【花束みたいな恋をした】ネタバレ 考察「始まりは終わりの始まり」あらすじ感想
【花束みたいな恋をした】ネタバレ 考察「始まりは終わりの始まり」あらすじ
#菅田将暉 #有村架純 #オダギリジョー #AwesomeCityClub #戸田恵子 #岩松了 #小林薫 #清原果耶 #細田佳央太 #韓英恵 #中崎敏 #押井守 #PORIN #佐藤寛太 #劇団EXILE #岡部たかし #切実
大人気俳優W主演!売れること間違いなしの恋愛映画『花束みたいな恋をした』。2021年1月29日公開当時の菅田将暉と有森佳純は、今よりも超アイドル的な人気俳優であったこともあり(今も勿論大人気俳優さん達ですが)、この2人が恋愛する映画なら見たいと言う人が溢れていたのもわかる!キラッキラした俳優さん達ですものね。
公開されたら予想通りの大ヒット。「はな恋」という略称も生まれたほどだ。
Lyraは邦画はあまり映画館では見ない為、当時興味もなかった事もあり公開が終わった頃に知り合いに見せて貰ったのが初『はな恋』だった。
この後暫くして偶然、いくつかの邦画作品を見る事になるのだが、この『花束みたいな恋をした』から邦画やドラマで明大前界隈が頻繁に使用され始めたと感じる。それも下北沢とセットで邦画の舞台に使われるようになった。今はブームは去ったようだが。
地味な場所。こじんまりした町が何故こんなに人気…
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映画『マイ・ブロークン・マリコ』
先日『母性』の感想を書いて、書いたらすっきりする!と気づいたのでもう2か月以上前の『マイ・ブロークン・マリコ』の感想も、印象的な部分の寄せ集めでつぎはぎだけど書いちゃいました。こうして映画の感想を書いたり誰かに対して文章を綴ってみたり、自己満足ではあるけど本当にすっきりする。「この映画見て!」「自分のことについて語って!」そんなリクエストがいつか来ますように、降りてこい文才。そんなこんなで今回も映画を見てから、ながのによるながの視点のながのの為の感想文(ネタバレ含む)を読んでいただけたらと思います。皆さまからの感想もお待ちしております。
マリコみたいに強くいたい人が、シイノみたいに弱さを押し付けられた人が、ながのの人生の中にもきっといる。自分の人生を振り返って感情移入できるかでこの映画の見方は変わる気がする。
〝家族〟〝恋人〟その人にとってたった一つの名称があるのに、女同士の友情にはたった一つの名前がない。どんなに学生時代を一緒に過ごしていても、仕事が忙しいとか彼氏ができたとかめんどくさいと感じて何か理由をつけて会わなくなったり。そんな中でもシイノにはマリコしかいなかった。「一緒に花火やりたいね」「一緒に住みたいね」「彼氏できたら死ぬからね」そんな言葉の端々に見え隠れしていた〝助けて〟を受け取れたから二人は確かに親友にだった。原作を読みながら真っ先に思ったのはそんな二人への羨ましさ。大切だと思っても、寄り添うのって難しい。
大切なことは全部シイノとマリコ二人だけの秘密で、観客が観られるのは二人の時間のほんの一部だけ。人はいつだって綺麗なところだけをみようとするのに、シイノはマリコの〝綺麗なところ〟しか思い出せなくなることに恐れを抱く。思い出は美化されて色んなことを肯定してしまうけど、向き合う時間さえあれば悲しさも痛さも喜びも、糧になったりするのかな。そこに思い出への肯定も否定も無くたっていいのかな。生きるとか死ぬとか、死なないように生きるとか、きっとシイノはずっとそんなことを考えて今日まで生きてきた。否応なく来る明日と来なかった明日がある。マリコは先に逝ってしまったけど、シイノは一人でこんなクソみたいな世の中を逞しく生きていくような気がした。自分を大切に出来ないから他人を思って生きる、それは依存じゃなくて一種の生存戦略のようにも感じられた。
奈緒ちゃんが演じるのはマリコ、イカガワマリコ。朝ドラ『半分、青い。』の時にした「一緒にまた二人でお芝居をしよう」って約束が、あの時の夢が叶った。奈緒ちゃんは感情をリアルに引き出してくれる人で「お芝居をしよう」と意気込まなくてもこの作品に挑むことができたし、マリコが奈緒ちゃんじゃなかったらながのはシイノになれなかった。奈緒ちゃんは今回も役に求められるものを巧く体現していて、色んな意味でヤバさを感じる雰囲気を絶妙に醸し出し���いた。例えば、パンケーキを食べようと二人で待ち合わせて喫茶店で喋っているシーンとか〝感受性〟が抜け落ちていてまさに〝壊れている〟ことが如実に伝わってくる、壊れそうだけどしっとりしてる話し方と可愛らしさ、感情ぶっ壊れの目が笑ってない感じ。狂気を孕む役っていうのかな、奈緒ちゃんはピカイチ。
そしてながの演じるシイノ、シイノトモヨ。ながのの中では大きな挑戦で不安と葛藤だらけだったこの役、考えるよりも先に身体が動くシイノという役を考えて演じすぎたことに少し反省。シイノの男勝りな性格を頑張って出しているのが、特に遺骨に話しかける一人芝居のシーンでは目立ってしまっていたなと思いながら、それでもシイノとして生きられたのは奈緒ちゃんのおかげだなんて感謝した。どこかでなにかを諦めている瞳に「これだけはしてやろう」と光が灯る瞬間、そんな瞬間がシイノにはあった。「あんたには私がいたでしょうが」「私がいるから大丈夫だよ」そう言えるくらい強くなりたい、ヒーローになりたい。誰かに包丁を向けてまで守りたい友達が、遺骨を持って逃亡するほど守りたい友達が、ながのにはいるだろうか。そんなことを考えながらリスペクトを込めて、体の芯が熱くなるのを感じながら心から声を出した。
遺書、きっと言えばいいのにっていうような「昨日シイちゃんが夢に出てきたんだよ」とか、そんなことが書いてあったんじゃないかなと、そんなことを書いていてほしいなと願ったラストシーンの撮影。
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#2
第2回目は悩みに悩んだ末、こちらの作品。前回同様、いくつかのヒントから。
①少女漫画?と疑うレベルのハードな内容。
②腐女子の9割は通る道。(体感)
③原作連載・アニメ放送終了後から数年経過した今でも新グッズやコラボカフェが開催されている。
④エンディングテーマ曲はあのKinggnu。
⑤愛銃はS&W.357の銃身を短く切ってあるもの。
結構コアなヒント入れちゃった!正解は…。
じゃーん!私が愛してやまないBANANAFISH!
あらすじ。
1980年代のNY・ダウンタウンを舞台に、「バナナフィッシュ」という謎のキーワードを巡って繰り広げられる、ストリートギャングとマフィアの抗争――類まれな美貌とIQ180を超える頭脳を持つ最強美少年・アッシュと、心優しい日本人青年・英二との絆を中心に、ハードで血なまぐさい青春をリリカルに描いた『BANANA FISH』。
この作品は友達の顔より見たレベルで定期的に観返す大好きな作品。観ては同じ場所で泣き、観てはナイーブになり、でも観るのをやめられない。1種の中毒みたいなものです。
物語の中心となるのは1枚目の画像、向かって右側の金髪の少年 アッシュ・リンクスと左側の黒髪の少年 奥村英二。アッシュはアメリカ人、英二は日本人です。この2人以外にもコルシカマフィアやチャイナタウンのギャングたち、チャイニーズマフィア、さらにはプロの殺し屋やとある戦争で全滅したはずの軍隊。色々な人が出てきます。今回はこの2人に焦点を絞って話していくね。
まずは英二から。とあることが理由で、息抜きにとカメラマンの伊部さんの助手として渡米した英二。島根県の出雲市出身で、母と妹の3人家族。19歳です。英二は変なところが大胆なんだけど、人を傷つけることだけは絶対にしたくないと強い意志を持った子です。父のような強い意志を持っている部分とは裏腹に、母のような優しさも持っています。ずっと独りで戦ってきたアッシュは全員から恐れられ、とても強い存在として君臨してるように見えた。でも英二はそんなアッシュを「君はとても傷ついている。」と抱きしめてあげたり、「でもこれだけは忘れないでくれ。世界中が君の敵に回っても、僕は君の味方だってことさ。君のそばにいる。…君がもし迷惑じゃなければ、だけどね。」とアッシュの欲しかったであろう言葉を的確にかけてあげたり。最初は聞き分けが悪い子だったけど、アッシュと過ごして色々なものや事件を目にすることで、どんどんアッシュの意図を汲み取って聞き分けが良くなるところもとっても魅力的な一面。ちょっと空気が読めないところは相変わらずあるけどね!CVは野島健児さん。
続いては私の愛してやまないアーーーッシュ!アッシュは孤高。天才。でも本人はその才能を呪ってる。こんなもの要らなかった、と英二に怒鳴ったシーンは切なすぎて何度観ても泣いてしまう。チャイニーズマフィア、ユエルンが言っていた「アッシュ、君は自分への攻撃には信じられないくらい強いのに、周りの人への攻撃には驚くほど弱い。」この言葉が彼の性格を物語っていると思う。自分への攻撃なんて全く跳ね除けるのに、仲間のことになるとアッシュは判断が鈍る。いつだって最善の方法を弾き出す彼が。特に英二が関わると、どうしても英二を守るために自分の身を犠牲にしてしまう。それもそうだ。だって英二は、アッシュにとって『初めて何の見返りも求めずに俺を助けてくれた』人なんだから。二人の間には恋愛感情に近いものがあった、と原作では語られているけど、私は恋とか愛とかそんな在り来りな言葉で表現したくない。『友人』をも、『血の繋がり』をも、『一緒に過ごした年数』さえ全て壊してしまうほどの強烈な、何か。それが2人の間にはあった。お互いがお互いを大切にしすぎたんだよね。アッシュの話から脱線してしまったけど、立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花と傍から見れば思うであろうほどの美貌を持���、多方面に才能を開花させた天才・アッシュ。CVは内田雄馬さん。
ここからは私が大好きなシーンについて少しだけお話させてください。まずは1話と最終話、とあるシーンで1クール目のOPがかかります。タイミング最高すぎるから見て。あとブランカがシンちゃんの肩にライフル乗せて撃つところはいつ見ても笑います。あとはね、かぼちゃのくだり!それ以上近づいたら泣くぞ!なアッシュと、使えない部下を雇うよりかぼちゃの栽培をしろ!な英二。二人の束の間の幸せな日常が、ずっと続いて欲しかった。そして私が1番泣いてしまうシーンがこちら。
この4枚にたくさんのものが詰まってる。ネタバレになるので深くは言えないんだけど、英二がアッシュに初めて泣きながら怒鳴ります。もちろん自分のためではなく、アッシュのために。アッシュ自身を救うために。この日は2人が最後に会った日。この先一生、2人は会わなかった。光の庭(番外編)でやっと英二はアッシュに会えるんだけどね。今までとは違う形で。光の庭についても語りたい。でも今は泣いてしまうから、今回はこの辺で。
「君はひとりじゃない。僕がそばにいる。僕の魂は、君と共にある。」
「あいつが無事でいないと、俺はダメなんだ。」
「あいつは憎んで覇者となるよりも、愛して滅びる道を選んだんです。」
R.I.P. ___. See you again.
