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#中洲散歩
rezagrats · 1 year
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#fukuokacity in the #twilight #fukuokacitywalker #福岡散歩 #fukuokastreetscape #fukuokacitynightview #西中島橋 #nakasu #中洲散歩 #hakatawalker #博多散歩 (at 西中島橋) https://www.instagram.com/p/CnGE_0kPEA-/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shintani24 · 3 months
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2024年2月2日
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貧乏によるストレスは離婚や介護よりも強く健康状態の悪化に関連していることが判明(Gigazine)2024年2月2日
人生には経済的な問題や配偶者との離婚、親の介護といったさまざまな問題が付きまとい、これらのストレスは精神だけでなく健康にも悪影響を及ぼします。イギリスの研究チームが行った新たな研究で、経済的なストレスはその他のストレス要因よりも強く健康状態の悪化に関連していることが示されました。
イギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンとキングス・カレッジ・ロンドンの研究チームは、さまざまなタイプの慢性的なストレスが高齢者の健康バイオマーカーとどのように関連しているのかを調査しました。
研究には、50歳以上のイギリス人を追跡調査したEnglish Longitudinal Study of Ageing(イギリス老化縦断研究)が2008~2012年にかけて収集した合計4934人のデータが用いられました。被験者は面接や自己記入のアンケートに回答したほか、看護師によるバイオマーカーの採取を受けました。今回の研究に用いられた4934人の年齢の中央値は65歳でした。
今回の研究で調査されたストレス要因は、将来的に必要な経済的リソースが枯渇する可能性がある「経済的なストレス」、過去1年間に私生活で成人の介護を行っていた「介護のストレス」、歩行やしゃがむといった行動に困難がある「障害のストレス」、長年の病気や健康問題により活動が制限される「病気のストレス」、過去2年以内に親や配偶者との死別を経験した「死別のストレス」、過去2年以内に離婚を経験した「離婚のストレス」の6つでした。
また、被験者の健康状態のリスクは、ストレスに反応して産生されるホルモンのコルチゾール、炎症への免疫反応に関連するCRPとフィブリノゲン、老化と長寿に関連するIGF-1という血液中の4つのバイオマーカーを通じて測定されました。
分析の結果、何らかのストレスにさらされていると報告した被験者は、4年後の追跡調査で高リスクのカテゴリーに分類される可能性が61%高まりました。この結果は遺伝的要因や年齢、性別、ライフスタイル、調査開始時点の健康状態といった要因を除外しても確認されました。
また、複数のストレスを持っていた被験者では、ストレス要因が増えるごとに高リスクカテゴリーに分類される可能性が19%増加しました。ところが、「経済的なストレス」のみを報告した人は、それだけで4年後に高リスクカテゴリーに分類される可能性が59%も高くなることが判明しました。つまり、「経済的なストレス」はその他のストレス要因よりも強く健康状態の悪化に関連していたというわけです。
経済的なストレスが健康により強い悪影響を及ぼす理由について、論文の筆頭著者でユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの博士研究員であるオデッサ・ハミルトン氏は、経済的なストレスは生活のさまざまな側面に関与しているからかもしれないと指摘。経済状況の悪化は家族間の対立や社会的な疎外につながるほか、最終的には飢餓やホームレス状態などに陥る可能性もあるとのこと。ハミルトン氏は、「今回の研究では、経済的ストレスが生物学的健康に最も有害であることがわかりましたが、これを確立するにはさらなる研究が必要です」と述べました。
今回の研究結果は、必ずしもストレスが長期的な健康問題を直接引き起こしていると証明したわけではありません。しかし、ストレスが高齢者の体に大きな影響を与えており、ストレス源によって身体的影響が異なる可能性を示唆しています。
ハミルトン氏は、「免疫系と神経内分泌系がうまく連携して機能すれば、体のホメオスタシス(恒常性)が維持され、健康が保たれます。しか��、慢性的なストレスはこの生物学的経路を乱すため、病気につながる可能性があります」と説明しました。
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被爆者団体「まだまだ戦わなければ」 引き続き「黒い雨」訴訟支援など確認 広島(RCCニュース)2024年2月2日
広島県被団協の代表者会議が2日、広島市で開かれ、引き続き「黒い雨訴訟」の支援などを続けていくことを確認しました。
広島県被団協 恒例の「新春代表者会議」には、県内各地の被爆者団体など、約40人が出席しました。
広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)箕牧智之 理事長 「被爆から79年、高齢化でこうした集会は集まりにくいが、戦争犠牲者・原爆犠牲者は、まだまだ戦わなければならない」
現在、被爆者の高齢化で、団体の存続が課題となっています。坂町にある被爆者団体は、高齢化を理由にいったん解散したものの、被爆2世などで再結成し、黒い雨訴訟の相談会のチラシを配る活動などをしたということです。
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原爆投下直後に降った「黒い雨」をめぐっては、援護対象区域を広げた国の新基準でも、被爆者手帳の申請を却下された人たちが、取り消しを求める裁判を続けています。
厚生労働省の有識者検討会では、現時点で降った範囲を判定することは困難だとしていますが、広島県被団協は引き続き、被爆者の救済を国に求めていくとしています。
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「公園内は軍施設と一体でそのメッセージは『戦争』」 被団協の講師団がパールハーバー視察報告 広島市の姉妹公園協定をめぐって(RCCニュース)2024年2月2日
広島市が、平和公園と姉妹公園協定を結んだハワイの「パールハーバー国立記念公園」について、協定に異議を唱えている市民団体が、現地視察の報告会を開きました。
アメリカ・ハワイ州にあるパールハーバーには、アメリカ軍の基地や、1941年の真珠湾攻撃で亡くなった兵士などを追悼する記念館などがあります。
広島市は、去年6月、パールハーバー国立記念公園と平和公園は「共通の理想を達成するために、国際協力と相互利益を促進する」として、姉妹公園協定を締結しました。
被爆者などでつくる団体は先月、現地を視察した報告会で、公園は軍の施設があるため、自由に撮影ができないことなどを紹介しました。
広島市は、姉妹公園協定の対象を、ビジターセンター周辺とアリゾナ記念館など4施設に限定し、軍の施設は含めないとしています。
しかし団体は、対象の施設が、核兵器の威力や開発を誇る軍の記念館や基地と隣り合っていることから、「公園内は一体で、目に飛び込んでくるのは『戦争』というメッセージだ」と訴えました。
佐久間被団協平和学習講師団 山根岩男さん 「『ノーモア・広島』『核兵器廃絶で平和を』と訴えていくことと真逆のような、『油断するな 戦争に備えよ』『抑止力こそ強化すべき』と訴えている」
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広島でしか買えない 人気の「むさし」と「うえの」の弁当 新幹線で大阪に直送(RCCニュース)2024年2月2日
広島でしか買うことのできない人気の弁当を、大阪のイベントで販売するために、新幹線で直送しました。
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広島駅の新幹線ホームです。出来上がったばかりの「むさし」の「若鶏むすび」が、新幹線の到着を待っていました。JR大阪駅で開かれている広島・山口の人気商品を販売するイベントに、新幹線で素早く届けるためです。
記者 「スタッフ用の入り口が開きました。新幹線が停車する1分の間に積み込みが行われます。今、むさしのお弁当が運びこまれました」
「むさし」に加えて「うえの」の「あなごめし」という広島でしか買えない人気弁当を、イベントの期間中、4回新幹線でスピード輸送するということです。
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むさし新幹線店 沖田隆次 店長 「大阪のお客様に召し上がっていただいて、広島に行きたいなと思っていただければ光栄です」
JR西日本は、荷物を早く定時で運べる新幹線の活用を、検討していくということです。
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「私たちの病院を助けて」病床ひっ迫、疲労の蓄積 被災地の医療は課題山積(石川テレビ)
被災地の医療は課題が山積みです。珠洲市の診療所は断水が続き十分な医療が行えていません。奥能登の医療体制は綱渡りの状態が続いています。
珠洲市内にある小西医院。普段は内科、循環器内科、小児科の3つの診療をしています。しかし、今はかかりつけ患者への薬の処方だけです。
小西 堅正院長「(正院地区は)いわゆる電気の復旧も一番遅かったんです。サーチライトやってそれでもなかなかカルテも散らばって診療にならないので、やっぱりこれは無理があった」
地震発生後は停電のため電話も使えず、体にカイロを貼り懐中電灯などで辺りを照らしながら再開に向け準備をしてきたそうです。
電気が通ったのは地震から22日目。今は1日に20人から30人ほどの患者が薬の受け取りにやって来るそうです。
小西 堅正院長「金沢に避難された患者さんから『元気でいますよ』と電話だけかかって来ることもあるんです。無理して頑張っても誰も(珠洲市に)いなくなるんじゃないかなと心が折れそうになるときも実際ありましたけど、そうやって『自分らも必ず戻るから頑張ってね』と言われると、やっぱり自分ももうちょっと頑張らんといかんなと元気づけられる。(人手不足などもあるが)人的支援もいただきながら少しずつ戻していければと思っています」
一方、こちらは七尾市の恵寿(けいじゅ)総合病院。病床のひっ迫に危機感を募らせています。
恵寿総合病院 神野 正博理事長「非常に病床はひっ迫していて空いているベッドは10数床ということで、救急患者を受け入れるためにその10数床をどうやって空けるかを考えながらいろいろと患者の流れをつくっています」
