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#夢小説
tokikaze064 · 4 months
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【夢小説/オリキャラ相手の恋愛】
バレンタイン記念SS
※例によって転載ですが💦
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今夜は風が強くて怖いです。 でも照の抱擁は私を安心させてくれる♡
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hmdreambox · 1 year
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やがて海に溶ける | 芍星真澄(大林)
ジパ夢、原作軸SS小説。
コレージュ・ド・フランスで理学博士号を所得した原子核物理学者の草加静代は、ミッドウェー海戦で戦死したはずの兄の拓海が、 ドイツ占領下のコペ ンハーゲンでウラン235の濃縮作業にあたる亡命物理学者から濃縮ウ ランを極秘に入手したという情報を大学人民戦線経由で知り、日本へ 一時帰国する事を決意した。 そこで拓海と再会するも……。
原i子核i物理i学者i・草i加静代という、非自己投影型のオリジナルキャラクターが主人公です。
兄の草i加i拓i海が勧誘してるお話。
癖のある作品なので、夢主に自己投影して恋愛したい方は回れ右です。
×××
詳しくは連載夢の「星海燃ゆ」をご参照下さい。
息抜きに書いた作品なので時系列は曖昧ですが、 12巻以降。 草加拓海が妹を勧誘してる話。 現パロにすると無職になった元海上自衛官幹部が右翼係系新興宗教 団体を立ち上げ、 物理学者の妹を勧誘してるものすごく笑えん話です。
×××
表紙絵はこちら
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花田縹様にジパ夢の草加拓海と草加静代を描いて頂きました。2枚目は表紙絵。
私や静代が草加拓海に対して抱く「深海のように得体が知れない不気味さ、怖さ」を汲み取って描いて下さいました。
難しいオーダーをお引き受けして下さりありがとうございます🙇‍♂️
×××
作品の参考文献
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兎にも角にも、草加拓海の怖さを全面に押し出した作品にしたかったので、人によっては不快に思うかもしれません……。
未知の領域に足を踏み入れてしまったが故の、夢主の静代はおろか、凡庸(どころではない)私でも到底理解出来ぬ、とても怖い拓海思想を全面に出した作品なので、夢小説感が消失しました💦
また本作では、原子核爆弾で命を落とされた方、被爆され今なお原爆症等で苦しまれている方々への配慮は出来る限り行なって書いたつもりですが、それでもご不快に思われた方がいらっしゃいましたら、この場をお借りして深くお詫び致します。
最後に、当方は戦後の復興に尽力して下さった方々には心より感謝しておりますし、そのような方々のお陰で今の日本があると存じております。
当方は戦争肯定派でもなければ核兵器保有賛成派でもありませんので誤解なきようお願い致します。
当時、原子核爆弾を阻止すべく立ち向かった科学者が数多くいるにも関わらず、歴史の闇に葬りされてしまったのがとても悲しく、草加静代という夢小説の主人公の人生に組み込ませて頂きました。
しかし東京裁判の知識はまだ浅く、この作品で書ききる事が出来ませんでしたが、今後もジパング、草加拓海のエピソードもしっかり踏まえて少しずつ書こうと思います。
×××
雑いですが登戸研究所レポも支部に。
誤解を与えてしまったら本当に申し訳ないですが、ジパ夢二次創作小説を書くのが楽しくて仕方がないです。
また続きを書いてこう
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×××
なかこ様にジパ夢短編連載小説「星海燃ゆ」中編の表紙絵を描いて頂きました。
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作品投稿と一緒にと思いましたが、非常に細やかに丁寧に描いて頂いたのを閉まってるのも忍びなく😢
大切に使わせて頂きます🙇‍♂️
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pandaforhl · 6 months
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こんな時間にすみません。
セバ夢で快楽雌落ち(のつもりで)書きました。
何でも許せる人向けです。
宜しくお願いします。
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erinijiaka · 1 year
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お風呂あーがり!
今からやってきます!
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memo-formicam · 1 year
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SV
 目下ポケモンに邁進し、アオキ〜〜〜!!になっています。ネルケも、ハッサクも、コルサもは〜〜〜おじさんが大豊作だし、全然上っ面だけのキャラだけじゃないので大好きです。ありがとう!!!!
 そんな気持ちで、生まれて初めてpkmn二次創作を書きました。もしかしたら自分の中では初めての攻主になるのでは??と懸念もあったものの、友情夢のようなものに落ち着いています。
>馴化(アオキ)
名前変換はありません。アオキとおじさん主人公が美味しい店に食べに行くまでのお話。
いっぱい美味しく食べる君が好き!なので、また思いつけば他のキャラとでも誰とでも一人でも、アオキが食べる話を書きたく……世の中で満たされなければええ……思っています。
今年最後にまさかの新ジャンルですが、お楽しみいただければ幸いです。
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tetraminion · 2 years
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私たちの部屋だった
部屋を片付けなさいと言われた。半ばも何も命令のそれに、はいわかりましたとうなずいた。友達が手伝おうかと言ってきた。完全なる親切心のそれに、困ったら呼ぶねとうなずいた。そばにいたクラスメイトたちが、困ったら呼んでねと言ってくれた。手が足りなかったときはお願いねと、答えながら、漠然と感じていた。きっと必要ないんだろうな。
そもそも私は部屋を散らかさない人種である。常に整頓されてはいないが、乱雑なままにもしてはいない。寝間着は時々放り投げるが、洗濯物は畳んでしまう。教本は机に積み重なっても、ごみはきちんとごみ箱に捨てる。換気もする。掃除もする。そうやって考え事をしながら寮の部屋の扉を開けたら、やっぱり汚くない自室に出迎えられた。人っ子一人いない二人部屋に。
