Tumgik
#数奇な運命を背負った雑誌編集長
yanarchy072 · 6 years
Photo
Tumblr media
・ 素敵なダイナマイトスキャンダル観た。 オモロかった! 観て良かった! ほとんど笑って最後ちょっぴり泣いた。 ・ 母親がダイナマイトで心中したっていうのは他人には衝撃だけど、本人にしてはそれが真実なのだから普通だったのかな〜?ってね。 とりあえず、怪我して曇っている人が沢山いたなあ〜w ・ ところで、あっちゃんがなかなかいい! 落合モトキって味あるよね〜。 しれ〜っと毎熊克哉出てた。 菊地成孔の“荒木さん”「芸術だから。」はサイコーだった! ・ #素敵なダイナマイトスキャンダル #dynamitegraffiti #末井昭 #akirasuei #冨永昌敬 #masanoritominaga #荒木経惟 #nobuyoshiaraki #ウイークエンドスーパー #写真時代 ・ #柄本佑 #tasukuemoto #前田敦子 #atsukomaeda #三浦透子 #tokomiura #峯田和伸 #kazunobumineta #松重豊 #yutakamatsushige #村上淳 #junmurakami #尾野真千子 #machikoono #菊地成孔 #naruyoshikikuchi ・ #数奇な運命を背負った雑誌編集長 #笑いと狂乱 #青春グラフィティ ・ #日本映画 #japanesefilm #映画 #movie #film #ビバムビ (テアトル新宿)
0 notes
2ttf · 12 years
Text
iFontMaker - Supported Glyphs
Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵��貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒��叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
5 notes · View notes
Photo
Tumblr media
福島事務局の大塚真理さん、大いに語る。
東北ユースオーケストラ結成のきっかけは、スイスの世界的に高名な音楽祭、ルツェルン・フェスティバルから東日本大震災のための復興イベントを行いたいとの相談を受けたことからはじまります。
大震災直後から被災三県の学校の楽器を点検、修理し、音楽活動を支援してきた「こどもの音楽再生基金」では、発起人である坂本龍一さんから「子供たちによるオーケストラができないか」というアイデアが出ていました。
2013年のルツェルン主催の宮城県松島での音楽イベントに「東北ユースオーケストラ」という混成オーケストラを編成して指揮者グスターボ・ドゥダメルさんや坂本龍一さんと共演する機会があれば、日本のみならず世界に復興途上の現地の子供たちの姿が発信されるのではないか。
この大きな構想を受け止めてくださったのが、当時福島市のテレビ局、福島テレビが運営されているFTVジュニアオーケストラで事務局を担当されていた大塚真理さんでした。大塚さん無しには、「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 松島2013」で「東北ユースオーケストラ」が生まれることはあり得なかったでしょう。そういう意味でも、大塚真理さんはTYOの母であります。
Tumblr media
以来、2015年の団員募集ではチラシを抱えて地元を駆け回ることから、合宿での急病人の対応から、福島市での毎月の合同練習会で団員が出したゴミの後始末から、何から何まで気の効くサポートを受け続けて来ています。時に原発事故の話題になると、国や東電の対応や深刻な影響について声を荒げて話されることがあり、折に触れお話を伺ってきました。しかし、これまで一度もいわゆる「インタビュー」をしたことがなかったと気づきました。そこで、今年も311が近づく2月の1泊2日の合同練習会で二日に渡ってお話を聞いてみたのです。
ー 今日はあらためてお話を伺いたいと思います。まずは福島テレビ(FTV)に入社された頃の話からでいいですか?
FTVには1977年、昭和52年に入社しました。最初は営業管理部で、スポットデスクに配属されました。
(注:「スポットデスク」とは番組と番組の間に入るスポットCMの管理を行うセクションです)
その後は、制作部でサブディレクターになりました。県庁担当で「市政たより」やお母さんのための幼児教育番組「小さな世界」などの制作をしていました。弁当やお花の手配ばかりしていたので、自分のことを「弁当ディレクター」と言っていました。
鼓笛隊パレードとか、当時はジュニアオケの番組もありました。毎年土曜日午後の1時間半番組でスポンサーもついていたんです。昔は自社制作番組が結構ありました。
ー 今では地方局は東京のキー局の番組ばかりになってますからね。福島テレビは当時からフジテレビのネットワーク局だったんですか?
その頃はフジテレビとTBSの2局のネット局だったんです。最強だったですよ。ドリフターズの「8時だよ、全員集合」も「花王名人劇場」も「ザ・ベストテン」も「夜のヒットスタジオ」も金八先生のドラマも「なるほど!ザ・ワールド」も同じ局で放送していたんですよ。
ー それはすごい!わたしが子供の頃に見ていた番組ばかりです。きっと仕事も面白くてしょうがなかったでしょうね。
はい、楽しかったですから結局結婚まで10年勤めました。当時の福島だと30過ぎると結婚が遅いほうなので周りに心配されました(笑)
ー ということは今や珍しい寿退社ですね。一旦お辞めになってからまた復職されたのですね。
わたしの主人が亡くなった時に戻ってこないかと声をかけてもらいました。15年ほど前、いまとにかく困っているから事務を手伝ってくれと言われたんです。
ー 困った時には大塚さんですね(笑)
平成15年、2003年に福島テレビの事業部一年間、契約社員で働きました。そうしたら翌年の2004年からFTVジュニアオーケストラの事務局をやってくれとなりました。その頃には福島テレビの女性社員はほとんどいなくなってたんです。
ー オーケストラとは昔からつながりがあったんですか?
制作部時代、ジュニアオケの番組収録の時にタイムキーパーとして何度か手手伝ったくらいでした。だから頼むれた時も「え、オーケストラ? 音楽は知りませんよ、でも事務はできますよ、予算管理ならできますよ」と言いました。
社内の人たちはよく知ってるし、社内交渉はできる。それに営業と制作で鍛えられたので、段取りはよくわかっている。人生何事も経験で無駄なことは無いとつくづく思います。若い頃の経験が役立ちました。
ー それは大塚さん、適任ですね。でもオーケストラの運営には専門知識も必要ですよね。どうされたんですか?
そもそもトランペットとトロンボーンの違いもわからないくらいだったんです。だから必死で本を読みました。「音楽の友」など音楽雑誌を毎月読んで、フルトヴェングラー、カラヤン、ウイーンフィルなどについての本を気の向くままに読みました。特にNHK交響楽団のオーボエ奏者茂木大輔さんの本は役立ったと思います。
指導していただく先生方の話もチンプンカンプンだったので、楽譜を読めるようにドイツ語とイタリア語の対照表も自分でつくりました。「やさしいクラシック」のような入門向けのCDも片っ端から聴きましたね。
— オーケストラの運営となると、この世界ならではの業務もありますよね。
まずは一所懸命に楽譜の整理をしました。もうそれはそれは楽譜がバラバラだったんです。東京から指導に来ていただいていたパーカッションの先生、大塚敬子先生に教えていただいて、パートごとの並べ方や番号の方を教わったり、それはとても助かりました。
3年やってようやく慣れたかな。予算のこと、楽器のこと、テクニカルタームもわかるようになってきました。だんだん実務が楽しくなってきて、自分から企画が出せるようになってきたんです。
— 大塚さんにとってジュニアオケでの転機となるようなことはありましたか?
6、7年目かな。福島県文化センターでクリスマスコンサートとして竹内ひとみバレエ団とチャイコフスキーの「くるみ割り人形」の全幕をやりました。この企画を出した時は、子供たちがオーケストラピットに入って演奏するから脇役になると、先生方は反対でした。でも子供たちはやりたいと言うんです。だから押し切った(笑)。前半と後半に分けて負担を減らすようにしてね。
Tumblr media
— 一番思い出深いコンサートとなると、どうですか?
ベートーヴェンの第九ですね。わたしがFTVジュニアオーケストラの事務局を辞める年、2013年12月30日でした。会場が福島県文化センターという県の公共施設ですから、年末は通常28日で仕事納めなんです。それを「開けてください」とお願いして、ホールの歴史で初めてのことでした。 この時も大人は反対でした。「忙しいから駄目だへ、無理だべ」とさんざん言われました。でも、子供たちに聞くと「やってみたい」と言うんです。実際やれるんです。子供は「やるよ」と言ったら、やるんです。大人が決めてはいけないんです。
このことは、子どもたちに教えられたことです。子供たちってすごいんですよ。わたしは若い人たちにパワーをもらって生きてきた、助けられて生きてきたんです。大震災から2年経って、福島の復興への想いもありました。
わたしはジュニアオケの仕事も10年で辞めるからと言っていました。わたしの子供も大学を卒業するし、60歳から先は自由に生きるのだと決めていた。だから「歓喜の歌」である、第九をやって締めくくりたいと思ったんです。第九の合唱団も公募で大変だろうと言われたけど、好きなことだから頑張れるんです。そしてサポートしてくれる、先生や周りの人に恵まれていました。
おかげさまで演奏会は大成功となりました。
Tumblr media
— いつも団員インタビューで聞いている質問です。311の時、どこで何をしていましたか?
福島テレビの旧館5階の事務局に一人でいました。いつも2時40分が仕事のひと区切りがつく時間だったんです。だからその日もコーヒーを淹れようと立ち上がったら、携帯の地震警報が鳴りました。もう激しく揺れだしてびっくりしました。逃げようと廊下を走ったけど思うように前に進めないんです。すると壁が部分的に崩れてきた。譜面台は一斉にバタバタと音を立てて倒れ、階段を降りることもできず、エレベーターの角の柱につかまっていました。すると、わたしの背後でコピー機が左へ右へと走ったんです。もうびっくりして、あの時はこのまま一人で死ぬんだと思いましたね。
2回目のほうが揺れが大きくて、長く感じました。そうこうしていると、4階の秘書室の部長が上がってきた。バタンバタン大きな音を立てて動いていた防火扉を止めるためにです。
それで揺れもおさまって3階の事業部に戻ったところ、危ないので外に出ろと言われた。外に出たら、こんどは雷と吹雪になりました。 報道と制作が入っていた新館は、それほどの被害は無かったのですが、旧館が酷かった。あらゆるガラス、窓ガラスがほとんど割れたから、そのあとずーっとベニヤ板で覆うような状態が続きました。よく怪我人が一人も出なかった、奇跡に近いと言われましたね。もう壁もひび割れて「メロンハウスだね」と言って笑うしかなかった。
— 外にしばらくいたのですか?
いったん家に帰れと言われました。家族の安否を確認するために連絡を取りました。そしていったん5階の事務局に戻ったら、テレビもファックスも吹っ飛んでいましたね。ようやく鞄と靴を探して、コートを持って車に乗りました。車内のラジオで津波が発生と聞きました。被害が出てると言うけども、よくわからなかったです。車を運転しても、信号が止まっているので、渋滞はしてなかったけど、道路を渡ることすら思うままにできなくて、交差する車同士で「ごめんなさい」と道を譲ってもらったり譲ったりで、踏切の無い道を選んで車を走らせました。 水道管が破裂したところは、もう道路がわからない状態で、運転しながら足が震えました。もう自分の家が無いのではと思いながら、運転するのに必死でした。道路が陥没して軽自動車が落ちてる脇を通って抜けた時の恐怖。あの時のことを思うといまだに怖いです。 おかげさまで家はあったし、屋根も損傷受けずでしたが、電気ガス水道が止まりました。
— ご家族はみなさんご無事だったのですか?
当時23才だった上の娘が勤めていた銀行がたまたま仕事休みで、いつもはぼーっとしてる娘がセブンイレブンに買いに走ったけど、ほとんど何も無かったと報告してくれました。 78才の父は犬が飛び出さないよう抱えて、いったん家を出たそうです。 80才の母は玄関で動けないでいた。あまりにびっくりして、記憶が無いと言っていますね。もう、ぼーっとしてるしか無かったと。 家族と家は大丈夫だと実際に安否確認でき、会社に報告したらしばらく出社しなくていいと言われました。ちょうど金曜日だったので、それからしばらく家にいましたね。
— 津波のことは後から知ったのですか?
ラジオだけの情報でした。だから津波の悲惨な状況を聞いても想像できなかったですね。電気が戻ってから、テレビの映像で津波を見てショックを受けました。まるで映画のワンシーン。こんなことが起きるんだと思いましたね。家族でみんな生きているに感謝しました。
— 避難所には行かれました?
結局、避難所には一度も行かずでした。2000年問題の時に電気が止まると言われていたので、ストーブがあって、灯油もあったので寒さはしのげました。あと近所の飲めない井戸から水をもらって、ストーブでお湯を沸かして湯たんぽをつくり、その水を利用してトイレも使えました。 近所の井戸水で飲める水があるとの情報を聞きつけ、ガソリンあるうちは車を走らせてもらっていました。 やはり困ったのは水、電気でした。夜は庭の太陽光で発電する照明を家に持ち込んだり、ロウソクの生活が続きました。テレビも見れなかった。 ガスが最初に復帰して、1週間もかからなかったですね。水道は1週間かかりました。そしてうちは電気が一番最後に復旧しました。道路の反対側まで電気が来てるのに、あともう少しなのにとせつない思いになりましたね。街の中は電気ガス水道ともに全然大丈夫だったんですが。
— 原発の事故はいつ知られましたか?
大震災の週明け火曜日に会社に行って、はじめて原発がたいへんなことになっていると知りました。それまで、そんな重大なことと思わなかったです。家に帰って「どこに逃げようか、どっち方向だろう、貴重品を持ち出せるように、いつでも避難できるようにしよう」としましたね。 水をもらうために外で2時間とか平気で並んでました。原発が深刻だと思わなかった。学校行ってないから子供が外で並んでたんですよ。もうちょっと教えてくれたらと今になって思いますね。もっと広報の仕方とか方法が無かったのかと。確かにそれどころでは無かったかもとは思います。誰も経験したことの無いことだったから。福島は災害が無かったから、災害の無い県と思い込んでましたね。それに「原発は安全だ」と思い込んでいました。地震はともかく、津波の恐ろしさ。あの津波さえなければと思いますね。
— 福島市から逃げようとはされなかった?
逃げて行っても、生活の場が無いですしね。できるだけ外には出ない、窓は締める。ガソリンがあるうちは車で移動。必要以外は外に出ないとしました。 それでもしばらく余震が続きました。地震警報におびえる生活が続きました。家の中でも寝る時もジャージで、一階の和室で生活をしすぐに外に出られるようにしていました。 いつから普通の生活に戻ったんだろう。記憶はあいまいになっていくものですね。
— これもいつも団員インタビューで聞いている質問なのですが、311で変わったことは何ですか?
日々何事も無く過ごしている有り難さを感じるようになりましたね。電気ガス水道の有り難さ。そして、なにごとにも感謝です。
平凡が一番、普通が一番。
なにごとにも「ありがとう」感謝の気持ちを持てるようになり���気持ちが穏やかになったと思います。
それから、普段からの災害への備えをするようになりました。それでも、またあったらうろたえるのだろうなとも思いますけど。
— FTVジュニアオーケストラの団員の子供たちに変化はありましたか?
ジュニアの子どもたちのうち、自主避難でいなくなった子が3人いました。逆に浪江町から避難してきた子が一人入団しました。福島テレビの社員でも小さなお子さんのいる方は3人は辞めました。
福島県でも飯館村とか、伊達市とか、思わぬところで放射線の線量が高いです。出て行った若い人は戻らないでしょうね。もう年寄りばかりです。避難した地域は生活ができないですから。店や病院もありません。
— 今の福島についてどのように思われていますか?
福島県に中高一貫校を新設するとか言っていますが、世間の目を欺くためではないかと思ってしまいますね。政府などへの不信感もあります。東京にオリピックを呼ぶために安倍総理がいくら「原発事故はコントロールできている」とプレゼンしても、「嘘つけ!」と思ってしまいました。
除染したと言っても限界があると思います。イノシシ、豚とか、山の中を動き回って、汚染された餌を食べている訳ですから。
— つい最近、除染が来たとおっしゃっていましたね。
ようやく去年の暮れに家の近所の側溝の除染に来ました。いまだに除染土が家の庭にありますよ。大きい袋ですからね、目に入ると気が重いです。なかなか持って行ってくれないんですよ。
Tumblr media
(大塚さんご自宅の庭に置かれたままの除染土の写真です)
Tumblr media
線量が高いところからはじめて、一年くらい後にうちの家に来て、「今ごろやっても無意味なんじゃない」と、みんなそう言ってますよ。気休めのような気がする。
— 実際のところはどうなんでしょうね。
噂では癌患者が増えてると聞きますが、あまり表には出て来ないですね。最近の国の「不正統計問題」を見ても、情報に対する信頼度が落ちてると思います。都合がいいことだけ発表して、情報統制しているのではと思ってしまいますね。
沖縄の人に「福島の人はおとなしいね」と言われました。沖縄なら毎日デモだよって(笑)
— 政府や国の行政にこれだけはお願いしたいということはありますか?
本当のことをしっかり発表して欲しい。今、現在どうなってるかを知りたい。福島の街にいくら線量計があっても気休めなんだと思うんですね。
それにこれだけの事故を起こしながら、原発を、海外に売ろうとしたでしょ。いったい福島のことをどう思ってるのかと。
国ってなにを考えているのかなと悲しくなります。
ヒロシマ、ナガサキ、唯一の被爆国ですよ。
今の日本が悲しいですね。
— そんな状況の中で東北ユースオーケストラの活動はあります。どのようにお考えですか?
主役は子どもたちのことだから、大人は政治的なことを押し付けはいけないと思いますね。
でも代表・監督の坂本龍一さんは、はっきりものをおっしゃいます。偉い。勇気があると思います。影響力のある人が発信することが大事なんです。
坂本さん、凄いなって、いつも尊敬してます。
— 震災のあともFTVジュニアオーケストラの活動が続いてきたからこそ東北ユースオーケストラが生まれましたね。
震災の後、ジュニアオケは活動をやめたらどうかという話になりました。でも子どもたちはやりたい。しかし、毎週練習に使っていた福島テレビの旧館の社屋は、使えない。2011年の5月の連休明けからしばらくして練習を再開しました。もうあちこち転々と1週間ごとに楽器を運んで練習を続けました。時には関連会社の会議室で練習しました。そして、7月に定期演奏会ができたんです。よくできましたね。子どもたちが絶対やりたいて言うからね。親御さんのサポートもありました。おかげさまで福島市音楽堂が再開してすぐのコンサートを開くことができました。
— 2013年のルツェルン音楽祭の復興イベントから東北ユースオーケストラは始まりました。その立役者が大塚さんだったわけですが。
2013年のルツェルンのイベントは、無我夢中でした。自分でもよくできたと思う。子供たちのために今やらなきゃというエネルギーですね。何かをやっていたほうが、自分も楽な時期でした。止まっちゃうと駄目なんです。
わたしとしては、機会があれば子どもたちをどこかに福島の外に連れて行きたかった。そして、世界に眼を向けさせる。いろんな人を知る。ルツェルンの復興イベントは、そんな絶好の機会だと思ったんです。
しかし、FTVジュニアの先生方からも反対されました。子供たちの負担になると言うんです。大人はいつも安全パイを選んでしまう。こんな、世界とつながれる機会はないですよ。行ける子どもだけでもと、FTVジュニア以外にも近隣の高校の吹奏楽部などにも声をかけました。
ドゥダメルや坂本龍一という世界に通じる人と、松島の特別な場所で、いい経験が積めたと思いますね。
子供たちが坂本さんにサインをもらってうれしそうに笑っているのを見て、うれしかったです。
— そのルツェルン音楽祭で好評だったため、東北ユースオーケストラは一般社団法人化しました。
組織がしっかりすることはいいことです。続いていくことは、有難いことだと思ったし、何より親御さんからの信用、社会的信用が生まれます。
最初はゼロから募集をかけて人数を集めるとなった時に、集まるか不安でした。140通を超える応募の数には正直びっくりしました。
— かれこれ組織としては、東北ユースオーケストラは5年が経ちましたね。感慨深いです。
何しろ最初の夏合宿が沖縄県の宮古島だったでしょ。行動力がすごい。いろんなことを1つづつ叶えていく、その実行力には頭が下がります。最初は運営も危なっかしくってね、どうなることかと思いました。ただ夢中で子どもが演奏だけに集中できる環境をつくろうとしていました。もう大丈夫ですよ(笑)
— 最後に、これもいつも団員インタビューで聞いている質問です。今後、東北ユースオーケストラでどんな活動をしたいですか?
卒団した子どもが練習や演奏会にやってくるじゃないですか。そういう場があることが素晴らしいと思いますね。だから長く続けて欲しい。
海外公演も実現して欲しいです。よちよち歩きから始まった東北ユースオーケストラが、ルツェルン音楽祭で凱旋公演できるといいですね。あの2013年の松島のルツェルンのイベントの時のオーケストラがこんなに立派になって、と言われたら最高じゃないですか。
いち早く多額の支援をしてくれた、親日家の多い台湾公演もできたらいいですね。
東京オリンピック・パラリンピックでは何かしないんですか?
Tumblr media
このインタビューを行なったのが先月の1泊2日の合同練習会だったもので、土曜日の練習を終え、JA共済さんにご手配いただいた宿泊組の宿へと向かうバスを見送る団員、大塚さん、そして同じく福島事務局で団員の演奏指導もお願いしている竹田学さんです。
あらためて大塚真理さんのお話を伺って考えさせられたのは、強い使命感と子供たちへの無償の愛です。通奏低音として「大人は子供のことを、子供の可能性をわからないのだ」という姿勢があって、だから大塚さんの子供へのまなざしには上から目線が微塵もありません。とてもふらっとです。だから子供たちも大塚さんのスタンスを動物的に嗅ぎ取って自然と寄って来るんだと思うのです。
「大人の都合で子供のことを考えるなよ」は、肝に命じたいフォームです。とと同時に「子供も大人の事情を考えろよな」と言いたくなってしまうのは、大人気ないことなのでしょう。反省反省。
実際にお聞きした内容にはとても刺激的なことも含まれていて、本当はノーカット無編集で「大塚さん大いに語る」を掲載したかったのですが、それはそれで品位に悖るよ���な気がしまして、細かな配慮ができたかどうかは別として編集をいたしました。
311から8年です。大震災は続いています。そのことを知って欲しいと思います。それが東北ユースオーケストラの存在意義の一つであるからです。
引き続き東北ユースオーケストラへのご支援をお願いいたします。
3 notes · View notes
groyanderson · 3 years
Text
☆プロトタイプ版☆ ひとみに映る影シーズン2 第七話「復活、ワヤン不動」
☆プロトタイプ版☆ こちらは電子書籍「ひとみに映る影 シーズン2」の 無料プロトタイプ版となります。 誤字脱字等修正前のデータになりますので、あしからずご了承下さい。
☆ここから買おう☆
(シーズン2あらすじ) 私はファッションモデルの紅一美。 旅番組ロケで訪れた島は怪物だらけ!? 霊能者達の除霊コンペとバッティングしちゃった! 実は私も霊感あるけど、知られたくないなあ…… なんて言っている場合じゃない。 諸悪の根源は恩師の仇、金剛有明団だったんだ! 憤怒の化身ワヤン不動が、今度はリゾートで炸裂する!!
pixiv版 (※内容は一緒です。)
དང་པོ་
 ニライカナイから帰還した私達はその後、魔耶さんに呼ばれて食堂へ向かう。食堂内では五寸釘愚連隊と生き残った河童信者が集合していた。更に最奥のテーブルには、全身ボッコボコにされたスーツ姿の男。バリカンか何かで雑に剃り上げられた頭頂部を両手で抑えながら、傍らでふんぞり返る禍耶さんに怯えて震えている。 「えーと……お名前、誰さんでしたっけ」  この人は確か、河童の家をリムジンに案内していたアトム社員だ。特徴的な名前だった気はするんだけど、思い出せない。 「あっ……あっ……」 「名乗れ!」 「はひいぃぃ! アトムツアー営業部の五間擦平雄(ごますり ひらお)と申します!」  禍耶さんに凄まれ、五間擦氏は半泣きで名乗った。少なくともモノホンかチョットの方なんだろう。すると河童信者の中で一番上等そうなバッジを付けた男が席を立ち、机に手をついて私達に深々と頭を下げた。 「紅さん、志多田さん。先程は家のアホ大師が大っっっ変ご迷惑をおかけ致しました! この落とし前は我々河童の家が後日必ず付けさせて頂きます!」 「い、いえそんな……って、その声まさか、昨年のお笑いオリンピックで金メダルを総ナメしたマスク・ド・あんこう鍋さんじゃないですか! お久しぶりですね!?」  さすがお笑い界のトップ組織、河童の家だ。ていうか仕事で何度か会ったことあるのに素顔初めて見た。 「あお久しぶりっす! ただこちらの謝罪の前に、お二人に話さなきゃいけない事があるんです。ほら説明しろボケナスがッ!!」  あんこう鍋さんが五間擦氏の椅子を蹴飛ばす。 「ぎゃひぃ! ごご、ご説明さひぇて頂きますぅぅぅ!!」  五間擦氏は観念して、千里が島とこの除霊コンペに関する驚愕の事実を私達に洗いざらい暴露した。その全貌はこうだ。  千里が島では散減に縁を奪われた人間が死ぬと、『金剛の楽園』と呼ばれる何処かに飛び去ってしまうと言い伝えられている。そうなれば千里が島には人間が生きていくために必要な魂の素が枯渇し、乳幼児の生存率が激減してしまうんだ。そのため島民達は縁切り神社を建て、島外の人々を呼びこみ縁を奪って生き延びてきたのだという。  アトムグループが最初に派遣した建設会社社員も伝説に違わず祟られ、全滅。その後も幾つかの建設会社が犠牲になり、ようやく事態を重く受け止めたアトムが再開発中断を検討し始めた頃。アトムツアー社屋に幽霊が現れるという噂が囁かれ始めた。その霊は『日本で名のある霊能者達の縁を散減に献上すれば千里が島を安全に開発させてやろう』と宣うらしい。そんな奇妙な話に最初は半信半疑だった重役達も、『その霊がグループ重役会議に突如現れアトムツアーの筆頭株主を目の前で肉襦袢に変えた』事で霊の要求を承認。除霊コンペティションを行うと嘘の依頼をして、日本中から霊能者を集めたのだった。  ところが行きの飛行機で、牛久大師は袋の鼠だったにも関わらず中級サイズの散減をあっさり撃墜してしまう。その上業界ではインチキ疑惑すら噂されていた加賀繍へし子の取り巻きに散減をけしかけても、突然謎のレディース暴走族幽霊が現れて返り討ちにされてしまった。度重なる大失態に激怒した幽霊はアトムツアーイケメンライダーズを全員肉襦袢に変えて楽園へ持ち帰ってしまい、メタボ体型のため唯一見逃された五間擦氏はついに牛久大師に命乞いをする。かくして大師は大散減を退治すべく、祠の封印を剥がしたのだった。以上の話が終わると、私は五間擦氏に馬乗りになって彼の残り少ない髪の毛を引っこ抜き始めた。 「それじゃあ、大師は初めから封印を解くつもりじゃなかったんですか?」 「ぎゃあああ! 毛が毛が毛がああぁぁ!!」  あんこう鍋さんは首を横に振る。 「とんでもない。あの人は力がどうとか言うタイプじゃありません。地上波で音波芸やろうとしてNICを追放されたアホですよ? 我々はただの笑いと金が大好きなぼったくりカルトです」 「ほぎゃああぁぁ! 俺の貴重な縁があぁぁ、抜けるウゥゥーーーッ!!」 「そうだったんですね。だから『ただの関係者』って言ってたんだ……」  そういう事だったのか。全ては千里が島、アトムグループ、ひいては金剛有明団までもがグルになって仕掛けた壮大なドッキリ……いや、大量殺人計画だったんだ! 大師も斉二さんもこいつらの手の上で���らされた挙句逝去したとわかった以上、大散減は尚更許してはおけない。  魔耶さんと禍耶さんは食堂のカウンターに登り、ハンマーを掲げる。 「あなた達。ここまでコケにされて、大散減を許せるの? 許せないわよねぇ?」 「ここにいる全員で謀反を起こしてやるわ。そこの祝女と影法師使いも協力しなさい」  禍耶さんが私達を見る。玲蘭ちゃんは数珠を持ち上げ、神人に変身した。 「全員で魔物(マジムン)退治とか……マジウケる。てか、絶対行くし」 「その肉襦袢野郎とは個人的な因縁もあるんです。是非一緒に滅ぼさせて下さい!」 「私も! さ、さすがに戦うのは無理だけど……でもでも、出来ることはいっぱい手伝うよ!」  佳奈さんもやる気満々のようだ。 「決まりね! そうしたら……」 「その作戦、私達も参加させて頂けませんか?」  食堂入口から突然割り込む声。そこに立っていたのは…… 「斉一さん!」「狸おじさん!」  死の淵から復活した後女津親子だ! 斉一さんは傷だらけで万狸ちゃんに肩を借りながらも、極彩色の細かい糸を纏い力強く微笑んでいる。入口近くの席に座り、経緯を語りだした。 「遅くなって申し訳ない。魂の三分の一が奪われたので、万狸に体を任せて、斉三と共にこの地に住まう魂を幾つか分けて貰っていました」  すると斉一さんの肩に斉三さんも現れる。 「診療所も結界を張り終え、とりあえず負傷者の安全は確保した。それと、島の魂達から一つ興味深い情報を得ました」 「聞かせて、狸ちゃん」  魔耶さんが促す。 「御戌神に関する、正しい歴史についてです」  時は遡り江戸時代。そもそも江戸幕府征服を目論んだ物の怪とは、他ならぬ金剛有明団の事だった。生まれた直後に悪霊を埋め込まれた徳松は、ゆくゆくは金剛の意のままに動く将軍に成長するよう運命付けられていたんだ。しかし将軍の息子であった彼は神職者に早急に保護され、七五三の儀式が行われる。そこから先の歴史は青木さんが説明してくれた通り。けど、この話には続きがあるらしい。 「大散減の祠などに、星型に似たシンボルを見ませんでしたか? あれは大散減の膨大な力の一部を取り込み霊能力を得るための、給電装置みたいな物です。もちろんその力を得た者は縁が失せて怪物になるのですが、当時の愚か者共はそうとは知らず、大散減を『徳川の埋蔵金』と称し挙って島に移住しました」  私達したたびが探していた徳川埋蔵金とはなんと、金剛の膨大な霊力と衆生の縁の塊、大散減の事だったんだ。ただ勿論、霊能者を志し島に近付いた者達はまんまと金剛に魂を奪われた。そこで彼らの遺族は風前の灯火だった御戌神に星型の霊符を貼り、自分達の代わりに島外の人間から縁を狩る猟犬に仕立て上げたんだ。こうして御戌神社ができ、御戌神は地中で飢え続ける大散減の手足となってせっせと人の縁を奪い続けているのだという。 「千里が島の民は元々霊能者やそれを志した者の子孫です。多少なりとも力を持つ者は多く、彼らは代々『御戌神の器』を選出し、『人工転生』を行ってきました」  斉一さんが若干小声で言う。人工転生。まだ魂が未発達の赤子に、ある特定の幽霊やそれに纏わる因子を宛てがって純度の高い『生まれ変わり』を作る事。つまり金剛が徳松に行おうとしたのと同じ所業だ。 「じゃあ、今もこの島のどこかに御戌様の生まれ変わりがいるんですか?」  佳奈さんは飲み込みが早い。 「ええ。そして御戌神は、私達が大散減に歯向かえば再び襲ってきます。だからこの戦いでは、誰かが対御戌神を引き受け……最悪、殺生しなければなりません」 「殺生……」  生きている人間を、殺す。死者を成仏させるのとは訳が違う話だ。魔耶さんは胸の釘を握りしめた。 「そのワンちゃん、なんて可哀想なの……可哀想すぎる。攻撃なんて、とてもできない」 「魔耶、今更甘えた事言ってんじゃないわよ。いくら生きてるからって、中身は三百年前に死んだバケモノよ! いい加減ラクにしてやるべきだわ」 「でもぉ禍耶、あんまりじゃない! 生まれた時から不幸な運命を課せられて、それでも人々のために戦ったのに。結局愚かな連中の道具にされて、利用され続けているのよ!」 (……!)  道具。その言葉を聞いた途端、私は心臓を握り潰されるような恐怖を覚えた。本来は衆生を救うために手に入れた力を、正反対の悪事に利用されてしまう。そして余所者から邪尊(バケモノ)と呼ばれ、恐れられるようになる……。 ―テロリストですよ。ドマル・イダムという邪尊の力を操ってチベットを支配していた、最悪の独裁宗派です―  自分の言った言葉が心に反響する。御戌神が戦いの中で見せた悲しそうな目と、ニライカナイで見たドマルの絶望的な目が日蝕のように重なる。瞳に映ったあの目は……私自身が前世で経験した地獄の、合わせ鏡だったんだ。 「……魔耶さん、禍耶さん。御戌神は、私が相手をします」 「え!?」 「正気なの!? 殺生なんて私達死者に任せておけばいいのよ! でないとあんた、殺人罪に問われるかもしれないのに……」  圧。 「ッ!?」 ��私は無意識に、前世から受け継がれた眼圧で総長姉妹を萎縮させた。 「……悪魔の心臓は御仏を産み、悪人の遺骨は鎮魂歌を奏でる。悪縁に操られた御戌神も、必ず菩提に転じる事が出来るはずです」  私は御戌神が誰なのか、確証を持っている。本当の『彼』は優しくて、これ以上金剛なんかの為に罪を重ねてはいけない人。たとえ孤独な境遇でも人との縁を大切にする、子犬のようにまっすぐな人なんだ。 「……そう。殺さずに解決するつもりなのね、影法師使いさん。いいわ。あなたに任せます」  魔耶さんがスレッジハンマーの先を私に突きつける。 「失敗したら承知しない。私、絶対に承知しないわよ」  私はそこに拳を当て、無言で頷いた。  こうして話し合いの結果、対大散減戦における役割分担が決定した。五寸釘愚連隊と河童の家、玲蘭ちゃんは神社で大散減本体を引きずり出し叩く。私は御戌神を探し、神社に行かれる前に説得か足止めを試みる。そして後女津家は私達が解読した暗号に沿って星型の大結界を巡り、大散減の力を放出して弱体化を図る事になった。 「志多田さん。宜しければ、お手伝いして頂けませんか?」  斉一さんが立ち上がり、佳奈さんを見る。一方佳奈さんは申し訳なさそうに目を伏せた。 「で……でも、私は……」  すると万狸ちゃんが佳奈さんの前に行く。 「……あのね。私のママね、災害で植物状態になったの。大雨で津波の警報が出て、パパが車で一生懸命高台に移動したんだけど、そこで土砂崩れに遭っちゃって」 「え、そんな……!」 「ね、普通は不幸な事故だと思うよね。でもママの両親、私のおじいちゃんとおばあちゃん……パパの事すっごく責めたんだって。『お前のせいで娘は』『お前が代わりに死ねば良かったのに』みたいに。パパの魂がバラバラに引き裂かれるぐらい、いっぱいいっぱい責めたの」  昨晩斉三さんから聞いた事故の話だ。奥さんを守れなかった上にそんな言葉をかけられた斉一さんの気持ちを想うと、自分まで胸が張り裂けそうだ。けど、奥さんのご両親が取り乱す気持ちもまたわかる。だって奥さんのお腹には、万狸ちゃんもいたのだから……。 「三つに裂けたパパ……斉一さんは、生きる屍みたいにママの為に無我夢中で働いた。斉三さんは病院のママに取り憑いたまま、何年も命を留めてた。それから、斉二さんは……一人だけ狸の里(あの世)に行って、水子になっちゃったママの娘を育て続けた」 「!」 「斉二さんはいつも言ってたの。俺は分裂した魂の、『後悔』の側面だ。天災なんて誰も悪くないのに、目を覚まさない妻を恨んでしまった。妻の両親を憎んでしまった。だからこんなダメな狸親父に万狸が似ないよう、お前をこっちで育てる事にしたんだ。って」  万狸ちゃんが背筋をシャンと伸ばし、顔を上げた。それは勇気に満ちた笑顔だった。 「だから私知ってる。佳奈ちゃんは一美ちゃんを助けようとしただけだし、ぜんぜん悪いだなんて思えない。斉二さんの役割は、完璧に成功してたんだよ」 「万狸ちゃん……」 「あっでもでも、今回は天災じゃなくて人災なんだよね? それなら金剛有明団をコッテンパンパンにしないと! 佳奈ちゃんもいっぱい悲しい思いした被害者でしょ?」  万狸ちゃんは右手を佳奈さんに差し出す。佳奈さんも顔を上げ、その手を強く握った。 「うん。金剛ぜったい許せない! 大散減の埋蔵金、一緒にばら撒いちゃお!」  その時、ホテルロビーのからくり時計から音楽が鳴り始めた。曲は民謡『ザトウムシ』。日没と大散減との対決を告げるファンファーレだ。魔耶さんは裁判官が木槌を振り下ろすように、机にハンマーを叩きつけた! 「行ぃぃくぞおおおぉぉお前らああぁぁぁ!!!」 「「「うおおぉぉーーーっ!!」」」  総員出撃! ザトウムシが鳴り響く逢魔が時の千里が島で今、日本最大の除霊戦争が勃発する!
