Tumgik
#目指せ成猫式
patsatshit · 7 months
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いきなり偉そうなことを書いて各方面から顰蹙を買いそうなんだけど、あえて言う。僕は自分の日記より面白い日記を読んだことがない。これはハッタリでもなんでもなくて、それくらいの気持ちがないと何処の馬の骨とも知れないチャリンコ屋の日記に1,500円や2,000円を出して購入してくれている方々に申し訳が立たない。ただし「自分より」と言うのには注釈が必要。『富士日記』や『ミシェル・レリス日記』みたいな別次元の傑作は対象外として、近年、雨後の筍のように量産されているリトルプレスやZINEを体裁とした日記やエッセイ群を見据えての発言と思って頂きたい。商売としての仕入れはさておき、個人的に興味があったので色々と手を伸ばして読んでみたものの、そのほとんどが「私を褒めて。私を認めて。私に居場所を与えて」というアスカ・ラングレーの咆哮をそのままなぞらえたような内容、若しくは「持たざる者同士でも手を取り合い、心で繋がっていれば大丈夫」的な似非スピリチュアルなマジカル達観思想で構成されているので、正直ゲンナリした。しかもタチの悪いことに、そういうものを書いている人たち、あわよくば商業出版の機を窺っていたりするものだから、出版社や編集者の立場からしたらまさに入れ食い状態。「ビジネス万歳!」という感じでしょう。晴れて書籍化の際には口を揃えて「見つけてくれてありがとう」の大合唱。いやいやいや、ちょっと待って、あんたら結局そこにいきたかっただけやんってなりません?これまでの人生をかけて手にした「生きづらさ」の手綱をそんなにも容易く手放すんかい!と思わずツッコミを入れたくもなる。現世で個人が抱える「生きづらさ」はマジョリティに染まらぬ意思表明と表裏の関係にあった筈なのに、どっこいそうはさせないとばかりにどこからともなく湧いてくる刺客たちの誘惑にそそのかされては、呆気なく自らの意志で握手(悪手)に握手(悪手)を重ねる。ミイラ取りがミイラになるとはまさにこのことだ。以前、僕もある出版社の編集長から「DJ PATSATの日記を当社で出版させてほしい」という誘いを受けたけれど、もちろん丁重にお断りした。僕は自主で作った300冊以上の読者を想定していないし、それより多くの読者に対する責任は負いかねるというような趣旨の言葉を伝えた。そもそもなぜ僕が友人(マノ製作所)の力を借りながらわざわざシルクスクリーンという手間をかけて制作しているのかを理解しようともしない。編集長は口説き文句のひとつとしてECDの『失点・イン・ザ・パーク』を引き合いに出してこられたのだけれど、いま思えばそういう発言自体が安易というか不遜だと思わざるを得ない。結局その方は僕を踏み台にしようとしていただけだったので、負け惜しみでも何でもなく、あのときの誘いに乗らなくて良かったといまも本気でそう思っている。まぁ、これは僕個人の考え方/価値観なので他者に強要するものでもなければ、共感を得たいと思っている訳でもない。逆に彼らも推して知るべしだ。誰もが商業出版に憧憬を抱いている訳ではない。昔から煽てられることが好きじゃないし、賑やかで華やかな場面がはっきりと苦手だ。だからと言って消極的に引きこもっているつもりもなく、寧ろ積極的に小さく留まっていたいだけ。かつては各地の井の中の蛙がきちんと自分の領域、結界を守っていたのに、いつしかみんな大海を目指すようになり、やがて井の中は枯渇してしまった。当然、大海で有象無象に紛れた蛙も行き場をなくして窒息する。そのようなことがもう何年も何年も当たり前のように続いている現状に辟易している。そんな自分が小さな店をやり、作品を自主制作して販売するのは必要最低限の大切な関係を自分のそばから手離さないためである。何度も言うているように自営とは紛れもなく自衛のことであり、率先して井の中の蛙であろうとする気概そのものなのだ。自衛のためには少なからず武器も必要で、言うなれば作品は呪いの籠った呪具みたいなもの。そんな危なっかしいものを自分の意識の埒外にある不特定多数のコロニーに好んで攪拌させたりはしない。多数の読者を求め、物書きとして生計を立てたいのなら、最初から出版賞に応募し続ける。だからこそ積年の呪いを各種出版賞にぶつけ続けた結果、見事に芥川賞を射止めた市川沙央さんは本当に凄いし、めちゃくちゃにパンクな人だと思う。不謹慎な言い方に聞こえるかもしれないが、天与呪縛の逆フィジカルギフテッドというか、とにかく尋常ならざる気迫みたいなものを感じた。なぜ彼女がたびたび批判に晒されるのか理解できない。それに佐川恭一さん、初期の頃からゲスの極みとも言える作風を一切変えることなく、次々と商業誌の誌面を飾ってゆく様は痛快そのもの。タラウマラ発行の季刊ZINEに参加してくれた際もダントツにくだらない短編を寄稿してくれて、僕は膝を飛び越えて股間を強く打った。
佐川恭一による抱腹絶倒の掌編「シコティウスの受難」は『FACETIME vol.2』に掲載。
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ついでにこれまた長くなるが、かつてジル・ドゥルーズが真摯に打ち鳴らした警鐘を引用する。
文学の危機についていうなら、その責任の一端はジャーナリストにあるだろうと思います。当然ながら、ジャーナリストにも本を書いた人がいる。しかし本を書くとき、ジャーナリストも新聞報道とは違う形式を用いていたわけだし、書く以上は文章化になるのがあたりまえでした。ところがその状況が変わった。本の形式を用いるのは当然自分たちの権利だし、この形式に到達するにはなにも特別な労力をはらう必要はない、そんなふうにジャーナリストが思い込むようになったからです。こうして無媒介的に、しかもみずからの身体を押しつけるかたちで、ジャーナリストが文学を征服した。そこから規格型小説の代表的形態が生まれます。たとえば『植民地のオイディプス』とでも題をつけることができるような、女性を物色したり、父親をもとめたりした体験をもとに書かれたレポーターの旅行記。そしてこの状況があらゆる作家の身にはねかえっていき、作家は自分自身と自分の作品について取材するジャーナリストになりさがる。極端な場合には、作家としてのジャーナリストと批評家としてのジャーナリストのあいだですべてが演じられ、本そのものはこの両者をつなぐ橋渡しにすぎず、ほとんど存在する必要がないものになりさがってしまうのです。本は、本以外のところでくりひろげられた活動や体験や意図や目的の報告にすぎなくなる。つまり本自体がただの記録になってしまうわけです。すると、なんらかの仕事をもっているとか、あるいはただたんに家族がある、親族に病人がいる、職場に嫌な上司がいるというだけで、どんな人でも本を産み出せるような気がしてくるし、このケースに該当する当人も、自分は本を産み出せると思い始める。誰もが家庭や職場で小説をかかえている……。文学に手を染める以上、あらゆる人に特別な探究と修練がもとめられるということを忘れているのです。そして文学には、文学でしか実現できない独自の創造的意図がある、そもそも文学が、文学とはおよそ無縁の活動や意図から直接に生まれた残滓を受けとる必要はないということを忘れているのです。こうして本は「副次化」され、マーケティングの様相を帯びてくる。
ジル・ドゥルーズ『記号と事件 1972-1990年の対話』(河出文庫p262-263)
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僕は制作の際にはいつも必ずドゥルーズのこの言葉に立ち返っては何度も確認作業を繰り返し、ようやっとリリースにこぎつける。しかしそもそもが作品化を企んでいる時点で自分まだまだやなぁと思うに至る訳で、なんとも一筋縄ではいかない。そういう意味では滝野次郎という人がインスタグラムに投稿している日記のような文章には、はじめから読まれることを意図しているにもかかわらず、本来ならば読まれることを目的とした日記からは真っ先に削除されるような状況ばかりが羅列されていて、なかなかどうして凄まじい。馴染みの飲食店で見つけたお気に入りの女性店員を執拗に観察したり、断酒を誓った直後に朝から晩まで酒浸りであったり、謎の投資で10分間で40万円を失っていたり、銀行口座と手持ちの金を合わせても1,000円に満たなかったり、それでも「俺は俺を信じる」と闇���に自身を鼓舞していたり、そうかと思えば急に脈絡もなくひたすらに左手のハンドサインを連投していたりと、しっちゃかめっちゃか。比肩しうるは円盤/黒猫から出版された『創作』くらいか。あらゆる規範から逃れるべくして逃れ得た、いま最もスリリングな読み物であることに間違いはないが、同時に、これは断じて文学ではない……とも言い切れない不気味な何かが海の藻屑のように蠢いている。
(すでに何らかの隠喩ではないかと勘ぐったり……)
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nid00 · 4 months
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The Legacy Challenge Liteは、 Legacy Challengeからスコアや複雑なルールを削除・軽減し、気軽に挑戦できる遊び方になる。10世代を目標に1人のシムから始まったこの家族が家系をつないでいく様子を見守ってみたいと思い始めることにした。 【マスターシェフ】の願望と【美食家】の特質を持った初代シムには、仕事のかたわら食物を育て料理をつくり、その腕を磨いて家族や友人たちと食卓を囲む生活を楽しんでもらえたらと考えている。世代をつないでいく継承者たちとその家族は、そんな暮らしと食への深い愛着を受け継いでいってもらえたらいい。
チャレンジを始めるにあたり、公式サイトのルールや実際にプレイされた動画、Tumblrやブログにまとめられたプレイ日記を参考にさせていただいた。最初にそのリンクを載せておき、つづいてそれらを基に設定した今回のチャレンジルールをまとめておく。
Ⅰ.公式サイトと参考元   ・The Legacy Challenge Litee    The Sims Legacy Challenge 公式サイト  ・The Sims 4: Nightmare Legacy Challenge   Youtube / lilsimsie様  ・大農場レガシーチャレンジ    シムズ・ミニグローブ / mameketchup様   Ⅱ.ルール  A.シム作成からスターターハウスの建築   1.挑戦は初代シムのCreate a Sim(CAS)から始まる    ・新しいセーブデータで、若者1人を作成する    ・作成は、願望と特質の1項目をのぞき自由に選択    ・願望は【マスターシェフ】    ・特質ひとつは【美食家】    ・妊娠と母乳の設定については後述    ・性的指向は男性/女性両方が対象   2.区画の準備    オーケンスティード / Willow Creek (50 x 50)    ①どこの区画でもよいので一旦購入して転入    ②オーケンスティードを更地にする    ③オーケンスティードに転入(世帯資金§10,000残)   3.世帯資金の調整    ①世帯資金が§10,000になっていることを確認    ②オクタゴンの騎士のテーブルと鎧一式を購入    ③世帯資金は§1,800になる     税金の高額化で現在はチートでの調整が多い     家計に与える影響がみたくて採用   4.最初の家の建築    ・最終的に§100以下になるよう生活環境を整える    ・特質はゲーム内サイコロでランダムで決める    ・チャレンジ【シンプル・リビング】【ハプニング】  B.ゲーム内のオプションと世帯の管理の設定   ・加齢ON 世帯も世帯を離れたシムもNPCも動物も   ・シムの寿命 普通    新生児  日/幼児  日/子ども  日/ティーン  日    若者28日/大人  日/シニア  日   ・季節 春開始/季節の長さ14日間   ・月の周期8日間/月の効果有効   ・雨と雷/雪と暴風/気温の影響有効   ・シムがセレブにならなくなる   ・NPCの投票無効/環境負荷システム無効   ・ダストシステム無効   ・ウェアウルフはMoonwood Mill限定   ・ニキビ無効/NPC交流の自律性有効   ・自己発見有効/キャリアの解雇無効   ・カスタムコンテンツとMOD/スクリプト許可   ・レガシーファミリーの【ご近所の物語】は無効   ・その他の世帯の【ご近所の物語】は有効    ただし馬を助ける項目は外しておく  C.ゲームプレイのルール   ・レガシー世帯以外のプレイはしない   ・どんな状況になっても再起動はしない   ・宝くじは購入しない   ・サービスの利用は世帯の状況によって考慮   ・チートは状況に応じ3つのみ利用    TestingcheatsTreu    moveObjects    cas.fulleditmode    シムが固まった時のリセットや建築時の配置    妊娠出産/性的指向の項目の変更     恋愛・結婚の対象者に合わせて初代・継承者の     初期の設定を見直してもよいこととする  Ⅾ.世帯のこまかなルール   1.世帯    ・世帯は10世代オーケンスティードに住む    ・休暇にでかけときは世帯全員で向かう    ・世帯の子どもが大学進学する場合は自宅通学    ・継承者以外の子どもは世帯を離れてもよい    ・独立した家族はふたたび戻ることはできない    ・初代/継承者の婚約者あるいは配偶者以外     世帯に迎え入れることはできない    ・犬・猫・家畜を迎え入れることができる     ・当主がシニア到達したら、世代交代とする   2.願望と特質    ・幼児の特質はゲーム内サイコロでランダム    ・子ども以降はランダム特質メーカーを利用     Sims 4 Legacy Challenge Random Trait Generator     ・選択した願望を達成した場合、別の願望を     自由に選ぶことができる    ・ティーンが成長した時願望達成がまだであれば     引き続き同じ願望を選ぶ   3.職業    ・乱数メーカーで職業リストに番号をふり決める    ・フリーランサーになった場合は候補の5つに     番号をふって乱数メーカーで決める    ・ティーンがアルバイトする場合も同様に決める   4.婚約者あるいは配偶者    ・生粋の街っ子の願望のをもっていた場合は     ランダムメーカーで決めなおす    ・配偶者のもつシムオリオンは合算しない   5.子ども    ・かならず一人は世帯に迎え入れる    ・システムで用意されたどの方法を選択するか     自由に選んでよい    ・産み分けはしない    ・ケーキを作り誕生日パーティーでお祝いする   6.シムの人生や死    ・若返りや蘇りにまつわるアイテムは利用しない    ・願いの井戸は利用しない    ・死に神に嘆願することは可能     選択しない道もある  E.継承法   1.継承の対象    ・Equality(性別は問わない)    ・Modern(血の繋がりのある子・養子どちらも)    ・Tolerant(種族は問わない)   2.世代を超えて受け継ぐ性質    ・初代の【美食家】に由来した【料理がすき】を     もっていること   3.継承の決め方    ・若者に成長するまでに【料理が好き】が出たシム    ・該当者が2人以上の時は、さきに表示のでたシム    ・該当者がでなかった場合チャレンジは失敗 Ⅲ.目標  ・継承者はシニアになる前に願望をひとつ達成する  ・若者になる前に【料理が好き】という表示が出る  ・前述の方法で決定した職業でキャリアトップになる  ・料理/グルメ料理/パン焼きの中からいずれかひとつ   のスキルをレベルMaxにする Ⅳ.おもな使用MODとカスタムコンテンツ  1.MOD   ・No Fatness / No Muscles scripthoge様   ・Show Sim Info Frankk様   ・Smaller Plumbobs for Occults Valley Tulya様   ・Sims smallplumbob illogicalsims様 (link切れ)   ・ランダムネーム増加 はらぺこ様   ・No Mosaic / Censor Mod for The Sims 4 moxiemason様  2.CASと生活系のカスタムコンテンツ   ・CAS画面の背景色と光源の置き換え   ・シムのデフォルトスキン・瞳等の置き換え   ・まつげと髪型の追加   ・メイクの追加   ・装備品としてのアンダーシャツの追加   ・靴下とタイツ、手袋、長靴の追加   ・食器の置き換え  3.建築系のカスタムコンテンツ   ・Playful Toddler Pack   PandaSama様   ・Post Office Station Set TheGoldSim様   ・個人的シムズ4日本語化MOD置き場 maru様    上記ふたつのMODの日本語訳ファイル
