学生バードソン2023(やちょけんや冬鳥どもが夢の跡)
お久しぶりです。
やちょけんの3年 ポチです。
このブログを書くのは2回目になります。
1年生の頃の僕を知る人からは「老けたね~」と言われることが多くなってきました。
確かに笑うと目の横にハシボソガラスの足跡のようなシワができるようになりました。
1番ショックなのは1年生の時から面倒を見てくださり、尊敬している先輩から言われた時でした。(笑)
ブログを読んでくださっている皆様に今後とも見守っていただけると幸いです。
前置きはこの程度にし、今回は学生バードソン2023の物語のご報告をしたいと思います。
「やちょけんや冬鳥どもが夢の跡」のメンバーはポチ、ゴイゴイ、もえぎ、さんさん、GEN★GEN、そうくんの6名です。
今回のバードソンの始まりがどこかよくわからないので、私の中での始まりから述べさせていただきます。
物語は2021年学生バードソンで大会記録を叩き出したエッフェルズの優勝から始まりました。識別が難しいシギチをすぐに判定する姿がとても印象的でした。
優勝した先輩たちの姿を見て私はその姿に憧れを抱き、自分もバードソンで優勝する決意を固めました。
先輩方の背中を追いながら月日は流れていきました。
今年の9月にバードソンの情報が公開され、当日までメンバーを変えて9月の最終週から毎週下見に行きました。
下見中の車内にてチーム名の議論が行われましたが、良い案が出ず難航しました。後日、部室でグダグダしていると棚からファイルが落ち、先輩方の賞状を見つけました。その中で感銘を受けたものを襲名させていただきました。
競技1週間前の下見で奥日光は雪が積もり始めていました。
スタッドレスタイヤを履いていないことに加え、いろは坂で事故車があったことから、この日は奥日光の下見を断念しました。その後の予定していたコースは完走したものの種数が想定したよりも伸びず、焦りと不安を感じていました。
そして大会当日。
先輩達より継承してきた知識と自分の経験を融合したコースを信じ、大会では下見と大きく場所は変えませんでした。
競技開始地点の奥日光戦場ヶ原では競技開始報告の直後にフクロウが鳴き、続いてアトリ科やカラ類などが多く鳴きはじめました。中禅寺湖でのカモ類も順調に見つかり、奥日光では期待以上に種数を伸ばすことができました。
次に向かった先では下見の経験に基づき鳥のいる時間と場所がわかっていたので、すぐにアメリカヒドリ、オジロトウネンを見つけることができました。途中のポイントではオオハクチョウ、コハクチョウに加え3羽のコウノトリが来ていて思わぬ収穫に全員テンションが上がりました。ポチはジャンプしながら「いやぁっふぅ~!」と言って車まで走っていました。
次は渡良瀬遊水地に向かいました。道中でもカラス類や猛禽、シギチを見つけました。
ポチ「車が入れない&広すぎる…しかし、時間の短縮はしたい…!!」
全員「自転車使えばいいんだ!!」
そして、抜けていたカモ類やキジを入れることができました。
次に向かった三番瀬と葛西臨海公園では時間短縮のために全力ダッシュ…
去年に引き続き季節外れのアジサシ、カモメ類やシギチを見つけました。
下見があまりできていない場所だったので、何がいるかわからない不安と期待でわくわくでした。
バードソンも終盤、次のポイントではシギチの集団に出会いました。
ウズラシギにセイタカシギ、タシギとシギの混群が目の前に!!
車を進めていくとタゲリ、クサシギと…チュウヒ!!
