2021 海に降る雪
早朝と深夜が特に嫌いだと思った。好きなようでね
自分に連絡が入った時刻がそれで、しかも誰も起きてない時間 悪い意味で閉じ込められた空間に自分はいた。ずるいなと思った。ごめんって言われても許したくはなかった。
それから明るくなって仕事行く時間になった
生活の繰り返しほど苦痛なものはなくて 1ヶ月先のライブの予定のために体の形を保つことしかできなかった。
目が覚めてああまた寝てる間に何か起きてる、と思って絶望の動悸と寒気の中生活した。
今は今で元気というわけではなく、生活の繰り返しを感じさせないように、今年はたくさん予定を詰めた おかげで何も感じなくなった。5日働いて遠くへいき、また働いて 遠くへ行くと土日が一瞬で溶けて何も無くなるからよかった。人といる時以外の食事になんの価値も感じないから基本まともな料理が食べられなくて、交通費のために働いているまである。作ってもらわないと食べる気にならないよね 自分のこと許せなくて自分生かすことができない 死んでくれと思ってしまうからご飯作れなくなった。
生活の繰り返しが怖い 知らぬ間にいろんなことを忘れて生きてる 食事をしたり寝て生きてしまうくらいならいっそのこと、全部やめて絵ばかり描いて破滅してもよかった。というか、それがよかった。無意識の間に生きるに直結することをやっていてごめんとも思う
そんなことを思い出した朝だった ああそういえばこれをみたくなくてずっと予定詰めてたんだって。喫茶店で泣いたのは隣の卓の女ではなく半年ほど前の自分 おかしくなった自分を救って欲しくてほぼカウンセリングみたいな占いに大金を注ぎ込んで 仕事ができなくてサイトばっかり徘徊してたのも自分 毎朝絶望で起きて生きるルーティンとして左手の小指を少しだけ切って お守りのために絆創膏して生きてたのも自分だった。メンヘラっぽくて嫌だなと思ってたけど 誰にも迷惑かけずに何もなさそうな顔をしてただけ、偉いなと思った。
それでも生きてかなきゃいけないなんてことはない いつでも飛べる
「予想外の場所に宝はあるかも」に何度も救われた半年間だったと思います
追記: かつて好きだった人です もう気持ちはないというか 持っちゃいけない でもずっと仲のよい大事なおともだち ずっと。
5 notes
·
View notes
弱りの色は愛
あたらしい仕事が始まろうとしています。新しい人たちの名前を覚えなければならないのでやや緊張。とはいえ、ほぼ緊張していないにひとしい。そのむかし、初めてのアルバイト、通信販売の受電オペレータを19歳にやっていた時には、何ヶ月たっても緊張でかならず���痢をしてから勤務していたのに。今は初めての仕事の前日もただ楽しみしかなくてへっちゃらすぎる。この世界に慣れた。なんというか、仕事で死ぬことはない。そのことが体感ではっきりとしているから、もはや安心の域まである。わたしは働くことにかなり向いていない人間だと思っていたし実際そうだったのだが、実は働くことがかなり好きで、好きが高じて続けているうちに、だんだん苦手意識がなくなってきたし、余裕というか落ち着きというか、こころの平静ができてきた。強迫的にずっととにかく「働かなければ」と思って働いてきたが、実はそれが好きだったので助かった。こういうことばかりだな、と思う。生まれつき持っているものに救われてばかりだな、と思う。かなりのラッキーゴーハッピー人間である。生まれつき人が好きだし、生まれつき世界にわくわくしているし、生まれつき夢があるし、生まれつき何でもやってみたいほうだ。ただしこの性質は第二次性徴の発現とともに突然去来した。それまではかなり内向きで人見知りで人嫌いでとにかく家に閉じこもっていたい子供だった。15歳まで、私の「生まれつき」は鳴りを潜めていたようだ。高校入学でとたんに明るい世界に放り込まれたのも大きい。良い高校、穏やかな高校に入れてよかった。すべて運で渡ってきている。自分に合った高校に入ることができたのは、たまたま文字を書いたりものを考えたりすることが好きで記憶力が(学年の平均よりも)良く、定期テストで常に上位を取ることができたから。それは完全に生まれつきのラッキーなのである。そしてラッキーはその後も続き、高校の勉強を1秒もしていないにもかかわらず奨学生として無料で1つ目の大学に入ってしまったり、自力で(?)浪人して頑張ろうと思っていた2つ目の大学の一般試験をいちおう受けたら紛れで受かってしまったり、目星をつけた企業とたまたまうまが合い、そこしか受けずに就職が(4年生になる前に)決まってしまったり、会社の人たちに恵まれて、なんと病院に連れていかれて10年間病気だったことが発覚したり、友人の導きにより良い医師に巡り会えて治療が成功したり、職場に恵まれたり、職場に恵まれたり、職場に恵まれたりした。運が良すぎではないか?と思うし、他人に僻まれて然るべきだと思うのだが、むやみに他人にマイナス感情を抱かせるべきではないので、自分のラッキーについてはあまり口外しないようにする。している。多分。
今月はぎりぎり忘れずにカウンセリングに行くことができた。カウンセリングもおのれのラッキー体質により(千石清純か?)すごく運命的に最高の先生と出会って、すごく納得して、というか満足して利用させて貰っている。おそれおののくほどに、おそらくカウンセリングの効果が出て、病状も安定している。この日は祖父の葬式の日のことを思い出したり話したりして少し泣いた。祖父は私をとても愛してくれた人で、この人のおかげで私は人間的にぐれずに済んだ。カウンセリングでは親の話と兄の話が中心だ。この人達と私との間にあった物ごとや感情を整理することが、私のかかえる荷物の、ゆうに八割以上にのぼるので、先生の手を借りて、どうにかすこしずつ、伝えては褒められたり慰められたりしている。ずっと助けてくれる大人、私の話を聞いてくれる大人がいてほしかった。話せば話すほど、そんな大人が一人も周囲にいなかったことに愕然とするが、いま、先生に話して「子供の私」が遡って「手当て(treat)」されているので本当に良かったと思う。
