Tumgik
#naturediversityjp
benediktine · 2 years
Quote
オイカワ丸 @oikawamaru - 午前11:43 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548136150753488896 : https://archive.ph/FHna4 例えば漁業をしやすくするためにサメを駆除したらアオウミガメが増えて藻場を食い荒らして魚が減って漁業が立ち行かなくなってしまうという仮説。生物多様性の保全という観点から解決策を考えていかないといけない。 ≫――――――≪ オイカワ丸 @oikawamaru - 午後1:50 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548168139787350018 : https://archive.ph/IPmc9 当然のことながら私は漁業が続いて欲しいと思っているので、色々な魚介類を食べ続けたいと思っているので、漁業を続けなければならない、というのは大前提です。 ≫――――――≪ フナと納豆のひと (元マンボウ拾ったひと) @wormanago - 午後1:57 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/wormanago/status/1548170029719363585 : https://archive.ph/CgE4D 返信先: @oikawamaru カーミーカキのじーさんがいなくなってアオウミガメそのものに対する漁獲圧(あるいは警戒心を形成すること)も減っているのです。 ≫――――――≪ オイカワ丸 @oikawamaru - 午後2:01 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548171056397324288 : https://archive.ph/RaEiH 返信先: @wormanago シカやイノシシを見ていても思いますが、恒常的な人為的圧力(警戒心の形成)は、大型の野生動物にとってはかなり行動に影響を与えるので、そのあたりも絡んでいるのですね。 ≫――――――≪ Taiga YODO @TaigaYodo - 午後2:29 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/TaigaYodo/status/1548177947713871873 : https://archive.ph/TfYj5 返信先: @oikawamaru @wormanago カワウも多分にそういう影響(平日は川に人がいない)を受けているのだろうと思ったりしています。 ≫――――――≪ オイカワ丸 @oikawamaru - 午後2:32 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548178789934723072 : https://archive.ph/wKCWO 返信先: @TaigaYodo @wormanago 昨年からイノシシの調査をしているのですが、人がよく来る場所では夜間しか活動していないのに、人がほとんど来ない場所ではかなり明るい時間まで平気で活動しているようでした。「人によるストレスがない」というだけで、たくさん食べて、増えやすくなってしまうのだろうなと思っているところです。 ≫――――――≪ フナと納豆のひと (元マンボウ拾ったひと) @wormanago - 午後2:03 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/wormanago/status/1548171324970844160 : https://archive.ph/LECaS 返信先: @oikawamaru 生き物のかしこさ、したたかさを感じます。 ≫――――――≪ 山田@フェンサー練習中 @0Dm2j6BxcGzoCDe - 午後0:04 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/0Dm2j6BxcGzoCDe/status/1548141371923767296 : https://archive.ph/o9gNB 返信先: @oikawamaru はじめまして。 アオウミガメといえば甲羅の乱獲で絶滅危惧種だったと存じておりますが現在は違うのでしょうか? そもそもの論点が違うのは承知しておりますが気になってしまったもので… ≫――――――≪ オイカワ丸 @oikawamaru - 午後9:29 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548283799997673472 : https://archive.ph/reAOZ 返信先: @0Dm2j6BxcGzoCDe アオウミガメは絶滅危惧種です(環境省レッドデータブックで絶滅危惧II類)。ただ南西諸島では局地的に個体が増加しているようで、そのために生物多様性のバランスを崩す問題が出ているようですね。 ≫――――――≪ Kanji @kanjinagay - 午後3:53 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/kanjinagay/status/1548199128274186241 : https://archive.ph/iAzE5 返信先: @0Dm2j6BxcGzoCDe 甲羅の乱獲で絶滅危惧種になったのは、タイマイであって、アオウミガメは少し事情が違いますね 「アオウミガメ 絶滅危惧種」でググればいろいろ情報は見つかるかと思いますが ≫――――――≪ 大原久嘉 @hanjyo_05 - 午前11:50 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/hanjyo_05/status/1548137961648111616 : https://archive.ph/lIyHa 返信先: @oikawamaru @reishiva 狼駆除したら、猿やら猪やら増えて獣害が深刻になってる農業も然り。 ≫――――――≪
オイカワ丸 @oikawamaru - 午前11:43 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548136150753488896 : https://archive.ph/FHna4
オイカワ丸 @oikawamaru - 午後1:50 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548168139787350018 : https://archive.ph/IPmc9
フナと納豆のひと (元マンボウ拾ったひと) @wormanago - 午後1:57 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/wormanago/status/1548170029719363585 : https://archive.ph/CgE4D
オイカワ丸 @oikawamaru - 午後2:01 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548171056397324288 : https://archive.ph/RaEiH
Taiga YODO @TaigaYodo - 午後2:29 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/TaigaYodo/status/1548177947713871873 : https://archive.ph/TfYj5
オイカワ丸 @oikawamaru - 午後2:32 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548178789934723072 : https://archive.ph/wKCWO
フナと納豆のひと (元マンボウ拾ったひと) @wormanago - 午後2:03 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/wormanago/status/1548171324970844160 : https://archive.ph/LECaS
山田@フェンサー練習中 @0Dm2j6BxcGzoCDe - 午後0:04 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/0Dm2j6BxcGzoCDe/status/1548141371923767296 : https://archive.ph/o9gNB