最後にねぐら入りのハイイロチュウヒを確認して競技終了となりました。
「いないものはいない、場所を変えて探して多くの場所をめぐる」「時間通りに行動する」を徹底したことで、事故を起こすことなく最後まで走り切ることができました。
今回、やちょけんや冬鳥どもが夢の跡の結果は96種となりました。このような結果を残すことができたのはバードソンの極意を私に叩き込んでくれたエッフェル先輩、うり先輩、いちごショートケーキ先輩、りった先輩、すー先輩、あすか先輩に加え、ザキ先輩、その他情報やアドバイスをくださったOB,OGの先輩方、後輩たち、なにより最高のチームのおかげです。
感謝をしてもしきれません。
先輩方私たちを育ててくれてありがとうございました。
来月の冬合宿を持って私たち3年生は引退になります。
今後も野鳥研究部をよろしくお願いいたします。
最後に、募金協力のお願いです。
チームの総合順位は、 野鳥発見種数および募金額の2種目により評価されます。
今年の募金先は、特定非営利活動法人リトルターン・プロジェクト様になります。コアジサシの生息環境保全の費用に充てられるそうです。
募金に同意していただける方は下記の募金先および募金方法をご確認ください。
募金集めは12月26日まで行っております。
振込方法:払込取扱票を使用し、通信欄にチーム名「やちょけんや冬鳥どもが夢の跡」を明記して、下記の口座へお振り込みください。
口座番号:00130-1-391954
口座名称:学生バードソン実行委員会
皆様方のご協力を是非ともお願いいたします。
以上、学生バードソン2023のご報告でした。
競技に集中しすぎて写真を撮りそびれていました。写真が少なく、申し訳ないです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
来年も乞うご期待!
0 notes
大濠公園にアジサシの小群が立ち寄っています。一見白くてカモメのように見えますが、カモメのように水面に降りることはなく、ずっと飛び続けており、時折りダイビングします。次の休みまでいてくれるかなぁ。 #アジサシ #旅鳥 (大濠公園) https://www.instagram.com/p/CUCvFAVhXaQ/?utm_medium=tumblr
0 notes
学生バードソン2022(セッキレイズ)
はじめまして、3年のいちごショートケーキです。
今年もバードソンに参加してきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
11月20日(日)天気は曇り。午後からは雨の予報になっていました。
まずは、チーム「セッキレイズ」メンバーの紹介から。
「私、迷わせません」天才ナビゲーター、3年の“うり“!
「千葉県が生んだ奇跡の鳥好き」鳥狂人、3年の“いちごショートケーキ“!
「わしが記録すればいいん?」スーパータイムキーパー、3年の“ザキ“!
「雨の首都高は任せな」、頼れる女ドライバー、3年の“あすか“!
「狙った獲物は必ず撮る」、超美女バーダー、3年の“すー“!
「スコープはお手のもの」、心優しきイケメンバーダー、3年の“りった“!
昨年のエッフェルズの遺志を継いで、セッキレイズ華麗に舞う!
AM4:00起床。
昨日はゆっくりお風呂に入って、ふかふかのお布団で眠ったので英気は十分です。
いざ、奥日光に向かいます。
競技は奥日光の森の中からスタートなので、暗い森の中をスタート地点まで歩いていきます。
気温は約4℃。ヒートテック&ウルトラライトダウンでも防げない寒さが辛いです・・・
とここで前方を歩いていたあすかが何かを見つけた模様。
「え、これクマのあしあとじゃない?」
は?
まさかのまだ湿った新鮮なあしあと発見です。
マジで怖すぎるんですが・・・
野生動物に詳しいうり大先生によると、どうやらツキノワグマの足跡らしいです。
私たちが歩いていくはずだった木橋の上に延々と続く足跡・・・
少し手前に引き返し、震えながら競技開始を待つセッキレイズ笑笑
AM5:45。��を取り直して、競技開始です!
セッキレイズ!ファイヤーーーー!
そして今度は先ほどまではなかったクマの糞を発見・・・・笑
もう勘弁してくれ・・・
10数分経過すると、森の中がうっすら明るくなってきました。
小鳥類の鳴き声もあちらこちらから聞こえてきます。
下見で鳴き声の確認バッチリのメンバーたちは次々と種数を稼いでいきました。続いて、車で中禅寺湖に移動し、ミソサザイ、カワガラスを無事に拾うことができました。
セッキレイズ、順調に舞っております〜!
意気揚々と渡良瀬付近の池に移動。カモはちょっと渋いです・・・笑
気を取り直して田んぼに移動します。数分車を走らせると・・・
ケリが舞い降りてきました!車内大興奮!
