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#まさかの茶トラの尻
chibiutsubo · 1 year
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#たべもの #稲豊園 #猫子まんじゅう
高山の和菓子屋さん、稲豊園さんの猫型まんじゅう。何度見てもかわいいので、お店の前を通るたびに、お土産にしたり自分用にしたりと数匹は持ち帰っています。
柄ごとにそれぞれ皮や中の餡の味も違っていて、ロシアンブルーが黒ごま生地+小豆こしあん、白猫がプレーン生地+チーズあん、黒猫が竹炭生地+黒砂糖あん、トラが黒砂糖生地+粒あん、三毛がプレーン生地+抹茶あんです。
味で選んでもよし、飼い猫と同じ柄で選んでもよし。見た目は唯一無二ですが、味は素朴なおまんじゅうなのでほっとできます。
そして少し前にまたお店を訪れたところ、袋が新しい柄に変わっているではありませんか。
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猫柄!!かわいい!!!!
そして猫好きが本当に悶絶するのがこの袋の裏面です。反対側の柄は……
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………たまらんわ。
尻のモッフリ具合とか、後ろ脚の張りのある筋肉と筋とかね。今にも動きそうな尻尾に、付け根の*とか。
たまらん。
可愛すぎて使えないので、この袋はしばらく保管しておこうと思います。
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0saku0 · 2 years
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ふたりともビッグぬいぐるみを生き物と勘違いしてない? お尻ばっかりニオイに行く😂 . . . #cat #catstagram #catsofinstagram #ilovemycats #picneko #ねこ #にゃんすたぐらむ #猫がいる幸せ #えだまめ成長記 #猫好きさんと繋がりたい #猫がいる生活 #ねこら部 #きじしろ #きじしろ男子 #ペコねこ部 #茶トラ #茶トラ男子 #兄弟猫 #ねこのきもち #ねこすたぐらむ #フェリシモ猫部 #にゃんグラム #サラブレッドコレクション #bigぬいぐるみ #ufoキャッチャー #オルフェーヴル #グラスワンダー https://www.instagram.com/p/ChwwdJIpHIj/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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higashiazuma · 3 days
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じゃれ本 2卓目の作品
「じゃれ本 オンライン試用版」を使ったセッションで紡がれた物語たちです。前の文の前後関係がわからずに何かを書こうとするとこうなります。参加した本人たちはめちゃくちゃ楽しかったです。
お題:特になし ページ数:8P
『数奇なチョコレート』
どうしてこうなってしまったんだ? 私が早朝にこっそり彼の机の中に仕込んだはずのチョコレートが、どうしてあんな場所から出てきたんだ。 朝チョコレートを入れてからずっと監視してたんだぞ。おかしいだろ。
朝からずっと監視していたが、彼は机の中のそれに気付く気配すらなかった。疑問に思いながら注視していると、教室移動の時間になった。今日はアルコールランプを使った実験の日だ。
もしかしたらあれは元々彼の持ち物だったのかもしれない。アルコールランプのオレンジ色の光を見ながら考えを整理する。監視したところで……それに注意を促すような筋合いもこちらにはないのだ。
揺らめく灯を眺めていると、それに炙られる何か、まで想像してしまうのは悪い癖だろうか、職業病か。黒褐色に燻された「それ」は――まるでカカオ豆、とは悪趣味かと頭を振ったとき、ランプが消えた。煙が、甘い。
香りが部屋に充満していく。煙がゆらゆらと揺らめき次第に形を成し始める。何が起こったのか分からず呆然と見つめていると、それは小さな人の形になった。つやつやとした濃い茶色の、まるでチョコレートのような
教室がざわつく。もしかして、と冷たい汗が背筋をつたったのを感じる。 私が今朝入れたチョコレートに、何か関係のあるものなんじゃないか。すると、その小さな人型のチョコレートは、驚くべきことに言葉を発した。
「つくえ」「こども」「かばん」と目に止まったものの名前が読み上げられる中、「とみこ」という知らない名前が挟まる。人型チョコレートから発された言葉に、びくりと大きな反応を示したのは私ではなかった。
「何故、その名前を…?」 隣、というほどでもない距離で小刻みに震える声。振りほどいたはずの赤い糸が、いつの間にか小指を締め上げていた、というような。人型チョコレートの顔部分に、ぱきんと割れ目ができる。
『コンビニで買ったねこ』
今日びのコンビニには何でもあるから、猫をバーコード決済でお買い上げすることぐらいお手の物だ。だけど道義的躊躇を捨てきれなくて、私はいつもパッケージの前を素通りする。嫌味かのようにスナック売り場の隣だ。
お菓子を選ぼうとするとどうしてもチラチラと目に入ってしまう。かわいい猫たちのパッケージ…三毛、サビ、ハチワレにトラ。無視しようとしても暴力的なかわいさが私を誘惑する。棚前で吟味していた客が黒猫を手に
レジへ向かっていった。その客を注意深く見守っていると、レジの店員はまるで何事も無いかのようにパッケージのバーコードを読み取り、こう言った。 「この場で開封して行かれますか?」 「いや、家で開けます。」
「ノワァ」変な声で鳴くなあれ。電子決済されていった「ねこ(?)」を見送り、棚を見ればまだいくつかの在庫があった。真四角のパッケージの中で思い思いに伸びたり縮んだり捻れたりしている。呑気なもんだ。
彼らの何割が、自分が実は玉ねぎが食べられなかったりd払いのキャンペーン対象だったりすると理解しているのだろう。来月の請求書では「国民健康保険料」と同列に並んだりするのだ。……ちょっと見たいかも、いや、
猫だって同じ命なんだからこんなふうに扱うのはやっぱり良くない。しかし猫が国民の健康に寄与しているというのは厳然たる事実だ。間違いない。私が若干不健康な日々を過ごしているのはもしやねこが居ないからでは?
そう思った私は、吸い寄せられるようにひとつのパッケージに手を伸ばした。 レジに持っていくと、店員はやはりこう聞いてきた。 「この場で開けて行きますか?」 私もやはりこう答える。 「家で開けます。」
家に帰りそっとパッケージの蓋を開けると「ノワァ」という鳴き声とともに、ねこは消えた。空になったパッケージからはゴロゴロと小さな音が響く。どちらでも良いのだ。本当にねこでも、本当はねこでなくても。
『どこにでも現れるメガネ』
異変に気付いたのは、弐萬圓堂で眼鏡を新調してから三日目のことだった。週一の楽しみ、サウナ通い。オレンジ色の明かりと蒸しに蒸された空間で、俺は目元に違和感を感じた。 熱い! なんとそこには、
…ない。何もない。熱いのは蒸気を直に受けたからで、俺の虚弱な目を守るべく新調した眼鏡がどこにもない。嘘だろ、もう無くした? あの店主、「こいつは絶対に無くなりませんよ」なんて吹きやがって! そもそも、
眼鏡の紛失防止に眼鏡チェーン以上のものがあると思った俺が馬鹿だったんだ。何が「合図一つでどこでもお供! あなたのお眼鏡に叶います!」だ。俺は蒸気で濡れた顔を拭い、0.2の裸眼でレンズの光を探す。
うすらぼやけた視界で必死に探せど一向に見つかる気配はなかった。もう諦めて新しいメガネを買いに眼鏡屋へ行った方がいいのではないか…そんな考えが脳裏を過ったときだった。
ふいに、胸ポケットに違和感を覚えた。恐る恐るまさぐると、『あった』。無くしたはずの眼鏡が、そこにあったのだ。なんて便利な眼鏡なんだ、と思うかもしれない。でも俺は、うっすらと気味の悪さを覚えていた。
無くして見付かる。眼鏡はその繰り返しだ。眼鏡が見付かるのは決まって、ニュースでとある地名を見かける時だった。幼い頃だけ住んでいた田舎。何故今更ニュースで名前が上がるのか不明なほど辺鄙な場所だ。
便宜上故郷であるその地は、ちと難解な名がついている。何も見ずに書けと言われたら俺でも無理だ。 …もしかすると眼鏡のやつ、テロップに映るその込み入った字画を解らせたいために、毎度戻ってくるのだろうか?
つまり、この字を覚えれば晴れてこの眼鏡は役目を終えるというわけだ。なるほどね。俺はこれからもこの地名を覚えることはないだろう。いや、いつか死ぬ前くらいには覚えてやってもいいかな。
『おまかせ木綿豆腐』
絹のやつとは作りが違うんでね。多少の荒事ならこっちに任せるのが正解ってもんだ。名前? 『モメン』じゃない、『ユウ』だ。大体あいつがキヌなんて名乗るからセットで豆腐なんて言われることになってんだ。
キヌのやつは今日も得意のスムーストークであんたを誑かしたんだろう。依頼料は高くつくぜ、財布の紐をどれだけ締めても、あいつには湯葉も同然だ。 まあ、任せておきな――それで、あの「高野」と何で揉めたって?
…なるほど。あの土鍋は上物だからな。どちらの取り分かで揉めたってわけだ。で、その土鍋を自分のものにしたいと、そういう話だな?なあに、俺にとっては湯豆腐みたいなもんさ。安心して吉報を待っておけ。
そう言って男はすっくと立ちあがると、土鍋を求めて夜闇に消えて行った。 なぜならそう、この男こそもめ事の仲裁のプロ。ネゴシエーターなんてお洒落な肩書はいらない。『おまかせ木綿豆腐』その人だったのだ。
─というのが、前回君たちに講義した内容だ。きちんと覚えているかね。『おまかせ木綿豆腐』に関連する記述には実はいくつかの相似点が見られてね。同一人物とする説も複数人とする説もあるが共通しているのは、
その「変幻自在性」。まさに豆腐、ないし大豆だ。柔らかく相手を受け止め、誰かの色に染まるかと思えば、ときに肉食獣のごとき強靭さも見せる。変異性の遺伝子が組み込まれている、と言われても疑うまいよ。
豆乳の満たされたプールで悠々と寛ぐ高野とその取り巻きたちを尻目に、私は屋敷へと忍び込んだ。
そこにあったのは黄金の土鍋。黄金でできているが、確かに土鍋である。私は難なくそれを手にすると、豆腐を味噌汁に滑り入れる速さで屋敷を後にした。 こうして事件は解決した。おまかせ木綿豆腐におまかせさぁ!
