · 1 year
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【 若潮酒造イベント情報♪ 3/4(土) 】 『鹿児島マラソン2023歓迎 ふるまい酒』 2023年3/4(土)に鹿児島マラソン2023歓迎 ふるまい酒が開催されます♪ 若潮酒造も鹿児島を盛り上げるためにイベントに参加いたします♪ 私(服部)が参加いたします。 皆さん是非若潮酒造ブースに遊びに来て下さいね~♪ 私と一緒にイベントを楽しみましょうね(σ≧▽≦)σ 皆様のお越しを心よりお待ちしております♪ 鹿児島マラソン2023歓迎 ふるまい酒情報 日時 = 2023年3月4日(土) 18時~21時 会場 = 天文館文化通り・天文館二本松馬場通り・天文館銀座通り・天文館山之口本通り・天文館タカプラ横丁 住所 = 鹿児島県鹿児島市山之口町近辺 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ザ・ファブルを読みながら黒若潮(くろわかしお)で乾杯♪ ※ザ・ファブルは、週刊ヤングマガジン(講談社) に連載され累計発行部数750万部越えの超人気漫画です♪ その超人気漫画 ザ・ファブル に若潮酒造の焼酎が登場致しました\(^^)/ 登場した単行本は、第一部11巻、13巻、19巻、20巻、第二部第2巻、3巻です♪ ※週刊ヤングマガジン(講談社)にて、ザ・ファブル第二部連載開始中♪ ※単行本 第二部 第1巻、第2巻、第3巻、第4巻、第5巻絶賛発売中♪ ※映画にもなって、今一番注目されている漫画です‼️ 凄く面白い漫画です‼️ 南勝久 先生様有難うございます♪ 心より御礼申し上げます♪ これからも若潮酒造を宜しくお願い致します。 皆さん是非本屋さんにて超人気漫画ザ・ファブルを買って究極の日常酒 白若潮 (シロワカシオ)を探して下さいね~♪ ( ザ・ファブルを読みながら白若潮で乾杯♪ ) 映画 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 情報🎬‼️ 💿『ザ・ファブル殺さない殺し屋』DVD&BD 発売中‼️ 江口カン映画監督様作品。 主演も超豪華、 岡田准一 様、 木村文乃 様、 平手友梨奈 様、 安藤政信 様、 黒瀬純 様、 好井まさお 様、 橋本マナミ 様、 宮川大輔 様、 山本美月 様、 佐藤二朗 様、 井之脇海 様、 安田顕 様、 佐藤浩市 様、 堤真一 様 監督 = 江口カン 様 ( KOO-KI - 空気株式会社 様 ) 脚本 = 渡辺雄介 様 漫画 = 南勝久 先生様 V6岡田准一 様の超凄いアクションシーンにも注目‼️ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨25連続受賞‼✨ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ ※焼酎は、色々な飲み方が出来て楽しいです♪ 冷やしてストレート、グラスにいっぱいに氷を入れてロック、氷と炭酸水を入れてソーダ割り(焼酎ハイボール)、グラスにお湯を入れてお湯割り、柑橘系&炭酸水を入れて、カクテル、酎ハイ、色々な飲み方が出来ます♪ 皆さん是非、自分好みにアレンジして楽しんでくださいね~♪ ※若潮酒造の焼酎が日本全土 、 全都道府県 に広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #鹿児島マラソン2023歓迎ふるまい酒 #天文館 #ふるまい酒 #天文館文化通り #鹿児島 #鹿児島中央 #居酒屋 #鹿児島マラソン #焼酎 #若潮酒造     #鹿児島観光 #天文館タカプラ横丁 #天文館山之口本通り #若潮 #鹿児島 #志布志 #ライカ #鹿児島中央駅 #天文館銀座通り #屋台村     #若潮酒造服部 #焼酎好きな人と繋がりたい #飲酒タグラム #sake #酒好きな人と繋がりたい #Shochu #若潮酒造服部明 #焼酎好き #Japanesesake #ほんわかくん (天文館) https://www.instagram.com/p/CpUn-gYPyo9/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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natsucrow820 · 8 months
