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aoki-lab · 3 months
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Jun Aoki Lab Graduation Works Exhibitions
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2024年1月28日~2月2日
第72回東京藝術大学 卒業・修了作品展にて
2023年度での青木淳研究室終了に伴い、「第72回東京藝術大学 卒業・修了作品展」において、青木研修了生8名の作品をオープンアトリエで一挙に展示いたします。青木研では、各々の興味がどのように建築科修了制作としてプロジェクトになり得るか、というところからエスキースが重ねられてきました。8名の大学院生活の集大成としての、多種多様な修了作品をぜひご覧ください。 
メンバー
1期生 齋藤悠太 
2期生 大貫友瑞・河上朝乃・高井爽・松井一将 
3期生 月ヶ瀬かれん・仲野耕介・見崎翔栄
作品概要
■Instruments of Tokyo ー 分解と再構成による現象の構築 |齋藤悠太
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目黒川沿いを対象に、地下高速道路、土の中の微生物、地域一体型の冷暖房施設といった大小様々なスケールの事象を相補性を持つような一つの構築体へと再構成する。
■13のフィクショナルな身体と1の揺るぎない総体 |大貫友瑞
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いくつかのシーンを同時遂行する演劇のためのスコアと演劇空間の設計。パフォーマンスを制作する中で得た演劇の一方向性とリニアな時間軸への問いを考察するための試み。
■, still,  ーいつか甥と話してみたいような幾つかの事柄について |河上朝乃
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甥と話していると見えているものは「ある」見えないものは「ない」ようだ。地球上の複数点において同じ光になるように建築形態そのものを変えることを試行した。「見えないけど ある」の話。
■窃視の媒介者 |高井爽
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窃視とは、観察のための手法。総合工房棟4階デッキに設置された装置。映し出される巨大な目。見ているようで、見られていて、でも見られすぎてはいないこと。反転する窃視の構造、互いの共犯的関係、そこに現出する空間の体験。
■つくられないこと,あるいは巨大さ  | 松井一将
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キュビズムの絵画作品『ポルトガル人(The Portuguese)』を基にした、模型のための模型の制作
■幸せなホッキョクグマ 月ヶ瀬かれん
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人間中心の視点になりがちな世界の中で、ホッキョクグマの幸せを考える。
■家(だったもの)についての夢 Dreams about (something what was) a house 
|仲野耕介
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「家」のイメージを、夢を見るように思い浮かべることから見出された断片と、それらの繋がり。
その手法を通して、現実においての建築の中にもまだ見たことのない空間を現前させることができないか、という試み。
■オブジェクトセッション 見崎翔栄
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オブジェクトが喚起する想像力で出来上がっていく空間の構想
展覧会概要
■展覧会名:Jun Aoki Lab Graduation works Exhibitions��
■会 期:2024 年 1 月 28 日(日)~2024 年 2 月 2 日(金)  9:30~17:30(入場は17時まで)*入場無料・事前予約不要
■会 場:東京芸術大学上野キャンパス 総合工房棟A棟1階 オープンアトリエ (東京都台東区上野公園12‐8)
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⑪ 総合工房棟A棟(地図出展:https://www.geidai.ac.jp/access/ueno)
■お問合せ:[email protected]
■展覧会ウェブサイト:https://aoki-lab.tumblr.com/
■公式Instagram:@jun_aoki_lab
■主 催:東京芸術大学青木淳研究室 2023年度修了生
大貫友瑞・河上朝乃・齋藤悠太・高井爽・月ヶ瀬かれん・仲野耕介・松井一将・見崎翔栄
※「第72回東京藝術大学 卒業・修了作品展」に関してはこちらをご覧ください。https://diploma-works.geidai.ac.jp/2023/ 
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aoki-lab · 5 months
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青木淳退任記念展「雲と息つぎ」会期中パフォーマンスのお知らせ
Performances during Retirement Exhibition of Jun Aoki "Clouds and Breath”
11/18-12/3で東京藝術大学美術館陳列館にて開催されている「雲と息つぎ」の会場内にてパフォーマンスを行います。
11/26(日) 大貫友瑞(青木淳研究室2期生)による声と身体をメディアとして空間に介入するパフォーマンス 13:30/15:00/16:30 (各回5分程度)
12/2(土) 本間雄也、柳沢勇太、菊池幸太郎、宮垣輝希(東京藝術大学打楽器科)によるサウンドパフォーマンス 11:00/15:00(各回30分程度)
なお、パフォーマンス中も展覧会会場は自由に出入りしていただけます。
Performances in the "Clouds and Breath" exhibition held at the Tokyo University of Arts, Chenretsukan.