お題:おまかせ縛り ページ数:8P
『お父さんが作るヒンズー教』
「そうだ、ヒンズー教を作ろう」 ある日、父の口から出た言葉だ。 定年退職を迎えた父親が始めるものといえば蕎麦打ちと相場が決まっているが、なぜか父は宗教に目覚めてしまったようだ。
「ヒンズー教はもうあるじゃん。作る前にもうこの世に存在してるから諦めなよ」至極冷静なツッコミも父は意に介さないようだった。「まずは合言葉を考えるか」「よくわかんないけどもっと先にやることあると思う」
「じゃあまずお父さんがヒンズーとして」「お父さんヒンズー教知らないよね?」 まったく分からないまま父の熱意だけが空回りをしている。理由を尋ねるのも嫌だが、掘り下げてくれと父の顔が言っていた。
「…うん、じゃあお母さんは?」 そういう自分だって女神転生シリーズの知識しかないけれど、お父さんに至ってはこうだ。 「母さんには、ラーマをやってもらおうと思う」 マーガリンで覚えたなさては。
「母さんにカーリーをやってもらうわけにはいかないからな」 「そこはヴィシュヌとラクシュミじゃなくて良いんだ」 最早女神転生オタクの会話である。お父さんは黙ってメガテン5をセールで買った方が良い。
「タマにも我がヒンズー教の一柱として重要な役割を与えよう」「タマ…巻き込まれてかわいそうに」何も知らないタマは父に撫でられて満足げにゴロゴロと喉を鳴らしている。「名はタママーンに改名す」「やめて」
タマを膝に抱いてああだこうだと話す父は、それはそれとしてまあ楽しそうではある。もともとこの手の与太話を作るのが好きなヒトなのだ。
この一連の流れだって、先週配信サイトで「RRR」か「バーフバリ」を観たせいに決まっている。些細な愉快をくれたのならまあ良いじゃないか。女神転生シリーズでの知識しかない僕が、文句を言っても仕方ないのだ。
『健全な肉体に宿るユンケル』
健全な精神は健全な肉体に宿る、なんてのは全きウソであり、少なくとも俺の健全な肉体には恐らくユンケルとかが宿っている。しじみの味噌汁とプロテインバーも。筋肉は全てを解決するなんてウソだ。解決してみろ、
なかやまきんに君。筋トレは正義かもしれないが、そもそも現代社会人に残される可処分時間なんてたかが知れている。その貴重な時間をどうやって筋トレに費やすことができようか。かといって、
このままでは肉体は不健全になるばかりだ。もやしまっしぐらだ。いや、それだけならいいが代謝が落ちた体はいずれ摂取した栄養を消費しきれず蓄え始めてしまう。そうなったらもうおしまいだ。
ともあれ対策は早急に行うべきだろう。何故なら健全な肉体でなければ意味がないからだ。精神はこの際置いておく。ユンケル的にはそっちはあんまり役に立てない。自分で頑張ってほしい。そうと決まれば早速、
行きつけの薬局へ―向かうつもりだったが、深夜営業のはずのそこは閉まっていた。シャッターに「本日棚卸」の文字。期限切れになるだろうアプリクーポンを惜しみ、否、惜しむより先に鉄剤だ。イオンなら、いけるか。
その一縷の望みは、すぐさま砕かれることになった。 しまった!深夜営業の薬局が閉まっている時間帯に、イオンが開いてるはずないじゃないか!! 赤と白の看板の下、俺は絶望する。鉄剤。なんとしても鉄剤を。
「ヤーッ!」それは突然のことだった。窮地に陥った俺の耳にあの聞き慣れた声が飛び込んできた。「き、きんに君!!」そう、紛れもなくなかやまきんに君だった。自信に満ちた仁王立ちでそこにいた。「ハッ(笑顔)」
なんて眩い笑顔なんだ。失われていた力が蘇るのが分かる。何が敵かも分からんがとりあえず殴っとけば良いか。やはり筋肉。健全な肉体、頑強な筋肉、それこそがすべてを解決する。
『我が家UFO』
ホログラムで出来た夕暮れの町並み、伸びていく影。少し湿った柔らかい土の上を走りながら、僕らは家に向かっている。僕らの家は、頭上にある色とりどりのUFOだ。
姉ちゃんとその彼氏(現:元カレ)の些細なLINEスタンプ会話が、うっかり「母星」との通信に混線してしまったせいで、呑気な地方都市は太陽系いち愉快な避暑地に変わった。葉巻型の家も金星人からの贈り物だ。
アダムスキー型のホテルは木星人が建てたもので、海王星人にたいへんウケが良く、県外からの観光客にも人気になっている。おまけに日清グループの焼きそば工場まで進出してきたものだから、町はとても賑やかになった
しかし後に大きな問題が発生した。建てられた数々のUFO建築物が人々をアブダクションし始めたのだ。幸いなことに内臓を抜かれキャトられるところまではいかなかったが
普通に改造はされたし記憶も改ざんされた。お父さんが二人いるご家庭も出来れば、長女が増えたご家庭もある。UFOは「家族は複数人」ということしか理解していない。その関係性や成り立ちは二の次だ。
「どうする、姉ちゃん」と僕は言う。「このままいくと元カレが僕らの新しい兄ちゃんだ」 「無理絶対無理、あんな伸びたカップ焼きそばみたいな男。お湯と一緒に流しに捨て――」 瞬間、僕らは同時にはっとした。
僕らの葉巻型ハウスの前に、新たな葉巻型UFOがフォンフォンと音を立てて降りて来たのだ。硬直している僕らの前に、光が射す。この家をプレゼントしてくれた金星人だ! 金星人は優しく微笑んだ。
「このたびはUFO型ハウスのモニターになっていただきありがとうございます」僕たちモニターだったんだ。しらなかった…「住心地はどうでしたか?」アンケート用紙を渡された。とてもよかったに◯をつけた。
『キャンプファイヤーをするスリ』
目の前にはごうごうと燃え盛る火柱がある。いわゆるキャンプファイヤーというやつだ。ぱちぱちと爆ぜる音と顔を焼く熱を浴びながら今までのことを思い返していた。いつものようにスリの獲物を物色していた俺は、
おあつらえ向きな男を見つけていた。取ってくださいと言わんばかりにチラ見えする財布。しかも厚い。おどおどとした雰囲気も丁度いい。財布はあっさり俺の手中におさまり、今日の仕事は完遂だ。そう思っていた。
なのに今、俺は何故こうして積まれた��の前に立ち尽くしているんだ? 五分じゃ審査が下りないだろうカードや角の折れてない札が詰まった革財布を、まるで炎に投じたがっているかのように。否、焼かれるのは財布か?
