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#ガッカリさせない、ヒロインだから
beforedawnwitch · 1 month
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待て。良すぎる。
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みこちのこれまでの軌跡や、持ち続けてる信条とか、世間の色々を理解してもなお、やっぱり笑顔で前を向いていくスタイルとか、そういう真のエリートさが出てた。
確かに、ちょっとヒーローみたいに思ってるとこあるかも。ちょっと涙でたもん、、、。
エリートとは努力して頑張り続けられる人のこと。 Elites are people who work hard and continue to do their best. ─────さくらみこ
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jaguarmen99 · 7 months
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「これも夢の迷走モノですが、そもそも主人公の設定が夢追い人の父を反面教師に地道にコツコツというキャラだったのに、なぜか市役所を辞めてパティシエになり、師匠からフランス修業を打診されるも夫を支えるために漆器店のおかみ修業を選択。 しかしすぐにケーキ店を開店し、でも妊娠して閉店……と最初の地道設定どこ行ったのっていうくらいブレブレだった。やっぱり、ヒロインがブレちゃうとがっかり感は増しますよね。あと、なぜに大泉洋を無駄遣いしたのかが解せない。無謀な夢を抱き、失踪ばかりしているお父さん役で本当にもったいなかった」(カトリーヌさん)
「ガッカリな朝ドラ」ランキング、3位『半分、青い。』2位『純と愛』を抑えた1位は - ライブドアニュース
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pureegrosburst04 · 2 years
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無印04「(火)な、何だこの部屋は…ドン引き」霧島狩魔「(火)頭が燃え上がりそうだ、アニメなら字幕にも出るレベルで」
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霧島狩魔「」<<んなのしってんだよ、俺らの青年期よりヤバいだろコレ 黒上真黒「君達の噂は聞いているよ、ゆっくりお茶でも飲みながら僕の妹の話でも」 霧島04(ラスボス)「したくねえよ。喋んないで俺の絶対悪キャラが崩壊しそう(赤き真実)、あ。(炎)まただ、アチチチ(^◇^;)」球磨川禊「『(ニヤニヤ)、まるで僕の【括弧】を御茶目かつスウィートにした””可愛っ子””だねwwww』」 
⤵️純粋硬派柱PureEgrosburst04 霧島狩魔(ラスボス)の★イメージ映像★↙️
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黒上真黒&球磨川禊「NDK?NDK?略さないで欲しい?ねえどんな気持ち?」
霧島04(ラスボス)「許せない❗️赦せない❗️あああああああこのままではゾディアさん以外人間の集団に過ぎないとか評価されてしまう…守りたい人が居てなぜ悪い(開き直り)」
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球磨川禊「あー””可愛っこ””の御見送り疲れたー」 プルルルルッ 黒上真黒「はいもしもし」 怨霊「ウ………ソ…ッキ……」黒上真黒「君は誰だ?要件を言ってくれ。……切れた」 球磨川禊「今の電話、凄く怯えてなかった?」黒上真黒「多分嘘つきって言ってた…ああそっか…」球磨川禊「……うん…僕じゃ無いとしたらむしろ本当に…」
〜一年後〜 霧島04が一度も来た事の無いパラレルワールドのゲイムギョウ界にやって来て皆んなと親しくなって数年がたった頃 ユニ「霧島04さんってお姉ちゃんの事好きなんですよねー?」霧島04(ラスボス)「よし実験だ。ああ、他にも秘密を話すと”①人生の存在そのものをボイコットする為に数千回自殺”した事がある」ユニ「??」霧島04「あと”②17歳にもなっても幽霊が怖くて子供の頃に女の子にトイレについていってもらった情け無い過去”」ユニ「へー…そんな人が自殺なんて出来る訳無いじゃ無いですか〜www」霧島04「どっちかは本当だと考えてみろ、③女性の前で鼻糞ほじって鼻血出したこともあるな」ユニ「あーー…見かけと違って凄いウブですねーw」 〜数日後〜 霧島04(ラスボス)「何で恋愛事情は全部鵜呑みにするのに、他の事情には根拠を必要とする?」 嘘発見機の開発された世界で墓穴を掘ったわねと霧島狩魔と無印04を繋いだ結果…女の子が喜ぶ事は全部真っ赤な大嘘で本当に嫌な恐怖を感じる事は全部真実だと判明した 
がすと「人を生きたまま解剖した事がありますの?w」霧島狩魔「本当です」嘘発見機「本当です」ヒロイン「」
ネプテューヌ「実はむっつりだったりしてーw」無印04「へえ〜俺むっつりだったノカ…」嘘発見機「嘘です」ヒロイン「」
ブラン「…百合が好きなフリをしていたら百合が好きだと誤解されたからホラーゲームの方が好きだと完膚なきまでに現実を突きつけてやった…」霧島狩魔「スカイハイ❗️」嘘発見機「本当です」ヒロイン「」
ノワール「つ、次は私ね……ハナクソとハーレムは同じぐらい最高の暇潰し…」霧島04「はい❗️(良い返事)」嘘発見機「100%本当です」ヒロイン「」
霧島04「皆んな気を落とすなよ、女の子の水着を陽動目的で盗んだ事はあるからさ。ちゃんと俺の健康の為にファブリーズを197回位掛けてしっかりと除菌して香りを味わったら最高だったぞ」嘘発見機「全部本当です」
ヒロイン「」
無印04「守護女神Aが食べたい、生的な意味で」ネプテューヌ「何々告白ーー?www」無印04「??? しなやかでバランスが取れた肉体を食べたいのがそんなに変か?骨付き肉がいいかなあ〜それともしゃぶしゃぶがいいかなあ〜❤️‍🔥」ベール「変では有りませんわよ^^ ただ嘘発見機に細工した位下心はオブラートにして付き合うのが理想だと思いますわwww」霧島狩魔「う〜ん、やっぱりそうか。そりゃそうだよな(生きたまま挽き肉に加工しますよなんて言って素直に死んでくれる訳がない)」ブラン「…大丈夫よ、心を正して告白すればきっと良い返事を貰えるわ」無印04「え…なんてドMなんだ、よーし❗️ハンバーガーは目の前だ❗️」 〜その後、ドラゴンボールで生き返ったから良いものの全身を焼かれながら食いちぎられた守護女神の遺体が発見された〜 〜数日後〜 ブラン「テメェ頭おかしいんじゃねえの?」霧島狩魔「ちゃんとお前らのアドバイス通りにやったんだけど」 ブラックハート「何よそれ。本当にガッカリだわ、この世界から出てって❗️❗️じゃなきゃ逮捕するわよ」
無印04「チェ、ソウルソサエティの世界に連絡して楽しく闘おうぜ」霧島狩魔「おう、今十一番隊に電話掛けてる」プルルルルッガチャッ 綾瀬川弓親「美しくないキチガイはお断りだよ」 霧島狩魔「え?キチガイお断り?」斑目一角「特に霧島狩魔と無印04みてえなサイコパスはどっちも独りで死んでろって二人に伝えとけよ、融合してくたばれば一粒で二度美味しい」綾瀬川弓親「そこは一石二鳥だろうw」斑目一角「シンプルに片付けすぎだぜ」無印04「おいテメェ等分かってて言ってるだろ❗️❗️❗️」ブツッ!ツー…ツー… ナレーション「ヤンチャな荒くれ者すら…」
霧島04(ラスボス)「…これもう不法入国しかなくね❓��
霧島04(ラスボス)「俺が付けていたのは”可愛っ子”じゃ無い、””””皮一個””””だ、赤き真実を反転させたんだよ。絶対に嘘しか付かないって言えばそれは完全なる真実さ」DIO「化け物が……」霧島04(ラスボス)「それが”””獅童正義さん”””の息子さ、今の俺を圧倒して倒せるのは””””エルンスト・フォン・アドラーさん””””クラスだけだ」DIO「貴様は獅童正義を呼び捨てにするまでの域に立った筈だ、情などカケラも感じていまい。」霧島04「父さんが人の頭が一番おかしくなる行為をしていないからだ」DIO「直接人を殺す事だろう」霧島04「そうさ、絶対悪として成長する為の最低条件すら熟さずにあれ程の認知の歪みを生み出した。俺はラスボスとして”中の上”だが父さんは”””最上位”””に位置する、それですら甘んじているレベルなんだよ 俺が俺である限り、永遠に越えられない壁の一人だ(赤き真実)、この太いパイプ役が居なかったら””””ゾディアさん””””と””””アドラー””””さんのDUOは一度も存在しなかったかもな、他にも””””ペニーワイズさん””””や””””アルバートウェスカーさん””””に…だからお前みたいな章ボスに手こずっている場合じゃ無いんだよ」