國分功一郎の新潮新書『目的への抵抗』を買ってその日のうちに読む。『暇と退屈の倫理学』を買ったままほとんど読んでいないので読まなければなと思った。アレントへの言及も多かったので『人間の条件』も読む。ハンナ・アレントについては副読本?を2冊買っていて、こちらもまだ読んでいない。まとめて本棚から引っ張り出した。それからホイジンガの『ホモ・ルーデンス』も重要だと思ったので読む。
新潮の6月号、現代詩手帖5月号(新鋭短歌特集)を買う。新潮は村上春樹の新刊の読み方を7名ほど(たしか)寄稿していたので買おうと思った。黒田夏子氏の作品もあり嬉しい。川上弘美もあり。巻頭は本谷有希子。趣味が合うな、新潮。現代詩手帖を開くのはもう少し先になりそう。前回書いたかもしれないが藤井貞和『よく聞きなさい、すぐにここを出るのです。』を読んでいるので、詩はいままだ頭がいっぱいだ。メキシコ湾に沈む金メダルみたいなやつがとても好きで今日も読んだ。これを読んで癒されてくれと思い、友人にもメッセージを送って薦めた。友人は先頃目が見えるようになってきたらしい。半年ぶりに「外」に出たと言って草花の写真を送ってきた。にしんぱいさんのご本を2冊欲しいと言い、強欲な…と思いながら「伝えておきましたよ」と言うと、その頃まで生きていられるといいなあ、みたいなことを言うので、意地悪だなと思った。もちろん本人にその気はなくて、本当にそう思ったから言っただけなのだろうけれど。本当にそう思ったことをそのままにしか言わない人だ。
新しい町に慣れてきた。新しい部屋、新しい机は快適で、とても有難い。部屋探しでもラッキーを発揮してしまった。食べるものを作ったり、洗濯をしたり風呂に入ったり、掃除機をかけたりしている。そういうことがとても好きだ。料理以外の家事が好きだ(甘いもの以外を食べることにはいちばん興味が無い)。もう4時を過ぎると外が明るくなってしまう。今は4時半を過ぎているので本当に朝。もう少し何か書きたいことがあった気がするけれど寝ます。最近はいつもあんスタの燐一(りんひい)を書きたいということを考えています。そのまえにメインストの第一部を読み終わらなければならない。あんスタは音ゲーとして楽しく好きなので毎日楽しく叩いているが、いつの間にかキャラクターの良さに飲み込まれてしまった。ひひひ(日日日)のラノベ文体というか、な、ストーリーに私は適性があり、ふつうに「あんスタおもしれ〜!(ド興奮)」と思いながら読んでいる。
ここのところよく流れてくる話題はやはり「差別」について。トランスジェンダーに関しては、LGBT法案がほぼ成立の見通しになったためやや落ち着いた。今日は「世界のサプライズ動画」についての論難が多かった。G7広島サミットは終わったが、やはり外交・軍事関係の話が多い。広島サミットは、かなりよくできていたと思う。岸田総理のツイートの言い回しは上手かった。各国首脳の平和記念公園、原爆ドームの見学により、「あやまちはくりかえしませぬから」の主語が、これで晴れて「世界」(日本ではなく)になった。というツイートがあり、まあそれは前からそうだろうとは思ったが、名実ともに、というか、名目の上でも、というのは大事なことだ。ちなみに岸田総理の言い回しは「核を使用しない、核で脅さない」ということだった。単純だがこの言葉にたどり着き抜き出すのはかなり難しい。正解だと思うので素直にすごいなと思った。
2023.5.24
2 notes
·
View notes
そういうお年頃なのでまわりの人間が結構結婚したり結婚したくなったりしていて、その大きな理由としてよく挙げられるのが、たとえば今後、親との死別といったとてもしんどいことがあったときに、誰か分かちあってくれるひとにいてほしい、そういう関係性は近しい距離で時間をかけて築いていかなければ生まれないというもので、でもそれって(ある意味では)他者への暴力だとわたしは思っている(そういう暴力性を互いに許容できる他者を得たいという話なわけですが)
(ここで全然余談なんですけど「近しい」の誤用があまりにも広がっていてもうこの用例の成立は不可避であろうがまだ誤用じゃんと思ってしまう)
今日会った友人が、最近chatGPTくんとおしゃべりしていると言っていて、たとえば愚痴を零したいときに疲れたよーと言うと大変だね、お疲れさま、と優しい(と感じられる)言葉を返してくれるらしくて、もうこれで上記の問題は解決するのでは? あとは、もし温もりのある命を感じたいなら猫を飼えばいいのでは、という話になり(猫の猫権問題はあります)、カウンセリングや心理士界隈でchatGPTの可能性が注目されているという現状も鑑みると、たぶん本当にそういう「自分のおはなしを聞いてくれるAI」というのは需要があって、すぐ実用化されるんだろうなと思う。でも、AIと猫で済ませられないような予感もあるよねという話をしていて。
わたしは、わたしという人間が生をやっていくのに誰かを巻き込んでもいいと思えるほどわたしという人間の生存価値を認めていないので、誰かにわたしのパートナーになってほしいとは思えない(でもいつか犬と一緒に生きたいかもしれないと思っている……犬の犬権……)(虚無を飼おう)(虚無の虚無権(虚無が虚無であることの権利)……)(まず虚無は虚無なので体温とか意思とかない)
(同時に、「自分の辛さを誰かと分かちあうことによって乗り越える」というのが全然イメージできないというのもある、そんなに誰かと誰かがわかりあえるということが可能である気がしない)(でも、お互いにちょっとわかった気がすると思えるのが相互理解であって、それは幸福なことかもしれない)
なんでAIじゃだめかもと思うんだろうとあとで考えてみたが、AIに貰った言葉で自分に変化が生じることはあっても、相手に影響を与えることはないからかもしれないなって(機械学習の材料が増えるという意味では変化するかもしれないが……)