二人部屋の寮生活で、汚いままにしておくほうが、よほど無理な話だった。そろって無精者ならともかく。安藤鶴紗は衛生的な人種だった。だから私たちの部屋も、いつでもある程度は清潔だった。いや、だから、というと、ちょっと違うのかもしれないけれど。——この短くなかった共同生活において一定の配慮が働いたことは確かだ。
入口で二人部屋を見渡して、開けたままの扉を閉めた。後ろ手に鍵もかけた。急に静まり返ったような錯覚を抱いた。もちろん廊下は初めから静かだった。それに、この部屋が賑やかだったことなど、今の今まで一度もなかった。私はかぶりを振って反対の壁まで歩いた。まがりなりにも片付けをするのだから、とりあえず窓を開けておこう。なんて。
窓を開けても今日も自室は静かなままだが、片付けの意欲は高まってくる。私はさらに周囲を見回し、机から手をつけることにした。
備え付けの机はすぐに空になった。それぞれが一か所にまとまっていた。必要なだけの教本と、必要なだけの筆記用具、必要なだけのプリント類。不要になった分は端から捨てていたらしい。プリントはわずか十枚程度が一つの引き出しに収められていた。隣の鍵付きの引き出しには、元から何も入っていなかった。もちろんごみも落書きも一切ない。
そして作業の単調さを実感する前に、二段ベッドに目標変更。床に膝をつき、布団を剝がし、シーツを剝がし、何の障害もなくマットレスが出てくる。そういえば洗ったばかりだった。私はすぐに引き上げて、再度、目標を変更した。だが、こちらもすぐに片付くのだろう。予感と共に衣類を見下ろす。まるで個性のない下着と靴下。それらは、やはり簡単に片付いた。
あとは制服だけ詰めて、歯ブラシとコップを捨てればよかった。私たちは日用品のほとんどを共有していた。だから目の前の段ボール箱一つが、この部屋のおよそ半分で、安藤さんなのだ。
上層部は二十四時間以上の猶予をくれたが、十五分もかからなかった。部屋の半分はさしたる労もなく持ち上がる。本当に手伝いは必要なかったな。私の日々の鍛錬だとか、安藤さんの生活様式だとか、きっと、そういうことは関係ない。私たちはただのルームメイトだった。
二十分前に別れたばかりの先生に、安藤さんの荷物を預ける。先生は中身を一瞥して、疑うこともなく私を追い出す。私はまっすぐに帰った部屋で、ふと風に吹かれて顔を上げた。窓を開けていたのだった。また用事もあるから閉めようと、窓に向かって手を伸ばす。
「ニャア」
はたと息が止まった。
「ニャアオ」
外をのぞいてみたけれど、姿はどこにも見つからない。
私はなぜか安心して、今度こそ静かに窓を閉めた。
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odsvo1988 · 1 month
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夢の続きが始まりました
若い頃、学童保育の先生でした。
私の夢は歌手でしたが子供達との日々は楽しく、
夢と現実の狭間で揺れていました。
8年後デビューが決まり
頑張ると約束したのにレコード会社が倒産。
あれから24年。
封印していた歌を配信し
ブログ自伝小説【夢の続きが始まりました】を書きました。
大人になった生徒に届きますように
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●ブログ自伝小説【夢の続きが始まりました】はこちら↓
( 読者募集・拡散希望 )
泣きながらお別れしたのに
歌手デビュー失敗しちゃってごめんね
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ashitakaxsan · 1 year
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The Dreaming Man is a Realist
   It’s news that get me Interested. Okemaru’s Light Novel  The Dreaming Man is a Realist (Yumemiru Danshi wa Genjitsushugisha)gets anime adaptation.The author uploads the series on the Shōsetsuka ni Narō website in December 2018, where it is ongoing.  Hobby Japan is releasing the novels in print with illustrations by Sabamizore, and released the seventh volume on August 1. The anime’s scheduled for premier this summer
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Synopsis
  In the "two-way unrequited love" story, high school student Wataru Sajō is in love with his gorgeous classmate Aika Natsukawa. He ‘s been shunned by Aika(due to her sense  he’s a nuisance) but he dreams of her mutual love every day and continues to approach her. But One day, he suddenly wakes up from this "dream." He realizes this is futile.He recognizes his position and stays away from Aika. But now,for some reason,Aika attempts to have him as boyfriend!
I’ll watch it.
Below:The main girl,the Adorable Aika chan.
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夢の続きが始まりました
若い頃、学童保育の先生でした。
私の夢は歌手でしたが子供達との日々は楽しく、
夢と現実の狭間で揺れていました。
8年後デビューが決まり
頑張ると約束したのにレコード会社が倒産。
あれから24年。
封印していた歌を配信し
ブログ自伝小説【夢の続きが始まりました】を書きました。
大人になった生徒に届きますように
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tokikaze064 · 5 months
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うちの子が嫉妬する話よりも、お相手が嫉妬する話の方が書いていて精神的に楽なんだよなぁ。
お相手に他の女が近付くのは嫌!
でもうちの子が他の男に言い寄られてお相手が「ぐぬぬぬ……」ってなる展開はヨシ!
