Tumgik
#夏木勲
showaheisei · 3 months
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fuckyeahmeikokaji · 1 year
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Meiko Kaji (梶芽衣子) and Isao Natsuyagi (夏八木勲) in Female Prisoner #701: Scorpion (女囚701号 さそり), 1972, directed by Shunya Ito (伊藤 俊也).
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team-ginga · 1 year
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映画『宵待草』
 Amazon Primeで神代辰巳監督、長谷川和彦脚本の映画『宵待草』(1974)を見ました。
 久しぶりにーー何十年かぶりにーー見た映画ですが、やっぱりいいなあこれ。
 私は好きですね。
 なにより物語の中心となる男二人、女ひとりの3人組、高岡健二と夏八木勲と高橋洋子が愛らしくてたまりません。
 特に高橋洋子のかわいさは特筆すべきものがあります。
 時代は大正ーー夏八木勲は反政府テログループの一員で、成金の息子(父親役は仲谷昇。友情出演なんでしょうか、一瞬だけ登場します)で帝大生の高岡健二も同じグループの一員です。
 要人暗殺のための武器を奪おうと彼らは憲兵の詰所(なのかな。とにかく憲兵たちがいるところです)を襲います。憲兵は二人しかいないので大丈夫だということでしたが、予想に反してうじゃうじゃ憲兵がいたため、彼らは必死で逃げます。
 ほとぼりを醒ますためでしょうか、しばらくひなびた温泉地に出かけた高岡健二は、そこで謎の男(荻島真一)と出会い、一緒に芸者遊びをしますが、芸者と布団に入ってもセックスができません。高岡健二はセックスをしようとすると強烈な頭痛に襲われるという設定です。
 彼はまたそこで華族の令嬢(高橋洋子)と知り合い二人で散歩をしますが、帰り道で縊死死体を見つけます。荻島真一の死体です。彼がなぜ自殺したのか、そもそも彼はどのような人間だったのかはわかりません。不親切と言えば不親切ですが、説明しないのが「粋」だということだと思います。
 荻島の遺体を布団に寝かせた横で、令嬢お付きの書生が剣舞(なのかな)を披露します。弔いの儀式ということなんでしょうか。
 そのあと高岡健二は高橋洋子を口説くそぶりを見せますが、書生が邪魔をするので、そのときは何も起こりません。
 旅から帰った高岡健二と夏八木勲にテログループのリーダー(青木義朗)が要人暗殺の資金調達のため右翼の大物で華族の令嬢を誘拐しようと持ちかけます。もちろん(?)それは高橋洋子のことですが、この段階では高岡健二はまだそれを知りません。誘拐して初めてわかります。
 夏八木勲は青木義朗に命じられ、身代金を受け取ったら高橋洋子を殺すつもりですが、高岡健二はそれをよしとしません。
 身代金受け渡しのとき、高橋洋子の祖父(浜村純)は誘拐犯たちを殺すため刺客を用意し、高橋洋子に「国のために死んでくれ!」と言います。
 あちゃー。
 そこからは敵味方入り乱れての斬り合いーー高岡健二、夏八木勲、高橋洋子の3人はなぜか身代金の入った鞄を持って浜村純が乗ってきた自動車に乗って逃げることになります。
 3人が鞄を開けると入っているのは現金に見せかけた新聞紙。がっかりして車から新聞紙の札をばら撒いているうち、映画の撮影現場に来ます。
 青木義朗たちが彼らを追ってきたので、さらにそこから3人は気球に乗って逃げます。
 なぜそんなところに気球があるのか、映画の撮影のために用意されていたのか、いろいろ疑問が湧いてきますが、一切説明はありません。
 でも、いいじゃないですか。とにかく3人が楽しそうなので、見ているこちらも楽しくなります。
 やがて気球に穴があき、彼らは地上に降りてきます。青木義朗たちがやってきますが、彼らもまたなんだかやたら楽しそうで、楽しそうに語り合い、楽しそうに斬り合い、青木義朗の手下3人は夏八木勲に斬り殺され、青木義朗も手傷を追います。
 そこから3人は憲兵を襲って軍服とバイクを奪い、それを使って銀行強盗をします。
 とんでもない展開ですね。でも3人が楽しそうなので���しとします。
 金を奪った3人は夏八木勲の実家に行きます。山狩りを逃れ、洞窟のようなところに隠れている3人のところに、夏八木勲の父親(殿村泰司)が饅頭を持ってやってきます。
 夏八木勲が饅頭を食べようとすると、殿村泰司は饅頭を取り上げて頬張り苦しみ始めます。彼は夏八木勲に抜け道を教えて倒れて死んでしまいます。
 警察に言われて、あるいはこのままだと自分たちの居場所がなくなると考えて息子を毒殺しようとしたが、できなかったということですね。
 抜け道を3人で歩きながら、高橋洋子は「いいじゃない。親なんてどうだっていいじゃない」とひたすら言い続けます。
 自分のせいで父親を死なせてしまった夏八木勲に対して、あまりと言えばあまりに酷な言葉ですが、高橋洋子はその言葉を自分自身に言い聞かせているようでもあり、夏八木勲を慰めるために言っているようでもあります。
 夏八木勲もそれがわかったのでしょう、最初は怒っていますが、やがて高橋洋子を抱き上げキスをします。
 この映画を見たのはもう数十年前ですが、この場面ははっきり覚えていました。これは日本映画史に残るべき名シーンだと本気で思います。
 そのあと夏八木勲は3人で大陸に渡ろうと言って船の手配に行きます。うまく船長と話をつけたのですが、その帰りに何気なく手に取った新聞で青木義朗が要人を暗殺して(あるいはしようとして)捕まった(あるいは殺された)ことを知ります。
 心中穏やかならざる夏八木勲は、浜辺の掘建小屋で彼を待っていた高橋洋子を押し倒します。それを見ていた高岡健二は彼女に「いいからやれ」と言います。
 もちろん高岡健二と高橋洋子は恋人同士になっています。高岡健二はセックスをしようとすると頭痛に襲われるので最後までは行っていませんが、まあ恋人同士です。
 それなのになぜ「いいからやれ」と言うのか。高橋洋子の気持ちはどうなるのかーー言い出せばキリがありません。
 でも、私はわかるな、そういう気持ち。この映画は3人の男女の微妙な三角関係を描いたものです。これがわからない人はこの映画がわからないと言っていいだろうと思います。
 そのあと今度は、高岡健二が高橋洋子を抱き上げ、別の小屋に連れて行ってそこで都々逸だか長唄だかを二人で口ずさみながらセックスをします。
 「蝶々、蜻蛉が鳥ならば、シラミとるのも狩人で、花のお江戸の吉原で、春を売るのも商人か。親が裁判官で子が泥棒、検事・判事がおじさんで、そのまた従兄弟が弁護士で、今日の裁きはどうなるの」と楽しげに一緒に歌いながら裸で抱き合う二人のかわいいこと、かわいいこと。
 それまで女性と同衾するたびに頭痛に襲われセックスをすることのできなかった高岡健二が「できた!」と言った瞬間は涙が出そうになりました。
 珍シーンだとお思いですか。そうかもしれません。でもこれもまた日本映画史に残るべき名シーンだと、私は本気で思っています。
 やがて夏八木勲は、自分だけのうのうと大陸に渡るわけにはいかないと思ったのでしょうか、高岡健二と高橋洋子にお前たちは大陸に渡れ、俺は東京に帰ると言います。
 3人は一緒にさびれた駅まで行きます。3人はなんだかんだ話しながら、思い思いにでんぐり返りをします。
 え? なぜでんぐり返り?