གཉིས་པ་
 大散減討伐軍は御戌神社へ、後女津親子と佳奈さんはホテルから最寄りの結界である石見沼へと向かった。さて、私も御戌神の居場所には当てがある。御戌神は日蝕の目を持つ獣。それに因んだ地名は『食虫洞』。つまり、行先は新千里が島トンネル方面だ。  薄暗いトンネル内を歩いていると、電灯に照らされた私の影が勝手に絵を描き始めた。空で輝く太陽に向かって無数の虫が冒涜的に母乳を吐く。太陽は穢れに覆われ、光を失った日蝕状態になる。闇の緞帳(どんちょう)に包まれた空は奇妙な星を孕み、大きな獣となって大地に災いをもたらす。すると地平線から血のように赤い月が昇り、星や虫を焼き殺しながら太陽に到達。太陽と重なり合うやいなや、天上天下を焼き尽くすほどの輝きを放つのだった……。  幻のような影絵劇が終わると、私はトンネルを抜けていた。目の前のコンビニは既に電気が消えている。その店舗全体に、腐ったミルクのような色のペンキで星型に線を一本足した記号が描かれている。更に接近すると、デッキブラシを持った白髪の偉丈夫が記号を消そうと悪戦苦闘しているのが見えた。 「あ、紅さん」  私に気がつき振り返った青木さんは、足下のバケツを倒して水をこぼしてしまった。彼は慌ててバケツを立て直す。 「見て下さい。誰がこんな酷い事を? こいつはコトだ」  青木さんはデッキブラシで星型の記号を擦る。でもそれは掠れすらしない。 「ブラシで擦っても? ケッタイな落書きを……っ!?」  指で直接記号に触れようとした青木さんは、直後謎の力に弾き飛ばされた。 「……」  青木さんは何かを思い出したようだ。 「紅さん。そういえば僕も、ケッタイな体験をした事が」  夕日が沈んでいき、島中の店や防災無線からはザトウムシが鳴り続ける。 「犬に吠えられ、夜中に目を覚まして。永遠に飢え続ける犬は、僕のおつむの中で、ひどく悲しい声で鳴く。それならこれは幻聴か? 犬でないなら幽霊かもだ……」  青木さんは私に背を向け、沈む夕日に引き寄せられるように歩きだした。 「早くなんとかせにゃ。犬を助けてあげなきゃ、僕までどうにかなっちまうかもだ。するとどこからか、目ん玉が潰れた双頭の毛虫がやって来て、口からミルクを吐き出した。僕はたまらず、それにむしゃぶりつく」  デッキブラシから滴った水が地面に線を引き、一緒に夕日を浴びた青木さんの影も伸びていく。 「嫌だ。もう犬にはなりたくない。きっとおっとろしい事が起きるに違いない。満月が男を狼にするみたいに、毛虫の親玉を解き放つなど……」 「青木さん」  私はその影を呼び止めた。 「この落書きは、デッキブラシじゃ落とせません」 「え?」 「これは散減に穢された縁の母乳、普通の人には見えない液体なんです」  カターン。青木さんの手からデッキブラシが落ちた途端、全てのザトウムシが鳴り止んだ。青木さんはゆっくりとこちらへ振り向く。重たい目隠れ前髪が狛犬のたてがみのように逆立ち、子犬のように輝く目は濁った穢れに覆われていく。 「グルルルル……救、済、ヲ……!」  私も胸のペンダントに取り付けたカンリンを吹いた。パゥーーー……空虚な悲鳴のような音が響く。私の体は神経線維で編まれた深紅の僧衣に包まれ、激痛と共に影が天高く燃え上がった。 「青木さん。いや、御戌神よ。私は紅の守護尊、ワヤン不動。しかし出来れば、お前とは戦いたくない」  夕日を浴びて陰る日蝕の戌神と、そこから伸びた赤い神影(ワヤン)が対峙する。 「救済セニャアアァ!」 「そうか。……ならば神影繰り(ワヤン・クリ)の時間だ!」  空の月と太陽が見下ろす今この時、地上で激突する光の神と影の明王! 穢れた色に輝く御戌神が突撃! 「グルアアァァ!」  私はティグクでそれをいなし、黒々と地面に伸びた自らの影を滑りながら後退。駐車場の車止めをバネに跳躍、傍らに描かれた邪悪な星目掛けてキョンジャクを振るった。二〇%浄化! 分解霧散した星の一片から大量の散減が噴出! 「マバアアアァァ!!」「ウバアァァァ!」  すると御戌神の首に巻かれた幾つもの頭蓋骨が共鳴。ケタケタと震えるように笑い、それに伴い御戌神も悶絶する。 「グルアァァ……ガルァァーーーッ!!」  咆哮と共に全骨射出! 頭蓋骨は穢れた光の尾を引き宙を旋回、地を這う散減共とドッキングし牙を剥く! 「がッは!」  毛虫の体を得た頭蓋骨が飛び回り、私の血肉を穿つ。しかし反撃に転じる寸前、彼らの正体を閃いた。 「さては歴代の『器』か」  この頭蓋骨らは御戌神転生の為に生贄となった、どこの誰が産んだかもわからない島民達の残滓だ。なら速やかに解放せねばなるまい! 人頭毛虫の猛攻をティグクの柄やキョンジャクで防ぎながら、ティグクに付随する旗に影炎を着火! 「お前達の悔恨を我が炎の糧とする! どおぉりゃああぁーーーーっ!!」   ティグク猛回転、憤怒の地獄大車輪だ! 飛んで火に入る人頭毛虫らはたちどころに分解霧散、私の影体に無数の苦痛と絶望と飢えを施す! 「クハァ……ッ! そうだ……それでいい。私達は仲間だ、この痛みを以て金剛に汚された因果を必ずや断ち切ってやろう! かはあぁーーーっはーーっはっはっはっはァァーーッ!!!」  苦痛が無上の瑜伽へと昇華しワヤン不動は呵呵大笑! ティグクから神経線維の熱線が伸び大車輪の火力を増強、星型記号を更に焼却する! 記号は大文字焼きの如く燃え上がり穢れ母乳と散減を大放出! 「ガウルル、グルルルル!」  押し寄せる母乳と毛虫の洪水に突っ込み喰らおうと飢えた御戌神が足掻く。だがそうはさせるものか、私の使命は彼を穢れの悪循環から救い出す事だ。 「徳川徳松ゥ!」 「!」  人の縁を奪われ、畜生道に堕ちた哀しき少年の名を呼ぶ。そして丁度目の前に飛んできた散減を灼熱の手で掴むと、轟々と燃え上がるそれを遠くへ放り投げた! 「取ってこい!」 「ガルアァァ!!」  犬の本能が刺激された御戌神は我を忘れ散減を追う! 街路樹よりも高く跳躍し口で見事キャッチ、私目掛けて猪突猛進。だがその時! 彼の本体である衆生が、青木光が意識を取り戻した! (戦いはダメだ……穢れなど!)  日蝕の目が僅かに輝きを増す。御戌神は空中で停止、咥えている散減を噛み砕いて破壊した! 「かぁははは、いい子だ徳松よ! ならば次はこれだあぁぁ!!」  私はフリスビーに見立ててキョンジャクを投擲。御戌神が尻尾を振ってハッハとそれを追いかける。キョンジャクは散減共の間をジグザグと縫い進み、その軌跡を乱暴になぞる御戌神が散減大量蹂躙! 薄汚い死屍累々で染まった軌跡はまさに彼が歩んできた畜生道の具現化だ!! 「衆生ぉぉ……済度ぉおおおぉぉぉーーーーっ!!!」  ゴシャアァン!!! ティグクを振りかぶって地面に叩きつける! 視神経色の亀裂が畜生道へと広がり御戌神の背後に到達。その瞬間ガバッと大地が割れ、那由多度に煮え滾る業火を地獄から吹き上げた! ズゴゴゴゴガガ……マグマが滾ったまま連立する巨大灯篭の如く隆起し散減大量焼却! 振り返った御戌神の目に陰る穢れも、紅の影で焼き溶かされていく。 「……クゥン……」  小さく子犬のような声を発する御戌神。私は憤怒相を収め、その隣に立つ。彼の両眼からは止めどなく饐えた涙が零れ、その度に日蝕が晴れていく。気がつけば空は殆ど薄暗い黄昏時になっていた。闇夜を迎える空、赤く燃える月と青く輝く太陽が並ぶ大地。天と地の光彩が逆転したこの瞬間、私達は互いが互いの前世の声を聞いた。 『不思議だ。あの火柱見てると、ぼくの飢えが消えてく。お不動様はどんな法力を?』 ༼ なに、特別な力ではない。あれは慈悲というものだ ༽ 『じひ』  徳松がドマルの手を握った。ドマルの目の���に、憎しみや悲しみとは異なる熱が込み上がる。 『救済の事で?』 ༼ ……ま、その類いといえばそうか。童よ、あなたは自分を生贄にした衆生が憎いか? ༽  徳松は首を横に振る。 『ううん、これっぽっちも。だってぼく、みんなを救済した神様なんだから』  すると今度はドマルが両手で徳松の手を包み、そのまま深々と合掌した。 ༼ なら、あなたはもう大丈夫だ。衆生との縁に飢える事は、今後二度とあるまい ༽
གསུམ་པ་
 時刻は……わからないけど、日は完全に沈んだ。私も青木さんも地面に大の字で倒れ、炎上するコンビニや隆起した柱状節理まみれの駐車場を呆然と眺めている。 「……アーーー……」  ふと青木さんが、ずっと咥えっ放しだったキョンジャクを口から取り出した。それを泥まみれの白ニットで拭い、私に返そうとして……止めた。 「……洗ってからせにゃ」 「いいですよ。この後まだいっぱい戦うもん」 「大散減とも? おったまげ」  青木さんにキョンジャクを返してもらった。 「実は、まだ学生の時……友達が僕に、『彼女にしたい芸能人は?』って質問を。けど特に思いつかなくて、その時期『非常勤刑事』やってたので紅一美ちゃんと。そしたら今回、本当にしたたびさんが……これが縁ってやつなら、ちぃと申し訳ないかもだ」 「青木さんもですか」 「え?」 「私も実は、この間雑誌で『好きな男性のタイプは何ですか』って聞かれて、なんか適当に答えたんですけど……『高身長でわんこ顔な方言男子』とかそんなの」 「そりゃ……ふふっ。いやけど、僕とは全然違うイメージだったかもでしょ?」 「そうなんですよ。だから青木さんの素顔初めて見た時、キュンときたっていうより『あ、実在するとこんな感じなの!?』って思っちゃったです。……なんかすいません」  その時、遠くでズーンと地鳴りのような音がした。蜃気楼の向こうに耳をそばだてると、怒号や悲鳴のような声。どうやら敵の大将が地上に現れたようだ。 「行くので?」 「大丈夫。必ず戻ってきます」  私は重い体を立ち上げ、ティグクとキョンジャクに再び炎を纏った。そして山頂の御戌神社へ出発…… 「きゃっ!」  しようとした瞬間、何かに服の裾を掴まれたかのような感覚。転びそうになって咄嗟にティグクの柄をつく。足下を見ると、小さなエネルギー眼がピンのように私の影を地面と縫いつけている。 ༼ そうはならんだろ、小心者娘 ༽ 「ちょ、ドマル!?」  一方青木さんの方も、徳松に体を勝手に動かされ始めた。輝く両目から声がする。 『バカ! あそこまで話しといて告白しねえなど!? このボボ知らず!』 「ぼっ、ぼっ、ボボ知らずでねえ! 嘘こくなぁぁ!」  民謡の『お空で見下ろす出しゃばりな月と太陽』って、ひょっとしたら私達じゃなくてこの前世二人の方を予言してたのかも。それにしてもボボってなんだろ、南地語かな。 ༼ これだよ ༽  ドマルのエネルギー眼が炸裂し、私は何故かまた玲蘭ちゃんの童貞を殺す服に身を包んでいた。すると何故か青木さんが悶絶し始めた。 「あややっ……ちょっと、ダメ! 紅さん! そんなオチチがピチピチな……こいつはコトだ!!」  ああ、成程。ボボ知らずってそういう…… 「ってだから、私の体で検証すなーっ! ていうか、こんな事している間にも上で死闘が繰り広げられているんだ!」 ༼ だからぁ……ああもう! 何故わからないのか! ヤブユムして行けと言っているんだ、その方が生存率上がるしスマートだろ! ༽ 「あ、そういう事?」  ヤブユム。確か、固い絆で結ばれた男女の仏が合体して雌雄一体となる事で色々と超越できる、みたいな意味の仏教用語……だったはず。どうすればできるのかまではサッパリわかんないけど。 「え、えと、えと、紅さん……一美ちゃん!」 「はい……う、うん、光君!」  両前世からプレッシャーを受け、私と光君は赤面しながら唇を近付ける。 『あーもー違う! ヤブユムっていうのは……』 ༼ まーまー待て。ここは現世を生きる衆生の好きにさせてみようじゃないか ༽  そんな事言われても困る……それでも、今私と光君の想いは一つ、大散減討伐だ。うん、多分……なんとかなる! はずだ!
བཞི་པ་
 所変わって御戌神社。姿を現した大散減は地中で回復してきたらしく、幾つか継ぎ目が見えるも八本足の完全体だ。十五メートルの巨体で暴れ回り、周囲一帯を蹂躙している。鳥居は倒壊、御戌塚も跡形もなく粉々に。島民達が保身の為に作り上げた生贄の祭壇は、もはや何の意味も為さない平地と化したんだ。  そんな絶望的状況にも関わらず、大散減討伐軍は果敢に戦い続ける。五寸釘愚連隊がバイクで特攻し、河童信者はカルトで培った統率力で彼女達をサポート。玲蘭ちゃんも一枚隔てた異次元から大散減を構成する無数の霊魂を解析し、虱潰しに破壊していく。ところが、 「あグッ!」  バゴォッ!! 大散減から三メガパスカル級の水圧で射出された穢れ母乳が、河童信者の一人に直撃。信者の左半身を粉砕! 禍耶さんがキュウリの改造バイクで駆けつける。 「河童信者!」 「あ、か……禍耶の姐御……。俺の、魂を……吸収……し……」 「何言ってるの、そんな事できるわけないでしょ!?」 「……大散、ぃに、縁……取られ、嫌、……。か、っぱは……キュウリ……好き……っか……ら…………」  河童信者の瞳孔が開いた。禍耶さんの唇がわなわなと痙攣する。 「河童って馬鹿ね……最後まで馬鹿だった……。貴方の命、必ず無駄にはしないわ!」  ガバッ、キュイイィィ! 息絶えて間もない河童信者の霊魂が分解霧散する前に、キュウリバイクの給油口に吸収される。ところが魔耶さんの悲鳴! 「禍耶、上ぇっ!!」 「!」  見上げると空気を読まず飛びかかってきた大散減! 咄嗟にバイクを発進できず為す術もない禍耶さんが絶望に目を瞑った、その時。 「……え?」  ……何も起こらない。禍耶さんはそっと目を開けようとする。が、直後すぐに顔を覆った。 「眩しっ! この光は……あああっ!」  頭上には朝日のように輝く青白い戌神。そしてその光の中、轟々と燃える紅の不動明王。光と影、男と女が一つになったその究極仏は、大散減を遥か彼方に吹き飛ばし悠然と口を開いた。 「月と太陽が同時に出ている、今この時……」 「瞳に映る醜き影を、憤怒の炎で滅却する」 「「救済の時間だ!!!」」  カッ! 眩い光と底知れぬ深い影が炸裂、落下中の大散減を再びスマッシュ! 「遅くなって本当にすみません。合体に手間取っちゃって……」  御戌神が放つ輝きの中で、燃える影体の私は揺らめく。するとキュウリバイクが言葉を発した。 <問題なし! だぶか登場早すぎっすよ、くたばったのはまだ俺だけです。やっちまいましょう、姐さん!> 「そうね。行くわよ河童!」  ドルルン! 輩悪苦満誕(ハイオクまんたん)のキュウリバイクが発進! 私達も共に駆け出す。 「一美ちゃん、火の準備を!」 「もう出来ているぞぉ、カハァーーーッハハハハハハァーーー!!」  ティグクが炎を噴く! 火の輪をくぐり青白い肉弾が繰り出す! 巨大サンドバッグと化した大散減にバイクの大軍が突撃するゥゥゥ!!! 「「「ボァガギャバアアアアァァアアア!!!」」」  八本足にそれぞれ付いた顔が一斉絶叫! 中空で巻き散らかされた大散減の肉片を無数の散減に変えた! 「灰燼に帰すがいい!」  シャゴン、シャゴン、バゴホオォン!! 御戌神から波状に繰り出される光と光の合間に那由多度の影炎を込め雑魚を一掃! やはりヤブユムは強い。光源がないと力を発揮出来ない私と、偽りの闇に遮られてしまっていた光君。二人が一つになる事で、永久機関にも似た法力を得る事が出来る!  大散減は地に叩きつけられるかと思いきや、まるで地盤沈下のように地中へ潜って行ってしまった。後を追えず停車した五寸釘愚連隊が舌打ちする。 「逃げやがったわ、あの毛グモ野郎」  しかし玲蘭ちゃんは不敵な笑みを浮かべた。 「大丈夫です。大散減は結界に分散した力を補充しに行ったはず。なら、今頃……」  ズドガアアァァァアン!!! 遠くで吹き上がる火柱、そして大散減のシルエット! 「イェーイ!」  呆然と見とれていた私達の後方、数分前まで鳥居があった瓦礫の上に後女津親子と佳奈さんが立っている。 「「ドッキリ大成功ー! ぽーんぽっこぽーん!」」  ぽこぽん、シャララン! 佳奈さんと万狸ちゃんが腹鼓を打ち、斉一さんが弦を爪弾く。瞬間、ドゴーーン!! 今度は彼女らの背後でも火柱が上がった! 「あのねあのね! 地図に書いてあった星の地点をよーく探したら、やっぱり御札の貼ってある祠があったの。それで佳奈ちゃんが凄いこと閃いたんだよ!」 「その名も『ショート回路作戦』! 紙に御札とぴったり同じ絵を写して、それを鏡合わせに貼り付ける。その上に私の霊力京友禅で薄く蓋をして、その上から斉一さんが大散減から力を吸収しようとする。だけど吸い上げられた大散減のエネルギーは二枚の御札の間で行ったり来たりしながら段々滞る。そうとは知らない大散減が内側から急に突進すれば……」  ドォーーン! 万狸ちゃんと佳奈さんの超常理論を実証する火柱! 「さすがです佳奈さん! ちなみに最終学歴は?」 「だからいちご保育園だってば~、この小心者ぉ!」  こんなやり取りも随分と久しぶりな気がする。さて、この後大散減は立て続けに二度爆発した。計五回爆ぜた事になる。地図上で星のシンボルを描く地点は合計六つ、そのうち一つである食虫洞のシンボルは私がコンビニで焼却したアレだろう。 「シンボルが全滅すると、奴は何処へ行くだろうか」  斉三さんが地図を睨む。すると突如地図上に青白く輝く道順が描かれた。御戌神だ。 「でっかい大散減はなるべく広い場所へ逃走を。となると、海岸沿いかもだ。東の『いねとしサンライズビーチ』はサイクリングロードで狭いから、石見沼の下にある『石見海岸』ので」 「成程……って、君はまさか!?」 「青木君!?」  そうか、みんな知らなかったんだっけ。御戌神は遠慮がちに会釈し、かき上がったたてがみの一部を下ろして目隠れ前髪を作ってみせた。光君の面影を認識して皆は納得の表情を浮かべた。 「と……ともかく! ずっと地中でオネンネしてた大散減と違って、地の利はこちらにある。案内するので先回りを!」  御戌神が駆け出す! 私は彼が放つ輝きの中で水上スキーみたいに引っ張られ、五寸釘愚連隊や他の霊能者達も続く。いざ、石見海岸へ!
ལྔ་པ་
 御戌神の太陽の両眼は、前髪によるランプシェード効果が付与されて更に広範囲を照らせるようになった。石見沼に到着した時点で海岸の様子がはっきり見える。まずいことに、こんな時に限って海岸に島民が集まっている!? 「おいガキ共、ボートを降りろ! 早く避難所へ!」 「黙れ! こんな島のどこに安全が!? 俺達は内地へおさらばだ!」  会話から察するに、中学生位の子達が島を脱出しようと試みるのを大人達が引き止めているようだ。ところが間髪入れず陸側から迫る地響き! 危ない! 「救済せにゃ!」  石見の崖を御戌神が飛んだ! 私は光の中で身構える。着地すると同時に目の前の砂が隆起、ザボオオォォン!! 大散減出現! 「かははは、一足遅いわ!」  ズカアァァン!!! 出会い頭に強烈なティグクの一撃! 吹き飛んだ大散減は沿岸道路を破壊し民家二棟に叩きつけられた。建造物損壊と追い越し禁止線通過でダブル罪業加点! 間一髪巻き込まれずに済んだ島民達がどよめく。 「御戌様?」 「御戌様が子供達を救済したので!?」 「それより御戌様の影に映ってる火ダルマは一体!?」  その問いに、陸側から聞き覚えのある声が答える。 「ご先祖様さ!」  ブオォォン! 高級バイクに似つかわしくない凶悪なエンジン音を吹かして現れたのは加賀繍さんだ! 何故かアサッテの方向に数珠を投げ、私の正体を堂々と宣言する。 「御戌神がいくら縁切りの神だって、家族の縁は簡単に切れやしないんだ。徳川徳松を一番気にかけてたご先祖様が仏様になって、祟りを鎮めるんだよ!」 「徳松様を気にかけてた、ご先祖様……」 「まさか、将軍様など!?」 「「「徳川綱吉将軍!!」」」  私は暴れん坊な将軍様の幽霊という事になってしまった。だぶか吉宗さんじゃないけど。すると加賀繍さんの紙一重隣で大散減が復帰! 「マバゥウゥゥゥゥウウウ!!!」  神社にいた時よりも甲高い大散減の鳴き声。消耗している証拠だろう。脚も既に残り五本、ラストスパートだ! 「畳み掛けるぞ夜露死苦ッ!」  スクラムを組むように愚連隊が全方位から大散減へ突進、総長姉妹のハンマーで右前脚破壊! 「ぽんぽこぉーーー……ドロップ!!」  身動きの取れなくなった大散減に大かむろが垂直落下、左中央二脚粉砕! 「「「大師の敵ーーーっ!」」」  微弱ながら霊力を持つ河童信者達が集団投石、既に千切れかけていた左後脚切断! 「くすけー、マジムン!」  大散減の内側から玲蘭ちゃんの声。するうち黄色い閃光を放って大散減はメルトダウン! 全ての脚が落ち、最後の本体が不格好な蓮根と化した直後……地面に散らばる脚の一本の顔に、ギョロギョロと蠢く目が現れた。光君の話を思い出す。 ―八本足にそれぞれ顔がついてて、そのうち本物の顔を見つけて潰さないと死なない怪物で!― 「そうか、あっちが真の本体!」  私と光君が同時に動く! また地中に逃げようと飛び上がった大散減本体に光と影は先回りし、メロン格子状の包囲網を組んだ! 絶縁怪虫大散減、今こそお前をこの世からエンガチョしてくれるわあああああああ!! 「そこだーーーッ!! ワヤン不動ーーー!!」 「やっちゃえーーーッ!」「御戌様ーーーッ!」 「「「ワヤン不動オォーーーーーッ!!!」」」 「どおおぉぉるあぁああぁぁぁーーーーーー!!!!」  シャガンッ! 突如大量のハロゲンランプを一斉に焚いたかのように、世界が白一色の静寂に染まる。存在するものは影である私と、光に拒絶された大散減のみ。ティグクを掲げた私の両腕が夕陽を浴びた影の如く伸び、背中で燃える炎に怒れる恩師の馬頭観音相が浮かんだ時……大散減は断罪される! 「世尊妙相具我今重問彼仏子何因縁名為観世音具足妙相尊偈答無盡意汝聴観音行善応諸方所弘誓深如海歴劫不思議侍多千億仏発大清浄願我為汝略説聞名及見身心念不空過能滅諸有苦!」  仏道とは無縁の怪獣よ、己の業に叩き斬られながら私の観音行を聞け! 燃える馬頭観音と彼の骨であるティグクを仰げ! その苦痛から解放されたくば、海よりも深き意志で清浄を願う聖人の名を私がお前に文字通り刻みつけてやる! 「仮使興害意推落大火坑念彼観音力火坑変成池或漂流巨海龍魚諸鬼難念彼観音力波浪不能没或在須弥峰為人所推堕念彼観音力如日虚空住或被悪人逐堕落金剛山念彼観音力不能損一毛!!」  たとえ金剛の悪意により火口へ落とされようと、心に観音力を念ずれば火もまた涼し。苦難の海でどんな怪物と対峙しても決して沈むものか! 須弥山から突き落とされようが、金剛を邪道に蹴落とされようが、観音力は不屈だ! 「或値怨賊繞各執刀加害念彼観音力咸即起慈心或遭王難苦臨刑欲寿終念彼観音力刀尋段段壊或囚禁枷鎖手足被杻械念彼観音力釈然得解脱呪詛諸毒薬所欲害身者念彼観音力還著於本人或遇悪羅刹毒龍諸鬼等念彼観音力時悉不敢害!!」  お前達に歪められた衆生の理は全て正してくれる! 金剛有明団がどんなに強大でも、和尚様や私の魂は決して滅びぬ。磔にされていた抜苦与楽の化身は解放され、悪鬼羅刹四苦八苦を燃やす憤怒の化身として生まれ変わったんだ! 「若悪獣囲繞利牙爪可怖念彼観音力疾走無辺方蚖蛇及蝮蝎気毒煙火燃念彼観音力尋声自回去雲雷鼓掣電降雹澍大雨念彼観音力応時得消散衆生被困厄無量苦逼身観音妙智力能救世間苦!!!」  獣よ、この力を畏れろ。毒煙を吐く外道よ霧散しろ! 雷や雹が如く降り注ぐお前達の呪いから全ての衆生を救済してみせよう! 「具足神通力廣修智方便十方諸国土無刹不現身種種諸悪趣地獄鬼畜生生老病死苦以漸悉令滅真観清浄観広大智慧観悲観及慈観常願常瞻仰無垢清浄光慧日破諸闇能伏災風火普明照世間ッ!!!」  どこへ逃げても無駄だ、何度生まれ変わってでも憤怒の化身は蘇るだろう! お前達のいかなる鬼畜的所業も潰えるんだ。瞳に映る慈悲深き菩薩、そして汚れなき聖なる光と共に偽りの闇を葬り去る! 「悲体戒雷震慈意妙大雲澍甘露法雨滅除煩悩燄諍訟経官処怖畏軍陣中念彼観音力衆怨悉退散妙音観世音梵音海潮音勝彼世間音是故須常念念念��生疑観世音浄聖於苦悩死厄能為作依怙具一切功徳慈眼視衆生福聚海無量是故応頂……」  雷雲の如き慈悲が君臨し、雑音をかき消す潮騒の如き観音力で全てを救うんだ。目の前で粉微塵と化した大散減よ、盲目の哀れな座頭虫よ、私はお前をも苦しみなく逝去させてみせる。 「……礼ィィィーーーーーッ!!!」  ダカアアアアァァアアン!!!! 光が飛散した夜空の下。呪われた気枯地、千里が島を大いなる光と影の化身が無量の炎で叩き割った。その背後で滅んだ醜き怪獣は、業一つない純粋な粒子となって分解霧散。それはこの地に新たな魂が生まれるための糧となり、やがて衆生に縁を育むだろう。  時は亥の刻、石見海岸。ここ千里が島で縁が結ばれた全ての仲間達が勝利に湧き、歓喜と安堵に包まれた。その騒ぎに乗じて私と光君は、今度こそ人目も憚らず唇を重ね合った。
0 notes
monqu1y · 3 years
Text
目次
表現不自由勢力 = 異論封殺派  2019年8月3日午前11時、私は名古屋市東区の愛知芸術文化センタービル10階の愛知県美術館チケット売り場に並んでいた。  この日の名古屋は最高気温34・8度が示すように朝からぐんぐんと温度計の目盛りが上昇。汗がねっとりと首にまとわりつく典型的な熱暑の一日だった。 広い吹き抜けの空間は冷房があまり効いておらず、汗が滲む中、チケット売り場には、2百人近くが並んでいた。  だが、窓口には職員が2人しかいない。緩慢な切符の売り方に、列は時間が経つごとに長くなっていった。窓口の2人も、やがて片方が消え、1人だけの販売になる。あまりのサービス精神の欠如に、私は近くの職員に「この長蛇の列が目に入りませんか? なぜ売り場が一人だけなんですか。おかしいと思いませんか」と言った。  しかし、職員は「申し訳ありません」というだけで何もしない。私は同じフレーズをこの入口だけで別々の職員に3回も言う羽目になる。  しかも、チケットをやっと買って中に入っても「順路」の案内がない。仕方がないので左側に歩を進めたら「順路はあっちです」と職員に注意されてしまった。順路を示す印も出さないまま「順路はあっちです」と平然と言う職員。これほど観覧者をバカにした芸術祭も珍しい。  芸術祭のテーマは「情の時代」である。パンフレットには 〈「情の時代」とは、いかなるものでしょうか。そこではきっと、私たちの習慣的な知覚を揺さぶる視点、例えば、動物の視点、子供の視点、いま・ここから遠く離れた「誰か」の視点などが盛り込まれることでしょう〉 とある。何が言いたいのかよくわからない文章だが、芸術祭にはままあることだ。  私は、まず10階の展示をひとまわりした。この手の作品は、作家の意図が伝わるものと、そうでないものとが明確に分かれる。いったい何を表わしたいのだろう、という作品もあれば、ストレートに心に飛び込んでくるものもあった。ひと通り10階の観覧を終えた私は、いよいよ「表現の不自由展・その後」の会場がある8階に向かった。  同展示は、日本国内の美術館やイベント等で撤去や公開中止になった作品ばかり20点以上を集めた企画である。すでに公開中止になったものを集めて展示するのだから、「あいちトリエンナーレ」にとって当然、覚悟の催しということになる。私も、「いったいどんなものなのか」と興味が湧いた。  8階には長い列ができている場所があり、すぐに「あそこか」とわかった。近づくと職員が「待ち時間は1時間ほどです」と叫んでいる。  すでに百人以上が並んでおり、人々の関心の高さが窺えた。やがて30分ほどで会場の入口が来た。 「展示品の写真撮影は結構です。ただし、SNS(ソーシャルネットワーク)への使用はお断りしています」  観覧にあたっての注意事項をスタッフが一人一人に伝えている。また、そのことを書いた「撮影写真・動画のSNS投稿禁止」という注意書きが入口手前に掲示されていた。どうやら「表現の不自由展」には、観る側も「不自由」が強制されるものらしい。そういう不自由さについて訴えるはずの展示なのに、「自己矛盾」に気づかないところが主催者のレベルを物語っている気がした。
Tumblr media
 入口には、白いカーテンがかかっている。めくって中へ入ると、幅2メートルもない狭い通路に、ぎっしり人がいた。左右の壁に作品が展示されており、それを人々が食い入るように見つめている。  手前の右側には、いきなり、昭和天皇を髑髏(どくろ)が見つめている版画があった。最初から“メッセージ性”全開だ。  反対の左側に目を向けると、こっちは昭和天皇の顏がくり抜かれた作品が壁に掛けられている。背景には大きく✕が描かれ、正装した昭和天皇の顏を損壊した銅版画だ。タイトルは「焼かれるべき絵」。作者による天皇への剥き出しの憎悪がひしひしと伝わってくる。  皆、無言で観ている。声を上げる者は1人もいない。  その先には、モニターがあり、前にはこれまた「無言の人だかり」ができている。  やはり昭和天皇がモチーフだ。昭和天皇の肖像がバーナーで焼かれ、燃え上がっていくシーンが映し出される。奇妙な音楽が流れ、なんとも嫌な思いが湧き上がる。次第に焼かれていく昭和天皇の肖像。すべてが焼かれ、やがて燃え残りが足で踏みつけられる。強烈な映像だ。作者の昭和天皇へのヘイト(憎悪)がストレートに伝わる。よほど昭和天皇に恨みがあるのだろう。これをつくって、作者はエクスタシーでも感じているのだろうか。そんな思いで私は映像を見つめた。思い浮かんだのは「グロテスク」という言葉だった。  画面は切り替わり、若い日本の女性が、母親への手紙を読み上げるシーンとなる。「明日、インパールに従軍看護婦として出立します」「私の身に何が起こっても、お国のために頑張ったと誉めてくださいね」  そんな台詞を彼女は口にする。インパール作戦は、昭和19年3月から始まった補給もないまま2千メートル級のアラカン山脈を踏破する過酷な作戦だ。とても看護婦が同行できるようなものではない。  私自身が拙著『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ第二部の「陸軍玉砕編」でこの作戦の生き残りに直接取材し、飢餓に陥って数万の戦死・餓死者を出し、退却の道なき道が“白骨街道”と化した凄まじいありさまをノンフィクションで描いている。おそらくこの映像作品は真実の歴史など“二の次”なのだろう。  やがて、海岸の砂浜にドラム缶が置かれた場面となり、そのド���ム缶が爆発し、宙に舞う。まったく意味不明だ。私の頭には、「自己満足」という言葉も浮かんできた。これをつくり、展示してもらうことで作者は溜飲を下げ、きっと自らの「創造性(?)」を満足させたのだろう。  私が取材させてもらった老兵たち、つまり多くの戦友を失った元兵士たちがどんな思いでこれを観るだろうか、ということが頭に浮かんだ。そして一般の日本人は、これを観て何を感じるだろうか、と。当時の若者は未来の日本を信じ、そのために尊い命を捧げた。私たち後世の人間が、二度とあの惨禍をくり返さない意味でも先人の無念を語り継ぐことは大切だ。少なくとも私はそういう思いで10冊を超える戦争ノンフィクションを書いてきた。  しかし、この作者は違う。そのことを肌で感じる作品だった。  少女像が展示されているのは、この作品群の先である。通路を出て広い空間に出たら、そこにはテントのような作品がまん中に置かれ、左奥に少女像があった。  少女像を人が取り囲んでいる。いきなり、「やめてください」「なぜですか!」そんな怒号が響いてきた。観覧者の一人が少女像の隣の椅子に座り、紙袋をかぶっている。どうやら、その紙袋を少女像にもかぶせようとしたらしい。それを阻止されたようだ。少女像のある床には、〈あなたも作品に参加できます。隣に座ってみてください。手で触れてみてください。一緒に写真も撮ってみてください。平和への意思を広めることを願います〉という作者の呼びかけがあり、それを受けて隣の席に座ろうとする人間もそれなりにいるようだ。  「やめてください」と叫んだ人は、どうやら展示の案内人らしい。観覧している人から質問をされたら答え、抗議されたら、それに応えるためにここにいるようだ。ご苦労なことだ。なかには過激な抗議をする人もいるだろう。いちいちこれに対応するのは大変だ。  少女像と一緒に写真を撮りたい人がいれば、この人はシャッターも押してあげていた。この日、美術館で最も大変な“業務”に就いていた人は間違いなくこの人物である。  怒号はすぐに収まり、何事もなかったかのような空間に戻った。日本人はおとなしい。ひどい作品だと思っても、ほとんどが抗議をするでもなく、無言で観ていた。その代わり、ひっきりなしにカメラやスマホのシャッター音が響いている。  少女像自体は、どうということはない。あのソウルの日本大使館前や、世界中のさまざまな場所に建てられている像だ。その横にはミニチュアサイズの少女像も展示されていた。さらにその左側の壁には、元慰安婦の女性たちの写真も掲げられている。説明書きには〈1992年1月8日、日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモが、日本大使館で始まった。2011年12月14日、1000回を迎えるにあたり、その崇高な精神と歴史を引き継ぐため、ここに平和の碑を建立する〉と書かれている。  英語の解説文には、「Japanese Military Sexual Slavery」(日本軍の性奴隷制)という言葉が書かれていた。「日本軍」の「性奴隷制」の象徴としてこの少女像が存在していることがしっかり記されている。日本の公式見解とは明らかに異なるものであり、これらの説明には二つの点で「虚偽」があった。  まず、慰安婦は「性奴隷」ではない。あの貧困の時代に春を鬻(ひさ)ぐ商売についた女性たちだ。当時の朝鮮の新聞には 〈慰安婦募集 月収三百圓以上 勤務先 後方〇〇部隊慰安所 委細面談〉 などの新聞広告が出ていたように、上等兵の給料およそ十圓の時代にその「30倍以上」の収入を保証されて集まった女性たちである。彼女たちの収入は、当時の軍司令官の給与をはるかに凌駕していた。  恵まれた収入面については、さまざまなエピソードがあるが、ここでは触れない。ともかく慰安所(「P屋」と呼ばれた)には、日本人女性が約4割、朝鮮人女性が約2割、残りは……という具合に、あくまで日本女性たちが中心だった。ちなみに日本女性で慰安婦として名乗り出たり、補償を求めた者は一人もいない。  もちろん喜んで慰安婦になった女性は少ないと思う。貧困の中、さまざまな事情を抱えて、お金のために慰安婦の募集に応じざるを得なかったのだろう。私たち日本人は大いに彼女たちの身の上に同情するし、その幸せ薄かった人生に思いを致し、実際に日本は代々の首相が謝罪し、財団もつくり、その気持ちを談話として伝え、現金支給も行っている。
Tumblr media