11/26(Sun) Performance by Tomomi Onuki (2nd year master student, Jun Aoki Lab) using human voice and body 13:30/15:00/16:30 (about 5 minutes each time)
12/2 (Sat) Sound performance by Yuya Honma, Yuta Yanagisawa, Kotaro Kikuchi, Teruki Miyagaki (Department of Percussion,Tokyo University of the Arts) 11:00/15:00 (about 30 minutes each time)
During performances, you can freely enter and exit the venue.
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aoki-lab · 7 months
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青木淳退任記念展 雲と息つぎ ―テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編―
Retirement Exhibition of Jun Aoki Clouds and Breaths -The Exhibition as Temporary Renovation extra edition-
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東京藝術大学美術学部建築科において5年間教鞭を執ってきた青木淳の退任記念展を開催します。
●会期: 2023年11月18日(土) ‐ 2023年12月3日(日) ●開館時間:10:00 - 17:00(入館は16:30まで) ただし、最終日12月3日は16:00まで(16:00からは小金沢健人によるパフォーマンス) 会期中無休/入場無料 ●会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館 ●主催:東京藝術大学美術学部、東京藝術大学美術館 ●企画:東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻青木淳研究室(青木淳、笹田侑志、秋山真緩、大岩樹生、佐野桃子、三輪和誠) ●協力:菊地敦己、小金沢健人、中村竜治 ●会場設営:studio arche (甲斐貴大)  ●グラフィックデザイン:小原七海 ●問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル) ●Dates : Nov 18 (Sat) - Dec 3 (Sun), 2023Open throughout the session period ●Hours : 10:00 - 17:00 (Entry by 16:30)*Dec 3 until 16:00 (Performance by Takehito Koganezawa starting from 16:00) ●Place : Chinretsukan Gallery 1, 2F (The University Art Museum, Tokyo University of the Arts) ●Admission : Free ●Organizer : Faculty of Fine Arts, Tokyo University of the Arts; The University Art Museum ●Planning : Jun Aoki Laboratory, Department of Architecture, Tokyo University of the Arts (Jun Aoki, Yushi Sasada, Mahiro Akiyama, Mikio Oiwa, Momoko Sano, Kazutaka Miwa) ●Collaborators : Atsuki Kikuchi, Takehito Koganezawa, Ryuji Nakamura ●Venue Setup : Studio Arche(Takahiro Kai) ●Graphic Design : Nanami Obara ●Inquiry : NTT Hello Dial: 050-5541-8600
以下、青木淳によるステートメントです。
 
 2019年度、東京藝術大学美術学部建築科教授に着任しました。2023年度をもって定年に達するため、最初から、5年間という時間の限りを強く意識しての就任でした。    その 5 年間で、日頃、「建築」について考えてきたことを、学生たちに伝えていきたいと思いました。  建築とは、私たちに先立っていまここに存在している環境に対して、想像力をもって働きかけ、私たちの存在の基盤である環境そのものを揺り動かすこと、と考えてきました。どういう方向に揺り動かすはそれぞれの自由です。肝心なのは、一見、盤石の存在に見える目の前の環境もまた、それぞれの意志によって改変できるし、またそうすることによって、私たちは「自由」になれる、ということです。    そのことを、実践を通して伝えられたらと思ったのでした。    私の研究室に所属する大学院1年生たちに、そのことを目的としたプロジェクトを行なってもらうことにしました。それが、「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」でした。    