 誰だってそう思いますよね。でも説明はありません。そこが「粋」です。
 東京へ向かう夏八木勲を見送った高岡健二は、高橋洋子を浜辺に残して船長のところへ行きます。彼は船長に「乗るのは一人だ」と言います。
 え? 高橋洋子は置いていくということですか。
 「うーん」と思わないではありませんが、それが彼の選択なら仕方ありません。彼は一人で船に乗り込みます。
 しかし、船には高橋洋子についていた書生とその仲間たちが潜んでいます。高岡健二は彼らに斬られてしまいます。
 一方、東京に着いた夏八木勲は要人の乗った車に取りすがり、要人に向かって発砲します。彼が暗殺に成功したかどうかはわかりません。ただ、彼はその場で射殺されるか、あるいは捕まってしまうだろうと思えます。
 そんなことは知らない高橋洋子は、戻ってくるはずのない高岡健二を待ちながら、浜辺ででんぐり返りをしています。
 なぜでんぐり返りとはもう言いませんし、言わせません。
 とにかくでんぐり返りをしています。
 海に沈む夕日をバックにでんぐり返りをする高橋洋子の姿がストップモーションになるところでおしまい。
 美しいじゃありませんか。
 かわいいじゃありませんか。
 数日前にもここに書きましたが、私は芝居や映画に使命があるとすれば、それは人間ってかわいいものだと観客に思わせることであり、それができている芝居や映画は名作だと思っています。
 それほど有名な映画ではないと思いますが、『宵待草』は名作です。
 是非ご覧ください。
追記:  ネットを見ていると、『宵待草』の微妙な三角関係をジョージ・ロイヒル監督の『明日に向かって撃て』やロベール・アンリコ監督の『冒険者たち』のそれと比べている記事がありました。  なるほどと思いましたが、私は『明日に向かって撃て』も『冒険者たち』もそれほど好きではない……というか、私の中でこの2作に対する評価はあまり高くありません。  『宵待草』の方がはるかに優れた映画だと思います。
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ari0921 · 3 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月8日(木曜日)
   通巻第8122号 <前日発行> 
三島由紀夫のロシア語翻訳家として知られるボリス・アクーニンに逮捕状
「ロシアは精神的に異常をきたした独裁者によって統治されている」と発言
*************************
 ロシアの人気作家で、三島由紀夫のロシア語翻訳家として知られるボリス・アクーニン(本名はグリゴリー・チャハルティシビリ=典型的なグルジア人の名)が欠席裁判で逮捕状がでた。
 アクーニンが本名で翻訳した日本文学には三島由紀夫の「サド侯爵夫人」「近代能楽集」「真夏の死」「金閣寺」があり、日本に留学したので流暢な日本語を喋る。日本政府から旭日小勲章を受けている。『自殺の文学史』は古今東西の作家の自殺を論じて作品だが、14歳の時に三島の割腹自殺に衝撃を受けたことが動機という。
筆名のアクーニンは日本語の「悪人」に由来する。また彼の小説は歴史推理の分野で1820年代の日本を舞台に選んでいる。
 アクーニンはグルジア系ユダヤ人で、2014年以来、プーチン批判の最先端にいる。モスクワのバスマニー地方裁判所は「外国の代理人」として、テロリズムを扇動し、ロシア軍に関するフェイクニュースを流した容疑を逮捕状理由とした。
 このためアクーニンの本はロシアの書店から撤去され、劇場はアクーニン原作の公演を中止した。もし有罪となるとテロ容疑で最長7年の懲役、戦時中の「フェイクニュース」容疑で最長10年の懲役に処されるらしい。
 ボリス・アクーニンは、クリミア併合と2022年のウクライナ侵攻に反対の立場を表明し、「ロシアは精神的に異常をきたした独裁者によって統治されており、最悪なことに、彼の偏執症に従順に従っている。プーチンよ、消えろ」と書いた。ウクライナ難民や亡命ロシア人を支援する「真のロシア」を共同設立したことでも知られ、現在はロンドンに亡命しているのではないかと言われる。 
スターリンはグルジア人である。トビリシの土産屋にはスターリン・アイテムが並んで驚かされる。
グルジア(現ジョージア)の首都はトビリシ。この国はアルメニアと同時期にキリスト教が伝わり、かれらからみればロシア正教は後輩格である。ソ連崩壊後、独立し初代グルジア大統領は詩人のガムサフルーディア。二代目が元ソ連外相のシェワルナゼだった。そして三代目が米国でビジネスに成功し凱旋したサアカシビリだった。
サアカシビリ大統領時代、アメリカの支援を期待してアブハジア、南オセチアの独立を封ずる戦争を始めた。ところがロシアが介入し、その後、サアカシビリはウクライナに逃亡した。オデッサ知事などを務めたもののグルジアに帰国後、逮捕され、サアカシビリは服役中だ。
ともかくグルジアは反ロシア、反プーチンであり、ロシアの若者が大量にトビリシへ逃げたように、グルジアの外交目標はNATO、EU加盟である。これらの経過をみただけでもプーチンがグルジアに好意を拠っていないことは推測できる。
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2023年に読んで「オォッ!」と思った本や作品……その1
『長靴をはいた猫』(シャルル・ペロー著/澁澤龍彦訳/河出文庫/Kindle版) 『台湾漫遊鉄道のふたり』(楊双子著/三浦裕子訳/装画:Naffy/装幀:田中久子/中央公論新社/Kindle版) 『聊斎志異(上下巻)』(蒲松齢作/立間祥介編訳/岩波文庫) 『灯台守の話』(ジャネット・ウィンターソン著/岸本佐知子訳/装幀:吉田浩美、吉田篤弘〔クラフト・エヴィング商會〕/白水社) 『新版 小さなトロールと大きな洪水』(ヤンソン著/冨原眞弓訳/さし絵・カバー装画:ヤンソン/講談社文庫/Kindle版) 『象の旅』(ジョゼ・サラマーゴ著/木下眞穂訳/書肆侃侃房/Kindle版) 『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(ケヴィン・ウィルソン著/芹澤恵訳/イラストレーション:中島ミドリ/ブックデザイン:アルビレオ/集英社) 『透明人間』(ハーバート・ジョージ ウェルズ、著/海野十三訳/青空文庫/Kindle版) 『世界の終わりの天文台』(リリー・ブルックス=ダルトン著/佐田千織訳/創元SF文庫/Kindle版) 『去年を待ちながら 新訳版』(フィリップ・Kディック著/山形浩生訳/カバーデザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『ザップガン』(フィリップ・K・ディック著/大森望訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/早川書房) 『火星のタイム・スリップ』(フィリップ・K・ディック著/小尾芙佐訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『マーダーボット・ダイアリー 上下』(マーサ・ウェルズ著/中原尚哉訳/カバーイラスト:安倍吉俊/東京創元社/創元SF文庫/Kindle版) 『珈琲と煙草』(フェルディナント・フォン・シーラッハ著/酒寄進一訳/東京創元社/Kindle版) 『シャーロック・ホームズ シリーズ全10巻 合本版』(コナン・ドイル著/延原謙訳解説/新潮文庫/Kindle版) 『イラハイ』(佐藤哲也著/佐藤亜紀発行/Kindle版) 『シンドローム』(佐藤哲也著/森見登美彦解説/カバー装画:西村ツチカ/カバーデザイン:祖父江慎+コズフィッシュ/キノブックス文庫) 『俺��自叙伝』(大泉黒石著/四方田犬彦解説/岩波文庫) 『ブサとジェジェ』(嶽本野ばら著/『三田文學 153 春季号 2023』掲載作品) 『珈琲挽き』(小沼丹著/清水良典解説/年譜・著書目録:中村明/講談社文芸文庫) 『不機嫌な姫とブルックナー団』(高原英理著/講談社/Kindle版) 『祝福』(高原英理著/装幀:水戸部功/帯文:渡辺祐真/河出書房新社) 『若芽』(島田清次郎著/青空文庫Kindle版) 『交尾』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『のんきな患者』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『城のある町にて』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『風立ちぬ』(堀辰雄著/青空文庫/Kindle版) 『自分の羽根』(庄野潤三著/講談社文芸文庫/Kindle版) 『幾度目かの最期 久坂葉子作品集』(久坂葉子著/久坂部羊解説/年譜・著書目録:久米勲/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『現代語訳 南総里見八犬伝 上下巻』(曲亭馬琴著/白井喬二訳/カバーデザイン:渡辺和雄/河出書房新社/Kindle版) 『キッチン』(吉本ばなな著/カバーデザイン:増子由美/幻冬舎文庫/Kindle版) 『かもめ食堂』(群ようこ著/装画:牧野伊三夫/カバーデザイン:井上庸子/幻冬舎文庫/Kindle版) 『ハピネス』(嶽本野ばら著/カバーイラスト:カスヤナガト/カバーデザイン:松田行正/小学館文庫/小学館eBooks/Kindle版) 『猫の木のある庭』(大濱普美子著/金井美恵子解説/装幀:大久保伸子/装画:武田史子/カバーフォーマット:佐々木暁/河出文庫) 『ハンチバック』(市川沙央著/装幀:大久保明子/装画:Title: mohohan Year: 2020 Photo: Ina Jang / Art + Commerce/文藝春秋) 『文豪たちの妙な旅』(徳田秋聲、石川啄木、林芙美子、田山花袋、室生犀星、宇野浩二、堀辰雄、中島敦、萩原朔太郎著/山前譲編/カバーデザイン:坂野公一+吉田友美(welle design)/カバー装画:樋口モエ/カバーフォーマット:佐々木暁/河出文庫) 『作家の仕事部屋』(ジャン=ルイ・ド・ランビュール編/岩崎力訳/読書猿解説/カバーイラスト:Guillaume Reynard/カバーデザイン:細野綾子/中公文庫) 『腿太郎伝説(人呼んで、腿伝)』(深掘骨著/左右社/Kindle版) 『硝子戸の中』(夏目漱石著/石原千秋解説/カバー装画:安野光雅/新潮文庫) 『思い出す事など』(夏目漱石著/青空文庫/Kindle版) 『文鳥』(夏目漱石著/青空文庫/Kindle版) 『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(川本直著/文庫版解説:若島正/ロゴ・表紙デザイン:粟津潔/本文・カバーフォーマット:佐々木暁/カバー装幀:大島依提亜/カバー装画:宇野亞喜良/帯文:魔夜峰央/河出文庫) 