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仇夢に生きる拾遺 狩人たち
 爆ぜるように踏み込み、跳び上がる。そのすぐ下を細長い顎が地面を抉っていった。動揺はない。そうなるように誘導し、物の見事に正しく動いてくれただけ。半身を翻し、正対する。
 随分と機嫌が悪そうだ。と言って、その顔は殆どが黒く塗りつぶされているかのようだからあくまで予想でしかないが。
 禍者(まがもの)。
 人を、人のみを襲い、仇成す黒き化け物共。永くこの島国、葦宮(あしみや)を脅かし人に恐れ疎まれる存在。
 そして、我々にとっての金のなる木。
 頭を振る禍者は、今回は山犬の姿をしている。連中は決まった形を持たない。だが、人の理解が及ぶ生き物の形を必ずとって現れる。たまに下手くそな――脚や頭の数を間違えるような――奴もいるが、今回のに限って言えば、外側はそれなりに上手く取り繕っている。少なくともその輪郭は山犬そのものである。地面を抉った際に口に入ったのであろう土塊を吐き出し、体勢を低くする。来るか。刀を握る右手に力が籠もる。視線は禍者に向けたまま、頭は忙しなく思考する。身体に染み込ませた数多の剣の型。今の状況の最適解は何れか。眼前の化け物の蠢きを見ながら選択して、備える。こちらからは動かない。動いたところを、斬り捨てる。
 果たして、その瞬間は程な���して訪れた。
 跳ねるように此方へ突進してくる禍者。大きく開かれた顎から唾液が溢れ、いやに大きな牙がぎらりと月光に煌めく。両の足で地面を踏み締める。受け止めるのだ。生半可な体勢では撥ね飛ばされるのは此方である。無論、ただでは受け止めない。間合い。彼我の距離。己の切っ先の届く瞬間を、見極める。
 刹那。
 下げていた切っ先を跳ね上げ、真横へ振るう。開かれた禍者の口腔が切っ先に裂かれる。掛かる突進の圧を逃がしながら真一文字に刀を振り切れば、身体の横を禍者の残骸が転げていった。最後か。否。手の中で刀をくるりと回し、そのまま背後へ深く刺し込む。温い手応え。痙攣と、生温かい液体の感触を味わいながら抜けば、どさりと禍者が倒れる音がした。一体ではなかったらしい。背後にちらりと目をやりながら、血振るいして納刀。
 何とはなしに予感がして、一歩、横にずれる。
「ちっ」
 舌打ち。当然、自分の物ではない。同時にずたぼろになった禍者の死骸が足下に転がってきたが、驚きはなかった。それくらいはやるだろう。奴なら。
「何で避けちまうかなあ」
 至極残念だ、と言わんばかりの非難がましい声色。
「避けなきゃ怒るんだろ?」
「あんなもん避けれねえ奴と手を組む価値はねえよ、くそったれ」
 流れるような罵倒と共に奴は――帯鉄菱(おびがねひし)は目を眇めて凶悪に笑った。
 
 
   ・・・・・
 
 
 滑稽な程に大仰な村長の礼を聞きながら努めてにこやかに禍者退治の報酬を受け取る。感謝の念も、言葉も所詮は報奨金の添え物でしかなく、とどのつまり、相応の金さえ貰えればそれ以外はどうだって構わないのが正直な所である。流石にそんなことを顔に出しはしないが。
 だから隣で至極退屈だという表情をしている菱の脇腹を小突く。残念ながらそうした機微を理解するつもりのない菱については、都度一瞬の取り繕いに期待するしかない。
 折角なのでと村への滞在を勧めてくる村長の言葉をこれまた努めてやんわりと断り、村を後にする。金さえ貰えれば長居は無用だった。
「しけてんな」
「妥当だろう」
 早速ケチを付ける菱にため息。この男はなにかしら文句を吐かないと気が済まないらしい。
「わざわざあんなド田舎までこっちは行ってやってんだ。手間賃くらい色付けろってんだよ」
「わざわざド田舎まで行かないと仕事がない、の間違いだろう。相応の報酬が貰えるだけで十分だ」
「世知辛いねえ……」
 ふん、と鼻を鳴らす菱。
 まあ、菱の嘆く気持ちも正直分からなくはない。