建築科の大学院入試は 9月に行われます。したがって、最初の大学院生を受け入れたのは、2020年度からでした。2023年度に大学院生をとると、彼ら彼女らが修士 2 年に進級したとき、すでに退官になってしまっていますので、2020年度、21年度、22 年度の 3年間だけ、大学院生をとるつもりでした。    「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」は、3回で完結するひとつの企画でした。    展覧会とは作品を見てもらう/見にいくためにつくりあげられる一時的な環境です。作品の内容がよく、それがうまく伝わると、よい展覧会と言われます。そして、ほんとうによい展覧会だと、作品と環境との境が溶け合い渾然一体となって、そこを訪れ、時間を過ごすその体験そのものが、私たちの内のなにかに働きかけるものです。    この事態を、環境の側から見れば、すでにここに存在し、私たちの存在の基盤である環境がなにかによって改変され、その環境が私の固まりかかった存在を揺り動かしている、ということになるでしょう。作品が不要というのではなく、作品という項を仮に括弧にくくった見方をすれば、という話です。    「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」とは、このような視点で、いまここに存在している環境に働きかけ、一時的に、それを一定の方向に変えてみせることであり、それはまさに、日頃、建築について考えてきたことと重なっていました。      「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を企画し、実践しなさい。    この課題に対して、2020年度の大学院1年生たちは、東京藝術大学上野キャンパス・正木記念館を対象として、そこに置かれた備品を配置し直すことで、その空間が持つ特質を強調しようしました。タイトルは<シン・マサキキネンカン>、企画・実践は、荻野紗、齋藤悠太、藤井雪乃、山田寛太でした。(担当教員は教授・青木淳、助手・澤田航。)    2021年度の大学院1年生たちは、渋谷駅前の桜丘フロントビル 1 階の「SACS 渋谷」を舞台として、現実の渋谷の街さながらに、展示を構成する個々の要素が独立した搬入/設営/搬出という動きのなかにある状態をつくりだしました。タイトルは<鳥は泳ぎ続ける>、企画・実践は、大貫友瑞、河上朝乃、高井爽、松井一将でした。(担当教員は教授・青木淳、助手・笹田侑志。)  2022年度の大学院1年生たちは、有楽町駅前の新有楽町ビル B1F「旧理容室」を起点として、手渡されるインストラクションを手掛かりに、有楽町の表と裏を訪ね歩くことで、普段とは異なる街の顔を浮かび上がらせました。タイトルは<HAPPY TURN>、企画・実践は、月ヶ瀬かれん、仲野耕介、見崎翔栄でした。(担当教員は教授・青木淳、助手・笹田侑志。)  これで、3 回の「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」が完結するはずでしたが、とある経緯があって、2023年度も大学院生をとることになりました。  そこで、退任記念展として、その大学院1年生たち(秋山真緩、大岩樹生、佐野桃子、三輪和誠)と、番外編としての「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を開くことにしました。  今回だけは、学生たちの自主企画・実践というのではなく、青木、笹田が前面に立つので、番外編としました。  とはいえ、これもまた、建築というものがつねにひとりの個人に帰属できないように、青木個人の、あるいは青木と笹田の「作品」としての展覧会ではありません。建築は、ひとりの個に収斂していくものではなく、外に向かって広がり、ばらけ、にもかかわらず、一貫した「質」を保つものです。  そのことをはっきりさせるために、何人かの「外部」の人に開こうとしています。  グラフィック・デザイナーの菊地敦己さんには、「キャプション」という側面から関わってもらいます。  アーティストの小金沢健人さんには、「パフォーマンス」という側面から関わってもらいます。  建築家の中村竜治さんには、もうひとりの建築家として関わってもらいます。
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aoki-lab · 7 months
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2022年11月に有楽町の街区全体を敷地として開催された「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会『HAPPY TURN』」のアーカイブが完成致しました。
下記リンクにてPDFを公開致します。
ぜひご高覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1TlB0D0EeF2wXQT-LLqeGUKJd1epL1NFC/view?usp=drive_link
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内容
・構想段階からのテキスト
・リサーチ過程
・全ルートの写真および映像
・ハンドアウトの更新過程
・敷地全体に散りばめられた設計箇所の図面
・寄稿:板坂留五・⼤岩雄典・樫村芙実・⽊内俊克・斎藤直紀・中尾拓哉・⻄澤徹夫・橋本圭央・森⽥えりか (五十音順・敬称略)
