Tumgik
#宮崎正弘の国際問題速読み
ari0921 · 9 months
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)7月22日(土曜日)
        通巻第7833号 
 米国務省高官のメールが中国にハッキングされていた
  手の内を先に読まれた可能性がある
******************************
ウォールストリートジャーナル(2023年7月21日、電子版)は、「中国とみられるハッカー(『ストーム0558』等)が、ニコラス・バーンズ駐中国米国大使の電子メールを攻撃し、数十万件の米国政府の機密メールが侵害された」と報じた。
 国務省の東アジア担当次官補ダニエル・クリテンブリンクのアカウントもハッキングされていた。中国のハッキングが、「バーンズ氏とクリテンブリンク氏の受信箱から、バイデン政権高官らの最近の一連の中国訪問計画に関する分析、デリケートな外交を展開中に米国の政策に関する内部会話を収集することができた可能性がある」とした。
 クリテンブリンク次官補は五月のブリンケン氏の中国訪問に同行した。このクリテンブリンク次官補、バーンズ註北京大使、ブリンケン長官は中国高官や習近平主席との会談に出席した。 
 ハッキングの手口はマイクロソフトのクラウド・コンピューティングの欠陥を利用して行われたらしく、マイクロソフトは侵害の詳細を発表せず、「調査を継続している」とだけ述べるにとどめている。
 他方、中国の国家公安部は21日に記者会見を開き、過去百日間のフェイク情報排撃などのキャンペーン期間中に、705000件の不正情報、偽造情報などをネットから削除し、21000のアカウントを閉鎖した、とした。
 
とくに2300の悪質なフェイク情報がネットで拡散されたため、削除するなど迅速は対応ぶりを強調した。
 ところでジェイムズ・キャメロンといえば映画「ターミネーター」、「アバター」「エイリアン」「タイタニック」の脚本兼監督として著名だが、画家でもある。そのキャメロンが23年7月20日の「CTVニュース」のインタビューに答えて、「AIが武器となれば、最悪の事態がおこる」とし、「1984年に製作した映画「ターミネーター」で予測した恐怖だ」と発言した。
7 notes · View notes
onibi-onibi · 5 years
Quote
深田萌絵『5G革命の真実』(ワック) @@@@@@@@@@@@@@  「三時間でわかる5G通信とITビジネスの未来」というキャッチだが、評者(宮?)がじっくりと読んでみても、横文字の連続する技術の説明部分はよくわからない。横文字と専門用語の羅列、結局、二回読んでも、難しい箇所は咀嚼できない。  というわけで本書を三回読む仕儀となった。 理工系の頭でないと、理解できないから諦めるかと言えば、そうではなく、本書は技術説明書ではなく米中戦争の技術覇権の舞台裏で展開されている諜報戦に重きを置いている。その文脈から外れないように、5Gの基本ラインを認識して読み直すと、いま欧米日が抱え込んだ難題が了解できる。 「中国製造2025」はトランプ政権に警戒ランプを灯らせた。だから習近平は三月の全人代では一言も「中速製造2025」に触れなかった。  ドイツは「インダストリー4・0」を推進すると宣言し、日本政府は「ソサイエティ5・0」である。 ならば米国は? 5G開発で中国に一歩か、弐歩の後れを取ったと焦燥感に苛立ちながらも実態が認識できた米国はいきなり「6G」に挑戦するようである。 4Gの現在、ほとんどの用は足りる。5Gになってもスマホのユーザーが取り立てて必要となる飛躍的利便性は、じつは「ない」。 5Gとは煎じ詰めれば通信規格であり、ならば米国は「次の次の」通信規格「6G」を先に開発すれば良いのである。 日本のメディアは米中冷戦を「5G覇権争い」という視点で捉えているが、筆者の深田女史は大胆な異論を唱えている。 すなわち「米中は通信技術のために争っているのではない。これは諜報インフラをめぐるグローバルな政治実質支配の覇権争いなのだ。近い将来、中国製5G基地局によって世界が中国共産党に実質支配されるインフラが完成するかどうかという瀬戸際にある」(74p)。 ここでようやく合点がいった。 5Gが必要なのは監視体制の強化、あらゆる個人データを管轄し統御する中国が必要としている技術であり、一般的商業レベルや工業用技術レベルでは、それほど必要な技術とは言えない、ということになる。 ▲中国がなぜ基地局に焦点を絞り込んだのか?  中国がもっぱら開発を収拾されているのが5Gのなかでも基地局であり、ここでデータを集め、解析するキイとするわけである。そのうえ中国は海底ケーブル網の構築にも力を注いでいる。  この要諦を本書は次のように恬淡として述べる。 「5Gは移動体通信の規格なのでターゲットは移動体(モバイル)になるのだが、スマホユーザーにとって、大容量のデータを一瞬でインターネットにアップロードする需要がそれほどあるとは考えにくい。ここにお裏の需要が存在する」   ならば、その隠された中国の目的とは?  「ありとあらゆるデバイス、コンピュータが持つデータを数秒で全て抜き取りたいという『個人情報を吸い上げようとするインフラを提供してほしい国』のニーズだ」(31p)。  深田女史の異色な分析は、グローバリスム時代の闇の繋がりがダークサイドにも深く浸透し、国際的なマフィアや、金融の詐欺集団にも狙われているが、台湾のIT業界がマフィア組織「青幇」と裏で連携しており、重要人物達の人脈がこんがらがっているという指摘がある。 この種の情報は香港、台湾あたりでよく耳にするけれども、こうした憶測的分析は裏が取れないので、評者らは記事にしない。 深田女史によれば、馬英九(前台湾総統)もTMSCもフォックスコンも裏で繋がっており、中国と緊密な連絡があるというのである。 英国がファーウェイの5G採用という英米同盟への「裏切り」に関して、著者が業界の情報から分析した部分も、えっと声をあげるほどに独自的である。すなわち英国は「中枢部分を除きファーウェイを採用する」としたが、現実の問題として、ファーウェイは英国に天文学的投資をしていること、立ち上げの段階ではMI6の元幹部がファーウェイに深く関与していた事実経過があり、逆に英国がファーウェイの情報をもぎ取ろうとしていたのではないか、とする。 また世界の半導体設計の80%を占める「ARM」社を孫正義が買収しているが、孫は果たして日本の国益のためにビジネスを展開しているのかとういう疑問が並ぶ。複雑怪奇、まるで次世代テクノロジー戦争は伏魔殿である。 このあたりの裏情報は本書に詳述されているので、ここでは省略する。 ▲欧州諸国の5G傾斜の読み方  肝要な部分は下記である。 トランプ政権が取引停止、ハイテク企業の買収阻止、スパイ摘発、インテルなどの中国への供給停止など一連の措置をとっているのは「競合を潰すために供給を絶つ」戦略の発動である。ところが中国はそれを見越して自製化を推進し、さらには台湾のファンドリー企業を駆使してきた。 そこで四月のホワイトハウスの会合でトランプは初めて「6G戦略」に触れた。 当面の中国主導の5Gつぶしに、「5G通信の高周波は、人体の健康に悪影響」というキャンペーンを始めたのだ。 環境保護とか異常気象に敏感な左翼やリベラル団体は、この呼びかけには応じる。 げんにベルギーは「市民はモルモットではない」としてファーウェイの5G不採用を決めた。だが、独英仏などは5G特許の五割をしめているため、米国のキャンペーンは時間稼ぎにはなっても決定的な効果をもたらすか、とうかは不透明である。 なぜなら既に欧州で60%の国々がファーウェイの5Gを採用を決めるという動かし難い現実があり、ファーウェイは気がつけば、欧州市場でノキアとエリクソンを市場で凌いでいた。 ファーウェイのスマホ、基地局などのビジネスで欧州ならびに中東で298億ドルを稼ぎ出した。 かように技術の善し悪しで勝敗は決まらない、 最後は政治力である。日本は半導体開発から5G開発で、お呼びではない状態となり、半導体業界はみごとに米国に潰された。技術力ではなく、政治力に敗退したのだ。 さてそれなら6Gとは具体的に何なのか? まさに深田女史の次のテーマである。
宮崎正弘の国際ニュース・早読み
9 notes · View notes
xf-2 · 6 years
Link
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成30年(2018年)6月21日(木曜日)          通巻第5729号  <前日発行> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  華為技術(ファウエイ)の「スマートシティ」システムに潜む妖怪   ネット監視の都市を中国は「安全都市」と呼ぶらしい ****************************************  日本ではまったく伝わらなかった。いや、中国の主要メディアも報道せず、ネットに流れたストライキのニュースは当局がさっさと削除した。だから中国の国民も大規模なトラック業者のストライキがあったことを知らない。  中国ではトラック運転手が連絡を取り合い、拠点は安徽省の合肥と四川省の成都だったが、全国一斉のストライキとなり、波紋が広がった。 これは6月8日の事件で、原因は「ウーバー」への不満が爆発したからである。  何故か?  ウーバーはタクシーの空車が近くにいれば、スマホで呼び出せる新しいネットシステムで、日本のように空車が多い国では普及しないが、中国で急成長した。その結果、バイク、レンタサイクルにも及び、ついにはトラック業界にも影響が拡がる。  たとえば荷物がある。出入りのトラック輸送業者より、近くに空車のトラックがあれば、簡単に呼び出して輸送を頼める。つまりダンピングも起こり、業界の秩序と取引慣行までが攪乱される。  悲鳴を挙げたトラック運転手たちが、ネットで連絡を取り合って一斉に同盟罷業を提案し。実際に未曾有のストライキが行われた。  ところがネットを監視している全体主義国家の中国においては、「社会の安定」と「経済発展」が優先され、いかなるストライキも禁止されている。 ただちに当局が介入し、弾圧し、指導者を逮捕する。ストライキ参加者も罰金刑か、あるいは解雇という悲運が待ち受けている。中国共産党というビッグブラザーが禁止していることに刃向かったからだ。  こうした弾圧の先兵として、大活躍し、委細漏らさずに、その監視をおこなう装置がファウェイの通信機器と施設なのである。 だから「スマートシティ」だ。「共産党独裁にとって安全な装置」を張り巡らせた功績がある。監視カメラなどでストライキ参加のトラックを特定し、顔面認識システムは、運転手の顔を割り出す。  弾圧から逃れる手だては望み薄だろう。  ▲ウーバー・ビジネスの殆どを中国共産党系企業が抑え込んだ  トラックのウーバー・ビジネスは当初、ふたつの私企業が運営していた。 2017年四月に突如、ファンドが買収し、これら二社を合併させて「ムンバン」という会社に統合された。 つまりこの合併は共産党系列ファンドが表向き実行したことになっているが、自転車のウーバーを買収した手口と同じであり、すべてのネットビジネスも国家の監視下におく措置である。 国民に勝手な行動を取らせ、ストライキなど起これば、そのエネルギーは突然、反政府暴動に発展することになり、中国共産党は不安で仕方がないのである。 独裁システムとは、つねに過剰な監視を行うものであり、嘗ての密告制度と寸毫の変化はない。新兵器を用い、ネットシステムさえも、独裁政治の武器化しておこうという思惑からなされているのである。  かくてネットシステムは、中国においては中国共産党の安全のために酷使されるが、国民の安全のためではないことがわかった。  中国ばかりか、ファウェイの通信機器は「スマートシティ・ソルーション・システム」と銘打たれて、ロシア、アンゴラ、ラオス、ベネズエラに輸出されている。  西側は公務員の無駄を削減し、効率を上げるための「e政府」を謳っており、ドイツなどでは一部試験的にファウエイのシステムを導入しているが、米国とオーストラリアは、厳密にファウエイの通信設備、機器、システムの導入を禁止している。      ◇◎○△み○○○○や△○○○ざ□△◇○き◎▽◇□  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    敗戦の直前にすべて焼却処分された筈の「秋丸機関報告書」がでてきた 戦前、陸軍は列強の経済比較を研究し、正確な情報分析をしていたのだった   ♪ 牧野邦昭『経済学者たちの日米開戦』(新潮撰書) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@  副題に「秋丸機関『幻の報告書』の謎を解く」とあって、これが本書の骨格を示唆している。 「秋丸機関」とは日米開戦を前にして、敵側に回りそうな米国、英国、ドイツ、そしてロシア(ソ連)の国力、その資源、人力、産業のインフラ等を精密に事前調査し、分析し、その国力、戦力を経済の視点から分析し、戦争の勝ち負けを大胆に予測した陸軍の『有識者会議』とでも言おうか。 表向き軍傍系シンクタンクといえるかも知れないが、創設を発案し、学者を動員して組織化した中心にいたのは岩畔豪雄である。  もとより秀逸な官僚だった秋丸次朗を満州から呼びよせ、正確な情報にもとづく情勢判断と戦争の予測を集中して研究させたのは岩畔豪雄だった。  かれの率いた岩畔機関とは、あの時代に「藤原機関」「南機関」とかが軍内に存在したように、諜報謀略機関だ。登戸研究所創設、陸軍中野学校創設、偽札技術の導入と青幇を使っての後方攪乱など、あらゆる日本の謀略に岩畔機関が関与した。    しかしこの秋丸機関は岩畔がつくらせた頭脳集団(シンクタンク)であり、ボスが岩畔だったというアドホックな組織である。  しかもメンバーには裁判で保釈中だった有沢広己や中山伊知郎、竹村忠雄など経済学者が多数、加わっており、その研究成果をまとめたペーパーは、日本の敗戦直前にすべて焼却されたとされた。  ところが、そのうちの一冊が有沢の死後に、かれの蔵書の中から見つかった。  幻とされ、焼却処分された筈の「秋丸機関報告書」がでてきたことは、研究者にとっては朗報である。 この発見で戦前の陸軍が列強の経済比較を研究し、正確な情報分析がなされていたことが分かったからだ。    その時代背景を著者はいう。  「多くの資源を輸入に頼る『持たざる国』日本が経済力を超えた軍事費支出を行うことで経済統制が必要となり、それは日中戦争により一層深刻になっていた。そのために資本主義原理そのものを変革し、公益優先の原則の下で『資本と経営の分離』を実行して私益を追求する資本家から企業の経営を切り離して国家の方針に従って経営する『経済新体制』の実現」が志向されることになる。(42p)  なんだか、この表現、いまの中国みたいである。  日米開戦にいたった場合、資源供給はうまく行くのかというシミュレーションがなされた。  「英米とソ連に対して宣戦を布告し南方を占領した場合の経済国力の推移予測(応急物動計画試案)を策定していたが、その結果は鋼材生産額は三分の二に減少し、民需は殆どの重要物資が五割以下に切り下げされるという悲惨はものだった」(66p)  ならばと秋丸機関で熟慮された提言とは、次のようである。  「対英戦略は英本土攻略により一挙に本拠を覆滅することが正攻法だが、イギリスの弱点である人的・物的資源の消耗を急速化する方略を取り、『空襲による生産力の破壊』『潜水艦戦による海上遮断』を強化徹底する一方で『英国抗戦力の外郭をなす属領・植民地』に戦線を拡大して全面的消耗戦に導き、補給を絶ってイギリス戦争経済の崩壊を目指す」。  そのうえで「アメリカを速やかに対独戦へ追い込み、その経済力を消耗させて『軍備強化の余裕を与えざる』ようにすると同時に、自由主義体制の脆弱性に乗じて『内部攪乱を企図して生産力の低下及反戦気運の醸成』を目指し、合わせてイギリス・ソ連・南米諸国との離間に努める」(92p)  なるほど、合理的戦略だが、机上の空論である。ま、学者の研究と提言というのはいつの時代にもそうしたものだろう。  そして秋丸機関の戦争の結果予測だけはやけに正確だった。  すなわち「長期戦になればアメリカの経済動員により日本もドイツも勝利の機会はない」、ただし「独ソ戦が短期で終われば少なくともイギリスに勝つことはできるかもしれない」(102p)。  さて本書の主人公は秋丸次朗だが、評者(宮崎)から見れば、かれは歴史の駒でしかなく、あくまで中心人物は岩畔豪雄なのである。 ところが本書では岩畔のことは数カ所でてくるものの具体的には殆ど触れられていない。そればかりか「日中戦争」とか「太平洋戦争」とか、左翼用語が無造作に使われているので、その認識の怪しさが伴うのだが、そのことは措く。 岩畔豪雄は昭和の裏面史を知り尽くしていたばかりか、ノモンハンからシナ事変、大東亜戦争の背後で獅子奮迅の活躍をなし、「大東亜戦争」の名付け親でもある。日米開戦回避のために渡米して交渉したのも岩畔だった。 戦後も隠然たる影響力を保持したが、特筆すべきは京都産業大学の創始者であること。  知る人ぞ知るが、京都産業大学は設立当初、受験生の人気が薄く、こんにちの就職率ナンバーワンという現実とは乖離がある。岩畔は、京都産業大学に今日出海、岡潔、桶谷繁雄、村松剛、小谷豪二郎、福田恒存ら錚々たる保守系文化人を教授陣に招いて、刷新を図り、その一番の愛弟子が佐藤政権下で、 沖縄返還秘密交渉の密使だった若泉敬だった。  じつはその若泉の関係で評者も何回か、この伝説上の人物と会ったが、三島由紀夫事件の直前、1970年11月22日に忽然と世を去った。  岩畔には戦後に数冊の著作がある。その代表作が『戦争史論』だ。「昭和のクラウゼウィッツ」とも言われ、学生時代に評者も読んだ記憶がある。  戦後の高度成長をささえた日本経済のエンジン「財界四天王」といわれた鹿内信隆、水野成夫なども、岩畔の弟子筋であり、児玉誉士夫なども、岩畔機関に出入りしていた。  この伝説上の謎の人物、昭和史を裏側で支えた岩畔の評伝を、著者に次回作として期待したいものである。      ◎◎◎◎◎ ◎◎◎◎◎ ◎◎◎◎◎ ◎◎◎◎◎  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1748回】                     ――「支那人は巨人の巨腕に抱き込まるゝを厭はずして・・・」――中野(4)   中野正剛『我が觀たる滿鮮』(政?社 大正四年)    △  「滿洲に遊びて政治經濟を談ずる者、必ず我が都督府、南滿鐵道會社、外務省の鼎立」する「三頭政治」を日本の満州進出にとって最大の障害だと批判するが、奉天での批判が最も激しい。それというのも、「三頭政治」の総本山が揃いも揃って奉天に在るからだ。  先ず「滿鐵の外交機關」である満鉄公所は、「多額の交際費、機密費を費して盛んに活動し、外務省筋の總領事館など眼中に置かざる」の勢いだ。 「支那人も亦日本官省」の尊大ぶった対応を嫌って「一切の交渉を擧げて滿鐵公所に持ち込む」。公所に控えるのは早い時期の陸軍支那通の1人で「敏腕の聞え高き陸軍少佐佐藤安之助」で、問題をテキパキと処理するから、愈々以て「支那人をして領事館を輕」んずることになる。  また都督府は「久しく支那通であるは中外の認むる」陸軍大佐守田利遠を擁している。「参謀本部に直屬して、滿鐵を冷笑し、總領事館を愚弄」する守田だが、実際に現地社会に入り込んで「適切なる調査」を重ねる点では彼の右に出る者はいない。 その点、「彼の巡査探偵等の怪しき報告」や「如何はしき新聞の切抜きなどを以て、表面の責任を果さんとする外務省系などゝ比較すべくもあらず」。昔も今も「如何はしき新聞の切抜き」・・・嗚呼。  総領事館は「民間受けの惡しきこと第一」ではあるが、満鉄のように「金錢を使ひ、大旦那然として支那人に接す」るほどの活動資金を持たない。都督府(参謀本部)のように「知識ある将校を處々に配布して、實際の調査をなさしむ」わけでもない。つまり「獨り領事館は滿鐵の金なく、参謀本部の人なく、動もすれば國民嘲笑の標的となりながらも」、なんとか「支那官憲を抱き込」もうとするが、本省は「例により愼重なる審議中とのみありて、何等の斷案を下さしめざるを常とす」。ここでも昔も今も優柔不断・・・嗟噫。  たとえば「南滿洲の利源を擔保として外國の借款を起こすは、我國将來の大陸政策に累を及ぼす事言を竢たず」。そこで「無能なりと稱せらるゝ我總領事」だが、関係各機関に掛け合って日本に有利に事を運んだが成約に至らなかった。外務本省は尽力したが「大蔵省の反對」に遭ってしまって計画は頓挫。閣内不一致なら「其責は直接山本首相にあ」るはずだが、非難されるは外務省であり出先の総領事館だ。金欠症は外務省の業病・・・嗚呼。  ���局、鼎立する3機関のなかで総領事館が無能呼ばわりされるのは、「其本元たる参謀本部と、滿鐵と外務省との中に於て、最も外務省が無能なるに因れり」と。そうか、この時代、すでに国益毀損の要因は「最も外務省が無能なる」がゆえだったのか。呆れ果てた外務省の伝統といっては、はたまた言い過ぎか。いつから無能になったのか。  満州における三頭政治とは言うが、「都督府は領事を壓せんとし、領事は都督府に拗ねんとし、而して滿鐵は又都督府と領事とを無視せんと」しているのが実態だ。つまり関係機関相互に「適當なる聯絡なく、各自の計畫互いに齟齬矛盾して、我大陸經營の妨害となる所以のものは、我中央政府に定見なく、各省を統一して、一大方針に向つて進ま」せることが困難になっている。 「無定見、無方針、不統一」ではあるが、一たび政府が根本方針と確立したからには「各省及び其關係機關をして違ふあるを許さゞらしめば」、三頭政治を超越する統一した満州政策が実行できるはずだ。  なにやら、ここにみえる中野の指摘は「我中央政府に定見なく、各省を統一して、一大方針に向つて進ま」ない現在の日本における対外政策にも通じるように思える。だとするなら、これはもう特定の時代にのみ発生した問題というよりも日本政府のみならず、その政府を支えるべき日本人の振る舞いに起因すると考えざるを得ないだろう。  中野は日本政府が「無定見、無方針、不統一」だからだけでなく、「關東州及び滿洲」が「支那の領土にあらず、又日本の領土にあら」ざるから国益を守れないとも訴える。
5 notes · View notes
sasakiatsushi · 6 years
Text
「批評」はいま、どこにあるのか?(ないのか?)