オイカワ丸 @oikawamaru - 午後9:29 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548283799997673472 : https://archive.ph/reAOZ
Kanji @kanjinagay - 午後3:53 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/kanjinagay/status/1548199128274186241 : https://archive.ph/iAzE5
大原久嘉 @hanjyo_05 - 午前11:50 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/hanjyo_05/status/1548137961648111616 : https://archive.ph/lIyHa
0 notes
benediktine · 2 years
Quote
オイカワ丸 @oikawamaru - 午前11:37 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548134814255321088 : https://archive.ph/4W1ED 農林水産行政は今後ほんとに生物多様性保全のこと正面からとらえて政策にきちんと組み込んでいかないと、一次産業がめためたになってしまうんではないかと思う。いつまでもおいしい農産物、水産物を食べ続けるためにも、生物多様性保全が必要ということ。希少種の保全も外来種の対策も必要ということ。 ≫――――――≪ nvsnva @nvsnva - 午前11:43 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/nvsnva/status/1548136190750035971 : https://archive.ph/Kw0iK 返信先: @oikawamaru 一時的にでも人々になにかをガマンしてもらわないと、メタメタになっていく可能性が高いのですが、それをやると景気が悪くなるのです。 誰もガマンせずにすむと思うのであれば、私なら自身の過ちを疑います。 ≫――――――≪ miki-kou?    @mikika_kou - 午後4:21 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/mikika_kou/status/1548206216467214337 : https://archive.ph/dijKb 返信先: @oikawamaru 人は自然(空気、太陽、雨)がないと健全には生きられない。 その人にとって唯一無二の自然の今の状態のバロメーターは、他の生物を見れば分かって来るような。 生き物のそれぞれの営みを尊重することが自然の豊かさにも繋がり、結果的に人間も潤うということで、本来のオーガニックではないかと ≫――――――≪
オイカワ丸 @oikawamaru - 午前11:37 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1548134814255321088 : https://archive.ph/4W1ED
nvsnva @nvsnva - 午前11:43 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/nvsnva/status/1548136190750035971 : https://archive.ph/Kw0iK
miki-kou?    @mikika_kou - 午後4:21 ・ 2022年7月16日 : https://twitter.com/mikika_kou/status/1548206216467214337 : https://archive.ph/dijKb
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media
Takeshi KINOSHITA @kinoshitakeshi - 午後11:25 ・ 2022年7月28日 : https://twitter.com/kinoshitakeshi/status/1552661653665501185 : https://archive.ph/FgXif 松戸草原の刈払い。暑いので小一時間ほどで済ませる。年1回の草刈りで美観を維持するには、6月下旬がベストなんだけど、今年は時間が取れずひと月遅れ。6月下旬を過ぎて何もしないとやはり見苦しくなる。  {{ 画像 }} ≫――――――≪
Takeshi KINOSHITA @kinoshitakeshi - 午前0:37 ・ 2022年7月29日 : https://twitter.com/kinoshitakeshi/status/1552679712014893057 : https://archive.ph/r1Mji 草刈りする人の大部分はその直後がもっともキレイだと思っているだろうけど、草刈りを撹乱と捉える我々は、生き生きと回復した植生を目指す。植物の活力を削ぐためではなく、逆に取り戻すために草を刈る。変態っぽい(謎) ≫――――――≪
Takeshi KINOSHITA @kinoshitakeshi - 午前7:50 ・ 2022年7月29日 : https://twitter.com/kinoshitakeshi/status/1552788568543612928 : https://archive.ph/6y5WI 選択除草も、ねらった植物、植生の活性を高めつつ管理を省力化する方法といえるが、生き生きとした植生の回復を目指すだけなら、選択するまでもない。 ≫――――――≪
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media
レポートの内容について、足立氏は、「単なる生き物や地球の窮状の報告ではない。このままでは人間が立ち行かなくなると受け止めてほしい」と危機感をあらわに。世界ではすでに金融ルールを巡って生物多様性に関する情報開示の波が押し寄せ、日本企業でも自然版TCFDとも言われるTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への関心が高まっているが、「実はそれ以上に大変なルール変更が起きていることが、日本ではあまり知られていないのではないか」とするメッセージを日本企業に向けて発し、警鐘を鳴らした。
一例として、企業の経済活動が地球環境にとって持続可能であるかどうかを判定し、グリーンな投資を促すEU独自の金融ルールである「EUタクソノミー」に含まれる生物多様性に関するルールが来年にも動き始めることや、数年以内に国際的なサステナビリティ基準に基づいた会計基準が適用されるようになることを指摘。「今後は生物多様性に配慮していない企業には投融資が集まらなくなるだろう。会計報告の中でも自社の企業活動がどれだけ生物多様性に負荷をかけ、その負荷をなくすためにどのような努力をしているのか、それが財務にどう影響するのかを示すことが義務になる。これを知らないでいることは日本企業にとって大きなリスクだ」と注意を喚起している。
~~~~~~ ~~~~~~
【深刻化する生物多様性 過去50年で69%、淡水域では83%減少、「2030年までにネイチャー・ポジティブの確立を」――WWFが報告】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1211449_1501.html : https://archive.ph/FjbyC : https://benediktine.tumblr.com/post/698691076899373056/ : https://benediktine.tumblr.com/post/698695567722905600/ 2022.10.17
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media Tumblr media
「変化の速度と規模」では、生物多様性の豊かさを図る指標であるLPI(Living Planet Index) の最新データを発表。それによると1970年から2018年の間に、調査対象となった5230種、約32000個体の野生の脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類)の平均69%が減少していた。
~~~~~~
