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#足臭フェチ
cellophanemaryjane · 1 year
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ブリングリング
GYAOが3月いっぱいで無くなると聞いて超ショックを受けています。他のサイト使いにくいしあの玉石混淆なのがいいのに…アマプラもTverも嫌い〜。
ということでせめてものはなむけに3月までめいっぱいGYAOを満喫しようと思います。
手始めにソフィア・コッポラ監督の作品「ブリングリング」を見ました。私はソフィア・コッポラが死ぬほど合わないのと、この映画はあらすじを見ただけでも「あーはいはい」と思ってスルーしてたのですが、私の仕事にまつわる人たちはなんとなくこういうのを好む感覚の人たちが多いような気がして、ちょっと今後の仕事のことも冷静に見られるように試しに見てみようかなと思ったのです。
そして見た結果、やっぱり「あーはいはい」という以外の感想はあんまり無いのですが、もうこれ10年前の映画なんだなぁ。ソフィア・コッポラを好意的に思える人は、この作品に対して空虚を描いてるとか客観的な姿勢を保ちながら世間に物申すとか映像のセンスがいいみたいに言うようですが、私としてはマリー・アントワネットだのブリングリングだの、「いかにロングヘアの女の子がダラダラしてるところとキラキラゴージャスファッションと刹那的な快楽に身を任せる若者を撮れるか」という目的でしかストーリーを選んでないように見えます。
この映画も、犯罪者である主人公たちを突き放して撮っているとは思えないし、セレブの暮らしを心底バカにしてはいないようにも見える。そういうものに憧れてしまう浅はかな若者たちのこと私はわかるのよ、ブランド物の持つ俗で空虚だけど強烈な一瞬の輝きが私はわかるのよ、と言いつつ「でも私はあんなのとは違うけどね。パリスとかリンジーとも違うし」と言ってるように見える。それくらい私にはソフィア・コッポラの作品が合わないのです。
というかガーリー文化の基本的な受け取られ方である「他人の堕ちていくさまを持て囃しつつほんのちょっとだけ高い所から自分は無傷で見ている」という姿勢が私は好きではないのです。人が堕ちるさまを美しいと思うならお前もやってみろ。できないくせに表面上だけ理解者面するな。といつも思います。
あと10年前の映画だけどちょっとこの感じ古いなぁと思う。ガラケーとかフェイスブックが古いとかそういうことではなくて、例えばニッキー達がベッドでダラダラしてて引き出しから服がだらしなくはみ出てる感じとか、生々しい女の子の生活を作り込む感じが単純に古いと思いました。女の子の部屋というものに対するオブセッションは「ヴァージン・スーサイズ」で撮られてからこっち、タンブラーやフリッカーに死ぬほどこすられて消費されてしまったものです。未だに女の子たちはセレブの写真をびっしり貼った壁だとか化粧品を並べたドレッサーだとか、こういう写真が大好きですが、そして私も嫌いではないのですが、ちょっとこすられ過ぎたと思います。
と言っても、ソフィア・コッポラ本人が死ぬまでこのティーンの女の子の生臭さをオシャレに撮り続けたいというならそれはそれで勝手にすればと思いますが、今現在存命のクリエイターとしては古いと思いました。しかしもうこれ古いんじゃないかなと思っていると、意外とみんなベタベタなものが好きだったりするので大変です。
主人公達の中でひとりだけ男子のマークは、まだ良心を持っているように受け取られるようですが全然魅力のないキャラクターでした。マークが刑務所に運ばれる場面のあまりの魅力のなさに、この人ほんとに女の子しか撮れないんだなと思いました。
あと音楽のセンスいいとか言われてるけど、エンドロールに「Super Rich Kids」というクソベタな曲使ってるのまじでださいから。この曲自体もださい。消費社会の虚しさも犯罪の持つある種の美しさも全部うわっつらで、女の子のロングヘアとビッチな会話だけ監督のフェチのようなものを感じました。お前はいつもそう。(と言えるほど全部見てないけど)
しかしパリスの足大きいな!
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getrend · 1 year
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【リトルウィッチアカデミア】アッコ「アマンダが足裏の臭いフェチに襲われるSS」
【リトルウィッチアカデミア】アッコ「アマンダが足裏の臭いフェチに襲われるSS」 Source: まとめクロラ
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klufsting · 3 years
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A young Navy Special Force recruit just returned from a strenuous training session, the boy is too tired to bother taking off his issued compression training wear, sweaty and smelly, he directly went for bed. This is a piece of concept art for an upcoming novel.
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dvdhappycom · 3 years
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洗ってない匂いフェチ かな - 無料動画付き(サンプル動画) スタジオ: 女体のしんぴ 更新日: 2020/12/28 時間: 14分 女優: かな 洗ってないアソコの臭いが大好きなかなちゃん。シャワー前に自分の下着の臭いを嗅いで大興奮で開始!すぐに下着を脱ぎ、スーハースーハーと洗ってないアソコの臭いが染みついたクロッチ部分の臭いを存分に堪能する。もちろん片手はおまんこをいじりながら。弄るたびにポロポロとカスが落ちてもお構いなしにを続ける。全裸になり足を壁にかけ、パンティを頭から被り大胆ポーズでおまんこをひたすら弄り続ける・・・。 美女 絶頂美乳 美尻 美脚 淫乱 痴女 絶頂 マニア メーカー 和物 素人 女優 DVD・DVD販売のDVDハッピー DVD・DVD販売のDVDハッピーは、DVDを大量に扱っています。一律$1.95 懐かしいDVDから最新のものまで豊富な品揃えで販売しています。
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toyao-sp · 3 years
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私のマジな見てください 後編 かほ20歳 - 無料動画付き(サンプル動画) 更新日: 2010/08/18 時間: 30分 女優: かほ いろんな道具で何度も昇天してしまった”かほチャン”。汗フェチの彼女は男の汗の臭いを嗅いだ瞬間から何かに憑かれたかのごとく、全身を舐める!舐める!舐めまくる!! 男の洗っていない足を喜んで舐めまくり、そのまま失禁してしまう姿は衝撃的です。 DVD・DVD販売サイト【DVD村】 DVD正規販売のDVD村です。動画ダウンロード$1.49!サンプル動画あり、ブルーレイ、DVDあり。
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pm2216m · 3 years
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匂いフェチだから(臭いは無理すぎ)あれこれと香るアイテムを集めてるんだけど、一応「今日はこれだ!」と決めた香りと他の香りが混ざらないようには気をつけてる。好きな香りってその日の気分で変わるしさ、いろんな香りを楽しみたいという我儘な人間なもんで。ちなみにどギツく香るのものは苦手で、ほんわりと香るものが好き。だから買うものがシャワージェルとかハンドクリームが多いのかもなあ。香水もあるんだけど、ティッシュにワンプッシュしてからウエストと足首にちょんちょんと付けるぐらい(それが正しい香水の付け方なのかは知らんけど、自分的にいろいろと試してきた結果そうなった)。手首にワンプッシュという方法と、空中にワンプッシュしてその下を通るという方法は、自分で匂い酔いしてしまって駄目だった。
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yukiori77 · 3 years
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私のマジな見てください 後編 かほ20歳 - 無料動画付き(サンプル動画)
私のマジな見てください 後編 かほ20歳 - 無料動画付き(サンプル動画) 更新日: 2010/08/12 時間: 30分 女優: かほ いろんな道具で何度も昇天してしまった”かほチャン”。汗フェチの彼女は男の汗の臭いを嗅いだ瞬間から何かに憑かれたかのごとく、全身を舐める!舐める!舐めまくる!! 男の洗っていない足を喜んで舐めまくり、そのまま失禁してしまう姿は衝撃的です。 DVD・DVD販売のDVDハッピー DVD・DVD販売のDVDハッピーは、DVDを大量に扱っています。一律$1.95 懐かしいDVDから最新のものまで豊富な品揃えで販売しています。
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skf14 · 4 years
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07300039
いきなり土下座されるなんて驚いたけど、それよりも今、彼の口から飛び出した言葉を反芻するほうがよっぽど大事だった。
「もう一回言ってもらっていい?」
「......やっぱり、怒るよな。」
「いや、怒るとかじゃなくて、ワンモア。脳が処理しきれなかった。」
「...お前を、食べたい。」
ゴッ、と床に頭を打ち付けて動かない彼。この食べたい、の意味が性的なスラングであればまだ幾分か救われるし、そもそも土下座などせずとも快く足を開いてやってるじゃないか。と笑い飛ばせるのに、長く一緒にいすぎたせいで、彼の言わんとしていることがわかってしまう自分が憎かった。
「一昨日セックスしなかったっけ。」
「した、けど。そうじゃなくて。やめろお前そんなあけすけな言い方。」
「分かってる。揶揄っただけ。」
「......お前は意地が悪い。」
「恋人が意地悪だから移ったのかも。」
戸惑った顔で俺を見上げたかと思えば、怒ったり困ったり拗ねたり、表情筋の忙しい人間だ。土下座から顔を上げた彼は手を床についたまま、目線を彷徨わせてから、また口を開く。
「...ごめん、いきなりこんなこと...」
「お前が突然なのは今に始まったことじゃない。けど、お前らしくないよ。普段なら理路整然と説明して、俺を捻じ伏せられるだけの屁理屈と持論を持ってくるはずなのに、こんな古典的なお願いのし方なんて。」
「そうだよな、俺もそう思う。」
要領を得ない話に若干イラッとしたのが顔に出ていたのだろう、元々平行気味だった眉毛がきゅっと下がり、困った顔のまま子供のように唇をへの字に曲げた。大人のくせに仕草が子供なところは、好きな所の一つでもあった。この状況じゃなければ頭の一つでも撫でていただろう。
「とりあえず説明してくれる?」
「...本当は、ずっと思ってた。それが今、積もり積もって言わないと耐えられなくなった。だけ。」
拍子抜け、と肩の力が抜け誘われるように笑いがこみ上げ思わずくすりと肩を揺らせば、不快そうな顔をした彼が俺を睨んで不貞腐れる。あ、また新しい表情。そんなことをしても嬉しくなるだけだ、と内心突っ込んでおく。
「あぁ...そういうこと。何、俺ついにお前に殺されるのかと思っちゃった。殺人計画が完成したわけじゃないのね。」
「そんな計画立てたことないわ。」
「よく言うよ。今まで散々、小説の中で殺してきたくせに。というか、殺すつもりないなら食べようがなくない?」
「それは、その...俺の友達に、医師免許持ってる人がいるから、そいつに頼んでどうにかしてもらおうかな、って。」
「どうにかって。らしくないよ、そんなアバウトな感じ。」
「その、部位を食べようかなって。」
「うわぁ、変態っぽい。変態だったわ。」