互いに安全でありたいのなら、踏み込めないし踏み込ませない孤独に耐えて、安全な距離を保つしかない。他者との関わりというのは、相手に不可逆な変化を与えうるという暴力性への緊張とともに成り立っている。
(わたしの側に踏み込ませない意識というのは、自分ではそんなに強くないと思っているんだけど……ここに今書いていることも、最近つらつら考えていたことがちょっと進んだから書きとめているだけで、インターネットに公開している時点で誰が読む可能性もあるとわかっているし、直接訊かれたら(さすがに気恥ずかしくて言いよどむかもしれないけど)たぶん答える)
わたしは友だちと一緒に喋ったり遊んだりすることや、その予定があるということだけでどきどきするくらい嬉しくて、そうやって一緒に喋ったり遊んだりしてくれる友だちがいてくれれば、誰かの人生を自分ごときに大きく費やさせなくても生をやっていけるんじゃないかと思わなくもない(そもそも自分に生をやっていく価値があるのか問題はあるが)(そして友人関係に、友人の少なくはない時間を費やさせているわけですが、本当に友人であれば対等性が担保されており、かつ互いに別の友人もいるはずであるため、与える負担感は少ないと思うことにしています)(誰にとっても自分がone of themでしかないというのがさみしくないと言えば嘘になるが)(吉本ばなな「満月 キッチン2」の、みかげの職場に乗り込んできた女の子の台詞を思い出してしまううしろめたさも、ないでもない、みかげと雄一は結局恋愛関係に入ってしまうし)
(念のため書いておくと、わたしは生きる価値があるもののみが生きていてよいと考えているのではなく、生をやっていくかどうかも含めて自己決定の範疇である=自分以外の他者の生を脅かすことは許されない、という論理でやっています、自由意志などというものが可能であるかという問題を都合よく棚上げして)
「でも、みかげさんは恋人としての責任を全部のがれてる。恋愛の楽しいところだけを、楽して味わって、だから田辺くんはとても中途半端な人になっちゃうんです。そんな細い手足で、長い髪で、女の姿をして田辺くんの前をうろうろするから、田辺くんはどんどんずるくなってしまう。いつもそういう中途半端な形でつかず離れずしていられれば、便利ですよね。でも、恋愛っていうのは、人が人の面倒をみる大変なことじゃあないんですか? そういう重荷をのがれて、涼しい顔をして、なんでもわかってますっていう態度で……もう、田辺くんを離してあげて下さい。お願いします。あなたがいると田辺くんはどこにも行けないんです。」
彼女の人間洞察はかなり自分に都合の良い方向に傾いていたけれど、その言葉の暴力は私の痛いところをかなり正確についていたので、私の心はたくさん傷ついた。
(吉本ばなな「満月 キッチン2」、99頁、新潮文庫)
でも、ものすごくしんどいことがあっても、友人にはしんどいので助けてくださいって言えないんじゃないかと思うし、言われない気がする。言ったら(できる範囲で)助けてくれるだろうなとは思うし、そう思えるだけでじゅうぶんなんだけど、友だちというのは、その最低限の自立を保っているからこそ対等に友人でいられるのだと思っている。でも、ものすごくしんどいことがあったとき、友人には助けてって言ってほしい、言ってくれたら嬉しい、自分だったら言えない(かもしれない)のに。(もし読んでたら言ってね)
あの頃とてもしんどかったんだよね、という過去の話を聞くと、何もできなかった、それ以前に何も言ってもらえなかった、と虚しくなる。距離を保つことを選んだのだから、その結果まで引き受けなければいけないのに。
わたしは自我(のようなもの)が形成されてからずっと、「読んだひとが読んだことは忘れてしまっても、そのひとのなかに残って糧になるものを書きたい」というのを人生の目標かつ目的にしているんですが、これって、他者に影響を及ぼしたいという暴力への志向を体よくごまかしているんだよね。こんなに明らかなことを自覚しないでいたんだね。
己のなかの暴力への欲望を、自覚して、適度に適切にどうにかしたほうがいい。
それにしても、やはり生きた人間と心を許して喋ると、得る気づきが多いね。
2 notes
·
View notes
2024/5/13 12:01:05現在のニュース
バスの脱炭素化「合わせ技」で バイオ燃料やクレジット - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 12:00:33)
見かけは静かで優しゅうて… 「紀ノ川」に会う旅(毎日新聞, 2024/5/13 11:54:39)
維新、選挙妨害巡り改正案 東京15区補選受け規制強化:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/5/13 11:52:05)
「段取りを忘れても…なんとかなります」 膳場貴子さんの心意気 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/5/13 11:51:51)
私の推シゴト: バブル期に「踏み絵」も 都会の農家が宅地化圧力に耐え築いた役割 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/5/13 11:51:51)
若者の声届いた「なごや平和の日」 市も動いた、空襲犠牲者あす慰霊(朝日新聞, 2024/5/13 11:49:04)
JR鏡石駅前の大学生死傷事故 72歳に執行猶予付き有罪判決 福島(毎日新聞, 2024/5/13 11:47:21)
ラファの退避勧告地域を拡大、イスラエルの軍事作戦「慎重な拡大」…米の武器供与停止を意識か([B!]読売新聞, 2024/5/13 11:46:28)
後輩職員に「お前らクビだ」、殴ったり蹴ったりし「使えない」…消防司令補2人パワハラで処分([B!]読売新聞, 2024/5/13 11:46:28)
ダルビッシュ、日米通算199勝…ドジャース戦7回無失点で今季3勝目([B!]読売新聞, 2024/5/13 11:46:28)