 禍者という化け物蔓延るこの島国においては、逆に人間同士の争いは少ない。あって小競り合い程度。そうなれば俺たちのようなただ腕っ節に自信のあるだけの連中の仕事は、化け物退治くらいしかないのだ。同業者は星の数ほどいる。徒党も組まずに腐れ縁で繋がっているだけの無���の剣士に頼むような人間は、潤沢に退治屋のいる現状では悲しいかな、こちらから見付けてやらなければならないのだ。
「ま、結局は足で探すしかないな」
 だから菱も、嫌な顔はするが明確に否定はしない。なんだかんだでもう、つるみ始めてそれなりの期間になる。現状も、互いのやり方も承知はしているつもりだった。
 
 
   ・・・・・
 
 
「ああ、駄目じゃねえか」
 大仰な菱の悪態に足を止める。
 依頼人捜しに山へ分け入っている最中のことだ。この近くに村がある筈だ、と言う菱の言葉を信じてのことだったが、当の本人がくそったれ、と苦々しげに頭を掻いていた。
「見ろよ、一将(かずまさ)」
 顎がしゃくられる。その先へ視線を向けて、ああ、と思わず嘆息が漏れた。
「この村、守手(もりて)持ちか」
「こんな田舎くんだりにな」
 恐らくは村へと続いているのだろう、森の中に作られた細い道。その両脇に立ち並ぶ木々には幾枚もの札が貼られていた。秘伝の技法によって梳かれた、雨風にも強い特殊な紙の上には複雑な図柄と文字。間違いなく、超常の業を使う呪術師の物だった。
「禍者除けの札に間違いないだろうな。ここまでご苦労なこったなあ」
「呑気言うんじゃねえよ。折角ここまで来たってのに……」
 この小さな島国、葦宮には古くから呪術と呼称される業がある。時に雨を呼び、時に病を退ける、尋常を生きる者には決して成し得ぬ不可思議を成すその業は、呪術師から呪術師へ脈々と受け継がれているという。ただ、そんな謂われに反して存外に呪術師は見かけることは少なくない。剣の流派のように、分派やら何やらで数は増えているらしい――知人の呪術師から聞いた程度だが。
 ともかく、そんな現状だからか、呪術師も禍者狩りに手を出している者が多いのだ。特に、特定の村や町に拠点を置き、用心棒となる者が。守手と呼ばれる彼らは兎角、流れの禍者の狩人にとっては厄介者だ。あらかじめ呪術によって禍者の入らぬように結界を仕込み、有事とあらばお得意の呪術でもって鮮やかに禍者や時にはならず者をも退ける。守手のいる所、流れの狩人などお払い箱も良いところなのだ。
「しかしまあ、流石に食料の調達はいるしなあ。立ち寄るだけ立ち寄ろう」
「げ」
 見るからに嫌そうな顔を作る菱に同じく渋面を作ってみせる。
「てめえは呪術師のいる村に助けて貰って構わねえってのかよ」
「構わんよ、別に」
 癪だと言うだけだろうと言えば、舌打ちをして余所を向いた。図星なのだろう。苛立ちの捌け口程度だ。食料やらが尽きかけているのは事実であるし、それをどうにかするには如何に苦手に思っていようが呪術師のいるであろう村を頼る他ないのだ。禍者除けの札が所狭しと張られた道を進んでいく。
 しかし。
 歩みを進める内。
 違和を、その道に覚えた。
「菱」
「……んだよ」
「気付いているか」
「札が古いってんならとっくに気付いているよ」
 不貞腐れたような色は既に菱の表情にない。素早く周囲を見回し、目を眇める。
「どうにも、呪術師の仕業にしちゃあ、お粗末だ」
 初めは気付かなかった。
 しかし、こうして道を進み、じっくりと貼られた札を見ていけば分かる。特殊な技術で梳かれた筈の紙は黄色く変色し、物によっては裂けたり破れたりもしている。生憎と呪術に詳しくはないが、こんなに薄汚れていては効果なぞ期待出来ないのではなかろうか。菱も同じようなことを思ったのだろう。何があってもいいように、その手は腰の刀に添えられていた。
 その危惧が現実のものとなるのに、時間はそう必要なかった。
 どちらともなく刀を抜き、振るう。
 どちゃり、と足元に禍者の亡骸が転がった。
「おいおい……本当に機能してねえじゃねえかよ」
「守手の手落ち、ではなさそうだな」
 互いに顔を見合わせ、村への道を走る。
 この地に守手の結界は、既にない。
 
 
   ・・・・・
 
 
 守手のいる筈の村は、惨憺たる有様だった。