Ⅵ.さいごに 基本的にはThe Legacy Challenge Liteをもとに、参考にさせていただいた方々の独自のルールも取り入れながら、長く遊び続けていくための設定を作成した。ナイトメアチャレンジなどに代表されるスリリングで挑戦的な遊びかたに比べると、かなり穏やかでやわらかな条件に落ち���いている。コンテンツやパックの追加、時勢に沿ったアップデート等により大きく変容したシムズの世界を時間をかけて楽しんでいくためこのような形になった。 なお、プレイしながら調整や再考が必要になったときは、その都度見直し改良をくわえていくとともに、こちらのルールにも追記していく。 歴代シムズはもとよりシムズ4そのものからも離れてひさしいため、プレイヤーとしては非常に頼りなく、創設者やあとに続く後継者たちに無用な苦労をしいる時があるかもしれない。しかしそれは、今回利用したチャレンジのあり方や参考にさせていただいた方々のプレイスタイルによるものではないことをあらかじめお断りしておき、挑戦のはじまりとしたい。
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kennak · 1 year
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理論物理学者を目指していた。高校で評定平均5を達成していたこと、中学から数学のコンテストやコーディングの競技大会で数回入賞していたこと、高校生対象の物理の国際コンテストへの出場経験が評価されてアメリカの大学に進学した。学費も全て免除。しかし英検1級とTOEFL90以上の英語が全く使い物にならず授業で遅れを取り孤独になり3ヶ月で挫折した。当初俺より英語が酷かった中国人のルームメイトは怯むことなく授業で発言しあちこちに話しかけ、すぐに友人を作り英語力をめきめき向上させていた。日本に帰国して受験勉強を開始するが舐めてかかって東大理一に落ち早稲田の理工に進んだ。入学してから友達を作れば良いと思っていたが、入学式の時点で既にSNSでグループができていた。孤独と劣等感から大学を疎かにして起業、webサービス制作やゲーム制作に取り掛かった。借金はしなかったが一つも当たらず単位と時間を失った。幾度も留年したため裕福でなかった我が家に予想外の学費が重くのしかかる。俺に「末はノーベル賞か事務次官か億万長者か」と期待していた両親の目が日に日に冷たくなる。ようやく目が覚めて大学に真面目に通う。在学年限ギリギリまで通ったため大学院の進学は許されなかった。新卒で大手に入るのは絶望的でベンチャーすら待遇の良い所は落とされる始末だったため、民間は諦めた。近所の人と親の「〇〇君は都庁に入ったんだって。すごいね」という会話を聞き都庁を目指した。「勉強だったらこっちのもの。大学受験と同じ轍は踏まない」と猛勉強し一次試験は突破した。しかし二次試験で落ちた。就職先がないまま卒業することが確定した瞬間だった。既に親の期待はゼロ。勉強は不得意だったがコミュ力はあってスポーツ推薦で大学を卒業し新卒で就職していた弟との評価は逆転しており、「弟を見習いなさい」という言葉を浴びながら生活している。俺が小中高で受賞した数学、英語、書道、作文、プログラミング関連のトロフィーや賞状、新聞に載った時の切り抜きがリビングに飾られていたのだが、最近父が「こいつの目を覚まさせる」と言って全て撤去し捨てた。今更平均以下の年収で生活をギリギリ維持するだけの人生を送っても楽しくないので大学を卒業したら死ぬつもり。既になるべく迷惑のかからない、死んだことすら気づかれない方法を考えて準備はしてある。来世は野良でも室内飼いでもなんでもいいから猫になりたい。人生マジでつまんなかった。
死ぬ予定なのでせめて人生を振り返って残しておく
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shukiiflog · 9 months
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ある画家の手記if.39  告白
三人で家族旅行をして、香澄の睡眠も落ち着きだしてからしばらく経ったある日に、情香ちゃんは唐突にこの家を出て行った。 もともとこのままずっとここにいる気じゃないのは僕も香澄も分かってたし、出ていくことに変な他意はなくて、そろそろいつもの体を動かす忙しい仕事に戻りたくなったんだろうなと思った。
荷物もないし玄関まででいいというから、香澄と二人で玄関で見送る。 一人靴を履いた情香ちゃんは玄関で香澄の頭を髪が爆発したみたいになるまでわしわし撫でたあとで、満足したみたいに笑った。 「ん。もうそんな痩せこけてないな」 「…うん。ありがとう。情香さんの料理おいしかった」 情香ちゃんが香澄をまっすぐ見つめる。 「困ったらいつでも呼びなよ」 「うん」 「…香澄の目は綺麗だな」 そう言って情香ちゃんが香澄の頭を両手で挟んで持って引き寄せ て 「?!」 「ちょっ…」 香澄の目元に軽くキスしていった。香澄はフリーズして目をぱちくりさせてる。 僕は後ろから香澄を抱きしめて牽制する。 「…情香ちゃん、や、やめて…。香澄口説かないで」絶対僕が負けるから。 「そう思うならもう少しお前も大人になるんだな」 情香ちゃんは笑いながら颯爽と扉の向こうに消えていった。 「……。」 「………。」 室内に残された二人でしばらく同じ体勢のまま固まる。 「……香澄…情香ちゃんに心変わり「してないよ?!」 つっこまれるみたいに否定されてほっと息をつく。…へんな感じだ。前だったらそんな、香澄が誰を好きだって、こんなに焦ったりしなかったのに…今僕に気持ちの余裕がないのかな、家族になろうって言ったときだって僕は、香澄にほかに彼女とかがいるならそれで…って思ったり…してたのに。 ……もしかしてこれが独占欲ってやつかな。 もやもやを新鮮に感じながら、香澄に提案する。 「…ねえ香澄。僕はこれからどうしてもやりたいことがあるんだけど、香澄も手伝ってくれる?」 香澄は後ろから抱きしめてくる僕の腕の上に手を乗せて、僕の足の上に足を乗せて、僕もそれに合わせて足をぶらぶらさせたり体をゆらゆらさせて二人で玄関先で一緒に揺れる。 「いいよ。やりたいこと?」 僕はそのまま足の甲に香澄を乗せて二人羽織みたいな二足歩行を戯れにしながらリビングまで戻った。 香澄をソファに待機させると、家族旅行で買ったばかりの防寒具一式をすばやく取ってくる。 ソファに座った香澄にぐるぐるマフラーを巻いて頭に大きめのニット帽をしっかりかぶせて耳まで覆った。体にコートをかける。 僕は寒さに強いから適当なコート一枚でいいや。 「よし、出発」 二人で家を出て、すぐ隣のひらけた公園まできた。 まだ雪が積もったままで、隅のほうに少しだけ子供が雪で遊んだあとが残ってる。 一番綺麗に高く積もったあたりを二人で探して見つけた。 「…よし。香澄、雪だるま作るよ」 僕の真剣な声にとなりの香澄がふっと息を噴き出すみたいに笑った。 「…え。なにに笑ったの」 香澄は手袋をした手で口をおさえて笑いを堪えるみたいにしてる。 「な、なんでもないよ…作ろっか」 …また僕へんなことやらかしたのかな…でも香澄は嫌な気になってるわけじゃないみたいだ 「香澄…」 じと…と香澄を半目で見たら、香澄が笑って両手を掲げて降参しながら白状する。 「直人かわいいなと思ってつい、だってすごく気合い入ってて、ほんとに真剣にやりたいことみたいだったから、なにかと思ったら…」 まだ笑ってる。雪だるまは子供の遊びじゃないんだぞ。 二人で小さな雪玉を転がしながら、僕が胴体、香澄が頭を担当することになった。 香澄が凍った空気に白い息を吐く。 「はー…… 今日からもう情香さんいないんだね…」 「香澄が呼べばきっといつでもまた来てくれるよ。僕が呼んでもあんまり来てくれないけど…」 「そういえば直人は情香さんと一緒に暮らしたことないって言ってたけど、二人が一緒にいるのすごく自然だったよ。幸せそうだった。どうして別々に暮らしてたの?」 「………」 僕の返事がそこで途切れたから香澄は慌ててつけくわえた。 「ごめん、口出しなんて…「いや、なんでも聞いてい��よ。香澄も家族なんだから」 笑って香澄が謝るのを遮ったものの、質問には答えられずに、話は自然と別のことにうつっていった。 かなり大きくなった雪玉を、バランスをとりながらふたつ重ねて、二人で支えてしっかり立たせる。 長身の男二人で丸め続けた雪だるまの身長はなかなかのものになった。少なくとも子供が集まって作れるサイズ感じゃない。 「僕は目を探してくるから、香澄は鼻か口を見つけてきてくれる?」 「なんでもいいの?」 「いいよ」 二人で手分けして公園内の木や石を見て回って、手頃なものを探す。僕は黒々としたつぶらな石の瞳と元気に広がった枝の腕二本を見つけた。香澄も尖った石を持ってきて、顔の真ん中に鼻にして刺した。 目も腕もついて、ちょっとだけ天を仰ぐ顔の角度で、かわいくできた。完成だ。 「香澄、ケータイ持ってきた?」 「持ってるよ。写真撮ろうか」 「うん、……誰か…撮ってくれる人がいたら…」公園内は平日だからか閑散としてる。香澄と僕と雪だるまを撮ってくれそうな人が通りがからないか待ってみる。 すると一匹の大きなシェパードが遠くから僕らのほうに向かって猛スピードで走り寄ってくるのが見えた。 人なつこいのか、雪だるまに興味があるのかな。 「首輪つけてるね、飼い主に写真が頼めないかな」 二人で飼い主の影がどこかにないか見回す。 すぐに体に触れられるほど近くにきた犬の頭を撫でる。吠えたり噛んだりもしない、よく躾けられたいい子だ。 「直人、犬には嫌われないんだ」 「ね、猫だけだよ…あんなに嫌われるのは」 「犬も好き?」 聞かれて一瞬ぼうっとする …似てるってよく言われるな 犬は好き 特に大きい犬は僕がぎゅって抱きしめても骨を折ったりしなくて安心だし 犬は好きだったよ 飼い主が …いや、飼い主のことだって別に嫌ってたわけじゃ その時、雪上に大きな指笛の音がまっすぐ空間を貫通するように響き渡った 「…あ、この子の飼い主さんかな」 香澄が音のしたほうに振り返って、丘の上の散策路に人影を見つけた。 笛の音で犬は全身をぴしっと引き締めてまた一直線に音のしたほうへ駆け出した。 犬の…首輪に下がってたあれは名札? BU…STER…? 「come,バスター」 散策路の人影が一言発した 介助犬とかの訓練用に共通で決められてる命令語だ 犬と一緒にすぐ木立の陰に消えていって僕にはほとんど見えなかった 襟を立てたロングコートだけちらりと見えた 「………人違い…」 …だと思う。あの人はこの時期に日本に滞在してることは滅多にないし ここに居るほうが変だ 「直人」 横から怪我してないほうの腕を香澄にひっぱられた。顔を覗き込まれる。 「変な顔してるよ。大丈夫?」 「…うん。なんでもない」 いつも通り笑ったつもりだったけど香澄に手袋をはめた手で顔を挟まれる。…心配かけちゃってる。 「…さっきの人、知り合いだった?」 「…ううん、人違いだよ」 今度こそうまくちゃんと笑って、香澄をぎゅっと抱きしめる。 「雪だるま…大きく作ったからきっと明日もまだちゃんと残ってる。今日は写真は諦めて帰ろうか」 「…うん」 二人で雪だるまを公園に残して家のほうへ歩き出す。 まだちょっと心配そうにする香澄の頭をわしゃわしゃ撫でて頭を胸に引き寄せてこめかみにキスした。 香澄の右手から手袋をすぽっと取ると、素手になった香澄の指に自分の指を絡めて、しっかり繋いだ手を僕のコートの左ポケットに突っ込んだ。 夜。久しぶりに二人だけで夕飯を作って食べる。 ひとり分の賑やかさが消えて、ほんの少しだけ寂しいような、不安なような。 それをかき消すように二人でいつもより手間をかけて凝った料理をいくつも作った。 食事が終わって片付けも済んで、僕がソファに座ったら香澄が横からするりと僕の膝の上に座った。…かわいいな。 香澄の体を包むように抱きしめる。 「…こういうの久しぶりだね」 って、自分で口に出しておいてだんだん恥ずかしくなる。 情香ちゃんもいたときはそういうことを意識して避けてたわけではなくて、自然とそういう気分にはならなかった。 「…香澄、こっち向いて」 僕の腕の中でゆったりリラックスしてた香澄が顔をあげて僕を見る、手で顎をとって軽く開かせると舌をさし入れて深くキスした。香澄も目を閉じて舌が口内でゆっくり絡み合う。一度少し唇を離してもう一度、角度を変えてもう一度、そうやって何度も深いキスを繰り返してるうちに、身体の芯からじんわり溶けそうになる。…気持ちよくて目が潤む。 一旦休憩。口を離すと少しだけあがった息が至近距離で混ざり合う。 「…香澄… …したい」 正直にこう言っても大丈夫。香澄はもう嫌なときはちゃんと嫌って言える。迫られても襲われても、意に沿わないときは自分の身を守れる。…帰ってきてくれた。それがすべてだった。 香澄の両腕が僕の背中に回って、ぎゅっと僕の体に絡められた。 「……うん…」 首元にあてられた香澄の顔は見えないけど、ちゃんと聞こえた、返事。 そのまま香澄の脚の下に腕を通してもう片腕で背中を支えて、横抱きにしてソファから抱え上げる。 左腕に少しだけ痛みがあった。負担がそっちにいかないように香澄の体の重心を少しずらす。 ドアを開けっぱなしだった僕の部屋に入ってベッドの上に香澄をおろすと、少し赤らんだ頰にキスを落とした。