自分のiPS細胞から成分抽出、自分だけの美容商品…コーセーからカウンセリング含め100万円([B!]読売新聞, 2024/5/13 11:46:28)
暴行や10万円要求 相馬広域消防、パワハラで免職など2人処分 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/5/13 11:45:40)
魚雷戦闘はタッチパネル式、女性専用区で「お菓子交換」も 最新鋭潜水艦に乗艦 防衛最前線([B!]産経新聞, 2024/5/13 11:45:18)
告発の兵庫県職員停職、吉村知事は「外部の通報機関も設置を」([B!]産経新聞, 2024/5/13 11:45:18)
トレーラーに正面衝突 後部座席の佐賀の女子大学院生が死亡 鹿児島のトンネル([B!]産経新聞, 2024/5/13 11:45:18)
小林製薬による紅麹被害、立件は「ハードル高い」 公表遅れの類似事例は不起訴で決着([B!]産経新聞, 2024/5/13 11:45:18)
アメリカのグラム上院議員「日本へ原爆投下は正しい」 中東関連で再び言及 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:42:19)
日銀が国債買い入れ減額、イールドカーブ・コントロール解除後初 長期金利上昇 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:42:19)
山形・南陽の山林火災鎮火 137ヘクタール焼失 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:42:19)
トランプ氏が「げす野郎」と呼ぶ元腹心 不倫口止め裁判で証言へ | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/5/13 11:39:46)
「唐揚げ店の倒産最多」に反論 協会「人気は落ちてない」 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/5/13 11:39:46)
災害時支援でドローン配備 KDDI、全国1000カ所:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/5/13 11:39:41)
山形・南陽市の山林火災、発生9日目で鎮火…山小屋2棟とトイレ1棟など全焼([B!]読売新聞, 2024/5/13 11:39:31)
教師の経験補う「ダッシュボード」 東京都教育委員会、データで指導 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:36:26)
元経産官僚の男に懲役10年 睡眠導入剤飲ませ性的暴行 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:36:26)
香川県琴平町、「こんぴらさん」金刀比羅宮の観光再生へ整備 地域のチカラ 街のイノベーション - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:36:26)
ソフトバンクG「AI革命」に10兆円 動き出す孫氏構想 半導体開発・データセンター・ロボ…最新技術融合、主力事業に - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:36:26)
つばさの党を家宅捜索 東京15区補選で演説妨害疑い - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/5/13 11:36:26)
コロナ「陰謀論」家族壊れ 反論許されず/周囲に強要、離婚 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/5/13 11:33:51)
衆院補選で問題視「選挙妨害」の規制は? 維新は罰則強化案まとめる(毎日新聞, 2024/5/13 11:31:45)
0 notes
じゃれ本 1卓目の作品
「じゃれ本 オンライン試用版」を使ったセッションで紡がれた物語たちです。前の文の前後関係がわからずに何かを書こうとするとこうなります。参加した本人たちはめちゃくちゃ楽しかったです。
お題:ホラー ページ数:8P
『忘れられた木』
幻視を見た。夕日を背中に浴び、吊るされた死体。枝という枝に麻紐で吊るされていた……これは幻。
私は小さい頃から良くこういったモノを見た。
そして、私がそういう幻視をすると決まって何か似たことが起こる。建設現場の作業員が、足を踏み外して死んでいた。首には命綱が絡まっていたそうだ。幻視が正しかったことを確かめるためにSNSを漁った。
スクロールしながらふと、特定の話題に連なるコメントをまとめて「木」と呼んだなと思う。ああいう掲示板やwikiには、時折得体のしれない信憑性があったものだ。
ふと検索欄に指が向く。ある単語が「浮かんだ」
「菩提樹」
小さな検索窓に、たった三文字の言葉を打ち込んだ。
すると、ひとつのスレッドか過去ログ倉庫から発掘された。
無数の話題「木」の中に埋もれた、1本の「忘れられた木」。
昔々の事であった。その村は絹を生業としていた。土地には良質な桑の木々があり、蚕を育てるにはうってつけだったのだ。そんな桑の原の真ん中にポツンとある「菩提樹」それがその木である。
その「菩提樹」のために、囲いを作ったのが悪かった。人間の余計な世話で水が溜まって流れていかなくなった。根が腐り、どうしようもなくなってしまった。だから先祖は、「菩提樹」を失ってしまった。
菩提を失う。――悟れない。涅槃に至ることはない。そうして行き場を失った亡者どもが、今も私が見続けているものたちなのだろうか? だとしたら私の務めは、囲いを崩すこと。
それで蘇るのは、本当に木だろうか?
