風船蔓 Balloon Kudzu
日の弱り風船葛の揺れにみる 能村登四郎
I feel the sun weakening
balloon kudzu
swaying Toshiro Nomura
夏が過ぎて、秋に入る。日差しは澄んできて透明さを増すのだが、日々日は弱っているのが、フウセンカズラが風に吹かれると見えてくるのだ。
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とんぼ Dragonfly
行く水におのが影追ふ蜻蛉かな 千代女
On the flowing water,
The dragonfly casts a shadow.
It flew away chasing the shadow. Chiyojo
流れて行く川映る自分の影を追って飛んでいる蜻蛉(とんぼ)だぜ。
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朝顔 Morning glory
朝顔がのぼりて候竹の垣 椎本才麿
Morning glories are climbing up and blooming on the bamboo fence, twining their vines together.
朝顔が蔓をからませて登って咲いておられますよ、竹の垣に。
「候」とは、丁寧語で「あります」とか、「ございます」とか。
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秋茄子 あきなすび
心合ふ婢と茄子漬けて暮しけり
長谷川かな女
心が通い合う下女といっしょに茄子漬けをつけて暮らした、なつかしいあの頃。
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精進
精進の箸とつて夏深きかな
鷲谷七菜子
夏安居(げあんご)といって、夏の期間、寺に籠って仏道の修業をするそうだが、そんな折の句であろうか。
なむなむなむ・・・。
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麦秋
もてなすに金平糖や麦の秋
川端茅舎
麦秋の季節、もうすぐ梅雨が来る。
麦の黄金色と色とりどりの金平糖。
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カレーパン
カレーパンにもあった青春
船木しげ子
言われてみれば、カレーパンは年寄りには胃にもたれて辛���。若い胃袋にふさわしい。
みんな、すきだよ。カレーパン。遠藤賢司が亡くなって、どれほどだろう。
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白兎
白兎月に住みしを語り草
鈴木栄子
兎たち、つぶらな目、なぜか黒い。
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はまなす
はまなすや今も沖には未来あり
中村草田男
よく知られた作品、教科書にも。
海はどこにも見えない。
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water fountain
夏来るたし
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黒揚羽 2023.05.16
翼ある言葉のごとく揚羽来し 野見山朱鳥
A winged butterfly came like a word with wings
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ドクダミの花 2023.05.18
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夏の野 field in summer
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武蔵丘陵深林公園 2023.05.15
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