 村の家屋はどれもが大なり小なり損傷を受けていて、畑の作物は食い荒らされはしていなかったが、無意味に掘り返された跡が幾つもある。禍者は人間以外を喰らわない。ただ、暴れただけの痕跡。夥しく残る獣の足跡の合間に見付けた紙切れを摘み上げる。村を守っていた筈の札の切れっ端だった。
 当然、そこに住まう村人たちが無傷の筈もない。
 比較的まともな家に一所に集められた人々の多数――大人の男たちが筆頭だ――は何処かに傷を負い、酷い者は俺たちが訪った時点で顔色を白くしていた。血を流し過ぎているのだ。
「で、何事だ、この有様は」
 絶望や怯え、恐れに口を噤んでしまった者には目もくれず、恐らくはこの村の長であろう一等歳上の男の前に菱は座った。下手に遠慮をしない質なのはこういう時に有用だ。
「結界はない、守手もいないじゃそりゃあ禍者の良い餌だ。その癖半端に守手の残骸ばかりがありやがる。一体何があった」
「儂らが聞きたいくらいじゃ」
 疲弊のありありと滲んだ顔を隠しもせずに村長は大きな息を吐いた。
「主らの言うように、元々は守手様が此処にはおった。じゃが、何日か前から、姿が見えなくなってしもうた。何もかも置いたままでな」 
「喰われたのか?」
「あの方は禍者には滅法強かった。一度たりとも圧倒されたことはなかった。そんなことはあり得ぬ……と思う」
「なら……成る程ねえ……」
 幾つかのやり取りを終えた後、菱は唐突に立ち上がり、こちらへ向かって目配せした。差し詰め着いて来い、だろうか。菱に従って一旦家を出る。疲れ果てた人々は追いすがりもせず、ただ黙ってこちらに視線を投げるだけだった。
「また妙なことになった村だな」
 家を出て早々素直な感想を放ってみる。守手が元々いたことで、不在の今、却って大きな混乱に繋がっているのだろう。信じていた守りが崩れる恐怖は如何ほどだろうか。そんなことを考えていると、菱はけっ、と顔を顰めてみせた。
「妙なんてもんかよ、糞が」
 視線をそれとなく巡らせて、菱は人々の集まる家から離れる。他人には聞かれたくないらしい。結局、少し距離を置いた木立の中、背を木に預けて菱は気怠げにこちらに視線を寄越した。
「面倒な場所だぜ、此処」
「面倒と来たか」
「呪術師狩りって奴だぜ、ありゃあ」
 やだやだと菱が頭を振る。
「噂にゃ聞いたことあんだろ」
「ああ、某かが全国の呪術師を消して回っているって話だったか」
 知り合いに聞いたことがある。ある日突然、力ある筈の呪術師が忽然と姿を消してしまう。争いの痕跡もなく、ただ姿だけが見えなくなる。同胞もそうやって何人か消えたと、知り合いは語っていたか。あれは禍者の仕業ではない、とも。
「おう。それでな、良いことを教えてやろう」
 木に凭れ、天を仰いで菱は大きなため息を吐く。
「あれはな、お偉いさんがやってんのよ」
「ほう」
「呑気な返事しやがって」
「とは言え、現実味がなくてなあ」
「……まあ、呪術師じゃなけりゃそうなるか」
 苦笑。菱にしては珍しい、微妙な表情だった。
「お前とも長いし、こういうのに直面するのは今後もあるだろうしゲロっちまうけどさ、俺ん家、それなりにやんごとなき家柄って奴でよ。そん中のほんの一握り、まあ俺みたく腕の良い奴よ、そういう奴に話が来る訳」
 その刀の腕でもって、世の呪術師を狩り尽くせ。
「まるで禍者と同じ扱いだな、その言い草は」
「おうよ。理由は知らねえがお偉いさんにとっちゃ一緒らしいぜ。連中は人々を禍者から守ってんのに、ひっでえ話だよなあ」
「お前が家を出た理由か?」
「あ? んなのなくっても出てってたよ。あんな辛気くせえ家、俺の肌にゃあわねえっての。ま、その話にいよいよ阿呆らしくなったってのはあるかもな」
 大欠伸。それから大きく伸びをして、菱は少し姿勢を正す。
「そんでだ。面倒ってのは、お偉いさんは呪術師も、呪術師をありがたがる連中も嫌ってるらしいことだな。そんで、此処の呪術師は狩られたてほやっほやだ」
「……この村が今まさに目を付けられているっていうことか」
「話が早くて良いねえ」
 にんまり、と��の端を吊り上げて菱が嗤う。
「お偉いさんってのは怖えぞ。何でもしちまうんだ。くそったれな手前勝手な理由で、他のもんを滅茶苦茶に出来ちまう。でかい街ならともかく、こんな小っせえ村、どうされたって誰にもばれやしねえ。そんでもって、お誂え向きにこういう、都合の悪い話を知っている跳ねっ返りもいると来た」
 どうすると思う?