別館の一部で天井が崩落するなどの被害が発生。スタッフのおよそ1割は現在も避難所など自宅以外からの通勤を余儀なくされています。手術や透析などの病院機能はこれまでにほぼ全て回復しましたが、被災地の医療現場では先行きの見えない状況が続いています。
恵寿総合病院 神野 正博理事長「(この病院は)手術などがちゃんと機能しているという意味で、(今後)療養だけの患者さんはここではなくて他のところで受けていただくという形が必要だと思います。職員が非常に疲弊しています。全職員の10パーセントくらいは自分の家以外から、全体の3パーセント程度の方は避難所から出勤しているんですね。全国の病院に呼びかけているんですけども、私たちの病院を助けてくださいと。少し職員を休ませて、そして長持ちさせるということが必要かなと思っています。これからの医療を止めないために、私たちがいま一番必要なのは人材の支援だと思っています」
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2月2日夜、直径約290mの小惑星が地球付近を通過 NASAも監視中(Forbes)2024年2月2日
スタジアムサイズの小惑星が日本時間2月2日金曜日の夜に地球の近くを通過する。そして、そのサイズと地球への接近距離のため、NASAの科学者らは危険がないか監視している。
直径約290mの小惑星が、秒速約18kmで地球から約270万km(月までの距離の約7倍)以内のところを通過するとNASAのジェット推進研究所は発表した。
「2008 OS7」と呼ばれるその小惑星は、太陽を962日周期で周回しているため、次に戻ってくるのは2026年となるが、その次に地球へ接近する2037年では、地球から約1600万kmの距離を通過する見込みだ。
NASAは、地球から約750万km以内に接近する直径140m以上の天体を「潜在的に危険な小惑星」に分類しているため監視している。
地球付近を通過するのは日本時間2月2日金曜日の午後11時41分頃と予測されている。肉眼で見えることはできないが、NASAがバーチャル小惑星トラッカーを提供して小惑星の位置をリアルタイムで伝えているほか、Virtual Telescope Projectがライブ中継を行う。
小惑星は惑星と同様に太陽を周回している岩石質の天体だが、惑星よりずっと小さいとNASAは説明している。約46億年前に太陽系が形成された時の残骸からできている。小惑星2008 OS7は、アポロ群と呼ばれる地球軌道と交差する可能性のある1万8232個の小惑星からなるグループに属している。
近年NASAは、地球に接近する小惑星の脅威をより深刻に捉えている。2022年のDARTミッションでは、小惑星の軌道を変更するテストを行った。NASAは探査機を宇宙に飛ばして小惑星に���突させ、その公転周期を32分短くした。さらにNASAは、地球に接近しているベンヌと呼ばれる小惑星を研究するミッションで探査機OSIRIS-RExを送り込んだ。同探査機は小惑星の標本を採取し、2023年9月に地球に届けたが、発見内容は未だに公開されていない。科学者らは、ベンヌが2182年に地球に衝突する可能性を信じており、それがベンヌの探査が行われている理由だ。OSIRIS-RExミッションの科学者チームは、ベンヌが2182年に、テキサス州サイズの領域に2700分の1の確率で衝突する可能性があると考えている。Icarus誌に掲載された2023年の論文による。
2月2日に地球近傍を通過する小惑星は2008 OS7だけではない。あと2つ小惑星が近づいている。小惑星2024 BJ3は今年発見された直径約21mの飛行機サイズの小惑星だ。2008 OS7よりもずっと近い86万km以内に接近する。小惑星2024 BP1も飛行機サイズだがやや大きい直径約40mほどで、この中では最も遠い340万km付近を通過する。
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tokyomariegold · 13 days
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2023/12/8〜
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12月8日 ちゃんと朝5時に起きたし、1日中来たボールを打ち返す(時々場外、時々壁打ちで返ってきてしまう)ようにお仕事をしてえらかったと思う。もしかしてボーナスがそろそろなのかもしれない。なるべくお金どろぼうをしていたかった。
昨日おろしたワンピースを今日も着た。 好きな服を着るくらいの抵抗(何に?)くらいしかできないけれど、それでも「かわいいね!」と職場の何人かに挨拶みたいに言ってもらえて嬉しくなってしまう。
たぶん大丈夫だったの、今日が金曜日で本当に2日に一回は金曜日にしたい。
帰りの電車で“パン以上、ケーキ未満”と描かれた紙袋を持った人がいて(パンは含まれるのできっとパン屋さんの紙袋)、これをコメで言い換えたら“おにぎり以上もち未満”? 大豆なら“豆以上豆腐?納豆?未満”? それとも“画像以上現実未満”? と考えたりした。
デスクを片付けにするために産休に入った上司が一瞬だけ職場へやってきて、嬉しさとか安心感とかでまともにお話もできずに仕事をしてしまった。おせんべいとチョコレートをいただいて、無事出産された際はお祝いをしたいな、と何が良いか考えたい。
なんとかなったのでえらい。
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12月9日 夢に���上さんが出てきた。 昨晩、井上さんの“何も書けない”というツイートを見た(たぶん)からだと思う。夢の中では私たちは仲良くしあわせそうだった。 今日は出かける道中で“うたわない女はいない”を読んだ。井上さんはじめ、歌人の方々のお仕事にまつわる歌とエッセイを無性に読みたくなっていた。そして久しぶりにまともに本を読むことができた(と言っても移動中の数十分)気がする。
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白濱さんから関西のギャラリーについてメールが来ていた。忙しい中、業務外(?)のことを申し訳ないけれど、とってもとってもありがたい!(ちゃんと文中に“私は責任取れませんよ!”とあってとても好き。) 大阪の友人が教えてくれたギャラリーと合わせてマップに落としたい。
友人と待ち合わせの前に丸の内を散歩して、六本木でリーキットと奈良美智の写真展を鑑賞。クリスマスの丸の内はお店や小さな回転装置が出ていて楽しげだった。 奈良美智の写真が、奈良美智だ!という感じで原美術館の2回奥の部屋だった。
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できたばかり(?)の麻布台ヒルズでオラファーエリアソンを鑑賞。オフィス商業ビルのすごいバージョン(言語力…)という感じ。 ミッドタウン八重洲とか虎ノ門ヒルズとかの感じ。
エリアソンの展示で、遠心力を利用した装置で鉛筆が図形を描く展示に、会場の人たちみんなが“おぉ〜〜”といって集まってくる感じが、江戸のまちに文明開化が訪れたみたいな、教科書の一コマみたいで面白かった。 内容は良かったけどボリューム的には少しお金どろぼうだね、と友人と言っていた。
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東京タワーのふもとの交差点にあった“横浜”という喫茶店でお茶をした。夜に予約客があるようで15:15まで!と店主さんはずっと忙しそうだった。 カウンターの後ろの棚にティーカップとソーサーのセットがたくさん並び、全て違う柄だった。 運ばれてきたお茶もそれぞれ異なる食器で楽しかった。
友人は11月にベトナムへ旅行に行っており、お話を聞かせてもらう。ホーチミンのお墓(暦菓子的な価値のあるスポットらしい)では現地の修学旅行生に混ざってしまったり、郵便局員さんが適当だったり、ベトナムで有名なイタリアンのお店が美味しかった話をしてくれた。
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1月(お正月)に金沢が青森にいっちゃおうかと思っていたけれど、海外旅行を改めて計画したくなる。 でもやっぱりそれより、そのお金で今は展示をしたいかも。
15:15にお店を出て東京タワーと芝公園を散歩した。友人は職場の昇進試験に合格したとのこと! すごいおめでたい!嬉しい! 着実に、自分の手でキャリアアップを掴んでいて尊敬する。
お給料そのままで重い仕事と忙しい日々ばかり重なるなんて!と思い、多分週明けのボーナスも、今回はそんなに踊らされないで受け取って、これからのお仕事と人生の塩梅を再検討したいこの頃。
今日は暖かくてまだたすかった。 年賀状は書けていない。
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thinking-ashi · 1 month
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20240324 noon
朝から降る小雨は3時頃完全に止む予報で、不安定に止んでいた昼過ぎ、隙を見計らい傘を持たずに家を出た。
きっと明日の朝、傘が邪魔になると思ったから。
私は3時頃まで屋外を歩けない。
週末で混み合う東京駅の地下通路をつたい、居場所を探す。
八重洲ミッドタウンでコーヒーを飲みながら小一時間読書。江國香織の神様のボートを読了した。あらすじでは狂気という言葉で表されていたが、恋愛で発生する普遍的な盲目状態という感想をもった。
感想を引きずった頭のまま、雨が止んだ地上へ出る。目的があって八丁堀へ足を進める。
霊岸橋から川面を眺める。それは私が秘書だった頃に毎朝決まって遡上したクラゲを探す習慣。今同じことをしてみても、"あの頃に浸る"ということは起こらなかった。思ったよりも薄情な自分を意外に感じる。そういえば強風の日に、スヌーピーの折りたたみ傘の外袋を盗ったのはこの橋だった。
私が勤めていた会社はもうなかった。
会社だった場所はフェンスで覆われていて、私は工事看板を眺める。
隣で同じく工事看板を熱心に眺めるご老人がいる。
私は咄嗟に、ここに建っていた建物をご存知ですかと声をかけた。
ご老人は私が勤めていた建物を知っていた訳ではなく、隣のビルの居酒屋で飲み会があるため、店が開くまで待っていたそうだ。
少し話しているうちに、私もその飲み会に参加する運びになった。
ベイエリアの同じ高層マンションに住む大型バイク愛好家達の集まりだそうだ。
東京モーター(サイクル)ショーの開催に合わせて集まるらしい。
刺身や煮魚、焼き魚ととにかく海鮮料理を堪能させてもらい、そしてまた来週銀座で鰻をご馳走になる予定までもいただき、ほろ酔いでご機嫌になる。
このハプニングのような思わぬ縁が新鮮な話題のうちにと、"今の仲良し"に連絡を入れた。
八丁堀から六本木は日比谷線ですぐだ。
予め、この後予定がありますと言っていたから、宴を途中で抜けることは自然だった。(当初のニュアンスで言えば断れないに近い巻き込まれた形での参加で、逃げ道を作っていた。)
ワインが飲みたい。
親密になりたいと思った人に対して、自分が行きたい場所やしたいことを素直に伝えることが苦手な私は、たぶん初めてちゃんと願望を発した。
そのとき地下鉄から送った文字全て、躊躇いはなかった。
