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#コロナが落ち着いたら遊びましょう
kennak · 6 months
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9月21日午前6時に父が亡くなった。 老健からの退所が決まり、週末のみ自宅で過ごすことが決定してからの 我が家はまさに上を下への大騒ぎだった。 家の中までの導線を確保した上で車椅子が通るよう道を整備し、 父が使っていた寝室に入るサイズの介護ベッドを調達して 高齢の母の負担が極力減るようにヘルパーの力を頼りながらの受け入れ生活だったが あれほどの労力をかけて準備したにも関わらず、わずか2ヶ月ほどでピリオドを打った。 コロナ感染からの重症化で一時は命も危ぶまれた父は、奇跡的に回復するも 肺炎により嚥下機能が著しく低下していたため誤嚥性肺炎を繰り返しては再入院し、 「急変した際の延命治療はどうしますか」とその都度医師に聞かれた。 そして3度目の再発で入院し、同じように「どうしますか」と問われた時、 半ば慣れっこになっていた私たちは「回復の希望があるならできるだけのことはやってほしいが 機械の力を借りて心臓を動かすだけの措置なら不要」と回答した。 そしてその翌日、まるで私たちの会話を盗み聞きしていたかのように父は逝った。 今年もケムコ様より東京ゲームショウにお誘いいただいていたのだが 父の容体が安定していないことからギリギリまで返事を待っていただいていた。 (快く待ってくださったケムコ様には本当に感謝しかない。ありがとうございます。) 最初から断ることも考えたが、遠出すれば気分転換になるかもという現実逃避的な思考もあり 引き延ばすだけ引き延ばした挙句に父が選んだ旅立ちの日は9月21日、東京ゲームショウの開幕初日だった。 父についてのエピソードで一番古い記憶を辿ると、幼稚園のクリスマス会になるだろうか。 園児のところにサンタがやってきて菓子を配る恒例の会で私も楽しみにしていたのだが 当日やってきたのはサンタのコスプレをした父で、特に素性を隠すでもなく 大声で私の名前を呼びながら「おおしのびん、今年はワシがサンタじゃ」と菓子を手渡した。 私は幼稚園の年少組にして「サンタは親が演っている」ことを知ってしまったのである。 生粋の目立ちたがりで役職のつくポジションが大好きだった父を見て育ったせいか 私は人一倍自分を表に出すことを避けるようになり、今もこうしてハンドルネームでブログを書いている。 母から「お父さんのようになってはダメよ」と言われて育った私は、 言ってみれば父を反面教師にして出来上がった集合体のようなもので、何から何まで合わない。 合わないのに、成長するにつれて父に似た部分が体のあちこちに、思考の節々に現れては嫌悪した。 今にして思えば、父のようになりたくない、は、父のように何事にもオープンで大らかには生きられない 内向的な自分の劣等感が生んだ、羨望からくる逆恨みだったのかもしれない。 そのことを受け入れ、父の中に幾らかの可愛らしさを見出してからの親子関係は 世間で言うところの仲の良い親子には届いていなかったかもしれないが、そう悪くもなかったと思う。 3度目の入院の知らせは突然だった。 デイサービスから「微熱があり酸素量も少ないため念のため病院に連れていきます」と連絡があり またかと思いながら病院に駆けつけた。 前々回、前回と同じようにしばらく入院して、回復すればまた退院するのだろうとぼんやり考えていたので 入院手続きのために膨大な枚数の用紙に記入しなければならないことの方が気が重かった。 翌朝面会に行くと、父は痰を吸入してもらって楽になったのか静かに眠っていた。 夜中も1、2時間おきに吸入をしていたと聞き、頭の下がる思いがする。 とてもではないが、このケアを自宅ではできなかったろう。 父は私のことはわかっていたようで「会いにきたよ、わかる?」と聞けば小さく頷いていた。 「元気になって、また家に帰ろうな」と声をかけるとまた小さく頷いていて 「この様子なら大丈夫だろう」と少し安堵した。 しかし、翌朝の医師の説明では、心臓の機能が大分弱っているので 肺炎が治るよりも先に心臓が持たないかもしれないと告げられた。 そして、冒頭に書いたように「無理な延命治療は本人も辛かろうし不要。 楽になるための治療なら全力でお願いします」と回答して帰宅した。 その日の深夜、病院から容体がおかしいと電話があり、孫たちも連れて慌てて深夜の病院に 大勢で押しかけると、別室に移動した室内で父はスヤスヤと眠っていた。 「みなさんが到着される直前に急に安定し始めて」とナースは申し訳なさそうに笑ったが 「人騒がせなじいじだ」と悪態をつきながらも皆笑顔だった。 その翌日、またしても深夜に病院から電話があり、同じように大勢で深夜の病院に向かった。 酸素がなかなか上がってこないと昨夜より病室内の空気に緊張感があったが 当の本人は傍目には穏やかに眠っているように見えた。 「こんなことがこれから毎晩続くのかしら」と母が疲労困憊の様子で口にするのを聞きながら 昨日医師に「まぁ、こんな感じで心臓がゆっくり止まってしまうほうが本人は楽だと思いますよ。 本当に眠るように、何も苦しまずに済むので。」と言われたことを思い出していた。 ほどなくして心電図を表示している機械から危険を知らせるアラーム音が鳴り、慌ただしくナースが入ってきた。 「まだいったらだめだよ」「起きてじいじ」「起きないと怒るよ」と孫たちがそれぞれ父に声をかけ 「家に帰ろうよ」と姉が語りかけた後に、それまで黙って見守っていた母が父の手を取って話し始めた。 「じいじ、ねえじいじ、本当に好き放題に生きたわね。 突然商売をすると言い始めて、30年間も私にその店を手伝わせている間に 他所で女を作ったり、こっそり家のお金に手をつけたり。 その人を連れてゴルフに旅行にと遊びまわり、飲み歩いてね。 子育てなんて全部私に任せっきりで、ほとんどしなかったでしょ。 でもねじいじ、私はそれでも、あなたにまだ居て欲しい」 父の左手を両手で包み込み、まるで駄々っ子を宥めるように話しかける母の言葉を聞きながら 「おいおい、こんな男にだけはなるなと刷り込み続けて今更それはないだろう」と思ったりもしたが その言葉を聞いて、つくづく夫婦のことは夫婦にしかわからないのだと思い知らされた。 そして母が話し終えるのを待っていたかのように、9月21日午前6時に父の心臓は動きを止めた。 息を引き取る直前まで、話しかければ反応していたし、ゆっくりと腕を持ち上げたりピースサインも出せていて 「ぎゅっと握ってごらん」と言えば握り返していた父の時間は、本当に呆気なく止まったのだった。 けたたましい機械音さえなければ寝落ちを疑うほど穏やかな最期だった。 入退院を繰り返したとはいえ、何週間も昏睡状態が続いたわけでもなく、 在宅介護開始から2ヶ月、再入院から僅か2日で逝った父は ピンピンコロリとまではいかなくとも、ほどほどコロリぐらいの称号は与えても良い気がする。 面倒を見ていた親族の誰も介護疲れに陥らせず 別れを惜しむ気持ちを十分に残した上で旅立ったことは、家庭を振り返らず仕事に恋に奔放に生きた父が 珍しく見せた父親らしい気遣いと言っていいかもしれない。 週末は自宅で皆に介護されながら、コロナ感染の入院直前に食べるはずだった念願の鰻もちゃんと食し 早朝にも関わらず親族8人が見守る中で逝けたのだから、幸せだったろう。 亡くなる前日の朝、家族がいる手前では気恥ずかしさが勝ってしまい、正直な気持ちを話せないと思った私は ひとりで病院に面会に行き、眠っている父に向かって幼い頃から反抗的な態度を取ってきたことを詫びた。 「できの悪い息子でごめんな」と耳元で話していると、父が一瞬、私の手を握り返してきた、気がした。 あの時間がなければ、私の後悔はもっとずっと大きかったと思う。 テレビで何度も見かけた「9月21日午前6時21分、お亡くなりになりました」という医師の言葉を聞き終えて外に出ると もう空は明るくなり始めており、電話1本で飛んできた葬儀屋と話をしているうちにすっかり陽は昇った。 秋晴れの爽やかな朝だった。 悲しみに浸る暇もなく、数々の段取りが始まった。 実を言うと、2年ぐらい前から「親が亡くなった時にするべきこと」という ハウツーのページをブックマークしていて、折に触れて読み返すのを癖づけていた。 10年以上前の別れでは狼狽してしまい、何もかも人任せにしてしまった反省から いざという時にあたふたせず、冷静に適切な行動とれるための予習をしていたのだ。 親族と親しい方々への連絡、役所への届け出、葬儀の手配など まるで流れ作業のように進んでいって、翌日には通夜、翌々日の葬儀がすんなり決まった。 通夜の翌日、親族の集まった部屋に入ると、皆が見守る中で父が風呂に入れられていた。 旅立ちの前に全身を綺麗にするオプションサービスで、母が頼んでいたらしい。 髪も丁寧に洗い、顔もパック&化粧までしてほとんど韓流スターのようなフルコース。 一部始終を近くで見ていた姉が「私がやって欲しいぐらいのサービスだったわ」と感心していた通り 仕上がった父はこざっぱりして生気を取り戻したように見えた。 昼時になり孫たちが腹が減ったと言うのでGoogleMapで調べてみると 田舎のため近くにはコンビニぐらいしか引き当たらない。 「仕方ないから適当におにぎりでも買ってこようか」と義兄は言ったのだが 騒がしく葬るのが我が家のスタイルだからと、私の提案でデリバリーを頼むことにした。 幸い、配達圏内にカレー屋とピザ屋が引き当たったため Uberと出前館に一軒ずつ注文を出し、数十分後には親族控室はカレーとピザの匂いで充満した。 父の想い出話を肴にワイワイと盛り上がり、「こんなに騒がしい親族の控室はないんじゃないか」と 誰かが口にするほど賑やかな昼食になった。 年を取ってもジャンクフードが大好きだった父は、すぐ横で羨ましく見ていたに違いない。 皆で盛り上がっているところに葬儀屋が入ってきて、一枚の紙を置いていった。 折り鶴の形をした形状記憶用紙で、皆で一言ずつ別れの言葉を書いてお棺に入れるのだという。 「お疲れ様でした」「あちらでは偉そうな振る舞いをしないように」(←私)など各自が書き込み、 最後に全員のメッセージを読んでいると、看護学生をしている姪が書いたと思しき一文が目に留まった。 「きちんと面倒をみてあげられなくてごめんなさい。立派な看護師になってみせます。」 淡々と皆の様子を俯瞰で眺めてきた私は、その一文を読んで初めて涙腺が緩んだ。 父親としては赤点だったが、祖父としては孫達に慕われる良きじいじだったのだ。 父の顔の広さもあって、葬儀場には置き場所に困るほどの花が届き、弔問客で溢れ返った。 コロナ禍ではとても実現できなかったであろうし、やはり父はツイている。 「いよいよお別れの時です。 生前お付き合いのあった方は、どうか前に出てきてお顔を見て差し上げてください。 仏様は亡くなっても私達に多くのことを教えてくださいます。 命の儚さ、尊さ、多くの教えを私達の心に遺して旅立たれるのです。」 お棺を閉じる前のお坊さんの言葉に誘われるように棺の前に立ち、眠っている父の顔を覗き込んでみた。 次々と収められる花に囲まれた父は、加工アプリで装飾し過ぎた写真のようなビジュアルで少しだけ滑稽だった。 そしてその姿を見てフフッと少し笑った後に、訳もわからず涙が流れた。 時間にしてほんの1分ぐらいだったと思うが、どこかの栓が抜けたようにドバドバと流れて自分でも驚いた。 「最後ぐらい泣いてくれ」と、父が私の涙腺(栓)を抜きにきたのかも知れない。 こんな機会でもなければ会うことの無かったであろう、数十年振りの知人や親戚と再会し 様々な思い出話をしていると、この時間も父の置き土産なのだと���じる。 簡略化の進む現代風の葬り方にも良い点はあるが、昔ながらの葬式も、その煩わしさも込みでなかなか良い。 親族用にチャーターした火葬場までの送迎バスに乗り込む際、 片手で骨壷を持ち、片手でスマホを持って自撮りをした。父とのツーショットである。 山の中腹にある火葬場は薄曇りで少し肌寒かったが、待ち時間中はやはり四方山話で盛り上がった。 火葬を終え、小さな骨壷に収まった父と帰宅してから 四十九日までの予定を親族で確認し、それぞれが日常に戻っていった。 数日して何気なくiPhoneの写真フォルダを見ていると、入院時に父と撮った写真が出てきた。 亡くなった9月21日は金曜日、その写真は2日前の19日だったので 写真の上にはまだ『水曜日』と表示されている。 iPhoneの写真は1週間以内なら曜日で表記され、1週間以上が経つと○月○日の表記に変わる。 水曜日という表示に、まだ数日前まで父はこの世にいたのだと気づかされた。 老健に長く入っていたし、それほど頻繁に会っていたわけでもないのに 「もういない」ことが日毎に実感となって、音もなく雪が降り積もるように静かに寂しさが募っていく。 あっという間に四十九日を迎え、近しい親族だけで法要を済ませた。 葬儀の時と同じお坊さんがやってきて、最後にまたひとつ話をしていった。 「四十九日が経ちましたね。 毎日元気にお過ごしでしょうか。 今日はひとつ、時間と命について皆さんに考えていただきたいと思います。 私たちは皆、等しく流れる時間の中で生きています。 亡くなった方の時間はそこで止まり、��かし私達の時間は動き続けます。 時間の止まった方との距離は日々遠くなり、日常で思い出す機会が減ってきたり 悲しみが薄れたりしますが、そんな時こそ、生きていることを自覚していただいたいのです。 今日この場で皆さんと過ごした時間が二度と戻らないのと同じように 時間は先にしか流れないと自覚しながら、1日1日を大切に過ごして下さい。」 私にとって父が良い父でなかったように、父にとって私も良い息子ではなかったろう。 生きているうちにもう少し何とか出来たかもと思わないでもないが、全ては後の祭り。 是枝裕和監督の映画「歩いても歩いても」に出てくる 『人生はいつも、ちょっとだけ間に合わない。』を、まんまと私も体験してしまった。 先人からの教訓を受け取っていたのに、実践を怠って同じ後悔をして その気持ちをこうして文章に残し、誰かが悔いを残さないようにと祈る。 そうやって、人は生きていくのだ。
四十九日 - 忍之閻魔帳
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oka-akina · 10 months
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0810
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お盆は夫の実家に何日か行くことになり、新盆というものをやるそうなんだけど、いろいろ初体験なのでドキドキしている。お墓で提灯に火をつけて持ち帰るのとかジョジョのポルポじゃん…と思った(5部のスタンド使い、ライターの火を消さずに持って帰ってこいってやつ)。 提灯やきゅうりの馬やなすの牛や、そういうのをやったことがなくて、サザエさんとかに出てくる風習だと思っていた。サザエさんのようなアニメに出てくるさまざまな風習・行事はほんとにあるものなんだろうけどわたしのうちにはあんまり関係ないものであってさほど真に受けなくてよい…という認識。 子どものころ、うちはマンションだからそういうのはないよと親に言われていて、お盆もお彼岸も地域の祭りも年末年始もだいたいのことを「マンションだからうちは関係ない」で済ませていた。いま思うと無茶な理屈で可笑しいんだけど、この「真に受けなくてよい」という態度はわたしの生活のいろいろなところに根を張っている気がする。これはけっこういい意味でも。
9月の文フリ大阪に遊びに行くためのきっぷを予約。サンライズ瀬戸という寝台列車に乗りたい。ネット予約では座席指定ができないそうなのでみどりの窓口へ行くことに(せっかくなら海側の席に乗って朝日が登るのを見たい)。 予約は1ヶ月前の朝10時スタート。人気の列車や座席はすぐ売り切れてしまうそうで、そのため窓口に朝早くから並び10時ちょうどに処理してもらう「10時打ち」というのがある…と鉄道ファンのブログやyoutubeで知った。サンライズのシングル席は席数が多いのでそこまでではないそうなんだけど、どうせ窓口に行くならと10時に並んでみることにした。ただ10時打ちというのはあくまで非公式であって、駅員さんの親切でやってもらえる場合があるくらいに考えた方がよいと鉄道youtuberの人は言っていた。まあそりゃそうよな。 9時20分くらいに到着。みどりの窓口に行ってみたら本当に10時打ち専用列があったので、ほんとにある!とちょっとテンション上がった。わたしは3人目。40分近く何かに並ぶということがそうそうないので、ほんとに並ぶのかなあという気持ちとワクワクする気持ちがまざりあってなんだかすごく非日常だった。こういうことを含めて旅行なのかもと思った。 待っている間、外国人の観光客の人たちに道をきかれた。チームラボとディズニーリゾートのツアーに申し込んでいるがここはチケット引き換えの列か?、いやこれは一ヶ月後の電車を予約するスペシャルな待機列です…とわたしのたどたどしい英語で伝わったのかどうか、どうだろう。 9時50分くらい。4つある窓口を2つつぶして前2人を案内。56分くらいから時報を流してスタンバイ態勢になり、チッチッチッポーンというのがけっこう大きな音で30秒ごとに流れ、なんだかわたしもドキドキしてきた。10時打ちってこんな"ガチ"なんだ。むかしやった試験監督のバイトを思い出したけどもっとシビアな感じ。窓口の人も真剣な表情で、10時ちょうどにポーンと鳴ったあと「とれました」という声が聞こえてきてちょっと拍手しそうになった。窓口の人も最前のお客さんもよっしゃーとか叫んだりはしないんだけど、静かに健闘をたたえあっている感があってなんかよかった。 わたしの番は9時4分くらいだったかな。海側の席をお願いしますと言ったら「とりあえず空いている席をいくつか押さえますので選んでください」と言われ、とてもテキパキしていて感激した。予習してきたとおり海側で窓の大きい二階席を選択し、予約は成功。すげーー。ほんとにできちゃった。調べたことを実行して叶えるのって快感なんだな…。いつも行き当たりばったりなのですごく新鮮。 そして予約できたのもそうだけど、こういう電車のきっぷって、名前とか住所とかアカウント新規作成とか本人確認とかそういうのなんもなくできちゃうので驚いた。つまりこのきっぷを落としたら終わりってことだから気をつけよう…と思った。
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サンライズもとれたことだしちょびっと遠出しよう、お盆の前に気ままな休日をやろうと思い、横浜の元町公園のプールへ。ここは市営ですごく古いんだけど、丘の上の公園で緑に囲まれたロケーションがすごくいい。50メートルのまっすぐなプールがどーんとあるだけ。コンクリートのひな壇に囲まれていて、日焼けしたり昼寝したりみんな思い思いに過ごしている感じ。なんでかわかんないんだけどカンカン照りの日でもあんまり暑くない気がする(プールの水はそれなりにぬるい)。コロナ以降ずっと来ていなかったので久しぶりだったけど、あんまりようすは変わっていないようだった。 なんていうのかな、スポーツでもなくリゾートでもなく銭湯っぽい感じがするのかな。カップルも親子連れもいるけど、一人で来てる人も多くて、ろくに泳げないわたしが一人で水中ウォーキングっぽいことを黙々と(ヨタヨタと)やっていてもべつに浮かない。しっかり泳ぐ人も浮き輪で浮かんでいる人もセクシーなビキニの人もいて、バリバリタトゥーもOK。今日も遠目から見たらラッシュガードに見えるくらい立派なタトゥーの人が元気に泳いでいた。むかしはふんどしのおじさんとかいたけどさすがに今はだめっぽいのかなー。 このあいだ参加した夢でしかいけない街アンソロジーに書いたのは団地の小さいプールだったけど、たぶん自分のイメージにあったのはこのプールだと思う。あと横浜神戸アンソロでもちらっとこのプールを書いた(いつも同じようなことを書いている)。 昼過ぎまで二時間くらい泳いで、バイミースタンドでサンドイッチを食べて帰宅。
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gyohkou · 1 year
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26/12/22
日記、人に見せるものという意識があるために、あまり重たくならない様に調整してしまうが、それでは嘘になってしまう。わたしの人生における出会いも気づきも抑うつもまた、全て等しくこの身に起こっていることであり、どれも誇張されたり退けられたりするべきではない。しかし、やはりこれは他者が読むものであるため、生々しい言葉を使うべきでもない。色んなべきではないを抑えて折り合いが付くように言葉を選んでいくのは、自分に正直であり続けるためだな。
スペイン旅行の3日目にバルセロナで高熱を出し、5日間は調子が戻らずほぼ寝たきりだった。バルセロナではピカソ美術館とカタルーニャ美術館へ行ったきりで、海辺のホテルで療養していたにすぎない。熱を出した翌々日に宿の関係でマドリードへ移動せねばならず、熱で二倍になった重力の元、特急の始発駅へ向かっていた。運が悪いことに地下鉄で貧血を起こし、降りた駅のベンチで横になっていたら、心優しく声を掛けてくれたスペイン人が水を買ってバナナを分け与えてくれ、本当に助かった。マドリードの宿へ到着してからも、一日に二度、外食のために身体を起こすのが精一杯で、ただずっと具合が悪かった。せっかくのスペインだったのだが、ベッドでM-1決勝戦ネタを観たりしていた。イギリスに帰って、餅、つこうぜ。