 しかし、朝日新聞や韓国は、これを日本軍や日本の官憲が無理やり「強制連行した女性たち」であるという“虚偽の歴史”を創り上げた。韓国は世界中に慰安婦像なるものを建て、性奴隷を弄んだ国民として日本人の名誉を汚し続けている。私たちは、この虚偽を認めるわけにはいかない。  まして「少女が性奴隷になった」などという、さらなる虚構を韓国が主張するなら、それはもう論外だ。そして、目の前の少女像は、その「虚偽」を世界中に流布させることを目的とするものである。日本人は少女像が虚偽の歴史を広めるものであることを知っており、少女像の存在は間違いなく「両国の分断」をより深くするものと言える。  しかし、韓国がどこまでもこの虚構にこだわるなら、もはや両国に「友好」などという概念など、未来永劫生まれるはずはない。  軍需工場などに勤労動員された「女子挺身隊」を慰安婦と混同した朝日新聞の信じられない大誤報から始まった虚構がここまで韓国の人々を誤らせたことに、私は両国の不幸を感じる。それと共に同じ日本のジャーナリズムの人間として朝日新聞のことを本当に腹立たしく、また悔しく思う。  私は、少女像の前に展示されていた作品にも首を傾げた。「時代の肖像―絶滅危惧種 Idiot JAPONICA 円墳―」と題されたその作品はテントのような「かまくら形」の外壁の天頂部に出征兵士に寄せ書きした日の丸を貼りつけ、まわりには憲法9条を守れという新聞記事や靖国神社参拝の批判記事、あるいは安倍政権非難の言葉などをベタベタと貼りつけ、底部には米国の星条旗を敷いた作品だった。  Idiot とは「愚かな」という意味であり、JAPONICAは「日本趣味」とでも訳すべきなのか。いずれにしても「絶滅危惧種」「円墳」という言葉からも、絶滅危惧種たる「愚かな」日本人、あるいは日本趣味の「お墓」を表わすものなのだろう。日の丸の寄せ書きを頂点に貼った上にこのタイトルなので、少なくとも戦死した先人たちを侮蔑する作品と私には感じられた。  どの作品も「反日」という統一テーマで括られた展示だった。会場の壁には「表現の不自由をめぐる年表」も掲げられていたが、「表現の自由」といえば、チャタレー事件に始まり、四畳半襖の下張事件、日活ロマンポルノ事件をはじめ、ポルノやヘアをめぐって当局との激しい闘いの歴史が日本には存在する。  私は、これらが「なぜ無視されているのか」を考えた。つまり、展示はあくまで政治的な主張が目的なのであって、純粋な「表現の自由」をめぐる訴えなどは考慮にないのではないか、と感じたのである。  あいちトリエンナーレは、日本人の税金が10億円も投入され、公の施設で開かれる「公共のイベント」だ。そんな場所で、わざわざ他国が主張する「虚偽の歴史」のアピールをする意味は何だろうか。  それを許す責任者、つまり大村秀章・愛知県知事は余程の「愚か者」か、あるいはその韓国の主張に確固として「同調する人物」のどちらかなのだろう。  私は、こんな人物が愛知県知事という重責を担っていることに疑問を持つ一人だが、首長を選ぶのは、その地域の人たちの役割なので、私などがとやかく言う話ではない。  私は、試しに韓国や中国へ行って同じことをやってみたらどうだろうか、と想像した。たとえば韓国人の税金が投入された芸術祭で、何代か前の大統領の肖像をバーナーで焼き、その燃え残りを思いっきり踏みつけてみる。そして、その大統領の顔を損壊し、剥落させた銅版画や戦争で死んだ先人を侮蔑する作品を展示してみる。韓国人は果たしてどんな反応を示すだろうか。  また中国へ行って、中国共産党の公金が支出された芸術祭で、同じように毛沢東の肖像をバーナーで燃やしてみる……。どんな事態になるかは容易に想像がつく。作者は、おそらく表現の自由というものは、決して「無制限」なものではなく、一定の「節度」と「常識」というものが必要であることに気づかされるのではないか。イスラム社会で仮にこれをやったら、おそらく命が断たれるだろう。逆に私は「日本はいかに幸せか」をこの展示で感じることができた。  しかし、日本人にとって国民統合の象徴である昭和天皇がここまで貶められるのはどうだろうかと思わざるを得ない。昭和天皇、そして昭和天皇のご家族にとどまらず、自分たち日本人そのものの「心」と「尊厳」が踏みにじられる思いがするのではないだろうか。つまり、これらは、間違いなく日本人全体への憎悪を表現した作品なのである。  もし、これを「芸術だ」と言い張る人には、本物のアーティストたちが怒るのではないか、と私は思った。「あなたは芸術家ではない。偏った思想を持った、ただの活動家だよ」と。  それは昭和天皇を憎悪しない普通の観覧者にとっては、ただ「不快」というほかない作品群だった。少なくとも、多くの日本人の心を踏みにじるこんなものが「アート」であるはずはない。作者が日本人に対するヘイトをぶつけただけの醜悪な展示物だったと私には思えた。  私が会場を去って間もなくの午後5時。同センターで緊急記者会見した大村秀章・愛知県知事は、「テロや脅迫ともとれる抗議があり、安全な運営が危ぶまれる状況だ」と語り、突如、展示中止を発表した。芸術祭事務局に「美術館にガソリン携行缶を持って行く」との脅迫のファクスがあり、安全が保てないことを理由に「中止を決めた」という。開幕からわずか3日。信じがたい展開だった。  それは「あってはならないこと」である。「表現の自由」を標榜して展示をおこなっているなら、どんなことがあっても脅迫や暴力に「負けてはならない」からだ。まして大村氏は愛知県知事だ。愛知県警を大動員してでも、「暴力には決して屈しない」姿勢を毅然と示さなければならない立場である。  一方で私には「ああ、逃げたな」という思いがこみ上げた。あの展示物を見れば、常識のある大人ならこれに税金を投じることの理不尽さを感じ、非難がますます大きくなることはわかる。それを察知した大村知事は、テロの危険性をことさら強調し、自分たちを「被害者の立場」に置いた上で“遁走”したのだろう。  その証拠に4日後、実際にファックスを送った当の脅迫犯が逮捕されても大村知事は展示再開を拒否した。  芸術祭の実行副委員長である名古屋市の河村たかし市長はこの展示を知らず、慌てて観覧した後、「少女像の設置は韓国側の主張を認めたことを意味する。日本の主張とは明らかに違う。やめればすむという問題ではない」と大村知事と激しく対立した。  これに対して大村知事はこう反撃した。「(河村氏の)発言は憲法違反の疑いが極めて濃厚。憲法21条には、”集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する”  “検閲は、これをしてはならない”と書いてある。公権力を持っているからこそ、表現の自由は保障しなければならない。公権力を行使される方が“この内容はいい、悪い”と言うのは、憲��21条のいう検閲と取られても仕方がない。そのことは自覚されたほうがいい」  だが、憲法12条には、「表現の自由」などの憲法上の権利は濫用されてはならないとして、〈常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ〉と記されている。表現の自由をあたかも「無制限」であるかのように思い込んでいる大村知事の認識の甘さは明白だった。  もうひとつの問題点は、報道のあり方だ。産経新聞やフジテレビを除くマスコミは、少女像のことばかりに終始し、昭和天皇の肖像焼却や顔の損壊などのヘイト作品について一切、報じなかった。ただ「表現の自由が圧殺される日本」という報道に終始したのである。  もし、展示中止が妥当なほど作品がひどいものだったら、そもそも自分たちの論理は成り立たなくなる。そのため少女像だけの問題に矮小化し、いかに日本では「表現の自由」が風前の灯であるかという報じ方に徹したのだ。  真実を報じず、自分の論理展開に都合のいいものだけを記事化するのは、日本のマスコミの特徴だ。  8月4日の朝日新聞の天声人語では、 〈75日間公開されるはずだったのに、わずか3日で閉じられたのは残念でならない▽ある時は官憲による検閲や批判、ある時は抗議や脅し。表現の自由はあっけなく後退してしまう。価値観の違いを実感させ、議論を生みだす芸術作品は、私たちがいま何より大切にすべきものではないか〉 と主張し、8月6日付の記事では、 〈表現の不自由展 政治家中止要請 憲法21条違反か 応酬〉〈永田町からも危惧する声「政府万歳しか出せなくなる」〉 と、展示物の詳細は伝えないまま大村知事を全面支援した。 だが、ネットではいち早く作品群の詳細が伝えられ、芸術監督を務めた津田大介氏と企画アドバザーの東浩紀氏が昭和天皇の肖像を焼却する作品が展示されることを笑いながら話す動画など、さまざまな情報が炙り出されていった。  今回も新聞とテレビだけを観る層とネットを観る層との著しい情報量の乖離が明らかになった。いま日本は情報面において完全に「二分」されているのである。  ネットを駆使する人たちはマスコミが隠す情報さえ容易に手に入れることができ、一方では、偏った主義主張を持つメディアにいいように誘導される人たちがいる。そこには、大きな、そして根本的なギャップが存在している。  今回の出来事は、「芸術である」と主張さえすれば何でも通ってしまうのか、極めて偏った政治主張によるヘイト行為もすべて認められるものなのか、という実にシンプルな問題と言える。同時に、韓国への批判は「ヘイト」、日本を貶めるものは「表現の自由」という実に倒錯したマスコミの論理に国民が「ノー」を突きつけたものでもあった。  一部の反日、反皇室、親韓勢力による公的芸術祭の乗っ取りとも言える行為は、こうして途中で頓挫した。そして、日本のマスコミの「あり得ない姿」も露わになった。 今回の出来事を通じて、私たち日本人は日本の“内なる敵”マスコミと、特異な主張を展開する一部政治勢力への「警戒」と「監視」を疎かにしてはならないことを、あらためて学ばせてもらったのである。
「表現の不自由展」の真実を再び 2019年10月08日 門田隆将
 紆余曲折の末、いよいよ「言論の不自由展・その後」が再開された。しかし1日2回に制限し、抽選で1回あたり30人に絞り、しかも鑑賞者は事前にエデュケーション(教育)プログラムなるものを受けなければならず、ガイド付きでの鑑賞になるそうだ。  まるで「鑑賞の不自由展」である。SNSでの拡散も禁止するという。
Tumblr media
 愛知県内で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、企画展の一つ「表現の不自由展・その後」の中止が決まった8月3日夜、芸術監督を務めるジャーナリスト、津田大介氏が会見を開いた。
Tumblr media
 「想定を超える事態が起こったことを謝罪する。僕の責任であります」と全面的に非を認めた津田氏の会見は当初の30分間の予定を大幅に超過し、1時間以上に及んだ。会見場には、地元名古屋市を拠点とする中日新聞や全国紙、通信社の駐在、テレビ各局、雑誌、フリーランスの記者など、ざっと50人はいただろうか。  津田氏の釈明もさることながら、質問を繰り返す一部の記者の発言内容には違和感を抱かざるを得なかった。
Tumblr media
「(不自由展の中止を求めていた)河村たかし名古屋市長や(文化庁の芸術祭への助成に慎重姿勢を示した)菅義偉官房長官の発言は検閲だと思うか」「電凸(企業や団体などに電話をかけて見解を問いただす行為)をやれば、自分たちの気に入らない展示会などの催しを潰せるという成功体験を与えてしまったのではないか」  当然だが、たとえ気に入らない表現や作品でも、暴力による圧力や脅迫行為が許されることはない。とはいえ、彼らの質問は憲法21条が保障する表現の自由への介入を憂うものばかりで、昭和天皇の肖像を燃やす映像や慰安婦をモチーフにした「少女像」(以下、慰安婦像)のいったい何が「芸術」なのか、それを追及しようとする記者はほぼ皆無だった。  要するに、集まった記者の多くが、「表現の不自由展」を中止に追い込んだ抗議電話の殺到、脅迫行為、河村たかし市長をはじめとする政治家の主張だけをことさら問題視したのである。各社が後日報じ、論じた内容が、そういったトーンになったのは、ある意味必然だったのかもしれない。  放火予告のようなファクスを送り付けた脅迫行為は論外だが、一千件以上も寄せられた抗議電話もそれと同列の「テロ行為」であるかのように論じるのは明らかにおかしい。
Tumblr media
 一般論として、展示会の主催者が外部からの指摘で自主的に催しを中止することはあり得る。むろん、個人が展示内容を自由に論評・批判する権利もある筈だが、  8月6日付 朝日新聞社説《あいち企画展 中止招いた社会の病理》は 「人々が意見をぶつけ合い、社会をより良いものにしていく。その営みを根底で支える『表現の自由』が大きく傷���けられた。…中略…。一連の事態は、社会がまさに『不自由』で息苦しい状態になってきていることを、目に見える形で突きつけた。病理に向き合い、表現の自由を抑圧するような動きには異を唱え続ける。そうすることで同様の事態を繰り返させない力としたい」 旨、主張した。「昭和天皇の肖像を燃やし踏みつける映像や慰安婦像の展示」を批判する意見・抗議の自由を、朝日新聞社は認めない。  言論に対して反論するのでなく法廷闘争で批判封殺をはかる朝日新聞社 らしい主張である。  そもそも、同展で展示された昭和天皇の肖像を燃やす映像やエッチング作品の何が芸術なのか。特定の政治的主張、あるいはプロパガンダに過ぎないのではないか。公金を使って展示することは、公権力がその主張なりプロパガンダに同調することにならないか。  「表現の不自由展」の中止問題を扱ったメディアの多くは、この問いについて論じようとしなかった。特にテレビの多くは昭和天皇の肖像を燃やす映像に触れることすらなかった。国民の多くに強い不快感や屈辱感を抱かせる刺激の強い映像を紹介することが憚られたのか、天皇をめぐる問題としてタブー視したのか。あるいは不自由展を応援したい番組側が、批判が集中するだろう映像を意図的に隠したのか。  活字メディアで中止問題を最も熱心に扱った朝日新聞は、「焦点となっている作品は、慰安婦を表現した少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品」(8月6日付第3社会面の特集)などと、たびたび映像について触れてはいる。しかし、芸術作品としての妥当性には踏み込まず、表現の自由の議論に持ち込むだけだ。  こうした議論の建て方は、同芸術祭実行委員会会長の大村秀章愛知県知事や津田氏とも共通する。
10日後、芸術祭アドバイザーの東浩紀氏が辞意を表明した。
Tumblr media
〔東氏のツイート〕  7月末からの休暇が終わり、帰国しました。休暇中に、ぼくが「企画アドバイザー」を務めるあいちトリエンナーレ(以下あいトリ)で、大きな問題が起きました。  このアカウントは、7月の参院選直後に、あいトリの問題とはべつの理由で鍵をかけていたものであり、これからもしばらくは鍵は外しません。しかし、このスレッドについては、転記し紹介していただいて結構です。そのときは、一部を切り取らず全体をご紹介ください。  まずは今回のできごとについて、スタッフのひとりとして、愛知県民の皆さま���出展者の皆さま、関係者の皆さまにご迷惑をかけたことを、心よりお詫びいたします。  ぼくの肩書きは「企画アドバイザー」となっていますが、実行委員会から委嘱された業務は、芸術監督のいわば相談役です。業務は監督個人との面談やメールのやりとりがおもで、キュレイター会議には数回しか出席しておらず、作家の選定にも関わっていません。  けれども、問題となった「表現の不自由展・その後」については、慰安婦像のモデルとなった作品が展示されること、天皇制を主題とした作品が展示されることについて、ともに事前に知らされており、問題の発生を予想できる立場にいました。相談役として役割を果たすことができず、責任を痛感しています。  僕は7月末より国外に出ており、騒動の起点になった展示を見ていません。今後も見る機会はなくなってしまいましたが、そのうえで、展示について所感を述べておきます。以下はあくまでも僕個人の、報道や間接情報に基づく意見であり、事務局や監督の考えを代弁するものではないことにご留意ください。  まずは慰安婦像について。いま日韓はたいへんな外交的困難を抱えています。けれども、そのようないまだからこそ、焦点のひとつである慰安婦像に、政治的意味とはべつに芸術的価値もあると提示することには、成功すれば、国際美術展として大きな意義があったと思います。
Tumblr media
 政治はひとを友と敵に分けるものだといわれます。たしかにそのような側面があります。けれども、人間は政治だけで生きているわけではありません。それを気付かせるのも芸術の役割のひとつです。あいトリがそのような場になる可能性はありました。  ただ、その役割が機能するためには、展示が政治的な扇動にたやすく利用されないように、情報公開や会場設計を含め、もっとていねいな準備と説明が必要だったように思います。その点について、十分な予測ができなかったことを、深く反省しています。  つぎに天皇の肖像を用いた作品について。ぼくは天皇制に反対する立場ではありません。皇室に敬愛の念を抱く多くの人々の感情は、尊重されるべきだと考えます。天皇制と日本文化の分かち難い関係を思えば、ぼく自身がその文化を継承し仕事をしている以上、それを軽々に否定することはできません。  けれども、同時に、「天皇制を批判し否定する人々」の存在を否定し、彼らから表現の場を奪うことも、してはならないと考えます。人々の考えは多様です。できるだけ幅広い多様性を許容できることが、国家の成熟の証です。市民に多様な声の存在に気づいてもらうことは、公共事業の重要な役割です。  しかし、これについても、報道を見るかぎり、その役割を果たすためには、今回の設営はあまりに説明不足であり、皇室を敬愛する多くの人々の感情に対して配慮を欠いていたと感じています。この点についても、役割を果たせなかったことを悔いています。  政治が友と敵を分けるものだとすれば、芸術は友と敵を繋ぐものです。すぐれた作品は、友と敵の対立などどうでもよいものに変えてしまいます。これはどちらがすぐれているということではなく、それが政治と芸術のそれぞれの役割だと考えます。  にもかかわらず、今回の事件においては、芸術こそが友と敵を作り出してしまいました。そしてその対立は、いま、どんどん細かく、深くなっています。それはたいへん心痛む光景であり、また、私たちの社会をますます弱く貧しくするものです。それは、あいトリがもっともしてはならなかったことです。  僕は今回、アドバイザーとして十分な仕事ができませんでした。辞任を検討しましたが、いまは混乱を深めるだけだと考えなおしました。かわりに個人的なけじめとして、今年度の委嘱料辞退の申し出をさせていただきました。今後も微力ながらあいトリの成功に向けて協力させていただければと考えています。  あらためて、このたびは申し訳ありませんでした。力不足を反省しています。そして最後になりましたが、現在拡散されている4月の芸術監督との対談動画において、多くの方々の感情を害する発言を行ってしまったことを、深くお詫びいたします。
Tumblr media
緊急シンポ「表現の不自由展・その後」中止事件を考える  8月22日(木)18時15分開場 18時30分開会(予定) 21時終了  定員:470名 参加費:1000円  会場:文京区民センター3階A会議室
第1部:18:30~19:50 出品していた美術家などが語る「何が展示され何が起きたのか」  安世鴻(写真家)/朝倉優子(マネキンフラッシュモブ)/中垣克久(美術家)/岡村幸宣(丸木美術館学芸員)/武内暁(「九条俳句」市民応援団)/他 第2部:20:00~21:00 会場討論「中止事件をどう考えるのか」  金平茂紀(TVジャーナリスト)/鈴木邦男���元一水会)/森達也(作家・監督)香山リカ(精神科医)/滝田誠一郎(日本ペンクラブ)/他  進行:篠田博之(『創』編集長)/綿井健陽(映像ジャーナリスト)  主催:8・22実行委員会〔『創』編集部/日本ビジュアル・ジャーナリスト協会/OurPlanet-TV/アジアプレス・インターナショナル/メディアフォーラム/表現の自由を市民の手に全国ネットワーク/アジア記者クラブ/他〕
「天皇陛下の味方」を標榜しながら「天皇陛下を冒涜する自由」を啓発するパネリスト
 2019年9月5日夜10時、NHK「クローズアップ現代+」で「『表現の不自由展・その後』中止の波紋」が放映された。  筆者(門田隆将)は、展示中止から1か月以上経ってからの番組なので、ある1点に注目していた。それは、展示作品を番組が「正確に取り上げるかどうか」だった。  というのも、この問題では、展示作品を正確に伝えた「インターネット」と、都合の悪いものは報じず、一部だけを報じた「新聞とテレビ」とに明確に分かれていたからだ。  インターネットだけがこの1か月、展示された作品群の中身をきちんと伝えたが、筆者自身、展示中止になる当日の8月3日、ぎりぎりで観にいくことができた。そしてその作品群の明確なメッセージ性には驚かされたものである。  それは、ひと言でいうなら「反日ヘイト」と「皇室憎悪」だ。国民の税金を使ってこのような展示を愛知県が行うことについて、正直、筆者は首を傾げざるを得なかった。その作品をNHKは1か月を経てどう報じるのか。そのことに注目したのである。  作品がきちんと報じられなければ、いうまでもなく視聴者は正しい判断ができない。「正確に伝えない」ことは報道機関として許されることではない。  だが、結果は、筆者が危惧したとおりの番組になっていた。番組の主張に都合の悪い作品は、一切、報じられなかったのだ。つまり番組は、本来、問題のない「表現の不自由展」が、理不尽な反対や脅迫によって「中止に追い込まれた」ということを懸命に訴える番組構成となっていた。
Tumblr media Tumblr media
 番組で紹介されたのは、ごく一部の作品で、あの展示の性格を表わす肝心の作品群のことは伏せられた。なぜ伏せられたのか。理由は簡単だ。それを報じれば、自分たちの主張の方が「間違いである」ことが白日の下に晒されるからだ。  「ああ、この表現の不自由展の実行委員会には、もともと2001年に大問題となった『問われる戦時性暴力』をつくった曰くつきの元NHKプロデューサーが入っている。番組は最初からそっちの線で描くことに決まっていたんだ」  筆者はそう思った。公平な番組ができるかどうかを期待していた自分が逆に恥ずかしくなった。では、まず実際の展示にはどんな作品があったのか、それを先に説明しておこう。  8月3日昼、白いカーテンをくぐって当該の展示コーナーに足を踏み入れた筆者の目に真っ先に飛び込んできたのは、2メートルほどの狭い通路の両側に展示された昭和天皇に関する作品群だった。  右側には、正装した昭和天皇の肖像を髑髏(どくろ)が睨んでいるもの、左側には昭和天皇の顏の部分を剥落(はくらく)させ、背景には大きく赤で✕が描かれた銅版画が掲げられていた。タイトルは「焼かれるべき絵」。作者による天皇への激しい憎悪が剥き出しにされた作品だった。  その先の右側にあったのが、昭和天皇の肖像がバーナーで焼かれていく映像作品だ。奇妙な音楽が流れ、なんとも嫌な思いが湧き上がるような演出の中、次第に焼かれていく昭和天皇の顏。すべてが焼かれ、やがて燃えかすになると、今度はこれが足で踏みつけられる。人間の尊厳というものをズタズタにする強烈な映像作品である。  よほど作者には昭和天皇への恨みがあるのだろう。これをつくって、作者はエクスタシーでも感じているのだろうか。そんな思いで筆者は映像を見つめた。思い浮かんだのは「グロテスク」という言葉である。  少女像が展示されているのは、昭和天皇へのヘイトを全開にしたこの作品群を通り抜け、右側に広がった空間の一角だった。少女像の手前の広い空間の真ん中には、テントのような作品が置かれていた。  題して「時代の肖像―絶滅危惧種 idiot JAPONICA 円墳―」。かまくら形の外壁の天頂部に出征兵士に寄せ書きをした日の丸を貼りつけ、まわりには憲法九条を守れという新聞記事や靖国神社参拝の批判記事、あるいは安倍政権非難の言葉などがベタベタと貼りつけられ、底部にはアメリカの星条旗を敷いた作品だ。  idiot とは「愚かな」という意味であり、JAPONICAは「日本趣味」とでも訳すべきなのか。いずれにしても「絶滅危惧種」「円墳」という言葉からも、絶滅危惧種たる「愚かな」日本人、あるいは日本趣味の「お墓」を表わすものなのだろう。  日の丸の寄せ書きを頂点に貼った上に、このタイトルがつけられているので、少なくとも戦死した先人たちへの侮辱の作品であることはわかった。筆者は戦争ノンフィクションを10冊以上刊行しており、これまで最前線で戦った多くの元兵士を取材している。今ではほとんどが鬼籍に入られたが、その先人たちを貶める目的の作品であると感じた。  そして少女像。これはどうということはない。あのソウルの日本大使館前や、世界中のさまざまな場所に建てられている像だ。英語の解説文には、「Sexual Slavery」(性奴隷制)という言葉があり、「性奴隷」の象徴としてこの少女像が存在していることがしっかり記されていた。  説明書きを読んでみると〈1992年1月8日、日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモが、日本大使館で始まった。2011年12月14日、1000回を迎えるにあたり、その崇高な精神と歴史を引き継ぐため、ここに平和の碑を建立する〉と書かれている。  慰安婦のありもしない強制連行を否定する日本側の見解とは明らかに異なる主張を持つものだ。少女像の左側の壁には、元慰安婦の女性たちの写真も掲げられている。筆者には、これらが「反日」という政治的メッセージを訴えるための作品群であることがわかった。  しかし、クローズアップ現代には少女像の作者が登場し、「(これは)反日の象徴として語られていますが、筆者たちは平和の象徴と考えています。(戦争の)悲しみと暗い歴史を語る象徴なのです」というインタビューが放映された。慰安婦であることの明確な説明書きと矛盾しているのに、番組では、それを指摘もしない。  つまり良心的な作家が「平和を祈ってつくった作品が脅迫で圧殺された」という番組にしたかったのだろう。そのためには、昭和天皇や戦争で死んでいった若者たちを損壊、侮蔑する作品群だったことは「報じられない」のである。  この番組の悪質性は、自らの主張に「都合のいい作品だけを取り上げた」という点にあり、この展示の中止を求めた河村たかし名古屋市長には、当然“悪者”というイメージが植えつけられた。  日本では、公の電波を使ってこのような一方的な番組が放映されることを防ぐために放送法4条に以下の条文が定められている。 (1)公安及び善良な風俗を害しないこと (2)政治的に公平であること (3)報道は事実をまげないですること (4)意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること  クローズアップ現代は明確に(2)(3)(4)に違反している。放送中から筆者のもとには「こんな番組が許されるのか」「作品の中身がこれだけネットで明らかにされているのにNHKはまだこんな番組をやっている」という訴えが相次いだ。  実は、日本の新聞やテレビがよくやるこのやり方は「ストローマン手法」と呼ばれる。対象となる出来事、あるいは対象者の発言の一部を切り取ったり、主旨をねじ曲げて報じて自己の主張に添うように記事や番組をつくるものだ。ストローマン(straw man)とは、もともとは藁(わら)で作られた人形(藁人形)を指す英語である。つまり案山子(かかし)だ。都合のいいように事実をねじ曲げて報じるのだから、「倒す」のは簡単なことからついたとされる。  ちなみに、これは欧米の言論界で最も軽蔑されるやり方として忌み嫌われている。
Tumblr media Tumblr media
 実は、産経新聞とフジテレビを除いて、この1か月間、これらの作品群の真実を報じたメディアはほとんど見られなかった。報じたら忽ち「そんな酷い展示だったのか!」と非難が高まり、「表現の自由が圧殺された」という趣旨の記事や番組ができなくなってしまうからである。  クローズアップ現代には日本文学研究者のロバート・キャンベル氏が登場し、こんなコメントをした。「筆者は“エビデンスのない共感”と呼んでいるんですが、自分にとって心地よい考えに出会った時や物の見方をみた時に、それに連動して、リツイートをしたり、コメントしたり、拡散していくということはあるわけですね。その傾向が今、世界中で広がっている中で、今回のケースは、日本の中で極めて特徴的なものとして現われたのかなと思います」  筆者は耳を疑った。このクローズアップ現代こそが、目の前の作品群の真実を封じて少女像だけの問題に矮小化し、“エビデンスのない共感”を大衆に求めたのではなかったのか、と。  筆者は、こういう公平性を欠いたマスコミ報道、特に新聞を取り上げて5月末に『新聞という病』(産経新聞出版)を出版した。3か月余りを経た現在、これが10万部を超すベストセラーになっている。  国民がいかに「事実をねじ曲げる」新聞に怒っているかを痛感した。だが、NHKも同じだ。筆者は「NHKという病」を追及する必要性を痛感している。なぜこんな放送局に税金が投じられ、国民が受信料を払わなければならないのか。国会での徹底追及をお願いしたい。
Tumblr media
リベラル勢力の二重基準  愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった。憲法違反だとか、さまざまな物議を醸したが、そもそも公費を使ってやるようなイベントなのか。その上、昭和天皇の御真影を燃やす映像などはもはや芸術とは呼べない。  作家の竹田恒泰氏は、展示の中止を「憲法違反」や「検閲」と指摘する声に対し、一つ一つ論理的に反論。反日の偏った思想に基づいた作品しか展示されておらず、公平性もないため、実体は「反日展」にすぎないと断じた。  著書が「表現の自由」を逸脱するとして朝日新聞に訴訟を起こされた文藝評論家の小川榮太郎氏は「私の表現の自由は無いのか」と、自身の言論を封殺した勢力の一方的でゆがんだ構図を糾弾する。  産経新聞大阪正論室は実際に展示会場をルポし記者会見も取材。大阪と神戸を舞台にした「御代替わり朝礼」非難報道や幼児図鑑「絶版」騒動とあわせて、平気でダブルスタンダード(二重基準)をふりかざすマスコミの病理をあぶり出す。  「表現の自由」を盾に、昭和天皇の御真影を燃やすなどという非芸術的行為を擁護する勢力は横暴だ。
Tumblr media
 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止となった企画展「表現の不自由展・その後」について、1週間後の展示再開で、芸術祭実行委と不自由展実行委が合意し、展示中止のポーズを解除した。さらに、開会時の内容を維持し、必要に応じて教育プログラムを実施することや県が来場者に対し、中止になった経緯などを検証した中間報告の内容をあらかじめ伝えることも告げた。  これに伴う批判の殺到を怖れた知事は、ツイッター上で、自身を誹謗中傷するアカウントをブロックする旨、宣言した。
Tumblr media Tumblr media
 ブロックされれば強制的にフォローが解除され、ツイートを読んだりリツイートしたりできなくなる。早速、「見事にブロックされちゃった」と大村知事のブロックを示す画像が次々と投稿された。「���謗中傷」の基準を質問するだけでブロックされたと主張するユーザーや、愛知県民であるにも関わらずブロックされたという声もあった。  大村知事は、批判的意見・質問をブロックするにとどまらず、韓国軍の蛮行について論ずる自由は無い旨、言い放った。  企画展「表現の不自由展・その後」は、昭和天皇の写真を焼いたような映像や「慰安婦像」として知られる少女像の展示などが批判を浴び、脅迫ファクスが届いたことを口実に企画展を中止していた。大村知事が津田氏と並んでピースする画像をツイッターに投稿し、その後削除したことも話題になった。  不自由展が提起した問題の一つは、文化庁などの助成基準との整合性だ。  「表現の不自由展・その後」では、政治的論争のある慰安婦像や昭和天皇の写真をバナーで燃やした灰を踏みつける動画など、日本国民の感情を害し心理的な傷を与える展示があった。
Tumblr media
 2019年10月8日、「表現の不自由展」再開に抗議する為、名古屋市の河村たかし市長は、同展会場前広場で座り込みを行った。河村氏は芸術祭の実行委員会の会長代行だが、再開についての協議はなかったといい、「(再開決定は)無効だ」と批判している。  河村氏はこの日、約30人の支持者らと抗議活動を実施。座り込みで約10分間、「県は公金の不正使用を認めるな」「知事は名古屋市民の声を聞け」などとシュプレヒコールを上げた。
Tumblr media
 マイクを握った河村氏は、とくに昭和天皇の肖像を燃やすような動画について問題視し、「愛知県や名古屋市が主催しているところで展示すれば、県や市が認めたことになる」と指摘。「表現の自由の名を借り、世論をハイジャックする暴力だ」などと再開に強く抗議した。  会場前の広場には、同展に反対するプラカードを掲げた人たちの姿も見られた。その場に居合わせた名古屋市民は「天皇を公然と侮辱するようなものを芸術と呼べるのか、不自由展ではなく不愉快展、市民として黙っていられない」と憤る。  同日の 大村秀章氏ツイート は、画像の通り
Tumblr media
 検証委は、中間報告で「誤解を招く展示が混乱と被害をもたらした最大の原因は、無理があり、混乱が生じることを予見しながら展示を強行した芸術監督の行為」と津田氏の責任を指摘した。しかし、津田氏は、責任を感じるどころか、文化庁の補助金交付を求める署名活動を支持し、政治的な対立を煽り続けている。  検証委は、大村氏については、「検閲」を禁じた憲法の制約、リスクを軽減するガバナンスの仕組み欠如等を理由に、責任を不問にしているが、陳腐な言い訳で説得力はない。
Tumblr media
 朝日新聞社は、公権力が表現活動を抑圧した旨報道し、さらに「ヘイト行為の一般的なとらえ方に照らしても、少女像はそれに当たらない」という検証委の指摘に賛同している。特定法規が定義する「ヘイト」の概念に該当しないことを論拠にしているが、これは、日本人を食い物にする発想方法である。  2015年に、朝日新聞社は、①故吉田清治氏の慰安婦に関する証言の誤報取り消しが遅きに失したこと、②吉田調書報道の取り消し、③池上彰氏の連載掲載見合わせ をおわびする旨、自ら 発表した が、そのことを忘れてしまったのだろうか?  この展示がもたらしたハラスメントは、多くの人に国民としての自尊心を過度に傷つけられただけでない。自分たちが納めた税金を利用して行われたことによって、さらに傷ついている。  しかもこの展示は、芸術監督の自発的な意図として成立した、むしろ積極的で公的なハラスメントともいえるものだ。日本国民の被害感情を軽視する人々が、メディアや文化人界隈に少なからずいることに驚かざるを得ない。  因みに、「展示スペースの大きさや実際の展示費用などを計算しカットした補助金を交付すべき」旨、補助金ルール無理解な三浦瑠麗氏が述べている。
Tumblr media
表現の不自由展 きょう午後再開 警備強�� 金属探知��も  2019年10月8日  愛知県で開かれている国際芸術祭で、テロ予告や脅迫ともとれる電話などが相次いだため中止された「表現の不自由」をテーマにしたコーナーについて、愛知県の大村知事は、警備を強化したうえで1回当たり30人を上限としたガイドツアー形式で、8日午後から再開すると発表しました。  8月1日から愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」では、「表現の不自由」をテーマに、慰安婦問題を象徴する少女像などを展示するコーナーが設けられましたが、テロ予告や脅迫ともとれる電話などが相次ぎ、開幕から3日で中止されました。  愛知県は、中止前の状態と展示の一貫性を保ちつつ、安全対策などを講じて再開することを目指してきましたが、展示の在り方などをめぐって協議が難航してきました。
Tumblr media
 芸術祭の実行委員会の会長を務める愛知県の大村知事は7日夜、記者会見し、コーナーを8日午後から再開すると発表しました。  具体的には、 ▽抗議の電話の専用回線を設け、会場の警備を強化するといった安全対策を講じ、 ▽事前に抽選をして作品の解説を行う教育プログラムを受けてもらったうえで、 ▽1回当たり30人を上限としたガイドツアー形式で再開するということです。  さらに、 ▽鑑賞の前には手荷物を預かり、金属探知機でのチェックを行うほか、 ▽動画の撮影も禁止するということです。  芸術祭では、中止に抗議して作品の展示を辞退するなどしていた国内外の作家たちの作品も8日からすべて展示されるということで、大村知事は「円満な形で日本最大級の国際芸術祭の完成を目指したい」と述べました。  8月1日から愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」では、「表現の不自由」をテーマに、慰安婦問題を象徴する少女像などを展示するコーナーが設けられましたが、テロ予告や脅迫ともとれる電話などが相次ぎ、開幕から3日で中止されました。
Tumblr media
 愛知県は、中止前の状態と展示の一貫性を保ちつつ、安全対策などを講じて再開することを目指してきましたが、展示の在り方などをめぐって協議が難航してきました。  芸術祭の実行委員会の会長を務める愛知県の大村知事は7日夜、記者会見し、コーナーを8日午後から再開すると発表しました。  具体的には、 ▽抗議の電話の専用回線を設け、会場の警備を強化するといった安全対策を講じ、 ▽事前に抽選をして作品の解説を行う教育プログラムを受けてもらったうえで、 ▽1回当たり30人を上限としたガイドツアー形式で再開するということです。  さらに、 ▽鑑賞の前には手荷物を預かり、金属探知機でのチェックを行うほか、 ▽動画の撮影も禁止するということです。  芸術祭では、中止に抗議して作品の展示を辞退するなどしていた国内外の作家たちの作品も8日からすべて展示されるということで、大村知事は「円満な形で日本最大級の国際芸術祭の完成を目指したい」と述べました。
・「 表現の不自由展 」は安全地帯での覚悟なき玩弄。表現の自由は侵されず。 ・米国でも「表現」で一大騒動。NY市長助成金カットと立ち退き要求。 ・中国、韓国はもちろん、米国でも「表現」によっては日本より遥かに厳しい。
 2019年10月14日、 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」 の 「表現の不自由展・その後」 が、突然の中止、「不自由な」限定再開を経て、会期終了と共に閉幕した。  主流メディアの多くは、最も問題視された、昭和天皇の写真を焼き文字通り踏みにじる映像については触れず、もっぱら慰安婦少女像が不寛容な勢力に攻撃されたかの如き「表現の不自由」を体現したような報道を続けた。
Tumblr media
 主催者である 大村秀章愛知県知事 と 津田大介芸術監督 の責任について、「企画アドバイザー」だった 東浩紀氏 が、当事者として的確に指摘している。   「『表現の自由』vs『検閲とテロ』という構図は、津田さんと大村知事が作り出した偽の問題だと考えています。…今回『表現の不自由展』が展示中止に追い込まれた中心的な理由は、…天皇作品に向けられた一般市民の広範な抗議の声にあります。津田さんはここに真摯に向かい合っていません」
Tumblr media
  今回、表現の自由は、常識的意味において、何ら侵されていない。 せいぜい、税金の補助を受ける対象から排除されただけである。問題となった一連の「作品」群は、破壊も没収もされておらず、民間の場に移せばいくらでも再展示できる。写真や動画のネット拡散により、むしろ当事者の予想以上に多くの人が「表現」の実態に接した。  これが中国で、毛沢東の写真を焼く映像を展示したのだとしたら、関係者は既にすべて獄中、ネット拡散した者も国家安全部に拘束され拷問という展開になっていただろう。  あるいは韓国で、慰安婦の写真を焼いて踏みにじるパフォーマンスをしたなら、やはり関係者は、元慰安婦が共同生活を送る「ナヌムの家」で土下座謝罪の上、何らかの罪状を付けられ服役となったろう。   「テロ脅迫」に責任転嫁を図った大村、津田両氏の行為は、日本という安全地帯における、覚悟を欠いた「表現」の玩弄に過ぎなかった。
Tumblr media
 政治性と宗教性という点で違いはあるが、 アメリカでも1999年、「センセーション」と題したブルックリン美術館の特別展示が一大騒動を巻き起こした。
Tumblr media
 問題の作品はイギリスの黒人画家 クリス・オフィリ(Chris Ofili) の 「聖処女マリア」 で、デフォルメされた黒人女性の乳房のコラージュ(貼付)部分と台座に象の糞が使われていた。また画面に多数飛ぶ蝶のような物体が、近づいて見ると、突き出した女性のヒップの写真であった。  経緯は後述するが、同作品は現在 ニューヨーク近代美術館(MoMA) に収蔵されており、「MoMA, Ofili, Mary」で検索すると同美術館の説明入りで 画像 が見られる。  「センセーション」展を開催したブルックリン美術館は、ニューヨーク市の財政補助を受け、市所有の建物に入居している。 当時のルドルフ・ジュリアーニ市長(現在トランプ大統領の私的法律顧問)は、「嫌悪すべき企画に表現の自由は適用されない」と、作品を撤去しなければ助成金を打ち切り、美術館自体の建物からの立ち退きも求めるとの姿勢を打ち出す。  事態は法廷で争われるに至ったが、特別展示終了で作品が建物外に搬出されたこともあり、結局、市側は美術館に対する立ち退き要求を取り下げた。
Tumblr media
 その後この作品は、460万ドル(約5億円)である富豪が落札し、昨年(2018年)ニューヨーク近代美術館に寄贈された。ところがその際は騒動とならなかった。
Tumblr media
最大の理由は、 同美術館はロックフェラー財団など民間資金で運営されており、税金が入っていないこと にある。  日本でも同様、個人美術館や朝日新聞あたりが「表現の不自由展」を引き取り、自らの費用と責任で展示する覚悟を示せばよいのである。  またオフィリの作品には、題名以外に聖母マリアを思わせる要素は乏しく、構図や色彩にアートとしての面白さを感じる人々が少なくない。象の糞も彼が好んで使う画材で特に冒涜の意図はなかったとされる。  もっともアメリカでも、例えばマーティン・ルーサー・キングの写真を焼いて踏みにじる映像を展示したなら、主催者は囂々たる非難と資金引き上げ、訴訟に見舞われるだろう。その点は、日本より遙かに厳しいはずだ。
島田洋一 (福井県立大学教授)
ご批判、ご指摘を歓迎します。 掲示板 に  新規投稿  してくだされば幸いです。言論封殺勢力に抗する決意新たに!