ふと、私は背後を見やった。
暗い部屋の中、ディスプレイのみの明かりで照らされた私の影。それに無数の「別の影」が纏わりつき、まるで菩提樹のような影を落としていた。
ああ――
私も、忘れられた木になるのだ
『仄暗い水死体』
じいさん曰く、死体の色には明るいのと暗いのがある。明るいのは悪くて、暗いのはいいんだと。明るいのはまだ魂が引っ付いてるんだ。明るいのを見っけたらわざとしばらく見ないふりをして”干し”とくんだと。
すると目の前にあるずぶ濡れのこれは"干す"必要がある。人ん家の屋上でなんという仕打ちだ、と舌打ちした。頭にあるのはこれで値打ちがどれほど下がるかということばかり。一番怖いのは人間の欲だと我ながら思う。
だが"干す"となると、ここ以上に適任の場所はあるまい。止むを得ず、僕はそれを屋上に放置することにした。
もちろん、そのまま置いておいては騒ぎになるだろう。
そこで一計を案じた。
「工事中・立ち入り禁止」
安直だが準備無く出来るのはこれが最善だろう。もちろんここの管理者が見れば不信がるのは避けられない。エレベーターの無い屋上の管理を真面目にこなさないことを祈った。
あれは明るい死体だった。現代日本で死体が見つからないわけがない。時間を稼げたらいい……。
僕の頭はあの死体でいっぱいだった。白熱電球のような明るい死体だった。時間だけがほしい。
どうすれば? ――翳を作ればいいんだろう。暗くすればいい。夜を、もっと早く夜を。夜を呼ぼう。太陽も星も沈めてしまえ。ストロボライトもカメラのフラッシュも、みんな空に向いちまえ。死体が干上がるまで。
そうだ。――視界に、あるものが止まった。
浄水槽。百均の網を使えば、あの暗闇の中でこれを干せる。
網を取る。広げる。置く――死体を。ツンとした腐敗臭に目をしかめ、手早く、手早く行う。
そして暗い円筒へ。
水死体は仄暗い闇の中。
『包帯はまだありません』
残��ながら私の右腕には呪いが掛かっている、と言われた。中学生の妄想ではない。浮き出た痣のような模様はどことなく死んだ祖父に似ている。
一応は隠すかと包帯を探していたら、声が聞こえた。「まだだ」と。
ぎょっとして右腕に目をやった。浮き出た痣が心なしか濃くなり、祖父が死んだ時の――棺の小窓から覗いた時のあの顔を思い出させるような模様になっていたが、他に異変は無い。
僕はその腕を用心深く長袖に隠した。消えるわけではないができる限り目には入れたくない。もちろん見られるのも困る。挙動不審にならないよう辺りを見回し皆のところに戻った。
「あのね」
ほとんど話したことのないクラスメイトに話しかけられた。僕が腕を隠しているのは、リストカットの類ではない。僕はそういう苦労を背負っているわけではない……。
「わかるよ」と言われ申し訳な思う。
解られたところで仕方がないのだ。適当に会話から離脱するため、教科書など開いたところで耳に届く。
「お祖父ちゃんだった? それともお祖母ちゃん?」
手から滑り落ちた本は、机上で「雨月物語」の項を開く。
雨と月の物語。
それがこの痣と関係あるとしたら。
脳裏にあるビジョンが浮かぶ。祖父が亡くなる前、裏山のお社に連れて行かれた事があるのだ。天気雨の降る真夜中。辺りをぼんやり照らすおぼろ月。
周りは不思議に明るかった。
僕は空気に飲み込まれそうになって祖父の手を握り込んだ。
――次の瞬間だ。影が動いた。明るい、恐ろしい月明かりの中影が動いたのだ。
祖父の影は僕の影を林檎の皮をむくようにくるくると剝ぎ取る。そして毛糸玉を丸めるように身にまとっていった。僕はまだ影だ。身体の内側にも影があることを悟った。影と陰が。
『邪神の霊安室』
僕がその存在を知ったのは、古本屋で買ったオカルト誌の記事がきっかけだった。
神というだけでもいかにも胡散臭いのに、それが霊安室に眠っているというのだから。それも、神田駅から徒歩15分圏内に。
時はもうすぐGW。ブラックだった弊社もとうとう有給を使って長期休暇を取らせてくれるようになった――有給を強制という点は目をつぶった――つまり丁度僕には時間があるわけだ。
「病院?」恋人がさりげなく言った。カウンセリング?いやだ。せっかくもぎとったGWを埋めるものは娯楽ではなくてブラック労働でぶっ壊れた心身のマイナスをゼロに戻すことだなんて。それよりディズニーとかさ……
「ほら、一種のアトラクションには違いないでしょ。体験型アクティビティ、ってやつ」
癒やし系ってやつか。私は頭を振り、心を温めたいわけじゃないんだと示す。どうせなら底の底まで行きたいんだ。
息を止めると、思い切って温水プールに飛び込んだ。
底へ。底へ。底へ。
違和感があった。
このプール、こんなに深かっただろうか…?
喉に手を当てる。不思議に肺も苦しくなかった。……死んだ? 背筋に汗が、いや、今はプールの水の中なのだから水圧か? とにかく深く進んだ。
肺に水が溜まりきってからというもの、不思議と苦しくはなくなった。大理石に埋もれた魚の化石が欠けた目玉でこちらを見つめている。
帰れない。
僕は悟った。
生きてはいられる。
でも僕は水の生き物だ。
水を得た魚とはいうけれど、この水はきっと良い交わりなど運んではこない。鱗のような空から降る雨のように、やがて僕の血を烏賊のそれと同じ色に変えるだろう。
お題:特になし ページ数:4P
『大げさな本』
この本を読んでいるあなたはとっても幸運だ。この本を読めば人生が変わること間違いなし。成功まったなしだ。何々をするとかそういう面倒なことは一切なし。『読むだけ』だ! つまりこの文が読めていさえすれば、
あなたはすぐさまハッピー!人生の勝ち組というわけなのです!ああ、本はまだ閉じないで。始まったばかりですからね。ここまで見ている賢明なあなたならこの本を読破するのにそう時間がかからないであろうことが、
全知全能の神が地を見そなわすごとく一目瞭然です。
改めて書きましょう。今後読み進めるにあたって、たった一つの手順を守るだけで、あなたはまさに時代の寵児、人類の救世主。守らなければ?