という、超クソムーブかましてる。
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꧁キラの性質꧂
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Lが信頼できるのはあなたとワタリだけです。 今夜、あなたとLはキラが誰なのかについて話し合い、捜査を前進させるのに役立ちます。
︶꒦꒷♡꒷꒦︶︶꒦꒷♡꒷꒦︶︶꒦꒷♡꒷꒦︶︶꒦꒷♡꒷꒦︶︶꒦꒷♡꒷꒦︶︶꒦꒷♡꒷꒦
「こんばんは、L。今日はどうでしたか?」 (名前) が尋ねます。
「良い。 今日、私はキラ事件から、事件解決に役立つかもしれない手がかり、新聞紙の切れ端を見つけました。 私は正しい道を進んでいると確信しています。 あなたの一日はどうでした?" Lは答える。 「おお! それは素晴らしいニュースです。 よろしければ詳細を教えていただきたいのですが。 私は順調にやっています。 対策本部では忙しい一日でした。」
「もちろんです! それで、私が気づいたのは、キラの殺人にはパターンがあるということです。彼は、普通の目にはまったくつながりがないと思われる、非常に特殊な種類の個人を殺害します。 このパターンは、キラが特定の目的を持っており、その行動に動機があることを示唆しています。 私の現在の理論は、キラは特定の種類の人々をターゲットにし、非常に象徴的な方法で殺害する一種の「自警団殺人者」であるというものです。 その理論についてどう思いますか、(名前)? それは意味がありますか? (名前) はこれについてよく考え、キラの殺害記録をもう一度読みます。 「私は…その通りだと思います。 こういったことに気づくのは本当にすごいですね。」
「同意していただけてと嬉しいです。 殺害のパターンが判明したので、キラの「メッセージ」、つまり彼が歪んだ方法で主張しようとしているものを解読する試みを始めることができます。 それで、推測しなければならないとしたら、キラがこれらの殺人を通して広めようとしている主なメッセージは何だと思いますか?」 (名前) は答える前にこのことを考え、なんとかこう言いました。 「被害者やメッセージに基づいて、彼は自分自身をある種の神のようなものだと宣言しようとしており、恐怖で人々をコントロールすることで支配できるユートピアを作ろうとしているのだと思います…テレパシーによる殺人能力への恐怖で。 」
Lは少し考えて、「うーん、要するに、キラは自分の歪んだビジョンに従って形作られた「新しい世界」を作りたいと思っていて、誰がそれに値するかを「判断」できる「神」だと自分自身をみなしているということだ。 誰が生きていて良い、誰が消されるべきか。 彼が広めようとしているメッセージは「私に従わなければ死ね」だ。 これは間違いなくさらに検討する価値があります。 そうは言っても、キラは単独で活動していると思いますか、それとも組織されたグル���プの一員だと思いますか?」 「推測するなら、彼は一人で取り組んでいるような気がします…しかし、彼が一人ではないとしても、彼の目標には何らかの人物が関与している可能性がありますが、この人…または超自然的な存在 完全に彼の味方ではないかもしれない。」
「良い推測だ。 キラに自分の信念を共有する共犯者が少なくとも一人いるのは当然ですが、もしいたとしたら、彼らは異なる目的と動機を持っていることは間違いありません。 結局のところ、キラは本質的に超自然的な能力を持つ連続殺人犯であるのに対し、彼の共犯者は共通の目的を達成する方法について異なる考えを持つ「イデオロギーのパートナー」となるでしょう。 この事件についてこれまでにわかっていることに基づいて、その説明に当てはまる人がいると思いますか?」 「そうですね…残念なことに、彼の共犯者となる可能性のある人々はたくさんいますが、一般人ではありえない可能性で絞り込むことができます。何か超自然的なことが関係している。 おそらく異世界の存在…もしかしたら「死神」? キラの被害者の中には、「死神」についてのダイイングメッセージを残させられた人物もいた。 ランダムであるということはないと思います、必ず何か意味がある。」
“いい考え!” Lは言い、彼は続けて、「死神は死を引き起こす力を持つ超自然的な存在なので、もしキラがそのうちの一人と協力しているとしたら、なぜ彼の殺人に超自然的な要素があるのかが説明がつくでしょう。 しかし、もしそうだとしたら、彼らの関係はどのようなものだと思いますか? 死神はキラの殺人事件に進んで積極的に参加するのだろうか、それともむしろ不確かな共犯者なのだろうか?」 「この死神は……無関心かもしれない。 それは私が感じている感情です。」
「うーん、キラにとっては単なる「道具」ということですね? 確かにそれは理にかなっています。 実際、さらに推測しても構わないのですが、キラは超自然的な力を得るために、おそらく特定の人々を殺すことと引き換えに、死神と何らかの「取引」を結んだと思いますか? もしそうなら、その取引の詳細は何だと思いますか?」
「取引は確かに可能だ。結局のところ、キラの力は死神から来ている可能性が高いからだ…キラが殺す能力と何を引き換えにできたのかは分からない…もし何かを選ばなければならないとしたら、それはおそらく彼の魂だったか?」
「それは興味深い理論ですね。 つまり、キラは死神の力を得るために魂を売った、そして今、彼はその異常な能力を利用して、彼の歪んだイメージで「新しい世界」を作ろうとしている… 確かに、それらの可能性はあると思います 彼らの取引条件かもしれない。 それが本当だとすると、問題は、死神はキラが歪んだ任務に成功するかどうかを気にしているのか、それとも結果に無関心なただの観察者なのかということだ」 「ご検討いただきありがとうございます。」 (名前) 応答する前に少し考えます。 「死神はおそらく結果には無関心な観察者だと思います…何故なら、「死神はキラを助けるためにもっとたくさんのことをできるはずじゃないか?」と考えてしまうのです…私たちが話している今にでも現れて私たち全員を殺すことができる筈ではないでしょうか。 それなのに、私たちのことはキラに任せている、この死神は完全にキラの味方ではないのじゃないか?」
「それはよく気がつきました。 キラと死神が何らかの協力関係にある場合、死神が彼を助ける上であまり積極的な役割を果たしていないみたいです。 それはいくつかの新たな疑問を引き起こします: 死神の最終目標は何ですか? それは単に混乱と破壊を引き起こすためなのでしょうか、それともそれ以上のものなのでしょうか? もし死神がキラの計画の結果に本当に無関心であるならば、その動機は私たちが現在想像しているよりもさらに謎に満ちており、不可解である可能性があります…」 しばらく沈黙がありました。(名前) が「私はそう信じています」と言いました。
「それで、あなたの究極の理論は何ですか、(名前)?」 キラは単に「神のコンプレックス」を満足させようとしているだけというよりも、殺人を通じてメッセージを伝えようとしている可能性が高いとまだ思いますか? 彼が何を言おうとしていますか? 彼は単に恐怖と無秩序を広めようとしているだけだと思いますか、それとも彼の殺害の背後にあるもっと組織的で一貫した動機がありますか? それは人類のための「新しい世界の創造」に関するものなのでしょうか、それとも、単にキラの歪んだイメージで形作られた世界の神になりたいというキラの個人的な願望に関するものなのでしょうか?