どうしてもうどんが食べたくなる。Googleマップでうどんと検索し、ちゃんと日本人が作っていそうなおうどんの写真が出てきたので、今夜はここへ行こうと星マークをつけようとしたら、店名が「donzoko」だった。どん底スペイン旅行。お店へ行くと、おそらく同年代の日本人の男の子が接客をしてくれ、スペインでワーホリをしているとのことだった。スペインワーホリは4年前くらいにできたらしい。英語圏の次は別の言語の国へ行ってもいいね。海外にはトリリンガルの人とか結構いるし、フランス語なんか喋れたら素敵だな。肝心のおうどんは、おつゆが甘じょっぱすぎた。かなりまともな日本料理屋だったけど、味はなんだか惜しい。お出汁にこだわる家で育ったから、もしわたしが日本料理屋で働いたらお出汁にめちゃくちゃ口出ししちゃうかもしれない。オーダーではなく出汁をとらせろ。ちなみにどん底の由来を彼は知らないとのことだった。
具合が悪いとしか言いようがない。これがコロナなんだとしたら、全く脈絡のない刺激で悲しくなってしまうのも症状のひとつなのかもしれない。着ているフリースの毛流れがあまりにふわふわと立体的で、悲しくてたまらない。ひとしきり悲しんで眠りに落ちると、フリースを着て眠っていたはずなのに脱いでいて、足元のベッド枠に掛けられている。睡眠時遊行症もコロナの一症状なのかもしれない。
マドリード3日目。ずいぶん長く歩けるようになるまで回復する。病み上がりにはいつも辛いものが食べたくなるが、今回も例に漏れず、口コミのよい韓国料理屋を探して向かう。店内はいっぱいだからテイクアウトなら、とのことでスンドゥブチゲを注文。女将さんがスペイン語と韓国語と英語をない混ぜにして喋るので全然わからなかった。英語圏ではない国へ旅行する場合、必ずしも英語が通じるとは限らず、メニューが現地言語表記のみだったりすると本当に詰んでしまう。ヨーロッパ言語は英語に似ているみたいな話をしたけど、音が似ているわけではなく、全くスペイン語がわからない英語学習者にとってのスペイン語はもちろんどうぶつ語である。20分後にできるからとのことで、外へ出てベンチに腰掛けスンドゥブを待つ。マドリードは至るところにベンチがあってよい。バルセロナは暖かくて春の匂いがする午後さえあったが、マドリードは少し肩が縮こまる。それでも、ふくらはぎが出るワンピースを中に着て20分間ベンチに腰掛けることはできるような温度感だ。店へ戻ってスンドゥブを受け取る時、女将さんがにっこりしながらポンポンと肩を叩いてくれたが、韓国語を喋っていたのでどういう意味だったのかわからない。ゆっくり食べられそうなベンチを探しながらしばらく歩いていると、○○町第一児童公園 みたいな名前が付いていそうな、寂れつつ小綺麗な公園があったので、そこでスンドゥブを広げることにする。付け合わせで、火を通した茄子を塩辛い餡のようなもので絡めたおかず、じゃがいもとにんじんを千切りにして塩で味づけした炒めもの、がびっくりするほど美味しかった。塩気の効き具合と火の通し加減が絶妙で、こういうのを家庭料理のおいしさというのかな。スンドゥブは辛さが足りずもどかしかったので、辛さを求めて、夜にまた別の韓国料理屋へ行く。両側をスペイン風のアパートで挟まれた、狭くて歪んだ石造りの坂道を少し登ったところにある、地下に店を構える韓国料理屋で、地上から階段で半分下がったところに入り口があり、お辞儀をするような格好でドアを押す。ここではビールを解禁してサムギョプサルをしたのだが、にんにくが付いていなくてふざけているのかと思ってしまった。シメにいただいたユッケジャンは微妙な見た目して味は一品だった。熱くて舌が焼けそうなほど辛い。そういえばどちらの韓国料理屋でも、日本人だと告げると(韓国人ではないため)ちょっと残念そうな顔をされつつもなんだかんだ良くしてくれて、アジア人というアイデンティティが芽生えつつある。満足して帰路につき、ゆっくりシャワーを浴びて早く寝ようと思っていたのだが、なぜか宿のバー巡りイベントに参加することになり、お酒を解禁してグラスビールを許した段階なのにショットを5杯飲む夜になってしまった。塩とライムで飲むテキーラっておいしいんだね。同じ宿に泊まっている人たちと英語で喋るよい機会だったけど、ナイトクラブの雰囲気がめちゃくちゃ苦手だったのでそそくさと抜け出して帰った。
丸一日自由に使える��を二日間残して体調が戻る。マドリード4日目。普段の調子も戻ってきて、スペインでようやく息ができた朝だった。宿の近くに、スペシャリティコーヒーと看板を掲げるカフェが連なるスペシャリティコーヒー通りがあり、どれもわたしが知っているそれとは雰囲気がかなり違ったので、広義のスペシャリティコーヒー、と思った。スペシャリティコーヒー通りのカフェのひとつがBrunchをやっていて惹かれたのでふらりと入る。(おそらくスペシャリティ)コーヒー、足のついたグラスに注がれた生のオレンジジュース、アボカドと生ハム(たっぷり!)とトマトソースのバケットトースト、クロワッサン、グラノーラと果物のヨーグルトで完璧なブランチ。ヨーロッパでは基本的にどんな食事にもナイフとフォークが添えられているが、バケットトーストをナイフで切ってフォークで口に運ぶのも優雅でよかった。オーダーを取ってくれた店員が、日本好きだよ、In the Mood for Loveが好きなんだ、と話すのに対し、背中合わせの客が、それは韓国映画だね、と割り込む。どうやらウォンカーウァイの花様年華のことを話しているらしかった。お会計の時、あなたは主人公によく似ているから観てみてと、伝票の裏にIn the Mood for Loveと書き込んでくれ、なんだか映画のワンシーンみたいだった。カフェを出てプラド美術館へ向かう。スペインといえばプラド美術館と思っていて、それはそれは様々な西洋画が見られるのだろうと期待していたのだが、展示内容にはかなり偏りがあった。Wikipediaによると、プラド美術館は歴代スペイン王家のコレクションが大半で、歴代王の趣味やスペイン史を反映しているためにルネサンス、バロック絵画に偏っているとのことだった。確かに、モネとかゴッホとかは全くなく、宗教画ばかりだった。じっくり館内を見て回っていると、ぐっと引き込まれてしまう絵がいくつかあった。なぜだろう。おっきくて本物だから?光って見える絵とかもあった。宗教画はものすごく精巧な絵画で、一言でいうと、絵がめちゃくちゃうまい。そしてどの絵にもドラマ、ストーリーがあって、人が血を流して死んでたり泣いてたり呆然としてたりなど、どうしたんだろうとシリアスになって絵に近づいていってしまう。Antonio Munoz Degrain の The Lovers of Teruel と、Juan Luna の Cleopatraが特に美しかった。ところで翌日も酔い続けているタイプの二日酔いで訪れる美術館てなんて心地いいんだろう。身体に一定の負荷がかかっているために、余計な言葉や思いだしたくない悩みが引っ込み、視覚から絵を楽しめる。あとこの日はコンタクトレンズをしていて、眼鏡とは見え方が異なる気がした。コンタクトレンズの方が、より鮮明に立体的に見える、ために絵が飛び込んでくる。一通り見終えて、ソフィア王妃芸術センターへ本物のゲルニカを見に行くため、マックで腹ごしらえをする。小腹が空いていて時間も微妙な時にちゃくっと行くマックは楽しくて美味しくて好き。閉館まで時間がなくて、駆け足で回っても全ての展示室へは行けず、近代的なおもしろい展示もやっていたから勿体なかった。この夜も韓国料理を食べる。
マドリード5日目。マドリードはよい街。まずスーパーがいい。並んでいる野菜や果物はぱつっと新鮮だし、鮮魚コーナーはでっかい魚が氷に埋まっていて、精肉コーナーには生ハムの原木がぶらさがっている。何より床が綺麗で店が明るい。(ロンドンのスーパーはなんか散らかってる。)ティッセン=ボルネミッサ美術館へ行く。ここはプラド美術館とは異なり、かなり満遍なくコレクションされていて、おすすめルートで回ると西洋美術史の流れに沿って作品を鑑賞できるようになっていてかなりよかった。Edward HopperのHotel Roomを長い間眺めていた。とても好きだったので、絵がプリントされたクリーニングクロスをお土産に購入した。さすがに二日酔いは治っていたと思うけど、心地よさは継続していて、夏を想起させる様な色彩鮮やかな厚塗りの抽象画を見ていると、幸福な気持ちでいっぱいになった。美術館行って幸福な気持ちになって出てくるって体験として最高だなあ。
美術館へ行ってばかりの旅だったけど、美術館でわたしは何をしているんだろうとふと。多分、作品を見てるだけじゃないんだよな。建築設計の妙でもたらされる幸福感とか、絵を眺める人を眺める時、すれ違う人の放った言葉が耳に入ってくる瞬間、あんま面白くない作品が続くゾーン、はっとして吸い寄せられてしまう絵、の合間合間でメモアプリに書き留められる断片的な自己理解や新しい思いつき、の全て。チケットの列に並んでから夕暮れ時に出口をくぐるまでに起こる全ての体験。そういう娯楽。
旅をしていると、こうすればこうなるだろう、からこうする、みたいに、今の不安を未来の自分に解消させるべく、筋道立てて人生設計して未来を計算しながら生きるのをどんどんやめていくことが今を幸せに生きる方法のような気がしてくる。そのような設計はどうしても垂直な要素を含むが、わたしは人生をどこまでも広い平面として生きていきたい。設計が必要になったとしても、資本主義的垂直ではなく平面的な心持ちで努力をする。垂直に生きないと何かがダメになるというのは資本主義社会の幻想であって、平面的に生きても、何かが減ったりツケが増えたりするわけではおそらくない。やりたいこと、知りたいこと、行きたいところを正しく把握するために、自分の心の機微に敏感になっておくこと。今嬉しいのかつまんないのかをわかるようにしておくこと。その上でやる力、やり通す体力と精神力を備えておくこと。この辺りが大切なんだろうなと思う。
クリスマス当日は快晴。ロンドンへ戻る。滞在中に何度か行った宿の近くのカフェへ朝ご飯を食べに行った。おおきな(本当におおきな)チョコレートケーキを食べながら、これクリスマスケーキだ、と思う。大型犬を連れた客が入店してきて、ヨーロッパの犬寛容社会、と思う。フライトの時間が迫っていたので、バタバタとチェックアウトして駅へ向かうと、広場で露店マーケットが開かれていた。15分だけ、と急足で露天を見て回り、変な蟹のピアスを3€で購入した。うれしい買い物。ピアスだけはいくつ所持してもよいことになっている。空港で手荷物、予約時の規定では8キロ制限だったのに、チェックイン時に計って9キロで、超過してるか聞いたら問題ないとのことで首を傾げていたら、搭乗時に10キロまでと書かれた表示を見つけ、何がどうなってんねん。手荷物検査すぐ終わって余裕だと思っていたら出国審査に並んだ。出国審査はある空港とない空港があるけど、どうなってんねん。昼下がりのエアヨーロッパ。搭乗した機内には柔らかく日が差し込み、滑走路の離陸ポイントへ移動する間、角度を変えて入り込んでくる日が窓際、手元、手荷物棚とあちこちにひだまりを作る。空調が機能していないのかよく暖まり、うとうと眠りに落ちてしまう機内は、まるで水泳の後の授業か、あるいは放課後のようだった。到着先のガドウィック空港のストライキを心配していたが問題なく入国でき、ロンドン市内まで帰ってきたが、鉄道とバスのストライキは全く予想しておらず、家に帰る手段がタクシー以外に何一つなかった。距離を調べたら徒歩3時間だったので余裕じゃん!と心が軽くなり、旅行前は氷点下だったがこの夜は10度近くあったため、歩いて帰ることを決めた。
一人旅、向いていないかもしれないけど、好きでいたい。旅行中に、そういえば母親にスペイン旅行のこと連絡していなかったなと思ってラインしたら、ひとり旅!? あなたは勇気あるねえと返事がきた。誰かがいないとできないとか、ひとりだと寂しいとかいう次元とは別のところにいたくて、旅に限らず、お酒を飲みに行ったり映画を観に行ったり、なんでも一人でやっているのかもしれない。そして一人旅では、すぐには言葉にならない水面下で何かが、大きな攪拌が起こっているような気がする。旅行前半は、ちゃんと仕事も決まっていない無職なのに貯金を切り崩して10日間もスペイン旅行だなんて、という思考に囚われていたけど、ロンドンに帰ってきたら、そういう悩みが削ぎ落ちていて、空いた分をどうでもよさ、寛大さが占めていた。まだ無職でいいや、というニュアンスのどうでもよさではなくて、もっと前向きな力の抜け方。旅行をすればするほど、人生に対して前向きにおおらかになっていくのかもしれない。
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haru-yonige · 24 days
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食べること、というか作ることが好き
思えば2chのメシマズスレに晒されてもおかしくないくらいの美味しくないご飯で育ったので、「不味いものを口にいれたくない」という欲求が強い 人と外食しても相手に比べてむしろ量は食べられない方だから、胃袋が大きいとか食に対してがめついというわけでもないんだろうけど、それよりも作ることが好き 他人の胃袋掴むのが得意
母の手料理が大嫌いで、昔は毎晩の食事が苦痛で仕方なかった わたしが偏食だったわけではなくて、むしろ好き嫌いはほとんどなかった方だと思うけど、それでもしょっぱすぎるカレーとかサラサラすぎて水のようなシチューとか、味のしない野菜炒めとか、いくら料理のセンスがなくてもパッケージの説明の通りに作ればこんな惨状にはならんだろというものを食べて育った 金がなかったのもあるだろうけど、誕生日以外には外食という選択肢のない家だった 母は説明書を読むということと計量という概念を知らない
売り物を買って帰ればめちゃくちゃ美味いということはなくても食べられないほど不味いということも基本的にはないのだから、わたし的には惣菜や冷食で十分だったが、むしろ惣菜でお願いしますという感じだったのに、「惣菜を食卓に並べるのは貧乏くさいから嫌」とかいう母の謎のこだわりによって苦行は続いた それでも作ってもらってるだけありがたいと思い、流石にこれは…というような著しく常軌を逸するレベルの謎料理以外は基本的に文句も言わずに飲み込んでいたわたしを世の偏食共は讃えるべきだと思う
この前わたしがコロナにかかった時、流石に罹患者が人の食事を用意するのは不味いだろうと母に食事の支度をお願いしたら、なんか辛いのに水っぽすぎて味のしないカレーが出てきた 病人にカレーというセンスを疑うというのは置いといて、母の手料理を毎日食べてたあの頃を久々に思い出した 昔は風邪引くたびに具材がほうれん草だか何だかの葉っぱが入っただけの本当に味のしない(調味料が水だけ)お粥が出てきて、当時は罰ゲームか何かだと思って食べてたんだけど、成長して自分でお粥を作ってみたらめちゃくちゃ美味くて、お粥という食べ物がちゃんと美味しいということを知った
こうして母の手料理が不味すぎたがために嫌いだと錯覚していただけで、一般的な形態のものを食せば美味しいと感じるメニューが世の中にはたくさんあることを学んだ
煮物を作るのが好きだ 小学校の頃も泥団子を1日中、何日も飽きずに砂をまぶし続けてハイクオリティの泥団子を錬成する遊びが大好きだったんだけど、それと同じ 自分で漬けて、出汁を取って、味を見ながら何時間も煮込んで、使用するリソースは少ないのに着実に「作る過程で成長させられる」遊びが本当に好き 休みには何か煮込むと一日中映画や漫画読んだりするよりもずっとストレス発散になると気づいた バタチキカレーも大根と手羽先の煮物も、カレイの煮付けも、豚の角煮も、うちに圧力鍋なんてものはないが全て美味しく作れる 食べる時の喜びは作る最中のそれには劣るんだけど、それでも自分で作ったものがちゃんと美味しいと嬉しい
人に出して「人生で食べたものの中でトップクラスに美味い」と言われたり作り置きを頼まれるのは大抵ハンバーグなんだけど、それでもやっぱり煮物が好き ハンバーグもスーパーで一番安い赤ワインを買ってケチャップやみりんと玉ねぎやきのこを入れて煮込んでソースを作って包み焼きにするから、半分煮込み料理みたいなものかもしれない
でも幼稚園児の時点で好きな給食が春雨サラダと海藻サラダだった人間だから、自分が食べる用なら酢の物も好きで春雨サラダはよく作る 大量に作ってよく主食にする 春雨は近場のスーパーのプライベートブランドで麺の太いものが出ていたのでそれを使うと一気に給食の味になる 酢、醤油、砂糖、胡麻油を同量ずつ、鶏がらスープの素は小さじ1くらいでちょうど良い味になる 薄焼き卵は片栗粉少し混ぜて焼くと全く崩れずに焼けるので、冷やし中華やちらし寿司等の卵の食感を気にしない系の料理への汎用性が高い
あとジャンキーな食べ物ならニンニクが正義と言われがちだけど、検証してみて例えば唐揚げだと塩胡椒、醤油、酒、みりんにすりおろし生姜ましましで漬けるのが一番美味いです もちろんニンニクは好きだけれど、ニンニクよりも生姜の方がいいスパイスになることの方が多い 唐揚げは片栗粉で揚げるのが油ケチって揚げ焼きするのでも一番カリっと揚がる 生肉は漬けてる時に味見とかできないんだけど唐揚げは醤油気持ち多めくらいにぶち込んでちょうどいい
わたしは普段夜食をしない人間で、夜中にカップ麺とか人生で片手で数えるほどしか(しかも人といる時しか)やったことのない人間なんだけど、前にめちゃくちゃ腹減った時にジャンキーなもの作ってやるぞって意気込んで、鶏がらスープにニンニク、胡麻油、鶏肉、もやしとかでスープ作った話したら「それはジャンキーじゃなくてただの滋養強化や」って言われた ニンニク入れたらジャンキーになると思い込んでる
スーパーで日頃耳にしないようなよくわからない名前の白身魚1匹丸ごと売りに出されているのを見かけたら買ってきて、アクアパッツァにするとめちゃくちゃ美味い 味付けは塩だけなのにこんなもん家で食べられて本当にいいのかって気持ちになる 下ごしらえも鱗取って腹切って内臓取るだけで(捌くまで行かない)、両面焼いて酒と水と塩、あとはトマト玉ねぎその他好きな野菜ぶち込んで蒸し焼きにするだけでOK 肉もそうだけど生き物まるごと入れた出汁の力ってすごいなーと思う 蛤の酒蒸しが美味いのと同じ理論 魚はすぐ臭くなるから、ゴミ出しの日の直前に作って翌朝さっさとゴミに出してしまうのが吉
魚だと家族が魚嫌いなんだけど、鯖を唐揚げにして甘酢餡、大根おろしで食べると一気に定食屋の味になって本当に美味しいしすぐになくなる 鯖は醤油酒生姜で漬けて、これも片栗粉で揚げます これはできるだけちゃんとカリカリに揚げた方が骨まで食べれるので、ちゃんと揚げるのがおすすめ 前油ケチって少量の油で揚げ焼きにしたらやっぱり骨が食べれなかった
いつも食べてる一人分のうどんのつゆは具材にもよるけど小鍋に水200ml、本だし大0.5、醤油大1弱、酒大1、みりん大2くらいで作ってる これに鶏肉とか小松菜やしめじ入れて沸騰させて肉に火通して、冷凍うどんを半解凍くらいにチンして鍋に入れて、最後に卵入れて蓋してぐつぐつして温玉になったら丼に盛ります 簡単だし下手に外食するよりも美味しくて気に入ってる つゆの段階で生姜すりおろして入れてももちろん美味しい 油揚とかも適宜 風邪引いた時にこれが出てきたらわたしは嬉しい
油揚といえば、卵巾着作る時は注ぎ口のついてるタイプの計量カップに卵を割り入れて油揚に注ぐように落とすと楽に作れる 卵巾着も大好き 出汁はほんだしと鰹節で作ってみりんと砂糖を多めにちょっと甘めに作るのが好き 卵が半熟のうちに止めるのもいいけど、やっぱり中まで味が染みてる煮物が大好物 おばあちゃんの煮物みたいな いうてうちのばあちゃん煮物も料理も全体的に美味しくないし下ごしらえという概念のない人だから大根とかもマジで苦くて自分で作った方がダンチで美味い
周囲を見渡してもメシマズで育った人間は食に執着がなくなる、あるいは自分ではやらないというのが多数派っぽくて、探求心旺盛でご飯作ってるわたしはレアケースなのかもしれないと思った
納豆はネギもいいけど大葉入れると美味い 元々卵がけご飯二口目で飽きる味覚なので苦手だったけど、醤油と白だし半々くらい(どっちも小0.5くらい)で卵に味つけて大葉ちぎって入れると美味しく食べれる 飢えてる時によくこれやるけどいつも茶碗のご飯が秒でなくなる 大葉本当に大好き つまみが欲しい時は餃子の皮か春巻きの皮にベビーチーズハム大葉を包んで焼くと手軽に美味しい 冷奴にも合うし、親子丼にも入れると良いアクセントになる おまけに安い これだから好きな食べ物大葉と豪語している
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yotchan-blog · 2 months
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2024/3/23 16:59:01現在のニュース