スプリングコートを着た彼。
偶然、初めて会った日と同じ場所で待ち合わせをしたため彼の装いの変化で季節を感じた。
住宅街の中にある彼の好きな店(リーズナブルで美味しいワインが飲めらしい)は休みだったため、結果的にただの肌寒い夜の散歩をした私達。
同じ道、彼がまだダウンを着ていた頃の私達の会話は確かもっと自然だったと思う。
いつからか、会話をするたびに息が詰まるような空気感がうまれた。
こんなにぎこちないコミュニケーションをするくらいなら会わなければ良いのに、やめる必要が見つからなかった。そしてお互いに何かから逃避していた。
結局待ち合わせ場所の赤坂ミッドタウンに戻り、赤ワインとチーズを買って、すっかり来慣れたビンテージマンションに入る。
彼が作ったボロネーゼと、ジャガイモとサワークリームの美味しいつまみをあてにワインを飲んだ。
少し前から、彼と私の潮時がそろそろだとわかっていた。しかしそれまでにきっとあと1回だけ会うだろうとも思っていた。
私は、私自身の大して面白くもないインモラルな話をお披露目して最後の夜に興を手向けた。もう戻れないように、いままで繕っていた私を手放して、浅ましい人間だと話した。
一番良かった。
私はショートスリーパーだと思う。
目が覚めてから2時間後、白々しく眠いふりをした。
まだワインが残った朝、会話はぎこちなく、一刻も早く不自然ではないように帰りたいと思った。
毎回淹れてくれるモーニングコーヒーの豆が変わったこと、今朝初めて朝ごはんを作ってくれたこと。
もしここに忘れ物をしてももう取りに来ないな、とか。
ほら、傘はいらなかったな、とか。
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psalm80-lilies-iii · 1 year
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戦艦大和、あるいは皇国のアイコン
呉の「大和ミュージアム」に行った。
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3時間以上見学しながら、「日本はなぜ戦争したのかなあ」と改めて考えた。「蒋介石を必要以上に追いつめたことがアメリカの対日参戦を招いた」、この説明で納得しない人もいるだろうけれど、せめて満州だけでやめておけばその後の大惨禍はなかったろうと思う。では、どうして日本はそこまで蒋介石を追いつめることに熱心になってしまったのか。
むかし読みっぱなしにした本を改めてちゃんと読もうという気になり、呉に行く前日から、古川隆久『昭和天皇』(中公新書)を読み始めた。読み切れないまま呉に行き、帰宅してから残りを読んだ。そこには、盧溝橋事件を受けて近衛首相が派兵を決定したことについてこうある。
近衛首相は強い態度に出ることによって、事態を日本に有利なかたちですばやく解決できると判断したのである。そこには、明治維新の成功でうぬぼれた日本が陥った中国蔑視を背景として、第一次世界大戦の参戦や対華二十一カ条要求問題あたりから現れはじめた、機会便乗主義とでもいうべき軽薄な日本の外交体質があった。
(第4章 苦悩の「聖断」)
日本がアメリカと戦争をしたのは蒋介石を追いつめたからで、日本が蒋介石を追いつめたのは「うぬぼれ」だったのだとこの本は書いている。列強の国内で世界大戦をものともしないナショナリズムの嵐が吹き荒れていたのは当時日本に限った話ではなかったと思うけれど、ナショナリズムというのはつきつめて言えば「うぬぼれ」なのかもしれない。古川先生はこの本の別な箇所でこの「うぬぼれ」についてこう描いている。
日本は世界のどの国よりも昔から天皇が統治する国として安定して存続してきたとされたため、日本の人々に過剰に自国の卓越性を意識させてしまった結果、周辺地域の人々への蔑視が強まって不必要な対外的緊張を招いた。
(おわりに)
ここに書いてあることはおそらくふたつである。ひとつは、外圧が少なく内政も急変せず皇室が安泰でいられた日本の人々が「そらみつやまとのくにはすめがみのいつくしきくに」と思っていたことそれ自体は、日本が「秋津洲」の国にとどまっている限り、別に虚妄ではなかったということ、もうひとつは、ふつう「植民地政策」というときたとえば「三角貿易」みたいに何か経営戦略があるものだけれど、日本の場合中国はもとより満州も朝鮮も確たる経営戦略はなかったということである。「過剰な」自国意識が「不必要な」対外緊張を招いた。いやいや、帝国主義世界はそれが瓦解するまで緊張を生み続けたはずだ、という批判もあるけれど、少なくともいま引いた本で古川先生は、昭和天皇の徳治主義と協調外交それ自体が帝国主義の世界にあってそもそもたわごとに過ぎなかったのだ、という書き方はしていない。それは、あり得た道なのだ。
だがそうはならなかった。昭和の陸海軍と国内世論は昭和天皇の協調外交に応じなかった(「ことの発端は昭和天皇の推進したロンドン軍縮条約に海軍が反発したことに始まる」とこの本は書いている)。ナショナリズム、つきつめれば「うぬぼれ」。日本は「神州」あるいは「皇国」であるという「うぬぼれ」。国民国家にナショナリズムがあるのは自然なことだろうとぼくはいまでも思うが、アメリカに対日参戦を決意させるほど蒋介石を追いつめたことはやっぱり非合理な行動で、それを支えた「うぬぼれ」はやはり常軌を逸していたとしか言いようがない。
昭和天皇自身はその「うぬぼれ」には与しなかった、と古川先生は書いている(異論もあろうけれど)。だが戦争が終わったとき、昭和天皇は「神州」の現人神、「皇国」の皇統として、その「うぬぼれ」の代償を背負うことになった。国民の中でも、昭和天皇を戦前から知っている人以外は、あえて「尊敬する」とは言わなかったという。木戸幸一は「皇室が戦争責任を取らないのは将来に禍根となる」と言ったそうだが、率直に言えば、ぼくも昭和天皇が在位し続けることに「割り切れぬ空気を感じる」という意見には共感してきた。
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「大和ミュージアム」では、日本海軍の歴史・呉海軍工廠の歴史・戦艦「大和」の歴史・太平洋戦争の歴史・呉海軍工廠と戦艦「大和」を通して��われた技術の歴史が重���的に物語られている。そこでは多くの人々が何かを作り上げていった一方、戦争という現実の中で多くの人々が命を落としても行った。
そこに生きて死んだすべての人々がひとりひとり個人的に「うぬぼれ」に浮かれていたとはとても言えない。だが、少なくとも日清戦争の始まりから太平洋戦争の終わりまで日本を支配したものが「うぬぼれ」だったとしか言いようがないのであれば、そこで起こったすべてのことは、それぞれの人々の確かな歩みであったと同時に、「神州」あるいは「皇国」の「うぬぼれ」の体現でもあったと言わざるを得ない。少なくとも海軍と海軍工廠に生きた人々は、そういうダブルミーニングを背負うことになった。
そして、そこで生まれた戦艦「大和」こそ、そのダブルミーニングの産物として、「神州」あるいは「皇国」という「うぬぼれ」のアイコン(まさに「体現」)そのものにほかならない。それは、あの日本海海戦を制した日本海軍がその威信をかけて築き上げた技術の結晶であると同時に、物量にまさるアメリカ海軍を少数精鋭で制することができるという、残念ながら「うぬぼれ」に過ぎなかった思想の産物でもあった。
戦時中に身命を賭して追い求めていたものが戦後になって虚像だと気づく、それは「嘘」のせいなのか「欲」のせいなのか「狂気」のせいなのか、ひとはいろんなことを考える。先に引いた『昭和天皇』の中でも、古川先生は「なぜ国内世論が協調外交に応じなかったのか、その理由についてはまだ定説はない」と書いておられるが、先生自身が使っておられることばは、定説のないことをできるだけ術語を避けて記述しようとしたためだろうけれど、「うぬぼれ」というものだった。
「そうか、戦艦大和が体現したものは当時の日本人の『うぬぼれ』だったのか」というのは、衝撃的だけれど事実なのである。大和と武蔵、2隻だけで(いや、戦艦そのものは長門陸奥扶桑山城伊勢日向金剛榛名比叡霧島入れて12隻あったけれど)、太平洋を制することができると考えたのは「うぬぼれ」だったと言われたら、それはそうなのかもしれないと思う。
「大和ミュージアム」の中央に展示されている1/10「大和」には、その威容とは裏腹に、「うぬぼれ」という言葉をはね返すことのできないむなしさ、「世界一の戦艦がまともな海戦で自らの世界一を証明する機会を持たないままただ艦上攻撃機の餌食となって沈んでいった」というむなしさが、ただよっている。「戦争はいけない」「平和は尊い」というのは、兵器として作られた「大和」の全否定であると思う。国家には戦争をあえてしなければいけない日があるのだ。たとえば日本海海戦はむなしくはなかったのである。それは、日本海海戦は勝って太平洋戦争は負けたからだろうか。そういう理解もあると思うが、実は勝ち戦だった日清・日露戦争こそ、その後の日本にとって「うぬぼれ」を生む罠となったのである。
「うぬぼれ」。ここに生きて死んだ人たちのすべてをそのことばで片づけることにはものすごい抵抗があるけれど、でも「大和がうぬぼれでなければ何がうぬぼれだったんだ」とも思う。現にここに世界一の戦艦があったということを、そしてそれがいま「海の墓標」として東シナ海の海底に横たわっているということを、ぼくたちは正視するしかないのである。
敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか 今目覚めずしていつ救われるか 俺たちはその先導になるのだ 日本の新生にさきがけて散る まさに本望じゃないか
(吉田満『戦艦大和の最期』より「作戦発動」、哨戒長臼淵大尉の言葉)
日本は「何から」目覚めるべきだったのか。「うぬぼれ」という言葉の仮借ない残酷さを、「大和ミュージアム」で見たすべてを思い出しながら、いま改めてかみしめる。
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ものすごく情報量の多い博物館なので、今回は「大和ミュージアムNavi」というスマホアプリを使い、竹達彩奈さんのナレーションを聴きながらそこで紹介される資料を拾い見するという方法を取った。竹達彩奈さんの声がこの博物館のテーマにふさわしいのか、来る前には疑問もあったけれど、壮大なバッドエンドに至る全20章のナレーションを聴きながら、これがもし広瀬修子さんや森田美由紀さんみたいな声だったら、聴いていて気が滅入ってしまうだろうと思った。
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aniongap2002 · 1 year
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#博多一幸舎 この半月ほど花粉症に風邪が加わり、だるさ、眠さがハンパない💦 キツイからこそ中洲まで散歩して、ついフラフラとラーメン屋さんへ🍜 普段は食べない赤ラーメンにチャレンジするも味覚がやられてて味がわからんかった🥲 #ramen #ラーメン #とんこつラーメン #赤ラーメン #福岡ラーメン #福岡グルメ #博多ラーメン #fukuoka #一幸舎 #ラー活 #麺活 #ラーメン部 #麺スタグラム #ラーメンインスタグラマー #noodles (博多一幸舎中州店) https://www.instagram.com/p/CqVYBWrSA8L/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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nobu-tv · 2 months