地域別では中南米・カリブ海の94%を筆頭に、アフリカが66%、アジア・太平洋は55%と減少率が大きく、北米も20%、ヨーロッパ・中央アジアも18%減少している。 さらに世界全体で見たとき、湖や川など淡水域に生息する生物への影響が深刻で、調査対象となった1398種6617の個体群の平均83%が減少。
~~~~~~
またLPIと対をなす形で、WWFは毎回、人間が生活や経済活動の中で消費し、廃棄する量などを通して地球にかけている負荷を測る「エコロジカル・フットプリント」を発表している。今回この指標については、地球の「バイオキャパシティ」に対して人間が地球の資源を「少なくとも75%過剰に使用している」、つまり人間が今の生活を維持するには地球1.75個分の自然資源が必要であると測定された。
~~~~~~
こうした生物多様性の損失や人間の過剰な生産と消費の状況などを踏まえ、最終章となる「ネイチャー・ポジティブな社会を実現するために」では、「システム全体の急速な変化の必要性」に言及。パラダイムや目標、価値といった技術や経済、社会のさまざまな要因にわたる根本的なシステム全体をつくり変えていけば、「自然の減少傾向を反転させるチャンスはまだある」とした上で、「私たちの選択が気候変動と生物多様性の結果を変える。金融システムや経済システムに自然のあり方を明確に組み込むことで、持続可能な行動へ向けた選択にシフトできる」などと提言している。
~~~~~~ ~~~~~~
【深刻化する生物多様性 過去50年で69%、淡水域では83%減少、「2030年までにネイチャー・ポジティブの確立を」――WWFが報告】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1211449_1501.html : https://archive.ph/FjbyC : https://benediktine.tumblr.com/post/698691076899373056/ 2022.10.17
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
【若者が突き動かす「生物多様性サミット2022」 代表の大学院生に狙いを聞く】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/article/sbj_interview/detail/1207201_2775.html : https://archive.ph/jdhAe 2022.02.18
 {{ 図版 1 }}
「次の10年」に向け、気候変動と表裏一体をなす危機として、生物多様性が重要視される。2030年を達成年とする「ポスト2020生物多様性枠組」はコロナ禍で採択が遅れているが、そんな今だからこそこの問題に対する人々の関心を高め、失われた生物多様性を回復させるための行動につなげようと、チャレンジを続ける若者たちがいる。生物多様性について街づくりやESG投資といった観点から理解を深め、明日から行動できるよう啓発する若者主体のオンラインイベント「生物多様性サミット2022」が19日に開かれるのを前に、主催する一般社団法人「Change Our Next Decade(COND)」代表の千葉大学大学院生、矢動丸琴子さんに話を聞いた。(廣末智子)
■《COP14など計8回、生物多様性の国際会議に参加して感じたこと》
「生物多様性が豊かだということは、権利の一つだと思います。その権利を何かしらの形で脅かしている人と、脅かされている人がいる。多くの場合、その脅かされている人は南半球の人だったり、先住民の人だったり、弱い立場の人たちであるのを強く感じています」
そう、言葉を選ぶように話す矢動丸さん。2020年11月にエジプト・シャルムエルシェイクであったCOP14をはじめ、通常2年に1度開かれる締約国会議の合間に行われる準備会合や作業部会にこれまでリアルで5回、オンラインで3回、日本のユースとして参加した。そうした場で目に焼き付いているのが、先住民や女性、そしてユースが自らの権利を強く主張する姿だという。
それを象徴する文言は、現時点までに国連が発表している「ポスト2020生物多様性枠組」の1次ドラフト(草案)にも示されている。劣化した生態系の20%を再生・復元し、外来生物の侵入率を半減させるなど21項目からなるターゲットの中に「生物多様性に関連する意思決定への衡平な参加、先住民族、女性、若者の権利確保」の文言が盛り込まれたのだ。
「公式文書に書きこまれたことで、国際社会はもう無視できない。プロモーション的に会議に呼んでおけばいいというのは通用しません。椅子があるからいいでしょ、というのは違う」
話に「椅子」が出てくるのは、矢動丸さんが象徴的だと感じるエピソードに基づく。生物多様性条約は気候変動枠組条約とともに1992年に誕生し、両者は「双子の条約」とされるが、2010年のCOP10を知るメンバーによると、生物多様性条約の国際会議には、早い段階から座席にある特徴があったのだという。
「オブザーバー席に、女性グループや教育機関、NGOにユースと、それぞれの札が付いていたそうなんです。座席に札がある=正式に発言ができる、ということ。そういう意味で包括的であり、みんなで一緒に作ろうね、という仕組みを勝ち取ってきたのが生物多様性条約だと思います。ポスト2020の草案ではそれが一歩進んだ形です」
初めて参加した2018年7月のカナダ・モントリオールでの「SBSTTA(通称サブスタ、Subsidiary Body on Scientific, Technical and Technological Advice=生物多様性条約科学技術助言補助機関会合)-22」では、さまざまな議題がある中、「若者として、この議題ではこれを勝ち取っていきたい」という世界のユースたちの熱量に驚かされ、ブラジルとドイツのメンバーが、2012年にインドのCOP11で設立されたGlobal Youth Biodiversity Network(GYBN、通称ギブン)の提案者だったことにも刺激を受けた。
国際社会に対して若者が声を上げたという面ではグレタ・トゥーンベリさんを先頭に世界に広がった気候危機を巡る運動が頭に浮かぶが、生物多様性の危機についても早い段階で若者たちが動いていたことを矢動丸さんが肌で感じたことが伝わる。
 {{ 図版 2 }}
■《日本の「行動を起こしたいユース」をサポート、団体立ち上げ政策提言》
矢動丸さんは現在、千葉大学の博士後期課程の学生で、環境健康学や人間植物関係学、環境教育学を専門とする。生物多様性条約の国際舞台に立つことになったのは、博士課程に進むと同時にIUCN-J(国際自然保護連合日本委員会)でのアルバイトを始めたのがきっかけで、最初は会議の進行プロセスに追いついていくのも大変だったのが、世界の若者の議論を目の当たりにするうちに「自分も含め、日本の若者たちはこんなにのほほんとしていていいのか」と強く思うようになったという。
行動に移したのは早かった。2019年8月には任意団体を立ち上げ、COP15に向け、日本全国の「行動を起こしたいユース」たちにこの10年の振り返りと次の 10年に向けた仕組みを検討してもらう「生物多様性ユースアンバサダー事業」をIUCN-Jとの協働で開始。矢動丸さんの役割はユースたちのサポートで、「ドクター(博士号)はまた取れるけど、2020年は一度しかない」という思いから大学院を休学して活動に専念した。
団体は当初、1年で解散する予定だったが、「体制を整えてもっと頑張ろう」と昨年8月に一般社団法人に。コロナ禍で活動が制限される中、法人化前から力を入れてきたことの一つに政策提言がある。CONDとして当時の小泉進次郎環境大臣と計4回意見交換を行ったり、直近では昨年12月に生物多様性国家戦略小委員会にも出席した。
ポスト2020の目標設定を巡る流れの中で、世界のユースは、Intergenerational Equity(世代間衡平=次世代のために健全な地球を確保する上で、すべての世代で共通だが差異ある責任を共有すること)とHuman Rights & the Rights of Nature(人権と自然の権利)、Transformative Education(変革的教育)の3つを優先事項とすることに言及。日本のユースとしても、上記の政策提言などの場で、「政策策定時には世代間衡平の視点を必ず組み込むこと」に加え、陸域に比べて調査が不十分であるとの指摘もされる海洋の保全、そして「自然を守るに当たっては、海も山も川も全部つながっていることを意識し、連結性を確保した上で取り組むべきだ」ということを主張し続けている。
もっとも活動を続ける中では、苛立ちを感じる場面も少なからずあるようで、「国際的にユースの席が用意されているといっても、日本ではまだまだだと感じることも多いです。最近は若者の声を聞くのが流行しているような節もありますが、まだ、パネリストにユースを入れておけばいいといった感覚でディスカッションに呼ばれることもあり、若者の代表としてグレタさんのように怒ってくれれば、何か疑問を呈してくれればいいから、と言われたこともあります。マスコットキャラのような扱いを受けるのはどうかと思いますね」と本音も語る。それでももちろん屈することなく、ユースとして、CONDとして「現在の発信方法のみで十分なのか、どうなのか」と自問を続け、今がある。