続き
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tanakadntt · 1 year
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三輪隊と出水の小説(二次創作)
【三輪隊+出水】ディズニーランドに行ってみた
「ディズニーに行ったことがない? マジで?」
三輪隊作戦室の和室である。本部の中でも和室がある作戦室はここしかない。今は、打ち合わせを兼ねたお茶の時間だ。
ナチュラルに馬鹿にされた気がして、三輪秀次はむっとして、言い返した。
「だって、遠いだろう?」
「三門からバスが出てんじゃん?」
米屋陽介である。
バスと言っても、夜行バスだ。夜を徹して走るそのバスに三輪は乗ったことはない。
夏休みの話だ。正確には夏休みのシフト申請の話だ。今年は、まとまって休みがとれるかもという話の延長上で、ディズニーランドに行きたいなどと米屋が言い出したのだ。個人ランク戦をやっていれば満足、という彼にしては珍しい発言である。
「えー、じゃあさ、章平はいったことある?」
「一応、ありますね。上の弟がスターウォーズが大好きなので」
「ちょっとまて、スターウォーズとミッキーとどう繋がるんだ」
「そこからかよ」
まあ混乱しますよね、と古寺章平に場を取りなすようになだめられても、ますます納得のいかない気持ちになる。
なんだ、ディズニーランド、全国民が行かねばならないのか。ミッキーに挨拶を義務付ける法律でもあるのか。
「俺も行ったことがないな」
奈良坂透が口をはさむ。
思わぬ方向からの援護だ。
「ほら見ろ」
「俺はスター・ツアーズがあるのは知ってるけど」
「スタ…?」
「奈良坂もかよ」
「玲がいるから、なんとなく行きそびれたな」
奈良坂の従兄妹である那須玲は体が弱い。ボーダーに入隊以前は、夏はほぼ外には出られなかったらしい。
「私は小さい頃に何回か行ったわね」
月見蓮は急須から三煎目を淹れながら、話を引き戻した。
「楽しいところよ。行ってみたら?」
「三輪隊現着ぅ」
「出水、現着ッ」
初めて乗った夜行バスは消灯してしまえば、すんなり眠れた。ステップを降りて、荷物を受け取る。朝日が眩しい。
あれよあれよという間に決まったディズニーランド行き。こんなに気軽に行けるのか。
最初に話が出た三輪隊に、米屋から話を聞いた出水公平が俺も行きたいと乗っかった。これ以上、誘うとシフト全体に影響が出そうだったので、先着順で出水までとした。組織はつらい。
三輪隊は元々、仲のよい部隊ではないつもりだ。隊の戦略があり、役割があり、そのために必要な実力があって成立している。こうして三門市以外に全員で出かけるのも、任務外は初めてかもしれない。
紅一点の月見はやんわりと断ってきた。今度、友人と行くことにしたらしい。
バスから降りて、人の流れが同じ方向に向かっていく。
「暑くなりそうだな」
「コンビニでおにぎり買って並んでる間に食べとくぞ」
出水が慣れている。出水は、家族でよく行くのだそうだ。米屋は三輪にマウントをとっておきながら、小学生以来だという。
「なあ、これ恥ずかしくないか」
「中に入れば普通だって」
三輪がさっきからソワソワしているのは、男子高校生五人の格好が白いシャツと黒のパンツ黒のスニーカーで揃えてあるからだ。ご丁寧にリュックも黒の指定だ。正直、バスにのるときも違和感ありまくりだったのだが、隊服と思えばいいじゃんと説得されたのだ。
さて、入場である。入場してすぐ、スマホアプリをいじっていた出水が大体の計画を立てている。
「ファストパスとったから、まず…」
「あの、もしかして、ボーダーのイズミさんですか?」
「え!?」
突然、高校生らしき女子に声をかけられて、出水は固まった。見知らぬ女子に声をかけられたこと、身バレしていること、この二つが彼を混乱させていた。
まずい。三輪も内心あせる。奈良坂が離れた途端にこれなのか。現在、奈良坂は古寺とともにポップコーンを買いに行かされている。イケメン圧力で、集団の第一印象を彼がかっさらっているうちはよかったが、実は出水は有名人である。
嵐山隊ほどではないが、ボーダーA級一位はメディアへの露出が多いのだ。何人かがスマホを構え始めた。ボーダー隊員の露出は根付がコントロールしている。もちろん、隊員と明かしたSNSは公式以外は禁止だし、個人でアカウントを持っていたとしても監視される。年頃の青少年を抱える組織にも関わらず、恐ろしいことにネットにおけるトラブルは今まで皆無である。根付は有能な男なのだ。
ある程度は仕方のないこととはいえ、囲まれてパシャパシャとシャッターを切られるのは面倒なことになりそうだった。
脇に控える米屋に一瞬目配せする。米屋もわかっている。出水の腕をひっつかんでダッシュしようとしたところに、空気が動いた。
「あ、ミッキー」
何人かが呆けたような声を出した。
夢の国の王様の登場である。グリーティングだ。反対方向からはパートナーであるミニーマウスもご登場である。
全方向に手をふる二人に、カメラと視線は向いていく。
そこに、
「ミッキーいるね」
それぞれ両手にポップコーンを入れた紙箱を持った奈良坂と古寺が帰ってきた。
「どう? 初ミッキー」
「…あいつ、スゴイな」
「は?」
「いや、マジで」
出水も同意見のようだった。
出水情報が拡散された様子はなかったが、念の為、変装とはいかないまでも、印象を変える目的で服を着替えることになった。
ワールドバザールで売っている派手なTシャツと派手なサングラスだ。変装になるのか甚だ疑問だったが、周りをみわたすに、この国ではこの服装が通常運転らしい。
「え、俺だけ?」
「いや。全員で買おう。そういうものなんだろう?」
「カチューシャも買おうぜ」
「暑そうだな」
「ヘアバンドもありますよ」
着替えてしまったあとは、もう、並んで乗って食べて歩いて、また並んで。
「換装体、ミッキーにするとよくね?」
「最強感あるよな」
「畏れ多いな」
「…三輪」
「頭が大きいから狙いやすいな」
「狙撃手コワ」
「著作権的に言うと難しいですね。コラボすれば別ですが」
「根付さん、太刀川隊だけやりそうじゃねえ?」
「うわ、やりそう」
モンスターインク・ハイドアンドシーク前である。
「…俺はやめておく」
「あー、わかる。目玉」
「ネイバーにしか見えない」
マイク・ワゾウスキを始め、目玉を強調したデザインのモンスターたちがトリオン兵に見えるのだ。
昼のパレードの時間だ。
バズ・ライトイヤーのアストロブラスターでレベル7をカンストした狙撃手二人は今はボソボソとミッキーの狙撃位置を相談している。
「やめろ」
「仮定ですよ、意外と射線が切られていて上手く作ってあるので、面白いです。でも、ほら救護所の屋根あたりからだと」
「狙撃手コワ」
シンデレラ城前で、奈良坂が那須に動画を送るという。約束らしい。
「玲、見てる?」
イケメンは石畳の上で、スマホを持ったまま、ぐるっと回ってみせた。三六〇度の景色が伝わったはずだ。
『とても素敵ね。今度は行ってみたいわ』
「案内できるようにしておくよ」
『あ、ごめんなさい、透くん。那須隊で行こうって約束しちゃって…』
「…そう」
日はもう沈んでいる。
「けっこう疲れたな」
米屋がそんなことをつぶやいた。当たり前だが、今日はトリオン体ではない。
「そうだな」
彼にしては今日はおしゃべりが少なかったように思う。
「やっぱり個人ランク戦のほうがよかっただろう」
「と思うじゃん? 」
それ以上は続けず、彼はニヤリとしただけだった。先ほどの夜のパレードで見たチェシャ猫のような笑い方だった。
ここは、何度か通る羽目になるシンデレラ城前の広場だ。あちこちに灯されたランプが眩しく、計算して創られたであろう配置が美しかった。
締めくくりはとにかく、お土産である。
月見ヘは当然、ボーダー幹部、太刀川隊面々、家族に他の部隊にスタッフと、送り出してくれた人々に感謝を。
古寺は、スターウォーズ関連を買いまくっている。弟ではなく、自分用ではないだろうか。
自分用か。
確かに、何か記念が欲しいかと考える。
「え?これ?」
「バスに持ち込めるのか?」
三輪は最後にミッキーの形をした風船を買った。
帰ってから、自分の部屋で手を離してみる。風船はふわりと浮き上がり、天井にくっついて、さらに上昇しようとする。その姿は、ちょうど朝、目が覚めると一番最初に目に入り、何日かの間、三輪に幸せな目覚めをもたらしたのだった。
終わり
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niyuuhdf · 1 month
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行屋虚彦 プロフィール
行屋虚彦 キャラ設定メモ
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画家。 中学にはほとんど通わず、師である山雪のアトリエでいつも油絵を描いている。(油に限らずなんでも描く。カガリのドローイングの真似をしたりも) すでに画家として売れており、軌道に乗りつつある。 直人を超える早筆で多作。 自身の色覚障害を忌々しく思っており、それを才能だとは認めない。 母似の近寄りがたい面立ちをしているが、中身は普通の多感な15歳。
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作者から割り振った疾患・病名:感覚過敏、軽度の識字障害(他にも発達障害傾向がちらほら)、視覚認知に拠りすぎた脳、市販薬依存症(幼少期から偏頭痛の鎮痛剤を濫用・多量摂取していた)、900℃(アイロンの熱は200℃までらしいが)の火で焦がされた激痛を痛みのマックスと捉えている、オトガイ未発達、体質全般(行屋家の遺伝的要素でもある)。
本名:行屋虚彦(Ikiya Utsuhiko) PN:hollow あだ名:イキヤ
?小学校→?中学校→? 高校中退、もしくは高校進学せず中卒、絵の仕事で稼いで生きてる
手記本公式年齢:13,14,15歳 直人パート手記本登場時で15歳 ?年(平成?年)11月22日生まれ 蠍座 身長164〜168㎝ 体重49kg B型
家族構成: 実父:行屋疾彦 実母:耀屋七 (実娘:行屋瞳)
人間関係: 師:山雪穣、名廊直人 画家仲間:カガリ、ユーコ、花 アトリエ仲間:景一、ユーコ、繭、花 主治医:近所のにーちゃん:新屋敷佐
髪の色:黒 目の色:黒(虹彩の模様:?) 趣味:? イメージ:? モチーフ:シーラカンス、カラス、死神、妖精に拐われた人間の子(チェンジリング)、オオミズアオ、背骨・脊髄(ムカデ?)、行灯(幽霊の出ずるところ)(アンドンクラゲ→海の中で遭遇したときの��の予兆)、 誰にも傷つけられないから孤独な心
体質: ・常に過緊張・過覚醒状態。 ・弛緩できない。(薬で弛緩する) ・薄く細いが筋肉が尋常でなく強く怪力。 ・いつでもごく自然に「火事場の馬鹿力」を発揮する死の淵に立つ精神状態。怪力。 ・非常に痩せやすい。が、痩せ衰えて骨のようになっても「火事場の馬鹿力」に足る筋肉は落ちない。 ・体幹・腹筋が鋼鉄のように強い。 ・皮膚は柔らかくかつしなやか。健康状態にもよるが基本的には強い。状態がよければトキさんと同じくらいの強さになる。 ・日焼けでサンバーンを起こし、火脹れまみれになりやすい。が、放置しても火脹れを無理やり潰しても痛むだけですぐに皮が剥けて回復する。細菌感染などを起こさない。強い。 ・喉が弱く、退化している。 ・全感覚過敏。極寒でごまかしている。 ・肌を虫が這う感覚。蟻走感、コークバク、あるいはシャンビリ。 ・腑を他人からくすぐられて弄ばれ刺激される幻触覚の病。
外見: ・洗濯されすぎて色褪せた、古着の黒い細身のパーカー���よく着ている。(フードの膨らみの部分で猫背隠し&視覚が苦しいときに気休めにフードを深く被って視界を真っ暗にするため) ・両耳に黒曜石(天然ガラス)のピアス。(小学校低学年のとき、冷泉さんがくれた。「二度と他人に同じ真似を強いることのないように 情動に飲まれそうになったらこのピアスに触れて思い出せ」) ・右胸から肩にかけてアイロンでひどく焦がされた火傷の痕がくっきりとある。(本人は、人体の上にあまりにも無機質なアイロンの型取りがあるさまを、他者から見ると不気味で気持ち悪いだろうと冷静に思っており、迂闊に見せない) ・目の下にはいつもクマがある。(母親をずっと緊張して気にかけて生活していて、不眠症。) (ベッドでしっかり横になって寝るのが苦手で、よく床に座って壁に背をつけた姿勢で少しだけ仮眠をとれている) (身体から力を抜いてリラックスしたりくつろいだり弛緩することを恐れている) ・独特の上斜視のような三白眼の目つきは、生来は母親と同じ大きく見開かれた四白眼。幼少期の顔立ちは四白眼である。幼い頃からの、面前DVや頭痛や市販薬の乱用やトラウマやPTSDなど複合的な身体的・精神的ダメージによって眼瞼下垂が進んだ姿。加齢とともにさらに瞼を持ち上げていられなくなっていき、常に眩しそうな・苦痛に耐えるような・疲れ果てたような、かなりの伏目の目つきになっていく。 (イキヤ(とトキさんも)の目元の表情、「満ち足りることを知らない常に餓えきった」ようなものを宿してる 初期コンセプト) ・病的に痩せきった骨と筋の目立つ薄い身体。体幹は強い。 ・肌は蒼白い。 ・顎が小さく細く弱い。口が開きやすくて、喉が乾燥したり炎症したりしやすい ・が、常に緊張状態で口を開けるのを恐れてもおり、口の中の肉をいつも噛んでしっかり閉じている。 ・喉がとても弱い。使えば痛み、熱く熱をもつ。少し話し込んだだけで声が掠れて裏返りだす。あまりにも他人との会話や発声を必要としなかった+話して言葉にすると自分の視覚がバレるため黙っていたため、喉が退化した。 ・人目のある場所では全身に緊張が駆け巡っていておそろしく姿勢がいい。一人きりの時間だけ、身体の苦しみを庇うように自然と猫背になりがち。 ・腹筋(体幹)がとにかく強い。腹とか腰とか薄くて細いけど、げっそり肋から下が削れて抉れてたりはしなくて、木刀で横薙ぎに腹にフルスイングして打ち込んでもびくともしないみたいな。 ・手は引っ掻いて怪我しないように深爪ぎみに爪を切る。痩せきった老人かあるいは生命力みなぎる飢えて痩せきった猛獣のよう。指がまっすぐでなく歪んでいるのは筆を持ったりして酷使しすぎたせい。痩せかたと筋や骨や血管は幼い頃からどこか老人のような手をしている。 ・感覚過敏。極寒でごまかしている。 ・肌を虫が這う感覚。コークバク、あるいはシャンビリ。 ・思春期を過ぎてイライラが落ち着いてからは、感覚過敏について開き直り受容し、感触フェチになる。不必要なものでも感触が好きなものは買う。布ものや紙などなんでも。 ・酒を飲めない? 幼い頃に大人から飲まされた酒で急性アルコール中毒で倒れて死にかけて以来、酒を飲んだことがない。
内面:?