「私はそれが両方だと思います…人類にとっての「新世界」と彼の神のコンプレックスを養うことです…キラの心の中ではそれが組み合わせであると思います。 しかし、彼は正義に奉仕することよりも自分の地位を守ることを心配しています。 Lはどう思いますか?」
Lはティーカップを口元に当て、少量の飲み物を飲み込んだ。 彼はそれを目の前のテーブルのお皿に戻し、こう言いました、「それは当然だ、彼がその両方によって動機づけられているということには確かに同意する。 しかし、彼がひねくれた新しい世界を創造することに成功したとしたら、それはどのようなものになるでしょうか? キラがどんな世界を作ろうとしているか想像できますか? 彼が最高権力者として統治する世界なのか? 人々を束縛するルールや道徳が無く、自由に好き勝手に行動できる世界なのでしょうか? それとも、人々は単に彼に仕え、何の疑問も持たずに彼の言うとおりに従う世界なのでしょうか?」
(名前) は、彼がこの質問に対する答えをすでに知っているに違いないと感じましたが、彼は彼女がそれをどう言うか聞きたいという気持ちを尊重しました。 彼女はしばらくそっぽを向いて、あごを押さえて、カーテンのフックにぶら下がっているカーテンの模様を見つめながら言いました…
「私が思うには…おそらく…彼は人々に自分に従わせ、疑問を持たずに自分の言うことを実行してもらいたいのです。 おそらくキラは、すべての人々が従わなければならない特定の基準についての歪んだビジョンを持っており、もし従わなければ彼らを殺すだろう。」
「君の言うことが正しいと思います。」 L も親指を唇に当てて床を見つめ始めながら言いました。 彼は続けてこう言います。「キラの動機については話しましたが、今度は彼がどのように歪んだ目標を達成しようとしているのかについて話しましょう。 彼は非常に慎重に攻撃を計画していると思いますか、それとも、その時々の気まぐれや欲望に基づいて、より自発的に行動すると思いますか? 彼の殺害方法はどれほど計算されているのでしょうか? 彼は優秀な首謀者なのか、それとも運が良かっただけでこれまで犯罪を免れてきた単なる暴力的な殺人者なのか?」
「どうやら…彼はある種の黒幕のようだ。 しかし、リンド・L・テイラーを殺害したときと同じように、彼は自発的に行動することに完全に弱いのです。」
L は (名前) の方向を見つめますが、実際に彼女を見ているかどうかは不明です。 彼は続けて、「つまり、彼は打算的でありながら自発的でもある。それは確かに理にかなっています…それは彼が負けず嫌いの子供っぽい性質のためにいかに衝動的になり得るかと一緒であり、それは私にもよく理解できます。」
その言葉を聞いて、(名前)はスカートの端を掴んだ。 彼女は、L が自分を犯罪者、特にキラのような犯罪者と比較するのを聞くのが好きではありませんでしたが、それでも、彼女はそれに慣れてきました…彼がそのような意味で言っているわけではないことはわかっていました。 それでも、これほど愛情深く、優しく、勇気のある人が、殺人犯に似ていると例えているLのような人を聞くのは不快だった。
「その場合、彼は誰をいつ殺すかをどのように決定すると思いますか? 彼の意思決定プロセスには特定のパターンやロジックがあるのでしょうか、それとももっと衝動的で直感に基づいたものなのでしょうか? 彼が殺害を選択しているとき、彼の心の中は何を考えていると思いますか?」
(名前) は今度は L と向かい合い、彼の質問に答えました。 「彼が犯罪者をターゲットにするパターンは間違いなくあり、リンド・L・テーラーとのテレビスタントや警察庁に対するFBIの民間捜査から、彼はチャンスがあれば反対する者は誰でも殺します。 彼は犯罪者であるという事実以外に何のこだわりもないようですが、間違って罪を犯した犯罪者、罪を後悔している人、すでに服役している人を殺すことを避ける傾向があることに気づきました。 時が経ち、釈放されました…矯正犯罪者でした。」
L の顔には笑みが浮かび、こう言いました。「よく気がつきました! キラは、罪のない人々を再犯させ、傷つけたり殺したりする可能性のある暴力犯罪者をターゲットにしているようだ。これは、犯罪者が蔓延して混乱と暴力を引き起こすことが許されない「新世界を創る」という彼が明言した目標と一致する。 それは歪んだ視点ですが、それでも「より良い世界」のビジョンです。 これは実際に興味深い質問を引き起こします—キラは、彼の犯罪の恐ろしい性質にもかかわらず、自分自身をある種の「ヒーロー」と見なしていると思いますか?」
「確かに……そうだね。 おそらく彼は自分のことを“英雄”だと思っていて、人の命を奪うことに何の重みも感じていないのでしょう…」と(名前)が答える。 「そう、それはずっと気になっていたことなんです。 人の命をこれほど軽々しく何の反省もなく奪うなんて、キラはかなり冷酷な人物に違いない。 しかし、彼は単に他人のことを気にしないサイコパスなのでしょうか、それとも悪を排除することで世界に利益をもたらしていると考えているのでしょうか? 彼はただの冷酷な社会病質者だと思いますか、それとも世界をより良い場所にするために自分が働いていると心から信じていますか? 彼の「神」コンプレックスはすべて、彼が自分の犯罪を自分自身に正当化するための単なる手段なのでしょうか、それとも彼は本当に妄想していて、自分のやっていることは正義だと信じているのでしょうか?」
「それは…自分も知りたい事ですが。」 (名前) は、あたかもそこに答えが書かれているかのように天井を見上げながら、ためらいがちに続けます。「 最初は自分のやっていることは正義だと信じていたかもしれないが、最終的には自分の犯罪を自分自身に正当化することになった。 私がそう思うのは、もし彼が自分のことだけを考えていたら、おそらく最初に権力とお金を追い求め、周囲の人々にあまり焦点を当てなかっただろう。」