目黒学院、花園準優勝の東福岡に劇的逆転勝ち 高校選抜ラグビー(ニュース速報(総合), 2024/3/23 16:58:53) モスクワ銃乱射で2人拘束とロシア下院議員 | 共同通信(速報, 2024/3/23 16:58:37) 【速報】熊本ヴォルターズ敗戦 A千葉に83―109 | 熊本日日新聞(速報, 2024/3/23 16:58:37) 人気ベーカリーレストラン「ボンドール」、北浦和店ディナー再開で好調 男性シェフ有能、評判のレストラン経営者だった じつはコロナで男性の店閉店、評判を知るボンドール社長が即採用しディナー復活!両者つないだ運命とは(埼玉新聞)(埼玉新聞 - Yahoo!ニュース, 2024/3/23 16:58:06) 新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱【大谷「相棒」違法賭博でクビの裏側と波紋】(日刊ゲンダイDIGITAL, 2024/3/23 16:57:33) 【速報】熊本ヴォルターズ敗戦 A千葉に83―109(熊本日日新聞, 2024/3/23 16:57:28) ガザ住民の62%、ハマス抗戦に満足 政党での支持率は低下(CNN.co.jp, 2024/3/23 16:57:18) 健康増進センター 村営に 読谷来月から 管理者選定間に合わず - 沖縄タイムス+プラス ニュース(沖縄タイムス+プラス | 沖縄の最新ニュースサイト, 2024/3/23 16:56:40) 豊臣秀吉の草庵茶室復元、佐賀 唐津市の名護屋城博物館(最新ニュース / 西日本新聞, 2024/3/23 16:56:39) 日0―1D(23日) DeNAドラ1・度会が2安打(最新ニュース / 西日本新聞, 2024/3/23 16:56:39) 人気ベーカリーレストラン「ボンドール」、北浦和店ディナー再開で好調 男性シェフ有能、評判のレストラン経営者だった じつはコロナで男性の店閉店、評判を知るボンドール社長が即採用しディナー復活!両者つないだ運命とは(埼玉新聞, 2024/3/23 16:56:38) 能登13高校の球児が甲子園見学 グラウンドで校歌斉唱や胴上げも - 高知新聞("高知新聞 site:kochinews.co.jp/" - Google ニュース, 2024/3/23 16:56:29) 予算、29日にも成立見通し 野党、証人喚問と政倫審要求 - 高知新聞("高知新聞 site:kochinews.co.jp/" - Google ニュース, 2024/3/23 16:56:29) 【速報】全国トップ高知市で桜開花 6年ぶりの最速 - 高知新聞("高知新聞 site:kochinews.co.jp/" - Google ニュース, 2024/3/23 16:56:29) 新規参入制限など入札制度の改善を 検討委員会報告 高知県香南市 - 高知新聞("高知新聞 site:kochinews.co.jp/" - Google ニュース, 2024/3/23 16:56:29) 自立支援「18歳の壁」4月撤廃 改正児童福祉法が施行 - 高知新聞("高知新聞 site:kochinews.co.jp/" - Google ニュース, 2024/3/23 16:56:29) 事前復興計画策定 2024年度に基本方針 室戸市議会 - 高知新聞("高知新聞 site:kochinews.co.jp/" - Google ニュース, 2024/3/23 16:56:29) モスクワ銃乱射で2人拘束とロシア下院議員(共同通信, 2024/3/23 16:55:47) 豊臣秀吉の草庵茶室復元、佐賀 唐津市の名護屋城博物館(共同通信, 2024/3/23 16:55:47) 比補給船への中国放水砲で負傷者、航行不能(共同通信, 2024/3/23 16:55:47) 日0―1D(23日) DeNAドラ1・度会が2安打(共同通信, 2024/3/23 16:55:47) 「NHK学園」卒業式 10代〜80代の1200余人が卒業(NHK首都��のニュース, 2024/3/23 16:55:19) 阪神・中野拓夢、35打席ぶり安打…外角の速球を直に逆方向へはじき返す(ニュース速報 : 独自取材網による最新記事一覧 : 読売新聞, 2024/3/23 16:55:06) 日沿道、山形新区間が開通(北日本新聞webunプラス|富山のニュース情報サイト, 2024/3/23 16:54:32) 予算、29日にも成立見通し(北日本新聞webunプラス|富山のニュース情報サイト, 2024/3/23 16:54:32) 玉野でものづくり楽しんで 31日、学生グループが催し(山陽新聞デジタル, 2024/3/23 16:53:06) ロシア高官のフランス罵倒に「驚き」 マクロン氏(AFPBB News, 2024/3/23 16:52:54) 日沿道、山形新区間が開通 遊佐町内6.5キロ(共同通信)(国内 - Yahoo!ニュース, 2024/3/23 16:51:53) バイデン氏、イラク首脳と4月会談 IS掃討の態勢見直し協議へ(ニュース速報(総合), 2024/3/23 16:51:46) 3連覇も、まだ伸びしろ 安定感でカバーした坂本―世界フィギュア:時事ドットコム(時事通信, 2024/3/23 16:51:27) 野党、代理候補が大統領選出馬へ/ベネズエラ、公正な選挙困難 - 四国新聞("四国新聞 site:shikoku-np.co.jp" - Google ニュース, 2024/3/23 16:51:25) 米議会、24年度予算案を可決/政府閉鎖の影響回避へ - 四国新聞("四国新聞 site:shikoku-np.co.jp" - Google ニュース, 2024/3/23 16:51:25) 比補給船への中国放水砲で負傷者、航行不能 | 共同通信(速報, 2024/3/23 16:51:24) 3連覇も、まだ伸びしろ 安定感でカバーした坂本―世界フィギュア:時事ドットコム(スポーツ総合記事一覧:時事ドットコム, 2024/3/23 16:51:23) 玉野でものづくり楽しんで 31日、学生グループが催し(山陽新聞, 2024/3/23 16:50:50) 3連覇も、まだ伸びしろ 安定感でカバーした坂本―世界フィギュア:時事ドットコム(時事通信_新着, 2024/3/23 16:50:43) 高知で桜開花 全国で最も早く:時事ドットコム(社会記事一覧:時事ドットコム, 2024/3/23 16:50:23) 愛媛FC、黒星先行から抜け出せ 24日アウェー山口戦(愛媛新聞ONLINE)(愛媛新聞ONLINE - Yahoo!ニュース, 2024/3/23 16:49:36) 能登13高校の球児が甲子園見学 グラウンドで校歌斉唱や胴上げも(最新ニュース / 西日本新聞, 2024/3/23 16:49:23) 日沿道、山形新区間が開通 遊佐町内6・5キロ(最新ニュース / 西日本新聞, 2024/3/23 16:49:23) 能登13高校の球児が甲子園見学 グラウンドで校歌斉唱や胴上げも(共同通信, 2024/3/23 16:48:37) 日沿道、山形新区間が開通 遊佐町内6.5キロ(共同通信, 2024/3/23 16:48:37) どうやって実現? 1クラスに「国基準の2倍」の保育士 杉並の認可保育所に聞いてみた:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/3/23 16:45:16) 予算、29日にも成立見通し 野党、証人喚問と政倫審要求(共同通信)(国内 - Yahoo!ニュース, 2024/3/23 16:44:43) 福岡県に雷注意報 24日未明から昼前まで急な強い雨や落雷に気をつけて(西日本新聞me, 2024/3/23 16:44:35) 自民・茂木氏、復旧復興急ぐ 輪島・朝市通り視察:時事ドットコム(政治記事一覧:時事ドットコム, 2024/3/23 16:44:24) 送金は8回か9回、各50万ドル 大谷選手への告白は23年初め―水原元通訳、撤回したインタビューで:時事ドットコム(スポーツ総合記事一覧:時事ドットコム, 2024/3/23 16:44:02) 新基準バット、対応模索 「1点取る難しさ」実感―高校野球:時事ドットコム(スポーツ総合記事一覧:時事ドットコム, 2024/3/23 16:44:02) きょうの竜電 御嶽海戦 - 山梨日日新聞("山梨日日新聞 site:sannichi.co.jp" - Google ニュース, 2024/3/23 16:43:56) 雪や雨 山中湖が県内最高気温13・0度 - 山梨日日新聞("山梨日日新聞 site:sannichi.co.jp" - Google ニュース, 2024/3/23 16:43:56)
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itocaci · 4 months
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美しさの理由 - amachi. "Double Hem Pants"
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こんばんは。
先日、学校の講義で使うための布を用意するため、僕の家の布コレクションを掘り起こした。
最近はめっきりと足を運ぶ機会も減ってしまったのだけど、コロナ以前は、デザイナーさんとタイミングが合えば共に工場に赴いたり、近くに出向いた際には挨拶などもにお伺いをしていた。
そんな時、生地を見せてもらって、気に入った布があると買わせていただいていた。
そんな各地の布に触れていると、その当時の様子が思い出される。
光が差す工場の風景であったり、石油ストーブの上でお湯を沸かしているカタカタとした音であったり、大きな音を立てて布が織られていく様子だったり、笑って声をかけてくれる工場の方の顔だったり。
1枚の布に触れる度に、様々な思い出が蘇る。
深夜1時。
西脇はもちろんのこと、掛川、磐田、富士吉田、桐生、福井、丹後、和歌山、尾州。
布を巡る記憶の旅。
久しぶりにちゃんと挨拶に伺いたいなんてしみじみと思ってしまった。
(とはいえ、僕は実際に生地をオーダーする人間では無いので、きちんとした要件が無いと冷やかしになってしまうので、その辺りが難しいのだけど。もちろん、多分行ったらめちゃ色々と話してくれたり、見せてくれたり、受け入れてくれるのだけど、その度にちょっと申し訳なく感じてしまうのだ。)
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僕が"amachi."を初めて知ったのは、実はそんな布を知るための旅をしている最中のことだった。
岐阜を訪れていた時、僕の同郷でブランドをしているデザイナーがいると工場の方が教えてくれたのがきっかけだ。
その時に写真とかもちょっと見せてもらって、「かっこいいなぁ」なんて思っていたけど、そのときはまさかお店で取り扱いをすることになるとは思ってもいなかった。
それから数ヶ月。
ネットで��々調べていると、たまたま"amachi."を見つけた。
やっぱり一度生で見たい。
すぐにアポを取った。
結果だけ見ると、きっかけはネットになるのだけど、最初に"amachi.”というブランドを教えてくれたのは工場の方なのだ。
そんな出会いも珍しいものだなんて改めて思ってしまう。
そして、以来、すっかり僕は"amachi."というブランドの虜になっている。
ブランドの世界や洗練された表現に圧倒され、実際に展示会で見る服に魅了される。
しかも、"amachi."の服に用いられている素材は全て、オリジナルとなり、非常にこだわり抜いた布を用いて、服を仕立てているのだ。
そんなこだわりが詰まった"amachi."のアイテム。
トレンドに左右されない、いつ着用しても気持ちよく、気持ちを昂らせてくれる。
未だに、一番最初に仕入れたシーズンのワークパンツはヘビロテアイテムの一つでもある。
もちろん"amachi."だけではない。
当店の他のブランドも全部そうだ。
お客様が、以前当店で購入した服を着用してくれているのを見ると、ホッとする。
ちゃんと誰かの日常を彩る1着になっているんだなぁって。
店頭で「着てくれてありがとうございます」なんて、一言お礼をするくらいだけど、心の中では「ニヤニヤ」しちゃっている。
まあ、気持ち悪い奴なんです。笑
みなさんと一緒で、僕は、そんな"amachi."のアイテムを着るたびに気持ちが昂り、出かける前に気合いも入るのだ。
今日も楽しい1日にしようと。
そして、今季のアイテムで僕が最もヘビロテしているアイテムが"amachi."の"Double Hem Pants"になる。
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amachi. : Double Hem Pants (Flint Gray) ¥52,800 (tax in)
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amachi. : Double Hem Pants (Off White) ¥52,800 (tax in)
着用している時のストレスは少ないのに、美しい。
よく見るとラフなのに、ちゃんと品がある。
だから、だらしなく見えない。
ちゃんとピリッとする。
でも履いている自分はとっても心地よくて、楽なのだ。
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"amachi."には珍しいイージーパンツ仕様。
なので、ウエストにゴムが入っており、それがストレスを感じさせないポイントになっている。
しかし、そんなウエストのゴムを感じさせないデザインとして、キュッとさらに絞って紐を結んでいただく。
この紐はシルク製。
なので、非常に品を感じられる。
些細なことの積み重ねなのだ。
イージーパンツでも紐をつける。
そして、それは正面ではなく、ちょっとサイドへ。
その紐もシルクによって上品な紐に。
この積み重ねによって、カジュアルな要素を感じさせずに、美しさを引き立てているのだ。
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2つ目のオススメのポイントは、刺繍で表現された雪の結晶だ。
この雪の結晶は、実際に降る雪を顕微鏡で観察し、自然の雪の結晶をそのまま刺繍に落とし込んでいる。
自然の観察を通じ、自然のデザインを自身のデザインと合わせて、服へと落とし込む。
"amachi."らしいデザインのアプローチになる。
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この遊び心がちょっと心をくすぐる。
装いに雪を宿しているなんて考えるだけで、ちょっと冬のお出かけも楽しい気持ちになる。
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そして、最後のオススメのポイントが、裾を折り返すと異なる色が出てくるので、ちょっと装いのアクセントにもなるという点だ。
このデザインに関しては、好みやその日の気分で楽しんでもらえれば良いかなと思っている。
実際に僕も折り返して着用する日もあれば、折り返さずに着用してしまう日も。
なので気分に応じて、そんな遊び方の使い分けをしてみてほしい。
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冒頭に生地のお話をしたので、ちょっとだけ生地のお話も。
このパンツに持ちられている素材はウールのメリヤスになる。
メリヤスとは、ニットでもかなり基本的な素材で、私たちの生活において欠かせない素材になる。
その用途はTシャツから肌着、ジャージなど、とにかく多岐に渡る。
家にメリヤスのアイテムが無いなんて人は恐らくいない。
そんなウールのメリヤスに縮絨加工と呼ばれる、繊維の糸同士を絡み合わせて、縮める加工を施している。
改めて、私たちの日常にありふれている素材を、ここまで美しいアイテムに仕上げていることに感心してしまうのだ。
だからこそ、着用時のストレスの少なさや気持ちよさを感じられるのだろう。
素材とデザインに妥協なくこだわるからこそ、常に気持ちを昂らせてくれるアイテムが生まれる。
改めて、こうして紹介してみると凄い1本なんだと痛感させられるの。
ちなみに、このボトムスは、ウールを使っているけど、ご自宅で洗えてしまう。
そういった取り扱いのしやすさもオススメのポイントだ。
もし良かったら一度、この気持ちよさを感じてみてもらえると嬉しく思う。
なお、現在オンラインショップでは"Flint Gray"をご覧いただける。
こちらも合わせてご覧いただけると嬉しく思う。
なお、"Off White"は、次回の更新のタイミングで掲載を再度する予定をしている。
もし、それまでに気になるという方は、直接問い合わせを頂いてもお答えするので、何か気になる点があればいつでも連絡をして頂ければ。
それでは次回もお楽しみに。
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ronpe0524 · 10 months
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あまり映画を観に行けなかった7月(2023年7月の日記)
■2023/7/1 下半期スタートとなる土曜日。早起きできたのでDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E4を見る。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S1E1を再度見る。シーズン2に向けて見直し。でちょっと二度寝。Twitterで2023年上半期映画ベスト10を発表。またも面白くないランキングですいません。今日は集中して家で映画を見ますよ。Amazon Prime Video『本能寺ホテル』を見る。午後は図書館に行ったり、ATMでお金をおろしたり。U-NEXT『スローなブギにしてくれ』を見る。DAZNにてFC東京×柏戦を見る。まだ監督交代ブースト継続中。U-NEXT『ドレミファ娘の血は騒ぐ』を見る。clubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S1E6同時視聴に参加。食べ物がたくさん出てくる回だったので感想パートでも食べ物の話ばかりしていたかも。さらにclubhouse延長戦的に観てる人で『運命のダイヤル』の話などを夜中まで。
■2023/7/2 日曜日。Twitter、この状況で微妙にフォローしてくれる人が増えてるのはどういうことなんだろうか。Disney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E5を見る。Netflix『呪われの橋』を見る。WOWOWオンデマンド『犯罪都市 THE ROUNDUP』を見る。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S1E7を見る。コナー「父さんからセラピーのメールがきたけど?スパムかと思った」。シヴ「パパって礼拝堂に入れる?自然発火したりしない?」。ここらへんの台詞のセンス。夕飯はモスバーガー。なんか食べたくなったんですよね。夜はclubhouseにてDisney+ 『インデペンデンス・デイ』同時視聴に参加。久々に見たけど好きなのでけっこう場面を覚えている。が、まさに7月2日からはじまる話ってことをは忘れていてびっくり。そしておなじみのとこで泣いちゃう。さらにDiseney+『一流シェフのファミリーレストラン』S1E2を見てから寝る。そういえば某所で購入した一流シェフのポロシャツが届いたので今日はこれを着てすごしておりました。
■2023/7/3 月曜日。長らく改装中であった拝島駅構内のミスドがリニューアルオープン。ドーナツを買ったらクリアファイルをもらえましたよ。口頭で注文するシステムからセルフでドーナツを取るシステムに変更されていた。個人的にはこっちの方が買いやすい。通勤途中でDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E6を見る。お昼は中尾ちひろさんのカラオケツイキャスを見る。午後は資料を作り続けていたがまったく終わらん。でも仕事を切り上げて吉祥寺へ。UPLINK吉祥寺にて『小説家の映画』と『渇水』を鑑賞。帰宅してからU-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S1E8を見る。バカっぽい話かと思っていたらおそらくけっこうキーになるエピソードだった。Disney+『バーバリアン』を見る。他にもいろいろやりたいことがあったが26時になってしまったので寝る。圧倒的に時間が足りない。
■2023/7/4 インデペンデス・デイな火曜日。つまりUSは祝日。メールしても返信が遅いってことです。通勤途中でDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E7を見る。なんか『もののけ姫』オマージュ的な描写が。お昼はマクドナルドにて博多明太てりやきチキン。会社の先輩から北海道土産のチョコをもらった。溶けちゃいそうで心配だ。帰宅しながらU-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S1E9を見る。帰宅してから僕モテメルマガの原稿を仕上げて送信。面白そうな特集上映たくさんあるなぁ。『コワすぎ!』の新作が発表された。超楽しみです。夜、ラロッカさんとDiggin' Netflixを収録。編集する音源がたまってきてしまったぞ。
■2023/7/5 水曜日。朝からDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E8を見る。お昼はマクドナルドにて、マンゴースムージーとシャカシャカポテト名古屋名物手羽先味シーズニング。Disney+ 『一流シェフのファミリーレストラン』E3を見る。仕事が微妙に早く終わらない。帰宅してからDisney+ 『シークレット・インベージョン』E3を見る。clubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S1E10同時視聴に参加。これでシーズン1を完走。いやーいろいろと大失敗な回で、やはり僕は笑って見てしまう。あきらかに再視聴組とテンションが違う気がするのだけどシーズン2以降を見ていくと印象が変わるのだろうか。あと僕は学生時代に種子島に行ってロケットの発射台にのぼったことがあります。寝る前に音源の編集を1本やろうと思ったけど最初の10分ぐらいで寝落ち。。どうしてこんなに眠いの?