エピソード:オオミズアオ標本、オオミズアオ もう死ぬ、って時に殺して標本にした
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junikki · 2 months
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ロバート来日前に着物リメイクの動画撮っておきたいから、図書館行って勉強してきた。90年代〜最近の着物リメイク本が置いてあるから、図書館の方が便利なんだよなあ。書店だと最新のしかないからね。しかも地元の図書館は人少なくて机が占拠できたしw型紙広げて採寸したりし放題。正直、昔の着物リメイク本の方が本格的だったなあ。洋裁経験者向けに作られてる感じで、製図とか自分でする必要があって、ダーツや切り替えが入っている綺麗な形のスーツやドレスが載ってた。最近のはすごい簡単なやつばっかり。オーバーサイズ系のやつ。サイズ関係なく、どんなにデブでも着れるみたいな。あと、型紙いらずで四角い生地を繋いで縫うだけ、みたいなやつとか。着物の反物の価値が低いから、こんな適当な扱いになってるんだろうなあ…なんか30年前だとまだ着物の反物は思い出の品だけど着る機会がないから、リメイクします、みたいな感じだったんだろうね。あと、30年前とかだとまだまだ洋裁の仕事が成り立ってたんだよな。確かに子供の頃は手芸屋も多くて、ご近所物語みたいな感じで自分で洋服をリメイクするみたいなブームもあったみたいだし。そして着物のような扱いづらい高級生地はやっぱり洋裁経験者でないと手をつけないという感覚もあったのだろう。今は裁縫がちょっとできるくらいでも、着物リメイクの簡単な小物作ったりしてるもんなあ。日本人の洋裁レベルが下がってるのを感じる。私みたいなんでもすごい!とか言われるんだしな。
あと改めて袖の型紙の作り方と襟や開きの処理の仕方の本も見てかなり色々学べた。まあネットでも学べるけども、日本語の情報だと基礎的すぎるし、英語系のサイトを読み込むのもしんどいし、やっぱ本の方がいいわ。さいきん、underliningについて調べてるんだけども、どうしても日本語での表現がわからないんだよね。アームホールみたいにカタカナに直すだけなんだろうか?
今見たら、ようつべ登録者672人(2024/04/01現在)になってて、3年前からやってる友達の猫動画より登録者多くなった。先月は600人なんて遠い夢のように感じてたけども、もう言うてる間に700いくし、1000人達成もそんなにかからない気がする。とりあえず収益化できる1000人が目標なんだけども、1万人とか10万人とか、今はやっぱまだまだ気の遠くなる話って感じする。そして収益化には4000時間の再生回数ないとダメらしいけども、今3000超えてて、あと1000だから結構すぐ行けると思う。型紙配布は今のところ考えてない。割とネットに転がってる型紙使ってくれ、って思うし。謎に一番伸びた装苑の動画は縫製の一部始終を見せるだけという興味ない人にはクッソつまらん動画なんだが。やっぱ作ってるところを見るのも勉強になるし、色々なやり方があると気づけるのは楽しいもんね。だから型紙は載せないでおく。というか、CADとか使えんから型紙載せるなら製図方法を書くという方法しか今のところないわけで。ベーシックな形のブラウスの型紙なんて、いくらでも本屋で見かけるし、ネット上でも無料配布されてるブラウスの型紙いくらでもあるんだから、それ使ったほうが楽ですよ、というかんじ。
日本の洋裁本の一枚の紙に大量の線は引いてあるのどうにかしろよ、といつも思う。あんなんするならまだ製図方法書いてくれる方がマシ。しかも縫い代なしであれなんて。まるで意地の悪い姑のような老害臭を感じるんだが。海外のパターンの方がまだ親切なんだよなあ。クッソ薄い藁半紙みたいなやつに縫い代付きでパーツごとに分けて作られてるから。型紙は製図式の分と、本を購入した人はネットでぬいしろつきの型紙をそれぞれの服ごとの別ファイル形式でDLできるようにするとかあるやろ。今スマホ全員持ってるんだから、印刷はコンビニでやればいいし。服作りって型紙が一番大事なんだよなあ。作り方とかは結構どうにでもなるし、実際私は自分のオリジナル要素入れて指示書通りにやらないこと多いから。でも、型紙通りにカットできないといくら指示書通りに作ってても途中で必ず詰むから。型紙を写すところから難易度上げてんじゃねえよ!ってつっこみたくなるんだよなあ。
日本のお菓子とか小包で過剰包装してるくせに、型紙は全部一緒くたに混ぜてるのはなんでなんや。紙の節約のつもりか?型紙は使い捨てじゃないからペラペラでもいいから全部別々のパーツで縫い代つきでつくってくれ。
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binarystar1 · 2 months
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「咒术回战」 - 日语小讲堂#01
最近被老板拉着看咒术,看完了动画后成功入坑,哐哐买了漫画来看。 主要是把我自己不知道的或者能猜出意思但不熟悉的单词列个列表,边学日语边看漫画了。看完一卷更新一篇,希望能坚持下去~~
废话到此为止,以下进入正片↓↓↓ (版权原因,画面都用免费素材简单替代)
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こっくりさん(狐狗狸さん):狐狗狸。很类似西方Table-turning占卜。在纸上写「是、否、鸟居、男、女、0〜9(最好为汉字写法)、五十音」这些文字,再在纸上放硬币(一般放5日元或10日元),全员手指压在硬币上。呼喊「コックリさん、コックリさん、おいでください。(狐仙大人请出现吧)」后硬币就会自己移动。(也有的人不叫狐仙,叫天使)
プランクトン(Plankton):浮游生物
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眉唾:不知真假的事情
SASUKE:「极限体能王SASUKE」TBS的运动节目。播出至今只有4人完全制霸。
ミルコ・クロコップ:Mirko Cro Cop。克罗地亚职业综合格斗家、踢拳手和业余拳击手。
ファウル:犯规。ファウルを取る:判犯规。
わなわな:身体颤抖的样子(生气,恐怖,寒冷等)
こんがり焼く:火候适当的烤,颜色香气都烤的恰到好处的样子。(漫画这段应该在指火化的火候……)
鵺:日本的妖怪。根据《平家物语》中的描述,它拥有猴子的相貌、狸的身躯、虎的四肢与及蛇的尾巴。(这描述好像跟惠惠的式神长得不太一样。惠惠的式神看起来像猫头鹰)
鏖殺:斩尽杀绝。
あしゅら男爵:阿修罗男爵。「魔神Z」的登场人物。左半脸是男性、右半脸是女性。↓
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レパートリー(repertory):保留剧目。一般指剧团准备的随时都能拿出手的剧目。所以这里的意思有点像“库存”“拿手戏”的感觉。指虎子有很多微妙的但随时都能拿得出手的模仿。
五月蝿い(うるさい):头一次知道汉字是这么写的。查了一下说是因为梅雨季节(旧历5月份)苍蝇变得活跃起来,很吵人,所以汉字就用了五月蝇。
喜久水庵「喜久福」:仙台名产。超好吃。五条悟喜欢的味道是毛豆泥生奶油味。jjxx在第三话末尾还单独提了一嘴这个特产。毛豆味的应该是右下角那个。有机会要买来尝尝w
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ザラにある:很常见,不稀奇
御の字:足够好
バッチグー:「ばっちりグッド」超级棒,完美
紛うことなき:毫无疑问
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ジェニファー・ローレンス:Jennifer Lawrence。竟然是饥饿游戏的女主扮演者!
よろしくおなしゃす:おなしゃす=お願いします。空耳演变的网络俚语哈哈哈。
看過できない:不容忽视
隣り合わせ:紧邻,相伴
横目:斜视。横目に見る:视而不见
出払う:人都出去了或东西一点也不剩的状态
イモ臭い:土里土气,乡下人
おのぼりさん:从乡下/家乡来到大城市的人(基本就是指东京了)
TDL:东京迪士尼。(看这漫画才知道还有这个简称==)
しこたま:很,非常
お疲れサマンサ:「お疲れ様」+欧美人名「サマンサ」。曾经的死语,因五条悟再次流行起来。
メゾネット:maisonnette。复式单位,也就是一户里面两层以上的复式建筑。
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★本卷名句:
「男はカッコつけて死にてえんだと」
👓「大丈夫。僕 最強だから。」
🐺-「死なせたくありません」 ㊄ -「…私情?」 🐺-「私情です。なんとかしてください」 (谢谢你伏黑惠呜呜呜呜。一句私情真的好让人心动。明明外表看起来像是个死板喜欢按规矩办事的人,意外的在开场就展现了温柔的一面。“请你想想办法”这个语气也有一种对五条悟的信赖感)
㊄「勝つさ」(…jjxx你对得起这句话吗)
🐯「生き様で後悔はしたくない」
🌹「喜べ男子 紅一点よ」
🐯-「そんな理由で命懸けられんの?」 🌹-「懸けられるわ。私が私であるためだもの」
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psytestjp · 3 months
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nagachika · 5 months
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あんびるやすこさんの「なんでも魔女商会」シリーズ 1-9 を読んだ
今年のブックサンタで鳥井雪さんの「ユウと魔法のプログラミング・ノート」とあんびるやすこさんの「ルルとララのクリスマス」を選んで寄付してきた時に「このルルとララの作者のあんびるやすこさんという人はうちの子が小学生の時に学校の図書館で借りてきていた児童書も書いていた人だなぁ」と思って子とその記憶の話をしていたら読みたくなったので借りて 1巻目を読んでみたところ、これはすごくいいのではと思って通読している。今 1〜9巻目。
なんでも魔女商会の魅力はいくつもあって、まずは文章の簡潔ながら美しいところ。自然の描写や衣服に使う装飾品、ドレスの様子の描写などの言葉の使いかたが教科書みたいに過不足なくわかりやすくそれでいて美しい。お手伝い猫のコットンの言葉遣いがとても丁寧なのもこの印象に拍車をかけている。
主人公はニンゲンのナナだけど主役はおさいほう魔女のシルクで、彼女が衣服のお直しの依頼を受けて書くデザイン画のスケッチブックのを模したページが各巻に必ず登場していて、そこのイラストもだけど利用する装飾のサンプルなどが実物をコピーして映し取ったみたいで(おそらく実際にそうしているのもありそう)リアルで、またデザイン画に描き込まれるコンセプトがこれまた簡潔でわかりやすく、ドレスのどの部分が注目すべきところなのかというのがわかって衣服にそんなに興味がなくても面白く読める。このスケッチブックページがないとこのシリーズの魅力はかなり削がれるだろう。
それからナナとシルクの友情やお手伝い猫のコットンの献身とシルクとの信頼関係などの関係性をうまくストーリーにからめていてグッとくる描写が毎回かならずある。基本ストーリーはシルクが経営しているリフォーム支店に動物や妖精が服のお直しを依頼しにくるのでそれにシルクが対応しナナが手伝う、というものだけど毎回そこになんらかの人間関係の問題の解決などが伴なっていて、ワンパターンながらマンネリを感じさせない良い話が連なっていく。この感情的な部分がすごくいいんだなぁこれが。
シルクは表紙でもめったに笑っていなくていつもツンと澄ましているキャラクターで、仕事には誇りを持っているものの若干気分屋でワガママなところもある。コットンはそんなシルクのことを良くわかっていてなおかつとても尊敬しているのでシルクのことを褒められるとわが事のように誇らしく思う。この二人にニンゲンなので魔女や妖精や動物の世界の常識を知らないナナが混じって攪乱することでストーリーが動きシルクにも変化が生まれていく。王道ながらよくできたキャラクター設定だと思う。
それから「リフォーム支店には本当に用のある人しか辿りつけないように魔法がかかっている」「シルクは依頼のあったお直ししかできない(してはいけない)」「裁縫に魔法を使うのは手抜きで安っぽい(これは魔女一般の常識というよりシルクの信条かもしれないけど)」などの「常識」が設定厨にはグッときて世界観を深める手助けをしてくれる。こういうのいいよね。
子と話していてどの巻がどんな話だったかというのを忘れてしまったりしていたので後のための1〜9巻のどんな話だったかざっくり書き残しておく。
1「お洋服リフォーム支店」ナナがはじめてリフォーム支店に迷い込む。ネズミさんが隣人のクマのお嬢さんのために家族からドレスをたくさん集めてたんぽぽカーニバルのためのパッチワークのドレスにお直ししてもらう。ナナは依頼者のねずみさんのために残りのドレスをお直しする。
2「ただいま魔法旅行中。」シルク、コットンとナナは指定の場所に行ける魔方陣シートで連休のバカンスに出掛けようとするが定員オーバーにより旅行支店に付いてしまい、そこで4人の種族も個性も異なるカルテット歌手の舞台衣装のお直しをすることで衣装の意見の違いで離散しようとしていたチームをまとめてコンサートを成功させる。スズランにつく朝露をかためたビーズがアクセント。
3「いちばん星のドレス」雪の女王のコンテストのためにドレスを仕立てる。小柄な雪の女王クリスタにふさわしいいちばん星のブローチをとってそれを付けたドレスでコンテストで優勝したクリスタは他の雪の女王への命令に「まいにちひとりずつお茶をしにくること」という。いつも孤独なクリスタの心にシルクとナナの友情が変化をもたらした。
4「ドラゴンの正しいしつけ方」シルクの叔母のスピカからドラゴンをあずかる。散歩中にアライグマさんのカーデガンのきらきら光るボタンをドラゴンが飲みこんでしまったのでそのお詫びにカーデガンの修復と、旧友に会った時に思い出してもらえるように洋服のお直しを申し出るシルク。林檎の花の下で遊んでいた友人との思い出に重ねて林檎の花弁で飾った洋服を着たアライグマさんの旧友は有名な帽子職人だった。
5「きえた魔法のダイヤ」ある時シルクがいつも使っている魔法のゆびぬきの黒猫の瞳に使われているダイヤが家出をしてしまう。替わりを買うために魔法道具の店に行くシルクについていったナナはそこでかくまって欲しいという妖精の少女とポンチョを交換して目覚めの鈴をもらう。この鈴を家で飼い猫につけたところ外に出てしまって親や近所のひとたちがみな起きてしまうというトラブル。この妖精は 12ヶ月の妖精のひとり 2月の妖精で、他の妖精からドレスのお直しの依頼がくる。ナナが2月の妖精が北のホテルにいることを伝えてそこでドレスを披露して他の姉妹も2月の妖精の重要さに気がついて和解する。黒猫のゆびぬきのダイヤも戻ってくる。
6「コットンの夏休み」今のところピカイチで良い! コットンがお休みをもらってバカンスへ。そのあいだに引越しで置きざりにされたというウサギのぬいぐるみがリフォーム支店にやってくる。コットンは全身黒いのが尊ばれるおてつだい猫のなかにあって手足と口のまわりが白いことをひそかにコンプレックスをもっていてそれを黒くしてくれるというエステみたいなのに挑戦するが変な緑色になってしまって帰るに帰れなくなる。そしてそのあいだにぬいぐるみを失くしてしまったアナグマの少女と出会う。この巻ではぬいぐるみに「いつも世話をしてもらってばかりで、きっと世話が嫌になったんだ」と聞かされたシルクがドキリとしたり、アナグマの少女が「もうわたしと一緒に居るのが嫌になったんだ」と話すのをきいたコットンが同じように不安にかられたりするところが感情の揺さぶりかたがうまくてやばい。そしてコットンのことはお見通しなシルク。完璧な一冊
7「おきゃくさまはオバケ!」シーツおばけの姉弟が長姉の結婚式のためにお直しの依頼にくるが、ナナはこわがって挨拶ができない。それを気にした弟おばけがナナの家までやってきて、ナナは彼等のことをよく知りもしないで怖がって失礼なことをしたと反省する。おばけのシーツは縫うことも染めることもできなかったが、銀の針と銀のクモの糸で縫い、ナナが姉弟から訊きだした方法で飲み物の色に染めることに成功する。姉弟の仕立て直しをみた長姉は自分の結婚式のドレスも直して欲しいと依頼にくるので、この巻はめずらしくスケッチブックのページが 2回出てくる。