DIO「フン❗️狂人がッ首の傷を完治させた今の私には敵わない事を教えてやる。ザ・ワールド❗️❗️時よ止まれ❗️❗️❗️」
霧島04(ラスボス)「エンド・オブ・ザ・ワールド」 
純粋硬派柱PureEgrosburst04 霧島狩魔(12歳)「俺ん家ペット飼ってるんだ、今日の”””最期”””に寄ってく?」女の子「行く〜」
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女の子「きゃああー❗️❗️❗️」霧島04(12歳)「ゴハンダヨ」女の子「助けて❗️誰かーーー‼️‼️」霧島04「たった一人、命に換えても護りたい人がいる。それは”””俺自身だ”””未来で演じるのは”””””100億%イマジン””””””だよ」
[[[主人公は年と共にどんどん邪悪に、凶悪に、醜悪になっていく(赤き真実) ]]]
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霧島04(ラスボス)「ああ、またオモチャを連れてきてやるからな 手術ごっこをいっぱいしよう、悪い所を取ったら開胸しながら栄養たっぷりと注射して一緒にフォアグラを食べるんだ」
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ogakichika · 2 years
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スパイダーマン/NWH感想
昨日見たので勢いで書きます。盛大にネタバレしています。
 いやーーほんと今まで長い間スパイダーマンの映画見てきて本当によかった!よく考えたら、リアルタイムで人生を半分共にしてるヒーロー映画だもんな。ファン感謝祭じゃん。こみあげるものがあって途中から涙ぼたぼた。しかも2人ともガッカリさせない。地に足がついたスパイダーマン活動を続けてるんだなってわかる。  サム・ライミのスパイダーマンは私の人生でもかなりエポックメイキングだった、たぶんいろんなとこで何度も書いてるけど。久しぶりのトビー・マグワイア、大画面で見れて嬉しい。相変わらず目がきれいで吸い込まれそう。サムライミスパイディの1と2が大好きで、3だけ記��が曖昧だったので見直したんだけどなんとなくなんで記憶が曖昧なのかわかった感じしたw いやサムライミ版大好きなんですけども!ヒロインがとにかく頑強(物理)なとこが好き。えっMJとあのあとどうなったん!?w  アメスパはそんなに好きじゃないけどまあ嫌いでもないよって感じでしたが出てきた時には、いやかっこいいなクソッ!!ってなったよね。3人で円陣組んだ時にアメスパ君が「愛してる」って言うとこ、お前そういうとこやぞすぎて面白かったw 後の2人が「お、おぅ」て顔して何も言わなかったのもよかったw とにかくそれぞれのスパイダーマン映画のことすごいわかってる感じがありがとうございます。そんなことできちゃうNWHすごすぎる。公式がいちばん分厚い二次創作出してくる。  いちばん泣けたのはアメスパがMJ助けたとこです。涙がびゅー!て出た。反芻して思い出すたびに涙がでて目が潤います、花粉症なんで助かりますありがとうございます。  ヴィランもよかったな。ドックオク好きだから今回の展開嬉しい。あの猫背とか座らないところとか、一応会話が成り立つとことか好き。ハリー来ないんかい…ウィレムデフォー、けっこう年なのに動く役やるねえ!実際にはやってないとしてもお年寄りを大事にして!てなる。ヴィランの時系列どうなるのかなあれは…細かいことはいいんだよか。ドラマのロキを見てるから余計にけっこう大変なことのような気もする。黒人のスパイディもいるよ元気出してエレクトロ!次元の壁を越えては来ないのかな…。  メイおばさんは名誉ベンおじさんになった感じで悲しいよ〜。オチとしてはあまりにもピーターが失うものが多くてケヴィンファイギはほんとうに温かみのあるひとでなしだよな。知ってた。スパイダーマンは筋書きとしてはわりと厳しいのに、映画の温度は明るくて不思議な感じ。  ピーターパーカーのこと忘れて、みんながどう人生の辻褄を合わせてるのか知りたいから続きの世界も見せてほしいです。そう思わせようという狙い通りのとこに放り出された。  ストレンジ先生、困ったらストレンジ先生に相談だ!になってきて楽しい。魔法やりたい放題だな!どんなに破綻させても破綻しない、って最強すぎる。2も楽しみ。魔法を使うシーンは画面がめちゃくちゃ面白くて好き。  あっちのヴェノムはなんで来たんだろ、しょーもなさすぎて面白いのずるい。どこにでもうんちしてくのやめなさい。  さらっと感想書こうと思ったけどキリがないや。このへんにしといてやる!
(追記)トビー・スパイディの「MJとの距離感」の話って、トビー・マグワイアとキルスティン・ダンストが付き合って別れたメタネタなのかな?w
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moriko-movie · 4 years
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死神遣いの事件帖 傀儡夜曲
2020年/柴崎貴行監督/鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさ
幻士郎は死神遣いの一族で子供の頃の記憶はあやふやだが死神の十蘭を従え、江戸で探偵を商いにしていた。
*************
鈴木拡樹くんが主演だって予告を見かけたので見に行ったんだけど、舞台化も決定っていうから安心して見てたのに、なんやてー⁈のラストである。嘘だろ?舞台の主演は別で今回で退場とか酷すぎる。通りで死神の変身、燃費が悪いなと思ったんだ。ガッカリ。ただ通常のちゃらんぽらんな様や変身後のビジュアルやミエの切り方、戦い方の違い、とても良かった。かれにはもっと時代劇やってて欲しい。私はどうも現代劇の彼より着物姿で切った貼ったの彼が好きなようです。
死神憑依の変身シーンは燃えるしいい設定なので普通にもう少し燃費を良くしてTVシリーズの特撮時代劇枠とか作って長く見ていたかった。
話自体は吉原の人探しとバトルだけかと思いきや時代劇定番のご落胤ネタを入れたりそれが豊臣家であったりと盛り沢山でよかった。ただ、ちょっとテンポというかノリが若干自分に合わなかったのは残念。お好みの問題かな。どうかな。
ヒロインの子はアイドルの子のようだけど結構良かったので気づきませんでした。そもアイドルを知らぬ。
ベテラン役者さんも高田聖子さんや萩野崇や堀内正美さん、山口馬木也さんと楽しみいっぱいで良かった。
あ、ジオウのゲイツも出てたね。あの子も退場、でいいんだよね??可哀想に。あそこまでザクザク行くとは思わなかったよ。次回操られた死体とかで出てきそう。<酷いこと言うな。
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reallycertaindonut · 5 years
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みみすま、主人公より脇キャラのラブコメがメインだね・・
特にタイプではない友人に告られてガッカリする、団地暮らしのリアルさ、バロンは結局なんのキャラなの??主人公の憧れキャラ?
セイジが話の後半で唐突にイケメソになる、などなど、少女漫画原作なのにかなりリアル系思考のアニメでした。
声優によると二人は秒速2センチメートルみたいな別れ方になるらしいのですが、パヤオ版おもひでぽろぽろでした。パヤオだとロリになるのか・・
ぽろぽろだと適齢期なので遠距離成立するだろうなあとは思うけど(思うけどっていうか最初からBBAがヒロイン嫁だと思ってて拗れる話だしなあ)
みみずまだと若すぎて確かに無理かもしれない・・でもパヤオの年齢だとこれくらいが適齢期だったんだろうかばかなパヤオ世代でも二十歳前後が普通だろ
やはりロリなせい??