そうだ。財布ではなく俺自身を焼けば財布は無事だ。俺が罪に問われることもない。――いや、何を考えているんだ、俺は!困惑する俺の意思を無視するように、俺の手が勝手にチャッカマンを薪の隙間に差し込んだ。
一気に薪が燃え上がる…かと思ったが、一向に炎は上がらない。チャッカマンの小さな火は薪の表面を焦がすだけでなかなか燃え移らない。薪を燃やすにはもっと燃えやすいものを先に入れるんだったか。何か手頃なものは
とポケットをまさぐり、結局スッた財布にいきつく。レシートくらいなら燃やしても良いだろう。財布の中には幾重にも折りたたまれた…異様といえるような長さのレシートが入れられていた。何だこれはと手に取り、
中程の印字に目を剥いた。「割引 50%」と付記された項目。みな人名だ。中には、俺の名も。 何が引かれてるんだ? 人間的価値? 確かに俺はスリだが半額になるほどか? それとも、…命、寿命。その領収書。
気付くと俺は、木組みの中にいた。燃える炎が、全身に纏わりついて行く。たすけてくれ、と声をあげそうになるが、呼吸すらできない。 目の前に男が立っている。 「ええ、その通りですよ」 男の目に、炎の橙が輝く
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三毛猫のミケランジェロ、茶トラ猫のチャチャ丸、ハチワレ猫のハッチの3種類
Fuku Fuku Nyankoソフトキルトチュニック 商品コード:2181555019810 ★★★★★ 通常価格 ¥2,500 肌当たりがよく柔らかい生地のチュニック。 中綿を挟んだ生地で空気が入り温かさもありながら軽い着心地に仕上げました。袖口にはゴムが入っています。お尻までかくれる丈感。お手持ちのレギンスやパンツを合わせて、パジャマとしても、ルームウェアとしても活躍します!背面ににゃんこが隠れていたり、首回りにさりげなくあるロゴが注目ポイントです♪ 三毛猫のミケランジェロ、茶トラ猫のチャチャ丸、ハチワレ猫のハッチの3種類でご用意しました。
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tominohouzan · 1 year
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M-line Special 2022 ~My Wish~ 2022/11/13(日)Zepp Haneda(東京) 夏焼雅 / 宮本佳林 / 小片リサ / Bitter & Sweetゲスト:佐藤優樹 ①14:00/14:45 ②17:15/18:00 :★★★☆(3.5)
空気が生ぬるい。南風が吹き込み夜から雨が降るようだ。何も考えずにいつもの秋用上着を着てきてしまったので、電車の中で早々に脱いだ。
今日の公演は久しぶりに転売市場で安価に放出されている。ハロプロ本体の地方公演とビヨ舞台をやっている影響だと思う。弾数は32と多くはないものの最安値は3.5k。夜公演のみFC2次受付で申し込んだ私の席は、2階2列目とイマイチな席だったので、しばらく昼公演の価格をウォッチしていたが、昼公演に入るぐらいなら、もう少しやりくして両国にもう1公演入った方がいい気がしてきたので、ポチるには至らなかった。
新宿手前で急停車。ホームで非常停止ボタンが押されているとのこと。嫌な予感がした。この2、3日間で人身事故が多発しているのだ。10円近い急激な円高が原因だろうが、そんなことは報道されることはない。
天空橋駅を出ると雨がぱらついているが、風が強く傘はさせそうにない。脱いだ上着を着直してフードを深く被り、まったく方向感覚が無いままマップに指示された通りに歩く。暫くすると真新しく開放的な白い施設が見えてきた。
初めてきたZepp羽田だがかなり大きく感じる。キャパはゼップ東京とほぼ同じなのだが、天井も高く演者のやる気が出そうな仕様。2階席の椅子が硬く小さいのが難点だが、上着を座布団にしてみたらいい塩梅。やっぱり上着着てきてよかった。
まるちゃんが明るくなり過ぎた髪を暗めに染め戻した。私の席からはほぼ黒に見えてとても嬉しい。髪はかなり長く細かい束感があり、とても似合っている。まるちゃんが今回披露したつばき曲は表面張力とMY darlingだったがこれは以前のMSMWで披露済み。それでもやはり良い。
KittyはMSMWでは初披露。クラップが起きないのが新鮮で面白い。黒髪の方が妖艶で曲にも合っている気がする。歌詞も茶トラというよりかは黒猫な感じだし。
雅ちゃんのカタオモイでしばらく紫を振ってしまい恥ずかしい思いをする。Buonoでは赤。
Do it! Nowは雅ちゃんと背中合わせで歌っても風格で負けてないのは凄いし、その時の横顔がとてもきれい。どうやら雅ちゃんがかなり盛大に転倒してしまったらしいが、双眼鏡でまるちゃんガン見タイムで全く気付かず。
シルバーの腕時計のまるちゃんラップは、声に甘さ成分が少ないので、クールに決まるのが良い。Tell me whyも同様。
今日の目玉は佳林ちゃんとまーちゃんによるわた抱���だったようだ。昼は特別な音源でパフォーマンスしたようだが、夜は通常音源だった。
生まれたてのBaby Love。以前どこかのMSMWで見たときにお尻をフリフリするダンスで目のやり場に困った事をパッと思い出した。素早く双眼鏡で観察するも2階席からは際どい見た目にはならず、安心してガン見できる。この曲ではほぼゼロズレだったので、勘違いレスをいくつか感じることができた。
私の隣席は雅ちゃん推しの小柄な男性だった。年は私より10、いや15は上だと思う。雅ちゃん曲では自分を全開に出して楽しまれていた。カタオモイではキンブレが折れて飛んでいってしまうのでは心配になるほど。私もこの方みたいに自分の好きに正直に生きたいと思った。
帰りには雨はやんでいた。明日は健康診断なので大人しくまっすぐ帰宅し、焼きうどんを作って食べた。
<今日のパンチライン>  まーちゃん「まだ人のせいにして生きていたい」  まるちゃん「立ち上がって『キスがしたい』ですもんね」
M-line Special 2022 ~My Wish~@Zepp Haneda(11/13)セットリスト 01.流星ボーイ[Berryz工房]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ 02.表面張力~Surface Tension~[つばきファクトリー]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ MC 03.Happy Days/宮本 04.私が飛行機を嫌いな理由/ビタスイ 05.Kitty/小片 06.カタオモイ。[Buono!]/夏焼 MC 07.愛する人の名前を日記に[Berryz工房]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ 08.Do it! Now[モーニング娘。]/夏焼・小片 09,My Darling ~Do you love me?~[つばきファクトリー]/宮本・小片 10.シルバーの腕時計[モーニング娘。]/宮本・小片・ビタスイ 11.フラれパターン[Berryz工房]/夏焼・ビタスイ 12.Tell me why[PINK CRES.]/夏焼・宮本・小片 13.私が言う前に抱きしめなきゃね[Juice=Juice]/宮本・佐藤 MC 14.奇跡の香りダンス。[松浦亜弥]/佐藤 15.ハレルヤ[Bitter & Sweet]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ 16.友達は友達なんだ![Berryz工房]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ・佐藤 17.生まれたてのBaby Love[Juice=Juice]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ・佐藤 MC 18.ブラボー![モーニング娘。]/夏焼・宮本・小片・ビタスイ・佐藤
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tozzano36 · 2 years
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ago.16-17.2022 井戸沢
実は、3級の響きにビビリが入っていました。
今年、僕が一緒に歩いた輩は、もっとも信頼するkさんまでもヘリで運ばれてしまった。
最強のはずの地質学者、SMも古礼沢の後、尻が痛いと。
DDは、同じ古礼沢で右手の甲、中指の骨を骨折して、チタンプレートとボルトが入ってしまった。。
少し気がひける初の3級だった。
歩いて思ったことは、井戸沢は、僕の全力でも無理な沢だったということ。kさんのヘルプがなかったら、歩けなかった沢。
1日目、チャリを漕ぎだしてからすぐに足が思うように動かず、ビビリにビビリが重なった。顔色に出ていたようで、kさんに余計な心配をさせてしまった。すみません。
大洞川沿いの車道を軽トラで。荒沢橋までをチャリで。
歩き始めて車道から沢への下降の直前で人に会い井戸沢の出合いにここから行けるか聞いた。
下降箇所は正解で、水量も少なく、キンチヂミまでちょいと浸かる程度で歩けるとのことだった。一気に心配が少なくなる。2日前の台風で水量が多く、ヤバいかもって思っていたからね。いずれにしても下降して、すぐに井戸沢の出合い。普通に歩ってイワナがのんびり泳いでいた。
キンチヂミは、なんとなくわかったけど、kさんがこれがキンチヂミだーって言ってくれるまで信じていなかった。キンチヂミは、登れそうな登れなさそうな。。高巻きだった。高巻きもなかなか楽しかった。その後すぐにテン場適地があり、荷を下ろす。
釣り始めるとすぐに釣れてしまった。が手元で鉤から外れ砂利の上に落ち、そのまま暴れまくって川に戻ってしまった。ヤツは来年、成長する。その後またすぐに9寸半が釣れてしまった。とにかくすぐ釣れる。大洞川沿いの魚は、全て釣られてしまって、魚はいないと思っていたけれど、覆された。焚き火で焼いて美味しくいただいた。タープに入り、蚊帳の中で眠る。
ポチポチポリタープを叩く雨の音でウトウトから目覚め、翌朝の薪をタープの下に入れた。雨の音が心地よく、しばらく起きていた。
次に起きたのは寒さのため。シュラフカバーだけで眠っていて、眠り始めは暑いくらいだったのに。。寒かったけれど何度も眠ったようだ。kさんに起こされて6時くらいにようやく荷造りなどを始めた。
10mは、核心と思われたキンチヂミよか巻くのが怖かった。かなりビビった。
とにかく、歩きまくった。
奥新左衛門窪を歩ったのか、、わからないけど、三叉に分かれる直前までイワナが走った。魚止めは、本当に上の方にある。かつての釣り人が滝を登り放したのだろう。
そこそこ危なめの滝を登った。力尽きて、登ることができない滝があった。力を振り絞って、堕ちて怪我をしたくなかったから、登りかけて降りた。kさんが余裕で登ってくれた。ビレイしてもらって僕も登ることができた。
僕が歩いたのは、東仙波の山頂まで届く窪だった。手前でt氏の地図にある道への最短ルートを探したから、その窪を詰めてはいないけれど。途中、あからさまに人の道としか思えない踏み跡があった。あとで確認してみたら、t氏の地図には茶色の波線で示されていた。そのあと、地形図にもあるちょっとした岩稜を越えると笹原が広がっていた。奥秩父には珍しい素晴らしい展望だった。小雨が降っていたけれど、遠くまで見渡せた。
下りが始まる。
驚いたことに、新しめのピンクテープが付いていた。3、4年が経過した程度の新しいテープだった。道と言えるような痕跡はほとんどなかった。地形的に緩やかだから、踏み跡がつきにくいのだと思った。そのテープは、もっと古いテープというか紐というかとは微妙にずれたところについていた。僕は、t氏の地図に忠実に歩こうとしていたから、ズレが気になった。t氏の地図に沿って歩くと、より古いマーキングが常にあった。
奥秩父山岳会の白地に黒文字の道標が何箇所かに堕ちていた。どんな���体だったのかな。奥秩父山岳会。謎〜
鹿の楽園が終わると、急斜面のトラバースが始まった。尾根の先端を乗り越すはずが、乗り越さずに降ってしまった。少し降ったところでkさんが間違いを指摘してくださった。おかげで道迷いは最小限で済んだ。標高1100m付近の極端に痩せた尾根はなかなかの危険度だった。木にめり込んだ色褪せたトラロープと、新しめのトラロープが混ざっていた。なかったら相当危険だったと思う。木の根のホールドがありがたかった。岩稜以降、電光型に降る道は明瞭だった。真夏とはいえ、日が短くなり始める。16時を過ぎてまだ歩いていた。
入渓地点の僅かに上流に下り着く。安心したけれど、最後まで気を抜かずに歩くことを心がけた。スパイク足袋のまま渡渉。前日に降った道を登り返し、ひたすら山に戻ろうとする荒れた車道を歩き、チャリを止めた荒沢橋へ。18キロのザックが肩に食い込み、写真を取る姿勢が辛かった。
昨年の10月のバラトヤ林道以来、最大の冒険だった。楽しかった。
この道を歩くと、河野寿夫さんの著書に出てくる栄さんの小屋と森林軌道を思い出す。
Ago.16
08:13 チャリ
08:56 荒沢橋から歩き始め
10:14 沢装備換装 沢に入る
Ago.17
07:15 テン場発
井戸沢は沢がミッマタになる手前まで魚がいた。
12:55 沢装備解除登り始める。水はあるが。t氏の道を探しに登る
16:20 下降終了
17:08 チャリに乗る
18:00 クルマに乗る
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subarutokiomi · 3 years
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今年も4猫を見て頂きありがとうございました。 また来年もどうぞよろしくお願い致します! #cat #neko #猫 #ねこ #にゃんすたぐらむ #ハチワレ #茶トラ #三毛猫 #黒猫 #bestnine2020 #ベストナイン2020 #ベストナイン混雑 #まさかの茶トラの尻 https://www.instagram.com/p/CJdleQ9h26p/?igshid=zmzk75s50kaf
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takeddd · 5 years
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#cat #neko #ねこ #猫 #ネコ #茶トラ #cats #ピオ #pio #piopio わかりづらいとは思いますが…昨日のシャワー以降3ニャンとも首輪つけてません。一見しまらない気もしつつ無いのが本来の姿だし…なんか新鮮😆😸👍 頭からお尻まで撫でた感じもスムースでいい。 ただウチは完全家猫だし外にはほぼ出さないとはいえ…脱走とかしたらただの野良扱いになっちゃうし心配だからオススメはできませんね。新鮮だから1週間くらいこのままにしてようかと思ってるけど…。 https://www.instagram.com/p/Bx7L2Jrh84b/?igshid=1x7xd1wpmeskk
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yrkhang · 5 years
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「2019年夏コミ大反省会議」
「はい皆さん揃いましたね。それではこれより2019年夏コミ大反省会議を始めます」
「では被告人は被告人席へ」
「えっコレ会議じゃないの?」
さあ始まりました。
という訳で2019年夏コミ大反省会議です。
さけとめくんね、色々反省があるよね。ちゃんと反省していこうね。
や、ちょ、ちゃうんすよ!違うんです!!まずは僕の話を少し聞いてほしい。
あの、まずね、文字数ね。
あれね、完全に見落としてて、「文字数指定ないの久々だな~」とか思いながら書いてたよね。
ウーン被告人を有罪とする。
申し訳ございませんでしたっ!!!