そういえば、去年のコラボカフェ楽しかった。
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今日から2月。1月26日に龍が如く8が発売してから睡眠時間やや削りしながらアホみたいにやりまくってます。事前の期待を裏切ることのない楽しさでこうして通勤してる間も「早く帰ってゲームしてぇ!」と思うくらいの最良作です。
現時点でストーリーは11章なんですけど、9章から怒涛の展開でグイグイストーリーに引き込まれてます。以下ネタバレ全開で行くので万が一見る方はご注意ください。
8章前までは桐生ちゃん含めてハワイで楽しくやってて、ストーリーも序盤の浅いところだけだったんでいろいろ横道逸れていられたんですが、9章の花輪さん死亡で初めて「え……」って声が出てしまいました。7外伝で人気出たキャラだっただけに千歳にヘイトいくやろなぁと思ったら、やっぱチラチラ千歳のせいでって声がネットにあったのでさもありなんと…
裏切り者は龍が如くのお約束で、千歳は今回コイツ裏切ってます感すごかったから驚きはないんですが(エイちゃんも同様)仲間キャラであるって一点で花輪さん好きな人にはかなり受け入れられない立ち位置なんじゃないかなと思いました。
その分、徹底してヘイトコントロールはしてたなと思いました。トミーに「あいつが早く言えば花輪さんは死ななかった」とか、バラしてから一人でエイちゃんの場所突き止めてラニを引き出させて、そこで腕切られたりボコられたりとか。ただ個人的に「脅されてた」という内容が想像してたより軽かったのでちょっと同情するには弱いなーというのも本音。もっと早く声上げてたら茜さんもラニも無事だっただろうし花輪ウォントーもまた…と考えると、確かに全面的に許すという気持ちになりにくいかなーと。
それまでは割と一番への恋を応援というか、好きになるよね〜と思ってたんだけどこの展開では成就はないなと確信。むしろサッちゃんとは桐生ちゃんのアシストもあって結ばれそうな気配がしてきましたな。まぁ私としてはサッちゃんとってのはあまり歓迎してないんですけども…
そしてハンジュンギまだ仲間になってないんすけどちょっと仲間外れすぎて可哀想ね…ソンヒが出歩いている以上お留守番は仕方ないのかもだけど。仲間になったら一緒にハワイで遊ぶんだ…趙もハワイ行こうな。
そしてこれだけは書いておきたい。趙、一番の家で一番の手作り肉じゃが食ったんかい!!!!!本編で裏の人間だから〜みたいな感じで序盤出なかったくせに仲良すぎでしょ!!!!!宴会トーク最高かよ!!??!?!
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2023年9月28日(木)
午後半休を取る。イ・チャンドンデー2日目。きのうは、「オアシス」が素晴らしかったので、続けて『イ・チャンドン アイロニーの芸術』も見たのだけど、これは、全作品を見たひとが見るものであって、見てない作品があるわたしにとっては、盛大なネタバレであった。今日は『ペパーミントキャンディー』を見る。主人公ヨンホを演じるソル・ギョングが「オアシス」と全然違う人に見えて、すごいとおもう。主人公ヨンホの過去を(20年前まで)少しずつ遡って見せていくという枠組み。起業したヨンホや、警官時代のヨンホは嫌なやつすぎて、特に警官時代に共産主義者とおぼしき容疑者に対して拷問するシーンは見ていられない。韓国の軍事政権時代の拷問シーンはどれも辛い。下着姿の容疑者の手足を拘束して、水槽の中に頭を入れる。気絶しそうな瞬間に引き出して、意識を確かにした上で、また息をできなくする。電気を流す。電圧をどんどん上げていく。失神しても、また意識を回復してまた電流を流す。即物的な暴力がいとも簡単に思想を超えていくシーンは見ていて、辛い。韓国の、南北問題、軍事政権時代、民主化運動、光州事件が残した、 いつまでも消えない傷、様々な形で後世に残っている影響、みたいなものを感じる。やはりというか、ヨンホの過去は光州事件まで遡るわけだけど、その時、たまたま兵役だったせいで、権力側にいることだってあったんだな、いつも民主化運動をしていたほうからしか見たことなかったけど、権力側にも、たまたま、そっちにいた末端の人は多くいたんだろうな、と感じた。最後の最後、兵役にもとられておらず、警察でもない若かりし頃のヨンホが出てくる。そこには初恋の女性スニム(ムン・ソリ!)も登場。「僕はいつの日かカメラを担いで、名も無い花を撮り歩きたいんだ。」とヨンホがスニムに言うシーンで号泣。
「人生は美しい、だろ?」
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TRUMPseries memo 2
舞台TRUMPシリーズの感想など(自分用
TRUMP
ロゴの「T」ね・・・・
はじ繭で自分でコメントしながら気づいたんですけど…輝く「星」に手を伸ばしても、その「星」が今も存在しているかはわからないんですよね。輝いてる「星」は無くなっていることのほうが、、、
2015版うるは恐怖で暴れたくなる衝動をずっと抑え込んでたかんじがする、 d2、ほしひとつだと押し潰されまいと必死に恐怖をひとりでやりすごそうとしてたかんじ…
まりごでのうるをみるとやはり初演かd2うるがメインぽいけどおらついてるうるさん好きだな……
2015版、全員がおとなびてる印象あるな、、やはり……
「うる」の虚勢が暴かれてしまうのすごいな……でもやっぱオラついてる……
うーーでもそふぃにとってのらふぁえろが見れるの大きかったな……
2015版、私的にはさっぱりめなかんじがする(いまのところ)依存性がひくいかんじがする
2015版初見なんですが、ほしひとつ……のきゃすぱれなるほど……
ぼくはきみになりたいし、ぼくはきみできみはぼくなんだよね~~とぅるりばでみて
ぴーすぴっと版とらんぷ(とぅるーす)試聴中ですけど、こちらはいままで試聴した中でもとても冷静・理知的なくらうす、そふぃで……
これまでみてきたじんちゃんくらうすが「くるおしいほどのうれしさ」をにじませてたのにやまうらさんのくらうす、すさまじいほどに「狂気」はなってる…うわあ見れてよかった…うああ
箍が外れる、というか正気を保つにはあまりにも永すぎたのだな…というのがわかる……狂気に、繭期に、不安に、寂しさに呑み込まれて身をゆだねるしか…
だからこそいちど触れてしまった瞬きが恋しくて、手を伸ばしてしまって、いつまでもその明るさを見つめていたくて……っていうのが……
繭期の可能性を…拡大解釈してしまうから(オタクなので)、、ウルの「生」への強い執着を間近で見てたソフィが、永遠の繭期に閉じ込められたことによってソフィの中で「ソフィ」と「ウル」の境界線がひどく曖昧なんじゃないかと思ったりもしています、、だからキャメリアは「ウル」にはなれない
満を持してfemale版冒頭みてるけどこれがあった上でのリリウムなんですね…
LILIUM
歌唱力に不安がないってとてもみやすい……ひぇ……
少女純潔にも意味あるよね……あぁ……えっ……あーーりりうむ最後の最後でやっっっばいわ……途中まではそうだったのか……って見れたけど……最後で……
あとあれ、ダンスの立ち位置ね、センターね、そうねあーね、
ウッ……リリウムの歌やっぱええな……3回目なのにどの曲もフレーズ覚えてる……
ファルス、いろんなネタバレとかよんでダブルミーニングだと思ってたんですけどどっこいトリプルミーニングだったたすけろ。 昼顔、男性性、茶番(まねごと) 花の種類、女性が演じる男性、トゥルーの対 False bindweed、phallus、farce
庭師の話をどこで知ったのかがずっとひっかかってるけどだれかが教えたとか小説とかにあったのかなぁ…ウーン、記憶共有とかはないとおもうしなぁ
娘。を少しだけ知った今だとチェリーとシルベチカがだーさくなのがさぁ…ねぇ…
ちぇりーとしては二輪咲きが最大手ですので
とらんぷ、すぺくたーって平均年齢それでも若いけどりりうむなんてよもや平均年齢が「幼い」のに熱量がほんとすごくて時空ゆがませて現地で浴びたい…歌の力もあるかもしれないがそれでもほんとりりうむすきです…ぐらんぎにょる、まりーごーるども圧巻なんですけど少女たちの残酷劇に魅了されます
いまさらだけれどうるとりりー・すのうって首元リボン…では
ちぇりーだけ丈がちがうからしるべちかなんて~のときとか皆とひらみちがうのいいね…と眺めたりしてた
りりうむはアイドルが演じること、少女が演じることの倒錯感。彼女��ちのビジュアル、演技、歌。衣装とダンスのギャップ。どこをとっても最高すぎてすきです……
えっりりうむきゃすぱれしるべちかとまりーごーるどシンメじゃん・・・・
しるべちかのこと思い出してチェリーが特攻してくのほんと二輪咲き案件ですわアツい
SPECTER
名前……名前どういう意味あるの…………
え、ねぇ、もしかしてある意味「名付け親」ってことなの…?あってる?あとで考察まとめとか読む…
人の檻の表現がとらんぷしりーず似合いすぎているので多様してくるの嬉しいし、このきゃすぱれそもそも「全て」すぎて……
すぺくたのやまうらさんくらうす、ぴーすぴっと版見た後だとすごい蛻なのわかる…
グランギニョル
マントがばさーッていうよりするする…って翻ったと思ったら元に戻るのとてもよい…
みはじめてすでにすぺくたー見直さないと…って
倒錯しすぎ
はぁああああ…ウル…アンジェリコ… ソフィとウルもあれだし、アンジェリコとラファエロの性格付けとか…ちょっと待ってくれよ
グランギニョルの幕は降りても「グランギニョル」は永遠になってしまったのほんと……ほんと……生まれ変わっても続いてしまう……
「ウル」≠コクーンということ……?
ああ、でも、ほんと…ソフィとウル…「僕は君になりたい」の一言が重い
ア…ア……とらんぷとぐらんぎにょるのラスト……ア……ウル……
残酷劇だけどぐらんぎにょるもとてつもない愛の話だよね
りりうむ→ぐらんぎにょる/まりごだとファルスで混乱を見れるのがいいのよね……ふぁるすを理解したうえでのりりうむは理想郷…(噛みしめる)ってなる
とらんぷのラストの構図とぐらんぎにょるのラストの構図が皮肉。
マリーゴールド
これりりうむ…といっしょのとき…? りりうむ、というより二輪咲きの頃か…
色的にはすぺくたーにちかいけどセットはりりうむににてる……ヒッ…
あ~~~歌劇のりりうむに歌劇のまりーごーるどってそこも対称なんて…そんな…
まって…「ダリ・デリコ」を愛するあゆさんの役……ウソ……もうやめて…すでにライフはゼロよ…
みんな愛してあげる、泣かないと決めた→夢の中で~、まるで死んでるのと同じ、いつも泣いてばかり→そんなわたしを生かしてくれた、もう泣かないと決めた…に
んダリ様・ダリちゃんを知ってるみっちゃんがやってたのか
まって、あゆさんの役がダンピールなんていなければ!っていうの…???まってよ!!!