そして最後までバロンが何なのか意味不明なまま終わっるwwwww
いや、バロンが人形なのはわかるが、何で主人公の妄想の世界で登場するねんっていう・・・・・・
学生時代の甘酸っぱいラブコメの筈なんですが、いかんせんパヤオがロリなせいでどうも話がぽろぽろ系のガチくせーんですよ。いきなり稼ごうとか言い出すセイジとヒロインとか・・パヤオの時代は中卒普通だったけど結婚は二十歳が普通の筈なんだけどなあ・・うーん?
うわーとか思ってたらセイジが婚約しやがったー!!パヤオの時代は中卒子沢山が普通だったんですよ!!声優はパヤオ世代のその時代背景知らずに発言してたんですよ!!!あー、これはパヤオ版ぽろぽろだわーパヤオはマジだぜー
高卒と同時に結婚するあれやな・・・
しかし、そうなると耳すまって現代より高度成長期とかその辺の時代が舞台なのかもしれませんね・・
ジジイとか戦前20代なのに若いし~
人間所帯もとうとかになると、いきなり稼ぐお!とか料理家事出来るようにならなきゃー!とかになるんですよ。みみすまの後半は完全にガチ勢なんですよ。JKが初恋キャっきゃしてるノリじゃないんですよwwww
こういう話だったのかwwwwwwww
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shinokato · 4 years
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『ラストレター』を観た
 映画の感想というのは、完全に主観によるものだと思っている。私の感想は、私の感じ方によるものがすべて。誰かの感情も感覚もいらないはず。 ……という言い訳のもと、岩井俊二監督の最新作『ラストレター』についてつづっていこうと思う。
岩井俊二が好きだ
 岩井俊二という監督が好きだ。日本で映画を撮っている人のなかで、好きなのはこの人だけ。この人の作品は貪るように摂取して、DVDなども手に入れられる範囲とはなっているが購入している。  母が見せてくれた『Love Letter』という映画がきっかけで、私なりにこの監督の作品に向き合ってきた。眩しさも、苦しさも、血がにじむような痛さも、とにかく好き。ぼんやりとした明るいグレーの画面を観ているだけで、うっとりとしてしまう。  岩井俊二作品の色は、誰にも出せない。誰が侵してもいけない、そんな場所に思えた。
 でも、『ラストレター』を観終わったあと、そんな聖域をぐちゃぐちゃにされてしまったと悲しくなった。  回収されない伏線も、引きずりすぎた初恋の違和感もあっていい。でも、作品内での辻褄合わせが、あまりにも雑すぎる。
 私は、岩井俊二が作りたかったものを観たかった。岩井俊二を好きな人が好きなものを観たかったわけじゃない。なんて、監督の気持ちなんて、消費者の私が知ることもできないのだけれど。
馴染まない光は必要か
 岩井作品には、色がある。目がくらむような、明るい、透明感のあるグレーが基本。ぼんやりと光っていて、どんなシーンでも思わず目を細めてしまいそうな、懐かしい色だ。
 今回、メインの役どころを務めたビッグネームは、福山雅治、松たか子、神木隆之介、広瀬すずである。私の役者の好き嫌いはさておき、岩井作品に馴染んでいるのは松たか子だけだと思った。この4人のなかで松たか子だけが、当然のようにあの映画のなかに存在していた。  メインを務められる役者、つまり集客ができる役者というのは、きっと私が思うよりも限られている。福山、神木、広瀬��悪い役者だとは全く思わない。映画を観ていて、巧いなぁとも思った。でも、流れていく時間のなかで、ずっと何かが引っかかってくることも事実だ。この3人は、たぶん私が想像する以上に彼ら自身の色が強い。そして、それを作品に溶け込ませることはない。
 表現者として、個性が強いことは悪いことではないだろう。彼・彼女らの演技は、確かに映画に馴染む瞬間もあった。しかし、これは映画なのである。監督の作品であって、それに馴染まなければ異質のものだと認識される。少なくとも、私はそうだ。役者を見に行っているわけではない。  広瀬すずは輝いていた。まさしく、王道のヒロイン。でも、あまりにも光が強すぎる。これは、福山雅治も神木隆之介も同様だ。ナチュラルな演技は巧い。でも、それがこの映画に馴染んでいるかは、また別な話なのだ。  こうなると、前作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が懐かしくて、渇望してしまって仕方ない。黒木華をはじめとする役者全員の、作品への溶け込み具合が異常だった。岩井俊二作品という世界軸のなかで、当然のように、全員が生活していた。皆が少しずつ、弱くて不自然。それを体現していたのだ。  福山雅治も、神木隆之介も、広瀬すずも、それぞれの背負う色が、あまりにも強すぎる。そして、その色は岩井俊二作品の世界軸に溶け込むことは、ほぼない。外の世界の人間が入り込んだみたいだった。
 しかし、松たか子、そして松たか子演じる、裕里の娘役、そして裕里の高校時代を演じた森七菜の眩しさは格別だ。広瀬すずのそれとは違う、岩井作品におけるヒロイン感が圧倒的だった。透明感というか、まだどんな色にも染められていない、これからに期待したくなる白さ。  私がこの映画に求めていたものは、まさしく“これ”である。『Love Letter』の酒井美紀、柏原崇を彷彿とさせる神々しさ。あどけない、無垢で残酷な時代を切り取った、触れてはいけない眩しさ。  作中、ずっと森七菜と松たか子の登場が待ち遠しかった。
「売れる映画」が「良質な映画」とは限らない
 『ラストレター』が売れる映画かと問われれば、正直分からない。売れないよりはいいだろうけれど、最近は入場特典などもあるから、「興行収入=いい映画」の図式は信じられない。本作だって、岩井俊二作品と聞いただけで、条件反射で観に行く層は結構多いはずだ。本作をキャスト目当てで行く層がどれほどかも分からないし、正直口コミで客数が伸びる作品かと問われても測りかねる。そして、「いい映画か」と問われても、正直私には答えかねる。  SNSの声を拾っていけば、絶賛している人もいるし、ひどい言葉を連ねている人もいる。人を選ぶ映画ではあるのだろう。
 じゃあ、私は?