時間経過をふくめた多角的な資料・見解により、ご来場いただいた方にも、そうでない方にも展覧会のさまざまな読み取りを提示する資料になっています。
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制作:青木淳研究室三期生
月ヶ瀬かれん・仲野耕介・見崎翔栄
担当教員:⻘⽊淳(教授)・笹⽥侑志(教育研究助⼿)
写真:平井志直
協⼒:有楽町アートアーバニズムYAU
助成:藝大フレンズ賛助金
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aoki-lab · 1 year
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YAU SALON vol.3『アーバニズムがわからない』ご案内
11月19日からスタートするHAPPY TURN展に先立ち、18日12:00〜 展覧会プレオープン、19:00〜 青木淳がYAU SALONに登壇いたします。 先にHAPPY  TURN展をご覧いただくとより楽しめるトークとなっておりますので、ぜひプレオープンと合わせてご参加ください。-- YAU SALON vol.3『アーバニズムがわからない』 日程:11月18日(金) 時間:19:00-21:00 場所:YAU STUDIO(有楽町ビル10F) 登壇者:青木淳(建築家、東京藝術大学美術学部建築科教授)、中島直人(東京大学大学院工学系研究科准教授)、森純平(YAU) 無料 参加方法:専用フォームよりお申し込みください。 https://forms.gle/MSvKfaF3qyddSXs89 
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aoki-lab · 1 year
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青木淳研究室では、今年も修士1年による「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を企画しております。 今年は「HAPPY TURN」と題し、有楽町にて、展覧会場だけでなく都市の体験へと展開していく計画をしております。 以下、ステートメントと開催概要になります。
コインの「表」と「裏」に優劣がないように、空間にも優劣はない。 それらは主観によって決定される。 日本一のオフィス街でありながら、飲食店や高級な物販店もひしめく「大丸有エリア」。 平日には多くのサラリーマンが出勤し、休日には観光客やショッピングを楽しむ人々が行き交う街となっている。 しかし、ビルの奥には清掃員、配送業者、ゴミ収集車などが行き来する、清掃室、荷捌き室、集塵室などのエリアがある。 目に見える表層だけではなく、その奥にも存在する時間・空間を顕在化するような展覧会を、新有楽町ビル地下一階に位置する旧理容室からはじめる。
開催概要 会期: 2022.11.19(土)- 11.27(日) 12:00 - 19:00 / 休館日 11.22(火) 主催:東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 青木淳研究室 修士一年 月ヶ瀬 かれん・仲野 耕介・見崎 翔栄 担当教員:青木 淳(教授)・笹田 侑志(教育研究助手) 会場:東京都千代田区有楽町1丁目12-1新有楽町ビルB1F 旧理容室 アクセス:JR有楽町駅 西口 徒歩3分 東京メトロ日比谷線 日比谷駅A2出口 徒歩3分 お問合せ: 050-3552-5768 協力:有楽町アートアーバニズムYAU 助成:藝大フレンズ賛助会
本展覧会では、新型コロナウイルス感染症対策のため、来場者の記録を行います。 ご来場の際には、事前に登録をよろしくお願いいたします。なお、このフォームは事前予約ではございません。 フォームには、以下のURLから飛んでいただけます。 https://forms.gle/uAtPfbrqXVPqSi88A 当日の混雑状況によっては、お待ちいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 みなさまのご来場を、お待ちしております。
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aoki-lab · 2 years
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【 アーカイブブック「鳥は泳ぎつづけている」抽選譲渡のお知らせ 】
「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会『鳥は泳ぎつづける』」のアーカイブブック「鳥は泳ぎつづけている」が完成いたしました。
抽選で譲渡を行いますので、以下の手順をご確認ください。
※アーカイブブックの販売は予定しておりません。手に入れていただく機会は今回の 譲渡のみ ですのでご注意ください。
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〈アーカイブブックについて〉
制作:青木淳研究室二期生
大貫友瑞・河上朝乃・高井爽・松井一将
写真:マコトオカザキ
寄稿:いわさきしんじ・門脇耕三・齋藤直紀・佐藤熊弥・中尾拓哉・藤本貴子(五十音順・敬称略)
資料は、結果図面・スタディの過程・寄稿・二期生による対談・会場写真・設計物の詳細図面・記録映像のQRコードなど、充実の内容です。
限定90部制作で、各部にシリアルナンバーがついています。増刷は予定しておりませんので、お見逃しなく!