作品超えてのとぅるりば的なことになってるようにも感じる…
僕たちのクラン、理想郷、同じ夢を見よう
共同幻想ユートピア
遠い昔の自分を見ているようだ、時よ止まれ君に永久の美しさを
これまでほかの作品ではとらんぷのセリフが散りばめられてた感じだけどこれはほんとリリウムのセリフばっかりだ
永遠の繭期を拒否するダンピール
僕は君であり、君は僕だからだ
手に触れて、微笑んでくれる、命の意味を与えてくれる、ひとりじゃない
すべてのセリフがこれまでの作品につながってた、応えてた、明かしてた…ムリ…なんだこれ…生で見たかったけどおとなしく見れなかっただろうから見なくてよかったわ、、、なんやこれ…なん……
まりーごーるど見たひとはりりうむ見るべきだし、りりうむ見た人はまりーごーるど見るべきだし、二つを繋ぐ二輪咲きは大切(だから円盤復刻して)
りりうむ以降の作品は、りりうむ楽曲がキーになりすぎててしんどいわありがとう
マリーゴールドも残酷なまでに愛の話。
マリーゴールド、言うなれば全編リリウムでできてます(語弊)。でもマリーゴールドを先に見てる人にとってはリリウムが全編マリーゴールドでできてるんだろうな。
そふぃががーべらに、ぼくはきみできみはぼく。まりーごーるどがふぁるすにあんたもわたしとおなじ。
cocoon
月だからアンジェリコかラファエロ……で、星だからウルなのか……?もしくはデリコ兄弟?いやあのどっちにろ……????ここほんと複雑すぎない?実義……歪んでるから…
だりちゃんとげるはるとのありかたがそのままあんじぇることらふぁえろにみえるやん……まだこくーん見てないからよ……予想……
ほしひとつたのしむには2015版のが最適かしら……きゃすと的にはd2りばかな……
でぃーすてばんのマーブル公演ふるでみたいよ~~ほしひとつマーブルじゃん……
月の翳りみた、、、「ウル」に奪われてしまったふたりがほんと………星ひとつみる
月の翳りはのぶれすおぶりーじゅと長男であること、兄であること、ライバル、友情、思春期の憧憬、に繭期がガッチャンコ!てなかんじで、前後がすぺくた/ぐらんぎにょるととらんぷ/繭星に挟まれた束の間の青春劇
薬にウルと名付けたって、永遠を共にいきる友は「ウル」であってほしいということか。 もしくは「ウル」に永遠をあげたかったのか。ああ、、星。
トランプに「ウル」の永遠を望んだのにね。
こくーんというか、繭期の繭は自分的には蚕の繭だと想像してるので、トランプシリーズの吸血鬼たちはとらんぷによって左右される(社会/宗教/繭期ほか)飛ぶことのできない蚕たちかな、などと。羽をもがなくとも飛ぶことはかなわない。 なんならとらんぷが養蚕家てな訳よ(語弊)
繭月、花弁どばーからのカーテンコールたまらないものがあると思う
黑世界
りりーもまた「とらんぷ」って呼ばれてしまうのかな…王冠……
りりうむ見てから、ずっと、ずっと、、少女純潔を聴き続けていたから……ほんと……
まってくれまってくれまってくれ日和のはじまりまってくれまってくれ散々聴いたリリーの声
枯れることなく咲き続ける「花」よ、君のことを思い(枯れゆく)僕は、、、って意味含ませてきたよね……???
夢の中で夢を見てはいけないでは???? 枯れることなく咲き続ける花よ、君のことを思い僕は眠ろう、では????さすれば僕は死の寝床で「君の夢」を見よう…では????
永遠の繭期の終わりと少女純潔………
僕はウル、、、
日和の章は第4話のさやしりほの体の使い方をみてくれ……
マジで、リリーにチェリーがいるのが…くっそ~~~~~てなるんだよね、スノウじゃないんだよね、、、チェリーなんだよ。。。 チェリーは名言されてないけど、そこがマリーゴールドとチェリーの差であってリリーにとっての友達だったのかなあとも思ったりしてなんたり。
ヴェラキッカ
セクションとしては別なのは聞いてたけどなるほど〜でした喜劇正直残酷劇を覚悟してみてたから喜劇だったな!という気持ちにさせられてるんだが………
本軸のファルスさん、自分の共同幻想との違いを見せつけられて可哀相に、、、となるなど ※ファルスは見てません※現時点での情報では※今後伏線としてどこかしら使われたらこの喜劇もとんだ道化になるのよね………
にしてもノラさまファッションショーだったな!
ーーーーー
とらんぷしりーずは吸血ものでありながら実際には「血」は求めてないところがとても好きだなァ…(食用のものが出回っているため)「噛む」ことには意味があるけれども。さして「人間」と変わらないのが良い。
あぁぁぁ………こんなに祈りを捧げてたんですか……?(歌詞の訳を見ながら)
みんな僕は君で君は僕だからさ~~~
りりうむ白→黒もだけど、すぺくた赤→こくーん白→黒世界黒なのもうわぁってなってる
なんでもかんでも伏線に関しては…でもそれこそ現実だよな、とおもいますね。バタフライエフェクト…
とらんぷしりーず、とらんぷだけみると結構予想通りなかんじな方もいるんですけど、とぅる→りば→他作品って手を広げてくと、おうおう待て待てそんなことあ……る????何でもかんでも伏線にしやがって!!!!!!ってなります(当社比)
りばはゆがみ・・・・・
どうしても初めて見たものが親なのでわたしのとらんぷはあくまでもtruthであって、、、すえみつおじさんのインタビューでreverseは歪みともいってて…なので三津谷がそふぃを演じ続けるのがうるにとっての「ぼくはきみで、きみはぼく」
りばが「歪んでいる」とすれば、そふぃの演者がりばのそふぃ演者で続投されいていることに意味を見いだそうとてしまう自分がいる。もちろん諸事情によるものだろうけれど。いま見せられているそふぃあんだーそんの物語は、そふぃへと転生したうるの物語なのではないかと。
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鎖が見える話
このジャンルでははじめまして。京と申します。
面白いくらい華麗なる沼落ちを決めました。
・2章ネタバレを含みます
・モブがでしゃばります
・鍾空は匂わす程度
大丈夫そうな方のみどうぞ!
***
往生堂。璃月の人間で、その名を知らぬものはいないだろう。人の死を送るもの、すなわち葬儀屋として璃月に名を馳せるそれは、常に死の匂いを纏っている。
そんないかにも重々しそうな往生堂という葬儀屋は、その実ひどくちぐはぐなのだ。間違いを恐れることなく口にするのなら、少女と若い男。順当に考えればこの若い男こそが堂主かと思うものだとは思うが、なんと堂主はむしろ少女の方だという。聞く話によると若い男の方は客卿だとかで、博識で聡明なのだとか。
――と、長々と語りはしたものの、俺にとっては全く関係の話だ。というのも、俺はこの商業の国璃月で生まれ、育ち、人並みに食べていけるくらいの商人として恙なく生きているだけの人間なのだから、まさか往生堂などという物騒で奇天烈な存在とお関わり合いになることなど万に一つもない。よもや、自分から死の気配が漂う場所に足を踏み入れるなんてこともないだろう。そう考えるくらいには、俺は自分のことが可愛く、この命を大切に生きてきた。
なにせ往生堂には、不可解なことが多いのだ。堂主が幼さの残した少女であるということが何よりの原因かもしれないが、不思議なことに専ら璃月においてその評判は決して悪いものではないからますます不自然だ。自分の商人仲間のなかには客卿だとかいう若い男と話をしたやつもいるものの、俺からしたら得体の知れないやつには変わりない。つまるところ、俺にとって往生堂という場所は――いや、そのものが危険の象徴だったわけで。
「で、なんで俺なんすか」
「う……それはその……」
ついてない。今日は本当についてない日だ。3年間付き合っていた彼女には「甲斐性がない」と振られるし、やさぐれて飲み屋で飲んだくれていれば金はスられるし。どうしようもなくなって掃き溜めみたいな裏路地で、これまたボロ雑巾よろしく転がされていれば、頭上から降りかかる女の声。つい数分前まで悪態をついていた神とやらに感謝し勢いよく顔をあげた先にあったのは天使のような顔だち。
しかしながら非常に可哀想なことに、瞬時にして舞い上がった俺のテンションは彼女の「あの、これを渡してくれませんか!」という言葉で一気に急降下することになる。
「と、とにかくこれを往生堂の鍾離さんに渡してほしいんです!」
「いや、自分で渡しましょうよ……」
恥じらう姿は非常に可愛らしい。非常に可愛らしいのだけれども、どうしてその大事な大事な鍾離さんとやらにその姿を見せてやらないのか。鍾離、という名前に聞き覚えないが、おそらくあの若い男のことだろう。涼しげな顔立ちでいかにも女性の人気が高そうだ、なんて思ってしまうのは彼女に振られたがゆえの僻みだろうか。
「よろしくお願いしますね!」と手渡された小包の包装を見て、それがただの贈り物だと思うほど自分は鈍感ではないつもりだ。その恥じらいを見るに、いまだ片想いというやつにちがいない。とはいえ、どうして自分が振られたその日に赤の他人の恋のキューピッドにならねばならぬのだ。はあ、とため息をついた俺に答えたのはもの寂しい風の音だけだった。
***
隣国、自由の国モンドではかの慈悲深き風の神により自由の風が絶えず吹いているという。となれば生粋の璃月人である俺にはまちがいなく我らが岩王帝君のご加護をこの身に受けているに違いない。実際自分達商人がこうしてこの場所で飯を食っていけるのは、魔神を鎮め璃月港を開いた岩王帝君のお導きあってこそなのだから。
とはいえ、たかが人類、それもちっぽけな個人に向けられる加護など到底有るはずもない。矮小な人間の根底にあるそんな願いを知ったためかどうかは定かではないが、ともかく我らが岩王帝君は神の座を降りられたという。となればもともと雀の涙ほどしかなかった俺の運とやらは砕け散ったも同然で、どうしても往生堂に行かなくてはならないことを俺は悟った。なんだかんだ言っても結局のところ、うら若き乙女の可愛らしい頼み事を断ることができなかったのだ。男だから。
往生堂、という名を耳にしたことはあれど、その場所に足を踏み入れたことのある人間は一体どれほどいるのだろうか。ぎい、と軋んだ音を響かせる扉を開くだけで心臓が口から飛び出そうだ。やっぱりこんな頼まれ事、俺じゃなくてもいいだろう。さっさと商売仲間にでも頼んで帰ってしまおうか――。ふと頭をよぎった考えがその体積を膨らます前に、それは目の前に現れた。
華美。口にするなら、その一言に尽きた。きらびやかな照明に照らされ輝きを増す、調度品の数々。おそらく商人でなくても一目見ただけで値段の張るものだとわかるだろう。岩王帝君の岩元素の金色と、璃月ならではの赤を基調としたその場所は、古くといえば古く、けれども決して古臭くはない。華美ではありながら、どこまでも上品であり、璃月の歴史を体現するかのように鎮座していた。
「すげえ…………」
言ってしまってから、はっと口を押さえる。幸いなことにあたりに人の姿はないようで、きょろきょろと周りを見渡してようやく息を吐いた。
「こんな場所で葬儀の話なんかするのか……」
「それが堂主の望みだな。生者も死者も平等に、心から満足させる」
心臓が口から飛び出る、という言葉はきっとこのことを指すにちがいない。びく!と思いきり肩を揺らしてしまえば、声を掛けた男は「すまない」と口にしながらその姿を現した。
「鍾離という。葬儀の話か?生憎だが今堂主は外に出ていてな」
なんだこのイケメン。遠目で見たときも相当な顔の整い具合だとは思ったが、近くで見るとその桁がまるで違う。思わず口をあんぐりと開けてしまった俺を笑える男はこの世にいるのだろうか。
「……それは?」
「あ、いやその、」
鍾離の目が小包へと向く。これではまるで俺がこの鍾離とかいう男に持ってきたみたいではないか。冗談じゃない。どう弁明しようかと考えを巡らせていると、鍾離が口を開いた。
「堂主への贈り物か。ふむ、俺が渡しておこう」
「あ、ありがとうございます……」
すまん、名前も知らぬ乙女。
もはや記憶も朧げな少女の顔に心の中で謝罪をしながらおずおずと鍾離に小包を渡した。