『駅前旅館』(井伏鱒二著/解説:池内紀/カバー装画・文字:峰岸達/新潮文庫)『硝子戸の中』(夏目漱石著/カバー:津田青楓装幀「色鳥」より/注解:紅野敏郎/解説:荒正人/新潮文庫) 『村のエトランジェ』(小沼丹著/講談社文芸文庫/Kindle版) 『午後三時にビールを 酒場作品集』(萩原朔太郎、井伏鱒二、大岡昇平、森敦、太宰治、坂口安吾、山之口貘、檀一雄、久世光彦、小沼丹、内田百閒、池波正太郎、吉村昭、開高健、向田邦子、安西水丸、田中小実昌、石川桂郎、寺田博、中上健次、島田雅彦、戌井昭人、吉田健一、野坂昭如、倉橋由美子、松浦寿輝、山高登著/カバー画:山高登「ビヤホール」/カバーデザイン:高林昭太/中央公論新社編/中公文庫/Kindle版) 『対談 日本の文学 素顔の文豪たち』(中央公論新社編/巻末付録:全集『日本の文学』資料/中公文庫) 『40歳だけど大人になりたい』(王谷晶著/デザイン:アルビレオ/平凡社/Kindle版) 『人生ミスっても自殺しないで、旅』(諸隈元著/ブックデザイン:祖父江慎+根本匠(コズフィッシュ)/晶文社) 『ロバのスーコと旅をする』(髙田晃太郎著/装幀:大倉真一郎/地図制作:小野寺美恵/河出書房新社) 『本当の翻訳の話をしよう 増補版』(村上春樹、柴田元幸著/カバー装画:横山雄(BOOTLEG)/新潮文庫) 『書籍修繕という仕事 刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(ジェヨン著/牧野美加訳/装幀:藤田知子/装画:谷山彩子/原書房)
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kachoushi · 6 months
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零の会
2023年8月5日
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於:青山いきいきプラザ ~青山墓地
坊城俊樹選 岡田順子選
坊城俊樹出句
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坊城俊樹出句
十字架の墓夏草を立ち上がる シスターの墓は異国の地に灼けて 薔薇を彫る墓に眠れるヴィクトリア 夏蝶の郷愁として寝墓へと 夏草に宣教師らの夢眠る 掃かれある夏蝶の死と墓無縁 利通の墓へ鋼の夏日かな 教会を模した寝墓も地に灼けて 摩天楼も暑き墓石のひとつかな 藍浴衣いよよ姦し年増また
坊城俊樹選 特選句
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坊城俊樹選 特選句
夏蝶の影夏蝶の見当たらず 和子 夏帽を墓誌にぱさりと一礼す 小鳥 炎帝の甘い息なり草いきれ 和子 ビルとなく夏草となく墓となく 千種 墓参直方体の石たちへ 緋路 刻む名のなき墓石の灼けてあり 和子 十字架の寝墓を埋めし夏の草 美紀 空蝉を俯きにして走り根に 要 炎天にかつて士族は墓じまひ いづみ
坊城俊樹選 ▲問題句
髪ほつれオノヨーコ的サングラス 千種
坊城俊樹選 並選句
大鴉飛び込んでくる夏木立 いづみ 日傘閉ぢては笑ふ乙女かな 佑天 あふひの墓祓ひに早き秋の風 順子 ドラキュラのやうな棺墓も灼かれたる いづみ 青山のいち番強き蚊に出逢ふ 三郎 日傘閉ぢ墓とひとつになり拝す 荘吉 炎帝は茂吉の墓に居座れり 佑天 寝墓へとまた戻りくる法師蟬 慶月 炎帝に穴といふ穴ふさがれて 和子 夏行くや墓木の空を雲流れ 千種 百合すべて俯いてをりマリア像 緋路 元勲の墓より出でし金亀虫 佑天 その穴は昭和へ続く蟻の道 三郎 声かけて墓にも日傘さしかけて 荘吉 洗はれて涼しく侍る消防車  要 白百合はマリア観音への牧歌 順子 奔放で供花ともならず猫じやらし 荘吉 茂吉一人黄泉の国にて灼けてをり 佑天 炎帝にまとひつかれし絵画館 六甲 墓標より峰雲そそり立てるかな 光子
___________________________________________
岡田順子出句
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岡田順子出句
ひとゝきの逢瀬のごとく墓洗ふ 蟬の木の作つてくれる影に入る 高みより坊城雀涼みませ 白百合はマリア観音への牧歌 原爆忌中子忌と書きたるインク 俤は老いず夢見る蟬時雨 イザベラの墓碑へ約しき法師蟬 ねこじやらし茶房の隅に小犬鳴く ストローの最後に晩夏の一滴 あふひの墓祓ひに早き秋の風
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岡田順子選 特選句
睡蓮の影睡蓮の葉に揺るる 緋路 利通の墓へはがね鋼のなつひ夏日かな 俊樹 墓参直方体の石たちへ 緋路 葬列の中のたじろぐ黒日傘 三郎 あふひ句碑墓域にありて百日紅 佑天 奔放で供花ともならず猫じやらし 荘吉 青山の水に肥りし金魚かな 美紀 夏草に陋屋のごと耶蘇眠る はるか 立ち枯れの草より薄き八月の蝶 和子 イザベラの墓へ絵日傘高く上げ 小鳥
岡田順子選 ▲問題句
炎昼のたまごサンドのぐにやりぐにや 久
岡田順子選 並選句
折紙のやうにハンカチ畳むひと 要 藍浴衣いよよ姦し年増また 俊樹 鉄砲百合マリア仏の肩越しを 光子 百合の香にそむきて魚籃観音は 小鳥 寝墓へとまた戻りくる法師蟬 慶月 凌霄に頭を低うして入る茶店 光子 教会を模した寝墓も地に灼けて 俊樹 簡素なる茂吉の墓を蟻の道 光子 無有恐怖と知らずに聞こゆ旱空 軽象 下にご用の鐘を置く凌霄花 きみよ 百合すべて俯いてをりマリア像 緋路 戦死せし息子従へ灼くる墓 眞理子 烏瓜の花しぼませて草野球 眞理子 チェックの卓布ストライプの日覆 千種 夏草に宣教師らの夢眠る 俊樹 喜屋武の墓青山に原爆忌 小鳥 夏蝶の郷愁として寝墓へと 俊樹 八月の其の日彼の日の近き墓 荘吉 従五位の墓前の天牛許しをり 三郎 炎天にかつて士族は墓じまひ いづみ 十字架の墓夏草を立ち上がる 俊樹 茂吉一人黄泉の国にて灼けてをり 佑天 アイスコーヒー九杯で満員の店 眞理子 シスターの墓は異国の地に灼けて 俊樹 八月や青空の刃の鋭利なる 緋路 老犬と老婆の茶房凌霄花 昌文 凌霄花咲く頃いつも墓に会ふ はるか
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sakumakou · 10 months
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20230718
0718 きままなTV・メディア情報です(不定期刊)
  「CX系『VS魂』9月いっぱいで終了 関係者『一定の役割終えた』」(SANSPO)
https://www.sanspo.com/article/20230718-YX6OEETTWNIPJGDDWUO7N2FNMI/
 「ウクライナで死亡のAFP記者に最高勲章 仏」(時事)
https://www.jiji.com/jc/article?k=20230714044727a&g=afp
 「執行官の世界を『お勉強』目の付け所がいい『シッコウ』(テレ朝火9)」(産経)
https://www.sankei.com/article/20230716-SJJ6TKHIXRFKDO6LC3PIOWME3I/
 「JAPAN FORWARD 日本を発信 信頼される新メディアへ」(産経)
https://www.sankei.com/article/20230717-IIVFC7ZH2FON7FLZHCZNATDHMU/
 「Twitterの広告収入『最大50%減』 イーロン・マスク氏」(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN173VU0X10C23A7000000/
 「安藤優子、報道は『正義じゃない』御旗の勘違いが人を傷つけるryuchellさん取材に…」(デイリー)
https://www.daily.co.jp/gossip/2023/07/17/0016596269.shtml
 「夏ドラマ初回の視聴率~本命『VIVANT』、対抗『最高の教師』、穴馬は意外…」(鈴木祐司/Yahoo!)
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20230717-00358287
 「楽天+ローカル局が地方の魅力を発信 ふるさと納税・EC連動『のぞいてニッポン』」(Impress)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1516736.html
 「波瑠がCX→日テレ“水10”連続出演も…『向井くん』へのキレの良さにさすがの声」(ゲンダイ)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/326110
 「CXは10月から21時もドラマ枠に…イケメンと美女の恋愛モノになる可能性大…」(新潮)
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/07171101/?all=1
 「『再発防止』と言うけれど…不祥事途切れぬNHKの20年を検証『締め付けだけでは…』」(読売)
https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20230713-OYT1T50219/
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habuku-kokoro · 1 year
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能楽堂舞台に、新たな地平を視る 稲坂良比呂
<劇評>
能楽堂舞台に、新たな地平を視る
稲坂良比呂(劇作家・香文化研究家・省心会メンバー)
  ひとつの文学作品、描き出された真の心、生み出したひとりの作家_________その世界を読み取り読み取り、脳内いっぱいの情報を、削ぎ、省き、研ぎ、舞台に形象化する。それが創造を重ねてきた「ひとり文芸ミュージカル」。シンプルである故に余白あり、その余白に、観る者の心が自由に入りこめますことを。
 8月1日、東京銀座の夏の宵、観世能楽堂で初演成った『紫式部ー雲隠れー』は、憂き世情下、能楽堂1/3のみを客席とし、全席招待客のみの一回限りの公演でした。この時発信され、この空間に満ちたものは、何か?
 この舞台から見えるものは、まだ未完成かもしれませんが、新しい地平を拓こうとする創り手の、思いの力が熱量となって能楽堂に響いていました。
観客の心には、どのような響きだったのでしょうか?