■2023/7/6 木曜日。今日も朝ウォーキング。家を出たときはちょっと涼しいかも、と思ったのにすぐに暑くなってきた。通勤途中でDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E9を見る。お昼はOKの肉旨!メンチカツ明太弁当(ごまソース使用)を食べる。ぼんやりTwitterを見ていて週末にアンジェラ・ユンの舞台挨拶付き『星くずの片隅で』上映があることに気づく。こうゆう情報を見逃がしていたなんて、全部Twitterの規制のせいです。帰宅してからU-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E1を見る。銀行家の役で出てるダニー・ヒューストン。『イエローストーン』でもおなじみですが顔にインパクトがある。WOWOWオンデマンド『辻占恋慕』を見る。ラロッカさんが開いていた上半期の映画をだらだら振り返るスペースに途中から参加。さらにたまっていた未見のアニメなども限界まで見て寝る。『地獄楽』面白い。
■2023/7/7 金曜日。朝ウォーキング中にスーパーマンのあのマークのTシャツを着たおばさんと、CDJ 20/21のTシャツを着たおばさんとすれ違った。通勤途中でDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E10を見る。ケイナン。。お昼はOKのソース焼きそばとよこすか海軍カレーコロッケを食べる。イ・チャンドンのトークイベントは詳細発表と同時に発売開始なんだろうな、と予想して見張っていたらその通りであっさり取れた。楽しみだなー。それにしても仕事中はTwitterとか見れないぐらいに忙しい(普通の人はそうなのかもしれない)。帰宅してからU-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E2を見る。夜はイシヤマさんとDiggin' U-NEXT収録。いろいろ編集しなければ。
■2023/7/8 土曜日。朝からAmazon Prime Video『ジュディ・ブルームよ永遠に』を見る。娘はどっかの中学の見学に行くとのこと。自転車で昭島図書館へ。娘の本を返したり借りたり。スケジュールの都合上、そのまま電車で東中野へ向かう。大量に借りた娘の本をリュックに入れたまま移動することになり、亀仙人のもとで修業する悟空とクリリンのようになってしまった。移動中にDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E11を見る。東中野のパン屋さん「しちがつなのか」にて、とうもろこしのパンを買う。おいしい。『星くずの片隅で』先行上映にて鑑賞@ポレポレ東中野。上映後にはラム・サム監督と、アンジェラ・ユンのトーク付き。矢田部さんによる安定の名司会。帰宅してからDAZNで浦和×FC東京戦。スコアレスのドロー。そろそろ監督交代ブースト切れか。そしてリモートにて僕モテ読者が集まっての読者サミットに参加。長々と2023年上半期ベスト10を語る会。僕のターンがまわってきたのは26時過ぎでしたが、しっかり予定時間を守って話せたかなぁと思います。また年明けに!
■2023/7/9 日曜日。昨夜夜更かししたので眠い。なんとか家にいるうちにDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E12を見る。娘と実家へ遊びに行く。娘は主に塾の夏期講習で忙しくなってしまうのでしばらくおじいちゃんおばあちゃんと会えないだろう。かわいそうに。お昼はスシロー。安めのネタをたくさん食べてしまった。そして地元の夏祭りを見る。コロナ渦に入ってから神輿とかは出てなかったはずだから久々だろう。神輿をかついでた中学の剣道部の後輩に挨拶された。30年ぶりぐらいかも。神酒所にいた父上のところでかき氷をつくってもらって食べる。練乳も入れてもらってね。やっぱかき氷は体温が下がるのが気持ちいい。実家の茶の間でけっこう昼寝してしまった。夕飯までご馳走になってから帰る。夜はclubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E3同時視聴に参加。話の本筋ではないのだけど、僕はコナーの暴走っぷりから目を離せない感じ。面白い。U-NEXT『ゼロヴィル:ハリウッドに憑かれた男』を見る。さらに音源編集を1本、やってる途中で眠くなってしまいやっぱ寝ちゃう。けっこう昼寝したのにな。でも夜中に起きてなんとか最後までやりました。えらい。
■2023/7/10 月曜日。昨日もらってきたお祭り焼きそばを温めて朝ごはんにする。朝からの祭り感。Disney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E13 を見る。朝ウォーキング中にジャンプ立ち読み。こち亀の新作が読めます。お昼はOKのカットピザ オリジナルキーマカレーと茜丸のあんバターフランス。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S1E4を見る。子供の誕生会エピソード。こうやって見直してみるとマイケルに何があったのか、カーミーがどのように今の店にきたのか、という情報を本当に小出しにしていて、だんだんと状況がわかるようになっているし、まったく説明的な描写がない。ヨーロッパ企画の本公演は先行で取れておりました。仕事終わりで吉祥寺へ。おにやんま@吉祥寺にて、冷並ぶっかけと週がわりのハモ天。UPLINK吉祥寺にて『Pearl パール』鑑賞。京都みなみ会館閉館の発表はさすがにショックである。一般企業が運営しているから映画館の業績がある程度悪くても続けられると思っていたけど、その企業が手を引いてしまえば一気に閉館ということもあるってことだろうか。単純に経営状況って理由じゃない気もしています。みなみ会館が好きだった皆さんのことを考えてしまうなぁ。寝る前に音源編集を1本やる。僕モテの情報コーナーも書く。
■2023/7/11 火曜日。朝からDisney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E14を見る。朝ウォーキングもかなり汗をかくようになってきた。お昼はシンガポールからきてる関連チームのマネージャーとのランチに誘ってもらい味の民芸へ。アンソニー・チェンの映画『熱帯雨』のことを聞いてみたが知らないって云ってた。ただ主演のヨー・ヤンヤンは有名な女優だ、とのこと。うどんを奢っていただきラッキー。帰宅してからDisney+『一流シェフのファミリーレストラン』E5を見る。夕飯にタラタラしてんじゃねーよカレー味焼きそばを食べる。けっこう美味しい。オンライン試写で『ミャンマー・ダイアリーズ』を見る。8月5日から劇場公開です。なんらかの方法でこの映画の告知には協力していきたいです。日付変わってからアリス・ディオップのトーク回を取ってしまいましたよ。本当は同日のカリコレ初日を狙おうと思っていたけど急きょ変更です。楽しみだ。
■2023/7/12 水曜日。なかなかの忙しさですね。お昼はマクドナルドのオレオ クッキー チョコフラッペ。Disney+『スター・ウォーズ 反乱者たち』S4E15を見る。これで全シーズン完走。なるほど、完全にこの続きが『アソーカ』になりそう。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S1E6を見る。帰宅してからDisney+『シークレット・インベージョン』E4を見る。ウソだろ~。天皇杯のFC東京×ヴェルディ戦。祈るような気持ちでTwitterのTLを見ていました。Disney+『エベレストに消えたマイケルを捜して』を見る。なんかDisney+ばっか見てる人みたいになってますがたまたまです。音源の編集も1本やりたかったけど限界。寝る。
■2023/7/13 木曜日。朝から立川の病院へ通院。移動中にDisney+『一流シェフのファミリーレストラン』S1E7を見る。ワンカット長まわしエピソード。採血して診察待ち。ここで本を読もうと思っていたのにすっごく眠くてほぼ読書が続かず。残念。血液の病気については寛解してまもなく10年。そこでとりあえず定期通院は終わりでいいのではないかという話。なんと。この通院はスパンをのばしつつ一生続くと思っていた。まぁ服用している薬のこととかもあるからそれらをどうするかも考えないと。薬局で薬を出してもらい、もう午前中の仕事には間に合わない。八王子に移動して「あらた」で冷ぶっかけ天を食べる。U-NEXT『キリング・イヴ』S2E3を見る。数年止めてしまっていた『キリング・イヴ』を再開。話をけっこう覚えていないぞ。午後から出勤。めんどくさい仕事、急ぎの仕事、相談ごと。なんか一気にやってきて帰るのが遅くなってしまったし家でも仕事しないといけない。憂鬱です。Apple tv+『STILL マイケル・J・フォックス ストーリー』を見る。さらに音源を1本編集するつもりだったが最初の10分で強烈な睡魔がきて断念。最近こんなんばっかである。
■2023/7/14 朝4時ごろに一度起きてUSからのメールを確認。それをうけて国内の担当者に説明、調査依頼。もっかい寝る。7時ごろに起きて、またメールを確認して承認依頼。本当はこんなふうに家では仕事したくないです。雨が降るのを心配しつつ朝ウォーキング。午前中だけ全力で働き午後半休。立川へ。松屋にて、梅だし三色丼を食べる。シネマシティで『君たちはどう生きるか』鑑賞。客席に座ってからもまわりの客が話している会話など聞かないのよう耳をふさいでいた。映画をよく観るようになって30年ぐらい。その中でも貴重な映画鑑賞体験となった気がします。電車で新中野へ移動。移動中にDisney+『一流シェフのファミリーレストラン』S1E8を見る。これでシーズン1の2周目を完走。かかってこいシーズン2。讃岐うどん よすがにて、かけうどんとゲソ天、ちくわ磯辺揚げ。6月にOPENしたばかりのうどん屋さん。今年は意識的に新規開店のうどん屋さんに行けている。年末には2023年OPENのうどん屋さんベスト10などを出したい。『サントメール ある被告』観賞@ Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下。上映後、アリス・ディオップ監督のトーク付き。30分ぐらいのトークかと思っていたら1時間ぐらいやってたかな。後半の客席からのQ&A時間にめちゃくちゃ長く話す人がいて他の客には迷惑だとも思ったが、観客の声をダイレクトに聴けるということは監督にとっては嬉しいことのようで、監督自身はとてもよろこんでいたのでまぁ良いのでしょう。帰宅してからclubhouseでラフランスさんと業務連絡および駄話をしてから寝る。さぁ明日からは4連休だ。
■2023/7/15 土曜日。4連休スタート。娘は明日の試験に向けて集中して勉強するとのこと。お疲れ様です。僕は家で集中して映画を見るぞ。午前中からU-NEXT『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を見る。けっこう好きなんですこの4作目。お昼は娘とパスタを食べ、午後も映画を見ていくぞ!と意気込んだけどどうにも眠い。まったく映画に集中できないのでちょっとだけ昼寝するか、と思ったら16時まで寝てしまった。なんてことでしょう。やはりこのところ体調おかしい感じするんですよね(主に通常より眠いだけですが)。Netflix『ギリ義理ファミリー』を見る。WOWOWオンデマンド『ファイブ・デビルズ』を見る。夜はclubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E4同時視聴に参加。いやー笑ってしまった回だった。感想パートでは延長戦的についに『RRR』を見たラフランスさんの感想を聞く会。いまさらナートゥ・ナートゥで盛り上がった夜。
■2023/7/16 日曜日。娘は塾の試験とのことです。お疲れ様です。午前中のうちに自転車で昭島図書館へ。さすがに暑い。午後は家でU-NEXT『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を見る。冒頭から超面白し。ベンジー、早く開けろ!暑いけど新宿へ。大田原愚豚舎の世界 10th Anniversary『ヴェクサシオン』観賞@ケイズシネマ。渡辺兄弟による上映後トーク付き。帰りにロビーにいた渡辺監督に『八月の軽い豚』上映について聞いてみたら、日本映画学校卒業制作作品だから学校側が上映の権利を持っているとのこと。上映のためにそちらと交渉しなければいけなくて今回は実現しなかった、と。いつか観る機会があればいいなぁ。吉祥寺で上映があったときに見逃がしたのが悔やまれる。DAZNでFC東京×鹿島戦を見ながら移動。うーん完敗。監督交代後、ついに負けてしまった。実家で車を借りて帰宅。夜はclubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E5同時視聴に参加。なかなかバカバカしいこの作品らしい回だったと思います。さらに音源編集を1本やってから寝る。
■2023/7/17 祝日の月曜日。今日は朝から家族でグランピングに向かう。八王子から高速に乗り、海ほたるまで渋滞なしで到着。海ほたるの焼きものや揚げもの、割高な海の幸をいただきランチにしてしまう。そのまま千葉のいすみ市ってところまで行き、シャワーとトイレぐらいしかない海水浴場へ。娘は超楽しそうに遊んでいたが、砂浜が火傷するレベルで熱い。テキトーに選んだ場所だったけど、なんと『万引き家族』のロケ地らしいです。2時間ぐらい遊んで宿泊するグランピング施設へ。元ゴルフ場らしいけど、ナビがなかったら絶対たどり着けない場所。コロナ禍で流行りはじめたグランピングだけど、キャンプとかに興味のないうちみたいな家族には最適である。フリーのドリンクをいただき、大浴場で疲れをとる。大して疲れてはいませんが。ボードゲームの貸し出しがあったので人生ゲームをやる。最近の人生ゲームのUpdate具合に驚きつつ、ゴール直前で金を取られまくって負けてしまいました。夕飯はグランピングではおなじみに豪華なBBQスタイル。お腹いっぱい。そして夜、星空の観察会みたいのを専門の方が解説してくれるやつへ。望遠鏡で観測した光を一定時間取り込んで銀河の画像をPCのモニタ上で見せてくれたりして面白い。そして何より星空の凄さ。日本の夜空でここまで星が見えたのって僕の中では過去最高。普通に天の川が見える。天気が良くて、月がすでに沈んでいる日だったのも良かったんでしょうね。娘にとってはとても良い経験だったでしょう。僕がびっくりしてしまったぐらいなので。泊まってるとこのWiFi環境がイマイチだったんだけどDLしてあったU-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E6だけ見る。早めの時間だったけどもう寝ちゃう。
■2023/7/18 グランピング中の火曜日。トイレにも起きず8時間ぐらい寝てしまった。本日は娘の11歳の誕生日であります。あっというまですね。11年も生きていればいろいろあるもので、心配することもありますが、何より楽しく過ごせてくれたらと思います。娘の誕生日ってことは『春原さんのうた』の主演である荒木知佳さんの誕生日でもあります。おめでとうございます。グランピングの朝食を堪能。10時チェックアウトかと思って準備していたら11時チェックアウトだった。ぼんやり過ごす。で早朝から気づいていたのですがシネマクティフ東京支部のTwitterアカウントが凍結されてしまった。多くのアカウントがよくわからない理由で一斉に凍結されているらしいですがそれに巻き込まれたようです。matsuさんと対応を相談。困ったものです。宿を出で細い山道を車で移動していたら、木陰から小動物が飛び出してきた。びっくりしたけどどうやらキョンの親子のようでした。この付近では繁殖してしまって害獣となっているそうです。かわいい顔してねぇ。海の方のお土産屋さんで実家への土産などを買う。帰りも海ほたるでランチとなってしまった。割高な回転寿司を食べたのですがめちゃくちゃ海苔がうまい。さすがの有明海苔。もっと軍艦ものを食べればよかった。家の近くまでもどってきて、ショッピングモールのおもちゃ屋さんと書店に行き、娘の誕生日プレゼントを買う。さらに図書館に寄りたかったが娘の体力が限界でそのまま帰宅。僕はひとり実家まで車を返却に。お土産を渡し、電車で帰宅。娘のリクエストであったアイスケーキ(誕生日ケーキ)を食べる。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E7を見る。夜はラフランスさんと某収録。配信は8月になりますね。お楽しみにー。
■2023/7/19 4連休明けの水曜日。いやいや家を出る。朝ウォーキングをしていたら久々にカモさんたちが玉川上水路に帰ってきている。嬉しいな。休暇をとっていたのでもちろん仕事はたまっていますよね。誰かが代わりにやっといてくれたりはしない。お昼はマクドナルドでナゲットを食べる。夏の期間限定ソースの燻製風たまごタルタルソースで。なんかめんどくさい仕事多数。純粋に扱っている仕事量が多くてこなしきれない。予定より会社を出るのが遅くなってしまったが新宿へ向かう。移動中にDisney+『シークレット・インベージョン』E5を見る。盛り上がってまいりました!的な演出になっているけど、はたして盛り上がるのかな、次の最終回。カリコレ2023/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023『オールドマン』鑑賞@シネマカリテ。帰りにラロッカさんやってたジブリスペースの最後の方を聴く。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E8を見る。ケンダルのパフォーマンス最高じゃん。U-NEXT『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を見る。面白い場面たくさんあるけど、長すぎるよな『フォールアウト』は。
■2023/7/20 木曜日。今日も朝ウォーキング中にカモさんを発見。しかも昨日より増えてきてる。わくわく。お昼は丸亀製麺にて、すだちおろし冷かけ(並)とジャンボカニカマ天。今日もなかなか仕事が終わらない。ずっと1日遅れで仕事してる感じ。仕事終わりで昭島へ。松屋にて、ごろごろ煮込みチキンカレー。書店でジブリ���特集が掲載されているSWITCHを買ってしまった。こんなの買ってたらきりがないぞ、と思いつつ今はいろいろ読みたくなってしまっている。MCTOS『ギリ義理ファミリー』回に参加。野外から参加するのも気持ちいい季節。おバカな映画なので気楽に感想話せるのもいい。帰宅してシャワー浴びて、1本映画を見ようと思ったが眠くて眠くて途中まで。
■2023/7/21 金曜日。昨日の夜、途中で断念したAmazon Prime Video『シャイニング』を最後まで見る朝。お昼はOKのアジフライのり明太弁当(ごまソース使用)。U-NEXT『キリング・イヴ』S2E4を見る。仕事を早めに切り上げ恵比寿へ。ZAZEN BOYSのMATSURI SESSION LIQUIDROOM 19TH ANNIVERSARY。久々のZAZENのLIVE。久々のがっつりスタンディングのワンマンは疲れたけど楽しかった。チケットを譲ってくれたチートイツさん、ありがとう。帰宅して夕飯食べてシャワー浴びてから、clubhouseの『シャイニング』同時視聴、完走パートだけ参加。初見の人が怖がって見てくれていたようで何よりです。
■2023/7/22 土曜日。娘は今日から夏休み。でもがっつり塾の夏期講習で大変だ。まぁ僕はその間、映画を観に行かせていただきますが。とか思っていたら娘が発熱。。すべての予定がふっとび、娘を病院に連れていく。いろいろ困りますね。食べれるものを食べさせ、薬を飲ませ、やっと一息。なんだか僕もぐったりして昼寝。映画館に行くことはあきらめ図書館だけ行く。女子サッカーのW杯初戦を見る。BSでしか見れないのはけっこう不便ですね。Abemaで見れた男子のW杯は良かったなぁ。あとは自宅でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭(オンライン)で短編『寓』と『勝手に死ぬな』、長編『地球星人(エイリアン)は空想する』で見る。夜はclubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E9同時視聴に参加。感想パートは家で話せなかったので外を散歩しながら。画像はclubhouseアイコンで使っていたMCケンダル。最高。
■2023/7/23 日曜日。昨日いろいろできなかった分、本日は映画を観に行かせてもらう。とゆうわけで朝から昭島へ。MOVIX昭島で『君たちはどう生きるか』2回目を鑑賞。そろそろ感想ツイートしても良いだろうか。日高屋のW餃子定食を食べる。U-NEXT『キリング・イヴ』S2E5を見る。MOVIX昭島にて『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』鑑賞。映画館を出たところでの同年代ぐらいの中年の男女の会話。「トム・クルーズの走りすごかったね」という女性に対し、「いやあれスタントだから」と男性の方が知ったかしてましたが、あれトムやってますからね。女性の方が正しいですからね。夜はclubhouseにて、U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S2E10同時視聴に参加。これでシーズン2完走。面白い回でしたねー。シーズン1最終回の繰り返しのようであり、実は反転、というお手本のような話の構成が炸裂していて見事。感想パートは夜の散歩をしながら話す。いろいろ大変だったけど、いい日曜の夜だ。これで全体の半分。シーズン3も楽しみです。