 観終わった後にガッカリというよりも、悲しみという感情が勝っていた。大好きな映画のタイトルが匂う作品。『Love Letter』が意識されていたシーンはたくさんあった。葬式のシーンで始まる冒頭もそうだし、図書館のシーンも、裕里が図書館で手紙を書くシーンなんてまさしく、といった感じ。正直、豊川悦治と中山美穂の登場には、テンションが上がった。あの二人は、なんだかんだレジェンドである。どんな役でも、きちんと映画のなかに溶け込んでいた。
 でも、私が観たかったのはこれじゃなかったと、強く思ってしまった。作中、なじみ深いシーンが見えるたびに、これが好きだろ? 望んでたんだろ? というような、押しつけをされているような気分になった。売れるものは、確かに平均値を満たしていることが多い。それでも、イコール“良質”というわけではないと思う。  監督の思惑も本音も、ただの消費者である私が推測することすらおこがましいと思っているが、これでは邪推をしてくれと言われているようなもの。そんな作品に思えてならなかった。
 こんな女の子いる? と思わせられることもあるけれど、それが岩井俊二が描くものなら、それでいい。岩井俊二監督が見つけ出す少年少女は、何にも染まらないような、そんな光が感じられる。うらやましくて、懐かしい匂いがする。
 岩井俊二作品に望むものは、人それぞれだ。私は、「穏やかすぎる理想」も、「残酷すぎる現実」も、監督だけが見えている世界で描いてほしいと思っている。誰がどう見ても、岩井作品だと分かる、あの映像で。  何にも侵されない、監督自身の色で描かれてほしい。
 『ラストレター』は、色が混在していた。胸のどこかに引っかかるような、小さなささくれが少しずつ開いていくような、そんな不自然さがあった。  有名な俳優が起用されているから、いい作品ではない。有名だから、いい俳優ではない。そんなことを、改めて思い知らせてくれる作品だった。
 次回作には、よどみない岩井作品らしさを求める。
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sicsicmanamichan · 5 years
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ノラと皇女と野良猫ハート2をレビューするよ
『ノラと皇女と野良猫ハート2』(HARUKAZE)
過去に書いたレビューをここに加筆修正をし再掲しようと思った。
ノラととは大好きな作品で今でもやり直すくらいだが、2はガッカリしたものだ。
このレビューはクリア直後の熱が籠っていてなかなか酷いことも書いてるが、読み返すと自分でも笑えるので、読んでみて欲しい。どうぞ。
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とにかく私自身は前作も買ってプレイし、いろいろ不満もありましたが
今の時代の純愛エロゲの一つの形としてポジティブに評価していました。
そして、今回2が出るということで珍しく予約してまで発売日にプレイをしました。
率直な感想を述べますと、「ユーザーを舐めている」ということです。
ネタバレになりますが、かいつまんで長所と短所、及び各√の評価を書きます。
長所
・ギャグのクオリティは特に前作と変わらず。
→この作品のセールスポイントと言ってもいいでしょう。賛否両論はありますが、5割滑って4割ややウケ、1割大ウケという
前作と変わらないギャグの質は評価できます。ただ少し、クドくなりすぎてる感もありますが…
・絵はエロい
→ノラととから覚醒したのか、バースもまともになり、塗りもエロくなった絵は引き継がれています。
ただ少々、今回は崩れてる構図(明日原のHシーンとか)が少々、気になりましたが総合的には水準以上ですね。
・キャラがいい
→私が一番評価しているところです。それぞれのキャラが愛らしい。ここまで不快なキャラがいないのも珍しい。
おそらく、全キャラではっちゃけたギャグに絡んでいくので、一人だけ悪目立ちしたりしないのだと思います。
この日常をずっと見ていたい気持ちにさせられるのは素晴らしいことだと思います。
以上が長所です。
ユーザーの中でこの長所がどれだけ短所を補いきれているかで、この作品に対する評価がそれぞれ変わってくると思います。
短所
・シナリオがことごとく駄目
→これは前作からも言えることなのですが、シナリオがあまりにもお粗末すぎます。
詳しいことは後述の各ヒロイン√の項目で書きますが、簡潔に述べると陳腐かつ痛々しいということです。
ライターは恐らく真剣に素晴らしいシナリオだと思い書いていると思うのですが、あまりにも意図が見え透いていて
空回りした薄っぺらいシリアスさが、ギャグ満載の日常から浮いているのですね。
ドン底まで落ちるような陰鬱とした悪意に襲われるなら、そのギャップで味になると思うのですが、
これは中途半端なんですよね。魔法でもなんでもありな世界観にそれはないでしょ。
・音楽がクドい。
→あの演歌調のBGMはなんですかね?ピンポイントの起用なら笑えるのですが、何度もやられると飽きる。
他にもVocal付きのBGMが多く散見されましたが、印象的ではありますが、良い印象には感じませんでした。
シーンを邪魔しているとしか思えませんでしたね。ここらへんは個人の好みかもしれませんが。
・過去キャラのシーンが少ない。
→前作ヒロイン4人のAfterは新ヒロインの√をクリアして、ニ枠ずつ増えていくのですが、
いざ期待してAfterをやると10分にも満たないシナリオという…
これには心底ガッカリしました。2ということで前作ヒロインのその後のイチャイチャが見たいわけで
勝手に昇格したサブヒロインと新ヒロインがメインで見たいわけではないということです。
Hシーンも1枠のみです。それもあっさりとした取ってつけたようなもの。ニーズをわかっていないですね。
・そのキャラいる?
→序盤に顕著なんですが、まず前作ヒロインの黒木が海外に行っています。
そのせいで黒木の出番がほとんどないです。この待遇はおかしいでしょ…。
新キャラであるアイリスとノエルを活かすためにツッコミ役の黒木を左遷したんですかね?
あまりにも酷すぎませんかね?あともう一人名前も忘れましたけどシャチのあれ…印象なさすぎて、こいついる?レベル
・Hシーンの割当
ノブチ2枠ユウ3枠シア姉3枠アイリス3枠ノエル2枠前作ヒロイン4枠
いやいや…おかしいでしょ。
まずノエルに至っては√すらないです。おまけ程度の自慰シーン1枠と本番1枠。
てっきりちゃんとした√あると思ったのにね。
一方でユウ√は他のヒロイン√に比べて極端に手抜きで短いのに3枠もある。
これいる?全体的に割当をミスってると思うんですよね。
各√評
・ノブチナ
→ヤクザの娘がムショから帰ってきた親父といざこざして、仲間裏切って敵ヤクザに突っ込んでいって
主人公に救われて殺しは思いとどまったけど、ムショにはぶち込まれ、弁護士の姉ちゃんがでてきて
ムショから出してもらって、何が感動的か全く意味不明な卵子精子の劇をして、数年ぶりにママに会いに行っておわり。
 退屈すぎて、途中でSKIPしようか迷った√。
そもそも話の展開がテンプレすぎるし、そのくせに冗長すぎる。
だらだらだらだら見え見えの伏線撒き散らして、結局は「はいはい、知ってました」って流れに収束していくのは
流石に読んでてキツイ。
ノブチナはギャグキャラとしては魅力的でしたが、ヒロインとしての魅力はなかったように感じましたね。
取ってつけたようなエロシーンも不快でしたし、恋愛の描写も本筋の家族の話でしっかりと描写されていなかった。
勝手な推測ですけど、幼馴染の友情も絡めて、「家族と友情」、その2大テーマを書ききってやったぜ!ってライターは自信満々だった
んじゃないかなって(笑)
失敗してますよ。うん。この√を評価してる人は浅いし、過剰に装飾されたものを見て舞い上がってるだけです。
最後のデコトラを操作するミニゲームがあるんですが…これテストプレイしました?
製作者オナニーのとしか思えないミニゲームですね。操作性がゴミで、一応選択肢でオート操作がありますけど
こんなん初見じゃわからんでしょ。そのオート操作もぎこちない操作ですしね。
ガードレールにぶつける音が混じったクライングハート7回ループとかしちゃいましてね…ため息でましたよ。
・アイリス
→前作パト√の亜種焼き直し。
オチは実はママなんていませんでしたー!過去じゃなくて未来を作っていこ!というもの。
じゃあさ、真相がわかったなら、ノエルとのその後の絡みを描写しないと駄目じゃないですかね?
消化不良の一言。ラストのネタバラシでライターは絶頂射精して満足しきったんですかね。
あと個人的なことですが、この声優さん(表でも知ってます)の絶叫系の演技が耳に痛いです。
Hシーンはかなりいい。対面座位は特に良かった。
・シア姉
→トラウマ克服からイチャイチャエンド。
唯一評価できたシナリオ。シナリオの質とかどうこうよりも、王道のツン→デレのイチャラブ√だったからです。
バカップルぶりと、それに振り回される仲間たちの掛け合いも楽しいです。
これこそ、ノラととらしさといいますか、ギャグと萌えが絡み合った√だと思うんですね。
私はこういう√だけで良いと思うんですよ、ノラととに求められている√だと思うんですよね。
・ユウラシア
→アイドルごっこ楽しい!でも、実はそれ利用して危険な同調魔法かけてた!?でも、なんとかなったぜー!
手抜き√です。中身のスッカスカさもですが、単純に尺が短いっていうのもあります。
まぁ、変にシリアス見せられるよりはマシっちゃマシかな?