■《日本は経済発展を優先しているのではないか》
 {{ 図版 3 : COND }}
そんな矢動丸さんが「気候変動対策と生物多様性との両立」について訴える時、よく例に出すのが「ウェディングケーキモデル」として知られるSDGsの構造図だ。その土台は「生物圏」であり、目標14「海の豊かさを守ろう」と目標 15「陸の豊かさも守ろう」が、目標6「安全な水とトイレを」目標13「気候変動に具体的な対策を」とともに並ぶ。
「人間活動や社会経済活動は、環境を基盤にして成り立っている。環境が疎かになると、回り回って社会や経済もうまく回らなくなるということです。生物多様性は独立した問題としては語れないことをよく表していると思います」
そう考え、日本のSDGsの達成状況を振り返った時、日本は、SDGsの進捗状況に関する国際レポートの {{ 結果 : SDGs達成度ランキング、日本は18位:「行動の10年」世界は具体的な行動と投資の加速を 2021.06.16 : https://www.sustainablebrands.jp/article/story/detail/1203005_1534.html : https://archive.ph/MXnyj }} からも、特に目標14と15に課題が大きいと指摘されていることに思い当たるという。
「世界的にみると、意識の高い国がリードして意見をまとめていますが、翻って日本はどうなのか。経済発展や開発と、生物多様性や自然環境の保全をどう両立していくかという時に、日本は経済発展を優先しているのではないでしょうか。生物多様性は無くなってからでは遅いのに。経団連には『自然保護協議会』もあり、変わろうとしている企業は多いですが、政治家にも経済を回す上でもっと自然環境に配慮してほしいと思います」
最近では再生可能エネルギーの一つである「バイオマス燃料」として使用するために森林破壊が進むなど、世界的にも気候変動対策との矛盾が大きな問題になっており、日本でもメガソーラーの設置に伴う森林伐採が景観の悪化や土砂災害などを招いているという批判もある。
「脱炭素社会のために今はそうするのがいいと思ってのことでしょうが、10年、20年後に、あの時、森を伐ってしまったためにあの植物が生えなくなった、あの動物が、あの虫がいなくなった、としても、もうそれは戻ってこない。私たちや、もっと下の世代はその森の恩恵を受けられない。それは、世代間の権利が平等じゃないということです」
■《日本人の生物多様性に対する認知度、危機感の低さを危惧》
そんな強い思いに反して、例えば令和元年度の内閣府の調査で生物多様性について「聞いたこともなかった」とする割合が47.2%であったり、2021年の民間調査で、日本人が危機的だと感じる環境問題の1位は気候変動の44.6%であるのに対し、生物多様性はわずか1.9%に過ぎないなど、生物多様性についての認知度は低く、危機感が浸透していない実態を危惧。そのハードルの一つには「『生物多様性』という言葉が難しい、専門家が扱うもので自分には関係ないと考えている人が多いのではないか」と推察する。
矢動丸さん自身、生物多様性について深く理解したのは2018年に国際会議の舞台に立つようになってからのことだった。その経験からも今、力を入れるのが、人々がどのような状況にあるために生物多様性保全について行動を起こしていないのか、起こし方が分からないのか、「働きかけたい相手」の立場でアプローチを行うことに重きを置いた啓発だ。
その一環で、2月19日には一次産業や街づくり、ESG投資やグリーンインフラ、ナッジ(行動変容)など、「生物多様性を軸としつつ、それに関わる、ほかの入り口をたくさん用意」したイベント「 {{ 生物多様性サミット2022 : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000093193.html : https://archive.ph/hN008 }} 」をオンラインで開催する。講師には、環境省のグリーンファイナンス検討会や金融庁のサステナブルファイナンス有識者会議などの座長を歴任する水口剛・高崎経済大学学長や、農林水産省の生物多様性戦略検討委員会と環境省の生物多様性民間参画ガイドライン改定検討会の委員も務める、りそなアセットマネジメント執行役員の松原稔氏ら錚々たる顔ぶれが並ぶ。
 {{ 図版 4 ~ 5 : 生物多様性サミット }}
「自然の魅力を伝えるだけで生物多様性の主流化が実現するのであれば、IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)でTransformative Change(革新的な転換)の必要性が言及されることもなかったと思います。さまざまな社会課題が複雑に絡み合っている現代において、自然を守ることは、人々の権利や社会基盤を守ることです。生物多様性と自分との関わりが分からないと思っている人に、あなたの生活は何で成り立っているの?それは生物多様性のところだよ、と。そのことをちゃんと理解してくれる人が増えてくれればと思います」
コロナ禍で中国・昆明でのCOP15の延期が続き(一部は昨年10月に開催)ポスト2020枠組の採択が遅れている今、2030年までの時間は刻々と減っている。それだけに、「これまでとは違う方法でのより一層の行動が求められます。起こすアクションの大きさは関係なく、継続することが何よりも重要」と強調。「ユースの最大の強みは失敗を恐れず果敢に挑戦できるところ。他のNGOや行政などさまざまなステークホルダーと協働し、対等な関係で行動を加速させていきたい」と日々決意を新たにしている。
◆廣末智子(ひろすえ・ともこ)   地方紙の記者として21年間、地域の生活に根差した取材活動を行う。2011年に退職し、フリーに。サステナビリティを通して、さまざまな現場の当事者の思いを発信中。
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media
【ネイチャーポジティブはカーボンニュートラルに次ぐ世界目標に】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1209999_1501.html : https://archive.ph/wip/cEArI 2022.07.22
 {{ 図版 : 足立氏、高橋氏、近藤氏、丹羽氏 (左から時計まわり) }}
気候変動によって種の保存が危ぶまれ、種の保存が厳しい状況であれば、気候変動がさらに悪化する。昨今、気候変動と生物多様性の問題は密接につながっているとする見方が国際的に広がっている。2月に開かれたサステナブル・ブランド国際会議2022横浜では「気候変動×生物多様性、二つの車輪を同時に進めるわけ」と題したセッションが行われ、脱炭素など気候変動対策と、生態系を保護する両方の観点から取り組みを進める企業の事例が紹介された。(廣末智子)
======================== ●ファシリテーター: 足立直樹・サステナブル・ブランド国際会議 サステナビリティ・プロデューサー ●パネリスト: 近藤佳代子・アサヒグループホールディングス Head of Sustainability 高橋正勝・花王 ESG活動推進部 部長 丹羽弘善・デロイト トーマツコンサルティング CG&Eユニット 執行役員/パートナー 生物多様性に関する包括的戦略策定 サービス担当、モニターデロイト ========================
■《80年にわたって保有 「アサヒの森」の価値は?》
昨年11月に英国で開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、気候変動と生物多様性の二つの危機に対する同時対策の必要性が指摘され、��物多様性に関連する重要な取り決めが相次いでなされた。中でも注目されたのは、2030年までに森林破壊をなくすという目標に日本を含む100カ国以上の政府が合意し、その解決策として、生態系を活用して気候変動を緩和する、NbS(Nature-based Solutions)の概念が示されたことだ。
この動きについて、アサヒの近藤佳代子氏は、「まさにあらためて自然資本の価値が見直されたということではないか」と指摘。その上で同社の象徴的な自然資本であり、NbSを体現する取り組みとして、前身の大日本麦酒時代から80年以上にわたって保有する総面積2165ヘクタールの森林、「アサヒの森」についての紹介がなされた。