座り込んだままの彼の肩をぽんと軽く叩いて、そして話は終わり、とばかりにその場から立ち去り、棚に並んだ中から一冊の本を片手にリビングのソファへと座った。拾われた捨て犬のような顔をした彼は俺と、そして俺の手の中にある本の表紙を見て顔を顰め、深いため息を吐きながら俺の隣へ座った。
「...悪趣味。」
「書いたのお前じゃん。」
「なんでお前はこのタイミングで、嫉妬に狂って人間フォアグラ作る話を読み返すわけ?そんな好きじゃなかっただろ、その話。」
「お前が書く話で、好きじゃない話なんてないよ。で、どうするの?食べるの?食べないの?」
「...食べたい。」
「...考えが纏まったら、また話してよ。」
葛藤があるうちはきっとろくなことにならないと、彼と長年過ごしてきた俺は痛いほど理解していた。彼は一人で延々と考え込む癖がある。そしてその考えは大抵、いい方向には動かない。さて、どうしようか。と、目では心地の良い文字の羅列を辿りながら、頭の中にはある人の電話番号が浮かんでいた。窓の外ではジーワ、ジーワ、と苦しげなセミの声が響いている。薄いカーテンを引いた室内ですら日差しが眩しい夏が、来てしまった。
「ねぇ、ちょっとサイン書いてよ。」
「...あー、俺も、一冊サイン書いて。」
丁度手に持っていた彼の本を差し出せば、書斎に消えていく背中。戻った彼の手には白と黒のペン、そして、俺の撮った写真集。白のペンと写真集を手渡した彼はなんだか嬉しそうな顔。
「今日は何を描けばいい?」
「太ったネコがいい、ってさ。」
「はいはい。」
「こんにちは。」
「お久しぶりです。どうぞ。」
「お邪魔します。」
相変わらずゾッとするほど綺麗な部屋だ、と、白一色で統一されまるで生活感のない彼の部屋を不躾に見渡しながら感動する。同じ日本に住んでいるはずなのにここだけが嫌に涼しく感じるのは、山の中にあるからなのか、それとも彼が醸し出す雰囲気なのか。持ち寄った紅茶の手土産を渡せば、彼は微かに微笑んでそれを受け取り、「今、お茶を入れます。」とキッチンへ消えていった。
「これ、いつもの。」
「ありがとうございます。...いつもすみません。ご無理を言ってしまって。楽しみにしてたんです、彼の新刊。」
「アイツ、喜んで書いてたよ。サイン。」
「こうして貴方から頂いているせいで、売り上げに貢献出来ないのが心苦しく思えますね。」
「その言葉だけで有頂天になってる姿が見えるから大丈夫。」
紅茶は上品な透明のグラス中で、ゆらゆらと日の光を纏いながら氷と共に揺蕩っている。手渡した本を宝物のように抱き締めた彼はそっと机にそれを置き、表紙、そして最初の数ページをか細い指で捲って文字を辿った。そしてぱたり、本を閉じ、呑気にガムシロップたっぷりのアイスティーを飲む俺へと向き直った。
「今日は、どうされましたか。」
「やっぱ分かる?」
「えぇ。何か、相談事でもあるんでしょう。分かります。」
「そうなの、きっとあなたなら聞いてくれる、と思って。」
「他ならぬ貴方の相談ですから。」
一通り全て話終えると、俺の話を黙って聞いていた彼が、少し考え込むような表情で唇に指を当てている。彼の、思考するときの癖だ。俺とは違う表現方法で、呼吸しやすい自らの世界を生み出す彼の、思考の世界。そしてその深い深い海から浮上した彼は、ぽつり、思い出したかのように言った。
「彼等に会っていきますか?」
「暑い、こんな暑い日に呼び出して俺を殺す気か?」
「知らないなら教えてやろう。この国には夏ってのがあって、あと2ヶ月は暑い日が続くんだ。」
「るせぇな、コーヒーだ。」
「分かってる。待ってろ。」
死にそうな顔色でドアを殴ったかと思えばクーラーの効いたリビングに転がり込んでソファーに沈み込んだ奴の相変わらずな姿にため息を吐き、用意しておいたアイスコーヒーと灰皿を奴の前へ適当に置いた。カラン、と氷の滑る音と共に、ライターの燃える音。吸いながら飲むのは行儀が悪いといつも言っているのに、ヘビースモーカーな奴は直す気がさらさらない。し、直させる気もさらさらない。
「お前は出来がいいな、いつも忘れずに用意して。うちの部下と変わるか?」
「勘弁。楽しさと引き換えに気が触れる仕事は嫌だよ。」
「はぁ、で、ほら、寄越せよ。」
放り投げられた奴のライターを拾って、懐から取り出したタバコに火を付ける。催促する奴の手に、お目当ての本を載せてやれば瞬時に開かれる表紙と、そして満足そうに口角を釣り上げる奴の顔。
「あー、最高かよ、お前のコイビト。」
「本当にな。��体の知れない奴をファンだって喜んでサイン恵んでんだから。」
「自己紹介でもしてんのか?大先生よ。」
「そういやあの子元気なのか、エリちゃん。」
「あぁ、元気だよ。今度の金曜参観日だ。」
「ちゃんと育成出来てることに驚いた。お前が人の親だなんて世も末だな。」
「相変わらず存在が嫌味だなてめぇは。死ね。」
本を抱き締めた表情と言葉が何も合致していない。と、奴が本を机に置き、タバコの灰を雑に落としながら膝を立て俺の顔をじろじろと舐め回すように見て、そして、笑った。
「お前、ろくでもないこと考えてんな?」
「お前じゃあるまいし、と言いたいが、正解だよ。ちょっと聞いてくれないか。」
「何だよ。」
「あいつを食べたいんだ、俺。」
「で、どこを?」
「え?」
「...なんだ、捌いて欲しいって相談かと思ったらただ危ない思考に染まる自分に酔ってるだけか。はっ、ざまぁねえな。」
「...そりゃそうだろ、食べるってことは、減るんだぞ。」
「白痴ごっこなら乗らねえぞ。」
話題に瞬時に飽きたらしい奴は机に置いた彼の写真集をパラパラとめくり、人には決して向けないような穏やかな目でその写真達を見始めた。
「かの有名な食人犯は、食欲が抑えられず銃を手に女の背後に立った瞬間、『今実現しなければ後で後悔するという、その後悔が恐ろしかった。』を理由に引き金を引き、死体を解体して食べた。」
「随分と懐かしいネタだな。佐川だろ?」
「俺は、好きな人を食べたい。食べたいけど、死んで欲しくない。」
「くだらねえな、その好奇心。」
2本目に火がつけられ、めくられた写真集はもう折り返し地点に到達していた。まるで昨日のニュースでも話すように、奴は声のトーンを変えないまま目線は写真だけをただ辿っている。
「ガキ作らせて食えばいいだろ。」
「それは純正じゃない。」
「クローンは、って、アレもガキの姿からだからお気に召さないか。」
「お前ならどうする?」
「まぁ、デカイ冷凍庫と少しの知識、あとは根気があればお前みたいな素人でも何とかなるだろうな。たかがウン十キロの肉だ。」
「...お前、何とも思わないのか?」
「はっ、そんな正気に駆られてるようじゃ、殺し終えたら秒で塀の中だろうな。お前。」
ぱたり、最後まで見ずに奴が本を閉じ、氷のほとんど溶けたアイスコーヒーを一気に飲み干した。そして、その本を放置し、灰皿に何本目かのタバコを押し付け、ふらりふらりと玄関へ歩いていく。彼の本を抱え慌てて追いかければ、スニーカーの踵を踏みながら俺よりも少し身長の低い奴がゆらりと顔を上げ、覗き込むようにして目を見つめて、一言。
「持っとけ。直ぐ取りに来るから。」
「...分かったよ。」
数日後、夜に家に来て欲しい、と彼に呼ばれた俺は、彼の写真を見ながら次に書く本の内容についてあれやこれやと空想を繰り広げていた。玄関から音がして、出迎えようと振り返った瞬間、言葉を失った。
「どうした、それ。」
「.........。」
左手、幸い利き腕ではないが、痛々しく包帯を巻かれ、三角に吊られた腕。裏腹に彼はとても清々しい顔で、左手に持った袋を俺に差し出した。掌を出せば、とす、と置かれる冷たい袋。
「開けて。」
ビニール袋。中には氷だろうか、ガサガサゴロゴロと塊が手に当たる。ビニールの結び目を開け、結び目を開け、出てきたのは、冷えた、3センチ×6センチほどの、長細い皮膚片。
「おま、え、これ、」
「俺の友達に、外科医がいて。」
「......。」
「怖気付いた?食べていいよ。」
震える手で、彼は袋の中から、さっきまで俺の一部だったその黄色と赤と、それから肌色の層になった皮膚を取り出した。案外分厚い。顔面は蒼白で、今にも倒れそうだ。彼はもう、手の中の俺にしか興味がないらしい。食べていいよ、のセリフが耳に入った途端、目線が皮膚片に釘付けのままだ。
彼の、いつも俺を優しく追い詰める舌が、皮膚片へとゆっくり触れ、そして、表皮を滑っていく。彼は目を見開き、口の端からは溢れて止まらないのか、だらだらと涎が垂れ床に落ちていく。毛繕いでもするかのように何度も感触を楽しんだ彼の舌が仕舞われて、そして、手の中の皮膚片は袋の中へと戻された。
「...食べ、ないの?」
「うん。食べないよ。好物は味わって食べないと。」
「そっか。」
俺はただ、安堵した。彼が、他人の肉を食べようものなら、直ぐにでもその皮膚片を叩き落として奪いネタバラシをしなければいけないところだった。
彼等、それは、彼のお気に入りの部屋にある、沢山の植物たちのことだった。その部屋は風通しも日当たりも抜群に良く、所狭しと緑の葉が艶々と並び、水滴を浴びてキラキラ輝いていた。時折風でかさり、ざわり、と木が、葉が揺れる。
「話してるみたい。」
「残念ながら、話せないんです。私も常々、願っているんですが。」
シュ、シュ、と水をやり始めた彼の手つきをじっと見つめ、心が洗われていくような感覚になる。気持ちがいい。
「彼を、試す。というのは気が引けますか。」
「試す?」
「健康な人間の身体にメスを入れるのは、普通の医者であれば患者が死ぬ次に嫌なことです。貴方の願いであれば私は、それをしてもいい。でも、彼がもし、ただの一時の好奇心で言っているのなら、困りますね。」
「困る。けど、その時は、あなたの作品にして。咲かせて。」
「ご冗談を。なので、試しましょう。丁度3日後に、上腕の切除手術が控えています。また家へ来ていただけますか?」
そうして彼の好意により皮膚片を手に入れ、カモフラージュで包帯を巻き、彼の本気を見れた。あんなにも歓喜に溢れた表情。これならもう、自分を食べさせても、構わない。あの皮膚片はあの人へこっそり返して、彼にはネタバラシをしよう。ボソリ、彼が何か小さな声で呟く。
「............ない。」
「ん?」
「あんなゲテモノ、食べるわけがない。」
『ほらな。言ったろ?』
「うるさい。全部アイツが悪いんだ。俺を騙すから。アイツが悪い。あんな何処の馬の骨か分からない奴の皮膚を、自分だと偽って、そこまでして俺に食べられたくなかった、いや、そもそも騙すなんて、俺がどれだけ愛する人を食べたかったか、どれだけ時間を費やしたか、何も知らないくせに、」
『独り言なら他所でやってくれ。』
「一つ、頼みがある。」
『あ?』
虫の多い山の中に家を構えたクソ野郎をどうしようもなく腹立たしく思うが、まあこれが最初で最後だと思えば許せなくもない。正面のチャイムを鳴らせば、異なる二つの足音が響いて、扉が開いた。
「よう、性懲りもなく夏に呼び出しやがって。殺すぞ。」
「9月はもう秋って言うんだぞ。知ってたか?」
「3年ぶりってのに何だてめぇは。」
「...お、おじさん、だれ?」
「おいクソガキ、お兄さんな。」
「怖くないよ。俺の友達。上がってよ。」
ちっさい癖に聡明な顔をした子供を連れた男が俺を出迎え、そして部屋の奥へと招き入れる。部屋に漂う微かな死臭には、もう慣れ切っているのだろうか。二人とも何食わぬ顔で住んでいるらしいその小さな家は、身の毛がよだつような寒々しい雰囲気を纏っていた。
「ほら。コーヒーと灰皿。」
「相変わらず覚えがいいことで。」
「俺との約束、守ってくれてるよね?」
「勿論。」
口元を釣り上げ答えを返せば、安心したように息を吐いた男が懐から飴を取り出し、子供へ向こうの部屋で遊ぶよう言い伝え追い払う。
「元気だろ?一度も病気をしないんだ。」
「は、誰が造ったと思ってんだてめぇは。敬愛する写真家のクローンを、失敗するわけがないだろ。」
「分かってるけど。大丈夫そう?」
「あぁ、健康状態、成長具合には何の問題もない。」
「約束も、その、」
「守ってるっつの。お前じゃあるまいし。」
「ごめん。不安になって。あの子以外に、あの人が存在してると思うと俺は...」
「まさかクローンを作らせる代わりに遺伝子を提供する、その代わり人間にはするな、なんてイかれたお強請りされると思わなかったからな。」
部屋の奥、キッチンにいくつも置かれた、南京錠付きの冷凍庫。はっ、笑えねえ。タバコがいつもより不味く感じる。ケツポケットからスマホを取り出し、カメラロールから自慢の作品を選んで彼へと提示してやる。再生ボタンを押せば、感嘆する声。
「わぁ...素敵。お前、眼球フェチなの?」
「は、ちげえよ。いい写真を撮る奴だったからな。きっと綺麗な物を沢山見てきたんだろう、と思ってな。」
