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#記憶の灰燼
yue-chan077 · 2 months
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( #identityv )
🕯️[ Happy Birthday ] 🕯️
Norton Campbell ⛏️🧲 (03/19)
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Happy~~ Happy birthday to the man's that made me stay to the fandom longer than I expected to be -- nonnon! my boy ! 👀✨ (ofc fool's gold is here as well !)
it was a veryyy fun ride tbh to be doing an immense brain rot about a Hunter Norton for years ! (imagine DT--) and turns out idv made it happen for us eventually 😭✨ now there's two of him ingame !
although I planned to draw them on the infernal sin and goetia's orphan attire , I was in a rush given how I was outdoors yesterday, and went with the casuals 🤸✨(damn timing aahhsha-)
soooo that's all for today ! 👀 thought of making a DT interaction! but I'll save it in another day 🤸✨ have a great day ya alls---
(DO NOT REPOST USE / PRINT / TRACE MY ARTWORK / AI PROHIBITED )
#YueArt
120 notes · View notes
nemosynth · 1 year
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episode 5 - KAWAI K5000W
1988年春、ついにKORG M1発売!!! タメにタメ、待ちに待った救世主の降臨に市場もコルグ社員も湧いた!!! 同時にROLANDも新型廉価版LA音源シンセ・キーボードによるちゃきちゃきのラインナップD-20、D-10、同LA音源モジュールD-110を発売。既に前年に歴史を変えたD-50とともに世界は一気にPCMサウンドへとなだれ込んだ。
そこへ同時デビューしたのはCASIO VZ-1。それまでの人気商品CZ シリーズからさらに踏み込んだ新開発iPD音 源とグラフィックLCDとをひっさげ、事実上のデジタル・フル・モジュラー・シンセとなるも14万8千円というお値打ちな戦略プライス。
しかし不運にしてその新音源iPD方式とは難攻不落のFM 方式をさらに上回る高度な変調方式となってしまい、音創りは超難解。でもそれだけならまだシンセ・ヲタにとって挑戦しがいがあったはずなのだが、タイミング悪くPCMサウンド時代到来にはちあわせしてしまいVZ-1は埋没。PCM波形を使う方が単純明快な理論で仕組みも分かりやすく結論も早くおまけに音が斬新とくりゃ、いくら名機でも相手が悪かったとしか言いようがない。
そしてそれは5年に及ぶ無敵のラインナップを誇っていた鉄壁のFM音源シンセたちと言えども、時代の潮流が変 わったことを思い知る運命の瞬間であった。
♬     ♬     ♬
ついにやってきた本格的デジタル・シンセ時代。上から下まで計5機種に及ぶPCMシンセが一気に発売されたことで堰を切ったようにサンプル・ベースの音色が世界を席巻。最安価のキーボード・シンセはROLAND D-10、メーカー小売価格12万8千円、しかもまだ当時珍しいベロシティ対応鍵盤も搭載。さぁついにキミやボクにもPCM音色をタッチ・センス・フル対応でどうぞ!
と思ったその矢先......!!!
第6のPCMシンセ、ダークホースKAWAI K1、61 鍵ながらに可搬性に優れたコンパクトなボディにたくさんの PCM 波形を搭載しアコピの音もばっちしでお値段きゅっきゅっぱ! しかもベロシティだけじゃないよアフタータ ッチも装備、おまけに鍵盤はクラス初おもりつきで“カワイらしく”タッチもよろしいのよ、さりげなくベクトル合 成までできたのよ♬
まさかのPCMシンセが10万円を切る値札付けて登場、思わぬ伏兵にD-10、D-20、D-50、M1に至るまで親亀コケたら皆コケるが如く足をすくわれ総ずっこけ。しかも相手はKAWAI。よもやこんなにセンスの良いあかぬけたフレンドリーな機種を投入してくるとは誰が予想し得たであろう。ってかそもそもカワイってシンセ作ってたっけ? やんごとなき良家の坊っちゃん嬢ちゃんがお行儀よくヤノピを習うカワイ音楽教室? KAWAIの電子オルガ ンことドリマトーンなんて覚えてる? エレクトーンはYAMAHAの商標ですよ。バブル期のことなんてもう忘れたってか?
しかしその源流は、実は狂乱バブル期どころか日本が焦土と化し灰燼(かいじん)と化し、すべてがただの焼け 野原となりただただ空だけが広く明るかった敗戦の翌年にまでさかのぼるのであった。
♬     ♬     ♬
TEISCOとはTokyo Electric Instrument and Sound Companyの略だという。その前身となるアヲイ音波研究所が設立されたのが敗戦翌年の1946年。その2年後辺りからはテスコというブランドでハワイアン・ギターやアンプを販売。まだ日本が謙虚にもの作りしていたころであり、朝鮮戦争へ行った米兵が買っていったという話もあ り、いずれにせよビザール・ギターとして欧米で知られることに。
1958年、なんと日本初の電子オルガンことテスコ・スーパーエレガン(TEISCO Super Elegan)発売。モノフォニックの真空管式オルガンであり、ここからKAWAIの電子オルガンことドリマトーン・シリーズへとつながる。そしてついに、1964年にテスコは株式会社となり、2年後KAWAIすなわち河合楽器製作所の系列会社になり、電気楽器メーカーとして頭角を現すようになった。
GS(グループ・サウンズ)ブームとともに個性派ギターを連発したTEISCO。映画『エレキの若大将』にも映っているという。有名なのはスプリット・ピックアップを6つも搭載したSpectrum 5シリーズ。なんですかこれは、ピックアップ加算合成方式のギター・シンセですか? いやこれぞまさしくビザール・ギター見参!
だがギター・ブームが下火になるとともに、入れ違いに盛り上がりを見せてきたシンセ・ブームにあやかるべく、1976年テスコ初のシンセ100FをTEISCOブランドとKAWAIブランドの両方にて発売。これが黎明期の混沌にふさわしく機種名すらもが不定で、
・100F ・S-100F ・Synthesizer 100F
などと表記。 100Fは 37鍵のアナログ・モノシンセであり、1VCO/1VCF/1VCA/1HPFという構成で一番最後にハイパス・フィルターが来るのがちょっと面白いが、多分これはEGが暴れて低音ぶっぱなしてアンプぶっとばすのを防ぐためであろう。お値段は9万5千円と、当時としては少し安めな印象もあって興味深い。しかもじつはさりげなくオシレーターでフィルターのカットオフモジュレーションができたのよ♬ まるでプロ5とかOberheimみたいだね!
以来、テスコはカワイの傘下にありながらTEISCOブランドでもって次々とアナログ・シンセを世に送り出 し、YAMAHA/KORG/ROLANDの御三家とはまたひと味もふた味も違う、ビザール・ギター・メーカーにふさわ しいひねりの効いた独自路線でクールな機種展開を魅せる。