8「火曜日はトラブル」フェアリー女王のアイロン係のエルフ、スピネットはいつも火曜日に失敗をしてしまう。ドレスにコゲを作ったスピネットはそれを直して欲しいとリフォーム支店に依頼にくるが、ドレスのデザインは変えてはいけないという。フェアリー女王は何代も前から古いしきたりに従って生活しているという。シルクはそれを変えようとデザインを一新したすばらしいドレスを納品し、またスピネットの楽器の才能を知ってそれをアピールする方法をこっそり伝える。結果フェアリー女王は新しいドレスをきて古いしきたりを捨てて生活することを選び、スピネットは楽隊に入る。このことをフェアリー女王が「シルクはおさいほう魔女のナンバー1」と語ったことが魔女新聞に掲載され、おしたて支店のおさいほう魔女たちが挑戦状をもってくる。
9「ルビーの魔法マスター」前巻でのお仕立て支店のおさいほう魔女たちからの挑戦状を受け取ったシルク。そのコンテストの優勝者には「魔法マスター」という一級の資格のいちばん下のランクとはいえとても貴重な「ルビーの魔法マスター」のバッジが授与されるときいて奮起するも、お客を返してしまい休業中にしてデザインを書くことに集中しようとするが、他のおさいほう魔女の動向が気になって筆が進まない。ナナとも喧嘩をしてしまい次第に反省したシルクは仲直りをしてナナと「旅じたくのドレス」をしあげる。しかしコンテスト前日に以前断わった渡り鳥の妖精の窮地を知りその「羽衣おり」で作られたドレスをあげてしまう。一晩で別の素材で同じデザインのドレスを作ったものの質の差はあきらか。しかしシルクと折り合いの悪かった審査員の先生サージは理由をきかず(きいたけど「あなたは答えないでしょう」と)仕上げ魔法でそのドレスを「羽衣おり」にする。その結果優勝するシルクだが、サージ先生の魔法の力での優勝を良しとせず魔法解除する。そこへ「羽衣おり」のドレスを渡した渡り鳥の精霊が会場に現われる。やはりシルクのドレスが一番、ということになるのだが「ルビーの魔法マスター」のバッジをツバメの一羽がくわえて飛んでいってしまう。
さて、全体的にすばらしい作品なのだけど、ひとつちょっと気になっていることがある。第1巻でナナは学校帰りにリフォーム支店に迷い込むが、このときのナナは「都会から引っ越してきたばかりで学校に友達がいない。友達の輪に入っていけない」ということを悩んでいる。そこでシルクやコットンと出会って彼女らと友情をは���くむことになるので、それはそれで良いのだが、その後の作品を通してナナの学校生活というのはほとんどといっていいほど描かれない。結局ナナは学校で友達と呼べるような存在はできたんだろうか。少なくとも馴染めてるんだろうか? 「おきゃくさまはオバケ!」でかろうじて「いま学校でこわいはなしが流行っている」というくらいで、それも具体的にだれそれから聞いた、というようなことは言っていない。みんなの流行りを知るくらいには馴染めているんだろうけど、特定の仲良しはいないのかな、と思うと当初の悩みは半分くらい解決してないのかな、とも思う。もちろんリフォーム支店でのシルクやコットンと過ごす時間がそのかわりなのだとは思うのだけど。
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kennak · 1 year
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わたしツナ缶の詳しさには自信あるから、この事故について語ってもいいよね いち「理論上一般消費者が知りうる情報をほぼすべて得た人」として、語らせてください news.yahoo.co.jp ツナ缶虫混入で1億円超賠償命令 はごろもの下請け業者に(共同通信) - Yahoo!ニュース  製造させたツナ缶にゴキブリとみられる虫が混入し、ブランドイメージが傷つけられたとして、はごろもフーズ(静岡市)が下請けの興津食品(同市)に約8億9700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁 ・2014年頃に作られたシーチキンに虫の異物��混入 ・2016年秋にそれを開けて「異物混入騒動」が発覚 ・下請け製造元の興津食品はただちに操業を停止、二度と操業再開せず ・2017年11月にはごろもが興津食品に「ブランドイメージを毀損した」と提訴 ・2022年11月地裁判決、1.3億円賠償命令 私の見立てでは「賠償金の一部は払って、和解が成立するのでは」と考えていたため、判決が出たことは驚くと同時に、 食品衛生の悪魔、黒いアイツが 1億3150万円 & 法人(缶詰会社)1社 という、おそらくペヤングを上回る日本史上最大のキルレに達した負の公式記録であると推察しています ペヤンギスタのときにまるかが支払った代償も凄まじかったと覚えていますが、あの時のまるかは大筋で再建を応援されていました 一方で、はごろもは元請けの責任を批判され、興津食品は製造の瑕疵について批判されています。どちらもSNS上での印象が悪くなってしまった 17年に起きた訴訟の8億円というのも、はごろもが元請けとして「ふっかけた」金額に一見みえますが、実際ははごろもの負ったダメージをある程度正確に反映した金額を請求しています 興津が居なくなった分で失った製造能力をさまざまな形(他社への振り分け、原材料マグロの形の見直し、新清水プラント)で穴埋め それが出揃うまで輸入シーチキンの品目を増やしたり、シーチキンSmileやサラダシーチキンなど既存の製造能力に依存しない新製品を送り出し消費者の繋ぎ止めに尽力しました 訴訟の時点ではごろもの一人勝ちでも、興津の一人負けでもない、目に見えて泥沼の様相でした だから一定額の和解金で…という風を想定して寝耳に水食らったわけです では、その興津はどうだったかというと まず、同じ会社でたびたび(?)異物混入の報告がなされていました 2010年代に入ってから数度、いずれも虫の異物だったとされています。当該品は回収されました その際にクリーンルーム(原材料を缶に詰める工程の部屋)の徹底に関する指導があった…と思われますが、ここに現場猫案件 G「せや!クリーンルームの外にある空缶に潜伏したろ!」 ツナ缶は、缶フタを下にした裏向きで充填されますし、充填前後にX線検査してもGは見つけられません(虫なので透過されます) ・空缶搬入工程の目視検査で見つける ・空き缶の在庫をクリーンルームの中に入れておく くらいしか、回避策は… そんなこんなあり、のちに1億円と1法人を破壊するシーチキンは2014年に興津から出荷され、2016年山梨のスーパーで買った消費者に「発見」されます。発見が報道に乗り、全国ニュースになるまでは時間がかかりませんでした この時のはごろもの初動が、全てを分けました。ほんとうに、ほんとうに… 当初のはごろもは「(虫の混入なので)健康上被害はないね!当該品は回収した!ヨシ!」と声明 これまでの異物混入(虫)も、そうやって収めてきましたし、2013年シーチキンヒスタミン回収と違って健康被害はありません。前例に倣い、これでよかったのでしょう この初動が、SNSを大爆発させるとも知らずに SNS(とくにTwitterとFacebook)では、興津・はごろも両者への批判が集中します(ほぼ5:5くらい) 元請けが絞ったから下請けがこんなの出したんだとか、下請けが品質管理してないからこうなったんだとか、フタを開けたら裏向きのアイツが現れるというショッキングな体験に深く同情する方も多くいました 確か11月入ったばっかりの頃にNHK山梨の夕方番組で「修正なし」の当該シーチキンの画像が放送されたことで、私は空缶の段階でアイツが混入した可能性を確信しました 確かに 前例に倣えば「健康に問題はない 前例に倣えば「(これ以外の)回収の必要はない」 しかし、SNSで燃え盛る炎に見かねたのか、 ・@消費者 非公開だけど、N年N月製のOKTロットのついたシーチキンLフレークを送ってくれたら回収するよ ・@小売店 非公開だけど、OKTロットのついたシーチキンLフレーク見つけたら送ってね、回収するよ と進み、11月ついに ・@消費者・小売店 OKTと書かれた全シーチキン回収するよ と至りました この「OKTと書かれた全てのシーチキンを回収するよ」という公式発表が、一週間早ければ。ここまで激しく燃え、はごろもの言う「ブランドイメージの毀損」はかなり抑えられたのではないでしょうか しかし、歴史にifは必要ありません。現に起こった損害から、はごろもはしばらくメディア対応に追われます 同じ時期、興津食品は、異物混入が「発見」され、最初にマスメディアに報道された翌日には、操業を停止しました はごろもや保健所の立ち入り検査で異物混入の原因を探るためです。自転車で現地を眺めていましたが、さまざまな業者が入れ替わり立ち替わり事務所や工場建屋に入っていたのを覚えています 2017年頃、興津食品は、戦後1948年から続けていた缶詰工場の操業復帰を断念した…という風の声を聞きます 工場の従業員は同業他社などに再就職、会社そのものは手続きのために残しておくと。そして、はごろもフーズからの訴状が届くことになりました シーチキンのイメージを毀損した、おそらくもっとも毀損されたであろう2016年3Q4Qの株主向け報告書を見ると、シーチキン商品群が異物混入騒動の風評で十数%減になったという表記がありました ツナ缶全体で見ると、11・12月の生産高は5%程減っていたようでした 年末の業界紙で「SNSで過剰反応」と… あれだけのことがあって、缶詰業界は「SNSで過剰反応」と評するのか…そうかあ…って脱力しましたね… なお、まるかさん興津さんの犠牲によって虫の異物混入はマジヤバということが食品工業全体に広がり 改修新設された工場では、虫が入りにくい搬入口、屋内の資材置場など混入対策が手厚くなりました
長井ずみ 12/31(土)東ヒ06bさんはTwitterを使っています
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ichinichi-okure · 10 months
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2023.7.26wed_tokyo
今回は久しぶりの出張?!長旅だった。 東京から徳島へフェリーに車を載せて18時間弱の船旅、相方が50,000円もするんか!とはじめは驚愕していたが、途中で動くホテルであることを理解すると誰よりもエンジョイしていた。私は船旅の本をいつかつくりたいという妄想を膨らませながら持参の酒がカラッ欠になり致しかたなく就寝する。
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翌日は、徳島の友人にも会いたかったが先生稼業の終業式ということで今回はおあずけ代わりに徳島ラーメンを味わった、お店も雰囲気も良いが肝心の徳島ラーメンは何か? がわからないで食べ終わる、誰か教えて~。
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そして車で香川に向けてぶっ車を飛ばしていたら、インスタで長年会っていないけど大事な大阪の友人が香川に出張で来ていることを知り久しぶりにDMを送る。めちゃくちゃ近いところに居るけれど、互いに所用や仕事があり会うことは叶わなかった、コロナとかで大阪の友人にもろくろく会えてなかったのでこの旅のタイミングで連絡を取れたことになんだかホクホク気分になる。
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大阪時代にギャラリーを一緒に運営し、その後そのギャラリーを引き継ぐことになるギルドギャラリー時代の盟友の家に伺う。彼女のパートナーもアーティストでなんとなく二人を引き合わせた思い出が蘇る、お父さんと同じ芸術大学を目指すJKと猫2匹とジャグジーのある屋上で焼き鳥を焼いてもらった。もう、成功者の家やないですか、この三人にも会うのは10年ぶりくらいなのに全然そんな気がしないくらい適当でつい三日目くらいな会話で酔いがすすむJKにお小遣いあげて東京の隅田川花火を見に行こうと約束をする。もちろん翌日は二日酔い、美術館になんかいきたくないけどここまできたなら丸亀にいこう。ROADSIDERSの記事にもなった猪熊弦一郎現代美術館で開催されている中園孔二展をみる。香川の土地に惹かれて、その海と一体化していく彼の作品の変遷はとても魅力的であった。
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 岡山に移動し、今回メインイベントであるコチャエの20周年の勝央文学美術館の展示とパーティー。彼らとは大阪時代のギャラリーで彼らに展示を依頼した作家であり、私がフリー編集者として企画編集を担当した一冊目の書籍の作家である。そしていまも仕事でもプライベートで��この20年よく遊んでいる二人である。うっかり、ホテルで慣れない校正仕事をはじめたらパーティーはじまる時間がとっくに過ぎていて急いで駆けつけたら二人に生きててよかったと言われる。どうやら、携帯がサイレントになっていて事故にでもあったのではといらぬ心配を主役にかけてしまう。岡山の夜は、記憶がないけほど楽しかった。翌日の勝央美術文学館までの道のりが本当に辛かったけど、そんなのを一度にふっとぶくらいの作品の量で20年よくがんばったなあと、お母さん気分で感動ひとしお。
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京都についたら、御池通りにパイプ椅子がめちゃくちゃ並んでる。朝起きたらトンテンシャシンと祇園さんまだ終わってなかったのか!?後祭というやつで何十年ぶりかに鉾に遭遇!解体していく様子もみれたら鉾の上に松がもらえたので仕事先に縁起物やでとお土産に持っていく。京都の旦那衆が集うスナックはアダルトのみなさまがいい選曲でまわしていくのでこちらも遠慮なく混ぜてもらうこちらもいい夜だった。その翌日は、大阪に移動したらここでも天神祭やん、まさかのダブル関西有名祭りに出会えた。住んでいたときにはそんなこと絶対なかったのになあ。
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親父さまのお墓参りを済ませて、三重のVISONで展示を拝見して焼津のスーパー銭湯で休憩し東京に到着!マンションの住人の友人たちが植物に水を与えてくれててこの暑さでも枯れてなかったありがとう。布団につくと香川の友人に言われた言葉を思い返す、25年前にアートで地球を丸くする、そんなハブになりたい!と言うてたよなあ、まあまあなれてるんちゃう?と。恥ずかしいような話だが、いまもむかしもやっていること変わらんなとつくづく、まあ悪くない楽しい出張!旅だった。おやすみなさい
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-プロフィール- 金谷仁美 50歳 東京 編集者・合同会社蛤
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thyele · 11 months
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2023年7月13日
Doris Day ~~~ Perhaps Perhaps Perhaps - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=GUVT1NZtZPo 相方が鼻歌混じりに歌ってる歌
熱海のシンボル「ホテルニューアカオ」復活にTwitterで喜びの声 一度営業終了した昭和の面影を残す大型ホテル(1/2 ページ) - ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2307/09/news070.html
辻仁成さん「シンプル十ヶ条 尊敬できない人に好かれる必要ない 気があう人のそばにいればいいね リスペクトない人と仕事しません 苦手な人には極力近づきません 余計な神経を他人に使う必要ある? 大切なものを大切に 優しい気持ちで毎日を生きたらいい 自分に嘘つかない 幸せだけ目指す シンプルに生きましょう」 https://twitter.com/TsujiHitonari/status/1678488287202115585
ONE OK ROCK_officialさん「ONE OK ROCKとMY FIRST STORYが一夜限りのライブ、「VS」を11月14日(火)に東京ドームにて開催決定! ▼詳細はこちら https://t.co/9PYaSNH9yz #ONEOKROCK #VS #マイファス #LIVE」 https://twitter.com/ONEOKROCK_japan/status/1678343960941694977