(「クイックジャパン」連載「イズミズム」第七回)
 7月の29日と30日の土日二日間、渋谷のアップリンクファクトリーで、「第一回批評サミット:批評家トライアスロン!」なる催しを行なった。これは(以下、告知テキストより)音楽、映画、文学、サブカルチャー、ネット言論、アダルトビデオ等々、様々な分野で「批評」の最前線に位置する顔ぶれを一堂に集め、バーリトゥード的にライブで生批評を繰り広げる、5時間×二日間=計10時間に及ぶ前代未聞のトーク・イヴェント」ということで、何を隠そう(?)、今まさにその二日目を終えて帰宅したところなのだ。今回は、最初は大塚英志氏の何冊かの近刊について書こうと思っていて、でももう少し考えた上でと考え直して、続いては仮称「ニュー・ニューアカ」なるものについて書いてみようと思いつき、かなり書き進んでもいたのだが、急遽、やっぱりこのイベントのことを書きたいと思う。  7月の末、よりにもよってフジロック・フェスと同日程で(笑)、なにゆえにわざわざ、このような「前代未聞の」試みをやることになったのか、実際的な経緯は、まあ色々とあったのだけれど、僕はかねてから一度こういうことをやってみたいと思っていた。  「批評」という言葉の意味するものは色々とあるだろうし、僕自身にも明確で厳密な「批評」なるものの定義付けがあるわけでは必ずしもないのだけれど(先回りして書くなら、むしろそれを知るための足掛かりを得られたらというのが今回の動機のひとつだった)、これはまさしく本連載で廻り道をしながら問いつつあることとも繋がっていると思うのだが、たとえば「音楽批評」があり「映画批評」があり「文芸批評」があり、というような、個々のジャンル=表現形態の領域ごとにおいて、定義はともかくも「批評」と呼ばれるような営みが、現在、誰に、どのように必要とされているのか?、あるいは、そもそも「批評」と呼ばれ得るような営みは必要とされているのか?、それは必要なものなのか?、といった問題について、実際にそれぞれの「批評」の現場に居て、読者としての僕から見て際立って意識的な活動を継続していると思える書き手の方々に一堂にお集りいただいて、彼(女)らの考えを是非聞いてみたい、という気持ちが、以前からあったのだ。断っておくが、この問題は、いささかも理念的なものではなくて、徹底してアクチュアルな問いである。つまり、今、他ならぬ今、「批評」とはいかにして成立可能なのか?、ということなのだ。  また、個別的な専門分野=プロパーに関わる「批評」であっても、それが本質的なものであれば、必ずそのプロパーの「外部」と接触せざるを得なくなっていくものだと思うし、そのプロセスの中で、プロパーの限定自体が無くなっていくことだってありえる。もうひとつ、これは僕自身の経験も踏まえて言うのだが、ただ何事かについて自分の考えたことを言葉を用いて書けば、その出来はどうであれとりあえず「批評」ではある、という幸福な(?)時代はおそらくとっくに終わってしまっていて、常に必ずそうである(べき)というわけではないにせよ、それなりに筋を通して「批評」をしようとするのなら、それはなかば必然的に、何らかの意味での「実践」的なるものへ繋がっていかざるを得ない、ということも事実だと思う(よく言うことだが、HEADZがやっていることは、コンサートやツアーのプロデュースも、雑誌FADERの刊行も、CDレーベルも、すべてが僕にとっては「批評」の一環である)。そうしたことどもについても、自分以外の色々な意見を聞いてみたかったのだ。  今回、参加していただいた八名の方々は、いずれもそれぞれのジャンル/プロパーの最前線で活躍されている書き手である。以下、いまだ記憶に生々しい二日間のドキュメントを記してみたいと思う。  初日のトップバッターは、吉田アミさん。「ミュージシャン/ヴォイス・インプロヴァイザーとしての国際的な活動の一方で、人気はてなブロガーでもあります。また最近は、各種雑誌などへの寄稿も精力的に行なっています」(告知に僕が書いた紹介文より。以下同じ)。まず早速、「人気はてなブロガー」って何よ?、というツッコミから話はスタートした(笑)。それを言うなら「はてなダイアラー」でしょ!、と。その通りでした。彼女がインターネットにサイトを開設したのはけっこう昔で、最初は自分がネットを廻って見つけた面白いネタをストックするために始めたのだが、次第に自分の身辺雑記や思考のメモみたいなことも書くようになった。彼女が「人気はてなダイアラー」になったのは、何と言ってもそのブログ(http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/)における、その時々の精神状態がそのまま転写されてるかのようなアップダウンの激しい文体のユニークさと、そこで開陳される様々な意見の常識や通念とは違った意味での真っ当さによるものだと思う。はてなを含むブログの登場は、既存の紙媒体とは異なるライターのリソースを供給するようになったが、彼女はまさに「はてな」が生んだスターのひとりだと言える。今回のゲストの中では異色の存在かもしれないが、僕が彼女と話したかったのは、いわゆる「ネット言論」における倫理について興味があったからで、誰もが自由に自己を表現し自説を吐露できるインターネットという場所だからこそ、自分の言葉が、以前なら決して出会うことのなかった筈の「他者」たちにちゃんと通じるためには、ある種辛抱強い態度表明と、時には思い切った振る舞いも必要なのだ、ということを教えていただいた。コメント欄やトラックバック、キーワード検索などの機能が充実したはてなのようなコミュニティにおいては、いささか乱暴に言ってしまえば、多少の文才と戦略さえあれば、ちょっとばかり目立つことはさほど難しくはない(と僕は思う)。だが、ブログでのプレゼンテーションを超えて、今やオフラインでの文筆活動も次々と行ないつつあるアミちゃん(と急に愛称)には、才能や資質はもちろんのこと、書き手としての覚悟と自省もきっちりと備わっているのだとあらためて思った。  「雨宮まみさんは、現在、極めてエネルギッシュな取材・執筆を行なっている注目のアダルトビデオ・ライターです。色々な意味で「批評」という行為が成立しにくいAVというジャンルにあって、愛情と文章だけを武器に、業界への疑いや自分自身への迷いも混みで奮闘している姿に感銘を受け、是非お話してみたいと思いました」。豊田道倫『東京の恋人』について書いてくれたことがきっかけで僕は雨宮さんの存在を知った。彼女のはてなダイアリー「雨宮まみの「弟よ!」」(http://d.hatena.ne.jp/mamiamamiya/)を読むと、AVという「売れる/売れない」イコール「抜ける/抜けない」イコール「良い/悪い」イコール「要る/要らない」という等式が極めて強力に現前している世界にあって、「批評」という行為を成り立たせようとすることの困難と、それでもやるのだという「覚悟」が伝わってきて、僕にはそれが「音楽」において生じていることと同様だと思えた。抜けない��売れないAVは不要だという資本の論理は、そんなAVについて書かれた言葉の必要性も当然、揺るがす。雨宮さんの話では、それどころか今やAV情報誌は次々と廃刊し、書く場所自体が消滅しつつあるのだという。AV誌の編集者からフリーライターに転身した彼女にとって、これは死活問題である。AVを愛し、AV業界に愛着を感じながらも、自らの書き手としてのサヴァイバルも考えていかざるを得ない雨宮さんは今、彼女の言葉で言うと「一点突破」を狙っているのだという。遠からぬ内にAV以外のジャンルで、雨宮まみという名前を見かけることになるだろう。その堂々たる話しぶりと同じく、彼女の言葉は毅然として高潔で、ブレのない視座と説得力があり、それでいて人間味に溢れてもいるのだから。  「更科修一郎さんは、コミック、アニメ、ゲームなど、いわゆる「オタク文化」の最先端に編集者、批評家として携わっておられます。氏の論考は、雑誌「新現実」「ファウスト」「ユリイカ」等で読めます。また『嫌オタク流』(太田出版)では、中原昌也と高橋ヨシキのお二人を聞き手に「オタク」のメンタリティについて語っておられます」。更科さんとのお話は、いわゆる「おたく(80年代)」と「オタク(00年代)」の中間に位置してしまった(つまり「90年代」の)、ひらがなとカタカナの間くらいの世代であるがゆえの苦悩、といった所から始まった。同じOTAKUという発音を持ちながら、両者の断絶は深い。基本的なメンタリティとしては先行世代に近いけれど、おたくのようなバブル期のイケイケ感もその後の挫折/ルサンチマンも共有しておらず、資本の欲望に従順な「動物」と化すことによって内省を欠落させたオタクを嫌悪しながら、しかしメディアの送り手のひとりとしては彼らを相手にするしかない更科さんは、色々あって編集者業は開店休業中、ライターとしてもその「覚悟」ゆえに苦しい状況に陥りつつあるようだ。「おたく」と「オタク」に共通するのは「自己承認ツール」として作品や言説を必要とする脆弱さにある、と更科さんは言う。明晰な論理と的確な言葉の用い方は、個人的な快不快の延長か、でなければ空疎な理論構築に走りがちなOTAKU論が圧倒的に多い中で、とても貴重なものだと思う。更科さんのHPは、http://www.cuteplus.flop.jp/  「仲俣暁生さんは、元「本とコンピューター」誌編集長で、現在はフリーランスで編集と文筆業をなさっています。最近は文芸評論の分野での活躍が目立っています。著書として『極西文学論』(晶文社)など。また僕もインタビューイとして末席を汚させていただいたインタビュー集『ことばの仕事』(原書房)が発売中です」。アミちゃんや雨宮さんと同じく「人気はてなダイアラー」でもある仲俣君は、さすがに初期からネット関係の仕事に携わってきただけあって、ブログというものの有効性と限界を知悉した上で、自分のしたいこと/すべきことを着々と積み上げていっている。足の早いプレゼンテーション・ツールとしてのブログを活用して、その都度の関心の所在や作業仮設などを次々と発信している彼は、そのノーブルな文体とクレバーなロジックで多くの「他者」たちの信頼を得ている。僕と彼は同年齢で、いわゆる「おたく=80年代」世代なのだが、ある程度、世代的な共通項として、ほとんど刷り込みのようにして体得された個人主義というものがあると思う。しかし彼は自閉を自認している(?)僕とは違って、個人主義を基盤にした上での「他者」との連帯や共闘の可能性を、おそらくは今こそ探り出そうとしつつあるのではないかとも思った。文芸評論における彼の立ち位置も明快だ。彼は自分は「文学」ではなく「小説」にコミットするのだ、と言う。旧態依然とした純文学とエンタの対立など完全に無効だと。義務感や責任の意識ではなく、あくまでも自発的で個人的な動機によって言葉を生産する姿勢は、とても清々しい。http://d.hatena.ne.jp/solar/  二日目の最初は大谷能生君。「かつて「エスプレッソ」というマニアックな同人誌の中心人物のひとりで、近年は菊地成孔氏との一連のコラボレーションで非常に有名な、新進気鋭の批評家です。またミュージシャンとしての活動も旺盛に行なっています」。菊地さんとの「ジャズ」関係の仕事や、また遂に上梓された川崎弘二氏との巨編『日本の電子音楽』もそうだが、彼は「歴史」を証立てる資料や文献を精査して、その構造や系譜学を把握した上で、しかしそれを教条的に受け取るのではなく、いわば批評的なフィクションのコンテクストとして利用しようとする。ひとりの書き手としての大谷能生は、まだその最初の一歩を踏み出しつつある段階だが、人柄のチャーミングさも相俟って、既にしてスターの兆しがある。未発表のテキストが単行本三冊分はストックされているということなので、ぜひ出版社の方々は連絡を取ってあげてほしい。早いもの勝ちですよ(笑)。また、ミュージシャン大谷は批評家大谷の実践ヴァージョンではないし、批評家大谷が音楽家大谷がやっていることを理論づけるのでもない、という良い意味での二つのペルソナの分離の話も、とても興味深かった。一年限定の彼のブログは、http://wikiwiki.jp/wikiwikiwiki/  「三田格さんは、現在は「スタジオボイス」と「REMIX」を主要な媒体として書かれている音楽ライター/編集者です。情報や知識だけには還元されない、真に読むに足る個性を有した文章を「音楽」について提示し得ている、数少ない書き手のひとりだと思います。また最近は「小説」に関する文章や発言も多いです」。ひねこびた読者の中には、佐々木敦と三田格を対立項として考えたがる人もいるのかもしれないが、僕は三田さんのスタンスには敬意を持っているし、たとえば「ユリイカ」の野坂昭如特集に寄せられた文章には、とても共感した。まず「批評サミット」に呼ばれて来てしまったが、自分のやっていることは「批評」ではない、という点について、とても明瞭に考えを述べていただいた。ある作品に関して、それをまだ受容していない読み手に対して書くことと、すでに受容した者に向けて書くことは違う。「批評」とは後者なのであり、自分のしていることの大半は前者すなわちプレビューなのだ。同じく情報誌で長く仕事をしてきた僕も似たようなことをずっと考えていたので、非常に腑に落ちた。また、「批評」とは価値判断のマトリックスを作って個々の作品をその内に置いてゆく作業だと思うが、自分にはそれは出来ない。ただ出会ってしまったものに言葉を与えていくだけだ、という一見、こともなげな、しかしよく考えれば実に「倫理」的な姿勢にも感じ入るものがあった。三田さんの話し方は、その文章と同じく不思議なドライヴ感があって、どんどん話が逸れているようでいて(ご自分でもそんなエクスキューズを言いつつ笑)、でもちゃんと深い所で繋がっている感じがして、やはりお話を聞けてとてもよかったと思ったのだった。  「樋口泰人さんは、映画評論家として『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』(青土社)等の著書がありますが、近年は自らboidを主宰し、編集・出版、上映、配給宣伝など、幅広い活動を行なっておられます。僕は勝手に、氏がboidでなさっていることと自分がHEADZでしていることは、とても似ているという印象を持っています」。「批評」から「実践」へ。ほとんど乗りかかった船の連続のような運命(?)の悪戯によって、今や映画配給までこなすようになってしまった樋口さんだが、かつて近しくさせていただいていた頃の印象としては、不可視のエネルギーとポテンシャルに満ちた、しかし表向きは相当に強度の高い「無為の人」という感じであったので、最近の大車輪ぶりには正直驚くことしきりだった。しかし淡々とした語りぶりの中にも、上手く表現するのがむつかしいのだが、いわばギリギリのミニマムな責任感とでも呼べるような核が感じ取れて、日本映画と日本の映画批評は、樋口泰人という存在を持って、ほんとうによかったと思えた。先の紹介ではboidとHEADZをつい並べてしまったが、樋口さんが傷だらけになりながらしていることは、好きなことをやり続けながら、ただそれをやり続けるために知恵を絞ったり、それなりに苦労したりする、という程度のことではない。これはやはり「映画」というモノへの「愛」がなければ到底出来はしないことなのだ。http://boid.pobox.ne.jp/  「前田塁(+市川真人)さんは、単行本化が待たれる長編評論「小説の設計図」や「ユリイカ」等で活躍中の文芸評論家です。また氏と一心同体の市川真人さんは、現在はフリーペーパーという形態で継続している「早稲田文学」の編集者でもあります」。まず前田塁さんが、虚構の固有名としての「前田塁」というプロジェクトについて、そのプログラムと現状、そして将来の展望について語られた。ご自分の実体を用いたテクスト論の実践とでもいうべき野心的な試みの今後を固唾を呑んで見守りたいと思う。とりわけ「小説の設計図」における前田さんは、若手文芸評論家としては珍しく(?)悪口の切れ味が非常に鋭くかつ巧妙で、この人に絡まれたらヤダなあと思う小説家は多いだろうな、と思わず心配になってしまうのだが、優秀さや誠実さによってのみ評価されるよりも(それは無害な「批評」でしかない)、物議を醸す言葉を紡ぎ差し出す芸と度胸を持った前田さんのような方こそが、現在の「文学」には必要だと思う。と思っていたら本職(?)は博打打ちだと聞いて妙に合点がいった。一方、「WB」のマネージャーとしての市川さんは、「制度」としての、いや「機構」としての、という方がより正確かもしれないが、そのようなものとしての「文学」の延命にコミットしていて、その献身ぶりは「映画」の樋口さんとも相通じるものがあるのだが、柄谷行人の「近代文学の終わり」をワセブンに掲載し、「文学=不良債権」説の大塚英志とも連繋しているあたりは、樋口さん同様、ただの「愛」の人というわけではもちろんなく、いやむしろ現在の状況においてなお「愛」を貫こうとするがゆえの、ある種のしたたかさも兼ね備えているのだと思った。  各日の最後には、その日の出演者たちによるディスカッションも行なった。実は雨宮さん、更科さん、前田(+市川)さんのお三方とは初対面だったのだが、とにかくどの方のお話も素晴らしく刺激的で、全部で十時間の長丁場と言いながら、気持ち的にはあっという間に終わってしまい、はっきり言えば、全然時間が足りなかった(出演者の中からも「次は24時間やれば!」という冗談が出たほどだった笑)。もちろん、この試みによって「批評」に関する最初の問いが完璧に解明されたわけではない。だが、少なくとも彼(女)との会話は、しかしそれでも「批評」は在る、という事実を再認識させてくれたし、それは僕にとっては、やっぱりとても元気の出ることだったのだ。今回の経験を踏まえて、また僕も書いていこうと思う。
3 notes · View notes
carguytimes · 6 years
Text
「e-POWER」効果で日産・ノートが2017年のコンパクトカー販売台数ナンバー1を獲得