そ��なふうにちょっと変わった個性派アナログ・シンセを“Sシリーズ”や“SXシリーズ”として輩出したテスコ。 そのテスコがそれまでのアナログから脱してデジタルへと足を踏み出した次世代シリーズが、KAWAIブランドの“Kシリーズ”であった。時に1983年DXシリーズ降臨、デジタル・シンセ台風の暴風圏内、KORG DW-8000が 逆風の中で後出しジャンケン負けの崖っぷち、ROLAND JX-10 "Super JX" がそれでもなんとか踏みとどまろうとしていたとき、突如として出現したみょーなシンセKAWAI K3とは?
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1.序
Kシリーズ初号機K3は、2基のデジタル・オシレーターとアナログのVCF/VCAによる6音ポリのハイブリッド・ シンセ。そのデジタル・オシレーター波形とは、KORGのDWGS音源と同じく、現実のサンプルをフーリエ解析しサイン波倍音加算合成にて再合成したものであった。
なれど正直、K3はなんとも言えない機種であった。音源構造といいUIといい、どう見てもKORG DW-8000を大 いに参考にしているのはさておき、外観デザインがイケてない家具みたい、ホイールなんかピッチ・ベンド用1つしかない。しかしK3にはDW-8000には無いメリットがあった。音源波形が32種類もあって、ハイブリッド・シンセ最大級のバリエーションであったとか、LFOにS/H波があるとか、アフタータッチで波形2つの比率を変えられる などなどといった地味にヲタなアドバンテージがあっただけでなく、一つ明らかに抜きん出たところがあった。
たった1個だけとはいえ、音源波形を自作できたのである。
なんとK3において、33番目の音源波形とはユーザーが作成する波形であった。その実態は128倍音から32個を選び、それらを加算した結果をレンダリングさせ波形メモリーに記憶させ1波ループさせることで音源波形として利用する、つまりユーザー・エディットできるサイン波倍音加算合成であった。当時KORG DSS-1、ROLAND S-50、CASIO FZ-1、E-MU Emax SEのごときサンプラーでもないのにユーザー音源波形を自力で生成できる減算方式シンセというのは寡聞にして聞かない。しかもサイン波加算合成とは理論こそフランス革命直後の18世紀末ジョ ゼフ・フーリエによるフーリエ展開のころからあれど、具現化にはおびただしい数の正弦波発振器をただただひたすら愚直に並列に配置し、愚直にいちいち発振器ごとに周波数だのエンベロープだのなんだのとパラメーターを設定せねばならず、リアルな音を出そうものなら最低でも数十基はサイン波オシレーターが必要となり、デジタルによるシミュレーションの到来まで待たねばならなかった。そんな愚直にもほどがあるシステムを実用化しユーザー に開放すべく、民生機シンセとして本格的に挑んだのがKAWAIのKシリーズだったのである。
当時デジタル化に乗り遅れ、息も絶え絶えだったKORG。瀕死の彼らが力尽きて手が届かなかった音創りへの夢を、実は黙って引き継いでいたKAWAI。奇妙なK3の開発には、実は稀代のプロデューサー佐久間正英氏がかかわっていたとも言う。音創りに賭けたKAWAIの想いはその翌年、大化けすることになる。
2.破
ROLANDが革命的な主砲D-50をファイアしたのと同じ1987年、KAWAI K5ローンチ! D-50と同じ16音ポリでほぼ同じプロ価格、2基の63倍音加算オシレーターでもって最大127ものサイン波倍音をユーザーが設定し加算合成する方式、しかも2オシレーター個別に4基の多ポイントEGで倍音構成を制御したのちデジタル・レゾナン ト・フィルターとデジタル・アンプで加工するという、怒涛のパラメーター群の襲来に飲み込まれてしまう、ガチで恐ろしい超弩級ヲタ・シンセであった。
さらに民生機初グラフィックLCD装備。7ステージEGはもちろん、倍音加算状況をスペアナのように分かりやすく図示してくれるSF映画のごとき進化ぶりに誰もが腰を抜かした。ぐっと外観も当世風イケてるデジタル・シンセ になり、ただプログラマブル127倍音加算合成というDX7すらもが顔面蒼白で逃げ出す膨大な数のパラメーターを設定せねば音創りできず、あまりの道のりの遠きにかかわるのもためらわれるほどで、誰もがK5の存在には気がついていないふりをして布団の中にもぐってしまっていた。だから意外に知られていない(笑)。しかしそれは知られ ざるKAWAIが放つ超弩級音源シンセ、前代未聞の巨大アーキテクチャーを誇る革新的シンセであった。
なお、K5の音源方式はARTS音源(Additive Real Time Synthesis)となっていたが、商標にでも引っかかったのか、後からADD音源(Additive Digital Dynamics Synthesis)となった。
3.急
そして翌1988年、冒頭で紹介した驚愕の廉価版シンセK1見参! なんせタッチ・センス完備の16音ポリデジタ ル・シンセが9万9千8百円。してその音源波形はPCM波形と、DWGS音源みたいなサイン波加算合成で生成し たVM波形なるものとで合計256波形に達し、そのうち4波形を選んでおのおのに音量エンベロープかましてミックスするだけ、あとは必要に応じてAM変調もカマすだけ、ジョイスティックまであってベクター合成ごっこするだ け、これまた壮絶にシンプルな加算合成シンセであった。フィルターすら持たないコロンブスの卵シンセであり、 逆にその限定っぷりが潔く音創りに見切りの早さと創意工夫とをもたらし、画期的コスト・ダウンも実現せしめた。KORG M1がデビューした熱狂の影で、K1もまた人気を呼んでいたのである。
そのさらに翌1989年には16ビット・デジタル・オシレーターにデジタル・レゾナント・フィルターとマルチエフ ェクトとを加えたPCMシンセK4を投入。K1はリバーブ/ディレイを追加したK1 IIへと置き換わり、ここにKAWAI Kシリーズはラインナップ完成。腕っぷしの強いドラマーがたたいたみたいな頼もしい音がするリズム・マシンR- 50シリーズ、メリケン人の熱きご要望に応えたというこだわりのパーカッション・シンセ・モジュールXD-5、庶民の味方シーケンサーの名機Q-80、明らかに“分かってる”人が開発した便利アイテムMIDIミキサーMM-16、明らかに“分かってる”人が開発した4チャンネル・セミモジュラー・リバーブRV-4などなど、KAWAI機種だけを買えば いっちょまえにかっちょええ“分かってらっしゃる”自宅スタジオが、しかも比較的にお買い得なお値段で実現するというシンセ・キッズにうれしい夢が実現、奇跡のようにきらめくデジタル・シンセ音が誰でもお手軽に手にでき るKAWAIシンセ黄金時代を迎えた。
廉価機種で輝いていたKAWAIに対し、当時のKORGはM1とTシリーズという20万、30万、40万円するプロ価格 帯にフォーカスしていたので、KORGとKAWAIとでPCMシンセ市場の棲み分けができていたとも言える。プロからアマまで広くPCMシンセでカバーしていたのはROLAND1社だけであり、YAMAHAはFMシンセの着地点をどう見つけるか決断を迫られていた。してYAMAHAはV80FDという幻のFMフラッグシップ・シンセをデビュー目前にして葬り去り、代わりにSY77というFM+PCM からなる新RCM音源の開祖へと舵を切る。
このときCASIOはVZ-8Mという、冒頭に出てきたデジタル・フルモジュラー・シンセVZ-1の同時発音数を8音 ポリへと半減させた1Uラックの普及機を出したもののそこから広がらず、明らかに時代はPCMシンセのものとなっ ていた。ここへ来てCASIOはプロの音楽文化からは距離を置くようになり、電子楽器全体の民主化へと専念するよ うになる。電卓屋CASIOの本分はテクノロジーの民主化にあり、FZ-1みたいな29万8千円プロ仕様プロ価格サンプ ラーを出すと“CASIOらしくない!”と言われて、10万円安いFZ-1GXへ交代させるなどかわいそうなところもあっ た。その一方、CASIOのおかげで安くなった液晶をニンテンドーが黎明期のゲーム機に使用したわけであり、他方 CASIOシンセの孔を埋めたのはスノッブなプロ文化ともつながりうるKAWAIのPCM/加算合成シンセであった。