■2023/7/24 月曜日。今週も暑くなりそうですね。Meetingが多くて憂鬱です。お昼は丸亀製麺で冷かけ並とジャンボカニカマ天。子供が夏休みだからなのか、丸亀けっこう並びます。けっこう並ぶわりには席は空いている。テイクアウトが多いってことか。仕事終わりで実家へ。今日はわけあって実家に泊まらせていただく。娘といっしょじゃなく泊まるのって今はあまりないんですよね。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(オンライン)で『ヒエロファニー』を見る。夜はけんす君、なんすけ君とDiggin' Amazon Prime Videoの収録。遅い時間までありがとう。
■2023/7/25 火曜日。実家でたっぷり朝ごはんをご馳走になり出勤。お昼ぐらいからどうも頭痛が。横にたりたくて公園のベンチでごろんとしていた。クーリッシュだけ食べて鎮痛剤を飲む。午後のMeetingになんとか2つ参加するが限界で早退。帰宅してすぐ寝る。とにかく頭痛が続いているので寝続ける。こ���ゃまずいな。
■2023/7/26 水曜日。本来のスケジュールであれば『ロキ』S2が今日スタートだったはずなんだけどな。朝まで断続的に12時間以上寝続けてやや頭痛はおさまった感じ。体温は微熱。鼻水あり。がしかしここは病院に行こう、と会社に連絡。休暇を入れて、本日入っていたMeetingにもキャンセルの連絡。近所の病院に行き検査。あぁ。ついに出てしまいましたコロナ陽性。実はこの前の土曜に娘のコロナ陽性が出ていたのでかなりの確率で感染するとは思っていたのですがついに。ここまでコロナにならずにきたのになぁ。いろんな予定がぶっとんでしまう。日曜までは外出できない。あららー。今はコロナの薬があるらしいが、僕は症状的に軽いので先生がおすすめしない、て事だったので鼻水の薬だけ出してもらう。カロナールは元々大量に持っているので大丈夫。昼ごはんはおにぎりとパンを食べてみたけどぜんぜんいける。ベッドで横になりながらradikoを聴いたり、TwitterのTLを追ったり。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(オンライン)『僕が見た夢』を見る。あーもっと見たかったなこのオンライン映画祭。今日までなんですよね。期間がもう少しほしい。Disney+『シークレット・インベージョン』E6を見る。これで完走か。うーん。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S2E1を見る。予告にミスリードがあったなぁ。clubhouseにて『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』感想会に参加、ベッドで横になりながら。準備しといたクイズ「イーサン・ハント」も楽しんでいただけたようで何より。
■2023/7/27 自宅休養な木曜日。朝だけメールと立ち上げ、会社に連絡したり、急ぎのメールを返したり。しんどい。頭痛が残っているのと、とにかく身体が休みたいようでけっこう寝てしまう。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S3E1を見る。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S2E2を見る。音源の編集を1本やる。これぐらいが精一杯だ。
■2023/7/28 自宅休養な金曜日。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S3E2を見る。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S2E3を見る。WOWOWオンデマンド『チェルノブイリ1986』を見る。音源編集を2本やる。
■2023/7/29 自宅休養な土曜日。ついに頭痛がなくなった感じがするのだが、めまいがするようになってしまった。うーん、これはコロナと関係ないかもしれない。でも困ったな。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S3E3を見る。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S2E4を見る。Netflix『ゼイ・クローン・タイローン』を見る。WOWOWオンデマンド『こんにちは、私のお母さん』を見る。WOWOWオンデマンド『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』を見る。夜は立川の花火大会だがさすがに行けない。娘とマンションの外に出て遠くに見える花火を少しだけ見る。
■2023/7/30 自宅休養な日曜日。やっぱめまいはあるなー。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S3E4を見る。Disney+『一流シェフのファミリーレストラン』S2E5を見る。Netflix『ドリーム ~狙え、人生逆転ゴール!~』を見る。WOWOWオンデマンド『リング・ワンダリング』を見る。Apple tv +『ビーニー・バブル』を見る。夜にmatsuさんと某収録。うまく喋れただろうか。
■2023/7/31 月曜日。本日より復帰して通勤。朝ウォーキング、鴨ウォッチング。暑いけど楽しいな。大量の仕事がたまっていることを覚悟していたが、予想以上に近い役割の先輩がカバーしてくれていて本当にありがたい。お昼は丸亀製麺にて、ひやかけ並となす天。うどん札10枚使用でかけ無料です。中尾ちひろさんのカラオケツイキャスを見る。仕事終わりで昭島へ。U-NEXT『メディア王 ~華麗なる一族~』S3E5を見る。CoCo壱にて、THE牛カレー+ハーフ野菜。MOVIX昭島にて『イノセンツ』鑑賞。帰宅してから音源を1本編集。いやぁ大幅に予定がくるってしまいましたが、後半大変だった7月もこれでおしまい。
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oka-akina · 2 years
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BALMを書店委託しました
 ペレカスブックスさんという書店さんに「掌編小説とエッセイのアンソロジー BALM」を置いてもらいました。自分の個人誌も。話しかけるのすごい緊張した。ジョギングしてるんかってくらい汗かいた。
 すごく近所のお店で、素敵なラインナップだな〜と以前から…かれこれもう4年くらい…思っていて、でもなかなか話しかけられずにいたのね。黙って本を買ったりインスタをフォローしたりが精一杯で、小説書いてるんで置いてくださいって言えなくて…。いやいきなり押し掛けずにメールで問い合わせようと書いてはみるけどそれも送れずにいて。  これまで短編集、「FLAT」とか「バタ付きパン蝶」とか作ったときも、このお店に置いてもらいたいな〜ってずっと思い浮かべていたの。あと鹿さんやなむあひさんや、誰かと書店委託について会話するたび、「どうやって話しかけてるんですか」とか「じつは近所にいい感じの店があるんですけど何もできず何年も経ってるんです」とかちょいちょい相談?していて…重っ…。恋バナじゃないんだよって感じよな…。  いやなんか近所すぎて難しいみたいなのあるでしょ。近所でなんかしくじったらまずいよなとか(挽回できない破綻ばかり想像してしまう)、あとどうしても、ツイッターとかBOOTHとかインターネットで告知する前提で活動しているので、ド近所のお店だと身バレ的にどうなのかしらみたいなのもあって。いやほぼほぼ本名みたいな名前でやってるわけだし、文フリだったり渋谷○○書店だったりに人間本体がいるので、身バレって言葉が適切かわかんないけど。まあでもイベントで独特な人に遭遇することはあったからな…。自分の生活圏に小説の活動を持ってくる不安はあったんだよね。
 そのへんの気持ちにちょっと変化があったのは、この2年のコロナのもろもろもあったかもしれない。遠出が難しいし、イベントも開催されるかどうかわかんない。ちょっとちがうやりかたを模索したかった。  またコロナよりもうちょっと前から、都心とその周辺で起きている動きとして、「都会のど真ん中はもう入っていけねえから、自分の家の近くで面白いことをやろうよ」みたいなのを感じていて。オリンピック前のインバウンド狙いで再開発やリニューアルがいっぱいあったけど(コロナのあれこれで思惑通りにいかなかったことも多いわけだけど)、家賃の高騰がとんでもなくて新たに入っていくのが難しい。そしてこの入っていけなさは、「上の世代が詰まってる感」にもある。  これ長くなるからはしょるけど、渋谷のパルコのリニューアルなんかもそうで、上の世代の文化のおさがりを着ている感があったというか…。なんていうの、わたしが子どものころからずーっといる人たちが、ずーっとなんかやってて、わたし37ですけど、ずーっと「キッズ」なんだよね。そういうの、たんに売れてない・成功してないからなのか?って思ってたんだけど、どうもそうでもない気がしている。いっかい大大成功したごく一部の人たちがずっと鎮座しいて、その人たちは何回もチャンスがあるから一生席があかねえみたいな…構造の話というか。  なので、新しく自分で何かやりたい人は、都心、とくに都会のど真ん中にはもうあんまりいなくて、もうちょっと手近なところで始めてる感じがある。渋谷とか新宿とかは駅も街もでかすぎて入っていけないし、街が固まっちゃってる感じ。都心からはずれてちょっとマイナーな駅や、都心であってもこれまで遊ぶところではなかった場所に、いい感じのカフェやホテルや独立系書店なんかができてるなーと思う。わたしがすごく好きな書店のマルジナリア書店さんは分倍河原だし、兜町や馬喰町がああいう洒落た感じになるとは思わなかった(兜町はしっかり再開発した感があるけど)。 「都会のど真ん中はもう入っていけねえから、自分の家の近くで面白いことをやろうよ」っていうのは、土地とか場所だけの話ではなくて、メディアの大小の話でもあるかもしれない。あえてものすご雑に言うけど、これだけ差別や偏見や暴力がはびこってどうしようもねえ社会で、いっかい流行ったり売れたりしたものって、だいたいなにかしら差別的なのよな。そういう社会に「のる」か「無視する」かじゃないと売れないわけだから。もしそこにNOを言いたいなら、そこじゃない場所からやんなきゃなんだろうな〜っていう。
 で、じゃあ近所でやってみようとしたとき、わたしはあんまり近所に胸をはれないんだよな…というのがあった。ペレカスブックスさんは埼玉県の草加市にあって、わたし草加市に住民票置いてもう何年も経ってるんだけど、あんまり愛着ってないのね。愛着がというか関わりが薄い。  仕事忙しかった何年間かは、風呂と睡眠とるだけでほとんど家にいなかったので、近所のことがぜんぜんわからない。7時前に家を出て22時とかに帰ってくるから、家と駅の間のコンビニくらいしかわかんない。その後も仕事のあれこれでしばらく宇都宮にいたり、体調崩してほぼ布団の上にいた時間があったり、近所と関わりがないままずっと過ごしてきた。たまたま住んでるってだけで、親もきょうだいも親戚もこのへんにはいないし、友だちや知り合いもいない。  そしてわたしは子どものころから親の転勤であちこち引っ越していたから、どこが「地元」「出身」とも言い難いのね。住んだことがあったり通っていたことがあったり、入り浸っていたり…、いちおうの親しみのある町はあちこちあることはあるんだけど、「自分の」場所がどこかっていうとよくわからない。  たぶんこういう人いっぱいいる。わたしの住んでいるあたりは、いろんな会社の寮だったり社宅だったりがけっこうあって、そもそも自分もそうだった。たとえば大手町への通勤にドアtoドアで40分くらいかかるんだけど、まあみんな家賃と通勤時間ともろもろの最大公約数的に選んでる感じ。べつにここじゃなくてもいいし、誇れるものってとくにない、関東近郊っぽい感じのマインドだな…。そういううしろめたさもあるのか、ここで何かをやろうって人はあんまりいなかったように思う。べつに家の周りに何も(お店や文化や居場所が)なくても、電車乗っちゃえばすぐどこでも行けるし、家の周りで過ごす時間がすごく少ないわけだし。  それが、コロナのあれこれやさっきの「入っていけねえ感」もあって、ちょっとずつ変わってきているのかな…。わたしが���借りてる渋谷○○書店は思いっきり渋谷なわけだけど、あれもちょっと新しい動きだと思ってる。これまでだったら駅���結の商業施設にああいうカルチャーや小商いを支援するようなフロアってなかなか考えづらかった。
 そういう心境・環境の変化もあり、また性加害事件へのpixivへの不信感からBOOTHではなくBASEで通販始めようとしているのもあって、「都会のど真ん中」「インターネット」ではないところで、なんかやってみようとしている感じです。といっても、本をちょこっと置かせてもらっただけなんだけども。
 ペレカスブックスさんは、イラストレーター・装画家の新井由木子さんがやっているお店で、草加駅から徒歩10分(って書いてあるけど7、8分)くらい。草加は北千住から10分。  ペレカスPelekasというのはリトアニア語で尾ひれという意味で、「物語は事実の尾ひれにある」という新井さんの考えから、お店の名前にしたそうです。猫と人魚のくっついたみたいなペレニャンというキャラクターが、お店の看板やブックカバーに描かれています。書店のほか、紙もののデザインなどもやっているお店です。  カフェコンバーションという喫茶店の一角にあって、二階は器とギャラリーのお店が入っています。カフェは分厚いホットケーキが看板メニュー。お近くにお越しの際は…ってこともなかなかない場所だと思うので、あれです、ゴーリーのとなりに並んだBALMを見に、よかったら遊びに来てください。となりの駅は後藤明生が住んでいた、「挟み撃ち」にも書かれていたマンモス団地の松原団地…がもうほぼほぼ取り壊されて、URと公園になってる…のでほんとにあんまり見るものはないんだけど…。
 ペレカスブックスさんは、基本的に新井さんが読んで気に入った本、おすすめしたい本を置いているお店で、zineの取り扱いは基本していないそうなのね。いきなり飛び込んできたおかわだの本をいいですよって置いてもらえたのは、近所に住んでるからっていうのはやはりあるからなのよな(あとBALMとハッシャバイはえもの表紙がめちゃくちゃいいからというのが大きい)。なんかそういうのを考えても、住んでいる町のことを捉え直したいなーというのを思った。わたし仕事とかでもそうなんだけど、なんだかんだ自分の経歴とか属性とかに助けられてるところがあって、いろいろ思うところがあるね。
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solia-rouge · 11 months
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2023年7月1日(土)
コロナ渦がようやく落ち着いたということで、ハスを見に最寄りの公園へ行ってきました(ハスは7月~8月が見ごろ)
約3年ぶりぐらいに訪れたんですが、久しぶりに行ったら公園は廃墟と化しててハスも生えておらず…人もいず…。
大きな建物や温室、遊具が沢山ある所なんですけど、手入れされていないのかボロボロになってました…。oh...
建物内はクーラーも止められてて廃墟&サウナ状態。当然温室の草花は抜かれて土だけになってました😇
3年の間にいったい何があったのか...。
コロナの影響だと思うけども、各地でこんな事になってる公園や観光地があちこちあるんだろうな…。
幸い野外のアジサイや季節の小さな花々は枯れず咲いてたので、しょぼしょぼしながらも公園内を散歩してきました。
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途中虫がいそうな草むらを見つけたので昆虫探しをして遊んでたら、小さい男の子が親切にも声をかけてくれて虫が沢山いる場所を教えてもらいました。(人っ子一人居ないと思ったら、人いてビックリしましたw
こんな草蹴って歩いてる怪しいヤツに声をかけてくれるなんて、ありがとうございます💦
おかげでバッタとか大量に出会えていい思い出になりました!感謝!
名残惜しかったですが親切な男の子と別れて、別の公園へハスを見に行きました。本命はハスですからねw
こちらの公園も3年ぶりぐらいに訪れましたが、ちゃんと人も沢山いてにぎわってました。良かった💦
暑いので入口の噴水プールで水浴びしてる子供がちらほらいました。
お目当てのハスですが、とても綺麗でした✨
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蕾がまだまだ多いですが、蕾も艶やかでぷっくりとしてて見てて飽きなかったです。
池の中を覗いてみるとオタマジャクシやトンボ、アメンボ等がうじゃうじゃいました。
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公園内も少し見て回ったのですがシャクトリムシやナナフシ、クロアゲハ、ハチさん達がいました。セミももちろんいますよb
(道中アシナガバチが足元にいたのを妹が発見して、手に乗せて観察しようとしてヒヤヒヤ💦 危ない(;'∀')
そんなこんなで楽しい一日でした♪
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ichinichi-okure · 1 year
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2023.4.12wed_kyoto
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朝、約束の時間30分前に起床。最近出会って仲良くなった女の子が近所に住んでいるというから、そしてもうすぐ京都を出てしまうというから、朝ご飯を食べに行く約束をした。やや遅れて、喫茶店に到着した。今まで京都でどう過ごしていたの?、どのお店がおすすめ?、これからどうするの?と、お互いの色々な話をしながら、美味しいパンを食べる。でも彼女はもうすぐ、京都を出てしまう。
最近、出会って仲良くなったのに、すぐに別れがやって来ることが多い。3月から4月、季節的な事だろうからしょうがない。とはいえやはり寂しい気持ちになる。
「日本だからまた会えるよね!」「遊びにいくね!」本当の気持ちだからつい言ってしまうけど、ちゃんと叶えられた再会は限られたものだ。誰かに出会って、再会するという事はそう簡単にできるものではない貴重なことだ。
コロナが落ち着いて、仕事柄イベントをすることも増えて、人によく会っている。コロナ後に再会する友人も増えた。出会うことに感動する一方で、すでにその感情も当たり前のようになっている。ましてや、ステイホーム後の再会の感動など思い出せないほどだ。
別れがあるというのは、本当は良いことなのだ。再会する喜びを教えてくれる。SNSで顔を見ていたら容易な気持ちになるけれど、再会は奇跡の出来事かもしれない。自転車でたまたますれ違うことや、喫茶店で遭遇することも…。そんなふうに考えていたら、人と会いたくなった。明日は誰に出会えるんだろう。
-プロフィール- 村田美沙 31 京都の山のふもと Verseau 植物療法 植物と会話しながら、生きることを考えています。 instagram @muratamisa_
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migiyori · 1 year
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福岡の子供の遊び場が無料!動物園、博物館、美術館も!
福岡の子供の遊び場無料のスポットを紹介します! コロナ制限も落ち着き、自由度出てきた今日この頃。今年こそは、家族旅行したい!!って思っている人がおおいのではないでしょうか。 そこで、今回は、子連れで旅行するのに福岡県でおすすめのスポットを紹介します! まず、なぜ福岡がおすすめなのか! 新型コロナの感染拡大により、文化芸術に親しむ機会が失われた子どもたちに学びの機会を提供するため、福岡県では、令和5年度の1年間に限り、県立と市町村立の美術館や博物館など38施設の常設展において、小・中学生の入館料を無料化します! 今回は、この事業で無料になるおススメの施設を紹介します! 家族で気になっている施設に行って、楽しい思い出を作りましょう! ①期間     令和5年4月1日(土)から令和6年3月31日(日)まで ②対象者     小学生・中学生(県内外を問いません) ③対象施設…
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khrbuild · 1 year
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大谷さん、デカいデカいと思てたけども、
1m93Cmもあるんですか(@_@;)
貝塚市水間寺会館リフォーム工事
貝塚市水間町 新築 リフォーム坂口建設
最近スポーツというものから離れてしまってるんですが、
WBCはちょっと見てしまいますね。
おーたーにさーーん!!
すごい人気で、やっぱりメジャーリーガーでホームラン王争いするだけあって、デカいすね!!
もっと驚いたのが、
ダルビッシュ有くんなんですが、
身長196Cmであんなにシュッとしてるのに体重が100キロですって、
私にも知り合いで何人か体重が0,1㌧超えてる人知ってますが、
みんな肥満はアカン!!
選手の皆さん頑張ってください。
いつも突然ですが、
今年になって巷でよく聞く、
「死ぬまでにしときたい事100」というものを作りましてね。