それは、十人十色、百人百様であれば幸いです。この舞台は、紫式部と『源氏物語』を見つめ、気づき、翔び、削ぎ省き研いでみた形。つまり象徴とその余白です。その余白に、それぞれの感応をいただければ幸いです。
 『源氏物語』と紫式部、まずは一般的知識をお持ちの方、イメージはあっても本当は知らないという方、逆にご自身の『源氏物語』と紫式部像をお持ちの方と、お客様の数だけ、それぞれの言葉をいただける舞台でありたい、と思います。そして紫式部と『源氏物語』を、自分の言葉で語る人が、一人また一人と、増えて行くことを願うものです。
 私自身の体験から少々______40年前(1982年10月)、ニューヨークの国連本部(大ホール舞台)で、日本の伝統芸道「香道」が、初めての世界へ向けて、実演紹介。私はその構成・演出を担当。演目は『源氏物語』54帖を5種の香木の香りで設定する「源氏香」。言語、文化も異なる各国の人々から大きな反響を得、全米に報道。そして米国各大学への「源氏香」巡演へ。まず、NYはコロンビア大学。迎えてくれたのは、ドナルド・キーン教授。米国における日本文学研究の第一人者の、熱い『源氏物語』と紫式部愛に圧倒されました。西海岸、UCLAでは、ハンス・ベアワルド教授、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』と『源氏物語』こそ、世界が感嘆する日本人の美意識そのものであると、熱く語りました。現代、世界各所に紫式部を深く敬愛する研究者たちが数多くいます。
1941年、NYのタイムズスクエアの古書店で偶然手にした一冊の本で、一人のコロンビア大学の学生の人生が変わりました。本���、『源氏物語』、学生の名は、ドナルド・キーン。晩年、日本に帰化し、文化勲章も授賞。
    紫式部から850年の空白を経て明治、二人の女性が魂の作を世に放ちます。歌の与謝野晶子(『源氏物語』の後継者でもある)と、小説の樋口一葉。紫式部の13年余に比し、一葉の僅か
13ヶ月の作家生活での早世も哀しい。『紫式部ー雲隠れー』この能楽堂舞台の余白に、晶子と 一葉の姿も浮かぶようです。
 この先『紫式部ー雲隠れー』は、色々な思いや、気づきが受け取れる舞台となりますように。 8月1日の観世能楽堂は、その第一歩の舞台であったと思います。
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keioshiki-ski · 1 year
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2022年度慶應志木高校スキー部OB総会 議事録
当日はZoom配信も重なり手元のパソコン操作がバタついてしまいまして、 事前の総会案内に記載の内容はメモできておりません。ご了承ください。 第58期 OB総会議事録 ■日時・場所 2022/11/5(土) 14:00-16:00 @志木高食堂 +オンライン配信
■参加者 【OB会】 後藤先生(名誉顧問) 植田会長 上田さん 岡田さん 安永さん 山菅さん 高梨さん 亀屋さん 今村さん 吉澤さん 菅野 【教員および現役】 岡田先生 アルバレズ先生 上柳主将(3年) 齋藤主務(2年) 高橋(1年) 北山(1年) ■開会挨拶:植田OB会長より 今年73になりました。 皆様とは大分年は離れてしまいましたが、この場を借りて、いつもお世話になっている部長の岡田先生、副部長のアルバレズ先生にはお礼を申し上げます。 それから、いつも準備してくださっている岡島副会長や会計の方々にも改めてお礼を申し上げます。 1年生の方が二人入ったことを大変うれしく思います。 スキーは泊りがけで何日も一緒に過ごします。 そういう経験は時間が経ってみると非常に貴重な経験・思い出になると思います。 ありがとうございます。 ■会計報告 H13年卒の高梨さんより 送付した会計報告の通り ■部長・副部長ご挨拶 岡田先生: お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。 コロナ渦3年目ということで少しずつですが、学校でもいろいろなことができるようになっております。 久しぶりに学校での開催となりましたが、同じ向きに座るなど成約がまだ入っている状況です。 部活動についても、事前の計画提出などの必要があり 夏の3高でのサッカーなども企画しておりましたが、結果的に台風で中止になってしまいましたが。 スキーの3高戦についても今年は開催する方向で進めています。 去年は試合のみ参加OKという形だが、練習合宿の参加も可能になりました。 関東大会なども昨年は中止になってしまいましたが、今年こそは開催できると思います。 中高生、思うように活動できていませんが、少しでもできることを見つけてやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 アルバレズ先生: 昨年まで非常勤でしたが、今年から常勤になっております。 スキー部の副部長になれて嬉しいです。 生徒たちに英語を話す機会を与えたいと思っています。 アメリカのNYC出身です。スキーはしたことないのですが、今年始めて行ってとても良い思い出になってます。 岡田先生はとても良い英語の先生です。 ありがとうございました。 ■現役活動報告 主将:上柳(3年) 今年の目標は関東大会出場 コロナであまり練習できる機会がなかったので、最後の年なので頑張って練習していきたい。 主務:齋藤(2年) 菅野先輩、今村先輩、高梨先輩から道具の支援などを行ってもらったこと、ありがとうございました。 高橋(1年) スキーの経験が無いので、自分がどんなスキーヤーなのか知って課題を把握していきたい。 北山(1年) レースの経験がないので、来年につながるような良い年にしていきたい。 先輩と楽しくやっていきたい。 ■現役奨励金の給付・応募状況 現役の皆さんは、是非今は存分のこの権利を享受していただき、ゆくゆく大学生・社会人になったときには是非後輩のために寄付や部活動への参加など、自分が貢献できることをやってほしいと思います。 ■現役活動支援について コロナ渦での部活顧問の合宿中の離脱の可能性などを考慮した「臨時職員制度」について、OBの高梨さんが志木高校として第一号の適��者となり、昨シーズン帯同していただきました。 昨シーズンは公式戦のみ上記制度が適用ということでしたが、今シーズンから練習期間中も適用される可能性もあるということで、より活動の幅が広がると良いかと思っております。 ■決議事項 現役奨励金審査委員会メンバーについて、 岡島副会長、石塚会計、高梨現役担当、菅野広報担当で異議なく承認 ■後藤先生のお言葉 お久しぶりです。 植田会長が現役のときにクラブが発足しました。 その時、立ち上げに関わりました。 もうすぐ60年くらいになると思います。 昭和36年に志木高に務め始めました。 OB総会、毎年必ず続けて来ていることが素晴らしい。 メッセージ書くときに、「あと何回かけるのだろうか」という思いで書いている。 植田さんが現役の頃は、全国大会予選などできなかった。 記録会が別にあって、その順番だった。 一番多いときは1学年20数人くらいいた。少ないときは一人。 今はスキーの産業、クラブ活動も大変な時期になっている。 高体連とスキー連盟の両方の仕事をやってきて、それらを近代化した。 叙勲も受けさせて頂いた。平教員で叙勲というのは非常に珍しい。 スキーは74歳で出来なくなった。当時スキーの大会準備はすべて人力。その疲労の蓄積で難しくなってしまった。 最後のお役に立つことを1つ。 私も最初スキーは素人でした。植田さんの方が全然うまかった。 当時はステンマルクという本当に芸術的な選手がいた。 この人のようになりたいと、解析して、自分の体を作り、練習した。 機会があれば見てほしい。 道具や技術は変わったかもしれませんが、スキーの本質は変わっていない。 自分が目指すスキーヤーに対して、自分がどういう技術を組み合わせて近づけるのか。 是非、解析し励んでほしい。 毎年感謝していることは、志木高スキー部の部長だから自分はいろいろな仕事ができたこと。 「おまえのところの生徒は何も見なくて大丈夫だから」と言われて部員が信頼できたから、県連の仕事に従事できた。 その繰り返しが名誉ある章を頂くことにつながった。 感謝してもしきれない思い。
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kei139-line · 2 years
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戦国自衛隊 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray ◆豪華共演で描くSF戦国アクション超大作! 戦国時代にタイムスリップした自衛隊の一小隊が、天下統一を目指す長尾景虎(後の上杉謙信)と出会うSF戦国アクション。
「キル・ビルVol.1」など海外でも活躍した千葉真一が主演し、アクション監督も務めている。長尾景虎役には角川映画の常連・夏木勲(夏八木勲)。武田信玄の息子・勝頼役で真田広之が華麗な空中ダイブを披露するほか、渡瀬恒彦、にしきのあきら、かまやつひろし、薬師丸ひろ子、草刈正雄など、豪華で多彩なキャストが集合。 演習中だった自衛隊の一小隊が、戦車やヘリなどの兵器ともども、戦国時代にタイムスリップしてしまった! 奇抜な発想で迫る半村良の同名小説が原作の、SFアクション超大作である。長尾景虎(のちの上杉謙信)とともに天下をとろうとする、伊庭義明隊長率いる自衛隊員たちの姿がダイナミックに、時にセンチメンタルに描かれている。 主演の千葉真一は、アクション監督も兼ねるという熱の入れようだった。映画史上初、自衛隊VS戦国武者という異色の川中島の合戦を、壮大なスペクタクルとして魅力的に見せてくれる。『アメリカ…
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oniwastagram · 2 years