4.SHIN
だが1990年代になってからKAWAIはDTMへ方向転換、その数年後GMegaという、音が良い32音ポリGM音源モ ジュールの名機を見た。GMegaをK1のボディに入れたキーボード・シンセ版K11というシンセもあった。デジタ ル・レゾナント・フィルターをシリパラ可変できたが、評判は聞かない。DTMではROLANDとYAMAHAに後追い となって今一歩、シンセも数年間ラインナップを放置したせいか存在感もディケイ。ついにテスコも影も形もなく なって河合楽器に完全吸収。KAWAIシンセは沈黙した。
そのまま数年が経過、他社シンセも数世代が経過、KORG TrinityとROLAND XPシリーズとが世界を席巻してい た1996年、シン・エヴァのごとく突如として新解釈で出てきたプロ仕様シンセが本稿の主役、KAWAI K5000シリーズである。こんにちのピアノ専業っぷりからは想像もできないKAWAIのシンセさしずめ“シン・Kシ リーズ”とでも言うべきか、それは一体どのような機種だったのであろう?
♬     ♬     ♬
 “写実派PCM音源の時代に終止符を打つ、印象派『アドバンスト・アディティブ』音源搭載”
K5000シリーズのカタログには、そう書いてあった。そこには以下のラインナップがあった:
・1996年発売 KAWAI K5000S 16万8千円 素のシンセ ・1996年発売 KAWAI K5000W 21万8千円 ワークステーション・シンセ ・1997年発売 KAWAI K5000R 12万5千円 ほぼK5000S の2Uラック・マウント音源モジュール版
プロ仕様の割に比較的お値段がフレンドリー。してその実態は、シンセ・ヲタを黙らせた鬼のフラッグシップK5 をさらに発展させたる前人未到のシンセシスAA音源(Advanced Additive Synthesis)。
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それは凶悪な倍音加算合成に飽き足らず、悪魔の128バンド・デジタル・フォルマント・フィルターを追加、さら にPCM音源波形とも組み合わせ今度こそめんどくさいシンセ・ヲタどもを完全に沈黙せしめたるもの。すなわち、
①16基の言わば“倍音加算ジェネレーター”が64サイン波倍音加算合成を行い、2基ペアで128倍音加算も可能 ②26基の128バンド・デジタル・フォルマント・フィルター ③36基のDCOこと、ピッチや波形の概要パラメーター設定部 ④46基のDCFことマルチモード・レゾナント・デジタル・フィルター ⑤56基のDCA
倍音加算ジェネレーターの代わりにPCM音源波形オシレーターを使うときは上記3から音創りが始まる。こうし て最大6基のオシレーターにて倍音加算サウンドとPCMサウンドとをレイヤーして音創りする。
倍音加算合成にはマクロ・エディット機能もあり、奇数次倍音のみ、偶数次倍音のみ、などと特定の倍音グルー プに絞ってエディット可能なばかりか、さらに驚愕するのは個々の倍音ごとにEGを設定可能。そんな128倍音ごと に個別に多ポイントEGなんか設定してられっか!という至極まっとうな向きには、モーフ・モードを使うことによ り、時間軸上の4点タイム・スライスに128倍音スペクトラムを設定することで、その4点をモーフィングするウ ェーブテーブルを作成可能。つまりAA音源とはウェーブテーブルを自作できる音源方式!! この快挙はほとんど世に知られていない。
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それをさらにデジタルならではの最凶128バンド・フォルマントフィルターや、さらに別のレゾナント・デジタ ル・フィルター、デジタル・アンプ、ADDSRという2段ディケイ装備の多段EGなどで加工。
のちのバージョン・アップでは、0.5秒くらいの短いWAVファイルを外部から読み込み、それを逆フーリエ変換 で解析、さらにフーリエ変換でもって整数次倍音のみで再合成、つまりアナリシスとリシンセシスとを行うとい う、空前の機能すら付いてきてゾクゾクさせた。あまりのパラメーター暴風雨ぶりにグラフィックLCDでのエディ ットはもちろん、あとからPC/Mac版エディター・ソフトEMAGIC SoundDiver for K5000が一緒に付いてくるようになった。
“写実派PCM音源の時代に終止符を打つ、印象派『アドバンスト・アディティブ』音源搭載”
このカタログ・キャッチ・コピーは、奇しくもD-50開発者ROLAND菊本氏が命題としてきたシンセのシンセた るゆえんそのものである。鏡写しにリアルな写実主義よりも理想的な音を求める印象派。お手本を忠実になぞり過 ぎるお行儀の良いサンプラーではなく、ハミ出まくるやんちゃ坊主こそ自由を謳歌できるシンセ。
リアルよりアイディアル(理想的)そのままに、AA音源では狙ったところに倍音を立てられる便利さにうれしく なる。これがFM音源とかだとレシオだのモジュレーター出力レベルだの、あるいは減算方式だと音源波形選択やカ ットオフ、レゾナンス、各種変調ソースからの変調デプスなどなどのバランスだの、ともかくいろいろ周りから堀 を埋めるがごとく遠隔操作しているようでまどろっこしいことを想起すれば、直接に当該倍音を操作するAA音源に は納得しかない。
しかも和音で弾いたとき音が濁りにくい。多彩なデジタル音も太いアナログ音も出る上にクリーンでクリアで内 蔵エフェクトも高品質。アコピのサンプルに至ってはKAWAIピアノらしい重厚で太くてプログレッシブな音がして 良い。
1990年代も後半に入ったとき、あらためて隆盛するPCMシンセへのアンチテーゼが登場したのである。それは
リアルさばかり求められる時代へ歯向かうデジタル・シンセの聖戦、その布告であった。
♬     ♬     ♬
アゴが外れるほど驚愕させられたのは、その愚直なまでに広大だった音源方式だけではない。シリーズ唯一、か つKAWAI初のワークステーション・シンセとなったK5000Wにはこれまた広大なMIDI シーケンサーが内蔵された だけでなく、APG(Auto Phrase Generator)という一種の原始的なAIみたいなやつがフレーズを自動生成してく れる機能すらあった。
ユーザーがレコーディングしたシーケンス・データをなんとK5000Wが解析、別途ユーザーが指定した音楽ジャ ンルなどに則して勝手にK5000Wが最大8パートのマルチトラック・シーケンス・データを作成。しかもコード進 行を提案までしてくれる! 挙げ句、自動生成したシーケンス・データをご主人様がを気に入らなければ何度でも リトライ、K5000Wが都度違う楽曲データをご提案。最大で8,000通りくらいの場合分けで勝手にデータを作成し てくれる。
ユーザーが指定できる音楽ジャンルはプリセット105、ユーザー2つ。え、ユーザー?......そう、ユーザーが電子 オルガンやアレンジャー・キーボードなどで伴奏スタイル・データを作成し、それを読み込ませることでプリセッ トにない新しいジャンルを追加可能。未知のジャンルに至るまで人間様の感性を見抜いて提案してくれるのです よ、シンセが! プリセットされたジャンルには1990年代らしく“ランバダ”もあったが、APG機能の本質はAI支援 作曲、つまり機械が人間をアシストする時代への一歩二歩であった。さぁほら、落ちたアゴを拾いたまえ。
そうでなくともK5000Wの内蔵シーケンサーは当時のワークステーション・シンセとしては巨大な代物で、40ト ラック/4万ノート記録ができるという、およそ規格外と言っていいくらい大規模なものであった。MIDI端子すら IN/OUT/THRUを2セット計6端子も装備し、もはや広大なMIDIシステムの中核を成すキーボード・コントローラ ーですらあった。いわばKAWAIのPCなんか使わないぞ宣言、なのであろうか? SoundDiverはエディターであっ てシーケンシングじゃないしね。