最近完成したソレは、小さな顔の真ん中に肥大化させた眼球が一つのみある、陸に上がる直前のおたまじゃくしのような自慢の生物だ。鼻も口も耳もなく、空気や栄養は喉に開けた穴から流れ込んでゆく。かっぴらいた目は発達した毛細血管ととめどなく流れる涙でキラキラチラチラと輝き、ただただひたすら目の前に流れる映像を目で認識し、肥大した脳が反応を示す。強烈な映像なら脳波は大きくぶれ、優しい映像なら脳波は穏やかになる。実験や測定、に使うつもりだったがもう最早ただの玩具になりつつある。ただ面白くて作った作品だった。
「俺は今、幸せだよ。0からあの人を作っていく人生。食べて共に、一つに、なんて馬鹿らしいことだって気付いたんだ。0から一緒にいる方がよっぽど愛だ。他の要素が何もないあの人を、狂いそうなほど愛してる。」
「幸せそうで何より。俺は俺の成果を確認しにきただけだ。帰るわ。」
「え、もう?夕飯でも食べて帰ればいいのに。」
カラン、手付かずのアイスコーヒーが鳴る。
「アレに何か起きたら連絡してくれ。」
「うん。ありがとう。また来てね。」
「食うわけねえだろ。てめぇが普段何食ってんのか、まだ分かってねえのか。殺人狂。」
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15800 · 4 years
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匂いと臭い 良い匂い、悪い臭い。(よいにおい、わるいにおい) 良いものは匂い(におい)と書いて、悪いものは臭い(におい)と書きます。 この良いと悪いの判断はあくまでも自己の好みであり、ある人が匂いと書く匂いも、別の人からすると臭いとなる場合もあります。 そして誰もが好むいい匂いは香りとなるのです。 (勿論これにも好みはあるので一概には言えませんが) 世の中には様々な匂いが溢れています。 しかし、その匂いを感じないままに生きている人も多いのではないでしょうか。 もう20年も前のことですが、いちびってカブリオレを購入した際に、普段走る街中を走行中、衝撃を受けた事がありました。それがこの匂いだったのです。 確かに幼少期はこの匂いに触れて生きていましたが、社会人となり完全に忘れ去っていた町の匂いを再認識し、感動を覚えたのです。 ガソリンの匂い、タイヤと路面の擦れた匂い、各戸の晩御飯の匂い、町を走っていると様々な匂いに触れることが出来ました。 街中だけでなく、高速道路でも様々な匂いがあります。河の匂い、山の匂い、雨の匂い、排気ガス、都心部の匂い。 嗅覚は大脳辺縁系に直接届いているというだけあって、様々な匂いは自身の様々な記憶を蘇らせてくれます。 それは、子供の頃に、いつも通る近所の家の晩御飯の匂いだったり、バス旅行の時のバスの排気ガスの匂いだったり、そしてその記憶が蘇るたびに癒されるのです。 人によっては排気ガスの匂いなんて臭いと思うでしょうが、懐かしい記憶を回想する事で、それを匂いと感じるのですから幸せな事です。 先日エレベータに乗った際に、前に乗った人の残り香がありました。 それは女性の香水の匂いだったのですが、自分好みのものすごくいい匂いだったのです。 香水の匂いにも好みがありますので、人によって臭いと感じる人もいるでしょう。香水そのものを否定する人も多く存在します。(現に私の周囲には沢山います) 自分の好みの香りをつけている女性には、やはり興味が沸きます。 逆に好みの香りではなかったり、香水否定派で汗くさかったりすると興味が薄れます。 匂いを重要視しない人達からすると、馬鹿馬鹿しく映るのかもしれませんが、それが現実なので仕方ありません。 「匂い」か「臭い」なら、匂いを選ぶのが人間の性です。 香水選びについては、以前ここで書きましたが、市販の香水にも顧客ターゲット層というものがあって、何でもかんでもつけていれば良いというものでもありません。 年齢やキャラクター等によって、ピッタリ合う物を選ばないと、大人がランドセルを背負っているように人からは映ってしまう事があります。 またその香りによって、その人がどんな人なのか、ある程度判断できる材料にもなります。 たまに自分自身の匂い(体臭)に癒されると言う人がいますが、私には全く理解できません。 その他にも「臭いフェチ」という人も存在します。女性に多いようですが、我々の言う香り(香水など)とは異なり、体臭(汗の臭いや足の臭い、加齢臭など)に惹かれるという人達です。 これも全く理解できませんが、前述の通り、人それぞれに匂いと臭いの定義は異なるのですから、否定してはいけませんし、自分の好みを相手に押し付けるのも良くはありません。 相手に押し付けるというのは、自分がくさい匂いが好きだからといって、自分自身がくさくてもいいという考えは間違っているという事です。 私の周囲にいる香水否定派の人達は、正直ほぼ皆くっさいです。 人間なので汗をかいたら汗臭くなって当然ですし、年齢を重ねると加齢臭も出てきます。 しかし自分がくさい人が好きだからと言って自分までくさいのでは、くさいもん好きしか集まってこない現実に気づいていないのでしょうか。 過敏になる必要はありませんが、やはりエチケットとして最低限は気にかけていきたい部分であると思います。 #殿のコラム #匂いと臭い https://www.instagram.com/p/CBXhFbdpO_g/?igshid=kbvaja73ikch
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azure358 · 4 years
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--深海人形-- うちの父母が、大変(※ストロングZEROの)御世話になっております(※類似品含む)
※…本人達的には、昔の話にしたいとか(※…今では類似品のお世話になって居るので)。
[[MORE]]
…ガチでマジ使える星晶獣をカードの中に捕獲して(※…ライブオン カードライバー翔 のモンスターマウントみたいに)、決闘(※デュエル)で戦わせる、そんな消費者庁コラボ等数々のコラボで名を馳せたソシャゲの薄い本(※全年齢対象)まだー?(※…さて、何の星晶獣が一番過労死するかな?)。
…カズキングダムでは無いけど、育児放棄、児童虐待は父親恒例で良いと思う(※笑)
…金将銀将飛車角行桂馬香車歩兵(※全て将棋の駒 ※敵だったけど味方になる系で好きなキャラ)
…マイナージャンル行ったら、皆、其の古参達は、供給が悲惨過ぎてて飢えてるから、どんなに新参と其の作品がクズカスレベルでも「…おおーよく来てくれたーー囲めーーー!(※大感激)」…ってなるやん(※北斗と塾クラスタで見た)。
…評価が欲しいあまりに、マイナージャンル(※若しくは流行りジャンル ※人によりけり)に手を出してそう(※的確に人の心を抉るアレ)。
…公式がトレスだの盗作だの商標権侵害だので、ならずもの、無法過ぎる、または、基本、誰も見向きもしてないような、元々のジャンル住人が少なくて、不人気なマイナージャンルは、嫌われ者、村八分者、非常識DQN、棄民、爪弾き者、極端な自己中他、兎に角、鼻つまみ者達のたまり場に成り易い(※経験論)。
…創作厨は、元ジャンルでの権力闘争に敗れた流刑民だし、公式がトレス盗作権利侵害を平気でやるジャンルの厨とマイナージャンル厨は、元々住んで居た地の住民から逃げて来た棄民。うちの子厨は、平気で、自らの子を道具、奴隷にする毒親。これぞ社会の縮図(※…と言うより、マジ地獄ですね)。
…闇雲に無い余裕を持とうとする程、余裕が無い状態を先ず如何にかするべきだと思う(※…明らかに、修業が足りてない奴のアドバイスなんて聞き入れるな)。
…ウォーズシリーズの新作を、Switchで出しませんか、任天堂さん?(※理由:海外で滅茶苦茶売れるから)。…タイニーメタル?(※…知らんがな)
…サカキ様って、まだ、893業やってんのか?(←※言い方)
(※捏造注意)トラバース家の父→子供に槍を持たせないように妻と結託した結果、妻の連れ子(コーディー)に子が自分で拵えた槍で殺された父親 弟の方だけを可愛がり、兄の方は虐待。初代後、義父に愛想を尽かしたコーディーに殺害された(…本来ならば、コーディーは死刑囚になる筈であった…)
(※捏造注意) 基地ガイの父→子供に槍として忍者刀を持たせた父。忍者になる為の教育と称して、子供を幼少期からこき使って居た。小学校を上がると子供はすっかり不良に。そして、其の後、自分の子が武神流忍者になった事を素直に喜んだが、生憎、武神流一家にリンチされた(めでたしx2 最後ギャグ)
(※参考)竈門家の父→兄妹以外の家族と共に、兄妹に生き方と槍の使い方を教えた父親。煉獄家の父→槍を持って居たが、やがて、持たなくなった父親。 時透兄弟と累の父親→槍の使い方どころか持ち方さえ分からない父親。派手柱の父→槍として忍者刀を自らの手で持たせた父親。結局子供の人生はプラスに?
…ワイにも、フォロワー数28,000並の発言力と影響力と地位があったらな……(※殺意)。
…あれだけの、発言権力があれば、今頃、バトルガレッガとアームドポリスバトライダーは、二十年単位で覇権取ってるから(※断言)。
……「…海外にも顔が効く方が有利!(※…所謂、グローバル路線)。」…と言う方も居られるでしょうが、…それでも、桁と規模が違えば、また違ったものになるからね……(※…政治発言専門アカウントなのも合間って此処まで、支持集めてるのは、流石に脅威)。
…ゲームくらい天国でも出来っぞ(※悟空さ並)。
…生前は、耐えて耐え、我慢して、死後(※…か来世)に、幸福と安寧を見出す生き方、マジでとんと見なくなったな(※…其の代わり、ケダモノみたいなヒトのフレンズ ※実質チンパンジー が増えた)?
Q.…何故、ストロングZERO等の、アルコール度数が高い酒類は、未だに、規制され無いのですか?(※…これの次は、エチルアルコールと言うレベル)A.…クズが早死にし易くなるからです(※…或いは、医療費を荒稼ぎ出来る)。
…自分の発言は、自分の発言として言うようにするのだ!(←※言うだけ)
(※色んなオタク)
自称そのジャンルのファンだけど、そのジャンルを一瞬で食い潰す挙句、その上他の流行ジャンルにすぐさま食い付いてまた同じパターンなオタク
「(自分の脳内)腐妄想=公式設定」腐豚
自称おばさん腐なので、昔の同人界隈が大きく話題になる度に「今は楽になったけど昔は〜」みたいな出だしですかさずつぶやいてイキリ加齢臭マウンティングかます
結局、原作より自分の脳内妄想が一番尊いオタク
転売ヤーを、ジャンルと推しの天敵にして全力で叩いてるけど、二次創作と同人グッズ販売でそれなりに儲けてるオタク
親が自身の身内から借りた金を踏み倒してそう
親が自身の伴侶から借りた金すら踏み倒してそう
…親が六人の子供を監禁して、AI開発の為と抜かしてカードゲームをさせながら散々児童虐待してそう(※ユギオネタ)。
…親が自分の所とは違う他所の次元を支配するだけには飽き足らず、また別の次元侵略してそう(※ユギオネタ其の二)。
(※↑御前の親シリーズ)
…蟹父って、蟹を守る為に御亡くなりになった父親の鑑(※…しかも、其の聖人君子振りは子に遺伝した)だし、思いっきり、蟹に向かって「…ワイの父親は、妻(ワイの母親)から借りた金踏み倒してるよ、200万くらい(※ゲス顔)」って言い触らしたい(※最低)
…段々、文ストの太宰に性格が似て来ている気がする(※…特にわん!な奴)。
…オス蛾のフェロモン放出画像、世間では【閲覧注意(※��虫・グロ注意)】だけど、ワイにとっては『閲覧注意(※エロ画像注意)』過ぎる……(※…一番例の実験gifアニメがそれ過ぎる……)、
…明らかに、これらは猿リプの一種(※人間からじゃなくて猿から来た返信・リプライの事)。>https://twitter.com/oratoj17/status/1215795021137334272
行動力の化身「…アベの独裁政治を打ち倒そう!(※国会議事堂前デモ参加)」
…何処はかと無く、魘夢の服装は、雰囲気超正統派ユダヤ人っぽいけど(※ボトムスが黒かったらもっと近い)意識してんのかな、鰐先生(※個人的にはしてないと思う 鰐先生はそんな知識無いだろうし ←※酷い)。
……コーディー等「…御金ください(恥知らず)。」ウェイン兄弟「…良い加減、君達は恥を知ってよね(※…と言いながら、金銀宝石アクセサリーの類を一つづつ渡す)。」 ※…石☆油☆王(※石油を内燃機関で制するので)。
…ウェイン兄弟は、…確かに、可也の富豪、金持ちだけど、其の資金は、『…連邦国家で兵器開発の報酬(※…所謂、軍需産業マネーって奴)』として連邦から貰った穢れた金だからね(※…戦争、大量虐殺への幇助で得た金)。
…そして、その穢れた金を、金銀宝石に洗浄(ロンダリング)して、こうして、欲しい人にあげてる訳である(※やってる事ほぼ893)。
…ウェイン兄弟は、元々、戦争で金を稼ぐ外道共の仲間(連邦国家)なんだから、嫌われても仕方無いんだけどな(※…何故か、そう言う理由では、嫌われて無いような?)