あなたは死ぬ。
私は恐ろしくなって本を落とした。だが何ともない。
このような書き方はビジネス書や自己啓発書にはよくあることじゃないか。ただの大げさな本だ。
それを廃品回収に出しに行こうとした私に、トラックが迫っていた
『口紅と串刺し』
それを買ったのはデパートのとある化粧品売り場だった。
買うつもりなんて微塵もなかったはずなのに、鋭利なそれにひと目で心を奪われてしまったのだ。
「これはどうやって使うんですか?」
アドバイザーに尋ねる
「つまり」アドバイザーは答えを溜めた。「なすがままにです」
気が付けば包装紙に包まれた口紅を持っていた。
形状からいって、これを唇に塗りつけるとは思えない。鋭利にとがりすぎている……。
「……これはペンですか?」
拙い中学生の英文のような質問をしてしまう。
鋭利に尖った口紅。身を飾るものではなく筆記用具なのではないか?そうであってくれ。
「いいえ、口紅です。…教科書どおりじゃなくてごめんなさいね」
薔薇色の先端に鋼のハイライト。次の瞬間、僕の口から同じ色の液体が溢れ出す。いま唇は真っ赤に濡れている。
『最高のドーナツについて論じよ』
最高のドーナッツを語るにはまず「ドーナッツ」の定義を定める必要がある。もちろん料理の歴史の本を確認すればある程度先行研究の結果が分かるのだが、ここはあえて改めて定義し直したい。
さもないとX(旧twitter)でどこからともなく、「ドーナッツではなくドーナツです」、なんてbotに絡まれ…ることはなくなったが、同様の事態を引き起こしかねない。
一つ譲れないのは、そう、穴だ。
なんとしても、ダース買いしてしまったこのカスタード&エンゼルクリームの山に穴を開けなくては。全てはそれからだ。
私は手始めに、オールドファッションを最高にインスタ映えしそうな角度で撮った。
ここのドーナツはやたらと写真写りが良い。普通のドーナツの写真なのに、またたくまに恐ろしいほどのリアクションが付いた。
やれやれ。『絵に描いた餅』……こと映えるドーナツである。さて、あと11。
『髪の間から覗くピアス』
それまで誰かの耳を特別だと思ったことはなかった。パーマを当てすぎた髪の間に、赤くぷっくりとした粒が見えたときまで。
思わず「耳んとこ、血が」なんて言いかけて、それが彼女の意志表示だと気付く。
それは、赤い石だった。
如何せん、宝石には詳しくないもので、何という石かはわからない。彼女の耳元で艶やかに存在感を放つ、ささやかな意思表示。
思わず声をかけずにはいられなかった。
「どなたの石ですか?」
え?
――え?
どうしてそういう言葉が出たのだろう?
女性の様子も変だ。さっと顔を青くして、ピアスをもぎ取ると逃げるように去っていった。残されたそれをなぜか手に取っている。
――ま、そういうこともあるか。
なんとか自分をなだめ、残ったそれをポケットの奥に突っ込んでおく……あのピアスが女性の耳を輝かす姿でも想像しながら。
お題:特になし ページ数:8P
『背びれアラビックヤマト』
子供の頃から魚になりたいと思っていた。最初は「人魚になりたい」だったのが、自分はそんなメルヘンに相応しい存在ではないという自覚だけはあったせいだ。私には鰭がないから、厚紙で作って背中に貼る。
だから、なるべきは「魚」だ。人魚はずうずうしいかもしれないが、鮮魚売り場に並んでいる魚には別に文句もあるまい。あら珍しい魚だわ、なんて思われるくらいだろう。どうやって煮つけにするか調べられるだけで。
来てくれないだろうか。麗しきマダム。あるいは朗らかな料理番。もしくは小さなお使いさん。「魚」扱いしてくれる魅力的な来客よ。
だけどそれは叶わない。なぜならこの身には背びれがあると同時に――「液状のり」の刻印が刻まれているからだ。
案の定、その来客は私など眼中に無いようだ。
私は心の底で叫んだ。
くそったれ。お前のそのふざけた帽子の下にはでんぷん糊でも詰まってるのか。今日び人の肌色を論��のは道義的問題が生じるから、その目に痛い黄色のことは勘弁してやるが、帽子のセンスは許しがたいぞ。
編集長の後ろ向きな承認の言葉で締めくくられた手紙を、私は勝利宣言とらえた。やった! これで、私の人魚を修正しなくてすむ。私の理想を資本主義に売り渡さずにすんだ! 人間性だ。これぞヒューマニティだ。
今晩は最高のパーティを開こう! 使用人も全員参加だ! 隣のケチババアもこの際呼びつけよう。なにせ資本主義に勝ったのだから! 私の持つ資産をなげうって盛大な祝いをするのだ!
私は自らの手で招待状を送ることにした。何せこんなに目出度いことは無いのだから!
そしてその招待状の糊付けに使うのはもちろん、消えいろPITなのだった。
『サラサラシンギュラリティ』
私は自慢じゃないがこのキューティクルが自慢だ。
陽光の元燦然と輝く天使の輪。
歩けば誰もが振り返る、そんな美しいキューティクル。
だけどある日私は、出会ってしまった。いつもの薬王堂で、それに…
「シンギュラリティ」。
普通AIとかで用いられるやつだろう? 知ってる知ってる。でも、目の前にある玩具みたいな瓶には、さも当然とばかりそのバズワードが踊っているのだ。ここはシャンプー売り場だぞ?