広島県庄原市と三次市に点在する「アサヒの森」は同社が1941年、ビール瓶の王冠の裏地として使用していた輸入のコルク不足に備え、ブナ科の落葉高木であるアベマキの樹皮を代用品として確保するために購入したのが始まり。以来、自然林を残しながらヒノキやスギを植林し、2001年にはFSC認証を取得するなど、持続可能な森林経営を行ってきた。その結果、森林のCO2吸収量を増加させ、「生態系を活用して気候変動の緩和に寄与し、それがまた生物多様性の保全に寄与するというサイクルを回してきた」という。
そこで「80年保有してきた森林の価値ってなんだろうといった時に、それを分かるように世の中に伝えることが大切」という考えから、アサヒの森の「自然資本としての価値」を外部の専門家によって定量化した結果、CO2吸収量が工場排出の6.2%に当たる1万2200トンなどの数値が弾き出された。さらにアサヒの森での水の涵養能力を高めて国内のビール工場での水の使用量をオフセットする「ウォーターニュートラル」の取り組みも進める。
■《実際に起こっている森林破壊をどう止めるか》
一方、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブを掲げる花王は、生物多様性の保全に向けては河川における魚の環境RNA(リボ核酸)を指標とした生態調査を行うなど多様なアプローチを進める。その中で最も注力しているのが、同社がさまざまな商品の原料として使用しているパーム油のプランテーション開発などが直接的な要因とされるグローバルな森林破壊を食い止める観点からの取り組みだ。
具体的には、サプライチェーンをいちばん川上のパーム農園にまで遡り、彼らがRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)の認証が得られるような形での技術支援を昨年から10ヵ年計画で行っている。その理由について高橋正勝氏は、そのほとんどが家族経営でやっているような小規模農園であり、「どうしても収入が少なく不安定であることが森林破壊につながっている側面がある。実際問題、起こってしまっている森林破壊をどう止めるか。支援を彼らの安定収入につなげることでひいては森林破壊ゼロに向けての動きにしたい」と強調した。
さらに花王はパーム油を切り口に、本業である界面活性剤の開発における課題解決にも取り組む。現在、使用している原料はパームの実の中でも希少部分であることから、ここを技術的にクリアし、これまで使い道のなかった部分を原料とすることで、資源の枯渇に備えるだけでなく、洗浄力も高い商品を既に販売中だという。
■《「脱炭素+生物多様性+循環型経済」が世界の潮流》
次にセッションは、デロイト トーマツコンサルティングの丹羽弘善氏が登壇し、COP26の成果を踏まえた気候変動と生物多様性を取り巻く世界のトレンドについて改めて解説した。それによると、昨今は世界的に脱炭素と生物多様性、それに循環型経済(サーキュラーエコノミー)を加えた3つのアジェンダを統合する流れのもとに、サプライチェーン全体のCO2排出量を削減し、資源を大事に使う、生物多様性を含めて自然資本を大切にするというルールメイキングの動きが顕著に見られるという。
今後は、TNFD(自然関連財務開示タスクフォース)と、SBTs for Nature(自然に関する科学に基づく目標設定)という2つのフレームワークに沿った目標やKPI設定が求められる。TNFDはTCFDの自然資本版と言えるものだが、自然が組織の財務実績にどのような影響を与えるかというアウトサイドインの視点に加え、組織が否定的あるいは肯定的にどのような影響を自然に与えるかというインサイドインの視点に立った開示が推奨され、企業が自然環境や生態系に与えるインパクトが、企業価値を大きく左右する可能性もある。
■《欧州のルールメイキングに対抗する日本企業の強みとは》
カーボンニュートラルと生物多様性、サーキュラーエコノミーを巡るルール化は国連の組織をはじめとする国際NGOにとどまらず、欧州では企業がグループや単体で掲げる例も多い。イギリスでは数社が集まって、さらにはユニリーバやバーバリーが単体でネイチャーポジティブを宣言しており、そうした傾向について丹羽氏は、投資家の目線を意識すると同時に、消費者のエシカルな感度が上がっている中でより高い目標を打ち出すことによって差別化を図っているのではないかとする見方を披露した。
その見方について、ファシリテーターを務めた生物多様性経営の専門家でもある足立直樹氏は、「丹羽さんは少しオブラートに包まれたのだと思うが、私は競争戦略じゃないかと見ている」と補足を加えた。「きちんとした原材料を使ってビジネスをしていくことはもちろん非常に望ましいことだ。だが、そこにどんどん手をつけ、他がついていけないようになったところでルール化するという怖い企業戦略を感じる」。実際に2030年までに森林破壊をなくすという目標に向け、欧州のいくつかの国や地域では森林破壊を伴ってつくられた原材料を企業が使用することを禁止する厳しいルールが施行されようとしているのを受けての意見だ。
これに対し、丹羽氏は「おっしゃる通り、そういうルールメイキングは欧州が上手い。じゃあ日本企業はどうすべきかというところで、例えば生物多様性の定義はそもそもなんだろう、どのくらいの水準を守ればネイチャーポジティブだと言えるのかといった細かなルールづくりの部分で日本企業の強みが打ち出せるのではないか」と指摘。
さらに日本は山や川が多く、海洋資源も豊富であることから、「脱炭素において再エネのコストが高く、CO2をなかなか減らせないという課題に直面し、競争力が下がっている中で、生物多様性においては日本の企業が活性化されるチャンス。グリーンではなく、ブルーエコノミーという観点でうまくやっていけないか」と展望を語った。
■《カーボンニュートラルの次はネイチャーポジティブ》
生物多様性のリスク評価について、アサヒの近藤氏は「まだまだスタート地点にある」とした上で、2020年の調査では、大麦やホップの生産地である欧州の河川流域でリスクが高いといった結果が出ていることなどを報告。「それをどうやってフィードバックしていくか。社会と事業の持続性を考えた時、花王さんのように自らの大事な原料に対して自分達自身がそこに取り組んでいくことも大きな課題だ」と述べた。
今後はTNFDを事業に落とし込み、自然や生物多様性へのインパクトを可視化することによって対応策を講じる方針で、「有効なフレームワークを通じて組織に取り組みを根付かせ、拡大していく」考えだ。
また生物多様性×気候変動の取り組みを今後、どのように進めるかに関して、花王の高橋氏は「サプライチェーンの川上だけでなく、消費者も巻き込んで、この製品は気候変動にも、生物多様性にも配慮していますよということを伝えるような流れをつくっていきたい」と抱負。さらに自身が界面活性剤の研究に約30年打ち込んできた経験から、パームのこれまで使われなかった部分を原料にした活性剤を「おそらく50年に一回出るか出ないかの商品だと自信を持って言える」とした上で、「技術的にはパーム以外の油からも活性剤をつくれるポテンシャルもある。そういうところを一歩ずつ進め、胸を張って森林破壊ゼロに貢献できているということをデータとともに示していきたい」と語った。
最後に足立氏は、「ネイチャーポジティブは間違いなくカーボンニュートラルに次ぐ世界の目標になる。そこに向けて、いい意味での競争が始まるなかで、日本企業として生物多様性に関する資源や技術力を生かして乗り越えていってほしい」と総括し、セッションを終えた。
# SB2022Yokohama
◆廣末智子(ひろすえ・ともこ)  地方紙の記者として21年間、地域の生活に根差した取材活動を行う。2011年に退職し、フリーに。サステナビリティを通して、さまざまな現場の当事者の思いを発信中。
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
【2030年までに世界の陸と海の30%を保全する“30by30” 国内の企業・金融の役割とは】 - サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan : https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1209950_1501.html : https://archive.ph/mlgCj 2022.07.21
 {{ 図版 1 }}
2030年までに陸域と海域それぞれの30%以上を保全する国際目標「30by30(サー���ィ・バイ・サーティ)」。日本を含むG7各国は昨年、2030年までに自国の陸域、海域の少なくとも30%を自然環境エリアとして保全することを約束した。では、どうすればこの壮大な目標を達成していけるのか。サステナブル・ブランド国際会議2022横浜では、生物多様性経営の専門家である足立直樹氏がファシリテーターを務め、30by30達成に不可欠なアクターである金融機関や環境省の担当者らが議論を行った。