どなた様も夏コミ大変お疲れ様でございました。今年は特に暑かったし4日間だったし南館あるしで色々大変だったりもしたのかなと思っていますが、楽しかったですか?なら良かった。
この夏はふたつ文章を書かせていただきました。
まず、サークル「あおしろ荘」さまの『ノンフィクションコンパス』に、個人的に好きな作品の話を書きました。
半開きの目でラジオ聞いてたらぶっちぎってるという話が聴こえて、慌てて確認したら「4500字くらいで」「じゃあ4500字くらいで」というやりとりがあったよね…。すごい反省しています…。
内容について少し説明しておくと、せーはくさんからお話を頂いた時点で「これは僕が主役じゃなくていいな」と思ったので、文章全体のテーマを「お刺身に乗っているタンポポ」としました。お刺身に乗っているタンポポは勿論主役じゃないし食べられない。けど、お刺身にタンポポが乗っていると…おいしい!!そういうものを目指しました。それから、本のタイトルが『ノンフィクションコンパス』だというお話は最初に頂けていたので、文章の中にノンフィクションコンパスという概念が織り込まれるように意図しています。もっともこういった事というのはあくまで書き手が勝手に意図しているだけのものなので、うまく拾っていただけていたらざまあみろってくらいのもので、そう読めなくても美味しく食べられるお茶請けになるよう努力しました。
「被告人ね、まだ他にも反省あるよね」
「ハイ…」
書く内容については、すごく迷走しました。こういったお話を頂いたときはいつも10個くらいのテーマを挙げてそれぞれ書いてみて、その中からいけそうなものに絞ってゆくのですが、今回は最後の最後まで定まりませんでした。
「で、締切は?」
「本当に申し訳ございません…」
本当に申し訳ございませんでした…
今回せーはくさんには途中稿を含め3つ原稿を送らせて頂いています。有難いことにご本人からOKを頂いたので、その中から第二稿をこの辺に載っけておこうと思います。それではVTR、どうぞ。
「同じ時間を過ごすこと」について
朝靄の内側に校舎がけぶる。音楽準備室の小さな窓から窺う景色は単一の白で、 「上手くいくんかねえ」とごちる私の心象風景に同期する。 ただでさえ狭苦しい屋内の独り言に、 「まあ何とかなるべ」 と返事があった。
ハイこんにちはー!皆さんはアニメ観てますか!?��れはどんな作品ですか?楽しいですか?幸せですか? 私には分かりません。
私にはアニメの大半の事は分かりませんが、これだけは断言させていただく。 この世の中のあらゆる映像作品は、たった2つにのみ分類される。
キャラクターのまゆ毛がハの字の作品か、 逆ハの字の作品か。
この世の中のあらゆる映像作品は、その二種類のみに分類されるのです。
こんにちは、まゆ毛原理主義過激派です。皆さんは不幸なことにこの文章をここまで読んでしまいましたね。よかったですね。ドンマイ。元気出してね。 従って、先に主張する我々の主張が「アニメーション作品」を捉える上で避けようのないひとつの真理を 捉えて離さないことは既に皆さんにとっては確定的に明らかであることと思います。
という訳で本日は『映画 けいおん!』の話をします。 不幸な皆さんには申し訳ないが、お付き合い戴く。
そもそも、私は『けいおん!』の熱心なファンではなくて。自分の中のこの作品の記憶を紐解くと、確か冬コミが 近い時期にこの作品のライブイベントが開催されるという話を聴いて、「へえ、奇特な人たちもいたもんだ」という 感想を抱いたところからしか始まらない。いくらなんでもひどくない?でもそうなので仕方ない。ちなみにその冬は勿論元気に有明まんがまつりを闊歩していたのが私である。行こう!有明まんがまつり!(お暇ならで結構です)
けいおん!、本当に全然知らなくて。いや勿論アニメオタクのひとりではある私なので常に新作はチェックしていた筈で、その中に 『けいおん!』を観ていなかった筈はないのだけれど、その記憶は私の中に無くて。…思い起こせば私はいつもそうで、 本作に限らず『~憂鬱』であるとか、『~☆すた!』であるとか、要するに「なんか世間で流行ってる系の作品群は 漏れなく見過ごしてしまうタイプのオタク」が私だったのだと思う。そういうつもりはないのに、何故かそういう作品 だけはピンポイントで見逃してしまう…思い起こせば『ラ〇ライ〇!!』もそうだな…なんでや…
閑話休題。でもないけれど、「見逃してしまう」。それは何故なのか。私は考えた。考えた結果、一つの結論を得た。
それは、「まゆ毛が逆立っている作品を例外なく回避しているタイプのオタク」に自分が分類されている、という認識である。
まってまって。引かないで。あと5秒でいいから私の話を聞いてほしいんです。
ここで改めてご確認いただきたいのは、先に挙げた作品群のキービジュアルである。並べて見てみると改めてよく分かる ひとつの事実。それは、これらの作品たちが例外なく「主要人物たちのまゆ毛を逆立てた作品群」であったということである。 並べてみておじさんもちょっとびっくりした。『けいおん!』は勿論のこと、『~憂鬱』も、『~☆すた!』も、 キービジュアルで目を引くのは「眉を逆立てたキャラクターの目線」だったんです。
これは驚きの事実、では勿論なくて。それはまゆ毛原理主義過激派であれば確定的に明らかな話だったんですけど。
つまり、どういうことかというと(ここで本記事の主張が加速します。ギアを4速に入れろ)、「まゆ毛の在り方がその作品性を決定づける」 ということなんですね。
さて、再度『けいおん!』という作品に視線を向けましょう。この作品はまごうことなき「日常系作品」である、と一般に認識されていると 思います。それは本作の原作が『まんがタイムきらら』誌に連載されていた事(この辺はレトリックですが、その後の作品群を振り返ったときに この定義はおかしなものではないといえるでしょう)、四コマというフォーマットが「繰り返し」というサイクルを持つ普遍性を描くフォーマットである 事、そして、そういう原作を映像化した本作もまた、「繰り返される日常」を描くというフォーマットに基づく映像作品であったといえることに 集約されます。この辺りは面倒なのであんまり細々と話すつもりが無いんですけど、本作の中で「繰り返し描かれる描写フォーマットの構造」 に意識を向けることができれば、このことは理解されると私は思います。
『けいおん!』という作品は、まごうことなき「日常系作品」の金字塔です。にもかかわらず|だからこそ、と前置詞を置いて私は主張します。 「本作は、日常を描いた作品では全くない」ということを主張します。
何故か。何故なんだろな。答えは簡単ですね。「主要人物のまゆ毛が逆立っているから」です。
加速しすぎました。注釈を入れましょう。
そもそも「まゆ毛」とは何か。まゆ毛。皆さんは考えたことがあるでしょうか。
「まゆ毛」とは人の表情の中にあるものの一部で、その人物の感情をよく表わす部位の一つです。そして、それは「普遍的な」感情の流れを表わす 代表的部位として挙げられます。 これに対称的なのは「瞳」でしょうか。よくあると思うんです。「釣り目のキャラクター」「たれ目のキャラクター」という風に登場人物を個性付けし分類すること。あなたにはありませんか?なかったらごめんね?本稿はこのまま加速してゆくのでごめんね?