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📸坂口記念館 / Sakaguchi Memorial Hall Garden, Joetsu, Niigata 新潟県上越市の『坂口記念館』の庭園が素敵…! 上越市の名家/豪農屋敷の特別公開イベント『上越名家一斉公開』を訪れる際はこの庭園も併せてチェック! 発酵/醸造など“応用微生物学”の世界的権威の農学博士 #坂口謹一郎 が過ごした屋敷“楽縫庵”と博士の愛した“雪椿園”と枯山水庭園。地酒の試飲も🍶 . 新潟・坂口記念館の紹介は☟ https://oniwa.garden/sakaguchi-kinenkan-joetsu-niigata/ ......  “応用微生物学”の世界的権威だった農学博士・坂口謹一郎の業績を顕彰/紹介すると共に、新潟県上越市の酒造り🍶や地酒の紹介する文化施設「坂口記念館」。 古民家風の“酒杜り館”、坂口博士の旧別邸“楽縫庵”の周辺に枯山水庭園や“雪椿園”があります。 . 新潟県上越市に残る豪農屋敷による『上越名家ネットワーク』には含まれませんが、古民家と庭園が楽しめるのがこちら。先に紹介した上越名家の『瀧本邸』と『白田邸』の間にあります。 . 発酵・醸造に関する研究で世界的権威の一人と言われた坂口謹一郎。人呼んで“酒博士”🍶👨‍⚕️ 少年期を上越・高田で過ごした後に病気のため東京へと転入。その後は東京大学(東京帝国大学)へ入学し、“応用微生物学”で世界的な研究者へと登り詰めました。 . 坂口博士自身は高田の城下町エリア生まれですが、坂口家は元は旧・頸城村の庄屋(大肝煎)をつとめた豪農でした(しかし高田に引っ越す際に他人の手に)。 . 現在見られる主屋“楽縫庵”“留春亭”は豪農・坂口家のお屋敷ではないものの、坂口博士が戦時中に疎開してきた際に住んでいたお屋敷。 …という認識で合ってるのかな…?紹介文章によっては「当時のお屋敷を再現したもの」みたいなことも書いてあるんだけど、“書斎などの内装を坂口博士が住んでた頃の状態に再現”したってことかな。 . 1967年には文化勲章を受章。なお日本より先にフランス🇫🇷で勲章三等章(コマンドール勲章)も受章。 お酒に関するさまざまな書籍を残し、1994年に97歳で亡くなられた坂口博士。 . この記念館は坂口家から屋敷(楽縫庵)と資料等を譲り受けた上で、1999年に開館。順路冒頭の“酒杜り館”で坂口博士に関する展示や酒造り道具の展示を見ることができます。 . 庭園は大きく分けて2つに分かれます。より“日本庭園らしさ”があるのは『楽縫庵』の北向きの庭園。 . 訪れた日が35度近い真夏の快晴の日🌞だったので伝わりづらいかもなんだけど、苔が広がるお庭の中に庭石が配され、杉の木の向こうには遠く山の借景⛰ものぞめる枯山水庭園。 横に長いお屋敷の真ん中に飛び石があるという変わった構成。 続く。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 【存続のためのお願い】 庭園情報メディア「おにわさん」存続のため、新オーナー(組織)を募集しています。 詳しくは「おにわさん」で検索し、ウェブサイトよりご覧ください。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #japanart #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #landscapedesign #japanmuseum #枯山水 #枯山水庭園 #karesansui #建築デザイン #ランドスケープ #庭園 #日本庭園 #庭院 #庭园 #新潟庭園 #上越市 #日本建築 #おにわさん (坂口記念館) https://www.instagram.com/p/CjK_AGCLoTA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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toshiki-bojo · 2 years
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俊樹五百句
虚子の「五百句」と対峙したい。虚子はそれを五十年ほども掛けたが、この作句期間は一週間に過ぎない。出来不出来以前にこの名著なる存在と対峙��たかった。俳句の存在意義だけがこの試行錯誤の源である。短い人生である、我が愚行を是非批評して頂きたい。
坊城俊樹 令和4年8月
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弔ひの夜に横たはる暑き襤褸 浮浪者の襤褸に星降る夜となりぬ 弔ひの夜の白服なる異形 弔ひの杖に樹海の町暑し 浮浪者の眠る窓とて朧なる 夏の灯のまたたき琴座鳴るといふ 幽霊や露台に支那の戦没者 幽霊の招く小路の風死せり 夏の路地女幽霊絢爛に 星の降る夜へ英雄の霊かぎろふ
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国士無双あがる男へ星流れ 夏の夕遺族は骨を探索す 夏夕べ黒き連鎖の遺族たち 遺族らは夜より黒し星流れ 哀しさは真夏の盆へ地震きたる 地震の町に吠える家守の夜でありし 恋人も濡れる家守の夜となりし 母死して星も死すてふ家守の夜 家守らの目の爛々と星見上ぐ 家守らに昭和の記憶ありにけり
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金色の家守は母の野望とも 父がつけし渾名の犬へ星流れ 大蛇の我が天井を護りたる 姫蛇の碑へと真夏の夜の夢 蛍火に意思といふものありにけり 山泣くも山笑へるも蛍へと 犬死して総理も死して蛍へと 一億の蛍の一つ死してをり ほうたるの火に照らされて万華鏡 ほうたるの乱舞を待てる半旗かな
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火蛾ひとつ火焔の中を舞うてをり 蛍来る夜は両親へ星降る夜 死ぬ匂ひして晩年の蛍籠 怪しげな教会へ入る蜥蜴かな 万華鏡の色の蜥蜴や月を追ひ 猊下そは百歳に死し蜥蜴また 猊下死す百一の星流る夜を 猊下逝く蜥蜴は天の星仰ぐ 猊下逝く十の契りを夏の夜に 総理逝きしばらく夜の火蛾として
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猊下逝く祇園の夏の夜の契り 星流る方へ杖つき神楽坂 夏の夜の三味の灯しは籠もらざる 懇ろに幽霊を待つ簾上げ いつも見てゐて見てゐない裸かな 貪りて夜の怨霊の裸とも 風通す裸の窓をすべて開け 恩讐もある傷跡の裸体とも カンバスに幾何模様なる裸体 日当たるとやはらかくなる裸体かな
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陰翳の裸の体囁ける 因果なる裸体を褒めてゐて死せり 裸体なる女カオスの縮図とも 茅舎忌の我を白痴と思ふかな ヌードデッサンせんと孤高の茅舎の忌 茅舎忌といふ忌まはしき忌なりけり 俳壇に生けるも死ぬも茅舎の忌 茅舎忌の猿股を日に干してあり 金剛の露現今の茅舎ゐて 口唇に薬挿し入れる茅舎の忌
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河童忌の屋根に墜ちたる龍之介 河童忌といふ祝祭のやうなもの 蚕豆に天使の翼ありにけり 蚕豆の妻の故郷はカタルーナ 蚕豆といふ処女作のやうなもの 蚕豆を剥き深緑やや遺憾 蚕豆の筋のあたりを背骨とも 蚕豆のやうな赤子を授かりし 蚕豆とは一卵性双生児 バンクシーの絵は白黒に夜の秋
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我が瞳孔まもなく朽ちて夜の秋 丑三つのマンゴーゆつくり熟すなり 丑三つの蜘蛛透明な糸を吐く 斬られる待つ丑三つの熟柿かな 愚かなる夢の中なる熱帯夜 しづかなる女の舐める熱帯夜 黒蛇が白蛇を呑む熱帯夜 括れざる腰振る真夜の熱帯を 母さんが父さんを呑む熱帯夜 口唇を襞と思へる熱帯夜
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熱帯夜朱き口唇とて腐臭 熱帯夜とはずぶ濡れの吾子の夢 峠路に幽霊を待つ月見草 裏切りの美人薄命月見草 月光やちやん付けで呼ぶ影法師 月見草火星より木星が好き 月見草路地の子やがてゐなくなる 星の降る夜はひとつきり月見草 月見草恐らく祖母は浮気した 新婚の路地の匂へる月見草
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日覆を立てる穴とて深淵に 日覆のおほひて赤子腐敗せり ビルよりも高き日除けを立てにけり 男一人日除けを出でず老いにけり 裸族らし我が家の下の夫婦かな 裸にて人に逢ひたく皮を脱ぐ しづかなる蛇しづかなる自死をせり 蟻と蟻獄を出でたる如出逢ふ 灯の蟻といふ見当たらず羽蟻とす あの蛇を保育園へと見失ふ
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青条揚羽より高き蝶のなき 金輪際黒筋揚羽見失ふ 黒揚羽より正装の男かな 瑠璃揚羽祖父の遺墨を飛び立てり 暑き電線暑き電線と出逢ふ とぐろ巻く蛇地境を管理せり 大いなる物の崩れががんぼの死 青き星流れて白き星流れず 蟷螂と格闘をして日記とす 暁に麦飯を食ふ祖父の髭
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亡霊が炊いた麦飯吾れのため 麦飯の茶碗に描くただの柄 麦飯に卵二つの豪華さよ 麦飯を母は嫌がり父も嫌がり おばQを見て麦飯を食ふ至福 箸は茶で洗ふ麦飯たひらげて 麦飯を父は食はずにバタを食ふ 麦飯といふ軍縮のやうなもの 麦飯にのりたまかけて邪気かけて 仏教にあらず神道麦飯を食ふ
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麦飯を御霊に捧ぐことならず 麦飯で鉄腕アトム見てをりぬ 昭和三十六年の麦飯豪華なり 麦飯といふ神道のやうなもの 瑠璃鳴くや御霊のやうな声溢れ 神域を歌へる瑠璃のすきとほる 殉職の御霊へ瑠璃の鳴きにけり 銃弾に斃るるときに瑠璃鳴けり 天照大神きて瑠璃鳴かせ 天辺の虹の上より瑠璃鳴けり