L は (名前) を思慮深く観察し続け、こう言いました。 「では、キラは単につまらない欲望やそのスリルから人を殺すのではなく、彼の犯罪は真の「正義」の感覚によって引き起こされていると思いますか? また、キラは自分自身に対する殺人をどのように正当化すると思いますか? 彼が心の中で殺人をOKにするために自分に言い聞かせていることとは何なのでしょうか? 彼は自分の「新世界」が個人の命よりも重要であると信じてそれを正当化していると思いますか、それともそれよりも単純なのでしょうか?」
(名前) の答えの前に数分間の沈黙があります。「世界がどうあるべきかという歪んだ考えを現実にするために彼が自分の魂さえも売ったというのが本当なら…彼の犯罪の動機はおそらく次のようなものです。」 彼の「正しい正義」の感覚、そして彼はこう言って自分自身に対して殺人を「合理化」しています…あなたが今言ったこと…彼の「新世界」は個人の命よりも重要。」
Lはケーキから最後のイチゴを摘み取り、口に入れて言いました、「分かった、それで彼の「正義」の考えは彼の歪んだ世界観によって形作られており、彼の「新世界」の考えは一つである 彼が望ましくないと信じている種類の人々がいないということですか? 彼は、自分がある種の裁判官、陪審員、そして死刑執行人をひとつにまとめて演じているという信念によって動機づけられています。 しかし、彼の理想はどこから来たのでしょうか? 彼はどのようにして世界をそのように見るようになったのでしょうか? 彼はいつもこんな感じだと思いますか、それとも何かが彼をこんなふうにさせたのでしょうか?」
「私は…よくわかりません」(名前)は気が進まない様子で首を横に振ります。 なぜなら、生まれつき悪人なんて誰もいないと思うから…どう思いますか?」
Lは彼女を見上げた。その目は暖かくて優しかった。他人によく投げかける無表情な表情ではなく…自分の本当の気持ちを隠すため、自分のすべてを表に出さないためだった。なぜなら人々は気にかけてくれる人を利用することが多いからである。 ..しかし、Lは(名前)がそのような人ではないことを知っていました。 ワタリに対して、そして彼女に対してだけ、彼はもっと自由に自分を表現できる。
「同意します。 ある種のトラウマ的な出来事が、彼の歪んだ世界観を形作る役割を果たしたに違いないと思います。 おそらく彼は、大切な人が何らかの形で不当な扱いを受けたり、何らかの不当な扱いにさらされて深い影響を受け、そのようなことが二度と起こらない「新しい世界を創る」ことを決意したのでしょう。 おそらくこれらすべては、彼の幼い心を歪め、自分のビジョンである「正義」を世界に伝えることに夢中になった不幸な出来事の結果なのでしょうか?」
「私たちの推測が正しければ…彼に対しては少し残念な気持ちになります。 だからといって、彼が冷酷に人を殺すことは許されません…あるいは、死の脅しの下ですべての人に自分のビジョンに従わせようとしているということも許されません。」 (名前) はため息をつき、続けます。「不正義や未治療のトラウマがさらに悪を生むのは、いつも悲しいことです。」
(名前)はLの目には、彼が彼女の言っていることを理解しており、彼女が感じていることを彼も感じていることがわかりました。 Lは続けてこう言う、彼の声はより静かで穏やかになった。 歪んだイデオロギーに、自分たちの歪んだ「正義」観に従ってのみ形作られる「新しい世界を創造する」ために、自ら進んで怪物になるところまで完全に飲み込む人がいるのは悲しいことです。 これは悲しい事件であり、彼が犯した犯罪に対して確かに罰せられるのは当然だが、それでも私たちは彼がこのような人間になったことを残念に思うことができる。」
Lがその言葉を言ったとき、彼の過去のフラッシュが彼の心の目に反映します…彼が幼い頃に両親に捨てられた…もしワタリが彼を見つけ、彼を気遣い、愛してくれなかったら、自分はどうなっていただろう…
L はそれを見せない完璧なポーカーフェイスでしたが、自分の過去と、それが進む可能性のある悲劇的な方向を思い出していました…それでも、(名前) はLがそのことについて考えている可能性があると感じました。 彼女は彼の心を別の場所に向けようとします。
(名前) はうなずき、続けてこう言います。「今日は…休みましたか? 昼寝は? この事件を解決することは確かに重要ですが、自分の健康を大切にするのも必要だよ。」
「思い出させてくれてありがとう。 しかし、やるべきことがたくさんあり、危機に瀕しているとき、私にとって休むのは難しいです。 ただし、そうは言っても、この事件が解決し、キラが捕まった後は、必ずしばらく休むつもりです。 君と私はついに、より充実した時間を一緒に過ごすことができます。 それでも、私はまだ元気いっぱいで、彼を捕まえるという強い決意を持っています。 ご心配はありがたいですが、キラが捕まるまでは休みませんのでご安心ください。」
「わかりました。 そして、私は世界の指導者たちに、キラに屈しないことがどれほど重要かを言い続けます。なぜなら、まー みんなはその理由を知っているが。」 L は (名前) への愛を寝不足の顔にそっと照らします。 ボサボサの髪と味気ない服装のせいで見過ごされがちな彼の容姿…しかし、時間をかけて彼をよく観察した人は誰でも、微妙な意味でハンサムな男だと気づきます…暗闇の 部屋の中で燃え上がるろうそくのように、夜空に輝く星のように。
「ありがとう、(名前)。 世界はキラに立ち向かい、キラが私たちに課そうとしている圧政や不正義と戦う、あなたのような人を必要としています。 彼が築こうとしている「新世界」は恐怖と脅迫によって支配された世界であり、彼のビジョンに反対し、彼を裁くことができるかどうかは私たち全員にかかっています。 私たち全員が団結して彼の悪と戦えば、それができると心から信じています。」
(名前) は、穏やかで、優しい声でこう言いました。「こちらこそ、ありがとう。私もLについて全く同じことが言えます。 Lならこの事件を解決できる、それを信じています。 それまでの間、私はタスクフォース本部に戻り、今日行った調査をもう一度確認します。 おやすみ、また明日会いに来るね。」