「瞳」はまゆ毛と同じく人物の感情をとてもよく表わす部位の一つです。しかし、この両者の 間には大きな違いがあります。それは、瞳はさして動かすことが出来ず、一方のまゆ毛はその時々で大きく動かすことが出来るという事です。 あなたは見たことがあるでしょうか。釣り目のキャラクターの眦が下がる瞬間を。また逆に、たれ目のキャラクターの眦が切り立つ瞬間を。 あまり多くは無いと思いますし、「観た」という方は極めて貴重な瞬間に立ち会ったことと思います。いいなあ。いやそうじゃない。その話はしてない。
「瞳」という部位は、人間にとって感情を示す部位であると同時に、大きく動かすことのできない部位でもあります。まぶたの構造を考えたときに、それが 上下方向には動いても、左右方向には動きづらいものであることは自然に理解できるものだと思います。だからこそ、その瞳の形状は「その人物の性格や志向性」とでも 呼ぶべきパーソナリティを持つ。いいですか。瞳というものは「その形状を大きく変えることが出来ない」からこそ、その人物の「人間性」を表わすのです。自分で意識してもなかなか変えることのできないパーソナリティ。性格。「動かせない」からこそ、瞳にはそういった人間それぞれの個性が現れるのであり、それは容易に動かせないからこその個性でもあります。だからこそ、それが変わる瞬間というものは極めて特別な瞬間なのです。何の理由もなく釣り目のキャラクターの眉尻が下がったら、それはただの作画崩壊というものでしょう。
では「まゆ毛」はどうか。まゆ毛というものはキャラクターの感情を描く上では極めて雄弁で、また同時にあらゆるキャラクターにとってその雄弁性が不変なものでもあります。釣り目の子もたれ目の子も、その感情の動きに 基づいて等しくまゆ毛が動きます。例えば嬉しければ眉尻が下がり、例えば怒れば眉根が寄るのです。ここにおいて各キャラクターの「パーソナリティ」は 意味を持ちません。そういったものを越えた普遍的な「感情の導線」を描くのがまゆ毛だからです。これに近い部位としては口角などが挙げられるでしょう。自由に動かせるからこそ、性格などに関係なく「その場面における心理表現」としての感情を表すことが出来る。それがまゆ毛なのだという事が出来ます。 どんな人にとっても自由に動かすことが出来る。だからこそ、ともすれば自分自身ではままならない「性格」みたいな部分を越えて、その人物のその瞬間の 感情が表れる。まゆ毛というのはそういう部位なのです。
さて、面倒な話を終えたので『けいおん!』のキービジュアルの話に戻ります。
何故私はこの作品を回避してしまっていたんだろう…、その理由を私はまゆ毛に求めました。つまり、端的に言ってしまえばその表現が「怒っている風に見えた」みたいなことです。 いや厳密には違って、「アクティブ」とか「前進する気持ち」みたいなものを、当時の私はこのビジュアルから感じていたように思います。それは当時の自分に してみれば、なんだか前のめりな感覚があって、その姿勢に少し引いてしまったのかなあ…みたいな。こういう表現でうまく伝わるのかしら。分かりませんが。
ただ、そういう気持ちを抱きながらこの作品を観ていた私には、それが「誤解だったなあ」ということも観ていてわかったりもしました。その「わかったりしたこと」 というものが、私が(、あっこれ言ってなかった。私めちゃめちゃ『映画 けいおん!』は好きなんですけど)、私がこの作品を好きなのか、ということを捉える上で 大事な部分にもなっていました。
これはとても素朴な質問なんですが、皆さんは、「眉尻があがる」ってどういう時だと思いますか?
その人物にとって、まゆ毛がピンと立つとき…。
色々考えたんですが、私にとってのそれは「非日常に居る時」なのかな、と思うんです。 これは質問ですが、皆さんは当たり前の自分の日常の中で眉尻があがるときって ありますか?…無いんじゃないか、って私は思います。日常の中では心は動かない。眉尻が下がることはあっても、上がることはないんじゃないか。自分の日常を 振り返ったとき、私はそのように思います。そして、これはその認識が正しいという前提から導き出せることでしかないのですが、であれば、眉尻が上がる瞬間って、 「日常の外側」、つまり、その人が「非日常に居る時」以外に無いのじゃないか、と私は捉えます。そして、そういうふうに捉えて見てみると、この作品のことが すごくシンプルに分かる気がしたんです。
この表現は例えばTV一話冒頭に集約することが出来ます。この起床から学校に辿りつくまでの一連のシーン、1期最終話のリフレインを挙げるまでもなく2つの事が 同時に描かれている。それはひとつには「これが普遍的に日常の一コマに過ぎないこと」であり、ひとつには「それが日常の一コマであったとしても、その人の人生 における特別なワンシーンでもあること」である。何でもない当たり前みたいな景色ですよね。何でもない当たり前の景色の中の主人公・平沢唯の眉根はこの間常に 上がりっぱなしなんです。それは「この日常に過ぎないワンシーン」が、彼女にとっては「新しい場所に立つ特別な瞬間」でもあることを意味しています。この 「特別な瞬間」に関してはここにかかる他の面もありますが、本論の軸ではないので無視しましょう。原理主義過激派なので。で、この「日常であり特別な瞬間でも ある」という描写はそのまま、本作OPに繋がっているんですね。再放送があったのでお近くの方は見返してくださいね。無い人は借りて観て。 本作OPは各パートメンバーの演奏カットを前面に置きつつ、その日常の様子を背景として流してゆくという構成をとっています。注目すべきは、この前景と背景の 表情が、同じキャラクターを描きつつ大きな対称形を描いているということです。よーく見てください。全然違うでしょ?全然違うんです。この個々のシーンで 誰がどんな表情をしているかという関係性はその人物の人物性を考察する上ですごく大事だと思うんですが全部省略します。原理主義過激派なので。必要なところは 後で書きます。で、このOPを観ていて思ったんです。「あーこれ日常系アニメだった」ということを。いや控えめに言っても気づくの遅いんだけど、それまでの 流れを観ていたら、僕にはこの作品が「当たり前みたいな日常」を描く作品には思えなかった。そして、実はこのOPの各シーンを観ていても思えなかった。 それは、その日常を背景とした前景で音楽を演奏する彼女たちの姿が、僕には非日常そのものにしか見えなかったからなのだと思う。
ここだけの話、僕はTV版の『けいおん!』はそんなに好きではなくて(理由はまゆ毛が逆ハの字だからです。原理主義過激派なので)早々に『映画 けいおん!』の話をします。
(ここから映画の話を延々とする感じ)
…ハイ!ここまでで約4500字です。いやーどうですか解説のさけとめさん。
「書き手の精神状態が心配になりますね。ほんとうにボツになって良かったなと思います」
これが第二稿で、このまま書き進めた話は15000字くらいになりました。
書き上がったのが7/18 日の朝で、「はー夜に見直して問題なかったらこのまま送ろ」と思って、問題しかなかったので夜に丸ごと消しました。軽トラに間違えてサターンVのF1ロケットエンジンを載せてしまったかのような失敗感がある。これはすごい。これは人さまの本に載せられない。
ないので丸ごと消してしまって、この話の完成稿は手元にも残ってません。この無茶苦茶な話が一体何処へ飛んでいったのかは誰にもわからない…。
『ノンフィクションコンパス』に掲載されているのはその後に一から書き直した話で、個人的にはちゃんと書けたのかなと思ってはいます。思ってはいますが、同時に締切がすごいことになってしまい、せーはくさんには本当にたくさんたくさんご迷惑をおかけしてしまったと思います。申し訳ございませんでした…!
文章の中に書いたことは文章を読んでいただければ分かることなので、ことさら敢えて触れる必要もないのかなと思っています。かるーい触感で味わいのあるものを、というのが頂いた役割に対して行うべきことだと思っていたので、そんな感じに伝わってくれていたら嬉しいです。作品について私は詳しいわけでは全くないので、その辺りは詳しい方が何処かでたくさん話していただけたらいいなと思います。
「いや被告人君さあ、ほんとはもう一個あるよね?」
「ひいっ!!」
ひいっ、ではない。
実は内容について反省がいっこだけあって、頂いていたテーマが「私自身について」という話だったんですが、蓋を開けたらほとんどいつも通りの私の話になってしまったなと思っています。
ただ、私には自分の話って難しくて、あのー、あんまり良く憶えてないんです、自分のこと。その時々で観たり聴いたり読んだりしたことはあれこれ出てくるけど、自分自身のことって殆ど出てこなくて。自分のことにあんまり関心が無いんだと思います。結局僕はいつも自分の好きなものについて訳分かんない与太話を延々としている人で、それだけなんだと思います。
まあ頑張って入れたけどね!心にコウペンちゃんを飼ってゆくぞという強い気持ちを持ってゆきたい。
ただ、その入れた話についても、やっぱりその「私の好きなもの」があってこそ成り立つ類の話でしかなくて、僕にとって大事なものって、自分の中よりも外にばっかりあるみたいなんですよね。そういう事に改めて気づけた事は、今回とても有り難かったです。ありがとう。
大したことない話を書かせていただきました。大したことない話でいいんじゃないかなと思います。いろんな人が好きなものの話をしてくれたらいいなあ、そう願っています。
もう反省はないです。無い…はず。あったら第二回が開催されます。
カンカン!