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虚子とのみ彫られし墓へ瑠璃鳴けり 坊城家六代目へと瑠璃鳴けり 勾玉の青のひとつは瑠璃の声 瑠璃何か喩へてみれば金剛に 夏燕折り返し来る消防署 三次元を四次元に斬る夏燕 生れ替るなら岳麓の夏燕 青空を巻き込んでゆく夏燕 夏燕鏡を斬りてさかしまに 天辺に仏来給ふ朴の花
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朴の花白く翳りて懇ろに 朴の花の中に釈迦尊をらざりき 虎尾草に毛並のありて逆立ちて 虎尾草の揺れて待ちたる未通女かな 金輪際虎尾草と縁切ると言ふ 虎尾草の先くねくねと蠅を追ふ 梧桐に影といふもの濃かりけり 樹海めく梧桐たちに迷ひたる 梧桐を仰ぐ超高層仰ぐ 梧桐の葉とは天狗の団扇かな
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梧桐やブランコは立ち漕ぎ続け 梧桐の翳に不良の煙草吸ふ 梧桐に青春である疵を彫り 梧桐の伐られ虚空の天となる 山笠の波動花鳥子より届く 山笠の句の勇壮な波動来る 山笠に恋といふものありにけり 博多つ子純情の夏なりしかな 山笠の日と生誕の日と隣る 純情の山笠に夢馳せてをり
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山笠に天神颪とは来たり 金亀虫裏返りたる真夜の褥 黄金虫夜を引き摺りて灯へ入りぬ 灯に入手夜の帝国の黄金虫 羽蟻の夜玻璃にべたりと都市の闇 羽蟻翔ちお日様に溶けなくなりぬ 子を捨てし母は戻らぬ羽蟻の夜 羽蟻の夜金輪際の父は帰らぬ 羽蟻の夜弔問はなほつづきをり 茅舎忌の卍となりて日章旗
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露の世へ消ゆる人あり茅舎の忌 茅舎忌の夜が流れてしまひたる 隻眼が見えなくなりぬ茅舎の忌 龍子の絵どこか稚拙な茅舎の忌 茅舎忌の流れ流れて星ゐない 吾妹子の胸やはらかき虎が雨 吾妹子の海へ尿する虎が雨 煙草屋もとうに死に絶え虎が雨 土用波恋愛はもう星屑に 岬越え来る土用波白々と
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土用波いよよ怒濤となり崩れ 子が一人攫はれてゆく土用濤 土用濤灯台を越え来たりけり 元総理死にて土用の波濤へと 波怒濤土用の夜の人攫ひ 伝説の出水川とはこの小川 子を攫ひ妹を攫ひて出水川 出水川と記憶流れて悪夢とも 出水川恋の破綻も流しゆく 虚子塔に人来ぬ日なる最澄忌
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最澄忌千日回峰終るころ 叡山は星の降る夜の最澄忌 叡山をさ迷ふ夜の最澄忌 最澄の忌の極楽の湯舟かな 最澄忌灯す頃の先斗町 祇園にて猊下と酌みし最澄忌 萍の隠沼として河童棲む 萍を髪に見立てて河童立つ 萍の茂り月光留めたる 妖精が腰掛けてゐる蛭蓆
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丑三つの月光にある蛭蓆 優曇華へ星やさしくて月やさし 優曇華のいのち揺らぎて月を待つ 儚きは優曇華の茎なりしかな 優曇華にいのちあかりの灯せり 優曇華に神降臨すひとつづつ 母死して優曇華の情なしとせず 優曇華へ言葉少なき真夜の人 ケルン積む星降る夜となりしかな ケルン積む大岩壁と対峙して
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ケルン積むひとつひとつに女の名 行李から恐らく祖父の登山帽 恋をして山登りして死に逝けり ロッククライミングの刹那あの夏を しづかなる人しづかな死夜の秋 夜の秋幽霊ももう寝静まり 恋をして失恋をして夜の秋 瞳の奥の闇へと星の流れゆく 星の降る中に月降る夜の秋 蟻ひとつ彷徨うてゐる夜の秋
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死顔の威厳なるかな夜の秋 曾祖父も祖父も今宵は夜の秋 星ひとつ艶然とある夜の秋 夜の秋���膜剥離みたいな灯 羅を着て恋などに惑はされず 浴衣着て金魚の柄を泳がせて 羅を着て老いらくの恋をせむ 羅に序破急といふ恋のあり 妙齢は達磨柄なる浴衣着て 浴衣着て恋に窶れてしまひけり
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祖父と祖母らし残像の藍浴衣 羅の包んでをりぬ裸体かな 羅の包み適はぬ恋をして 浴衣着て恋の乳房となりしかな 浴衣着て恋人と逢ふ浜の路地 羅を着て蝮酒召し上がる 浴衣の子星とおしやべりしてをりぬ 後ろ手に団扇はさんで恋浴衣 白兎波間に跳ねて卯波くる 人死して星の卯波となりしかな
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卯波寄す森田愛子の臥所へと 九頭竜の卯波漣ほどのもの 夏の波真砂女の卯波とぞなりぬ 月光が卯波流してをりにけり 滴りの金銀の粒金剛に 滴りに輪廻転生ありにけり 滴りて岩壁となる日本海 東京スカイツリーの天辺滴りて 滴りて浅草線の三ノ輪駅 ゆつくりとしづかに歩む蛇ひとつ
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蛇の夢見てその蛇を見てをらず 蛇酒といふ極楽の中に死す 滴りの岩壁を行く数学教師 滴りの後ろ姿の女体山 蛇女邪心となりて星流れ 蛇ふたつ絡んでをりぬ月光に 蛇絡みつつ愛欲の中にあり 権現の無数の蛇の降る社 炎帝の統べるままなる総理の死 炎帝へ斬首の鴉羽ばたけり
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炎帝いま月の裏側焼きにけり 炎帝といふ今生の大宇宙 勲一等正一位なる墓灼けて 勲一等の軍馬の墓は緑蔭に 暗夜行路書きし墓とて茂り中 暑き固き墓石の如き絵画館 イザベラの墓に彫られし薔薇香る 銀杏並木の緑蔭もとんがりて 茂りてはいつも探せぬ乃木の墓 坊城は俊ばかり付く墓涼し
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殉教の墓へマリアの南風吹く 寝棺そのものを横たへ夏の墓 緑なる線対称の銀杏かな 八月の面対称の絵画館 サンドレスとは青山のあつぱつぱ 青山の墓みな灼けて無言なる 夏日燦超高層といふ墓標 無機質の超高層を旱とも ソファーめく茂吉の墓へ夏蝶来 茂吉いま夏蝶となり利通へ
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墓に挿す供華も明日より秋薔薇 秋の蝶クルスの墓を懇ろに 夏果てて石より重き絵画館 緑蔭のハチ公の墓何処なり ハチ公の供華はおそらく水羊羹 異国なる地下に��りて薔薇の墓 夏の蝶マリアの指に触れてより 喪主だけが半袖で乗る霊柩車 蟬の音は聞かず真昼の野辺送り 蟬死して蝙蝠ばかり飛んでをり
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蝙蝠は帰る逆さになるために 蝙蝠の裏切る音を聴いてゐる 蝙蝠も消え失せグリム童話の夜 めまとひはめまとひとして囁けり めまとひは無責任なる大家族 婆の眼の脂にめまとひ親しめり めまとひを払ふ多情の口を閉ぢ めまとひの中を葬列続くなり 朱烏夏の夜の夢覚めし頃 茅舎忌の月光ことに夢を食ふ
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茅舎忌の虫の音といふ哀しけれ 茅舎忌のシュミーズは幽霊の自慰 そこはかとなく隠微なる茅舎の忌 キリストと生きる男へ茅舎の忌 茅舎忌に金子みすずを読んでをり 白鼻心白夜の夢を見てをりぬ おぼこ今白夜の夢を見てをりぬ 白夜とは神の数だけありにけり 熊に似る男涙の炉辺話 雪女帰らず解けてしまひたき
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金輪際なき眼光の鯖を食ふ 鯖を食ふ恋愛をした夢を見て 銀色に無限のありし鯖を食ふ 恩讐の臭みの鯖を食ふ女 鹿島灘あたり怒濤や鯖を食ふ 鯖を食ふ女臀部を揺らしつつ 鯖を食ふ潮の香りを煮てをりぬ 黒潮を炊いて鯖煮となりしかな 鯖食ひ男鯖食ひ女淫靡なる 鯖食うて惜別の情無しとせず
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我が生の金輪際の虹に逢ふ 虹死して首都凡庸の空となる 奈落より虚子の墓へと虹の橋 蚊柱となりて青山墓地を舞ふ 吾妹子の子宮男の子を生みにけり 我が家より大いなる虹架かりけり 苔の花とは妖精の小さき眼 苔の花喋るぺちやくちやぺちやくちやと 苔の花海に流れてしまひさう 我が生も淋しからずや苔の花
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大漁の夜の纜に苔の花 苔の花阿呆の黄色楽しくて 苔の花金輪際の生にあり 苔の花哀しくなれば咲いてをり 苔の花苔を大地として咲けり 苔の花の夜は近づく大宇宙 未熟児に産まれる人へ苔の花 そよぐことなき苔の花小さすぎ 流星と同じ色して苔の花 苔の花咲きて天動説となる
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苔の花影といふものありにけり 囁きの夜に閉ぢたる苔の花 河童忌を星の吹雪と思ふなり 河童忌の蛇口ひねれば湧いてをり 河童忌に砂糖を舐める女あり 河童忌のしんがりの児は引き込まれ 河童忌にベートーベンを聴いてをり 河童忌を皇后陛下畏くも 河童忌の童は杓子定規かな 怒濤とし童押し寄せ河童の忌
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滴りて山又山を濡らしをり 絵画館の壁の隙より滴れり 夏の水汲み元勲の墓域へと 滴りに栄枯盛衰ありにけり 滴りて富嶽をすこし潤せり 滴りに奈落といふは先のこと 滴りてゆつくり濡れてをりにけり 滴りて巌の命を疑はず 幻か滴る先に河童の子 滴りて四国三郎ありしかな