セレナにも搭載されたほか、今後搭載車種を増やすとしている日産自動車のシリーズハイブリッドの一種である「e-POWER」。 日産は、同社のコンパクトカーのノートが2017年度(17年4月‐18年3月累計)の日本国内販売で131,119台(前年比105.8%)を記録し、コンパクトセグメント(総排気量1600cc以下の小型・普通乗用車)のランキングで1位になったと発表しました。なお、2018年1〜3月は3か月連続で登録車販売ナンバー1を記録するなど、好調を維持しています。 なお、ノートが登録車ナンバー1を獲得した主な都道府県は下記のとおり(括弧内は前年比)。 北海道…6,134台(119%) 岩手…1,389台(121%) 秋田…1,796台(126%) 山形…1,760台(124%) 神奈川…11,677台(138%) 静岡…5,495台(140%) 島根…1,004台(143%) 高知…776台(141%) 長崎…1,376台(146%) 大分…1,633台(143%) 宮崎…1,265台(150%) 完成検査不正問題がなければさらに台数を伸ばせていたのは確実でしょうが、エコカーのあり方やマーケティング戦略に一石を投じたのは間違いないでしょう。日産もコンパクトカーでナンバー1の座を獲得できたのは「e-POWER」効果だと明言しています。 同シリーズの100%モーター駆動ならではの力強くスムーズな走行性能と優れた静粛性に加え、アクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速までを意のままに行うことができる「e-POWER Drive」の利便性が高く評価されたと分析。なお、ノート購入層のうち約7割が、e-POWERを指名しているそうです。 ほかにもノートには、2017年9月に、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの運転負荷を低減する「インテリジェント クルーズコントロール」、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に警報によって運転者に注意を促すとともに、車線内に戻す操作を支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を新たに採用。こうした先進技術も評価されているようです。また、やや長めの全長を活かしたノートの美点である後席の広さなども高得点を稼いでいると思われます。 (塚田勝弘) あわせて読みたい * 日産・GT-Rの正規輸入を開始。販売価格は日本円換算で約4600万円!【バンコク・モーターショー2018】 * 日産自動車、先進クロスオーバーEV「IMx」の世界市場投入を決定! * タイで正規販売がはじまったR35GT-R。日本仕様にあってタイ仕様にないものとは?【バンコクモーターショー2018】 * 他のSUVでは味わえない走りで人気の、特別仕様車「ノート シーギア」ってこんなクルマ * 【ニューヨーク国際自動車ショー2018】新型・日産 アルティマ(日本名ティアナ)が世界デビュー http://dlvr.it/QNbNyc
0 notes
shibaracu · 4 years
Text
● 源 氏 物 語
本文を入力してください
◆源氏物語 これだけ世に知れ渡っていて謎の多いものは無いだろう。 題名一つ定かでない。 二部構成説、三部構成説 或いは四部構成だというものまで入る。 帖数も54帖説が一般的で居なる説を解く人もいる。 巻名も その巻の中で使用されている言葉に由来するもの。 他の巻に見える言葉に由来するもの。 など諸説がある。 成立・生成・作者に関する諸説有る。 源氏物語60巻説 まで飛び出している。 これだけ有名なだけに動機も解からない部分があるという。 「もののあはれ」論がこれに重なる。 藤原氏と源氏の覇権争いの様も呈している。 いろんな人物や事柄を調べてきたけれども こんなのはなかった。 日本は謎の多い国であることは確かなようだ。 だから国学者は面白くてしょうがないのだろう。 はっきりしなければソレを野心として金儲けにも走るものまで出てくる。 考古学などもそういうたぐいの人は沢山居るようだ。 何年か前に捏造して捕まった教授が居たけれども自分の中の鬱憤などを 晴らすためにしたようだ。 学会というところはドコモかしこも個人主義が多いのではないかな。 認めて欲しい 認められないと何か事起こす。 人間らしくて良いけれども度が過ぎると御用学者に成り下がってしまう。 人が社会で生きるのは大変。 大変だけど 者の大切さだけは何時も肝に銘じていて欲しいものである。 素人は解からないものがたくさんあったほうが楽しいものだけど。
一度みなさんもこの妖艶と言うか奥の深い物語に一度足を踏み入れてはどうかな。   ● 5分でわかる源氏物語!紫式部が描く平安時代の貴族社会を解説 2017.10.27 https://honcierge.jp/articles/shelf_story/4808 世界最古の長編小説とも言われる『源氏物語』。 光源氏を主人公にして、作者の紫式部は何を描きたかったのでしょうか。 ただの平安貴族の恋愛ストーリーだけではない、 『源氏物語』を知るための本も合わせて紹介します。 『源氏物語』は平安時代中期の1008年頃に成立した長編小説。 20ヶ国以上の言語に翻訳され、世界的にも高い評価を受けています。 作者は女性歌人で作家の紫式部で、 『源氏物語』は彼女が遺した唯一の物語作品です。 およそ70年間におよぶ時代を描き、文字数はおよそ100万、 タイトルのみの「雲隠」を含めて全54帖(巻)から成っています。 (巻数については諸説あり) 登場人物は500人ほどで、彼らの心情に即した795首の和歌が詠まれており、 全帖が紫式部による執筆ではないのではないかという説もあります。 これも諸説ありますが、3部構成と考えるのが一般的です。    第1部:「桐壺」から「藤裏葉」まで。主人公光源氏の誕生と栄光を描いている。    第2部:「若菜」から「幻」まで。光源氏の苦悩と老いを描いている。    「雲隠」:タイトルのみで本文は無し。光源氏の死を示唆している。    第3部:「匂兵部卿」から「夢浮橋」まで。光源氏の死後を描いている。 第3部の最後の10帖は宇治を舞台としており、「宇治十帖」とも呼ばれています。 各帖は1帖完結の構成で、その集合体として長大な物語ができ���がっているのです。 光源氏と女性の���の物語を中心に、紫式部から見た貴族社会に関わる 女性の苦労話、藤原時代の摂関政治などが描かれています。 平安時代の公家文化の遺産とも言うべきこの物語は、 多くの現代語訳がされています。 明治から大正時代にかけては与謝野晶子、昭和に入ってからは谷崎潤一郎など、 著名な文豪も手がけました。 また現代語訳以外にも、現代風に書きかえられた小説やコミックなど、手に取り やすいものが増え、気軽に平安時代の貴族社会に触れることができますよ。   ●源氏物語|日本大百科全書・世界大百科事典 - ジャパンナレッジ https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=17 平安時代中期の11世紀初め、紫式部によって創作された長編の虚構物語。 正しい呼称は「源氏の物語」で、 「光源氏(ひかるげんじ)の物語」「紫の物語」「紫のゆかり」 などの呼び方もある。 後世は「源氏」「源語」「紫文」「紫史」などの略称も用いられた。 主人公光源氏の一生とその一族たちのさまざまの人生を70年余にわたって構成し、 王朝文化の最盛期の宮廷貴族の生活の内実を優艶(ゆうえん)に、 かつ克明に描き尽くしている。 これ以前の物語作品とはまったく異質の卓越した文学的達成は、 まさに文学史上の奇跡ともいうべき観がある。 以後の物語文学史に限らず、日本文化史の展開に規範的意義をもち続けた 古典として仰がれるが、日本人にとっての遺産であるのみならず、 世界的にも最高の文学としての評価をかちえている。 [秋山 虔]   ●源氏物語について - 和子/源氏物語 http://wakogenji.o.oo7.jp/sonota/genjimo.html 源氏物語は、平安時代中期1000年頃に、作者・紫式部によって書かれた世界最古の長編小説です。 その内容は、帝の御子でありながら源氏という臣下(ただ人)の身分に落とされ、皇位継承権を失った皇子(光源氏)の王権復活の物語で、当時の王朝貴族の華やかなりし時代を背景に語られています。  世界最古の長編小説「源氏物語」入門 http://wakogenji.o.oo7.jp/index.html 「和子/源氏物語」へ ようこそ http://wakogenji.o.oo7.jp/sonota/hajime.html   ●「紫式部の人生と源氏物語」(視点・論点) | 視点・論点 | 解説 2016年08月26日 (金) http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/251517.html 『源氏物語』は、天皇の息子・光源氏を主人公に、貴族たちの愛と人生を描いた長編小説です。物語は光源氏の誕生前から死後まで七〇年以上にわたり、登場人物は数百名に及ぶ大作であるとともに、文章の美しさ、盛り込まれた教養の豊かさ、人間洞察の深さなどにより、今なお日本文学の最高峰といわれる作品です。   ●女の大戦略! 紫式部が「源氏物語」を書いた切ない理由 | コラム ... https://www.tm-office.co.jp/column/20160328.html 2016/03/28 そこで今回は、切ない想いが約100万文字、54帖にもわたって綴られた日本最古の(世界最古とも言われている)大長編恋愛小説「源氏物語」に秘められた、千年の謎に迫ってみたいと思います……なんて言うと、きっと多くの源氏物語ファン ... ・ない想いを抱いたら「源氏物語」  切ない想いが約100万文字、54帖にもわたって綴られた日本最古の(世界最古とも言われている)大長編恋愛小説「源氏物語」に秘められた、千年の謎に迫ってみたいと思います……なんて言うと、きっと多くの源氏物語ファンから、こんなお叱りを受けるでしょう。  「えっ、そんな軽々しく源氏物語の謎に迫れると思っているの? これまで数えきれないほど多くの文学者や歴史学者が研究して、まだ分かっていないのに、素人がとんでもないことを言うな!」  もちろん、私も簡単に「千年の謎」を解き明かせるとは思っていませんし、私にできるとも思っていません。ただ、今の価値観をもって作者の紫式部の人生を深掘りすると、「人生がラク」になるヒントがザクザクと見つかるのです。  「紫式部がもし、今どきの女性だったら」――そんな視点で源氏物語が書かれた背景を読み解くと、びっくりするような“女の大戦略”が浮かび上がってきたというわけです。 ※源氏物語の解釈には諸説あります。これから展開する解釈に異論のある方は「こんな見方もあり得る」くらいの大きな心で、お許しいただければ幸いです。 ・紫式部はなぜ、“刺激的な”源氏物語を書いたのか   ●源氏物語 (げんじものがたり)とは【ピクシブ百科事典】 https://dic.pixiv.net/a/%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E 紫式部による長編小説。最古のライトノベルとか最古の同人誌とかとも言われたりする。
恋愛というある種人間の不変のテーマを扱った作品であることから、近年でも小説やドラマに漫画、さらに恋愛ゲームの題材になるなど、様々なかたちで創作の素材になっている。
「世界最古級の長編小説」であり、時と所によっては「最古のライトノベル���「最古のナマモノ同人誌」等とも言われたりしている。 寝取られ(藤壺)、ヤンデレ(六条御息所)、ロリコン(若紫)と、現代の萌え要素が1000年以上前のこの時代に既にして完成していたことは、特筆に値する。なお、主人公の光源氏が、義母を父親から寝取ったり、幼女を誘拐したりした事については、話の中で、きっちりエグい報いを受けているので、ネタにする際は注意が必要。 政治に関する詳細については作中では少ししかでない。これは紫式部が女房という立場であったためで『源氏物語』には沢山の名前付きの女房が出てくる。 「若菜」は上下巻。巻名だけで本文の無い「雲隠れ」より後は光源氏の死後の話で、「橋姫」から「夢浮橋」までは宇治十帖と呼ばれる。「雲隠れ」を数えず「若菜」上下巻を分けてカウントすることもある また「桜人(さくらびと)」「巣守(すもり)」「輝く日の宮」「狭筵(さむしろ)」などのように現在まで伝わっていないが様々な文献上では現れる帖がある   ●源氏物語 (げんじものがたり) 防府歴史用語辞典 平安時代に紫式部[むらさきしきぶ]の書いた物語で、光源氏[ひかるげんじ]を中心に物語が進みます。全部で54巻あります。現在伝えられているものに、青表紙本[あおびょうしぼん]・河内本[かわちぼん]・別本[べつぼん]の3つがあります。 関連項目 防府の文化財「紙本墨書源氏物語」   ●登場人物の系図 - 和子/源氏物語 http://wakogenji.o.oo7.jp/sonota/keizu.html 第1部 桐壺(第1帖)~藤裏葉(第33帖) 光源氏の出生、継母藤壷への思慕、朧月夜との密会露見から須磨への流離を経て、 准太上天皇の地位を得るまでの栄華物語が綴られています。 ・光源氏(ひかるげんじ)父・桐壺帝の第二皇子。母が身分の低い更衣のため、「源氏」という臣下の身分に落とされ、皇位継承権もないままに育てられ、幼い頃から学問をはじめ琴笛に大層優れている。亡き母に大層よく似た継母・藤壷を慕い続けることから、愛の遍歴がはじまる。輝くばかり美しい容貌から光の君と呼ばれる。「源氏物語」は光源氏を主人公とした愛と栄華の物語である。   ●「早わかり!速攻!?源氏物語」 あらすじ 登場人物 - ZTV http://wakogenji.o.oo7.jp/index.html このページさえ読めば、源氏物語の成り立ちやあらすじがわかります。簡単な言葉を使い、1時間以内で読めるように要点をまとめています。登場人物の相関図、全文の現代語訳へのリンク、動画共有サービスによる映画「紫式部 源氏物語」も掲載しています。   ●この人物相関図、直ちに理解できたら神!「源氏物語」。 - ボンボン ... https://blog.goo.ne.jp/lunaluna0x0x/e/3348721a63f929d69ee86b768908e3ca 2015/05/30 こないだのマルガリータ王女だけどよ、近親結婚の例にもれず、 母の弟。つまり叔父と結婚してるのな。 ちなみにマルガリータの母マリアナは、初めはいとこと結婚するはずであったが、 彼が急死したために、その父。つまり伯父と結婚した。 二代続けての「おじ・めい」婚・・・ しかしこのパターンは、何を隠そうこの国の小説にもあった。 それは何かといいやすと・・・ 「源氏物語」。私は「あさきゆめみし」で読んでるけども、まぁエエやん。どっちも同じ。(笑) きょうび、たとえ現代語訳とはいえ、あの長大な王朝絵巻を文字で読み通せる人が そうそういるとは思えない。作者の大和和紀さんには感謝しても感謝しきれない思いだす。 この「源氏物語」は平安時代の上流階級の物語で、 登場するのは帝(天皇)を始めとする超セレブな貴族たち。 私がこれを読んでまず思ったのは、「近親結婚だらけ」・・・・ そう。今のシモジモの者たちには考えられないほど、 当時の貴人たちには近親結婚が当たり前だったみたい。   ●登場人物の関係図・六條院拝見・風俗博物館~よみがえる源氏 ... http://www.iz2.or.jp/rokujoin/jinbutsu.html 書物や絵巻物でしか味わえなかった源氏物語が立体になり、中には光源氏や紫上などの登場人物が配され、リアルに源氏物語 ... 桐壺院崩御後、東宮を守り源氏を後見者とするために自らは出家の道を選ぶ賢明さには、政治家としての資質を窺うことができる。   ●プレイボーイぶりに唖然!光源氏の愛した女性たち一覧 - NAVERまとめ https://matome.naver.jp/odai/2140836521438759901 2018/07/24 ☆現代だったら最低☆ でも一人一人に一生懸命な源氏の、代表的な妻、恋人一覧です。 年齢層やレパートリーの幅広さにも注目です。   ●【あさきゆめみし】光源氏と女性たち - NAVERまとめ 更新日: 2017年11月28日 https://matome.naver.jp/odai/2146072894313503201 源氏物語のマンガ化した「あさきゆめみし」は、 今でも受験生の古典のバイブル的存在です。 源氏は自分の周りの素晴らしい女性たちをどのように思っていたのでしょうか。   ●色んな人が描いてる!漫画「源氏物語」がカオスすぎるwww https://matome.naver.jp/odai/2142544844545464401 2017年05月12日 あの有名な「源氏物語」を題材にしたマンガについてまとめてみました。 「あさきゆめみし」だけでない、 源氏が栗になったりなめこになったりの漫画や、 男女逆転ネタやBLアンソロジーなども。   ●源氏物語/紫式部・光源氏|【あらすじ・解説】を世界一わかりやすく! http://www.xn--t8judv08rzua689koxn.com/2017/12/16/post-3316/ 更新日:2019年6月29日 今回は『源氏物語/紫式部・光源氏』として、