「………………?」
その瞬間、不意に指先に電流のような小さな違和感が奔る。静電気だろうか? だとしても妙だ。そんな季節じゃない。おかしい。そう思って鍾離に視線を向けるが、別段変わった様子はない。涼しい顔で小包を受け取った鍾離の指先を見て、俺は目を丸くすることになった。
――なんだ、あれは。
それは鎖だ。黄金の鎖。岩元素の光を宿した、鎖。
服の黒さに紛れるようにして、けれどもはっきりと黄金の光が浮かび上がっている。指先から絡みつく鎖は手のひらから手首へと繋がって、片腕全体を覆いつくしている。思わず目を擦ってみるものの、その鎖は消えることなく目の前にある。
おかしい。おかしいのだ。俺の記憶が正しければ、そんな鎖のようなものはつい先ほどまでそこにはなかったはずだ。幻覚だというにはあまりにはっきりと見えているそれは、もはや俺の目には不気味以外の何物にも映りはしない。というかそもそも、神の目を持たないただの凡人である俺に元素知覚などできるはずもないのだ。
「? どうかしたのか?」
指先を注視し続ける俺の視線に気付いたのか、鍾離が鎖の巻き付いた片腕を持ち上げて視線を落とした。その途端、鍾離が目を丸くする。まるで、自分に鎖が巻き付いているという事実に気付きもしなかったといわんばかりの表情だ。かと思えば、鍾離は目を細めてひどく嬉しそうにうっとりとした微笑みを浮かべる。それは男の俺でもうっかり見惚れてしまいそうな、どこまでも色を含んだような微笑みで。
「あ、あのじゃあ俺――」
これはまずい。なにがまずいかうまく言葉にできないが、本能がまずいと警告をしている。そう思い口にした言葉は、鍾離に遮られた。
「そうだ。折角だから茶でも飲んでいかないか? なにせ堂主がいないと暇なものでな」
ただでさえ慣れない場所だというのに、こんな人間離れした顔立ちの男と話をしていたら気でも狂ってしまいそうだ。丁重に断ろうとしたものの、どうやらすこぶる機嫌のよろしいこの鍾離という男は既に茶器を準備しはじめていたのだから、俺に断る余地なんてものはきっと最初からありはしなかったのだ。
***
何が楽しいのか、鍾離という男は俺の話を聞きたいようだった。正直こんな凡人を極めつくしたような人間に対し本当に何が楽しいのかという感じはするものの、鍾離は邪険にすることもなければ、むしろ極めて真面目に俺の話を聞いていたのだからわけがわからない。
とはいえ居た堪れないのは事実で、俺としては一刻も早くここを出たいという気持ちに変わりはなかった。確かにこの場所を訪れる前とのイメージは大分変わったとはいえ、こうも非日常が続くと逃げたくなるのは人間の性と言うものだろうか。
出された茶に口を付けて、ちらりと鍾離を盗み見る。こうも人間離れしたほど整った容姿だと、もはや嫉妬の情すらも生まれないのだということを俺は初めて知った。朱色で鮮やかに模様が描かれた茶器の中では、薄紅色に色付いた蓮の花が浮かぶ。なんというか、絵画の中にでも迷い込んだ気分だった。
「あの、お手洗いをお借りしても?」
「ああ。突き当りを左手に行けばいい」
くらくらする。足元が覚束ない。立ち込める花の香りに充てられた俺に必要なのは、一度冷静になる時間だ。そう思い席を立てば、やたらと長い廊下が俺を出迎える。ここに足を踏み入れた当初から思っていたが、やけに格式が高い。鍾離という男からも窺えることだが、随分と金を持っているように思われる。
「なんでこんなことに………」
突き当たりを左。鍾離の口にした通りに足を進めていれば、ふと大きな扉が視界に入る。その扉は通り過ぎたどの部屋の扉よりも大きく、一目でここが往生堂の中で最も格式高い部屋だと思われた。
「………………………」
何を血迷ったのか、俺は扉に手を伸ばす。言葉にするのなら、それは好奇心だ。往生堂の中で最も豪華な客間が、一体どんな場所なのか。そんな危険な好奇心に肌を粟立たせながら、扉をそっと押す。鍵は掛かってないのか、ぎい、と少し軋む音を立ててそれは開かれた。
「………せんせい?」
目に移ったのは、金色。岩元素の光にも似た、光を反射してきらきらと光る金。
せんせい、と小さく呟いてこちらを振り返った少年の姿に、俺は見覚えがあった。いや、見覚えどころではない。この国で彼を知らない人間なんて果たしているのだろうか。七星と共に璃月を魔神から救った英雄、異国か���の旅人。そんな彼が、どうしてこんな場所に――、
そこまで考えて、はっとした俺は弾かれたように走り去った。気付かれた。見られてしまった。ただ招かれた立場でありながら秘密の扉を開けてしまったのだ。
これがあの鍾離という男にもしバレてしまったのなら。そう考えると、背筋が凍った。数分前の好奇心と高揚が嘘のように、焦りだけが体積を増して脳を埋め尽くしていく。もはや鍾離の元に戻る気にすらならない。往生堂の玄関を抜け、往来に出ても尚俺は走った。どこまでもあの鍾離という男の影がちらついて離れない。
見てはいけない光景を見てしまった。そう確信するほどに扉の中は異質で、まるで宝箱にも似ていた。そうして、俺は本当に厄介なことに、その宝箱の中にある中身を知ってしまったわけだった。
***
自分史上最悪な1日を過ごしてから数日、往生堂の人間から社会的に殺されるのではないかと怯えていた日々も過ぎ去り、ようやく何の不都合もないことを悟った俺はきわめていつも通りの日常を送っていた。
「まいどありがとうございました〜!」
去っていく客の背を見送りながら、いつものように声をかける。商売も順調。これといった稼ぎがあるわけでもないとはいえ、食べていける程度の稼ぎはある。あの日振られて以来彼女こそはまだいないものの、それでもこの璃月の中では幸せだといえるだろう。
ふう、とひとつため息をついて、軒先に並べた商品を見下ろす。日も落ちてきた。そろそろ店仕舞いの頃だろう。あたりの同業者たちもいそいそと後片付けを始めている。そうしてふと視線を向けた先に、彼はいた。
太陽に反射する金色の髪。どこか異国めいた服装。見ればわかる。ここの人間なら誰でも知っている、璃月の英雄。異国からの旅人。そんなことは知っている。けれども違う、俺が言いたいのは、そんなことじゃない。息を呑んで、目を見開く。言葉が出てこない。
視線の先にあるのは、鎖だ。黄金色の、岩元素の鎖。あの日、往生堂で鍾離とかいう男に見たものと同じもの。ただ明らかに一つ違うのは、その鎖の量。
――あれは、まさか。
何をどこまで拗らせたら、これほどまでの鎖が体に巻きつくのだろうか。それはもはや、鎖の塊のようにすら見える。幾重にも巻かれたその鎖の隙間から、辛うじて服が見える程度だ。いかにも実物のように見えるそれは、光に透けていて実物ではないことがわかる。だからこそ余計に奇妙だった。周りのどこを見渡しても、こんな鎖のようなものが巻き付いている人間なんかを目にしたことはない。たったひとり、往生堂で出会ったあの鍾離という男を除いては。
「あ、あの人」
「え」
俺の視線に気付いたのか、ばちりと目が合ったかと思えば旅人は俺を指差す。それに釣られるようにして、ふわふわと周りを飛んでいる小さな生物がこちらを振り向いた。
そこで俺は初めて、英雄さまの顔をはっきりと見ることになるのだ。太陽に反射した金色の髪に、英雄という言葉からは遠く想像が及ばないほどに幼げな顔立ち。璃月では目立つ、異国情緒めいた装い。それから――それから、首筋に赤く残る色濃い情事の痕。
「――――っ、!」
どきり、と心臓が跳ねる。生々しさを感じさせるその色は、幼げな顔立ちにはひどく不釣り合いかと思えば、かえってぐらぐらとするような倒錯的な魅惑を生み出している。ただその首筋に深く絡みつく金色の鎖だけが、こいつはやらんぞと言わんばかりに牽制していた。
「知り合いか?」
「うーん、前に先生のところで見た気が」
訝しげに首を捻る少年の姿見に、俺の何かが壊れていく。心の臓が、もはや自分のものだとは思えないほどにうるさくてたまらない。鎖も、その上につけられた情慾の痕も、何ひとつほかの人間には見えてないというのだろうか。そうだというのならどうして俺だけこれが見えているのだろうか。
(――――――あ、もしかして)
俺の脳裏にちらついたのは、鍾離という男。喪服めいた出で立ちでその指先から手首に金色の鎖を絡み付かせた、あの男。愛おしむように、慈しむように、そっと鎖を撫でてみせたあの男。そういえば、あの男���瞳の色は――――、
「お兄さん?」
ごくり、と唾を飲み込む。平和な日常が戻ってきただと?馬鹿も大概にするべきだ。一体全体これのどこが平和なんだ?俺の様子を不安げに覗き込む旅人に鎖を付けた相手も、あの鍾離という男に鎖を付けた相手も、もはや口にするまでもない。ただ脳裏に浮かび続けるのは、あの男の金色の瞳。何一つ見逃さないと言わんばかりの、岩元素の色。
なんということだ。俺はきっと、知ってはならぬことを知ってしまったのだ。
***
「あら、こんにちは。またいらっしゃったんです?」
「呼ばれたから。先生は?」
「奥にいらっしゃいますよ」
にこりと微笑む受付の言葉に、空は歩を進める。向かう場所は奥の部屋。空にとっては最早通い慣れた、この往生堂でも最も格式高い場所。先生、と呼ばれた男は、滅多なことであの部屋に人を通したりはしない。その意味を、「先生」も「旅人」も、それから受付の自分でさえも知っている。はじめてこの場所を訪れた人間なら萎縮するばかりのその場所に、空と呼ばれる少年はなんの躊躇いもなく入っていく。その背中を見ながら、受付の女は呆れたようにため息をついた。
「まったく、怖いったりゃありゃしないわ」
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愛なのに
まずはじめに「その着せ替え人形は恋をする」を皆さん見てますか?2022冬アニメのラインナップで、ぶっちぎりで1番面白いです。まだ未見の方は是非第3話までチェックしてほしいですが、第8話が神回だったのでもう一気に全話見て下さい笑 アニメ化から原作コミックスの売れ行きをいかに伸ばせるかがここ最近のアニメのバズってる指数になってますが、特に"着せ恋"の売れ方は半端じゃなくて、1ヶ月で100万部伸びたらしいです。騙すつもりはないですが、騙されたと思って一度見てみてください。
さて、今回は先月末から公開された「愛なのに」について。城定秀夫と今泉力哉がタッグを組み、お互いが書いた脚本をお互いが撮影するという企画"L/R15"より生まれた作品です。今作は監督が城定秀夫で脚本が今泉力哉。まずは城定秀夫について。数多くのピンク映画やVシネを世に生み出してきた城定秀夫の作品の中でも「アルプススタンドのはしの方」はすごく良い作品なのでこちらもチェックしてみて下さい。そして今泉力哉と言えば世間的には「愛がなんだ」が代表作とされていますが、個人的には違います。僕は下北沢を舞台に男1女4の設定で描いた青春群像劇の2020年公開の「街の上で」が1番だと思います。
若葉竜也が演じた主人公の荒川青も最高でしたが、ストーリーの中で1番心を惹かれたのは中田青渚演じるスタイリストの"城定イハ"でした。穂志もえか、萩原みのり、古川琴音よりも圧倒的に中田青渚に1票でした。劇中で映画の撮影を終え、下北での打ち上げ後にイハちゃんの家に行って、ただ談笑する長尺ワンカットシーンは本当に良いので見てほしい。関西弁の女の子ってやっぱりいいよな〜とも思わされるし、なんといってもイハちゃんが可愛すぎます。このシーン以外にも全編通して散りばめられている今泉節も最高の作品です。
あれ?城定? 気になった方は流石です。この役名は今泉力哉が城定秀夫をオマージュした役名なのです。それくらいリスペクト強めな先輩後輩の2人が作る映画がつまらないわけがないのです。単調な流れでも会話劇が抜群に面白い今泉力哉の脚本力と城定秀夫のカット割がとてもいい塩梅でした。見終わっての感想を軽く伝えるならば、予告編を見て抱く期待値を余裕で超えてくる位面白かったです。