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葛西橋
久々にライカM9を出してメンテナンス。最近これ持って出てないなぁ・・・ ということで専門学校での会議の後、西葛西からテクテク歩いてやってきた葛西橋。 ここの途中にある中洲というか中川と荒川の中間地帯、いちど来てみたかったのがここ。 じゃ〜ん。左が中川、右が荒川、上が首都高速環状線、そしてどんつきが東西線。たまに電車の窓からここを歩いている人がポツンと見えて、人が入れるんだ?と思いつつ、いつか来てみたかったところ。ようやく今日実現。 何があるってわけではなく、葛西橋のちょうど中間から分岐して入ってこれられるようになっていて、な〜んにも無いただの通路。何も無いのがイイ!そして誰もいない。 散歩には両岸からどちら側からも遠く、公園とかあるわけでもなく、ただただ川の上を走る高速の下というだけ。 もしかすると休みの日は自転車乗りの人とかも来そうだけど、犬の散歩にもハイキングにもまったく向かない…
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tabasa14 · 3 months
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cheese tax
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やっとこさ!嵐のように仕事を終え、めるぼるーんにやってきました。
5年ぶりぐらいのめるぼるん。到着した印象は、とにかく光が明るい!乗り継ぎのケアンズが同じ国とは思えないぐらい湿気むしむしだったのに比べて、めるぼるんはすこーんと晴れて、夏とは思えないほどさわやかな風が吹いてる。体感、すごく北海道っぽい。
最初の一週間はとにかく現地調査の日々。
最初のすみかとなるAirBnbは、オーナーとルームメイト2人がいる郊外のきれいなお家。市内の中心まで電車で30分の場所だけど、とても閑静な住宅街で治安もよさそうなのでひとまず安心。そして毎日クールなわんこ2匹が出迎えてくれる。
ルームメイトはITで働くまじめ男子(毎日ステーキ焼いてるけど細いオーストラリア人)と、名門メルボルン大卒の中国人の男の子(よくスイカ食べてる) 二人とも控えめでとてもいいやつでした。
学校が終わった後はひたすら街を散策し、物件を探しては内見の連絡を入れる日々!(いまの家は今月まで)
歩きまくるうちに、メルボルンにはいろんな特徴の街があることがわかってきました。強引に日本で当てはめると、上野・葉山・三茶・下北沢・駒沢・白金・豊洲ぽいとこがある (あくまで独断と偏見)・・・どこに住むかなやましい。。
この1週間ちょいの情報量がすごいので、毎日プール行った人みたいに寝てます。もしやこれが紫外線の影響というやつ。
とにかく光が明るくて、街ではもりもりの緑がきらきらしている。そして人はちょっと個性的で、みんなさばさばしている。
いまのとこ超快適だけど、まだまだどっか旅行気分なのかもしれません。6ヶ月あっちゅうまだから、日々のメモを書いてこうと思います。情報多めでくたくたなので、このへんで。
タイトルは、家のオーナーがサンドイッチにチーズを入れるたびに犬たちに払ってるtaxのことです。
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緑がいつもまぶしー
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木の模様もこもれび感。
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この派手ださかわいさが好き
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おしゃ映画館もある
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こういうセンスがメルボルンぽい気がしてる(勝手に)
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はろう。アリガト。
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ただいま。
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rezagrats · 1 year
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#ふくや #ふくや中洲本店 #めんたいぴりり #nakasu #hakatawalker #博多散歩 #中洲 #辛子明太子 #かめの子 #赤いごま #mencheese (at ふくや 本店) https://www.instagram.com/p/CnHdwJcvuAX/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shintani24 · 2 months
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2024年3月1日
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能登地震の倒壊家屋、元日のまま 「一歩一歩進むしかない」(共同通信 3月1日)
石川県輪島市の「輪島朝市」周辺に残る焼け焦げた車両=1日午前
発生から2カ月となる1日になっても、多くの家は倒壊したままで元日と変わらぬ光景が広がる。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県ではいまだに1万人以上が避難所にいて、自宅に戻った人も断水などで不自由な生活を強いられている。「大変だけど一歩一歩進むしかない」。輪島朝市の焼け跡に早朝から手を合わせる人の姿も見られた。
朝市近くに住む主婦(77)は倒れかけた家屋を指さし「早くつぶしてくれないと危なくて」とつぶやく。道路には屋根瓦やくぎが散乱したままで「ちょっと歩くだけでも危険を感じる」。
珠洲市飯田町の浜田博司さん(80)は応急危険度判定で「危険」とされた自宅の再建をあきらめ、金沢市の賃貸住宅に家族4人で移る。「未練もあるが2カ月の避難所生活の大変さは体験しないと分からない」と話した。
津波の被害が大きかった珠洲市三崎町では地面が隆起した波打ち際に船や家電、布団などが残されたまま。川端国夫さん(73)は「崩れた建物も撤去してもらわないといけないが、いつになったら業者が来るのか」と力なく話した。
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石川6市町から1400人超転出 地震2カ月、人口流出に拍車の懸念(朝日新聞 3月1日)
6市町の転出者数
能登半島地震で特に大きな被害を受けた石川県内の6市町で、発災から2カ月で1400人超が別の自治体に転出していたことがわかった。転出には至っていないものの他の自治体に避難している被災者も多く、今回の地震をきっかけに人口流出に拍車がかかることが懸念されている。
1日時点で6市町に出された転出届の集計(速報値含む)によると、1月と2月の転出者数は計1449人。昨年同期の計602人に比べて2・4倍となった。地震が起きた元日時点の6市町の人口(11万9650人)の約1・2%にあたる。
1~2月の転出者は多い順に輪島市417人(前年同期196人)、七尾市405人(同200人)、珠洲市240人(同45人)、能登町163人(同57人)、志賀町129人(同82人)、穴水町95人(同22人)だった。
また、石川県は1日、2月1日時点の県内の人口は110万6278人で、地震発生の元日時点から1570人減になったと発表。内訳は死亡が出生を上回る自然減が1030人、転出が転入を上回る社会減が540人で、1971年4月の調査開始以来、自然減は過去最大、社会減は1月の数値としては過去最大だったという。
大森凡世(かずよ)能登町長は朝日新聞の取材に「ショックだ。生活の場を少しでも早く提供しない限りはこの状況は変わらない」と危機感をあらわにする。
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衆院予算委に臨む岸田文雄首相=2024年3月1日午後5時36分、岩下毅撮影
予算成立にこだわる岸田首相、弱体化を懸念か(朝日新聞 テーマ特集:岸田政権)2024年3月1日
新年度政府予算案をめぐる1日の審議は深夜に及んだ。年度内成立が確定する2日までに衆院を通過させようと自民が強行し、野党が抵抗したためだ。誰よりも2日の通過にこだわったのは岸田文雄首相本人だった。
1日の衆院本会議は、拍手とヤジ、双方が飛び交う騒然とした雰囲気となった。
「予算審議は円満にやってきたのに、強行するなんてありえない」
立憲民主党の山井和則氏の衆院本会議での「演説」は、記録が残る1972年以降最長の2時間54分間にわたった。小野寺五典・予算委員長(自民)の解任決議案を説明する場だが、国会混乱の発端は裏金問題にあるとして、裏金作りに関わった自民議員を一人ずつ読み上げて指弾した。
自民の強行に対し、野党はそろって批判した。日本維新の会の馬場伸幸代表は「原因は与党にある」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表も「上半身は謝っているけれど、下半身は蹴飛ばしているような対応だ」と首相の姿勢を批判した。
ただ、この日深夜、立憲は態度を軟化させ、2日の採決に応じた。
強行は首相の強い意向とされる。年度内の自然成立のめどが立たないまま衆院を通過すれば、その後の参院審議でも野党の攻勢にさらされる可能性がある。自民幹部は「何か一つでも問題が起きて審議が止まれば、とたんに見通せなくなる」。野党側は、二階俊博元幹事長や萩生田光一前政調会長らの参考人招致を求めており、こうした要求にも応じざるをえない可能性が出る。
首相自ら衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席したり、政倫審と同時並行で予算委を開催したりするなど異例の対応が続いたことも、予算案の年度内成立を確定させたいとの強い思いの表れだ。
そこまでして自然成立にこだわるのはなぜか。首相周辺は「年度内成立ができなければ、政権の統治能力が問われ、内閣支持率がさらに下がりかねない」と危機感を漏らす。参院中堅が「ここまで自然成立にこだわるのは、政権の弱り具合を首相自らが認識しているからだ」と指摘するように、自然成立が確定できなければ政権の弱体化に拍車がかかる。
とはいえ、こうした事態を招いたのも首相自身だ。強行姿勢を続ける首相に対し、自民重鎮はこう指摘した。「判断が遅すぎる。派閥解散にしてもそう。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)もそう。対応がすべて後手に回っている」(三輪さち子)
