パノラマ島奇談 江戸川乱歩推理文庫4
江戸川乱歩
講談社
装画・天野喜孝、装幀・安彦勝博
パノラマ島奇談/一寸法師
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若い頃から、不快感というものに、敏感になって���まったら、これ以上苦しくなって、きっと生きられないだろうと思い、無意識に鈍感であろうとして来たような氣がする。
最近はどんどん不快感に敏感になっていると感じるが、実際にはまったく逆で、不快の芽が小さいうちに摘んでしまうので、とても楽だ。
一度不快の落とし穴に落ちると暫くは不快な波動で不快なものを引き寄せてしまうが、穴に落ちる前に氣づくというか、落ちても泥に足を取られる前に這い上がれるというか…
不快と快はコインの裏表のようなもので、最も遠くにあるようで、実際にはぴったりくっついた背中合わせのような近い関係だ。
だから不快感だけに鈍感になるのは無理で、不快感に鈍感になれば快にも鈍感になり、不快感に敏感になれば、快にも敏感になるのだと思う。
快・不快に敏感な方が、生きやすいし、踊りやすい。
※3月17日「昭和ファンタジー・乱歩曼荼羅」のチラシのわたしの写真はこちらに決定。撮影は牧野克彦さんです。
蓮田市コミュニティセンター公演vol.4
「昭和ファンタジー・乱歩曼荼羅」
3月17日(日)16:00〜17:00
蓮田市コミュニティセンター集会室
入場無料
出演 細田麻央 ノトヤ浩一 苅野明(娘の芸名も決定)
DJ 鶴子
構成・宣伝美術 奥山孜
乞うご期待。ご来場お待ちしてます✨✨✨
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読書感想文34
双生児/江戸川乱歩
※ネタバレを含みます
コ~レコレコレコレェ~ッ!!このエログロお耽美、いいですね。忘れた頃に食べたくなる妖しい海外のお菓子のような味わいです。化学が発達した今となっては「そんなことあるかい」という部分もなくはないのですが、「うるせぇ!理屈じゃねンだわ!!」とそれを承知の上で楽しめてしまう、そんな作品です。
『双生児(ある死刑囚が教誨師にうちあけた話)』『一人二役』『ぺてん師と空気男』『百面相役者』『一寸法師』の全5編からなる一冊です。全て何とも言えぬ薄気味悪さがあるのですが『一人二役』と『ぺてん師と空気男』はどこか可笑しさがあり後味も爽やかです。バッドエンドとも違うのですが、『百面相役者』はラストに哀愁を感じました。あと……何でしょうね、主人公Aと、Aと関りを持つ人物Bがいたとして、AがBから一本取ったかと思いきや実はBはもっとすごい仕掛けを用意しておりなんとここでAに意趣返し!的な展開がちょいちょいあり、私はBLEACHのマユリ対ザエルアポロみたいだな……と感じました。おわかりいただけるでしょうか(江戸川乱歩の世界観と涅マユリ自体親和性高い感じしますよね、えっ私だけ?)。
話によって長さはまちまちで、『百面相役者』は20Pもありません。逆に『ぺてん師と~』と『一寸法師』が他よりやや長めです。ややネタバレになってしまいますが、各話をざっくりと紹介いたします。
『双生児(ある死刑囚が教誨師にうちあけた話)』……双子の兄を殺した死刑囚の男が「先生」=教誨師に語る体で進む物語となっており、彼の言葉以外は何の描写もありません。この男がまたどうしようもないクズで、自身が殺害した双子の兄に成り代わってうまいこと暮らすのですが最終的に自身の杜撰さのせいで破綻します。同情心を1mも抱けないような男なので、ざまぁとしか……。
『一人二役』……タイトルの通り愛妻に対し一人二役を行う夫のお話ですが何故そんなことをするのかというと要は妻に寝取らせをしてみたい的な……(身も蓋もない言い方すな)。実は妻の方が上手で、全てを理解したうえで夫の悪戯に乗っかっていたわけです。
『ぺてん師と空気男』……"空気男"ってエレカシの歌詞に出てきそうな寂寥感のある単語ではないでしょうか。ぺてん師と遊び時に遊ばれ、彼の妻に横恋慕すらしてしまった悲しき空気男と、自身の好奇心の為に高級住宅を売り飛ばすことすら厭わないぺてん師の人間喜劇です。終盤に向かうにつれてスケールが大きくなっていき、オチは痛快ですらありました。