・ノエル
ヒロイン√あると思ったらなかった娘。
Afterでちょろっと無人島に流れ着いてHして終わり。
もっと活かし甲斐がある期待感があっただけに残念すぎる。
前作ヒロイン√
→特に記述することなし、サクッと1回Hして、これからも共に歩みましょう。これで終わり。
総評
全体的に制作陣の勘違いが癪に障る。
ライターもいつ成長するの?ってくらいガッカリさせられた。グリザイアシリーズに今でも付いて行ってるような信者みたいな層は絶賛するかもね。開拓失敗という印象ですね。
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mothermonika15 · 6 years
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2017年 下半期の収穫
1. 月と雷
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2017/スールキートス/120分 監:安藤尋  演:初音映莉子 高良健吾 草刈民代
2. パーティで女の子に話しかけるには/How to Talk to Girls at Parties
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2017/イギリス・アメリカ/103分 監:ジョン・キャメロン・ミッチェル 演:エル・ファニング アレックス・シャープ ニコール・キッドマン
3. ル・アーブルの靴みがき(35mm上映)/Le Havre
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2011/フィンランド・フランス・ドイツ/93分 監:アキ・カウリスマキ 演:アンドレ・ウィルム カティ・オウティネン
 
4. ヘッダ・ガーブレル(ナショナル・シアター・ライヴ)
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154分/初演劇場:ナショナル・シアター/作: ヘンリック・イプセン/脚色:パトリック・マーバー/演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ/出演:ルース・ウィルソン レイフ・スポール
5. ダンケルク(IMAX 4Kレーザー上映)/DUNKIRK
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2017/イギリス・アメリカ・フランス/106分 監:クリストファー・ノーラン 演:フィオン・ホワイトヘッド ケネス・ブラナー マーク・ライランス
6. スクランブル/Overdrive
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2017/フランス/94分 監:アントニオ・ネグレ 演:スコット・イーストウッド フレディ・ソープ アナ・デ・アルマス
7. 不都合な真実2 放置された地球/An Inconvenient Sequel: Truth to Power
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2017/アメリカ/98分 監:ボニー・コーエン ジョン・シェンク 出:アル・ゴア
8. 希望のかなた(35mm上映)/Toivon tuolla puolen
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2017/フィンランド/98分 監:アキ・カウリスマキ 演:シェルワン・ハジ サカリ・クオスマネン
9. ローガン・ラッキー/Logan Lucky
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2017/アメリカ/119分 監:スティーブン・ソダーバーグ 演:チャニング・テイタム アダム・ドライバー ライリー・キーオ
10. ビジランテ
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2017/東京テアトル/125分 監:入江悠 演:大森南朋 鈴木浩介 桐谷健太
次点. ・gifted ギフテッド
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2017/アメリカ/101分 監:マーク・ウェブ 演:クリス・エバンス マッケンナ・グレイス リンゼイ・ダンカン
ワースト ・ブレードランナー2049/Blade Runner 2049 2017/アメリカ/163分 監:ドゥニ・ビルヌーブ 演:ライアン・ゴズリング ハリソン・フォード シルビア・フークス
オフ・シアター ・ロマノフ王朝の崩壊/ПадениединастииРомановых
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1927/ソ連/81分 監:エスフィリ・シューブ
選外 ・ヴィセント・ムーン作品上映 @京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA,2017.12.20
旧作 ・GAMA 月桃の花
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1996/映画GAMA―月桃の花を成功させる会/110分 監:大澤豊 製:海勢頭豊 演:朝霧舞 川平慈英 玉木初枝
展示 ・生誕100年ジャン=ピエール・メルヴィル 暗黒映画の美
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安藤尋監督の『月と雷』は月齢が新月の方へとゆるやかに傾いた映画とみた そこにはほぼ15年間という時の経過がある 傑作『blue』の中で市川実日子が見上げた空は フィルムに定着されたスカイ・ブルーだった それからその空の青は スクリーン上でデジタルとなって 空気に触れると青の成分が化学変化を起こす結果として雷雲となった 『blue』をさらに落ち着かせて深まりを与えたのが『月と雷』と言えばいいか だから『月と雷』は『blue』と対になっていて 必ずしも『海を感じる時』や『花芯』と同列には語りたくはないが その連作があってこそ生まれた本作は 安藤監督が映画でやってきたあらゆる殆どのことがもう一度繰り返される この主人公・泰子が住む家の幽霊屋敷のような室内の雰囲気は『pierce LOVE&HATE』と瓜二つに私の目には映るし 智がこの一軒家に戻ってきたとき 仏壇の写真を眺める智の背後に台所でなにかを洗う音がする 同じように 墓石をつくる男の家に居候する直子が泰子と智のまえに現れるとき庭の水音に誘われて縁側でホースを使い足を洗う直子が映る 水音に呼び出された死者の如く 水に誘われそこに居る直子は テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』のヒロイン(ブランチ)の生き様とどこか似ている…これらはおそらく本調有香の脚本の世界だろうが 安藤は映画『blue』でも夏休みにホースから溢れる水に親和性をもたせる演出を市川実日子にさせていた また 主人公たちが田舎道を自転車で漕ぐ路面も 雨上がりの後のような反映を帯び 赤い一点照明を灯しながら鈴木一博のキャメラは幽かに二人乗りを映し出してゆく こうした細部の描写もさることながら 少しずつ登場人物たちが寄り集まる一軒家の描写は この映画が幽霊屋敷に様変わりしていくかのような印象を与える 直子が思い出したようにこの一軒家での過去を語る場面で 泰子が暴れだし「みんな出てけ!」という台詞は 「ゲット・アウト」と今年話題になったホラー風のアメリカ南部映画にも訳せるが この場面の少し前に泰子の父親が声となり幽霊となり出てくるとき 泰子があの世の父親と話すことができても「行(逝)かないで」とは言わない 確か映画では父親の目線は直子を見て 語りは泰子になっていたように記憶する 幽霊のように断続的なリズムで 記憶と無意識的な欲望の亡霊を放出するこの場面で映画は ひとつの頂点に達する 更にここから後半の泰子の描写は 安藤演出の真骨頂であり 隙も無駄もない 雨戸越しに智と泰子が話す場面の切り返しは 『戦場のメリークリスマス』を越えて『塀の中の懲りない面々』の壁越しの会話に肉迫する静けさが降りてくる そこに大友良英のギターが被さり 深さと低さを獲得する名場面となった つづく直子と泰子の別れの場面での安藤演出は すでに落ちついた家族の輪郭よりも 周縁へ逃れゆき 他者や環境からも離れゆく 曖昧な渡世をも慈しむ スカートの直子とズボン姿の泰子の対比から 二者の間に不在のもう一人がそこに居るかのようなこの対話は 一連の場面と同じく 過去と未来を往復する記憶の中に複合し そして今の直子にも泰子にも極めて誠実でありつづける 青い月(泰子)は新月(直子)に と喩えるならば まるで違う色なのに2人は同じ月の満ち欠けの関係にある ここでも泰子は直子に「行かないで」とは言わなかった筈だ 