「それでは、2019年夏コミ大反省会議をこれにて…閉廷する!」
「やっぱコレ会議じゃないですよね!?」
ちゃんちゃん。
ちゃんちゃんじゃなかった。
この夏はふたつ文章を書かせていただいたのだけど、そのうちひとつはせーはくさんすら聞いたら蒼白になるような事情でビッグサイトに並ばなかったんですけど。
ただもしかしたらそのうちしれっと何処かに出たりすることもあるかも知れないので一応書いておこうかなと思います。
『ノンフィクションコンパス』のテーマをノンフィクションコンパスにしたので、こちらはそれと対になるような構成を取れたらいいなと思って、USGの曲から個人的に好きなもうひとつの曲をモチーフに採用しました。その上で、ノンフィクションコンパスとは違う相手の話を書きました。文章構造としては相似形になるような形を企図しています。
書いたことは、基本的には同じ事だと思っています。つまり僕自身の話であり、僕が大事に出来たらいいなと思うものの話です。なので実質的には読む意味ない話だったりする。
それでもこれを書いたのは、「今これを書いておく必要がある」と思ったからで。人の心ってとても不確かで、簡単にコロコロ変わっていってしまうんですよね。僕は手紙とか書く時も下書きを一切書かないタイプなんですけど、それは下書きを清書していったときに、途中から下書きを無視して全然関係ない話を始めてしまうことが余りにも多かったからです。その時の気持ちってその瞬間に切り取っておくしかないものなんじゃないかと思っている。
未来のことは分からないけれど、この夏書いた文章は、希望という祈りみたいなものを込めて書いたつもりです。
未来はいつも、不確かだから面白い。振り返ったときに、その過去である現在を指差して笑えたら、それはそれは素敵なことなんじゃないのかな。それはそれとして、今できることは今頑張らなくちゃいけないし、今捉えられるものは今きちんと書き残しておきたい。この先もそうしてゆけたらいいなと思っています。
今度こそおしまい。明日東京に帰ります。
じつわこの文章自体、3回くらい書き直しました。かるく、かるーくカールおじさん。チーズ味おいしいなあムシャムシャ。
言えないこと、書けないこともやっぱりあって、言うべきでない、書くべきでない、と思うのと同時に、それ以前に言葉にならないことも、やっぱりあります。誰にでもそういうことはあると思う。
言葉にならない想いを、最近は言葉にしないままちゃんと抱いておこうと思っています。そしてそれはそれとして、僕は僕の好きなもののどこが好きか、どうして好きかという話をしてゆきたい。今、僕にできる事はそれだと思うので。
大したことない話をたくさんできたらいいな。一瞬一瞬を大事に拾って、大事なものを大したことない笑い話にしてゆけたらいいなと思��。
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oka-akina · 5 years
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きこ・ちび
 祖母の四十九日でもらった十万石まんじゅうを、もう賞味期限は切れているのだが、ゆっくりひとつずつ食べている。餡が多くて甘いので、あまり何個も食べられない。賞味期限は3月13日と書いてあるからもう半月くらい経つけれども、まだしっとりとしているしうまい。餡が奥歯にしみるので、虫歯かもしれない。奥歯はぜんぶ虫歯をやっているはずなのだが、かぶせものが白いためよくわからなくなっている。舌でつつくとあまりつるつるしていないのが虫歯の治療跡なのだとは思う。真横に埋まったまま生えてこない親知らずがまだあるが、これは放っておいていいですとずいぶん前に歯医者に言われたきりそのままだ。
 平成という元号が発表されたとき、わたしは祖母のうちにいた。母がいて祖母がいて祖父がいて伯父がいた。小渕さんが平成という紙を掲げたとき、なんだかまがぬけた感じだねえ、ヘーセーだって、と母や伯父がくちぐちに笑った。井上陽水の「お元気ですか?」というCMが自粛され、テレビには昭和天皇の容態をしらせるテロップがはりつき、小さい子どもだったからあまりよくおぼえていないけれども、なんとなくおおごとなんだなという空気はわたしにもわかった。  あたらしい元号が発表されたまさにそのとき、わたしはめちゃくちゃ腹が痛かった。おなかを抱えてうずくまり、歯を食いしばっていた記憶だ。テレビは食卓の、祖父の席の横にあり(祖父は酔っ払うといすをふたつ並べて横になり、時代劇を見た)、誰がどこに座るかはなんとなく決まっていた。わたしは隣の畳の部屋で脂汗をながしていた。みんなテレビを見ているのだからとがまんしていたのだが、やがて耐えられなくなり泣きわめいた。母たちは振り向き、みんな驚いて、大慌てで病院に運ばれた。べつにたいしたことはなく、食べすぎだか便秘だかそんなようなものだった。五歳だった。父の転勤で住まいは大阪にあったころだから、そのときはたまたま母と帰省していたのだろう。おごちそうをたくさん食べさせてもらったのか。祖母のうちにはもちつき機があって、ぐるぐるまわるのがおもしろかった。もち米を炊いてもちにする前のかたいごはんが好きだったので、もちの前にいつも一膳平らげた。つきたてのもちにはなにもつけずに食べるのが好きだったが、祖母がきなこや大根おろしをたくさん用意してくれたのでそれにしたがった。またそのころは祖父の工務店もまだやっていたころだったから、職人さんたちが幾人も出入りしており、わたしは熱燗のとっくりを運ぶなど祖母の手伝いをしていた。からくり人形みたいだと職人さんたちにかわいがられていた。さしみとかうどんとかお菓子とか、たらふく食べたと思う。  ともかく浣腸されておしまいだった。盲腸じゃなくてよかったと母が言った。妹は、生まれてしばらく脱臼をやっていて、やっとなにもつけずに歩き始めたころだったと思う。わたしが連れてこられたのは、妹が通院していたおおきな病院だった。浣腸というものをされたのはおぼえているかぎり初めてだった。すごく痛くて、尻の穴に固形のせっけんを入れられたのだと思った。おおきくてかたい、つめたいかたまりのように感じたから、せっけんだと思ったのか。だから、わたしはながらく浣腸のことをせっけんのかたちだと思い込んでいたのだが、のちに液体だと知りおどろいた。  その少しあと、祖父母は猫を飼い始め(ひとからもらった猫だったろうか)、祖父により「きこ」と名づけれられた。紀子さまにちなんでいたのだが、うやまっていたのだかそうでないのだかよくわからない。きこは三毛猫で、わりあいわたしたちと距離をとりたがる猫だった。伯父はきこをかまいたがり、ノミをよくとった。  それと前後するころに伯父は結婚し、わたしはおよめに来た伯母をなんとなく紀子さまと——3LDKのプリンセスだとか平成のシンデレラといわれた紀子さまと——ごっちゃにしていたところがあった。伯父と伯母の結婚式、わたしはブーケを渡す役をおおせつかったのだがあまりよくおぼえていない。神道のお式の、祝詞だとか榊だとかがなんとなくこわくて、途中で寝てしまった。そのあとドレス姿になったときほっとした。おぼえているのはそういうきれぎれの細部だ。絵本をよく読む子どもだったので(ましかくの、アニメの絵の童話絵本をいっさつずつ買い��めていた)、お姫さまやおよめさんというのはフリルがたくさんのドレスを着たすがたであると思っていた。ことし一月に亡くなった祖母の葬式で、出棺のさい、わたしは伯父に言われてかんおけに花束をのせる役をやり、「お花はいつもあっちゃんの仕事ね」と伯母が笑った。読経のさい、わたしはなにもこわくはなかったのだが、やはり寝てしまった。
 和暦は、西暦と併記したり書類によっては和暦中心だったりと不便で厄介なので(金融機関はいまだ和暦で面倒だ)、なくてもいいんじゃないかなと思っている。まあ、あることはあってもいいかもしれないが、公的な書類では西暦にしちゃったほうがラクなんじゃないかと思っている。正直言って、このタイミングで廃止にしなかったことに驚いたし、元号にからめていろんなことが盛り上がっているのにもびっくりした。めでたいムードに面食らった。ずいぶんまえの歌だけど、GLAYが「平成の世を駆ける君よ」とか、Dragon Ashが「日出ずる国に僕ら生まれ育ち」「仲間たち親たちファンたちに今日も感謝」とか歌ったときもたいそうぎょっとしたし、当時音楽誌なんかでも「大丈夫か?」的に話題になった記憶がある。ポップカルチャーが「そういったもの」をわりあい軽いノリであつかうようすが、90年代後半くらいからちょこちょこ見られるけれども、正直いってあんまりのれない。いや面白がったこともないではないけれども、反省がある。いまだ椎名林檎が旭日旗のような旗をふらせる演出にはついてゆけないなあと思っている。  このあたりは話すと長くなるし、多分にわたしのアレルギー反応だとは思う。そうして、あんまりこういうくくりは好きじゃないけれども、世代のようなものもあるのだろう。ものごころついたときから平成生まれ平成生まれといじめられた世代は、そりゃあ、ある種のふしめのように感じるよな。「今年の新入社員はぜんいん平成生まれだって」とかつて目をまるくし、ため息をつき、にやにや笑っていたおねえさまは、「むかし半ドンの日、みんなでディズニーランドに行ったのよ」と思い出ばなしを語ってくれた。オープンしたばかりのディズニーランドだ。1983年。うちの車は赤色のシティーで、おしりにTOKYO DISNEYLAND GRAND OPENというステッカーを貼っていた。父か母が貼ったものだ。母の運転するシティーに乗って、千葉の家と埼玉の祖父母の家をよく往復した。シティーにはしばらく乗っていたが、大阪に引っ越してからやがてプレセアに乗り換えた。エンブレムをずらすとトランクの鍵穴があらわれ、テクマクマヤコンみたいで好きだった。車の尻穴はかくされていた。1990年のことだ。わたしは友だちの影響で大阪弁を話すようになり、伯父に「子どもの大阪弁はかわいくねえなあ」とかわいがられた。  猫のきこは長生きした。死んだからだは畑に埋められた。祖父母はすぐあとに茶トラのオスを飼い始め、こんどは誰にもちなまずに「ちび」と名づけられた。暴れん坊のちびはすぐ死んでしまい、けっきょくいちばん長生きしたのは祖母だった。くちをあけると銀歯がたくさんあったが、晩年は部分入れ歯になり、かえってきれいな白だった。
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 きのう、なんのかんのぐずぐずしながらもしんちょーーのしんじんしょーーに応募し、ちょっとほっとした。公募は、おととしの暮れ太宰治賞に「人魚とオピネル」を出して3次落ちし、またやりたいなあと思いながらもぜんぜんやれずにいた。きょねんの太宰治賞にはまにあわず出せなかったのだけど、ちょっと前に通過者の発表があって、落選するより出せなかったほうがさみしいものなんだなあとしみじみ思った。そういうわけで、とても審査を通るようなものではないけれども(これは謙遜ではなくさすがにわかる、じぶんの文章なので)、ともかく出すだけ出せて、よかった。またなにか書いて出したいし、同人誌も作りたいです。ちょっと落ち着いたので、テキレボのレポを書こうかなとか、文フリになんかコピ本つくろうかなとか、すっきりした気持ちになっている。年度の始めとも改元ともかんけいなく、わたしはわたしの作品と生活により季節をあらためたいつもりでいるが、まあ、あんまりそうでもない、いろいろまざりあって生活していることには、うすうす気づいている。
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eosdesign · 6 years
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さて、いつもの #茶トラ と #クロネコ の #コンビ 上手いこと日陰で #まったり #昼寝 w 可愛かったから、ちょっと寄り道して近づいたら。。。 . . あ~邪魔して #さーせん ね . そんな迷惑そうな顔、するなよ~~w . . 実はこの仔たち、いつもココに居るのは 一枚目左側に写っている、いっつもこの橋の上から #釣り している #オジィ から、おこぼれを貰うためと思われる(まぁ間違いないでしょう)w この二匹は、体も大きいし、二匹とも長くてキレイな立派な尻尾をもっているんですよね . . つまり、おそらく 縄張りとして、サイコウ(オジィが美味しい魚を供給してくれるw)の、このポジションを、この二匹が #牛耳っている と思われるwww . (他にも野良猫たくさんいるのに、この二匹のみ、必ずここに居ますからね) . . きっと彼らの世界も、実は、なかなかシビアなんだろうな~~~・・・なんてね 泣 . . . #ねこ #ネコ #猫 #チャトラ #沖縄 #名護 #野良猫 (Nago) https://www.instagram.com/p/BorFKqDlnIA/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1tcnnpdxg144d
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getrend · 2 years
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猫「もう1回いくぞ?」。飼主悶絶の《不屈の撫でてアピール》に17万いいね!