ここからは毎度お馴染みのネタバレ有りな感想で作品を振り返ります。多少のネタバレは気にしない方向けです。嫌な方は鑑賞後に読んでもらえたら嬉しいです。
主人公は瀬戸康史演じる古本屋の店主の多田(ただ)。年齢はもうすぐ31歳。その多田を一方的に好きになり、しつこく求婚を迫る女子高生の矢野岬を演じたのが、今ブログで三回連続登場の河合優実(もう確実にファンです) 岬が店内から一冊の小説を万引きするところから物語は始まります。万引きの理由は自分の名前を覚えてほしかった事と、多田が読んでいる本が欲しかった為。間違いなく可愛くないと絶対に許されない理由でした笑 その日を境にして店に来る度にラブレターを持ってきては求婚を迫る岬。そんな彼女を邪険には扱えない性格の多田。犯罪になりかねない歳の差がもちろん壁になってますが、もう一つの壁が多田の過去の恋愛でした。この微笑ましい冒頭の2人のシーンでがっつり心掴まれました。
瀬戸君はアイドル俳優とばかり思ってましたが、歳を重ねていい味が出てきてますよね。この作品でその先入観は払拭されました。それよりも、河合優実に言い寄られる多田よ、、ただただ羨ましいぞ笑
多田の忘れられない女性の佐伯一花(いっか)を演じたのが、ゲス極のドラマーであり最近は女優としても活躍中のさとうほなみakaほな・いこか。佐伯は多田が岬と出会った頃には結婚式を控えていました。その相手である亮介は、2人を担当してくれているウェディングプランナーの美樹と結婚式が終わるまでの期間限定な不倫関係にありました。この亮介が不倫をしている事は予告を見た時点で既にネタバレしていたので、こっちの話はどうでもいいから、もっと多田と岬のシーンを見たい!と思ったのが序盤の感想です。でも、一花が亮介の不倫の尻尾を掴んでからが、この映画の始まりと言っても過言ではないです。
不倫をした事をあっさりと認める亮介。相手は美樹でなく、過去に自分の事を好いていた人物であると嘘をつきます。謝罪されても腹の虫がおさまらない一花が出した結論は「私も同じ事していい?」でした。つまり一花も過去に自分の事を好きだった多田と寝てくると。ここら辺から亮介を演じた中島歩のポンコツぶりを発揮する演技は思わず笑ってしまう事間違いなしです。
多田をホテルに呼び出した一花。結婚式を控えた花嫁である事を多田は知っていて、「こんな事は絶対に間違っている」と一花の決意を受け入れません。そんな多田に痺れを切らし「じゃあ違う男とやる」と洋服を着始める一花を見て、男としてのプライドが勝ってしまい遂に決意が固まった多田。ちなみにこの時のコンドームの件は最高でした笑 エロVシネを沢山撮ってきた城定監督の濡れ場に対するこだわりは半端じゃなかったです。並の濡れ場シーンとは比べ物にならない位に。そして、その城定監督の期待に間違いなく100%応えたであろうさとうほなみの演技は必見です。
これで亮介とウィンウィンな関係に戻れると思っていましたが、一花は多田と会ってから表情が晴れないまま。あーやっぱり罪悪感が勝ってしまうパターンねと思いましたが、悩みの原因はそんなありきたりなものではなかったです。一花は多田とのSEXがあまりにも気持ち良すぎて忘れられなくなっていました。これだけ聞くとビッチで尻軽な奴ねとか、多田がとんでないテクニックの持ち主だったのかと考えてしまいます。でもそうじゃないのがこの脚本の面白い所。結論から言うと原因は亮介にあって、彼は超がつくほどSEXが下手クソだったのです。
その確信に触れるシーンは美樹との行為を終えた後にやってきます。男たる者、異性に言われたらずっと引きずってしまう「SEX下手くそですよね?」を美樹にマジなトーンで言われてしまいます。ここの掛け合いの亮介のポンコツっぷりは絶対に笑ってしまいます。その後、一花は多田との行為をアゲインしたくなり、もう一度だけ体を交わします。このシーンを見て僕はいやらしだけとは違う感情になってしまいました。鑑賞前の予想を大きく覆した中盤は完全に一花と亮介に話を持って行かれた展開でした。でもご安心下さい。ラストはちゃんと多田と岬のターンで幕を閉じます。
時は一花から連絡が来る前に戻ります。多田はいつもの様に岬から手紙を受け取りますが、その時は少し雰囲気が違いました。封筒の中には白紙の便箋だけが入っていて「多田さんの言葉が欲しい」と岬言われ、返事を書く約束を交わしました。でも16歳の女子高生に改めて何を書けば良いのか分からず筆が全く進みません。そんな時に一花からの連絡がありました。ずっと忘れられなかった相手と決着をつけた結果、多田は“愛”についての価値観が変わりました。岬に宛てた内容は、"これからも手紙を書いて欲しい。求婚をし続けてほしい。いつか岬の事を好きになれる気がする" その後、なんだかんだありながらも結婚する事を決めた一花から招待状が届きます。そして岬の両親が多田の家に怒鳴りにくる(当たり前)などあって迎えるラスト。
いつもの日課であるノラ猫のカンタにエサをあげている多田の所に手紙を持った岬がやってきます。親御さん問題は解決してないですが、こっそりとお店で会い続ける2人。一花の結婚式にはもちろん参列しなかった多田に友人が引き出物を渡しにやってきます。その中身は夫婦茶碗。その片方を岬にプレゼントし、「やった!」と岬が喜び幕は閉じます。
この後の展開は見た人に委ねる的な終わり方でしたが、僕はこの2人が将来結ばれる事はないのかなと。岬がこれから大人になっていく中で、色々な人との出逢いや価値観、世界観の変化が押し寄せてくるはずです。そして多田ではない別の誰かと結ばれた時には良き思い出の1つとして“ちょっと思い出しただけ”になるかもしれませんよね。この映画のキャッチコピーである「真っ直ぐで厄介で、否定できないこの想い」はとても素敵な言葉だなと見終わった後に思わせられました。
NARI
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21年3月4週目
とても元気になれない。疲れているし気分も上がらない。昇進の合格通知はもらったけど、それに付随して余計な課題が出たのもあってもう既に全く嬉しくない。
唯一私を解放してくれるのは映画だけ。映画最高。家のPCで見ると集中できない。最近1本一気に観たことない。途中で休憩入れちゃう。映画に没頭できるという意味では映画館は最高。
緊急事態宣言が解除され、映画館の終了時刻が1時間延びて、残業時間の天井が迫っていると上司に急かされ、時差出勤も幸いして久しぶりの仕事帰り映画。『まともじゃないのは君も一緒』を観た。好き!元々最近成田凌すごい、と思ってるんだけど、今回も大変良かった。イケメンとそうじゃないの間に絶妙に立ち、どの角度に振れても「そう見える」のがすごい。先日、バラエティ番組でモデル上がりみたいなこと言っていたけど、今彼がどんな演技を見せてくれるのか、というのが邦画を見に行く理由の1つになっている感じがある。映画は変人予備校講師の成田凌と「普通じゃない」「結婚できない」というワードの武器を手に入れて講師より優位な立場に立ち、それを利用して憧れの人の婚約を邪魔しようとする掛け合いラブコメ。なんかこの紹介の仕方だと悪意を感じるけど、それぞれに奮闘する様子や2人のやりとりは少し羨ましくなるほどに可愛らしいのだ。普通なんてものはあるようでなく、結局相手を思いやれるかどうかが大切だと言われているような気がした。
最近、『あの子は貴族』『まともじゃないのは君も一緒』『あの頃、君を追いかけた』と私の中で邦画が熱いぜブーム来ている。かなり俳優さんの演技力に魅せられている。(あの頃、君を追いかけたは台北の映画館で貸し切り状態で観た個人的エモエモ映画なのだ)あと初めて市川崑映画を観た。『恋人』結婚前夜に最後の羽伸ばしとばかりにはしゃぐバチェロレッテとその男友達。その終わりにはとても胸打たれた。とても日本的というかアジア的。少なくともハリウッド映画ではあまり見られない美しい展開だな。
そんなわけで特に観る予定じゃなかった『花束みたいな恋をした』を観に行くことにした。誰もが(というのは言い過ぎかもしれないが)どこかで共感せずにはいられない仕掛けの映画。これ本当におじさんが作った映画なのか?とびっくりしてしまう。出会いから話が盛り上がるシーンはちょっと羨ましすぎるが、特に別れに向かって突き進んでいくシーンも別れ話のシーンも理解できすぎるほどで、ずっと一緒にいるため、という目標もその手段も決して間違っていたわけじゃないのに、どこをどうしたら違う未来だったのか他人事ながら泣きながら考えてしまった。
みんなコロナ禍に溜め込んで溜め込んでいたのか?というくらい良い映画ばっかりで本当にびっくりするよ...
本当に映画を観ているときだけ嫌なことを忘れられるので、「映画のエンドロールが流れると死にたくなる」と『名も無き世界のエンドロール』のよっちが言っていたけれど、もうそんな感じの今日。
本も読んだ。『十角館の殺人』。最後の一言にどんでん返しとの話だったけど、読み終わって...?もしかして編集によって並び替えとか追加とかあったのかもしれないけど、少なくとも私が読んだ物のどんでん返しは最後の一言ではなかったとあとで気づいた。でも読んでるときは確かに衝撃を受けたけど、最後の一言を期待しながら読んでしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまった。森博嗣もそうだけど、キャラクターがアニメっぽいというか現実離れしていて(特に女性陣が)ちょっと苦手だった。でも過去のミステリ作家に敬意を持って作品を作っているのだなというのはよく伝わってきた。
『桜庭一樹のシネマ桜吹雪』もやっぱり彼女の書くエッセイ系のものは好きだなと思った。ただこの本自体はがっつりではないけれど、薄らネタバレも含んでいるので、薄めで読んで映画を観てから読む方が面白そう。
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- 花束みたいな恋をした -
普段、ラブストーリー映画はあまり観ない俺だけどどうしても観たくなって一人で観に行ってきた。想像よりも男性同士で観に来てる人が多くて、一緒に来ていない恋人や、片想いの相手、過去の人を思って観るのかなと少しばかり人間観察。
一言で纏めるとずっと暖色。オレンジ色。
今後観る予定の人もいるだろうからネタバレは無しに。観終わるまでは感情移入したり、二人の恋を客観的に観たりして楽しんでいたけど見終わった後に何故か過去愛した相手との日々をゆっくりと思い出して胸が締め付けられた。
まんま重なる部分なんて無かったけれど、最高潮の時間から段々とすれ違い喧嘩して、恋愛感情よりも情が生まれ楽な道を選ぼうとして。漂う甘い誘惑に寄り道なんかもしそうになる。
変わっていないと、その時は思っていても約2時間に纏められた5年間のストーリーは少しずつ歯車と共に噛み合わなくなっていって、そう気付いた頃にはもうあの頃のふたりには戻れなくなっている。
ありがちな話でありがちなストーリーだけど、だからこそ誰もが一度は経験した事のある、重ねて観る事の出来る映画だったなと。
基本的に映画はハラハラドキドキする様な、一気に抉られて疲れるような話が好きだったりするけど久しぶりにゆっくりジワジワと感情を締め付けられる映画に出会えました。
DVDが出たら買おうかな。
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Tumblr再開しようと思ったんだけど前のアカウントのアドレスもパスワードも全部忘れて新しくした
最近映画を見ても内容を忘れちゃうことが多いからなるべく書き留めたいと思います
昨日は花束みたいな恋をしたを見た(ネタバレです)
なんというか飲み会で「そっち系ね、こういうの好きでしょ?(笑)」って言ってくる人みたいな映画だった
最後の羊文学、長谷川白紙、崎山蒼志とかを出してくるところが新世代そっち系(笑)みたいな感じで描かれてて映画観たあとなんか意地悪されたあとみたいな気分になった
カルチャーマウント取ってると友達減るぞ!