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蟻ひとり穴ひとつあり佇みぬ 増上寺国葬にあり蟻ひとつ 群衆の蟻群衆の蟻に逢ふ 山蟻の威厳の黒に死してをり 黒蟻と赤蟻言葉交さざる 蟻ひとつ地下迷宮を出で来たる 蟻塚に蟻の声のみ充満す 蟻塚の掘りたての土匂ふなり 蟻地獄静謐といふ美しき あとづさりして身を隠す臆病に
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岳麓へ行者道めく蟻の道 蛾の破片ゆらゆら運ぶ蟻の道 ビール飲む眉間に皺を寄せながら 麦酒飲むますます法螺を吹きながら 白魚のやうな指もて麦酒注ぐ 我が世とぞ思ふ望月の麦酒かな 麦酒のむいつか焼かれし喉仏 女ひとり化粧濃くして黒麦酒 蛇苺姉の我が儘永遠に 蛇苺庭に埋めし金魚へも
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侯爵の墓の片隅蛇苺 蛇苺男鰥の庭の恋 山笠の西の便りを句に乗せて 博多つ子純情いまも山笠に 山笠の男だらけの怒濤なる 傀儡の関節錆びて夏の雨 白雨きて蛍光灯の切れかかり 関節はぎしぎし老ゆる夏の雨 飴玉が降る音のして夏の雨 連続の数珠の音して夏の雨
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夏の雨身の内の獅子唸るなり 旋律はボブマーリーに似て夏の雨 戦後すぐ膣より産まれ夏の雨 白雨きてボサノバの雨合体す 白雨きてコーラの壜の女体めく おそらくは黄泉の国とて夏出水 夏出水遺品の遺書の何処へと 高貴なる神に押し寄せ夏出水 最果ての鵺の夜へも夏出水 土用波七里ヶ浜で祖父に抱かれ
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土用波みたいな嬶の乳房かな 柏翠の療養所へと土用波 土用波森田愛子の身の内へ 土用波虚子と愛子の物語 髪洗ふ乳房の先を湿らせて 髪洗ふ妬み嫉妬を流すとか 女百態懇ろに髪洗ふ 髪洗ふ幼き頃の金盥 あんな女に嫉妬して髪洗ふ 犬洗ふ即ち犬の髪洗ふ
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昼寝して夢の合戦破れたり 元首相撃たれし頃の大昼寝 夜よりも昼寝彼の世に近かりし 貪るは蛸か女体か昼寝覚 昼寝して夜には死んでをられたる 昼寝覚女百態消失す 昼寝覚地獄の釜を押し上げて 昼寝覚一年損をした気分 昼寝して虚子と話をして戻る 昼寝覚范文雀と別れ来て
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蝙蝠の彼の世此の世と飛翔せり 蚊食鳥煙のやうなる蚊を追へり 蚊食鳥夕焼け小焼けの唄に乗り かはほりの逆さに夢を見る昼間 かはほりに迷子探してもらふ夕 蚊食鳥夜の女は出勤す かはほりは街の電波と交錯す 蚊食鳥幼稚園児はもう家へ 友人の納骨を終へ蚊食鳥 学習院初等科の上蚊食鳥
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あぢさゐの萎れし夕べ蚊食鳥 かはほりと月と金星置きどころ 青林檎みたいな乳房持つ少女 青林檎囓る気もなく接吻す 青林檎真夏の夜の夢の中 昭和とはヌード写真と青林檎 麗人の口怖ろしく青林檎 漆黒の夜は青ざめて青林檎 青林檎堅しと思ふ瑪瑙より パテイーデュークショーを観ながら青林檎
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青林檎がさつな漢の手に堕ちる 夏の夜の夢とはならず老いゆけり 夏の夜の罪ある墓標御影石 唇は濡れて真夏の夜の夢 夏の夜のネオンサインはジジと切れ 漆黒の真夏の夜の夢となり 入れ墨の夏の女を持て余し 金魚玉夜に入る頃の小宇宙 絢爛の金魚は恋をしてをりぬ 絶縁の夜に浮きたる金魚玉
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和服着て振り袖を振る金魚かな 勲一等正二位の飼ふ金魚かな 飛魚の飛んで越え行く隠岐の島 隠れキリシタン飛魚となり戻りけり 飛魚の流刑の島を飛び越えて 炎帝に見つからぬやう昼に寝る 日輪が炎帝をまた拐かす 炎帝に翳といふものありにけり 白日夢とは炎帝が司る 炎帝が紛れ込んだり夢の中
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盆栽といふ炎帝の置き土産 炎帝も銀河の裾の一部分 我が霊も炎帝となり銀河へと 観音の笑みて溽暑を遠ざけて 観音の炎暑の唇を赤しとも 陽炎へる陽子の墓や禁色に 墓の苔とて万緑の一部分 観音の胸乳あたりへ夏の蝶 五輪塔とは緑蔭のただの石 乾きたる稲毛氏の墓とて旱
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一山の万緑なだれ年尾句碑 薔薇咲かせ流行り遅れの服を売る 昔から麦酒が好きな人の墓 蛍光灯切れかかりゆく夏の果 夏行くや皆んな貧しき灯して 人を待つ心にも似て夜の秋 涼しさの雨の粒とは淋しくて 街の灯の蒼く点りて夏の夜 灯して何読むでなき夜の秋 夜の秋義兄は生れ替りしや
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涼しさの夜の灯の鈍色に 堕胎の子いつも走りて汗哀し 夏逝くや雨の音符の翳色に 夜の秋眼の衰への文字歪む 夜の秋炎集めて住む川原 夜の秋己れ空しく酒を飲む 涼しさの夜雨の音の蓄積す 涼しさは恨みに似たり灯を消せば 幽霊坂うすむらさきの夜の秋 幼稚園死んだ子が居る夜の秋
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夜の秋やがて孤独の誕生日 蛍光灯切れかかりゆく死者の秋 老いてなほ秋めく恋の行方かな 新涼の飴の色とは濃紫 秋めきて失恋をする七回目 新涼の鏡に映す吾の死顔 頭痛して秋めく我の髑髏 新涼の驚き顔となりし天 新涼の犬に哀しき堕胎過去 八月の女ものものしく太り
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news-man · 2 years
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一度は離れた被災団地にマイホーム、親子の思い 広島土砂災害8年
   2014年8月20日の広島土砂災害で被災し、広島県広島市安佐南区八木3丁目の阿武の里団地を離れた親子がこの夏、住み慣れた団地にマイホームを再建した。土井勲さん(78)と長男の会社員智之さん(49)。「もう一度、団地の復興とともに歩みを刻みたい」と気持ちを新たにする。     1 こんなの美談にしてはいけません! 今の世代は良いかもしれないが、孫、その子供が住んだ時にまた同じ災害を受けるから。その責任を感じてほしいと思う。 どんなに砂防ダムを作っても、それを超える災害がやってくるから。一度、災害が発生する場所は、今後も発生する可能性があるということ。…
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nekotubuyaki-blog-blog · 10 months
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2023年上半期に「オッ」と思った本
『長靴をはいた猫』(シャルル・ペロー著/澁澤龍彦訳/河出文庫/Kindle版) 『台湾漫遊鉄道のふたり』(楊双子著/三浦裕子訳/装画:Naffy/装幀:田中久子/中央公論新社/Kindle版) 『聊斎志異(上下巻)』(蒲松齢作/立間祥介編訳/岩波文庫) 『灯台守の話』(ジャネット・ウィンターソン著/岸本佐知子訳/装幀:吉田浩美、吉田篤弘〔クラフト・エヴィング商會〕/白水社) 『新版 小さなトロールと大きな洪水』(ヤンソン著/冨原眞弓訳/さし絵・カバー装画:ヤンソン/講談社文庫/Kindle版) 『象の旅』(ジョゼ・サラマーゴ著/木下眞穂訳/書肆侃侃房/Kindle版) 『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(ケヴィン・ウィルソン著/芹澤恵訳/イラストレーション:中島ミドリ/ブックデザイン:アルビレオ/集英社) 『透明人間』(ハーバート・ジョージ ウェルズ、著/海野十三訳/青空文庫/Kindle版) 『世界の終わりの天文台』(リリー・ブルックス=ダルトン著/佐田千織訳/創元SF文庫/Kindle版) 『去年を待ちながら 新訳版』(フィリップ・Kディック著/山形浩生訳/カバーデザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『ザップガン』(フィリップ・K・ディック著/大森望訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/早川書房) 『火星のタイム・スリップ』(フィリップ・K・ディック著/小尾芙佐訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『マーダーボット・ダイアリー 上下』(マーサ・ウェルズ著/中原尚哉訳/カバーイラスト:安倍吉俊/東京創元社/創元SF文庫/Kindle版) 『イラハイ』(佐藤哲也著/佐藤亜紀発行/Kindle版) 『俺の自叙伝』(大泉黒石著/四方田犬彦解説/岩波文庫) 『ブサとジェジェ』(嶽本野ばら著/『三田文學 153 春季号 2023』掲載作品) 『珈琲挽き』(小沼丹著/清水良典解説/年譜・著書目録:中村明/講談社文芸文庫) 『不機嫌な姫とブルックナー団』(高原英理著/講談社/Kindle版) 『若芽』(島田清次郎著/青空文庫Kindle版) 『交尾』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『のんきな患者』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『城のある町にて』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『風立ちぬ』(堀辰雄著/青空文庫/Kindle版) 