1、「源氏物語」ってどんな物語?(解説付き) 2、【あらすじ】を箇条書きで5分まとめ! の2つを中心に、 ”世界一わかりやすく” まとめていきます。   ●源氏面白あらすじ 桐壺編(光源氏誕生) https://youtu.be/5d8krfp76Ow 2015/11/21 勉強にも対応?? 古文の世界を面白おかしく学びませんか? 学問的な正しさは知りません。 面白くなきゃ勉強じゃない!がコンセプトです。 笑ってもらえれば幸いです。 続き→https://youtu.be/h9swx-DwT80 本文の解説動画→https://youtu.be/7DSjgr5aMwo   ●源氏面白あらすじ2(桐壺 光源氏の誕生) https://youtu.be/h9swx-DwT80 2015/11/24 今回は少し短めで作成してみました。 そして、桐壺の巻はこれでおしまいです。 次回から箒木の巻です。   ●3分で分かる源氏物語の大まとめ!  2016/05/09 https://vokka.jp/2729 「源氏物語」は日本最古の長編小説と言われています。名高い傑作であるため、日本人である以上、読んでおくと様々な場で役立つことは間違い無いのはわかっていても、やはり「内容が難しそう」という理由で敬遠してしまう方が多いのではないでしょうか。そんな方のために、源氏物語を大掴みで理解できるよう紹介します。 目次    古典作品は難しいと思われがち    源氏物語    映画化もされた!    もっと面白く読むために    平安時代の昼ドラ   ●『源氏物語』よくわかる まとめ「源氏が関係を持った女性達」 https://chokochan.com/1719.html 2018/03/02 源氏物語には母桐壺更衣からはじまって、女性がたくさん出て来ます。 特に源氏が元服してからは、 源氏の恋愛を中心に話が進みますので、 恋人が次々に出て、結婚も何度もします。 源氏物語の中で出会ってから亡くなるまでの生涯を遂げている人も何人も居ます。     ●源氏物語登場人物  http://www003.upp.so-net.ne.jp/ocharake/hito1.htm            http://www003.upp.so-net.ne.jp/ocharake/hito2.htm Part.1 光源氏 ひかるげんじ 言わずとしれた源氏物語の主人公! 典型的プレーボーイだよね。おまけにマザコン! 容姿端麗、頭脳明晰、お金持ちで、出世して、女性にまめ・・・ こうなれば、もてないわけ無いんだけどね。 でも母親である桐壺が源氏が幼い頃に亡くなってしまったので、 母の面影を求めて、母そっくりな藤壺をずっと、追いかける。 しかし、藤壺は、父である桐壺帝の寵愛姫であったので、 人目を避けて強引に過ちを犯してしまうんだけど・・・・恋は実らず。。。 その後、桐壺&藤壺にそっくりな、紫の上を手元で、自分好みに育てる。 結局、人生においては位をきわめて成功者だったけど、 愛においてはなんとも中途半端な生き方だったような。。 すべての女性に愛されたようで、 その実、誰からも愛されなかったような気がする。 関わった女性たちを傷つけて、 理想の女性を追い求めてさまよう。 金と地位にものを言わせて、いろんな女性に手を出す。 ただし、1度でも関わった女性には、 「誠意」を尽くそうとする。 芸能人で言うなら、”羽賀健二”あたりが近いんじゃないかな?? 彼も「誠意の人」なんて言われたよね。(笑) でも外見のイメージといえば、線が細い感じで、キンキキッズの ”堂本光一”なら、イメージ近いような気がするけどなぁ~   ●源氏物語あらすじ全まとめ。現代語訳や原文を読む前におさらい https://intojapanwaraku.com/culture/2493/ 2019/09/05 目次    源氏物語は世界最古の恋愛小説!    明かされる光源氏誕生の秘密        一帖 桐壺(きりつぼ)        二帖 帚木(ははきぎ)        三帖 空蝉(うつせみ)        四帖 夕顔(ゆうがお)    紫の上登場!        五帖 若紫(わかむらさき)        六帖 末摘花(すえつむはな)        七帖 紅葉賀(もみじが)        八帖 花宴(はなのえん)    屈辱に震える六条御息所        九帖 葵(あおい)        十帖 賢木(さかき)        十一帖 花散里(はなちるさと)    光源氏須磨へ!        十二帖 須磨(すま)        十三帖 明石(あかし)        十四帖 澪標(みおつくし)        十五帖 蓬生(よもぎう)        十六帖 関屋(せきや)    光源氏この世の栄華を極める        十七帖 絵合(えあわせ)        十八帖 松風(まつかぜ)        十九帖 薄雲(うすぐも)        二十帖 朝顔(あさがお)        二十一帖 少女(おとめ)        二十二帖 玉鬘(たまかずら)        二十三帖 初音(はつね)        二十四帖 胡蝶(こちょう)        二十五帖 蛍(ほたる)        二十六帖 常夏(とこなつ)        二十七帖 篝火(かがりび)    夕霧、紫の上に懸想する        二十八帖 野分(のわけ)        二十九帖 行幸(みゆき)        三十帖 藤袴(ふじばかま)        三十一帖 真木柱(まきばしら)        三十二帖 梅枝(うめがえ)        三十三帖 藤裏葉(ふじのうらば)        三十四帖 若菜上(わかなじょう)    女三の宮と柏木の秘密        三十五帖 若菜下(わかなげ)        三十六帖 柏木(かしわぎ)        三十七帖 横笛(よこぶえ)        三十八帖 鈴虫(すずむし)        三十九帖 夕霧(ゆうぎり)    紫の上死す        四十帖 御法(みのり)        四十一帖 幻(まぼろし)    光源氏亡き後の物語がスタート        四十二帖 匂兵部卿(におうひょうぶきょう)        四十三帖 紅梅(こうばい)        四十四帖 竹河(たけかわ)        四十五帖 橋姫(はしひめ)        四十六帖 椎本(しいがもと)        四十七帖 総角(あげまき)        四十八帖 早蕨(さわらび)    浮舟登場!        四十九帖 宿木(やどりぎ)        五十帖 東屋(あずまや)        五十一帖 浮舟(うきふね)        五十二帖 蜻蛉(かげろう)        五十三帖 手習(てならい)        五十四帖 夢浮橋(ゆめのうきはし)        輝く日の宮(かがやくひのみや)    おすすめ関連書籍はこちら 源氏物語は、約千年前紫式部によって書かれた世界最古の恋愛小説です。時代を超えて読み継がれてきた大河ドラマである源氏物語は登場人物が多く、今を生きる私たちにとってハードルが高いのも事実。そこで、現代語訳や原文に挑戦する前に頭に入れておきたい全54帖のあらすじをまとめました。ばくっとあらすじを覚えておくと、源氏物語の世界に没入しやすくなること間違いなし!   ●『源氏物語』開題-入門編   1998.9.05 http://www.asahi-net.or.jp/~tu3s-uehr/genjimemo.htm    本解説は 『古典講読 源氏物語・大鏡』(角川書店・1998)によります。 入門編  「成立」 作者の『紫式部日記』によれば、寛弘五年(1008)に、『源氏物語』の手稿本が藤原道長の命によって持ち出され、次女の妍子に献上されたことが知られる。同じ頃、一条天皇が『源氏の物語』の朗読を聞いて、作者を前に「この人は日本紀を読みたるべけれ」と感嘆したことから、紫式部が他の女房に「日本紀の局」とよばれるようになった由来を記している。ただし、この物語に関する資料は、この日記の記述のみであり、成立過程等の詳細は一切不明と言う他はない。  「書名」 前記『紫式部日記』に『源氏の物語』と見えている。やや時代は下って菅原孝標女の『更級日記』治安元年(1021)にも、「叔母なる人」から『源氏の物語』が贈られた記述が見��ることから、この物語の書名は、主人公光源氏の物語として流布したことがわかる。そもそも、先行する物語でも『竹取物語』『落窪物語』などのように主要人物の名が物語の書名になることは多い。   ●図書カード:源氏物語 - 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5016_9758.html 桐壺 紫式部 與謝野晶子訳  紫のかがやく花と日の光思ひあはざることわりもなし      (晶子) どの天皇様の御代であったか、女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に、最上の貴族出身ではないが深い御愛寵を得ている人があった。 最初から自分こそはという自信と、親兄弟の勢力に恃む所があって宮中にはいった女御たちからは失敬な女としてねたまれた。 その人と同等、もしくはそれより地位の低い更衣たちはまして嫉妬の焔を燃やさないわけもなかった。   ●あなたはどのタイプ?『源氏物語』に登場する魅惑の女性キャラからモテるための秘訣を学ぶ【文学恋愛講座#5】 https://pdmagazine.jp/works/genji-monogatari/ 今から1000年以上も前に書かれた長編小説、『源氏物語』。光源氏の心を射止めた女性キャラクターのうち、あなたは誰にあてはまるのでしょうか。診断チャートでチェックしてみましょう!   ●源氏物語の世界にどっぷり浸れる「宇治市源氏物語ミュージアム」 https://travel.navitime.com/ja/area/jp/guide/NTJsingle0001902/ 2016/10/13 「宇治市源氏物語ミュージアム」は、平安時代半ばに紫式部によって書かれた長篇小説『源氏物語』をテーマにした日本で唯一の美術館。映像によるあらすじの紹介や牛車や十二単なども展示されています。 三部構成になっている物語の最後の十帖は宇治が主な舞台。「宇治の間」へと続く「架け橋」は平安京から宇治への道中を体感することができ、ゆかりの地として日本最古の恋愛小説『源氏物語』の世界を身近に感じることができます。   ●源氏物語 - Wikipedia http://bit.ly/z2QQE3 源氏物語(げんじものがたり)は平安時代中期に成立した日本の京都を舞台とした長編物語、小説である。文献初出は長保3年(1001年)で、このころには相当な部分までが成立していたと思われる。 度々喧伝されている「世界最古の長篇小説」という評価 一条天皇中宮・藤原彰子(藤原道長の長女)に女房として仕えた紫式部が作者というのが通説である。 古写本は題名の記されていないものも多く、記されている場合であっても内容はさまざまである。 『源氏物語』の場合は冊子の標題として「源氏物語」ないしそれに相当する物語全体の標題が記されている場合よりも、それぞれの帖名が記されていることが少なくない。こうした経緯から、現在において一般に『源氏物語』と呼ばれているこの物語が書かれた当時の題名が何であったのかは明らかではない。 古い時代の写本や注釈書などの文献に記されている名称は大きく以下の系統に分かれる。 「源氏の物語」、「光源氏の物語」、「光る源氏の物語」、「光源氏」、「源氏」、「源氏の君」などとする系統。 「紫の物語」、「紫のゆかり」、「紫のゆかりの物語」などとする系統。 これらはいずれも源氏(光源氏)または紫の上という主人公の名前をそのまま物語の題名としたものであり、物語の固有の名称であるとはいいがたい。 また、執筆時に著者が命名していたならば、このようにさまざまな題名が生まれるとは考えにくいため、これらは作者によるものではない可能性が高いと考えられている。   ●源氏物語の写本 http://bit.ly/yT7dxi 日本の古典文学を代表する作品である源氏物語には数多くの写本が残されている。 日本でも木版による印刷技術は飛鳥時代から存在したものの、それによって印刷されたのは仏典や漢籍に限られており源氏物語のような文学作品は長く「印刷」される事は無かった。 そのために、源氏物語は平安時代中期に著されてから江戸時代初期までは写本でのみ読むことが出来た。 それ以降は古活字本を始めとする印刷本が流布する事になって行く。   ●成立・生成・作者に関する諸説 https://ja.wikipedia.org/wiki/成立・生成・作者に関する諸説 現在では3部構成説(第1部:「桐壺」から「藤裏葉」までの33帖、第2部:「若菜上」から「幻」までの8帖、第3部:「匂宮」から「夢浮橋」までの13帖)が定説となっているが、その成立・生成・作者・原形態に関しては古くからさまざまな議論がなされてきた。以下に、特に重要であろうと思われるものを掲げる。 作者は誰か 通説 紫式部 一条天皇中宮・藤原彰子(藤原道長の長女)に女房として仕えた紫式部が作者というのが通説である。物語中に「作者名」は書かれていないが、以下の文から作者は紫式部だろうと言われている。    『紫式部日記』(写本の題名はすべて『紫日記』)中に自作の根拠とされる次の3つの記述        藤原公任の「源氏の物語の若紫」という呼びかけ。        一条天皇の「源氏の物語の作者は日本紀をよく読んでいる」という述懐により日本紀の御局と呼ばれたこと。        藤原道長が源氏の物語の前で好色の歌を日記作者に詠んだこと。    尊卑分脈の註記    後世の源氏物語註釈書 「  「左衛門督 あなかしここのわたりに若紫やさぶらふ とうかがひたまふ 源氏にかかるへき人も見えたまはぬにかの上はまいていかでものしたまはむと聞きゐたり」  」 —底本、宮内庁蔵『紫日記』黒川本 「  「内裏の上の源氏の物語人に読ませたまひつつ聞こしめしけるに この人は日本紀をこそよみたまへけれまことに才あるべし とのたまはせけるをふと推しはかりに いみじうなむさえかある と殿上人などに言ひ散らして日本紀の御局ぞつけたりけるいとをかしくぞはべる」  」 —底本、宮内庁蔵『紫日記』黒川本 「  「源氏の物語御前にあるを殿の御覧じて 例のすずろ言ども出で来たるついでに梅の下に敷かれたる紙に書かせたまへる すきものと名にしたてれば見る人の折らで過ぐるはあらじとぞ思ふ たまはせたれば 人にまだ折られぬものをたれかこのすきものぞとは口ならしけむ めざましう と聞こゆ」  」 —底本、宮内庁蔵『紫日記』黒川本 「  「上東門院女房 歌人 紫式部是也 源氏物語作者 或本雅正女云々 為時妹也云々 御堂関白道長妾」  」 —『新編纂図本朝尊卑分脉系譜雑類要集』 紫式部ひとりが書いたとする説の中にも以下の考え方がある。    短期間に一気に書き上げられたとする考え方    長期間にわたって書き継がれてきたとする考え方。この場合はその間の紫式部の環境の変化(結婚、出産、夫との死別、出仕など)が作品に反映しているとするものが多い。   ●物の哀れ http://bit.ly/wDLkRy もののあはれ(もののあわれ、物の哀れ)とは、平安時代の王朝文学を知る上で重要な文学的・美的理念の一つ。折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、しみじみとした情趣や哀愁。日常からかけ離れた物事(=もの)に出会った時に生ずる、心の底から「ああ(=あはれ)」と思う何とも言いがたい感情。
「もののあはれ」の発見 江戸時代後期の国学者本居宣長が、著作『紫文要領』や『源氏物語玉の小櫛』において提唱し、その頂点が『源氏物語』であると規定した。
江戸時代には、幕府の保護、奨励した儒教から生まれた「勧善懲悪」の概念が浸透し、過去の平安時代の文学に対しても、その概念を前提にして議論され語られた時期があった。この理念の発見はそれを否定し、新しい視点を生み出したことになる。
●勧善懲悪(かんぜんちょうあく)http://bit.ly/zT4VzT 「善を勧め、悪を懲しめる」ことを主題とする物語の類型の一つである。 勧懲(かんちょう)と略して使われることもある。欧米圏の文学において「詩的正義」(英: Poetic justice)と呼ばれる類型と比較できる。
善を勧め、悪を戒める倫理規範や、因果応報を説く思想はさまざまな社会集団や宗教でみられるが、本項では物語の類型としての「勧善懲悪」を中心に扱う。
●源氏物語の世界 http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/ 本文、現代語訳を注釈付きで掲載。その他、関連資料を紹介。 定家本「源氏物語」本文の研究と資料 映雪荘 季節の暦(早春 立春から啓蟄まで)   ●源氏物語(トップ)http://www.genjimonogatari.net/ 源氏物語入門、源氏にぴったりのステキBGMを楽しんでください。 源氏をわかり易く、 楽しく、映像的に美しく魅せます。 「源氏物語」登場人物、あらすじ、人物系図等、常に 進化し続ける源氏を長い眼でお楽しみください。 源氏物語ホーム トップあらすじ登場人物人物系図あとがきリンク集更新日記メール画面を閉じる ◆源氏物語絵詞・第二図◆ 鎌倉時代、十三世紀後半(徳川美術館蔵) 背景画は、邸内に忍び入った匂宮が縫物をする女房たちのなかに、浮舟を確認する場面である。 図は「源氏物語」浮舟の前半と蜻蛉の一部を合装しており、全三十四紙分(うち白描の挿絵三図)が現存している。 柔軟性をもった格調高い細線を主に、人物の形態を的確に描き出し、頭髪や冠などを濃墨で塗りつめた「白描絵」の中でも最も古風な画風を示している。 本来は冊子本の形態をとっていたが、江戸時代には屏風に貼込まれ伝来し、近年になって順序を正し巻子装に改められた。絵巻ではないが、物語絵の古例として貴重である。   ●紫式部【源氏物語】第1話〜ロイヤルサクセスパニックラブストーリー感動巨編 2019/12/18 https://youtu.be/YYq2Gyp7c1M?list=PLZBrDKKxkxdgY5OEnpFBRQSW2Iv-ZmGTo   ●Hoàng tử Ánh Sáng_Hikaru Genji Monogatari Ep1 千年の恋 ひかる源氏物語 https://youtu.be/k83Xk4i7Ubg Hoàng tử Ánh Sáng_ Hikaru Genji Monogatari Ep2 年の恋 ひかる源氏物語 https://youtu.be/t1-nWT6WBBM   ●第4話 紫式部が言いたかったこと 【CGS ねずさん】  2014/12/04 https://youtu.be/0zfdt9QFmz0 紫式部と言えば源氏物語であり、世界最古の女流文学者と言えるでしょう。 彼女が生涯に詠んだ和歌の中から、一首紹介致します。 しかし最近の解説書では本来の和歌が改変され、意味が変わってしまっています。 和歌の原点は、少ない情報から状況を察することにあります。   ●源氏入門   http://bit.ly/yckL4J 「源氏物語」との出会いのきっかけと、その入門の参考になれば幸いです。 きっと「ぼけない」「若返り」のいいクスリになると思います。   ●源氏物語『源氏物語』原文とその背景を読む http://heian.cocolog-nifty.com/ このBlogでは、基本的に1記事読みきり・順不同で、『源氏物語』の場面解釈や物語に描かれた儀式・習慣、ゆかりの地などをご紹介しています。   ●源氏物語の世界 再編集版  http://www.genji-monogatari.net/ このページは高千穂大学の渋谷教授が公開しているホームページ「源氏物語の世界」を再編集したページです。
0 notes
genron-tomonokai · 6 years
Text
[友の会メール]【ゲンロン叢書第一弾】小松理虔『新復興論』予約開始! 8/31(金)に先行販売特別イベント!