…まぁ、ガレは、頭の悪い節約より賢い浪費推奨ゲーだし(※…後、バトラの方は、浪費は出来無いので、ケチるより賢い消費推奨)。
…『実質石⭐︎油⭐︎王(※ウェイン兄弟)』が、「…これで高いレアカードでも買って来なよ(※…と言いながら金銀宝石)。」…って言っても、「…こう言うのはね、自分だけの力と資金で手に入れるから良いんだ(※まさに聖人君子)。」って言う決闘者の皆(※…謙虚な上に、強欲じゃない……みたいな?)。
…伊達とか桃は、何だかんだ貰ってるだろうね(※兄弟から金銀宝石 ※北斗勢には普通に石油か石油の代わりになる燃料をあげる)。
…ウェイン兄弟が配慮して、「…レアカード買ってあげる(※バラマキ政策)。」……って言っても皆良い子だから断るんだよなぁ(※下衆野郎等シンプルに外道共は除く)。
…蟹とか、『根っからの良い子(…最低限、利口とも言う 』は、露骨に断るだろうなぁ…(※…いや、それが矢張り一番良いんだけども)、…としみじみな気持ちになればなる程、当然ではあるが、『バラマキ政策(※多くただ単に媚びてるだけ)』だけでは、『票取り(生命線 』は無理だなと感じる(※…そう、某ミンス)。
…『石配り系神運営(=※課金石バラマキ政策運営)』は結局、かつてのミンスと同じ事してるけど、各プレイヤーの皆様は、それで満足なんだね?(※…兎に角、そのゲームに性的搾取する為の推しがいて、何処まで行ってもなるべくは完全無料で遊ぶ為に石が配られてれば良いんだね?)。
…本来、親と言う存在は、其の存在自体が『邪悪(※…子を様々な方法で労働力、資本として搾取する、近所に子に恥ずかしい思いをさせる程迷惑をかける)。』である事は許されない筈(※子にとって理想の存在として存在し続けなければならぬ為)なのに、どうして、あの親二人は本当に邪悪なのだらう(※まさに邪悪だ)。
…もし、私が、今年の春先に死んでも、私は、『信仰的にもキリスト教徒』だし、葬式と其の儀礼も、仏式ではしないので、49日間の供養はしなくて良い。…なので、無事、親は、ハワイ旅行に行けるので、徒に、キャンセル料を払わなくて済む。私の命よりも、大事なのは御金(※…そして、一族と国)。
…あんな親が、そこら辺の小悪党よりも、一層深い地獄に落ちるんだよ。…すかさず、子供を、すぐに、武器だの防具だの、其んな道具として、平気で使い捨てられる親。それで居て、それでも善の親面。…あのボ卿よりも酷い所がちらほら(※確信 ※…ボ卿は凄いぞ ※遠目)。
…最後の最期に、童磨に対してしのぶちゃんが言った台詞(※…コーディーへ)。
…とっととくたばれ汚い忍者(※基地ガイへ)。
…『親も人間だから()』平気で子を置いて逃げたりするんですね、分かります(※とっととくたばれ屑親)。
…日傘差してる男の人が良い(※趣味)。
…オッドアイは、(其の目それぞれがどう言う色なのかにもよるが 両目が個々に捕らえる色彩と明度がそれぞれ違うので、右と左で見える色が違う筈(…何故か、全く余所では聞かない話だが…… …兄弟が付けているゴーグルは、其の両目の感覚を調整する眼鏡の役割も果たして居る……ってよ(※無駄設定)。
…ワイのウェイン兄弟メットレス予想、ユギオ勢からしたら、兄貴は赤眼オッドアイのエドフェだし、シューター勢からしたら、何方もオッドアイのアキかパルム(※…ちなみに、全部造形する際に影響がある ※…ゴドウィン兄弟のイメージも入ってますね ※多分)。
…ペガサス会長も入ってる内に入んの、あれ(※…管轄内なのに知らん)。
…中華オタクは凄まじい迄に、『銀髪(※美少女)フェチ(※中華出身ゲーには、矢鱈、銀髪美少女が居る)』らしくて、ワイの兄弟メットレス予想のもウケるかな……と(※…其の前に、銀髪では無く鉛髪だし、美少女じゃ無い)。
…私は強いて言えば、黒髪の子が……(※おもむろに好みを語るな)。
…私、見た目なんかガン無視して中身で選ぶタイプ(※嫁推しも)。
…ビースターズとか言う、全く癒されないケモ漫画ww(※…まだ、メイアビの方が、癒されるわww)。
…割と、メイアビは笑えるし、癒し漫画だよ(←※悪質な伝聞)。
…私が死んだら、天寿国に召されたと思って悲しまないで下さい。
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maborice · 5 years
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ぼくとスーパーダンガンロンパ2 CHAPT. 2
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 それは違うぞ(迫真)
 超小学生級の反省も終わったところでChapter 2の話に入ろう。 前回は見事被害者を的中させたので今回も僕の頭脳の冴えを見せてやるぜ、という意気込みでやっていく(登場人物16人のうち半分を予想に入れてたらそら最低半分は当たるわ、というツッコミは忘れてほしい)。
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ご丁寧に前回予想した部分をバッサリ切り捨ててくれる狛枝には困ったもんだぜ。一番反論してくれそうな人間が初手で消えたから仕方なくはあるが他のメンツがドン引きするばかりで疑問を投げかけてくれないので彼の思考が全く伝わってこない。ちゃんと疑問を投げかけたら会話にはなると思うんだけどなあ。流石に制作陣も今更単純サイコパスのつもりで設計してないでしょうし。言っても仕方ないんだが。でも君前話のラストで最後まで見届けたくなってきたよ! って言ってなかった? それはそれとして前作でさんざん真の希望とはみたいな話をやっておいてこの希望フェチはモノクマの用意した絶望を前提においた希望が最も輝く瞬間、と言っているのはテーマ的に誤りである可能性が高いので最終的にここが取り沙汰されてくれると僕が嬉しい。まあゲーマーがコロシアイは絶対許さないとか言ってるあたり最終的にこの対立軸が解消されないまま狛枝退場、というルートもありそうだが。そもそもゲーマー強くない? 舞園さやかの人当たりと霧切響子の推理力が合わさっているのは反則ですよ?
 ようやく朝が来て、日本舞踊家が臭い謎設定とモノケモノが居なくなって第二の島が開放された話を聞く。ミラクルモノミでやってたの本編時間軸なのかよ! 思い出させんな! 今回はまあ島が増えていくんだろう。前作やったプレイヤーでこの発想しない奴いるの? って感じだけど4つ目の島あたりで開放されずに路線が変わったら恥ずかしいので黙っていることにする。
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厨二病の扱いも委員長キャラの扱いも本当にうまい。
 ゲームのやりすぎなので島が変わったら環境もガッツリ変わると思ってたが第二の島に関してはそういうことではなく単純に拡張された形らしい。明らかに前作で見たことある門を備えた遺跡、やっぱりあった図書館、そして海の家。またシャワー壊れてるけど制作陣はシャワーに恨みでもあるの? そしてジェノサイダーの話が出てきたのでとりあえず同一時間軸ではあるらしい。腐女子のことを指してるのかは知らんけど。 んで……何? 世界の破壊者? 前作ラスボスの所属組織とイコールでいいの? ぶっ殺さなきゃいけないって言ってたけどナチュラルに対立煽るな当たり前だけど。ただまあ前作は絶望振りまいてりゃ満足って言ってたのが明確に破壊思想を表に出してきたのは新しい。いやあんだけやっといて結局リセット願望かいって思わないでもないのでそのへん絶望とか破壊とかのワード組み合わせてオサレにしてほしいけど。
 そして今回の動機として用意されるゲーム中ゲーム。相変わらず全力投球するなあ。それはそれとしてバックログが読めなくなるのは勘弁してほしい(作中設定として生徒手帳の中の機能だった気がするから正しくはあるのか?)。 なるほど記憶は返さないけど過去が存在してたことについては積極的に触っていくのか。流石に有効活用されている。前作ボスが突っ込まれた点を修正していくスタイル。いや本当にツッコミ入ってたのか知らんけど。
 カメラマンから狛枝の朝食の話をされる。なんか日本舞踊家のおねぇ呼ばわりといい急にフォーカス入ったな嫌な予感がするぞ。
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想像より縛り方が激しかった。どっから用意したその鎖。隙あらばコロシアイを煽ってくるのはもう完全に確信犯的だなあ。自由時間で既に選べなくなっていたんだけど今作1話時点で3人消えるの前作より悪化してんじゃねーか! スクールモード無かったら怒るぞ!
 トワイライトシンドロームをプレイして思ったのがやっぱゲームキャラのセリフって現実的な頭身から出てくるとこそばゆくなるね。「ごかいした」のメッセージに気づいた瞬間とりあえずボタン連打したが5回押す前に表示が終わってしまったのでこれ隠し要素逃したか!? としばらく一人で騒いでいたがゲームジャンル的にここで分岐要素あったらあとで困るということにしばらくしてからようやく気付いたので事なきを得た。なお、そもそもこの画面で押しても意味なかったことに気付くのは少し後のことになる。
 和ーちゃんに誘われて海水浴イベント。おおノゾキじゃなくて参加する方なのか、と思ったがノゾキが発生するのは風呂の方だしそれは前作でやってた。一番見たかった子はイラストに描かれてなかったがな!!!!!!!!! そして次々に登場する女性陣(ギャラリー開放する時に必要なコインが高くて笑った)、カメラマンは調子が悪いから来れないのメッセージ、海の家から走り去る日本舞踊家……あっ……。
・自由時間の話
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王女ストーリーを完了。制作陣の作るキャラクターと僕の推したいキャラクターが一致していることが分かったので後はどう魅せてくれるかを期待したい。豹変はやめてね。
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続いて軽音楽部。ほんまこいつギリギリのギリを毎回突いてくるな。 自由時間の話終わり。
 小泉真昼というキャラクターの第一印象は「ジェネリック朝日奈」だった。気の強い物言いに委員長気質……。前作ではずいぶんと振り回されたものだ。 そこに男嫌いとかいう要素までプラスされてるものだからそれはもう大いに警戒した。こいつ裁判中に「男だからこいつが犯人」とか言い出してもおかしくないな、と思うぐらいには。 蓋を開けてみればどうだっただろうか、いざChapter 1の事件が発生すれば自分の信条は脇においておいて出来ることをしっかりやり、議論にも参加し、「コロシアイなんて絶対にやらない」とスタンスをはっきりと表明し、ヘイト製造機のコントーローラーにまでなった……。今度こそ僕は元気なムードメーカーと一緒にプレイできるんだ、そう思った。
 しかし、朝日奈の残した呪いは強烈だった。彼女に向けられたヘイトが時間差で爆発してしまった(完全な被害妄想)。ついに牙を剥いた新たな犯人の魔の手は、その大いなる力によって小泉真昼に牙を剥いてしまった。 ……うん、これで2話連続被害者枠的中だな! 既に加害者を2回連続で外しているので今後の予想は全部外れることが確定的なのはまあ許してくれよな!
 この事件について考える上でまず第一に引っかかるのはやはり死体発見アナウンスである。そういえばアナウンスルールの話を聞いていなかった気がするが、前作に則るのであれば犯人で1、日本舞踊家で2、和ーちゃんで3なので日本舞踊家はシロということになる。ただこれは前作でもっとややこしいシチュエーションでせっかくやったのにまた引っ張り出してくるか? というところなのでなにかあるだろう。今更この作品が前作でやったことをチュートリアルしてくれるとは微塵も思えない。 捜査開始。キラキラちゃんのお面が露骨に出てきた。クローゼットにグミ。露骨な落とし物。シャワールーム上部の窓。いやこれ登れないっつっても道具あったら登れそうじゃない(ポイ捨て禁止ルールをまた忘れている)(結果的に正解だった)? ……ところで、突然全部知った後の目線で書くけどペットボトルから水出したんならシャワールームの床まだ濡れてなかったりしない? プレイしたのが深夜だったから細かく覚えてないんだけど最終的にその水が何処に行ったのかは誰も触れてなかった気がするんだけど……。 そしてゲーマーを連れ立ってトワイライトシンドロームをプレイ。……この女……助手枠に綺麗に収まってやがる! 前作の助手枠は……うっ、頭が……!
 うんこれD子が小泉だったら割と悪いことしてるね。というか在学中に割とガッツリ悪い子としてるっていうの第三者目線で見せられてこの後この子達をどういう目で見たら良いのかわかんないよ僕は。何処までも何処までも警戒心を煽ってくるぜ。というかF男(か、その手の者か)、E子を殺した後どうやって誤魔化したんだ? もう普通にアウトじゃん……。 メタ的にも犯人じゃないのは割と露骨なのに非協力的な姿勢を見せてしっかりヘイトを稼いでいく日本舞踊家。コントローラーがいきなりぶっ壊れたからまた逆戻りだよ。
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意外と上手く行っているように見えるような見えないような当時の写真を回収、狛枝の活躍で砂浜の足跡とグミ袋を回収。これがなかったら普通に日本舞踊家死んでたぞ……。罪木の検死報告、あと何回見れるんだろう……。
 ここで捜査フィニッシュ。この状況で最も怪しいのは順当に考えれば極道である。トワイライトシンドロームの件からして既に容疑度満漢全席であるが、「俺は最後まであがくぞ……」とか言ってる当たりもはや隠す気あんのか? というレベルなので流石に何かあるだろう。ほぼ全くと言っていいほど今話で印象のなかったマネージャーあたりがクロでもまあおかしくはないがそれは流石に扱いが露骨すぎるし、そもそも登場人物A,B,Cは主人公の目で見てアリバイがあるしで他に思い当たるフシもないし……。キラキラちゃんが突然出てきて二重人格パターンはもう勘弁してほしいけど。
 裁判準備で色々入手したスキルをセット。今作は前作と違ってスキルポイントとスキルの入手タイミングが同じだからSPダダ余りとかない上に序盤からバカバカ積めるから難易度低いな、ガハハ! とか言ってた。この段階では。
 裁判開始。いきなりトワイライトシンドロームからか。逆転裁判だと最初は現場検証から入るので文化の違いを感じる。 E子が使った凶器は何? って話題が出た瞬間水着でブラックジャックでも作ったんだろ、ガハハ! SSRカードみてえだな! とか言ってたらマジで水着ブラックジャックでびっくりした。素材的にいけるのか……? と思ってたからいける扱いでちょっとびびった。というか結局どうやって処分したんだ。 ところでヤマダといえば前作に居たけど繋がりあったりするんかな。
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ところでその声でそれ言うのやめろ。漢字違うけど。
 そして日本舞踊家のビーチハウスに行ってない! という主張を崩す展開。これ前作の葉隠で似たようなの見たぞ?