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普通にPCMワークステーション・シンセとしても卓越した素養があり、加えて革命的な目玉機能も目白押し、し かも値段���比較的にいいところを突いており、ビルド・クオリティもさすがのメイン・イン・ジャパン、鍵盤タッ チも素晴らしいところはヤノピの老舗ならでは。ワークステーションではないK5000Sに至ってはノブがたくさん 付いて、例えば奇数次倍音だけをえいや!っとひねって制御。宣伝にはクリヤ・マコト氏を起用、まだ氏がエヴァ のクロージング・テーマを手掛ける前のことである。
主役は最後に現れる。1990年代も後半、ノストラダムス最後の審判が見えてきた世紀末、世も押し詰まったころ 遅れて出てきた意欲作、それはデジタル・シンセ最後の聖戦であった。
デジタル・シンセの時代。
新しいテクノロジーが新しい音と表現をもたらし、技術こそが未来を切り拓く。健全な未来観。シンセは未来。 シンセはSF。技術的センス・オブ・ワンダー。まぶしいくらい無邪気にテクノロジーを信じ、ハイテクで世界が一 つとなり、音楽が世界を一つにするというビジョンに歓声を上げる。約束された未来、痛々しいまでにナイーブな 未来感覚。そしてデジタルだからこそ多彩な音が可能となり、それはスター・ウォーズ異星人のようにチグとハグ の多様性であり、だからこそ多彩たり得た。
かつてCASIOがキーボード業界に乱入してきたとき、彼らのデジタル技術レベルはYAMAHAよりも5年は先を行 くものであったという。すなわち楽器業界にてデジタルはCASIOの独壇場だったのであり、CASIOのおかげで楽器 は初めて民主化しえた。
そこから始まった楽器のデジタル化が15年かけてたどり着いたK5000。ようやくインターネットがお茶の間に入 り込み、新しい世界の足音が聞こえ始めたその時。だが他方、迷いが出てきてどんどん感情的になっていくとき、 なんでもできてしまうデジタルへの疲れから人は限定を求め始めたのか。そして再び人が主役の時代へ、人の出番 が多いシンセへ、それはアナログ・シンセであった。
しかしアナログへの回帰とは、今やギターと同じくらい定番と化したアナログ・シンセ音色への懐古と郷愁でも あり、人は生まれる前の時代に対してすら懐かしさを抱きしめて生きるものであるという真理の追認でもある。デ ジタルもアナログもどちらが古いとかではなく、等しく未来へ向かうテクノロジーではなかったか。それこそFM音 源もMinimoogの同窓生たる古いテクノロジーだったのであり、だからこそ永遠に新しいのではなかったか。定番 と化したアナログ・シンセへ還ることはたやすい。だがシンセはそれで良かったのか? 前を向くのが新しい楽器 ではなかったのか? 楽器のフロンティアを開拓するのは、へんてこなシンセたちではなかったか。
♬     ♬     ♬
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テスコのたましい百までも。
K3では、DW-8000が実現できなかったユーザー波形を。K5では、FM音源がなし得なかった倍音のダイレクト 操作を。K1では、ROLAND D-50でのPCMとシンセ波形との組み合せを格安プライス上質キーボードで。K4で は、KORG M1でも実現できなかったPCM波形を加工するデジタル・レゾナント・フィルターを。K11では、ROLAND JD-990と同じくセミモジュラー構成のPCM音源を安価かつ良質なキーボードで。K5000では、優れて 柔軟な音源と、来たるべきAI時代を予見する機械作曲の曙光を。
他社に学びつつも、他社がたどり着けなかったいま一歩最後の詰めをKAWAIのシンセは探求し続け、K5000Xと いうまぼろしの76鍵フラッグシップまで企画されていたという。しかし発売から2年後、K5000シリーズは一斉 に値下げされて在庫一掃セールが始まり、同年ステージ・ピアノの名機MP9000が入れ替わりに発売。そのまま河 合楽器は本業であったピアノに専念し、ごりごりのシンセの火は消えた。
時に西暦1998年。ついに世紀末が始まろうとしていた。Y2K問題が現実のものとして立ちはだかり、その対処に 翻弄され中小企業に至っては経営に大きな打撃をこうむり、世の中は終末ムードに覆い尽くされ、新しい世紀への 胎動もまた始まっていた。とっくにアナログ回帰への胎動と心音が聞こえてきた中、その過程で既に3年前に史上 初のバーチャル・アナログ・シンセCLAVIA(NORD) Nord Leadがデビューしていた。無名のメーカーから突如 として彗星のように登場するそのさまは、かつてのアナログ名機SEQUENTIAL Prophet-5を思わせた。ハンドメ イド・イン・スウェーデン、ニュー・タイプにふさわしく赤い彗星は高速演算DSPシンセ、感受性豊かな木製ピッ チ・スティックと石製に間違えられたモジュレーション・ホイール装備、EGのアタックが食い付くように激速でク ール!
ここからPCMシンセへのアンチテーゼが続出するようになり、それはKORG ProphecyやZ1、ROLAND JP- 8000やJP-8080、ACCESS Virus、WALDORF Q、QUASIMIDI Raven といった一連の変わりもんシンセた ちとなった。それは既存シンセへのもう一つのアンチテーゼとして独DOEPFERがユーロラック規格を提唱し始める ころであり、実はK5000もその同じ時代の空気を吸って生まれた果実の一つであった。そのミームは2003年 にROLAND V-Synthシリーズとなって結晶化する。V-Synthは売れはしなかったがその怪物性が話題となった現代 のレジェンドであり、楽器店から“ローランドさんやっちゃいましたね♬”と言われたらしい。が、それでももう20 年ほどたつ。へんてこなシンセたちが挑戦するフロンティアは依然としてまだまだ開拓が始まったばかり。
へんてこシンセの挑戦は今やシンセの本流へと還流し、YAMAHAはMontageにて8オペ88アルゴリズムのFM音源へ回帰、KORG はKronos/Nautilusにて9つの音源を同居、ROLANDは変幻自在のZEN-Core音源にてハード/ソフト/モバイルの垣根をクラウドで超える大統一理論的存在になろうとしている。
一方、もう一つのアンチテーゼたるシンセの先祖返りも進み、ついにモノホンのアナログ復権を見た。それを 重々に認めながらもそれでもなお前を向こうとしたSEQUENTIALのデイヴ・スミス爺。そのProphet-5 Rev.4登場 に、Rev.1でもRev.2でもRev.3でもRev.3.3でもない、たった一つ時代の流れに歯向かう橋頭堡のようなビンテー ジ・ノブを回しきったRev.4サウンドに、電子楽器の歴史の縮図と宿命と可能性とを見る。さらにその彼方にある Rev.5サウンド、いまだ見たことも聴いたこともないサウンド、私たちはいかなる音色を次世代Rev.5世代へと贈り とどけるのか? Rev.5、Rev.6、Rev.7、Rev.8、Rev.9、Rev.10、私たちはいまだ4にしか到達しえていないでは ないか。次のRevisionはどんな音なのか、それがアナログであれデジタルであれハイブリッドであれハードであれ ソフトであれアプリであれクラウドであれ、まだ見ぬ全く新しいなにかであれ。
歴史のまにまに運命へと消えたK5000シリーズ、その恐るべき愚直な倍音加算合成はひょっとしていにしえの TEISCOの変態ギターSpectrum 5シリーズに見た“ピックアップ加算合成”に由来するのか? 春の遠雷を聞くか のようにその遠いこだまするエコーなのか? いや違う、多分違うと思うけど、そう想像するのは楽しい。