☆**:..。o○o。:..**☆
[友の会メールvol.302] 【ゲンロン叢書第一弾】小松理虔『新復興論』予約開始! 8/31(金)に先行販売特別イベント! (2018年7月31日配信)
☆**:..。o○o。:..**☆
こんばんは、スタッフの堀内です。
遂に! ゲンロン初の単行本レーベル「ゲンロン叢書」が誕生します。 その第一弾は、いわき市小名浜在住のアクティビスト・小松理虔氏による『新復興論』! 9月1日、全国書店にて販売開始です!
震災と原発事故によって、賛成と反対、敵と味方に引き裂かれた日本で、異なる価値観が交わる「潮目」をいかにして作り出すのか。 『新復興論』は、食、芸術、観光によって人と人をつなぐ、新たな復興のビジョンを模索した400ページもの大著です。 そんな『新復興論』には、柳美里氏、後藤正文氏、志賀忠重氏からの推薦文も寄せられています。
「いままさに、転流時である。本書を読んで、潮目を見定めてほしい。」 ――柳美里(作家)
「僕らに必要なのは、ボーダーを行き来する思考の旅だ。」 ――後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
「原発事故があって真剣に未来を考えるようになった。娘や息子たちに伝えたいことが満載だ。」 ――志賀忠重(いわき万本桜プロジェクト)
ただいまゲンロンショップ、Amazonでは『新復興論』を予約受付中です。 ゲンロンショップでは、8月31日24時までのご予約で送料無料のキャンペーンも行っています! ゲンロンショップ → https://genron.co.jp/shop/products/detail/178 Amazon → https://amzn.to/2Ou7Dxd
 * * * * *
さらにゲンロンカフェでは、8/31(金)に小松氏による単独トークイベントを開催します! https://riken0831.peatix.com/
Peatixにてイベントをお申込みをいただくと、 世界最速(発売日前日!)で『新復興論』を受け取れて、無料でトークが聞ける特別イベント! 勿論、小松氏のサイン会も行います! さらに当日は、福島の美味しい日本酒の販売も!
震災から七年。 復興の矛盾を見てきたアクティビストが語る、本当の未来とは? ぜひ会場にお越しください!
 * * * * *
それでは以下、今週のカフェ&編集部からのお知らせです。
◆◇ ゲンロンカフェからのお知らせ  ◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
◇◇ 今週・来週の放送情報 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆8/1(水)19:30- 【生放送】鴻巣友季子×佐々木敦 「翻訳、とくに古典新訳におけるle plagiat par anticipationについて考察してください」 【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 #4】 【チャンネル会員限定・生放送】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv314661026 【無料生放送・講評】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv314660979 ※無料放送分についてはタイムシフトを公開しません。
◆8/2(木)13:00- 【再放送】井田茂×東浩紀 「系外惑星から考える ――太陽系は唯一の可能性か」 (2015/05/13収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314510497
◆8/2(木)18:00- 【再放送】五十嵐太郎×津田大介×東浩紀 「慰霊から建築を考える ――宗教、忘却、オリンピック」 (2015/10/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314511676
◆8/3(金)13:00- 【再放送】速水健朗×東浩紀 「新・東京から考える」 (2016/7/8収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314512427
◆8/3(金)19:00- 【生放送】五十嵐太郎×海野聡 「建築にとって日本とはなにか ――海野聡『建物が語る日本の歴史』(吉川弘文館)刊行記念イベント」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv314333608
◆8/6(月)18:00- 【再放送】津田大介×東浩紀 「あいちトリエンナーレと芸術の現在」 【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA#3】 (2018/1/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314673807
◆8/7(火)18:00- 【再放送】井上智洋×楠正憲 司会 = 塚越健司 「仮想通貨と人工知能 ――技術は経済を変えるのか?」 (2018/3/9収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314513129
◆8/8(水)18:00- 【再放送】土居伸彰×三輪健太朗×宮本大人 「マンガとアニメーションとリアリズム ――『個人的なハーモニー』から考える」 (2018/4/4収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314514176
◆8/9(木)13:00- 【再放送】五十嵐太郎×岡本亮輔×室井康成 「日本/東京から聖地巡礼を考える ――宗教的聖地とアニメ聖地はどう違うのか?」 (2017/3/7収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314746750
◆8/9(木)19:30- 【生放送】土居伸彰×佐々木敦 「ポップカルチャー(1st cycle)」 【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 #5】 【チャンネル会員限定・生放送】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv314746962 【無料生放送・講評】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv314747092 ※無料放送分についてはタイムシフトを公開しません。
◆8/10(金)13:00- 【再放送】井出明×小松理虔×渡邉英徳 「息づく体験、蘇る記憶 ――ダークツーリズムとアーカイブがつなぐ歴史」 【『新復興論』刊行記念再放送 #1】 (2017/3/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314747262
◆8/10(金)18:00- 【再放送】大澤聡×先崎彰容×東浩紀 「『日本思想』の再設定 ――西郷隆盛と三木清から考える明治維新150年」 (2018/3/13収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314747382
◆8/14(火)18:00- 【再放送】高橋哲哉×初沢亜利×東浩紀 「本土に基地を引き取る覚悟はあるか ――沖縄に照らして考える思想と運動」 (2016/8/9収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314747802
◇◇ 現在視聴可能なタイムシフト ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆8/1(水)23:59まで 【再放送】浅田彰×千葉雅也×東浩紀 「POST-TRUTH時代の現代思想 ーー60歳を迎えた浅田彰と語る、21世紀の新世界秩序」 (2017/3/25収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314204088
◆8/2(木)23:59まで 【再放送】菅原敏×速水健朗 特別ゲスト = チャールズ・シューマン 「バーカルチャーから語る都市と文学」 (2018/3/7収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314204227
◆8/3(金)23:59まで 【再放送】黒瀬陽平×渡邉大輔 「日本映画と海外ドラマ、いま、どちらを見るべきなのか」 (2017/2/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314204424
◆8/3(金)23:59まで 【再放送】東浩紀(相槌= 坂上秋成+吉田雅史) 「東浩紀おおいに語る」 【ゲンロンカフェ開業5周年記念企画!】 (2018/2/14収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314204523
◆8/6(月)23:59まで 【生放送】高橋源一郎×東浩紀 「平成のおわり、文学のおわり」 【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #9】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv314204715
◆8/7(火)23:59まで 【再放送】豊田剛一郎×津田大介 「情報テクノロジーと医療のゆくえ ――『ぼくらの未来をつくる仕事』(かんき出版)刊行記念イベント」 (2018/3/16収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv314204625
※ご視聴は23:59まで可能ですが、ご購入できるのは視聴終了日の18:00までです。ご注意ください。
◇◇ 今週のおすすめアーカイブ動画  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆【vimeo】五十嵐太郎×さやわか×大澤聡 「メディア/都市/コンテンツ ――『1990年代論』から考える」 https://vimeo.com/ondemand/genron20171006 (2017/10/6収録)
◆【vimeo】中田考×東浩紀 「カリフ制再興 vs 一般意志2.0 ――民主主義はこれからどうなるのか?」 (2016/7/28収録)
★ゲンロンカフェ Vimeo On Demand 公開動画一覧 https://bit.ly/2sybMGS
◇◇ 発売中の会場チケット ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆8/3(金)19:00- 五十嵐太郎×海野聡 「建築にとって日本とはなにか ──海野聡『建物が語る日本の歴史』(吉川弘文館)刊行記念イベント」 https://peatix.com/event/400708
★満員御礼!★ ◆8/17(金)19:00- 津田大介×東浩紀 「あずまんのつだっち大好き・2018年猛暑の巻 ――公文書改竄から漫画村問題、そして米朝電撃会談まで2018年前半の主要ニュースを振り返る夏休み特別企画!」 https://peatix.com/event/409481
★New!★ ◆8/28(火)19:00- 西谷格×辻田真佐憲 「中国の抗日コンテンツはプロパガンダの最前線か? ――『ルポ 中国「潜入バイト」日記』から探る愛国的動員の国際比較論」 【愛国コンテンツの未来学 #10】 https://peatix.com/event/409918
★New!★ ◆8/30(木)19:00- 「音楽/時/空間」 【ゲンロンカフェ@VOLVO STUDIO AOYAMA #10】 https://peatix.com/event/413176
★New!★ ◆8/31(金)19:00- 小松理虔 「『新復興論』先行販売特別イベント ──ゲンロン叢書第一弾」 https://riken0831.peatix.com/
★New!★ ◆9/18(火)19:00- 清水亮×夏野剛×東浩紀 「男たちが語るトニー・スターク ――男たちが語る映画シリーズ #3」 https://peatix.com/event/391138
◆◇ 五反田アトリエからのお知らせ   ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇
◆8月31日(金)-9月9日(日)15:00〜20:00 みなはむ個展(仮)
カオス*ラウンジでは、この夏の展示やイベントが目白押しで、五反田アトリエではしばらく展示がありませんでしたが、 8月の終わりからギャラリースペースとしての活動がまた始動します! 秋からは新芸術校4期生の展示もスタートします、どうぞお楽しみに!
(藤城嘘/カオス*ラウンジ)
◆◇ 編集部からのお知らせ   ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇
★小松理虔『新復興論』予約開始! ゲンロン叢書第一弾! 8月31日(金)24時までのご予約で送料無料! https://genron.co.jp/shop/products/detail/178
★『ゲンロン8 ゲームの時代』絶賛販売中! 日本ゲーム盛衰史を語りつくす共同討議、充実のゲーム史年表など盛りだくさん! https://genron.co.jp/shop/products/detail/160 →『ゲンロン8』特設ページはこちら! https://genron-tomonokai.com/genron8sp/
★毎日出版文化賞受賞『ゲンロン0 観光客の哲学』絶賛販売中! https://genron.co.jp/shop/products/detail/103 →『ゲンロン0』特設ページはこちら! https://genron-tomonokai.com/genron0/
★友の会第8期入会はこちら! https://genron-tomonokai.com/8th/ → 会費1,500円オフの超お得な『ゲンロン8』『9』セットあります! 電子書籍版『ゲンロン7』もついてくる! https://genron.co.jp/shop/products/detail/24
◆「ゲンロン友の声」サイト、質問募集中です! 知られざるTumblrサイト「ゲンロン友の声」では、 友の会会員のみなさまからお寄せいただいたご意見・ご質問に対して、 東浩紀をはじめとするスタッフがお返事を差し上げております。ご要望などもお気軽に! http://genron-voices.tumblr.com/
◆◇ 東浩紀 執筆・出演情報   ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
◆『AERA』の巻頭エッセイコーナー「eyes」に、東浩紀が連載! 最新の第38回は「松本死刑囚の死刑執行「あちこちで『平成の終わり』と重ねられている」」です。 https://dot.asahi.com/aera/2018071800036.html
これまでの記事は朝日新聞のウェブサイト「.dot」で全文をお読みいただけます。 https://dot.asahi.com/keyword/%E6%9D%B1%E6%B5%A9%E7%B4%80/
◆◇ その他のお知らせ  ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー��ーー◇ーー◆
◆友の会会員のみなさまへ
<クラス30以上の座席確保サービスについて> ご好評いただいております座席確保サービスですが、 お席の希望のご連絡を、当日16:00までに いただけますよう、よろしくお願いいたします。
<登録情報の変更について> お引越しなどの理由で、ご登録いただいている住所や電話番号、 メールアドレスなどに変更があった方は、 友の会サイトのフォームから申請をお願いいたします。
会員サービスページ https://genron-tomonokai.com/service/
※株式会社ゲンロンは、土曜、日曜は休業日となっております。 営業時間は、11時-20時です。 営業時間外のお問い合わせは、お返事が遅くなる場合がございます。 ご了承くださいます様、お願いいたします。
◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
株式会社ゲンロン 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-16-6 イルモンドビル2F tel.03-6417-9230 / fax.03-6417-9231 http://genron.co.jp Twitter:@genroninfo
0 notes
villa-chitose · 7 years
Text
艶と硬度を備えた新しいオリジナル ガラスコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」
柔軟性のある最高硬度7h 硬く・しなやかなdurezza massimaガラスコーティング
ディーラーガラスコーティングの硬さが2倍以上!ガラスコーティング膜厚は10倍以上!
通常のガラスコーティングのみの施工ですと有機物汚れや酸性雨による腐食予防には強いですが、ウォータースポットには弱いという弱点がありましたがドゥレッザ ガラスコーティングは柔軟性のある硬く・しなやかなガラスコーティングの他にシリコーンレジンコーティングという無機物汚れやシリケート固着予防がされているので雪国でも強いガラスコーティング剤です。
他社のガラスコーティング店では絶対にマネのできない硬度と撥水力!
下記の動画は絶対に見る価値があります。新しい ガラスコーティングの硬度差テスト、オリジナル ガラスコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」! 「鉛筆硬度9h 大手有名ガラスコーティング ハイ〇〇フィ〇ッシュ」とガラスコーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」の比較動画になります。 ドゥレッザ ガラスコーティングがスクラッチ傷に強いのは鉛筆硬度で7hではあるが柔軟性と耐スクラッチとの最適化が可能であり、膜厚化により微細な擦過キズに強いので傷が入りにくい。
「ドゥレッザ ガラスコーティング」の撥水力!撥水角110℃以上は世界ナンバーワン!
youtube
ガラスコーティング・車 コーティングってどれも同じ?