次に渡良瀬遊水池に移動します。ここではなんと!コウノトリ・マガンを目撃!
メンバーまたしても大興奮です!こんなこと誰が予想できたでしょう!
また、ここではトモエガモ、ヨシガモなども見ることが出来ました。良かった。
そして、最後に奇跡が起きました。さあ次いくぞー、と車を走らせていた時。
おや・・・?ハシボソガラスの群れがいる・・・?
あれ・・・?ミヤマガラスがいる!!!!
はい。大収穫の渡良瀬でございました。現場からは以上です。
お次は期待大の三番瀬に到着です。
当日は干潮の時間に合わせることが出来なかったので少し不安だったのですがどうなんでしょう・・・?
うーん、ちょっと渋いですね・・・。
前日の下見ではビロードキンクロ様がいらっしゃったのですが、どうやら早朝に飛び去ってしまわれたようです・・・残念でございました。
ともあれ、シギチなどを順当に拾って、10種ほど種数を増やしたセッキレイズは、三番瀬を後にしたのでした。
サクッと葛西臨海公園へ向かいます!
ここではなんと、アジサシを見ることが出来ました!
ここまで見れていなかった基本種やバンなども見ることができ、大満足の結果です。
お次はシギを探しに埼玉へ・・・
移動中にパラパラと雨が降ってきてしまい、ちょっと不安なメンバーたち。
ここではアオアシシギとセイタカシギを見ることが出来ました。
前日の下見ではウズラシギやタシギ、オオハシシギなどが見れていたのでちょっと苦い結果となりました・・・。気を取り直して次に行きます!
日が暮れてきました。
雨も強くなってきてます・・・。
そんな中、我らセッキレイズは白鳥を探しに向かいます。
田んぼの間をガタガタ走っていた時でした。
なんだか、車がおかしいです。
ガタガタガタっ!ばつん!がこっ!
「え????」
車内騒然。
左に車が傾きました。
「道のせいじゃない?」
ウイーン。窓を開けてみます。
バロロロロロロロっ!ブルブルブルブル!
変な音してます笑笑
「・・・パンクしてない?笑」
はい、ご名答。車を停めて様子を見ると、見事に左前タイヤがペシャンコになっておりました。
しかし、目的のポイントまでは残り1kmほど。競技終了の時間も迫っており、ここで終われないセッキレイズ。本日の相棒、トヨタのノアさんには頑張っていただき、安全に十分気をつけながらなんとか目的地に到着しました。競技者3人が爆走し、ここではオオハクチョウ、コハクチョウを確認することが出来ました。良かった・・・。
その後、修理の方を待ちながら車内でお菓子パーティーを開催したセッキレイズなのでした☆
修理の方によると、タイヤ自体の問題だったようです。替えたばかりの新品のタイヤに稀にあることだとレンタカーの方が後日教えてくださいました。
めでたし、めでたし。
今年のバードソンは、最終結果86種で、当日の結果としては第3位となりました。
下見では見れていた種類を見つけることができず、確認できなかった基本種、猛禽類がいたことが非常に悔しく���じます。個人的には、鳴き声をもう少し勉強しておけば種数は伸びたのではないかと反省しています。
今回の結果を踏まえて、日々の活動の中で、さらに野鳥の知識を深めていきたいと思います。
最後に募金協力のお願いです。
チームの総合順位は、野鳥観察種数と募金金額の2種目により評価されます。
今年の募金先は、「トキの水辺づくり協議会」です。この協議会は新潟県佐渡市のトキ生息環境整備等を通して、生態系の再生を目指して活動されています。
Webサイト:https://toki-mizube.jp/
募金に同意していただける方は下記の募金先および募金方法をご確認ください。
募金方法:お振込には払込取扱票を使用し、通信欄に「セッキレイズ」を明記して下記の口座にお振り込みください。
口座番号:00130-1-391954
口座名称:学生バードソン実行委員会
募金は12月21日まで行っております。皆様のご協力をお願いいたします。
以上、学生バードソン2022のご報告でした。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
お相手は3年のいちごショートケーキでした。
1 note
·
View note