デジタル・シンセの春、デジタル・シンセ最後の聖戦は、ここに海外からアナログとモジュラーという先祖返り したかのような新しい黒船の到来を迎える。次からはそのルーツとなった海外からの波を俯瞰してみたい。きっと それはここまでの電子立国にっぽんシンセ自叙伝テクノロジー・ドリブンな歴史観とは全く違った、地球人類ならではの必要性と必然性に迫る視座からのものになるであろう。パンデミックにもめげず、ここまでお読みいただき まことにありがとうございました。まだまだWeb連載は続くで。ぜひぜひぜひとも皆さまおすこやかに~~~~! Stay healthy, and stay cool!!!!!!
(2022年2月10日Sound&Recoeding公式サイト初出)
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strabin · 8 months
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 私の推しホセさんを描いて頂いたのでそのお礼のノートン。影のつけ方ミスってしまった。
 誕生日アイコンは垂れ目だけど、実際はどうでしょうか。記憶の灰燼後編に来たいですな。
 追記:Twitterでいいねしてくれてフォローもしてくれた方がいたのだけど、この人が絵チャでお世話になってる方なのか違うのか……絵チャで「すみません、Twitterに上げました」って言ったらお返事書き込まれてて、すごく申し訳なかった。
 絵チャで繋がってる(繋がってるというのだろうか…?)・お世話になってる人には絵チャだけでの繫がりでも全く問題ない、むしろTwitterでつながるってなると足かせになっていそうで……それを助長させるようになってしまい謝り倒したい。無理していいねやフォローはしないで大丈夫なんですよ?私もツイッターでも絵チャでもつながるってなるときょりかんがばぐつてしまいそうでにがてなんた……。届けばそれで良かったんだ……。こめんねむいからねる ごへ?かんあった、ごめんなしい
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numa-chi · 5 years
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【全文】玉城デニー知事の平和宣言(2019年慰霊の日) 2019年6月23日 12:40    戦火の嵐吹きすさび、灰燼に帰した「わした島ウチナー」。県民は、想像を絶する極限状況の中で、戦争の不条理と残酷さを身をもって体験しました。  あれから、74年。忌まわしい記憶に心を閉ざした戦争体験者の重い口から、後世に伝えようと語り継がれる証言などに触れるたび、人間が人間でなくなる戦争は、二度と起こしてはならないと、決意を新たにするのです。  戦後の廃墟と混乱を乗り越え、人権と自治を取り戻すべく米軍占領下を生き抜いた私達ウチナーンチュ。その涙と汗で得たものが、社会を支え希望の世紀を拓くたくましい営みをつないできました。  現在、沖縄は、県民ならびに多くの関係者の御尽力により、一歩一歩着実に発展を遂げつつあります。  しかし、沖縄県には、戦後74年が経過してもなお、日本の国土面積の約0・6パーセントに、約70・3パーセントの米軍専用施設が集中しています。広大な米軍基地は、今や沖縄の発展可能性をフリーズさせていると言わざるを得ません。  復帰から47年の間、県民は、絶え間なく続いている米軍基地に起因する事件・事故、騒音等の環境問題など過重な基地負担による生命の不安を強いられています。今年4月には、在沖米海兵隊所属の米海軍兵による悲しく痛ましい事件が発生しました。  県民の願いである米軍基地の整理縮小を図るとともに県民生活に大きな影響を及ぼしている日米地位協定の見直しは、日米両政府が責任を持って対処すべき重要な課題です。  国民の皆様には、米軍基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、我が国の外交や安全保障、人権、環境保護など日本国民全体が自ら当事者であるとの認識を持っていただきたいと願っています。  我が県においては、日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小が問われた1996年の県民投票から23年を経過して、今年2月、辺野古埋立ての賛否を問う県民投票が実施されました。  その結果、圧倒的多数の県民が辺野古埋立てに反対していることが、明確に示されました。  それにもかかわらず、県民投票の結果を無視して工事を強行する政府の対応は、民主主義の正当な手続きを経て導き出された民意を尊重せず、なおかつ地方自治をも蔑ろにするものであります。  政府におかれては、沖縄県民の大多数の民意に寄り添い、辺野古が唯一との固定観念にとらわれず、沖縄県との対話による解決を強く要望いたします。  私たちは、普天間飛行場の一日も早い危険性の除去と、辺野古移設断念を強く求め、県民の皆様、県外、国外の皆様と民主主義の尊厳を大切にする思いを共有し、対話によってこの問題を解決してまいります。  時代が「平成」から「令和」へと移り変わる中、世界に目を向けると、依然として、民族や宗教の対立などから、地域紛争やテロの脅威にさらされている国や地域があります。  貧困、難民、飢餓、地球規模の環境問題など、生命と人間の基本的人権を脅かす多くの課題が存在しています。  他方、朝鮮半島を巡っては、南北の首脳会談や米朝首脳会談による問題解決へのプロセスなど、対話による平和構築の動きもみられます。  真の恒久平和を実現するためには、世界の人々が更に相互理解に努め、一層協力・調和していかなければなりません。  沖縄は、かつてアジアの国々との友好的な交流や交易を謳う「万国津梁」の精神に基づき、洗練された文化を築いた琉球王国時代の歴史を有しています。  平和を愛する「守禮の邦」として、独特の文化とアイデンティティーを連綿と育んできました。  私たちは、先人達から脈々と受け継いだ、人を大切にする琉球文化を礎に、平和を希求する沖縄のチムグクルを世界に発信するとともに、平和の大切さを正しく次世代に伝えていくことで、一層、国際社会とともに恒久平和の実現に貢献する役割を果たしてまいります。  本日、慰霊の日に当たり、国籍や人種の別なく、犠牲になられた全ての御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、全ての人の尊厳を守り誰一人取り残すことのない多様性と寛容性にあふれる平和な社会を実現するため、全身全霊で取り組んでいく決意をここに宣言します。  御先祖から譲り受けてぃ、太平(平和)世願い愛さしっちゃる肝心、肝清さる沖縄人ぬ精神や子孫んかい受き取らさねーないびらん。  幾世までぃん悲惨さる戦争ぬねーらん、心安しく暮らさりーる世界んでぃし、皆さーに構築いかんとーないびらん。  わした沖縄御万人と共に努み尽くち行ちゅる思いやいびーん。  We must pass down Okinawa's warm heart we call "Chimugukuru" and its spirit of peace,inherited from our ancestors,to our children and grandchildren. We will endeavor to forge a world of everlasting peace. I am determined to work together with the people of Okinawa.  令和元年6月23日 沖縄県知事 玉城デニー
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-941524.html
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shakuhachi-kataha · 4 years
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第十回ミニ講座「體源抄」の尺八
鎌倉時代に書かれた「教訓抄」(きょうくんしょう)(1233成立)に「今は目闇法師・猿楽之を吹く」の後、13世紀半ばから14世紀半ば過ぎまで、尺八の行方はっきりしなくなります。
 