なかなかめちゃくちゃあるで〜と思いながら書き出すと以外と少ないという話。
行きたいお店リストはいっぱいあるけど、ついつい行きつけの店が安心安全やからそこに行ってしまうみたいな?
うん? 私、今何言うてる?
ぜんぜんちゃうな(^o^;)
とにかく勢いよく書いたけど、100に全然届けへんから、
例えば「東北地方を制覇する」が
「山形制覇する」、「岩手制覇する」と小分けにしてしまった件w
みたいな(^o^;)
まぁとにかく、日本の都道府県は全て通過ではなく滞在してみたいなと。
行ったことない都道府県結構あるのよね。
九州の下の方とかディズニーも行ったことないから千葉県とか、そして先程話した東北地方ですね。
宮城は数年前に福島県に私の理想とする工務店の師匠がいましてね、
ちなみに「無添加あいの家」さんてとこなんですが、
ホームページをみましてね、一目惚れして、すぐメールして遊びに行っていいですか?って
気になったからって、メールして遊びに行かせてって頼む私も私ですが、
師匠は凄いですよ、二つ返事で◯!!
早速飛行とりましてね、
一応監査役にジュディ−に付き添いお願いしまして、行ったんです。
すると師匠は話だけでなく、1日監督さんを私に同行させてくれて、工事中の家や引き渡し後の現場を見せて回ってくれたんですよね。
師匠コロナでご無沙汰しております‥
落ち着いたらまたお伺いさせていただきます。
その福島県には仙台空港に降りレンタカーで行ったので、一泊して帰り半日だけ観光しただけ。
と言うことで、今年は宮城県をじっくりまわって、
来年から山形、岩手、秋田と最終目標の青森ねぶた祭まで5カ年計画をたて、
早速今年宮城県をじっくりまわろうと決めたので、先日いきなり行ってきたw。
Peachは安いね。
これがあるからこそなのですが、
往復12000円。
しかも関空7時の飛行機に乗ると9時にはレンタカー乗ってますからね、近いですね。
色々回ってきました。
2日のレンタカーの走行距離320キロ!!
走りすぎやでてね、高速も安くてつい(^o^;
仙台ついたら、まずこの方にご挨拶!!
伊達さんね。
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ええ天気でしょって、カメラをひくと
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なんと伊達さん前回の地震で傾いてしまっていましてね、今回修理することに。そして工事中!!
って わかってたんですが、これもレアかと見に行ってきました。
定義山西方寺の厚揚げ食べたかったのね。
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ニッカウィスキー宮城峡も酒飲みにははずせません。
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海の杜水族館も楽しかったか
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久しぶりにイルカショー見たから感動!!
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旅行いくと必ずすることなんですが、夜お酒飲みに行って現地の方にイチオシ教えてもらうんです。
今回も あちこちでいくつか教えていただいたんですが、ここは美味しいから是非行ってみてと教えてくれたのが、
仙台から少し車を走らせて、北上川を北上すると
宮城県登米市(とめし)というところにある、
「うなぎの東海亭」
創業明治八年の老舗のうなぎ屋さん。
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和歌山県御坊の川常さんに負けず劣らずの外はカリカリ中はホクホクでめちゃくちゃ美味しかしかったです。
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やっぱジモピーに聞く生の情報が1番ええよね。
その帰り飛行機の時間までまだまだ時間があるので下道をゆっくり走って帰ることに。
石巻市に来ると、石ノ森章太郎記念館があり、懐かしく仮面ライダーとも2SHOT
ライダー足長いは
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そして記念館を出ると、空に戦闘機が!
そういえば朝から松島に行ったとき、2機のブルーインパルスが煙を出して飛んでいた。
松島に航空自衛隊があるんですね。
一緒にいった友人が、航空自衛隊が好きで、
「ちょっと基地が近いからまわってみろよ」
時間もあるので基地の近くまで行くと、たまたまなんですが戦闘機F2が2機でタッチアンドゴーの訓練をしてたんです。
基地の近くを見ると数台の車が停まってる、
「あそこやーー!!」
と近づいて行くと、ビンゴーー!
キャノン砲みたいなカメラを持ってるマニアさん達。
ということはこの場所が特等席。
そんな横でたまたま来たド素人感満載でスマホ片手に撮ってみました。
とにかく3分おきに2機で入れ代わり立ち代わりタッチアンドゴーの訓練してるので、わずか20分くらいの間にスッカリお腹いっぱい。
肉眼ではパイロットも見える近さで、これが今回の旅行の1番の盛りあがりでしたかねw
スマホでは発着するときは西日の逆光でとれなかったんですが、気流が渦になっててね、
頭の中では🎵ケニー・ロギンスのデンジャー・ゾーン流れてました🎵
最後にもう一つ旅行に行くと地元のスーパーマーケットをできる限り入店してます。
地元の食文化がよくわり、たまに掘り出し物がある!
今回も1軒目のスーパーで牛タンのミートソース煮って缶詰がありましてね、その前に
「人気のため再入荷しました」というポップ
野生の勘!!
これは買わねばと450円で残り5つを買い占めた‥。
そのあと水族館に行くと、780円になってみんなで笑ってたら、帰りに空港行ったら980円もしてた、ひくわw
そして最後に入ったスーパー、元イトーヨーカドー系列のヨークベニマルという名前のお店、今はセブン&アイホールディングスが経営ですかね?
お店の前にこんなコーナーがあるんです。
これはダンボールやペットボトルをリサイクルするための捨てる場所なんですが、ここに入れると重量が計られて、そこにnanakoカード入れるとポイントつくんです。
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みんなおっちゃんおばちゃんもカード片手にペットボトルやダンボール入れてるんです。
何故?大阪にはこんなのがないのですかね?
現場でもダンボールが山のように出る。
めちゃくちゃ入れにいくのに。
オークワさん松源さん宜しくお願いします。
頑張れ大阪!!
とまた今日も長々すいません。
皆さん50歳超えたら、死ぬまでにしたい事100書いてみてくださいね。
本日もお疲れ様でした。
貝塚市 岸和田市 泉佐野市 泉大津市 和泉市 泉南市 阪南市 熊取町 忠岡町 田尻町
天然素材スイス漆喰カルクオウォール
リボス自然塗料取扱店
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cdne211193 · 1 year
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CD#15 1/16
後期という長いようで短い半年、とうとうラストCD!?
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これまでのプロセスを振り返ると怒涛の後半(展覧会準備)で前半がほとんど意識ない。でも、Tumblrを振り返ると一回一回の1週間を大切に過ごしてたんだなとちょっとしみじみ。。
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つくってきてくださった半年分の動画はどれも色濃かったな。
なんて感傷に浸ってないで、
 前日ほやほやのフィールドミュージアムの講評へ!!↓
>講評
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6項目を5段階で評価
な、なかなかにいいんじゃない!?
私たちももちろん手応えを感じたけど、今までの葛藤や頑張りを経ての成果を評価してもらえて嬉しみしかない。
以下コメント
・ペーパークラフトの出来が良く、体験のしやすさと質が担保できていると感じた。音が出るおもちゃは珍しいのでその点も強みだったのではないか。
・プロダクトとしてのクオリティも高く、ユーザへの訴求力も高い。パッケージも工夫されていたと思う
・音がなる仕組みも単純だが、よく再現できている。親の部分の関わりとして、大きなものなどがあるとよりおもしろいかも。
・音が出るおもちゃは多くの子供の注目を集め、楽しそうに遊んでいた。プロトタイプ時点で音が鳴らないものが多いという課題があったが、発表当日には課題を解決しており、おもちゃのクオリティが上がっている。
・音をテーマにしたという点がすばらしい。それ自体がブースの呼び込みも兼ねているし。遊びとしても学びとしても良し。
・カエルが鳴く仕組みを模倣する着眼点も新しいと感じたが、コンテンツをシンプルに仕上げて分かりやすくすぐに楽しめるように仕上げたこともよく工夫されていると感じた。
・音は集客力があるのでイベント会場の矢面に立ってもらったが、おかげで多くの来場者にアピールできていたと思う。もちろん丁寧に来場者に対応してくれたこともそれを効果的にしてくれた。
・構造と発想が新しく、人目を引きつつも簡単に何度もできるおもちゃになっていた。
・虫かごという持ち帰り方法が素晴らしい。この世界観設定により、親御さんが「かえるさんが飛び出しちゃうからちゃんと閉めておいてね」とお子さんをフォローするという出来事が発生していた。素敵。このようなおもちゃを主役にするような言葉を引き出したのは、世界観設定の賜物だと思う。
・貼り付け作業が複雑で、かなり補佐が必要なおもちゃになってしまったのが惜しい。色は初めから用紙に反映させておいて、好きな顔を選ぶとかお絵描きするとかの方が遊びやすかったのでは。
・親も違う大きさで遊べたら、音の違いや大きさの違いも知れて面白かったかも
・「やってみたい感」で言えばピカイチで、おもちゃの魅力で興味をひいていたのが素晴らしかった。
・膨らむ、縮むという現象をおもちゃにするアイデアが良かった
・構造としてもカエルの構造と近づけて空気を器官に送る際の動きに合わせて鳴るようにできていて良かった。
・プレゼンの際にも子供の目線に合わせて、言葉遣いもわかりやすいように子供に伝えていて考えさせるように聞いていたのが好印象だった。
・パッケージとしても虫籠のようになっていて良かった。
・ほぼ100%のストローが鳴っていたのでテストを重ねてきた結果だと思う。
・強いていうなら虫眼鏡的な要素はおもちゃからはあまり感じられなかった。
自分たちが丁寧に作り上げた点にしっかり気づいてもらえたのは、おもちゃにも出ていたのかななんて自画自賛しちゃうほど、嬉しいコメントをいただいた。
ここまでできたことにただただ感謝するけど、感謝だけで終わらせるのは失礼
反省点ももちろんある
・想定以上の来客で準備不足が荒く出てしまった
 (カエルの土台や集まったからこそ、いろんな子を待たせた)
・生田緑地との関連性
・風船が膨らまなかったときのフォロー
 (お母さん、お父さんに助けていただきました)
・鳴き声の仕組みの説明
 (音が鳴るときに着目してもらったけどいまいち分からなかったこの方が多かったのかな)
そして何より、「親子」で楽しく学べ���カガクおもちゃがつくれたか
確かに反応は良かったものの、子どもたち視点で進めていってしまったため、"親子"という大事なことが抜けていたのではないかと反省会
真剣に取り組んだからこそ、後悔が大きい。
有限である時間を目一杯使えてなかったと今感じる。副リーダーとしてスケジュール管理ができていなかった。
各々作業を分担して進めてきたが、作業担当だけではなく、チーム内の役割を理解して進めていくことも必要だと感じた。
自分だけが状況を把握していても、把握した気になっているだけかもしれないし、周りはどう思っているのか分からない。
頭に留めておくのではなく、共有することこそチームワークに必要なものだといえる。!
こんなネガティブチックなこと考えてたら、星野先生からのありがたいお言葉
 「やった後で出てきた後悔は成長した証拠」
後悔としてでてきてるけど、成長してなきゃそんなアイデアとか考えでてこないじゃんってすごく腑に落ちた。
これからも後々悩む機会が多いと思うけど、この言葉はすごく大事にしたいと思った。
>ふりかえりダイアローグ
CD応用演習を経て感じたことを自分の言葉にすることで、改めて理解していく。
チームを離れたシャッフルでは
 「演習を通して気づいたこと、大事だと思ったこと」
チーム内では
1.演習を通して自分はどう変わったか? なにに気づけるようになったか?
2.他者とのインタラクションやコミュニケーションにどのような変化があったか?
3.自分たちの成果を振り返って、想定していた目標を達成できたか?
 もし改善できるとすれば、どのような点か?
これらをテーマに話した。
>>座談会(チーム内)
私「なんか私途中でさ、コロナで休んだりもしてさ、多分本当に3人に迷惑をかけてたと思うんだけど、あんま仕事もしてなかったし。なんだろう、本当私ってやばいなって思ってて、だから次の週学校きたときに「今どこまで進んだ?」とか状況把握だけはしっかりしようかなって思ってて、そっから自分が何やればいいかなとかを深く考えられるようにこの演習を通して思いました。
あとなんだろう、なんか限られた時間の中ですごい量産を頑張ってたじゃん。うちらって多分1人1人役割とか担って、みんなで頑張ったと思うんだけど、それをね、なんか天候悪くて全部はけきらんかったけど、それでも作り上げた成果をちゃんとその子供たちの声とかで聞けたときに、すごい楽しいなって思いました。」
私「同じことになっちゃうんだけど、子供ってすごい素直だから、ね、あのキッズハウスんときもさ、うるさいってバッサリ切られちゃったけど、うるさいからこそ、音をちっちゃくするために何かストローの輝度ちょっと伝えたりしたい方がいいよとか、私達自身で臨機応変に対応して、応用して、その伝え方を新しく変えられることができた。うん、意見を素直に聞き取ってからこそ、より良い発表とかになれたのかなと思います。」
私「達成できたと思います本当に。プラネタリウム行ってた子たちがみんなカエルのおもちゃ持ってたよみたいなこと言ってもらえて、それ聞いたとき、すごい嬉しいなと思って。私達が他の子ども教えているときもなんか遠くからカエルの「ボー」みたいな音が聞こえてきて、こんなに楽しんでもらえるものを作れたんだっていうのがすごい実感できたから想定していた以上のものを得ることができました。
もし改善できるとするんだったら、最初鳴のうだけじゃなくほっぺたのやつもやろうねみたいな、いろんなアイディアが出たのに時間が少ないから1個に絞っちゃったわけだけど、他にもでたアイデアを形にできたら良かったのかな、」
各々個人作業で進めていると見せかけて声かけは行っていたし、良いグループワークができたのではないかと改めて思います。
グループワークやCDを通して学ぶことが多かったです。
来年のプロジェクトにしっかり活かすぞ!!
最後にCDとは
 モノだけではなく、時間や思い出も共にデザインしていくこと
だと思います。応用演習を通してすごく実感しました。
作品だけ完成していても他者がいないとデザインとしては未完成なのかなと。
時間や感想を共有できることがCDのいいところだと私は思います。
では、お疲れ様でした、後期ありがとうございました!!
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hummingintherain · 1 year
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10月9日(日)|続・ピープルライブ
 昨日。午前中はあまり記憶なし。同日終了予定のあんスタのイベントを走っていた。
 午後になって電車に乗りつぎ、阪急電車で梅田へ。なんだか慣れたもので、コロナの影響で遠出をする機会がすっかり失われていたというのに、京セラドームに行ったりと、急に何かと大阪に行く機会が増えた。せっかく行くならと事前に調べていくつかはしごしたりしたものだけれど、前回の名古屋でのツアーライブ、直前まで美術館に行って楽しかった一方でとりわけ足が疲弊した状態でライブに参戦して、やや後悔したため、今回はライブのみに絞るつもりで、名古屋で買った15周年記念のロンTを着て、外出した。電車に乗っている間に、CSが始まる。時々横浜と阪神の速報を確認しながら、西武とソフトバンクの試合を観る。序盤は一人も塁に出さない投手戦展開が続き、緊張しながら見守っていると、3回あたりから試合が動き出し、ちょうど梅田に着こうという時に柳田選手が3ランホームランを放つ。劇的すぎて息を吐く。首を負傷したという話が嘘みたいに、むしろ怪我をした後だからこそ鮮やかな活躍が目立っているような。
 イヤホンでラジオ形式で試合を流しながら、うろうろと時間を過ごすのに紀伊國屋書店梅田本店に入る。思い出す限りは一度もまともに立ったことがない野球の棚にやってくる。中年くらいの男性が西武の雑誌を立ち読みしている隣に入ってみる。レギュラーシーズンの締めらしい表紙と、ドラフト関連の表紙とがずらりと並ぶ。ぱらぱらと雑誌や本をめくる。オリックス特集を覗いてみると巨大なピンナップに何故かマスクの下で恥ずかしくなる。雑誌の傍には優勝に関してポップが出ていた。入り口にも特集雑誌は並んでいた。そういえばここは大阪だった。阪神に限らずオリックスが前面に出ているとなんだか落ち着かなかった。ライブ前で荷物を多くしたくなく、何も買わずに出た。
 阪急の中を進んで、HEPFIVEやナムコゲームセンターのある方へと抜ける。建物に沿うように斜めに入り込む道路の形状が独特だ。学生時代、大阪で遊ぶのに何度も足を運んだ場所でもあるので、懐かしさに胸の奥がじわりとぬくもる。ライブハウスのある堂山の方へ向かう。はじめは居酒屋が並び、明るいうちから人が入り活気があって、ごちゃごちゃとしたネオンライト具合も大阪感が増し増しになっていき、自分も飛び込んでお酒の一杯でも飲みたくなったが堪える。近付くにつれて、逆に人が少なくなっていき、数歩進めば無料相談所が次々と出てくる道になっていく。キャバクラも多く、既に店先に立って呼び込みをしている女性の姿も見えてくる。次々と景色変わる。きっとライブが終わって夜になったらこのあたりもまた雰囲気を変えるだろう。そして逆に明らかにピープルのライブ目的の人も増えてきて、ピープルの傾向と無料相談所はかなり正反対なので、ちぐはぐさに酔った。
 今回の整理番号は116番で、まだ到着していない人も前には多かったので三人とも見えやすい場所に立った。開演の十分前あたりまでCSを見届ける。九回に入り、あらゆる昂揚を抑え込んでスマホから顔を上げた。  名古屋と違うのは何よりも自分の体調で、身体が軽やか、曲に合わせてリズミカルに揺れる。一曲目から最高、そしてドラムスティックが跳び、苦笑いするベースの福井さんから山口さんに手渡される。序盤から波多野さんが歌いながら口角が上がっているのが見えて、それも嬉しくてどんどんテンションが上がっていく。少しだけ喉の調子が悪いのかな、と思ったのも束の間、思い切り拭い去るような命削ってるかのような歌声や掻き鳴らされる音たちに圧倒される。きっと誰もが演奏の勢いに呑み込まれながら共に乗りこなしていて、音の奔流がライブハウス全体に満ちた。とても、とてもいい空気だった。間の、ゆるっとMCも、観客側の拍手や飛び出す笑いがイイ雰囲気を更に高め、あったけえ大阪そのままに、終盤になるにつれてますます最高潮へ達していき、最後はしんみりと余韻まで誰もが聞き届けた。昂揚と、寂寞とが、同時に混ざる。そのまま保存しておきたいような凄まじい多幸感に包まれて、ライブは終わった。
 前の名古屋の時、メンバーも、周りの人たちも、自分も、どんどん年を重ねても、これからもずっとライブを続けてこの響きに何度でも浸りたいと思ったものだったけれども、その思いだけじゃなくて、かなり大阪の雰囲気が良かったので、コロナ禍の間に一度だけ行われたオンラインライブが急に脳内をよぎった。あのときは観客がいないライブハウスで、虚空に向けて演奏していたと、改めて考える。家にいながらにしてライブを聴けるというのは、コスパという面ではいいかもしれないけれども、決定的に欠けた時間でもあっただろうか。新作アルバムの曲たちを披露したオンラインライブも、それはそれでもちろん最高だったのだけれども、現地でのライブを経験して身体が沸き立つと、肌で感じられる圧と、観客も含めてライブ時間を完成させていく複合的な時間の密度には、到底かなわないと思ってしまう。
 また現地でライブに参加できるようになって、ほんとうによかった~~~~~~~~~!
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goda-world · 1 year
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映画ならば決まった時間にそこでキレイに終わることが出来るが人生はそこでは終わらない。死ぬまで続いてゆく。
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突然の持病の発作がやってきました。デカいヤツ。 まいった。
立てないほどの回転性のめまい、眼振、耳鳴り、震え、吐き気、極度の脱水症状など。 ちなみに発作中の本人は、見た目とは裏腹にもの凄く冷静です。
    