0 notes
Text
DearDream 1st LIVE 「Real Dream」:ここからが新たなるスタート
2017.5.4.(Thu)@Zepp ダイバーシティ東京
DearDreamにとって、そしてDearDreamerにとっても、忘れられない日となった1st LIVE「Real Dream」が開催されました。
すごくシンプルに感想をいうと、
ひたすらに楽しくて、幸せで、最高だった!!!!!!
ドリフェス!らしさ、DearDreamらしさがたくさん詰まったステージだったなあと思います。
彼らのことについてまだまだわからないことも多いから、コンテンツそのものや2次元キャラはともかく、実在するひとについて、恣意的に切り取った側面を形に残してワールドワイドウェブに置いておくのはなんだかこわいなあと思って避けていた部分もあるのですが、あのライブを観たら、やっぱり今の彼らを今のわたしが感じたままに残しておきたいなあという気持ちになって、いま書いています。
本当はセトリを追って細かい感想を書きたいんだけど、びっくりするくらい、それはもう本当にびっくりするくらい、細かいことや演出を覚えていないので(笑)、ひとごと、テーマごとにぽろぽろ書きたいと思います。
絶対絶対絶対ブルーレイにしてください~!!ノーカットで!!!!!ファンミ02も!!!!収録してたじゃないですか!!!!
★そーまさん
「うちのセンター、最高にカッコイイじゃねーのよ」と、涙して帰ってきました。
『ステージ上で全部受け取って、ステージ上で全部返す』、そんなセンター様の姿を見た気がしました。
SNSでも雑誌でも多くは語らないそーまさんは何を考えているのかわかりにくいんだけど、中身���めちゃくちゃ熱いし真面目だし、決してファンのエールに鈍いわけじゃない。
ステージで語ってくれる言葉が、本当に響くんですよね。
自分の心から拾い上げて、つたなくても自分の言葉で伝えてくれる言葉に、魅力がある。
だからえらいひと、しんみりした挨拶になっても怒らないであげてください。笑
わたしはそーまさんの挨拶が大好きです!
今回の「ファンのみんなは期待を越えてきてくれて、ライバルだな、負けられないなって思う。俺負けず嫌いだから」とか
「地獄に落ちても強制的に思い出させる(くらい、今日は忘れられない日)」とか、
そーまさんの独特の感性が出ていて大好きです。笑
言うこと、前日にノートに書いて考える真面目さ愛おしい……。
SNSファンサは大丈夫、その辺はWマサキというハイパーファンサ組が上手くやる。適材適所。
職人気質の、頑固で寡黙(仮)なセンター様。
あと5段くらいステップアップしたら、とんでもない覇気を出せるようになるんじゃないかなと、楽しみにしております。
そーまさんをセンターに置こうと決めた人、天才だな……。
White Pavementのソロ、震えました。カッコよかった。
この曲に思い入れがあると言ってたそーまさんが、コーラスという新しい挑戦の中で、ソロパートを歌い上げるドラマ性にも感動したし、
ステージの真ん中でひとりライトを浴びて歌い上げる姿がカッコよかった
(いや、細かい演出全然覚えてないからスポットライトは幻覚かもしれない)。
シンアイなる夢へ!の前のMCで、「みんなとなら東京ドームに行ける気がする」、
「僕らの夢、みんなの夢、ここにいる全員でみる夢、それぞれの夢に贈ります」と言ったそーまさん。
「みんなと見る景色の向こうに」というそーまさんソロパート、ただでさえ好きなんですけど、
1stライブでは「みんな」を全身で感じて受け止めるみたいに手を広げていたのが、素敵で、かっこよくて、愛おしくて。
アンコールが「イケるっしょ!」だったことに「みんなどこでそんなの覚えてきたの~!?」とぽやんと投げかけるそーまさんがとてもかわいかったです。
ファンミ02でそーまさんが一生懸命考えた友達体操、今度はみんなで考えてパワーアップして持ってきたのが
とってもDearDreamらしくて好きです。
2次元ファン、3次元ファン、ファンの濃淡、いろいろあるかもしれないけど、そんな垣根は関係ない。
「みんな友達、そう、Friend!」!!!!!
★溝口さん
溝口さんを観ていると「『俳優がアイドルをする強み』ってこういうことなのかな」と、DearDreamの持ち得るひとつの武器のヒントを見ているような気がするんですよね。
彼は、んま~~~べらぼうに表情をつくるのが上手い!
踊って歌っているときのそもそもの表情の作り方が芝居的だと常々思っていたのですが(褒めてる)、今回、2032やサクラレターを観て、「芝居的にアイドルの表情をつくってる」ことに加えて、「曲の物語を語る」ことができるんだなあ、と感心しました。
2032は、四者四様でおもしろかったのですが、なかでも溝口さんは「慎と圭吾のドラマ」を思い出させる切ない表情をしていたのが印象的でした。
けど、世界観に浸り続けてしんみりするわけではなく、「2・0・3・2」と指で作ってファンにみせているようなところがかわいい。
メビレの「スパンコールみたいな星が降るね」で星を描くところは、本当に溝口さんの周りに星が舞って観えた。まぶしい……キラキラしている……。
ハンサムで観ていた頃は「初々しくて危なっかしい若い子」みたいな印象が強かったのですが、すっかり成長されて、いまでは「DearDreamの縁の下の力持ち・まとめ役・影のリーダー」です。
芸歴が長いからその役割を自然と担った(担わされた)のかな、とも思うのですが、元々の気質もあるのか、無理してその役割を背負っているように見えないのが安心します。
ステージ上でもお茶目なことをちょろちょろマイペースにぶっこんでるしね。笑
アミュオタとしてはやはり「アミューズのおしゃべりくそ野郎です!」と自己紹介したことにテンションぶちあがりました。おしゃくそ~!
あと、挨拶で「慎くんと歩んできた道が」と言っていたのですが、わたしの記憶が正しければ(そう、正しければ)、キャラクター名を出したのは溝口さんなだけな気がするんですよね…?
自分が(もちろん2次元のDearDreamも好きだけど)3次元の彼らに偏って観ているから全然違和感を持たなかったんけど、思い返せば、映像演出意外でのキャラクター要素は薄かったのかなあとも思い。郁くんがときどき千弦声をだしてたくらい?あと慎くんも一瞬あったかな。
そういう声を実際に聞いたわけではないけど、「2次元が好き」というきっかけでライブ会場に足を運んだ人から観たら、どういう感想を持つんだろうなあ、物足りないひともいたのかなあ、とちょっと気になったり。
(「2次元が好で行ったけど3次元も好きになった」という感想を会場で聞いた、というのは聞いた!ので、安心してください!(?))
俯瞰で状況を見るタイプの溝口さんだからそこに気づいて、あえてちゃんと慎くんの名前を出したのかなあ……とかちょっと思いました。
これがあえてだったらそっこう溝口さんに落ちちゃう(頭いい人すき)。
でも、本当に「慎くんと歩んできた」と思っているから出てきたんだろうなあと思うので、意図的であろうとなかろうと、素敵な挨拶だったなあと思います。
★とみたさん
Special YELL!でエンジン全開なとみたさん、輝いてた!
テンションMAXで盛り上げてくれたこの曲、(RealDream!の涙を引きずってわたしの顔はべしょべしょだったけど笑)すごく楽しかったし、個人的にはすごく嬉しくもあった!
(ファンの方怒らないでほしいんですけども)個人的にはとみたさんって歌やダンスでは一歩引いているような、良くも悪くも主張が弱い印象があったので、彼の得意分野となれる曲のジャンルを見つけられて良かったなあって思いました。またライブで聴きたい!!
MCでKUROFUNEにケンカ売ってるところがおもしろすぎて笑いっぱなしでした。
★将熙くん
White Pavementのコーラス、将熙くんがやりたいと言ったというのは意外でした。
「派手でカッコイイこと好きそうだな」というイメージはあったけど、こういうしっとり美しいこともやりたいと思うんだなあ。
パフォーマンスに貪欲なおひとです。
やりたいことを見つけられるってそれだけで才能だと思うので、将熙くんはすごいなあと思います。それを実現していく言葉の力も、仲間の力もある。
確かバタフライガールだったと思うけど、ずっとセンターにいて、ソロダンスもあり、「ひょえ~」となりました。よかったねえ。
DearDreamのダンス担当、がんばれ~!
バク天の前に「俺を見て」とばかりにチョイチョイするところ、愛おしかった。
「メロンパンみたいな恋、しようぜ」は今後永遠に語り継がれたいメイ言でした。
★郁くん
 「Real Dream!」が……しんどかった……本当に……心を掴まれて……冗談抜きで彼から目が離せなかったです。
郁くんはどんな時もどんな曲でも、それこそ2032でもニコニコしちゃうくらい笑、笑顔いっぱいでいつもパフォーマンスしてくれるんですが、Real Dream!のときは、全然笑ってなかったんですよね。
会場の真ん中あたりで観ていたわたしは細かい表情がわからなかったんですが、「あれ、なんか表情が強張ってるな」というのは気づける距離で、泣いてるのかなと思って、モニターで表情を確認したい気持ちもあったのですが、そのために、今、目の前の郁くんから一瞬でも目を離すのがもったいなくなるくらい、惹きつけられるパフォーマンスをしていました。
「DDの軌跡」で緩んだ涙腺に、圧倒的なパフォーマンスをぶつけられて理由がわからない涙がだばだば出たんですが、その後のMCで郁くんが泣いてるのをいじられて「やっぱり泣いてたんだ」と知って、あのパフォーマンスをした郁くんの気持ちに思いを馳せて、さらに号泣するオタク。
郁くんは丁寧で、カタチが綺麗なダンスをするタイプだと思っているのですが、あの時のReal Dream!は、カタチとかキレイさとか、そういうのはかなぐり捨てていて、感情が爆発するままに踊り殴っていた。普段、お行儀が良くて優しくて穏やかな郁くんが、あんな風に感情を爆発させているの、初めて観たし、圧倒的に目と心が惹きつけられた。
Real Dream!って、明るくて元気でキラキラな曲だから、普通に考えたらあんなにガムシャラで乱暴な踊り方しないと思うし、たぶんあれをもう一度やろうとしても、できないだろうなあと思う。
DDの軌跡でオーディションからの活動をたどって、思い出して、そして1stライブを迎えてファンの前に立ったあの瞬間の感情だからできたパフォーマンスなんだろうなあと思う。
たぶんもう二度と観れない、あの圧倒的な瞬間に居合わせることができて本当によかったなあと思いました。
けど何回でも観たいので、映像化はしてください。
会場全体を盛り上げようと「みんな一緒に!」と呼び掛けていたり、
シンアイではスクリーンに被らないように腰を屈めてスクリーン下を通りながらも、歌詞を指さしてたり、
自分のファンには手を振ってうんうんする「おまえだよファンサ」キメてたり、
手前から奥まで、二階まで、ちゃんと観ていたり、
たびたび千弦声だしてたり、
「物販で朝早くから並んでくれて~」とオタク側に立って気遣ってくれたり、
視野広く心配りのできる、サービス精神旺盛なおひとだなあと思いました。高すぎるアイドルポテンシャル。
リババレやスタトゥギャでアイドルらしくアイドルしようとしてる郁くんを観てると愛おしみがわきます。
ご本人がかわいくてアイドルポテンシャル高いのは間違いないんですけど、一方ですごく男らしいひとだとも思うので、
ニコニコかわいいキュートなアイドルを魅せようと頑張ってのをみると、「ふふっ」って微笑ましくなっちゃう。かわいい。
郁くんはWまさき曲では、「Wまさき」を魅せようと思ってる気がする。わかんないけど。
背中合わせとか「やろうと思ってやってる感」が、ふふっ、ってなる。
これからもっともっと素敵なシンメになってね。
郁くんのダンスが好きだなあと思うのですが、それは丁寧でひとつひとつの振付を誤魔化さないタイプだからだなあと思ってたのですが
加えて、上半身…肩が柔らかいところだな……と気がつきました。さすがピッチャー。
そんな郁くんのArrivalバックダンサー、とてもよかったです。しゃがむところはしゃがむ!飛ぶところは飛ぶ!
余談ですが、DDの軌跡でオーディション映像が流れたとき、この奇跡に感謝……としみじみしました。郁くんを選んだ方々、郁くんが応募してくれたこと、ほんの1年半前には普通の男の子だったことなんて信じられないくらいアイドルポテンシャルの高い郁くんを育んできたすべての環境に感謝しました(重い)
◆公人くん
ひたすらに美しかったですね王子様。
「カニダンスね、みんなに心配されてたけどやっと披露しましたよ」みたいなこと言ってたの笑った。
誰目線てかんじですが、公人くん、歌もダンスも上手くなったな~!
特にダンスは、数年前にハンサムで「踊れない組」と括られ公式でネタにされていたけれど、もうそんなこと言わせないですね!
楽しそうにドリフェス!してる公人くんを観てると安心します。
◆株さん
なんかすごくテンション高かったな?!と思いました。笑
後ろにいた方が劇プレファンで「あーにやにやしてる(笑)」と言ってらして、わたしもにやにやしてしまった。笑
おしゃくそ先生の友達体操口座で「Lesson1」と良い声で挟んできたり、
Paradeが生まれるで袖に捌けようとして郁くんに止められてたり、おちゃめなお兄さんおもしろかったです。
でもやっぱりカッコイイんだよなあ、KUROFUNE。
余談ですが、KUROFUNEが「俺たちもワンマンやりたい」というようなことを言っていた気がするんですが、
わたしも「いつまでもゲスト扱いじゃなくてKUROFUNEで活動してもええやん~」と思っていたのですが、
今回のDearDreamのワンマンライブを見て、「5人(7人)でこの運動量と曲の数なら、2人でワンマンって、めちゃくちゃ大変じゃんか……」と実感しました。
それを友人に言ったら「あと衣装替えのためにソロ曲が2つくらいずつないと難しいよね」と言われて、「え……KUROFUNEのソロ曲……しんどい……」となりました。ソロ曲ほしい……。
♪2032
これは4人の色がそれぞれ出ていておもしろかったなぁと思います。
溝口さんは、慎くんと圭吾くんのドラマを思い出させるような切なくてみずみずしい青春感。
郁くんは歌詞よりも、曲の爽やかさの印象が強くなるような明るいパフォーマンス。にこにこ〜。
そーまさんは男の気だるい色気があふれていて、これは失恋ソングに誤解されてもしょうがないと思いました。笑
将熙は将熙だった(友人談)。
♪.君はミ・アモール
KUROFUNEが襲来する前のレーザーと重低音がかっこよすぎて震えた。あれはずるい~!かっこいい~!!
カニダンスかわいかったです。
♪FACE 2 FAITH
ますタイトルでころしにきている。
「Face to Face」かと思ったら「 FACE 2 FAITH 」。
歌詞に「パートナー」のような単語が入っていたような気がするんですが、相方ソングですか?しんじゃう
KUROFUNEに「BEST☆ ★ PARTNER歌ってほしい!」と思ってたけど、それよりもKUROFUNEらしいパートナーソングが来たらしんじゃう……
2 FAITH でふたりの信頼なのかな、とか、発音をかけて「向き合う」のダブルミーニングもあるのかな、とか、まずタイトルでころしにきている(2回目)
加えてスタンドマイク……ウッ。かっこいい。
KUROFUNEの曲は勇人さんが作っている(設定な)わけですが、勇人さんはあんなゴリゴリロックみたいな見た目して爽やかでオシャレな曲作るのが本当にズルイ……。
思い入れとか歌詞とか抜きにして曲だけでいえばArrival、シナリオ、F2Fですよ、わたしの3大好きな曲。勇人さんのセンス大好き…。
ミニアルバム発売おめでとうございます。楽しみです!
♪FEEL YOUR SKIN
おしゃくそ先生による友達体操レクチャーのあと始まったこの曲��
特別好きな曲ではなかったのですが、今回のライブで友達体操したのがすごく楽しかったから、好きになりました。
将熙・とみたさん・そーまさんの並びだったと思うんだけど、肩トントンのところで「トトトトン」みたいな感じで
連打が連鎖してるのがかわいかった〜!あれ?公人もいたかな?とりあえずとみたさんはいたはず。
元祖友達体操はファンミ02でそーまさんが「会場をひとつにするためにどうすればいいかな」と考えて実践したことですが、
「あの伝説の」とそーまさんが自分で言ってたのが可愛かった。笑
お隣の方は知らない方でしたが、「あ、どうも~」って目を合わせて笑いあえたので安心しました。
ちゃんと肩に手を置いてくれたのでわたしも置きました!会場、あったまりましたね。
みんな友達、そう、Friend!!!!!!
♪White Pavement
コーラスに挑戦した一曲。
「これ、コーラスしてるよね?」と確信できたのが曲の中盤あたりだったのが悔しい!
もう一度観たい!から円盤ください!!
そーまさんのソロ、カッコよかったです。
♪あなたの瞳に踊らせて
曲前のそーまさんの「オレのものになって」の囁きにドキッとしてしまった。ひえっ。
言った後、照れてなかったかな~?(´ー`)確認したいので円盤ください。
♪シナリオ
ライブ初披露!わーい!
シナリオは元々勇人くんのバンド時代の曲だけど、音楽にプライドがありそうな勇人くんが圭吾くんにも歌わせて、二人で歌ってるというのがもうしんどい。
♪シンアイなる夢へ!
本編ラストはやっぱりこの曲ですよね!
終わりの歌だけど、未来のことを歌っているのがドリフェス!らしくて大好きだなあと毎回思います。
ファンミ02でこの曲をキラキラしながら歌っている彼らを観ているのがすごく好きだったけど、
今回のように一緒に歌うのもいいなあと思いました。
いつか、アプリのライブイベストのようにシンアイをアカペラで歌って歌ってくれたらいいな~。だばだばに泣いてしまう。
♪Paradeが生まれる
最後の最後も、やっぱり未来を歌う曲で終わるのがドリフェス!っぽい。
「みんながほら 繋がったら 素敵なParade」
「僕らにしか できないこと 見つけてみせるから」
「これからStart 目指すよStar」
「未来の僕ら 見えてますか? 今歩みだすから」
「たどり着く日 見守ってて 約束だよ」
「みんなの愛で Paradeが生まれる」
ドリフェス!らしい、いいうただなあとしみじみしました。
●掛け声
メンバーがラジオで「これやってほしい!」と言ってた掛け声、割とそろっていたみたいでよかったな~!
個人的には、 入り忘れがち~と警戒していた NSEの「さあ飛び立とう【よ】」で手をあげるところとか、プレフラの 「D・E・A・R~」、ドリグリはイントロ後のド頭「叶え!~」、がちゃんと成功できてよかった~!と思いました(^^)
「D・E・A・R~」のところとか、自分が言うのに精いっぱいで周り聴こえてなかったんだけど、意外と揃ってた?らしいですね?
メンバーも喜んでくれたみたいでよかったな~!
しかし、物販列でも練習していたReal Dream!の振付は、涙でべしょべしょでそれどころではありませんでした。
いえ決して、リズム感がないからできないわけじゃないですよ。カウントならできます。あと塩振りはできます。精進します。
あとアンコールが「イケるっしょ!」なの、言いながらもファンがドSだなあと笑ってたんですが、すごく好きです。笑
●東京ドーム
そーまさんが、「ファンミ01で、ノリで『隣の武道館行くぞー!』とか言って、次の回は『東京ドーム行くぞー!』とか言ってたんですけど、今なら本当に行けると思うんですよね」(ニュアンス)と言っていたのですが、
わたしも本当に、行けると思うんですよね。謎の確信がある。
全然他のアイドル事情知らないんだけど、知らないからそう思うのかもしれないけど、でも絶対、DearDreamは東京ドームを埋めるアイドルになれる。
ライブ終わった後、「こんな最高の瞬間をたった2500人しか体験してないなんて、もったいなさすぎじゃない?」と本気で思ったんですよね。
(もちろん、行きたいけどチケットが取れなかった方もたくさんいて、自分がその場にいられたのは本当に幸運だと思って感謝しています)。
ドリフェス!は新しいことをしているからなかなか世間に受け入れられにくいし、DearDreamのスキルも、万人を惹きつけるにはまだ足りないんだと思う。
スキル以外の魅力が彼らにたくさんあるけれど、スキルがなければいけないステージがあるのもまた事実。
けど、彼らがたくさんの人を惹きつけるスキルを得て準備万端になり、いつか時代がドリフェス!に追いついて、タイミングがカチッと合いさえすれば、爆発的に人気が出るとわたしは思う。
余談ですが、彼らの強みのひとつは、「一緒に仕事をした人に愛される」ことだと思うんですよね。
わたし自身が一緒に仕事をしたわけではないから、表面上感じることでしかないけど、でも今回のライブでもそれをすごく感じた。
ライブ自体に制作スタッフさんの愛も感じたし、ライブ前に代永さんが応援の言葉を彼らにくださったり、ライブを観たアニメ・ゲームの関係者、共演者の方、事務所の先輩、ディレクターさん……様々な方が彼らのライブに何かしらの感銘を受けて、言葉にしてくださっている。
あとラジオにゲストで出たときに「また来てくださいね」と言われているのが、相手のリップサービスじゃないなあと感じたりするんですよね。
雑誌などのスタッフさんのインタビューや、ドキュメンタリー、アミュモバなどの映像コンテンツの編集からも、周りのスタッフさんに愛されてるのをすごく感じる。
この先、ずっと順風満帆に、とはいかないだろうけど、どんな困難があってもDearDreamの5人なら乗り越えていけるんだろうなあと心強く思いました。
5人の絆ももちろん、仲間でありライバルでありお兄さんであるKUROFUNE、素晴らしいスタッフの方々、そしてファン。
たくさんの仲間をつくっていける彼らなんだろうなあ、と思うのです。
わたしもファンとしてせいいっぱいエールを届けたいし、サイコーを越えた景色を彼らに観てほしいし、観せてあげたいし、観せてほしい。
一方で、「ゴールなんてないけど」とサラッとそーまさんが言っていたのも、そうだよな、と思うし、ドリフェス!らしいなとも思う。
東京ドームはひとつの大きな指針ではあるけど、ゴールではないんだな~。
みんなと見る景色の向こうに!行くよ!行くよ!New Stage!
◇おわりに
本当は、もっとシンアイで泣くかなあ、とか、終わった後すごい寂しいんだろうなあ、とか思っていたのですが、
思ったより泣かなかったし、笑顔で、爽快感のある終わりでした!
シンアイで泣かなかったのはWhitePavementやDDの軌跡、RealDream!で事前に予想外に泣かされたのもあるけど(笑)、やっぱり「夢」という未来を見据えた曲振りで、ステージ上のみんなが明るくキラキラ歌っていたからかなあと思いました。
終わった後寂しくなかったのも、壮馬さんがツイート(https://twitter.com/ishrsm/status/860126852697825281)したように
『ここからが新たなスタート』という気持ちが大きくなるような終演だったからかなあとか。
あとファンミ03もあるしね!
でもやっぱり、ファンミはファンミ、ライブはライブ。2nd LIVEが待ち遠しいです。
あの日の1st LIVEが最高なのだとしたら、そのサイコーを越えてきてくる、それが「ドリフェス!」!
正直なところ、歌とか煽り方とか、つたない部分もいろいろみえて、きっとパフォーマンススキルだけで評価したら今の彼らは「誰もを唸らせ納得させるアイドル」とはならないだろうと思う。
でも彼らの魅力はスキルじゃないし、「今」つたない部分を含めてドリフェス!の魅力だと思っているし、
彼らが今のベストを尽くして臨んできたのもわかるから、やっぱりライブの感想を言うなら「最高だった」になるのです。
いつだって今が最高!だって彼らが今のベストを尽くしてくれてるのがわかるから!それを心置きなく言わせてくれる彼らは最高!!!
そーまさんの言葉を借りれ��「まだ2x年しか生きてないのにこんなに幸せでいいのかな~」と思うし、伸びしろがみえるからこそ、それがどうなっていくのか、おかげさまで「これから先の人生が楽しみ」です!
チケット激戦だったし、「追加公演来るかな~」と思っていたのですが、ありませんでしたね。
メンバーの誰かが「最初で最後の1st LIVE、泣いても笑っても1度切りの1stLIVE」というようなことを言っていた気がするのですがだから追加公演しなかったのかな~、と、ちょっと思いました。
1度きりだから、意味が重くて、貴重な一瞬で、かけがえのないステップになる。
とはいえやっぱり何度も観たいし、いろんな人にみせたいので、ブルーレイに完全収録してください(何度目)。
次に歌って踊る彼らを観れるのはオレサマーですね!楽しみです!!
セトリ参考はこちら。
http://dailysetlist.net/archives/64453
WONDERLAND HEARTが抜けてるんですが、たぶん16~18のどこかに入ってたと思うんだよな…。
1.NEW STAR EVOLUTION
2.PLEASURE FLAG
3.Dream Greeting!
4.グローリーストーリー
5.STARTING TOGETHER
6.2032
7.君はミ・アモール(KUROFUNE)
8.FACE 2 FAITH(KUROFUNE)
9.FEEL YOUR SKIN
10.White Pavement
11.あなたの瞳に踊らせて
12.Butterfly Girl
13.ユレルMIDNIGHT
14.ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-(KUROFUNE)
15.シナリオ(KUROFUNE)
16.リバーシブル→バレンタイン
17.MAY BE, LADY!
18.SAKURA LETTER
19.Real Dream!
20.Special YELL!
21.BIRDCAGE ~欲望の鳥籠~
22.Up to speed!
23.インフィニティ・スカイ
24.シンアイなる夢へ!
アンコール
25.ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい
26.Paradeが生まれる
8 notes · View notes
studsblog · 6 years
Text
冨永昌敬監督、島本 慶、南 伸坊、末井 昭ら濃い~いおじさんが大集結! 『素敵なダイナマイトスキャンダル』 Blu-ray & DVD発売記念イベント11月9日(金)開催決定!