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……しかしまあ、「一人で服着れないから返り血をごまかせない」っていうの、「字が汚い」並の情けなさだな。それよりも問題は相手の反論斬っていくやつで極道の発言が硬すぎることだ。10回ぐらいミスった。この後早めにセーブポイント来たから事なきを得たが危うく僕の集中力が切れてゲームオーバー寸前だった。元々そうなのかプレイ環境が悪いのか知らんがなんかレスポンスが悪くて斬りづらいんだが!?
 そしてセーブ明けに始まるロジカルダイブとかいう新モード。なんかこのポリゴンと床PS1のサルゲッチュで見たな。
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……ところで何か操作説明おかしくない?
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案の定ゲーム中で操作説明開いたら全然違うこと書いとるしよォ!!!!!!!!
それはそれとして犯人がクローゼットに隠れているまでは良かったがじゃあ何処? って聞かれてめちゃくちゃ迷った。Chapter 1でも思ったけどこの絵柄で物体の大きさを測らせるのやめて超やめてめっちゃ苦手なの!
 そのまま犯人の手口の話題になるとペコの反論が入るが入ってくる時のボイスがめちゃくちゃ格好良くて転げ落ちた。ついでに斬るやつの文字の動きもスタイリッシュで興奮した。でも耐久力無くて難易度的にはクッソ低かった。 道具使う予想までは合ってたなヤッター! とか思いながら事件再現漫画の小泉がアホみたいに可愛い
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ことに失われたものの重さを痛感しつつ、なおも不気味な雰囲気な犯人を追い詰めていくと……
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これだもんな。カーッ、たまんねえな!
 ……ところがどっこい、クライマックス推理でも「なんでか知らんがキラキラちゃんの犯行だと示すために面を置いたんだろう」と主人公に直接言われたように登場が唐突すぎる。そもそもこれから居なくなるキャラ掘り下げても意味ねーじゃん……と思ったがこのゲームは吊られてからが本番なのでそこはそうでもなかった。 ともかくとして、無事犯人投票に成功……と思ったら新規ルート。 なるほど~~~~、「私は人ではないので犯人ではない」は前作では出てこなかった主張だな~~~~~。新しいな~~~~。
 ここで流れを変えるきっかけになったのは王女の一言であり、毎回毎回存在感を示してくれることには感謝したい。 そしてようやく出てくる死体発見アナウンスが前作と違う仕様であることの意味。そう、キラキラちゃんなど後付け、最初から現場にはもうひとり居たのだ……と。 こうして事件の全貌が本当に明らかになり、裁判は終わった。
 マジ!!!!!!!!!!!!??????????????????????????!!!!!!!!!!!!???????????????????????!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????????????? そんな設定突然生やすなや! と思ったらこれまでに単独行動する極道を誘ってたのは常にペコだったわ!!!!!!!! マジか!!!????????!!!!!!!!! ああーいけませんいけませんよこれはこういうのに弱いんですよ僕。隠してきた秘密が明らかになる瞬間っていうの本当に弱いんですよ。とくに対人関係の秘密。この突然評定バリエーションが増えたペコの破壊力が高いこと高いこと。全部張っていい? いい加減誰もネタバレ気にして見てないでしょ。貼るぞ?
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「私の仕事は終わった」って聞いた時裏切り者設定もう消化するの? って思ったがそういうことでは無かった。色んな意味で手遅れになった諦めと覚悟を秘めたサイコーの顔をしている。
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突然歪む表情。狂った目的を達成したという満足感がみられる。
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トドメの表情。押し殺してきた全てが少しずつ溢れていくような印象。主人の情けなさにある種の諦めを抱いたような表情に見えなくもないのは主人の中途半端さが原因か。
 完全に油断してた。極道が犯人だとストレート過ぎるけどそれにしたってせいぜいトワイライトシンドローム関係者の内輪もめだと思ってたから突然予想外の方向からストライク送球が飛んできて死んだ。 極道に生まれながら心優しくどうしても人が殺せない跡取り息子とその用心棒としてずっと一緒に育ってきた剣。うーん、いい。いいですよ。問題はこのゲームだとこのご主人ただの役立たずなことなんですけど。
 それはともかくとして狛枝を始めとして登場人物がちょくちょく言及していた裁判全体の方向性の違和感をビッチリ決めてくる設定を打ち込んできたことに本当に感謝したい。このコロシアイの設定がこれほどまでに自己犠牲によって誰かを生かす事ができ、自己犠牲以外に自分以外の誰かを生かすことが非常に難しいという状況を見事に作り出せることに前作プレイ時点では全く気付いてなかった。まあ全員初対面という前提を勝手に思い込んでいたというのはあるが。ある意味前提をひっくり返すどんでん返しなので、今作になるまで温めていたのも納得である。 前作の2話では過去の事件の発覚を恐れた口封じ(間接的に)だったので、今作では過去の事件そのものについては誰も重要視していなかったのが綺麗に対比になっていて良い。ただ極道はこれから生き残ってどうするんだ? というのはあるが。
 前作の感想で隠し事がバレる瞬間に今まで積み重ねてきたものが崩れていくのが好きだと書いたが、今作でも形を変えて見れたのは非常に嬉しい。どちらかというと崩れるというより全貌が明らかになる瞬間、という趣だったが。 互いが互いを想いあったが本心から分かり合うことが出来なかったために間違いを止めきれなかった、というのはトワイライトシンドローム内で語られた事件とも一致しており、演出の妙が際立つ。結局、過去の事件も今回の事件も誰かがもう少し素直になれれば起きなかった事件なのだから。 お互いともに死んでほしくはなかっただろう。けれども極道には妹という動機があった。結局天秤に乗せた結果妹を取ったのか、劇場に駆られたのか、そのはっきりしない中途半端なスタンスのせいでいまいち見せ場を作りきれなかったが、もう嘆くことは許されない。賽は投げられたのだから。
 しかし犯した罪を反省する間もなく退場してしまうこのゲームにおいて、ついに後悔と反省が許されるキャラクターが現れた。そう、極道はまだ生きている。最後の瞬間に少しだけ本心で会話できたふたり(その感情が何であるのかはナードの僕には分からんので横に置いておく)、生きてほしかったという願いを受け取った彼は今後十神白夜並の手のひら返しを見せてくれるのかどうか、今後に期待したい。これで元気にヘイト製造機1号2号やってたら許さんからな。
・キャラクター所感
・ゲーマー どんどんメインヒロインとしてのポジションをガッツリ確保しにかか���てる。コロシアイ絶対許さん発言といいめちゃくちゃ目立つ。最終的にどういうポジションに落ち着いて、どんな背景が合ったのかは注目していきたい。多分生き残るんだろうな。 ・ガンダム 相変わらず厨二病発言は全くなりを潜めないのにギリギリ会話が成立するギリギリの社会性を表現するのがうまい。キャラクターとして無理なくハマってしまっている。ただいい加減キャラに発展が無くなってきたので次当たりポックリいってもおかしくないかもしれない。 ・日本舞踊家 無事今回もヘイト製造機1号の立場を守り抜いてしまったのみならず、容疑者候補から復帰というぶっとい生き残りフラグを立ててしまった。完全に逆転裁判世界からやってきたかのような裁判中の煽りといい
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全く嬉しくない可愛さアピールといい朝日奈を超える勢いでヘイトを稼いでいる。大丈夫か? 本当に。でも極道との復習の連鎖はまだ残ってるので4話あたりでやらかしてくれるかもしれない。 ・極道 ヘイト製造機の座は暫定で脱出したが今回はマジでいいところがなかった。いや妹殺しの共犯が目の前に居たら殺りたくなるのは分かるけどカッとなってうっかりやっちゃうのはチンピラでしょ。裁判中でのスタンスも中途半端(これについては狛枝が言及していたように制作陣からそういうやつだと太鼓判を押されていることになる)だし、本当に次が大事。でも女子メンバーとのわだかまりは普通に残ってるわけだし仲良しこよしは出来そうにないよなあ……。個人的には3話でいいところを持っていって十神白夜ルート乗ったと思ったら4話で結局トワイライトシンドロームメンツと揉める展開が良いです。 ・保健委員 いじめられるならこっちだと思ったらD子の方だった。相変わらず検死が有能で着眼点もよく、しかもあまり人を殺しそうにないと非常に好感の起きやすいキャラクターとなっているがまさかトワイライトシンドロームの話がこれで完結するわけではないだろうし以下略。 ・軽音楽部 そろそろ見た目以外に言うことが無くなってきたので掘り下げが欲しい。 ・マネージャー 言うことがない。 ・オワリ 裁判に協力的と言うだけでこんなにもバカが許せるのか、と感心している。この言うこと無いトリオにそろそろ脚光当ててみてほしい。 ・ペコ 推したい、が彼女はもういない。主人の中途半端さに割を食らった感があるので無事成仏してくれることを願う。 ・王女 とりあえずキャラクター性も見えてきたし、あとはこの異常空間でどのように輝くか。天然変な趣味お嬢様路線のまま散っていくのだけはやめてほしい。 ・メカニック このギャルゲーの親友枠みたいなの地味に前作にいなかったな……と感心している。3話は軽音楽部以下のメンツの誰かに軸が置かれるはずなのでそこで生き残れるか。「生き残って欲しい」という感情をプレイヤーから稼ぎやすいキャラなので生存可能性低そう……。 ・超高校級の幸運 しばらくは危険なやつという路線で進んでいくようなので掘り下げ待ち。中の人にこいつのオファー来た時「え!? 次は思いっきり怪演していいんですか!?」ってなってそう
・番外・カメラマン
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殺され方まで委員長キャラ貫いたなあ……ってしみじみ。 まあ(間接的協力者とは言え)殺した側が言っていいセリフじゃないし残念ながら当然みたいなとこある。どうして前作はこうならなかった。
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khrbuild · 5 years
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連休二日目は 10年ぶりに 徳島県高知県土佐に上陸!カツオと骨付き鶏が食べたーい!
本日のミッションは!
淡水フェチなら一度は行きたい!
仁淀ブルーを見ること!
10年前まで 足しげく通った四国!
多分私の先祖は高知だと思う!
しかし仁淀川は未経験!
まずは平家の先祖に挨拶がてら 祖谷そばで腹ごなし!
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そのまま かずら橋に観光して
そして本命の
いざ! 仁淀川に!!
既に綺麗やん!
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なんじゃ この透明度は
ジャーン!
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今日は仁淀グリーンやな
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そやけど綺麗やわ!
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こりゃ、夏に是非潜りにきたいー!
魚の調査も兼ねてね!
組長!
さぁ 今日の残す ミッションはカツオやね!
高知市内で これは完食!
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臭みがないから 塩で食べてもうまし!
個人的にはタレが美味しいけどね。
それにしても四国は鯉のぼりが多いね!
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こんなのや
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こんなの 最後には川の中で和紙の鯉のぼりが
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わかりにくいね
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カープファンが多いんか?
いえいえ
子供の日を大切にしてるのね!
未来に繋ぐ架け橋やね!
明日は 最後のミッション 骨付き鶏と 讃岐うどんでしめくくり!
明日も満開遊ぼー!
それではまた明日!