   
とうとう来たか。 色んな不安がよぎる。けど、先のことをあれこれと不安になってもしょうがないので、とにかく横になる。横になってしばらく長くても1~2時間ほどじっとしていると症状は落ち着く。早ければ30分くらいで。
仕事に行けるはずもなく休む。
    
   
調べてみたら、ちょうど去年の今頃に同じような症状になっている。ということは、去年はそのあとに治まったんだ。 まあ、様子を見るしかないなと。
ただ、ずっと寝ていても、逆に、本当に怠くてしんどいだけなので、せめて眼振などが治まれば少し動いてみることにした。
このままの感じで、ある程度マシになったら、アトリエではなくてこのPCでデジタルでお絵描きしてみよう、と考えてみた。
      
そう考えるだけで、不安感も多少マシになり、何ならばわくわくしてきた。
      
「作品」ってなったらこっちも変なチカラが入ってしまったり、また病気を誘発する可能性もあるので、あくまでPCで描くので、「お絵描き」「お遊び」。
        
大昔に、娘に買ってやったホコリまみれのペンタブを出してきて描いてみた。
使い方がわからん、し、反応がおかしい。壊れてるかも。
       
ダメだ。
途中からは、ペンタブは辞めて、ほとんどマウスで描くことにする。
線を描いているときと、線を止めるときのやりかたがわからない。だから線は一筆書きのようにほとんどずっと繋がっている。
めちゃくちゃでオカルトな絵が出来たけれど、これはこれで記念だから、臆することなく第一弾として保存することにした。
それが、冒頭の絵だ。
      
  
こんなんでも、ちょくちょくと続けていたら上手く描けるようになるんかな。
いや、べつに上手くなりたいとか思わないけれどさ。
 
     
  
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このブログのプロフィール画像のこれ ↑ も、15年くらい前にパソコン(たぶんマウス)で描いたものなんだけれど、なぜかこの絵が好きでね。
なぜだろう。すごく好きなんだ。
  
当時、セブンイレブンにチョコレートを買いに行った時の店員さんの冷たい対応を絵にしたものなんだけれど。 懐かしいなあ。
   
  
こうやってたまにはデジタルで描くのも試していってみようかな、って思ってる。 思っているだけ。
さすがに第一弾とはいえ、今日のは冷静に今見返したら酷いですね。まあ、持病の発作中なので、こんなもんかな。
  
 
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Amazon  Prime 最高ですありがとうございます。
もうすでに10本ほどマイリストに入ってる。
当分は、このAmazon Primeでじゅうぶんだ。
 
第二弾はこの映画だ。
ぺドゥナがだいぶ若い。
いやあ、やっぱりこういった雰囲気系の映画もけっこう好きなんかも。
「猟奇的な彼女」の真逆というか。
どっちも好きだね。
 
本当に淡々としている映画なんだけれど、伝えたいメッセージは伝わるし、
韓国社会の格差社会の現状や、学歴重視、学生から社会人になるっていう誰にでも訪れる葛藤や悩み。
  
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監督が女性なので、女性目線での物語になっている。
女性監督という色眼鏡で見ないで欲しい、ってどこかのインタビューで見たけれど、これは、女性の物語だ。 女性にしか撮れないと思う。
ほとんど、男は出てこない。出てきても雑役。
でも、それでいい。 それが、いい。
  
ラストは小さな感動があるんだけれど、
ラストを観ながら、僕は自分の昔のことを思い返していた。
  
学生の頃は、ほぼ毎日遊んでいた仲間も、いまやバラバラだ。ほぼ音信不通。
 
でも、
トレインスポッティング2のラストの二人のように、または、この映画のラストの二人のような、僕にも同じような、そんな友人はいた。
が、
今は、音信不通。
喧嘩別れしたわけじゃない。
自然と。 そう、自然と。
でも、
でも、それでいい。 それが、いい。
あのころのかけがえのない時間は、そのままでいい。
  
モラトリアムな時間は、永遠ではない。
  
アイツにとってどうなのかは知らないが、俺にとってはかけがえのないドロドロとしていてキラキラと輝いている時間、誰も知らない、俺たちだけの素敵な思い出だ。
  
映画ならば、決まった時間にそこでキレイに終わることが出来るが、
人生はそこでは終わらない。死ぬまで続いてゆく。
映画とはそこが決定的に大きく違う。
人生は死ななきゃ作品にならない。
   
  
だから、ぼくはただただ絵を描く。
  
おそらく死ぬまで。
  
  
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 もし、
どこかでその友人が今のぼくのことを知ったら、おそらくこう思うだろう。
  
「 アイツらしい、相変わらずだなあ 」と。
  
  
 
   
番外編
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すごく有名だった(?違うっけ?コロナ禍のころ)これを昨日TVで観ました。
たしか、千と千尋の神隠しを超えて歴代1位とか。
ぜんぜん知らなかったけれど、まあ、TVでやるのならばってことで、さっき家族で観ることにしました。
ダメだわ。おれ、これぜんぜんダメだった。
びっくりするほどハマらなかった。超つまんねー。ファンの人すみません。
5回くらい寝た。
おかしいなあ。ネットで調べてみてもみんな大絶賛なんだけれど。。
原作知らないから、娘が横でいろいろと説明してくれたんだけれど、、話を聞いても、ふんふん、それが? って。
  
まあ、しょうがない。合う合わないはあるだろう。
おれの感性がしょぼいんだろう。
二時間半を返してくれって大声で叫びたいが、切り替えていこう。
  
            【おまけ】
 
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さっき、イオンにて。
    
ちっさ!!
ほっそ!!
 