Tumblr media
昭和後期のアンダーグラウンドカルチャーを牽引した伝説の雑誌編集者、末井 昭の自伝的エッセイを映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』のBlu-ray & DVD(発売・販売元:バンダイナムコアーツ)の発売を記念して、 発売当日の11月9日(金)、 HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペースにて、トーク&ミニライブイベントの開催が決定。 末井さんの人生に惚れ込み7年かけて映画を完成させた冨永昌敬監督をはじめ、モデルの女の子を斡旋してくれる真鍋のオッちゃんとして映画に出演した島本 慶さん、末井さんと共に編集者、イラストレーターとして活躍した南 伸坊さん、そして末井 昭さん本人が集結し、映画の裏側や当時の業界事情を赤裸々にトークします。 さらに、末井さんと島本さんがメンバーとして活躍する、哀愁おやぢの平成歌謡ユニット<ペーソス>のミニライブも開催。
Tumblr media
『素敵なダイナマイトスキャンダル』Blu-ray & DVD 発売日:2018年11月9日    発売・販売元:バンダイナムコアーツ 価格:【Blu-ray】5,200円(税抜) 【DVD】3,800円(税抜) 映像特典:【Blu-ray & DVD共通】予告、 特報 封入特典:【Blu-rayのみ】特典ディスク(DVD)・素敵なダイナマイトメイキング・主題歌『山の音』レコーディング収録メイキング ロング ver.・尾野真千子と末井昭『山の音』ミュージックビデオ・ペーソス『チャチャチャ居候』+スマイリーチャンネル・ペーソス『夫婦冷っけえ』+スマイリーチャンネル・ペーソス『忘れないで』+スマイリーチャンネル
<ストーリー> バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。 肺結核を患い、医者に見放された母親が、隣の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!! 心中したのだ……。青年になり上京した、末井昭は小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のカルチャー・エロ雑誌を創刊。奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井の元には南伸坊、赤瀬川源平、嵐山光三郎ら錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世に送り出していく……。数奇な運命を背負い、転がる石のように生きてきた青年が辿り着いた先は……? <キャスト> 柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子 中島 歩 落合モトキ  木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作 <スタッフ> 監督・脚本:冨永昌敬 原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊) 音楽:菊地成孔・小田朋美 主題歌:尾野真千子と末井 昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.��
『素敵なダイナマイトスキャンダル』公式サイト:  http://dynamitemovie.jp/ バンダイナムコアーツ公式サイト: https://www.bandainamcoarts.co.jp/ © 2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会
back to HOME back to MOBSPROOF back to SNS page
0 notes
andousuigun · 7 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
件名: 暇潰しに雑記読みでも 「業者を急かせばいいじゃん」って態度は何なんだよ!業者さんは下請けじゃねぇんだよ!できない事をやっていただく「パートナー」なんだよ!俺が!職人さんに!アタマ下げて!ご無理聞いていただくんだよ! テメェでやれ!!! Twitter / おなす 息子の前で夫に感謝したり褒めたりし続けていたら、息子が夫を尊敬するようになり、そんな息子が可愛くてたまらん夫が積極的に息子の世話をするようになり、私は褒めと感謝だけで家事育児が楽になるし、ますます家族みんな仲良しになるし良いことづくめなので非常にオススメです。 柿本しのぶ on Twitter 国が大丈夫と言い、 国の言うことは信用ならんと勝手によそに引っ越し、 信用できないはずの国に金の無心。 私にゃ理解できない思考です。 コメント:今村復興相を激怒させた記者が寄稿 原発事故「自主避難」者に対する国の責任とは(西中誠一郎) カップラーメンは人体に対してこんなにも危険!!!!!!!!!!!!!!!!??1)ラットによる実験では、ラットをラーメン内に入れると87%の確率で溺死する。2)カップラーメンを食べた人が将来200年以内に死亡する確率はほぼ100%。3)凶悪犯がカップラーメンを購入する確率は、同じ犯罪者がアフガニスタン国債を購入する確率よりはるかに高い。4)カップラーメンを気管に入れると咳嗽反射が起こり、最悪の場合窒息により死に至る。5)カップラーメンを食べながら自動車を運転した場合、重大な人身事故が発生するおそれがある。6)健康な成年男子にカップラーメン1個のみを与えて長期間監禁した実験では、被験者の99%が50日以内に死亡した。7)電化製品をカップラーメン内に入れると、破損するおそれがある。8)25年間保存されたカップラーメンは有毒である。9)カップラーメンを作る際に火傷をした人の85%は、カップラーメンがなければ火傷はしなかったと述べている。10)米国では倒壊したカップラーメンの入ったコンテナの下敷きになって人が死亡した事例が報告されている。それでもあなたはカップラーメンを食べますか?? 俺が今まで2chしてて面白かったコピペを何個か貼ってく:哲学ニュースnwk 出典: blog.livedoor.jp 手荒れになるのは皮膚上でバリアを作ってくれている常在菌が死滅するからで、それなら食器洗いが終わったら自分の体の常在菌が生き残ってそうなところから移植すればいい=首筋とか胸元とか二の腕とかをぺたぺた触ればいいという話を聞いて実行したら二日で治ったので、主婦の皆さんぜひお試し下さい 児玉さんのツイート 天涯孤独となり田舎から都会に出て速攻で空き巣に財産をさらわれた嫁。 数日後向かいの家でサンマを七輪で焼いてる俺に土下座して 「お腹がすいて死にそうなんです!その魚をわけてください!」と懇願。 泣きながら飯を食う嫁に仕方がないから飯をフルコースで恵み、 給料が振り込まれるまで家で飯を食うことを提案。 以来給料が振り込まれた後もたびたび家に出入りするようになり、 いつの間にか母親を懐柔しなぜかアパートを引き払って家に住み着き、気づいたら子供ができてた。 未だに俺は猫の群れの真ん中で土下座した嫁は実はネコ娘なのではないかと疑っている 土下座する人間の頭に猫が乗る姿はなかなか滑稽だったな ちなみに空き巣は後日捕まりました。 天涯孤独となり田舎から都会に出て速攻で空き巣に財産をさらわれた嫁 - 続・妄想的日常 男と女がボクシングしたら多分女が負ける。けど喧嘩は違う。男は女より24時間どんな状況でも強いだろうか。眠ってる男は熱したフライパン持った女より強いのか。格闘技なら多分力の強い方が勝つ。けど喧嘩は違う。喧嘩は狂ってる方が勝つ。ということを両親から学びました Twitter / kamozi よく、「日本酒を冷やで飲んだら悪酔いする」なんてことを言ったりしますが、あれはてっきり、冷やだとツルツル喉ごしよろしくたくさん飲めてしまうからだと思っていたら大違い。 体温より温度の低いお酒は、体の中で体温と同程度に温められてからようやくアルコールが吸収されるんだとか。 つまり、(1)飲んだお酒の温度が低ければ低いほど体内で温まるのに時間がかかる→(2)なかなか吸収が始まらない→(3)まだ酔っていないと思ってしまう→(4)だからもっとお酒を飲んじゃう→(5)酔ってきたな、と思ったときには既に体の許容量以上のお酒を飲んでいて→(6)悪酔する という悪循環が生まれるのです。 日本酒で悪酔いしたくなければお燗にして「もっとも~っと日本酒を知りたいっ!」イベントレポ(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース 「お酒強い?」と聞いて、「強い」と答える女性はマジで強いです。経験則ではワイン1本以上、空けられるような子ですね。「普通」と答えてもけっこう強くて、男の「飲める人」と同じくらい飲める子が多いですよ。 逆に「全然飲めない」って言われたら「具体的にどのくらい?」って聞く。 お酒を飲んで苦しくなられちゃうと本末転倒じゃないですか。だから、お酒が弱い子が相手だったら、自分がお酒を追加で飲むときも「俺はお酒を頼むけど無理して飲もうとしなくていいからね」とか「ソフトドリンク飲む?」みたいな一声はかけるべき。 モテる人はこんなに考えています! 恋愛コラムニストに聞く、実践的デート会話術 - それどこ 隣のカップル 女「TOKIOの長瀬くん見ちゃった」 男「どこで?」 女「スーパーで買い物してた。それ見たらさー、なんか萎えちゃって」 男「何で?」 女「いや、長瀬くんでもさ、スーパー行くんだあって」 男「そりゃ行くでしょ」 女「自家栽培じゃないのかよって」 そっちかよ ヴジョー(イヴP)さんのツイート ホテルの部屋とかで首吊り死体が発見されると、 「遺書らしきメモがあった」という言葉をよく耳にするが、 「らしき」という表現が使われた場合、8割がた他殺だと 知り合いのポリが言ってた。自殺者の遺書は普段より綺麗な字で書かれているのが普通で、 遺書らしきメモの字はナイフを突きつけられて書かされたんだろう ってくらい汚いらしい。 で、たいてい政治家やらヤクザやら権力者やらが絡んでいそうな場合は たいした捜査もしないで、自殺ということで放置するんだと。 「頑張った分だけ給料上がる」という触れ込みで導入された成果主義が「頑張りが足りないから給料上げない」に変節したのを忘れてはいけない。 「頑張った分だけ給料上がる」という触れ込みで導入された成果主義が「頑張りが足りないから給料上げない」に変節したのを忘れてはいけない。 - QJV97FCr のコメント / はてなブックマーク この前スーパーでレジがめちゃくちゃ混んでて「レジの応援お願いします」ってアナウンスが流れた。するとそれを聞いた4歳くらいの女の子が小さい声で「がんばって��ー(・ω・`)」って言ってレジの人が「ありがとね、おばちゃん頑張るよ(*^^*)」って言っててめっちゃ和んだ Twitter / @and1_123 金を持っている人がモテているんじゃなくて、金がモテているんだろうね。蒲田駅前に鳩に餌をあげているおじさんがいるんだけど、群がっている鳩はおじさんが好きなんではなくて餌が好きなの。 Twitter / kamatatylaw 経済の話をすると、経済より大事なものがあるだろう!と言う人がたまにいるんですけど、それは勘違いで、経済ってのは衣食住の三文字なんです。衣食住が足りないと、それより大事なものの話なんかできないですよ。 樫原辰郎さんのツイート: “経済の話をすると、経済より大事なものがあるだろう!と言う人がたまにいるんですけど、それは勘違いで、経済ってのは衣食住の三文字なんです。衣食住が足りないと、それより大事なものの話なんかできないですよ 卒業と同時に毎月2万2千円を20年間40歳を超えるまで払わせ続け384万円を517万円にして返す契約で学生に借金させる日本学生支援機構は学生を支援する気があるのか Twitter / 炬燵守よし麿 某誌に載っていた新興宗教団体の作り方 1、まず、自分を神の使いと本当に思っているちょっとアレな人を探し出す。そして、その人を教祖に祭り上げる。 2、ちょっとアレな人達が愛読する様な雑誌等に広告出したり、とにかくちょっとアレな人達にアピールする。 3、アレな人達十数人集まったら、「君達がここに集うのは特別な・・・・」と前世からの因縁とか何とか言って、使命があると思わせる。 4、ちょっとアレな人達がアレな人達を集め始める。 すると不思議な事にマトモなのにアレ好きという人も集まってくる。 5、セミナーだの開いたり、会費だのを徴収する。 6、3000万円程集まったらそこから抜け出す。それ以上欲かくと足がつく。 要点としては、アレな人を教祖にする事らしい。アレな人はアレなだけに、自分を特別な存在だと信じきっているので、説得力があると。 、アレな人のところには同じ様な人が集まってきて、これが又アレな集団なんで、行動力と意欲が凄いらしい。しかも、アレな人ってのは、何事も自分の都合の良い方に解釈しやすい傾向があるので、全ては神のお導きという思考回路になるんだと。で、3000万まで溜まるのが、組織として大きくなり出す分岐点らしい。これ以上いると問題になった時に足がつくので、自分はスッと抜け出すのがコツらしい。 で、又次ぎのアレな人を担ぎ出すと。 以上、宗教ビジネスの話でした。 マスコミのやり方 ●我々の偏向は綺麗な偏向。 ●結論ありきの恣意的なVTRばかり作れ。 ●中卒レベルにも分かるような記事を書け。 ●中韓の侵略行為は一切報道するな。 ●韓国同胞の犯罪は極力報道するな。 ●在日同胞を批判してはいけない雰囲気を作れ。 ●日本を韓国文化で侵食しろ。 ●日本に韓国式おじぎ「コンス」を浸透させろ。 ●芸能人を使い、保守叩き・韓国礼賛のコメントをさせろ。 ●頭の悪そうな芸能人に政治を語らせろ。 ●極端なフェミニストをコメンテーターに起用しろ。 ●左翼の市民デモは小規模でも流せ。保守系のデモは絶対流すな。 ●「日本死ね!」「天皇“生前退位”」等の反日的な言葉を浸透させろ。 ●「国民」という言葉は使うな。外国人も含む「市民」を使え。 ●情感に訴える為、慰安婦像の事は「少女像」と呼べ。 ●保守の政治家は執拗なネガキャンで引きずり下ろせ。 ●選挙が近づいたら、保守叩きにより一層 力を入れろ。 ●韓国企業と競合する日本企業を、執拗なバッシングで経営破綻させろ。 ●中韓に不利な法案は、執拗な政権叩きで潰せ。 ●政治家を無駄な質問連発で激怒させ、激怒部分だけを編集して流せ。 ●日韓併合に関わった伊藤博文を「セックス依存症だった!」とネガキャンしろ。 ●沖縄関連は琉球新報・沖縄タイムスの一方的な主張だけを流せ。 http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1491985094/ 【テレビ】<TVのコメンテーター>外国人には奇妙!「政治や経済ニュースを扱う番組にコメディアンが出てきたり・・・」 100時間超えたら罰則になるとは何事か!と企業が怒る?月100時間までなら違法じゃないから残業やらせようというその感覚。月100時間て、1日平均5時間、てこと?毎日10時まで働かせないと終わらない仕事を割り振る方が狂ってる。マネージメントの失敗の責任を従業員に取らせてるの図。 TrinityNYCさんのツイート そもそも朝鮮学校って学校法人で認められているのか? 高校は高卒にならない私塾みたいなものだと聞いたが 80:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/05/21(火) 04:42:30.75 ID:gb2bftNo »77 扱いは「中卒」だよ。私塾と同じ。 86:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/05/21(火) 05:28:49.54 ID:nuHVUMj+ »80 まさかw 朝鮮学校の小学校や中学だって要件満たしていないから 中卒どころか「学歴なし」が正しいです 89:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/05/21(火) 05:37:28.04 ID:3CYTMUsL »80 学校教育法で定められた義務教育を受けていない外国人という扱いです つまりは中卒でも無い「未就学」状態 中卒扱いしたら中卒様に失礼ですよ 安倍首相 「朝鮮学校は総連・北朝鮮と密接関係で無償化除外は差別に非ず」|保守速報 中国の人たちが日本の温泉に来ると、バスタオルを巻いたままお湯につかるらしい…。「マナーが悪い!」とかじゃなくて、温泉というものを日本のテレビ情報で仕入れているので、「リポーターがタオルを巻いている」から、それに習っちゃうのだとか。逆に裸で入っている日本人にあちらは驚くそうな…! きくりんさんのツイート 天下り「それにしても我ながらうまい運動を始めたものだ」 定年後「そうですね。ペットボトルのフタなんて、何万個集めてもたいしたお金にならないことぐらい、わかりそうなものですが。「世界の子供のワクチン」というと思考停止になりますから」 天下り「国民ってそんなものだよ。俺は長い間、霞ヶ関でやってきたから、国民のバカさ加減は相当なものだ。それにマスコミが俺たちの見方だからな。」 定年後「昨日もNHKがペットボトルをリサイクルして背広にしているって子供の番組でやっていましたよ。1000分の1でもやればNHKはわざと引っかかってくれるから助かりますね」 天下り「ペットボトルのフタを集めてもなにもならないことぐらいわからないのだから、バカは騙しても良いんだ。第一、ペットボトルとワクチンになんの関係もないことすら頭が回らないのだから」 武田邦彦 (中部大学): 凍える手 日本が石油を輸出している事。 アラブとかから来るのはいわゆる「原油」で、 それを分解して軽油や石油・ナフサ等が出来る。 日本はその工場と技術がかなりすごいらしい。 逆に原油産出国は、石油は日本から輸入するというのもびっくりした。 原油と石油の区別もついてなかったから初めて知ったんだけど、 普通知ってる事なのかな? 126 おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2009/04/03(金) 11:55:33 ID:vdMZNFKU »118 ドバイ産の原油はドロドロで精製しにくいが、日本人の手にかかれば 重油とかアスファルトとかが簡単に出来てしまう…というのも最近知った。 130 おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2009/04/03(金) 13:16:40 ID:Ya7Pt0Ty »118 >日本はその工場と技術がかなりすごいらしい。 昔、石油コンビナートでは煙突から炎立ててものすごい黒い煙が排出されてた。 (今でも外国ではよく見る光景) あれは原油から必要なものだけを抽出して入らないものを燃やしてたから。 今の日本では原油のほとんどを捨てることなく精製できるようになってる。 その一つにポリエチレンつまりレジ袋がある。 あれは以前なら捨ててた成分を利用して作ったもの、いわば廃材利用。 いま、レジ袋を排除しようとする風潮があるけど、まったく的はずれな話である。 レジ袋は立派な廃材利用であって石油の無駄遣いではない。 最近知ってびっくりしたこと part5 ニコニコVIP2ch その廃材をレジ袋として使わないと、また燃やす=CO2排出になるという罠 でもゴミ焼却所で燃やせば同じこと。 生ごみ、って火をつけても燃えないでしょ。ある程度ビニール分ないと燃えない。燃えないときはどうするかって、石油ぶっかけて燃やすらしい(とtumblrに教えてもらった) すべてタンブラーとツイッターから引用転載
0 notes
sabooone · 7 years
Text
黎明、即ち再開の空の下で/10/2011
どこをどうして迷い込んだのか、今となっては思い出せない。
百合子は広すぎる洋館のしんと静まった暗い廊下を一人で歩いていた。 女中も召使いも誰もおらず、先ほどまで一緒だった兄さえもいなくなっていた。
普段からお転婆がすぎると母から怒られてはいたが、今日ばかりは深く反省した。 廊下は広く長く、一歩一歩進むごとに暗闇が深くなっているような気がする。 じんと鼻先が痛み、涙が溢れそうになるのを百合子は堪えた。
しばらく行くと暗い廊下にぽつりぽつりと灯りがつきはじめた。 百合子はほっとしたが、それらの灯りはより深く暗いところへ行くための目印だったのだ。 そうと走らない百合子はその灯りを頼りに、階段を降りる。
下階の方からは、ごうんごうんと音が聞こえてくるので誰かいるのかもしれないと思った。 階段を踏み出せば不思議な匂いがした。それは苦いような青臭さだった。 しばらく行くと古い扉があらわれ、音も匂いもその中からしているようだった。 その取っ手に手を伸ばし、引いてみるがぎしりと金属音がするだけで開かない。
百合子は何度か押したり引いたりしてみたりしたが、どうやら鍵がかかっているらしくびくともしなかった。
「誰かいないの?」
声をかけてみても同じで、がっくりと諦めて更に続く階段を降り始める。 階段は行き止まりにまた扉があって、百合子はそれを押して開けてみた。
瞬間、あふれる光りに百合子は思わず目を瞑った。 さわさわと何かが風に揺れる音がして、甘い香りが鼻孔をくすぐる。 ゆっくりと目を開き、何度かぱちぱちと瞬きをしてようやくそこが花いっぱいの温室だと分かる。
「まあ……」
先ほどまでの寂しさを忘れ百合子はその花々に見蕩れた。 白や朱に黄色、薄紫に紅といった様々な色の花が百合子の背丈ほど伸びているのだ。 花壇はきっちりと区切られ、脇には水路がちょろちょろと流れている。 そして更に上を見上げると、ガラス張りの天井に魚が泳いでおり、その透明な天井から差し込む陽の光はとても明るかった。 まるで夢のなかのようだと思う。
「きれいね」
百合子はそう言って花に触ろう手を伸ばした。
「ダメですよ」
急に声をかけられて振り返った。 そこには下働きらしい少年がおり、厳しい顔つきをして百合子を見ていた。
「あの……あ、わ、私、迷ってしまって……」
とっさに口をついて出たのはそんな言い訳だった。 花を盗もうとしたのだと思われたのではないかと不安になる。
「それに……花をとろうとしたのではないわ。みたかっただけなの」 「花が――お好きなんですか?」 「ええ、好きよ」
少年の顔つきが幾分か柔らかくなった気がして、ほっとしながら百合子はそう答えた。
「ここの花はダメですけど、庭園にはもっといろいろな花があります。 それなら、良いですよ」 「本当?」 「はい」
少年はそういうとすたすたと部屋を出る。 百合子もそれに遅れまいと追いかける、二人が部屋を出るとがちゃんと音を立てて扉がしまり暗い廊下に戻る。 暗い階段を少年の後をついて歩きながらそれでもどこからかあの花の匂いがした。 そして、それが少年から香っていることに百合子は気がついた。
がたん、と自動車が揺れる。 うとうととうたた寝をしていた百合子は窓硝子に額を打ち付けた。
「っ……」
不意の痛みに思わずぶつけた額を押さえて苦悶の声をあげる。 じんじんと痛む額をおさえつつ、何か夢を見ていたような気がしたのだが、どんな内容だったか思い出せなくなってしまっていた。 掬い上げては指の隙間からこぼれ落ちる砂のように、夢の記憶が遠ざかる。
「あともう少しで到着しますよ」
運転手が百合子に声をかけて返事をするときには、すっかりと夢の内容は思い出せなくなっていた。 深い緑が続く車道。 百合子は、神奈川県の山奥に建つある洋館に招待されていた。 事の起こりは数週間前、百合子のもとに不思議な手紙が送られてきたことから始まった。
/-/-/-/-/-/
名探偵、野宮百合子嬢に告ぐ。 貴方が真の名探偵であるというのならこの家に伝わる財宝を探し当てよ。
「随分と挑発的な手紙だな」
斯波の服装はすでに病院の用意したものではなく、自前のいつもの洋装だった。 まだ退院は早いのか、それでも会社への指示だけは出すようになっていた。 前日にあのようなことがあったばかりだというのに、百合子はその手紙をもって斯波の病室を尋ねている。 考え始めたらだめなのだ、深く考えてしまうと今でも顔から火が出るほど恥ずかしいし手も震える。 心臓の鼓動は鳴りっぱなしになるし、まともに斯波の顔を見られなくなる。
「そうなの、それでねこの差出人がまた奇妙なの」 「蔵元澤三郎っていうと、数年前に死んでるじゃないか。 たしか心の臓が弱っての病死だったか――それにしても面白い偶然だな」 「偶然?」
きょとんとした百合子に斯波は知らなかったのかとばかりに驚きながら言った。
「真島芳樹は蔵元���の庭師だったんだぞ」 「蔵元邸の?――藤田は蔵田家の庭師だったと言っていたわ」
百合子はそれを聞いてわずかに戸惑う。 確かに藤田に確認した時はそう言っていたはずだ。 藤田は真島よりも長く野宮家に仕えていたから、情報は確かなはずだった。 その情報を知ってから一度だけ蔵田家を訪れたがすでに邸は売買され、違う住人が住んでいた。 手伝いのものや女中などもすっかり人が変わっていたためそれ以上足跡をたどることはできなかったのだ。 その事を斯波に伝えると、なるほどなと頷きながら説明し始めた。
「蔵元は、元々蔵田家の番頭をやっていたんだ。 江戸時代末期、蔵田は水田開発だの塩田開発だので土地持ちになって、更に質商や金融業も営んでの豪商となった。 そして、当時多くの豪商が私札を発行することになる――ところがだ、私札を発行した家は大名に賃金を支払不能にされたりして没落の道をたどった。 ただ、蔵元は私札発行には目もくれず東京近隣の土地を買い上げた。 だから、あの頃の蔵田家といっても実質は借金まみれの没落家だったはずだろう。 蔵元は恩返しのつもりかいくつか蔵田の借金を負っていたはずだから……東京にある蔵田の邸はほとんど蔵元の所有と思っていいだろう」
そこまで喋って斯波は百合子の視線に気がついた。 じとりと湿り気の帯びた瞳が、不審そうに斯波を見つめている。
「何だお姫さん」 「どうしてそんなに詳しいの?」
百合子が不審がってそう問うと、斯波はにやりと口の端を釣り上げて答える。
「敵情視察は基本ですからね、真島とやらのことを聞いてからは人をやって調べさせた」 「探偵の助手が別の探偵を雇って?」 「別の探偵じゃない俺の部下だ。――それでこの挑戦受けるのか?」 「……まだ、受けないわ。だってまだ斯波さんも本調子じゃないし、 仮に今受けると言ったらあなた無理やりにでもついてくるでしょ?」
白いシャツの下にはぎゅうぎゅうときつくさらしが巻いている。 毎日包帯を取り替えて抜糸もされていない傷口を日に何度も消毒する。 夏も終わりようやく涼しくなってきたものの、斬りつけられた傷口が化膿しなかったのは運が良かったのだろう。
「傷はもう塞がってるが……」 「いいえ、そんな状態でついてこられたら逆に足手まといですからね。 あなたの性格はよおく知っているもの、斯波さんの傷が癒えるまでは保留にするわ。 それに、いまだに記者が家の周りをうろついていて……何を書かれるか分からないものね」 「ああ、それは英断だな」
斯波は手紙を折りたたんで百合子に手渡す。 秋の涼しい風が開いた窓から入り、白いカーテンをはためかせる。 百合子が見舞いにと持ってきた花がそよそよと揺れた。
(そういえば斯波さんのために花を選ぶ日がくるとは思わなかったわ)
百合子は自分の髪が長かった頃のことを思い出していた。 自分も斯波もあの頃から随分と変わってしまったような気がする。 そう思ってちらりと斯波を盗み見ると、斯波も百合子を見ていたようで一瞬目があう。 百合子はどきりと心臓が跳ね、ゆっくりと顔が紅潮していくのがわかった。 そんな百合子に対して斯波はどこか気の抜けたような顔をして笑った。
「ところで、今日は林檎を食わしてくれないのか?」
重湯が物足りないと文句を言っていた時に、差し入れにと市場で買った林檎をもってきたのだが、 刃物の扱いが苦手な百合子は随分と苦労して皮を剥いたのだ。 ごつごつと見た目も悪く、買った店が悪かったのかすかすかと海綿のような林檎だった。
「私がやるよりも、斯波さんがやった方がお上手だったじゃない」
見かねた斯波が一つ試してみたらするすると器用に林檎の皮を剥いていくのだ。 まるで職人技のようだと百合子は感動したが、何をやらせても器用にこなす斯波を少しだけ憎らしく思った。
「なんだなんだ、連れない人だな。俺はお姫さんが切ってくれた林檎を食いたいんだ」 「もう、そんなに言うのならやりますけど」
そう言って机に置かれた籠を取る。そこには水果千疋屋と書かれていた。
/-/-/-/-/-/
(結局、斯波さんを騙して一人で来てしまったけれど……まさか後から追っては来ないわよね)
斯波にはしばらく親戚の家で大人しくしているつもりだから、当分見舞いに行けないかもしれないと伝えておいたのだ。
東京から神奈川まで自動車でだと半日もあればつくが、そこから山奥の別荘へと向かう道は悪路が続いていた。 こんな山奥に邸を建てるなどと酔狂なことだと百合子は考えながらぼんやりと車窓を見つめる。 そして、木々の間から見え始めた塔を見て絶句する。 とても山奥に建っているとは思えないほどの、別荘と呼ぶには些か大きすぎる建物が見えてきた。
「あの、あれが……」 「蔵元邸です――まあ地元の人間は蔵元城と呼んでいますけどね」 「そう、城……」
聳え立つ塔をもち、外堀をめぐらせ跳ね橋をかけている様は城と形容するのが一番ふさわしいだろう。
「何でも英吉利の有名な建築家を呼んで作らせたっていうほど先代が英吉利贔屓らしくてね。先の災害にも耐えたそうですよ」 「先代っていうと、数年前に亡くなった?」 「そうそう、港の辺りの土地を持っていたらしいし、土地開発と貿易なんかで儲けたらしいけどね。 この辺りじゃどこぞの議員さんやら華族さまよりも有名だよ。ところでお嬢さんはどういった用事なんだい?」 「雑誌の取材です、こう見えて編集者なので」
運転手は何も知らされていないのか、呑気に問いかける。 百合子もとっさに答えたが、どうにも”探偵”です、とは言えなかった。
「へえ、東京からわざわざねえ。へえ、雑誌の記者さんか」
ミラー越しに検分されるように見られているのを感じる。 百合子は気にもしないと言う風に軽く髪の毛を触った。 薄紫のモダンな洋装に手首までの白い手袋、流行りの帽子を被ってタイを結んでいる。 どこからどうみても東京のモダン・ガールであり、職業婦人である。 そしてミラーの視線に今気がついたという風に、にっこりと笑って見せてから問いかけた。
「蔵元家は地元の皆さんにも慕われていたみたいですね」 「そうだねえ、俺の曾祖父さんがよく言っていたけどほら天保の飢饉には金何両だかを献じたって。 先代で一時期ちょっと雲行きが怪しくなった時があったらしいが、やはり商才だろうね。 すぐに立ち直って――まあ、その矢先に先代さんはお亡くなりになったんだけどね」 「そうなんですか、えっとじゃあ今は――」 「跡取り息子の宗太さまって方が継いだらしいけど、どうだろうね。 北海道あたりの――何と言ったかな室蘭だったかな……とにかくそのあたりに製銅所が出来るという話があってそれの投資に躍起になっていたと聞くよ」 「そうなんですか」
興味深そうに相槌を打ったのが気になったのか、運転手の顔が曇る。
「あ、今の雑誌に書くつもりかい?まずいなあ……」 「いいえ、大丈夫ですよ」
運転手は困ったように頬を掻くと、それきり黙ってしまった。 もう少し話を聞きたかったが、仕方が無いと諦める。 百合子も自分で下調べをしてはみたものの、さすがに限界があった。 今はもう新聞社に立ち入ることもできないし、斯波を頼りにすることもできない。 けれど、今まで詳細のつかめなかった真島の過去に何か触れられるのなら、と思うと居ても立ってもいられなくなったのだ。 斯波はきっと怒るだろうな、と百合子は思った。 何も告げずに一人で行動することに、眉根をよせて作るしかめっ面を思い出す。 くす、とわずかに笑みが溢れるのを居住まいを正す事でどうにか誤魔化した。
/-/-/-/-/-/
病室の扉が開く。 現れたのは山崎だった。 しゃくしゃくと瑞々しい林檎を頬張りながら、斯波は山崎を一瞥して確信したように頷いた。
「山崎、行ったか」 「ええ、社長の仰るとおりでした」 「やはりな――。よし、ではこの中から一番目を引く見出しを選べ」
斯波は寝台にあぐらをかき、敷物の上にに筆文字で書いた半紙を並べた。
一、怪奇!死人からの挑戦状、野宮百合子最後の事件! ニ、T氏の埋蔵金を探せ!美人探偵百合子の事件帖! 三、華族探偵野宮百合子と呪われた洋館の謎! 四、名探偵野宮百合子、危機一髪!~呪われし財宝と最後の事件~
それに全て目を通して、しばし考えこむ。 そして、どこか誇らしげにしている斯波に率直に聞いた。
「社長、これは一体……」 「もちろん、各新聞社に送るタレコミだ」 「なぜ、新聞社にこれを送る必要が?」 「山崎、良い質問だな。真島芳樹にお姫さんを見つけさせるためだ」
自慢気に言う斯波の顔を今度は心配そうに山崎は見つめた。 その視線に気がついたのか、ばつの悪そうな顔をする。 眉根をよせてしかめっ面を作ると、少し気分を害した様な声を出した。
「何だその目は、ん?」 「いえ、三日三晩の高熱の後遺症かと……」 「馬鹿者。いいか、真島とやらはお姫さんに見つからないように逃げてるんだぞ。 それを見つけようと探すのははっきり言って無理だ」 「左様で……」
山崎はほっと胸を撫で下ろす、どうやら頭が茹だってしまったわけではないらしい。 それを見て斯波も調子がついたのか、自らの作戦の構想を語りだした。
「だからだな、今の華族探偵ムーブメントにのるであろうこの記事を真島が目にするとだな。 真島がこれは一大事とお姫さんの様子を窺いに現れるかもしれん。 何しろこの蔵元家はかなりきな臭い。政治家に心酔しおかしな投資に大金を突っ込み傾きかけたはずが、貿易で急に盛り返したりとまあ何とも動きが怪しい」 「それはまあ社長の仰りたいことは分かりましたが……いいのですか? お二人が出会ってしまったら、恋心が再燃して愛の逃避行に走る可能性も……」
その言葉に斯波はぴくりと眉尻をあげた。 そして少しだけ考えこむように沈黙するが――。
「まあ、もちろんその可能性も考えなかったわけではない。 しかしお姫さんは俺に”嫁になってもいい”と言ったんだ。 どうだ、これはかなり俺を好いている、いや俺のことを着実に愛し始めていると言っても過言ではないぞ? (あまりの可愛さに理性がぶち切れてつい手を出しそうになってしまったがな、はは) こうなると――禍根は、この真島だけなんだからな。 まあ、俺もこんな記事を打ちつつ���真島がお姫さんの前に現れる確率など五分……いや、いいところ二分くらいなものだろうと考えている。 探しても見つからない、炙り出しても現れない、そうなってようやくあの頑固者――いやいや意思の固いお姫さんも諦めるというものだ。なあ」 「仰るとおりで」 「さあ、ぐずぐずしていられないぞ。 記事の方にもそれとなく蔵元家の存在を匂わしつつ真島に伝言を入れ込まねば。 いいか、場所や個人名が特定されてしまって記者が嗅ぎつけたら元も子もないからな、塩梅だぞ塩梅。 よおし、まずは熱い茶だ。茶を入れろ!」 「はい」
山崎はそう命ぜられて一旦病室を出る。 中ではああでもないこうでもないと原稿を推敲する斯波の声が聞こえる。 側仕えの女中に熱い茶を入れるように言うと、深くため息をついた。
(百合子さんが関わられると急に人がお変わりになる……)
斯波の作戦が成功しようが失敗しようが、山崎の心労が晴れることは無さそうだった。
/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/
衰退する蔵田家の一方で、蔵元家が急成長した理由にとある共同経営組織の存在があった。 これは元は清と英吉利の貿易を代行している会社で、貿易の中継地点として日本での拠点になる会社の経営を蔵元に願い出たのだった。 日本での活動をより円滑にするために財界や政界にも顔が広い蔵元に支援を受けていた会社が、いずれ蔵元を内側から食い荒らすほどの巨大な組織であった事は蔵元の当主であった先代しか知らない。 毎年毎年生み出される莫大な利益が何から生まれているのか、それを知ったときにはもはや後戻りはできないほどの闇の深みへと沈んでいたのだ。 人の欲を食って膨らみ続ける金――権力や富をもう欲しいとは思えなかった。 だから、共同経営者の使いから火急の要件を聞いた時、何十年ぶりかに心の休まる思いがした。
それは、組織が蔵元から手を引くというものだった。 蔵元名義の会社や工場、港は全て閉鎖か転売するという内容だった。 手元に残るのはほんの少しの資産とわずかな土地くらいなものだろう。 いつ、政府や役人にあの恐ろしい罪が暴かれるかと不安に思う日々に比べれば多少の不便など目を瞑ることが出来た。
こうなると、悩みの種は一人息子のことだった。 そんな内情を知らない息子は、会社の権利書や土地の証明書などを引っ張り出しては調べ上げている。 何をどう勘違いしたのか資産を隠し持っていると考えているようだ。 ふ、と例の共同経営者について全て洗いざらいを話して、説得してみようかと考えてみるもすんでで思いとどまる。 それが共同経営者の男との盟約だったのと、何よりこの邸の秘密を知った息子は恐れるよりも喜び勇んで利用するだろう。 だから、やはりこの邸は男の言う通り、朽ちるに任せるのが一番いいのだ。
ずぎり、と心臓が痛む。 もうずっと、体調が思わしくない。 ふるえる手で水差しを探すが、ぶるぶると震えて焦点が定まらない。 手の甲が硝子に触れ、勢い余って机から水差しが落ちる。 絨毯に水差しが転がる重い音がして、水を散らしながら転がる。 ぜいぜい、と額に脂汗を浮かせて床に倒れ込んだ。
その音を聞きつけた秘書が扉を開けて駆け込む。 ぼんやりとした意識の向こう側で必死に名前を呼ぶの分かる。
「この邸だけは……」
震える舌は最後の言葉をどうにか紡ぎ出し、糸が切れたようにそのまま力が抜ける。
/-/-/-/-/-/-/-/-/
城には二つの種類がある。 一つは敵の侵攻を防ぐ要塞としての城、ぐるりと囲む城壁や堀にかかる跳ね橋は城塞としてのそれである。 そしてもう一つはマナーハウスと呼ばれ、貴族たちの別荘としての建物で広く美しい庭をもつものだった。 蔵元の城はその二つを兼ね揃えていた。
威圧感のある城壁に、跳ね橋をみてよくも政府などに目を付けられなかったものだなと思ったが、一歩跳ね橋より中に入ってみるとそこは美しい庭が広がりその中央に噴水が輝いていた。 開けた道が一本噴水まで続く、そしてその奥に欧州の絵本の挿絵をそのままそっくり建築したようなマナーハウスが建つ。 道なりに両脇には動物を象った木の葉が刈りこまれており、造形は躍動する馬だとか跳ねる兎だとかで、午後の日差しも相俟って庭は不思議な雰囲気が漂う。 マナーハウスは薄いクリーム色をした建物で、外壁を緑の蔦がからみつくように覆っている。 背後には森が続いているようで城壁が見えないほど広い。 自動車が止まり、運転手にドアを開けられて外に出ると城壁によって外界と遮断され、まるで本当に別の国に迷い込んだようだった。
「お待ちしておりました、名探偵殿」
百合子にそう声をかけたのは30代半ばほどの男だった。 焦げ茶色の洋装に撫で付けた髪に口髭、微笑んでいるが目の奥は百合子を検分するように光る。
「素敵な招待状をありがとうございます、ご依頼はどのような?」
男は苦笑して答える。
「招待状の通りです、私の父は数年前に病気で亡くなったのですがその際遺産を屋敷に隠したと遺言を残したんです、遊び心の多い人でしたので。 最近、貴方のご活躍を耳にしましてね、是非我が邸の謎も解いてもらおうと思ったんですよ」 「それにしても、亡くなったお父上のお名前を使うなんて……」 「これは賭けだったんですよ、なあ?」
男は後ろに控えている秘書に笑って同意を求める。 50代前半ほどの老紳士風の秘書は無表情のままかしこまって礼をした。
「ここではそれほどでないが、東京では今や貴方の名前を知らない者はいない。 そんな有名な探偵殿に普通に依頼を出しても選り好みをして受けてはもらえないだろう?」
得意そうに弁舌を振るう当主。 百合子が依頼を受けたのは全く別の理由だし、嫌味な言い方にかちんとくるも微笑んで同意してみせた。
「旦那様、野宮様もお疲れのことでしょう」 「ああ、そうだな。兎に角、貴方の手腕が発揮されるのを楽しみにしているよ。 依頼の説明や身の回りの世話は秘書の日野に任せてある」 「まずは宿泊のお部屋にご案内を」 「ええ、では失礼いたします」
自動車に積んだ荷物を持ち秘書の男が邸を案内する。 残された当主は内懐から煙草を取り出し火をつけ、興味深そうに百合子の後ろ姿を目で追った。 ふうと煙を吐き出して、吸殻を捨てる。ぎゅっぎゅと革靴の底で踏みつぶしながら今度こそはどうだろうと思案に暮れる。
(本当に遺産なんてあるのか?)