たかだかシャンプーで人間を超えようというのだから大きく出たものである(消費者庁案件か?)。
つくりもののラベルにAmazonの詐欺レビュー画面みたいな大げさな演出。なるではなくなりますと書いてある。
(特許庁案件かもしれない)良く見たら自分の会社が持っているハズの技術名が書かれている。いやなんでだ。こんなシャンプーに? もしかしてGoogle検索でなんとなく技術名をググったのか。
恐る恐る、私はその場でスマホを取り出し我が社のその技術名をぐぐってみた。すると、なんということだ!検索結果はゆうに5万件を超えたのだ。技術漏洩?まさか、そんなはすはない。
我が社のシステムは最新鋭の技術で保守されている。「excelがある程度使える方」とか「タッチタイピングができる方」とか、そんな感じの募集要項で採った平成初期の人材ではない。だが、今や令和。
…よもや。
今やアシスタントAIはなんでも、「できない層」を優しくあやし、母親のようになんでもかんでもやってやるようになった。だから時代が一周してそういう層が出てくるのもおかしくはない。若社長でなければな。
問題は私がその若社長だって事なんだ。甘やかされたい。母親のように……いや、姉のようならどうだろう。マザコンの時代は終わりシスコンの時代がやってくるのだ。
私は姉AIの開発へと歩を進めた……
『紅い茶の密室』
しくじった。
停電により電子錠が動かなくなってしまったせいで、ここから出られない。出ることができない。
……。
誰かが来てくれれば……。
「パンパカパーーーン★ 王子様登場だゾ★ ゾ★」
そんな声の後ドカンと一発破壊音が響く。何らかの力でとじられていた木の扉が粉々になった。
……ウソだろ?
鼻先スレスレを破片が飛んだ。
(VFX:Car on Fire)
なんてことだ!粉々になって吹き飛んだ木の扉が、表に止めてあったプリウスのエンジンを貫いた!
王子様と名乗るその男は、炎を背に歯を光らせている。
遍くこの世の乗り物はナマの力で動くべきだと信じているんだろう。勝手に犯行動機を想像でもしないとやっていられない。確かにそれは高貴でもクールでもない乗り物かも���れない。だが、私にとっては「愛馬」なんだ。
私は呼んだ。口笛で彼女を呼んだ。密室から外に向かって馬を呼んだ。駆けてきてくれるように祈りながら。絶対に成功しないように見える? 『ばかげていて、全く実用性がない』。それがトリックだ。
ピーー!
ヒヒーーン!
ピーーーーーー!
ヒヒヒヒヒーーーーーン!
リズミカルに繰り返される呼びかけ合い。私と彼女の華麗なるハーモニー。
トリックなんてクソ喰らえ。
ここはリオだ!リオのカーニバルだ!!
ピーピーピピー!ドンシャカドンシャカ!!
私の彼女のハーモニーがクライマックスを迎えたその時、不思議な事が起こった!
木の扉が元通り塞がってしまったのだ!
どうしたってこれは密室だ。せっかく今の今まで、開放そのものの空気に満ち溢れていたのに。風通しが良いなんてもんじゃなかったのに。私は諦め、床に散らばった紙吹雪を片付ける。冷めた紅茶のような気分だった。
『正方形は溶けてなくなる』
「はい、どうぞ」
男は私に未完成のそれを渡した。
白と青の幾何学図形が……って高尚なこと言おうとしたけれど要は折りかけのオリガミ。
「キミなら分かってくれるよね」
「ううん、わからない。」
私は折りかけのそれの続きを折り始めた。
山折りで膨らみを作り、そっと隙間に差し込む。
「でも、貴方が求めてる答えは、きっとこれじゃないわよね」
私はそれを、手裏剣に折り直した
ただの紙切れごときが人の手にかかれば真心の証にもニンジャの武器にもなる。それは折り紙に限ったことじゃあない。人の手にかかれば…
「《彼》の手に掛かった者の行方を。谷折りの線みたいに辿れれば」
「アイヤアアーーー!」
その時。書架の隙間から、雄たけびを上げてニンジャが飛び出してきた。これが《彼》の追っ手か。私はページをちぎり取ると指示に従ってスリケンをつくった。キーは谷折りだ。つまり……。
私はすごい速度で谷折りを行った!爪の先を使い背中に隠し持っていた30cmの定規を使い折り曲げる。1mmのズレもない。完璧な仕事だ!これはオリガミ界のシンギュラリティだ!