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〈譲渡の流れ〉
アーカイブブック:無料
送料:代引き(ゆうパック100サイズ予定。目安は以下です。東京1,280円、北海道1,760円、東北関東信越北陸東海1,330円、近畿1,440円、中国四国1,560円、九州1,760円、沖縄1,900円)
応募は以下のGoogleフォームからお願いいたします。
https://forms.gle/y4hbLrcqu1RMrXB86
お一人さま一冊までの応募とさせていただきます。
✳︎ 抽選期間:2022/09/18まで
抽選の結果は、応募締め切り後1週間を目安に、Googleフォームに記入していただいたメールアドレス宛にお送りいたします。
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助成:一般財団法人乃村文化財団
   藝大フレンズ賛助金
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aoki-lab · 2 years
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テンポラリーなリノベーションとしての展覧会『鳥は泳ぎつづける』
今年もM1主催の『テンポラリーなリノベーションとしての展覧会』を開催いたします。
◆テンポラリーなリノベーションとしての展覧会とは◆
『テンポラリーなリノベーションとしての展覧会』とは青木研究室が考える建築家としての展覧会の可能性です。
展覧会が開かれているとき、その会場は作品やその配置によって、前の会期の展覧会場やなにもない状態の展覧会場とは全く異なる空間になっています。つまり展覧会とは、作品によって会場を一時的に元の場所とは異なる様相・空気感の場所にすること(行為)だと捉えられます。
建築の立場からこのことを言い換えると、「展覧会とはテンポラリーなリノベーションである」といえます。
私たち建築家はふだん「空間」を扱い、「設計」を行います。
私たち建築家がつくっている作品とは、その場を取り囲む空間そのものです。
そこで本シリーズでは毎年修士1年生が展覧会の空間そのものを作品として展示することを試みます。会場では、リノベーションが目的でもあり手段でもあります。この試みについて、展覧会に対する考え方やそれによって起こる状況も含め、『テンポラリーなリノベーションとしての展覧会』と呼んでいます。
本シリーズは昨年度、今年度、来年度の三本立てになる予定です。今年度は会場を、昨年度展覧会を行った学内から学外へ移し、渋谷にて展覧会を開催します。
◆テンポラリーなリノベーションとしての展覧会②『鳥は泳ぎつづける』◆
会期:2021.11.15(月)-12.2(木)
入場可能期間:2021.11.20(土)-11.29(月) 10:00-13:00/17:00-21:00(入場は閉場時刻の30分前まで)
入場料:無料
お問い合わせ:TEL.050-3552-5768
アクセス:JR渋谷駅西口 徒歩約2分
東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル1階
主催:青木淳研究室 修士1年 大貫友瑞・河上朝乃・高井爽・松井一将
担当教員:青木淳(教授)・笹田侑志(教育研究助手)
音楽:Pablo Haiku
写真/映像協力:マコトオカザキ
助成(五十音順):一般財団法人乃村文化財団・藝大フレンズ賛助金
※展覧会場では新型コロナウイルス感染防止対策を実施するため、混雑状況によっては入場をお待ちいただく場合がございます。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
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◆みどころ◆
本企画のみどころを3点ご紹介します。
①展覧会の展示
本企画では展覧会の空間に加えて、展覧会を行う時に生じる搬入や搬出や設営といった時間も展示しています。
本���、展覧会では搬入→展示→搬出と時間が流れ、来場者は展示期間のみ会場に入場し、作品を鑑賞します。しかし本企画では搬入・設営・搬出と展示を重ねています。これは、私たちがテンポラリーなリノベーションとしての展覧会のあり方を考えた結果ですが、渋谷の街と「展覧会」の性格に近似性を見出したことも関係しています。
渋谷では大規模で長期間の再開発が行われ、常にどこかで工事が行われています。ちょうど今あるところで新しい建物が竣工したかと思えば、またあるところでは別の建物が解体されはじめたりもしています。
このようなバラバラな動きの集積としての渋谷を訪れる時、私たちは全体として進行しているのか後退しているのか分からない、でも確かに動いているというような都市の一断面を目にします。
展覧会をテンポラリーなリノベーションと捉えると、はじまると同時に終わることが決まっている展覧会の制度も、渋谷では大きな流れの中で自由に動くバラバラな動きの内の1つと考えられます。
『鳥は泳ぎつづける』では、展示中でありながら、搬入や設営といった展覧会の「はじまり」を感じられる部分もあり、撤収や搬出といった展覧会の「おわり」を感じさせる部分もあります。
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②1日で異なる会場構成
 本企画は、私たちが会期として設定している11/15(月)から12/2(水)まで絶えず止まることと動くことを繰り返します。そのうち11/20(土)から11/29(月)までを皆様にお入り頂ける期間としています。
私たちは、1日を3つの時間帯に分け、10:00-13:00/17:00-21:00を展示の時間、その間の13:00-17:00を作業時間:搬入・設営・搬出を行う時間としています。
展示の時間にはリノベーションした空間そのものを展示し、作業時間には日々空間の改変を行います。10:00-13:00と17:00-21:00では異なる会場構成が現れます。