おやすみなさい
貝塚市 岸和田市 熊取町 泉佐野市 泉大津市 和泉市 泉南市 阪南市
天然素材スイス漆喰 カルクウォール
リボス自然健康塗料 取扱店。
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zunkopic · 3 years
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RT @tsagmwd: 东北俊子 #VOICEROID #東北ずん子 #足フェチ #ソックス足裏 #黒ニーソ #臭いフェチ #上履き https://t.co/tso4ToDSYB https://t.co/FIWQ9Ht6F1 (via Twitter http://twitter.com/t_zunko/status/1402800245965135874)
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yosuke0404 · 4 years
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リアさん
リアさんの足の裏は快楽中枢のようで、くすぐりで感じておられました。足裏の感触は柔らかかったですが、臭いは凄まじいものでした。#足の裏 #くすぐり #足の裏フェチ #くすぐりフェチ #足フェチ #feet #footfetish #soles #sexyfeet #toes #footworship #tickling #gallery #okinawa #cosquillas #cocegas #solletico #yosukes_gallery
リアさんの足の裏を撮影してきました。
会う直前はやはり緊張しますね。時間帯が夜だったため、辺りは暗く、外灯も無いせいか、周りを見渡しても暗闇そのものでした。本当に何も見えないくらい視界が悪く、ただ、そばにあった自動販売機の光だけが煌々と明るかったです。そんな眩しい自販機を見ながら、「ここも含めて、通ってきた道路全部、車で通るには狭かったな」なんてことを考えていました。「とりあえず、約束の時間だし、エンジンは付けっぱなしでいいかな」と考えつつ、再び周りを見てみると、自販機を見過ぎていたせいか、周りが余計暗く見えました。そして、ほとんど見えないけれど、バックミラーを覗くと、なんとなく人影のようなものがそこに映っています。確信は持てないけれど、「今何かが動いている気がしたような…」と思ったり、「でも、人が歩いてるにしてはスピードが遅いな」とか「いや、でもそういえば、さっきあの辺りに人が歩…
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find-u-ku323 · 4 years
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『部分的にそう』
 あなたのことは前からそんなに好きじゃなかったし、と、呆気ないほど素っ気なく恋の幕は閉じられた。情けない姿を晒すまいと閉じ込めていた気持ちはいつのまにか溢れだしていて、ただ黙って、告白の舞台として僕が指定した中庭をとぼとぼと歩いて帰るしかなかった自分が、本当は一番情けなかった。  忘れなければいけないのだろう。本当は、忘れなければ大変なことになると、自分でもそう分かっているはずなのに、高嶺の花相手に挑んだ無謀な恋愛の後遺症は、僕が思ったよりも強く深く抉れた傷を僕に与えてきた。まるで誰も足を踏み入れることができない山岳地帯に咲いている白いサザンカを自らのものにするために、命懸けでそこに分け入っていったら、何か逆らえない神の逆鱗に触れたような重力で全身を強打したみたいな、そんな痛々しい気分だった。  じゃあ、なんであんなに気のあるフリをしたんだよ! ああいうことをするから、僕みたいに勘違いして傷つく奴が出るんだろ、って。そうは思わないかい、──。  僕は路傍にあった石ころ、その全てを転がして、晴れない気持ちを全てそこに籠めるかのように、制服が汚れるかもしれないという懸念も頭に浮かぶことなく水溜りの方へシュートしてみせた。瞬間、汚い水しぶきが上がるのを見たが、もちろんそんなものでは何の気休めにもなりやしなかった。  家に帰って来てから、晩御飯を食べる気力もなかった。休んだ部活の同級生から来たメッセージを横目で消していくだけで、なんとなく精一杯だったから。きょうのことがなかったことに出来たなら、ちょっとは楽なのにな。告白した相手に僕の感情が漏れていたなら、正直、女々しいんじゃないの? って言われてしまいそうだった。  晩夏の夕空にかかった飛行機雲を見ながら、明日は雨なら学校に行かない、と憂鬱な気持ちを飛ばしていった。コップに注いだ強めの炭酸水の泡が抜けていく音が、魂の抜けていくような気持ちと重なって哀しい。名前のない感情が、声のない声に漏れ出ている。  力の抜けた片手で、さっき落としたスマホを拾い上げる。相変わらずメッセージを読む気力はない。  しかし、メッセージアプリの上のほうにいつも表示されている広告に、今日はなぜか目がいった。その広告は、どこか気味が悪くて自分の知らない異国の言葉で飾り立てられていたけれど、イメージを示す絵だけで、すぐにそれが意味するところが分かってしまった。  そのバナーを押したときに、自分は何をしているんだ、と内なる理性が僕を押しとどめようとした。なんの未練もないはずなのに、そんなに不確実なことをしてまで知りたいなんて、どうかしている、と。  内なる衝動もそれに答える。別に、自分にはどうでもいいことに成り果てたが、恋もつい先ほどまで生きていたんだから、供養をしてあげなければいけない。それに少し時間を割くことまで否定されるのは、なんとも耐え難い、と。  自分の中で延々とループし続ける善悪の秩序に、流れる無音の精神は鎮まらないままに、耳にはサイトから流れるエキゾチックな音楽、もう発狂しそうだった。情報が整理できない。こんなところで情報を受け取ってしまったら、もう二度と自分の消し去りたい過去から逃れることが出来ないんじゃないか、と散々悩んだ挙句、結局、そのサイトに描かれている珍妙で勝ち誇ったような顔をしたランプの魔神の導きに僕は従っていった。  サイトにある「人やキャラクターを思い浮かべて」というメッセージに従って、まさにきょう振られたばかりの女子を思い浮かべる。なんて甘えた妄想をしてしまうのだろう、と少し頭を振る。そして「スタート」の文字をタップすると、その魔神が、誰にでも簡単に答えられるような質問をしてくる。僕はそれに答えていれば、それでいいようだった。 『男性ですか?』  いいえ。 『30代ですか?』  いいえ。 『名前に漢字が入っている?』  はい。 『眼鏡をかけていますか?』  うーん、たぶん、いや絶対かけていたはず。 『セクシーなビデオに出たことがある?』  そんなの、いいえ、に決まってる。 『その人は個人的にあなたを知っている?』  これはどうだろう。僕は間違いなくあの子のことを知っていたけど、彼女が僕のことを知っていたかどうかは全く分からない。 『学生ですか?』  はい、間違いなく。 『その人は人気者ですか?』  ……たぶんそう、部分的にそう。 『その人の部活動は、体育会系?』  残念、ガチガチに文化系なんだよね。 『背は高いですか?』  はい。身長の低い僕がコンプレックスを抱くくらいには。 『さっぱりした性格?』  これも間違いなくそう。表向きに振る舞う顔は明るく利発そうな優等生だし、僕の告白を断った時だって、まるで僕の気持ちを慮ったからねと言いたげに、さらりと流れるように済ませたけれど、きっとひとりでいるときの彼女はもっとずっと暗くて深い。僕がそうなんだから、彼女もきっとそうなんだ。 『その子は、白いシュシュをしている?』  即座に自分の指は「はい」を押していた。核心をついた問いを突然ぶつけられて、処理能力を越えてしまったのだ。どぎまぎするのは、なんでこんな個人的なことを知っているんだろう、という疑念。狂気。僅かな恐怖。  誰も目にかけないほど小さなシュシュのことを思い浮かべるのは、彼女に執着しているから、どれほど細かなことでも見えてしまうくらいに見つめていたってこと。そんなことを、なんで初対面のはずの魔神が? 僕はスマホに映っている魔神の目を見ている間、ずっと密かに困惑した。だけど、偶然に当たってしまっただけのことかもしれない、と思いたい気持ちもどこか端々にはあったのも事実だった。  生唾を飲み込んだ。少し手汗をかいていた。緊張が顔以外の場所に出るのは、自覚している限りでは初めての経験だった。 『その子は、──ですか?』  やはり、か。僕は自分がしたことの重大さと軽率さに呆れかえるほど悲しんだ。しかし、同時に奇妙な達成感も味わってしまった。見つけてしまったと思うことで、失恋相手をコンピューターに学習させ、これからの彼女の人生をほんの少し変化させるくらいの、いや、バタフライエフェクトを起こすくらいのことが起こるのではないかという期待すら感じた。  だが、それだけなら僕は自己満足の自慰行為に勤しんだ虚しさで寝転んでしまってもおかしくなかったはずなのだ。無為なことだと斬り捨ててしまえば、それまでだったんだから。  僕がそれでもスマホの画面から目を離すことが出来なかったのは、彼女の顔写真を誤操作でタップしたときに表示された、彼女を象る個人情報の暴走のせいだった。  そこに出ていたデータは、名前や生年月日から、住所や電話番号、家族構成、自室の写真まで、有象無象森羅万象が全て記載されていた。  僕は、最初、それを全く信じなかった。名前や誕生日だったらまだ知れないこともないけれど、どう見ても本人しか知り得ない質問にも回答されてしまっている以上、こいつは嘘デタラメを書き記しているんじゃないかと思ったのだ。それでも何度か見返すうちに、その記述内容がどんどん彼女の本来持っている気性である根暗な性格にぴったりと当てはまるようにして見えてきてしまった。  ベンチウォーマーだった自分のことなんか見ているはずもないのに、彼女は彼女なりに「誰にでも分け隔てなく笑いかける華凛な少女」を演じようとしていたのだろう。しかし、運の悪いことに、それが僕を不機嫌にさせてしまったのだから、仕方ない。  窓の外は、スマホにくぎ付けになっている間にもう闇の中へと溶けていた。全てを凍り付かせる月の光は、ぴきり、ぴきりと心の壁まで冷気で覆う。もう、目の前のサイトがいかにして個人情報を手に入れているとか、人智を越えたものに対する畏怖とか、そういうものをすっとばして心は既に歪なほうへとねじれていた。
 人を騙すつもりはない純粋な少女の姿を目で追ってしまう、そんな歪んだ独占欲のせいで、あのサイトを使った次の日から、僕は世間一般でいうところのストーカーになってしまった。そうでもしなければ、一人で満足に承認欲求も満たせやしないのだ。  いつかの歌に『怖がらないでね、好きなだけ。近づきたいだけ、気づいて』なんて歌詞があって、初めて聴いたときはまったく共感できなかったけど、今なら分かる。全て知ってしまった今だからこそ、僕には彼女にいまさら何度もアタックする勇気も根気もない代わりに、彼女のことをずっと見ていたいという気持ちだけがふつふつと湧き上がっていた。怖いくらいに、そんなことがとても純粋だと自分の中で思いあがっていたのだ。  現実にリンクしない世界の話じゃないのに、ゲームを操作している感覚を持って浮遊している。いま、自分はあの魔神が操作するアバターで、彼女は間違いなく最終ターゲットのヒロインに違いなかった。そう、視野狭窄だから、この眼にはボクとキミの二つしか映っていないのだ。  角を曲がって商店街の花屋が見えるあたりに、彼女が足繁く通う古めかしい喫茶店が見える。きっと、午後五時きっかりに彼女はこの店を出て、家に帰っていくのだ、とあのサイトに書いてあった。であれば、いつものようにここからつけていけば、彼女の一人きりの姿を独占できるに違いない、今日だってそう思っていたのだ。  そう「思っていた」と過去形になったのは、彼女が店を出たときに感じたただひとつの違和感によってだった。彼女はいつもジャムトーストとミルクティーのセットを頼んでいると書いてあったが、今日はいつもと違って口の端にストロベリージャムをつけたまま、どこか落ち着かないような気持ちでもって辺りをきょろきょろと見渡す(そのしぐさは相変わらず可愛かった)。しかしその後に、思いもかけないような光景を目にしてしまって、僕は思わず眩暈を感じた。くらくらしたのだ。  彼女は、店の中の方へ誰かを手招きしたと思ったら、財布を鞄の中に仕舞いながらドアを開けた男の手を握った。とてもその姿が仄かに輝いていて、僕は暗闇の中の宝石を見つけた気分だった。しかし、その輝きも、横にいるよく知りもしないような男のせいで一気にくすんでしまう。こ、こ、こいつは誰だ。一体、誰なんだ。俺の知らない人間を招き入れるのだけでも何か純粋なものを汚された気分になるのに、そんなに近しい距離で彼女と男が歩いているということで、もう、世の中に不条理しか感じなくなる一歩手前まで自分の心が乱されてしまう。  彼女たちに与えられた風はそのまま僕の方まで平等に吹き抜けた。