1 2 Twitter上で、「甘え上手な猫ちゃん」が可愛すぎると話題になっています! アピールのコツは「もう一押し」♡ 投稿したのは双子の茶トラ猫たちと一緒に暮らしている、すぱかさん。「ダメな時はすぐ仕切り直す猫」というコメントを添えて、甘えん坊な「ゆずり」くんを撮影した動画を公開しています。 投稿者さんの目の前にやってきたゆずりくん 提供:すぱかさん 投稿者さんの足元にやってきたゆずりくん。目の前まで移動すると… ゴロンからの「にゃ~」が可愛すぎる! 提供:すぱかさん お尻からゴロンと転がり甘えモードに♡こちらを見つめながら、「撫でて~」とばかりに一声アピールを始めました! スッと仕切り直すゆずりくん 提供:すぱかさん しかし、すぐにまた動き出して投稿者さんの後ろに行ってしまいました。気が変わってしまったのかと思った瞬間…? 二度目のアピールが強い!…
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0saku0 · 2 years
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今日は節分。 突然の鬼の出現にビビり倒す2人。 えだは尻尾が短いので分かりにくいけど、背中の毛が立ってる。 まめはビビりすぎ😅 . . . #cat #catstagram #catsofinstagram #ilovemycats #picneko #ねこ #にゃんすたぐらむ #猫がいる幸せ #えだまめ成長記 #猫好きさんと繋がりたい #猫がいる生活 #ねこら部 #きじしろ #ねこのきもち #きじしろ男子 #ペコねこ部 #茶トラ #茶トラ男子 #兄弟猫 #ねこのきもち #ねこすたぐらむ #フェリシモ猫部 #にゃんグラム #節分 #豆まき https://www.instagram.com/p/CZgyxTlpnVX/?utm_medium=tumblr
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dvdhappycom · 6 years
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無修正DVD・裏DVD販売の無修正DVDハッピー - 2018年08月01日の新作紹介
花と苺Jr Vol.918 メグ19歳 シリーズ: 花と苺Jr 更新日: 2009/10/22 時間: 54分 女優: メグ19歳 オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ 熟女倶楽部 星野美優 純粋青年を誘惑するオバさん 更新日: 2011/01/12 時間: 54分 女優: 星野美優 オススメ度  ��★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ 若奥様の秘め事 1 ゆきな21歳 更新日: 2009/03/28 時間: 59分 女優: ゆきな21歳 オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ カワAV、初裏DEBUT 杏樹紗奈 スタジオ: 動画配信 更新日: 2012/04/16 時間: 62分 女優: 杏樹紗奈 オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ アイ ラブ ジャパン スタジオ: JAV 1 モデル 更新日: 2017/08/22 時間: - 女優: Ayumi Kisa Sayuri Hinata Hyuga Mikan Hayama オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ Love Collection #121 The 面接 スタジオ: Pink Clover シリーズ: Love Collection 更新日: 2015/09/22 時間: 43分 女優: 芹沢明菜 オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ お市さんの「お尻丸出しジャンボリー」No.08 スタジオ: のぞき本舗中村屋 シリーズ: お市さんの「お尻丸出しジャンボリー」 更新日: 2016/09/26 時間: 7分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ トラトラゴールド Vol.27 : 遠野春希 スタジオ: トラ トラ ゴールド 更新日: 2007/10/05 時間: 90分 女優: 遠野春希 オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ 【天使再臨】神乳S級美女☆初体験「ダメになっちゃう」糸引くメガチンポ級ディルドで ゆう スタジオ: FC2 更新日: 2018/02/03 時間: 30分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ LOVE IN SOUL vol.5 韓流熟女の濃密精液 シリーズ: LOVE IN SOUL 更新日: 2005/07/10 時間: 28分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ エクスタシー - Ecstasy-X113:相場もみじ シリーズ: Ecstasy 更新日: 2005/07/02 時間: 50分 女優: 相場もみじ オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ キレイに撮れるんです!Vol.01 韓国人乙女達との乱交SEX隠し撮りをお届け! スタジオ: REALDIVA シリーズ: キレイに撮れるんです 更新日: 2017/01/18 時間: 31分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ Love & Sex スタジオ: メンズクラブ 更新日: 2002/01/12 時間: 60分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ マンコ図鑑 : 水樹りさ, 西条沙羅, 美神あや スタジオ: DoBaDAM 更新日: 2015/12/21 時間: 90分 女優: 美神あや 西条沙羅 水樹りさ オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ 中出しサンタ 〜サンタの生中出しプレゼント〜 : 夢実あくび, 鈴木茶織 スタジオ: ポークテリヤキ 更新日: 2012/12/11 時間: 130分 女優: 鈴木茶織 夢実あくび オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ アイ ラブ ジャパン 3 スタジオ: JAV 1 モデル シリーズ: アイ ラブ ジャパン 更新日: 2018/05/07 時間: 130分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ 女達の羞恥便所 Vol.401 スタジオ: 1919gogo シリーズ: 女達の羞恥便所 更新日: 2017/04/26 時間: 15分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ Gorilla Vol. 28 欲求不満な女Doctor スタジオ: ゴリラ 更新日: 2004/02/04 時間: 105分 女優: 松川玲 オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ スイートハート VOL.8 スタジオ: バタフライ 更新日: 2002/10/10 時間: 90分 女優: オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ モットツユダク vol.32:沢口ルミ 更新日: 2007/04/21 時間: 59分 女優: 沢口ルミ オススメ度  ★★★★★ 抜きレベル  ★★★★★ ※無修正DVD・裏DVD販売の無修正DVDハッピー※ 無修正DVD・裏DVD販売の無修正DVDハッピーは、無修正アダルトDVDを大量に扱っています。一律$1.95 懐かしいDVDから最新のものまで豊富な品揃えで販売しています。
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三毛猫のミケランジェロ、茶トラ猫のチャチャ丸、ハチワレ猫のハッチの3種類
Fuku Fuku Nyankoソフトキルトチュニック 商品コード:2181555019810 ★★★★★ 通常価格 ¥2,500 肌当たりがよく柔らかい生地のチュニック。 中綿を挟んだ生地で空気が入り温かさもありながら軽い着心地に仕上げました。袖口にはゴムが入っています。お尻までかくれる丈感。お手持ちのレギンスやパンツを合わせて、パジャマとしても、ルームウェアとしても活躍します!背面ににゃんこが隠れていたり、首回りにさりげなくあるロゴが注目ポイントです♪ 三毛猫のミケランジェロ、茶トラ猫のチャチャ丸、ハチワレ猫のハッチの3種類でご用意しました。
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yumie-morohoshi · 3 years
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やまがたり-出羽國如月独り旅
旅に出る場所。
私は寒いのが大の苦手、という理由だけで
それまでは、自分の生まれ育った関東より西南の、どちらかというと温暖な地域に偏っていた。
真冬の北国だなんて、聞いただけで寒気がしてきていた。
ところが、である。
たまたま近所のカフェで何気なく手に取った、写真家・シャルル・フレジェの写真集「YOKAI NO SHIMA」の中に
藁でできた衣装を身に纏った人たちが、踊り回っている場面を見つけ
なんだこれは・・・面白そう、観に行きたい、という気持ちが頭をもたげてきた。
山形県上山市で毎年2月に行われる民俗行事「カセ鳥」。
寒いの嫌だ、と常日ごろ口にしていた私は
2019年の年明け、生まれて初めて、ユニクロの「ヒートテッ��」なるものを新宿まで買い求めに行き
「ヒートテック」なる繊維が生地に織り込まれている靴下と肌着を手に入れた。
それまで、ヒートテックというものがどういう形状をしているのか、まったく想像がつかなかった。