========================
●ファシリテーター 足立直樹・サステナブル・ブランド国際会議 サステナビリティ・プロデューサー ●パネリスト 田邉元・肥後銀行 地域振興部 理事 地域振興部長 羽井佐幸宏・環境省 自然環境局 自然環境計画課 調整官 (オンライン登壇) 原口真・MS&ADインターリスク総研 リスクマネジメント第三部 フェロー、MS&ADインシュアランスグループホールディングス TNFD専任SVP
========================
 {{ 図版 2 : 原口氏、羽井佐氏、足立氏、田邉氏 (左から時計まわり) }}
■《30by30達成に不可欠な OECM 来年度までに国内で100地域を認定へ》
30by30は、12月にカナダで開催されるCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)で採択が目指される新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)の一つだ。COP15に先立ち、G7各国は昨年のG7サミットで30by30の推進を約束。日本では環境省がその実現のための基本コンセプトとロードマップを公開している。
2020年までの世界目標だった愛知目標(20の個別目標)では陸域の17%、海域の10%とされていた保全・保護目標を、30by30では、2030年までにそれぞれ30%まで引き上げた。
愛知目標の成果について、環境省の羽井佐幸宏氏は「多くの目標でかなりの進捗が見られたが、完全に達成できたものはなかった。2050年に自然と共生する世界を実現するには、『今まで通り(business as usual)』から脱却し、社会変革を起こすことが求められている」と語った。
こうした流れの中で、世界が団結して生物多様性の回復(ネイチャーポジティブ)に取り組むために期待されている30by30。その実現に欠かせないのが、保護地域以外の場所で生物多様性保全に貢献する土地「OECM(Other Effective Area-based Conservation Measures)」の認定だ。
現在、日本では陸域の約20%、海域の約13%が国立公園などの法律に基づく保護地域として保護されているが、30by30達成には保護地域の拡大が必要となる。そのため、社寺林や企業有林、企業緑地、里地里山など、企業や団体、個人、自治体が所有する生物多様性の保全に貢献する土地をOECMとして認定する動きを進めている。政府は、2023年度には全国100地域以上をOECMとして認定する方針だ。
羽井佐氏は「OECM認定は、企業の保有資産がグローバルな課題解決に貢献することを明確に説明するためのものだ」と説明した。
■《自然を黒字にする経営にお金が流れ始めた》
「世界のお金の流れが、ネイチャーポジティブ、自然を増やすという方向に変わり始めている」と話すのはMS&ADインターリスク総研の原口真氏だ。自然資本に関する財務情報開示の枠組みを検討する「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」に日本から唯一参加する原口氏は、TNFDこそが自然を黒字にする経営にお金の流れを変えようとするものと話す。「生物多様性の損失を減らし、回復させる行動のポートフォリオ」を指しながら、こう例えた。
 {{ 図版 3 : 生物多様性の損失を減らし、回復させる行動のポートフォリオ(生物多様性条約事務局) }}
「今の地球の状態を一つの会社に例えると、自然の恵み以上に資源を使い、右肩下がりで毎年赤字を出して資本が減っている状態。このまま赤字を出し続けると債務超過になるため、いろいろな手を尽くして赤字を減らさないといけない。赤字経営の会社を黒字にするには、無駄をカットし、生産性を上げ、資本を増強する。同じようにして、消費を削減し、持続可能な生産をし、崩してはいけない自然資本をしっかり守ることが大事。30by30やOECMはそのためのものだ」
原口氏は、生物多様性保全の取り組みと気候変動の取り組みの違いについて、「温室効果ガスは排出した場所と影響を受ける場所が必ずしもつながっていない。しかし、自然関連の課題は必ず場所に紐づいている。その場所に行かなければ課題やリスクが分からず、排出算定(スコープ1+2+3)によってサプライチェーンを評価するような一律的なアプローチでは対応できない。これが企業や金融機関にとって大きな課題になる。場所の情報を読み解き(虫の目)、それをグローバルな目で整理、分析して(鳥の目)、情報開示に対応するグローカルな人材の育成が必要だ」と語った。
■《地銀が進める、生物多様性の保全に配慮した地域づくり》
次に、熊本・肥後銀行の田邉元氏が事例を紹介した。肥後銀行では、令和2年7月豪雨で氾濫により死者65人を出した球磨川流域地区において、熊本県と同行が幹事機関となり、熊本大学や東京大学、日立製作所などと協働する「緑の流域治水プロジェクト」を通して、同地区の治水を核とした大災害後も安全・安心に住み続けられる豊かな環境、若者が集まる持続可能な地域の実現に向けて取り組みを進めているという。
プロジェクトでは、ダムや河川改修などのハード技術を使った従来の治水技術を活用するだけでなく、田んぼダムや雨庭といった自然を���用して流域全体から流出する水の量を抑制するほか、IoTを活用した土壌浸透解析、氾濫流コントロールを連動させた取り組みを進める。同時に、地域資源を活用した産業創生も行う方針で、目指す姿の一つとして「地域が一体となって生物多様性を維持する地域」を掲げ、OECM湿地管理団体や地域小水力発電企業の設立を目指すなど、事業と生物多様性保全の両立を目指している。
■《30by30、OECMをどう推進するか》
ここからは、ファシリテーターの足立氏とパネリスト3者のディスカッションの内容を紹介する。
足立:これまで保護区を増やせてこなかった中、30by30は野心的な目標だ。日本がこれに参加表明をした背景は何か。勝算はあるのか。
羽井佐:国際的にさまざまな研究者が、どれくらいを保全していけば適当かを出している。どの論文も30―50%は保全しないといけないとしている。日本でもこうした研究が出てきており、保護されている地域を30%に拡大していくことで、既存の保護地域の連続性が高まり、絶滅危惧種の絶滅リスクが減るといった情報が徐々にオープンになってきている。
日本が早々に30by30への賛同を表明した背景には、日本の自然環境は人間が関わっている領域が大きいからだ。里地里山がそうだ。人間が手を加えることで、生物多様性が保たれる環境があるというのは日本・アジア地域特有のこと。守るべき地域があるということを世界に発信するためにも、日本は早々と手を挙げることが重要だった。
 {{ 図版 4 : 30by30実現後の地域イメージ ~自然を活用した課題解決~ : {{ 環境省「30by30ロードマップ」 : https://www.env.go.jp/content/900518835.pdf }} }}
足立:  具体的に、企業はどういう形でOECMや30%の保護地をつくることに貢献できるか。
原口:  気候変動による自然災害の激化が見込まれる、そのリスクを小さくする活動が必要だ。地域で自然の力を生かして、自然を読みとって被害を最小化させる取り組みが必要になる。「緑の流域治水プロジェクト」がまさにそれに当たる。洪水が増えるからといって、ダムや堤防をつくっていてはいくらお金があっても足りない。
企業がどうOECMを活用するかというと、事業を行っている場所、原材料が生産されている場所の自然がどうなっているかを読み解いて、保護または管理された自然が必要であれば、その場所のOECM認定を目指して投資をし、自然をマネジメントしていくということで、サプライチェーン上の工場が被災によって操業停止になることなどが避けられる。まずはその場所が本業とどう結びついているかを把握することだ。
足立:  自然の管理は、実際に何をやれば良いのか。
原口:  日本の自然は人の手が入ってこそ良い状態が保たれ、管理された状態になる。しかし、海外から資源を買った方が安いということで、自然に手が入れられなくなった。手を入れるためのお金が流れていないことが問題だ。社会貢献による寄付などではなく、経済の中で、地域の自然にお金がもう一度流れる仕組みをつくることが必要だ。ネガティブな状態からポジティブな状態に持っていくマネーフローをどうつくるかということと直結する。
ローカルなお金の流れをつくり出して、しっかり手が入るようにするために重要なプレーヤーとなるのが地域金融機関だ。OECMに取り組む時には、グローバルで活動している人とローカルの人の知恵を組み合わせてやっていかないと上手くいかない。一方で、OECMに認定されても放置されることもあり、自然の回復につながらない可能性もある。
肥後銀行は地域金融機関として、具体的にどんなことをしようとしているか?