「おやすみなさい(名前)。 またお会いできるのを楽しみにしている。 どうぞご自愛ください。 キラは非常に危険な犯罪者であり、すでに多くの人を殺していることを忘れずに。 気をつけてください、そして私に何か必要なことがあれば遠慮せずに連絡してね。」
「そうします。」 (名前) は、L が息を呑むような誠実で美しい笑顔で言いました。
*カバーはPixivで作られました
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hmdreambox · 2 years
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ジiパンiグ夢小説「星海燃ゆ(上)」を更新しました。
更新ついでに、うちの子の草加静代ちゃんのプロフィール(正史版)を作成しました🙂
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支部では、静代と原作キャラクターの関係(正史版)も簡潔にまとめました。
これをベースにして火の鳥大地+ジパ二次創作小説「静かなる海へ」のプロットを作成していきたい。
イメージボードは何人かの方にお願いして描いて頂きました🙂
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いろんな方に有償依頼にて静代のイラストをお願いしました🙂
私は小説一本で二次創作をしている身なので、自分のキャラクターを絵として形にする事ができません。なので絵として形にしてくれる事に感謝しかありません。
別のツールでの宣伝もしやすくなるのも有り難いです。有償絵をきっかけにうちの子の名前を覚えてもらえたりするので🙏
夢小説はジャンルによっては嫌煙されがちなので、一人でも覚えて頂けるのはめちゃくちゃ有難いです。
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昨年末〜今年の初めに考えた「静かなる海へ」のプロとタイプ。一年かけてプロットを作りました。長ったような短ったような……😂💦
改めて見返すと右も左も分からない状態で書きはじめたんだなぁと。
この作品をきっかけに物理学のみならず、科学全般が好きになりました。
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夢創作オンリーイベント「二人ひとつの恋路録 Ver.3」に参加させて頂きます🙏✨
前回と同じく火iのi鳥夢の他にジiパ夢を予定しております🙇‍♂
よろしくお願いいたします🙇‍♀
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idvimgsave · 2 months
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memo-formicam · 2 years
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優しさ
 waveboxでのエール、ありがとうございます〜!!!めちゃくちゃ励まされてます……ありがたい……
 それとは無関係のお話ですが、どんな感情も結局は個人個人の物差しに基づくものだなあ、と言う今更のような考えと、リアルイベントで展開された世にも恐ろしい公式に脳震盪を起こして作品を書き上げました。前回の日記で書いている途中だと言っていたものを全部消して書きましたよ……なんてこった……一番恐ろしいのは公式が見せてくる現実、幻覚じゃなかったんだね
 と言うわけで更新したのはFGOの夢小説です。一ちゃん!
>優しくできない(斎藤一)
だいぶ前に書いた、『水と油』の続きのようなもので、仲が悪いところからどうにかくっついた??ような関係の二人です。マスターに優しく接する斎藤一に虚しさを覚える主人公。二人の関係の進展と、優しくできない理由に至るまでの話。裸の表現があるので一応R18です。
 次回はログの収納〜今度はさらに文字数を伸ばしたいな……!頑張ります
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natsucrow820 · 8 months
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仇夢に生きる拾遺 狩人たち
 爆ぜるように踏み込み、跳び上がる。そのすぐ下を細長い顎が地面を抉っていった。動揺はない。そうなるように誘導し、物の見事に正しく動いてくれただけ。半身を翻し、正対する。
 随分と機嫌が悪そうだ。と言って、その顔は殆どが黒く塗りつぶされているかのようだからあくまで予想でしかないが。
 禍者(まがもの)。
 人を、人のみを襲い、仇成す黒き化け物共。永くこの島国、葦宮(あしみや)を脅かし人に恐れ疎まれる存在。
 そして、我々にとっての金のなる木。
 頭を振る禍者は、今回は山犬の姿をしている。連中は決まった形を持たない。だが、人の理解が及ぶ生き物の形を必ずとって現れる。たまに下手くそな――脚や頭の数を間違えるような――奴もいるが、今回のに限って言えば、外側はそれなりに上手く取り繕っている。少なくともその輪郭は山犬そのものである。地面を抉った際に口に入ったのであろう土塊を吐き出し、体勢を低くする。来るか。刀を握る右手に力が籠もる。視線は禍者に向けたまま、頭は忙しなく思考する。身体に染み込ませた数多の剣の型。今の状況の最適解は何れか。眼前の化け物の蠢きを見ながら選択して、備える。こちらからは動かない。動いたところを、斬り捨てる。
 果たして、その瞬間は程なくして訪れた。