当のものを口にする感傷ではなく その当のものを眼差しているところだという暗示を見せてくれる安藤尋の到達点は 無為こそが日常の繰り返しであり そのなかで月は満ち そして欠ける 幽霊屋敷には男性であることに回帰した智はもういない 永遠には続かない無為の共同体を眼差すこの映画のラストショットこそが 安藤監督の窮極の熟達以外にはあり得ないものであり 現在としてよりも予感としての泰子の存在証明とも言えるショットだろう 彼女をとり囲む無数の不条理な思いを必死でもちこたえてきたのと同じだけキャメラは彼女に寄りそう 命を宿すという意味ではエル・ファニングの母性を見抜くジョン・キャメロン・ミッチェル監督にも同じ眼が感じられる 自分を「集団(コロニー)」のなかに組み入れ「集団」として何か(誰か)を「美化」或いは「醜化」するということを決してしないという点では ジョン・キャメロン・ミッチェルの『パーティで女の子に話しかけるには』はある点で『月と雷』と似ている キャメロンのまなざしの前でのエル・ファニングは母になる 安藤の映画の初音映莉子(泰子)は母になる直前で終わるが 男の子たちは無責任なパンクを貫くしかないだろうとの視点も偏差はない ブレイディみかこが言うように 「この世界の先にあるものが、バラ色の世界ではなくて、陰気なブルーの複数形、ブルースでもいいではないか。ブルースの先にはパンクがある」とは尽言だろう この世界観がこの二作にはそっくり当てはまる 異星人を恋することで(まさにD・ボウイの名曲「ラヴィング・ジ・エイリアン」が暴いた皮肉だ) すでに疎外されたセクシャシティや郊外のひどい場所のなかへと入り込むのがキャメロンだとしたら 同じく 月の住人と地上の人間に俳優を配し 特権化するのではなく 緩やかな配置で登場人物を浮き上がらせ あらゆる存在を等しい輪郭のもとにフレームアップしているという点では 安藤演出は遥かにおとなしいが 「親はみんなおかしい。人間は家庭を持つとあんなふうに道理が通らなくなるものなのだろうか。家というものは、まともではいられなくなるほどのものなのだろうか」津村記久子『まともな家の子供はいない』とは 日英大差はないのだろう ノーラン監督の描く『ダンケルク』の兵士たちはフランチェスコ会修道僧と同じように「まともな人」に所属することを見せてくれた 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでヴィンセント・ムーンがブラジルの奥地で撮影し続けている宗教儀礼に残存している闇夜の音と焔の気配をライヴで編集して見せた60分間は 創造は即得権益ではできない その外側で生きるものだと確認させてくれ 同じようにライヴ・ヴューイングのロイヤル・ナショナル・シアターの演劇『ヘッダ・ガーブレル』は 贔屓のルース・ウィルソンの生の演技を切らずに見れて またイヴォ・ヴァン・ホーヴェの演出は 一字一句イプセンの戯曲を変えることなく 160分間飽きさせず張り詰めた一本の線が見える ジョニ・ミッチェルやニーナ・シモンがまるで光と影のようにヘッダとよく似た女だと知った 『ビジランテ』は中上健次 『スクランブル』は父・クリントの影響か 『サッド ヴァケイション』や『ベイビー・ドライバー』よりワンランク上を行っている カウリスマキとゴアは「傾向映画」だが 世界に働きかける力を持つ映画としての傾向ではなく 人間らしい彼らを見ることができるという点で 無視されてはなるまい 前作『ル・アーブルの靴みがき』をDCP上映で京都シネマで見てガッカリした記憶があるが 春に閉館する京都みなみ会館で 大晦日の映画納めに見た35ミリ上映でのそれは 映画の力に護られた傑作として見違えた 明るく解像度があがったデジタルだと見えなくなったものがあるのだと知った 同じ作品の筈が全く別物に感じられて ふとこんな詩を重ねてみたくなった
にんげんには 種別はござるが 差別はござらん 時計の振子がひとゆれゆれて きょねんが終って ことしが来ござるそのように 時計の振子がひとゆれゆれる そのせつなのように 世界人のことごとくが 心をひとつに 声をそろえて さけぶがようござる 中川信夫「一九四七年一月一日」『業』所収
ジャームッシュではなくカウリスマキの映画に出てくる犬は確かに「種別はござるが 差別はござらん」という愛を生きている ソダーバーグ久々の新作はアメリカ版「鼠小僧次郎吉」で マーク・ウェブは起死回生の一本にしてハリウッド・エンディングは『500(日)のサマー』よりもこなれた気がした 下半期もっとも興奮した上映会は京大人文研が行った「映像に刻まれたロシア革命」だった とりわけエスフィリ・シューブ監督の『ロマノフ王朝の崩壊』は 1920年代こそ「非アリストテレス的なドラマトゥルギーがようやく思考可能になった」といったブレヒトの格言が まさに「組織化された無秩序」(モホリ=ナジ)として実現していた歴史記録映画だった 編集自体に制作者の意図が入ることはドキュメンタリーの常だが 事実それ自体よりもロシア革命とはこのように起こり 事実の組み合わせ方にこそ「現実性」を作り出す過程があることも示す 1905年の二月革命から十月革命へという意味では エイゼンシュタインの『十月』と同じ視野であるが ものごとはすべて暗示に富み 逆に字幕は多くを語らず 一つのものの深みだけが他のものの深みを等価に指しえるシューブの唯物史観には震えた ちなみにこの上映会を立ち上げた小川佐和子の著書『映画の胎動』は 近年読んだ映画本でもっとも水準が高いものの一つだろう 映画創草期とアバンギャルドないし傾向映画の狭間の1910年代の映画を私はほとんど見逃していることにも気がついた 『GAMA 月桃の花』の岡崎宏三のキャメラの捉えた沖縄戦の終戦は たぶんこうやって局地戦は終わったんだと思わせる簡素なショットが焼きつく自主映画の高い精神世界に打たれた ジャン=ピエール・メルヴィル展は 彼が「兵法家」であることを見せてくれた ダンケルク作戦に兵士として参戦したメルヴィルは 自分が生きた時代を絶え間ない戦争として見ていたとしたら 彼の映画渡世は一つの戦略でもあっただろう 映画をこのように比べてはいけないが 自分と映画の関係という風に考えていくうちに 評価は少しずつであれ 所定の位置に収まってゆく 2017年下半期の「この一本」を確定しないことには 自分もまた不確かなままだという現実を相手にしなくてはならない押し迫った思いが ベストテンという師走を呼び込む 自由とは自分の好みだから仕方ないのだけれど 特に大事な一本は『月と雷』に違いない
(二〇一七年十二月三十一日)
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mahhasokuhou-blog · 6 years
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ドッキリで超生意気な姿が露呈した芸能人4人 広瀬すずや矢口真里にガッカリ
1: サスケ ★ 2017/12/15(金) 14:47:55.78 ID:CAP_USER9
 ある日突然芸能人を襲う“ドッキリ企画”。しっかり良いリアクション見せて好感度に繋げる人もいるが、本性を見せて視聴者をがっかりさせてしまう芸能人も少なくない。
●広瀬すず
 例えば大人気女優の広瀬すず(19)。透明感あふれる清純派女優としてお馴染みで、2019年春のNHK連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』のヒロイン役も決まっている。今後もさらなる飛躍が期待される国民的ヒロインだが、以前『そこホメ!?』(フジテレビ系)でのドッキリ企画で“行儀の悪さ”が露呈してしまい話題に。
 この日番組では彼女の“サツマイモ愛”を検証するべく、ケータリングに大量の芋料理を用意して広瀬の反応をうかがった。ところが楽屋裏に設置された隠しカメラには、脚を組んで「うまっ!」と連呼しながら料理を食べる広瀬…
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roaringyoo · 6 years