父親が病死して土地という土地、遺品という遺品を総ざらいしてみたもののそれらしい遺産は何もなかった。 傍から見ればあれほど土地持ちだ資産家だと思っていた邸は空蝉のごとく何も残っていない。 財界を唸らせるほどの金と権力が父親の死によって、全て見せかけだったと気付かされる。
(いや、そんなはずはない――)
では、あれほどの金はどこから出ていたのか。 やはり何か隠してあるに違いない、否、そうでなければならない。 当主を継いだ宗太は焦りを感じていた。 北海道の投資に失敗して以来、それの損失を補填しようと様々な事に手を出した。 どこそこの土地に線路が走るだの、土地開発案があるだのと仲間内からの情報を信じて買ってみれば全て嘘の情報であったり値を吊り上げられていたりし、急かされて金を渡せば仲買人が金を持ったまま失踪したりした。 先日もまた戦争があるからと儲け話を持ちかけられ、唯一残っていた不動産やら証券を整理して逐次注ぎ込むも利益は全く上がらなかった。 どれもこれも最初だけは上手く運用出来て潤沢な配当があった、それが日が経つに連れ雲行きが怪しくなりそして損失を補うために次に次にと財産を注ぎ込むことになるのだった。
そして勝手に土地を抵当に入れているのが、当時当主だった父親の知るところになったのが運の尽きだったように思う。 当主とはいってもどうしてかすでに半分隠居したような暮らしをしていた父親に、金の無心をせまるも無下に断られる。 これから戦争で世界が動く、日本だって動かざるをえない状況になる、そうすれば人も金も物も動き絶好の機となると何度説得しても応じなかった。 宗太は慌てた。他の仲間達は我先にと儲け話に乗っているのに、自分だけはただ借財が増えるばかりだ。 蔵元の財産と呼べるものはこの邸以外にはもうほとんど残っていなかった。 土地も山も、田畑も、不動産も、貿易会社工場も――全て名義だけが蔵元で実質は色々なところに切り売りされていた。
もはや宗太が頼れることは死に際の父親が繰り返した、この邸だけは人に売るな――。というその言葉だけだった。これが遺言らしい遺言ともとれる。 英吉利の建築家が設計したという城を、これまで何人も探偵を雇って調べさせてはみたが何もでない。 本当に父親の遺産は全て幻だったのだろうか。 もう二年半も人をやっては調べさせている、しかし何もでない。 潮時を感じていた、この邸を売るなという遺言はあれどこのあたり一帯、背後の山も森も湖まで含めての残された唯一の土地。 売ればいったいいくらになるだろうと考えていた。
「申し訳ございません」 「いいんです慣れてますから」
秘書が百合子に頭を下げる。 先ほどの当主の無礼な言動を思ってのことだろうが、こういった事は初めてではない。 形式通りに邸を一巡案内される。 広すぎる廊下、広間、書斎、渡り廊下を経て玄関からテラスに出た。
「あの噴水は裏手の湖から直接水を引いています。 日中はあのように陽の光を受けて虹色になるように設計されています」
説明を受けて噴水を覗き込むとたしかに清らかな水が流れ、鮮やかな色をした魚が放されていた。 中央から吹き出す飛沫が美しい虹を作る。
「使用人の方にお話を伺っても?」 「それは構いませんが先代の頃にだいぶ人を減らしまして今残っているのは本当に少数です」 「その、先代様が資産を整理されて寄付をされた――というのは何か理由があったんですか? それに、人員の整理をするなんてまるで全てから手を引くような印象を受けたんですが」 「それは――私にも分かりかねます」 「そうですか……」 「ではお食事をこちらの部屋まで運ばせて、その後に使用人をお呼びしましょうか」 「ええ。――いえ、皆さんお仕事で忙しいでしょうから調査も兼ねて私が伺います。 なのでお話だけ通しておいてください」
斯波の情報が正しければ、真島はここで庭師をしていたのだ。 使用人たちに聞けば何か分かるかもしれない、ふと秘書の日野に真島のことを聞こうと顔を上げるが僅かなためらいの後に言葉を飲み込んだ。 そんな百合子の様子に気がつかず、秘書が部屋から去ってからほっと一息つく。 何だか一挙手一投足を監視されているようで居心地が悪い。
(あの秘書は食えないやつだ、お姫さん気をつけたほうがいいぞ)
今ここに居ないはずの助手がそう言うのが目に浮かぶ。 そう、当主などよりもよっぽど切れ者であるあの秘書こそ一番気をつけたほうがいい人間だろうということを百合子も薄々感づいていた。 先代の秘書と言うのなら財政には一番詳しかったはずである。 帳面などの管理や資産運用も先代に代わって取り仕切っているはずの秘書が、なぜ先代が資産の全てを寄付したのかという問いに「教えられない」「答えられない」ではなく、「分からない」と答えるはずがない。 食事を終えて紅茶を飲むと、調査も兼ねて邸の散策に出かけた。
(皆、言うことは先代様は素晴らしい方だったということばかりなのよね)
判を押したような答えに不思議に思いながらも、庭師の老人を訪ねて番小屋へ向かった。 ざくっざくっ、と土を掘り返す音が聞こえそちらへ向かう。 邸の使用人は洋装で統一されているのか、庭師の老人も汚れたシャツを来ていた。 年齢は勿論、格好も違うのに、百合子はなぜか少しだけどきりとした。 土を耕すその姿がどことなく真島と重なって見えたからだ。
「あの――」
振り返った老人は白髪で日に焼けた顔にはたくさんの皺がきざまれていた。 真島とは似ても似つかない姿形だった。 呼びかけた声に額の汗を手ぬぐいで拭きながら腰を上げ、老人は百合子を見て微笑んだ。
「ああ、噂の探偵さんか――ご苦労様で」 「お仕事中に申し訳ないですが、いくつかお聞きして良いですか?」 「ええ、勿論。まあ、私が知っていることと言ったらこの庭のことぐらいなものですけどね」 「以前勤めていた真島芳樹という男を知っている?」
蔵元の遺産関連の質問にこの邸の使用人はまるで回答を用意しているかのように、百合子の質問に答えた。 遺産があるとすればそれは全て寄付された、先代様は偉い方だ。――と。 思い切って別の質問に切り替えようと思ったのはそのためだった。 そこから会話を切り崩そうと考えて、あえて真島のことを話題にした。
「は?ええ、――たしかに、真島という男がいました。 けれど、なぜそれを?」 「私の邸の庭師だったの」
するりと百合子は答えた。
「とすると、貴方……もしかして野宮子爵の……?」 「そう、もう爵位は返上してしまったけど……」 「そうかい、それは懐かしいねえ。あの小さな姫様が」
老人の返答に驚くのは百合子だった。
「お前、私を知っているの?」 「ええ、一度だけお会いしましたよ。姫様はたぶん覚えていないでしょうが……」 「私、この邸に来たことがあるの?」
それは老人に向けた言葉だったが、同時に自分にも問いかけていた。 老人はいつだったかなと想い出すように空を見上げた。
「そう思い出しました、昔は先代様がハウスパーティーをよく開いていたんです。 その時に――確か皆様でいらっしゃいました。若様が十になるかどうかで姫様はまだ五つかそこらだったと」 「そうなの?全然――思い出せない」
どうにか思い出してみようとするも何も思い出せなかった。 もどかしさばかりが胸につのる。
「あの子は私もびっくりするほど植物を咲かせるのが上手でね、今も元気にしてるのかい?」 「……爵位を返上して邸を手放した時に真島とも別れました。 そう、ではやはり彼はここで庭師をしていたのね」 「ああ元々は先代様の共同経営者の下働きをしていたらしいんだが、彼がそうだな十二、三のころかな一時期ここの庭師の手伝いとして雇われるようになってね。 すごく腕が良かったから私もこれでようやく弟子が出来たと喜んでいたんだが――すぐにまた別の仕事につかされたらしくてね。 まあ、頭の良い子だったから庭師にはもったいないと思ったんだろうね」 「では、ずっとここで働いていたわけではないの?」 「そうさね、それから十年も経ったかなあという頃にまた戻ってきてね。 その頃にはしっかりとした青年になっちまってて見違えたよ、それで庭師の仕事も相変わらず見事でどこで修行を積んできたんだと笑ったよ」 「じゃあ、その頃に私の父にその庭師の腕を気に入られて?」 「そうそう、蔵田の邸に移ってすぐね」
真島はその空白の十年の内に復讐に必要な全てを用意したのだ。 そしてそれはこの実体の見えない蔵元家の内情に深く関わることのようにも思えた。
その日の夕方、当主は最後まで姿を現さなかった。 百合子としてもこれ以上嫌味な言葉を言われる心配がなくなり少しだけ安堵した。 夕食も部屋で取る。 食前酒のアルコールがきいたのだろうか、百合子は強い眠気に襲われた。
(何か思い出せればいいんだけど――)
百合子はうとうととしながら、記憶の底を覗き見る。 そもそも五つか六つの頃の記憶などあってもちらほらとしたものばかりだった。
(真島が下働きをしていたという会社は何をしていたのかしら――)
先代の書斎にある名簿などを調べればまた違う糸口が見つかるかもしれない。 そう思いながら百合子は眠りについた。
/-/-/-/-/-/
夢の中で百合子は五つだった。 猫がぐるぐると百合子を取り囲み、その三日月のような瞳が不気味に笑う。 すると、次は黒い影が伸びて馬の影絵が現れる。 ウサギがぴょんぴょんと飛び跳ねて百合子の背を叩く。
Gone to get a rabbit skin, To wrap his baby bunting in♪
外国の言葉など何一つ知らないのに百合子にはそれが恐ろしい呪いの歌のように聞こえて耳を塞いだ。 じっとうずくまり、海底に沈んだ石ころのようにぎゅうとからだを縮こませて。 ふわりと、花の匂いが漂ってそれにつられて目を開けると、動物たちは消えていた。
どこをどうして迷い込んだのか、今となっては思い出せない。 百合子は広すぎる洋館のしんと静まった暗い廊下を一人で歩いていた。
Purple, yellow, red, and green♪
百合子は色とりどりの花を摘みながら歌う。 誰かに教えてもらった詩を口ずさみながら。
/-/-/-/-/-/
悪夢にうなされるようにして百合子は目覚めた。 ぐっしょりと寝汗をかき、身体が硬直して動かせない。 まだ身体は夢を見ている状態なのだ――。指を動かそうともぴくりとも動かず、息も浅く緩く繰り返す。 ただ、頭だけは冴え渡っていてとっさに身体が動かない事がもどかしい。 視界もまだぼんやりとしており、真っ暗な天井に差すわずかな月の光がちらちらと見えるだけだ。
働き過ぎて疲れた夜に同じようなことを体験した。 百合子は半ばあきらめて、先ほどの夢を思い出していた。 あれが夢の出来事なのか、それとも何かしら昔の記憶が混ざっているのか判断がつかなかった。 ただ夢の中で流れていたあの奇妙な歌には覚えがあった。
特有の残酷な詩が百合子は苦手だった。 あの詩を教えてくれたのは兄だっただろうか――。 それも思い出そうとするが、教えてくれた相手は顔に靄がかかっている。 それに、あの兄が外国の動揺を歌って聞かせてくれただろうか、と。
氷が溶けるようにゆっくりと百合子の身体もほぐれ、 凝り固まっていた体の節々がぐぐぐと引きつるように伸びた。
ぎしりと寝台の音をたてて起き上がり、カーテンの隙間から夜の庭園を望む。 月光を受けた噴水の水がきらきらと光っていた。
翌朝、先代の書斎に入り従業員名簿などを調べてみたが、そこに真島の名前はなかった。 共同経営者だったという男やその会社について調べてみても同じだった。
「この共同経営者という男に、遺産を全て騙し取られたと考えるのが妥当だと思いますが――」 「ではなぜ父は、この邸だけは手放すなという遺言を残したんだ?」 「それは――例えばこの邸が凄く気に入っていたとか……」
百合子の答えに現当主は嘲笑した。
「遺産は必ずある――。依頼を受けたからにはきちんと調査ぐらいはしてもらいたい」 「この邸に、動く壁だとか回る本棚だとかそういった仕掛けがあるとは思えないんですが」 「ふん、ならば遺産ではなく、父がこの邸に執着した理由を探ってもらいたいな」 「執着――」 「そう、父のこの邸に対する思いはそれこそ異常だった」 「それは例えば――どんな風にですか?」 「とにかく、人の手に渡らせるなだの朽ちるに任せろだの。 死に際はそんなことばかり言っていたな」 「それで、あなたは先代様が何か遺産を隠していると?」 「他に何がある?」
どうやら、現当主はその逆のことは考えもつかないようだった。 百合子には先代の執着はまるでこの邸を恐れているかのように感じた。 現当主の後ろに控えている秘書に目を向けて問う。
「どちらにしろ、この共同経営者とやらが何者かが気になりますわ」 「それは――私共も気になって何度も調査をしていたのですが、 先代様はその会社のことについては蔵元家の者は一切関わらせず社員の多くは共同経営者側の人間だったようです」 「その代表の方のお名前と会社名を教えていただいても?」
百合子はその名前を書き取り、使用人に案内され電話を借りた。 交換手に取次ぎ、斯波の入院している病院にかける。
「ああ、お姫さん。どうだ、親戚の家はゆっくりできてるか?」 「え、ええ。まあね、も、もちろんよ。 それよりも、ちょっと調べて欲しいことがあるんだけど――」
百合子は斯波に現状を悟られないように、詳細を説明した。
「その会社と代表なら知ってるぞ。――なるほどな、そういう事か」 「どういうこと?」 「その会社も代表もそっくり蔵元と同じような状況なんだよ」 「どこかの会社に買収されていた――ってこと?」 「そうだ。いくつもの会社を経由して元締めの組織を隠しているんだ。 よほど表に出たら危険な組織なんだろうな……」 「それでも、たどっていけばいずれは分かるのでしょう?」 「それは分かるが――ここまで用心深いんだちょっとやそっとじゃ尻尾を掴ませないだろうな。 まあ、調べてはみるが……」 「ええ、ありがとう」 「いいのか、真島はその中枢にいるんだ。 調べたら知りたくない事実を知らなくてはいけないかもしれない」 「……いいわ。毒を食らわば皿までねぶれ、よ!」 「お姫さん……」
勇ましすぎる百合子の言葉にうなだれるような斯波の声が聞こえた。
/-/-/-/-/-/
その日は午後からまた庭師の老人を訪ねて、階下に降りた。 虹を作る噴水の横を通り、動物の形に刈り込んだ植樹の通りをまっすぐに歩く。 その時に百合子は違和感を覚える。 しかし、それが何なのか分からないまま庭師の番小屋へ向かった。 小屋の周りには食用の小さな菜園があり、脇には大きな井戸がある。 菜園を見てそこに茄子や南瓜と言った野菜が植えられていて百合子は真島を思い出さずにはいられなかった。 番小屋の扉を叩いてみても反応がなく、どうやら庭師はどこかへ出かけているようだった。
少しだけ散歩をしようと花々の咲き誇る庭園を歩く。 その時、ふとある香りが漂った。 それは昔の記憶を呼び起こす鮮烈な香り――。
「真島?」
振り返り、背後を見る。 ひらひらと蝶蝶が舞い、午後の日差しに咲く花があるだけだった。 太陽の香り、花の香り――何とも形容しがたいあのあたたかく甘い香りに脳が揺さぶられる思いがした。
ふ、と記憶の一部分が蘇る。
目の前を歩く少年の姿。 百合子は暗い階段を少年の後をついて歩きながらそれでもどこからかあの花の匂いがした。 そして、それが少年から香っていることに気がついた。
「これは、記憶なのかしら――それとも私が勝手に作り上げた幻想?」
それでも確かに、あの少年は真島なのではないかと思えた。 庭を一周する。次第に日が傾き、木々の黒い影がぬるりと伸びる。 それ以上の収穫らしい収穫はなく、また遊歩道を通って邸へ向かう。
足元に、動物の影が落ちて一瞬ぎくりとする。 それは猫の形をしており、尻尾がくるりと巻き、あくびをするように身体を伸ばしている。
百合子はどうしてかゆっくりと、動物の影を作る植樹に近づく。 葉は刈りこまれて、綺麗に整えられている、誰かが毎日世話をしている証拠だった。 横には馬が、そしてその向かいにはウサギの植樹が並ぶ。
確かに子供の頃、この植樹を追ってどこかに迷い込んだはず……。
百合子は遊歩道を引き返して番小屋に向かっていた。
/-/-/-/-/-/-/
「もしもし。 そちらにお邪魔している野宮百合子嬢の助手の斯波というものだ。 彼女に話があるんだが」 「申し訳ございませんが、そのような方はおりません」 「何を馬鹿なことを言って――」 「お掛け間違いでしょう、それでは失礼致します」
日野は電話を切ると現当主の居る書斎へ向かった。 扉を叩く暇もなく、部屋へ入る。
「どうやら、あの女探偵が遺産の隠し部屋を見つけたようです」 「本当か?」 「はい、どうやら庭園の一角に入り口があったようで――」 「庭?……庭とは盲点だったな。ようし、行くぞ」 「はい」
喜び勇んで部屋を出る現当主の後に日野も続いた。
/-/-/-/-/-/-/-/-/-/
リンゴみたいにまあるくて、コップのように深くって、 王様の馬が集まっても持ち上げられないものってなあんだ?
庭園の一角にある東屋で人々が集い午後の茶会を開いている。 ハウスパーティと銘打たれた茶会に百合子はうんざりとしていた。 茶会に参加している他の子供達はやれ流行り着物だの新しいドレスだのと自慢ばかりしているし、 同じ年頃の男の子はどうしてか百合子に意地の悪い言動ばかりかませてくるしと、 百合子は兄と一緒に茶会を抜けだして庭園を散策する方が楽しかった。
着せられた新しい洋服が腹に苦しくて一刻も早く脱ぎ捨てたいと思う。 少し年上の女の子には「あまり似合ってないわね」とからかうように笑われたのも屈辱だった。 思い出しただけでも恥ずかしさに顔が赤らむ。 そして今もまた妙に作り上げた猫なで声で兄の名を呼んでいるのがそうだ。 馴れ馴れしく瑞人さんなどと呼び、大胆にもにっこりと微笑んで向こうに何々の花がありますのよとしなを作ってみせていた。 兄も悠然と微笑みそうですかなどと答えて、百合子にお前も一緒に行こうという。 おじゃま虫の百合子を例の少女はじとりと嫌な目で見た。
百合子はとっさに、私はもう少しこの花を見てます、ともごもごと答えてその場から逃げる。 兄の��ぶ声が聞こえたが今更戻るのも癪だった。 当て所なく庭園を彷徨っていると、美しい蝶が一匹ひらりと目の前を舞う。 色は黒く、わずかに深い瑠璃色が模様で入っている美しい蝶だ。 それが風に乗ってふわりと飛ぶと、甘い花の香りがした。 花の蜜の香りに誘われるように、百合子もその蝶を追う。 どうぶつのかたちの植木を撫でて、遊歩道を外れる。
背の高い草木が生い茂る道を横切ると、一瞬、蝶を見失う。 どこへ行ったのかときょろきょろと視線を泳がせていると、がさりと草を踏む音がした。 百合子は人がいるとは思わず、ぎょっとしてそのまま固まる。どうしてか、息を殺してそっと見を屈めた。
百合子のいる場所の少し先に一人の少年が居た。 向こうは百合子に気が付かず、がさがさと背の高い草をかき分けてまたどこかへ消えてしまった。
蝶が消えた瞬間に、入れ替わるように少年が現れたので百合子は彼が蝶の化身のようにも思えた。 なにより、ちらと見えた少年の顔に表情はなかったがその横顔ははっと息を呑むほど美しかった。 そしてやはり、花の蜜のような甘い香りがあたりを漂う。
(一体何の花かしら……)
こんなにも芳しい香りを放つ花を百合子は知らなかった。 気がつけば先ほど少年が歩いていた道をたどるように百合子も歩いている。 そして開けた場所に出たと思えば、そこには大きな井戸があった。
(リンゴみたいにまあるくて、コップのように深くって、 王様の馬が集まっても持ち上げられないものってなあんだ?)
周りに先ほどの少年の気配はない。 井戸に近づくと先ほどの甘い香りとは打って変わって、苦いような青臭い匂いが一瞬ぷんと立ち上る。 百合子は後退って、再びきょろきょろと周囲を見渡した。 ふわふわと蝶が井戸の周りを舞う。
「この中?」
聞いてみても答えはないと分かっていても百合子は蝶に問いかけてみた。 すると蝶は、そうだ、と言う風に百合子の肩に止まる。 井戸の蓋をとってみる、想像以上に重くて百合子は新しい洋服の袖が汚れてしまったがすでに足元は泥や草花の種で汚れているので気にしないことにした。 ささくれだった木の蓋の枠に気をつけながら、ずりずりとずらして半分井戸の入り口が開く。
「誰かいない��?」
暗闇を覗き込んで呼ぶ。 足元の石ころを拾って井戸に投げ入れるとすぐにからんころんと音がして、中に水がないこととそれほど深くないことがわかった。 そして奥のほうから苦い胸のただれるような匂いに混じって、ふわと甘い香りがした。 その香りで百合子は先程の少年がこの中に入っていったと確信する。 井戸の縁を見れば底に続く梯子がかかっていた。お転婆の百合子ですらも、一瞬は躊躇せざるを得ない闇と深み。
「深いと言ってもコップくらいだわ」
自分に言い聞かせるように言うと、汚れた袖をまくりあげて井戸の縁に足をかけた。
/-/-/-/-/-/-/-/-/
とっぷりと日が暮れて、ぱつぱつと遊歩道脇の街灯が明かりを灯す。 邸を振り返ってみれば、あの僅かばかりの住人が住む部屋の窓からも明かりが漏れている。 迷路のようになった庭園を早足で駆け抜けて、番小屋を目指す。 庭園の奥深くへと入ってしまうと、そこにはもう街灯の明かりは届かなかった。 雲の切れ間に挿し込む月の光だけを頼りに、百合子は進んだ。 あの日のような甘い香りも、青臭い苦い香りもしなかった。 ただ、夜露に濡れる草花の匂いだけ。
開けた場所には井戸が、そして今は番小屋が建っている。 百合子の背丈ほどもあると思った背の高い草は今はもう胸元ほどであの日のようには青々とはしていない。
井戸の蓋を軽々と持ち上げて中を覗く。 そこにひっそりと沈む闇と深みはあの時と同じだった――いや、むしろ以前よりももっと濃く底のない無限の穴に見えた。 ごくりと唾を飲み込み、あの日のように袖をまくって井戸の縁に手をかけた。
底まで降りて見上げると小さな丸い入口が見えた。 目を凝らしてみても真っ暗で、百合子は手探りで壁に触れてその凹凸からどうにか入り口を見つけた。 ようやく暗闇にもなれると薄っすらと周囲が見え始めた。 井戸の底から扉を開けて一旦中に入ってしまえば、そこは狭いしんとした廊下だった。 横にいくつか部屋の扉があるが、施錠されていて開かなかった。 ざらざらとした壁を手で伝いながら、かつこつと石畳の廊下を歩く。
一歩、一歩と歩みすすめるたびに霞となっていた記憶が実体を持ち始める。
長い廊下を一人で歩き、いつしか行き止まりまで来ていた。 そこから下は階段になっている――古くなった燭台は埃が被っている。 真っ暗なまま、階段を一段、また一段と降りる。
しばらくいくと古い扉が現れる。 取っ手に手を伸ばし、ぐいと押す。ぎしぎしと音がして緩く扉が動く。 もう一押し、百合子は力を込めてその扉を押すと、がりがりと擦れる音をさせながら扉は開いた。
中は広い工場のような作りになっており、銅色に鈍く光る天井まで届くほど巨大な太い筒が三本伸びている。 そしてそれに配管のようなものが無数に繋がり、壁や天井を這いまわる。 今はしんと静まったそこが、過去にはごうんごうんと音を立て青臭い匂いを発しながら阿片を製造していた部屋だということは百合子にも分かった。 暗闇に浮かぶ物言わぬ機材たちを見てぞくりと震える。 日本の政府は日本への阿片の密輸、密売を徹底的に取り締まる動きを見せている。 それなのに、東京にも近いこの土地にこのような製造工場があり、それこそ十数年前は確実に稼働していたのだ。
ぼんやりとした記憶の中で、あの夢の中の光景を思い出す。 あの時の少年は真島だったのだともう確信を持っていた。 庭師の老人の言葉が頭の中で反芻する。 百合子はその先に待ち構える漠然とした不安を振り払うように強く目を瞑って頭を振った。 その時、背後の扉が音を立てて開いた。 現れたのは蔵元の当主とその秘書、どうやら百合子の後を追ってきたらしい。
「なんだここは?」 「……おそらく、阿片の製造工場だと思います」 「あ、阿片?!」
思いがけぬ百合子の言葉に当主は素っ頓狂な声をあげた。 色々な情報が錯綜しているのか、そのまま呆然と立ち尽くす。 本当に一切知らされていなかったのだ。
日野と当主はひと通り部屋の中を歩き、今は動かぬその機械を見上げる。
「先代の遺言通りこれはこのまま――朽ちるに任せた方が」
百合子の言葉にはっと顔をあげて、青ざめた顔で頷く。
「そう、そうだな――」
当主言い終わるのよりも早く、日野が当主の後頭部を殴りつけた。 その手には黒光りする拳銃が握られており、無表情のままそれを百合子につきつける。 当主は呻き声を二、三あげてがくりと膝をつき、そのまま床に倒れこんだ。 痛みに��える当主に日野がちらと目をやった隙に、百合子は床を蹴って配管の裏に回った。 威嚇するように一発、地面に向けて撃つ。 薄暗の闇にチカリと銃弾が床に撃ち込まれて爆ぜる花火が浮かぶ。
(ほ、本物――)
ひやりと冷や汗が首筋を伝う。 買ったばかりの皮のブーツ、ここに来るまでに泥や埃で汚れてしまったが踵が石畳のくぼみに足を取られ苦労した。 百合子はそれを脱ぎ、配管ごしに日野に投げつけた。 当たりはしないし、当たっても傷にもならないだろうが、日野は音のする方へ拳銃を向けてまた一発銃弾を放つ。 鈍い音にそれが配管に当たってしまったのだと日野も気がついたのだろう、舌打ちをする。 百合子は裸足のまま扉にむかい走る、足の裏がごつごつとしざらざらとした石の感覚に痛むが、弾を込める隙にどうにかその部屋から脱出出来た。 扉を乱暴に閉め、その背後から日野の怒鳴るような声があがる。 百合子は咄嗟に階段をかけ降りた。
螺旋状の階段に息の上がった百合子の吐息が反響する。 がつがつと追いかけてくる日野の足音が次第に迫っているのが聞こえた。 心臓は追い立てられる恐怖にどくどくと痛むほど打つ、壁を伝う手のひらも足も擦り傷だらけになりじくじくと痛んだ。
日野は恐らく、同じ事をしようと思っているのだろう。 当主を傀儡にして、もう一度阿片を製造し密売しようと。 そのためには表に出すための当主はまだ必要だ、ただ真実を知る百合子を始末すれば――と。
百合子はついに最後の扉にたどり着いた。 取っ手を回す余裕もなく身体をぶつけるようにして、扉を開ける。 転がり込むように部屋に入ると、そこは月の光が差し込む庭園だった。 今までの暗い部屋とは違いくっきりと薄闇に光が差し込んでいる、地下なのになぜと上をあおぎみると上はガラス張りになっていた。
「噴水?」
天井を色とりどりの魚が泳ぐ。 ぼうぼうと伸び放題の草花はもうここに何年も人の出入りがないことを教える。 整然としていた花の区画は曖昧になり、それでもちょろちょろと清水がどこから湧き出し床を濡らす。 管理する庭師を失った庭園でも花々は生命力たくましく生き続けていたのだ。 その花の蜜は人々の心を壊す毒だというのに、ただ生きるために繁殖し、床に壁に伝う様は神々しくもあった。
「さて……」
背後で日野の声がした。 百合子がゆっくりと振り向くと、ぐいと腕を掴まれた。 日野はただ拳銃を背中に突きつけて百合子の反応を見る。 陳腐な悪者にありがちな交換条件などは一切口にせず、このままここで百合子を殺してしまうつもりなのだと思った。
「私がここに居ることは助手が知っているわ、それに私の死体なんかがあがってみなさい。 どの新聞社だってほうっては置かないわよ」 「確かに、今この時期に死体があがれば――そうでしょう。 人の存在を確実に消すのは行方不明にしてしまうこと」
淡々と告げる言葉に百合子は震え上がる、殺されてたまるものかと百合子はぎりと奥歯を噛み締めるも固く掴まれた腕はびくともしない。 頭の中が恐怖でいっぱいになり、止めどなく溢れる思考を整理するまもなく、がちゃりと音がして撃鉄があがる。
その時ゆらりと目の前が揺れて、百合子は幻を見た。
「誰だ――」
二人の前に現れた人物を見て、日野がまっさきに声をあげた。 ぐいと背中を押す力が増すも、わずかに震え動揺しているのが分かる。
「お前が助手か? 一歩でも動いて見ろ、この女を撃つぞ」
そう言うと百合子の額に拳銃を突きつけた。
「取引のつもりか知りませんが、俺は助手なんかじゃありませんよ。 まあその女ともどもここで始末するつもりだから、手間が省けてちょうどいい」 「な、では、お前は――」
思わぬ第三者に日野の声が上ずった。 蔵元の者でもなく、探偵の助手ではない――そうなると必然的に残るのはこの阿片組織の人間だった。 日野ははあはあと息が上がり、現状を脱却する術を探す。
「わ、ま、まて! 私は蔵元の秘書で……」 「待つと思うのか?」
嘲笑するように言う。 日野は怒りにぶるぶると震え百合子を盾にしたまま、男に拳銃を向け直した。
その時、どんと大きな揺れが起こった。 足元から救われるような大きな揺れにふらつき、百合子は屈み込んだ。 瞬間に、だんと音がして日野の身体が弾け飛ぶ。 まるで揺れが起こることを知っていたのかのように男は冷静だった。 わずか数秒ほどで揺れは収まったが、建物の揺れは続いていた。
「な、地割れ……?」 「いいえ、仕掛けた爆薬が爆発したんです」
百合子の腕をそっと掴み起こす。
「私も殺すの?真島……」
百合子は真島の顔を見て問いかけた。
「いいえ、ああ言わないと貴方が危ないと思ったんです。 ――ここも危ないですよ」
この衝撃に天井の硝子も鉄骨も耐えられない事は一目瞭然で、しかも上にある噴水は裏手の湖から水を引いているのならばこの地下は全て水没してしまうだろう。 百合子は真島に言われるがまま手を引かれ、上へ上へと階段を登る。 階下で轟音が響く。 あの美しい庭園が水の底にたゆたい、魚たちが自由に泳ぎ回るさまを百合子は見たような気がした。
お前は、なぜここにいるの。 お前は、阿片組織の人間だったの。 お前は、今、どうしているの――。
百合子は聞きたい気持ちが溢れ、胸が詰まってしまった。 ただもくもくと階段を駆け上がる、時折ずずんと建物自体が沈みぱらぱらと砂が降ってきた。 ぜいぜいと息を繰り返し、苦しさで胸が痛む。 もう考える暇もなく、ひたすらに真��に手を引かれて階段を登っている。 聞きたいことをひとつひとつ足場に落としながら。
「そろそろ出ます」 「え?」
そう言うと、びゅうと風がふいた。はたはたと裾がはためき、夜風が肌に染みる。 苦しさに痛む胸を抑えつつあたりを見回すと、そこは城の一角にある塔だった。いつの間にか城を見下ろすほど高いところまで登っていたのだ。 ごうと瓦斯の燃える匂いがして、そちらをみると巨大な風船があった。 それは気球だろうということは知識としてだけ知っていた。 真島は網かごに乗り込み機材の調整をし、初めて見る気球に驚いている百合子に声をかける。
「乗ってください」 「こ、これに?」
じりじりと炎の調節をする真島。炎に照らされた横顔は何の表情もない、いや、むしろ――。
「真島、怒ってるの?」 「……久しぶりに再会して聞くのがそれですか。 ええ、まあ。怒ってます。いいですか、置いて行きますよ」 「ま、待って」
慌てて網かごに足をかけてのぼる。 すでに裸足だったし、裾はどろどろに汚れていたし、と思っても顔から火が出るほど恥ずかしい。 真島は百合子が乗ったのを確認すると、塔と気球をつなぎとめる太い縄をためらうことなく拳銃で撃ちぬいた。
真っ暗な闇空を、ゆっくりと気球が舞い上がる。 眼下には蔵元の邸が広がる。 爆発により地下が埋まり、そこに噴水の水が流れ込んだらしく大騒ぎになっていた。 暗闇にゆらゆらと松明の火のようなものが見えた。
「あ、当主が……」 「気絶していたので運び出しました。 あの辺りは前の災害で地盤が緩み始めていたので時間の問題だったんですが。 聡い割に傍迷惑な探偵が余計な事をしてくれたおかげでこの様です」 「な、私はただ単に依頼を――。 だって、私は……! わ、私……どうしても……お前に会いたかった」
別れを一方的に告げられて、ぽっかりと心に穴が空いてしまった。
「会って、それでどうするんですか?」 「私は、――莫迦みたいだけどお前を幸せにしたいと思ってた。 何も知らない子供だったから――そんな残酷なことを考えられたのね」
幸せであるということは絶対だと思っていた。 けれど、様々な事件にめぐり合う度に幸せとは何かと考えざるを得なかった。 実の妹を殺した姉、復讐に取り付かれた鬼、出生を呪う男――。 妬みや恨みと言った物を何一つ知らず、ぬくぬくと暮らしてきた百合子にとってそういった感情を理解するのは難しかった。
幸せの形は違うのだ。 ましてや真島は百合子を――野宮一家を心底憎んでおり、その人間から幸せにしたいなどと言われるなど屈辱以外のなにものでもあるまい。
「それでも私はお前が幸せでありますようにと願わずにはいられない」
真島が大好きだったから。 その言葉は決して口にできないし、言うつもりもない。 だから、百合子にはそう願うしか出来なかった。 人間とは不思議な力があって、何でも出来るような気がした。 強く願えば、そしてそれに怠らぬ努力をすれば、きっと何か奇跡のような事が起こせると信じていた。
「姫さま……」 「な、泣いてないわよ。これは――」
百合子は我慢しきれずに瞳に涙を浮かべていた。 対等な人間として話をしたかった。だから、決して泣くまいと思っていたのに。 自分の弱さに歯がゆさを感じてわざと乱暴に目元を拭う。
「――俺はね、絶対に幸せにはなれないんだと思っていました」
真島がぽつりと漏らす。 その顔には微笑みが浮かんでいて百合子は驚いた。 山の端が白み始め、夜明けが近づく。 新しい陽の光が山々に差し込み、闇空を照らす。
「俺は愚か者です。幸せとは去った後に光を放つのだと――ずっと後になって気がつきました。 姫さまと過ごした日々を失って初めてあの日々こそが幸せだったのだと知った。 俺も――あの日からずっと祈っています、姫さまが幸せであるようにと」 「――っ、わ、私は、――わたしは、幸せよ。……幸せ、だわ」
こらえ切れなくなり嗚咽をあげて泣く。 おそらく、これでもう本当に二度とは会えないだろうと言う気がしていた。 あの日、一方的に別れを告げた真島に百合子は答えられなかった。 真島のさようなら、と言う言葉に同じように返してしまったら別れを認めなくてはならないから。 これはきっとさようならと真島に言うための道のりだったのだ。 拒否し続けてきた別れを、今こそ受け止めるための長い道のり。 今の百合子ならこの別れに耐えられる、だからせめて少しでも笑って――。
「真島、さようなら」
/-/-/-/-/-/-/-/-/
「お姫さああん!」
自動車の窓から身を乗り出して斯波は叫んだ。 上空を漂う気球に百合子がいると信じて疑わない。
「や、や、山崎!もっと速度をあげろ!」 「しゃ、しゃちょう無理です!道も悪いですし何しろ向こうは空を飛んでいるわけで……」 「ええい、何を情けのない声を出してる!代われ莫迦者!! お姫さん今行くぞ!!!」
山崎を押しのけて運転席に座るも、ぐんとアクセルを踏み込んだ途端にハンドルが言うことを聞かなくなりきゅるきゅるとタイヤが空回りする。
「社長!気球が下降しています!」 「何?!ようし、あの方向は牧場だな、掴まれ!」
がたがたがたと揺れながら自動車は道を外れて牧場を爆走する。 途中に放牧された牛と正面衝突しそうになるが、ぐぐっとハンドルを切りぎりぎりの所でかわした。 しかし、何か石のようなものに乗りあげてバスンと嫌な音がして速度が急激に落ちる。
「社長!パンクしました!」 「くっ、仕方ない。山崎、そこの拳銃をよこせ!」 「どうするおつもりか聞いても?」 「最悪、あの気球を――撃ち落とす!」 「……」 「……冗談だ。相手はあの阿片王だぞ? 備えあって憂いはない」
そんなやり取りをしているうちに、気球が再び上昇する。
「ほら見ろ!いいから、拳銃を貸せと言っているんだ!」 「社長、向こうから人が歩いてきてますが……」 「何?!」
斯波が目を細めて牧場の丘陵を見据えると確かに人がこちらに向かって歩いてきてる。 遠目でもそれが百合子だと分かるやいなや、自動車に急ブレーキをかけた。
「お姫さん!無事か?!」 「斯波さん!どうしてここが?!」
斯波は百合子に駆け寄り躊躇なく抱きしめた。 顔を確かめるように少しだけ上体を離して、両手で頬を包み込み額の泥を拭う。 そして、今は小さい粒になった気球を見上げた。
「あの気球は真島か?」 「ええ」 「貴方は裸足じゃないか……!」 「これは、靴を日野という秘書に投げつけて……」 「ふ、服に血が……」 「これも――たぶん、日野という秘書の……」 「遺産探しだと思っていたのに、どんな危険な目にあったんだ!」 「話すと長くなるのだけど……」 「いや、良い!今はまだ聞きたくない、俺の心臓がもたんからな。 しかし、どうして真島と一緒に行かなかったんだ?」 「それも話すと長くなるのだけど……」 「いやいやいや。分かってるぞお姫さん」
斯波の表情がすっと引き締まり、真剣味を帯びる。 思わず百合子はどきりとしてその瞳を見つめた。
「社長~~~お忘れ物ですよ」 「山崎……なっ、それは持ってくるなと言っただろうが!!」
山崎が後から追いかけて持ってきたものは紙の束だった。 百合子はそれに見覚えがあった――原稿用紙だ。
「あの、これは?」
ミミズがのたうつような文字がいっぱいに書いてある。 紙であれども束になるほど多いので、腕にずっしりと重い。
「はあ、あの社長の所に編集長という方が来まして……」 「勝手に辞表を出すとは何事か、と怒っていたぞ。俺に辞表を押し返された。 ――それで、タイプライターで文字を打つならどこぞの自宅でもできようと……これを」 「そうだわ、私には借財返済という大きな目標があったわ……」
これからどうしようなどと途方に暮れる暇もない。 夜が明けて、日の出の眩しさに目を細める。 疲れきって身体は思いし、あちこちの擦り傷も痛む。 それでも心は晴れやかだった、束になった原稿を抱えて朝日に向かってぐっと拳を握る。
「私の夜明けはこれからよ!」 「お、お姫さん……」
斯波はその場にがくりと膝をついた。
数年も経てば、あの騒ぎもすっかりと忘れ去られていた。 ようやくタイピストから編集へと復帰して、探偵の依頼もまた少しづつではあるが受け始めていた。 大きな事件は少なく、失せ物探しや人探し素行調査と言った事件ばかりではあったが、それなりにこなしていた。
そして今日もまた鏡子婦人に呼び出されてホテルの一室に向かっている所だ。 他にも用事がある、それはようやく鏡子婦人の借財を返済するめどがついたことだった。 婦人はきっちりと貸し、そして百合子はそれをきっちりと返しきった。 その関係が、信頼で結ばれている証だった。 いつもはホテルのラウンジなのに、今日に限ってホテルに一室をとるということは恐らく借財の話などもあるのだろうと、百合子は感じながら案内された部屋を叩く。 すると、中から聞こえた声は鏡子婦人のものではなかった。
「あら、斯波さん早いのね」
扉を開けてみるとやはりソファに腰掛けていたのは斯波だった。 相変わらず派手な洋装を見事に着こなしている。 それにしても助手の斯波も呼び寄せているということは、なかなか難しい依頼なのだろうかと考えていると斯波がごほんと咳き込んだ。
「ああ、今日の依頼人は俺なんだ」 「……斯波さんが?」
ふと、最初の事件を思い出す。斯波が依頼を出すことなどあの事件以来初めてのことだ。
「どんな事件なの?」 「いや、事件じゃない。ちょっと人を探していましてね」
促されるまま百合子はソファに腰掛けた。 斯波の微笑んでいる目元に、僅かに不安を感じる。 入れたばかりの珈琲に口も付けず、少しだけ斯波は目を瞑った。 よほど難しい事件なのだと百合子は思い、居住まいを正して背を伸ばした。
「その人に、この手巾を返したいんだ」
胸元のポケットから取り出したのは一枚の真っ白な手巾だった。 とても大切な物を扱うように、そっと机に置く。
「手巾?」
それを手に取った瞬間に、百合子の時は止まった。 真っ白な手巾、それに見覚えがあった。 頭の芯の方から記憶が洪水のように溢れ、光のように周囲を照らす。 息が上がり、言葉が詰まる。
「これ、――私の、だわ」
そう、その手巾は百合子のものだった。 仏蘭西の特注品であまりにも白くて美しくて、一度も使ったことがなかった。 それと同時に、もう一つの記憶が呼び覚まされる。
「あ――」
その曖昧な記憶が逃げてしまわないように、目の前の斯波を見つめる。 確かに、昔、この手巾を一人の少年にあげたのだ。 その少年は泥にまみれて汚れていたことはかすかに記憶にあるが、顔には靄がかかり思い出せない。 浅く呼吸を繰り返す。
「あなた、なの?」
斯波がゆっくりと頷くと、百合子は初めてあった夜の斯波を思い出す。 妙に自分に執着する男――ただ単にそういう印象しかなかった。 斯波に気を許せるようになってきたのも、探偵業を初める前後ぐらいからでそれまではむしろ不審に思っていた。 百合子はどうして、と聞けなかった。きっと斯波はそういう男なのだから。
「ずっと貴方を愛していた」
その言葉は重く、百合子は不安になる。 自分はそれ程までに強く想われて良い人間なのだろうかと。 その気持ちを察知したのか、斯波は更に言う。
「貴方を知れば知る程にその思いは強くなった。 俺はもう貴方なしの人生など考えられない」 「私――もう歳だし、沢山子供生めないかもしれないわよ」 「ああ、俺は貴方がいればそれで十分だ」 「それに――たぶん、仕事も辞められないわ」 「分かってる」 「あの時からずっと私のことを想っていてくれたのね」 「そうだ」 「どうしてもっと早くに言わないの!!! 私だけが何も知らなくて、これじゃあただの莫迦みたいじゃない!!!」
混乱する百合子を斯波が優しく抱きしめて耳元で謝る。
「すまない――すまない」 「謝ってほしいんじゃないわ!いいえ、謝ったって許してやらないから!」 「そうか……」
きっと百合子は斯波を見上げて睨む。
「もっともっと強く抱いて、沢山愛してると言ってくれなきゃ許さないわ。 それも、ずっとずっとよ。貴方か私かのどちらかが老いて死ぬまでずっとよ」 「ああ、百合子さん愛してる」
百合子の言われる通りに強く抱きしめて搾り出すようにそう言うと、わなわなと震えている百合子の唇に唇を押しあてて吸い上げた。
「ああ、貴方の唇はなんて甘いんだ――」 「も、もう嘘ばっかり」 「嘘なものか、もう一度確かめさせてくれ」
恥ずかしさに俯いた百合子の顎を持ち上げて更に深く口付ける。 息をつく暇もないほどの激しい口付けに百合子は腰が抜けてソファに崩れ落ちる。
「あ、あの斯波さ――私もう……」 「部屋をとって正解だったな」 「だ、だ、だめよ。あああ、貴方まさかそのつもりで?」 「なぜ駄目なんだ」 「私たちまだ結婚していないのに。 それなのに――こんなこんな昼間から……ふ、ふ、不埒だわ」 「結婚していて夜ならいいんだな?」 「そ、それは、ふ、夫婦の営みとして――」 「分かった、では今日は貴方の口を吸うだけで我慢しよう」
ソファに横たわる百合子に覆いかぶさって、再び口を吸う。 オーデコロンの香りがふわりと降り注ぎ、葉巻の苦い香りが鼻を突く。 心地の良い重みに、服を隔てた皮膚がじんわりと熱を帯びた。 どんどんと息が上がり、口付けだけで快感に震える身体に怖気付いた。
「は、は恥ずかしくて……心臓が壊れてしまうわ」 「あまり可愛いことを言ってくれるなよ――」
どくどくと脈打つ百合子の心臓の音を確かめるように胸に触れる。 首筋まで真っ赤になった百合子が可愛くてそこを吸うと、ふわりと甘い香りが立ち上る。 それを吸ってしまっ��はもう斯波には我慢など出来なくなっていた。
洋装のタイを緩めてシャツの襟元を開ける。 がしがしと頭をかき、おもむろに立ち上がって部屋のカーテンを閉めた。
「百合子さん」 「は、はいっ」
百合子が上ずった声で返事をする。
「――俺の妻になってくれるか」 「はい……」 「よし」 「だ、だめ――私、下着が……」 「下着?」 「あ、ああ、洗いふるしたやつで――」 「大丈夫だ、暗いからしっかりとは見えん。 ――他には?」 「え?」 「もう、心配事はないか」
色々と言いたいことはあるはずなのに、その場の雰囲気に押されてか、多少の興味もあってか、この血が沸くほどの緊張の心地よさのためか――。 百合子は何も無いとばかりに首を振った。 二人ともおかしな熱病に浮かされているのだ、正気であってはこんな事は決して出来ない。 百合子は自分にそう言い聞かせた。
/-/-/-/-/-/
「あらあら、うふふ……」
鏡子は扉の前で意味ありげに微笑を浮かべた。 どんな塩梅かと心配して見にきたものの、大きなお世話だったようだ。
「差し詰め、野宮百合子の事件帖、終幕といったところね」
ちょいちょいと癖のように項の髪を持ち上げると、足取り軽やかに廊下を後にした。
0 notes
yude2101 · 7 years
Text
ちゅーるがなければ、ミルク
NHKドキュメンタリー - 新春BS1スペシャル「欲望の資本主義2017 ルールが変わる時」
インフォグラフィック | 東証マネ部!