 
 
教訓抄とは、日本中世の楽書。興福寺の雅楽家狛近真によって撰述された。豊原統秋の「體源抄」、安倍季尚の「楽家録」と共に三代楽書と呼ばれる。(wikioediaより)
 
 
 
 
 
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前回、猿楽と尺八を掘り下げましたが、目闇法師とは盲法師のことで、琵琶法師の傍らに短い笛があります。孔が四孔あり節が一つあるので一節切のようです。
(「七十一番職人歌合」国会図書館より 1500年末)
 
 
 
「體源鈔」(たいげんしょう)の編集者は室町時代の雅楽家の豊原統秋(むねあき)。永正9年(1512年)成立。この中に平安期以降、尺八が雅楽で用いられる事は絶えて無くなっていた事を伝えている。
 
 
 
「體源鈔」の尺八は指孔数と節数が、後世一節切尺八と呼ばれるようになる尺八と同じ。ただ歌口の造りだけが、古代尺八のように正面外側を削ったものか、中国の洞簫などのように内側をえぐってあるものかはっきりしない。
 
 
 
実は中世の尺八は古代尺八から派生したのか、それとも新たに大陸から伝来したものか現在でも大きな問題になっている。
 
 
  
 
『體源鈔』は、3巻、10巻、13巻には永正13年(1516年)に加筆された形跡がある。書名の由来は作者の苗字であり、「體」「源」の文字の旁に苗字の「豊原」が隠されている。原本は万治4年1月15日(1661年2月14日)の内裏火災で焼失したが、東北大学狩野文庫本を底本として山田孝雄が校合、翻刻したものが『日本古典全集』に収録されている。
15世紀後半に起こった応仁の乱によって京都は灰燼に帰し、多くの文化財が失われると共に京の文化は衰退した。雅楽も断絶の危機に瀕し、統秋に笙を教わった後柏原天皇も、統秋に宛てた宸翰の中で、その断絶を懸念している。そのような世情の中で、統秋は雅楽を後世に伝承する方法を模索し、『體源抄』の執筆に取り掛かった。(wikipediaより)
 
  
 
 
すみません、応仁の乱も歴史の勉強不足で記憶に無い為、超かんたんに以下説明↓
「人の世むなし(1467年)応仁の乱」室町幕府の将軍家と管領家の後継者争い。
 
 
 
 
お上の人たちの世継ぎの争いで京都が灰になるってなんですか?
 
 
 
「體源抄」
内容は項目によって繁簡の差はあれど雅楽全般に渡って細緻に記述され、『詩経』・『源氏物語』・『十訓抄』・『古今著聞集』・『入木抄』など、古書からの引用も多い。統秋は雅楽のみならず、書道、香道、宗教、文学などに広く精通しており、その方面に関する記述も豊富である。(wikipediaより)
 
 
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壱越(いちこつ)
盤渉(ばんしき)
黄鐘(おうしき)
双調(そうぢょう)
平調(ひょうちょう)
 
の五つの調子の”切り”の図。この調子は「五調子」と呼ばれるもので、我が国の音楽の当時の基本的な音階である。「律音階」を構成する五音に対応している。
 
 
 
 
唐代初頭には尺八は十二律に対応する十二本一組の楽器であったと考えられ、我が国に伝えられた後も唐楽に専ら用いられるがっきとして中国七声音階に応じるように調律されていたが、この頃は、我が国も音楽の基本的な音階である「律音階」の五音に対応する五種類の切りを基本とするようになっていた。
後世の一節切も、この五調子切りの制に則っている。  
 
 
 
 
 
 
江戸時代後期の故実家・栗原信充著「先進繍像玉石雑誌」センシン シュウゾウ ギョクセキ ザッシ(1843)に柴屋軒宗長(さいおくけんそうちょう・1448-1532)が愛用した頓阿作の尺八「老人(おいびと)」の模写図あり。
 
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(国会図書館より)
柴屋軒宗長は室町時代後期の著名な連歌師。尺八愛好家。「體源鈔」の著者豊原統秋とも親交あった。(wikipediaより)
【故実】昔の儀式・作法・服装などの、さだめ・ならわし。
 
 
 
二本の尺八が模写。実寸。歌口は二本とも明らかに先端正面の外側を削ぎ落とした造りになっていて、中国の洞簫のようにU字形にえぐったものではない。その削ぎ落としの程度は、古代尺八や後世の普化尺八よりも小さく浅いものの、我が国の伝統的な造りの系統に属する。
 
 
 
宗長が頓阿作の尺八を手に入れ「老人」と名付け、銀文字を彫り入れ愛蔵。
 
 
 
老人とつけて所持の尺八 暁をかたらふ 老後の息とゞかず     
「宗長日記」(1530)
(上野堅実「尺八の歴史」より) 
 
 
 
 
 
「體源鈔」「先進繍像玉石雑誌」は国会図書館デジタルコレクションで見られます。今のご時世、外出する場所も無い、図書館も閉鎖で退屈している方は、ネットで古書を検索してみてはいかがでしょう?
 
 
 
 
「體源抄」
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1125450
 
「先進繍像玉石雑誌」
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/778261
 
 
 
 
 