サブカル(と言われる)ものが好きな男女が勝手に運命感じて結婚までいかなかった話
全てがずれて行った2人が別れようって言うタイミングだけ合ったのが皮肉だなぁと思った
ていうか作中で勿忘流れないんだ!!!
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感想『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 / My Impressions: Violet Evergarden The Movie
書いた理由と注意点
頭の中がぐしゃぐしゃなので、気持ちを整理するためにも書きました。
劇場版だけでなく、TV シリーズや外伝、原作小説のことも思い浮かべながら書いたので、もうよく分からない感じになりました。
ネタバレがあります。鑑賞後に読むことをおすすめします。
自分への慰めも多分に含んでいます(後半へ行くほど)。 関西弁も含まれます。
きれいな感想
作品として
ストーリー、アニメーション、演技、音楽、演出すべてが素敵だった。 全てのクオリティが高いからこそ、王道で普遍的な物語を表現しきれたように思います。
本当に本当に素晴らしい作品でした。
感じ取ったこと
大切な人に想いを伝えることの尊さが作品には溢れていた。
送り主がこの世にいなくても受け取ってくれる人がいれば、想いは繋がる。アンの母のように。
伝える方法は別に手紙じゃなくても構わない。電話でユリスは想いを伝えることができてよかった(アイリスとベネディクト、ほんまええ仕事したわ)。
大事なのは想いをちゃんと繋げること。道具はなんでもいい、手紙でも電話でも。 デイジーは電話もある時代の中で、自分が上手に想いを伝えられる手紙で両親へと手紙を書いていた。
このメッセージと同時に、受け取る人が今を生きていないと届かないんだということも理解した。 石立監督が「未来のひとへ」を何回も聴いていたというエピソードを聞くと、胸が苦しくなりました。
それでもその事実と向き合って、大切なメッセージを表現しようとしていたと思う。
彼女の人生
ヴァイオレットは本当にまっすぐに生きていった。
「あいしてる」という言葉があったから、彼女はこの人生を生きていっただけで、
「あいしてる」がなければ、真っ白な彼女はまた違う人生を歩いていたのかもしれない(小説を読むとなおさら)。
「あいしてる」は本当に彼女にとって生きていくみちしるべだったんだと思う。
彼女は代筆を通して、たくさんの人の想いを繋ぎ、彼女自身も成長していった。
彼女の芯はぶれることがなかった。ただ楽な生き方ができないだけなのかも。真っ白だし。
だけど、その生き様がたくさんの登場人物の人生を良い方向へ導いていったのだと思う。
きっと、島に移ったあとも、一生懸命働いたんだろう。
だから、記念切手にもなったんだろう。
だから、彼女がいない今でも、島の民家にリボンが結ばれたり、スミレの花が咲くんだろう。
エカルテ島が「国内」で一番手紙が多いという話が出たり、彼女が C.H 郵便記念財団の記念切手になったことを考えると、エカルテ島はライデンシャフトリヒと統合されたのかな?と思った。
映画の後でも、C.H 郵便社や TV シリーズの登場人物と交流してるといいなと思った。
(1 回見ただけでは、寂しさいっぱいで、そんな優しい未来を想像することができなかった)
自分はこの作品の何に感動したんだろうか
自分はこの作品で、依頼人の人生に思いを寄せては泣き、
彼女の成長を見て、親心のような感情になり泣いていた。
物語には生きることの難しさだったり、想いを伝えることの尊さが描かれていた。
どの物語でもそうだった。
伝えたくてもうまく伝えられない難しさ。
もう届かない想いを抱える辛さ、そしてそれを昇華させること。
送り主のいない世界から届く愛の言葉。幸せと届けること。
普遍的なテーマを代筆を通して描いていた。
代筆という仕事のユニークさがすべてを成立させていたように思う。
本当に良いモチーフだと思う。
演出について
気付かれないかもしれない細かな演出や設定や表現を積み重ねていくことで、作品としての説得力や重厚感が増すのだなと、TV シリーズを見て感じました。
自分なりにメモや気付きを書き連ねます。
パンフレットや舞台挨拶からも引用しています。
冒頭〜中盤
デイジーがアン役の諸星すみれさん
Extra Episode のイルマ・フェリーチェに最初気付かなかった
デイジーの時代は 60 年後の世界
郵便博物館 のおばあちゃん、ネリネ
デイジーが見ていた集合写真にテイラーがいる
集合写真はパンフレットに掲載されてるから、ゆっくり見れる
ヴァイオレットがいないけど、エリカは写っている。去ったあとなのかな。
ギルベルトを尋ねる前の「気持ち悪くないでしょうか」に成長を感じた
ラスト
最後の手紙を少年に託した後、ホッジンズより前を歩いていくヴァイオレットがとても印象的だった
ヴァイオレットが送ったギルベルトへの手紙の最後の一行が気になる
台本を当てるか、BD 特典などで手に入れば読みたいな
ヴァイオレットが船から飛び降りるシーンで「授けられた翼を羽ばたかせて、飛ぶことをやめないと約束しよう。ひとりじゃない」はずるい
再会シーンの演技は、原作小説に似ている
「あいしてる」と言っていない。手紙では言えるのに
エンドロール後のシーンは、原作小説下巻のイラストのような雰囲気
60 年後
デイジーの時代のエカルテ島に、ヴァイオレットのリボンが結ばれる風習があったり、ブーゲンビリアとスミレが寄り添っている咲いている様子があったり
パンフレットにある石立監督のイラストは移住後の様子。彼女の笑顔が柔らかくて良い���
京アニ映画 year 限定特典付きペア前売券 についてきたイラスト 4 枚は全部エカルテ島移住後のヴァイオレット
2019 年タペストリーのブドウ畑もおそらく
全体
海や水の描写が多い
ギルベルトが砂浜から島を見つめるシーン
ヴァイオレットが夜に屋根の上で海の向こうを見つめるシーン が印象的だった
背中を映すシーンが多い
タイムラプスの表現がなかった。時間が跳躍してないのだろう
その他
外伝監督の藤田さんの参加が原画のみ。気になる
街灯を見つめるおじいちゃんが持ってる長い棒はランプを取り替えるための道具か
曲の歌詞全てが刺さる
外伝と比較して
外伝の方が演出は見つけやすいように感じました。明快、爽やかという感じで。 同じシリーズでも監督が違うとこう変わるのかと驚きました。
石立監督の演出は、全部見終わったあとにじんわり、重たさを感じるような印象を持ちました。
反省とだらしない感想
ここからはだらしない感想を書いていきます。 言葉遣いも荒くなります。
自分は TV シリーズからこの作品が好きになり、アニメはもちろん、原作小説、特典小説を(おそらく)全部読みました。
そういうこともあって、過度な想像を抱いて劇場版に臨んでしまったように思います。
ごめん、ギルベルトがそんなに好きじゃないんだ
TV シリーズでは、ギルベルトは美化された回想シーンだけだったので、好感度プラスマイナスゼロだった。だけど、TV シリーズ後に読んだ原作小説で、ギルベルトにあまり好感を抱けなくなってしまった。
小説ではギルベルトは(劇場版でも)意固地で、ヴァイオレットのためとはいえ、自分勝手に見えました(もちろん、そこがかっこいいと思う人もいると思います)。
小説を通して、自分はギルベルトよりも、ホッジンズやベネディクト、リオンがヴァイオレットに見せる愛情に好感を抱いていました。親心や兄妹愛であったり。恋心であっても、リオンの内心の描かれ方の方が好きだった。
ギルベルトに好感を持てなかったことが自分自身の反省点でもあるけど 「ギルベルトじゃないと絶対にだめだ」と思えるようなエピソードがアニメでも小説でももっと欲しかった。
TV シリーズではギルベルトは美化されたまま終わり、小説でもヴァイオレットの性質上、たまたまギルベルトが主になっただけのように感じる。特典小説のようなディートフリートとの IF が成立して、特典小説にまでなるところを見ると尚更。
自分がギルベルトに好感を持っていれば、再会シーンをもっと感動できたのでは...と思う。
反省しています。
(小説の話)戦争が終わったあと、ヴァイオレットを大切に見守ってきたのは、C.H 郵便社の仲間なわけで。それなのにベネディクトにその態度はないでしょ、ギルベルトさんよと思うことがあったりで、印象が悪くなっていったんです。
小説ではギルベルトは、ヴァイオレットのために精神的に回復した状態で再会します。 だけど、アニメのギルベルトは弱さを残しています。 弱くないと、物語が成立しないからかなとも思う。 石立監督が劇場版でギルベルトが嫌われないように苦心していたのが少しわかる。
小説とアニメでは世界線が違う
そう、そもそも小説とは世界線が違うんです。
小説、アニメそれぞれの世界にしか存在しないキャラクターがいます。
両方出ているキャラクターでも設定が微妙に違ったりする。
だから、小説を読んで膨らませた想像は一旦端に置いておくべきでした...!!
ちなみに自分はこういう順番で準備してから劇場版を迎えました。
TV シリーズ
Extra Episode
外伝
原作小説 上・下・外伝
外伝特典小説、外伝 BD 小説
原作小説 エバー・アフター
劇場版
小説を読めば読むほど、ホッジンズやベネディクトが好きになった(えーギルベルト?ってなる)
特典小説のベネディクト、最高だったろ!?兄妹みたいだろ!?みんな原作小説も読んで!!