  
Goda world
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oka-akina · 2 years
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新刊「イサド住み」 冒頭試し読み
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 おれは怖くてたまらない。おれにどうやら命みたいなものがあって生きているってこと、おれの体の隅から隅まで生き物で、心や記憶まであって、おれという生き物が死ぬまでずっと生きているってことが本当に怖いんだけどうまく言えない。怖い。べそべそ泣いている。おれの言いたいことわかるか。わかれよ。うまく言えなくてもわかってくれよ。あんたは怖くないのか。たまたますれちがった誰かの気まぐれな採点によりおれの発言の価値は決まってしまい、裁定はそうそう覆らない。おれは布団をかぶって絶望している。隠れている。おれの話は誰にも聞いてもらえない。  でも川と川が十字に交差しているところが好きだ。毎晩見に行く。十字の縦も横もとても静かで、川面に団地の明かりが揺れている。夜の運河は油膜を張っているみたいにとろりとして見える。流れているというよりあれはきっと震えている。実際、横軸の小名木川に流れはないようなものだ。隅田川と旧中川を結ぶ水路で、雨の後や風の強い日くらいしかはっきりした流れを見せないし、流れの向きもしばしば変わる。きっとここには始まりも終わりもない。  始まりも終わりもないけど階段がありエレベーターがある。扇橋閘門といって、二つの水門が並んでいる。閘門より東は海抜ゼロメートル地帯で、満潮時の海の高さよりも低い土地。川を遮断して水位を下げてあり、小名木川には段差がある。川底ではなく水面に作られた差。船が通るときは二つの水門の間に船を入れ、水位を上げ下げし、船は差を乗り越える。  夜の運河はにおいが濃い。潮のにおいとどぶのにおいが混ざって、三階のおれの部屋まで届く。水面にちらちら揺れる明かりは銀紙を丸めてまた広げたみたいな光で、夜の黒い水はそれらを飲み込もうとせず震えるだけ。水はとても静かだ。ねっとりと移動している。光もにおいも川の上にとどまっている。  さっき風呂から出たらスマホが震え、ムムくんからのLINEだった。昼間ムムくんからスタンプが飛んできたからおれもスタンプを投げ、スローペースの投げ合いが続いていた。おたがい焦らしあっていたというかはぐらかしあっていたというか、言いたいことはわかっていた。今日はムムくんが先に折れた。 「今くん明日ってひま?」  おれもそれを聞きたかった。ほっとした。続いて自撮りの写真も飛んできた。鏡に向かってスマホを向けていて、美容室の鏡だ。ムムくんのスマホケースはいつもステッカーとかチェキとか挟まっていて、折り畳んだ千円札も見えた。緊急用の金かな。靴の中に入れておくみたいな。ちょっと笑った。鏡の中の鏡には切ったばかりの後ろ頭も見えた。襟足とサイドがかなりさっぱりしていて、指でなぞったら気持ちよさそうだ。  自撮りのムムくんはマスクのゴムを一回くるりとねじっていた。きっともみあげにゴムがかからないようにそうしていて、おれも先月髪を切ったときそうやった。こうするといいですよと美容師さんが教えてくれた。コロナ禍に生まれた工夫、その共有。いつかぜんぶ収束したらこういうことは誰も思い出さないだろうか。  二〇二〇年が明けてすぐ、あれよあれよというまに世界中みんなが巻き込まれた感染症に関しておれから言えることはあんまりない。恐怖や混乱の波が寄せては返し、定まらない。ここ二、三か月かはなんとなく凪いだ感じになっている。か? わからない。なんとなくの雰囲気でそ��だというだけ。慣れ。どうやら常識も見通しも変化し続けていた。おれは少し前の恐怖をほとんど思い出せない。おれは夥しい数の死者を忘れ、配られた十万円と二枚のマスクを忘れ、いまいま分かち合っているささやかな工夫を可愛がろうとしている。これもいずれぶっ壊れるとは知っている。死が数の話でもないのもわかっている。もしおれが、何か、たとえば呼吸器に疾患があったら、とてもこんな雰囲気任せではいられない。それじゃあおれには特権があるってことだ。  頭を拭きながら「髪切った?」と送った。明日がひまかどうかはすぐに返さず、といってもこれ以上拙い駆け引きや意地悪をしたいわけではなかった。なんとなく話の順序をいじくりたくなった。ムムくんとはアプリで知り合った。四つ歳下のゲイで、現状セフレの関係にある。そしてこれについては毎日、毎分検討しているけど、もう腹を括ろうと思う。おれはセフレのムムくんに恋をしている。そうしてムムくんには好きな人がいるからおれのこれは片思いだ。  聞け。おれの話を聞け。いや聞かなくてもいいか。どっちでもいいや。おれがここで話をしているってことだけ、おぼえていてくれたらいいや。べつにすごく話をしたいってわけでもないし、おれは話の糸口をつかみかねている。糸の端っこはここじゃない気がして手近なところをあれこれ手繰っている。とっ散らかっているし絡まっている。声の出し方だってうまくない。あーとかうーとか唸りながらともかくチューニングし続けていて、もうずっと、自分の出すべき声の高さを探っている。長いこと口ごもっている。でもこんなふうに音程にばかりこだわっているうちに歌い方を忘れてしまうんじゃないかってちょっと怖くなった。それでおれは手持ちのはさみで糸を切ってみた。とりあえず、ここから始めることにする。  ここはどこか? ここは運河沿いの歩道で、毎晩川面を見に行くのは犬の散歩のため。緑地公園を抜けて橋の下をくぐった。歩道の一部は艀になっていてこれも水位で高さが変わるが、おれと犬が歩くくらいではぜんぜん揺れない。 「台形、今日はたくさん歩いてるね」  おれは犬に話しかけた。小さい足を懸命に動かし、よちよち歩いている。ときどき立ち止まっておれを振り返り、そろそろ抱っこしてという顔だ。だめだよ台形、もうちょっとがんばろう。おれは話しかける。台形はふんふん鼻を鳴らしている。  台形というのは犬の名前で、白黒模様の狆。鼻ぺちゃ顔のか弱い犬だ。体の形が台形ですと誰かのブログに書かれていたのがなんだか気に入った。どうやって辿り着いたか思い出せない、知らない人の野良ブログで、たぶん「犬 飼い方」とか「狆 飼い方 コツ」みたいに検索していたらたまたま行き合った。  ほかのサイトや本では狆の体型はスクエア型とか四角とか書かれていて台形という語は見かけなかった。どこぞの誰かの語彙と気まぐれがおれの犬の名付けの根拠で、そういうめぐり合わせをなぜか素敵なもののように思った。おれはそういうものをとろうと思った。  そうして艀を歩いていたら、ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ……と音がした。魚かなと思ったけどぱしゃぱしゃはけっこう長くて、まさか誰か溺れているのかと思ったが、川には何も見えなくてとても静かだった。念のため柵に上って辺りを見回した。水面に乱れたところはなくいつも通りに見えた。人影も水しぶきも見当たらなかった。いつのまにかぱしゃぱしゃの音も止んでいた。 「台形、どう思う?」このどう思うは水音のことでもあったしおれの恋愛の話でもあった。  ムムくんから「髪切った?」の返事はまだ来ていない。といってもまだ何十分も経っていない。でも明日ひまかどうかをスッと送らなかったことを早速後悔していた。ひまに決まってんだろ。台形が立ち止まったのでベンチに座った。おれのために立ち止まってくれた気もした。「明日は夕方からなら平気だよ」とLINEを送り、���けて「早いと寝てるかも。今日はこれから仕事で、今は犬の散歩してる」「明日の夜は仕事休み」と送った。しゅぽん、しゅぽん、しゅぽん。散歩中だから返信が遅いんだよとアピールしたつもり。会話はキャッチボールというよりジャグリングだろうか。空中のお手玉は二つ三つと増えていく。  すぐに既読がついた。「わーい」というスタンプが送られてきた。「前髪短すぎた気がしてきた……」「じゃあ十七時くらいに家行きたい!」しゅぽん、しゅぽん、しゅぽん。しゅぽんのタイミングが心臓の音と重なる気がした。だいぶ間の抜けた音だ。おれの恋はこういう音なのか。  お手玉だからべつに落っことしても気にならないのにちょっとのことで一喜一憂し、いったいおれはどうしちゃったんだろう。明日の夜が休みというのは前回会ったときに話してあった。夕方からならひまだよとすでに言ってあった。ムムくんはそれをちゃんと覚えていて、でもちょっと焦らして、連絡してくれた。そう思うとかなりうれしかった。  台形が歩き出した。チャッチャッチャッチャッと地面に爪がこすれる音が好きだ。小さい体の細い足。まあでもさっきの水音は溺れているような音ではなかったなと思い直す。切迫した気配はなく、プールでゆったりと泳ぐみたいな音だった。背泳ぎのキック、ストローク。誰とも競争していないときの静かなバタ足。ああそうか。おれはむしろ、誰か泳いでいるんじゃないかって期待していた。運河はいつも緑色に濁っていてかなり深い。とても泳げるような川ではないんだけど、一瞬可能性を夢見た。溺れていたら大変だなんてほんとは思っていなかった? 自分の心の中なのにおれは嘘をつきそうになっていた? 「まあ、嘘っていうのもちょっとちがうんだけどさ」  おれは台形に言う。べつに言わなくてもいいようなことだけど声に出して言う。台形はおれの足をすんすん嗅いでいて、体が動くと尻尾もふわふわ揺れる。白くて豊かな尻尾だから暗がりでもよく見えるが、夜の散歩には光るハーネスをつけておく。蓄光オレンジ。リードもLEDでぴかぴか光るからやけに賑やかだ。パレードとかお祭りとか、あるいはクラブ遊び? 台形自身はとてもおとなしくて内気な犬だ。いやおとなしくて内気なクラブ好きはおおぜいいるけど……。ああ。ほらね。おれの思考は訂正と注釈の繰り返しでとんちんかんな思いつきばかりしている。そうして、クラブってもうずいぶん行ってないなと思う。熱心に通っていたわけではぜんぜんなかったけど、人生のある時期になにがしか意味を持っていた場所が、今ではとても遠い。人生が思ったより長い。  さっき声の高さを探っていると言ったけどあれは比喩であって比喩ではなかった。ほんとにおれは声変わりのさなかにあった。ホルモン注射によって声が低くなり、ひげが生え、肌も硬くなった。生理はほぼほぼ止まった。そろそろ声は落ち着いてほしいけどどうも安定しない。  性別移行のいろいろ。この水面にも段差がある。三週間にいっぺん注射を打ちにいくが金がかかって仕方がない。でもおれはこれをやりたかった。高校生の頃からバイトばかりしてきた。いろいろの変化は二次性徴をやり直している感じだなあと思っている。それならばおれはいま思春期をやっているのかもしれない。もうすぐ三十だけど。  おれは何か? 元女子ですという名乗りは正確でない気がしているが、面倒なのでそれで済ませることはあった。女子だったことなんてあったっけ。でも、じゃあ、本来の姿、正しい状態に戻りたいんですという言い方も、それはそれでしっくりこなかった。他の人はどうか知らないけどおれの場合は。うまい言い方がわからない。  十字の縦軸、大横川を下っていくと仙台堀川とぶつかってまた十字に交わり、やがて大きくカーブ、またまた十字路。これを東京湾側に折れて平久川に入ると今度は五叉路になり、網目のように張り巡らされた水だ。大潮の晩、運河はぶよぶよ膨らんでゼリーみたいだ。  台形がにゅうっと体を伸ばしておれのひざにまとわりついた。なんの音かなんてわかんないよと言っている気がした。首の下の白い毛がオレンジの光に染まっている。扇橋水門の赤信号。夜は門が閉まってランプがついている。あれもコンクリートの柱を赤く染めていた。毛の黒いところはそうでもなかった。オレンジの光を黒が吸い込んだ。そうだよな、おれもわかんないよと顎をなでた。 「まあ魚か何かだろうね」  おれは台形に言った。「そうでなければ空耳だよ」とも。台形に話しかけているのか、台形のせりふもおれが一人でしゃべっているのか、自分でもよくわからない。  ああそうだ。おれはわかりやすい語り方をいつも探している。誰かの受け売りをがんばって身につけ、しゃべり、それがときどき屈辱的だ。おれがこのようにあるためにはわかりやすい物語とその語りが必須だなんて、なんだか馬鹿にされている。どうして男になりたいんですか? いつからそう思っていたんですか? やっぱりスカートは履かなかったんですか? ときどきおれはめんどくさくなって「死ぬほど悩んでるんです」とか「死にたいです」とか、可能な限り暗い声で言う。暗い顔もする。会話を遮断する。そうしてそれは、必ずしも嘘をついているってわけでもない。 「でも魚って夜でも起きてるのかな……」  とつぶやいてみたら、すかさず反論を述べるみたいにどこかでからすがぎゃあーっと叫んだ。台形はびくっと震えた。鳴き声は川沿いの倉庫の壁に跳ね返り、わあああんと響いた。両岸に建物が並んでいるからトンネルみたいになるのだろう。川の向こうで誰かがくしゃみしたのも聞こえるくらいで、天井はなくても反響する。あー。はいはい。そうだとも。寝ているやつらが突然目を覚ますことはある。あるいはたまたま夜ふかしの個体はいる。  おれもそういう個体だと言ってみようか。クリーニング工場で委託のドライバーをやっている。ちょっと前から始めた仕事。夜にコンビニやロッカーを回って集荷と配送を請け負い、ほとんど昼夜逆転みたいな生活になった。  ドライバーデビューはAmazonの軽貨物配送だった。これはおもに昼の仕事で、アプリでオファーを選んで好きな時間に好きな量だけ働き、というとなんだか聞こえはいいが、割り当てられた荷物を時間内に配り切るのはけっこう難しかった。小さい箱物ばかりで、物自体はそんなに重たくないが量が多く、積み込みがパズルみたいにややこしい。時間指定に慌てたり、マンションの宅配ボックスで誤配したり、知らない細い道を走るのも怖かった。でも一人でやれる仕事はいいなと思った。車の中は自分一人の空間で、自分の体の延長だ。  それで求人サイトを延々スクロールしていたら、今やっているクリーニング工場のドライバーを見つけた。業務委託。夜勤。けっこうレアな仕事だ。たまたま見つけたおれはラッキーなのだろう。まあ深夜労働の割には大した収入にならないし、がんばればAmazonの方が稼げるんだろうけど、ルートが決まっているので安心感があった。それもコンビニやマンションと工場の往復だから、わりあい運転しやすい道が多いのもよかった。荷物は服で、それなりに重い。ただ持ち方のコツを掴めば腰は傷めないと同業者のnoteやツイートを読んだ。腕の力だけで持ち上げようとしない。両肩と両足を荷物の正面に置く。筋トレと思えばなんとかなると知らない誰かが書いていて、これまた知らない誰かの知識や気まぐれにおれはかなり助けられている。そして深夜の配送はAmazon以上に個人プレーの仕事で、ほとんど人としゃべらずに済んだ。それが何より気に入った。  べつにそこまで人嫌いというわけではなかった。前に働いていた工場で、配置替えやら班分けやらの話の流れで自分はトランスであるとほぼほぼみんなにカミングアウトする羽目になり、なんかもう個人事業主になりてえな、なっちゃおうかなと思っただけ。  いやちょっとちがうか。ホルモン注射を始めたら見た目や声に変化があり、おれの場合はけっこうわかりやすい変化だった。カミングアウトするしない以前になんかもうばればれだよなと思った。ばれるという言い方もなあとは思うし、周囲の人にいちいち事情を知ってもらう必要はないんだけど、何かしら説明が必要なことはあった。それは何か書類の提出を求められるとかではなく、素朴な疑問や世間話に応じ、遠慮のない視線を浴びるという形でだ。マスクをしているからひげは見えない。じゃあ、コロナ禍じゃなかったらもっと目立ったのか。そして思い出したから言うけど、いつかちんこ生えてくるって思ってましたか? って質問はなんだったんだ。  悪い職場ではなかったしあからさまにひどい奴がいたわけでもなかった。なんていうか……、人と関わるとその手のコンフリクトが生じることはままあり、しょうがないよなという気持ちと、くそったれという気持ちは日毎、いや秒単位で入れ替わり、おれに中古の軽バンを買わせた。  一応言っておくけど、どうしておれがこうなのかって話はあんまりしない。たぶんあんたが一番聞きたいことだとは思うけど、きっとおれは話さない。べつに勿体ぶっているわけじゃない。なんていうのかな、いちいち説明しないほうがいいんじゃないかって気がしている。これについてはあとで言う。言いたいことだけ言うから、言ったことだけ聞いてほしい。言ってないことは聞こえてないはずだ。聞こえたとしたら、それはあんたの想像だ。原則としてね。  今はクリーニング工場と、金がないときはAmazonもちょっとやっていて、ほんとにこれでいいんだかときどき不安にはなるが車を買っちゃったんだからやるっきゃない……のか? もうだめだやってらんないと思うたび居場所や人間関係を断ち切るみたいなことを繰り返してきた。おれはずっとこうなのか? 自問自答。決まった振り付けのダンスみたいにいつも同じことを考えている。  からすに驚いた台形はきゅうきゅう唸って伏せてしまった。ほんとに臆病で、前にドッグランに連れて行ったときも周りの犬にびびって縮こまっていた。おれはそういう台形が愛しくてたまらないし、内心ちょっとほっとする。おれも人目が怖いし、大勢の中で過ごすのは苦手だから。  びっくりしたよな、怖かったよなと台形のあたまをなでたらとうもろこしみたいなにおいがした。焼きたてのパンみたいなこともあるし、芝生みたいなこともある。においをかぐと落ち着く。おれも台形もおたがいにそうだ。マスクをちょっとずらして強く吸い込んだ。夜に散歩しているだけなんだからマスクなんてしなくてもいいのかもしれないが、顔を隠している方がリラックスできた。台形が臆病なのはおれの飼い方や生活リズムのせいかもしれないと思うことは思うが、べつに怖がりだっていいじゃんかとおれはおれに反論する。  台形をあやしながらムムくんに「前髪短いの���合うよ」と送った。もしかして明日おれと会うから髪を切りに行ってくれたのかな。さすがにうぬぼれかな。「そういう髪型好きだよ」とも送った。虫が鳴いている。りんりんりんりん、短い叫びを繰り返し、鈴の楽器を振っているみたいだ。  きみのことが好きですと言いたかった。言いたいのだと自覚したらへんにドキドキして、なんでも話してしまいたくなった。さっき川で何かぱしゃぱしゃ音がしたんだ。一瞬、誰か溺れているのかと思った。でもすごく静かなぱしゃぱしゃで、まるで誰か泳いでいるみたいな音だったんだ。せっせと文章を打ち込んでみたがしっくりこなかった。だって音の正体はわからない。それがどうしたって話にしかならない。送るかどうか迷って結局消した。代わりに「夜だけどからすがすごい鳴いてる」とますますどうでもいい話を送ってしまい、送った瞬間後悔した。どうでもいい話以上に、今からすはもう静かになっていて、辺りを騒がせているのは虫だから。べつにうそをついてしまったわけではないけど正確ではないことを言ってしまった。既読になったかどうか見たくもないがこういうときに限って秒だ。すぐにムムくんから「からすって夜も鳴く気がする……」と返ってきて、ほんとに恥ずかしくなった。  さるすべりの枝が街灯に照らされて、ピンクのフリルみたいな花びらが明かりに透けていた。濃いピンク。夏っぽいなと思ったけどもう九月だ。おれは花を見上げ、花を見上げるおれを台形が見上げていた。丸い目玉がつやつやしている。抱っこ用のバッグに入れてやるととすっかりすました顔だ。台形の体とおれの胸がぴったりくっついて、こいつのために今日もがんばろうと思う。やけに殊勝なことを考える。だからおれにとっては夜が朝だった。  やがてムムくんから「あっちがうかも、からすは明け方かも」とLINEが届き、「今度おれも台形の散歩行きたい!」「仕事がんばってね」と来たのでちょっとほっとした。台形の写真を送った。散歩中の写真。おととい撮った写真だから今日の台形ではない。でも今送ったら、今撮ったみたいに見えるのかな。何も言わなければわかんないのかな。  ムムくんからは「カワイイ」というスタンプが二つ飛んできた。きっと大事なことは二回言う。あるいは単に指先のしくじりでダブってしまった。おれにはそれがどっちなのか判別できない。想像することしかできない。じゃあ、言ったことだけ聞いてほしい、言ってないことは聞こえ���ないはずだというのは、けっこう難しいのかもしれない。やっぱりおれはとんちんかんだ。うまいことが言えない。でも言いたいことはある気がする。意見を述べたいというよりは、おれに声を出させてほしい。長い話をしてみたい。すごくしたいってほどではないけど、しゃべりたい。誰にも聞いてもらえないから勝手にしゃべる。吠える。おれは遠吠えをする。
「イサド住み」
価格・ページ数未定。2022年11月20日文学フリマ東京新刊予定。
文学フリマwebカタログ
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冒頭8000字くらいを載せてみました。だいたいこういう感じの語りで、トランス男性が主人公のボーイズラブです。軽貨物ドライバーをやっている主人公と、アプリで出会った年下の男の子・ムムくん。そしてムムくんがベタ惚れしている既婚男性・優人さん。三角関係のお話です。
イサドというのは宮沢賢治の「やまなし」に出てくる言葉で、「もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。」のイサドです。この蟹のお父さんの言うイサドが何なのか、読者のわたしたちにはわかんないですが、この蟹たちにはわかっている……というような話を書いているつもり。
そうなの、なんとまだ書いているんですが…というかごちゃごちゃいじっているのですが、精一杯やっておりますのでどうか見守っていてください〜。文フリ東京のあとは、BASEでの通販、渋谷○○書店での販売を予定しています。イベント参加は1月の文学フリマ京都、4月のJ.Gardenを予定しています。よろしくお願いします…!
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