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image-weaver · 5 years
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91 Hein
ハインが地を蹴るのを皮切りに、二頭のサーベルタイガーもまた、門の挑戦者らへ咆哮して飛びかかり、その名を冠する巨大な剣歯をかざしてバルナバーシュとディオレの剣にそれぞれ噛み合ったが、受け手の二人は隆々の肢体から繰り出される膂力と痺れにこらえきれず、これをどうにか受け流すしかなかった。あまりの反動から柄を握る手の節々に滲んだ血が、脅威を警告する。大自然の淘汰にただ己れの生存をかけ、一撃のもと獲物の動脈に突き立てるのみに発達させた牙は獣性に猛り、また古代の狩猟者の矜持に気高く、ハインが獣使いとして最後に従えたのならばこれ以上に卓抜した道連れは無かっただろう。かつてオストル沼沢で語られた話、荒れ野の蛮族として仁義なき戦いとともに生き抜いた彼の原始性を、バルナバーシュはこの剣歯虎の現し身によみがえるのを見た。いにしえの獣らはいまや、ハイン自身でもあるのだ――アストラに到達しうる最高のテイマーが、その勇猛な魂を通わせ、無念の死の果てに融合をも経た運命共同体として。
ハインは銀灰の大剣でひとときの弟子であった機械の少年と仮借なき剣戟を交え、雄叫びが地獄の炎のように大気を焦がし、死んだ魚の肉の色に泡立つ口腔からほとばしってやまなかった。対するルドは防戦を強いられながら、いくどもハインの名を――広原で動物のことばを教授してくれた彼の面影を――呼び続ける。戦いへの拒否のために攻勢に出られないでいるのは明らかだった。
「僕はいやだ。こんな形であなたと戦いたくはない!」 「門は勝利者にしか開かれない! 運命に刃向かうなら、その糸を繰る奴を倒すしかない――だが、俺には果たせなかった。救えると思っていた……罪悪に濡れたおぞましい手であっても……思いあがっていたんだ……君は、ここで――俺のような敗者のために――背き、屈するのか? ならば逃げ帰るか、俺とともに死ね! 弱者にこの地は踏ませない」
もはや自身では魂の平安を手に出来ない、憐れな者の怒りと嘆きだった。戦いがもたらす無我に己れを明け渡し、かつて憎んだ自身の怯懦の影をルドの中に見ながらも、ハインは恐るべき正確さで大剣を突き入れ、ルドは剣を上げてこれを防ごうとした。だが刃の激突とともに異様な衝撃波に吹き飛ばされて、ルドは転倒してしまう。ハインの曇りなき銀灰の大剣から発せられる超常の力だった。剣に身をもたせて立ち上がるルドを、ハインは追撃することなく黙って待ち構えていた。
「なんのためにここまで来たのか、思い出せ、ルド」 「あなたを殺すためじゃない」 「俺はすでに死者だ。踏み越えていく屍なんだよ。君は勝つために来たんだ」 「いやだ……!」 「そうか。なら、分からせてやるよ!」
ハインの振りあげた銀灰の大剣に青灰色の渦まくものが走り、患禍にうなりながらルドの頭上に落ちかかる――それでもルドは守りに徹しようと剣をかかげたとき、この悲劇に闖入するものがあった。バルナバーシュの腕がはねあがって、〈まことの銀〉より出ずるアルドゥールがその薄刃にもかかわらず銀灰の大剣に抗し、エネルギーを相殺しながら弾き返したのだ。
「彼は私がやる。ルド、君はあの獣を――いま、ディオレがどうにか二匹を相手にしている。加勢にいってくれ」
戸惑うルドに魔術師はしずかに言い、舌打ちするハインに決然と振りむいた。
「気に食わないか、ハイン。それか私では相手にならないとでも?」 「ここまで来て、まだ甘やかすのかよ。門の先でルドを失うことになるぞ」 「杞憂だ。ルドはかならず君の死を乗り越えていく。それに、私はただ、見ていられなかっただけだ……運命のいまわしい手先が、君らの友誼を汚さんとする不正を!」
ルドが剣歯虎との死闘にあえぐディオレのもとへ急ぐのを肩越しに認めると、バルナバーシュはアルドゥールを差し向け、銀灰の大剣へと攻めかかった。ハインは高笑いを放ち、濁りきった目をむいた。彼は大剣の切っ先を地に滑らせながら脇を狙って斬り上げ、バルナバーシュは横にさけたが、刀身に繰り出されたエネルギーの塊が胴着へ食い入って肉体に浅からぬ挫傷を与えた。肺の空気が全て吐き出され、バルナバーシュは耐えがたい痛みのなかで、その大剣が峻厳な山の頂きで天の支配者らに働きかけ、倫理を越えた儀式によって生み出された、嵐まつろうものであることを悟った。
「これが君の戦い方なのか、ハイン」 「頼む、俺を救ってくれ、バルナバーシュさんよ」
振るい、打ち交わされる剣の鮮烈な火花のあわいに、ハインは涙を流して懇願し、いっぽう戦いに歓喜して笑う口の端には、唾液が泡の粒をなして張りついていた。だが、亡者として錯乱しているのではなかった。かつて彼は、生粋の戦闘民族として生まれ、その身に沸騰する血が闘争を愛し、荒々しい破壊のさなかにもっとも輝ける者たちのひとりだった。その在りし日の姿であり、戦いの恐ろしい快楽に憧れ、求め、浴し、そして嫌悪すらも覚え――彼はついに弱さ、優しさを捨てきれなかったのだ。夜の浜にさざめいて打ち寄せる呵責と苦悩が、いつか彼に希望の光を見いださせ、イススィールの伝説へと導いた。はるかなる果てに至るとき、絶え間ない葛藤と和解し、救われるのだと信じて。ハインが秘め隠し続けた、己れの真実だった。その一切がいま、彼らの前に開かれている。
バルナバーシュは全神経の集中でもって嵐の大剣を避け続けながら、触媒のアルドゥールにイメージと、その代償となる魔力を送り込む――地獄次元のこの世ならざる炎、ねじれ、逆巻き、暴る獣神のグロテスクな形態を象る火の群れが、天空の力に匹敵すべく抜き身の中に立ち現れ、刃は溶鉱炉の爛然たる色彩を放って赤熱に揺らめいた。ハインはいや増す狂熱にあってなお、制御を失っておらず、胸部を���い定めて突きかかってきた。バルナバーシュは外套を斬らせながら間一髪のところで避け、炎の刃を突き上げた。炎は大剣がまとう暴風と絡み合い、爆ぜ、広がり、獲物を体内で絞め殺すようにたちまちに呑み込んでいく。土気色の肌を焼かれてハインがうめき、飛びすさったのを、バルナバーシュは執拗に追いかけた。
「決着をつけよう、ハイン」
冷徹に迫り来るバルナバーシュと突き出された剣に、ハインは初めて恐怖の面差しに凍りつき――そして安らかに微笑んだ。あの豊かな緑の広原で、動物と語らい、バルナバーシュとルドを歓迎した日のように。焔に脈打つアルドゥールはハインの胸を刺しつらぬいて、穢れも清きも焼き焦がし、死肉の燃える臭気とともに引き戻された。血の代わりに、枯れた薔薇の花弁のような赤黒い剥片がわずかに散る。バルナバーシュが背後へ目をやると、残る一頭となった剣歯虎が、ルドとディオレ、それぞれに腹と首へ剣を突き立てられ、喉奥より低い唸り声をとどろかせて伏していくところだった。ディオレの体のあちこちには、鋭い鉤爪に裂かれ��傷や血が生々しく目立っていた。
仰向き、四肢を投げ出して倒れたハインの光失われたコーラルブルーの瞳が、アストラのゆっくりとうつろう灰色の空を呆然と見つめている。その視界に、フェレスの主らと、ルドの言いつけをよく守って隠れていたマックスが現れた。彼らはハインを囲んでひざまずき、覗き込む目はいずれも悲しみをたたえていた。
「久しいな、マックス……」
胸元に取りついた猟犬の子の額を、野性的に節くれだった手が感慨深くなでつけた。ハインのもとから巣立った子犬は、彼が思うよりはるかにたくましく成長していたようだった。
「俺は偽りなく全力で戦った。女神はあんたたちを認め、門は開かれるだろう」 「もう、どうにもならないのか」
バルナバーシュが押し殺しながら問うと、ハインは鼻から息をもらして笑い、誰とも目を合わせずふたたび空を見上げた。
「礼を言うよ。そして、すまない。俺はこんな卑怯なやりかたで、あんたたちに自分が果たせなかったものを託してしまった。なあ、ひとつ頼まれてくれないか……」 「言って、ハインさん」
彼の手を固く握りしめながら、ルドがうながす。
「門の先に、あの子たちがいる。アセナと、ナナヤ……まだ、生きている……どうか、死なせないでやってくれ」
一行が答える前に、ハインの肉体は灰燼となって風にさらわれていった。彼方の空を映して地に突き立つ、銀灰の大剣だけを残して。ディオレは幸星の民に伝わる祈りの句を紡ぎ、弱々しく鳴くマックスを、ルドはただ抱きしめるしかなかった。
バルナバーシュは立ち上がると、銀灰の大剣を抜き、まだ風と天空の力が失われていないことを確かめた。今は静かに眠り、硬質の光を放つ刀身を両手に横たえて、打ちひしがれるルドの前にひざまずく。
「これは君が使いなさい。君の果たすべき宿命の守り手になるだろう」
意識せずに示されたその言葉に、バルナバーシュ自身が小さな驚きを覚え、あたかも見えぬ何者かが己れの口を借りて発したかのようにさえ思えた。大剣は父が子に言い聞かせるような儀礼的なしぐさで差し出され、ルドは動揺したが、それも須臾のことだった。これまで背負っていた大剣を古き戦士たちに捧げる墓標として大地に突きおろすと、いささかのためらいもなくルドは銀灰の大剣を受けつぎ、つかのま、刀身に映る空の向こうにおのが未来を見た気がした。青い布の巻かれた柄はかねてより知るもののごとく馴染み、霊妙な重みが、鋼を通じて彼の内なる可能性を気付かせる。このさき遭遇するものに対し、無類の自信をもたらしてくれるはずのものだ。