世界線が違うものという割り切りが、心の準備として必要でした。
物語を終わらせるためには、こうするしかない
小説の影響でギルベルトをあまり好きになれていない自分ですが、物語としては再会しないと終わらない。
〜〜〜〜〜〜
ヴァイオレットはギルベルトと再会するしかない。
そうしないと、物語は結末を迎えない。
↓
再会するためには、ギルベルトが生きている必要がある
↓
でも、ギルがヴァイオレットにすぐに会えなかった理由も必要になる
※理由は小説と大体同じ。
↓
再会するためのトリガーや心理描写、説明が必要になる(特にギルベルト側の)
〜〜〜〜〜〜
だから、再会シーンまでの段取りが必要になる。
そういうこともあってか、再会シーンの後の世界、エピローグについて物足りなく感じた。尺がほしい。
全てのカットシーンは意味のあるもので、これ以上切り捨てることはできないだろうけど、
時間を伸ばしてくれても構わないので、エピローグをもっと見たかった。
お別れの準備ができていない
正直、見ているこっち側の「お別れの準備」ができないまま終わってしまった。
膨らませてきた想像を消化しきれず終わってしまった。
(鑑賞 → 一人反省会 を繰り返すことで、心を整えてやっと落ち着いてきた)
花火のシーンはあれはあれで最高に素敵だったけど、C.H 郵便社のみんなの会話も無音ではなくセリフとして聞かせてほしかった(パンフレットにある Evan さんのインタビューでの解説を読んだとしても)。
ホッジンズとヴァイオレットの別れの抱擁くらいあってもええやん。
もっと続きがみたい
冒頭に「18 歳でドールを辞めて」と聞いて、すごくショックを受けてしまった。
「彼女の世界を広げるためにもドールの仕事は素敵な仕事で続けてもいいのでは」
「彼女の人生のために離れてたんと違うんか、ギルベルトさん」と思ったけど、
ヴァイオレット自身が選んだことなら仕方ない。
監督がやりたかった「彼女の人生を描き切る」という目標は、未来のデイジーが登場してヴィオレットの人生の軌跡を追う形で表現できた。だけど、デイジーのペースで、ヴァイオレットの人生がクローズしてしまった。
彼女が島に移り住んでから死ぬまでの余白はファンに残されてはいる。
だけど、お別れの準備も十分でない状態で大きな余白をもらって、呆然としている自分がいる。
救い
石立監督のパンフレットのイラストなど、移住後のイラストを見ることで、穏やかになる自分がいます。
KA エスマ文庫のキャンペーン小説ももう少ししたら届く! それを読んでまた気持ちを整理しよう。
気持ちの整理
物語は終わってしまうもの。
だけど、物語を通して感じた気持ちやキャラクターの生き様は自分の中に残り続ける。
気持ちの整理には時間が掛かるだろうけど、少しずつやっていこうと思う。
ヴァイオレットのようにまっすぐ、真っ白に生きることは自分にはできない。
だけど、時折思い出しながら、彼女に習って生きていきたい。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン、ありがとう。
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ラブ×サスペンスAVG『Collar×Malice』をやろう!①
オトメイトの乙女ゲーム、カラーマリスを買いました。以下、本筋に差し障りのない程度のネタバレがあります。スマートフォン版は2820円。全年齢。とても安いですね。今すぐ一日ご飯を抜いて買った方がいいです。何故なら、私が今すぐ誰かとカラマリの話をしたいからです。イラストの綺麗さはさることながら、何故か音楽をPlastic treeというバンドが担当しているため、曲のクオリティが高い。ノベルゲームは曲が良くなければ生き残れません。私は片仮名の名前に拒否反応が出てしまうので(もしものときに横文字の名前が口をついて出るとは思えないのです)、普通の名前が多い本作は有難い。
ストーリーですが、「サスペンスAVG」とついている通りです。いっぱい人が死にます。新宿が治安悪化により封鎖されているという設定で、時期が時期なのでロックダウンみを感じます。最近『MIU404』を観ているので以前より警察モノが楽しいです。アドニスというテロ組織が起こす連続凶悪事件を解決するため、鑑識や警察と協力する中で恋が芽生えて、という感じのお話。ギリシア神話のアドニスだから赤いアネモネの花がモチーフになっているようです。何故か推理力を求められます。何故か結構難しいです。殆どがバッドエンドに帰着するせいで、序盤で初対面のバンギャ地雷系女子に鈍器で殴られて死ぬルートもあります。(盛大なネタバレ) え~!最悪すぎる。なんで?乙女ゲームなのに焼死体の検分内容とか言われるし。
三章までプレイして(全6章)、推しは岡崎契くんという警護課に所属するSPで、顔が引くほど綺麗な男になりました。顔が引くほど美しいです。人形みたいです。声は梶裕貴。身長は175㎝(呪いのせいか私は175㎝の男ばかり好きになってしまう)、シルバーがかったホワイトに毛先がブラウンの髪と灰色の目をしています。頭脳派に見えるけど、フィジカルの方が強いようです。過眠気味で、明らかに銀魂の沖田のものをパクったデザインのアイマスクを使っています。一昔前のおじさんみたいなメールを送ってもきます。全体的にキャラクターはみんな頽廃的な、おしまいの雰囲気を漂わせているの��すが、岡崎くんはそれが重篤です。ストーカーっぽいし。束縛強いし。主人公に勝手に理想の姿を押し付け、勝手に命を懸け、その姿を守ることを強制してきます。病んでる。その異常な無私の精神と献身と行動化は、共感が持てます。彼には仕事でしか自分の存在の意味を確認できず、他人の命のために自分の命を懸けることでタナトスに打ち勝っているそうです。エヴァのアスカじゃん。私は『スーパーダンガンロンパ2』というゲームの狛枝凪斗という男にガチ恋していたことがあるのですが、彼にそっくりです。狛枝は才能がないと人間扱いしてくれない最低のサイコパスで、自分のことが大嫌いでした。他人を引き立てるために死ぬことも厭わない。岡崎くんも他人を守るために死ぬことを厭わないうえに自分が嫌いそうなので、そういう人が好きなのかもしれません。エロゲ『天使のいない12月』須磨寺雪緒エンドみたいなのを一緒に迎えたい。
岡崎くんはあまりの病み具合に色々と問題発言が多いのですが、これはネタバレになってしまうので書かないでおきます。是非プレイしてください。そしてカラマリの話をしましょう。
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TRUMPseries memo 1
ネタバレです。お気を付けください。
自分的メモなので箇条書きです
SPECTERスペクター
亡霊。クランから脱走した繭期のヴァンプの総称
メリーベル(アレンの子を身ごもっている)が村をつくる。
ダンピールのための集落
臥萬里…ヴァンパイアハンター。ノームの父。妻はリリー。本名はソフィ。
ガ・バンリ…ヴァンパイアハンターになる。元ノーム(名無し)が名前をもらう「ソフィ」の名をもらう約束ハリエットとクラナッハの子供であるソフィの名付け親。後にクランへとクラウスの監視役として。
クラナッハ…植物学者。永遠に枯れない花を作りたい。クラウスがTRUMPの血を提供している。アレンの子孫であるハリエットとの間に子を成す。→ソフィ。子猫を飼っていた
原理主義宗教…トランプに不死を望む。
トランプのために「心臓を捧げる」→トランプに捧げる悲劇<グランギニョル>、スティグマ<聖傷>
グランギニョル
繭期→トランプとの深くつながる時期。(トランプの影響を受けやすいと仮定
ファルス…トランプが生み出した不死のヴァンプの総称
イニシアチブ→複数人のイニシアチブを受けると発狂死してしまうが、稀に耐え抜くことができる。��力の上限突破が可能。「超」能力を得ることも。多大な吸血鬼のイニシアチブによって「不死」を目覚めさせることが可能。「不老」ではない。 しかし繭期の間でしか効果を発揮しない可能性が高い。つまり、繭期の間だけ「不死」
「コクーン」繭。繭期を増発させる薬。
ダリ・デリコ…「デリコ家」の呪い。
キキ…繭期の少女。「みんなまとめて愛してあげる」「泣かない」
ダミアンコピー…記憶をイニシアチブで繫いでく不死
TRUMP
ギムナジウム(中等教育機関:男子)クラン永遠の箱
クラウス…TRUMPトランプの不老不死の寂しさに気づいてくれたアレンを不老不死にしたい。→二人なら永遠も寂しくないアレンはメリーベル(人間)との間に子供を作り、不老不死を望んでいない。
「あの星にも手が届きそうだよ」→「星に手が届いた」
4000年後の手を伸ばすクラウスは…?ソフィの予知?
ソフィ…アレンの子孫。両親他界。不死を頑なに望まない姿をアレンと重ねたクラウスが不老不死にしてしまう。→永遠の繭期にとらわれることになる。この壮大な悲劇(グランギニョルの始まり。ヴァンプと人間の混血である短命なダンピールが不死になる。
冒頭もしかして:予知夢?
ウル…純血家系の貴族グレコ家の次男。(詳細:グランギニョル)ダンピール。繭期を生き抜くことができないこと:死への恐怖を嘆き、不死を求めトランプに憧れる。→実父からの呪い。「僕は君だ。」父の名前を継ぐ。ラファエロ・フラと異母兄弟。両親他界。ファルスが自らの血で作った不老の薬の名前。
マリーゴールド
ガーベラ…希望
マリーゴールド…絶望ガーベラの名を捨てる→母の希望を捨てる1度ファルスからの誘いを断っている「永遠なんてくそくらえ」<ファルスとの違い>親と暮らしていた。母(アナベル/アジサイ)と父(ヤン・フラ)に愛されていた。母のことも愛していた。→イニシアチブで記憶改変?削除?愛されていた記憶を消されている
ウルごっこをするふたりウル(キャメリア…イニシアチブによってウルごっこをさせられていたソフィ(ファルス…マリーゴールドに過去の自分を見る「遠い昔の自分を見ているようだ」「共同幻想ユートピアだよ」「僕は君であり、君は僕だからだ」「トゥルーなんかじゃない!僕はファルスだ!!」母を殺させてサナトリウムへ誘う 何か歌ってくれ→星の轍を歌うウル(キャメリア…
LILIUM 二輪咲き
サナトリウム(療養所)クラン 僕たちのクラン。ソフィによって作られた永遠の繭期、永遠の夢、理想郷(共同幻想ユートピア
永遠に枯れない花を探す庭師→ソフィは誰からその話を?
リリー 純潔/スノウドロップ 穢れなき心/昼顔(男性)あなたを見守っています/紫蘭 あなたを忘れない/竜胆 あなたの悲しみに寄り添う/シルベチカ 私を忘れないで/キャメリア(男性)常にあなたを愛しますチェリー 美しい精神/カトレア 好奇心旺盛/ローズ あなたのすべてが可愛らしい/ナスターシャム 困難に打ち勝つ/マーガレット 我が道を行くファルス…ウソ真似事/男性性、父性/昼顔 トゥルーに対して/女の子の中での/花
ファルス=ソフィ・アンダーソン、不死のダンピール
スノウ≒ファルスになる直前ぐらい、ファルスのイニシアチブが完全ではなくなっている。
マリーゴールドに「永遠の友」→永遠の繭期での「友」なのか、永遠を共にする「ダンピールだから」なのか
リリー…=ファルスになってしまったことで不老不死へ?→永遠の繭期 純血であるリリーのイニシアチブ>ダンピールであるファルス、ファルスと再会(もしくは夢)
マリーゴールド…ダンピール。貴族?のマーガレット+αのイニシアチブを握る。リリーだけが友人。手に触れて、微笑んでくれる、命の意味を与えてくれる、ひとりじゃない「誰も私を愛してくれない」→たったひとつの愛だけでいい(母からリリーへ 「もう泣かないと決めた」
シルベチカ…/リコリス(予知夢、2重人格?)「私たちは二人で一人」 チェリーと幼馴染・親友。キャメリアと恋仲の人格→リコリス(二輪咲きラストでキャメリアがリコリスのことをシルベチカと呼ぶ チェリーがキャメリアのことを好きだとわかっていたので人格を分けてしまった?永遠の繭期に気づき、自殺
チェリー…ドブネズミの匂いがする。ダンピールの話題に焦る→ダンピール?でもマーガレットにしかわからない?
ダンピールの匂いがわかるのは貴族だけ??血の濃さ?それとも繭期の能力?TRUMPだと周りの吸血鬼たちも臭いっていってる気が…?
スティグマ(聖痕)→原理主義者の教団がトランプへの贄として心臓をえぐる。「心臓を捧げよ!」不死実験でヴァンプを殺すこと→「ウル」で不老不死へとなることを「ウル」に適合する…?
Eli, Eli, Lema Sabachthani?「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」
「我は守護者なり!」ゲルハルト→フラ家シャド→ローザラファエロ→ウル→アナベルアナベル→ガーベラマリーゴールド→リリー紫蘭→クラン(サナトリウム
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「天気の子」を見てきました。
凄いものを見た
凄いものを見た
凄いものを見た
ゼロ年代オタクは見て
セカイ系をバックドロップで沈めにきた。
(上映直後のツイートより)
太刀川です。「天気の子」があまりにもすごかったので思いの丈を書かせていただきます。
以下、超ネタバレなので、見てない人は絶対に読まないでください。
約束だからねっ!