田邉:  これまでの治水対策は、降った雨をいかにして海まで流すかというものだった。それを川にいかに流さないか、ゆっくり流すにはどうすればいいのかを研究していこうとしている。例えば、田んぼダム。田んぼに水門をつけて、それぞれの田んぼで水を貯めて、川に流さない。雨庭は、2―3メートル程度の幅を少し掘り、そこに石を並べて、雨樋からの雨水をそこに溜めておくと徐々に地中に浸透して下水に流れない。ほかには、湿地を守ることで、川に水を流すのではなく湿地が吸収する水を増やすことや、棚田を増やして水を張り、浸透させることにも取り組んでいく。小さなことを住民の皆さんと一緒にやって、できるだけ川に水が流れないようにして洪水を抑える取り組みをしている。
足立:  OECMは30by30という野心的な目標を達成するための戦略的な方法であることが分かった。ただ、それを持続していくためにはお金の流れをつくる、地域の新しい産業につなげていかねばならない。その目処は徐々に立ってきているのか。
田邉:  「緑の流域プロジェクト」については、今からつくっていくところだ。いかにして地域でお金が回る仕組みをつくるかーー。プロジェクトのなかで地域小水力発電企業の設立を目指しているが、(川に水が流れないようにするだけでなく)、川と付き合い、その水を利用して発電すれば良い。小さな水車のようなものをたくさんつくれば、地域で利用し、余れば売電し、地域にお金が入ってくる。そんな仕組みをつくっていけば、若者も戻ってきて産業も生まれるのではないか。
原口:  地域にSDGs関連、ESG関連のお金を流すという時、「小水力でこれだけ稼ぐ」「有機栽培の農産物でこれだけ稼ぐ」とかいうように、投資に対してどれくらいリターンがあるかという評価になってしまう。それ以外の目先のキャッシュにならない効果、災害を抑制しているとかいうところについての価値化が今のお金の流れの中ではできていない。その投資が地域の安定性や、地域の人の生活の安心・安全の満足度につながるということを価値化してそこに投資する。目に見えるキャッシュとそれ以外の価値、非財務的な価値を合わせて投資価値があると見なすところに持っていく流れの検討が始まっている。
例えば、ニューヨーク証券取引所は、Natural Asset Companies(NACs)と呼ばれる上場基準を設け、自然のフローを黒字にすることをメインにする会社が上場できる仕組みを作ろうとしている。
日本でOECMを考える時に、地域にお金を呼び込むには地域にとっての目に見えない価値を見える化することが大事だ。理想的なのは、地域の人が持っているお金をそこに投資できること。地域の人が、自分たちの幸せのために関連するプロジェクトにお金を出すという流れがOECMという道具を使ってできれば良い。
■《自然に守ってもらうことが、経済的に考えても合理的》
最後に、足立氏は「実は、自然に守ってもらう、自然に依存するということが、経済的に考えても合理的なんだという理解が急速に進んでいる。30by30、OECMを使いながら、自然をさらに豊かにし、生活をよりレジリエントにする流れが進んでいくだろう。そうした動きが広がり、どういう雇用を生み出し、お金の流れを生み出していくかというのは、これからの課題だ」と見解を示した。
パネリスト3者はこう締め括った。
「情報開示の流れで、経営者は連続黒字、増収増益すると褒められるかもしれない。しかし、これからはそれが自然を削って出したものだということがバレてしまう。これからの経営者は自然も黒字、会社も黒字を出して初めて褒められる世界がくるのではないか」(原口氏)
「金融機関として、これまでは経済活動を金融という部分で支援してきた。しかし、その経済活動が生物多様性に与える影響が非常に大きくなっている。金融機関として、使命感を持って経済活動をまわしていきたい」(田邉氏)
「OECMは、地域の方々が生物多様性の保全を目的にしてコツコツとやってきた活動も、企業の方々が生物多様性保全を目的にしていたわけではないが結果的に保全につながってきた取り組みも全て、国際的な生物多様性の危機の解決に直結しているということを明確に示すもの。その仕組みを提供しようとしているが、みなさまのお知恵を借りて、さらにいろんな付加価値を足していただけるよう進めていきたい」(羽井佐氏)
# SB2022Yokohama
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
野生動物生態学・風間研 WASEDA Univ. Animal Ecology Lab. JAPAN @kamome87689548 - 午前0:26 ・ 2022年7月13日 : https://twitter.com/kamome87689548/status/1546878745176608774 : https://archive.ph/2GTpz 利尻島でのカモメ類の違法駆除および動物虐待について、当研究室の風間健太郎准教授による公式コメントを出しました。 ご意見・ご質問は文書記載のメールアドレスまでご連絡願います。  {{ 画像 1 ~ 2 }} ============≫ 旅人 @tabibito_tsu - 午後1:38 ・ 2022年6月24日 : https://twitter.com/tabibito_tsu/status/1540192516384837632 : https://archive.ph/HlGmD : https://benediktine.tumblr.com/post/694829246227546112/ 利尻旅行で一番驚いたのは普通にカモメが殺されてること。親鳥に大型パチンコで石をぶつけ、卵を潰してる。卵は200個くらい潰されてた。漁師さん曰く、干してる昆布に糞を落とすから殺してると。許可はとってないそう。利尻産の昆布はもう買わない。 #利尻昆布#利尻島#動物虐待#鳥獣保護法#動物愛護法  {{ 画像 3 }} ≪============ ≫――――――≪
RANGER @narcissina - 午後5:24 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/narcissina/status/1547497181568897026 : https://archive.ph/JfZ8b 現地のことを知らない人間としては、法治国家としてきちんと処罰してほしいと思う。一方、「うみねこんぶ」のような、現地で共生を目指している方々を応援できる仕組みがあると良いようにも思う。利尻昆布の全面的な不買ではなく、共生を応援したい。 ≫――――――≪
オイカワ丸 @oikawamaru - 午後5:27 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1547497906219134976 : https://archive.ph/D2G4I ウミネコの糞と昆布の生育の関係は論文にはなっていないのかな。直感的にあり得る話だと思います。どうにか野生動物と生業が共存できる方向に行って欲しいと願っています。カモメ類と共存することが持続的な昆布漁につながるはずです。あと行政は違法行為には毅然とした対応をして欲しいです。 ≫――――――≪
オイカワ丸 @oikawamaru - 午後5:44 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/oikawamaru/status/1547502158731673607 : https://archive.ph/zzjXA もちろん、利益を上回る害があるなら、在来種であっても、生物多様性を保全できる範囲内での合法的な駆除という選択肢はあっても良いと思っています。 ≫――――――≪
RANGER @narcissina - 午後8:21 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/narcissina/status/1547541685642866690 : https://archive.ph/ABYYh 日本で繁殖するウミネコは過去36年間で65%減少していると推定されています。とくに2000年代後半からの減少速度は信じられないほど急速であり、日本で最も急速に減少している海鳥と言えそうです。 そのため、駆除ではなく防除を中心に共生を考えることが必要です。  {{ cambridge.org : Long-term declines in common breeding seabirds in Japan | Bird Conservation International : https://www.cambridge.org/core/journals/bird-conservation-international/article/abs/longterm-declines-in-common-breeding-seabirds-in-japan/D444B5C65545F38949D63ED965F54477 : https://archive.ph/e9iBH }} ≫――――――≪
RANGER @narcissina - 午後8:23 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/narcissina/status/1547542286338519040 : https://archive.ph/TGCe7 利尻ではウミネコがもたらす栄養塩によって海藻が育っていることについて、まさに風間先生が論文を書かれています。(ただし新聞記事の相関データ自体は出ていません)