「それは、銀空剣クァルルスか」
ディオレが剣の名と伝承に気づき、口にのぼせる。
「クァルルスは、眠れる戦士たち――この門の先に広がっているであろう墓地――の守護者が持つと言われる剣。おそらくその刃は、ハインだけではない、この地で散ったあまたのドラマを記憶しながら振るわれてきたものだ。ゆえに、そのすべてに終止符を打つ力をも秘めているはず……」
三人が黒々とそびえる岩壁の、重く閉ざされた丈高い門の前に立つと、加護に満ちた女神の声が降りてきた。
《古き戦士たちは自身の夢をあなた達に託しました。今この門を開き、決戦の地への道を示しましょう。ここから先、志を違えた者同士は共に往くことはできません……お行きなさい。その先にあなたがたのための結末が用意されているでしょう》
轟然と、しかし厳かに門は開かれ、その向こうは三つの分かれ道となっていた。道は花崗岩や黒曜石の岩々で自然に仕切られながら、透明な水晶やさまざまな半貴石、きらめく火打ち石の混じる砂利が敷かれ、行く先は緩やかな上り勾配が続き、ひとつは暖かな黄金の光に、ひとつはあらゆるものを包容する闇に、ひとつは行く末のさだかならぬ灰色の霧に、頑なに隔てられるように隠されていた。いずれかへ踏み出せばもう変えられないのだと、一行は本能的に直感した。
「私ははざまの道を行く」
ディオレが断言し、先んじて灰色の道へと進み出た。
「案内できるのはここまでだ。もし今でもエターナルデザイアーを求めているなら、光の道を――あるいはフェリクス達のように破壊を望むなら、闇の道を辿るといい。君たちもまた、みずからの願いに従うべきだ」 「ディオレさんの選んだその道は?」
意思を崩さない様子のディオレに、おずおずとルドが尋ねる。
「ありえざる道だ」
それだけ言い、別れの言葉もかけずにディオレは足を速めながら道を登りはじめ、その背は謎めいた灰色の霧のなかへとはや失せてしまった。突然の静寂が二人と一匹に残され、バルナバーシュはベドウィンの戦士の考えについてしばし思いを巡らせた。
「どうやら今生の別れではないようだ」 「また会えるのでしょうか?」
突き放され、また一人で行かせてしまうことにルドはまだ不安気だったが、バルナバーシュの結論に希望を見いだしたようだった。
「たがいが生きてさえすればな。私たちもしかるべき選択をしよう」
バルナバーシュには、己れの望みに従うなら光の道を進むほかはなかった。だが、ハインの遺言――門の先に残してきたという、ナナヤと白き雌狼のアセナの安否が大きな気がかりだった。果たして自らの選ぶ道の先にいるのか、捜し出すには一体どうすればよいのかが見当もつかない……そうして浮かべた難しい面差しに気づいたのか、ルドがバルナバーシュの腕を優しくつかんで語りかけてきた。
「バルナバーシュさん、大丈夫です。僕たちは光の道へ進みましょう」 「しかし……」 「銀空剣の持つ力が、きっと導きます。あるいは、ナナヤたちを呼び寄せてくれるかも。剣がハインさんの遺した意思を、覚えていてくれてるなら……。ナナヤはフェレスを持っていません。だからこの先で道に――ひょっとしたら自分が居るべき次元にさえ――迷っていると思うんです。この剣が灯台になってくれるはずです。僕が、バルナバーシュさんのフェレスの光を頼りに進んできたみたいに」
それから、ルドは不思議そうに首をかしげた。意表をつかれたようにバルナバーシュが目を開いて、機械の少年を見ていたからだ。だがすぐに、何を今さら驚くことがあろうかとバルナバーシュはかぶりを振り、微笑を返した。
「ルド、ありがとう。決心がついたよ」 「僕はいま、正しい判断が出来ているのでしょうか……」 「目の前の出来ることを信じ、使命をまっとうしよう。災いに屈することなく。それで全てが決まる。いつだって私たち次第なんだ……だから、大丈夫だ。君と私、二人でならきっとやれる」
追随するように足元でマックスが勇ましく吠え、二人と一匹は砂利を踏みしだき、決戦の地へ続く山道を登りはじめた。
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squall7 · 7 years
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wake up
ライトパープルに靄った彼方。 きちんと描かれたミサイル到着。 なのに軌道はゆらゆら。 情緒蠢くミュージックだらだら。 そう来たならそう来るなら。 こっちも応戦するから。 華々しく管楽器かますから。 スカッとスカタライズ。 南の暴風お見舞いするよ。 綺麗なお花も散り散り。 感性豊かな彼女。 胃痛でいつもキリキリ。 今日の戦場いつもの通り。 いつもの通りは灰燼に帰す。 悲しさの定義とか。 虚しさの感情とか。 記憶の彼方に行っちゃってんだよな。 もうそこのところに戻る。 そういうことなしさ。 なんてこんなの夢に旅して。 戻ってきても。 そこはリアルじゃない。 プラスチック的な僕の仮想。
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yue-chan077 · 5 months
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( #identityv )
" Sin that burns like molten fire ." ⛏️🧲
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Season over for Infernal sin! 😭🙏✨
(check out the next slides for an extra sketch I made !)
Im only am Just able to day this now-- but--! I absolutely adored the motif of the season and theme they prepared for Fools Gold ! 😳🔥
honestly wasn't expecting that they'll get his Surv form involved! and it just made it even more wholesome! 😭✨✨
I Hoped I was more active in his season! 😭😭💦 but from now I'll be sure to see through the next cosmetics they'll prepare for him ! 😤😤😤
this is to send off the departure of his essence! ✨ I can't wait to draw him again and the rest of the characters and skin to come !🙏✨
eyy- who told you I'm not active in Idv anymore 👀✨ while I indeed still am ! Just drawing them on a normal amount 🤸✨ look forward to my next idv posting!
(DO NOT REPOST USE PRINT /TRACE MY ARTWORK/ AI IS PROHIBITED)
#YueArt
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yue-chan077 · 8 months
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( #identityv )
"Every time I take a step forward, memories are dug up
and it collapses making a sound."
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Norton's identity switch has officially dropped!! and im-- *SCREAMING* 🤸🤸🤸✨💙✨💙✨💙✨💙
ISTG- I AINT PREPARED TO THIS 😭😭✨ he looks absolutely amazing! I love the concept they've left for him !
I didn't expect they'd legit still adopt most of his appearance as a survivor! which is very surprising 😭✨ (the rock like body is terrifying! But indeed have an amazing feeling on it 🧐✨)
Idv be knowing the drill to get me back to business ✨✨👍
I can't wait to see his gameplay! ✨✨
(DO NOT REPOST USE PRINT TRACE MY ARTWORK)
#YueArt
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