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繰り返す「在日特権」論は100年前のドイツと同じ 社会保障の行き詰まりを「あいつらのせい」に転嫁(東京新聞)2024年3月1日
根強く繰り返される「在日特権」という言説。だが、税制面での特権について国税庁は2月28日、国会で「ない」と明言した。昨年11月には自民党の杉田水脈衆院議員が「実際には存在します」とX(旧ツイッター)に投稿するなど、保守系国会議員やネット右翼らの「ある」という主張はやまないが、政府が公式に否定した格好だ。杉田氏を含む裏金議員の問題が問われた政治倫理審査会開催の日に、本当の特権は誰にあるか考えてみた。(岸本拓也、西田直晃)
◆国税庁が国会できっぱり否定
「国税当局が、対象者の国籍や特定の団体に所属していることをもって特別な扱いをすることはない」
「在日特権」について「ない」と答弁した国税庁の田原課税部長=衆議院インターネット審議中継の動画から
在日コリアンらへの憎悪をあおる悪質なデマとして知られる「在日特権」について議論された28日の衆院予算委員会分科会。高橋英明氏(日本維新の会)が、税制面の優遇などがあるのかとただすと、国税庁の田原芳幸・課税部長はきっぱりと否定した。
高橋氏が「朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)とか、それに関わる法人個人にも一切の優遇措置はないのか」と重ねて問うと、田原氏は「繰り返すが、特定の団体なり、その会員に対して、特別な取り扱いをすることはない」と明言した。
在日特権は、在日コリアンが、日本社会で優越的な「隠れた特権」を持っているとする言説で、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などが主張してきた。内容はデマにあふれ、ネットの検索動向を示すグーグルトレンドによると、14年をピークに世間の関心は薄れていった。
◆杉田水脈氏の「存在する」発言で再燃
しかし、特定民族などへの数々の差別発言で知られる自民党の杉田水脈衆院議員が昨年11月、X(旧ツイッター)で在日特権は「実際には存在します」などと投稿して批判を受けると、その言葉がにわかに注目された。
ただ、これまでも特権の存在は、ことごとく否定されてきた。在特会がやり玉に挙げてきた在日コリアンらに認められている「特別永住資格」もその一つ。1991年の出入国管理特例法で定められ、一般の永住者と違い、入国審査時の顔写真の撮影や指紋採取などが免除される。
韓流ショップや韓国料理店が並ぶ新大久保で、旭日旗などを掲げてデモ行進する在日特権を許さない市民の会(在特会)=2013年3月17日、新宿区で
これらは特権なのか。特別永住者について議論された2014年10月の参院内閣委員会で、山���えり子・国家公安委員長(当時)は「特別永住資格は特権ではなく、法律や通達に基づくもの」と答弁。当時、在特会関係者と一緒に写真撮影したことが問題視された山谷氏でさえ、特権とは言わなかった。
◆特別永住資格には「歴史的な背景がある」
改めて出入国在留管理庁に聞くと、担当者は「歴史的な背景がある話で、優遇や特権と呼ばれるものとは性質が異なる」と話した。
日本は1910年に日韓併合で朝鮮人を「日本国民」にして、労働力として日本で炭鉱労働などに従事させた。しかし、終戦後の52年にサンフランシスコ平和条約が発効されると、在日コリアンらの日本国籍は剝奪された。
すでに日本に生活基盤のある在日コリアンらが引き続き暮らせるよう韓国政府と議論。その子孫を含め、安定的な生活が送れるように整備されたのが特別永住資格だった。先の担当者は「日本への定住性が強いことや、日本国籍を失わせてしまったことへの配慮は必要で、結果的に一般の永住者と違いが生じた」と説明した。
生活保護を巡っても在日コリアンが「優遇」されているとの主張もあった。改めて、厚生労働省保護課に尋ねると、担当者は「特別永住者だからゲタを履かせることはない。日本人と同じように、支給要件に合致すれば出すし、しなければ出さない」と否定した。
◆「荒唐無稽なデマ、口にする国会議員がいることに驚き」
在日特権は存在しない。政府があらためて示す見解に対し、ジャーナリストの安田浩一氏は「そもそも、この文言をまだ持ち出す人がいることに驚き。荒唐無稽なデマに過ぎないのに。ましてや国会議員が口にするのは異常としか言いようがない」と絶句する。
その上で、在日コリアンの置かれた現状について、「現実には多くの在日コリアンが日本国籍を取得している。優遇措置が存在するなら、わざわざ日本国籍を取得する必要はない。むしろ、日本人と同様に税金を払いながらも、外国人参政権がなく、政治参画の機会すら持てない。そちらのほうが問題だ」と指摘。「マイノリティーがこうした差別を訴えると、『不当な利益を求めるな』という主張が横行しがち。現代における差別扇動の典型的な表現だ」
◆差別のために妄想とデマを寄せ集める、レイシストの作法
ネット右翼の中には、過去に一部の自治体が行っていた在日コリアンへの税の減免措置を「特権だ」と決め付ける言説もある。安田氏は「植民地時代に国籍を一斉に剝奪され、終戦直後には社会保障から排除された無権利状態だった。行政による必要な措置であり、それは特権でも何でもない。在日コリアンを差別したいがために、あらゆる妄想の産物やネット上のデマを寄せ集め、形式的な理由をつくり、武装して差別の正当化を図る。それがレイシストの作法だ」。
今回も、国税庁が在日特権を公式に否定したにもかかわらず、いぜんネット上には、「実質的に特権まみれ」「通名悪用すればいくらでも悪さできる」「ナマポ(生活保護)在日に優先してんじゃん」といった書き込みがあふれる。こうした排外主義的な動きの源泉に何があるのか。
「ヘイトは愛国心の発露ではなく、『政府は私を大事にしてくれるのか』という不安感の裏返しでは」と語るのは、駒沢大の山崎望教授(政治理論)。「社会保障や安全保障の行き詰まりを考えたとき、国に見捨てられる恐れが潜在意識の中にある。その点が日本人と関係のない人々の排除に向かっていく」
東京造形大の前田朗名誉教授(人権論)は「『日本人が損している』『本来得られるはずの利益が得られていない』といった思い込みが背景にある。下に見ている旧植民地出身者に目を付け、そのいびつな感情を『あいつらのせいだ』と転嫁している。100年前のドイツでも、ユダヤ人に対して同じ見方をしていた。世界中どこでも起きうる現象形態だ」と話す。
◆「特権があって当然」という思いがあるからでは
本来なら、政治家はこうしたヘイトやレイシズムに歯止めをかける立場だ。だが、岸田文雄首相が22年に杉田氏を総務政務官に起用するなど、自民党内には、歯止めをかけるどころかヘイトを容認したり、拍車をかけるよう動きや発言が後を絶たない。
前田氏は「一部の地方議員にも排外的な言説をあおる動きがあるが、『差別するつもりはない』という言い訳がまかり通っている。歴史認識の違いで済まされてしまい、議論が成立しないまま、差別と迫害につながっていく」と危ぶむ。
2月29日から岸田首相らが出席して始まった政倫審では、「政治資金は非課税」といった政治家への税制上の優遇措置も問われている。安倍派から寄付された計1564万円が政治資金収支報告���に不記載だった杉田氏、同氏を重用した安倍晋三元首相の名を冠した安倍派の幹部らは裏金疑惑にまみれている。存在しない特権を唱えたり黙認したりしてきた側が、「政治家特権」を享受してきた。
山崎氏は言う。「政治家には『特権があって当然』という思いが多かれ少なかれあるのでは。特権を持っていい人、よくない人という線引き、奇妙なおごりや選民意識が見え隠れする。非常にゆがんだ意識だ」
◆デスクメモ 「在日特権」などのヘイト言説は、旧ツイッターなどで根強く使われる。根拠を示さず短く攻撃的に言い切ってしまう危うさ。旧ツイッターより8字少ない132字制限のこのメモを5年9カ月書いてきて、痛感している。自分はきょうで最後。今まで本当にありがとうございました。(歩)
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tokyomariegold · 10 months
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2023/5/20〜
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5月20日 デジタル温湿度計を買った! 体感でエアーコンディショニングすることへの限界を感じていたので買ってみた。生活を計るものが一つ増えた。
待ち合わせへ向かいながら、レスタミンコーワのうとうとで今日はもうダメかも、と5段の階段を登るのすら辛かったのに、友人2人に会って、東京散歩をしてとっても元気になってしまった。 毎朝歩いている道も2人と歩いたら足取り軽く元気になるのかな。
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2人に会う前にミッドタウン八重洲でCLCFのお洋服を見る。やっぱり靴下が可愛い。 こういうショップの店員さんの嫌な感じのなさってすごい。 その後富士フィルムのラボでフィルムスキャニングの注文をしに京橋へ行った。 カメラ好きおじさんのたまり場感をなるべく感知しないようにしていた。 対応してくれた店員のおじさんと、側から見れば和気藹々的な感じで注文から会計までを済ませる。 和気藹々すぎて2人で注文数を数え間違えて(7枚でなく6枚)2回転写シートを書いた。 フィルムスキャンを頼むために、昨晩と今朝はクローゼットのファイルを片っ端から開いては目星のネガを探す作業をしていた。何というか、一枚一枚のシーンが、全てここにある、残されている!!と感動してしまった。 今まで撮ったシーンが、モノとしてある!と。
1クリックで消えてくれない頑なさがある。
データができていないネガもあったので、ひと段落したらもう一度整理したい。
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松屋銀座の8階で友人2人と待ち合わせ。 菊地さんの展示を観て、コレド室町まで散歩して、カフェで2人の写真集を見せてもらった。
菊地さんの展示、タイトルが好きだった。 散歩をしながらゴールデンウィークの話や福井さんの話、仙台と岡山どっちにいきたいか等を話して、道中の気になるお店に入って見たりした。
関西に比べて成り上がりの土地が悲しい!と、東京について話したけれど、ちょっと楽しそうなものに出会える東京はやっぱり大好き。
友人の写真を見せてもらって、うまく感想を伝えられなくて、何か無駄に自信をなくさせてしまっていたらどうしよう!と家に帰って思った。 とてもきれいな写真だった。観ていて心地よい。ら菊地さんの展示会場でグッズのノートを見た時「昔買って使えなくて家で保管している」という彼女のエピソードの様に、きれいに何かを保っていられるセンスを持っていて羨ましくなる。
あと2人ともイラストを描ける方々なのでいいな〜。
写真を見せてもらった時、友人のiPadの壁紙が彼女の結婚式の写真で、私が撮った写真によく似ている!と思ったけれど違ったかも!でもそうならば嬉しすぎるのでその場で確認できなかった!