 跳ねるように此方へ突進してくる禍者。大きく開かれた顎から唾液が溢れ、いやに大きな牙が��らりと月光に煌めく。両の足で地面を踏み締める。受け止めるのだ。生半可な体勢では撥ね飛ばされるのは此方である。無論、ただでは受け止めない。間合い。彼我の距離。己の切っ先の届く瞬間を、見極める。
 刹那。
 下げていた切っ先を跳ね上げ、真横へ振るう。開かれた禍者の口腔が切っ先に裂かれる。掛かる突進の圧を逃がしながら真一文字に刀を振り切れば、身体の横を禍者の残骸が転げていった。最後か。否。手の中で刀をくるりと回し、そのまま背後へ深く刺し込む。温い手応え。痙攣と、生温かい液体の感触を味わいながら抜けば、どさりと禍者が倒れる音がした。一体ではなかったらしい。背後にちらりと目をやりながら、血振るいして納刀。
 何とはなしに予感がして、一歩、横にずれる。
「ちっ」
 舌打ち。当然、自分の物ではない。同時にずたぼろになった禍者の死骸が足下に転がってきたが、驚きはなかった。それくらいはやるだろう。奴なら。
「何で避けちまうかなあ」
 至極残念だ、と言わんばかりの非難がましい声色。
「避けなきゃ怒るんだろ?」
「あんなもん避けれねえ奴と手を組む価値はねえよ、くそったれ」
 流れるような罵倒と共に奴は――帯鉄菱(おびがねひし)は目を眇めて凶悪に笑った。
 
 
   ・・・・・
 
 
 滑稽な程に大仰な村長の礼を聞きながら努めてにこやかに禍者退治の報酬を受け取る。感謝の念も、言葉も所詮は報奨金の添え物でしかなく、とどのつまり、相応の金さえ貰えればそれ以外はどうだって構わないのが正直な所である。流石にそんなことを顔に出しはしないが。
 だから隣で至極退屈だという表情をしている菱の脇腹を小突く。残念ながらそうした機微を理解するつもりのない菱については、都度一瞬の取り繕いに期待するしかない。
 折角なのでと村への滞在を勧めてくる村長の言葉をこれまた努めてやんわりと断り、村を後にする。金さえ貰えれば長居は無用だった。
「しけてんな」
「妥当だろう」
 早速ケチを付ける菱にため息。この男はなにかしら文句を吐かないと気が済まないらしい。
「わざわざあんなド田舎までこっちは行ってやってんだ。手間賃くらい色付けろってんだよ」
「わざわざド田舎まで行かないと仕事がない、の間違いだろう。相応の報酬が貰えるだけで十分だ」
「世知辛いねえ……」
 ふん、と鼻を鳴らす菱。
 まあ、菱の嘆く気持ちも正直分からなくはない。
 禍者という化け物蔓延るこの島国においては、逆に人間同士の争いは少ない。あって小競り合い程度。そうなれば俺たちのようなただ腕っ節に自信のあるだけの連中の仕事は、化け物退治くらいしかないのだ。同業者は星の数ほどいる。徒党も組まずに腐れ縁で繋���っているだけの無名の剣士に頼むような人間は、潤沢に退治屋のいる現状では悲しいかな、こちらから見付けてやらなければならないのだ。
「ま、結局は足で探すしかないな」
 だから菱も、嫌な顔はするが明確に否定はしない。なんだかんだでもう、つるみ始めてそれなりの期間になる。現状も、互いのやり方も承知はしているつもりだった。
 
 
   ・・・・・
 
 
「ああ、駄目じゃねえか」
 大仰な菱の悪態に足を止める。
 依頼人捜しに山へ分け入っている最中のことだ。この近くに村がある筈だ、と言う菱の言葉を信じてのことだったが、当の本人がくそったれ、と苦々しげに頭を掻いていた。
「見ろよ、一将(かずまさ)」
 顎がしゃくられる。その先へ視線を向けて、ああ、と思わず嘆息が漏れた。
「この村、守手(もりて)持ちか」
「こんな田舎くんだりにな」
 恐らくは村へと続いているのだろう、森の中に作られた細い道。その両脇に立ち並ぶ木々には幾枚もの札が貼られていた。秘伝の技法によって梳かれた、雨風にも強い特殊な紙の上には複雑な図柄と文字。間違いなく、超常の業を使う呪術師の物だった。
「禍者除けの札に間違いないだろうな。ここまでご苦労なこったなあ」
「呑気言うんじゃねえよ。折角ここまで来たってのに……」
 この小さな島国、葦宮には古くから呪術と呼称される業がある。時に雨を呼び、時に病を退ける、尋常を生きる者には決して成し得ぬ不可思議を成すその業は、呪術師から呪術師へ脈々と受け継がれているという。ただ、そんな謂われに反して存外に呪術師は見かけることは少なくない。剣の流派のように、分派やら何やらで数は増えているらしい――知人の呪術師から聞いた程度だが。
 ともかく、そんな現状だからか、呪術師も禍者狩りに手を出している者が多いのだ。特に、特定の村や町に拠点を置き、用心棒となる者が。守手と呼ばれる彼らは兎角、流れの禍者の狩人にとっては厄介者だ。あらかじめ呪術によって禍者の入らぬように結界を仕込み、有事とあらばお得意の呪術でもって鮮やかに禍者や時にはならず者をも退ける。守手のいる所、流れの狩人などお払い箱も良いところなのだ。
「しかしまあ、流石に食料の調達はいるしなあ。立ち寄るだけ立ち寄ろう」
「げ」
 見るからに嫌そうな顔を作る菱に同じく渋面を作ってみせる。
「てめえは呪術師のいる村に助けて貰って構わねえってのかよ」
「構わんよ、別に」
 癪だと言うだけだろうと言えば、舌打ちをして余所を向いた。図星なのだろう。苛立ちの捌け口程度だ。食料やらが尽きかけているのは事実であるし、それをどうにかするには如何に苦手に思っていようが呪術師のいるであろう村を頼る他ないのだ。禍者除けの札が所狭しと張られた道を進んでいく。
 しかし。
 歩みを進める内。
 違和を、その道に覚えた。
「菱」
「……んだよ」
「気付いているか」
「札が古いってんならとっくに気付いているよ」
 不貞腐れたような色は既に菱の表情にない。素早く周囲を見回し、目を眇める。
「どうにも、呪術師の仕業にしちゃあ、お粗末だ」
 初めは気付かなかった。
 しかし、こうして道を進み、じっくりと貼られた札を見ていけば分かる。特殊な技術で梳かれた筈の紙は黄色く変色し、物によっては裂けたり破れたりもしている。生憎と呪術に詳しくはないが、こんなに薄汚れていては効果なぞ期待出来ないのではなかろうか。菱も同じようなことを思ったのだろう。何があってもいいように、その手は腰の刀に添えられていた。