--------------------------ネタバレ----------------------------------------------------
セカイ系。ってご存知でしょうか。まあ、定義も色々ありますし、太刀川も専門家ではないので正確に説明できるかどうかは微妙なんですけれど、ボーイ・ミーツ・ガールで、少年と少女の関係という小さな問題と、世界的な危機がそのままリンクしているような、そんな感じの物語を想像していただければよろしいかと思います。
あの頃のPCゲームとかアニメとか、ゼロ年代とかまあそういうワードで代表されるような所でいろいろと作品が出てきたのですが、新海誠監督の今作、「天気の子」は真っ向からそれにチャレンジしてきた……と思わせておいてまさかのバックドロップでそれを沈めに来るという凄い展開を見せてくれました。
私としては「そう来たかァ~~~!!!」と劇場で思わずガッツポーズしてしまうぐらいインパクトのある出来事だったんですが、ただこれはかつてそういう作品、及び時代の空気を大量に摂取し続けた自分のような人間が見るから感動できるのであって、これを初めて見る人達にとっては「なんのこっちゃ?」と首をかしげてしまうだけの話かもしれません。
でも、そうやって狭い範囲に思いっきり全力でブチ込んできた監督をまずは称賛したい。スパァァンン!とドストライクで心のミットに収まりましたよ。
「世界」と「女の子」を天秤にかける。まあよくある話です。女の子は、自分の恋心と置き換えても良いです。で、結局女の子は犠牲になって、なんだかんだで世界は平和になって、めでたしめでたし。記憶とかいろいろ消えるけれど、転生したりして再び出会えるかもね。みたいなそんな感じの話があったとして、新海監督はそこに思いっきりタックルを噛ましました。
「天気なんて狂ったままでいい!!!」というセリフ、パンフレットのインタビューでも強調されていましたけれど、これまさにこの作品の真髄が詰まっていると思います。
そうです。世界なんて狂ったままで良いんです。世界のために女の子が犠牲になる必要なんて無いんです。ヒロインが望むこと、それが一番大事なんです。
しかし、そうなるとやはり気になるのは世界の方、「一人の女の子のために世界が正常でなくなっていいのか?」という疑問が湧いてくるわけですが、それを監督は「大体正常ってなんだよ!それは人間が勝手に決めていることだろ!」と力技でねじ伏せてきます。それがいい。
たしかにその通りなんですよ。ちなみにパンフレットだと「異常気象は人間の活動が引き起こしたもの」みたいな話も乗っていて、つまり「社会のために犠牲になろうとする女の子」というグスコーブドリの伝記みたいな話を、男の子が全力疾走でねじ伏せる話と置き換えてもいいでしょう。
今作はヤクザやら風俗店やらとにかくダークな要素が多い。ゲームで言う所の18禁ゲームの世界感を持ち込んできた感じ。これでやって大丈夫なの?と思いますが、今作の主人公もヒロインもどっちかというと貧困層なので作品的にはあっているかもです。デートムービーには多分向かないと思います。バニラトラックとか突っ込んでくるし。監督、「万引き家族」見ました?
以下細かいところの感想です。
・冒頭、病院で寝ている母親と、力を得るヒロイン。このモノローグは全般的に長い。おっと、一般的な感じじゃあないなと思いました。
・この母親は結局最後まで特に伏線回収もなし。前作の異様な脚本の作り込みに比べると今作は大事な所以外の解像度がめちゃくちゃ低い。力の配分を変えたような感じがします。
・力を得るヒロイン。廃ビルの作画が綺麗。
・場面変わって東京に向かう主人公、ほだか。ヤフー知恵袋に書き込んで状況を説明させるのはいい表現ですね。
・須賀さん登場、この作品で大人を象徴するキャラクターです。高校生にたかります。
・東京に来た少年は漫画喫茶に寝泊まりしながら職探し。でも見つからない。怪しげな風俗店のボーイになろうとするのも、家出少年のリアルって感じでいい。どうも今作は貧困からの性風俗みたいな生々しい話を多めに作っています。18禁のゲームっぽくていいぞ。
・新海ワールドにもヤクザは居る。コワイ!
・新海ワールドに突如出現したバニラトラック。すごいのがきたぜ……
・冷静に考えると性風俗産業のスカウトトラックが堂々と道を走っている現実の方が狂っている気がしますね。
・猫はかわいい(真理)でもあんまり活躍しない。監督、猫を出したかっただけでしょ!
・節約しないと……ということで路上で寝泊まりしている主人公。悪役として出てくるスカウトマンに足を引っ掛けられて転ぶ。ここで拳銃を拾う。
・新海ワールドに拳銃、ちょっと不穏な感じになってきました。
・ハンバーガーショップでヒロイン、陽菜にハンバーガーをもらう。
・須賀さんに電話して雇ってもらうことに。
・ナギ君登場。なんだこの小学生。君次回作あたりでしれっと成長して出てきたりしない?
・怪しげなプロダクションでのバイト。このムーってTシャツいいね。
・見てて思ったんですが、ここまでの流れが本当に長い!!前作、「君の名は」は冒頭からの流れるような導入で、二人の状況を説明していてほんまスゲェ……ってなったんですが、今作はそうではない。意図的なものなのか、それとも脚本の練度の問題か。
・年上ヒロイン夏美登場。そう新海ヒロインは年上がち。完璧ガールではなく、どっちかというと面白い系のヒロイン。本業が役者なので、あまり声の演技はうまくない……のは確かなんですが、素で喋っている時は逆に演技臭くなくて良かったり。ときどき妙にハマっている瞬間があります。「ウケる」で警察を振り切るシーンはマジで強くて好き。
・家出少年として苦労しながら成長していく主人公。大体ここで導入が終わり。
・ようやっとヒロイン再登場。タイミングが遅くないか???
・いきなり怪しいスカウトに捕まっている。助けようとした所で拳銃を撃ってしまう。主人公、危ないやつ。
・ヒロインが危ない商売に手を染めようとしているの、後々の展開で分かる年齢と組み合わせると超危険なシーン。スカウトマン、ド外道だな……
・貧困や……貧困が悪いんや!年齢を考えるとバイトルのCMやばいな。詐称してるじゃん。
・ヒロインが晴れにしてくれるシーン。いいシーンなんだけれど、もうちょっと前のほうが良くないかね?と見てて思いました。
・サイトを作ってお金儲け。ここからの展開はやっぱりワクワクするよね。5000円で悩む主人公たちの金銭感覚の悲しさ。お土産にポテチとか、それで飯をつくる所とか。
・新海飯は高作画
・花火を見たり、結婚式を晴れにしたり。
・突然の初代プリキュア推し。なんでや。監督好きだったっけ??
・瀧君登場、映画館で見てたら後ろの籍の女子高生集団が「瀧君だ!瀧君だ!」と賑やかだったので嬉しい。瀧君の祖母、それなりに助言をくれる。
・刑事、タカイとヤスイ、適当やな……安井刑事のほうの「なんでもそれで~」のシーンはネットに詳しくないって感じで良かった。
・新海監督は就職活動に何か嫌な思い出があるのか?あるんだろうな。うん。
・誕生日に指輪を贈ろうとするシーン。みつはが出てくる。時代的に東京に出てきて就職しているのかな。
・最後の仕事は須賀さんの娘さんの為に晴れを作ること。
・力を使いすぎた代償か、体が薄くなっていくヒロイン。くそっ!こういう展開がくるんだよ!この手の話はよぉ!
・アパートに訪ねてくる警察。「三人で逃げよう!」という提案はまったく理のあるものには思えないけれど、三人の若さを考えるとなんとなく納得できてしまうから不思議(そういうキャラクターとして描いているからだからこそだとは思うんですが)
・ヒロイン、雷とか落とせるの普通に強い。ウェザー・リポートか。
・新海スノー、今作でも振ってきてびっくり、これは力技。
・とりあえず怪しげなホテルを見つけた三人。
・冷凍食品で豪遊するの、夢だけれどやっぱり物悲しい。年齢を考えると。
・指輪をはめる主人公。完全に結婚してるよね。
・消えるヒロイン、捕まる主人公。ヒロインの犠牲によって東京は晴れ��した。ヒロインの年齢を聞いて、「全部何から何までヒロインに背負わせていた」ということに気がつく。ここからがアツい。
・新海ヒロインは年上がち。という先入観にいつから騙されていた……?
・警察署を逃げ出す主人公。一瞬さやちんとすれ違った?(もう一度確認してきます )
・高井刑事はあの髪型でよく刑事になれたな。
・ナギ先輩も脱出。やっぱこいつやべーやつだわ……
・「急ぐんだろう……乗りな!」的な夏美さん。普通にかっこええわ。
・途中の階段って君の名はで出てきた階段?
・廃ビルに逃げ込む所で、須賀さんが出てくる。須賀さんは大人を代表するキャラクターだから主人公を止める。止めに来る。でも若さに負け手を貸してしまう。いいよね。
・ヒロインを取り返すために空に向かう主人公。
・「陽菜の好きなようにして良いんだ!!」これはアツい。そうです。それがいちばん大事なんです。
・ヒロインを選んだことで、天気は狂ってしまった。ここは本当に賛否両論かもしれない。結局東京は水没してしまう。ただ、これは瀧君のおばあちゃんのセリフでも分かるように、「何が正常かどうかなんて、誰が決めてるんだ?」ということでもある。もしかしたら、過去に巫女が犠牲になることで、無理やり天気を変えてしまったのが今なのかもしれない。「お前らが思っている正常なんて、本当に正常かどうかわからないじゃないか!!」このメッセージは非常に新しく、エポックメイキングでした。確かにその通りなんです。
・大雨で水没しても、東京都民はそれなりに生活できている。ただ、瀧君のおばあちゃんを見ても分かるように、被害を受けている人もいる。
・「お前らが世界を変えたなんて、ただの思いこみだ」と切り捨てる須賀さん。セカイ系へのメッセージだと自分は捉えましたよ。
・「君の名は」のキャラがちょくちょく出てきていますが、「君の名は」のラストシーンは実は2021年。(2016年から5年���過)なんですね。今作はリアルタイムで2019年だとすると、三年後で2022年。二人の東京、水の底やん。
・キャッチコピーでもある「世界の形を決定的に変えてしまった」というのはその通り。でも、主人公はヒロインの居る世界を選ぶ。これが自分は良いと思いました。
大体以上です。前作「君の名は」に比べると前半のテンポが遅く、また黒いネタがたくさん転がっているので(拳銃拾った家出少年と、年齢を偽って高賃金バイト(隠語)で働こうとするヒロインとか、陰鬱な感じのラストしか見えねぇ……)人は選ぶと思いますが、セカイ系へのとてつもないアンサーを繰り出してきた名作だと太刀川は考えます。いや、よく作ってきましたわ……
今作は貧困からの性風俗産業みたいなそういうかなりヤバめの話もブち込んできます。でもそれって意味があることだとおもう。貧困と子供を食い物にする「大人」がたくさん出てきて、主人公はバカでガキなんだけれど、それでもそういった「大人」には出来ないことをやってのける。
「大人」だったら、彼女を犠牲に東京を守るかもしれない。でもさ、それって「俺のために(その他大多数の人間の為に)犠牲になってくれ」って言っているのと変わらないじゃん。結局子供を食い物にしているんだよ。
そんな現実を殴りつけ、銃を撃ち、全速力で駆け抜ける主人公。だからいいんですよ。
次回作以降も監督には自分のありったけをぶつけてほしいと強く願っています。
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