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【ドッキリ】超生意気な姿が露呈した芸能人4人! 広瀬すずや矢口真里にガッカリ・・・・・ 1: 以下、名無しにかわりましてネギ速がお送りします 2017/12/15(金) 14:47:55.78 ID:CAP_USER9.net ある日突然芸能人を襲う“ドッキリ企画”。 しっかり良いリアクション見せて好感度に繋げる人もいるが、本性を見せて視聴者をがっかりさせてしまう芸能人も少なくない。 ●広瀬すず 例えば大人気女優の広瀬すず(19)。 透明感あふれる清純派女優としてお馴染みで、2019年春のNHK連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』のヒロイン役も決まっている。 今後もさらなる飛躍が期待される国民的ヒロインだが、以前『そこホメ!?』(フジテレビ系)でのドッキリ企画で“行儀の悪さ”が露呈してしまい話題に。 この日番組では彼女の“サツマイモ愛”を検証するべく、ケータリングに大量の芋料理を用意して広瀬の反応をうかがった。 ところが楽屋裏に設置された隠しカメラには、脚を組んで「うまっ!」と連呼しながら料理を食べる広瀬の姿が。 普段のイメージとギャップのある食べ方に、ネット上では落胆する声が相次いでいる。 今回は彼女のようなドッキリで視聴者をドン引きさせてしまった芸能人を紹介していこう。 ●小宮浩信 まずは三四郎の小宮浩信(34)。 もともと“クズキャラ”としてお馴染みだが、彼は以前ドッキリ企画で大御所俳優に生意気な態度をとってしまった。 今年2月に放送された『金曜☆ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)でのことで、番組では「芸能界の大先輩・中尾彬(75)と楽屋で2人きりになったらどうする?」という企画が行われている。 中尾が楽屋に“挨拶”に来てくれるという設定なのだが、いきなりの大御所登場に小宮は「何っすか?」とたずねてしまう。 さらに終始嫌そうな顔をみせ、中尾が退出した際に小宮は「何だアイツ…」とこぼした。 ちなみに後日小宮には“お仕置きドッキリ”も仕掛けられており、“謝罪を要求している”という設定の中尾に謝りに行っている。 しかし現地にいたのはモノマネ芸人・ホリ(40)で、顔が見えない襖ごしに「部屋に入る前にちゃんと謝罪するのが筋だろ」と圧力。 これには小宮も「すみませんでした!」と膝をついて謝っていた。 ●永野 お次はピン芸人の永野(43)。 歌ネタで一躍脚光を浴びた芸歴22年のベテランで、バラエティー番組などでは幾度も派手なリアクションを見せてきた。 しかし2016年6月の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)では、普段と少し様子が違うリアクションを見せ話題に。 永野は同番組で“落とし穴”に落とされたのだが、「気持ちわる! なんすかこれ?」と若干不機嫌そうな態度をとってしまう。 さらに木梨憲武(55)が「怒ってんの?」と訪ねると、永野は「ちょっと怒ってますね… ナメられてるな俺」と対応。 このような態度をとった理由について、永野は「プライベートかと思いました」「プライベートでバカにされたと思って」と語っていた。 ●矢口真里 最後は元モーニング娘。の矢口真里(34)。 彼女は今年5月の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でドッキリを仕掛けられ、遠野なぎこ(38)と“ガチな”口論を繰り広げてしまった。 この日は「説教食らった後にカラオケで『恋のダンスサイト』歌われてもさすがに『セクシービーム』入れづらい説」が検証されたのだが、仕掛け人である遠野が「ちょっとお勉強不足な部分を自覚した方が」と説教。 すると矢口は「何でそんなこと言われなきゃいけないんですか?」と返し、“テレビではお見せできない”という理由で早送りされてしまうほどの喧嘩に発展してしまう。 結果、ネタ晴らしが終わった後も2人は大号泣してしまい、視聴者の間で“放送事故”と話題に。 気の強い女性2人の戦いにドン引きしてしまったようだ。 3: 以下、名無しにかわりましてネギ速がお送りします 2017/12/15(金) 14:50:41.36 ID:gedTAlaR0.net 広瀬くずは今更だろ 2: 以下、名無しにかわりましてネギ速がお送りします 2017/12/15(金) 14:48:16.22 ID:oNpuiCGN0.net でも可愛いから許す Source: ネギ速
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tettin0124 · 6 years
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【芸能】ドッキリで超生意気な姿が露呈した芸能人4人 広瀬すずや矢口真里にガッカリ
1: 2017/12/15(金) 14:47:55.78 ID:CAP_USER9  ある日突然芸能人を襲う“ドッキリ企画”。しっかり良いリアクション見せて好感度に繋げる人もいるが、本性を見せて視聴者をがっかりさせてしまう芸能人も少なくない。 ●広瀬すず  例えば大人気女優の広瀬すず(19)。透明感あふれる清純派女優としてお馴染みで、2019年春のNHK連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』のヒロイン役も決まっている。今後もさらなる飛躍が期待される国民的ヒロインだが、以前『そこホメ!?』(フジテレビ系)でのドッキリ企画で“行儀の悪さ”が露呈してしまい話題に。…
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akechi-tabun · 7 years
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2017年 夏アニメ雑記
ボールルームへようこそ
個人的に今期ナンバーワン。 毎週毎週楽しみに観ておりました。 やっぱり、ダンス漫画は動いてナンボかな! 原作見てないけど! そういうわけで、不満な点もまた動きについてですね。ダンスシーンがもっと見たかった。結構漫画漫画した構成をしていたように思います。 次のクールも楽しく観させて頂きます。
賭ケグルイ
ナイス顔芸アニメ。 絵が上手くないとこの芸風はできないよなあ。ギャップ芸でもありますね。 ギャンブルはよくわからないけど、いきおいでたのしめるよ!(頭悪い) OPは今期一番の出来だと思います。すんごいオシャレ。
Fate/Apocrypha
アクションシーンがとてもよい。 戦闘するカルナさん最高かよ。公は隈が深かったなあ。 いや、戦闘シーンはどれもよかった印象。モーさんがもっと観たかった。もう主人公でいいよねってレベルで見たい。ジークくんはまだよく分からないかな……。
活撃 刀剣乱舞
面白かった。すごく面白かった。しかも画がきれい。さすがのufoクオリティ。でも、水だけがアレだけ綺麗だと、逆に浮いていると思う。 どんなもんかと思いましたが、いやあなかなかしっかりした話で面白かった。兼さん贔屓なので、わりと美味しい思いでしたが、他の打刀も見たかったかなあ。長谷部とか加州とか。花丸感。別のキャラの話でもいいんで、続きも是非作って欲しい。あ、薬研ニキと蜻蛉切さんも好きです。ありがとうございました。 劇場版は総集編じゃなければ観に行きたいですね。
異世界食堂
おいしいものをおいしいおいしい言いながら食べてるだけなのがイイヨネ……。 小説の絵がエナミさんだと知って、それと比べるとさすがにアニメの絵はいまいちなので、わりとガッカリしました。知らなきゃ良かったかな……! どうでもいいけど、店主が諏訪部だったんで、脳内にはいつもアーチャーがいました。カルデア食堂……。 他の作品ですが、『居酒屋のぶ』のアニメも楽しみに待ってます。
時間の支配者
芸風が古い!! いやあ、ビックリした。なんだろう、そんなに面白くないけど、懐かしさからか観てしまう。 一昔前のアニメを見ているようですね。勢いでまるっと観たけど、次のシーズンがあるならもう観ないかなあ。設定も大分甘くてなあ……。 でも、エフェクトがすんごくカッコよくて好きです。これだけで観ていたと言っても過言ではない。
将国のアルタイル
戦争とか戦術とか戦略とかよくわからないし、用語も全然覚えられないけど、鷹はかわいいし、少年の成長ストーリーは王道だからいいんじゃないかな!(適当) あの踊り子ちゃん、ヒロインだと思ったら後半から全然出なくなっちゃったね……。
魔法陣グルグル
だらだら観ていたい。前のアニメはちゃんと観ていなかったので、新鮮な気持ちで観られて楽しいです。
バチカン奇跡調査官
ミステリとして観れば面白いんだけど、事件がサクサク解決していくんで、わりとありがたみがない感じ。小説の表紙見た感じ、(ヒラコーっぽい絵柄なので)ドログシャで(文庫のジャンル的に)ホラーなのかと、1巻を積んでいるのですが、そんなことはなかった。(読んでない) これを観るんだったら、映画のラングドンシリーズ観た方が情報量多くて楽しい気がします。 しかもなんか主人公コンビが妙にラブラブ。そういうのは求めてないかな……。 (追記) 最終回、主人公コンビどう見ても夫婦だったよ……。やっぱり、求めてたのとは違ったなあ。
境界のRINNE(3期)
最近のいーてれのセンスいいよね……。クラシカロイドも早く観たいです。
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snufmalt · 7 years
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裏切る