「関西人は納豆嫌い」説、本当にある? ミツカンが明かす現地の“販売事情”に耳を疑う… - Sirabee https://sirabee.com/2023/07/10/20163111925/
NO MUSIC, NO LIFE.さん「今は、めんどくさがりで、なんでも簡単な時代。 だからこその閉塞感があると思う。 音楽はそれを突破する。 (#TheBirthday #チバユウスケ) 2009年10月」 https://twitter.com/TOWER_NMNL/status/1678295319564673026 The Birthday_Officialさん「Today, Chiba's The Birthday!! photograph by @shimboyuki #thebirthday」 (2023年7月10日) https://twitter.com/TBD_STAFF/status/1678242871227604993
専念寺/ネコ坊主さん「今日のお寺の掲示板」 https://twitter.com/yabumoto610/status/1678166205620690945
サカナクションさん「7月19日発売 ベース・マガジン 2023年8月号 「新時代の低音形式 エレベ/シンベ“二刀流”」にて草刈愛美のインタビューが掲載されます。 ぜひ誌面でご覧ください。」 https://twitter.com/sakanaction/status/1678293850610368512
晁直だよさん「はっぴばーすでーとぅーみーーーー!!!!ー」https://twitter.com/lynchasanu/status/1678781299480489984
吉村隆行さん「そして本日0時より公開開始となった、森下邦太くんの「あるものねだり」のMV、 楽曲のアレンジとピアノ演奏を担当しています! 素晴らしい内容になっているのでぜひご覧ください! 同日発売のミニアルバムについてもまた改めて。」https://twitter.com/postyle19860410/status/1678620216568459264
杉本善徳(Waive)さん「Waiveリハ2日目、終了。 なんかバンド感ある打ち合わせとかもしちゃって、何!? https://t.co/o4uSaVlh48」https://twitter.com/ys1126/status/1678743793103929344
SUGIZOさん「[MEDIA] #SUGIZO NHK総合1・東京「ニュースウオッチ9」 林田キャスターが聞く平和への思いインタビュー放送 是非ご覧ください!! 7月11日(火) 21:00~放送予定(NHK総合1・東京) ▼詳細はこちら https://t.co/TryWGtWqDO #ニュースウオッチ9 https://t.co/MJQfrlv8eR」https://twitter.com/SUGIZOofficial/status/1678684534144135168
りょうさん「https://t.co/L5G0mYMYXK」https://twitter.com/bakuno_cooksan/status/1678672906186833921
Karyu🫂😈さん「こちらもまだの方は是非💁」https://twitter.com/karyu_official/status/1678693793128914945
RYUICHI KAWAMURA INFOさん「【Ryuichi Kawamura Presents No Mic,One Speaker Concert at Church Tour 2023 追加公演 チケット発売中!】 7/21(金)開演18:30 キリスト品川教会 グローリア・チャペル(東京) ローソンチケット https://t.co/JRXciALs2B イープラス https://t.co/dL0y0sRJ82 チケットぴあ https://t.co/Hb4EWJdFDK https://t.co/MjbqweM41e」https://twitter.com/RYUICHIinfo/status/1678696082346491904
LUNA SEAさん「【オフィシャルWEB先行受付中!】 LUNA SEAの存在を世に知らしめた2大アルバム「MOTHER」「STYLE」ツアーを現代に再現するデュアルアリーナツアー! 一般チケット先行第1弾! オフィシャルWEB先行好評受付中! 締切は7/19(水)23:59まで!」https://twitter.com/LUNASEAOFFICIAL/status/1678702177962045441
高橋 浩一郎(Kaiki)さん「ウィズセクシー おれ、りんね、けいでスタジオはいった 博多っぱく仕上げてるから大変だな 頑張ろう、この店で3人で飲めるのが嬉しいよ、次は、5人で。 https://t.co/4snsHVf6el」https://twitter.com/STakahashi0823/status/1678702215857606657
SPICE[音楽情報メディア]/e+さん「#SUGIZO 、ウクライナの国民的バンド・ #KAZKA を迎えコラボ楽曲初披露 平和への祈りを音楽で捧げたツアーファイナル公式レポート https://t.co/Kb1GJMciSu https://t.co/ri0zU7ZomK」https://twitter.com/spice_mu/status/1678707722206978048
LMusic 音楽ニュースさん「ウクライナの国民的バンド・KAZKAと共演、コラボ楽曲初披露 平和への祈りを音楽で捧げた、SUGIZOソロツアーファイナル https://t.co/8Inusbj4Bh」https://twitter.com/LMusicjp/status/1678703889263235076
びじゅなびさん「📝ライヴレポート <SUGIZO TOUR 2023 Rest in Peace & Fly Away ~And The New Chaos is Saving You~> 2023年7月10日(月)東京・Zepp DiverCity ウクライナの国民的バンド・KAZKAと共演。 平和への祈りを音楽で捧げた、SUGIZOソロツアーファイナル 記事はこちら▶️https://t.co/Mng3cNmh7G https://t.co/jU2cpRr65q」https://twitter.com/visunavi/status/1678714581550759936
OKMusicさん「SUGIZO、ツアーファイナルでウクライナの国民的バンド・KAZKAとのコラボ曲を初披露 #SUGIZO https://t.co/SgAIKqeRib」https://twitter.com/OKMusicOfficial/status/1678713288073572353
猫好きYOU_THE SOUND BEE HD☠️MARY RUE☠️Lemさん「いよいよ明日7/12が締切日✨しばらくは逢える機会なさそだから、ぜひぜひこの日を逃さないで😉✨」https://twitter.com/YOUsoundbee/status/1678721535568412672
YOSHiPONさん「luinに続いてGSTでも新曲練り練りでした 来週ライブだー 1ヶ月近くライブないと毎回久しぶりに感じてしまう現象、、、 https://t.co/MVxErfG9ax」https://twitter.com/YOSHIP0NxxxTOR/status/1678719393633804294
中島卓偉STAFFさん「#中島卓偉 #YouTubeメンバーシップ 第11回配信は【7/24(月)20時から】 ・毎月1回アコLIVE&ここでしか聞けないぶっちゃけレアトークを生配信  ・次回放送日までの期間,前回放送がメンバー限定にて視聴可能  ・月額2,990円  ▼メンバー登録 https://t.co/xuSnGqcb9j #卓偉 @takuinakajima」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1678720799497224193
中島卓偉STAFFさん「【TAKUI NAKAJIMA LIVE 2023 ANOTHER OF GREATEST SONGS】 & 【TAKUI NAKAJIMA 25TH ANNIVERSARY Volume.1TAKUI SONGS ONLY 1999~2005 TAKUI THE BEST】 ローソンチケットプレリクエスト実施中です❗️ https://t.co/qPh4zEzFMS #中島卓偉 #Team卓偉 https://t.co/MPyG18Ubdo」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1678690602119053314
中島卓偉STAFFさん「<TAKUI NAKAJIMA LIVE 2023 ANOTHER OF GREATEST SONGS> & <TAKUI NAKAJIMA 25TH ANNIVERSARY Volume.1TAKUI SONGS ONLY 1999~2005 TAKUI THE BEST> 本日よりオフィシャル2次先行チケット入金期間です。 チケットの当落確認、よろしくお願いいたします。 #中島卓偉 #Team卓偉 @takuinakajima https://t.co/8CvfExOp6L」https://twitter.com/helter_takui_st/status/1678645295599501314
Kazumahariiさん「https://t.co/gxxflgv6Re」https://twitter.com/kazumaharii/status/1678735855001948161
【Phobia】 KISUIさん「ツイキャス配信のお知らせ 本日22:00頃より始めます KISUIソロのデモバージョンを少しだけお披露目します アーカイブは残さないので宜しくお願い致します https://t.co/uZc2WBl56E https://t.co/VLjiqve1H0」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1678736353234944000
Ryuichi Kawamura officialさん「『LUNA SEA』 #アメブロ https://t.co/XPT6yP1Sdn」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1678738102200995846
Ryuichi Kawamura officialさん「LUNA SEA🌙 https://t.co/xrLmUECmIE」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1678738541785014272
Ivy darknessさん「マクラカ壊死の次回ライブはこちらですね 久しぶりの二万電圧 凱旋しますパァーンク」https://twitter.com/IVY_DOPE_SHOW/status/1678738649947705351
十三月 紅夜さん「廻天百眼公式通販サイト【廻天製品】https://t.co/DCtMhAy6Rt)のシステムが今後変わります。 今のスタイル(一筆のお手紙付き)で商品を手に入れられるのは、残りわずかになります。 欲しいものがある方は、早めのお求めをお勧めします。」https://twitter.com/jusangatsukouya/status/1678738111214264320
ショーン・ホラーショー 首振りDollsさん「無事にバキ散らかしたベース録れまして💥🔫 https://t.co/9jGlQ4BWKP」https://twitter.com/kubihuri_shawn/status/1678746498203553793
yoshikitty_goodsさん「⭐Tile Mate ⭐ 探し物を「音」で見つけるスマートトラッカー「Tile」によるyoshikittyモデル。 詳しくはコチラ https://t.co/eSfRmWI4yh @YoshikiOfficial #yoshikitty #yoshiki #xjapan #hellokitty #sanrio https://t.co/sa1fvJUEtI」https://twitter.com/yoshikittygoods/status/1678569798022643712
ryoさん「https://t.co/2JMLN6ohHq」https://twitter.com/ryo_dalli/status/1678750612056334337
【Phobia】 KISUIさん「Phobia/abyssの集い https://t.co/QcXtRCUscw」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1678750625469964289
KING OFFICIALさん「【KING WEB予約】 本日チケ発自動返信なしの皆様へ 「フライング通知」 「タイムスタンプ付き受信確認メール」 お送り全員完了しました 未着の方がおられましたらお手数ですが[email protected]までご連絡ください https://t.co/SiV66NYKEi」https://twitter.com/KINGOFFICIAL114/status/1678752561418088448
seekさん「BLUEVINE×MIMIZUQ 2MAN LIVE 『蒼き森のDweller』 7月11日池袋 手刀終わり。 会場の熱をめいっぱい感じながらステージを創ることができました。 みんなの笑顔がめちゃくちゃ嬉しかったー。 「愛してる」は大事やで!! ありがとう。 この2バンドで旅に出たいなー。 https://t.co/Z94ndn4qqb」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1678753538665480196
こもだまり𓃦昭和精吾事務所|ACM:::さん「外付DVDレコーダーが「きゅーん…ん、ん?」しか言わなくなったので新調。 ヤマダ電機のレジで、念のため「これMac対応ですよね?」と言うと店員さんが「Macでしたら再生ソフトは搭載されているので、ソフトなしの少しお安い方で大丈夫ですよ」と教えてくれた。 言ってみてよかった!そして親切! https://t.co/kM9dzjgXal」https://twitter.com/mari_air/status/1678754414218100737
MIMIZUQさん「BLUEVINE×MIMIZUQ 2MAN LIVE 『蒼き森のDweller』 7月11日池袋 手刀 →next 7/14池袋emo MIMIZUQ秋ワンマンツアー先行受付中 10月8日(日) 名古屋HeartLand 10月22日(日) アメリカ村BEYOND 10月29日(日) 渋谷CHELSEA HOTEL 〜 7/17(月・祝)23:59 https://t.co/Saf7KwdUvC https://t.co/LPkz6EgqWg」https://twitter.com/mimizuq_staff/status/1678749723187085312
grace periodさん「【お知らせ】 今週7/14の夜に久しぶりにツイキャスにてナマ配信を予定しております! 詳しい時間などは追ってお伝えします。 おおよそ、金曜ロードショー辺りの時間を予定しております。 お楽しみに!」https://twitter.com/graceperiod_jp/status/1678753946385649664
宮悪戦車さん「お憑かれ様デス! 前怪行いました耳憑夜千秋楽の怪想録デス。 #昭和精吾事務所 #乃木ナツミ #松原タニシ #耳憑夜 #瀉葬文幻庫 #寺山修司 第137怪~耳憑夜・帝都阿呆船変|宮悪戦車【ストロベリーソングオーケストラ、瀉葬文幻庫】 https://t.co/rfTvStX0HH」https://twitter.com/15ssozacho/status/1678696226915753984