【指紋ネット盗難】「ピースサインは危険!!」 3メートル離れて撮影でも読み取り可能  - 産経ニュース
国立情報学研究所の実験では3メートルの距離で撮影した画像でも読み取れることが判明しており、「自撮り」のピース写真をネットに掲示すると、簡単に盗まれてしまう。
パートナーに筋力より頭脳を求めるセレブが急増中!?|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)
「交通渋滞のひどい国際都市ランキング」帰宅に2倍時間がかかる都市は? | ZUU online
「2016年交通渋滞のひどい都市ランキング」のトップ3は、メキシコ、バンコク、イスタンブールであることが判明した。
また…!?「トランプ砲」に世界が振り回されてる - NAVER まとめ
キネマ旬報ベスト・テン 1位は「この世界の片隅に」 | NHKニュース
日本映画の2位には、庵野秀明さんが総監督を務めた人気映画シリーズの最新作「シン・ゴジラ」が、そして、3位には深田晃司監督の「淵に立つ」が選ばれました。また、外国映画の1位はニューヨークで実際に起きた飛行機事故を題材にした、クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」が選ばれました。
腹筋運動いらず! 引き締まったお腹を手に入れる5つのエクササイズ。 | VOGUE JAPAN
訪日旅行客4000万人時代に考えるべきこと - 電通報
加えて、観光業は裾野の広い産業です。旅行業や宿泊業、運輸業だけしか関係がないのではないか、と思われがちですが、実際にはレストランや娯楽施設、通訳といったサービス業、小売業、金融業にも広がります。特に体験を重視する昨今の旅行スタイルにおいては、さらに裾野が広がっています。
ASCII.jp:仕事がどれだけイヤかわかる ストレス可視化デバイスSpire|盛田 諒の「アスキー家電部」
Spireはズボンやブラジャーなどにクリップでとめて使う。息をするとき、Spireの中にある圧力センサーにかかる力の変化から呼吸の深さを取得する仕組みだ。なるべく胸やお腹の動きがわかりやすいよう、肌に近いところにつける。
「歯がない人」抑うつリスク1.28倍に(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース
中国・北京で高速列車が真っ黒 その原因は(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース
真鍋博に学べ! 昭和の異才が遺した未来生活のための5つのアイデア|WIRED.jp
17年の企業課題、どこを見回してもIT  編集委員 西條都夫 :日本経済新聞
2017年iMACで地デジを見る方法と録画する方法と機材を考えてみる。 - 30歳からの敗者復活戦
同じ画面でテレビを視聴しているとパソコンで作業しずらいです。
録画するときは、ずっとパソコンをつけっぱなしにしないと駄目です。
録画に失敗したりなど安定性もあまりないのではないでしょうか。
よって、テレビを購入する方法もありだと思います。
AIが新聞記事を書いてみた 執筆1秒、データ処理に強み (西日本新聞) - Yahoo!ニュース
今日のお出かけには、コートを着ないと寒いでしょう。今夜の夜空は、よく見れば星が現れるかもしれません。
田原総一朗「『トランプ化』していく世界と、私は命をかけて戦う」〈週刊朝日〉 (dot.) - Yahoo!ニュース
民主主義とは多数決ではなく、自分と異なる意見を認めること、少数意見も尊重することである。だが、米国でも欧州でもゆとりがなくなり、「力による平和」などという言葉が登場している。力による荒っぽい時代になりそうだ。今年こそ、生命をかけて民主主義の重要さを訴えなくてはならない、と考えている。
『東京フレンドパーク』で木村拓哉が犯した失態にドン引き、ブーイング吹き荒れ中 - messy|メッシー
たしかに松山ケンイチの存在感がこのゲームではほぼゼロ。自分ひとりで試合しているように振る舞う木村の態度は見ていて気分のよいものではなかった。「キムタクの協調性のなさが全面に出たハイパーホッケーだった」との意見には激しく同意したいところである。
どのゲームも全力で頑張り、きっちり笑いも取ってサダヲはホントによく頑張った。いち視聴者として筆者の心の中では、MVPは間違いなくサダヲなのである。
安倍首相、慰安婦像対応で必殺劇 追い込まれた韓国…「スワップ」暗礁は自業自得 (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
喫煙による死者数、2030年までに年800万人に増加へ (ロイター) - Yahoo!ニュース
大惨敗“フルタチさん”に見るフジテレビ“失敗の研究”【全文公開】  (週刊文春) - Yahoo!ニュース
「番組開始前から局内には『古舘さんなら何とかしてくれる』という空気が漂っていた。他局の番組でゲスト出演すると視聴率が良かったからです。要は誰もほとんど何も考えてなかったんです」(フジ局員)
「海外勤務にベストな国ランキング」日本で働きたくない最大の原因は? (ZUU online) - Yahoo!ニュース
5位 スイス(10位) 4位 チェコ共和国(18位) 3位 カナダ(6位) 2位 ニュージーランド(2位) 1位 シンガポール(1位)
破壊力抜群の「トランプ砲」 企業ができる備えと対策は? (Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
・私の地元ウェストバージニア州のことわざに、「スカンクと小便のかけ合いはするな」というものがある。トランプの批判ツイートに誤った情報が含まれていた場合、ツイッター上で反論したい気持ちになるのは理解できるが、そこはぐっとこらえて、自社のイメージ保持を優先すること。さもなければ、ツイッター上の悪名高いトランプ支持者から集中砲火を浴びることになる。
新築マンションが首都圏、関西圏ともに販売不調 値引きの季節が再び到来 - ライブドアニュース
習近平国家主席がダボス会議に初出席 国際経済で存在感アピールか - ライブドアニュース
習主席にとって、今年初の外遊となる。トランプ次期米政権の発足を20日に控え、世界の指導者や経済人が集まるダボス会議に出席することで、国際経済における中国の存在感をアピールする狙いがありそうだ。
都内のホテルから厳選 仕事がはかどる7つのノマドスポット - ライブドアニュース
松本潤と交際疑惑の葵つかさがサイン会をキャンセル 「精神状態」に変化 - ライブドアニュース
三井住友銀行など…日本企業が米企業を買収するメリットとは - ライブドアニュース
米国は移民の増加もあり、人口が長期的に増加する数少ない先進国です。日本よりも購買力の高い消費者が3億人以上も存在しているわけですから、突出した巨大市場といえます。結局のところ、世界市場の中で唯一、長期的な成長が見込めるのは、米国市場だけというのが現実なのです。
元Apple副社長の前刀禎明氏 インスタが意識高すぎると話題 - ライブドアニュース
独立した人が2度と会社員に戻れない3つの理由
理由3 ビフォータックスでお金の使い方を決める自由があるから
「磁石をつけたワケ」 安倍首相と小池都知事が会談(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース
バッジをつけることで、『総理、国としても費用負担するんですよ』というメッセージのように見えた」と語った。
EXILE AKIRAが語る、スコセッシ監督との出会いと目指す役者像「現場で新しい自分を引き出していきたい」 - Yahoo! BEAUTY
ひとつひとつの経験を積み重ねることで、AKIRAという役者像を作り上げていきたいですね。
ヤクルト杉浦は200万減「ケガなく2��勝ちたい」 - 野球 : 日刊スポーツ
背番号「18」をドラフト1位の履正社・寺島成輝投手(18)に譲る形となり、来季から「58」に変更となった。
オバマ氏、異例の科学誌寄稿 温暖化でトランプ氏牽制か (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
「IoTコマース」時代到来。700ものAmazon Alexa搭載製品が登場した今年のCES。 - Scrum Ventures : Scrum Ventures
トヨタ脅しに成功したトランプの次の標的
トランプ次期大統領の脊椎反応的思考では、目先の駆け引きはできても、複雑な現実の方程式を解く知識も能力は感じられません。
0 notes
kuroda-kanbee · 7 years
Text
数年分のコピペ004
2月 11, 2016 放送法に基づく放送をしてください、というのは何がいけないの? 放送法 第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。 一  公安及び善良な風俗を害しないこと。 二  政治的に公平であること。 三  報道は事実をまげないですること。 四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
(中略)
第九十三条  基幹放送の業務を行おうとする者(電波法 の規定により当該基幹放送の業務に用いられる特定地上基幹放送局の免許を受けようとする者又は受けた者を除く。)は、次に掲げる要件のいずれにも該当することについて、総務大臣の認定を受けなければならない。 一  当該業務に用いられる基幹放送局設備を確保することが可能であること。 二  当該業務を維持するに足りる経理的基礎及び技術的能力があること。 三  当該業務に用いられる電気通信設備(基幹放送局設備を除く。以下「基幹放送設備」という。)が第百十一条第一項の総務省令で定める技術基準に適合すること。 四  当該業務を行おうとする者が次のいずれにも該当しないこと。ただし、当該業務に係る放送の種類、放送対象地域その他の事項に照らして基幹放送による表現の自由ができるだけ多くの者によつて享有されることが妨げられないと認められる場合として総務省令で定める場合は、この限りでない。 イ 基幹放送事業者 ロ イに掲げる者に対して支配関係を有する者 ハ イ又はロに掲げる者がある者に対して支配関係を有する場合におけるその者 五  その認定をすることが基幹放送普及計画に適合することその他放送の普及及び健全な発達のために適切であること。 六  当該業務を行おうとする者が次のイからルまで(衛星基幹放送又は移動受信用地上基幹放送の業務を行おうとする場合にあつては、ホを除く。)のいずれにも該当しないこと。 イ 日本の国籍を有しない人 ロ 外国政府又はその代表者 ハ 外国の法人又は団体 ニ 法人又は団体であつて、イからハまでに掲げる者が特定役員であるもの又はこれらの者がその議決権の五分の一以上を占めるもの ホ 法人又は団体であつて、(1)に掲げる者により直接に占められる議決権の割合とこれらの者により(2)に掲げる者を通じて間接に占められる議決権の割合として総務省令で定める割合とを合計した割合がその議決権の五分の一以上を占めるもの(ニに該当する場合を除く。) (1) イからハまでに掲げる者 (2) (1)に掲げる者により直接に占められる議決権の割合が総務省令で定める割合以上である法人又は団体 ヘ この法律又は電波法 に規定する罪を犯して罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又はその執行を受けることがなくなつた日から二年を経過しない者 ト 第百三条第一項又は第百四条(第五号を除く。)の規定により認定の取消しを受け、その取消しの日から二年を経過しない者 チ 第百三十一条の規定により登録の取消しを受け、その取消しの日から二年を経過しない者 リ 電波法第七十五条第一項 又は第七十六条第四項 (第四号を除く。)の規定により基幹放送局の免許の取消しを受け、その取消しの日から二年を経過しない者 ヌ 電波法第二十七条の十五第一項 又は第二項 (第三号を除く。)の規定により移動受信用地上基幹放送をする無線局に係る同法第二十七条の十三第一項 の開設計画の認定の取消しを受け、その取消しの日から二年を経過しない者 ル 法人又は団体であつて、その役員がヘからヌまでのいずれかに該当する者であるもの http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO132.html (via shinjihi) (mononofuから)
2月 12, 2016 当時16万9千人もいたアヘン中毒患者の問題を日本がどう処理するか、世界各国も注目していた。 『わが国に伝播したらなんとする。吸引するものは厳罰に処すべし。輸入や販売を行なう者についても同様だ。従わないものは台湾から追い出せ。中国大陸に強制送還せよ。』 このような『厳禁説』がさかんに唱えられたが、後藤新平は、『これでは各地に反乱が起き、何千人の兵士や警官が犠牲になるかわからない』と反対して、『漸禁説』をとった。 『まず中毒にかかっているものだけに免許を与え、特許店舗でのみ吸引を認める。新たな吸引者は絶対に認めない。アヘンは政府の専売とし、その収入を台湾における各種衛生事業施設の資金に充当する。』 アヘンを政府の専売とするという破天荒なアイデアであったが、後藤新平の読み通り、大きな混乱もなしに、アヘン中毒患者は次第に漸減して、日本敗戦時には皆無となっていた。」
後藤新平
明治・大正時代の政治家。 台湾総督府民政長官。初代満鉄総裁。 「アヘン戦争」の舞台裏 ~アヘン王サッスーンの暗躍~ (via nyama) (zaq1234から)
2月 12, 2016 【サヨク、マスコミが乱用する志位的解釈(^_^;)】 日韓併合 → 残酷な植民地支配 徴用 → 強制連行 戦時売春婦 → 性奴隷 安保法案 → 戦争法案 靖国神社 → 戦争神社 売・買春 → 援助交際 在日に都合の悪い事実の指摘 → ヘイトスピーチ 放送法 → 努力目標 ←NEW 遠子先輩さんはTwitterを使っています: “ (via jackrose)
2月 12, 2016 日本が空襲された際に、1200万人が被災したわけなんだけど、今でも信じられないぐらい酷いよね。 ririn blackstarさんはTwitterを使っています (via windsock)
2月 13, 2016 エッチなアニメみたら性犯罪に、銃を撃ちまくるゲームしてたら兇悪犯罪に走るって言ってる「ゲーム脳」な方々は、なぜ「スポーツをやってると薬物犯罪に走る」とか「衆議院議員は不倫に走る」とか言わないんですかね。確率的には似たようなモンだと思うんですが。 安達裕章さんはTwitterを使っています(via sukoyaka)(papawanから)
2月 11, 2016 酒・タバコ・風俗・エロ漫画・暴力映画を禁止すると世の中の問題は片付くと思い込むのは、肛門にコルク栓を詰めることを義務化すればこの世からうんこが消滅すると思い込むことに似て非常に愉快である Twitter / tktakakato (via norick)
2月 13, 2016 好感度をあげるコツが、よーく判りましたよ。 自分の能力不足に臆することなく、リラックスして、威張らず背伸びをせず等身大で、そして堂々としていることなんですね。 日本一の自然体っぷりを目の当たりにする:小鳥ピヨピヨ (via kotoripiyopiyo)
2月 13, 2016 切腹が徳川幕府の刑罰とし行われたのは250年間にわずか20件しかありません。 昔の人は…。切腹する時は短刀の柄ではなく、刃の部分を懐紙(のようなもの?)で包み… - Yahoo!知恵袋 (via outxxart)
2月 13, 2016 人間はみな、差別心を持つものだ。しかし差別とはあくまでも行為なのである。差別心がある、ということと差別するということはまったく違うことだ。(岡野憲一郎) balance-meter:
2月 13, 2016 「仕事の報酬は、成長である」 その世界を見失わないことが大切です。 なぜならば、「人間としての成長」とは、 決して失われることのない報酬だからです。 たとえば、仕事の報酬としての「給料」や「地位」は、 給料を使い、地位から退けば、その報酬は失われてしまいます。 また、身につけた職業人としての「能力」も、 時とともに腕が落ちることもあるでしょう。 新しい技術の出現によって陳腐化してしまうこともあるでしょう。 仕事の思想 / 田坂 広志 (via qsfrombooks)
2月 13, 2016 パプリカといえば韓国産が安く買いやすいですが、韓国のパプリカは日本に輸出する為に作られています。今までエトプロホスという農薬で検査に引っ掛かっていましたが、民主党が検査を止めました。その為、今販売されている韓国産は検査されていない危険なモノなので絶対買わないで下さい。 Twitter / inazumahqjaru (via cardboard-box)
ですよねー
(via majidex)
2月 13, 2016 NHKで榊原英資氏「米国の交渉圧力はすごい。とりわけ世論誘導力がすごい。NHKなども簡単に操作されてしまう」とよく言ってくれた。彼は以前「米国と交渉するときは、必ず日本の中で後ろから玉が飛んでくる。それは、日本のマスコミである。米国は日本のマスコミ対策をしている」と言っていた。 Twitter / @tokunagamichio (via toronei)
2月 13, 2016 あなたは人を信頼している。その水道から水が出てくる事を疑いも無く信じてる。横断歩道を渡る時、車が止まると思って歩いてる。コンビニのレシートを全部チェックしない。日本はそれが当たり前になっているから自分が人を信じている事も気付かない。あなたは人を信頼している。 (via shinjihi)
2月 13, 2016 全国高等学校漫画選手権大会に参加する選手諸君。 外務大臣麻生太郎が、まんが甲子園の諸君にこうしてあいさつを言える。 数十年漫画を読み込んで来た者として、こんなにうれしいことはありません。 勝ち上がってきた諸君、暑い夏は、君たちのために準備されていたようなものだ。 白球を追うばかりが甲子園ではありません。 指先が痛くなるまでペンを握りしめ、 白々と夜が明けるまで机にかじりつくのだって、 君たちの青春、勝負だろうと思います。 日本人くらい、マンガの文法を自然に身につけている国民はおりません。 このコマは、どうしてこの大きさなのか。 なぜここは、背景が真っ黒でないといけなのか。 君たちには、その理論が知らないうち身についている。 なぜ身についたか。 君たちの前に、偉大な先人の独創があった。 その前には紙芝居という、これも日本の発明がありました。 伝統はえんえんとさかのぼり、かの「鳥獣戯画」までいくのであります。 その伝統の最先端に、君たちがいま、栄冠かけて競い合おうとしている。 マンガは友情を描きます。 人生をたった一コマに詰め込み、人の世の、喜び苦しみを描く。 CGには絶対つくれない夢の世界を、二次元世界に定着できる。 それをすべて、君たちのペンが成し遂げられるのです。 このことに、世界はやっと気がつきました。 世界中でいま、猛烈な学習を始めています。 外務大臣としてこのあいだ、国際漫画賞というのを出しました。 香港の漫画家が第一回の受賞者になって、 マレーシア、香港、オーストラリアの作家には奨励賞を出しました。 彼らの作品を見ると、日本の漫画家の誰から影響を受けたかすぐわかります。 ドイツからブラジルまで、応募作品どれ一つを見ても、日本の影響が色濃く出ていた。 漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになったのです。 そしてその誕生の地、日本の、最も熾烈な戦いの場に今君たちは出動しようとしている。 君たちのような存在が、世界中の若者からどれほど羨望のまなざしで見られているか。 ぜひそれを知っていてほしい。 最高峰のフィールドに、君たちは立っている。 まんが甲子園の選手諸君。 ストーリーをとことん練れ。 線に目一杯命を賭けろ。 君たちの作品を、雑誌で読める日を待っています。 外務大臣 麻生太郎 外務省: 第16回 まんが甲子園 麻生大臣挨拶 (via zokuzoku)
これは素晴らしい。
(via 4kshike) (via konishiroku) (via ultramarine, plasticdreams) (via gkojax-text) (via kokirikoo) (via tomine) (via jaguarmen99)
実際いまの米国アニメって日本アニメの影響をものすごく受けていると思う(大きい目とか等身とかカワイイ系の造形とか)。ただそれを踏まえた上で既に独自路線へと進んでいるのも確か。
(via yoosee)
2月 13, 2016 まず、めらめらと怒りが湧いてきて頭に血が上ってきたら
①手がグーになってたらパーに開く ②手が前にあったら後ろで組むかポケットに入れる ③物を持っていたら置く ④深呼吸をする ⑤子供と10分程はなれて、好きな場所でお茶や小物などを置き怒らなかった自分を褒める ⑥どうしてもやばいときはその場に座る アンガーコントロール | mamma-man! (via shinoddddd)
2月 13, 2016 科学が証明したすぐ幸せになれる16の方法 すぐ幸せになれる、ちょっとしたこと5つ ・ほほえむ ・背筋を伸ばして大股で歩く ・声をあげて笑う ・お茶の時間など、小さな瞬間を楽しむ ・ほかの人に親切にする 毎日の習慣になると幸福になる6つのこと ・祈る ・動物と遊ぶ ・感謝の日記をつける ・楽しい音楽を聴きながら協力しあう ・睡眠を十分にとる ・公園に散歩に出かける 少しがんばると幸せにつながる5つのこと ・運動する ・瞑想する ・ボランティア活動に参加する ・旅行に行く ・セクロスする 科学が証明した「すぐ幸せになれる16の方法」 | ライフハックちゃんねる弐式 (via eldstorm)
2月 13, 2016 ほんとうに人を愛するということは、その人が一人でいても、生きていけるようにしてあげることだと思った。  『道ありき―青春編』     (via mmgen)
2月 13, 2016 使わないものは捨てるとかそういうことじゃない それはおかしい フォトアルバムまで捨てるとか頭がイカれてる 1年に1回も開かなかったから捨てるとか 何のためのフォトアルバム 断捨離とか言うクソ掃除術wwwwwwwwwwwwwww - カオスちゃんねる (via darylfranz)
2月 13, 2016 白人様はどうやら見た目の愛らしさで「殺して良い動物」と「殺して良くない動物」を区別しているようだが何を用いるのであれ恣意的な基準で動物を仕分けるロジックを平気で使えるから人種差別もお手の物なんですよ。 Twitter / Kelangdbn: 白人様はどうやら見た目の愛らしさで「殺して良い動物」と「殺し … (via windsock)
2月 13, 2016 「あいつは・私に・ひどいことをした」 この一言をお守りにして生きている人は多い。何かと言えば、水戸黄門の印籠のようにこれを示す。「私は傷ついている印籠」を示す。寛容な目で見ればかわいそうな人であり、客観的に見れば脅迫者だ。 結城浩さんはTwitterを使っています (via hutaba)
2月 13, 2016 いいですか。「誰かを恨む」というのは、「誰かを心の底から恨み恨み恨み続けて生きる」というのは、その相手を、自分の「生涯の伴侶」にするような行為なのです。 結城浩さんはTwitterを使っています (via hutaba)
2月 13, 2016 百田氏 「もし戦争が始まったら9条信者を最前線に送り込んで9条を唱えてもらおう世界は奇跡を見ることになるだろう」 この発言に赤旗は「百田は9条支持者を最前線に送り込んで殺そうとしている」と反発 なんだ赤旗も9条を唱えていても殺されるって わかってじゃんw toshichan25さんはTwitterを使っています
2月 13, 2016 日本人は才能に人間性まで求めすぎなんだよ 音楽の教科書の載ってるやつの9割は人間のクズだぞ あばばさんはTwitterを使っています (via c610) (toutiku-m44から)
2月 13, 2016 壊死によって指の切断を余儀なくされた少女は、英国の化粧品店で、3.2米国ドル(約330円)のマニキュアを買った。使用してしばらくすると、爪がどす黒く変色し、同時に化膿していった。病院へ駆け込み、処方された抗生物質を服用したが、症状は改善されない。最後は、壊死した右手人差し指の先端を、手術で切断しなければならなくなった。  中国のファンシーショップで販売されるマニキュアは、いずれも「三無産品(メーカー、製造工場、商標番号の記載がない商品)」で、成分、製造年月日、品質保証期限などの表示がない。これは、ファンシーショップばかりではなく、ネイルアート専門店であっても同じことがいえる。専門家は「マニキュアの成分は、可塑剤、有機溶剤、色素からなる。そのうち有機溶剤は、特に人体へ害を及ぼす危険性がある。ある種の有機溶剤は、石油系樹脂に反応して溶解することがあるからだ。有機溶剤の含有量がわずかでも、溶解して身体に吸収され、内分泌系や生殖系の器官に悪影響を及ぼす可能性がある。特に妊婦は使用すべきではない」と指摘する。さらに「マニキュアを塗った手で食べ物に触れない方がいい。マニキュアに含まれる脂溶性化合物が溶解して、油の中へ溶け出すからだ。特に油分を多く含んだ油条(中国の揚げパン)やケーキ類は要注意。マニキュアも除光液も、長時間爪に塗布していると、肝臓や腎臓に有害物質が蓄積され、慢性中毒につながる可能性がある。それ以外にも、爪の抵抗力が弱まり『爪ひょうそ』になる確率が高くなる」と注意を喚起している。 U-1速報 : 中国製粗悪品を使用した英国人が指先壊死。抗生物質を投与するも全く効果が見られず (via 774rider)
怖ぇーーーー!怖過ぎる!シナ製のマニキュアで指が壊死!!!! ;°#°)(°#°;(°#°;
(via shinjihi)
2月 14, 2016 @zhtsss: どんな人も馬鹿にしない。この行為こそ、どれほど難しいか。そして、この行為こそ、どれほど多くの学問への道を開くのか。学問とは問うという学びである。人の言葉に耳をすまし、自分の問いへの礎にする。敬意こそ学問の神なり。人を愛すという行為は感情であり学問である。つまり学問とは感情でもある
すばらしい。
(via stilllll)
2月 14, 2016 魏呉蜀のそれぞれの終わり方を見ていると、大企業は実績が出せなくなったときにより強いところに買収されて終わり、オーナー企業はトップが晩年狂うか跡継ぎがダメかで終わり、ベンチャーは志が途切れたところで終わるのがよくわかる Twitter / kazztaka (via sieben002)
2月 14, 2016 イオンのTOPVALUが殆どの商品に原産国、生産者(国)を表示していないことは事実だ。事実を指摘され、逆切れして抗議するイオンは、おかしい。セブンイレブン・ジャパンも、イオンから抗議されても謝罪する必要はなかった。セブンイレブンがイオンに謝罪するのではなく、イオンが消費者に謝罪しろ。 正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現 イ○ンのT○PVALUは生産国がラベルに表示してありません・イオンが7-11の表示に逆切れ抗議 (via nakawankuma)
2月 10, 2016 急かして早く決断させようという態度が見えた時は、交渉のテーブルから降りよう。  恐怖という霧で、あなたを惑わせようとする人間に、いい人はいません。 後悔しない、迷わない!「人生の決断」5つのチェックポイント : earth in us. (via mcafee-x6) 保険屋のねーちゃんも賃貸扱ってる駅前の不動産屋もだいたいこのたぐい。 (via highlandvalley) (元記事: 46187 (andi-bから))
2月 10, 2016 ・ 朝、起き抜けに甘���ものを少し口にすると脳が目覚める ・ 免許更新の際の交通安全協会は加入しなくても良い ・ 切手や葉書は手数料を支払えば別の種類の切手・葉書に交換できること。 ・ 切手でゆうパックが送れる。 ・ 保険料の免除申請 ・ ハードコンタクト付けるときの異物感はコンタクト専用目薬を一滴垂らすと良い ・ 書けなくなったマッキーは除光液で書けるようになる ・ 油性ペンをビニール袋に入れ空気抜いて軽くしばって保存すると長く使える ・ 100均に売ってる靴の防寒用中敷きはかなり暖かい ・ クルマの駐車場は屋根があるとないでは、長年経つとその差が歴然。 ・ 布団干す時に黒いビニール袋を覆うようにかけるとダニが完全に死滅する。 ・ 白い靴を真っ白にしたいときは、ボディーソープを使うと真っ白になる。 ・ 換気扇をつけて、そこから一番遠い窓だけを少し開けると風がドンドン入ってくる。 ・ ジーンズは穿く度に洗った方が長持ちする ・ 冷蔵庫の蒸発トレー(受け皿)に水が溜まって汚いから掃除した方が良い ・ 卵のパックは熱湯をかければ、ぺちゃんこになる ・ 形状記憶ワイシャツは、ビショビショのまま干した方が、よりシワになりにくい。 ・ 空港の展望デッキは無料でのんびり飛行機を眺められて、楽しい 必見!「知らない人は損してるなあと思うこと」まとめ | AUTHORITY SITE (via shiche) (yoshitsuchiから)
2月 10, 2016 なぜフェンスが建てられたのかわかるまで、決してフェンスをとりはずしてはならない(チェスタートン/ジャーナリスト・作家)
2月 7, 2016 詰め替え式のシャンプーで中身を詰め替えて、 容器を乾燥させないで使い続けると 緑膿菌というバイ菌でシャンプーしてんのと同じ。
2月 7, 2016 人の大切なものを大切にしたら自分が大切にされた! 坂本 達 (via handa, anepan)
2月 8, 2016 冗談ではなく日本では警察が被害届を受理しないと犯罪として認知されないから、被害届受理の運用が変わるたびに特定の犯罪が急増したり、急減したりするんですよね。 これを利用すれば特定の犯罪が増えているようにも見せかけることができる。ちょっと前の例だとストーカー犯罪で、桶川事件の失敗から積極的に受理されるようになり認知件数は増加。これをマスコミは近年ストーカーが増えているとミスリードした構図。昔からそんなのあるって。 近い将来、ネットと児童「ポルノ」の関係ががこの構図に乗るんでしょうね。 埼京線の全編成に痴漢防止目的の車内防犯カメラを設置へ - スラッシュドット・ジャパン
2月 8, 2016 「ひとりの人物の苦労話に光をあてたドキュメンタリー番組を観て感動してたら、開始30分でだんだんとその人物の健康の話になり、40分後には青汁を飲み始める」という罠に5回くらい引っかかってる。 中塚武さんはTwitterを使っています (via quotation2)
2月 8, 2016 古武術系の人は呼吸法について、「カラダの本能的な動きのうち、唯一じぶんでコントロールできるのが呼吸なのです」という。だから、呼吸法に意味があるのだという。その言葉を聞いた当初は、よくわからなかった。 なにがコントロールできるのか、なにがコントロールできないのか。そういう観点で世の中を眺めた経験はそうない。そういう観点でみると、なにがわかるんだろうか。 社 長の成功談で聞く類型のひとつとして、目標はコントロールできる形にしておかなければならない、というものがある。営業職の人に、○○円を売り上げろ、と いう目標は筋が良くない。売上金額というのは、営業職ひとりでコントロールできるものではないからだ。彼がコントロールできることは、何日間で何人と会 う、とかそういうことだ。 テニスコーチのガルウェイはこう言う。「あなたの打ったボールはどのくらいの距離でアウトしている?」彼は、 「ボールを枠内に入れろ」とは言わない。生徒がコントロールということを理解するための、重要なヒントを提供している。なにが今、コントロールできること なのか。コントロールするためには、何をわかっていないといけないのか。 コントロールに関する勘違いをなくすことで、生活はだいぶスムーズになるんじゃないかと思う。コントロールできないことについて直接考えない。コントロールの範疇にないものについて、コントロールの影を読み取らない。 わ れわれが何か悩んでいるとき、そこには自分がコントロールできないものが絡んでいることが多い。初心者が、ボールを枠内に入れようと悩んでも、その点につ いてのコントロールスキルはないのだから仕方がない。まずは、自分の行った行為が、どういうふうにズレを起こすのか。そこを知るところからだろう。 怒っ ている人がたくさんいる。他人に、悪意のある振る舞いをされて腹を立てている。たとえば、政治に腹を立てている。ほんとうに、それは悪意なのだろうか?相 手は、そんなに状況をコントロールできるような力があるのだろうか?それは単に無知や無能なのではないだろうか?だとすれば、こちらはどのようにそれに対 して、自分のコントロールの範囲で手を打つべきか? どうも自然と、自分のこと、世の中のことに対して、人はコントロールを見いだしすぎる ようだ。そんなにコントロールできることはないし、みんなもそんなにコントロールしていない。コントロールのできる範囲について、冷静に、独自のラインを 見極められる人は、なんか”クール”だ。 コントロール幻想 - β2 (via flatmountain)
2月 8, 2016 九州の人が「うわ地震だ怖い」しか言わないのに対して、関東の人は「強いね」「震度4くらいでしょ」「縦揺れ、短かったし震源は浅め」「底から突き上げるような衝撃のあと、激しい横揺れ」「揺れがやたらと長い….震源が深いな」みたいなコメントを残すから、地震ソムリエかよってなります Twitter / kurikuri39Ri (via tkr)
2月 8, 2016 北朝鮮のミサイル発射でわかる売国奴 ・SEALDs「ミサイルじゃないよ、人工衛星だよ」 ・共産党「北朝鮮にリアルの危険があるのではない」 ・社民党「いたずらに北朝鮮の脅威をあおるな」 ・翁長雄志「PAC3に一体全体どんな精度があるのか」 500円さんはTwitterを使っています (via windsock) (kennakから)
2月 8, 2016 以前、日本で指折りの画力があるで有名な絵描きの人と飲む機会があったんだ。 で、絵の上達法の話になったんだけど 「質×量=総合的な腕前」これを明確に否定はしなかったけど、その上で 「絵 は 量 が す べ て!!!」と断言していたよ。
酒の席だったし立場上俺が上だったから、色々と突っ込んでみたんだけど俺の 「じゃあ、へのへのもへじでも大量に描いたら絵が上手くなるって言うんですか!!!」 という発言に声を荒げて「確実になる!!確信している!!!」と断言した。
確かにその作家のスケブには訳わからん幾何学模様やホネホネ人間、 狂ったように塗りつぶしたページがたくさんあった。 その人が言うには人間の脳には絵描き回路みたいなものがあって、 例え絵になっていなかったとしても手を動かすとそこに電気が流れて 回路がクロックアップするらしい。
>質をおろそかにして何万枚描いても無駄だし これは完全に否定していた、まったく同じ事を俺も聞いたから。 「質は量に付随する、量は質に転化するけど逆は絶対に無い」だってさ。
もうかなり前の話で「やっぱ天才は頭おかしいんだろうな」ぐらいにしか思わなかったけど、 ここ最近かな、彼の言った事��ちょっぴり判ったかもしれない気になった。 ちなみにこの人の名前は絶対に言えないけどテラカツではありません(^^; 本人が見たら一発で俺バレるな(汗 絵の上達法・練習法に関する有意義発言を拾ってきてまとめるスレ | お絵かき速報!萌え絵上達法 (via ns2t9v99ae) (yasaiitameから)
2月 8, 2016 1. Do not let others do your thinking for you 自分で考えるべきことを他の人に考えてもらってはいけない 2. Focus on what you like 自分が好きなことにフォーカスしよう 3. Good habits for life & investing 生活と投資のためになる良い習慣を確立しよう 4. Common sense? not so common 常識を疑おう 5. Attention to details is what separates success from failure 細部への注意が成功と失敗を分ける 6. Let the world be a part of your perspective 世界を自分の視野の一部に含めよう 7. Learn philosophy & learn to think 哲学を学び、考えることを学ぼう 8. Learn history 歴史を学ぼう 9. Learn languages (make sure Mandarin is one of them) いくつかの外国語を学ぼう(そこには中国語を含めよう) 10. Understand your weaknesses & acknowledge your mistakes 自分の弱みを知り、間違いを認めよう 11. Recognize change & embrace it 変化を捉えて、それを取り込もう 12. Look to the future 未来を見よう 13. “Lady Luck smiles on those who continue their efforts” 「幸運の女神は努力しつづける者に微笑む」 14. Remember that nothing is really new 真に新しいものなどないことを思い出そう 15. Know when not to do anything 何もすべきでない時があることを知ろう 16. Pay attention to what everybody else neglects 誰もが無視していることに注目しよう 17. If anybody laughs at your idea view it as a sign of potential success もし君の考えを皆が笑うならば、それは成功する可能性のきざしだと考えよう 投資家ジム・ロジャーズによる「Keys To Success」17か条 - Zopeジャンキー日記
2月 8, 2016 ただし「ありがとうアメリカ」「太っ腹」と言えるほど単純な話でもなく、アメリカはGPSの無料開放はしていても、利用の保証はしていません。 もしもアメリカが他国のGPS利用に制限をかけたら、交通網をはじめ社会機能そのものが麻痺しかねない状況であるため、強力な外交カードになっている側面もあるとのことです。 なぜGPSが無料で一般利用できるようになったのか…きっかけとなった事件:らばQ (via twinleaves)
2月 8, 2016 赤ちゃんを連れて、スタッフは出勤してきます。普通です。現在は、運営しているメンバーも含めると、半分くらいが赤ちゃんを連れて仕事にきます。 基本的には、0歳から3歳までを赤ちゃんって呼んでます。4歳からは幼稚園に通う感じですね。 別に、託児所併設とかではなく、一緒にいます。 なので、利用者であるおじいちゃんやおばあちゃんも、スタッフの赤ちゃんのことを見守ったりあやしたり、一緒におやつをつくったりします。近くの公園にも一緒に散歩に出かけます。 祝日や夏休み、冬休みは、大きな子たちも来ます。なので、パートさんの祝日出勤率は高いです。 なので、シフトの組み方も柔軟にできます。 誰も書いてくれる人がいないので、「赤ちゃんのいる老人介護デイサービスのすごいところ」を書いてみます。|ワタナベ・J・フォックス|note (via abe-street)
2月 8, 2016 「女の子に好きになってもらいたかったら、女の子が喜ぶことをしてあげればいいんだよ。」というアドバイス「志望大学に合格したからったらテストで正解を書けばいいんだよ。」ぐらい有益ですごく役に立つ!!ありがとう! 人生は素晴らしい!!! 砂鉄 on Twitter (via quotation2)
2月 8, 2016 うちの母は子供の教育には無頓着、と言うか全般的に適当な人だったんだけど、そんな母の口癖が「あぁ、あの人は怒ってる人じゃなくて怒る理由積極的に探してる人やわ。絶対近づいたらアカン」ってやつ。この言葉の持つ意味、この年になってなんとなく意味わかるわ。 Twitter / court_season (via netinago99)
2月 8, 2016 ・どうせ一年後には忘れてることだから ・命まで取られるわけじゃない ・この広い宇宙に比べたら・・・ この3つで何でも乗り越えられる 未設定 (via c-c-e) (kowalski38から)
2月 8, 2016 * 確信犯 ×悪いと知りながらやっている ×わざとやったのにシラを切っている ○本人が完全に正義と確信してやっている * 課金 ×客が運営会社に金を払う ○運営会社が客から料金を取る * ネガティブキャンペーン ×自分の不遇さをアピールして自分を有利にする ○敵対している相手を批判して自分を有利にする * 役不足 ×当該人物の能力では無理 ○当該人物の能力では簡単すぎる * 逆ギレ ×静かだったのに急に怒り出す ×激しく怒り出す ○加害者側が怒り出す 特に目立つ日本語の誤用 - うさだBlog
2月 8, 2016 ヒトが運転しなくてもいい自動車には、こんなに素晴しい使い道があります… プログラムを改造し、歩行者天国に突っこませる。 人間のかわりに爆弾を載せる。 自動運転カーの将来 2015-10-07 [Wed] 12:44 (via cokeraita) (kowalski38から)
2月 9, 2016 EXILEの収益内訳はジャージなどのアパレル部門が圧倒的で、収益的に「本業」を定義すると「歌って踊れるジャージ屋さん」 ソフトバンクは「本業が不明」だから強い? (via lastscenecom) (chkk525から)
2月 9, 2016 「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己れを尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」(西郷隆盛)
2月 9, 2016 「みんながよくなるように、みんなが喜んでくださるようにと絶えず配慮している女性は、なんともいえない美しさをそのまわりにかもし出してくる。」(紀野一義)
2月 9, 2016 「タウリン1000ミリグラム配合!」 …カキフライ一個分である 無駄な知識などない - タウリン1000ミリグラム配合!