 問われるまでもないだろう。菱の話が本当とするのなら、如何な理由とは言え、人の命を狩ることを躊躇わない連中が、この村の近くにいるとすれば。
 思わず、ため息が漏れた。そのくらい、許してくれても良いだろう。
「……このまま山に消えるかなあ」
「次善だな」
「最善は?」
「俺を切り捨ててお前だけとんずら」
「それをさせる玉か? お前が?」
 腐れ縁なのだ、最早。この手練れの問題児と相対することと、幾許かの秘密の共有。どちらが己に有益かなど、火を見るより明らかだというのに。呆れて呟けば、菱はげらげらと笑った。
「そうしたら一生お前に付き纏ってやるよ」
「その方が余程が面倒だな。お前の言う次善が俺には最善だ。そういう判断が出来なきゃ怒るだろう、お前さんは」
「当たり前だ、くそったれ」
 心底愉快そうに笑う菱に肩を竦めて、村とは逆方向の鬱蒼と茂る森の中に足を向ける。
 当面は、まともな寝食は期待出来ないだろう。
 それでもまあ、生き抜くことくらいは出来る筈だ。
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mycatisinsanity · 9 months
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折の日 20230824.
 夢を見た。海が見えるマンションの一室(3階角部屋)に招待される。家の主人は母親の友人?バルコニーからの眺望は明石海峡大橋まで見通せる絶景。家の形をした船が船着場に浮かんでいる。雨の日の映像が流れる。何隻もの船が連なって、荒波にもまれている。家の形をした船も定位置を離れて流されている。あれは昔の某コメディアンの家だよと母が教えてくれる。なぜかシームレスで礼拝堂の前にUお姉さんと一緒に立っている。他の女の人たちは、外で礼拝を始めている。Uお姉さんは礼拝堂で礼拝をしようよと誘ってきた。一緒に中に入る。私はなぜかふらふらして、思いっきり扉に頭をぶつける。その音が静寂の中に響く。恥ずかしいながらも、スカーフを手にとってお姉さんを探すけど見当たらない。キョロキョロしている間に子供たちに囲まれる。整形しているのかと問われる。私の顔の上に人工物は何もないよと咄嗟に返そうとするけど、通じない。発音が悪いことを指摘される。そうこうしてると、子供たちのためのアラビア語教室が始まってしまい、礼拝ができなくなってしまった。堂内にサタンの像が担ぎ込まれてくる。サタンがその棺のような大袈裟なケースから出てくる。黄金のサタン。願掛けをすれば叶うと言われたので、咄嗟にいくつかお願いする。その一つは会えなかったアプリの男と会うことだったはず。それからそのサタン像の中身が実は小さな子供だったことを知る。特殊メイクの過程が再現される。隣に小さな子供が座っている。大丈夫?と聞くと大丈夫じゃないと答える。何回かこのやりとり。心配になってその子を抱いて外に出る。数人のグループで束になって細い海沿いの道をくねくね歩いてる。私が抱いてる子供はいつの間にか飼ってるグレーの猫になったかと思ったら、気づいたら白い猫になっていた。ミッフィと呼んでいた。猫は脇腹に怪我があって、えぐれたその傷口が痛々しく怖くなり、何回も名前を呼んだ。その度に小さくにゃあと返事する。少し目を逸らしていた隙に猫は瀕死状態になっていて、傷口はなぜか塞がっているのに息絶えようとしているのをただ見ている。体温の変化は感じられない。どんどん怖くなって、何度も名前を呼ぶ。呼吸が荒くなっていく。そして目覚めた。
 ここ何日か実家を離れて、前に住んでたところで人とずっと一緒に過ごしていた。昨日帰ってきた。飼い猫との再会が嬉しかった。猫との繋がりは不思議だと思う。寝落ちしたくて枕元で映画を流していたら、なぜかイライラした猫が壁をガリガリと引っ掻くので、こら!と言うとやめて部屋から出て行った。私は猫の気持ちが全くわからない。それでも愛情がどんどん大きくなっていくのを感じている。知りたい、分かりたいというのは愛の形ではないのかもしれない。今朝目覚めてから猫がいつもの場所で寝ているのを確認したら心底ほっとしている自分がいた。夢の中で「だから猫を飼うのは嫌なんだ」と聞こえてきたような気がする。自分の心の声だったかもしれない。猫を飼う以上、未来においてその死を目の当たりにすることが決定しているという現実が辛い。なるべく考えないようにしている。これは誰の死についても同じことだ。なるべく考えない。これからも存在するものだと想定して、未来を思い描く。未来形と一緒に「絶対」とか「全部」とかいう言葉が生きてくる世界に私は存在している。約束が存在する世界。いつかは崩壊してしまうのかもしれないし、その恐れは決して消えないけど。信じることだけは残されている。信仰は絶望の中の光かもしれない。