そのおかげか、雨の匂いを敏感な感覚器官で感じ取るが、生憎、僕には傘がない。知り得た情報だけでは何にもならないように、いまここで降りそうな雨を防ぐには鞄を屋根代わりにしただけじゃ不十分に違いないのだった。 「僕の知らないところで……何で告白を……受けたんだ……」  僕の私怨を飲み込むほど彼女も子供じゃないことは分かっていた、つまり僕の方があまりに幼い精神のもとで行動していたことは相手にもバレているんじゃないか、と恐れながら生きていた。しかし、ここまで来てしまった今、もう止まることはできない。  僕はすぐさまスマートフォンのシャッター音が鳴らない改造カメラアプリを起動し、彼女と一緒に歩いている男の写真を撮った。もちろん、名前も、素性も、いやもしかすると僕と同じ高校であるという確証すらないのかもしれない。それでももしかしたら、彼女を『解体』したときと同じように、名前すら分からなくとも何者かが分かるはずだ、と僕は察知したのだ──本当にできるかどうかはともかく。  興奮のあまり、通信料を気にしてしまうなんてこともなく、その場で例のサイトにアクセスした。僕は、そこで先に撮ったイメージを想起し、彼女を思い浮かべたときと同じような要領で、魔神が出してくる質問にただただ淡々と答えていった。 『男性ですか?』  はい。 『背は高いですか?』  はい。 『その人は百八〇センチ以上ありましたか?』  こればかりは、平均より背が低い僕がいくら相対的にといえども評価することはできないだろう。だから、分からないとだけ言っておいた。 『人気者ですか?』  これも全く分からない。この男のことを一度も見たこともないから、判断しようがないのだ。 『眼鏡をかけていますか?』  魔神は眼鏡フェチなんだろうか? (問いに対して、)いいえ。 『あなたの近くに住んでいる人ですか?』  正直、『近く』という言葉の定義次第だろうとは思うが、まあ、あの喫茶店から出て来たのだから、近所に住んでいるという解釈でだいたい間違いはないだろう。 『その人は目つきが悪いですか?』  その質問を見たとき、少し思い当たる節があって、さっき撮った写真を拡大してみた。男の目のあたりを比べてみると、たしかに鋭くて吊り上がった狐目が特徴的だった。 『どちらかというと暗い雰囲気ですか?』  彼女といたときの彼からは、──無表情気味ではあったけれど──どこか人格に欠損のあるような後ろ暗さを持っている感じはなかった。そして彼女もそんな奴を選ぶほど落ちぶれてはいないはずなんだろうって、そう信じたいだけだった。 『その人は、あなたの大切な人の横にいますか?』  魔神はなぜこんなにも意地悪で、絶望を促すようなことで僕を揺さぶるのだろう。好きになったのに、好きになれなかったという屈辱的な現実に死にたくなるけれど、しかしそれは厳然たる事実を示しているに過ぎなかった。彼女は好きになりたかった大切な人で、その傍にあの憎き男がいたのだ。それは僕の目が捉えた紛れもない、正しいことなんだと、再び絶望の淵に突き落とされた気分だった。  そして、それが最後の質問だったようだ。僕は、魔神の考える姿を見て、この魔神は電子空間上の存在だから感情の正負もないし誰かの悪意も感じないはずなのにどうしてこんなに「悪意」の姿が見え隠れするのだろう、と訝しんだ。  数分の後、やはり僕の知らない男の名が画面に表示される。彼女と同じように顔の画像はタップすることが可能となっていて、やはりこれも彼の個人情報を確認することが出来る。  男の名を知り、その住所や電話番号、学年やクラス(僕が知らないだけで、彼は同じ高校の同級生だった)、好きなものや嫌いなもの、所属する部活動、家族構成、果てには性的嗜好やバイタルデータ、その全てを知った時に覚える慄然とした気持ちを、僕は否定しようとした。  ──イマ、ボクハナニヲシヨウトシテル?  否定しようとした気持ちは間違いなく理性だった。しかし衝動はもはやあのサイトに出て来た魔神のコントロール下にあって、彼を罰せよ、彼を憎めよ、と原始的な生存本能でもって敵対する雄を蹴散らそうとする。なぜ魔神の制御を受けていると言えるのかというと、もはや今この場所に立っている自分は、あのサイトを見て行動を起こす前の失恋したときの自分とは、まるきり行動規範が違うからだ。いくら誰を否定しようとも、それを傷つけることを選ばなかった自分が、「復讐」の二文字さえ頭によぎるくらい、それくらい海より深く山より高い嫉妬に狂わされていた。  ──オイ、オマエノテキッテノハ、アイツラダロ?  内なる声のナビゲーションは、僕を路地裏への暗がりへと誘って、そのまま潜む。  ぐらぐらと実存が脅かされる音がする。魔神が把握していた位置情報によれば、彼女と男は、喫茶店から商店街を突き抜けるかと思いきや、そこから脇道に外れて、地元でも有名な治安の悪い通りへと進んでいった。  通りの悪評は、ネットで調べなくたって、この町では暗黙のうちに知れ渡っているところだ。路には吐き捨てられたガムと鳥の糞が交互に撒き散らされていて、使い捨てられたコンドームの箱であるとか、あるいは良く知らない外国産の薬のゴミ、タバコの吸い殻、そういったものがあちらこちらにあった。何度綺麗にしたってそうなるのだから、周囲の人々もほとんど諦めているに違いない、と僕は思っている。  ──大丈夫だ、僕にやましいことなど何一つない。  そんなステートメントとは裏腹に、やましいことだらけの僕が足を進めた。  辺りは灯も少なくて、闇の青さがすぅっと浮かび上がっているのだ。その青さが、心霊現象すら思わせるくらい非人間的な冷たさを含んでいて、僕はまだ秋にもなっていないのになぜか背筋が凍るように寒かった。  慎重に、痰とかガムとか糞を踏まないように気を付けながら、彼女らの後ろをつける。もはや気づかれることが怖い、なんて地平はいつのまにか超えていた。もう、死ねない僕は幽霊になって足跡を残さずにどこにでも付いていければいいんじゃないかって、そのくらいのことはずっと考えていたのだから。  暗い路地の隙間から、一軒、また一軒と光が漏れ出しているのを僕は見た。藍色の中から浮かび上がるそれを神々しいと表現するのは、とても浅はかなことだ。なぜなら、その光は林立するラブホテルからラブホテルへとつながっていたのだから。  光を追えば、必ず彼女たちへと繋がった。それは、到底避けられないような類の天災に似ていた。月並みな表現だが、雷が落ちたときって、こんなにビリビリするものなのか、と雲一つない空に思うのだった。  そして、こんなときに限って、あの告白を断られたときに言われた台詞が思い浮かぶのだ。 「──……君って、なんで私のことが好きなの? だって、私は……君のこと、まったく知らないし、興味もないのに」  知らないわけないだろう、と思っていた。彼女のことなら何でも知っていると勘違いして告白して、そして彼女のことを全て知ることが出来たと錯覚した今もまだ、勘違いしている。きっと僕がストーカーだと彼女が知ったなら、それはそれで彼女はゾッとするだろうが、何よりそのときに僕に向けられるであろう視線で僕は瞬間冷凍されるだろうと思った。一方通行の愛でもない、まがいものを見るような顔をするだろう……、ふたりとも。  しかし、歩き出した足は止まろうともしなかった。もう、これは魔神のせいなんかではない。自らの本能が、それでも自らの愛を受け入れなかった彼女らに罰を与えんとしているのだ。  汚れっちまった悲しみに、なすところもなく日は暮れるのだ。何も生まないことは知っている。  彼の背中を目がけて、一気に距離を詰め、家から持ち出した果物ナイフを何度も突き刺す、何度も突き刺すのだ。一度じゃ、人は死なないから、念入りに、何度も刺すのを忘れずに。ついでに、目撃者となる彼女にも、そうした鋭い苦痛を分け与えてやる。誰かに返り血でバレたって構わないのだ。もはや復讐は目的であって手段でもあった。 『あなたが復讐したい相手はいますか?』  魔神に問いかけられる声がして、ふとナイフを取り出す手が止まる。……そりゃあ、もちろん、殺してやりたいほどなんだ。それをなんだ、今更どうしたんだ、と僕は少し愚痴るような表情で心の中のランプに問いかけた。 『あなたは、相手があなたのことを知っていると思いますか?』  どうだろう。彼女が僕のことを知らないはずはない──覚えていないかもしれないが──、だから彼女から男へと「こんな情けない男がいたんだよ」くらいのことは伝わっているのかもしれない。答えは『部分的にそう』ってところだろうか。 『あなたは、相手があなたのしようとしていることを知っていると思いますか?』  そんなことはない! 僕は叫びたくなるのを抑えた。  死にたくなるほど惨めで飢えた獣が何をしたって構わないと思われているのかもしれないが、相手は僕のことを「覚えていない」とか言った奴なんだから、知らないに決まってるだろうよ! 『あなたは、相手のやろうとしていることを知っていますか?』  全く、ひとつとして知らない。それが答えで、特にそれ以上のこともない。大体、相手は間抜けにも復讐されて殺される側なんだから、これ以上彼女のことを考えるのは時間の無駄だ。  もう、さっさとめった刺しにしてやりたい。だが、魔神の声は質問が終わるまで僕を離してはくれないのだ。  魔神は、突然すっとぼけたような声でこんなことを問うた。 『あなたは、いま、幸せですか?』  幸せの定義にもよるだろうな、と僕は思った。そもそも、僕の周りにある大体のことは僕が不幸になるように出来ている。それを前提にして彼女や傍にいるクソ男を恨むという今の状況は、一面的に見れば幸せとは程遠い。しかし、反対から見てみれば、彼ら彼女らさえ消してしまったなら、恨まざるを得ない対象から解放されるのだから、それを幸福と呼ぶことだって僕は厭わない。  僕はそんなことでもって、結局『部分的にそう』としか答えられないのだった。  そして、それきり魔神の声は聞こえなくなった。  僕は、魔神が何をしたかったのかさっぱり分からなかったが、それを聞いたことによって、復讐をすることの意義であるとか正統な理由を獲得することに成功したのは確かだった。  まるで霧に包まれたかのように謎深き彼女のことも、あるいは隣で見せつけるように笑って彼女の手を繋いでいる男のことも、今では僕のスマホの中にある情報によって、地獄まで追いかけてやることすら可能だって、いったい誰が想像したんだろうね?  僕は人の悪い笑みを浮かべて、鞄から想像通りに果物ナイフを取り出す。そこ��ら何十歩か歩めば、彼の背中に、満願叶って二度と消えない傷を刻めるのだ。その瞬間に僕はこの世で受けて来た耐え難い苦悩から逃れることができるし、くだらない集団から一抜けすることもできる。ああ、ようやくこの時が来たのだ! 晴れがましい気持ちで、すっかり夜になったこの町の空気を、一度だけ大きく肺に取り入れる。……少しだけ、煙草臭かった。  恐ろしい計画は、血飛沫で清々しく終わりたかった。だから、勢いをつけて、彼の背中へと突進する構えでもって飛び込んでいった。  ぐさり。  その擬音が生じたのは、彼の背中ではなく僕のお腹であった。瞬間、内臓の中を抉られるような深く鋭い痛みと、今にも沸騰しそうな血の熱さが僕の中を駆け巡る。  イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ──イタイ──イタイ…… 「お前がやろうとしてたことなんか、全部バレてんだよ。  知ってるだろ、このアプリ?」  男は、息絶えかけている僕にとても不快な微笑みを向け、スマホの画面を見せた。朦朧とする意識と、刺された衝撃でかけていたメガネが吹っ飛んだせいで弱まった視力でも、それは確かに分かった。『部分的にそう』なんて玉虫色の回答をするつもりもない。 「ああ、知っているよ」  魔神の顔は、俺を嗤うように口角が吊り上がっていた。思い返してみれば、さっきの声は警告だったのか? ……なんにせよ、全ては、あの魔神の掌の上で出来上がっていたことであって、きっと世界のシステムの中に仕組まれていたことだったのだ。  イタイイタイイタイ……イタイイタイ……タスケテ……イタイイタイイタイイタイイタイイタイ!  きっとこんな腐った路地じゃ、助けを呼んでも誰も来ない。おまけに僕は果物ナイフを持っていたから、仮に彼が罪に問われるとしても正当防衛として弁護されてしまうのだろう。  僕は意識を手放す前に、僕の中に現れた魔神に問いかけた。 『これは、僕が死ぬために仕組まれたことだったのか?』  答えは、なかった。答えるはずもなかった。これは憶測でしかないが、僕の中に魔神はいなかったのだ。あくまで、純粋な狂気が詰め合わされただけの自分を、あのサイトが後押ししただけだったのだ。  ああ、ああ、思考する能力がだんだんと弱まっていく……。  とある恋を葬るための赤い噴水が、僕の身体から吹きあがるときに──、白いサザンカが彼岸に揺れているのを見た。  その花言葉は、『あなたは私の愛を退ける』。
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4554433444 · 4 years
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妹さんと同居8