2月 9, 2016 友達でも恋人でも良いけど、自分が親しく付き合ってる人が、無条件に自分のことを全部好きでいてくれるわけなくて、どこかで我慢してくれてたり許されたりしてる部分はあると思うよ。好きだから受け入れてくれてる、っていう簡単な事実をなおざりにすると、失うものは大きい。 Twitter / erk391kt (via c610) (yokokickから)
2月 9, 2016 本当にやりたいことがあるのなら、「みんなに相談」してはいけません。 逆に「まずみんなに相談しないと…」と思っているのなら、それは「やりたく ない」ということ。「止めて欲しい」ということなのです。 そのことに気がつかないと、永遠に、 「本当はやりたいのに、みんなが止めるから、できなくなっちゃったー」 「あの人がああいうから、やれないんだよな…」 なんていうムダな思考にハマったまま、一生を終えることになります。 したいのなら、黙ってすること。 もし、「本当にしたくて、ただアドバイスが欲しい」 と思うのなら、心から尊敬する人に、 「○○したいんだけど、どう思う?」ではなく、 「どうやって○○するのがいいと思う?」と聞くこと。 キスしていいか、聞かないで。 決断の心理学 | 〓 心理学ステーション 〓 世界一セクシーに心理学を学べるサイト
2月 9, 2016 かつて私は、ある刑務所で「薬物依存離脱教育プログラム」に携わっていました。プログラムは覚せい剤取締法の累犯者を対象とした、1クール12セッションのグループ療法であり、毎回、初回のセッションを私は担当していました。 私は、セッションの冒頭で必ず次のような質問をすることにしていました。 「このなかで、これまで覚せい剤のことで、親、兄弟、友人、恋人、親分、兄貴といった人たちから、『ヤキ』を入れられたことのある人、手を挙げてください」 (略) さらに私は受刑者たちに対して質問をたたみかけました。 「それでは、ヤキを入れられたとき、どんな気分になりましたか?」 すると今度は、さすがの受刑者たちも、うつむいたまま隣の受刑者を横目で見ながら沈黙しているのが常でした。あるいは、怖い顔をして同席している刑務官の存在を気にしていたのかもしれません。 しかしあるとき、一人の受刑者が私の質問に答えてくれたのです。 「余計にクスリをやりたくなりました」 そして、この勇気ある発言に触発されて、他の受刑者たちも続々と、「自分もそうでした」という告白をはじめたのです。 私の質問は、完全に確信犯的なものでした。自らの臨床経験から、再使用によって最も失望しているのは、誰よりも薬物依存症者自身であることを知っていたからです。問題は、ひとたび依存症に罹患した脳は、「また使ってしまった」という自己嫌悪と屈辱感を自覚した瞬間に、「とてもシラフじゃいられない」と感じ、脳にインプットされた覚せい剤渇望のスイッチをONにしてしまうのです。 なかには、「こんな自分は消えた方が世の中のためだ」などと考え、死のうとしていつもの何倍もの覚せい剤を注射する者もいます。「余計にクスリをやりたくなった」とは、要するにそういう意味なのです。それで、結局また覚せい剤を使ってしまうわけです。 いかなる理由からであれ、薬物を使えば使った分だけ進行するのが依存症です。そういう意味では、「ヤキを入れた」周囲の思惑とは裏腹に、周囲はその人が覚せい剤を使うのを促し、依存症をさらに重症化させるのに一役買ったことになります。 薬物依存症は罰では治らない / 松本俊彦 / 精神科医 | SYNODOS -シノドス (via ataru-mix) (genngakkiから)
やってはいけない筋トレ (青春新書インテリジェンス)(坂詰 真二)のまとめ 2月 9, 2016 ■毎日筋トレをしてはいけない  ・筋トレは回復させる時間、休息が必要  ・回復に必要な時間は48~72時間、効果的な筋トレは週に2~3回が適当 ■筋トレは回数多くやってはいけない  ・筋肥大をさせるには、筋肉が出せる力の70~80%の負荷が必要  ・10回前後しか反復できない程度の負荷が最適  ・回数よりも負荷が大事で、15回、20回と繰り返せても筋肥大は望めない ■腹筋運動だけをしてもお腹は割れない  ・6パック(お腹が6つに割れた状態)は腹筋運動だけではできない  ・体脂肪10%以下にならないと、6パックはハッキリと見えない ■筋肉痛のある筋トレはやってはいけない  ・筋肉痛はやった感があるだけで、効果とは無関係 ■3食きちんと摂ればプロテインはいらない  ・筋肉が増えるのは同化が異化を上回ることが大事  ・同化:周囲からアミノ酸を摂り込んでタンパク質に合成し、筋肉を作る  ・異化:タンパク質をアミノ酸に分解する作業  ・筋トレ前の2~3時間前に食事でタンパク質を摂れば、同化が起きる  ・筋トレ前の2~3時間前に食事で炭水化物を摂れば、異化は防げる ■筋トレは1セットだけやっても意味がない  ・1セットだけでは筋肉の本来持っている力の30~40%しか発揮されない  ・3セット行なって始めて、ほぼ100%の筋繊維が鍛えられる ■体幹だけを鍛えない  ・理想の体型を作りたいなら、体幹よりも下半身を鍛える  ・下半身は、筋肉量の半分以上を占める  ・体脂肪を減らすためには、下半身を鍛えるほうが効果が高い ■重りはスピーディーに動かしてはいけない  ・抵抗を受けながら、ある程度ゆっくり動かさないと筋肉には効かない  ・適切なスピードは、重りを1~2秒かけて上げて、2~4秒にかけて下ろす ■筋トレ前に長時間ストレッチをしてはいけない  ・静的ストレッチ:ヨガのような1つ1つの筋肉を伸ばして静止する  ・筋トレ前に静的なストレッチをすると、リラックスし筋肉が発揮できる力が低下する  ・静的なストレッチは筋トレ後のクールダウンで行なうのがベスト ■筋トレ前にジョギングをしてはいけない  ・筋トレの主なエネルギーは、糖分  ・ジョギングの主なエネルギーは、糖分と脂肪の両方  ・筋トレ前にジョギングすると、糖分を使い果たし、筋肉がガス欠してしまう  ・双方の効果を最大に引き出したいなら、筋トレ⇒有酸素運動の順番で
2月 9, 2016 「おすもうさんは、寒くない」と、 ついつい、人は、思ってしまうものです。 だけど、どの「おすもうさん」も寒いんですよね。 同じ人間ですからね。   お笑いの仕事をしている芸人さんたち、 特に弱さを前に出している芸風の人たちは、 街で悪ガキにからかわれやすいと聞きます。 「お笑いの人は、いつも陽気」と思われてるんでしょう。 だけど、笑いの仕事をしている人のほうが、 かえって恥ずかしがりだったりするんですよ。 格闘技の選手たちは、鍛えているから 殴られても「あんまり痛くない」と思われていたりね。 痛いんですって、ちゃんと人並みに。 試合中は別の緊張感があって、 痛みを感じにくいだけで、痛いのは痛いそうです。 当たり前なのに、理解されにくいんですよね。   いや、たまに、そういうことをね、 かわりに言っておいてやろうかな、と、 おせっかいなことを思ったんです。 雪の日には、寒がってる犬も多いんだぞ、とね。  ほぼ日刊イトイ新聞 - 目次 (via tokyotaida) (genngakkiから)
2月 9, 2016 牛の衛星写真から数千年も見過ごされていた事実が判明した。牛は食事のときと休憩のときは必ず地球の磁極、すなわち北か南を向くのだ。 ワクワクすっぞ!科学では解明できない10の生命ミステリー : カラパイア (via futureisfailed)
2月 9, 2016 これって自分以外の人にも超使える。「あれ、最近痩せた?」とか「なんか最近顔色良いねー」とか「最近冴えてるねー」とかっていう「言われてみればそうかもしんない」ってレベルの言葉ってマジでじわじわ効く。どんどんその人元気になる。ちなみに現代版の呪いと言われる技術は、この真逆をやる
2月 9, 2016 僕にとって賢い人とは、「自分が何を成したいかわかっており、その為に何を日々やるべきかわかって行動を積み重ねており、しかし結局圧倒的な偶然性には勝てないことを理解している人物」です。
2月 9, 2016 届いたダイレクトメールは開封せずに赤いペンで受取拒否と書き認印を押してポストに投函すると発送元に返送代が請求されるので大抵リストから外れる。 #有益なことをつぶやこう ふぁぼったー / ys_salt (via squarejewel) これ、実際やってみたらホントにDMが来なくなった。おすすめ。
2月 9, 2016 戦時中の新聞や書物には、「人口戦」という言葉がしばしば登場する。  相手国民を減らし、弱体化させるための作戦を展開するのだが、虐殺ではなく、経済封鎖などによって出産期の女性や小さな子供の健康に影響を与え、あるいは結婚や出産をためらわせる思想を普及させる間接的な形で実行される。  連合国軍総司令部(GHQ)も例外ではなかった。目に留まったのは、戦前、産児制限の普及運動に取り組んでいた加藤シヅエ氏(1897~2001年)たちだった。  産児制限を合法化し日本に定着させる推進役となることを期待し、女性の立候補が認められた昭和21(1946)年の戦後初の総選挙で、加藤氏らを後押ししたのである。 【人口戦】日本の少子化は「人災」だった(上)戦後ベビーブーム突如終焉(1/6ページ) - 産経ニュース (via irregular-expression) (gpx250r-ninjaから)
2月 9, 2016 GHQがこだわったのが、産児制限を認める法案を議員提出とすることだった。「日本人自身の意思で法制化した」とする必要に迫られていたのである。  当然のことながら、占領下とはいえ日本政府は産児制限の受け入れを拒絶した。芦田均厚相は、20年12月15日の貴族院本会議で「一度出生率が減少傾向になった場合には、人口増加の傾向に回復することは困難である。人口が過剰であるからといって、すぐに政府が公然と産児制限を認めることは、慎重に考慮を要することだ」と答弁している。 page: 5  人口の多寡が「国力」を意味した戦前・戦中において、産児制限は「民族の自殺」であり、将来的な国家の滅亡につながると考えられていた。第二次大戦が終わってなお、日米間で国家の存亡をかけた「静かなる戦争」が続いていたのだ。 【人口戦】日本の少子化は「人災」だった(上)戦後ベビーブーム突如終焉(1/6ページ) - 産経ニュース (via irregular-expression) (gpx250r-ninjaから)
2月 9, 2016 リーダーの笑顔は、「義務」です。 小飼弾の 「仕組み」進化論 / 小飼弾 (via qsfrombooks) (yayoilibから)
2月 9, 2016 スヌーピーのある漫画に以下のような言葉があります。 ルーシーという女の子がスヌーピーにたいして以下のような問いをします。 「SOMETIMES I WONDER HOW YOU CAN STAND BEING JUST A DOG..」(時々,あなたはどうして犬なんかでいられるのかと思うわ…) それに対してスヌーピーは以下のように考えます。 「YOU PLAY WITH THE CARDS YOU’RE DEALT」 (配られたカードで勝負するっきゃないのさ) 「WHATEVER THAT MEANS」(それがどういう意味であれ) 個人的にこの考え方を座右の銘にして生きています。 完璧主義の人は、配られたカードで戦うことを意識しよう | nanapi[ナナピ] (via flatmountain)
2月 9, 2016 日本共産党は党内の最高職として 日本共産党中央委員会議長というものがあります。 野坂参三、宮本顕治、不破哲三といつものとおり「党内での選挙とかは経ず」に就任してきました。 不破哲三が隠居するに当たって志位和夫をこの職には就けませんでした。 そのため日本共産党中央委員会議長は2006年以降ずっと空位となっています。 その不破哲三は共産党の金で全国に約10箇所ほど作っていた別荘のうち、 現在は神奈川の別荘に専門の警備員、料理人などを雇って貴族生活を続けています。 この貴族生活の原資は全て共産党のお金です。 http://ttensan.exblog.jp/22543668/
2月 9, 2016 人の話の聴き方が上手い人には共通する特徴があって、それは列記するとこのようなことだと思う。  1.人の話をおもしろがって聞く。  2.なにか広がりそうなところがあると、そこを聞いてみる。  3.相手がなにを話しても、攻撃的にならず、たしなめ方が上手い。  4.自分の話もするのだけど、それはあくまで対比としてする。  5.自分の話をするときは、たいてい、一歩下がった位置でおもしろおかしい失敗譚が多い。  6.相手が話したがりそうなところを見つけるのが上手い。  7.話し手を全肯定する。  8.ちょっとぐらい矛盾があってもつっこまない。  9.相手の話を否定しない。  etc……  これってなんなのだろうと考えると、ホスト・ホステスの話の聴き方に近い。  ひとことで言えば、話し手を主役にするのが上手い人なのだと気付いた。
2月 9, 2016 なんと高尾山は、標高600mという小さな山にもかかわらず、 植物が1300種も生息する、自然の宝庫のような山なのだそうです。 ちなみに、イギリスでは全土で1600種。
2月 9, 2016 イルミネーションまみれの家を発見。「よくやりますよね…」と控えめに否定的なコメントをする私に「小さい子をなくしてて、空からでもわかるように明るくしてるんやって…」この世にバカにしていいものなど何ひとつない…
ベストアンサーに選ばれた回答 プロフィール画像 krphh910さん 2011/3/2211:08:37 太陽系から外されたのではなく、太陽系の惑星としての扱いは無くなった、ということです。 冥王星自体はれっきとした太陽系天体です。
2006年8月のAIU総会以前からある太陽系の定義では、 1.太陽を公転している。 2.自重により(ほぼ)球体を維持している。 という内容でしたが、新たに 3.その軌道周辺を一掃している。 というものが付け加えられました。
冥王星の軌道は海王星との共鳴を余儀なくされています(要するに海王星の重力支配下にある)し、その軌道周辺には冥王星の重力束縛を持たない小天体が多数あることが想定(実際にいくつも見つかっている)されることから、惑星とは呼べず、新設の準惑星というカテゴリとなりました。 事の発端は、2003年に発見された散乱円盤天体(2003 UB313)が2005年になり、冥王星よりも大きな天体である可能性が高くなったことです。 これにより、2005年当時の9惑星+ケレス(メインベルト帯で最大の天体)、カロン(冥王星の第1衛星だが、冥王星との共通重心は宇宙空間に存在している大型の天体)、2003 UB313(当時のコードネームはゼナ(Xena))の3天体を加え、計12惑星としようとする案が浮上しました。 しかし、近年の観測技術の向上により、その後も海王星以遠に於いて、冥王星を上回るような天体が多数発見される可能性があり、IAUとしては惑星の無限増殖を抑える格好で(つまり、これ以上増えると今のように「すいきんちかもくどってんかい」とかで終わらず延々と続く可能性があり、ことに小学生などにはいつまでもなじめない存在となる)、苦肉の策で新たな定義を制定して冥王星を惑星から外しました。 尚、2003 UB313は準惑星制定時に「エリス」と名づけられ、冥王星同様準惑星に、ケレスも準惑星という扱いになりました。 カロンの扱いは一旦預かりとなり、このときは何の沙汰も無く相変わらず冥王星の衛星扱いですが、若しかしたら今後準惑星の扱い(つまり、冥王星との二重”準惑星”)とされるかもしれません。 準惑星は上記3天体(つまり、ケレス、冥王星、エリス)以外に、マケマケ(2005 FY9)、ハウメア(2003 EL61)の2つのカイパーベルト天体があり、現在では計5つです。 今後、考えられる準惑星候補として既知の天体としては、メインベルト天体では、パラス、ベスタ、ヒギエアあたり、カイパーベルト天体ではオルクス、クアオアーや前述のカロンあたり、更に更に外側の散乱円盤から内オールトの雲と呼ばれる領域に位置するセドナ(2003 VB12)が有力です。 惑星の場合、仮にかなり大型の天体が存在していたとしても、一定以上公転半径が大きくなると3の定義が満たしづらくなる為、現状では候補はありません。 ここ数年は太陽系外縁にはめぼしい天体は発見されていません(この採択によりこの方面に於いて天文家の観測意欲を若干殺いでしまったようであれば残念なことです)。
2月 6, 2016 ──山野さんも『マンガ嫌韓流』で韓国に批判的なことを書くためにかなりの調査をしているわけですよね。 山野 『マンガ嫌韓流』では、根拠が証明できない批判は書いていません。すべて立証できることを書いています。実は『マンガ嫌韓流』の記載内容について訴訟を起こされたこともあるのですが、結果的に高裁判決で完全勝利したのもそういうことからなんです。
2月 6, 2016 魔王「グフッ……この私を倒したといえどいい気になるなよ……この世に闇がある限り、いずれ第二第三の私が現れるだろう……!」 勇者「それどういう理屈だよ」 魔王「ラーメン屋の跡地にまたラーメン屋が出来るのと同じだ」 勇者「なるほど」 Twitter / km170 (via rpm99)
2月 6, 2016 人間ね、ある歳を境に「そんな事したらアカンよ」って言う人が周りに居なくなるんだ。恐ろしい事に、ひとりも居なくなる。それは何か完成したとかそんなめでたい話じゃなくって、ただ呆れて離れていってるだけなんだけど、その「人が居なくなる」感覚を察知できないまま更に歳を重ねると本当に終わる。 大枝瑛一(布団帝國廢兵院)さんはTwitterを使っています
2月 4, 2016 覚せい剤がやめれない件でマジレスすると 脳内麻薬の原産がドパミンなんやけど、これを黒質ってとこで生産するんやね
このドパミンがアドレナリンとか興奮とか快楽を司るホルモンに変化していくんやけど 覚せい剤はドパミンに似せた構成になっとるのよ、んでめっちゃ気持ちよくなったりするんやね
そうするとな、黒質が「お?俺必要ないんじゃね?」っていってドパミンを出さなくなるのね 変性、簡単にいうと壊死、死んでしまうわけな、脳みそって一度死ぬと再生しないのね
そうなってしまうともうクスリなしじゃ生きられない、クスリ打ってないとなにしても気持ちよくない クスリを打つと更にドパミンが出なくなる、クスリを止めようとしてもドパミンでないとなにも楽しくないからクスリを使う の無限ループ
最終的にドパミンが出なくなる、ドパミンはアセチルコリンっていう体を動かす神経伝達物質にもなるから体も動かなくなる 涎だらだらの廃人の出来上がり、クスリやったら終わりってのはこういうこと
一度だけでも手出したら終わり、ダメ、絶対。 なんJに降臨した「覚せい剤の危険性を説く人物」の説明がマジで分かりやすい : 無題のドキュメント (via toronei) (a-taroから)
2月 4, 2016 国連の場で慰安婦の証言を読み上げてやりゃあいいんだよ 最初は友達の母親についていったら男がいて 包みを渡す代わりに服と靴をもらって それが嬉しくてそのままついていったと言ってたのが バラクラバ帽をかぶった軍人に拉致されて窓のない汽車に乗せられた って証言に変わったりジープだのヘリだの有り得ないものが登場したり 日本兵は私の前でジッパーを下ろすだけだったと言ってみたら 当時の軍服にはジッパーなんかついてなかったり こういう滅茶苦茶な主張を日本政府は世界の前で明らかにしろ! http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1454357209/ 【慰安婦問題】国連、日本政府に公式質問状「強制連行あった?」⇒日本政府「証拠ない」 きっかけを作ったのは日本のこころ・杉田水脈氏c2ch.net (via worldwalker2) (the-man-of-justiceから)
2月 4, 2016 「お客様は神様です」 この言葉は本来舞台人が『観客』を指して言ったもの。 「神に等しい立場から芸を見ていただく」という舞台人の矜持であり、 商売人の心構えでもなければ客の免罪符でもない。 ギャルゲーブログ バイトで遭遇したウザい客を書いてけ (via lliorzill) (via gkojax) 2009-04-21 (via gkojay) (via wideangle) (via dannnao, shahrih) (via quote-over100notes-jp) (via yutaka1620) (via oceanberry) (via flyingson)
2月 3, 2016 わかりやすく整理しますと。 ・オバマがイランへの経済制裁を実施  ↓ ・イラン、ドルが使えないので他国にそれぞれの通貨で口座を作って凌ごうとする  ↓ ・韓国、これで足下を見てイランにウォン建てで多額の預金をさせる。  ↓ ・韓国ウリィ銀行、イランの足下を見て3%の利率が付いていた時期にイランに対して当座預金しか認めない事で利子をほぼ0固定。  ↓ ・イランがこれに対して抗議、イラン中央銀行副総裁まで韓国に派遣してこれを何とか変えさせようとした。  ↓ ・韓国政府とウリィ銀行、イランの5兆ウォンの預金を他の銀行へ移すことを認めず。  ↓ ・イランが猛抗議  ↓ ・韓国ウリィ銀行、渋々預金金利を年1.6%に引き上げるもこれも相場より低い数字  ↓ ・オバマ、イランとの和解発表。  ↓ ・近々経済制裁解除予定となり韓国へ預金している必要性がなくなる  ↓ ・イランが預金していた金を返せと言い出すも韓国政府と韓国銀行側は 「引き出さないでくれ」と要求して金を下ろさせないで粘っている。 ←今ココ!
これを韓国人は「仕返し」と言うわけです。 イランから見ればドルで取引できるようになるので ウォン建てで多額のお金を置いておく必要性ゼロです。 さらにはイランに対して一方的に理不尽な事をやってきた韓国を友好国とか信頼してとか そんなものはありえない話でしょう。 仕返しってイランの行動は当然の結果 : パチンコ屋の倒産を応援するブログ (via kramerunamazu) (r-y-oから)
2月 2, 2016 もはや説明も不要なくらい、杉良太郎さんは慈善活動に力を入れています。その活動費は全て私財から賄われており、金額にすると数十億にも上るそうです。しかし、そんな杉さんの活動を売名行為と揶揄する方もいました…。 「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ。」 出典 http://blogs.yahoo.co.jp この切り返し…カッコ良すぎます。自分のことを揶揄するよりも、困っている方へ手を差し伸べて欲しいという気持ちが伝わります。そして、震災から4年経った今でもその想いは変わっていませんでした。 「売名行為ですか? と、これまで嫌というほど聞かされてきました。もう反論する気もないけど、やったほうがいいんです。1億3千万人が売名でいいから、被災者に心を寄せてください」 出典 http://www.cyzowoman.com 売名と言われようが、やるべきことは一つ。被災者を第一に考えている杉さんだからこそ、この言葉が許されるのではないでしょうか。 実子3人養子81人を育て上げている杉良太郎の名言がもはや人類の父
この切り返しは何度読んでもカッコいい。
原点とは? 孤児院で生活している孤児を養子として81人も迎えていることには、驚きを隠せません。一体なぜ養子として迎えているのでしょうか?きっかけとなったエピソードがありました…
チョコレートを上げたら、子供たちはそれを持って食べないでいるので、「おいしいから食べたらいいのに」というと、「(お菓子ではなく)お父さんやお母さんがほしい」といった。杉良太郎は耐えられなくて、外へ出て泣いた。しばらく泣いてから、「ボクが君たちの父親になる」と即座に4人を養子にしたという 杉良太郎 ボランティァは感謝を求めるな: nozawa22 偽善で4人を即座に養子に迎えることなんて、出来ませんよね。現在では81人が養子として迎えられています。 慈善活動に私財を投げ打つことは、誰にでもできることではありません。寄付をしたくてもできない、そんな人に対する杉さんからのメッセージもありました
芸能界に入って悩んだことはないけれど、ボランティアでは2回も3回も死にたくなったことがある。福祉の現場では、自分の無力さを突きつけられる。もっと力があったら助けられるのに、って自分を責めたりね。でも今は、過去を忘れていけるようになりました。
杉良太郎を「偽善者」に仕立て上げたのは外務省の高官だった - バンクーバー風車小屋便り・全カナダ「ちびまる子ちゃん」研究会
福祉をやるには確かに時間とお金がかかる。 特にお金がないと見栄えのいい福祉はできません。 でも、お金がない人は時間を寄付すればいい。 お金も時間もない人は、福祉に対する理解を示し、 実際に活動をしている人に拍手を送るだけで十分。 それでもう立派な福祉家なんです。 福祉ってそういうもんです。
杉良太郎の名言 日本人の多くが 「いつまでも死なないし、平和は続く」と思い込んでいるからなんじゃないかな。 でもそんなことはありえない。震災だって、津波だって、原発の事故だって 突如として起きうるわけで、病気も含めて必ず人は死ぬんです。 なのに「いつまでも死なないような気がする」 と思っているから、くだらないことにも平気で時間をかけられる。 それは本当に人生の無駄遣い、もったいないことですよ。
1月 30, 2016 ガンは熱に弱い。熱い血液で満ち満ちている心臓にガンは発生しない。だったら、体を温めれば、ガンなんて退治できるんじゃないの?NHKの番組で見たけれど、余命三ヶ月と宣告されたがん患者が、余生を好きな温泉で過ごそうと熱海の温泉に入り浸っていたら、ガン細胞が消えてしまったってさ。それと、内臓は温度上昇すると機能が活性化する。温泉で肝臓と腎臓が暖められると血液浄化が進む。血液がきれいになったら、ガンなんて勝手に消えちゃうんじゃないの?そういえば、肝臓の上に24時間ホカロン貼っているのんべのおやじがいたなぁ。 ガンは風呂に入って治す。 richardkoshimizu’s blog/ウェブリブログ (via yasunao) 2009-09-18 (via gkojax) (via quote-over100notes-jp) (via gkojax-text) 正に。
(via kazack4)
1月 30, 2016  よく「ストレスがたまる」という表現を私たちは使いますが、実はその逆もしかりなのです。つまり「リラックスもたまる」のです。  普段からリラックスをためているような人は、たとえストレスとなる出来事があったとしても、うまく対処することができます リラックスも「ためられる」 : 予防医学研究者・石川善樹の『続けたくなる健康法』 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) (sananoteから)
1月 31, 2016 東京大空襲は民間人も含めた無差別攻撃であって、国際���的にも真っ黒であることは日本国民は知っておいたほうがいい。 戦争となれば無差別空襲で民間人を焼き殺しても良いのだ / 焼き殺されても仕方ないのだ、という風に戦争のルールを理解してはいけない。 https://twitter.com/nagise/statuses/568765465800998912 (via valvallow) (cafedokuoから)
1月 31, 2016 三島由紀夫の11歳のときの作文凄すぎワロタwwww 「我が国旗」 徳川時代の末、波静かなる瀬戸内海、 或は江戸の隅田川など、あらゆる船の帆には白地に朱の円がゑがかれて居た。 朝日を背にすれば、いよよ美しく、夕日に照りはえ尊く見えた。それは鹿児島の大大名、天下に聞えた 島津斉彬が外国の国旗と間違へぬ様にと案出したもので、是が我が国旗、日の丸の始まりである。 模様は至極簡単であるが、非常な威厳と尊さがひらめいて居る。之ぞ日出づる国の国旗にふさはしいではないか。 それから���代は変り、将軍は大政奉くわんして、明治の御代となつた。 明治三年、天皇は、この旗を国旗とお定めになつた。そして人々は、これを日の丸と呼んで居る。 からりと晴れた大空に、高くのぼつた太陽。それが日の丸である。 平岡公威(三島由紀夫)11歳の作文 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 02:25:44.59 ID:IfY0Fj5M0 すげええええええええうぇええええええええええ http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3196861.html (via shinjihi) (tora-fridayから)
1月 31, 2016 弊社にはルワンダ出身の技術者がいる。彼は今朝の所感で「日本人が戦争を放棄しても、戦争は日本人を放棄してくれない。それが現実」って言ってて、職場が凍りついた事がある。 Twitter / kuwagataoyaji (via netinago99) (non117から)
1月 27, 2016 なお、専門家によれば、怒りの中には良いものもあり、社会機能や公平さを維持する役割を果たしているそうだ。それは”道徳的な怒り”と呼ばれるもので、利己的なものではなく、他人を守ったり、良いことを行いたいという欲求に基づいている点で、他の怒りとは異なる。例えば、内部告発を行う人の怒りがこれにあたるという。 すぐにカッとくる、怒ってばかりいる人は性格ではなく脳に問題。感情を制御する”感情脳”が小さい可能性(米研究) : カラパイア (via kogumarecord) (genngakkiから)
1月 28, 2016 若い頃から嫌なものに向かい合ってると将来ロクな人生にならん。大自然に生きる動物達を見習え、嫌な匂いがする所からは離れ、地震の予兆が来たら真っ先に逃げ出す。そういう感覚をしっかり磨き、嫌な場所、嫌な事、嫌な人間からは逃げるようになろう。でないと大人になってブラック企業に捕まって死ぬ 砂鉄さんはTwitterを使っています:(via sukoyaka) (sigma-lambdaから)
1月 28, 2016 子どもがまず「礼儀正しく」ということを教え込まれるのは、子どもからすると、世の中のほとんどの人間が「権力を持ってる人間」だからです。「子どもである」というのは、まわりのほとんどすべての人間によって傷つけられる可能性があるということです。それくらいに「子どもである」というのはリスキーな状況なのです。だからこそ、子どもに向かって「礼儀正しくしなさい」と教えるのです。「君はすごく無力なんだから、まずきっちりディフェンスを固めておきなさいよ」と。 疲れすぎて眠れぬ夜のために 角川文庫 / 内田 樹 (via qsfrombooks) (awordlikealeafから)
1月 24, 2016 愛は相手がただそこに存在してくれていること自体に価値を感じ、深い感謝の念を抱くこと。
1月 24, 2016 「恋愛中における激しい胸のときめき、苦しさ、悩ましさは愛ではなく、情熱に過ぎないのです。情熱は誰でもがもてる感情であり、愛とはそんな易しいものではなくて、まず意思であり、忍耐であり、努力です。」(石崎正浩)
1月 24, 2016 やるだけのことはやって、後のことは心の中でそっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ。(勝海舟)
0 notes