 去年の秋に友達が死んでしまった。乳がんだった。進行が一気に進んでしまい、会おう会おうと言っている間に会えなくなってしまい、やっと会えると思ってした約束もかなわなかった。そんなひっそりと、ジェンガの一片が静かに抜き取られるみたいに、ひとりの人間がいきなりいなくなるなんて全く想像できなかった。でも、友達がいなくなってからも、この世界は穴ぼこのジェンガタワーとして続行している。彼女が生きてる間に信じてた世界は未来のことについて「絶対」とか「全部」って言える世界だったけど、彼女が死んでしまったことによってその信念は一度崩壊したと感じた。どんな約束にも絶対はないと知らされた。それでも今はまた信じるようになった。私は昨日も胸の中で、絶対この人の翻訳した小説を手に入れるんだ。あの人が教えてくれた映画全部みるんだ、と自ずと唱えていた。信念があるから約束をするのではなく、信じる気持ちが途切れないように私たちは約束をするのかもしれない。信念に基づいて言葉が発せられるし、言葉に支えられて信仰が成り立つという両面あるだろう。光をたやさないように。たぶん簡単に消えないようにはなっている。自分のうちに隠されている、時間のない静寂に集中する。猫は死んでない。何も問題ない。
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つまり私はそういう日々の中で、自分がそれに耐えるともなく耐えていられるのは、自分の中にどこか死んだ部分、無感覚になりきった部分があるからだと信じていた。その部分は、これからも拡がるだろう。しかし人間というやつは死なない。火傷が皮膚の六十パーセントの面積を越えたときのようには、死なない。生きることができる。政治にも愛にも力関係にも、夢想にすら無感覚で、なおかつ人間は生きることができるし、げんに生きているのだ。
山川方夫『愛のごとく』
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applemusicbonker · 9 months
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渡り鳥故郷へ帰る(1962.8)
小林旭主演の「渡り鳥シリーズ」の終了後に制作された番外編的な1作。
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 渡り鳥シリーズは終わったけど、でも周り(全国の映画館主とか)が辞めさせてくれなくて、それではということで作ったような映画。斎藤武市監督は降りてしまっているし、浅丘ルリ子も宍戸錠もいない。ヒロインは笹森礼子。浅丘ルリ子の代役のような役をあてがわれて毎回大変そうだ。
 別にギターを持ってるわけじゃないのに、流れ着いてお世話になる部屋に渡り鳥が持っていたギター(ホールの周りに花の飾りがあるのですぐわかる)が置いてあったりする。意味深だ。松尾嘉代のサブヒロイン、和田浩治の弟キャラがいつものパターンと違うところ。特に松尾嘉代は脇役でありながら健気な魅力で存在感があり、彼女のいる渡り鳥シリーズも観てみたかった気がする。敵側なのにちゃっかりアキラに見逃してもらう南田洋子のキャラクターもかわいい。今回は宍戸錠的な立ち位置で葉山良二が出てくる。基本的には真面目なキャラを演じることが多い人なので、これはこれでまた面白い。そして白木マリのダンスシーンはあるとやっぱり安心する。
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