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5月21日 文フリへ行くつもりだったけれど、途中駅でUターンしてしまった。 この時期でもうOS-1を身体に入れて何とか…という感じ。
朝起きてすぐにちーちゃんへメッセージを送ったら、リアルタイムでお返事が来て嬉しかったり 帰りの電車でちーちゃんのInstagramの写真を見て、写真っていいな〜、と思ったのと、楽しかった日々が楽し過ぎて何でこれがいつまでも続かないのか!と悲しくなった。
qpさんがもうすぐalt_mediumで展示をされるとのこと! 白濱さんとqpさんのお散歩音声が好きなので勝手にとっても嬉しい気持ち。
友人のプライベートを日記に書いていて、それをtumblrにそのままアップしたこと、昨日の写真を見せてもらう席で、何だか大変失礼を言ってしまったことを謝るメッセージを送ったりした。
体調がダメになる頻度が多くなってきて、どうしたものかな〜とおもってます。
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omi-x-tourism · 3 months
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2/25 近江の奇祭 菅原神社【火渡り神事】を見学
第167回おいで野洲ハイキング 菅原神社で行われる護摩木を燃やした上を素足で歩く「火渡り神事」を見学します。神事への参加も可能です。見学の後、祇王井川沿いに生和神社や圓光寺などを探索して野洲駅に戻ります。
【日時】2月25日(日)8:45~12:00頃
【集合】JR野洲駅北出口(8:45)
【コース】野洲駅北出口集合(08:45) →菅原神社(火渡り神事見学) →永原御殿 →生和神社 →朝鮮人街道 →野洲駅北出口(12:00頃)解散 歩程:約8.0km(→徒歩)
【参加】(事前申し込み制) ・定員:30名(定員になり次第締め切り) ・申込受付:1月30日から2月20日まで ・参加費:500円/人(保険代・資料代・協会運営費込) ・神事参加費用(希望者のみ):2,000円/人(別途) 申し込みの際に「火渡り神事」参加希望とお伝えください。
【開催条件】 ・最少催行人数:5名(未達時は連絡します) ・前日(24日)19:00の野洲市の天気予報で、当日9:00の降水確率が70%以上の場合は中止。連絡はなし。参加者自身が天気予報を確認願います ・火渡り神事が中止になった場合には、中止します。
【申込方法】 電話により下記必要事項を添えてお申し込みください。 ◆申込必要事項:お名前・ご住所・電話番号・参加人数・情報入手手段、神事への参加希望の有無
【野洲市ボランティア観光ガイド協会】 ・野洲市観光物産協会(市役所内 ・TEL:077-587-3710(平日9:30~16:30)
【参考サイト】 ・https://www.yasu-kankou.com/event/detail.php?id=2
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caramelholicxx · 3 months
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1月第4週
今週もおつかれさまでした。
今週はインドアなわたしには珍しく旅行記!
1/26-27で金沢旅行に行ってきました。
地震もあり行くかどうか直前まで迷ったけど、金沢は一部を除きほぼ通常通り&観光客が激減していると聞き、また車ではなく新幹線だったこともあり行くことを決めた。
初めての北陸新幹線・初めての金沢、ぼんちゃん(재민번)とともに。
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着いて即フォーラスのもりもり寿司へ。
この日までありあまる寿司欲を必死に抑えていたので欲望のままに食べまくった。
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写真の枚数制限すべては載せられないけど、旬の寒鰤や生のずわい蟹やのどぐろ、白海老、牡丹海老などとにかく全部がおいしかった!
食後はバスに乗って兼六園。
雪が積もっていて風情があった(地元のみなさんは大変でしょうが…)広々としたお庭を見て清々しい気持ちになったな。
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ぼんちゃんも気持ちよさそう。
兼六園周辺を散策したあとは近江町市場に行ったんだけど、閉じてるお店が多かった。
今回の旅行ではひとつ九谷焼の作家さんの器がほしくて、いろいろ見て結局近江町市場エムザ口にある「うつわ かきいろ」さんで櫻井千絵さんのお椀を買った。
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ポップな柄と色合いがすごくかわいい!軽くて使いやすいのもいい!
「うつわ かきいろ」さん、若手作家さんのかわいい作品がたくさんあるしカフェ利用もできるみたいなのでおすすめ。
そのまま歩いて尾山神社。金沢は名所が比較的固まっているから回りやすい。
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神門、和漢洋折衷で素敵だった…食事をした後にまた前を通りかかったんだけど夜はライトアップされてた。
すこし休憩したあと夜は「金澤 せつ理」さんへ。
今回はここでの食事を目的にきたと言っても過言じゃないので、心から楽しみにしてた!
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これも枚数制限で写真をすべて載せることが出来なくて悔しい!
茶碗蒸しに蟹味噌のシャーベットを載せたものとなまこのみぞれ和えの前菜にはじまり、白海老のもみじ粉(明太子)和え、鰆の燻製とバイ貝のお刺身、加賀蓮根の雲丹饅頭あんかけ梅肉添え(これおいしすぎて泣きそうになった)、数の子の烏賊巻きソイとずわい蟹のお刺身、のどぐろと海老芋に白子のソーストリュフ添え、寒鰤のしゃぶしゃぶ、赤蕪ズッキーニパプリカ林檎の糠漬け、蟹と舞茸ご飯(おかわりしました)、菜の花のお味噌汁、バナナの酢橘和えやよいひめデコポンのフルーツグラタンと品数も多くてぜーんぶおいしかった!今まで生きてきた中でいちばんおいしかった食事かも!久々にお酒も飲みまくりました。
お料理はもちろんご主人の河田さんと女将さんの人柄が良くていい思い出になったなー。本当に何もかもがおいしかったです。遠いから頻繁には来られないけど、また金沢に行く機会があったら絶対訪れたい!
1日目はそんな感じで終わり、2日目はひがし茶屋街からスタート。
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いつもならきっと人でごった返してるんだろうけど、切なくなるくらいすかすかだった。
朝はひがし茶屋街で軽く済ませようと思っていたので、きんつばで有名な中田屋さんの2階にある「甘味処 和味」さんへ。
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上生とお抹茶をいただき、まったりしました。
ふらふらひがし茶屋街周辺を散策して、お店を覗いたりしたあとは歩いてそのまま尾張町に向かい、お昼に予約していた「日々魚数寄 東木」さんに行った。
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ここもすごくおいしかったなー。特に鰤大根がとってもおいしかった!載せきれなかったけど(3回目)お造りも出てます。
昼食後は駅に向かい、のんびりお土産を買って新幹線に乗って帰宅。
1泊2日だったけど割とうまく回れて、行きたいところは行けた気がする。とにかく好きなものを食べた2日間だった!
冒頭でも言ったけど、直前まで迷ったけど行って本当によかった!人も優しく、ごはんもおいしく、景色もよく大変良いところでした。
まだまだ余震が心配ではあるけど、能登や輪島など地震による被害が甚大な地域が一刻もはやく復興し、また観光客がはやく戻ることを願います。
今年は無理のない範囲でインドアから脱却することを目標にしているから、仕事が落ち着いたタイミングでほかの県にも行きたいな。
旅行から帰ってきて引き現実に戻されてるけど、楽しいことを楽しめるように今週からの繁忙期もがんばって乗り切ります。
最後に今週よく聴いてた曲
Silk Sonic - Smokin Out The Window
また来週!