ただの止まり木のように考えていた。 何気ない気持ちで入った。 ちょっとの間のヘルプだと思ってた。 だけどそんな事は知らぬかのように みんな優しく受け入れてくれて 少しずつ期待してくれた。 それでも、僕はここにはずっといられない。 いられない事は分かってた。 でも、改めては言い出せなかった。 え、僕辞めますよ?なんてスタンスで 入っていいお店ではなかったんだ。 たくさんのお客さんに支えられ 愛されているお店で。 みんなすぐ覚えてくれて みんな僕に興味を持ってくれて みんないじってくれて。 僕が、当たり前にずっといるものとして 接してくれたから、言い出せなかった。 実質やめることになっても、 なんだかんだやめない方法があるのではないかと 曖昧にして決断を避けてた。 でも、いつまでも、嘘はつき通せない。 期待されてることを感じれば感じるほど キツくなった。 やっぱりちゃんと言わなきゃいけない。 転職を決めてから何人目だろう。 迷惑をかけたのは。 転職を決めてから何人目だろう。 裏切ったのは。 転職を決めてから何人目だろう。 それでも、お前の決断なら応援する、と 背中を押してくれたのは。 辞める方も辛いんだなんて 悲劇のヒロインみたいな思いは ただのエゴだ。 どんだけエゴイストなんだ。 どんだけ自分しか見えてねえんだ。 俺は、辞める。 俺は、迷惑をかける。 それ以上でもそれ以下でもない。 すみませんでした。 お世話になりました。 ありがとうございました。 ガッカリさせた事を憂いてる暇なんか俺にはない。 誰もそんなこと期待してない。 前に進め。振り向くな、前につきすすめ。 恩返しするのはもっともっと先でいい。 涙をふくハンカチなんてないんだ。 Tシャツで拭って前向け。
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akechi-tabun · 7 years
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ARC-V感想的なやつ
というわけで、ちょっとARC-Vにアレコレ言う。 と言っても、備忘録程度。 「ARC-Vをもっと楽しみたかったなあ」という感じの個人的な感想+願望です。 やや辛め。
・スタンダード次元編 この辺りまではまあまあ良いんじゃないの?と。 本当に「まあまあ」なんだけれど。 これから面白くなるからまあまあでもいっか。と、この時は思っていたのですが……。
この後のシンクロ次元から零児が遊矢のライバルとして目立ってくるのかと思ったら、まったくそんなことはなかった。なんだか遊矢専属コーチだった。
・シンクロ次元編 うんまあ全ての元凶だよね……。 大会はまあカードゲームアニメという性質上許すとしても、それぞれのキャラを個室に押し込めたのは良くないと思うんだ。何週にも渡るのにキャラ同士の交流が無いって。いやいや、本当はそれ以前の話なんだけれど。
ここで個人的に欲しかったのは、
“ランサーズ”という仲間関係
遊矢とユーゴの共闘関係(贅沢言うなら“絆”)を築く
遊矢と零児の関係構築。敵対してもいいくらい。(ライバルキャラだと思っていたので)
遊矢とユーリの因縁を作る
ユートのナストラル化
……ランサーズのことを考えると、いよいよ大会は不要だったと思い知らされる。 ランサーズが協力しあってたの、脱獄のときくらいじゃねーの……? セレナと沢渡さんはデュエルゴリラしてたし……。ニンジャはよく働いてた気がするけど……。 ランサーズとは一体なんだったのか。
遊矢とユーゴについては、単純に元同一人物だったから繋がり欲しかった……というか、普通は繋がり生えてくる気がするのですが……。 この2人を放置した意味が分からない……。デュエル中にシンクロしてた意味はもっと分からない……。
社長はサボりすぎ。いや、実際酷い。 シンクロ次元に何しに来たのか……。まあ、シンクロ次元のお偉いさんたちも腐ってるんだけども。 社長周りは本当になんだったんだろうと思わざるを得ない。
ユーリは一旦置いて、ナストラル。 字面はあれだけど、要は漫画版くらい協力し合っててもよかったんじゃないのかと。こう、幻影騎士団新規カードもりもり作るためにも……! 幻影騎士団かわいくて好き。
そしてユーリとの因縁。 主人公なんだから! いるだろ! 宿敵軍のエースとの因縁は! その分をユーゴがもりもり因縁つけてましたが。もりもり。 特に、ある意味“悪”としての最大の敵はユーリだと思うので(ズァークはラスボス)、どうして遊矢との関係が全然なかったのかと……。
リンを出すためにも、リンが誘拐されるタイミングをシンクロ次元編にしたらよかったんじゃないかなと。 「リンの出番が生える」=「ユーリとの対立必至」でお得お得。 ユーゴの登場が遅れるけれども、関係が薄いより余程良いし……。なにより、イチャイチャしてるユーゴとリンちゃん見たかったし……。 そういえば、セレナにはあまり文句はない。デュエルゴリラすぎるのはどうかと思うけども。 箱入り娘っぽいし、正義の味方っぽいしであまり悪い印象が無かったからかも。
あと、もっと兄貴肌したクロウさんが見たかったよね……。作品としても先輩なんだし……。
・エクシーズ次元編 まるで意味が分からんぞ!! まあ、エドとの対立は楽しかったし、タイラー姉妹は可愛かったけど。それ以外は……。正直、全然記憶にない……。
・融合次元編 良かったところ? ユーリが可愛かったかなあ。表情豊かで。(顔芸含む) まあ融合次元の内情が多少見られたのは良かった。 ただ、明日香さんのいる意味があまり分からなかった。遊勝が得してただけだ……。明日香様侍らせやがってうらやまけしから……。
ここでのヒロインを瑠璃にしていたら個人的にはパーフェクト。(パーフェクトとは言っていない) さっさと瑠璃を助けて、遊矢の中のユートと感動の再会をさせてあげても良かったんじゃないかと……すごく思う……。洗脳デュエル、2回も必要だったかな……。 ヒロインたちを助けたところで、赤馬零王とはデュエリスト的に対決しなきゃいけなかっただろうし。ここでの救助は普通にアリだったんじゃないかなと思います。 その後、本編どおり、ユーリとのデュエル→ズァーク化でも……。
ズァークvsランサーズのデュエルは、何話も跨がなければ、別に悪くない内容だったんじゃないかなとは思います。 仲間との戦いは“悪役”だということを立てるためにも必要だろうし。覇王vsオブライエン燃えるよね。 ただし赤馬零王、てめーは駄目だ。(花鳥風月墓地に送っただけなので) そういや、零羅ってなんで赤馬家に拾われたの?
・ズァークとしてのけじめ編(にして欲しかった) とりあえずやっぱり、ジャック戦は不要だったと思うわ……。 社長も四竜出された時「またそれかよ(意訳)」と言ってましたし。 下手すると社長戦すら要らなかったんじゃないかな……。あの状況でプロ試験って。え? そも、「零羅を笑顔にする」っていうのが意味分からない。 普通に遊矢ーズvs悪のズァークで良かったかと……。
ZEXALですら、最終戦は投げっぱなしなところはありましたが、基本、やることはやった後だったので素直に送り出せたのですが。 ……いやほんと、一馬さんは謎しかなかった……。あと、扉との契約とか、遊馬関係のあれこれとか……。 でも、「あー、面白かった!」と終われたわけで。
そこのところ、ARC-Vは「最終回に向けて大掃除しときますねー」みたいなとっ散らかりよう。レレレのおじさんが箒で掃いてるみたいな。 デニス救済は良かったけど……。それ、融合次元編でできなかったかな! 遊勝とのデュエルより遊矢にデュエルさせておけば良かったんじゃないかな! 結局、遊勝の存在って、デュエルエンターテイナーの面くらいしか役立ってないし。いや、遊勝についてはそれこそが大事なのですが。
わりとソフトにお送りしたつもりですが。 まあ、なんだ。 「最終EDのような光景が見たかったな……」というのが一番思っていたことですかね。 そういう意味では、ZEXALの監督は良監督だった。(監督自身のキャラ萌えが強いという意味で)
閑話休題。 別にみんな恋人同士にしろ!なんて欠片も思ってないけど、遊矢シリーズと柚子シリーズがそれぞれ仲良ししてるところが見たかったなあ。 こう、何故遊矢シリーズと柚子シリーズは引かれ合うのかとか本当に気になっている。 スタンダード次元とシンクロ次元は幼馴染だし、エクシーズ次元は出会ってあっという間に両想いになってるし。 ユーリとセレナ? そこは別々でいいんじゃないですかね……。 (あそこまでの性格の不一致となると、濃いドラマが必要かと。欲しい!!) ええやん。ストロングレイにズァークさんが光を見ても。 遊戯王、そういう話じゃないけど! ……いや、待てよ? 5D'sもZEXALも最終回付近でヒロインとイベント起きてる……?
閑話休題。 普通なら、「5作も続く作品群なんだから、ハズレもあろう」と納得しても良いのですが。どうにも期待値が高かった所為か、ガッカリも大きかった。 というかやっぱり設定は!! 良かったんだけどなあ!! まあ、「エンターテイナー」ってのは扱うの難しいよね……。5D’s1話のジャックの言う「エンターテイメント」もハンデでしかなかったし。え、そうじゃない? もうアニメは脳内補完(という名の妄想)するとして、漫画版とヴレインズを楽しみに待ってます。今遊戯王成分が足りない!!
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