この場で行うのはパフォーマンスの上演ではないため、13:00-17:00は皆様に入場していただくことはできません。しかし1日を通して会場が変化していく様子は前面道路から大きなガラス窓を通してご鑑賞いただけます。
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③設計対象
私たちは展示壁や展示台、椅子などといった展覧会を開くのに最低限必要な「もの」の設計に加え、それらの搬入や組み立てにかかる時間や搬出までの動き方などを設計しています。
会期中、会場の「もの」はそれぞれがバラバラな動きをしていながら、お互いに関係しあっています。
また、会場で行う操作は一時的なものであるので会場を構成するものたちがどこからどのような状態で会場に来て、その後どのように作られ、最後は処理されるのか、展覧会の前後の動きも設計対象になっています。
「止まっていること」の中で「動いていること」を感じられる会場で、不思議な居心地の良さを感じて頂ければ幸いです。
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aoki-lab · 3 years
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2022年度入学 大学院入試 事前面談について
事前面談の申し込み締め切りが近づいてきました。
7月12日(月)17:00までです。
さて、東京都が8月22日まで緊急事態宣言下に入ることを受け、今年の事前面談も、去年同様、リモート(ZOOM)開催とします。リモートでの事前面談では、画面共有をしていただき、ポートフォリオなどを使って、ご自身がこれまでやられてきたことを5分ほどプレゼンテーションしていただくことになります。 応募された方々は、そのための準備また、通信環境を整え、ZOOMを使えるように予めの準備をお願いします。
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aoki-lab · 3 years
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2022年度入学 大学院入試 事前面談について
青木淳研究室では、2022年度第3期生を募集します。
2023年度をもって青木が定年退官しますので、今回が最後の募集となります。
当研究室は、よりすぐれた設計ができるようになるために、感覚から論理へ、論理から感覚へ、という循環を大事しています。
さて、当研究室への入学を希望される方には、9月に実施される選抜試験とは別に、7月24日(土)、事前面談の機会を設けることにしました。
面談を希望される方は、7月12日(月)17:00までに、下記フォームより、各項目入力の上お申し込みください。
https://forms.gle/MeWP9YKwXJX2yY737
なお面談では、ポートフォリオを用意していただき、プレゼンテーションをしていただきます。
7月16日(金) を目途に、事前面談時間などを、メールにてご連絡いたします。 今のところ、面談はオンラインを予定していますが、対面になる可能性もあります。また、諸般の理由で、日時が変更になる場合もあります。
今年度は、新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、研究室の見学は行っていません。
入試に関わる一般的事項は、東京藝術大学入試案内を参照ください。
お問い合わせ:東京藝術大学 美術研究科建築専攻 青木研究室
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aoki-lab · 3 years
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2022年度 大学院入試 相談会について
東京藝術大学建築科 青木淳研究室では、2022年度第3期生を募集します。
青木は2023年度をもって定年退官しますので、今回が最後の募集となります。 選抜試験は9月にあり、7月頃には、「事前面談」の機会を設ける予定です。
さて、このところ、応募を検討されている方々から、個別に、在籍学生への質問や問い合わせが多く寄せられているため、この「事前面談」とは別で下記日時に在籍学生とのオンライン相談会を設けることにしました。
6月10日(木)20時~21時
6月13日(日)20時~21時
(参加希望者の都合を考慮して二回開催しますが、内容は同様ですので、どちらか一回に参加下さい。)
参加を希望される方は、6月9日(水)17時までに、下記フォームより、各項目入力の上お申し込みください。
https://forms.gle/So2yQGY2WnPPHEG48
申込者には別途下記のメールアドレスよりオンラインミーティング(zoom)のリンクをお送り致します。
入試に関わる一般的事項は、東京藝術大学入試案内を参照ください。
お問い合わせ:東京藝術大学 美術研究科建築専攻 青木研究室
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aoki-lab · 3 years
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青木研M1が東京藝術大学の正木記念館にて展示行います。
是非お越しください。
『シン・マサキキネンカン』展 場所:東京藝術大学構内 正木記念館 2020.12.5.Sat - 12.13.Sun 10:00-17:00(入館は-16:30) 主催: 青木淳研究室修士一年 担当教員:青木淳、澤田航
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aoki-lab · 4 years
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2021年度入学 大学院入試事前面談について
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青木淳研究室では、2021年度第2期生を募集します。
当研究室は、よりすぐれた設計ができるようになるために、