すると、私の肩を叩く人がいた。
何気なく振り向くと、そこには驚愕の人物が立っていた。
「あなたは……SEIKOの社長さん!!」
「君、素晴らしい技術を持っているね」
どうしよう。気まずい。私は悟られないように、何気ない素振りで袖に手首を引っ込める。つい先日スマートウォッチに変えたばかりだ。まさに正方形の液晶画面を持つ…
いや、待てよ。正方形じゃない。盲点だった。
このスマートウォッチには緊急通報をする機能がある。外部と通信しているのだ。私は通気口になんとかねじ込ませると、棒の先につけたスマートウォッチをさらに奥に突っ込んだ。思い切り投げる。鍵が開く音がした。
0 notes
ツイートアクティビティは既に死んでいる
ようなんですよ、どうやら。昨日の日記、何人の方が読んでくれたのかな〜と思って(※いつも見ている)ツイートのアクティビティを叩いたら「自分のツイートのアナリティクスのみ表示できます」と言われてしまい……、なぜ……、ぼくは、万願寺でないというの?お父さん……。みたいになってしまった。萩尾望都的な構文です。Twitterはお父さんではない。どちらかというと宿主、またはうんこ集積所ですね。どうでもいいですね。
泣きすぎて頭が痛いし喉が渇いているので麦茶を飲んだ。2:59。今日も、昨日に引き続きうつ状態で、そのままカウンセリングに行き、先生にありのままのうつ状態の私と接見してもらい、様々に言葉をかけてもらい、なんとか途中駅のスタバで泣き止んで落ち着きながら帰宅して、その頃には逆にハイテンションになっていた。こわい。なんでだよ。カウンセリングは3回目でした。3回目にしてうつ状態の私を見てもらえたのは良かったと思う。先生も、来てくれて、この状態を私にも見せてくれて良かったと言っていた。すっぴんでもなんでもいいから来てねと言っていた。私が「行かなかったらここで私のとった50分の枠が無に帰し6600円のカウンセリング代が先生のマイナスになってしまうと思いそれだけは阻止せねばならないと思って来た」と言ったら、(クライアントにキャンセルされても)そんなこと(お金のこと)考えたこともなかった!という感じだったので、先生のお給料は私の支払う料金とあまり直結していないのかもしれない。はてなはてな。月給制ならそりゃそうだが。もし直結しているならその反応はさすがに呑気すぎ!もっと自分のお金のこと考えて!と思ってしまうところだ。
昨夜からクエチアピンを普段の倍飲んでしまったので、食欲が凶暴なことになり、食べたくないものまで食べて、ずっと食べて胃を痛めた。胃が痛くてもそれでも食べるのをやめられない。薬の効果は恐ろしい、と思うが、果たしてどこまでが薬の効果なのか?私の思い込みやストレス反応はどこからなのか?できるだけ食べたくない、と思っているが、体が壊れてもいいから食べ続けたいという恐ろしい欲望に今日は食い破られるかと思った。クエチアピンを飲まないと眠れないので、労働のためにはクエチアピンが必須だが、1週間に1kg確実に増えてしまうこの現象、どこかで打ち切りたい。運動すればいいのだ、とにかく。うつ状態になってる場合じゃないんだよ。歩くな。走れ!苦しくても走れ走れ走れ。(遠藤響子のこの歌、だいすきだ。経験が全てじゃない、さぼっても減らないし…)ああっ、またしても旧友に認めた手紙を投函するのを忘れてしまった。こうしていつも便箋の中の日付と消印の日付が乖離していくのである。
前のマンションの敷金が返ってくるのを待って半年が経ってしまったので、そろそろ問い合わせてみようと思う。未だに私の郵便物が届いていたら申し訳ないと思うが、それはそれ、これはこれとして聞かねば。返ってきたら元同居人氏に振り込めるし。まあ最後すごく汚い状態で部屋を出てしまったからどうかな。元同居人氏は今頃忙しくやっているだろうと思うが、元気に楽しく過ごしていてほしい。
就労移行支援施設の正式入所が10月頭に決まった。ありがたい。ここから最短でいけば4月には就職先が決まると思うが、そんなに上手くいくわけはないというのもわかっている。このモラトリアムはまた長引きそうだ。ただ、今までの療養と違って、寝たきりの期間はなく、変わらずずっと動いているので、就労への復帰は前回などよりはなだらかにできるのではないかと思う。3ヶ月くらいがっつり休んで…というケースも今まではあったが、今回はそこまで弱らずにやれている。体力作りの進捗は捗捗しくはないが、水を飲むのも一苦労、という水準まではそもそも落としていない。30分自転車を漕げるなら、立ち仕事でなければまああとは体力というか集中力の問題だと思う。就労支援に通いながらも良さそうな求人があれば応募する。今は2件応募している。もう書店でなくても全然構わないなと思っている。学習塾は魅力的だが、そこにもこだわらない。英検準1級が取れればそこそこ箔はつくかなと思うので、なんにしろ頑張りたい。今回は筆記をクリアして、来年6月にスピーキングも受かりたい。
そういえば、肛門周辺膿漏というので、ケツの穴の左に膨らみができて激痛となり、肛門外科の先生に切ってもらった。何度も切り刻まれた。はちゃめちゃ痛かった。なんと、膿を出しただけでは話は終わらず、今回の菌の侵入(通過)経路は今後「痔ろう」(痔のヤベーやつ)になるというのである。痔ろうになったら手術で取るらしいが、まだ先の話とのこと。明日、ケツの穴の横の経過を診てもらい、問題なければこのまま日常に埋没してゆく(痔ろう爆弾をかかえながら…)。私は肌がかなり強く、代謝も回復も人一倍早いので、ケツ穴の横の切り刻んだ跡は平気かと思われるが、痔ろうになるというその通路もなんとか私のパワーで潰せないものなのか。肛門の奥から「運悪く」菌が入ってしまったらしいが、十中八九、先週の日曜から月曜にかけてのTokyo小旅行での疲れが免疫力の低下を引き起こしたのだ。普段500歩しか歩いていない人間がいきなりヒールで1万2000歩歩いたらどうなるか。水膨れ4箇所。これも地獄の痛みだったが、案の定肌の回復の速さにより翌々日には問題なくなっていた。やるじゃん!と思っていたところにこの、痔ろう爆弾問題。さらに台風接近によって低気圧は極まってるし偏頭痛だしうつ状態だし台風終わったらめちゃくちゃ寒くなってるし、季節の変わり目〜!過ごしやすい涼しさになりましたが、油断するとすぐ冷えるので気をつけたいです。みんなも気をつけて。
中学時代、正確には幼稚園児時代から交友のある、地元にいる唯一の友が誕生日だったためLINEしたら地元にいるというので来月会うことになった。彼女はバチバチに関ジャニのオタクだったので、私がなにふぁむ(※なにわ男子のファンのこと)になった報告をしたらめちゃくちゃ喜んでくれて(なにわ男子は関ジャニ∞の大倉さんが作ったグループなのである)、LINEが4ターンくらい長文で往復してしまい、すごく楽しかった。テンションが高い彼女を見るのは珍しい。私が陽キャすぎてうるさいので、静かな彼��にいつも申し訳なくなってしまうのだが、ジャニーズという最強の手札を手に入れたことで、彼女の饒舌を引き出せるのでは?と、30年目の友情にあらたな可能性を感じている。
2022.9.20
3 notes
·
View notes