まずは硬さの違いもありますが、ガラスコーティングの厚さが全く違います。 上記画像の左側は通常のディーラーやエシュロン、GZOX(ジーゾックス)などのガラスコーティングの成分であり、右側の画像はドゥレッザ ガラスコーティングになります。 通常のガラスコーティングは硬化させても「でんぷん」の粉のようにしかなりませんが、ドゥレッザ ガラスコーティングは本物のガラスなので上記右側のようにガラスになります。 ガラスコーティングは塗装の保護なので、上記のようなガラスにならないと塗装の保護にはなりません。
ドゥレッザ  ガラスコーティングを塗ったプロテクションフィルムを指で曲げても、ひび割れしません。
通常のガラスコーティングですと、数μでもここまで曲げるとひび割れしますが、ドゥレッザ  ガラスコーティングは低分子の為、膜厚が厚く、そして硬くても衝撃や湾曲などのストレスにも強い。
※今現在、コーティングの硬さは最高硬度で7hが最高です。 7hと言えど完璧ではありません、たまにセラミックガラスコーティングなどの9hガラスコーティングも存在しますが、研究者のなかでは車の湾曲に塗れる9hはないそうです。 例として、メガネのレンズは7hでアイフォン(携帯電話)の表面は9h?なのでしょうか。 この両者を道路などに落とした場合メガネは割れませんが、アイフォンは表面レンズがバキバキに割れ、よく割れたアイフォンをそのまま使用してるのをよく目にします。 なぜ、9hのほうが硬いのに割れるのか? 今現在の技術で劣化しない9hがでればノーベル賞ものだからです。 メガネが割れないのはある程度柔軟性を持たせた7hなので劣化しないのでしょう。
硬度とクラック
硬度が硬いほど良いと言われるガラスコーティング商品やサービスがありますが、ガラスコーティングは化学合成品であるため、被膜の硬さが増すほどに脆く壊れやすくなり、「クラック」と呼ばれる微細なひび割れ損傷が発生しやすくなります。
クラックは硬化の過程や使用中の物理的化学的刺激などより発生し、見た目の「クスミ・濁り」になったり、「被膜が剥がれ落ちやすくなる」ことの弊害の原因になります。
今の技術で作ることができるガラスコーティング(非晶質ガラス)は、鉛筆硬度9H程度が最高硬度となりますが、コップや窓ガラスなどの厚みのあるものと比べて、ミクロン(μm)単位の被膜では硬さゆえの脆さの影響が大きくなります。 クラック発生を回避するためには、少し粘り気を持たせる必要があり、6H~8H程度の硬度が最適であると考えます。
膜厚と硬度
膜厚はある程度厚い方が良いと思います。しかし硬度が同じ場合被膜が厚くなるほどクラックが発生しやすくなりますので、上記のような若干の粘り気のある6H~8H程度のガラスコーティングでは2~4μm前後の膜厚が、微細な傷からの保護という意味でもバランスが良いのではないかと考えます。
硬度が同じ場合は、膜厚が厚くなるほどクラックが発生しやすくなるため、硬度9H程度のガラスコーティングでは0.5μm~1μm程度の薄い膜にしないと、クラックの発生が問題になります。 このように余りにも薄い被膜では、摩耗や微細傷も塗装まで達してしまう可能性が高まります。
ジンコーティングという無機物汚れやシリケート固着予防がされているので雪国でも強いガラスコーティング剤です。
ドゥレッザ ガラスコーティング施工例
ガラスコーティング・カーコーティング・ボディーコーティング・カーフィルム ご来店の多いエリア:
日本国(にっぽんこく、にほんこく)、または日本(にっぽん、にほん)は、東アジアに位置する日本列島(北海道・本州・四国・九州の主要四島およびそれに付随する島々)及び、南西諸島・小笠原諸島などの諸島嶼から成る島国である。
日本語が事実上の公用語として使用されている。首都は事実上東京都とされている。
日本の国号
「日本」という漢字による国号の表記は、日本列島が中国大陸から見て東の果て、つまり「日の本(ひのもと)」に位置することに由来するのではないかとされる[2]。近代の二つの憲法の表題は、「日本国憲法」および「大日本帝国憲法」であるが、国号を「日本国」または「日本」と直接かつ明確に規定した法令は存在しない。[疑問点 – ノート]ただし、日本工業規格 (Japanese Industrial Standard) では日本国、英語表記をJapanと規定。更に、国際規格 (ISO) では3文字略号をJPN、2文字略号をJPと規定している。また、日本国外務省から発給される旅券の表紙には「日本国」の表記と十六一重表菊を提示している。 日本語での発音 「にっぽん」、「にほん」と読まれる。どちらも多く用いられているため、日本政府は正式な読み方をどちらか一方には定めておらず、どちらの読みでも良いとしている。雅語で「ひのもと」と読むこともある。 『古事記』や『日本書紀』では「倭」「日本」として表記されている。魏志倭人伝等の中国史書では日本(ヤマト)は「邪馬臺」国と借音で表記されている。また『日本書紀』では「夜摩苔」とも表記されている。 「日本」の国号が成立する以前、日本列島��は、中国の王朝から「倭国」・「倭」と称される国家ないし民族があった。『日本書紀』は、「ヤマト」の勢力が中心に倭を統一した古代の日本では、漢字の流入と共に「倭」を借字として「ヤマト」と読むようになり、時間と共に「倭」が「大倭」になり「大和」へと変化していく。その後に更に「大和」を「日本」に変更し、これを「ヤマト」と読んだとするが、『旧唐書』など、これを疑う立場もある。 同時に、7世紀の後半の国際関係から生じた「日本」国号は、当時の国際的な読み(音読)で「ニッポン」(呉音)ないし「ジッポン」(漢音)と読まれたものと推測される。いつ「ニホン」の読みが始まったか定かでない。仮名表記では「にほん」と表記された。平安時代には「ひのもと」とも和訓されるようになった。 室町時代の謡曲・狂言は、中国人に「ニッポン」と読ませ、日本人に「ニホン」と読ませている。安土桃山時代にポルトガル人が編纂した『日葡辞書』や『日本小文典』等には、「ニッポン」「ニホン」「ジッポン」の読み��見られ、その用例から判断すると、改まった場面・強調したい場合に「ニッポン」が使われ、日常の場面で「ニホン」が使われていた。このことから小池清治は、中世の日本人が中国語的な語感のある「ジッポン」を使用したのは、中国人・西洋人など対外的な場面に限定されていて、日常だと「ニッポン」「ニホン」が用いられていたのでは、と推測している[9]。なお、現在に伝わっていない「ジッポン」音については、その他の言語も参照。 近代以降も「ニッポン」「ニホン」両方使用される中、1934年(昭和9年)には文部省臨時国語調査会が「にっぽん」に統一して外国語表記もJapanを廃してNipponを使用するという案を示したこともあったが、不完全に終わった。 その後、2009年(平成21年)6月30日には、政府が「『にっぽん』『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はない」とする答弁書を閣議決定した。 現在、通商や交流の点で自国外と関連のある紙幣、切手などには「NIPPON」と描かれ(紙幣発券者も「にっぽんぎんこう」である)ているほか、日本放送協会、日本テレビ[10]、ニッポン放送、日本武道館、全日本空輸、近畿日本鉄道、西日本鉄道、日本体育大学、日本郵便、NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本、日本電気、日本電信電話、日本郵船、日本通運などで「NIPPON」(にっぽん)表記を用いる一方、「NIHON」(にほん)表記を用いる例は、日本大学、日本航空、日本経済新聞、JR東日本・JR西日本、日本ユニシス、日本相撲協会、日本交通、日本オリンピック委員会などがある。日本経済新聞が2016年に行った調査によると、社名に「日本」が含まれる上場企業の読み方は、「にほん」が60%、「にっぽん」が40%であり、「にっぽん」と読ませる企業の比率が増加傾向にあった。テレビ番組名では「にっぽん」が使われることが多くなってきている。なお、日本国憲法の読みについて、内閣法制局は、読み方について特に規定がなく、どちらでもよいとしている。 (国会に複数の議席を有したことのある)日本の政党名における読みは、次のとおり。 「ニッポン」 日本社会党 (1945-1996)、日本自由党 (1953-1954)、新党日本 (2005-)、たちあがれ日本 (2010-2012)、日本維新の会 (2012-2014)、日本未来の党 (2012)、日本を元気にする会 (2015-)、日本のこころを大切にする党(2015-) 「ニホン」 日本共産党 (1922-)、日本労農党 (1926-1928)、日本自由党 (1945-1948)、日本進歩党 (1945-1947)、日本協同党 (1945-1946)、日本農民党 (1947-1949)、日本民主党 (1954-1955)、日本新党 (1992-1994)
日本の国号の由来
概説 日本では、大和政権が統一以降に自国を「ヤマト」と称していたようであるが、古くから中国や朝鮮は日本を「倭」と呼んできた。石上神宮の七支刀の銘や、中国の歴史書(『前漢書』『三国志』『後漢書』『宋書』『隋書』など)や、高句麗の広開土王の碑文も、すべて倭、倭国、倭人、倭王、倭賊などと記している。そこで大和の代表者も、外交時には(5世紀の「倭の五王」のように)国書に「倭国王」と記すようになった。 しかし中国との国交が約120年に渡って中絶した後、7世紀初期に再開された時には、『日本書紀』では「東の天皇が敬いて西の皇帝に白す」、『隋書』には「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」とする国書を日本側が渡した記述があり、従来のように倭と称する事を避けている。中国側では『旧唐書』の「東夷伝」に初めて日本の名称が登場し、「日本国は倭国の別種なり。其の国、日の辺に在るを以ての故に、日本を以て名と為す」「或いは曰く、倭国自ら其の名の雅ならざるを悪(にく)み、改めて日本と為す」「或いは曰く、日本は旧(もと)小国、倭国の地を併す」のように、倭が名称を日本に変えた理由を説明している。また、『新唐書』においては「国日出ずる所に近し、以に名をなす」とあり、隋書の「日出処天子」と共通している。 この7世紀には、遣隋使に続いて遣唐使がしばしば派遣されているが、いつから「倭」に変えて「日本」を国号と変えたのかは明らかでない。使者の毎回の交渉について詳しく記述している『日本書紀』も、8世紀に国号としての日本が確立した後の書物であり、原資料にあった可能性のある「倭」の字を、国号に関する限りすべて「日本」と改めている。それ以外の文献では、733年(天平5年)に書かれた『海外国記』の逸文で、664年(天智3年)に太宰府へ来た唐の使者に「日本鎮西筑紫大将軍牒」とある書を与えたというが、真偽は不明である。結局確かなのは『続日本紀』における記述であり、702年(大宝2年)に32年ぶりで唐を訪れた遣唐使は、唐側が「大倭国」の使者として扱ったのに対し、「日本国使」と主張したという。『旧唐書』の「東夷伝」の記事も、この日本側の説明に基づいているようである。 詳細 『日本書紀』では日本の初代天皇の神武天皇は神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)と言われ、饒速日命は「虚空見つ日本の国」と日本を呼んだ。 『新羅本紀』では「670年、倭国が国号を日本と改めた」とされている。「倭」と「日本」の関係について、『日本書紀』によれば、「ヤマト」の勢力が中心に倭を統一した古代の日本では、漢字の流入と共に「倭」を借字として「ヤマト」と読むようになり、やがて、その「ヤマト」に当てる漢字を「倭」から「日本」に変更し、当初はこれを「ヤマト」と読んだとする[6]。 「日本」という国号の表記が定着した時期は、7世紀後半から8世紀初頭までの間と考えられる。この頃の東アジアは、618年に成立した唐が勢力を拡大し、周辺諸国に強い影響を及ぼしていた。斉明天皇は658年臣の阿倍比羅夫に、外国である粛慎(樺太)征伐を命じている。663年の白村江の戦いでの倭国軍の敗戦により、唐は使者を倭国に遣わし、唐と倭国の戦後処理を行っていく過程で、倭国側には唐との対等関係を目指した律令国家に変革していく必要性が生じた。これらの情勢を契機として、668年には天智天皇が日本で最初の律令である近江朝廷之令(近江令)を制定した。そして672年の壬申の乱を経て強い権力を握った天武天皇は、天皇を中心とする体制の構築を更に進め、689年の飛鳥浄御原令から701年(大宝元年)の大宝律令の制定へと至る過程において国号の表記としての「日本」は誕生したと考えられる。 具体的な成立の時点は、史料によって特定されていない。ただし、それを推定する見解は2説に絞られる。 (1) 第一説は、天武天皇の治世(672年 - 686年)に成立したとする説である。これは、この治世に「天皇」の号および表記が成立したと同時期に「日本」という表記も成立したとする見解である。例えば吉田孝は、689年の飛鳥浄御原令で「天皇」表記と「日本」表記と両方が定められたと推測する。 (2) もう一説は、701年(大宝元年)の大宝律令の成立の前後に「日本」表記が成立したとする説である。例えば神野志隆光は、大宝令公式令詔書式で「日本」表記が定められたとしている。但し『日本書紀』の大化元年(645年)七月条には、高句麗・百済からの使者への詔には「明神御宇日本天皇」とあるが、今日これは、後に定められた大宝律令公式令を元に、『日本書紀』(720年(養老4年)成立)の編者が潤色を加えたものと考えられている。 8世紀前半の唐で成立した『唐暦』には、702年(大宝2年)に「日本国」からの遣使(遣唐使)があったと記されている。後代に成立した『旧唐書』、『新唐書』にも、この時の遣唐使によって「日本」という新国号が唐(武則天、大周)へ伝えられたとの記述がある。両書とも「日の出の地に近いことが国号の由来である」とする。国号の変更理由については「雅でない倭国の名を嫌ったからだ」という日本国側からの説明を記載するものの、倭国と日本国との関係については、単なる国号の変更ではない可能性について言及している。すなわち、『旧唐書』は「小国だった日本が倭国を併合した」とし、『新唐書』は、日本の使者は「倭が国号を日本に変えたとか、倭が日本を併合し国号を奪った」と言っているが疑わしいとしており、同書でも、日本は、隋の開皇末(600年頃)に初めて中国と通じた国であり、古くから交流のあった倭国とは別と捉えられている。また、日本の王の姓は阿毎氏であること、筑紫城にいた神武が大和を征服し天皇となったことなどが記載されている。いずれにせよ、これらの記述により、702年に初めて「日本」国号が唐によって承認されたことが確認できる。 これまでに発見されている「日本」国号が記された最古の実物史料は、開元22年(734年、日本:天平6年)銘の井真成墓誌である。但し2011年7月、祢軍という名の百済人武将の墓誌に「日本」の文字が見つかったという論文が中国で発表された。墓誌は678年制作と考えられており、もしこれが事実であるならば日本という国号の成立は従来説から、さらに遡ることになる。 『旧唐書』・『新唐書』等を理由として「日本」国号は、日本列島を東方に見るという中国大陸からの視点に立った呼称であるとする説がある。平安時代初期に成立した『弘仁私記』序にて、日本国が中国に対して「日の本」、つまり東方に所在することが日本の由来であると説明され、平安時代に数度に渡って行われた『日本書紀』の講読の様子を記す『日本書紀私記』諸本においても中国の視点により名付けられたとする説が採られている。 『隋書』東夷伝に、倭王が隋皇帝への国書に「日出ずる処の天子」と自称したとあり、このときの「日出ずる処」という語句が「日本」国号の淵源となったとする主張もある。しかし、「日出ずる処」について、仏典『大智度論』に東方の別表現である旨の記述があるため、現在、単に文飾に過ぎないとする指摘もある。
日本の地域区分
都道府県(1都1道2府43県)という広域行政区画から構成される。但し、地域区分(地方区分)には、揺れが見られる。また、一部の市は、行政上、別途政令指定都市、中核市、特例市に定められている。他にも、市町村や、町村をまとめた郡がある)。 日本の各都道府県の位置 北海道地方 1.北海道 東北地方 2.青森県 - 3.岩手県 - 4.宮城県 - 5.秋田県 - 6.山形県 - 7.福島県 関東地方 8.茨城県 - 9.栃木県 - 10.群馬県 - 11.埼玉県 - 12.千葉県 - 13.東京都 - 14.神奈川県 上記は「一都六県」。「首都圏」はこれに山梨県を、「広域関東圏」には関東地方1都6県に親不知浜名湖線以東の新潟・山梨・長野・静岡の4県を、それぞれ加える。 中部地方[ 北陸地方 15.新潟県 - 16.富山県 - 17.石川県 - 18.福井県 福井県嶺南地域を近畿地方に含める場合がある。 新潟県を北陸地方に含めず、長野県、山梨県とともに甲信越と称する場合も多い。 東山地方 19.山梨県 - 20.長野県 中央高地[95]ともいう。岐阜県飛騨地域を加える場合もある。 東海地方 21.岐阜県 - 22.静岡県 - 23.愛知県 普通、「東海3県」というと、静岡県ではなく三重県を含めることが多い。なお、静岡県については関東甲信越各県と併せて広域関東圏とする場合も多い。 近畿地方 24.三重県 - 25.滋賀県 - 26.京都府 - 27.大阪府 - 28.兵庫県 - 29.奈良県 - 30.和歌山県 但し、三重県は近畿地方に含めず中部地方もしくは東海地方に含まれることも多い。なお、近畿地方のことを「関西地方」と呼ぶ場合は通常、三重県を除く2府4県のことを指す(場合によっては三重県のうち伊賀地域を加えることもある)。 中国地方 31.鳥取県 - 32.島根県 - 33.岡山県 - 34.広島県 - 35.山口県 鳥取、島根、山口の一部で山陰と言い、岡山、広島、山口のほぼ全域で山陽という。また、山口県を九州地方と併せて九州・山口地方とする場合もある。 四国地方 36.徳島県 - 37.香川県 - 38.愛媛県 - 39.高知県 四国山地より北を北四国、南を南四国とする。また、中国地方と併せて中国・四国地方とする場合もある。その場合、山陽と北四国とを併せて瀬戸内と言う。 九州地方 40.福岡県 - 41.佐賀県 - 42.長崎県 - 43.熊本県 - 44.大分県 - 45.宮崎県 - 46.鹿児島県 山口県と併せて九州・山口地方とする場合や、沖縄県と併せて九州・沖縄地方とする場合もある。 奄美諸島は、歴史・文化・自然等の面において九州よりも沖縄に近いため、奄美諸島を沖縄県と併せて沖縄・奄美地方とする場合もある。 沖縄地方 47.沖縄県 沖縄県は九州地方に含む場合もある。九州地方に含める場合は九州・沖縄地方と呼称することもある。 沖縄県は奄美諸島と文化的、自然的に近いため、奄美諸島と併せて沖縄・奄美地方とする場合もある。 ガラスコーティング北海道 ガラスコーティング青森 ガラスコーティング岩手 ガラスコーティング宮城 ガラスコーティング秋田 ガラスコーティング山形 ガラスコーティング福島 ガラスコーティング茨城 ガラスコーティング栃木 ガラスコーティング群馬 ガラスコーティング埼玉 ガラスコーティング千葉 ガラスコーティング東京 ガラスコーティング神奈川 ガラスコーティング新潟 ガラスコーティング富山 ガラスコーティング石川 ガラスコーティング福井 ガラスコーティング山梨 ガラスコーティング長野 ガラスコーティング岐阜 ガラスコーティング静岡 ガラスコーティング愛知 ガラスコーティング三重 ガラスコーティング滋賀 ガラスコーティング京都 ガラスコーティング大阪 ガラスコーティング兵庫 ガラスコーティング奈良 ガラスコーティング和歌山 ガラスコーティング鳥取 ガラスコーティング島根 ガラス��ーティング岡山 ガラスコーティング広島 ガラスコーティング山口 ガラスコーティング徳島 ガラスコーティング香川 ガラスコーティング愛媛 ガラスコーティング高知 ガラスコーティング福岡 ガラスコーティング佐賀 ガラスコーティング長崎 ガラスコーティング熊本 ガラスコーティング大分 ガラスコーティング宮崎 ガラスコーティング鹿児島 ガラスコーティング沖縄
0 notes
ari0921 · 2 months
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月14日(水曜日)
   通巻第8131号  <前日発行>
 インド外交の快挙。カタールから死刑判決のインド海軍退役軍人8人を奪還
   いかなる外交交渉、圧力を併用したのか、日本政府は見習え
*************************
 インドの退役海軍軍人8人がカタールで拘束され、スパイ容疑で死刑判決を受けた。かれらは獄中闘争をはじめ、当初、「刑期の短縮」をうったえて国際問題とした。この間、インドは舞台裏で交渉を展開し、2月12日、八人は釈放されてインドに凱旋した。
 事件の経過を追うと、8人はインド海軍に所属していた退役軍人、なかには将校も含まれていた。
かれらはカタール軍を訓練する民間の軍事企業に勤め、23年8月に身柄を拘束された。
 スパイ容疑とは潜水艦入手目的のカタールの極秘計画に関してイスラエル側に情報を流していたという。カタールはイスラエルと国交がない。
2023年10月26日、カタール裁判所は八人に死刑を言い渡した。
 その後、舞台裏でインドがいかなる交渉を展開し、どのような圧力をかけたかは公開されていない。しかしモディ政権のしたたかさは国際的におおきく評価されており、カタールはまたハマス幹部をかくまう等、いささか後ろめたい側面があることも事実だろう。
しかしドーハは国際都市、くわえて中東では珍しい言論の自由があって、アルジャジーラは健在である。
 ▼パキスタンでは何が起きているのか?