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curry-cook · 4 months
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1日数食日記
2024年1月1日(月)〜7日(日)
1/1 イトーヨーカドーでお年賀を買って、0:30に新年の挨拶をしに実家を訪ねる。お雑煮を食べてコーヒーを飲み3時間ほど滞在。ぐらっと家全体が大きく長く揺れたと思うと、なんと能登で震度7。年明け早々なんてことだろう。TVは全て地震報道に切り替わる。帰りがけに弟と電話で少し話しをしたら、インスタ投稿の件でちくっとピリつく。妻はおせちを食べたが、自分はお腹が空いておらずタッパーに詰めてもらい持ち帰る。帰宅後即それを食べて、歩いて駅前のトーホーシネマズへ向かい、楽しみにしていた『PERFECT DAYS』鑑賞。帰るとまだ地震報道。充実した一日だったがやはりやるせない。
1/2〜5 出勤。食事は人生初の発注おせちを少しずつ。それと妻が実家で作って持ってきてくれたおせちのお惣菜、それにお雑煮などを食べて過ごす。途中からシチューで、これもうまし。年始から物騒な、暗くなるニュースばかりが流れるが、それとはあまり関係なく仕事始めはしんどいしうまくいかない。毎晩一本U-NEXTで映画を観る。
1/6 有給休暇。朝から晩までU-NEXT漬け。合計6本。
1/7 休暇。朝から鎌倉へ。いつも停めている駐車場に停めると、「今日は停めてはいけない日ですよ。私たちは特別電話番号を教わってオーナーと連絡をとって許可されたけど」と隣に停めた中年夫妻に言われて動揺したが、親切な男性に電話番号がGoogleで公開されていることをうかがい、ちゃんと手続きを踏んで駐車できた。最近映画ばかり観ているせいか、ああいう夫婦って物語上必要なキャラかもな、と思えてくる。VERVEというカフェでお茶をして、初めて入る島森書店で松岡正剛『ルナティックス』を購入し、由比ヶ浜まで歩いてから戻り、御成通り→小町通りと散策して鎌倉を発つ。帰りに近所の百貨店に寄り、かつ福でいつもの牛カツ定食を食べ、新星堂で新入荷レコードを確認し、隣の八重洲ブックセンターで悩みに悩んで『ゴダール映画史(全)』購入。帰って『アステロイド・シティ』と『小さな兵隊』を観て就寝。
1週間色々あったが終わりよければ全て良し。
したこと
(★×1 = 傑作 ★×2 = 年間ベスト級 ★×3 = 人生ベスト級)
映画 
 1. PERFECT DAYS / ヴィム・ヴェンダース(トーホーシネマズ上大岡) ★★
 2. 絶好調 / ピエール・エテックス(U-NEXT)
 3. 幸福な結婚記念日 / ピエール・エテックス(U-NEXT)
 4. 破局 / ピエール・エテックス (U-NEXT)
 5. 愛しのタチアナ / アキ・カウリスマキ(U-NEXT) ★★
 6. 健康でさえあれば / ピエール・エテックス(U-NEXT)
 7. 真夜中の虹 / アキ・カウリスマキ (U-NEXT) ★
 8. 勝手にしやがれ / ジャン・リュック・ゴダール (U-NEXT) ★★
 9. パラダイスの夕暮れ / アキ・カウリスマキ (U-NEXT) ★
 10. まぼろしの市街戦 / フィリップ・ド・ブロカ (U-NEXT)
 11. 恋する男 / ピエール・エテックス (U-NEXT)
 12. ノマドランド / クロエ・シャオ (U-NEXT)
 13. ジャズ大名 / 岡本喜八 (U-NEXT) ★
 14. アステロイド・シティ / ウェス・アンダーソン (U-NEXT) ★
 15. 小さな兵隊 / ジャン・リュック・ゴダール (U-NEXT)
1週間で15本(超短編も3本含むが)の映画を観たのは人生で最多ではなかろうか。
今年初めて観たのが映画館で、しかも1だったことは幸せなことだった。この作品のおかげでもっともっと映画を観たいと思えたのかもしれない(年末に映画館で1日3本観たのももちろん大きいが)。
観たかったピエール・エテックス作品は、その完璧さにうならされるしギャグもおおむね本気で笑えたが、心に響くものは案外少なく、ここまで観た中では超短編の3が一番好きだった。
アキは『枯れ葉』が素晴らしかったこともあり、観ていない作品を観ようとまずは5を観たが、これが最初から最後までいい意味で呆気にとられ続けて、ひょっとするとこれが一番好きかもと思うくらい良かった。7、9も好きとしか言いようがない傑作だけれど、���いインターバルで観てしま��たことで印象が少し薄まった感がある。
ドミューンの長尺ゴダール特集が面白くて、そろそろ入門するかと8を観たら、これが皆が絶賛する大傑作か、と素直にこうべを下げるしかなかった。細かく観れば観るほど面白いんだと思うが、とりあえずどんどんサブスクで観れる他の作品を見まくろう、と今週最後にデビュー二作目15も観たところ、これも素晴らしい作品だしアンナ・カレーナだけでなく俳優皆んなが輝いているが、好みから言えばずっと8がまさる。
ずっと観たかった10。内容は抜群で傑作であることは疑いようもないのだが、リマスターの精度が高すぎて、その最近の作品のような画像に、感動が目減りしてしまったのが残念だった。そういうこともあるのだな、と知った。
妻もずっと観たかったとのことで観た12は、どうしても自分の老後に思いを馳せてしまい、適度な距離感では観られなかったように思うが、マクドーマンドはもちろん他にも魅力的な登場人物ばかりで、人を信じる気持ちを強くする作品だと思った。
13は初っ端からやばかったが、最後の10年早いアンダーグラウンドぶりに(狂気から言えば軍配はこっちに上がるかも)打ちのめされた。喜八作品もっと観たい。
ついに観た14は、世評よりずっとわかりやすくて、いわゆる眼福のウェス映画としてだけでなく、感動要素も滲ませる良作だった。いや、話の分かりやすさ(表面的にかもしれないが)からいえばフィルモグラフィー中かなり上位にランクする気さえする。戦場カメラマンの夫とその妻が対話する場面は、(設定は複雑だが)意外なほど胸が締め付けられた。
音楽
 1. Horses / パティ・スミス ★
『PERFECT DAYS』における#2のかかり方が最高だったので早速聴いた。想像していたよりずっとキュートな名盤。
 2. PERFECT DAYS (playlist by sumire)
 3. Metamorphosis / ザ・ローリング・ストーンズ
 4. My Golden Years - Single / The Lemon Twigs
 5. Absolute / スクリッティ・ポリッティ
 6. Cadillacs / The Regenades
 7. The Lilac Time / ザ・ライラック・タイム ★
 8. The Strange Underworld of the Tall Poppies / The Pearlfishers
 9. Draining the Glass : 1982-1986 / The Jazz Butcher
 10. オトナブルー - Single / 新しい学校のリーダーズ
 11. ケセラセラ - Single / 新しい学校のリーダーズ
 12. 言葉が尽きるまで待って / ランタンパレード
読書
 1. 源氏と漱石(千夜千冊エディション) ★
その他
 1. 100分de名著 100分de宗教論 (Eテレ)
 2. SUPER DOMMUNE 2023/5/24 「Nouveau DICTIONNAIRE francais」Chapitre5 “Jean-Luc Godard" 「ジャン=リュック・ゴダールの革命」 (YouTube) ★
ほぼ自分の知らないテーマで盛り上がる番組や書籍が好きなのだが、ゴダールはいずれ向き合おうと思っていたので勉強にもなった。長尺だったが電車の行き帰りの時間も使って一気に観た。
 3. ブギウギ 1/4〜5 (NHKプラス)
 4. 6時だよ!3345 (KBS京都Radio → radiko)
 5. 特別番組「モノミユザーン」ゲスト:細野晴臣 (NHK-FM→YouTube)
 6. 村上RADIO〜色んなお便りを読みながら大晦日〜 (TOKYO-FM → radiko)
 7. 「映画監督 是枝裕和のまなざし」 (鎌倉市川喜多映画記念館) ★
小町通りを歩いていて偶然知ったこの施設、こぢんまりしているが雰囲気がとても良く、こういう所で映画を観るのもいいものだろうな、と思った。いずれ観たいと思っていた『怪物』が翌日の昼間の上映で残念だったが、是枝監督展をじっくりゆっくり味わえて満足した。
購入
 1. ルナティクス / 松岡正剛 1,026円
 2. ゴダール映画史(全) / ジャン・リュック・ゴダール 2,530円
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disolucion · 1 year
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32 誕生日プレゼント
未成年を連れ回すのは問題ありということで一次会でお開きに。 パウラさんがハヤセさんにノダさんを送って行けと命令している。 サトウさんは錦糸町へ行くそうだ。 アドラさんはさっきの店のおじさんたちに戻ってこいと呼ばれている。
パウラさんたちのホテルはどこか尋ねると、 馬喰町だというのでタクシーを拾って送ろうとすると、歩くと言われた。 店の前でみんなと別れ、三人で歩き始めた。
昭和通りを秋葉原方面へ。蔵前通りのあたりでマリアちゃんが疲れたと言う。 結構大きいが背負えるだろうと思ってしゃがむと、首に跨って来た。 そっち?と思いつつ、頑張って立ち上がる。重い。 フラフラするけど肩車できた。パウラさんが感極まっている。 そのまま少し歩いたが、危ないので一度下ろして背中に乗せる。 秋葉原のあたりまで来ると、マリアちゃんは眠ってしまった。
子供が寝ると重くなる法則は、十五歳でも適用されることを知る。 神田川の手前で曲がって、清洲橋通りへ。川を渡ったところの児童公園で スースー寝ている彼女をそっとベンチに下ろして休憩する。
「パウラさんも疲れたよね。水買ってくるから待ってて」
すぐ近くの自販機で水を二本買って戻る。 一本渡して、川のフェンスに寄りかかり、水を飲む。
「ハナダさん、マリアに、ヤサしくしてくれて、ありがとう」 「サトウくんのほうが、しっかりお世話してたよ」 「カタに、ノせて、パパみたい。マリアの、オモいデに、なりました」
彼女の父親が誰なのか。ウルグアイの時からそこには一切触れない。 言わないんだから聞かない。きっと事情があるのだろう。
「ニホンの、オミヤゲ、これ、ください」
パウラさんはおれの髪を縛っているゴムを横からひょいと外した。 それを自分の手首につけて、自分の髪を縛っているゴムを外した。 抱き着くような恰好で腕をおれの後ろへ回した。酒の匂いと甘い匂い。 キングかよ、というぐらいに心臓が鳴っている。
「これは、ワタシからの、プレゼント」
さっき自分で外したゴムでおれの髪を縛った。 そして、スッと唇が重なった。 その瞬間、パチパチッと目の前に火花が散る。 前にもあったこの感覚。緊張して眩暈がしていると思っていたやつ。 脳みその奥が弾けている。ふつう脳みそが溶ける場面なのに。
唇を離して、彼女は言う。
「フェリス、コンプレアーニョス」
おれは三月生まれだった。でもなぜそれを… あ、カルテか。 この人には敵わない、そう思った。
「ムーチャス、グラシアス、パウラ」
頬にキスをした。精一杯の自分自身への抵抗。 その後、二人とも黙ってフェンス越しに、しばらく川を眺めていた。 神田川の流れは緩やかだけれど、足元はとてつもない激流だ。
流されてはいけない、流されてはだめなんだ。
―――――
翌朝、東京駅へ、東北へ向かうパウラ母娘を見送りに行った。
彼女たちが東京へ戻るとき、おれはもう東京にはいない。 おれが次に東京に来るときには、彼女たちは地球の反対側だ。 おいそれと「また会いましょう」なんて言えない。思ってはいても。 いつかまた会える日が来るように精一杯生きよう。 それまでどうか無事で。
「ボン・ヴォヤージュ!」そう言って娘、母と順番にハグして送り出した。
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silent19nights · 5 months
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2023.08.07〜09
京都旅行
前日はまったく眠れなくて、ほぼ寝てない状態で朝を迎える。今までにもよくあった、大事な予定があるときのアドレナリン効果?