"真のジョーカーというものは、ビブリオマニアなんかと同じで、ジョークのためにはどんな犠牲だって払うのだよ"
『百面相役者』……短いお話でしたが個人的には最も印象的でした。恐ろしいほどに変装が上手……というより完全に「変化」をしている役者を巡るどこか暗さのある話です。役者本人は化けることこそ廃油の第一条件だと思い込んでいるようなのですが、そうではないと断言されてしまっているのが悲しいですし、オチの一文がまた物悲しいのです。
『一寸法師』……エログロ血生臭スペクタクル!ぞっとするほど残忍で不気味で奇怪です。コレっすわガハハ!最も恐ろしいのは素人探偵・明智小五郎だったというある意味ビターエンドです。ちょっと今読むとコンプラ的に叱られが発生しそうな表現がなくもないのですが……。
※明智小五郎が出てくるのはこの話のみです
いやぁ、面白かったです。
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今から50年程前私の小学校時代の図書館はルパン派と少年探偵団派に別れてました(笑)ちなみに私はルパン派でした(*^^*)つい懐かしくて図書館で借りてしまいました(笑)(*^^*) #育児するおじいちゃんことパピ #育児 #お孫ちゃん #58歳 #ボケ防止の為のブログ #図書館 #読み聞かせ #ルパン #少年探偵団 #再会 #懐かしい #50年前 #江戸川乱歩 #モーリスルブラン https://www.instagram.com/p/CpM9ujASMXY/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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鳩よ! 1993年3月号 No.112
マガジンハウス
題字=清水達夫、アートディレクター=新谷雅弘
特集「怪奇楽園の散歩者 江戸川乱歩」
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江戸川乱歩の黄金仮面を読んだらアルセーヌ・ルパンとその恋人の大鳥不二子が出てきたので、ルパン三世の峰不二子の名前はここからとったんだなと思いネットで調べたら、モンキーパンチ先生はカレンダーだかポスターだかの富士山からとったとおっしゃってますね。先生がおっしゃる以上それが公式でしょうが、「ルパンの恋人」で名前が「不二子」というのは流石に偶然が過ぎると思います。ルパン三世自体アルセーヌ・ルパンという創作物からとってる訳ですから、乱歩の作品から不二子の名前をもらってもいいと思うんですけ��ね。今更引っ込みが付かないのかもしれませんが、もし本当に偶然ならもはやそれは天啓ですね。あと乱歩不二子が軟禁されていた自宅から逃げだす時に少し立ち回りがありますが、当時の女性としては活発だと思われますのでここも峰不二子に似ていると思います。これは私のこじ付けですがwまあ先生も含めて皆さん分かった上での事なんでしょうけどね。
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アーカイブ放送 『イラストレーター有本の「創作小料理 ARIMOTO」』
2022/12/26 20時配信
第40回「江戸川乱歩とラーメン」(17年1月放送)
みなさん、こんばんは。イラストレーター有本の「創作小料理 ARIMOTO」女将の有本です。
<再生はこちら▶️>
※スマホ/タブレットはアプリからご視聴ください。
過去の放送はBack numberで🎧
この番組は、私の描いた歴史上の人物のイラストを「本日の1品」として楽しんで頂く割烹居酒屋となっています。最終目標は、歴史絵巻を作ること。
わたくしの独断と偏見による壮大な歴史絵巻にしたいです。みなさん、応援してくださいね♪
本日の1品は…『江戸川乱歩』です。
江戸川乱歩は、大正から昭和期にかけてかけて活躍した小説家です。
明智小五郎シリーズの著者としても有名ですね。
今回は、乱歩とラーメンのお話をご紹介します♪
※2017年1月にブルーレディオドットコムで放送された番組を再放送
過去放送一覧はこちら
提供:アロワナ株式会社
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