 ところでインドの隣国パキスタンでは何が起きたのか?
 あれほどイムラン・カーン元首相の弾圧に動き、冤罪をでっち上げて監獄へいれ、立候補できないことにした。ところが、総選挙結果は開けてビックリ、イムラン・カーン派が第一党となりパキスタン国民は前大統領の政治的復活に同意したのである。
 パキスタン総選挙は2月8日に行われ、服役中のイムラン・カーン元首相率いる野党PTIの候補らが『無所属』で立候補し、最多議席を獲得した。
カーンはパキスタンの国民的スポーツであるクリケットの世界チャンピオン、パキスタン国民の英雄である。
 カーンが率いる「パキスタン正義運動(PTI)」は101議席だった。
パキスタン下院では単純過半数の169議席を獲得する必要がある(下院定数は336議席)、最終開票結果によると、イムラン・カーンの「無所属候補」が101議席を獲得(このうち93議席がPTI支持の候補者)だった。
 他方、ナワズ・シャリフ元首相の率いる「イスラム教徒連盟シャリフ派」(PMLN)は75議席、「パキスタン人民党(PPP)」は54議席だった。このPMLNとPPPを足しても、過半数に及ばない。
カラチを拠点とする「統一民族運動(MQM)」が17議席と躍進した。同党は連立に参加する意向をしめしているという。こうして第2党に転落した与党も、そこそこの議席を得たため他党と連立協議を進めている。
 パキスタンと軍事同盟を結ぶ中国は、異様なほどの関心を懐いている。
 パキスタンはアフガニスタン戦争中、篤い援助と引き替えに四カ所の空軍基地を米軍に提供した。最近はロシアとも接近し、同時に敵対的だったイランとも接近を開始し、最大の同盟国である中国とのバランスを確保する外交が読み取れる。
 だから中国は気がやすまらない。イラン寄りの深海グアダールを軍港化しようとする中国の野心はほぼ潰えた。パロチスタン独立運動過激派が中国人エンジニアを襲うテロが頻発し、その治安の悪さから中国はCPEC(中国パキスタン経済回廊)プロジェクト拠点をカラチに変えた。当時、イムラン・カーン首相は衝撃を受け「これはゲームチェンジか」と述べた。
 総額で620億ドルを投じた(らしい)CPECは、グアダールからウイグル自治区まで鉄道、高速道路、光ファイバー網に加えて石油とガスのパイプライン敷設だが、工事が中断している。鉄道はレールを道路建設ではセメントやら建機が盗まれ、石油とガスは途中で抜き取られ、あの中国ですらネをあげたのである。
 戦後、17回もデフォルトを演じたパキスタンとIMFの協議は2019年に65億ドルのパケッッジ案がまとまり、23年7月に30億ドルの緊急融資が認められた。
 パキスタンへの最大援助国は日本だ(有償援助が8178億円、無償が2994億円、技術援助が654億円)。
これらをチャラにする条件と引き替えに、パキスタンから核兵器を2発ほどいただくという破天荒な外交を、日本の政治家に期待できるかなぁ。
2 notes · View notes
ari0921 · 11 months
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)5月27日(土曜日)
   通巻第7767号  <前日発行>
 デサンティス知事の大統領選出馬表明は大きな空振りだった
  米国の分裂状態こそ、世界の安全保障にとって脅威である
************************
 順風満帆ではなかった。船出は最初から座礁した。
ロン・デサンティス(フロリダ州知事)の2024年大統領選出馬表明は大きな空振りだった。
 5月26日、ツィッターでイーロン・マスクとともにデサンティス(フロリダ州知事)は型破りの大統領選出馬表明を行った。事前の期待はかなり大きかった。
予約の回線がパンクしたらしく、開始が20分遅れとなった。そのうえ、出馬表明にとくに目新しいスローガンがなく、従来の保守の思想を繰り返しただけで、直後の世論調査はトランプ前大統領との差を縮めるどころか30ポイント以上も開いてしまった。
リベラルなメディアの多くが、『悲惨なスタート』等と書き散らしたが、サンティスが[WOKE]を繰り返し、その反リベラルな政治姿勢を批判したためマイナス面を押し出したに過ぎない。
サンティスは月末から六月初旬にかけてニューハンプシャー、アイオワ、サウスカロライナ州など12カ所を遊説にまわる予定だ。
しかし予備選の緒線地域でも、現時点では盛り上げる空気がない。所詮は「ミニ・トランプ」であり、二人の差違は何かと言えば、サンティスが「若いこと}と「軍隊経験がある」こと、嘗てサンティスの子供がトランプの本を読んでいる映像を流して選挙戦のPRに使うなど熱烈なトランプ支持者だった過去のトランプ便乗経過があり、それなら「次の次」に備えるべきだと諫める声も多い。
インフレ、スタグフレーション、失業、社会保障、銃規制、中絶反対、LGBTなど、とりわけ米国を分裂させているのは『大きな政府』vs「小さな政府』論争に収斂される。
 直近のFOXニュースは久々にヒラリー・クリントンを登場させて「誰もが(バイデンの)老齢を気にしている」と言わせているが、この時の世論調査でバイデンの三大政策にアメリカ人の三分の二が反対していることが分かった。
 すなわち経済政策に不賛成が66%、銃規制と不法移民対策でバイデンの政策に不賛成が67%とでた。
 大統領選挙は24年11月、あと17ヶ月も先であり、これから何が起こるか分からないが現時点でのイッシューにしぼり込むと、第一の争点は中絶問題だろう。第二が大學授業料減免措置、第三が不法移民。ついでインフレ対策、銃規制か? ウクライナ支援は大きな争点にはなっていない。中国に関しても関心はかなり鈍い。
 現在のところ、ウクライナ支援削減は共和党の保守系に限られている。しかしウクライナ戦争が長期化すれば、たぶん来年の予備選の開始までずれ込むとすれば、大きな争点に浮上する可能性はある。
それにしても、これほどバイデン政権は不評なのに、選挙となると、なぜ民主党が強いのか。労働組合の組織力? 若者たちの「なんとなくリベラル」? メディアの左翼偏向。共和党への蔑視?
具体的には身近な雇用、インフレ、そして中絶問題だろう。ファンダメンタルズの強い州では中絶は認められておらず、これが昨年の中間選挙で共和党が予想を裏切って、上院で勝てず、下院で辛勝だった結果を産んだ。共和党有利といわれた選挙区で女性票が土壇場で民主党に流れたからだ。
▲なぜあれほど無定見な民主党が選挙に強いのか?
バイデンが相当な自信をもって二期目の出馬宣言をした背景に大學ローン返済免除プログラムがある。返済のため生活に窮している国民がおよそ4000万人から7000万人。この人たちの多くが民主党に投票するだろう。
米国の大学授業料は高い。そのうえ大學の粗製濫造である。日本も少子化があきらかとなっても新制大学が雨後の竹の子状態だった。
これこそは文���省の最悪の愚策だが、産経新聞(5月24日)の報道に依れば、すでに19の新設大學が入学募集を打ち切った。
全国に私大は598校もある。このうちの284校が定員割れ。経営悪化が急速である。
立志舘(広島)、福岡医療福祉、帰路嶋国際、得上野学園、神戸海星女児学院などが学生募集を停止した。卒業生の就職のためのパスポートである以上、閉校とならず近くの大學に「救済合併」を待つしか無いだろう。
次に争点は不法移民である。
NYから50万人が去って、ブロンクス、クイーンズの人口が減ったが、かわりに65000名の不法移民がNYCに」雪崩れ込んだ。
それこそ一時的にはホテルを借り上げ、ウクライナ近隣諸国の風景と変わらない難民キャンプ、シェルター増設、かれらへの給食やら医療サービル。
じつに140ヶ所のシェルターで一日三食、つれてきた子供たちには学校へ通う手続き、一日に10億円。NYCは24年度の『難民対策予算』を29億ドル(およそ4000億円)と見積もる。
 多くのアメリカ人は不法移民のあまりのおびただしさに悲鳴を上げ、これはバイデンが不法移民の入国を黙認したからだと考えている。失業者の怒りは外国人に職を奪われたという強迫観念に近いものがあり、不法移民の大量の流れ込みを許したバイデン政権に猛烈な批判となる。
ところが、夥しいムスリム、ヒスパニック、黒人、アジア系移民などニューカマーは移民に優しい民主党に投票する。ユダヤ人も民主党贔屓が多い。
治安悪化はリベラルな首長が治めるNY、シカゴ、サンフランシスコで顕著に悪化した。警官を募集しても応募が殆ど無いとうい惨状になった。警官がマニュアル通りに犯人を逮捕しても、それが黒人だとやっかいなことになるので警察機構が弱体化した。
ついに950ドル以下の万引きは見てみないふりをすることになった。麻薬が横行し、殺人、強盗、レイプは珍しくなく、ダウンタウンからは引っ越しが相次いでサンフランシスコの一場はゴーストタウンとなった。
 かつての銃規制やユダヤロビィ教育問題などへの関心は稀釈され、ふくれあがる福祉予算が、国家の健全な財政に大きな障害となっているが、民主党支持者には、自らが受け取る福祉の恩恵、フードスタンプ、生活保護が重要なのであって、国防にカネをかける分を福祉予算委回せという考えに傾きやすい。
 財源をどうするか、民主党は富裕層増税を唱え、共和党はむしろ予算縮小を主張する。だから赤字上限枠の交渉がチキンレースとなって、ひょっとして6月早々に米国はデフォルトをやらかすかも知れない。
 ▲大学は出たけれど。。。。。。。。。。
 デフォルトとなると米国債は売られ、金利は上昇し、失業率は倍加し、600万以上が雇用を失う。株の暴落は続きドル相場はかなり下落するだろう。すでに市場はそれを織り込み済みである。
 かくして米国は分裂している。
だからトランプの当選確率は51%で、確実とは言えないのだ。日本人が漠然と描いてきた、米国の『軍事大国』「守護者』『世界の警察官』などという淡い期待は『過去の遺物』である。
日本が侵略されたら米軍がくると考えている日本人はさすがに少なくなったが、それなら自主防衛力を高めようという主権国家として当たり前の声に耳を傾ける人はまだまだ少ない。
改憲がいつになるのか、すくなくとも岸田政権の政治日程にLGBT法案などという愚策はあっても、改憲への情熱は蒸発したままである。
5 notes · View notes
ari0921 · 1 year
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)3月19日(日曜日)
   通巻第7674号
中国全人代は達成不可能な数値目標が並んだのだ
  GDP成長が5%。赤字はGDPの3%以内。地方債は72兆円が上限
************************
 3月5日から13日まで開催された全人代では、初日に李克強首相〔当時〕が演説した。
 GDP成長目標を5%とし、22年は「コロナ禍と不動産不況にも拘わらず3%伸びた」と白々しく言い添えた。
 都市の新規雇用は1200万人、失業率を5・5%とする。インフレ抑制を3%前後とし、赤字国債の上限はGDPの3%とする。また食糧5000万トンを増産する等とおおよそ達成不可能な数値目標を並べたてた。
 政府活動報告で目立った表現には「習近平同士を核心とする党中央の力強い指導」、「習同士の核心としての地位と習を中心とする党中央の権威を守る」など時代錯誤の修辞が続き、「貧困脱却堅塁攻略戦に勝利する」と抽象的で意味不明な表現がある。ようするに貧困層を減らし皆の暮らし向きが良くなるように努力すると言いたいのだ。
 内需拡大の項目では「地方政府特別債は3兆8000億元〔76兆円〕とする」とあって、表現に隠れているが、地方政府債務を新規債券発行で肩代わりし、当面誤魔化せと言っているようなものである。
 地方政府が乱発した債券は既に1000兆円を超えたと推測されている(公式には900兆円前後)。
 名指しはしていないが欧米のサプライチェーンの分断に関して「製造業の重要産業チェーンに関して国を挙げて重要な核心技術をめぐる難関を乗り越え、ハイテク研究開発と応用促進を加速する。デジタル経済をおおいに促進する」とする一方で、『外資の市場参入規制を緩和し、TPP加入交渉を推進する』とも主張している。
 同時に『金融』と『香港、マカオ、台湾』の項目で政府活動報告は何を言ったのか。
 「習近平の強軍思想」を貫徹し、環境にも取り組むとしたうえで、金融では「監督監査を強め、地域性、系統性金融リスクを回避する。大手不動産企業の経営危機に対処し、負債比率を改善し、無計画な拡大経営を防ぎ、不動産の安定成長をうながす」。
このため「地方政府の債務リスクを防止・解消し債務期限構造を改善し、利息負担を低減し、新規発行額を抑え、債務残高を削減する」とした。
 この箇所を裏読みすると不動産は無謀な計画で大借金の山を築いたが、利下げと期限を延ばして救済措置をとるという意味だろう。そして、なんとか市況の暴落を防げないものかと言っているのである。
 「昨年の不動産投資は前年比10%減。それだけでGDPは3%の下落圧力になる。それでも実質3%の成長をとげたとは信じがたい」(田村秀男氏、産経新聞3月18日)。
 ▲行政機関は無力化、重要部門は党直轄に
 「チャイナウォッチャーのなかには、これを「地方分権的全体主義」と呼ぶが、習思想などと意味不明の個人崇拝体制で行政と経済政策が、最高指導部管轄となれば、国務院以下の中央官庁の存在意義はどうなるのか? 
行政機構は無力化し、無骨格状態となり、党中央独裁、いや個人独裁の毛沢東時代と変わらなくなる。
 香港とマカオの「一国二制度」の方針を揺るがずに貫徹すると唱えながら(すでに反古となっているが)「法に基づく統治を堅持する」とした。香港とマカオの自治を踏みにじったが、「法に基づく統治」と言うのは、その後、勝手に創った共産党支配合法のための「新法」を指す。
 台湾についても「新時代の党の台湾問題解決の基本方策を貫徹し、独立反対、祖国統一促進を貫き、「祖国の平和的統一への満ちを歩む」などと「平和的統一」の美辞麗句を並べただけだった。
 金融、治安、ハイテクが共産党の直接管理となった。ここが一番重要なポイントである。
西側の制裁に対抗し、統制を強化する目的がある。つまり国務院がこれまで専管事項だった分野も共産党直轄になったわけだ。
 治安では公安、国家安全部と戸籍の管理を共産党内務工作委員会へ移管する。
 金融では人民銀行と金融監督部者が共産党のふたつの委員会に権限移管され、科学技術と教育部門が党の専門委員会の直轄となる。
 3月16日に発表された機構改革では党に「中央金融委員会」を設置し、金融安定を党が指導するうえ、「中央金融工作委員会」を別途設置し、金融システムの組織、規律を統一的に進める。国務院には名目的に「国家金融監督管理総局」が設置される。 
 人事面では新首相に経済素人の李強が任命された。前任の李克強は北京大學経済学博士号。続投する易鋼(人民銀行総裁)はイリノイ大学博士号を持つ専門家だ。
 国家副主席には韓正が選出された。王岐山前副主席は完全な引退に追い込まれた。
人民銀行総裁に居座ることになる易鋼は中央委員候補からもすべりおち、もはや飾りでしかない。胡錦濤時代に中国銀行総裁だった周小川にはやや独自政策の裁量権があったが、金融も共産党直轄となれば、政策に柔軟性を希求するのは無謀だろう。
 ▲中国が「特許大国」ですって。(剽窃世界一の国が?)