『自分の羽根』(庄野潤三著/講談社文芸文庫/Kindle版) 『幾度目かの最期 久坂葉子作品集』(久坂葉子著/久坂部羊解説/年譜・著書目録:久米勲/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『40歳だけど大人になりたい』(王谷晶著/デザイン:アルビレオ/平凡社/Kindle版) 『本当の翻訳の話をしよう 増補版』(村上春樹、柴田元幸著/カバー装画:横山雄(BOOTLEG)/新潮文庫) 『中銀カプセルタワービル 最後の記録』(中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト編/装幀:上清涼太/草思社) 『ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース』(エドワード・ドルニック著/杉田七重訳/東京創元社/Kindle版) 『書籍修繕という仕事 刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(ジェヨン著/牧野美加訳/装幀:藤田知子/装画:谷山彩子/原書房) 『新・動物記8 土の塔に木が生えて シロアリ塚からはじまる小さな森の話』(山科千里著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『新・動物記7 白黒つけないベニガオザル やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣』(豊田有著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『新・動物記6 アザラシ語入門─水中のふしぎな音に耳を澄ませて』(水口大輔著/ブックデザイン・装画:森華/シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/京都大学学術出版会) 『フィールドの生物学24 ミツバチの世界へ旅する』(原野健一著/東海大学出版部) 『哺乳類前史:起源と進化をめぐる語られざる物語』(エルサ・パンチローリ著/的場知之訳/青土社/Kindle版) 『招かれた天敵──生物多様性が生んだ夢と罠』(千葉聡著/みすず書房/Kindle版) 『進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語』(千葉聡著/講談社ブルーバックス/Kindle版) 『幻のシロン・チーズを探せ 熟成でダニが活躍するチーズ工房』(島野智之著/デザイン、イラストレーション:佐々木宏/帯文:坂上あき、森節子/八坂書房) 『ビッグコミックススペシャル 藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス7 ポストの中の明日』『ビッグコミックススペシャル 藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス1 ミノタウロスの皿』(藤子・F・不二雄著/装幀:佐々木暁/小学館) 『北極百貨店のコンシェルジュさん 1・2巻』(西村ツチカ著/装幀:井上則人(井上則人デザイン事務所)/小学館) 『ぼっち死の館』(齋藤なずな著/小学館ビッグコミックスフロントライン) 『すとまとねことがんけんしん1』(内田春菊著/装画:内田春菊/装丁:秋山具義(Dairy Fresh)/デザイン:横倉清恵(Dairy Fresh)/ぶんか社) 『すとまとねことがんけんしん2』(内田春菊著/装画:内田春菊/装丁:秋山具義(Dairy Fresh)/デザイン:山口百合香(Dairy Fresh)/ぶんか社)
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kachoushi · 2 years
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零の会(上)
2022年8月6日
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於:青山いきいきプラザ
坊城俊樹選 岡田順子選
今回の「零の会」は、ゲストにフルポン村上さんにご参加いただきました。 詳しくは村上さんのWebサイトをご覧ください。
好書好日 フルポン村上の俳句修行 https://book.asahi.com/series/11018343
(内容) 俳人の坊城俊樹さんと、墓地で10句 フルーツポンチの村上健志さんが、さまざまな句会にゲスト参加して腕を磨く「フルポン村上の俳句修行~わかったつもりでごめんなさい~」。今回は、俳人の坊城俊樹さんと東京・青山墓地で吟行しました。
文:加藤千絵/写真:松嶋愛
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坊城俊樹出句
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坊城俊樹出句
マリアの手零れ胸乳へ秋の蝶 秋の蝶マリアの指に触れてより 異国なる地下に眠りて百合の墓 夏果てて石より重き絵画館 秋の蝶クルスの墓を懇��に 夏蝶の饒舌に��て墓黙す 青山の墓みな灼けて饒舌に お棺そのものを横たへ朱夏の墓 殉教の墓へマリアの小鳥来る 勲一等正一位なる墓灼けて
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坊城俊樹選 特選句
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坊城俊樹選 特選句
夏草の色に埋れてマリア像 小鳥 十字架の墓石の装飾を蟻 健志 大小の蟻群をりて茂吉墓 季凛 炎天の墓を抱きし大樹かな 悠紀子 僅かなる供花に蟻よせ土饅頭 順子 あなたは此処にいるのですかと墓洗ふ 美紀 黙祷のしじま落蟬動かざる はるか 鶏頭の墓守として枯るるまで きみよ 赤松の肌の剥がれてゆく晩夏 要 寝墓らは異国の夏草に埋む 慶月
坊城俊樹選▲問題句
八月の六日を知らぬ乃木の墓 荘吉
坊城俊樹選入選句
出目金を育て石屋の金庫番 はるか 座る人なき八月の椅子を売る 和子 緑陰に並ぶ志賀家の墓に柵 健志 練兵の靴音となる蟬時雨 秋尚 走り根の隆々として槙涼し 要 高々と維新の墓の晩夏越ゆ 慶月 子々孫々縋れる墓に酷暑かな 荘吉 アロハシャツ墓原の坂を見つめては 小鳥 真新し中子の文字や墓参り 久 夏深し風掴まんと槙榊 秋尚 啼くものに包まれ八月の墓原 和子 つぶやきは蟬の時雨にまぎれたる いづみ イザベラも茂吉も蟻を浄めたる 順子 黒を着て涼しき人となりにけり 和子 墓木仰ぐ日傘大きく傾けて 千種 逝く夏や黒着て黒い犬を曳く 順子 暑いから来なくて良いと墓の言ひ 荘吉 ひとりつ子墓を洗へば老ゆるなり いづみ 万緑や大久保利通の馬の墓 健志 涼しさや茂吉の墓のがらんどう 健志 お団子の髪を下ろして夏逝くか いづみ 朝風に吹かれこの世へ落とし文 きみよ 累代の墓とは錆びて草いきれ 要 八月や奈落は天の深き青 きみよ 墓碑銘を一廻りして夏蝶来 美紀 消防車沈然と立つ原爆忌 ゆう子 風を切る柏手二つアロハシャツ 順子 原爆忌蛇口に日差し反射する きみよ 乃木将軍の墓と日の丸褪せ八月 和子 うつくしき柏手を打つ広島忌 いづみ 一対の供花の枯れ色秋暑し ゆうこ 青山の蟻ぞ敬して払ひけり 千種 喪服から首の白さの涼しさよ いづみ 八月の蜘蛛の巣白く濁りたる 和子 宣教師の墓に隷書夏の空 健志
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岡田順子出句
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岡田順子出句
黒服の寄れば葬めく日の盛り 逝く夏や黒着て黒い犬を曳く イザベラも茂吉も蟻を浄めたる 落蟬のカスタネットの音して鳴く 古墓へ風無き小道竹煮草 野の百合の細き茂吉の墓へ向き 樹下涼し人居ぬ椅子は木漏日を 僅かなる供花に蟻よせ土饅頭 風を切る柏手二つアロハシャツ 落ち続く竹屋の軒へ凌霄花
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岡田順子選 特選句
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岡田順子選特選句
異国なる地下に眠りて百合の墓 俊樹 高々と維新の墓の晩夏越ゆ 慶月 父眠るまで蟬時雨澄みわたる 和子 冥界の番地を探す蟬しぐれ 千種 岡持で冷麦墓地を横切りぬ 荘吉 原爆忌蛇口に日差し反射する きみよ 観音の裸足の御足齧る蟻 真理子 座る人なき八月の椅子を売る 和子
岡田順子選▲問題句
青山の墓みな灼けて饒舌に 俊樹
岡田順子選入選句
炎天の喝采高し大道芸 悠紀子 練兵の靴音となる蟬時雨 秋尚 十字架の墓石の装飾を蟻 健志 十薬は夜はクロスの祈りにも きみよ 幾星霜花火くぐりて星の世へ 悠紀子 清げなる魚籃観音傾ぐ夏 真理子 人の背に残る暑さに雲灼くる ゆう子 女優消え並木は蟬の恋歌に 慶月 青山の露路の竹屋へ凌霄花 季凛 妹来るぽつくりめきしサンダルで いづみ 勲一等正一位なる墓灼けて 俊樹 咲く前の百合の眼やマリア像 小鳥 万緑や大久保利通の馬の墓 健志 閼伽桶と束子転がる盆用意 はるか 初秋の空や俳句の家の墓 千種 噴水の光を散らす日照雨かな 悠紀子 殉教の墓へマリアの小鳥来る 俊樹 白百合を抱き黒髪をなびかせて きみよ 生きのびし日々めくるごと夏の果 美紀 八月の六日を知らぬ乃木の墓 荘吉 花嫁のオープンカーは葛揺らし 季凛 乃木将軍の墓と日の丸褪せ八月 和子 寝墓らは異国の夏草に埋む 慶月 みんみんや栄華の墓へ木の根張る きみよ 夏蝶の黄マリーの墓を旋回す 慶月 宣教師の墓に隷書夏の空 健志 走り根の隆々として槙涼し 要
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