予定よりもひとつ早い電車に乗り、乗り換え駅で何本か電車を見送る。通勤ラッシュということもあり、人が多い。電車のなかで恋人と合流。二人して寝不足でとろとろの目で向かう。想像以上にスムーズに進み、新幹線乗り場ですこし時間を持て余す。おにぎりをひとつずつ買い、新幹線に乗車。おにぎりを食べ、話しているとすぐに静岡に突入。やっぱり大きい〜などと話しているうちに眠くなり、眠る。あたたかい手に包まれて幸せをひしひしと感じる。これからの3日間へのたのしみが溢れて、自然と笑みがこぼれ落ちていた。
あっという間に京都に到着し、荷物を預けに宿泊先へ。まだまだ京都に来た実感が湧かないね〜などと言いながら、中心部を移動。ホテルはなんとなくで選んだわりにはとても良い場所で一安心。荷物を置いて、昼食をとりにうどん屋さんへ。かき卵うどんが沁みる。食後は鴨川へ。念願の鴨川を目の当たりにし、京都へ来た実感が一気にわく。鴨川の河川敷を恋人と歩くのが長らくの夢であったから、ふとにやけてしまい恋人に不思議がられる。暗くなってからもまた来ようね、と約束する。その後、白川通りや花見小路通りへ。いかにも京都らしい街並みに感激し、手を繋いでいろいろなところを散策。人の多さに圧倒されつつも、脇道に逸れると一気に人が減り、落ち着くねと言いながら歩く。小腹が空き、散策のはじめのころに見つけた甘味処へ並ぶ。なんとなく良さそうだね、と決めた入ったところ、二階のお座敷の部屋に通され、想像以上に趣のある店内に二人で興奮する。ずっとここにいられるね、などと話しながらわらび餅を注文する。今度はお座敷のある旅館みたいなところで、宿泊先に重きを置いた旅行もしたいね、などと話す。再び鴨川沿いを歩き、能面を探しに五条通りへ向かう。到着するも能面工房は展示がされておらず、すこし残念であったが、しょうがないかと切り替え、京都駅方面へ向かう。途中で東本願寺を見つけ、参拝する。大きな本殿に圧倒され、すこし休憩する。古くに建てられた建築物内は風通しがよく、何時間でもいられそうなくらいの心地よさに感動する。そろそろ出ようかといったころに、何人もの僧侶見習いのような人たちの波にのまれ、驚く。キッザニア的なやつ?とつぶやくと、バチがあたるよと怒られる。その後、地下鉄に乗り、ホテルでチェックインを済ませてすこし休憩。きれいなお部屋でまた安心。ひとつのベッドに3つも枕が用意されていて、枕投げするか!と話す。お互いアレルギー持ちだから死んでしまうぞ、と笑う。そんなくだらない話をしながらソファに横に並んで座って、室内で二人きりになることがはじめてだね、と触れ合う。長旅の疲れと寝不足で今にも眠ってしまいそうになり、夕飯をとりに餃子屋さんへ向かう。餃子屋さんではカウンター席に通され、二人並んで餃子を食べる。恋人が注文した黒いチャーハンは見た目に反してシンプルな味わいであとを引く。餃子は想像通りおいしかった。恋人の眠気がピークに達し、少し不安になるも、さっと食事を済ませ、約束していた夜の鴨川へ向かう。鴨川に到着すると、川沿いの床料理の飲食店の提灯や照明に照らされ、まだ少し明るく、河川敷に座って辺りが暗くなるのを待つ。その頃も恋人はとっても眠そうで何度もうとうとと持たれかかってきて���かわいらしかった。今日はいつもみたいに帰りの時間を考える必要はないんだね、と旅行ならではの喜びを噛み締める。そうも話しているうちにすっかり暗くなり、雰囲気のある情景に。いつもみたいに恋人がわたしの腕をふにふにと触り、愛おしそうに見つめてくれて、横にいられる幸せを感じる。お話をしたり触れ合ったりと存分に鴨川の雰囲気に酔いしれ、ホテルへ戻る。あまりそのつもりはなかったがたくさん甘えてしまって、甘えなれていなくてよくわからなくなりつつも、眠い時だけではなくていつもこうやって甘えてほしい、眠いときだけ?と言われ、甘えるのも悪くないかも、と思う。同時にいつもそういうことを任せきりにしてしまうことに反省。その道中、コンビニでアイスを買い、帰って食べようねと約束する。んたしのシャンプーの香りが好きだとずっと言ってくれるので、シャワーはあとに入ろうか?と聞くと、その香りがいっぱいになったシャワールームに入りたい、と照れながら伝えてくれたのでその通りにする。メイクを全て落とした状態で対面するのは不安だったけれど、その姿も肯定してくれてうれしい気持ちでいっぱい。そういえば、香りは覚えているしもうわかるよ、と教えてくれた。香りっていちばん記憶に残るよね。わたしもわかるよ。二人ともお風呂から上がり、アイスを食べて歯を磨く。寝る支度を済ませて布団に入るか〜などと言いながら、準備をしていると枕をぶん投げられる。わしゃわしゃとすこし遊んでいると、同じベッドで寝る?と一つのベッドに入る。ホテルを予約した時点でもこういうことは少しだけ考えてはいたけれど、恥ずかしくて、寝相が悪いことにして別のベッドにしたことを思い出す。シングルに二人はきついかな〜と思いつつも、くっついているのでぎりぎりセーフ。好きな人といっしょに寝るのってこんなに幸せなんだと漫画みたいなことを思う。あまりの近さに照れてしまって枕に顔を埋めてしまう。でもいつも寝る時もけっこう顔を枕に押し付けているような気もする。これまで、外でしか二人きりになれなかった分、存分にくっつき合える場を楽しむ。恥ずかしくて仕方がなくなるも、こっち向いてよと何度も囁かれ、見つめ合う。どんな人であっても、身体に触れられることは今まで苦痛で苦手だったのに、ゆっくり少しずつ、安心できるように触れてくれることへの感謝を伝えられてよかったな、と思う。
気がつくと朝で、それでもまだ二人とも眠たくて夜の続き。ワンピースだけになり、いつも嫌だと避けてきた脚を触られる。ぶにぶにだから、とよけるもそれがいいのと言われ、ならばよいか、と許す。そんな自分が単純すぎておもしろい。
よい時間になり準備を済ませ、朝食をとりにパン屋さんへ。外は前日と打って変わって暑く、蝉の鳴き声が鳴り響き、京都の夏を見せつけられる。パン屋ではお互いが好きなクロワッサンとわたしはカレーパン、彼は好きな大葉のパンとナッツのパンを選び、珈琲とともに店内でいただく。朝から優雅な時間を過ごし、旅行気分を味わう。
2日目は彼の行きたいところメインで回ろう、と決め、嵐山方面へ。その道中の電車は外国人観光客で溢れかえっており、代表的な観光地であることを再認識する。到着後はトロッコの乗車券を購入。トロッコはこれまた外国の方だらけで日本人のほうが少数なのでは、というくらい。トロッコか���見える景色は美しく、鹿がいるのも見えた。なかでもわたしはトロッコ保津峡駅の吊り橋がお気に入り。サスペンスドラマの撮影地にもなったと言っていたとおり、いかにも人が突き落とされそうな感じ。トロッコから下車し、竹林の道へ。竹って一日でものすごく伸びるから安易な気持ちで植えたらいけないんだよ、と教えてもらう。パセリも無限に繁殖するからだめらしい、よく知ってるね。竹林の道を抜け、渡月橋へ。恋人の念願の場所ということもあり、いかにもテンションが上がっている姿が見られて、こちらも嬉しくなる。お互いにインスタグラムのストーリーに投稿し、橋の下の川へおりる。彼は石を渡って中洲のようなところへ。その姿を動画に撮っているとこちらに気づいてにこにこ。かわいい。水切りをしたりふらふらしたりとなにやらたのしそうでよかった。その後は休憩がてら和菓子屋さんへ。わたしはみたらし団子、彼はわらび餅を注文し、店の奥にある椅子で食べる。良い雰囲気だね、と話す。嵐山を楽しんだあとは金閣へ。電車とバスを乗り継いで到着すると、いかにも大切にされていそうな雰囲気の鹿明寺に背筋が伸びる。拝観料と引き換えて渡されたチケットがお札のようになっていて、こういうのいいねと話す。金閣はほんとうにぴっかぴかでびっくり。特に写真で掲示されていた内部の最上階の壁や床が全て金箔で埋められた洗練された部屋が圧巻。足利義満の派手さに圧倒される。敷地内が一方通行に規制されており、人を避けて進まなくてよいことのストレスの少なさに二人して感じていた。進むと蝋燭や線香をお供えできる場所を見つけ、二人でストレス封じの線香を供える。効果があるといいな〜。金閣を見終えたあとは夕食のために京都駅方面へ。京都駅はやっぱり人が多い。いろいろと迷った挙句、夕食は地下街のお好み焼き屋さんで済ませることに。チーズが存分にかけられたお好み焼きが想像以上に美味しかった。ボリュームのわりにはおなかによくたまり、大満足。ホテルへ戻るには少し早かったので、夜の千本鳥居に興味が湧き、伏見稲荷大社へ。勝手に人が全くいないことを想定していたけれど到着するとそれなりに同じような人たちがいて、みんな考えることは一緒か、となる。やはり夜はライトアップされていることからきれいで、感動する。マップを見ると、最後まで行くとすると稲荷山を登頂することになるようで、全く想像がつかなかったがとりあえず行けるところまでいってみるか、と意気込み、千本鳥居へ。途中で花火の音が聞こえ、そういえび今日は琵琶湖の花火があるんだったね、と思い出す。はじめの方は連なった鳥居が魅力的でどんどんと進んでいけたが、途中から険しい坂道となり、それなりのところで引き返す。疲れたけれど手を繋いで散歩できてとってもうれしかったなあ。電車で烏丸御池まで戻り、コンビニで飲み物とヨーグルトを買ってホテルへ戻る。昨日と同じように順番にシャワーを浴びて寝る支度をする。昨日は持参のパジャマを着たが、今日は備え付けのほうにしてみようか、とお互い前開きの浴衣のようなものを着る。あたりまえのように同じベッドに入る。昨日のこともありより積極的ですこし驚く。気がつくと服を身につけていない状態になる。何度も綺麗だと言ってくれて恥ずかしいけれどうれしい気持ち。
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