 こうみてくると以下の報道がいかに白々しいか。
 中国は米国と並ぶ「特許大国」となった、そうな。実態は研究論文と申請件数のおびただしさで、他人の論文の剽窃や横取りも多い上、これからもつれるであろう難題は、日本や米国と中国との共同出願による特許がかなり存在することである。
とくにEV、スマホ、太陽光パネル、電池、レアメタルなどの先端分野に集中している。中国はこれら共同特許も解釈変更で中国の特許としている。トヨタは中国との共同特許が30件、まるで人質ではないか。
国際学会での論文数では米国を抜いて中国が一位、以下、韓国、台湾、日本とつづき、技術大国だった日本の地位低下が顕著になった。十年後に日本人のノーベル賞受賞者はいなくなるかもしれない。
 米国企業での問題は、研究者の中に圧倒的に中国人が多く、わけてもテスラの技術陣は中国人が過半という。つまり中国人エンジニアが不在となると、世界各地で生産効率が下降する。その一方では、使命を帯びて外国企業にはたらく中国人のスパイ活動がある。
 中国の23年の成長率目標が5%となったことは見た。
 西側企業の中国撤退が続いている上、日米欧は中国へのハイテク輸出を規制し、米国はブラックリストを公表し、日欧にも協力を要請した。とりわけ半導体装置では日本とオランダが米国と協議し輸出停止を申し合わせた。
 欧米ファンドも中国から引き上げをはじめ、中国をのぞく新興工業国家群への投資に分散、米ファンドの日本向け投資は中国へのそれの二倍ちかくになった。
 ベトナム、インド、マレーシア、豪州などへ禿鷹ファンドのKKRやブラックストーンなどの巨大ファンドが投資対象を切り替えた。
 中国株への投資も海外マネーの逃避が続出している。アリババ、JD、美団など中国のハイ的企業株から足を洗っているのだ。
 かような情勢変化に直面する中国が5%成長を遂げるという習近平の方針は、張り子の虎としか言い様がない。
3 notes · View notes
ari0921 · 1 year
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)3月7日(火曜日)
  通巻第7661号  <前日発行>
 米国保守政治行動委員会(CPAC)年次総会はトランプ熱狂
  ポンペオ、クルーズ、ヘイリーに混じってゼレンスキー批判のグリーン議員も
************************
3月4日、メリーランド州はゲイロード・ナショナル・リゾート。共和党の保守行動会議年次総会が開催され、メインスピーカーはもちろんドナルド・トランプ前大統領だ。
 トランプは一時間四十分の長い演説で、「私は数十年で戦争を経験しなかった唯一の大統領だった。繁栄していれば、死んだ人もいなかったでしょうし、二度と再建できない破壊された都市もなかったでしょう」と発言し、続けた。
「(再選されるとして)、大統領執務室に到着する前に、ロシアとウクライナの間の悲惨な戦争を終結させます。問題を解決し、迅速に解決します。1日もかかりません」と豪語した。
 ついでにNATO批判も。
「NATOは私たちと一緒にドルを払っていますか? 私たちは 1400億ドルを投入しましたが、彼らはそのほんの一部にすぎません。わが国の歴史の中で最も危険な時期に直面しており、ジョー・バイデンが私たちを忘却へと導いている。何かが早く起こらない限り、世界はすぐに第三次世界大戦に突入するだろう」と主張した。またトランプは「教育省(文科省)の廃止」を唱えた。
 大会は嘗てトランプに挑戦したこともあるテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)やマイク・ポンペオ前国務長官も登壇し大会を盛り上げた。
会場にはレーガンの写真パネルがあちこちに飾られていた。
とくにポンペオは自伝『1インチも妥協しない』を出版したばかりで、「現在議会で審議中の6兆ドルの赤字国債上乗せは米国経済を自滅に導く」として反対の姿勢を強調した。
 さてこのCPACでは注目人物が登壇するのが恒例である。
まずはニッキー・ヘイリー元国連大使、しかもトランプにつづいて二番目に2024年の大統領立候補を決めた女傑。インドの新聞を読むと、扱い方がことなり、ヘイリー大統領が予備選前にトップを走っているような印象だ(ヘイリーはインドから米国への移民三世。元サウスカロライナ州知事)。
 ヘイリーは赤いドレスで登壇し、「米国は最も強大で統制の取れた『敵』に直面している。スパイ気球を飛ばし、米国の農地など、じつに38万エーカ-の土地を買収した中国共産党は敵である」と中国を名指しで批判した。
 「ところが、米民主党はいまやバニー・サンダースやオカシオ・コルテスが典型なように社会主義政党ではないか。このまま民主党政権がつづくと累積31兆ドルの赤字が次の十年であと10兆ドル増える」と述べた。
会場はヘイリーの演説の最中にも「トランプ!」を絶叫し、あたかも立候補をやめろというような雰囲気だった。
 ▲CPACは中国が敵、ウクライナ支援に疑問の声を高まる
 もうひとりの注目は、「ウクライナ援助を止めろ」と訴えるマジョリー・グリーン議員だった。
「支援を呉れないと戦禍は欧州全域に拡大し、あなたの息子や娘も戦争にかり出されることになる、とゼレンスキー大統領は言ったが、(冗談じゃないわ)私たちの息子や娘のうえにのせた手をはなして」と嫌みたっぷりでバイデン政権の過剰なウクライナ支援に疑問符をなげた。
彼女は米国のウクライナ援助520億ドルの行方を監査せよと訴えている。
共和党保守派はまだウクライナ支援組が多いのだが、このマジョリー・グリーン下院議員の演説にブーイングはなかった。大歓声が起きた。
共和党保守派の決起集会だが、フロリダ州知事のデサンティスは欠席した。
直近の世論調査で、サンティスはトランプ支持45%に対して27%で追いかけるが、3月3日にフロリダ州で自叙伝出版記念会を兼ねた集会を独自に開催し、5日にはカリフォルニア州のレーガン記念館に現れて演説した。
3 notes · View notes
ari0921 · 2 years
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和四年(2022)5月6日(金曜日)
    通巻第7322号
 ロシア、岸田首相、高市議員らに制裁。「ロシアへの入国禁止」トカ
  ロシアに不動産も、利権も銀行口座もありませんが。。。?
************************
 5月4日、ロシアは日本の対ロ制裁の報復として、岸田首相、高市議員、渡辺恒雄(読売のボス)ら63人に制裁を加えて、「ロシアへの入国禁止」とした。
 山東昭子、青山繁晴、松川るい各議員のほか、共産党の志位委員長も入っている。
 またジャーナリストでは、中村逸郎氏らロシアに辛口コメントのクレムリンウォッチャーが多いが、産経は社長、論説顧問の斉藤勉氏、前モスクワ特派員の遠藤良介氏。日経はトップ三人、そして週刊文春編集長。
 でも「ロシアに不動産も、利権も銀行口座もありませんが?」と制裁効果を訝しむ声が大きい。渡辺はプーチンとの独占インタビューができなくなってさぞ残念だろうなぁ。
 もっとも入国禁止となると、この類いの処分を乱発するのはアメリカである。
げんに印度のモディ首相は当選確実となる直前に入国禁止をさらりと解除した。現在、アメリカが入国禁止としている一人にフィリピンのボンボン・マルコスだ。しかしマルコスは5月9日のフィリピン大統領選挙で、おそらく圧勝する。アメリカが制裁措置を解除するのは単に時間の問題である。
 
 さてロシアが岸田総理を制裁した本音の部分は、タイミングから考えて、ローマ法王との会見に、その動機があるのではないか。
そもそも岸田首相は、なぜ外遊中にローマ法王と会う必要があったのか。カソリック世界の王はそのうえ南米出身でイエズス会である。
 NATOの代理戦争でもあるロシアvs ウクライナ戦争は、じつはカソリック vs東方正教会(ギリシア正教もしくはオーソドックスという)の宿命の対立が根っこにある戦争である。
ウクライナ正教会はロシア正教会と兄弟だが、カソリックがウクライナの西半分に深く浸透し、影響力を行使するようになり、ロシアからみれば異教徒の文化侵略と映るのだ。
▲かくて東方正教会は敵となった
 バルカン戦争でもNATOは正教会のセルビアだけを「悪」と裁断し、ベオグラードを空爆してミロセビッチ、カラジッチを国際法廷に引っ張り出した。
スロベニアはカソリック、クロアチアも。ボスニアはイスラム。後者ニケ国は同じ残虐行為を働いたのに、ほぼ不問とされた。セルビアが東方正教会だからだ。
 そのカソリック総本山を岸田首相は何の歴史的、宗教的な顧慮もなく表敬した。クレムリンが怒髪天をつくほどに怒るのは、宗教戦争とういう文脈からいえば当然だろう。
 キリスト教はカソリックを批判してプロテスタントがドイツから北米へと広がり、勢いがあるが、カソリックは旧東欧から南欧、そして中南米に圧倒的影響力を誇る。
 東方正教会は東ローマ帝国(ビザンチン)で拡がり、「新ローマ」を建国するとしてコンスタンチノーブルを建設した。正教会は、グルジア、アルメニア、ウクライナからロシアまで拡がった。
コンスタンチノーブル(現在のイスタンブール)は西暦330年から、オスマントルコに滅ぼされる1453年まで繁栄を誇り、その城塞都市の26キロにも及んだ高い壁はいまも各所に残っていて観光資源となっている。
1300年に及ぶカソリックと正教会の対立は歴史の対決であり、宿命であり、ウクライナがカソリックの軍門に降ることは、ロシアにとってはコンスタンチノーブルの陥落に等しい屈辱的な歴史感覚となる。
 他方、戦争の実態は闇に包まれ、ディスインフォーメーションが飛び交っているが、なかには本物かと考えられる情報にポーランドが参戦し、西側の都市を「奪回」(もともとポーランド領土)とか、ついでにベラルーシの西にも攻めいるとか、鵜の目鷹の目であるという。
それなら日本もどさくさに紛れて出兵し、北方領土奪回のチャンスがあるだろうに、こればかりは誰も言い出さない。
一方、NYタイムズはロシアの12名の将軍をウクライナ軍が殺害したが、これは米軍ならびに米情報機関が、敵軍の識別と規模と、現在地、将軍某某の居場所、進軍の速度や装備などをウクライナ軍に教えていたと報じた。
 ビルゲーツはイーロンマスクのツィター買収に関してコメントし、「偽情報が飛び交う戦場はもっと悪くなる」と嫌みをいったとか。
15 notes · View notes
ari0921 · 2 years
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和四年(2022)5月16日(月曜日)弐
     通巻第7335号
 中国大都市ロックダウン続き、サプライチェーンはズタズタ
  22年度GDP成長は3・9%と親中派の野村證券、IMFは4・3%
************************
 有力シンクタンクの中国経済予測が出そろった。
 全人代において李克強首相の掲げたGDP成長目標は5・5%だった。親中路線の野村證券が3・9%と最低、UBSが4.2%,ゴールドマンサックスは4.3%、そしてIMFは4・4%と、いずれも中国の公式目標より低い。
 第一はロシアのウクライナ侵攻で西側のロシア経済制裁がじわり、中国に悪影響を及ぼし、ここに原油高、穀物高騰が加わる。ましてや米国の制裁が継続していて、経済は下降速度を増した。
 食品は8%程度の値上がりとなっている。
 第二に武漢肺炎の変異株が猛威を振るい、深セン、上海メガロポリス、西安、武漢、東北三省(とりわけ吉林省)の諸都市がロックダウンされた。
 上海メガロポリスだけでも2500万人が不自由な生活を強いられ、六週間に亘るロックダウンは習近平への不満の声となって静かに市民の胸底に体積した。
 流通、商業活動が止まり、食糧不足、係官の横暴、工場休業となって道路はがら空き、逆に上海港などで沖合待ち一ヶ月以上。対米輸出航路は平均で74日間の遅れを出している。港湾労働者も不足し、膨大なコンテナの処理が円滑にいかない。上海および無錫、杭州、蘇州などで外国企業の工場閉鎖は七割近く、生産、販売が劇的に落ち込んでいる。
あまつさえ吉林省と国境を接する北朝鮮で発熱が一晩に17万人とか、四月末から五月半ばまで52万人がいきなり感染し、死者もうなぎ登り、中国製のワクチンは効き目がなく、中国東北地方の経済回復は望み薄となった。
 第三がサプライチェーン中断により、部品も調達できず、操業を再開しても、労働者は工場宿泊となるため出社率が悪い。生産ラインが止まったままである。テスラもトヨタもライン再開はかけ声だけ。
もっとも深刻な影響は95%のスマホを中国で生産するアップルで、納期遅れが2ヶ月。
アップルは上海、昆山、鄭州、成都、重慶、深センにiPhone工場があり、およそ95%が中国生産だ。それも委託生産しているのは鵬海精密工業(FOXCON)、ペガトロン、広達(グアンダ)電脳、コンパルなどである。とくにグアンダは、六月前までの生産再開は絶望視されている。
上海都市封鎖は外国企業に深刻な影響だが、中国企業とて例外ではなく、鳴り物入りだった半導体自制のSMIC(中芯国際集成電路)は納品遅れ、工場の拡張どころで名なくなった。
GAFAMの時価総額は25%の大暴落、世界の株式市場からGAFAMの時価総額360兆円が蒸発した(21年末の10兆ドルから22年5月11日は7・4兆ドルに)。アップルは世界株式時価総額トップをアラムコに譲ることとなった。小誌が予測してきた���うに「さようなら、GAFAM」の季節がやってきた。
 四月の人民元建��の銀行貸し出しは17兆円台に留まって、じつに72%減。資金需要も消えたのである。
 ▲ピョートル大帝を尊敬するプーチンと永楽帝をめざす習近平と
 こうした逆境のなかで気を吐くのが中露貿易だ。
制裁に加わらないばかりかロシア支援を強める中国は石油とガスをロシアから安く買いたたき、パイプライン加えて、トラックと鉄道輸送。また食品や機械、雑貨をロシアへ輸出している。船舶が利用できなくてもユーラシアを横断する陸のシルクロード=「鉄道」輸送が強みを発揮しており、「コンテナ鉄道」は重慶から2011年にドイツへと開通以来、武漢、成都、鄭州、西安から欧州23ケ国をつなぐ。大半がモスクワ経由である。
 積み荷は食品、衣料品、医薬品、自動車部品、雑貨などとされるがコンテナに武器を積み込みロシア支援に活用しているようである。
 とくに機関銃や弾丸、戦車、自走砲の部品などは偵察衛星の監査から漏れる。
 プーチンはピョートル大帝とエカテリーナ女帝の再来を夢想するナショナリズムの強烈な帝国主義を目ざす。プーチンはスターリン、レーニンを問題視していない。
一方、習近平は毛沢東に憧れ、中華民族の夢を豪語してやまないが、それは明の永楽帝が築いた最大版図の回復を実現することであり、台湾ばかりか、尖閣諸島奪取という途方もない野心を研いでいる。
これまで中国はソ連時代からロシアを『兄貴分』としてきたが、ウクライナ情勢で立場を逆転させた。ロシアは弟分、中国が兄貴分で兄弟の杯は、やり直しとなるだろう。
ロシアのGDPは中国の十分の一以下であり、ロシアが誇った武器、宇宙船なども中国が技術をもぎ取った。
だがしかしプーチンは面子にかけても決して習近平の風下に立つことはない。したがって中国台頭への心理的反作用はますます欧米への挑発行為をエスカレートさせる危険性がある。
苛立ちとストレスはすでにプーチンの表情からも読み折れるほどにロシアは反動バネで、より挑発的な姿勢に傾きかねないのである。
3 notes · View notes
ari0921 · 2 years
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)12月10日(金曜日)
通巻第7154号 
 恒大集団、正式にデフォルトとフィッチが認定
  中国経済は二度死ぬ。バブル崩壊は全体主義経済社会の瓦解へ
*************************
 中国経済の史上体験したことがなかった繁栄はまもなく終わる。中国経済は二度死ぬことになる。
 12月9日、フィッチが認定した恒大集団のデフォルトは、その大決壊の始まりに過ぎない。
 しかし、上海の株式暴落のときに中国共産党は投資家に「売るな」と厳命し、証券会社には「悪質な空売りには厳罰をもって応じる」と脅した。株式を売却できないとなれば、暴落は避けられる。そのうえで、裏から証券会社に資金手当をなして、相場を支えるとカラクリがあった。死んでいるにもかかわらず延命装置を取り付けたのだ。
 資本主義社会での株式市場の構造から言えば「ありえない」ことが中国ではおこる。上海株は持ち直し、あれから六年、人為的な上下、乱調を演じながら、じつは不動産投資によって支えられてきた。
金融も、日本なら「異次元緩和」というタームがうまれたように、宇宙人のような通貨政策、金利政策、通貨供給量の爆発的供給によって、当局の意図に反して、相場冷却どころか、ふたたび過熱した。つまり、一度死んだはずの中国経済は、以後「ゾンビ」だったのだ。
 昨秋あたりから共産党中枢は、条件を厳しくし、むやみな不動産貸し付けを規制し、贅沢禁止などと言い出した。その結果、不動産業界に、すきま風、寒風、烈風、そして竜巻から大嵐がやってきた。大手デベロッパーの社債デフォルトが連続し、ドル建て社債は、国際問題に発展する。
 決断が遅れたのは、習近平執行部への衝き上げ、党内から不満の声だったようだ。
 なぜか。
 不動産投機に明け暮れ、誰もすんでいないマンションの所有者は、ほとんどが共産党員。そのうえ中央委員クラスとなると、ひとりで四軒も、五軒も所有しているからだ。
 不動産バブルの崩壊はとうに始まっていた。いよいよ聞こえてきた共産党大韓部の破産。それが恒大集団のデフォルトに集約される。
 中国経済は二度死ぬ。
8 notes · View notes
ari0921 · 3 years
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)7月12日(月曜日)
通巻第6982号 
アフガニスタンから中国人が特別機で撤退
  210名のうち、22名が武漢コロナに感染の「おまけ付き」
*************************
 駐カブール中国大使が、アフガニスタンにいる中国人の引き上げを発令していたが、厦門航空のチャーター便が7月2日にカブールを出発した。
『環球時報』によれば、210名が河北省の空港に到着し、ただちにウイルス検査を行うと、このうちの22名が感染していたと伝えた。
とんだ「おまけ」も付いてきたようだ。
つづけてインドはカンダハル州の領事館から50名を退避させ、ロシアも同様な措置を北部でとった。オーストラリアは、すでにアフガニスタンから豪兵の撤退は完了したと国防大臣が発表した。
 バイデン大統領はNYテロの追悼記念日となる9月11日をもって、撤退完了目標としていたが、実際の撤退作業は加速されており、7月末には作業終了の予定という。付随して米軍に協力してきた通訳、運転手、ガイドなどのアフガニスタン人も米国は引き取る。
6000名の下請け民間企業のアメリカ人も撤退し、カブール空港の守備についていたトルコ軍も引き揚げる。
 「戦争請負業」といわれる米国の民間企業は駐留米軍の兵站を担い、また各種サービスも展開してきた。
 アフガニスタンの真空状態を危惧するのは国境を接するイラン、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンだ。いずれもアフガニスタンと国境を分けているため、テロリストの潜入を警戒している。
 
 しかし、言うまでもなく米軍撤退に最大の懸念を抱いているのは中国であり、タリバンのなかにウイグル自治区の構成員が千名前後混在していることも突き止めている。イスラム過激派からの血の報復を懼れているのである。
 中国は、くわえて西アフリカからフランス軍が撤退するため、アフガニスタンと同様に反政府軍の政権転覆が近いとして中国企業の退避を余儀なくされそうという。
20 notes · View notes