感覚から論理へ、論理から感覚へ、という循環を大事しています。
さて、
当研究室への入学を希望される方には、9月に実施される選抜試験とは別に、
7月27日(月)、オフラインもしくはオンラインで、事前面談の機会を設けることにしました。(日程が変更される場合があります。)
面談を希望される方は、7月17日(金)17:00までに、
下記フォームより、各項目入力の上お申し込みください。
https://forms.gle/J6ZQEJXiTgy8mPtP6
なお面談では、オフラインの方はポートフォリオをご持参の上、オンラインの方はポートフォリオのファイルデータを事前にお送りいただいた上、プレゼンテーションをしていただきます。
7月19日(日) を目途に、事前面談時間などを、メールにてご連絡いたします。
入試に関わる一般的事項は、東京藝術大学入試案内を参照ください。
お問い合わせ:東京藝術大学 美術研究科建築専攻 青木研究室
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aoki-lab · 5 years
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2020年度入学 大学院生募集について
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東京藝術大学建築科 青木淳研究室では、2020年度入学・第1期生となる学生を募集します。
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第1期生テーマ:「ペンギン」
建築は、そのままではカタチを持たない生=ナカミと、それにカタチを与えるウツワの、相互作用を扱います。
そのうち、ナカミとは、基本的には人の生を指しますが、それはそう簡単には「理解できる」ものではなく、むしろ謙虚に、「理解できない」と捉えた方がいいでしょう。
では、ナカミは、理解できない=その身に自分を置けない、ということを前提としたとき、ナカミとウツワのどのような相互作用を構築できるのでしょうか?
その身に自分を置けないナカミを、ここでは仮に「ペンギン」と���ぶことにします。
第1期生は、M1では、このテーマに関わる設計プロジェクトを各自、設定し、取り組みます。
M2では、M1での経験をもとに、各自、修士設計のテーマを設定し、取り組みます。
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入学を検討、希望される方は、下のアンケートにご協力ください。
https://forms.gle/EANH99ji1hWjYFDD7
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なお、事前説明会、事前面談、研究室見学会は、ありません。
入試に関することは「東京藝術大学入試案内」を参照して下さい。
研究室に関することは下記アドレスにお問い合わせください。
お問い合わせ: [email protected]
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aoki-lab · 5 years
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collateral #2
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3年生の美術館課題に付随して、
プライベートショートレクチャーを行います。
6/15(土)おおよそ17:00〜(講評会が終わり次第) 保坂健二朗氏(東京国立近代美術館主任研究員)によるショートレクチャー
保坂氏には、講評会(13:00〜)でもコメントをいただく予定です。
基本的に学内向けのレクチャーになりますが、傍聴自由です。
※colloquiumではありません。
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aoki-lab · 5 years
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colloquium #2 抽選結果について
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colloquium #2に定員を上まわるお申込みをいただきましたため、
ご応募頂いた中から、厳正なる抽選をさせていただきました。
抽選結果をご登録頂いたメールアドレスにお送り致しましたのでご確認ください。
なお抽選方法は、まず現役の藝大学内生の中から抽選で15人を選出し、
それに落選した学内生とご応募頂いた学外の方の中から残りの枠の抽選を行いました。
選外となられた方には大変申し訳ありませんが、何卒ご了承いただきたくお願い申し上げます。
よろしくお願い致します。
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aoki-lab · 5 years
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< colloquium #2 >
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下記イベントを開催致します。
colloquium #2
伊藤ゴロー ÷ 青木淳
開催日: 2019年6月22日(土) 16:00〜18:00 (15:45開場)
開催場所:東京藝術大学上野キャンパス美術学部
     総合工房棟4階建築学科 Jun Aoki Lab
定員: 40名 事前予約制(抽選)
応募期間:2019年5月29日(水)〜6月5日(水)15:00〆切
下記フォームよりお申し込みください。
6月10日までに抽選結果をご連絡致します。
申し込みフォーム
*学外の方も聴講頂けます。
お問い合わせ: [email protected]
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