東北へ足を運ぶのは人生2度目、10年ぶり。
銀座にある、山形のアンテナショップの観光案内でバスの時刻表や地図をもらい
旅の相談をした。
まずは、昔ながらの旅館の外壁に鏝絵が施されているという銀山温泉。
翌日にちょうど、カセ鳥が行われる上山温泉。
2月の初旬、新幹線「つばさ」に乗り込んだ。
那須塩原を過ぎたあたりから雪が舞い始め、福島では止み
その後、また雪が深くなっていった。
新幹線といえば、東海道新幹線ばかり乗っている私にとって
山形に近づくにつれ、くねくねとカーブを描いてゆっくり走行していく新幹線はとても新鮮だった。
最初の目的地、大石田駅に到着。
もう雪が人間の背丈ほども積もっていて「わあ」と驚く。
シーズン中とあって、銀山温泉行きのバスを待つ人はかなりの長蛇の列で、当然バスの中はぎゅうぎゅう詰め。
入口近くで、なんとか足を踏ん張って30分強の道のりをやり過ごす。
銀山温泉は観光客でなかなかの賑わい。
共同浴場があるようだが、さすがにシーズン中は地元住民限定、と張り紙がしてある。
こんなに観光客が押し寄せてしまったら、昔から住んでいるかたがたは大変だろうなぁ、と思いを馳せた。
本日の宿は天童温泉。
そのまま銀山温泉に泊まればいいのに・・・とお思いかもしれないが。
あろうことか、観光案内でいただいた宿リストの上から順に電話をかけていき、シーズン中の一人客という理由で、見事にすべての宿からお断りの返答をいただいたのであった。
致し方あるまい。
もちろん銀山温泉周辺もかなりの寒さなのだが
日が落ちて、すっかり暗くなった天童の街を歩くと
しんしんと身体の奥まで染み渡る冷たさ。
スマホの地図の温度表示はマイナスを指している。
翌朝、かみのやま温泉へと向かう。
上山の街はこぢんまりし、昔ながらの建物がそこかしこに残っていて
どことなく、親しみがもてそうである。
高台にある上山城まで歩いたり、とにかくうろうろして
なんとなくの土地勘を掴む。
ここ良さそうだな、となんとなく目星をつけたカフェで
1人でも入りやすい、おすすめの夕食どころを尋ねる。
教えていただいた小さなご飯屋さんでは、年配の女性が温かく迎えてくれ
郷土料理の一つ、お麩を揚げたものをいただいた。
次の日。
いよいよカセ鳥の執り行われる当日。
上山城で祈願式が行われるのは朝10時からだったが、私はワクワクして待ちきれず
9時から敷地内にスタンバイし、着々と準備が進められる様子を眺め、関係者がやってくるのを待ち構えていた。
まず最初に、カセ鳥に扮する若者(だけではないと思うが・・・)が
頭に手ぬぐい、上半身裸(女性はタンクトップ)、ショートパンツにわらじを履いた姿で、お城の建物の前の石段にずらりと並び
一人ずつ順番に出身地と名前、カセ鳥に参加した回数を言っていく。
「埼玉県出身、○○ ○○、10回!」と参加者が声を上げるたびに、周囲から拍手や笑い声が起こって
それがまた一層、私たち見物客の心をワクワクさせるのだった。
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その後、若者たちは「ケンダイ」と呼ばれる、藁でできた蓑を頭から被せてもらい
何グループかに分かれて、街へと下りて行く。
私も迷わず、第一陣のグループのあとをついて、街へと下りる。
しばらく歩き、街の交差点のように少し広くなっているところへ差し掛かると
先頭にいたおじさんが、スピーカーで
「カセ鳥さまのーお通りだー!」と声を張り上げたのを合図に
ソレ カッカッカーのカッカッカー
カセ鳥 カセ鳥 お祝いだ
商売繁盛 火の用心
ソレ カッカッカーのカッカッカー
と、カセ鳥たちが声を揃えて囃し立てながら
輪になってユーモラスに踊る。
彼らが踊っているとき、街を練り歩いているとき。
住民たちは構わず、彼らに柄杓やらバケツやらを使って水をかけまくる。
カセ鳥たちは黙って受け入れる。
いや、むしろ自ら進んで水をかけられに行く、という方が正しいだろうか。
当日、雪でも降っていたら、カセ鳥さんたちはさぞかし辛いだろう・・・と思っていたのだが
幸い、穏やかに晴れ上がり、寒さもそれほど厳しくはなかった。
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周りで見守る地元住民も、カセ鳥に扮した面々も、私のように後をついて回る見物客たちも
みな、満面の笑みを浮かべている。
藁の衣装を纏っていないにしても、まるで自分がお祭りの主役の一員になったかのような
一体感、高揚感を身体に感じつつ、結局正午くらいまで、ずっと一緒になって街を歩き回った。
しかし---さすがに、ずっと歩き通しではそろそろ空腹を感じる時分に差し掛かった。
一段落したタイミングを見計らって、駅から40分あまり歩いたところにあるドーナツ屋さんを目指した。
カセ鳥を追って歩き回った上、さらにそこそこの距離を歩いたものだから
店に辿り着くや否や、空腹に耐えきれず、普段どちらかというと少食ぎみの私が、気づけばドーナツを4つも注文しており
お店のかたが「大丈夫ですか?」と面食らっていた。
案の定、3つ目を食す頃にかなりの満腹を感じたため
残りの1つは持ち帰りにしてもらった。
そして、空腹だけではなく---もう一つの危機感を覚えることになる。
カメラのフィルムの残り、である。
カセ鳥の活躍っぷりを余すところなく捉えたい、と意気込んで撮影し続けるあまり
フィルムの残が心もとなくなっていた。
ここはほぼ土地勘のない東北、山形・・・
上山は大都市というほどの規模ではないから、フィルムを置いているお店がまったくない、という可能性も十分ありうる。
とりあえず足で探すしかない、とばかりに
近くのコンビニ、土産物屋、写真館などをあたってみるが、手応えはないまま。
どうしよう・・・と焦りばかりを募らせていた、のだったが。
あれ?
そういえば・・・駅のすぐ近くに、レトロな佇まいの写真屋さんがあったよな・・・
もしかしたら、あそこなら、置いてあるかもしれない・・・
どきどきしながら、ドアを開ける。
左手のショーケースには年季の入ったカメラ(おそらくフィルムカメラなのではと思う)が数台並び
年の頃が私と同じくらいか、少し若いくらいのお兄さんが正面のカウンターに立っている。
「フィルム?ありますよ!」
やった!
鹿児島・枕崎に次いで、ここ山形でも運良く命拾いをしたのであった。
お祭りがお開きになる15時ごろ、一連のカセ鳥たちが一斉に駅前の広場に集まって
カッカッカー、カッカッカーと締めの踊りを披露する��
カセ鳥役の若者たちが、次々と藁のケンダイを頭から脱いでいく。
役割を終えたケンダイは軽トラに無造作に放り込まれ、そのままどこかへ持って行かれてしまった。
名残惜しいけれども、終バスに間に合うよう、次の目的地の宿に向かわねばならない。
在来線のボックス席に腰掛け、どこまでも広がる雪の積もった平野を眺める。
夕陽が薄く差してはいたが、雲は厚くたれ込め、真っ白い畑の向こうに数軒の家がぽつぽつ見��る。
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もし私が、こういう雪国に生まれ、生活していたとしたら・・・
なんとなく、気分が塞いでしまうのではないか。
ここに住むひとたちは、厳しい環境下にあっても
それなりに日常を愉しめているだろうか・・・
地元のかたには失礼極まりないかもしれないが、そんなことをぼんやり考えていた。
17時ごろ、米沢駅に着き
白布(しらぶ)温泉行きのバスに乗り込む。
この温泉地は、たまたま銀座にある山形のアンテナショップの観光案内でお薦めされ
当初、訪れるつもりはなかったけれども予定に組み込んだ地である。
バスは、すっかり暗くなり、灯りも差さない山道をくねくねと進んでいく。
ほんとうにこんな山奥に、温泉なんてあるんだろうか・・・
バスには乗客は私一人しか乗っておらず、道中不安で心細くて仕方なかったが
バス停に着くと・・・ほど近いところに門柱があり、男性が懐中電灯を持って待っていてくれた。
すっかり雪の積もった石段を下る。
「足下、気をつけて下さいね」と懐中電灯で照らしてくれた。
なんて温かい心遣いなんだろう・・・
宿の入口を入ると、正面に囲炉裏のある和室があり
女将さんが、甘酒を振る舞ってくださった。
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それまでの不安は一気に払拭され
温かな感謝の気持ちでいっぱいになった。
宿はなかなか年季の入った建物だが、丁寧に手入れされている。
当日は祝日で、翌日が平日だったからか
宿泊客はあまりおらず
大浴場も、利用した際は私一人だけだった。
こんなに広々としたお風呂や空間を独り占めしてよいものか…
少々戸惑いながらも、仄かな白熱灯の灯る空間の湯船でゆったり身体を休めた。
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翌朝。
せっかくなので、露天風呂に入ってみようと思い立ち
大浴場の隣の、簡易な脱衣所の引き戸を開ける。
やはり、今日も誰もいない。
屋外に出てみると
予想通り、身を斬るような冷たさが全身を襲う。
しかし、ひとたび湯船に身を沈めると…
筆舌に尽くし難いほどの幸福感、安心感。
辺りには雪を冠った針葉樹が広がり
時折、ばさっ、と音を立てて雪が雪崩れ落ちる。
そんな様子を眺めながら
ぼんやりと、朝の雪国の空気と、じんわり身体を包み込むお湯の温かさを膚で感じていたのであった。
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旅の道中、積もった雪を観るばかりで
あまり雪に降られることはなかったのだが
米沢の街に来たところで、しんしんと
けっこうな量の雪が降り始めた。
バスの便が悪く、お昼を食べようと思った喫茶店まで
駅から40分あまりの道のりを、降雪をかき分け歩くことになった。
米沢牛、と書かれた看板のお店を尻目に
橋を渡り、喫茶店へ。
お昼を食べて、また40分あまりかけて
駅へと戻る。
雪は勢いを衰えさせることなく、ただしんしんと降り続けている。
駅の軒先で、ふう、と一息つくと
いつの間に現れたのか、見知らぬご婦人が
「ねえ、ちょっと、雪払っていい?」と仰って
雪をサッサっと払ってくださり
そのまま、何も言わずに去ってしまった。
自分では分からなかったのだが…私はその時、全身かなりの雪まみれだったようである。
土地勘のない雪国で、住民と一体になってカセ鳥を楽しんだこと。
温かなおもてなしをいただいたこと。
思わぬ親切を受けたこと。
2月のこの思い出は、静かに穏やかに
いまも私のこころを暖かくさせる。
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