 前回までのあらすじ。  俺はおへそフェチではない。
 おへそを掃除する方法はぐぐれば簡単にわかる。まあ風呂でやってもいいんだろうが、さすがに十六歳の妹と一緒に入浴するわけにはいかないので、十六歳の妹と一緒に入浴するわけにはいかいかいかないので、別の手段を模索することになった。すまん。ちょっとバグった。  なんでも、オリーブオイルとかベビーオイルとかをおへそにたらして、しばらく放置したあと、俺の綿棒でやさしく攻めたてればいいらしい。なるほど、あってよかったインターネット。  んで。  汐里は自分の部屋にて着替え中である。パジャマを汚す可能性は避けたいらしい。そして私服はこの家にはない。制服以外の持ち合わせは体操着しかない。そういうことらしい。  一方、俺は正座している。  同じクラスの女子とはじめてラブホに行って自分が先にシャワーを浴び、ベッドのうえで正座して待つときはこんな気分なのだろうか。経験がないからわからないが。なあ。経験がないからわからないんだよ。なあ。 「おまたせ……」  ドアが開いて、汐里がおずおずと姿をあらわした。  俺はその姿を見て、感動のあまり噴き出した。 「うっわ体操着だっさ!」  感動的である。  なんだこのびっくりするほど水色な体操着。お嬢様学校に対する幻想を一撃で粉砕する鮮やかなスカイブルァァァ。なぜこの色を選んだ。カラーチャートを着色した鉄板で担当者の頭を殴りたくなるくらい頭の悪い色である。 「ちなみに、二年は緑、三年はピンクだから」  教育現場の荒廃はひどいことになっているようだ。 「運動会とか軽い地獄だな……」  なぜそんなことになったのか。  原色の祭典 in ヨコハマ。  そんで、汐里は、俺とはちょっと距離を置いて、ぺたんと床に座った。微妙に俺とはズレた角度を向いている。恥じらっているようにも見えるし、不機嫌そうにも見える。 「それではこれから、汐里のおへそを綿棒で掃除したいと思います」 「う」  おへそのあたりを押さえて眉にしわを寄せる汐里。  これ、よほどだな……。 「……正直、そこまでして掃除しなきゃいけない理由が思い浮かばないんだが」 「お兄ちゃんの前では、いつもきれいな私でいたいの……」 「バカだな、おまえはどんなときだってきれいさ」 「もう、お兄ちゃんってば♡」 「……」 「……」  なぜだろう。  兄妹のノリはノータイムでがっちり噛み合ったというのに、寒々しい空気しか流れない。 「とにかく、やるっていったらやるの!」 「なにがそこまでおまえを駆り立てるんだ。へそから出る爆臭で犬にでも吠えられたのか?」 「そんなにおいしないよ!?」  どんなにおいだろう。  ちょっと興味あります。  しかしだな、これなんかこう、越えてはいけない一線のような気がしてならない。だってさ、これから汐里が横になるだろ。んでおへそ出すだろ。そこに俺がオイル垂らすじゃん。そしたらもう、なんちゃってエロ描写入れるしかないような状態になるじゃん。俺あれの存在意義よくわかんないんだけど。  わからないといえば、汐里も謎の行動をしている。  俺を横目で窺うように見ながら、 「ちらっ」  体操服の裾をめくっている。異常な青空の色の体操着の下から一瞬見える白い腹部が目に焼き付く。  が、おへそ劇場は二秒で終了。  いまのなに。  と思ってたら、また、 「ちらっ」  妹がおへそを見せつけてくる。新ジャンルか。ほかに見せつけるものがあるだろう。足の裏とか。けっこうマニア多いんだぞあれ。 「……おまえ、なにやってんの」 「おへそを見せる練習……」 「……」 「だ、だって、なんか恥ずかしいじゃん! なんか、よくわかんないけど、すっごい恥ずかしいじゃん! だから、事前に慣れて、その、覚悟を……」  自分から見せる行為のほうが恥ずかしいという判断基準はないのだろうか。  俺はわざとらしく盛大にため息をつきつつ、 「なーに言ってんだよ、おまえさっきめっちゃ全開でへそ出して寝てただろ。あそこまで全開だとグラム四九円くらいの価値しかねえぞ」  このあいだ近所の安売りスーパーで見たむね肉の特売の価格である。 「なっ!」  いきり立った妹が、わさわさと四つん這いで近づいてくる。ぶつからんばかりに顔を近づけてきて、 「むーーーっ」  怒ってらっしゃる。 「むーーーーっ!」  近い、近いって。そんな至近距離でむーむーほっぺた膨らませられたらかわいいだろやめなさい。 「むぅぅぅぅ……」  ころん。  床に寝転がった。 「さあ来い!」  威勢のいい言葉のわりに、手で顔を覆っている。 「……」 「来て、お兄ちゃん……」  少しだけ開いた指のあいだから俺を覗き見る。  うん。こいつまだ余裕あるな。 「まあいいけど……」  すでに用具は揃えてある。なぜか家にあったベビーオイル、んで綿棒、それと濡らしたタオルである。 「よーし、んじゃへそ出すぞー」 「ん……」 「はーい、おへそさんこんにちわー」  体操着をめくる。  白いおなかがあらわになる。 「お兄ちゃん、それまじで気持ち悪いからちょっとやめて……」 「ごめん。俺もちょっと思った」  それにしても白いなあ。あとやわらかそうだなあ。この小さなくぼみから世界が始まる気がする。女体がひとつのイノセントワールドだとするのなら、その中心はきっとおへそだ。そうだろう? Mr.マイセルフ。  ついつい見てしまう。 「見るなぁ……」 「いや、見なきゃなんもできないだろ」 「ふつうに見るのとガン見するのはちがう……」  まあそれはそうである。 「じゃあオイルいきまーす」 「お、おう」  たらり。おへそのくぼみにベビーオイルを垂らす。 「んひゃっ」  びくっと体を動かす汐里。んでもって、少し曲がった足がじたばたと動く。それにあわせておへその形が微妙に変化する。 「こら、動くな」 「だ、だって、すごい変な感じする」 「そりゃまあそうだろうなあ……」 「そ、それで、次はどうするの?」 「ん? ああ、十分ほど放置」 「え?」 「放置。オイルが汚れを浮かび上がらせるのを待つんだとさ」 「私、このまま!?」 「うん」 「えぇぇ……」  やることがなくなってしまった。  このまま放置してもいいのだが、それはそれでなんかひどい気もする。  なので、汐里の顔をじっと覗き込んでみた。 「お、お兄ちゃん……?」 「ん?」 「なんで顔見るの?」 「いや、なんとなく。やることないし」  それにしてもきれいな顔である。肌や目元、輪郭なんかについてはすでに触れたが、鼻もポイント高いような気がする。鼻筋そのものは通っているのだが、高いというわけではない。小さくまとまっていて、汐里の顔立ちを上品に見せることに貢献しているように思う。  最初のうちこそとまどったように俺を見返していた汐里だったが、やがて、右に左に視線が泳ぎはじめる。顔がだんだん紅潮してきて、首まで左右に動く。なおもじっと見つめつづけると、顔を手で隠してしまい、足がじたばたしはじめる。 「……もう、もう!」 「なんだよ」 「顔見るの禁止! お兄ちゃんは今後、私の顔見るの禁止!」 「あ!」 「今度はなに!?」  警戒心もあらわに汐里が引きつった声をあげる。 「アイスあるんだった」 「へ? アイス?」 「おう。ダッツの新商品な」  冷凍庫まで取りに行く。  スプーンとセットで持ってきて、ふたたび汐里の横に座る。 「いま持ってこられても、私、食べれないよ……?」 「いや、食えるな」 「どうやって?」  とうぜんとも言える疑問に、俺はいまひらめいたことを説明する。 「なあ汐里、いままで疑問に思ったことはないか? エロゲでも漫画でもラ��ベでもなんでもいい。あのやたらよく出てくる、あーんというイベントについてだ」  俺は前から疑問だった。  いちゃいちゃの象徴的シーンとして登場するあの「あーん」というやつである。頻出するからには、あのイベントはどこかの層には訴えかけているに違いない。しかし俺にはそのよさがわからない。同様によさが理解できないものとして裸エプロンがあるのだが、これは汐里で試すにはいかない。しかし「あーん」ならば。兄妹となって七年、今日に至るまで一度も試したことがなかった。いま、その絶好の機会が訪れている。 「ああ、うん……私もいまひとつピンとは来なかったけど……だからって、いま、ここで!? やるの!?」 「おう、やるぞ」  プラスチック製の蓋を開ける。そんで、中のシートを開く。  冷凍庫から出してすぐはクッソ硬いことで定評のあるハーゲンダッツだが、自宅の鉄のスプーンなら、なんとか歯が立つ。 「ちょっと、お兄ちゃん」  反論を封じるように、汐里の目を��る。吸い込まれそうな深く黒い瞳。まつげの一本一本まで見えるような近い距離。自分の姿まで映っているように見える。 「お、お兄ちゃん……?」  引きつったような半笑いを浮かべている汐里の顔が、だんだんと真顔になってくる。 「汐里」 「ひゃ、ひゃいっ」 「あーん」 「あ、あう……」  あわあわと口を動かしていた汐里だったが、やがて覚悟を決めたように、ぎゅっと目を閉じた。俺の前では大口あけてばっくばくメシを食う口が、このときは控えめに、小さく開かれる。どちらかといえば色素の薄い唇が、濡れている。その奥に舌が見える。  そっとスプーンを差し込むと、唇が閉じられる。汐里は身動きができない状態だから、頃合いを見計らって、俺がスプーンを引き抜く。 「どうだ?」  おそるおそるといった感じで目を開いた汐里は、 「お兄ちゃん……」  熱に浮かされたように呟くと、とつぜん俺の目に手を押し当ててきた。視界が奪われる。 「おい、なにをする」 「だめ、これ、見ちゃ、だめ……」 「なにがだ」 「だめ、とにかくだめなの。よくない。あとで自分で食べる!」 「それじゃ感想がわからないだろ」 「わからなくていい! とにかくアイスはしまってきて!」 「別にいいけど……」  冷凍庫にアイスをしまいに行く。  ついでに汐里を見下ろすと、赤くなった顔で、放心したように天井を見ている。  これにより、ひとつの仮説が成立した。「あーん」は、それをするほうではなく、されるほうにより重大な効果をもたらす。  俺は決意した。そのうち汐里にあーんってやってもらおう。仮説には検証が必要である。
 そんでもって。 「うわぁ……」  綿棒がなんか茶色くなっている。汚れを取るという目的そのものは果たせたらしい。  お掃除シーンそのものをふっ飛ばしたのは、汐里のおへそに綿棒突っ込んだ瞬間「んほぉっ!?」というありえない反応が返ってきて、なんかこう、想像してた淫靡な感じとか、お医者さんごっこ感とか、そういうのとまったく無縁の世界に突入したからである。んほぉっはねえだろ……いくらなんでも……それは特定の場所に特定のブツが入ったことを意味するエロ世界共通の反応だ。断じて美少女の妹がしていい反応ではない。 「思ったよりどうってことないだろ」 「ん、まあ……痛くもなかったし……すごい変な感じはしたけど……」 「風呂入ったときに、軽くシャワー当てるだけでも違うらしいから、これからはそれでいいんじゃないか?」 「そだね」  すでにオイルも入念に拭き取って、汐里は体操着から元のパジャマに着替えている。  いまはハーゲンダッツの新商品をぱくぱく食っている。 「んー、メープル&クッキーおいしー」 「で、おまえは泊まる気満々なんだな……」 「もうシャワーも浴びちゃったし」 「俺は、明日は昼まで寝てるからな。朝メシないぞ?」 「ん。なんかてきとーに食べてくからいい。ところでさ、お兄ちゃん。なんでベビーオイルなんて持ってたの?」 「んー、なんでだったかなあ……」  おおかた、冬場の店での水仕事で手荒れがひどくなり、なんか効果ありそうじゃね?と思って買ったはいいが、結局はハンドクリームのほうがふつうに使い勝手がいいんでそのへんに放置したままになってた、という感じだと思う。  いや、まさにそうだった。買ったのがマツキヨであったことまで思い出した。 「ということらしいぞ。去年の冬だな、たぶん」 「そっか。よかった。私、てっきりお兄ちゃんが新しい世界の扉を開いたのかと思って、身構えちゃったよ」 「なんだよ扉って」  と言いかけて、気づいた。  エロメディアを嗜むオタクに、ベビーオイルという概念を与えたとする。おそらくワセリンでも代替可能である。それは、本来はぬめりが生じない場所ににゅるにゅるした感じを与えることが可能なアイテムである。まあ近年では腸液とかいう概念でどうにかしてる例も多い。 「汐里、お兄ちゃんはあんまり妹にそういうこと言ってほしくないぞ」 「まあまあ」  完全に聞き流した汐里が、ふとなにかを思いついたように、にやーっと笑う。 「はいお兄ちゃん」  突き出されたスプーンにとまどっていると、 「あーん」 「え?」  中途半端に開いた口に、スプーンが押し込まれる。  冷たい。 「おいし?」 「ん、ああ。まあ……」  曖昧な反応を返すと、頬杖なんかついた汐里が、にこにこと邪気のない笑顔を浮かべている。  その顔が、やたら幸せそうに見えて、まるっきり無防備で、なんというか、これは……。脳のあたりがじんわりとしびれて理性が遠のくような……。 「わかった? お兄ちゃん」 「……」  認めるしかないかもしれない。  これ、あかんやつや。  めっちゃいたたまれない……。
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