 その危惧が現実のものとなるのに、時間はそう必要なかった。
 どちらともなく刀を抜き、振るう。
 どちゃり、と足元に禍者の亡骸が転がった。
「おいおい……本当に機能してねえじゃねえかよ」
「守手の手落ち、ではなさそうだな」
 互いに顔を見合わせ、村への道を走る。
 この地に守手の結界は、既にない。
 
 
   ・・・・・
 
 
 守手のいる筈の村は、惨憺たる有様だった。
 村の家屋はどれもが大なり小なり損傷を受けていて、畑の作物は食い荒らされはしていなかったが、無意味に掘り返された跡が幾つもある。禍者は人間以外を喰らわない。ただ、暴れただけの痕跡。夥しく残る獣の足跡の合間に見付けた紙切れを摘み上げる。村を守っていた筈の札の切れっ端だった。
 当然、そこに住まう村人たちが無傷の筈もない。
 比較的まともな家に一所に集められた人々の多数――大人の男たちが筆頭だ――は何処かに傷を負い、酷い者は俺たちが訪った時点で顔色を白くしていた。血を流し過ぎているのだ。
「で、何事だ、この有様は」
 絶望や怯え、恐れに口を噤んでしまった者には目もくれず、恐らくはこの村の長であろう一等歳上の男の前に菱は座った。下手に遠慮をしない質なのはこういう時に有用だ。
「結界はない、守手もいないじゃそりゃあ禍者の良い餌だ。その癖半端に守手の残骸ばかりがありやがる。一体何があった」
「儂らが聞きたいくらいじゃ」
 疲弊のありありと滲んだ顔を隠しもせずに村長は大きな息を吐いた。
「主らの言うように、元々は守手様が此処にはおった。じゃが、何日か前から、姿が見えなくなってしもうた。何もかも置いたままでな」 
「喰われたのか?」
「あの方は禍者には滅法強かった。一度たりとも圧倒されたことはなかった。そんなことはあり得ぬ……と思う」
「なら……成る程ねえ……」
 幾つかのやり取りを終えた後、菱は唐突に立ち上がり、こちらへ向かって目配せした。差し詰め着いて来い、だろうか。菱に従って一旦家を出る。疲れ果てた人々は追いすがりもせず、ただ黙ってこちらに視線を投げるだけだった。
「また妙なことになった村だな」
 家を出て早々素直な感想を放ってみる。守手が元々いたことで、不在の今、却って大きな混乱に繋がっているのだろう。信じていた守りが崩れる恐怖は如何ほどだろうか。そんなことを考えていると、菱はけっ、と顔を顰めてみせた。
「妙なんてもんかよ、糞が」
 視線をそれとなく巡らせて、菱は人々の集まる家から離れる。他人には聞かれたくないらしい。結局、少し���離を置いた木立の中、背を木に預けて菱は気怠げにこちらに視線を寄越した。
「面倒な場所だぜ、此処」
「面倒と来たか」
「呪術師狩りって奴だぜ、ありゃあ」
 やだやだと菱が頭を振る。
「噂にゃ聞いたことあんだろ」
「ああ、某かが全国の呪術師を消して回っているって話だったか」
 知り合いに聞いたことがある。ある日突然、力ある筈の呪術師が忽然と姿を消してしまう。争いの痕跡もなく、ただ姿だけが見えなくなる。同胞もそうやって何人か消えたと、知り合いは語っていたか。あれは禍者の仕業ではない、とも。
「おう。それでな、良いことを教えてやろう」
 木に凭れ、天を仰いで菱は大きなため息を吐く。
「あれはな、お偉いさんがやってんのよ」
「ほう」
「呑気な返事しやがって」
「とは言え、現実味がなくてなあ」
「……まあ、呪術師じゃなけりゃそうなるか」
 苦笑。菱にしては珍しい、微妙な表情だった。
「お前とも長いし、こういうのに直面するのは今後もあるだろうしゲロっちまうけどさ、俺ん家、それなりにやんごとなき家柄って奴でよ。そん中のほんの一握り、まあ俺みたく腕の良い奴よ、そういう奴に話が来る訳」
 その刀の腕でもって、世の呪術師を狩り尽くせ。
「まるで禍者と同じ扱いだな、その言い草は」
「おうよ。理由は知らねえがお偉いさんにとっちゃ一緒らしいぜ。連中は人々を禍者から守ってんのに、ひっでえ話だよなあ」
「お前が家を出た理由か?」
「あ? んなのなくっても出てってたよ。あんな辛気くせえ家、俺の肌にゃあわねえっての。ま、その話にいよいよ阿呆らしくなったってのはあるかもな」
 大欠伸。それから大きく伸びをして、菱は少し姿勢を正す。
「そんでだ。面倒ってのは、お偉いさんは呪術師も、呪術師をありがたがる連中も嫌ってるらしいことだな。そんで、此処の呪術師は狩られたてほやっほやだ」
「……この村が今まさに目を付けられているっていうことか」
「話が早くて良いねえ」
 にんまり、と口の端を吊り上げて菱が嗤う。
「お偉いさんってのは怖えぞ。何でもしちまうんだ。くそったれな手前勝手な理由で、他のもんを滅茶苦茶に出来ちまう。でかい街ならともかく、こんな小っせえ村、どうされたって誰にもばれやしねえ。そんでもって、お誂え向きにこういう、都合の悪い話を知っている跳ねっ返りもいると来た」
 どうすると思う?
 問われるまでもないだろう。菱の話が本当とするのなら、如何な理由とは言え、人の命を狩ることを躊躇わない連中が、この村の近くにいるとすれば。
 思わず、ため息が漏れた。そのくらい、許してくれても良いだろう。
「……このまま山に消えるかなあ」
「次善だな」
「最善は?」
「俺を切り捨ててお前だけとんずら」
「それをさせる玉か? お前が?」
 腐れ縁なのだ、最早。この手練れの問題児と相対することと、幾許かの秘密の共有。どちらが己に有益かなど、火を見るより明らかだというのに。呆れて呟けば、菱はげらげらと笑った。
「そうしたら一生お前に付き纏ってやるよ」
「その方が余程が面倒だな。お前の言う次善が俺には最善だ。そういう判断が出来なきゃ怒るだろう、お前さんは」
「当たり前だ、くそったれ」
 心底愉快そうに笑う菱に肩を竦めて、村とは逆方向の鬱蒼と茂る森の中に足を向ける。
 当面は、まともな寝食は期待出来ないだろう。
 それでもまあ、生き抜くことくらいは出来る筈だ。
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