ウミネコを守ることは、利尻の皆さんの生活を支えることにも繋がる可能性があるようです。  {{ jstage.jst.go.jp : Bottom-up effects on coastal marine ecosystems due to nitrogen input from seabird feces : https://www.jstage.jst.go.jp/article/osj/18/2/18_117/_article/-char/ja/ : https://archive.ph/Rq2W0 }} ≫――――――≪
RANGER @narcissina - 午後8:27 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/narcissina/status/1547543203632803840 : https://archive.ph/lpgFR なお、海鳥のコロニーによって海藻が豊かになることは実験的にも示されているそうです。 ============≫ Naoki Katayama @katayama_naoki - 午後7:01 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/katayama_naoki/status/1547521671695077376 : https://archive.ph/ZWAjh ウミネコは専門外ですが、海外では海鳥のコロニーによって海藻が豊かになることが実験的にも示されているようなので、なんとかこうした科学的知見を活かして、共存の道を探ってほしいです…。  {{ sciencedirect.com : Bird colonies cause seagrass enrichment in a subtropical estuary: Observational and experimental : https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/027277149190075M : https://archive.ph/QfT8G }} ≪============ ≫――――――≪
RANGER @narcissina - 午後9:44 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/narcissina/status/1547562662061838336 : https://archive.ph/49TmK ウミネコの寿命は32年以上であり、一年あたり2-3卵程度しか卵を産みません。成鳥の生存率が高いことで個体群が支えられています。
ほとんど死なないはずの成鳥を大量に殺すことは、最も効率的にウミネコを減少させる方法であるとも言えます。ウミネコを絶滅させないためには生存率の維持が必要です。 ≫――――――≪
RANGER @narcissina - 午後9:46 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/narcissina/status/1547563281824755712 : https://archive.ph/8hSoP なお、寿命のソースはこちら。  {{ https://jstage.jst.go.jp/article/jyio/52/1/52_21/_pdf : 山階鳥学誌 (J. Yamashina Inst. Ornithol.),52: 21?48, 2020  Report (報 告)  鳥類標識調査より得られた種別の生存期間一覧 (1961?2017年における上位2記録について) 吉安 京子 森 本 元 千田 万里子 仲村 昇 Longevity Records of Japanese Birds from Bird Banding Data (Top Two Records of Each Species in 1961?2017) }} ≫――――――≪
Takahashi @F15cGudv - 午後10:18 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/F15cGudv/status/1547571200330989568 : https://archive.ph/z0wPz 返信先: @narcissina 生物多様性の危機にあると先日参加した講演会で言われていました。地球上の生物を100%とすると家畜が60%人間36%動植物がわずか4%しか存在しない地球。人間が排除してしまったツケがウイルス増加という仕組みを作ってしまっているとの事でした。 ≫――――――≪
0 notes
benediktine · 2 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
旅人 @tabibito_tsu - 午後1:38 ・ 2022年6月24日 : https://twitter.com/tabibito_tsu/status/1540192516384837632 : https://archive.ph/HlGmD 利尻旅行で一番驚いたのは普通にカモメが殺されてること。親鳥に大型パチンコで石をぶつけ、卵を潰してる。卵は200個くらい潰されてた。漁師さん曰く、干してる昆布に糞を落とすから殺してると。許可はとってないそう。利尻産の昆布はもう買わない。 #利尻昆布#利尻島#動物虐待#鳥獣保護法#動物愛護法  {{ 画像 1 }} ≫――――――≪
旅人 @tabibito_tsu - 午後9:41 ・ 2022年6月24日 : https://twitter.com/tabibito_tsu/status/1540314183887073280 : https://archive.ph/Mi2iP こうやって巣があるところに網を張られて絡まって死んでた。これもパッと見渡しただけで10羽以上。 利尻山はキレイだけど、利尻昆布の現実は残念なもの。  {{ 画像 2 }} ≫――――――≪
旅人 @tabibito_tsu - 午後3:32 ・ 2022年6月25日 : https://twitter.com/tabibito_tsu/status/1540583682825523200 : https://archive.ph/pNGVy 絡まっている雛がいたので助けました。翌日別のところに引っかかって死んでいました。 巣があるところに網をかけたら引っかかって当然でしょう!  {{ 動画(省略) }} ≫――――――≪
旅人 @tabibito_tsu - 午後3:33 ・ 2022年6月25日 : https://twitter.com/tabibito_tsu/status/1540583962581487616 : https://archive.ph/rS0WW 可哀想。 こんなことをしておきながら自慢気に話す漁師の気持ちがわからない。 利尻の漁師はみんなやってるよ。って、ウソでしょ? 本当に可哀想。 助けてあげたかった。ごめんね。  {{ 画像 3 }} ≫――――――≪
麻生 @JGj9Fo5p9OsNSSU - 午前11:58 ・ 2022年6月26日 : https://twitter.com/JGj9Fo5p9OsNSSU/status/1540892139647008769 : https://archive.ph/jeZM2 返信先: @tabibito_tsu 卵をつぶしたり、雛や親鳥を殺したりするのは違法行為。都会でカラスやドバトのフン等に悩まされている人も、こんなことはやらない。利尻島の警察署、役所はきちんと対応しないのか? ≫――――――≪
おーるでん @g0L5HtcigH3gNyo - 午後4:36 ・ 2022年6月27日 : https://twitter.com/g0L5HtcigH3gNyo/status/1541324506882777088 : https://archive.ph/KXEdM 返信先: @tabibito_tsu 網仕掛けて鳥採るのは、狩猟期間中でも違法じゃ無いかな... でも、きっと、鳥を狙ってはいないと言うんだろうね。 ≫――――――≪
毛玉ホルダー @NiboniboShirasu - 午後8:24 ・ 2022年7月14日 : https://twitter.com/NiboniboShirasu/status/1547542673414041600 : https://archive.ph/dIXFd 返信先: @g0L5HtcigH3gNyo 3種ある狩猟免許の一つが網猟免許で、狩猟税を払って登録をしていれば期間中狩猟が認められます。 ただ、鳥類の卵と雛は種類に関わりなく捕獲(等)することは許されていません。 それ以前に、カモメ類に狩猟鳥(猟期に捕っても良い鳥類)はいません。 狩猟の見地から言えば完全に違法と言えると思います。 ≫――――――≪
毛玉ホルダー @NiboniboShirasu - 午後9:06 ・ 2022年7月17日 : https://twitter.com/NiboniboShirasu/status/1548640247428161537 : https://archive.ph/tFBTY 返信先: @NiboniboShirasu @g0L5HtcigH3gNyo 補足しておくと、研究や駆除目的では雛や卵の捕獲(等)が認められる場合がありますが、環境大臣、市町村長の許可が必要になったかと記憶しています。 この場合は言わずもがな、です。 ≫――――――≪
おーるでん @g0L5HtcigH3gNyo - 午後4:34 ・ 2022年6月27日 : https://twitter.com/g0L5HtcigH3gNyo/status/1541324113956192257 : https://archive.ph/VogkI 返信先: @tabibito_tsu 補足と訂正します。 スリングショットは、自由猟法になるようで、その場合は狩猟免許は不要となるようです。 ただし、その場合も、狩猟期間、北海道は10月1日から1月31まで、狩猟対象鳥獣のみです。 ≫――――――≪
0 notes