HERE 尾形回帰さん「さあ明日は横浜FADです❤️‍🔥 チケット滑り込みでまだ買える‼️‼️ https://t.co/osBd2hH5Zf 07/12(wed)神奈川・横浜F.A.D 開場18:30 開演19:00 前売 3,800円 当日 4,300円(1D別) 【出演】 HERE 首振りDolls スキッツォイドマン 好き好きロンちゃん スペシャル(?!)セッション有り🔥 特典会有り📸 https://t.co/t98WMbWLHw」https://twitter.com/ogatakaiki_HERE/status/1678737365450334208
[email protected] NEiNさん「今週金曜お楽しみに💁‍♂️」https://twitter.com/eisuke_gp/status/1678758258453155845
lucy+peter=esolagoto / 中村真悟さん「駄目だ、今日暑過ぎてサミットの提案に頭が追い付かない https://t.co/0jFAPfUwMY」https://twitter.com/lucy_peter/status/1678759341992869890
魚住 英里奈(独唱)さん「父親と駅前で酒飲んでギター弾きあった。10年振りの、本当の意味での再会。 https://t.co/y2XxhjbVMh」https://twitter.com/erina_chas/status/1678761738425233410
こもだまり𓃦昭和精吾事務所|ACM:::さん「アバンギャルド幻想劇 配信 ⛩昭和精吾事務所⛩ 映像作品『 #糸地獄抄 』2023 二人の女が口にするのは、 愛が呪いか血の糸か。 原作:岸田理生 構成/演出:こもだまり 音楽/映像:西邑卓哲 ☞配信期間 7月7日(金)20:00 〜8月6日(日)20:45 🎟3000円(+発券手数料220円) https://t.co/sLz07rCDVQ」https://twitter.com/mari_air/status/1676670826303848448
ミュージックマンさん「SUGIZO、平和への祈りを音楽で捧げたソロツアーファイナルでウクライナの国民的バンドKAZKAと共演 コラボ楽曲初披露 #SUGIZO https://t.co/CUSRxRCQM6」https://twitter.com/musicman_net/status/1678730751637082112
小美玉たかしさん「先日7月1日(土)の超大物担任講師の第一回目の授業 in TSM渋谷校 第一校舎にてちぃたんと超大物で記念のパシャリ☆ちぃたんに気合い入れもしてもらいました(笑)♪小美玉たかし先生はガチ教員免許を持っています†この日お集まり下さいました皆さんありがとうございました♪ #ちぃたん https://t.co/flZnoe8guc」https://twitter.com/TAKASHI_OMITAMA/status/1678765677535174657
Yoshikiさん「俺も今日LAで飲んだよ😛 I drank it in LA today too! #YOSHIKI https://t.co/eaTpzuHcl5 @RealGold_XY #RealGoldXY #リアルゴールドXY https://t.co/LuxL8YgSC5」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1678765689694490630
Yoshikiさん「うん、今日は、LAにる… 13日にまたパリに戻る。 そして14日、ベルリン そして15日は @japanexpo に出演するため再びパリへ! Yes, I'm in LA today, I'll go back to Paris on the 13th and 14th Berlin and 15th Paris again for #JapanExpo ! ✈️🌹 #YOSHIKI https://t.co/qpAyGXZ0jL」https://twitter.com/YoshikiOfficial/status/1678766023384920069
小美玉たかしさん「ちぃたんに素敵なタオルを頂きました♪激しく感謝です♪ https://t.co/kjy6Mp4AKs」https://twitter.com/TAKASHI_OMITAMA/status/1678766199709265920
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greater-snowdrop · 1 year
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毒を食らわば皿まで
うちよそ。フェドート←ノルバ(パパ従兄弟) ※モブの死/暴力・性暴力行為の示唆
 揺れる焚火を前にマグを両手で包み込む。時折枯れ木が弾ける音を拾いながら、岩場に座すノルバはじっと揺れる炎を見据えていた。泥水より幾分かましなコーヒーはすっかり湯気が消え去り、食事の準備をしていたはずの炊き出し班がいつの間にやら準備を終えて、星夜にけたたましく轟く空襲に負けぬ大声で飯だと叫んでいた。バニシュを応用した魔法結界と防音結界が張られているとはいえ、人の気配までは消すことが出来ないがゆえに常に奇襲が警戒されるこの前哨地において、食事は貴重な愉楽のひとつである。仲間たちが我先にと配膳の前に列を成していくその様子を、ノルバはついと視線だけを向けて捉えた。  サーシャ、ディアミド、キーラ、コノル、ディミトリ、マクシム、ラディスラフ、ヴィタリー。  炊き出しの列に並ぶ仲間の名を、かさついた口元だけを動かし声は出さずに祈るように唱える。土埃にまみれた彼らが疲弊しきった顔を綻ばせて皿を受け取っていく様に、ノルバは深く息を吐いた。
「おい、食わないと持たないぞ」 「っで」
 コン、と後頭部を何かで軽く叩かれ、前のめりになった姿勢に応じてマグの水面が揺れる。後ろを仰ぎ見れば、見慣れた顔が深皿を両手に立っていた。
「フェドート……」 「ほら、お前の分だ」 「ああ……悪ィな」
 ぬるくなったマグを腰かけている岩場に乗せ、フェドートから差し出された皿を受け取る。合金の皿に盛られたありあわせの材料を混ぜ込んだスープは、適温と言うものを知らないのか皿越しでも熱が伝わるほど酷く熱い。そういえば今日の炊事係にはシネイドがいたな、と彼女の顔を思い浮かべ苦笑いを零した。  皿を渡すと早々に隣を陣取ったフェドートは、厳つい顔に似合わず猫舌のために息を吹きかけて冷ましており、その姿に思わず小さく笑い声がもれる。すかさずノルバの腕を肘で突いてきたフェドートに「面白れェんだから仕方ねえだろ」と毎度の言い訳を口にすれば、彼は不服そうな顔を全面に出しながら「それで、」と話を切り上げた。
「さっきは何を考えていたんだ。お前がぼうっとしているなんて、珍しい」 「…………ま、ちょっとな」
 ようやく冷まし終えた一口目を口に含んだフェドートに、ノルバは煮え切らない声で返した。彼の態度にフェドートはただ咀嚼しながら無言でノルバを射抜く。それに弱いの分かってやっているだろ、とは言えず、ノルバは手の中でほこほこと煮えているスープに視線を落として一口分を匙で掬った。  豆を中心に大ぶりに切られたポポトやカロットを香辛料と共に煮込んだスープは、補給路断たれる可能性が常にあり、戦況の泥沼化で食糧不足に陥りやすい前線において比較的良い食事であった。フェドートが別途で袋に詰めて持ってきたブレッドや干し肉のことも考えれば、豪華と言えるほどである。まるで、最期の晩餐のようなものだ。  ───実際、そうなるのかもしれないが。  ため息を吐くように匙に息を吹きかけ、口内を火傷させる勢いのスープを口に放り込んだ。ブレッドと食べることを前提に作ったのだろう。濃い味付けのそれは鳴りを潜めていた空きっ腹を呼び覚ますのには十分だった。  フェドートとの間に置かれたブレッド入りの袋に手を伸ばす。だが彼はそれを予測していたらしく、袋をさっと取り上げた。話すまで渡さないという無言の圧を送られたノルバは観念して充分に噛んだ具材を飲み下す。表面上を冷ましただけではどうにもならなかった根菜の熱さが喉を通り抜けた。
「次の作戦を考えてた。今日までの作戦で死者が予想以上に出るわ、癒し手が不足してるわで頭が重いのはもちろんだが、副官が俺の部下九人を道連れにしたモンだからどうにもいい案が浮かばなくてな」
 言って、ノルバはフェドートの手から袋を奪取すると中から堅焼きのブレッドを取り出し、やるせなさをぶつけるように噛み千切った。何があったのか尋ねてきた彼に、ノルバはくい、と顎で前哨地に設営された天幕を指す。中にはヒューラン族の男が一人とロスガル族の男が二人。ノルバと同じく、部隊指揮官の者達だった。折り畳み式の簡易テーブルの上に置かれた詳細地図を取り囲み話をしているが、平行線をたどっているのか時折首を振る様子や頭を掻く様子が見える。  お前は参加しなくていいのか、とノルバに問おうとして、ふと人数が足りないことに気付いた。ここにはノルバ率いる第四遊撃隊と己が所属し副官を務める第二先鋒隊、その他に第八術士隊と第十五歩兵隊に第七索敵隊がいたはずだ。そう、もう一人部隊長が────確かヒューラン族の女がいたと思ったが。  フェドートが違和感を覚えたことを察したのか、ノルバはスープに浸したブレッドを飲み下すとぬるいコーヒーを手に取り、その味ゆえか、はたまたこの状況ゆえか、眉間に皺を寄せつつ少量啜った。
「セッカ……索敵隊の隊長な、昨日遅くに死んだんだわ。今回の作戦は早朝の索敵と妨害がねェ限り成り立たなかったろ? 俺はその代打で一時的に遊撃隊を離れて第七索敵隊の指揮を預かってた。…………そうしたら、このザマだ」 「……副隊長はどうしたんだ、彼女が死んだのならそいつが立つべきじゃあないのか?」 「普通はな。ただ、まあ、お前と同じだよ。副官としては優秀だが、全体を指揮する人間とは畑が違う。本人の自覚に加えて次の任務は少しの失敗もできないとあって、俺にお鉢が回ってきたってェわけだ」
 揺れる焚火の薪が音を立てて弾けた。フェドートはノルバの言葉に思い当たる節があるのか、「ああ……」と声を零すと干し肉を裂いてスープの中に落としていく。ノルバはその様子に僅かに口角を上げると、ブレッドをまたスープに浸して食みながら状況を語った。  曰く、昨日遅くに死んだセッカは直前まで普段と至って変わらない様子だったという。しかし、日付が変わる直前、天幕で早朝からの作戦に向けての確認作業中にセッカは突如嘔吐をして倒れ、そのままあっけなく死んだ。彼女のあまりにも急すぎる死に検死が行われた結果、前回の斥候で腕に負った傷から遅効性の毒が検出され、毒死という結論に至った。  本人に毒を受けた自覚がなかったこと、術士隊がその日は夜の任であり癒し手の人数が不足していたため軽症者は各自で応急処置をしていたこと、その後帰還した術士隊も多数の死傷者を抱えて帰ってきたこと等、様々な不幸が折り重なって生まれた取り返しのつかない出来事だった。  問題は死んだ時間である。早朝からの任務を控えていたセッカが夜分に死亡し、且つ翌朝の作戦は必要不可欠であったため代理の指揮官を早々に選出しなければならなかった。だが、セッカの副官である男は「己にその器たる資格なし」と固辞し、索敵隊の者も皆今回の作戦の重大さを理解しているからこそ望んで進み出るものはいなかった。  その最中、索敵隊のひとりが「ノルバ殿はどうか」と声を上げたのだと言う。基本的にノルバは作戦に応じて所属が変わる立場だ。レジスタンス発足後間もない頃、何もかもを少数でこなさなければならない時期からの者という事もあって手にしている技術は多岐にわたる。索敵隊が推した所以である諜報技術もその一つだった。結局、せめて今回作戦だけでもと頼まれたノルバは一日遊撃隊を離れ、索敵隊を率いたという。
「別に悪いとは言わねェよ。あの状況で、索敵隊の精神状況と動かせるヤツを考えれば俺がつくのが妥当だ。俺はセッカがドマから客将として入ってから忍術の手ほどきも受けていたから、死んだと聞いた時から予想はしてた」 「………………」 「ああ、遊撃隊は生還率が高く、指揮官が一時離脱しても一戦はどうにかなると言われたな。実際、俺もどうにかなる……どうにかさせると思ってたさ。そうなるよう事前に俺がいない間の指示も伝えてから行った。だけどよ、前線を甘く見る馬鹿が俺がいないからって浮足立って独断行動をしたら、どうにもなんねェんだわ、そんなの」
 ブレッドの最後の一口を呑む。焚火の煙を追って、ノルバは天を仰いだ。帝国軍からの空襲は相変わらず止む気配がない。威嚇を兼ねたそれごときで壊れる青龍壁ではないが、星の瞬く夜空を汚すには十分だった。
「技術はあって損はないけどよ、その技術で転々とする道を進んだ結果、一度酒飲んで笑った仲間が、命を預かった部下が、てめェの知らねえとこで、クソ野郎の所為でくたばっていく度に、なんで俺は獲物一つの野郎でいられなかったんだと思う」
 目を瞑る。第四遊撃隊は今朝まで十六人だった。その、馬鹿な副官を合わせて十人。全体の約三分の二を喪った。良かったことと言えば、生き残った者たちが皆比較的軽症だったことだ。戦場で果てた者たちが、彼らの退路を守ってくれたという。死んだ部下たちの遺体は回収できなかった。帝国が回収し四肢切断やら臓器の取り分けやらをされて実験道具としているか、はたまた荒野に打ち捨てられたままか、どちらかだろう。明日戦場に出た時に目につくだろうか。もう既に腐敗は始まっているだろう。その頃には虫や鳥が集っているかもしれない。  とん、とノルバの背に手が触れた。戦場において味方を鼓舞するそれを半分隠せるほど大きな手。その手は子供をあやす父親のようにゆっくりと数回ノルバの背を叩くと、くせの強い彼の髪に触れた。届かない空を見上げていたノルバの視線をぐっと地に向かせるように、荒っぽいが情愛のある手つきでがしがしとかき回す。「零れるからやめろ馬鹿!」と騒ぐノルバに手を止めると、最後に彼の頭を二度軽く叩いて手を離した。  無理をするな、とも、泣いていい、とも言わない。それらがノルバにはできないことであり、また見せてはならない顔であることを元々軍属であったフェドートは理解していた。ノルバは片手で椀を抱えたままもう片方で眉間を抑え、深く息を吸って、吐いた。
「……今回の大規模な作戦目標は、この東地区の中間地点までの制圧だ。目標達成まであと僅か、作戦期間は残り一日。全部隊の半数以上が戦死し、出来る作戦にも限りがある……が、ここでは引けない。分かっているよな」 「ああ。この前哨地の後ろは湿地帯だ。今は雲一つない空だが、一昨日から今日の昼間までにかけての雨で沼がぬかるみを増している。下手に後退すれば沼を渡っている最中に敵に囲まれるのがオチだ。運よく抜け出せたとしても、晴れだしてきた天気の中ではすぐに追跡される。補給路どころか後衛基地の居場所を教えてしまうだろうな。襲撃されたら単なる任務失敗では済まない」 「そうだなァ、他にはあるか?」 「……第七索敵隊の隊長はドマからの客将だったな。彼女が死んだとあれば、仲間の命を優先して中途半端に任務を終えて帰るべきではない────いや、帰れないな。"彼女は勇敢に戦い、不幸にも命を落としました。また、甚大な被害が出たため作戦目標も達成することが出来ず帰還しました。"ではドマへの示しがつかない。せめて、目標は達成しなければどうにもならん」 「わかってるじゃねェの」
 くつくつと喉を鳴らして笑うノルバを横目に、フェドートは適温になってきたなと思いながらスープを食む。豆と根菜に内包された熱さは随分とましになっていた。馴染み深い香草と塩っ気の濃い味で口内を満たしながら、フェドートはこちらに向けられている視線へと眼光を光らせた。  鋭い獣の瞳の先にあるのは、ノルバが指した天幕。射抜かれたロスガルの男は肩をわずかに揺らすと、すぐに視線を地図へと戻した。フェドートは男の態度にすっと目線を椀へと戻すと、匙いっぱいにスープを掬う。具に押しのけられて溢れたスープが、ぼとぼとと椀に戻っていった。  万が一にでもこのまま撤退という話になれば────もしくは目標を達成できず退却戦となれば、後方基地に帰った後、まず間違いなくノルバは責任を問われる者のひとりになるだろう。ともすれば、全体の責任を負いかねない。ノルバ自身は最良を尽くし、明らかに自身の行いではないことで部下を大量に失っている身だが、皮肉なことに彼はボズヤ人でないことや帝国軍に身内を殺された経験を特に持たないことから��囲の反感を買っている。責任の押し付け合いの的にするには格好の獲物だ。  貴重な戦力であり、十二年ひたすらに積み重ねてきた武勲もある。まず死ぬことはないだろうが相応の折檻はあるだろう。フェドートは息子同然の子の師であり、共にボズヤ解放を目指す戦友であるノルバにその扱いが待ち受けているのが分かっているからこそ、引けないとも思っていた。ノルバ本人にそのことを言っても「いつものことだ」と笑うから決して口にはしてやらないが。  汁がほとんど匙から零れ、具だけが残ったそれを口に運ぶ。いつの間にかノルバは顔から手を離していた。血糊の瞳と、濁った白銀の瞳はただ前を見つめている。ノルバは肩から力を抜くように大きく息を吐き出すと、フェドートに続くように匙いっぱいにスープを掬い大口を開けて食べ、袋から干し肉を取り出して頬張った。
「ま、何にしろ全体の損失を考えりゃここでは引けねェが、簡単に言えばあと一日持たせてもう目と鼻の先にある目的を達成さえすればどうとでもなるんだ。なら、大人しく仰々しいメシを食いながら全滅を待つこたァねえ。やっこさんを出し抜いて、一泡吹かせてやろうじゃねェの」 「本当に簡単に言うなぁ……」 「そんぐらいの気持ちでいかなきゃやってけねェんだよ、ここじゃあな。ダニラ達もあっちで相当頭捻ってるし、案外メシ食ってたら何か、し、ら…………」
 饒舌に動いていた口が止まる。急に黙り込んだノルバにフェドートは怪訝そうな顔でどうしたと彼を見やる。眼に映った顔は、笑っていた。  ノルバの手の中で、空の匙が一度踊る。そのしぐさに目を奪われていると、匙はこちらを指してきた。
「なあ、フェドート。アンタ、俺の副官になる気はないか?」
 悪戯を思いついたこどものような表情だった。しかし、彼の声色が、瞳が、冗談なのではないのだと語る。「は、」とフェドートは吐息のごとく短い声を上げた。ノルバは手を引いて袋の中からまたブレッドを手に取る。「ようはこういうことだ」ノルバは堅く焼いたそれを一口大に引きちぎり、ぼとり、と残り半分もないスープの中に落とした。
「遊撃隊と」
 ぼとり。
「先鋒隊と」
 ぼとり。
「索敵隊。この三部隊を統合して俺の指揮下に置き、一部隊にしたい」
 三つのかけらを入れたスープをノルバは匙でくるりと回す。突飛な発想だった。確かに遊撃隊はノルバを含め僅か六人の生存者しかいない。どこかの部隊に吸収されるか、歩兵隊あたりから誰かを引き抜いてくる必要はあるだろうが、わざわざ先鋒隊と索敵隊をまとめる必要があるかと言われれば否である。  帝国との兵力差は依然としてある状況でいかにして勝ち進めることができているのかと問われれば、それは部隊を細かく分けて配置し、ゲリラ戦で挑んでいるからに他ならない。それをノルバはよく知っているだろうに、何故。  答えあぐねているフェドートにノルバは真面目だなと笑うと、策があるのだと語った。
「承諾が得られるまで細けェことは話せねェが、成功率は高いはずだ。交戦時間が短く済むだろうからな。それが生存率に繋がるかと言われれば弱いが、生き残ってる奴らの肉体と精神両方の疲労を考えれば、戦えば戦うほど不利になるだろうし、どうせ負けりゃほとんどが死体だ。だったら勝率を優先した方がいい。ダニラのヤツは反対するかもしれねェが……俺が作戦の立案者で歩兵隊と変わらない規模の再編隊を率いるとなれば、失敗したら責任を負いたくない野郎共は頷くだろ」 「おいノルバ、」 「で、これの問題点と言やァ、デケェリスクと責任を全部しょい込んで無茶苦茶を通そうとする馬鹿の補佐につける奴なんて限られてるし、そもそも誰もつきたかねェってとこなんだが」
 ノルバ自身への扱いを聞きかねて小言を呈そうとした口を遮って続けられた言葉に、フェドートは息を詰まらせた。目の前の濁った白銀と血溜まりの瞳が炎を映して淡く輝く。
「その上で、だ。もう一度言うぞ、第二先鋒隊副隊長さんよ。生き残って勝つ以外は全部クソな俺の隣席だが、そこに全てを賭けて腰を据える気はないか?」
 吐き出された地獄へ導く言葉は弾んでいた。そのアンバランスさは他人が見れば奇怪に映るだろうが、フェドートにとってはパズルピースの最後の一枚がはめられ、平らになった絵画を目にした時のような思いだった。ああ、お前はこんなに暴力的で、強引で、けれども理性的な男だったのか。  「おっと、ギャンブルは嫌いだったっけか」とノルバが煽るように言う。彼の手の中でまた匙がくるりと弧を描いた。茨の海のど真ん中で踊ろうと誘っておきながら、退路をちらつかせるのは彼なりの優しさかそれとも意地の悪さか──おそらくは両方だろう。けれども、フェドートはここでその手を取らぬほど、野暮な男になったつもりはなかった。  フェドートが口角を上げて応える。ノルバは悪戯の成功したこどもの顔で「決まりだな」と言うと、浸したブレッドを頬張る。熱くもなく、かと言ってぬるくもない。シネイドが作ったであろう火だるまのようなスープはただ美味いだけのスープになっていた。  この機を逃すまいと食べ進めることに集中した彼に合わせてフェドートも小気味よく食事を進ませ、ノルバが最後の一口を口に入れるのに合わせてスープを飲み干す。は、と僅かに声を立てて息づくと、ノルバは空の皿を脇に置き腰のポーチを漁ると小箱を取り出した。フェドートはそれに嫌そうな顔を湛え腰を浮かせたが、「まあ待てよ」とノルバがにやにやと笑って彼の腕を掴んだ。その細い腕からは想像できないほどの力で腕をがっちりと掴んできた所為で逃げ道を塞がれる。もう片方の手でノルバは器用に小箱を開けた。中に鎮座していたのは煙草だった。
「俺が苦手なのは知っているだろう!」 「わーってるわーってる。そう逃げんなよ。願掛けぐらい付き合えって」
 スカテイ山脈の麓を生息地域とする特有の葉を使ったそれは、ボズヤでは広く市民に親しまれてきた銘柄だった。帝国の支配が根深くなり量産がしやすく比較的安価なシガレットが普及してからというもの、目にしなくなって久しかったが、レジスタンスのひとりが偶然クガネで発見し仲間内に再び流行らせたという。ノルバも同輩から教えられたらしく、好んで吸う側の一人だった。  ノルバは小箱から葉巻を取って口に咥えると、ポーチの中に小箱をしまい、代わりに無骨なライターを取り出して、フェドートに向かってひょいと投げた。フェドートが器用に受け取ったのを見るや否や彼は咥えた煙草を指差して、「ん」と喉の奥から言葉とも言えない声を上げた。フォエドートが嫌がる顔をものともせず、むしろそんなものは見ていないとばかりに長く白いまつげを伏せて火を待つノルバに、フェドートは観念してライターの蓋を開けると、押し付けるように彼の口元の上巻き葉を焦がした。
「今回だけだぞ。いいか、吐くときはこっちには、ぶっ、げほッ!」 「ダハハハハ!」
 フェドートが注意を言い終わるよりも先に、ノルバは彼に向かって盛大に煙を吐き出した。全身の毛を逆立ててむせる彼に、ノルバは腹を抱えてげらげらと笑う。
「お前なあ!」 「逃げねえのが悪ィんだよ、逃げねえのが」 「お前が離さなかったんだろうが!!」
 威嚇する猫のように叫ぶフェドートなどどこ吹く風で笑い続けるノルバに、「ったく……」と彼はがしがしと頭を掻く。ノルバの側に置かれた椀をしかめっ面のまま手に取り、もう片手で自身が使った皿と空になった麻袋を持ってフェドートは岩場から立ち上がった。
「こいつは片付けてくるから、吸い終わってから作戦会議に呼び出せよ、ノルバ」
 しかめっ面の合間から僅かに呆れた笑みを見せたフェドートは、ノルバに背を向けると配膳の天幕から手を振るシネイドの方へと足を進めた。その彼の後ろ祖型を目で追いながらノルバは膝に肘を立て頬杖をつくと、いまだくつくつと喉からもれだす笑い声は殺さないまま焚火の煙を追うように薄く狼煙を上げる葉巻を弄ぶ。
「他のヤツならこれでイッパツなのになァ。わっかんねェな、アイツ。おもしれえの」
 フェドートの背中にふうっと息を吐く。煙で歪んだ彼の背は掴みどころが見つからない。ノルバはもう一度吸ってその煙幕をさらに深くするように吐きだすと、すっかり冷めたコーヒーを飲み干して立ち上がった。
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xsderyy · 1 year
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強力レーザーポインター https://www.lasernoble.com/super-high-laser-pointer.html 多くの人はレーザーの明るさが好きで、大出力レーザーが好きでマッチを点けたり、タバコを点けたり、他の物質を点けたりする過程で遊ぶことができて、簡単に言えば、レーザー愛好家です。色によって、パワーによってレーザー光はそれぞれ属性が異なり、表現の明るさ、あるいは物を注文する能力も異なる ビジネスパーソン/ミーティングの主な説明:製品のプレゼンテーションとミーティングの説明に使用して、あなたのスピーチを気ままにして、お客様とのコミュニケーションをより簡単にします。 レーザ照準は照準方式であり、主にレーザと接続装置から構成されている。この照準器は一般的に肉眼では見えない赤外線レーザーを使用しており、使用時にはターゲット上に非常に小さな赤色レーザースポットが発生し、そのレーザースポットが出現する位置付近の範囲が弾着点となる。 射手は夜眼鏡で目標を見た後、レーザー発射ボタンを押して、肉眼では見えないレーザービームを発射して、光スポットを目標に移して、射撃することができます。 青田県優楽は懐中電灯商行レーザー照準器を購入したのは絶地で生を求める仮想レーザー照準器とは異なるが、原理的には大同小異であり、すべてこの目的を狙うために使用されている。優楽が購入したレーザー照準器は最も一般的なブラックモデルのほか、土豪金の新型もあり、外見は大気、美観と呼ばれ、防水、耐震、調節可能などの特性を備えており、使用中に多くの便利さを提供している。 カラスレーザーポインター https://www.lasernoble.com/crow-bird-away-laser-pointer.html レーザーではなく、レーザーランプを自称し���いるが、ハイテクの名をつけて身を高め、注目を集めたいだけだ。 野外旅行者/探検家--野外探検に使用され、遠方の目標を指示し、救助信号を出して、旅行をより楽しく、より安全にすることができます。 青田県優楽買電筒商行は2015年に設立され、麗水青田県温渓鎮城西団地に位置し、製品は主に教鞭、レーザーペン、教育モデル、ペン類、懐中電灯、ランプなどがある。レーザー類製品は優楽購入の際立った特色の一つであり、レーザーペン、レーザー懐中電灯、レーザー照準器、レーザーペン部品などを持っている。今日主に見ているのはレーザー照準器であり、その補助があれば、容易に目標位置を見つけることができる。 しかし、暗い場所や夜にしか使用できず、夜間視装備を利用しなければ見ることができない。一般に、高低、方向調整機構及びレーザからなる。アラインメントレーザビームの直線伝播の特性を応用し、レーザビームを目標に合わせるだけで射撃ができる。 レーザーポインター 60000mw https://www.lasernoble.com/60000mw-laser-strongest-pointer-in-the-world.html こんにちは!以下は、激光ポインターについての日本語の長文ブログ記事です。 タイトル:激光ポインター:便利な道具としての利用と注意点 はじめに: 激光ポインターは、現代の技術の進歩によって生まれた便利な道具の一つです。その明瞭な光線とポータブルなサイズから、プレゼンテーションや教育、娯楽などさまざまな用途に使用されています。この記事では、激光ポインターの利用方法と注意点について詳しく説明します。 第1章:激光ポインターの利用方法 1.1 プレゼンテーションにおける激光ポインターの活用 スライドショーでのポイント強調:激光ポインターを使ってスライドの重要な要素を指し示すことで、聴衆の注意を引きつけることができます。 遠隔操作機能:一部の激光ポインターは、プレゼンテーションを遠隔で制御する機能を備えています。これにより、自由な動きでプレゼンを行うことができます。 1.2 教育における激光ポインターの利点 緑色レーザーポインター https://www.lasernoble.com/green-laser-303-pointer.html 耐用年数が長く、実用性が高い 黒板やホワイトボードの使用:激光ポインターは、教師が黒板やホワイトボード上の重要なポイントを指し示すのに役立ちます。 視覚的なデモンストレーション:激光ポインターを使用して、生徒に特定の物体や場所を視覚的に示すことで、より効果的な学習が可能です。 1.3 娯楽目的での激光ポインターの活用 ペットの遊び道具:一部の飼い主は、激光ポインターを使って猫や犬などのペットと遊ぶことがあります。ただし、人や動物の目に直接照射しないように注意が必要です。 第2章:激光ポインターの注意点 2.1 目への悪影響 直接的な視線への照射:激光ポインターの光は強力であり、目にダメージを与える可能性があります。人や動物の目に照射。 レーザー照準器は青田県優楽購電懐中電灯商行の多くの製品の中で一部に属し、照準の機能は非常に強いが、その応用はそれほど一般的ではなく、レーザーペンが教育作業、ガイドガイド賞などさまざまなシーンで使用できるようにはなっていない。それでもレーザー照準器は必要性があり、防水耐震性も加点されている。 レーザーポインター 200mw https://www.lasernoble.com/200mw-green-laser-pointer-carry.html 猫や犬の遊び道具:激光ポインターは、猫や犬などのペットの遊び道具として人気があります。ただし、直接目に照射しないように注意が必要です。 注意事項: 人や動物の目に直接照射しないこと:激光ポインターの光は強力であり、目にダメージを与える可能性があるため、人や動物の目に直接照射しないように注意しましょう。 安全な使用法に従うこと:激光ポインターを使用する際には、安全な使用法に従うことが重要です。周囲の人々や環境に配慮し、激光ポインターを正しく使用しましょう。 結論: 激光ポインターは、プレゼンテーションや教育、建築やデザイン、娯楽などさまざまな用途に使用される便利なツールです。
投稿された画像 カテゴリ:ニュース・その他
強力レーザ カラスレーザ 60000mw
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kuroiookami · 1 year
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コード51
ソーラーコード51「開かれた本の一行を強調するように置かれた指」
コードの現象化形態:環境からの強いプレッシャー。強い外圧を受け、立場を破壊される。(格式が良ければ)自己の目標の徹底追及。自己の理想に従って方向転換する。予定通りに(順風満帆に)いかない状況。理不尽な権力や支配への反抗。生存のための戦い。(格式が非常に悪ければ)暴力や破壊。大いなる運命の力により、それまで作り上げて来た自分の人生を一切合切投げ捨て(あるいは、叩き壊して)全く新しい自分となるための“生き直し”をさせられる。(格式が良ければ)学習や研究への徹底集中。運命的啓示(自己が歩むべき真実の道が示される)が与えられる。
ルナーコード51「暗い気分を華やかにさせる最新モードの洋服で一杯に満たされた、独身の女性タレントのクローゼット」
コードの現象化形態:ネガティヴな状況からの回復。気分の高揚。暗い気分からの回復。(格式が良ければ)人からの人気や注目、または好評価を集める。マスコミやマスメディア、芸能・文化方面での適性。(格式が非常に良ければ)クリエイティヴ能力の発揮。(格式が悪ければ)一時的活躍。(ときに、シグニフィケーターとして)趣味のグッズ集めに熱中する人。何かのコレクター。
【コード51】 ■対向コード:231 ■統合コード:309 ■直角コード:141
【セレクション】 人間は人間にとっての有害鳥獣と野良犬猫と草木を駆除する。われらが神は地球と人間以外の全生命体にとっての唯一の有害生物に他ならぬ人間を駆除する。これこそは正しく真理と公正の女神マアトの天秤の業である。コード309のセトは誓約、それはコード51のマアトの日に成就する。
ソーラーコード51『開かれた本の一行を強調するように置かれた指』 ルナーコード51『暗い気分を華やかにさせる最新モードの洋服で一杯に満たされた女性タレントのクローゼット』 上はマートの人の悪業に対する審判者としての側面、下は癒しの女神の側面が強調されています。
51は「真理の女神マート」の数です。 マートは宇宙の真理を司ります。 宇宙の真理とは、 正しく善を行っている人には幸せ、 間違って悪を行っている人には不幸せがもたらされるように定められた 宇宙の自然な姿のことです。
コード51「ホルス神による最後の審判」地震コード
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